JPH086141A - データ写し込み装置 - Google Patents

データ写し込み装置

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Publication number
JPH086141A
JPH086141A JP14018294A JP14018294A JPH086141A JP H086141 A JPH086141 A JP H086141A JP 14018294 A JP14018294 A JP 14018294A JP 14018294 A JP14018294 A JP 14018294A JP H086141 A JPH086141 A JP H086141A
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JP
Japan
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lens
data
data imprinting
light
imprinting device
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JP14018294A
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English (en)
Inventor
Kazumi Koike
和己 小池
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の単機能カメラやレンズ付きフイルムユ
ニットに、日付写し込み機能をローコストに付加するこ
とが可能になるデータ写し込み装置を提供する。 【構成】 データ写し込み装置2の外装体3前面には、
このデータ写し込み装置2が装着されるレンズ付きフイ
ルムユニットの撮影レンズと同じ光軸上に、開口6が設
けられる。開口6の内側にはハーフミラー7が50度以
上の角度で取りつけられ、ハーフミラー7の下部には、
コリメーターレンズ8、及び透過型液晶ディスプレー9
が設けられている。さらに、透過型液晶ディスプレー9
の下部には、透過型液晶ディスプレー9を下面から照明
するランプ11が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ写し込み機能が
無いカメラ、又はレンズ付きフイルムユニットに日付等
のデータを写し込む機能を付加するデータ写し込み装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】写真フイルムの撮影時に撮影した日付等
のデータを同時に写し込む、所謂、データ写し込み機能
は、多機能型のコンパクトカメラを中心に、標準で搭載
されているものが増えている。また、1眼レフカメラな
どの中級カメラは、オプションとしてデータ写し込み機
能を付加するデータ写し込み装置が装着可能に設計され
ており、これら別売り品を購入することにより、データ
写し込み機能を内蔵したカメラと同様に撮影した日付等
のデータを写真フイルムに写し込むことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、安価で
手軽に利用できる単機能カメラやレンズ付きフイルムユ
ニットに、上述したようなデータ写し込み機能を付加し
た場合、製造コストが上昇して製品価格を上げざるを得
なくなる。そのため、安価で手軽に利用できるという単
機能カメラやレンズ付きフイルムユニットの最大の特徴
が失われてしまう。
【0004】また、レンズ付きフイルムユニットの場
合、周知のように、フイルムの全数撮影完了後、レンズ
付きフイルムユニットごと現像取扱所に引き渡し、ユニ
ット本体は購入者に返却されずにリサイクルされる形態
をとっているので、データ写し込み機能を付加すること
はユーザーにとってかなりの割高感になり、また、リサ
イクル率の低下をもたらす可能性もある。
【0005】また、データ写し込み機能を付加する従来
のようなデータ写し込み装置をオプションとして提供す
る場合、単機能カメラやレンズ付きフイルムユニットの
撮影レンズ以外に、データ写し込み装置専用の撮影レン
ズを設けておかなければならず、製造コストが大幅に上
昇して、安価で手軽に利用できるという特徴は失われ
る。また、予めデータ写し込み装置を電気的に連動させ
るための接点や回路なども設けておかなければならず、
これらも製造コストを押し上げる原因となる。
【0006】本発明は上記従来技術の問題点を考慮して
なされたもので、従来の単機能カメラやレンズ付きフイ
