JPH0678942U - レンズ付フィルムユニット - Google Patents

レンズ付フィルムユニット

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JPH0678942U
JPH0678942U JP2189793U JP2189793U JPH0678942U JP H0678942 U JPH0678942 U JP H0678942U JP 2189793 U JP2189793 U JP 2189793U JP 2189793 U JP2189793 U JP 2189793U JP H0678942 U JPH0678942 U JP H0678942U
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film
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賢 石田
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  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 装填した1本のフィルムの撮影後カメラ本体
を廃棄処分されるフィルム一体型カメラの使用後に、内
蔵する電池を取り出して電圧チェックしたのち他の電気
機器に再利用することを目的とする。 【構成】 フィルム一体型カメラの包装材として用いる
カートン100のカメラ背面に接する側面に接点部110Aと
表示部110Bを備えるカード型バッテリチェッカー110を
一体に形成する。カメラの使用後、ミシン目の切り離し
によりバッテリチェッカー110をカートン100より分離
し、その開口部からカメラの内蔵するストロボ電源用の
電池を取り出してバッテリチェッカー110により電圧の
確認した上で時計や携帯ラジオ等消費電力の小さい電気
機器に再利用出来るように構成したことを特徴としてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、露光およびフィルム巻取機能を備えていて、予め装填された未露光 フィルムに対し直ちに写真撮影を行うことの出来るレンズ付フィルムユニットに 関する。
【0002】
【従来の技術】
レンズ付フィルムユニットは、「撮りっきりカメラ」とも呼ばれている写真撮 影の機能を備えたいわばフィルム一体型カメラのことであって、周知の如く装填 されている一本のフィルムの撮影にのみ使用され、露光済のフィルムを取り出し たあとカメラ本体は廃棄されるものであることから、簡易な構造をもって低いコ ストで製造されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし「撮りっきりカメラ」とは云いながら、最近撮影目的の多様化から、ス トロボ発光装置を内蔵するやや高価なカメラも提供されるようになった。
【0004】 かかるカメラにはストロボの電源として小型の単3電池が内蔵されるが、フィ ルム1本の撮影に当りストロボ発光の頻度が少ない場合には電池はまだ可成りの 容量を残していて、これをカメラごと廃棄処分するのは省資源の面から好ましく ない。
【0005】 本考案はこの点を解決して改良した結果、カメラの使用後内蔵する電池を取り 出してその容量に応じて再利用に供することの出来るレンズ付フィルムユニット の提供を目的としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、包装材の一体とするカード型バッテリチェッカーを前記包装材よ り切り離すことによって、内蔵する電池を取り出し可能としたことを特徴とする レンズ付フィルムユニットによって達成される。
【0007】
【実施例】
図1は本考案のレンズ付フィルムユニット(以後本カメラともいう)すなわち フィルム一体型カメラの外観を示したもので、該カメラは予め35mmフィルム(J1 35)を装填して販売され、撮影終了後には巻戻しをすることなくフィルムをカメ ラに収めたままの状態でメーカーサイドに送られフィルムの現像とプリントが行 われる。
