JP2002014417A - インスタントカメラ - Google Patents
インスタントカメラInfo
- Publication number
- JP2002014417A JP2002014417A JP2000193733A JP2000193733A JP2002014417A JP 2002014417 A JP2002014417 A JP 2002014417A JP 2000193733 A JP2000193733 A JP 2000193733A JP 2000193733 A JP2000193733 A JP 2000193733A JP 2002014417 A JP2002014417 A JP 2002014417A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- pressing member
- pack
- loading lid
- instant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cameras In General (AREA)
- Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フイルムパックを位置決めするパック押圧部
材のコストダウンを図る。 【解決手段】 フイルムパック装填室の装填蓋24に溝
を設ける。コイルバネ44のバネ片が溝に係合する。保
持枠42を装填蓋24に取り付ける。保持枠42と装填
蓋24とはコイルバネ44を狭持する。保持枠42に円
筒状のスリーブ42cを設ける。コイルバネ44の先端
部がスリーブ42cから突出する。コイルバネ44はフ
イルムパックを押圧して位置決めする。
材のコストダウンを図る。 【解決手段】 フイルムパック装填室の装填蓋24に溝
を設ける。コイルバネ44のバネ片が溝に係合する。保
持枠42を装填蓋24に取り付ける。保持枠42と装填
蓋24とはコイルバネ44を狭持する。保持枠42に円
筒状のスリーブ42cを設ける。コイルバネ44の先端
部がスリーブ42cから突出する。コイルバネ44はフ
イルムパックを押圧して位置決めする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自己現像処理型の
フイルムユニットを複数枚収納するフイルムパックを用
いるインスタントカメラに関するものである。
フイルムユニットを複数枚収納するフイルムパックを用
いるインスタントカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】撮影したその場で、すぐに写真が見られ
るカメラとしてインスタントカメラが知られている。こ
のインスタントカメラには自己現像処理型のインスタン
トフイルムが複数枚収納されたフイルムパックが用いら
れる。フイルムパック装填室の装填蓋にはフイルム押圧
部材及び保持枠が設けられ、フイルム押圧部材は保持枠
により装填蓋の回動軸と平行な方向に移動自在に保持さ
れている。そして、装填蓋を閉じたときにフイルム押圧
部材をパック内に進入させて、インスタントフイルムを
フイルムパックの露光開口に向かって押し付けている。
るカメラとしてインスタントカメラが知られている。こ
のインスタントカメラには自己現像処理型のインスタン
トフイルムが複数枚収納されたフイルムパックが用いら
れる。フイルムパック装填室の装填蓋にはフイルム押圧
部材及び保持枠が設けられ、フイルム押圧部材は保持枠
により装填蓋の回動軸と平行な方向に移動自在に保持さ
れている。そして、装填蓋を閉じたときにフイルム押圧
部材をパック内に進入させて、インスタントフイルムを
フイルムパックの露光開口に向かって押し付けている。
【0003】また、上記インスタントカメラでは装填蓋
にパック押圧部材として一対の板バネをフイルム押圧部
材の近傍に設けている。そして、装填蓋が閉じられる
と、フイルムパックは前記板バネによりカメラ側のアパ
ーチャに向かって押し付けられ、フイルムパック装填室
内で位置決めされる。
にパック押圧部材として一対の板バネをフイルム押圧部
材の近傍に設けている。そして、装填蓋が閉じられる
と、フイルムパックは前記板バネによりカメラ側のアパ
ーチャに向かって押し付けられ、フイルムパック装填室
内で位置決めされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パック
