JP2000157680A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000157680A
JP2000157680A JP10340356A JP34035698A JP2000157680A JP 2000157680 A JP2000157680 A JP 2000157680A JP 10340356 A JP10340356 A JP 10340356A JP 34035698 A JP34035698 A JP 34035698A JP 2000157680 A JP2000157680 A JP 2000157680A
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JP10340356A
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Takaaki Ichihara
高明 市原
Keisuke Nagai
恵介 永井
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Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表示部に表示する図柄の態様を多様化させる
ことにより、当たり(大当たり)になる期待感を向上さ
せる。 【解決手段】 所要のタイミング(例えばリーチ)に達
すると、表示部(例えば特別図柄表示器)に表示する図
柄(例えば特別図柄)の数を変える(ステップS84
a)。こうして、表示部に表示する図柄の態様が多様化
する。また、大当たり図柄の数と、全体の図柄の数との
割合も変わるので、大当たりになる見かけ上の確率も変
化する。そのため、大当たりになる期待感を向上させる
ことができる。なお、特定の図柄の割合を変えた場合や
(ステップS84b)、図柄の順番を変えた場合も同様
である(ステップS84c)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は表示部を備えた遊技
機に関し、表示する図柄の態様を多様化させるための技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】パチンコ機やアレンジボール機等のよう
な遊技機の多くは、遊技球が所定領域に入賞したり通過
すると、特別図柄表示器に特別図柄(左図柄,中図柄,
右図柄)を変動させ始める。このような図柄の変動状態
を「図柄変動」と呼ぶ。所定領域としては、例えば始動
口等のような特定入賞口などがある。そして、図柄変動
を始めてからしばらくした後、特別図柄を停止して表示
する。もし、停止した特別図柄が大当たり図柄と一致し
たときには、「大当たり」として遊技者に遊技者に有利
な遊技状態(すなわち特別の利益)を提供する。ここ
で、大当たり図柄としては、例えばゾロ目の図柄(「1
11」や「777」等)であることが多い。遊技者に有
利な遊技状態としては、役物や大入賞口等を一定期間だ
け開放する等のように作動して遊技球が入賞口に入りや
すい状態にする。こうして提供された有利な遊技状態に
よって、遊技者は多くの賞球(「賞品球」とも呼ぶ。以
下同様である。)を得ることが可能になる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の遊技機
では、特別図柄表示器に表示することができる特別図柄
の数は常に一定であった。例えば、「0」,「1」,
…,「9」,「A」,「B」,「C」のように13種類
の特別図柄である。そのため、図柄変動を始めてから特
別図柄を停止するまでの演出では、大当たりになる見か
け上の確率もまた一定になる。上記の例では、左図柄と
右図柄とが「7」でリーチになると、中図柄が「7」の
ときに大当たりになるので、大当たりになる見かけ上の
確率は1/13で常に一定になる。したがって、リーチ
になっても大当たりになる期待感も変化がなく、面白味
に欠けていた。本発明はこのような点に鑑みてなされた
ものであり、表示部に表示する図柄の態様を多様化させ
ることにより、当たり(大当たりを含む。)になる期待
