JP2000039664A - レンズ付フィルムユニット - Google Patents

レンズ付フィルムユニット

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JP2000039664A
JP2000039664A JP11205968A JP20596899A JP2000039664A JP 2000039664 A JP2000039664 A JP 2000039664A JP 11205968 A JP11205968 A JP 11205968A JP 20596899 A JP20596899 A JP 20596899A JP 2000039664 A JP2000039664 A JP 2000039664A
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Yosuke Sadahiro
洋介 貞弘
Masaru Iwagaki
賢 岩垣
Zenichi Sakai
善一 境
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デート写込装置をカメラ1台当たりのコスト
の負担とならないように組込むことを目的とする。 【構成】 液晶パネル101とその制御ユニット102を一体
とするデート写込装置100を、リユース可能のカメラの
カメラ本体10の前面側に支持して画面枠16の隅部に前記
の液晶パネル101を位置させ、画面の露光により日付を
写し込めるようにすると共に、前記制御ユニット102の
回路をカメラの裏蓋30を経由させることによって、フィ
ルムの入れ替えの都度行なわれる裏蓋30の着脱により液
晶パネル101の日付が0に戻されるよう構成したことを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、予め装填した未露光フ
ィルムに対し直ちに写真撮影を行なうことの出来るいわ
ゆる「撮りっきりカメラ」に関し、特に使用後再び未露
光フィルムを装填して再度使用することの出来るレンズ
付フィルムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】旅行先等において気軽に購入して使用出
来る「撮りっきりカメラ」は、その簡便さと低価格であ
ることからその普及はめざましく、従来の35mmフィルム
を使用するコンパクト型カメラを代用するものとして広
く利用されるようになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら「撮りっ
きりカメラ」は低価格であるがために多くのコンパクト
型カメラが備えるデート写込装置を組込むことが出来
ず、それが大きなハンディとなっている。
【0004】一方「撮りっきりカメラ」自体は、最近資
源を活用する目的から使用済のユニットに新たに未露光
フィルムを装填して再度ユーザに提供するいわゆるリユ
ースカメラ化する方向でその構造や組立方法等の検討が
行なわれている。
【0005】本発明者はこの点に着目して、リユースを
可能としたカメラにデート写込装置を内蔵し、該写込装
置を反復使用可能とすることによって低価格なレンズ付
フィルムユニットを提供することを目的としたものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、予め装填し
た未露光フィルムに対し、内蔵する露光およびフィルム
給送手段により写真撮影を可能とするレンズ付フィルム
ユニットにおいて、前記ユニットの画面枠にデート写込
装置を設定したことを特徴とするレンズ付フィルムユニ
ットによって達成される。
【0007】
【実施例】図1は本発明のレンズ付フィルムユニット
(以後本カメラともいう)すなわちフィルム一体型カメ
ラの外観を示したもので、該カメラは予め35mmフィルム
(J135)を装填して販売され、撮影終了後には巻戻し
をすることなくフィルムをカメラに収めたままの状態で
メーカーサイドに送られフィルムの現像とプリントが行
われる。
【0008】本カメラに使用される未露光のフィルムは
パトローネに入った状態で装填され、カメラが光密の状
態にされた後、フィルム巻取室側の巻取軸を駆動してパ