【0008】 本カメラに使用される未露光のフィルムはパトローネに入った状態で装填され 、カメラが光密の状態にされた後、フィルム巻取室側の巻取軸を駆動してパトロ ーネ内のフィルムを全てフィルム巻取室に巻取る。使用者は撮影の都度巻上げを 行うことによって撮影済みのフィルムをパトローネ内に巻込むようになっている 。従って現像所においては撮影済のフィルムを明室においてカメラから取出すこ とが出来る。
【0009】 また、撮影済フィルムの取出しは裏蓋の一部を折曲げることにより容易に可能 であり、従って裏蓋を交換すれば新たに未露光フィルムを装填して再使用すなわ ちリユースカメラとして使用することも出来る。
【0010】 本カメラに装填されるパトローネとスプールは、一般に使用されるパトローネ (JIS K7528)とスプールとは異なる外径がφ20.6mmの専用のパトローネと軸 径がφ10.8mmのスプールが用いられる。フィルム厚も従来より薄く120〜140μm 厚のものが用いられる。
【0011】 その結果、撮影レンズ部を除いてカメラの厚さを24mm前後に抑えることが可能 となり、超薄型のコンパクトカメラを実現している。
【0012】 前記カメラはその外面の一部に、商品名や簡単な使用方法等を表示した厚紙製 のカートンを包装材とし装着して提供される。
【0013】 図2は本考案のカメラに装着されるカートン100の構成とその展開した状態を 示したもので、カートン100のカメラ背面すなわち裏蓋30に面する側面部にはミ シン目によって容易に切り離しの可能なカード型のバッテリチェッカー110が一 体とされている。
【0014】 前記バッテリチェッカー110は、カートン100より切り離して湾曲させた状態に て接点部110Aで電池の両極を挟持すると表示部110Bの色変化により電池の疲労 度を判断することが出来る。
【0015】 図3は本カメラの構成を示す展開図である。
【0016】 10,20および30はそれぞれ本カメラの主要構成部材であるカメラ本体、前カバ ーおよび裏蓋であり、また40は内蔵されるストロボユニットさらに50,60および 70はそれぞれフィルム巻上、セクタチャージおよびフィルムカウンタの各機構で ある。
【0017】 前記カメラ本体10は単体時においてフィルム巻上機構50ならびにセクタチャー ジ機構60、フィルムカウンタ機構70を構成する各部材が装着され、さらにセクタ を収めるシャッタケース11が取付けられる。
【0018】 前記シャッタケース11は両側部に突設した爪11Aをカメラ本体10前面の係止部 10Aに係合して固定され、セクタを前記のセクタチャージ機構60に連係させる。
【0019】 さらに前記シャッタケース11の前面には焦点距離f=30mmの単玉レンズで絞り はF9.5である撮影用レンズ12が落し込まれ、ガイドピン11Bに係合する摺割13 Aを備えたレンズ押え13によってカバーされる。
【0020】 前記のカメラ本体10とシャッタケース11は、前述の前カバー20、裏蓋30を含め て何れも若干の弾性を備える黒色艶消のプラスチック材によって形成されている 。
【0021】 一方前記ストロボユニット40は、カメラ本体10前面のガイドピン10Bと10Cに それぞれ係合する基板上の穴40Aと40Bを基準として装着支持される。
【0022】 前記ストロボユニット40は一体とする上下の電池接片41をカメラ本体10上下の スリット穴10Dを挿通してカメラ本体10の背面の電池室に突出させてストロボ充 電電源としての単3 電池Eを挟持する。
【0023】 また一体とするコンデンサCは前記シャッタケース11下部に形成したコンデン サ室に格納される。
【0024】 前記のレンズ押え13とストロボユニット40のカメラ本体10への固定一体化は、 前記前カバー20のカメラ本体10への装着によって完成される。
【0025】 前記前カバー20はカメラ本体10への装着に先立って予めその前面にファインダ の対物レンズ21を落し込み、化粧カバー22の係合によって固定している。前記化 粧カバー22は背面にガイドピン22Aと4本の爪22Bを突設していて、それぞれ前 カバー20前面の穴20Aと4個所の係止部20Bに係合して取付けられる。
【0026】 前記前カバー20はさらに背面にファインダの接眼レンズ23を係合して取付けた 上でカメラ本体10の前面に装着される。
【0027】 前記前カバー20は背面に穴20Cと爪20Dとさらに3個所の係止部20Eを備えて いて、それぞれをカメラ本体10前面のガイドピン10Eと爪10Fおよび側面の係止 部10Gに係合して取付けられる。
