JPH0583760U - レンズ付フィルムユニット - Google Patents

レンズ付フィルムユニット

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JPH0583760U
JPH0583760U JP2376692U JP2376692U JPH0583760U JP H0583760 U JPH0583760 U JP H0583760U JP 2376692 U JP2376692 U JP 2376692U JP 2376692 U JP2376692 U JP 2376692U JP H0583760 U JPH0583760 U JP H0583760U
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JP
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film
camera
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JP2376692U
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English (en)
Inventor
和夫 藤堂
洋介 貞弘
賢 岩垣
善一 境
Original Assignee
コニカ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 デート写込装置をカメラ1台当たりのコスト
の負担とならないように組込むことを目的とする。 【構成】 液晶パネル101とその制御ユニット102を一体
とするデート写込装置100を、リユース可能のカメラの
カメラ本体10の前面側に支持して画面枠16の隅部に前記
の液晶パネル101を位置させ、画面の露光により日付を
写し込めるようにすると共に、前記制御ユニット102の
回路をカメラの裏蓋30を経由させることによって、フィ
ルムの入れ替えの都度行なわれる裏蓋30の着脱により液
晶パネル101の日付が0に戻されるよう構成したことを
特徴としている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、予め装填した未露光フィルムに対し直ちに写真撮影を行なうことの 出来るいわゆる「撮りっきりカメラ」に関し、特に使用後再び未露光フィルムを 装填して再度使用することの出来るレンズ付フィルムユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
旅行先等において気軽に購入して使用出来る「撮りっきりカメラ」は、その簡 便さと低価格であることからその普及はめざましく、従来の35mmフィルムを使用 するコンパクト型カメラを代用するものとして広く利用されるようになった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら「撮りっきりカメラ」は低価格であるがために多くのコンパクト 型カメラが備えるデート写込装置を組込むことが出来ず、それが大きなハンディ となっている。
【0004】 一方「撮りっきりカメラ」自体は、最近資源を活用する目的から使用済のユニ ットに新たに未露光フィルムを装填して再度ユーザに提供するいわゆるリユース カメラ化する方向でその構造や組立方法等の検討が行なわれている。
【0005】 本考案者はこの点に着目して、リユースを可能としたカメラにデート写込装置 を内蔵し、該写込装置を反復使用可能とすることによって低価格なレンズ付フィ ルムユニットを提供することを目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、予め装填した未露光フィルムに対し、内蔵する露光およびフィル ム給送手段により写真撮影を可能とするレンズ付フィルムユニットにおいて、前 記ユニットの画面枠にデート写込装置を設定したことを特徴とするレンズ付フィ ルムユニットによって達成される。
【0007】
【実施例】