トローネ内のフィルムを全てフィルム巻取室に巻取る。
使用者は撮影の都度巻上げを行うことによってパトロー
ネ内に撮影済みのフィルムを巻込むようになっている。
従ってメーカーサイドにおいては撮影済のフィルムを明
室においてパトローネのままカメラから取出すことが出
来る。
【0009】また、撮影済フィルムの取出しは裏蓋の一
部を折曲げることにより容易に可能であり、従って裏蓋
を交換すれば新たに未露光フィルムを装填して再使用す
なわちリユースカメラとして使用することも出来る。
【0010】前記カメラに装填されるパトローネは、一
般に使用されるパトローネ(JISK7528)とは異なる
外径がφ20.6mmのパトローネが用いられる。
【0011】その結果、撮影レンズを有した鏡胴部を除
いてカメラの厚さを24mm前後に抑えることが可能とな
り、超薄型のコンパクトカメラを実現している。
【0012】本カメラはその外面の一部に、商品名や簡
単な使用方法等を表示した厚紙製のカートンを装着して
提供される。
【0013】図2は前記カメラの構成を示す展開図であ
る。
【0014】10,20および30はそれぞれ前記カメラの主
要構成部材であるカメラ本体、前カバーおよび裏蓋であ
り、また40は内蔵されるストロボユニットさらに50,60
および70はそれぞれフィルム巻上、セクタチャージおよ
びフィルムカウンタの各機構である。
【0015】前記カメラ本体10は単体時においてフィル
ム巻上機構50ならびにセクタチャージ機構60、フィルム
カウンタ機構70を構成する各部材が装着され、さらにセ
クタを収めるシャッタケース11が取付けられる。
【0016】前記シャッタケース11は両側部に突設した
爪11Aをカメラ本体10前面の係止部10Aに係合して固定
され、セクタを前記のセクタチャージ機構60に連係させ
る。
【0017】さらに前記シャッタケース11の前面には焦
点距離f=30mmの単玉レンズで絞りはF9.5である撮影
用レンズ12が落し込まれ、ガイドピン11Bに係合する摺
割13Aを備えたレンズ押え13によってカバーされる。
【0018】前記のカメラ本体10とシャッタケース11
は、前述の前カバー20、裏蓋30を含めて何れも若干の弾
性を備える黒色艶消のプラスチック材によって形成され
ている。
【0019】一方前記ストロボユニット40は、カメラ本
体10前面のガイドピン10Bと10Cにそれぞれ係合する基
板上の穴40Aと40Bを基準として装着支持される。
【0020】前記ストロボユニット40は一体とする上下
の電池切片41をカメラ本体10上下のスリット穴10Dを挿
通してカメラ本体10の背面の電池室に突出させてストロ
ボ充電電源としての単3電池Eを挟持する。
【0021】また一体とするコンデンサCは前記シャッ
タケース11下部に形成したコンデンサ室に格納される。
【0022】前記のレンズ押え13とストロボユニット40
のカメラ本体10への固定一体化は、前記前カバー20のカ
メラ本体10への装着によって完成される。
【0023】前記前カバー20はカメラ本体10への装着に
先立って予めその前面にファインダの対物レンズ21を落
し込み、化粧カバー22の係合によって固定している。前
記化粧カバー22は背面にガイドピン22Aと4本の爪22B
を突設していて、それぞれ前カバー20前面の穴20Aと4
個所の係止部20Bに係合して取付けられる。
【0024】前記前カバー20はさらに背面にファインダ
の接眼レンズ23を係合して取付けた上でカメラ本体10の
前面に装着される。
【0025】前記前カバー20は背面に穴20Cと爪20Dと
さらに3個所の係止部20Eを備えていて、それぞれをカ
メラ本体10前面のガイドピン10Eと爪10Fおよび側面の
係止部10Gに係合して取付けられる。
【0026】前記前カバー20のカメラ本体10への係合装
着により、前記のレンズ押え13ならびにストロボユニッ
ト40がカメラ本体10に対して固定される。
【0027】前カバー20を装着した前記カメラ本体10
は、その背面に形成したパトローネ室15Aとスクロール
室(フィルム巻取室)15BにそれぞれパトローネP1と
未露光フィルムFの先端を係止されたスプールS2が装
填される。
【0028】前記フィルムFの他端はパトローネP1内
のスプールS1に係止されており、フィルム装填後パト