【0028】 前記前カバー20のカメラ本体10への係合装着により、前記のレンズ押え13なら びにストロボユニット40がカメラ本体10に対して固定される。
【0029】 前カバー20を装着した前記カメラ本体10は、その背面に形成したパトローネ室 15Aとスクロール室(フィルム巻取室)15BにそれぞれパトローネP1と未露光 フィルムFの先端を係止されたスプールS2が装填される。
【0030】 前記フィルムFの他端はパトローネP1内のスプールS1に係止されており、 フィルム装填後パトローネ内のフィルムを一旦スプールS2によって巻上げても 上記他端はスプールS1に係止されているのでパトローネP1内に撮影終了毎に 巻込みが出来る。
【0031】 フィルムFを装填した前記カメラ本体10の背面には裏蓋30が装着されて前記フ ィルムFの遮光とピント面位置への規制が保たれる。
【0032】 前記裏蓋30はその前面に爪30Aと30B、側面に係止用の穴30Cと30Dを備えて いて、カメラ本体10への装着に当り、爪30Aと30Bがカメラ本体10の係止部10H と10Jに、一方穴30Cと30Dがカメラ本体10の爪10Kと10Lに係合して固定され る。
【0033】 裏蓋30の装着後所定のフィルム巻上操作が行われて撮影可能の画面がセットさ れ、図1に示したカートンを装着して完成される。
【0034】 次に前記のフィルム巻上機構50、セクタチャージ機構60、フィルムカウンタ機 構70の各細部について説明する。
【0035】 図4および図5は前記の各機構部をカメラの背面側より見た角度で示したもの である。
【0036】 前記カメラ本体10には、露光部である画面枠16を挟んで両側の同一平面内に、 フィルム巻取用およびフィルム装填用の2つの収納室としてパトローネ室15Aお よびスクロール室15Bが設けられていて、図5(a)に示す収納容器であるパト ローネPに巻き込まれたJ135フィルムFが装填されるようになっている。
【0037】 本実施例の本カメラに使用されるフィルムFは、一般のカメラ同様ロールフィ ルムJ135や若干薄手の130〜140μmのロールフィルムを、パトローネを収納容 器として予め暗室内等でパトローネP1のスプールS1にその端部を固定して所 定駒数が撮影可能の長さ巻き込み、パトローネP1のフィルム引き出し口からは 一定の長さフィルムが出た状態となっている。この状態のフィルムをカメラに装 填することになるが装填方法について次に述べる。
【0038】 パトローネP1をパトローネ室15Aに、パトローネP1のスプールS1が巻上 用フォーク52の二叉部に係合する様に装填する。一方、スプールS2もスクロー ル室15Bに挿入する。そして、フィルムFのフィルムノッチャFNの先端が、下 側レール面の下部の指標17Aに合う迄フィルムFを引き出し、フィルムFの先端 をスプールS2のスリットSLに差し込んでフィルムFのパーフォレーションP を爪Hに引掛ける。
【0039】 次に、裏蓋30を被せて蓋をし光密にする。そして、この状態の本カメラをフィ ルム巻取装置に取り付け、フィルムF全部(但し他端がパトローネP1のスプー ルS1から離脱しない範囲で)をスクロール室15BのスプールS2に巻き取って フィルムの装填は終ることになる。すなわち、この様にフィルムFを装填するこ とによりフィルムFは撮影毎に順次パトローネP1の中に巻き込まれることにな り、所定枚数の撮影が終了した後2枚の空送りを行なうと、フィルムFの先端部 はパトローネ内に巻き込まれることなく必要長さを残して撮影済みフィルムはパ トローネP1の中に巻き込まれることになる。従って、このパトローネは明室に おいて本カメラから取り出すことが出来る。
【0040】 なお一般にJ135フィルムはパトローネから引き出される側から画面番号が1 ,2,3・・・・23,24の順となるようフィルムの側縁部に一連の数字が焼込ま れているが、本考案のカメラに使用するフィルムFは前述したように撮影済の画 面から順次パトローネP1に巻き込む方式がとられているため、図5(b)に示 す如く画面番号を示す数字がパトローネP1側から1,2,3・・・・23,24の 順で焼込まれ、それによって撮影順序に対応した画面番号が得られるようになっ ている。
【0041】 次に、本体部の機構を説明する。