感を向上させる遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段1】請求項1に記載された
発明は、表示部に図柄を変動させた後に停止して表示さ
れた図柄に基づいて当たりになると、遊技者に有利な遊
技状態を提供する遊技機において、表示部に表示する図
柄の数を変更する。請求項1に記載された発明によれ
ば、表示部に表示する図柄の数が変わると、表示部に表
示する図柄の態様が多様化する。また、当たりやリーチ
になる図柄の数と、全体の図柄の数との割合も変わるの
で、当たりやリーチになる見かけ上の確率も変化する。
そのため、遊技者は有利な遊技状態を獲得する期待感が
向上する。
【0005】ここで、請求項1に記載した用語について
は、以下のように解釈する。他の請求項および発明の詳
細な説明についても同様である。 (1)「図柄」には特別図柄に限らず、普通図柄等のよ
うに抽選に用いるためのすべての図柄を含む。また「図
柄」には、当たりやリーチになる図柄と、はずれになる
図柄とがある。 (2)「当たり」には特別図柄による大当たりに限ら
ず、普通図柄による当たり等のように抽選によって遊技
者が有利な遊技状態を獲得できる状態を含む。
【0006】
【課題を解決するための手段2】請求項2に記載された
発明は、表示部に図柄を変動させた後に停止して表示さ
れた図柄に基づいて当たりになると、遊技者に有利な遊
技状態を提供する遊技機において、表示部に表示する図
柄のうち、特定の図柄の割合を変更する。請求項2に記
載された発明によれば、表示部に表示する図柄のうちで
特定の図柄の割合が変わると、表示部に表示する図柄の
態様が多様化する。また、特定の図柄が当たりやリーチ
になる図柄か否かによって、当たりやリーチになる見か
け上の確率も変化する。そのため、遊技者は有利な遊技
状態を獲得する期待感が向上する。
【0007】
【課題を解決するための手段3】請求項3に記載された
発明は、表示部に図柄を変動させた後に停止して表示さ
れた図柄に基づいて当たりになると、遊技者に有利な遊
技状態を提供する遊技機において、表示部に表示する図
柄の順番を変更する。請求項3に記載された発明によれ
ば、表示部に表示する図柄の順番が変わると、表示部に
表示する図柄の態様が多様化する。また、表示順を変更
した結果、当たりになる図柄が連続して表示されるか否
かによって、当たりやリーチになる見かけ上の確率も変
化する。そのため、遊技者は有利な遊技状態を獲得する
期待感が向上する。
【0008】
【課題を解決するための手段4】請求項4に記載された
発明は、請求項1〜3に記載された遊技機において、所
要のタイミングに達すると変更を実行する。請求項4に
記載された発明によれば、所要のタイミングに達したと
きに変更を行うと、変更にかかる図柄によっては当たり
やリーチになる見かけ上の確率も変化する。そのため、
所要のタイミングに達したときに遊技者にインパクトを
与えるとともに、遊技者は有利な遊技状態を獲得する期
待感が向上する。
【0009】ここで、請求項4に記載した用語の「所要
のタイミング」は遊技者にインパクトを与えるような時
期を意味し、一定のタイミングと不定のタイミングとを
含む。例えば「一定のタイミング」としては、リーチ
時,当たり時(大当たり時を含む。),所定事象の発生
回数が所定回数に達した時等が該当する。なお、この解
釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても同様
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。 〔実施の形態1〕まず、実施の形態1は本発明を第1種
パチンコ機に適用したものであって、図1〜図9を参照
しながら説明する。この実施の形態1は、液晶表示器を
用いた特別図柄表示器に表示する図柄の数等をリーチ後
に変更する態様である。ここで図1には、第1種パチン
コ機の外観を正面図で示す。図2には、制御部の構成を
ブロック図で示す。図3には第1種始動口処理の内容
を、図4には図柄変動処理の内容を、図5には変動表示
処理の内容を、図6にはリーチ処理の内容をそれぞれフ
ローチャートで示す。図7〜図9には特別図柄表示器に
おける表示例を示す。
【0011】まず図1において、パチンコ機10の遊技