押圧部材として板バネを用いると、板バネは成形、プレ
スなどの加工を要し、さらにバネ自体の値段が高いので
インスタントカメラの製造コストが上がってしまう。
押圧部材として板バネを用いると、板バネは成形、プレ
スなどの加工を要し、さらにバネ自体の値段が高いので
インスタントカメラの製造コストが上がってしまう。
【0005】本発明は、フイルムパックを押し付けるパ
ック押圧部材のコストダウンを図ったインスタントカメ
ラを提供することを目的とする。
ック押圧部材のコストダウンを図ったインスタントカメ
ラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインスタントカメラは、カメラボディに軸
着されフイルムパックの装填室を開閉自在に覆う装填蓋
に、フイルムパックの背面に形成された開口からパック
内に進入してインスタントフイルムをフイルムパックの
露光開口に向かって押し付けるフイルム押圧部材と、フ
イルムパックの背面を押圧してフイルムパックをカメラ
側のアパーチャに向かって押し付けるパック押圧部材と
が設けられたインスタントカメラにおいて、前記パック
押圧部材をコイルバネで構成し、フイルム押圧部材及び
その付勢用のバネを装填蓋に保持させるために装填蓋に
固定された保持枠によって前記コイルバネを装填蓋に組
み付けたものである。なお、前記フイルム押圧部材は、
それぞれ個別の保持枠で保持され、装填蓋の回動軸と平
行に延びた一対の板状部材であり、前記コイルバネは各
々のフイルム押圧部材の両端部近傍にそれぞれ設けら
れ、保持枠に一体に形成された円筒状のスリーブを通し
て先端部が突出していることが好ましい。また、前記コ
イルバネの根本側の一端をコイルバネの外径から突出さ
せ、この端部が装填蓋の内面に形成された溝に係合し、
かつ保持枠と装填蓋との間に狭持されることが好まし
い。
に、本発明のインスタントカメラは、カメラボディに軸
着されフイルムパックの装填室を開閉自在に覆う装填蓋
に、フイルムパックの背面に形成された開口からパック
内に進入してインスタントフイルムをフイルムパックの
露光開口に向かって押し付けるフイルム押圧部材と、フ
イルムパックの背面を押圧してフイルムパックをカメラ
側のアパーチャに向かって押し付けるパック押圧部材と
が設けられたインスタントカメラにおいて、前記パック
押圧部材をコイルバネで構成し、フイルム押圧部材及び
その付勢用のバネを装填蓋に保持させるために装填蓋に
固定された保持枠によって前記コイルバネを装填蓋に組
み付けたものである。なお、前記フイルム押圧部材は、
それぞれ個別の保持枠で保持され、装填蓋の回動軸と平
行に延びた一対の板状部材であり、前記コイルバネは各
々のフイルム押圧部材の両端部近傍にそれぞれ設けら
れ、保持枠に一体に形成された円筒状のスリーブを通し
て先端部が突出していることが好ましい。また、前記コ
イルバネの根本側の一端をコイルバネの外径から突出さ
せ、この端部が装填蓋の内面に形成された溝に係合し、
かつ保持枠と装填蓋との間に狭持されることが好まし
い。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明を実施したインスタントカ
メラ10の図1は前面側、図2は背面側を示す外観斜視
図である。カメラ本体11の前面にはファインダ12,
ストロボ発光部13,撮影レンズ14が設けられてい
る。撮影レンズ14は鏡胴15に内蔵され、鏡胴15は
撮影光軸方向に進退可能にカメラ本体11の前面中央に
取り付けられている。また、鏡胴15には撮影レンズ1
4の下方に測光窓16が設けられている。測光窓16か
らは被写体輝度が測光される。ファインダ12の前面側
の下方にはオートストロボ用のストロボ測光窓17が設
けられている。また、ファインダ12の背面側の近傍に
は、ストロボ確認窓18が設けられ、ストロボ発光部1
3が充電完了状態になると、カメラ本体11内部の図示
しないLEDがストロボ確認窓18を通して発光する。
メラ10の図1は前面側、図2は背面側を示す外観斜視
図である。カメラ本体11の前面にはファインダ12,
ストロボ発光部13,撮影レンズ14が設けられてい
る。撮影レンズ14は鏡胴15に内蔵され、鏡胴15は
撮影光軸方向に進退可能にカメラ本体11の前面中央に
取り付けられている。また、鏡胴15には撮影レンズ1
4の下方に測光窓16が設けられている。測光窓16か
らは被写体輝度が測光される。ファインダ12の前面側
の下方にはオートストロボ用のストロボ測光窓17が設