【0042】 前記カメラ本体10には撮影用レンズ12を始めとするフィルム巻上機構50、セク タチャージ機構60、それにフィルムカウンタ機構70の主要機構が組み込まれてい る。
【0043】 まず、フィルム巻上機構、セクタチャージ機構の説明を行う。
【0044】 51はフィルム巻上ノブで、前述の様に装填されたフィルムFはフィルム巻上ノ ブ51を反時計方向に回すことによって巻き上げられる。フィルムFのパーフォレ ーションPと噛み合っている8枚歯のスプロケット歯車54と同軸の、下部に扇形 カム部55Bを有するカム55は、フィルムの巻上げによって反時計方向に丁度1回 転する様になっている。
【0045】 すなわち、フィルムはスプロケット歯車の歯数である8ヶのパーフォレーショ ンの長さを1駒として巻き上げられ、駒サイズはいわゆるフルサイズの駒サイズ で24×36mmである。
【0046】 カム55の反時計方向の回転により、前述の様に当然のことながら扇形カム部5 5Bも反時計方向に回転し、その過程で扇形カム部55Bによりチャージレバー61 を、チャージレバー軸63を回転軸として反時計方向に付勢するチャージレバーバ ネ64のばね力に抗して時計方向に回転し、チャージレバー61に設けられた三角形 状のケトバシ61Cにより、セクタレバー65の立上り部65Bを押圧し、やがて立上 り部65Bを乗り越えて図示の状態の様にセクタチャージ機構をチャージする。
【0047】 セクタレバー65のピン65Cとカメラ本体10に設けたピン18Cの間にはセクタバ ネ67が張設してあり、セクタバネ67による引張力により、セクタレバー65の長穴 を摺動回動自在に案内するカメラ本体10に設けたピン18Bに前記長穴の左端を当 接し、且つセクタレバー65に設けられた腕板65Dをカメラ本体10に設けたピン18 Eに当接する様になっている。またカメラ本体10に設けたセクタピン18Dにより 軸支されたセクタ66を作動するセクタ駆動ピン65Aがセクタ66の二叉部に挿入さ れている。
【0048】 後述する様に、撮影終了後のカムストッパ62の突出部62Dは、カム55の溝部55 Aより抜けており、巻上ストッパ57の腕部57Aは、図示の状態から変化してチャ ージレバー61の腕部61A及びカムストッパ62の腕部62Aの各エッジより外れ、時 計方向に付勢する巻上ストッパバネ58のばね力により前記腕部61Aの端面に当接 している。そして、フィルム巻上げによりカム55が前述の様に丁度1回転してカ ム55の溝部55Aが最初の位置に戻ると、チャージレバーバネ64の先端水平部によ るカムストッパ62を時計方向に付勢するばね力によりカムストッパ62の突出部62 Dは前記溝部55Aに飛び込むことになる。そして、この飛び込み作動により、こ の時点ではカムストッパ62の腕部62Aの端面に係止されていた巻上ストッパ57の 腕部57Aの係止が外れる。
【0049】 フィルム巻上ノブ51の外周円筒面はラチェット歯車となっており、前記係止の 外れにより巻上ストッパ57の先端のV形突起部が、巻上ストッパバネ58の前記ば ね力により前記ラチェット歯車51Aの歯溝にとび込み、フィルム巻上ノブ51の反 時計方向の巻上げ回転を阻止することになる。すなわち、フィルムの巻き上げ完 了によりフィルム巻上ノブ51はそれ以上の巻上回転を阻止されることになる。
【0050】 また、カメラ本体10には樹脂材の弾性を利用した逆転防止爪53の先端が前記ラ チェット歯車51Aに圧接されており、フィルム巻上ノブ51の巻上反対方向の回転 は阻止する様になっている。
【0051】 前カバー20のレリーズ釦25を押すことによりレリーズ釦25の裏面に植設された レリーズ釦ピン25Aの先端は矢印A方向に作動する。すなわち、前カバー20をカ メラ本体10に取り付けた時は、図において巻上ノブ51上に記した矢印A方向のレ リーズ釦ピン25Aの先端の作動により巻上ストッパ57は巻上ストッパバネ58の前 記ばね力に抗して反時計方向に回転する。そして、巻上ストッパ57の腕部57Aの 端面よりチャージレバー61の腕部61Aのエッジが外れてチャージレバー61が、従 ってカムストッパ62がチャージレバーバネ64のばね力により反時計方向に回転す る。