図1は本考案のレンズ付フィルムユニット(以後本カメラともいう)すなわち フィルム一体型カメラの外観を示したもので、該カメラは予め35mmフィルム(J 135)を装填して販売され、撮影終了後には巻戻しをすることなくフィルムをカ メラに収めたままの状態でメーカーサイドに送られフィルムの現像とプリントが 行われる。
【0008】 本カメラに使用される未露光のフィルムはパトローネに入った状態で装填され 、カメラが光密の状態にされた後、フィルム巻取室側の巻取軸を駆動してパトロ ーネ内のフィルムを全てフィルム巻取室に巻取る。使用者は撮影の都度巻上げを 行うことによってパトローネ内に撮影済みのフィルムを巻込むようになっている 。従ってメーカーサイドにおいては撮影済のフィルムを明室においてパトローネ のままカメラから取出すことが出来る。
【0009】 また、撮影済フィルムの取出しは裏蓋の一部を折曲げることにより容易に可能 であり、従って裏蓋を交換すれば新たに未露光フィルムを装填して再使用すなわ ちリユースカメラとして使用することも出来る。
【0010】 前記カメラに装填されるパトローネは、一般に使用されるパトローネ(JIS K7528)とは異なる外径がφ20.6mmのパトローネが用いられる。
【0011】 その結果、撮影レンズを有した鏡胴部を除いてカメラの厚さを24mm前後に抑え ることが可能となり、超薄型のコンパクトカメラを実現している。
【0012】 本カメラはその外面の一部に、商品名や簡単な使用方法等を表示した厚紙製の カートンを装着して提供される。
【0013】 図2は前記カメラの構成を示す展開図である。
【0014】 10,20および30はそれぞれ前記カメラの主要構成部材であるカメラ本体、前カ バーおよび裏蓋であり、また40は内蔵されるストロボユニットさらに50,60およ び70はそれぞれフィルム巻上、セクタチャージおよびフィルムカウンタの各機構 である。
【0015】 前記カメラ本体10は単体時においてフィルム巻上機構50ならびにセクタチャー ジ機構60、フィルムカウンタ機構70を構成する各部材が装着され、さらにセクタ を収めるシャッタケース11が取付けられる。
【0016】 前記シャッタケース11は両側部に突設した爪11Aをカメラ本体10前面の係止部 10Aに係合して固定され、セクタを前記のセクタチャージ機構60に連係させる。
【0017】 さらに前記シャッタケース11の前面には焦点距離f=30mmの単玉レンズで絞り はF9.5である撮影用レンズ12が落し込まれ、ガイドピン11Bに係合する摺割13 Aを備えたレンズ押え13によってカバーされる。
【0018】 前記のカメラ本体10とシャッタケース11は、前述の前カバー20、裏蓋30を含め て何れも若干の弾性を備える黒色艶消のプラスチック材によって形成されている 。
【0019】 一方前記ストロボユニット40は、カメラ本体10前面のガイドピン10Bと10Cに それぞれ係合する基板上の穴40Aと40Bを基準として装着支持される。
【0020】 前記ストロボユニット40は一体とする上下の電池切片41をカメラ本体10上下の スリット穴10Dを挿通してカメラ本体10の背面の電池室に突出させてストロボ充 電電源としての単3電池Eを挟持する。
【0021】 また一体とするコンデンサCは前記シャッタケース11下部に形成したコンデン サ室に格納される。
【0022】 前記のレンズ押え13とストロボユニット40のカメラ本体10への固定一体化は、 前記前カバー20のカメラ本体10への装着によって完成される。
【0023】 前記前カバー20はカメラ本体10への装着に先立って予めその前面にファインダ の対物レンズ21を落し込み、化粧カバー22の係合によって固定している。前記化 粧カバー22は背面にガイドピン22Aと4本の爪22Bを突設していて、それぞれ前 カバー20前面の穴20Aと4個所の係止部20Bに係合して取付けられる。
【0024】 前記前カバー20はさらに背面にファインダの接眼レンズ23を係合して取付けた 上でカメラ本体10の前面に装着される。
【0025】 前記前カバー20は背面に穴20Cと爪20Dとさらに3個所の係止部20Eを備えて いて、それぞれをカメラ本体10前面のガイドピン10Eと爪10Fおよび側面の係止 部10Gに係合して取付けられる。
【0026】 前記前カバー20のカメラ本体10への係合装着により、前記のレンズ押え13なら びにストロボユニット40がカメラ本体10に対して固定される。