けられている。また、ファインダ12の背面側の近傍に
は、ストロボ確認窓18が設けられ、ストロボ発光部1
3が充電完了状態になると、カメラ本体11内部の図示
しないLEDがストロボ確認窓18を通して発光する。
【0008】カメラ本体11の上面には、スリット状の
フイルム取り出し口19が設けられている。このフイル
ム取り出し口19からは、後述する撮影済みのインスタ
ントフイルム30が外部に排出される。カメラ本体11
の右側面にはグリップ部20が設けられ、その前面側に
は、シャッタボタン21が設けられている。グリップ部
20は緩やかな曲面で形成され、撮影者はグリップ部2
0を保持しながら、シャッタボタン21を押圧して、図
示しないシャッタ装置を作動させる。また、グリップ部
20の内部には電源電池を装填する電池室が設けられて
いる。そして、グリップ部20の側面に設けられた電池
蓋22により、前記電池室が開閉される。
フイルム取り出し口19が設けられている。このフイル
ム取り出し口19からは、後述する撮影済みのインスタ
ントフイルム30が外部に排出される。カメラ本体11
の右側面にはグリップ部20が設けられ、その前面側に
は、シャッタボタン21が設けられている。グリップ部
20は緩やかな曲面で形成され、撮影者はグリップ部2
0を保持しながら、シャッタボタン21を押圧して、図
示しないシャッタ装置を作動させる。また、グリップ部
20の内部には電源電池を装填する電池室が設けられて
いる。そして、グリップ部20の側面に設けられた電池
蓋22により、前記電池室が開閉される。
【0009】カメラ本体11の左側面には液晶表示部2
3の他、メインスイッチボタン、ゾーンフォーカスボタ
ン、ストロボ強制発光ボタン、及び濃淡のコントロール
を行う露光補正ボタンが設けられている。メインスイッ
チボタンはインスタントカメラ10の電源のオン/オフ
を切り替え、ゾーンフォーカスボタンはピントを段階的
に切り替える。また、インスタントカメラ10は、低輝
度自動発光のオートストロボを用いているため、逆光時
等、オートストロボが作動していないときに、ストロボ
発光部13を発光させたいときには、ストロボ強制発光
ボタンがオンされる。そして、液晶表示部23にはイン
スタントフイルムの残り枚数及び各種ボタンの設定状態
が表示される。
3の他、メインスイッチボタン、ゾーンフォーカスボタ
ン、ストロボ強制発光ボタン、及び濃淡のコントロール
を行う露光補正ボタンが設けられている。メインスイッ
チボタンはインスタントカメラ10の電源のオン/オフ
を切り替え、ゾーンフォーカスボタンはピントを段階的
に切り替える。また、インスタントカメラ10は、低輝
度自動発光のオートストロボを用いているため、逆光時
等、オートストロボが作動していないときに、ストロボ
発光部13を発光させたいときには、ストロボ強制発光
ボタンがオンされる。そして、液晶表示部23にはイン
スタントフイルムの残り枚数及び各種ボタンの設定状態
が表示される。
【0010】カメラ本体11の背面には、装填蓋24が
ヒンジ25を介して回動自在に取り付けられており、装
填蓋24が回動されるとフイルムパック装填室26(図
4参照)が開放される。また、装填蓋24の中央にはパ
ック装填確認窓27が形成されている。なお、フイルム
パック装填室26にはフイルムパック28(図4参照)
が装填される。
ヒンジ25を介して回動自在に取り付けられており、装
填蓋24が回動されるとフイルムパック装填室26(図
4参照)が開放される。また、装填蓋24の中央にはパ
ック装填確認窓27が形成されている。なお、フイルム
パック装填室26にはフイルムパック28(図4参照)
が装填される。
【0011】図3に示すように、フイルムパック28
は、プラスチックで形成されたケース29内に複数枚の
インスタントフイルム30を重ねて収納したものであ
る。ケース29は、ケース本体31と蓋32とから構成
され、ケース本体31内にインスタントフイルム30を
重ねて収納した後、ケース本体31の開口に蓋32が接
着材や超音波溶着などにより接合される。
は、プラスチックで形成されたケース29内に複数枚の
インスタントフイルム30を重ねて収納したものであ
る。ケース29は、ケース本体31と蓋32とから構成
され、ケース本体31内にインスタントフイルム30を
重ねて収納した後、ケース本体31の開口に蓋32が接
着材や超音波溶着などにより接合される。
【0012】インスタントフイルム30は、露光面30