【0052】 そして、チャージレバー61の反時計方向の回転により、チャージレバー61の前 記ケトバシ61Cは、セクタレバー65の立上り部65Bをたたき、そして立上り部65 Bから外れる。従ってセクタレバー65はセクタレバーの長溝中のピン18Bを中心 に、セクタバネ67の引張力に抗して時計方向に回転し、そしてセクタバネ67の引 張力により元に戻る。従って、セクタ駆動ピン65Aはセクタ66をセクタピン18D を中心に回転してフィルムに露光を与えた後閉じることになる。
【0053】 一方、カムストッパ62も前記の様にチャージレバー61と一緒に反時計方向に回 転し、カムストッパ62の突出部62Dはカム55の溝部55Aより抜けることになる。 そこでレリーズ釦の押圧を止めても、巻上ストッパ57の腕部57Aは巻上ストッパ バネ58のばね力により時計方向に付勢されているが、チャージレバー61の腕部61 Aの端面に阻止されて停止し、巻上ストッパ57の先端のV形突起部は巻上ノブ51 のラチェット歯車51Aを係止しない。従って次のフィルム巻上げが可能となる。
【0054】 次に、フィルムカウンタ機構について説明する。
【0055】 72は前述の様に、スプロケット歯車54と一体的に回転するカム55に植設された カム軸56の上方先端に設けられたV溝56Aと噛み合い、フィルムが1駒巻き上げ られカム軸56が1回転する毎に1歯ずつ時計方向に回転する指数盤歯車である。
【0056】 指数盤歯車72の上面には指数盤71が一体成形品として印刷されていて、フィル ムの撮影可能残数を前カバー20の上面のフィルムカウンタ窓26より表示する様に なっている。
【0057】 指数盤歯車72の下面には突出部72Aが設けられ、所定駒数の撮影が終了後の次 のフィルム巻き上げにより、前記突出部72Aはチャージレバー61の突出部61Eと カムストッパ62の別の突出部62Eの間に割って入り込む様になっている。そして 、突出部72Aが両突出部61E、62Eの間に入り込むことにより、フィルムが1駒 分巻き上げられ、カム55が1回転してセクタのチャージが終了しても前記両突出 部61E、62Eが指数盤歯車72の突出部72Aに動きを阻止されて、チャージレバー 61は作動出来ないしカムストッパ62の突出部62Dもカム55の溝部55Aには飛び込 めないことになる。そして、カムストッパ62の腕部62Aの端面に巻上ストッパバ ネ58の前記ばね力により巻上ストッパ57の腕部57Aが当接し、巻上ストッパ57の 先端のV形突起部はラチェット歯車51Aを係止しないし、またチャージレバー61 を作動してセクタを開閉してフィルムに露光を与えることも出来ない。
【0058】 この様にして、2駒のフィルムの空巻き上げが行なわれると、指数盤歯車72は 2歯分回転するが、この回転により指数盤歯車72の突出部72Aは、前記突出部61 Eをいぜん押さえてチャージレバー61の動きは阻止するが、カムストッパ62の突 出部62Eからは外れる様になっている。従って前記突出部62Dはカム55の溝部55 Aに飛びこみ、巻上ストッパ57の係止が外れ巻上ストッパ57による巻上ノブ51の 係止が行なわれ、フィルムの巻上は出来なくなる。そして前述の様にチャージレ バー61の動きは阻止されているのでフィルムへの露光も出来ない。この様にして フィルムの先端がパトローネの中に巻き込まれてしまうことは防止される。
【0059】 図6および図7は、前記ストロボユニット40の電池EおよびコンデンサCの収 納構造を、図3におけるそれぞれ矢示AAおよび矢示BBの各断面をもって示し たものである。
【0060】 電池Eはカメラ本体10と裏蓋30とが構成する電池室内に収められ、電池室内に 突出するストロボユニット40の上下の電池接片41の間に挟持して収納される。
【0061】 収納された電池Eは、カメラ本体10の形成する円弧面10Hと裏蓋30の角穴31に 突出した爪32によって位置が規制され、それによって電池接片41との確実な接触 状態が保たれる。
【0062】 すなわち角穴31に突出した爪32によって電池Eの位置規制をする収納構造をと ることにより、裏蓋30をその外側面より電池Eが突出しない位置に迄カメラ本体 10側に寄せることが可能となり、その結果前述した専用パトローネの使用と相挨 ってカメラの厚さを24ないし25mmの超薄型とすることが出来る。