ローネ内のフィルムを一旦スプールS2によって巻上げ
ても上記他端はスプールS1に係止されているのでパト
ローネP1内に撮影完了毎に巻込みが出来る。
【0029】フィルムFを装填した前記カメラ本体10の
背面には裏蓋30が装着されて前記フィルムFの遮光とピ
ント面位置への規制が保たれる。
【0030】前記裏蓋30はその前面に爪30Aと30B、側
面に係止用の穴30Cと30Dを備えていて、カメラ本体10
への装着に当り、爪30Aと30Bがカメラ本体10の係止部
10Hと10Jに、一方穴30Cと30Dがカメラ本体10の爪10
Kと10Lに係合して固定される。
【0031】裏蓋30の装着後所定のフィルム巻上操作が
行われて撮影可能の画面がセットされ、図1に示したカ
ートンを装着して完成される。
【0032】次に前記のフィルム巻上機構50、セクタチ
ャージ機構60、フィルムカウンタ機構70の各細部につい
て説明する。
【0033】図3および図4は前記の各機構部をカメラ
の背面側より見た角度で示したものである。
【0034】前記カメラ本体10には、露光部である画面
枠16を挟んで両側の同一平面内に、フィルム巻取用およ
びフィルム装填用の2つの収納室としてパトローネ室15
Aおよびスクロール室15Bが設けられていて、図4に示
す収納容器であるパトローネPに巻き込まれたJ135フ
ィルムFが装填されるようになっている。
【0035】本実施例の本カメラに使用されるフィルム
Fは、一般のカメラ同様ロールフィルムJ135や若干薄
手の130〜140μmのロールフィルムを、パトローネを収
納容器として予め暗室内等でパトローネP1のスプール
S1にその端部を固定して所定駒数が撮影可能の長さ巻
き込み、パトローネP1のフィルム引き出し口からは一
定の長さフィルムが出た状態となっている。この状態の
フィルムをカメラに装填することになるが装填方法につ
いて次に述べる。
【0036】パトローネP1をパトローネ室15Aに、パ
トローネP1のスプールS1が巻上用フォーク52の二叉
部に係合する様に装填する。一方、スプールS2もスク
ロール室15Bに挿入する。そして、フィルムFのフィル
ムノッチャFNの先端が、下側レール面の下部の指標17
Aに合う迄フィルムFを引き出し、フィルムFの先端を
スプールS2のスリットSLに差し込んでフィルムFの
パーフォレーションPを爪Hに引掛ける。
【0037】次に、裏蓋30を被せて蓋をし光密にする。
そして、この状態の本カメラをフィルム巻取装置に取り
付け、フィルムF全部(但し他端がパトローネP1のス
プールS1から離脱しない範囲で)をスクロール室15B
のスプールS2に巻き取ってフィルムの装填は終ること
になる。すなわち、この様にフィルムFを装填すること
によりフィルムFは撮影毎に順次パトローネP1の中に
巻き込まれることになり、所定枚数の撮影が終了した後
2枚の空送りを行なうと、フィルムFの先端部はパトロ
ーネ内に巻き込まれることなく必要長さを残して撮影済
みフィルムはパトローネP1の中に巻き込まれることに
なる。従って、このパトローネは明室において本カメラ
から取り出すことが出来る。
【0038】次に、本体部の機構を説明する。
【0039】前記カメラ本体10には撮影用レンズ12を始
めとするフィルム巻上機構50、セクタチャージ機構60、
それにフィルムカウンタ機構70の主要機構が組み込まれ
ている。
【0040】まず、フィルム巻上機構、セクタチャージ
機構の説明を行う。
【0041】51はフィルム巻上ノブで、前述の様に装填
されたフィルムFはフィルム巻上ノブ51を反時計方向に
回すことによって巻き上げられる。フィルムFのパーフ
ォレーションPと噛み合っている8枚歯のスプロケット
歯車54と同軸の、下部に扇形カム部55Bを有するカム55
は、フィルムの巻上げによって反時計方向に丁度1回転
する様になっている。
【0042】すなわち、フィルムはスプロケット歯車の
歯数である8ヶのパーフォレーションの長さを1駒とし
て巻き上げられ、駒サイズはいわゆるフルサイズの駒サ
イズで24×36mmである。
【0043】カム55の反時計方向の回転により、前述の
様に当然のことながら扇形カム部55Bも反時計方向に
回転し、その過程で扇形カム部55Bによりチャージレバ
ー61を、チャージレバー軸63を回転軸として反時計方向