a,現像処理ポット30b,トラップ部30cから構成
される。現像処理ポット30bには現像処理液が内包さ
れ、現像処理ポット30bから露光面30a上に流し込
まれて余った現像処理液がトラップ部30cで捕捉され
て硬化される。
a,現像処理ポット30b,トラップ部30cから構成
される。現像処理ポット30bには現像処理液が内包さ
れ、現像処理ポット30bから露光面30a上に流し込
まれて余った現像処理液がトラップ部30cで捕捉され
て硬化される。
【0013】ケース本体31の前面側には露光開口31
aが形成され、この露光開口31aによりインスタント
フイルム30への露光範囲が規定される。フイルムパッ
ク28は未使用時には最上層のインスタントフイルム3
0の上に遮光カバー33が重ねられており、露光開口3
1aは遮光カバー33により遮光されている。また、露
光開口31aには、周知のクロー部材が入り込む切欠3
4が設けられている。ケース本体31の上部には撮影後
のインスタントフイルム30が排出されるスリット状の
排出口35が形成され、この排出口35からはインスタ
ントフイルム30の他、遮光カバー33も排出される。
aが形成され、この露光開口31aによりインスタント
フイルム30への露光範囲が規定される。フイルムパッ
ク28は未使用時には最上層のインスタントフイルム3
0の上に遮光カバー33が重ねられており、露光開口3
1aは遮光カバー33により遮光されている。また、露
光開口31aには、周知のクロー部材が入り込む切欠3
4が設けられている。ケース本体31の上部には撮影後
のインスタントフイルム30が排出されるスリット状の
排出口35が形成され、この排出口35からはインスタ
ントフイルム30の他、遮光カバー33も排出される。
【0014】蓋32には、2個の開口32a,32bが
上下に所定間隔離して形成されている。開口32a,3
2bは、後述するフイルム押圧部材40がフイルムパッ
ク28内に進入する際の入り口となる。そして、蓋32
の内壁には、開口32a,32bを覆って遮光する2枚
のプラスチック製の遮光シート36,37が貼り付けら
れている。
上下に所定間隔離して形成されている。開口32a,3
2bは、後述するフイルム押圧部材40がフイルムパッ
ク28内に進入する際の入り口となる。そして、蓋32
の内壁には、開口32a,32bを覆って遮光する2枚
のプラスチック製の遮光シート36,37が貼り付けら
れている。
【0015】図4に示すように、フイルムパック装填室
26の上壁には、開口38が形成され、開口38からは
フイルムパック28の排出口35から排出されたインス
タントフイルム30がフイルム取り出し口19に送られ
る。開口38の上部には、展開ローラ対39が設けられ
ている。展開ローラ対39は、それぞれ矢印方向に回転
することによって露光されたインスタントフイルム30
を挟み込み、現像液ポッド30aを裂開して現像液をイ
ンスタントフイルム30のシート上に展延させる。現像
液が展延されたインスタントフイルム30は、フイルム
取り出し口19から排出される。
26の上壁には、開口38が形成され、開口38からは
フイルムパック28の排出口35から排出されたインス
タントフイルム30がフイルム取り出し口19に送られ
る。開口38の上部には、展開ローラ対39が設けられ
ている。展開ローラ対39は、それぞれ矢印方向に回転
することによって露光されたインスタントフイルム30
を挟み込み、現像液ポッド30aを裂開して現像液をイ
ンスタントフイルム30のシート上に展延させる。現像
液が展延されたインスタントフイルム30は、フイルム
取り出し口19から排出される。
【0016】図5及び図6に示すように、装填蓋24の
内壁面には、カメラ本体11の前面側に向けて突出した
一対のフイルム押圧部材40がフイルムパック30の開
口32a,32bに対応する位置に設けられている。各
フイルム押圧部材40はトーションバネ41によって、
装填蓋24から突出する方向に付勢されている。トーシ
ョンバネ41はコイル部41aと、このコイル部41a
から延びた腕部41bとから構成されている。装填蓋2
4には、ボス24aが形成され、コイル部41aがボス
24aに挿入されることにより、トーションバネ41は
装填蓋24に取り付けられる。また、フイルム押圧部材
40の後端面にはL字形の突起40aが設けられてい
る。そして、腕部41bがフイルム押圧部材40の後端
面と突起40aとの間に係止されることにより、フイル