ルムユニットに、データ写し込み機能をローコストに付
加することが可能になるデータ写し込み装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【作用】データ写し込み機能を持ったデータ写し込み装
置を、カメラやレンズ付きフイルムユニットとは別に、
分離可能に提供することにより、データ写し込み装置が
繰り返し使用可能になり、データ写し込み機能を付加す
ることによるユーザーのカメラやレンズ付きフイルムユ
ニットに対する割高感を解消する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、撮影レンズの前方に傾けて配置されたミラーと、デ
ータ表示体からのデータ光を、このミラーに平行光にし
て入射させるコリメーターレンズとを備え、ミラーで反
射されたデータ光を撮影光とともに撮影レンズにより写
真フイルム面上に結像させるようにしたデータ写し込み
装置である。また、請求項2においては、このミラーを
撮影レンズの全面を全体的に覆うハーフミラーにしたも
のである。
【0009】請求項3においては、このハーフミラーの
反射率を50%以下にしたものであり、請求項4におい
ては、ミラーは、透明板の全面のうちデータ光の入射部
だけをハーフミラーにした部分ハーフミラーとしたもの
である。請求項5においては、データ表示体を透過型の
液晶表示ユニットとし、シャッタボタンの操作に連動し
て駆動される光源からの光を液晶表示ユニットの背面側
から透過させてデータ光を得るようにしたものである。
【0010】請求項6においては、光源として、カメラ
又はレンズ付きフイルムユニットに内蔵され、被写体に
照明光を与えるストロボと、このストロボからの光の一
部をデータ表示体の背面に導くライトガイドとから構成
したものである。請求項7においては、データ写し込み
装置は、カメラ又はレンズ付きフイルムユニットに装着
したときに、カメラ又はレンズ付きフイルムユニットの
シャッタボタンを覆うように設けられ、その押圧操作に
よってシャッタボタンを押し下げるシャッタ操作部材
と、このシャッタ操作部材の押圧操作に連動して前記光
源を点灯させるスイッチとを備えたものである。請求項
8においては、ハーフミラーを保持する保持部材は、デ
ータ写し込み装置をカメラ又はレンズ付きフイルムユニ
ットに装着したときに、撮影レンズの前方の周囲を囲ん
でレンズフードの機能を兼用するようにしたものであ
る。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。図1は、本発明を実施したデータ写し込み装置を背
面からみた説明図である。また、図2は、このデータ写
し込み装置をレンズ付きフイルムユニットに装着したと
きの外観斜視図であり、図3は、図2の分解斜視図であ
る。データ写し込み装置2の外装体3は、硬質のプラス
チックで成型され、上部と下部に係合爪3a、3bが各
々一体に形成されている。
【0012】外装体3の前面には、このデータ写し込み
装置2が装着されるレンズ付きフイルムユニット4の撮
影レンズ5と同じ光軸上に、開口6が設けられている。
開口6の内側には表面の反射率が30%のハーフミラー
7が50度以上の角度で取りつけられている。また、ハ
ーフミラー7の下部には、コリメーターレンズ8、及び
データ表示体である透過型液晶ディスプレー9が設けら
れている。さらに、透過型液晶ディスプレー9の下部に
は、透過型液晶ディスプレー9を下面から照明するラン
プ11が設けられている。
【0013】これにより、ランプ11から照射される光
は、透過型液晶ディスプレー9に表示される日付画像を
下面から照らし出し、このデータ光をコリメーターレン
ズ8により平行光にしてハーフミラー7方向に照射す
る。なお、これらハーフミラー7、コリメーターレンズ
8、透過型液晶ディスプレー9、及びランプ11は、破
線で示される保持枠12により定位置に保持される。こ
の保持枠12うち、ハーフミラー7を保持している部分
は、このデータ写し込み装置2をレンズ付きフイルムユ
ニット4に装着すると、撮影レンズ5の前方を4方から
囲むような形となり、撮影レンズ5のレンズフードの役
割を果たし、また、前方に突出した部分がハーフミラー
7によるゴーストの発生を防止する。
【0014】透過型液晶ディスプレー9、及びランプ1
1は、このデータ写し込み装置2を制御する回路基板1
3に接続される。また、回路基板13には、このデータ
写し込み装置2を駆動させるための電源部14が接続さ
れる。電源部14には、データ写し込み装置2全体を軽
量、コンパクトにするために、ボタン型の電池が内蔵さ