【0027】 前カバー20を装着した前記カメラ本体10は、その背面に形成したパトローネ室 15Aとスクロール室(フィルム巻取室)15BにそれぞれパトローネP1と未露光 フィルムFの先端を係止されたスプールS2が装填される。
【0028】 前記フィルムFの他端はパトローネP1内のスプールS1に係止されており、 フィルム装填後パトローネ内のフィルムを一旦スプールS2によって巻上げても 上記他端はスプールS1に係止されているのでパトローネP1内に撮影完了毎に 巻込みが出来る。
【0029】 フィルムFを装填した前記カメラ本体10の背面には裏蓋30が装着されて前記フ ィルムFの遮光とピント面位置への規制が保たれる。
【0030】 前記裏蓋30はその前面に爪30Aと30B、側面に係止用の穴30Cと30Dを備えて いて、カメラ本体10への装着に当り、爪30Aと30Bがカメラ本体10の係止部10H と10Jに、一方穴30Cと30Dがカメラ本体10の爪10Kと10Lに係合して固定され る。
【0031】 裏蓋30の装着後所定のフィルム巻上操作が行われて撮影可能の画面がセットさ れ、図1に示したカートンを装着して完成される。
【0032】 次に前記のフィルム巻上機構50、セクタチャージ機構60、フィルムカウンタ機 構70の各細部について説明する。
【0033】 図3および図4は前記の各機構部をカメラの背面側より見た角度で示したもの である。
【0034】 前記カメラ本体10には、露光部である画面枠16を挟んで両側の同一平面内に、 フィルム巻取用およびフィルム装填用の2つの収納室としてパトローネ室15Aお よびスクロール室15Bが設けられていて、図4に示す収納容器であるパトローネ Pに巻き込まれたJ135フィルムFが装填されるようになっている。
【0035】 本実施例の本カメラに使用されるフィルムFは、一般のカメラ同様ロールフィ ルムJ135や若干薄手の130〜140μmのロールフィルムを、パトローネを収納容 器として予め暗室内等でパトローネP1のスプールS1にその端部を固定して所 定駒数が撮影可能の長さ巻き込み、パトローネP1のフィルム引き出し口からは 一定の長さフィルムが出た状態となっている。この状態のフィルムをカメラに装 填することになるが装填方法について次に述べる。
【0036】 パトローネP1をパトローネ室15Aに、パトローネP1のスプールS1が巻上 用フォーク52の二叉部に係合する様に装填する。一方、スプールS2もスクロー ル室15Bに挿入する。そして、フィルムFのフィルムノッチャFNの先端が、下 側レール面の下部の指標17Aに合う迄フィルムFを引き出し、フィルムFの先端 をスプールS2のスリットSLに差し込んでフィルムFのパーフォレーションP を爪Hに引掛ける。
【0037】 次に、裏蓋30を被せて蓋をし光密にする。そして、この状態の本カメラをフィ ルム巻取装置に取り付け、フィルムF全部(但し他端がパトローネP1のスプー ルS1から離脱しない範囲で)をスクロール室15BのスプールS2に巻き取って フィルムの装填は終ることになる。すなわち、この様にフィルムFを装填するこ とによりフィルムFは撮影毎に順次パトローネP1の中に巻き込まれることにな り、所定枚数の撮影が終了した後2枚の空送りを行なうと、フィルムFの先端部 はパトローネ内に巻き込まれることなく必要長さを残して撮影済みフィルムはパ トローネP1の中に巻き込まれることになる。従って、このパトローネは明室に おいて本カメラから取り出すことが出来る。
【0038】 次に、本体部の機構を説明する。
【0039】 前記カメラ本体10には撮影用レンズ12を始めとするフィルム巻上機構50、セク タチャージ機構60、それにフィルムカウンタ機構70の主要機構が組み込まれてい る。
【0040】 まず、フィルム巻上機構、セクタチャージ機構の説明を行う。
【0041】 51はフィルム巻上ノブで、前述の様に装填されたフィルムFはフィルム巻上ノ ブ51を反時計方向に回すことによって巻き上げられる。フィルムFのパーフォレ ーションPと噛み合っている8枚歯のスプロケット歯車54と同軸の、下部に扇形 カム部55Bを有するカム55は、フィルムの巻上げによって反時計方向に丁度1回 転する様になっている。