ム押圧部材40にトーションバネ41が取り付けられ
る。フイルム押圧部材40及びトーションバネ41は保
持枠42により装填蓋24に保持される。
内壁面には、カメラ本体11の前面側に向けて突出した
一対のフイルム押圧部材40がフイルムパック30の開
口32a,32bに対応する位置に設けられている。各
フイルム押圧部材40はトーションバネ41によって、
装填蓋24から突出する方向に付勢されている。トーシ
ョンバネ41はコイル部41aと、このコイル部41a
から延びた腕部41bとから構成されている。装填蓋2
4には、ボス24aが形成され、コイル部41aがボス
24aに挿入されることにより、トーションバネ41は
装填蓋24に取り付けられる。また、フイルム押圧部材
40の後端面にはL字形の突起40aが設けられてい
る。そして、腕部41bがフイルム押圧部材40の後端
面と突起40aとの間に係止されることにより、フイル
ム押圧部材40にトーションバネ41が取り付けられ
る。フイルム押圧部材40及びトーションバネ41は保
持枠42により装填蓋24に保持される。
【0017】装填蓋24には係止片24aが設けられ、
係止片24aには切り欠き24bが形成されている。そ
して、切り欠き24bに保持枠42の端部42aを係止
させることにより保持枠42は装填蓋24に固定され
る。保持枠42の先端には開口42bが形成されてお
り、この開口42bからフイルム押圧部材40が出入り
する。フイルム押圧部材40の後端にはフランジ40b
が設けられており、開口42bの周縁に引っかかること
により、抜け出ないようになっている。フイルム押圧部
材40は開口32a,32bからフイルムパック28内
に進入し、遮光シート36,37を挟んでインスタント
フイルム30を背面側から押圧する。これにより、イン
スタントフイルム30が露光開口31aの周縁に押し付
けられ、露光面30bの平面性が保持される。
係止片24aには切り欠き24bが形成されている。そ
して、切り欠き24bに保持枠42の端部42aを係止
させることにより保持枠42は装填蓋24に固定され
る。保持枠42の先端には開口42bが形成されてお
り、この開口42bからフイルム押圧部材40が出入り
する。フイルム押圧部材40の後端にはフランジ40b
が設けられており、開口42bの周縁に引っかかること
により、抜け出ないようになっている。フイルム押圧部
材40は開口32a,32bからフイルムパック28内
に進入し、遮光シート36,37を挟んでインスタント
フイルム30を背面側から押圧する。これにより、イン
スタントフイルム30が露光開口31aの周縁に押し付
けられ、露光面30bの平面性が保持される。
【0018】また、保持枠42からはパック押圧部材4
3が突出している。パック押圧部材43は一対のコイル
バネ44から構成されている。コイルバネ44は装填蓋
24を閉じたときに、フイルムパック28の蓋32をカ
メラ本体11のアパーチャ側に押しつけて、位置決めす
る。
3が突出している。パック押圧部材43は一対のコイル
バネ44から構成されている。コイルバネ44は装填蓋
24を閉じたときに、フイルムパック28の蓋32をカ
メラ本体11のアパーチャ側に押しつけて、位置決めす
る。
【0019】図7に示すように、コイルバネ44はコイ
ル部44aと、コイル部44aの根元側から延びたバネ
片44bとから構成されている。また、装填蓋24の内
面には溝24cが形成されている。溝24cはコイルバ
ネ44に対応した形状に形成され、バネ片44bが挿入
される部分には係合突起24d,24eが互いに対向す
る方向に突出して設けられている。そして、溝24cに
コイルバネ44が挿入されると、バネ片44bは係合突
起24dと係合突起24eとにより係合される。
ル部44aと、コイル部44aの根元側から延びたバネ
片44bとから構成されている。また、装填蓋24の内
面には溝24cが形成されている。溝24cはコイルバ
ネ44に対応した形状に形成され、バネ片44bが挿入
される部分には係合突起24d,24eが互いに対向す
る方向に突出して設けられている。そして、溝24cに
コイルバネ44が挿入されると、バネ片44bは係合突
起24dと係合突起24eとにより係合される。
【0020】溝24cに挿入されたコイルバネ44は、
保持枠42によって装填蓋24に組み付けられる。保持
枠42には円筒状のスリーブ42cがフイルム押圧部材
40の両端近傍に設けられ、保持枠42を装填蓋24に