盤面12上には、第1種始動口26,大入賞口32,複
合装置14,一般の入賞口等が適宜に配置されている。
第1種始動口26は始動口センサ48が設けられ、パチ
ンコ球が入賞すると通常の入賞口と同様に賞球が払い出
される。一方、ゲート28,52にはそれぞれゲートセ
ンサ30,50が設けられている。大入賞口32には蓋
32aが備えられており、この蓋32aはソレノイド4
6によって開閉される。また、大入賞口32にはVゾー
ン32cが設けられている。そのVゾーン32cにパチ
ンコ球が大入賞口開放期間(例えば20秒間)内に入賞
すると、大当たり遊技状態を所要回数(例えば16回)
内で継続することができる。さらに蓋32aの下部に
は、第1種始動口26と同等の機能を備えた下部始動口
32bが設けられている。ここで、始動口センサ48は
第1種始動口26に入賞したパチンコ球を検出する。ま
た、ゲートセンサ30,50は、それぞれのゲート2
8,52を通過したパチンコ球を検出する。
【0012】複合装置14には、保留球ランプ22,装
飾板54,普通図柄表示器20,特別図柄表示器24,
光センサ58等が設けられている。保留球ランプ22
は、図柄変動中に第1種始動口26に入賞したパチンコ
球の個数を表示する。具体的には、特別図柄表示器24
の上方に設けられている装飾板54の左右両側に2個ず
つ、計4個設けられている。装飾板54は装飾効果を発
揮させるために設けられ、普通図柄表示器20やランプ
等の発光体が備えられている。光センサ58は遊技盤面
12側の明るさ(輝度,光度)を検出するものであっ
て、例えばCdS(硫化カドミウム)セルやフォトトラ
ンジスタ等を用いる。この光センサ58は、遊技盤面1
2側の明るさ(薄暗くなっているか否か)を検出信号と
して出力する。
【0013】普通図柄表示器20には7セグメントLE
Dが用いられ、普通図柄(例えば英数字や記号等)を表
示する。普通図柄は上記ゲート28,52にパチンコ球
が通過したときに変動が始まり、その後に停止する。そ
して、停止した普通図柄が当たり図柄(例えば「7」)
と一致すると、下部始動口32bの蓋が一定期間(例え
ば4秒間)だけ開く。なお、普通図柄表示器20には、
液晶表示器,CRT,LED表示器,プラズマ表示器等
のように普通図柄が表示可能な他の表示器を用いてもよ
い。特別図柄表示器24は液晶表示器が用いられ、表示
部に相当する。この特別図柄表示器24には特別図柄
(例えば絵柄や英数字、記号等)や、装飾図柄等を表示
する。第1種始動口26または下部始動口32bにパチ
ンコ球が入賞すると、特別図柄が変動し始め、その後に
停止する。なお、特別図柄表示器24には、CRT,L
ED表示器,プラズマ表示器等のように特別図柄等が表
示可能である電気的な表示器を用いてもよい。また、普
通図柄と特別図柄とを同じ表示器(例えば特別図柄表示
器24)に表示する態様としてもよい。
【0014】遊技盤面12以外では、賞球を含むパチン
コ球を一時的に貯留する下皿38、タバコの吸い殻を入
れる灰皿40、効果音や音楽等を出すスピーカ42、遊
技者の手がハンドル34に触れているか否かを検出する
タッチセンサ36、ガラス枠18の開放を検出する金枠
センサ56等が設けられている。スピーカ42は賞球の
受皿である上皿44の内部に設けられ、タッチセンサ3
6や金枠センサ56はそれぞれ所要の位置に設けられて
いる。また、ランプ類16には電球やLED等の表示体
が用いられており、図示した位置には限らずパチンコ機
10の遊技内容等に合わせて適切な位置に配置される。
【0015】次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技
を実現するメイン制御部100および表示制御部200
の構成や作動等について、図2を参照しながら説明す
る。これらのメイン制御部100および表示制御部20
0は、いずれもパチンコ機10の背面側に設けられてい
る。図2に示すように、メイン制御部100はCPU
(プロセッサ)110,ROM102,RAM104,
入力処理回路106,出力処理回路108,表示制御回
路112,通信制御回路114等によって構成されてい
る。CPU110は、ROM102に格納されている遊
技制御プログラムに従ってパチンコ機10におけるパチ