【0042】 すなわち、フィルムはスプロケット歯車の歯数である8ヶのパーフォレーショ ンの長さを1駒として巻き上げられ、駒サイズはいわゆるフルサイズの駒サイズ で24×36mmである。
【0043】 カム55の反時計方向の回転により、前述の様に当然のことながら扇形カム部5 5Bも反時計方向に回転し、その過程で扇形カム部55Bによりチャージレバー61 を、チャージレバー軸63を回転軸として反時計方向に付勢するチャージレバーバ ネ64のばね力に抗して時計方向に回転し、チャージレバー61に設けられた三角形 状のケトバシ61Cにより、セクタレバー65の立上り部65Bを押圧し、やがて立上 り部65Bを乗り越えて図示の状態の様にセクタチャージ機構をチャージする。
【0044】 セクタレバー65のピン65Cとカメラ本体10に設けたピン18Cの間にはセクタバ ネ67が張設してあり、セクタバネ67による引張力により、セクタレバー65の長穴 を摺動回動自在に案内するカメラ本体10に設けたピン18Bに前記長穴の左端を当 接し、且つセクタレバー65に設けられた腕板65Dをカメラ本体10に設けたピン18 Eに当接する様になっている。またカメラ本体10に設けたセクタピン18Dにより 軸支されたセクタ66を作動するセクタ駆動ピン65Aがセクタ66の二叉部に挿入さ れている。
【0045】 後述する様に、撮影終了後のカムストッパ62の突出部62Dは、カム55の溝部55 Aより抜けており、巻上ストッパ57の腕部57Aは、図示の状態から変化してチャ ージレバー61の腕部61A及びカムストッパ62の腕部62Aの各エッジより外れ、時 計方向に付勢する巻上ストッパバネ58のばね力により前記腕部61Aの端面に当接 している。そして、フィルム巻上げによりカム55が前述の様に丁度1回転してカ ム55の溝部55Aが最初の位置に戻ると、チャージレバーバネ64の先端水平部によ るカムストッパ62を時計方向に付勢するばね力によりカムストッパ62の突出部62 Dは前記溝部55Aに飛び込むことになる。そして、この飛び込み作動により、こ の時点ではカムストッパ62の腕部62Aの端面に係止されていた巻上ストッパ57の 腕部57Aの係止が外れる。
【0046】 フィルム巻上ノブ51の外周円筒面はラチェット歯車となっており、前記係止の 外れにより巻上ストッパ57の先端のV形突起部が、巻上ストッパバネ58の前記ば ね力により前記ラチェット歯車51Aの歯溝にとび込み、フィルム巻上ノブ51の反 時計方向の巻上げ回転を阻止することになる。すなわち、フィルムの巻き上げ完 了によりフィルム巻上ノブ51はそれ以上の巻上回転を阻止されることになる。
【0047】 また、カメラ本体10には樹脂材の弾性を利用した逆転防止爪53の先端が前記ラ チェット歯車51Aに圧接されており、フィルム巻上ノブ51の巻上反対方向の回転 は阻止する様になっている。
【0048】 前カバー20のレリーズ釦25を押すことによりレリーズ釦25の裏面に植設された レリーズ釦ピン25Aの先端は矢印A方向に作動する。すなわち、前カバー20をカ メラ本体10に取り付けた時は、図において巻上ノブ51上に記した矢印A方向のレ リーズ釦ピン25Aの先端の作動により巻上ストッパ57は巻上ストッパバネ58の前 記ばね力に抗して反時計方向に回転する。そして、巻上ストッパ57の腕部57Aの 端面よりチャージレバー61の腕部61Aのエッジが外れてチャージレバー61が、従 ってカムストッパ62がチャージレバーバネ64のばね力により反時計方向に回転す る。
【0049】 そして、チャージレバー61の反時計方向の回転により、チャージレバー61の前 記ケトバシ61Cは、セクタレバー65の立上り部65Bをたたき、そして立上り部65 Bから外れる。従ってセクタレバー65はセクタレバーの長溝中のピン18Bを中心 に、セクタバネ67の引張力に抗して時計方向に回転し、そしてセクタバネ67の引 張力により元に戻る。従って、セクタ駆動ピン65Aはセクタ66をセクタピン18D を中心に回転してフィルムに露光を与えた後閉じることになる。