取り付けるとコイルバネ44の先端部がスリーブ42c
から突出するようになっている。また、保持枠42を装
填蓋24に取り付けられると溝24cのバネ片44bが
挿入される部分は保持枠42により塞がれるので、コイ
ルバネ44は装填蓋24と保持枠42との間で狭持され
る。これにより、コイルバネ44は保持枠42によって
装填蓋24に組み付けられ、固定される。
保持枠42によって装填蓋24に組み付けられる。保持
枠42には円筒状のスリーブ42cがフイルム押圧部材
40の両端近傍に設けられ、保持枠42を装填蓋24に
取り付けるとコイルバネ44の先端部がスリーブ42c
から突出するようになっている。また、保持枠42を装
填蓋24に取り付けられると溝24cのバネ片44bが
挿入される部分は保持枠42により塞がれるので、コイ
ルバネ44は装填蓋24と保持枠42との間で狭持され
る。これにより、コイルバネ44は保持枠42によって
装填蓋24に組み付けられ、固定される。
【0021】次に上記構成による作用について説明す
る。インスタントカメラ10のフイルム押圧部材40及
びパック押圧部材43の組み立て工程において、先ず、
装填蓋24にトーションバネ41及びフイルム押圧部材
40が取り付けられる。
る。インスタントカメラ10のフイルム押圧部材40及
びパック押圧部材43の組み立て工程において、先ず、
装填蓋24にトーションバネ41及びフイルム押圧部材
40が取り付けられる。
【0022】次に、コイルバネ44が装填蓋24に取り
付けられる。コイルバネ44の取り付けは、先ず、コイ
ルバネ44を溝24cの位置に合わせて挿入する。コイ
ルバネ44を挿入すると、バネ片44bは係合突起24
dと係合突起24eとの隙間に入り込み、係合突起24
dと係合突起24eとに係合する。これにより、コイル
バネ44が回転してしまうことが防止される。
付けられる。コイルバネ44の取り付けは、先ず、コイ
ルバネ44を溝24cの位置に合わせて挿入する。コイ
ルバネ44を挿入すると、バネ片44bは係合突起24
dと係合突起24eとの隙間に入り込み、係合突起24
dと係合突起24eとに係合する。これにより、コイル
バネ44が回転してしまうことが防止される。
【0023】次に、トーションバネ41、フイルム押圧
部材40及びコイルバネ44を覆い被せるように保持枠
42が装填蓋24に取り付けられる。保持枠42の取り
付けは端部42aを装填蓋24の切り欠き24bに嵌め
込んで行う。保持枠42が取り付けられると、開口42
bからフイルム押圧部材40が突出し、スリーブ42c
からはコイルバネ44の先端部が突出する。保持枠42
を装填蓋24に取り付けることによりコイルバネ44は
保持枠42装填蓋24との間に狭持されるため、コイル
バネ44は装填蓋24を回動した際に脱落してしまうこ
とがない。また、コイルバネ44の取り付けは、工具や
治具を使用せずに簡単に行うことができる。
部材40及びコイルバネ44を覆い被せるように保持枠
42が装填蓋24に取り付けられる。保持枠42の取り
付けは端部42aを装填蓋24の切り欠き24bに嵌め
込んで行う。保持枠42が取り付けられると、開口42
bからフイルム押圧部材40が突出し、スリーブ42c
からはコイルバネ44の先端部が突出する。保持枠42
を装填蓋24に取り付けることによりコイルバネ44は
保持枠42装填蓋24との間に狭持されるため、コイル
バネ44は装填蓋24を回動した際に脱落してしまうこ
とがない。また、コイルバネ44の取り付けは、工具や
治具を使用せずに簡単に行うことができる。
【0024】上記実施形態では、パック押圧部材43で
あるコイルバネ44を4箇所に設けたが、コイルバネ4
4の数量及び取り付け場所は、フイルムパック28の大
きさや重さに応じて適宜の変更が可能である。
あるコイルバネ44を4箇所に設けたが、コイルバネ4
4の数量及び取り付け場所は、フイルムパック28の大
きさや重さに応じて適宜の変更が可能である。
【0025】上記実施形態では、溝24bに係合突起2
4d,24eを2箇所に形成したが、コイルバネの大き
さや重さに応じて、適宜の変更が可能である。
4d,24eを2箇所に形成したが、コイルバネの大き
さや重さに応じて、適宜の変更が可能である。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明のインスタントカ
メラによれば、パック押圧部材をコイルバネで構成し、
フイルム押圧部材及びその付勢用のバネを装填蓋に保持