れる。さらに、回路基板13には、表示日付設定ボタン
15a、15b、15cが接続される。
【0015】この表示日付設定ボタン15a、15b、
15cは、新規にデータ写し込み装置2を購入した直後
や、電源部14に内蔵される電池を交換した際に、透過
型液晶ディスプレー9に表示される日付を設定するもの
で、表示日付設定ボタン15a、15b、15cは、
年、月、日に各々対応している。なお、一度表示日付設
定ボタン15a、15b、15cにより日付を設定した
後は、回路基板13に搭載されたクロックにより、透過
型液晶ディスプレー9に表示される日付は自動的に更新
されるので、電源部14に内蔵される電池を新しいもの
に交換するまで、毎回日付を設定する必要はない。
【0016】データ写し込み装置2の外装体3は、右側
上部が屈曲しており、この屈曲した部分に、シンクロス
イッチ16が設けられている。シンクロスイッチ16
は、操作部材17、第1接片18、及び第2接片19か
らなり、第1接片18、及び第2接片19は、回路基板
13に接続されている。そして、撮影者が操作部材17
を押圧して第1接片18と第2接片19を接触させるこ
とにより、ランプ11が点灯する。
【0017】このシンクロスイッチ16が設けられた外
装体3の屈曲部分は、データ写し込み装置2をレンズ付
きフイルムユニット4に装着した際に、レンズ付きフイ
ルムユニット4のレリーズボタン21を覆うようになっ
ており、操作部材17を押圧すると第1接片18と第2
接片19が接触すると同時に、第2接片19が下方に湾
曲してレリーズボタン21を押すようになっている。
【0018】このような構成のデータ写し込み装置2が
装着可能なレンズ付きフイルムユニット4は、本体部2
5及びこれに前後から爪止めされる前カバ−26、後カ
バ−27で構成され、前カバ−26には撮影レンズ5、
撮影枚数表示板28などを露出させるための穴が設けら
れており、上面にレリ−ズボタン21が一体に設けられ
ている。前カバ−26の上部には、撮影範囲を確認する
ためのファインダー29が形成されている。
【0019】また、前カバ−26の前面には、データ写
し込み装置2の係合爪3aと係合する係合穴26aが設
けられている。この係合穴26aは、本体部25に設け
られた係合爪(図示せず)と係合して、前カバ−26と
本体部25を連結させるためにも用いられる。そして、
前カバ−26の下部には、データ写し込み装置2の係合
爪3bが嵌入する係合穴26bが設けられている。
【0020】シャッタ機構31等の撮影機構32が取り
付けられる本体部25には、両端部に各々パトロ−ネ室
33とフイルムロール室34が形成されており、内部に
パトロ−ネとフイルムロールが各々収納される。そし
て、パトロ−ネ室33の上部にはパトロ−ネのスプール
を回動させるための巻き上げノブ30が設けられてい
る。後カバ−27にはパトロ−ネ室底蓋35とフイルム
ロール室底蓋36が各々一体に形成され、本体部25の
背面に後カバ−27を被せた後、パトロ−ネ室底蓋35
はパトロ−ネ室33の底面を、フイルムロール室底蓋3
6はフイルムロール室34の底面を各々光密に覆うよう
になっている。
【0021】次に、このような構成のデータ写し込み装
置の作用について説明する。本発明のデータ写し込み装
置2をレンズ付きフイルムユニット4に装着して、日付
が写し込まれた写真を撮影する際には、データ写し込み
装置2の係合爪3a、3bを、レンズ付きフイルムユニ
ット4の係合穴26a、26bに各々挿入し係合する。
これだけで、データ写し込み装置2のレンズ付きフイル
ムユニット4への装着は完了する。
【0022】データ写し込み装置2をレンズ付きフイル
ムユニット4の前面に装着した後、データ写し込み装置
2の側面に設けられている表示日付設定ボタン15a、
15b、15cを操作して、現在の日付を入力する。な
お、一度日付を入力すれば、回路基板13に搭載された
クロックにより、透過型液晶ディスプレー9に表示され
る日付は自動的に更新されるので、電源部14に内蔵さ
れる電池を新しいものに交換するまで、毎回日付を設定
する必要はない。これで、レンズ付きフイルムユニット
4を使用して日付が写し込まれた写真を撮影する準備が
完了する。
【0023】レンズ付きフイルムユニット4の巻き上げ
ノブ30を回動させ、1コマ目の撮影位置までフイルム
を巻き上げた後、ファインダー29を覗いて被写体の撮
影範囲を確認する。
【0024】図4は、本発明を実施したデータ写し込み
装置とレンズ付きフイルムユニットの光路を示した説明
図である。撮影者がデータ写し込み装置2の上面に設け