【0050】 一方、カムストッパ62も前記の様にチャージレバー61と一緒に反時計方向に回 転し、カムストッパ62の突出部62Dはカム55の溝部55Aより抜けることになる。 そこでレリーズ釦の押圧を止めても、巻上ストッパ57の腕部57Aは巻上ストッパ バネ58のばね力により時計方向に付勢されているが、チャージレバー61の腕部61 Aの端面に阻止されて停止し、巻上ストッパ57の先端のV形突起部は巻上ノブ51 のラチェット歯車51Aを係止しない。従って次のフィルム巻上げが可能となる。
【0051】 次に、フィルムカウンタ機構について説明する。
【0052】 72は前述の様に、スプロケット歯車54と一体的に回転するカム55に植設された カム軸56の上方先端に設けられたV溝56Aと噛み合い、フィルムが1駒巻き上げ られカム軸56が1回転する毎に1歯ずつ時計方向に回転する指数盤歯車である。
【0053】 指数盤歯車72の上面には指数盤71が一体成形品として印刷されていて、フィル ムの撮影可能残数を前カバー20の上面のフィルムカウンタ窓26より表示する様に なっている。
【0054】 指数盤歯車72の下面には突出部72Aが設けられ、所定駒数の撮影が終了後の次 のフィルム巻き上げにより、前記突出部72Aはチャージレバー61の突出部61Eと カムストッパ62の別の突出部62Eの間に割って入り込む様になっている。そして 、突出部72Aが両突出部61E、62Eの間に入り込むことにより、フィルムが1駒 分巻き上げられ、カム55が1回転してセクタのチャージが終了しても前記両突出 部61E、62Eが指数盤歯車72の突出部72Aに動きを阻止されて、チャージレバー 61は作動出来ないしカムストッパ62の突出部62Dもカム55の溝部55Aには飛び込 めないことになる。そして、カムストッパ62の腕部62Aの端面に巻上ストッパバ ネ58の前記ばね力により巻上ストッパ57の腕部57Aが当接し、巻上ストッパ57の 先端のV形突起部はラチェット歯車51Aを係止しないし、またチャージレバー61 を作動してセクタを開閉してフィルムに露光を与えることも出来ない。
【0055】 この様にして、2駒のフィルムの空巻き上げが行なわれると、指数盤歯車72は 2歯分回転するが、この回転により指数盤歯車72の突出部72Aは、前記突出部61 Eをいぜん押さえてチャージレバー61の動きは阻止するが、カムストッパ62の突 出部62Eからは外れる様になっている。従って前記突出部62Dはカム55の溝部55 Aに飛びこみ、巻上ストッパ57の係止が外れ巻上ストッパ57による巻上ノブ51の 係止が行なわれ、フィルムの巻上は出来なくなる。そして前述の様にチャージレ バー61の動きは阻止されているのでフィルムへの露光も出来ない。この様にして フィルムの先端がパトローネの中に巻き込まれてしまうことは防止される。
【0056】 図5に示す第1の実施例は本カメラに組込まれるデート写込装置100の取付構 造をカメラ本体10および裏蓋30の一部を破断して示したものである。
【0057】 前記デート写込装置100は日付を表示する液晶パネル101と日付を切換える制御 系とその電源を収容した制御ユニット102とを一体化したものから成っていて、 液晶パネル101を画像枠16上部の左側隅部のフィルム面の直前に位置させた状態 でカメラ本体10の前面側に支持される。
【0058】 前記制御ユニット102は、そのターミナル103に裏蓋30の支持するリード線104 をカメラ本体10を挿通して接続することにより制御系の回路が形成される。
【0059】 前記液晶パネル101に表示される日付は、露光の際の前記撮影用レンズ12の一 部の光束によりフィルムF上に投影されて、図7(a)に示す如く、画面200下 方の右側隅部に黒地に白抜きの文字201として表示される。液晶パネル101の前面 に光源を設けてシャッタ作動とあわせて点灯し写込みを行うことも勿論可能であ って、確実なデート写込みがなされる。
【0060】 また前記制御ユニット102は、メーカーサイドにおいて撮影済のフィルムを取 出すべく裏蓋30を取外すと、前記のリード線104が外れることにより自動的に制 御系の回路が絶たれて日付が非制御状態に戻るので、新たに未露光フィルムを装 填して再度の提供に当たりピン状のセット手段を用い、セット釦105を操作して 容易に所要の日付を設定してスタートさせることができる。なお上記のセット釦 105はカメラが撮影可能の状態にあっても操作できる位置に位置していることが 望ましい。