ンコ遊技を制御する。遊技制御プログラムには、後述す
る第1種始動口処理,図柄変動処理,変動表示処理,リ
ーチ処理等を実現するためのプログラムが含まれる。R
OM102には、上記遊技制御プログラムのほかに、大
当たり値等のデータが格納されている。このROM10
2には一般にEPROMが用いられるが、これに限らず
EEPROMやフラッシュメモリを用いてもよい。RA
M104には一般にDRAMが用いられるが、SRAM
やフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いてもよ
い。このRAM104には、各種乱数,保留球数等の各
種データ、あるいは入出力信号が格納される。
【0016】入力処理回路106は、ゲートセンサ3
0,50、タッチセンサ36、始動口センサ48、金枠
センサ56、光センサ58等から送られたそれぞれの検
出信号を受けて、メイン制御部100内で処理可能なデ
ータ形式に変換し、バス118を介してCPU110や
RAM104に送る。一方、出力処理回路108はCP
U110からバス118を介して送られた作動データを
受けて、ソレノイド46等のようにパチンコ機10に備
えられている各種作動装置を作動させる。
【0017】表示制御回路112はCPU110からバ
ス118を介して送られた表示データを受けて、ランプ
類16を適宜に点灯させたり、普通図柄表示器20を点
灯/消灯したり、保留球ランプ22に保留球数(例え
ば、0≦保留球数≦4)に応じた個数のランプを表示す
る等のような表示制御を行う。通信制御回路114は表
示制御部200,枠制御部300,ホールコンピュータ
400等との間においてデータを送受信するための回路
である。上記各構成要素は、いずれもバス118に互い
に結合されている。
【0018】ここで、枠制御部300はメイン制御部1
00と同様にCPUを中心に構成され、その内容は公知
であるので詳細な説明を省略する。この枠制御部300
は、パチンコ遊技を行うために必要なパチンコ球の発射
や賞球の払い出し等を制御し、効果音や音楽等をスピー
カ42から出し、あるいは金枠センサ56による扉開放
の検査等を適切なタイミングで行う。ホールコンピュー
タ400はメイン制御部100と同様にCPUを中心に
構成され、その内容は公知であるので詳細な説明を省略
する。このホールコンピュータ400はホール(遊技
場)を運営するために用いられ、パチンコ機,スロット
マシン,貸出機,照明機器等の装置や機器を総括して制
御する。
【0019】次に、表示制御部200はメイン制御部1
00から送られる表示データを受けて、表示すべき画像
を適切に加工して特別図柄表示器24に表示する処理を
行う。この表示制御部200はVDP(Video Display
Processor )とも呼ばれ、CPU210,ROM20
2,RAM204,通信制御回路206,表示制御回路
212等によって構成されている。CPU210は、R
OM202に格納されている表示制御プログラムに従っ
て特別図柄表示器24の表示制御を行う。ROM202
には、上記表示制御プログラムのほかに、リーチパター
ン,特別図柄や普通図柄等の抽選画像,キャラクタ等の
背景画像等のような表示用の全データが格納されてい
る。このROM202には一般にEPROMが用いられ
るが、これに限らずEEPROMやフラッシュメモリを
用いてもよい。RAM204には一般にDRAMが用い
られるが、SRAMやフラッシュメモリ等の不揮発性メ
モリを用いてもよい。このRAM204には、各種デー
タや入出力信号が格納される。通信制御回路206はメ
イン制御部100との間においてデータを送受信するた
めの回路である。表示制御回路212はCPU210か
らバス218を介して送られた表示データを受けて、特
別図柄表示器24に対して画像(すなわち文字,図柄,
映像等)を加工して表示する制御を行う。上記各構成要
素は、いずれもバス218に互いに結合されている。
【0020】次に、上記構成をなすパチンコ機10にお
いて本発明を実現するための処理手順について、図3〜
図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。こ
れらの図に示す第1種始動口処理,図柄変動処理,変動