られた操作部材17を押圧すると、第1接片18と第2
接片19が接触し、それと同時に、第2接片19が下方
に湾曲してレンズ付きフイルムユニット4のレリーズボ
タン21を押し込む。
【0025】第1接片18と第2接片19が接触する
と、電源部14とランプ11が接続され、ランプ11が
点灯する。ランプ11から照射された光は透過型液晶デ
ィスプレー9を裏面から照明し、透過型液晶ディスプレ
ー9に表示されている日付の画像をデータ光としてコリ
メーターレンズ8方向に照射する。コリメーターレンズ
8に入射したデータ光は、平行光になりハーフミラー7
方向に照射される。
【0026】ハーフミラー7の表面に入射したデータ光
は、ハーフミラー7の表面反射作用のために、そのまま
上方向に透過する光と、表面で反射して撮影レンズ5に
対して斜め上方向に反射する光とに分けられる。なお、
このハーフミラーの取付け角度を更に大きくすれば、デ
ータ写し込み装置2の厚みを更に薄くすることができ、
カメラ、レンズ付きフイルムユニット等に取りつけたと
きに、より全体をコンパクトにすることが可能になる。
【0027】一方、撮影者が操作部材17を押圧すると
第2接片19が下方に湾曲してレンズ付きフイルムユニ
ット4のレリーズボタン21を押し込むので、シャッタ
機構31が動作してシャッタ羽根が開閉する。この時、
被写体から入射する光の一部がハーフミラー7の表面で
上方に反射することにより、撮影レンズ5に入射する光
量は減少するが、レンズ付きフイルムユニット4には高
感度の写真フイルムが使用されるので、撮影には何ら支
障はない。また、ハーフミラー7を保持している保持枠
12が撮影レンズ5の前方を4方から囲むことで、レン
ズフードとして周囲の撮影に有害な光線の入射を防止
し、さらに、ハーフミラー7の前方に筒状に突出してい
る部分により、ハーフミラー7によるゴーストの発生を
防止する。
【0028】シャッタ羽根の開閉により撮影レンズ5か
ら入射した被写体画像とデータ光が写真フイルム39の
全面と右上方で各々感光し、撮影の日付が写し込まれた
写真フイルム39の撮影が完了する。このように、デー
タ写し込み装置2を用いることにより、レンズ付きフイ
ルムユニット4にデータ写し込み装置を用いるための特
別な機構を付加すること無く、データ写し込み機能をロ
ーコストに付加することが可能になる。また、データ写
し込み装置2自体、コリメーターレンズとハーフミラ
ー、及び少数の電子部品で構成されており、撮影レンズ
等の高価な部品が必要ないので、非常にローコストに提
供することが出来る。
【0029】図5は、本発明を実施したデータ写し込み
装置を装着したストロボ内蔵レンズ付きフイルムユニッ
トの第2実施例を示す説明図であり、図6は、その光路
を示す説明図である。データ写し込み装置41の前面に
は、このデータ写し込み装置41が装着されるストロボ
内蔵レンズ付きフイルムユニット42の撮影レンズ43
と同じ光軸上に、表面の反射率が40%のハーフミラー
44が、45度の角度で取りつけられている。また、ハ
ーフミラー44の下部には、コリメーターレンズ45、
及び透過型液晶ディスプレー46が設けられている。
【0030】さらに、透過型液晶ディスプレー46の下
部からは、光ファイバー製のライトガイド47が、スト
ロボ内蔵レンズ付きフイルムユニット42のストロボ発
光部48に向かって延びている。これら、ハーフミラー
44、コリメーターレンズ45、透過型液晶ディスプレ
ー46、及びライトガイド47は、保持枠50により保
持されている。
【0031】保持枠50の下部は、ストロボ内蔵レンズ
付きフイルムユニット42の下部に設けられた係合穴4
9に嵌入することにより、データ写し込み装置41はス
トロボ内蔵レンズ付きフイルムユニット42の全面に取
りつけられる。また、この保持枠50は、撮影レンズ4
3の前方を3方から囲むような形となり、撮影レンズ4
3のレンズフードの役割を果たす。
【0032】このような構成の第2実施例の作用につい
て説明する。撮影者が予めストロボ内蔵レンズ付きフイ
ルムユニット42のストロボ充電ボタン51を押圧して
ストロボ回路に充電を行っておき、被写体の撮影範囲を
ファインダ52により確認した後、レリーズボタン53
を押圧すると、ストロボ発光部48からストロボ光が照
射される。照射されるストロボ光のうち、撮影範囲外領
域に照射されるストロボ光の下部の光は、ストロボ発光
部48の下部に重なるように延びているライトガイド4
7の内部を伝わって透過型液晶ディスプレー46方向に
導かれる。
【0033】ライトガイド47の内部を伝わってきたス
トロボ光は、透過型液晶ディスプレー46の裏面側に到