に付勢するチャージレバーバネ64のばね力に抗して時計
方向に回転し、チャージレバー61に設けられた三角形状
のケトバシ61Cにより、セクタレバー65の立上り部65B
を押圧し、やがて立上り部65Bを乗り越えて図示の状態
の様にセクタチャージ機構をチャージする。
【0044】セクタレバー65のピン65Cとカメラ本体10
に設けたピン18Cの間にはセクタバネ67が張設してあ
り、セクタバネ67による引張力により、セクタレバー65
の長穴を摺動回動自在に案内するカメラ本体10に設けた
ピン18Bに前記長穴の左端を当接し、且つセクタレバー
65に設けられた腕板65Dをカメラ本体10に設けたピン18
Eに当接する様になっている。またカメラ本体10に設け
たセクタピン18Dにより軸支されたセクタ66を作動する
セクタ駆動ピン65Aがセクタ66の二叉部に挿入されてい
る。
【0045】後述する様に、撮影終了後のカムストッパ
62の突出部62Dは、カム55の溝部55Aより抜けており、
巻上ストッパ57の腕部57Aは、図示の状態から変化して
チャージレバー61の腕部61A及びカムストッパ62の腕部
62Aの各エッジより外れ、時計方向に付勢する巻上スト
ッパバネ58のばね力により前記腕部61Aの端面に当接し
ている。そして、フィルム巻上げによりカム55が前述の
様に丁度1回転してカム55の溝部55Aが最初の位置に戻
ると、チャージレバーバネ64の先端水平部によるカムス
トッパ62を時計方向に付勢するばね力によりカムストッ
パ62の突出部62Dは前記溝部55Aに飛び込むことにな
る。そして、この飛び込み作動により、この時点ではカ
ムストッパ62の腕部62Aの端面に係止されていた巻上ス
トッパ57の腕部57Aの係止が外れる。
【0046】フィルム巻上ノブ51の外周円筒面はラチェ
ット歯車となっており、前記係止の外れにより巻上スト
ッパ57の先端のV形突起部が、巻上ストッパバネ58の前
記ばね力により前記ラチェット歯車51Aの歯溝にとび込
み、フィルム巻上ノブ51の反時計方向の巻上げ回転を阻
止することになる。すなわち、フィルムの巻き上げ完了
によりフィルム巻上ノブ51はそれ以上の巻上回転を阻止
されることになる。
【0047】また、カメラ本体10には樹脂材の弾性を利
用した逆転防止爪53の先端が前記ラチェット歯車51Aに
圧接されており、フィルム巻上ノブ51の巻上反対方向の
回転は阻止する様になっている。
【0048】前カバー20のレリーズ釦25を押すことによ
りレリーズ釦25の裏面に植設されたレリーズ釦ピン25A
の先端は矢印A方向に作動する。すなわち、前カバー20
をカメラ本体10に取り付けた時は、図において巻上ノブ
51上に記した矢印A方向のレリーズ釦ピン25Aの先端の
作動により巻上ストッパ57は巻上ストッパバネ58の前記
ばね力に抗して反時計方向に回転する。そして、巻上ス
トッパ57の腕部57Aの端面よりチャージレバー61の腕部
61Aのエッジが外れてチャージレバー61が、従ってカム
ストッパ62がチャージレバーバネ64のばね力により反時
計方向に回転する。
【0049】そして、チャージレバー61の反時計方向の
回転により、チャージレバー61の前記ケトバシ61Cは、
セクタレバー65の立上り部65Bをたたき、そして立上り
部65Bから外れる。従ってセクタレバー65はセクタレバ
ーの長溝中のピン18Bを中心に、セクタバネ67の引張力
に抗して時計方向に回転し、そしてセクタバネ67の引張
力により元に戻る。従って、セクタ駆動ピン65Aはセク
タ66をセクタピン18Dを中心に回転してフィルムに露光
を与えた後閉じることになる。
【0050】一方、カムストッパ62も前記の様にチャー
ジレバー61と一緒に反時計方向に回転し、カムストッパ
62の突出部62Dはカム55の溝部55Aより抜けることにな
る。そこでレリーズ釦の押圧を止めても、巻上ストッパ
57の腕部57Aは巻上ストッパバネ58のばね力により時計
方向に付勢されているが、チャージレバー61の腕部61A
の端面に阻止されて停止し、巻上ストッパ57の先端のV
形突起部は巻上ノブ51のラチェット歯車51Aを係止しな
い。従って次のフィルム巻上げが可能となる。
【0051】次に、フィルムカウンタ機構について説明
する。