表示処理,リーチ処理は、いずれも図2に示すメイン制
御部100においてROM102に格納されている遊技
制御プログラムをCPU110が適当なタイミング(例
えば4ミリ秒ごとの周期)で実行することによって実現
される。なお、保留球数は、特別図柄表示器24に特別
図柄が変動して表示されている間に、第1種始動口26
に入賞したパチンコ球の数である。また、「加算する」
という場合には、通常は1だけ保留球数を増やすことを
意味するが、遊技状態等に応じて適宜に2以上の値を増
やす場合を含む。これに対して「減算する」という場合
には、保留球数を減らす点を除いては加算する場合と同
様である。
【0021】まず、図3に示す第1種始動口処理では、
第1種始動口26に対するパチンコ球の入賞処理を行
う。すなわち、第1種始動口26にパチンコ球が入賞し
たか否かを判別する〔ステップS10〕。具体的には、
図2において始動口センサ48から検出信号が出力され
た場合には入賞した(YES)と判別し、検出信号が出
力されなければ入賞しない(NO)と判別する。そし
て、第1種始動口26にパチンコ球が入賞したときに
は、保留球数が上限値(例えば4)に達しているか否か
を判別する〔ステップS12〕。保留球数が上限値に達
していなければ(NO)、その保留球数を加算する〔ス
テップS14〕。この加算に伴って表示制御回路112
に表示データを出力し、保留球ランプ22で点灯するラ
ンプの個数を変える。その後、各種乱数の読み込みと記
憶を行い〔ステップS16〕、第1種始動口処理を終了
する。
【0022】ここで、各種乱数には、大当たり判定用乱
数RA,大当たり図柄用乱数RB,リーチパターン乱数
RCがある。大当たり判定用乱数RAは、大当たりか否
かを判別するための乱数である。大当たり図柄用乱数R
Bは、大当たり判定用乱数RAによって大当たりと判別
された場合において、特別図柄表示器24に停止して表
示する特別図柄を特定するための乱数である。リーチパ
ターン乱数RCは、特別図柄表示器24に表示されてい
る特別図柄がリーチ状態になった後、残りの特別図柄が
停止するまでの表示パターンを特定するための乱数であ
る。なお、ステップS10において第1種始動口26に
パチンコ球が入賞していない場合や、ステップS12に
おいて保留球数が上限値に達した場合には、何もせずに
そのまま第1種始動口処理を終了する。
【0023】次に、図4に示す図柄変動処理では、特別
図柄表示器24における図柄の変動を行う。すなわち、
保留球数が正数(保留球数>0)か否かを判別する〔ス
テップS20〕。保留球数が正数ならば(YES)、上
記ステップS16で記憶した大当たり判定用乱数RAを
読み込むとともに〔ステップS22〕、次回の処理に備
えて保留球数を減算する〔ステップS24〕。そして、
変動表示処理を行う〔ステップS26〕。この変動表示
処理の具体的な処理手順について、図5を参照しながら
説明する。
【0024】図5において、まず「大当たり」か否かを
判別する〔ステップS40〕。具体的には、上記ステッ
プS22で読み込んだ大当たり判定用乱数RAが大当た
り値と一致するか否かによって判別する。なお、大当た
り値は通常は1個であるが、確率変動のように遊技状態
等によっては複数個のときもある。もし、「大当たり」
ならば(YES)、図3のステップS16で記憶した大
当たり図柄用乱数RBを読み込んだ後〔ステップS4
2〕、ステップS44に進む。この大当たり図柄用乱数
RBによって、最終的に停止して表示する予定の図柄
(以下「停止予定図柄」と呼ぶ。)が決定される。一
方、ステップS40で「はずれ」と判別されたならば
(NO)、はずれ図柄を特別図柄表示器24に表示する
ため、はずれ図柄データをRAM104から読み込む
〔ステップS60〕。その後、当該はずれ図柄データに
リーチ状態の図柄、すなわちリーチ図柄を含むか否かを
判別する〔ステップS62〕。すなわち、リーチ状態ま
ではゆくが、最終的には「はずれ」となるか否かを判別
する。もし、リーチ図柄を含むならば(YES)、ステ
ップS44に進む。一方、リーチ図柄をも含まないなら
ば(NO)、ステップS64に進む。
【0025】次にステップS44では、特別図柄表示器
24に表示する特別図柄を変動させ始める。その後、リ