達すると、透過型液晶ディスプレー46の裏面を照明
し、透過型液晶ディスプレー46に表示されている日付
の画像をデータ光としてコリメーターレンズ45方向に
照射する。コリメーターレンズ45に入射したデータ光
は、平行光になってハーフミラー44方向に照射され
る。
【0034】ハーフミラー44の表面に入射したデータ
光は、ハーフミラー44の表面反射作用のために、その
まま上方向に透過する光と、直角に反射して撮影レンズ
43に対して斜め上方向に入射する光とに分光される。
ハーフミラー44の反射率は40パーセントなので、ハ
ーフミラー44の表面に入射したデータ光の光量の内、
40パーセントが反射して撮影レンズ43に入射する。
透過型液晶ディスプレー46に表示された日付画像を映
し出す光は、ストロボ光であり非常に明るいので、撮影
レンズ43に入射する光量が全体の40パーセント程度
でも、日付の写し込みに必要な光量としては充分であ
る。
【0035】一方、撮影者がレリーズボタン53を押圧
すると同時に、シャッタ機構が動作してシャッタ羽根が
開閉する。この時、被写体から入射する光のうち40パ
ーセントがハーフミラー44の表面で上方に反射するこ
とにより、撮影レンズ43に入射する光量は40パーセ
ントほど減少するが、ストロボ内蔵レンズ付きフイルム
ユニット42には高感度の写真フイルムが使用されるの
で、撮影には何ら支障はない。また、ハーフミラー44
を保持している保持枠50が撮影レンズ43の前方を3
方から囲むことで、レンズフードとして周囲の撮影に有
害な光線の入射を防止する。
【0036】シャッタ羽根の開閉により撮影レンズ43
から入射した被写体画像とデータ光が写真フイルム54
の全面と右上方で各々感光し、撮影の日付が写し込まれ
た写真フイルム54の撮影が完了する。このように、デ
ータ写し込み装置41を用いることにより、ストロボ内
蔵レンズ付きフイルムユニット42にデータ写し込み装
置を用いるための特別な機構を付加すること無く、デー
タ写し込み機能をローコストに付加することが可能にな
る。
【0037】また、データ写し込み装置41は、ストロ
ボ内蔵レンズ付きフイルムユニット42のストロボ光の
内、撮影範囲外領域に照射されるストロボ光を、日付写
し込みのための光源として用いているので、ストロボ撮
影に何ら影響を及ぼすこと無く、ストロボ内蔵レンズ付
きフイルムユニット42のストロボ光を有効に利用でき
る。また、データ写し込み装置41に光源を内蔵しなく
てもよいので、非常にローコストにデータ写し込み装置
41を提供することが出来る。
【0038】なお、本発明のデータ写し込み装置は、上
述したようなレンズ付きフイルムユニット以外にも、デ
ータ写し込み機能を持たない単機能カメラ等にも同様に
用いることが出来る。図7は、データ写し込み機能を持
たないカメラに、本発明のデータ写し込み装置を装着し
たときの外観斜視図である。カメラ61の前面には、撮
影レンズを覆うようにデータ写し込み装置62が装着さ
れている。
【0039】データ写し込み装置62の構成は、第2実
施例と同様であり、カメラ61のストロボ発光部63か
ら照射されるストロボ光の一部を、ライトガイド64を
利用してデータ写し込み装置62に内蔵されている透過
型液晶ディスプレー(図示せず)に導き、表示されてい
る日付を照明しする。そして、データ光をハーフミラー
66でカメラ61の撮影レンズに入射させることによ
り、カメラ61に装填されたフイルムに、被写体撮影と
同時に日付を記録するものである。この場合も、カメラ
61に特別な機構を付加しなくとも本発明のデータ写し
込み装置62を装着でき、ローコストにデータ写し込み
機能を付加することが可能になる。
【0040】また、図8に示すように、データ写し込み
装置71を構成するハーフミラー72を、全面にわたっ
て反射加工せずに、ランブ73によって照明された透過
型液晶ディスプレー74からコリメーターレンズ75を
介して照射されるデータ光が反射する部分だけ、ハーフ
ミラー加工領域72aとし、他の部分は素通しの透明板
にすることもできる。この場合、被写体から入射する光
は、小領域のハーフミラー加工領域72aを除いて、ほ
ぼ全面にわたって光量が低下すること無く撮影レンズ7
6に入射する。これにより、写真フイルムの感度が低か
ったり、被写体が暗くても、鮮明に被写体と日付を写真
フイルム77に写し込むことができる。
【0041】なお、上述した実施例においては、写真フ
イルムに写し込まれるデータ光は何れも日付画像であっ
たが、もちろん、これ以外にも、シャッタスピードや撮
影枚数番号、或いは任意の文字や数字等をデータ表示体