【0052】72は前述の様に、スプロケット歯車54と一
体的に回転するカム55に植設されたカム軸56の上方先端
に設けられたV溝56Aと噛み合い、フィルムが1駒巻き
上げられカム軸56が1回転する毎に1歯ずつ時計方向に
回転する指数盤歯車である。
【0053】指数盤歯車72の上面には指数盤71が一体成
形品として印刷されていて、フィルムの撮影可能残数を
前カバー20の上面のフィルムカウンタ窓26より表示する
様になっている。
【0054】指数盤歯車72の下面には突出部72Aが設け
られ、所定駒数の撮影が終了後の次のフィルム巻き上げ
により、前記突出部72Aはチャージレバー61の突出部61
Eとカムストッパ62の別の突出部62Eの間に割って入り
込む様になっている。そして、突出部72Aが両突出部61
E、62Eの間に入り込むことにより、フィルムが1駒分
巻き上げられ、カム55が1回転してセクタのチャージが
終了しても前記両突出部61E、62Eが指数盤歯車72の突
出部72Aに動きを阻止されて、チャージレバー61は作動
出来ないしカムストッパ62の突出部62Dもカム55の溝部
55Aには飛び込めないことになる。そして、カムストッ
パ62の腕部62Aの端面に巻上ストッパバネ58の前記ばね
力により巻上ストッパ57の腕部57Aが当接し、巻上スト
ッパ57の先端のV形突起部はラチェット歯車51Aを係止
しないし、またチャージレバー61を作動してセクタを開
閉してフィルムに露光を与えることも出来ない。
【0055】この様にして、2駒のフィルムの空巻き上
げが行なわれると、指数盤歯車72は2歯分回転するが、
この回転により指数盤歯車72の突出部72Aは、前記突出
部61Eをいぜん押さえてチャージレバー61の動きは阻止
するが、カムストッパ62の突出部62Eからは外れる様に
なっている。従って前記突出部62Dはカム55の溝部55A
に飛びこみ、巻上ストッパ57の係止が外れ巻上ストッパ
57による巻上ノブ51の係止が行なわれ、フィルムの巻上
は出来なくなる。そして前述の様にチャージレバー61の
動きは阻止されているのでフィルムへの露光も出来な
い。この様にしてフィルムの先端がパトローネの中に巻
き込まれてしまうことは防止される。
【0056】図5に示す第1の実施例は本カメラに組込
まれるデート写込装置100の取付構造をカメラ本体10お
よび裏蓋30の一部を破断して示したものである。
【0057】前記デート写込装置100は日付を表示する
液晶パネル101と日付を切換える制御系とその電源を収
容した制御ユニット102とを一体化したものから成って
いて、液晶パネル101を画像枠16上部の左側隅部のフィ
ルム面の直前に位置させた状態でカメラ本体10の前面側
に支持される。
【0058】前記制御ユニット102は、そのターミナル1
03に裏蓋30の支持するリード線104をカメラ本体10を挿
通して接続することにより制御系の回路が形成される。
【0059】前記液晶パネル101に表示される日付は、
露光の際の前記撮影用レンズ12の一部の光束によりフィ
ルムF上に投影されて、図7(a)に示す如く、画面20
0下方の右側隅部に黒地に白抜きの文字201として表示さ
れる。液晶パネル101の前面に光源を設けてシャッタ作
動とあわせて点灯し写込みを行うことも勿論可能であっ
て、確実なデート写込みがなされる。
【0060】また前記制御ユニット102は、メーカーサ
イドにおいて撮影済のフィルムを取出すべく裏蓋30を取
外すと、前記のリード線104が外れることにより自動的
に制御系の回路が絶たれて日付が非制御状態に戻るの
で、新たに未露光フィルムを装填して再度の提供に当た
りピン状のセット手段を用い、セット釦105を操作して
容易に所要の日付を設定してスタートさせることができ
る。なお上記のセット釦105はカメラが撮影可能の状態
にあっても操作できる位置に位置していることが望まし
い。
【0061】さらに図6は第2の実施例を示したもの
で、カメラ本体10の背面側に支持可能のデート写込装置
100Aを設けたもので、この場合フィルム背面に近接し
て位置した液晶パネル101Aに表示される日付は制御ユ
ニット102Aの内蔵するリチューム電池等によって点灯
する豆ランプ等の光源の発光によってフィルムFのベー
ス面側から投影される。