させるために装填蓋に固定された保持枠によって前記コ
イルバネを装填蓋に組み付けたので、従来の板バネに比
べてパック押圧部材のコストダウンになり、しかも、コ
イルバネの組み付けを容易に行うことができる。
メラによれば、パック押圧部材をコイルバネで構成し、
フイルム押圧部材及びその付勢用のバネを装填蓋に保持
させるために装填蓋に固定された保持枠によって前記コ
イルバネを装填蓋に組み付けたので、従来の板バネに比
べてパック押圧部材のコストダウンになり、しかも、コ
イルバネの組み付けを容易に行うことができる。
【0027】また、前記フイルム押圧部材は、それぞれ
個別の保持枠で保持され、装填蓋の回動軸と平行に延び
た一対の板状部材であり、前記コイルバネは各々のフイ
ルム押圧部材の両端部近傍にそれぞれ設けられ、保持枠
に一体に形成された円筒状のスリーブを通して先端部が
突出しているので、フイルムパックを均等に押圧するこ
とができる。また、保持枠に設けたスリーブによりコイ
ルバネの根元部分を囲むことができるので、コイルバネ
の押圧ストロークを安定できる。
個別の保持枠で保持され、装填蓋の回動軸と平行に延び
た一対の板状部材であり、前記コイルバネは各々のフイ
ルム押圧部材の両端部近傍にそれぞれ設けられ、保持枠
に一体に形成された円筒状のスリーブを通して先端部が
突出しているので、フイルムパックを均等に押圧するこ
とができる。また、保持枠に設けたスリーブによりコイ
ルバネの根元部分を囲むことができるので、コイルバネ
の押圧ストロークを安定できる。
【0028】前記コイルバネの根本側の一端をコイルバ
ネの外径から突出させ、この端部が装填蓋の内面に形成
された溝に係合し、かつ保持枠と装填蓋との間に狭持さ
れるので、コイルバネが回転してしまうことがなく、し
っかりと装填蓋に組み付けることできる。
ネの外径から突出させ、この端部が装填蓋の内面に形成
された溝に係合し、かつ保持枠と装填蓋との間に狭持さ
れるので、コイルバネが回転してしまうことがなく、し
っかりと装填蓋に組み付けることできる。
【図1】インスタントカメラの前面側を示す外観斜視図
である。
である。
【図2】インスタントカメラの背面側を示す外観斜視図
である。
である。
【図3】フイルムパックの構造を示す分解斜視図であ
る。
る。
【図4】インスタントカメラの縦断面図である。
【図5】フイルムパック押圧部材及びパック押圧部材の
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図6】フイルムパック押圧部材及びパック押圧部材の
構成を示す断面図である。
構成を示す断面図である。
【図7】パック押圧部材の正面図である。
10 インスタントカメラ 24 装填蓋 24d,24e 係合突起 26 フイルムパック装填室 28 フイルムパック 30 インスタントフイルム 40 フイルム押圧部材 42 保持枠 43 パック押圧部材 44 コイルバネ
Claims (3)
- 【請求項1】 カメラボディに軸着されフイルムパック
の装填室を開閉自在に覆う装填蓋に、フイルムパックの
背面に形成された開口からパック内に進入してインスタ
ントフイルムをフイルムパックの露光開口に向かって押
し付けるフイルム押圧部材と、フイルムパックの背面を
押圧してフイルムパックをカメラ側のアパーチャに向か
って押し付けるパック押圧部材とが設けられたインスタ
ントカメラにおいて、 前記パック押圧部材をコイルバネで構成し、フイルム押
圧部材及びその付勢用のバネを装填蓋に保持させるため
に装填蓋に固定された保持枠によって前記コイルバネを
装填蓋に組み付けたことを特徴とするインスタントカメ
ラ。 - 【請求項2】 前記フイルム押圧部材は、それぞれ個別
の保持枠で保持され、装填蓋の回動軸と平行に延びた一
対の板状部材であり、前記コイルバネは各々のフイルム
押圧部材の両端部近傍にそれぞれ設けられ、保持枠に一
体に形成された円筒状のスリーブを通して先端部が突出
していることを特徴とする請求項1記載のインスタント
カメラ。 - 【請求項3】 前記コイルバネの根本側の一端をコイル
バネの外径から突出させ、この端部が装填蓋の内面に形
成された溝に係合し、かつ保持枠と装填蓋との間に狭持
されることを特徴とする請求項2記載のインスタントカ
メラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000193733A JP2002014417A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | インスタントカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000193733A JP2002014417A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | インスタントカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002014417A true JP2002014417A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18692673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000193733A Pending JP2002014417A (ja) | 2000-06-28 | 2000-06-28 | インスタントカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002014417A (ja) |
-
2000
- 2000-06-28 JP JP2000193733A patent/JP2002014417A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4954858A (en) | Lens-fitted photographic film package | |
US5659803A (en) | Lens-fitted photographic film package | |
JPH095817A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP2002014417A (ja) | インスタントカメラ | |
JP2002365769A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP3832794B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
US5864718A (en) | One-time use camera with multi-lamp flash | |
JP3865298B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP3818558B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP3113437B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP3026187B2 (ja) | フィルム一体型カメラの製造方法 | |
JPH11183974A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
US5999754A (en) | Compact camera with frame counter made flexible to conserve space | |
JP2001147461A (ja) | カメラのシャッタ装置 | |
JPH10104712A (ja) | カメラ | |
JPH08122978A (ja) | ストロボ内蔵レンズ付きフイルムユニット | |
JP3668337B2 (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP3335459B2 (ja) | 簡易カメラ | |
JP3521354B2 (ja) | レンズ付フィルムユニット | |
JP2001235842A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JPH10161276A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP2004125973A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP2000066276A (ja) | レンズ付きフイルムユニット | |
JP2002244177A (ja) | 絞り切替装置 | |
JPH03226721A (ja) | フィルム一体型カメラ |