に表示して、これらを写し込むようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように、本発明のデータ写し込み
装置によれば、高価な撮影レンズを使用せずに、カメラ
やレンズ付きフイルムユニットの撮影レンズをデータ写
し込みに利用することにより、低価格のコリメータレン
ズとハーフミラー、及びデータ表示体を用いるだけで極
めてローコストにデータ写し込み装置が提供できる。そ
して、従来の単機能カメラやレンズ付きフイルムユニッ
トに本発明のデータ写し込み装置を装着するだけで、デ
ータ写し込み機能をローコストで手軽に付加することが
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したデータ写し込み装置を背面か
らみた説明図である。
【図2】このデータ写し込み装置をレンズ付きフイルム
ユニットに装着したときの外観斜視図である。
【図3】図2の分解斜視図である。
【図4】本発明を実施したデータ写し込み装置とレンズ
付きフイルムユニットの光路を示した説明図である。
【図5】第2実施例を示す説明図である。
【図6】第2実施例の光路を示す説明図である。
【図7】第3実施例を示す説明図である。
【図8】第4実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
2 データ写し込み装置 3 外装体 7 ハーフミラー 8 コリメーターレンズ 9 透過型液晶ディスプレー 11 ランプ 12 保持枠 16 シンクロスイッチ 17 操作部材 18 第1接片 19 第2接片

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ又はレンズ付きフイルムユニット
    の撮影レンズの前面に装着して用いられるデータ写し込
    み装置において、 撮影レンズの前方に傾けて配置されたミラーと、データ
    表示体からのデータ光を前記ミラーに入射させることに
    より、前記撮影レンズの合焦位置とほぼ等価の距離又は
    被写界深度内に前記データ表示体に表示されるデータの
    虚像を形成するコリメーターレンズとを備え、前記ミラ
    ーで反射されたデータ光を撮影光とともに撮影レンズに
    より写真フイルム面上に結像させるようにしたことを特
    徴とするデータ写し込み装置。
  2. 【請求項2】 前記ミラーは撮影レンズの全面を全体的
    に覆うハーフミラーで構成されたことを特徴とする請求
    項1記載のデータ写し込み装置。
  3. 【請求項3】 前記ハーフミラーの反射率が50%以下
    であることを特徴とする請求項2記載のデータ写し込み
    装置。
  4. 【請求項4】 前記ミラーは、透明板の全面のうちデー
    タ光の入射部だけをハーフミラーにした部分ハーフミラ
    ーであることを特徴とする請求項1記載のデータ写し込
    み装置。
  5. 【請求項5】 データ表示体を透過型の液晶表示ユニッ
    トで構成するとともに、シャッタボタンの操作に連動し
    て駆動される光源からの光を液晶表示ユニットの背面側
    から透過させてデータ光を得るようにしたことを特徴と
    する請求項1〜4いずれか記載のデータ写し込み装置。
  6. 【請求項6】 前記光源は、カメラ又はレンズ付きフイ
    ルムユニットに内蔵され、被写体に照明光を与えるスト
    ロボと、このストロボからの光の一部をデータ表示体の
    背面に導くライトガイドとからなることを特徴とする請
    求項5記載のデータ写し込み装置。
  7. 【請求項7】 前記データ写し込み装置は、カメラ又は
    レンズ付きフイルムユニットに装着したときに、カメラ
    又はレンズ付きフイルムユニットのシャッタボタンを覆
    うように設けられ、その押圧操作によって前記シャッタ
    ボタンを押し下げるシャッタ操作部材と、このシャッタ
    操作部材の押圧操作に連動して前記光源を点灯させるス
    イッチとを備えたことを特徴とする請求項5記載のデー
    タ写し込み装置。
  8. 【請求項8】 前記ハーフミラーを保持する保持部材
    は、前記データ写し込み装置をカメラ又はレンズ付きフ
    イルムユニットに装着したときに、撮影レンズの前方の
    周囲を囲んでレンズフードの機能を兼用することを特徴
    とする請求項2記載のデータ写し込み装置。
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