【0062】従って前記制御ユニット102Aは、日付を
切換える制御系とその電源の他さらに前記の光源を内蔵
していて、前記のストロボユニット40のトリガースイッ
チの作動に連動して発光されて、その光束により図7
(b)に示す如く画面200A下方の右隅部に日付のみを
白抜きの文字201Aとして表示することができる。な
お、この実施例においても裏蓋30を取り外すことによっ
て自動的に制御系の回路が絶たれるよう構成しているこ
とは第1の実施例と同じである。
【0063】また図6に示した実施例の変形例として図
示しないが、デート写込装置を裏蓋30に固定一体化した
ものも良い。裏蓋交換時にデート写込装置も調整してカ
メラに組み込める。
【0064】電源は裏蓋部に有していても良いし、本体
側のストロボ電源を利用できるように、裏蓋のセットに
よって裏蓋の一部に形成された(デート写込装置上でも
可)集電子を本体の電極に接触させるようにしてもよ
い。
【0065】図5、図6に示されたピン状のセット手段
も、このようなピン形状でなく板状であっても、導電性
ゴムであっても、目的を達成するよう構成できる。電源
は、好ましくは本体側の電源を、裏蓋のセットで供給を
受け得る状態にしておきシャッタのONの連動して写込
装置が作動するようにすれば良い。トランジスタ等の電
子回路で切り換えできるようにしても機械的に行っても
よい。
【0066】
【発明の効果】本発明により、内蔵するデート写込装置
をカメラのリユースのサイクルに合せて反復して使用す
ることが可能となり、その結果極めて僅かなコストの増
加によってデート写込みの機能を備える実用的なレンズ
付フィルムユニットが提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付フィルムユニットの外観斜視
図である。
【図2】前記ユニットの構成を示す展開斜視図である。
【図3】前記ユニットのフィルム巻上機構等を示す展開
斜視図である。
【図4】前記ユニットに装填されるフィルムの説明図で
ある。
【図5】デート写込装置の組込み状況(その一)を示す
要部図である。
【図6】デート写込装置の組込み状況(その二)を示す
要部図である。
【図7】画面に記録される日付の説明図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 16 画面枠 30 裏蓋 F フィルム 100,100A デート写込装置 101,101A 液晶パネル 102,102A 制御ユニット 103,103A ターミナル 104,104A リード線 105,105A セット釦
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年7月22日(1999.7.2
2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、メーカーに
て予め未露光フィルムが装填されて出荷され、使用者が
撮影したフィルムを現像するためにラボに送られるレン
ズ付フィルムユニットにおいて、各種の部材が装着され
たカメラ本体の画面枠の近傍に、フィルムの画面内に日
付写しこみ部が位置するようにデート写込装置が装着さ
れ、前記ラボにて撮影済みのフィルムが取り出された後
に、前記メーカーにて少なくとも前記デート写込装置が
挿着されたカメラ本体に、再度未露光フィルムの装填及
び新規の裏蓋の取り付けが行われることを特徴とするレ
ンズ付フィルムユニットによって達成される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【実施例】図1は本考案のレンズ付きフィルムユニット
(以後本カメラともいう)すなわちフィルム一体型カメ
ラの外観を示したもので、該カメラは予め35mmフィルム
(J135)を装填して販売され、撮影終了後には巻戻し
をすることなくフィルムをカメラに収めたままの状態で
ラボに送られフィルムの現像とプリントが行われる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】本カメラに使用される未露光のフィルムは
パトローネに入った状態で装填され、カメラが光密の状
態にされた後、フィルム巻取室側の巻取軸を駆動して、
パトローネ内のフィルムを全てフィルム巻取室に巻取