ーチ処理を行う〔ステップS46〕。リーチ処理では、
リーチパターンに基づいて変動表示を行う。ここで、リ
ーチ処理の具体的な処理内容について、図6を参照しな
がら説明する。
【0026】図6に示すリーチ処理では、最初にリーチ
パターン乱数RCを読み込む〔ステップS80〕。この
リーチパターン乱数RCに基づいてリーチパターンを決
定し、そのリーチパターンに従って後述するステップS
82〜S88の表示を行う。すなわち、まずリーチ状態
に達したことを特別図柄表示器24に表示する〔ステッ
プS82〕。例えばゾロ目の図柄を「大当たり」として
いるパチンコ機10では、中図柄を除く左図柄と右図柄
には同じ図柄を表示する。そして、図柄の数を変更し、
残りの特別図柄の変動をし続ける〔ステップS84
a〕。例えば、次の表1に示すように中図柄の数を13
から14に増やす。
【0027】
【表1】
【0028】上記表1の例では図柄「7」が一つ増えて
いるので、特別図柄表示器24に表示する図柄の態様が
変更前よりも多様化する。先に停止した左図柄と右図柄
がともに「7」であるとき、中図柄が「7」になる可能
性は変更前よりも高くなる。この場合には大当たり図柄
が「7」に該当するので、大当たり図柄の数と、全体の
図柄の数との割合も変わる。すなわち、1/13から2
/14になる。こうして大当たりになる見かけ上の確率
が高くなるので、遊技者には大当たりになる期待感を向
上させることができる。また、図柄の数を減らしても、
同様の効果を得ることができる。例えば、次の表2に示
すように中図柄の数を13から12に減らす。この例で
は、大当たりになる見かけ上の確率が1/13から1/
12になる。なお、図柄(この例では中図柄)の数の変
更は1回に限らず、複数回行なってもよい。例えば、特
別図柄表示器24に表示する図柄が1周または複数周す
るごとに図柄の数を変更してもよい。
【0029】
【表2】
【0030】そして、図柄の数の変更した後、大当たり
になる図柄に「ラッキー」の文字を重ねるように表示す
る〔ステップS86〕。こうすれば、大当たりになる図
柄が分かりやすくなる。なお、他の文字や記号等で表示
し、あるいは大当たりになる図柄を他の図柄と異なる形
状,模様,色彩にして表示しても分かりやすく、一目で
認識できる。さらに、リーチパターンに従って装飾図柄
(例えばキャラクタや背景等)を表示し〔ステップS8
8〕、リーチ処理を終了する。
【0031】上記リーチ処理を実行すると、特別図柄表
示器24の画面24aでは例えば以下に示すような表示
態様を実現することができる。すなわち、リーチ表示を
したときには(ステップS82)、図7(A),図8
(A)に示すように左図柄F2と右図柄F6とが図柄
「7」で停止して表示され、中図柄F4のみが矢印方向
(図面下方向)に高速,中速,低速のいずれかで変動し
ている。図7(A),図8(A)の例では、低速で変動
して図柄の判別が可能な状態であり、中図柄F4につい
て図柄「7」のみに「ラッキー」の文字が重ねて表示さ
れる(ステップS86)。そのため、大当たりになる図
柄が分かりやすく、一目で認識できる。そして、図柄の
数が増えると(ステップS84a)、図7(B)に示す
ように中図柄F4について二つの図柄「7」にそれぞれ
「ラッキー」の文字が重ねて表示される(ステップS8
6)。一方、図柄の数が減ると(ステップS84a)、
図8(B)に示すように中図柄F4についてはずれとな
る図柄「6」が表示されなくなる(ステップS86)。
これらの例では、大当たりになる確率が見かけ上増える
ので、遊技者は大当たりに対する期待感が向上する。さ
らに、特別図柄表示器24に表示する図柄が1周または
複数周するごとに図柄の数を変更する場合には、図7
(C)に示すように「ラッキー」の文字が重ねて表示さ
れる中図柄F4がさらに増えたり、図8(C)に示すよ
うにはずれになる中図柄F4がさらに減る。これらの例
では、大当たりになる確率が見かけ上さらに増えるの
で、遊技者は大当たりに対する期待感がさらに向上す
る。
【0032】ここで、図6のステップS84aに示す図
柄の数を変更する態様に代えて、以下の処理を行なって
もよい。 (a1)特定の図柄の割合を変更する〔ステップS84
b〕。当該特定の図柄の割合は、全体の図柄の数に対す