【0063】 前記の角穴31に突出した爪32は、図4にも示す通り電池Eの中央部のみに当接 する幅の狭い部材であるので、前記のカートン100及びバッテリチェッカー110 を切り取ったあと容易に爪32を切り離してカメラ内部の電池Eを取り出すことが 出来る。勿論爪32を蓋部材に設けて蓋を外して電池Eを取り出すようにしてもよ い。カメラより取り出された電池Eはバッテリチェッカー110による電池疲労度 の判定によりその疲労状態によっては時計や帯電ラジオ等の他の電気機器に再度 利用される。また疲労度の甚だしいときには電池Eは廃棄される。
【0064】 一方コンデンサCは、ストロボユニット40の基板42に直接接続して支持し、カ メラ本体10と前カバー20とさらに裏蓋30の各底部が構成するコンデンサ室内にコ ンデンサCの足Lの保持により横向きに保持されている状態で収納される。
【0065】 前記カバー20と裏蓋30の各底面の間には間隙Gが設けられさらに相対するエッ ジにはそれぞれ傾斜面Tが形成される。
【0066】 従って前カバー20と裏蓋30の各底面をそれぞれの底面よりコンデンサCが突出 しない位置に迄上方に位置させることが可能となり、その結果カメラの総丈HT をその分だけ縮小することが出来る。
【0067】 すなわち、前述した電池室の形成によるカメラの厚さDの縮小に加え、コンデ ンサ室の形成によるカメラの総丈HTの縮小を併せ実施することによりカメラの サイズを極めてコンパクトなものとすることが出来る。
【0068】 なおコンデンサCの振動による弊害を防止する目的で、コンデンサCとカメラ 本体10のリブRおよび前記の各傾斜面Tとの間にモルトプレン等の緩衡材を挿入 することも出来る。
【0069】 図8(a)はコンデンサCの支持構造を示す平面図、図8(b)はその矢示C による側面図である。
【0070】 前記コンデンサCは、外径寸法がφ17mm以下に制限された小型のものが使用さ れ、一対のリード線Lをストロボユニット40の基板42の下部を背面から前面へと 挿通してプリント配線42Aに半田付によって接続、固定されている。
【0071】 コンデンサCはストロボユニット40を前記カメラ本体10に装着することによっ て同時にカメラ本体10の底部に形成された前述のコンデンサ室に宙吊りの状態で 収納される。
【0072】 従ってカメラの総丈HTは、前述したコンデンサ室の形成と、小型のコンデン サCの採用とによって可成りの量縮小されることとなる。
【0073】 電池室の角穴31とコンデンサ室の間隙Gは、何れもカメラ外面を覆う前記のカ ートン100の装着によって遮蔽、密閉されるので、ほこりや雨滴等の侵入するお それはなく、使用上は勿論携行や長期の保管に当たっても支障は全くない。
【0074】
【考案の効果】
本考案により、使用済のカメラの内蔵する電池をその容量に応じて他の機材の 電源として再利用することの出来る極めて有用で省資源にもつながるレンズ付フ ィルムユニットが提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のレンズ付フィルムユニットの外観斜視
図である。
【図2】前記ユニットに装着されるカートンの説明図で
ある。
【図3】前記ユニットの構成を示す展開斜視図である。
【図4】前記ユニットのフィルム巻上機構等を示す展開
斜視図である。
【図5】前記ユニットに装填されるフィルムとパトロー
ネの斜視図である。
【図6】ストロボユニット用電池室の断面図である。
【図7】ストロボユニット用コンデンサ室の断面図であ
る。
【図8】コンデンサの支持構造を示す説明図である。
【符号の説明】 10 カメラ本体 10H 円弧面 11 シャッタケース 12 撮影用レンズ 20 前カバー 21 (ファインダ)対物レンズ 22 化粧カバー 30 裏蓋 31 角穴 32 電池押え爪 40 ストロボユニット 41 電池接片 42 基板 100 カートン 110 バッテリチェッカー E 電池 C コンデンサ G 間隙 T 傾斜面 R リブ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 包装材の一体とするカード型バッテリチ
    ェッカーを前記包装材より切り離すことによって、内蔵
    する電池を取り出し可能としたことを特徴とするレンズ
    付フィルムユニット。
JP2189793U 1993-04-26 1993-04-26 レンズ付フィルムユニット Pending JPH0678942U (ja)

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