る。使用者は撮影の都度巻上げを行うことによってパト
ローネ内に撮影済みのフィルムを巻込むようになってい
る。従ってラボにおいては撮影済のフィルムを明室にお
いてはパトローネのままカメラから取出すことが出来
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また、撮影済みフィルムの取出しは裏蓋を
取り外すか、又は裏蓋の一部を折曲げることにより容易
に可能であり、従って裏蓋を交換すれば新たに未露光フ
ィルムを装填して再使用すなわちリユースカメラとして
使用することもできる。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】 裏蓋30に設けたリード線104の両端を図
示せぬカメラ本体10の穴を介して制御ユニット102の2つ
のターミナル103にそれぞれ接続する。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】また前記制御ユニット102は、メーカーサ
イドにおいて裏蓋30を取外すと、前記リード線104の両
端と二つのターミナル103の接続が断たれることにより
前記制御ユニット102は自動的に制御系の回路が絶たれ
て日付が非制御状態、即ち初期状態に戻る。従って、メ
ーカーにて回収したレンズ付フィルムユニットに新たな
未露光フィルムを装填すると共に新たな裏蓋を装着して
リユースするに当たり、専用の自動機を用いてピン状の
セット手段によりセット釦105を操作して所要の日付に
設定することになる。なお、上記のセット釦105はカメ
ラが撮影可能の状態にあっても操作できる位置に位置し
ていることが望ましい。このように回収した全てのデー
ト写込装置100に対して日付を初期状態に戻す理由は、
日付が狂ったデート写込装置100もときには回収される
ので、一旦同じ日付の初期状態に復帰させた後、当日の
日付に再設定した方が自動機の適用が容易であるからで
ある。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】 なお、外径が小さいパトローネを使用し
たレンズ付フィルムユニットを例として説明したが、一
般に使用されるパトローネ(JISK7528)を用い
てもよいことは言うまでもない。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0064
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0066
【補正方法】変更
【補正内容】
【0066】
【考案の効果】本考案によれば、内蔵するデート写込装
置をカメラ本体に装着したので裏蓋交換してもデート写
込装置を取り外す必要がなく、レンズ付フィルムユニッ
トのリユースのサイクルに合せてデート写込装置を反復
して使用することが可能となり、その結果極めて僅かな
コストの増加によってデート写込みの機能を備える実用
的なレンズ付フィルムユニットが提供されることとなっ
た。また、デート写込装置は裏蓋を取り外すことにより
日付が初期状態に戻り、当日の日付に設定するのを全て
同一作業で行うことができる。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 境 善一 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め装填した未露光フィルムに対し、内
    蔵する露光およびフィルム給送手段により写真撮影を可
    能とするレンズ付フィルムユニットにおいて、前記ユニ
    ットの画面枠にデート写込装置を設定したことを特徴と
    するレンズ付フィルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記デート写込装置の回路の一部は前記
    ユニットの裏蓋に支持させたことを特徴とする請求項1
    のレンズ付フィルムユニット。
  3. 【請求項3】 裏蓋のセットで、写込装置が作動可能状
    態になることを特徴とする請求項1のレンズ付フィルム
    ユニット。
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