【0061】 さらに図6は第2の実施例を示したもので、カメラ本体10の背面側に支持可能 のデート写込装置100Aを設けたもので、この場合フィルム背面に近接して位置 した液晶パネル101Aに表示される日付は制御ユニット102Aの内蔵するリチュー ム電池等によって点灯する豆ランプ等の光源の発光によってフィルムFのベース 面側から投影される。
【0062】 従って前記制御ユニット102Aは、日付を切換える制御系とその電源の他さら に前記の光源を内蔵していて、前記のストロボユニット40のトリガースイッチの 作動に連動して発光されて、その光束により図7(b)に示す如く画面200A下 方の右隅部に日付のみを白抜きの文字201Aとして表示することができる。なお 、この実施例においても裏蓋30を取り外すことによって自動的に制御系の回路が 絶たれるよう構成していることは第1の実施例と同じである。
【0063】 また図6に示した実施例の変形例として図示しないが、デート写込装置を裏蓋 30に固定一体化したものも良い。裏蓋交換時にデート写込装置も調整してカメラ に組み込める。
【0064】 電源は裏蓋部に有していても良いし、本体側のストロボ電源を利用できるよう に、裏蓋のセットによって裏蓋の一部に形成された(デート写込装置上でも可) 集電子を本体の電極に接触させるようにしてもよい。
【0065】 図5、図6に示されたピン状のセット手段も、このようなピン形状でなく板状 であっても、導電性ゴムであっても、目的を達成するよう構成できる。電源は、 好ましくは本体側の電源を、裏蓋のセットで供給を受け得る状態にしておきシャ ッタのONの連動して写込装置が作動するようにすれば良い。トランジスタ等の 電子回路で切り換えできるようにしても機械的に行ってもよい。
【0066】
【考案の効果】
本考案により、内蔵するデート写込装置をカメラのリユースのサイクルに合せ て反復して使用することが可能となり、その結果極めて僅かなコストの増加によ ってデート写込みの機能を備える実用的なレンズ付フィルムユニットが提供され ることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のレンズ付フィルムユニットの外観斜視
図である。
【図2】前記ユニットの構成を示す展開斜視図である。
【図3】前記ユニットのフィルム巻上機構等を示す展開
斜視図である。
【図4】前記ユニットに装填されるフィルムの説明図で
ある。
【図5】デート写込装置の組込み状況(その一)を示す
要部図である。
【図6】デート写込装置の組込み状況(その二)を示す
要部図である。
【図7】画面に記録される日付の説明図である。
【符号の説明】
10 カメラ本体 16 画面枠 30 裏蓋 F フィルム 100,100A デート写込装置 101,101A 液晶パネル 102,102A 制御ユニット 103,103A ターミナル 104,104A リード線 105,105A セット釦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 境 善一 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め装填した未露光フィルムに対し、内
    蔵する露光およびフィルム給送手段により写真撮影を可
    能とするレンズ付フィルムユニットにおいて、前記ユニ
    ットの画面枠にデート写込装置を設定したことを特徴と
    するレンズ付フィルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記デート写込装置の回路の一部は前記
    ユニットの裏蓋に支持させたことを特徴とする請求項1
    のレンズ付フィルムユニット。
  3. 【請求項3】 裏蓋のセットで、写込装置が作動可能状
    態になることを特徴とする請求項1のレンズ付フィルム
    ユニット。
JP2376692U 1992-04-14 1992-04-14 レンズ付フィルムユニット Pending JPH0583760U (ja)

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