る特定の図柄の数の割合である。例えば、中図柄の数は
変えず、大当たりになる図柄を増やし、はずれになる図
柄を減らす。表3の例では変更前の図柄「6」を、図柄
「7」に変更している。こうすると、大当たりになる見
かけ上の確率も高くなるので、大当たりになる期待感を
向上させることができる。なお、表1や表2の例のよう
に図柄の数を変更する場合でも、特定の図柄を大当たり
になる図柄とすれば、結果的には特定の図柄の割合を変
更することにもなる。 (a2)図柄の順番を変更する〔ステップS84c〕。
すなわち、特別図柄表示器24に循環して表示する図柄
の順番を一部または全部変更する。例えば、中図柄の数
は変えず、大当たりになる図柄を集中させるように表示
順を入れ替える。表4の例では、変更前は離散する順番
で位置していた図柄「7」を、変更後は集中させてい
る。こうすると大当たりになる見かけ上の確率は変わら
ないものの、大当たりになる図柄が連続することにな
る。そのため、大当たりになる図柄が連続して表示され
るので、その連続表示が行われている際は大当たりにな
る期待感を向上させることができる。 (a3)特定の図柄(例えば大当たり図柄)を増やす態
様に代えて、当該図柄の大きさを大きくしたり、遊技盤
面12の正面に位置するときはゆっくりと変動させて所
定位置における当該図柄を表示する期間の長さを長くす
る。あるいは、特定の図柄以外の図柄(例えばはずれ図
柄)を減らす態様に代えて、当該図柄の大きさを小さく
したり、遊技盤面12の正面に位置するときは速く変動
させて所定位置における当該図柄を表示する期間の長さ
を短くする。これらの例では、大当たりになる確率が見
かけ上さらに増えるので、遊技者は大当たりに対する期
待感が向上する。
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】なお、図6のステップS84a,S84
b,S84cは、再変動になる図柄について同様に適用
することができる。すなわち、ステップS84aでは再
変動になる図柄を増やすか、再変動にならない図柄を減
らす。ステップS84bでは再変動になる図柄を増やし
て、再変動にならない図柄を減らす。これらの適用で
は、再変動になる見かけ上の確率も高くなるので、再変
動になる期待感を向上させることができる。また、ステ
ップS84cでは再変動になる図柄を集中させるように
表示順を入れ替える。この適用では、再変動になる図柄
が連続表示されている際は再変動になる期待感を向上さ
せることができる。
【0036】上述した再変動になる図柄への適用によっ
て、例えば図柄の数を変更する場合には(ステップS8
4a)、特別図柄表示器24の画面24aでは以下に示
すような表示態様を実現することができる。ここで、図
9(A)に示す状態は図7(A)に示す状態と同様であ
る。そして図柄の数が増減することにより、図9(B)
に示すように中図柄F4について二つの図柄「7」
「8」にそれぞれ「ラッキー」の文字が重ねて表示され
る(ステップS86)。なお、中図柄F4のうち、再変
動になる図柄について「ラッキー」の文字が重ねて表示
されるので(ステップS86)、再変動になる図柄が分
かりやすく、一目で認識できる。さらに、特別図柄表示
器24に表示する図柄が1周または複数周するごとに図
柄の数を変更する場合には、図9(C)に示すように
「ラッキー」の文字が重ねて表示される中図柄F4がさ
らに増える。この例では、再変動になる確率が見かけ上
さらに増えるので、遊技者は再変動に対する期待感がさ
らに向上する。なお、再変動になる図柄で停止すると、
一旦停止した後に再度図柄が変動して大当たりになるチ
ャンスが遊技者に与えられる。
【0037】リーチ処理を終えて図5に戻り、変動して
いる特別図柄を停止させる〔ステップS48〕。上記の
例では、未だに変動していた中図柄F4を停止して表示
する。一方、ステップS62においてリーチ図柄でない
ときは(NO)、ステップS44と同様に変動し始め
〔ステップS64〕、はずれ図柄の変動表示を行なった
後〔ステップS66〕、特別図柄をはずれ図柄で停止さ
せる〔ステップS48〕。はずれ変動処理は、はずれ図
柄の表示パターンに基づいて変動表示を行う。なお、は
ずれ変動処理の具体的な処理内容については、周知の処
理内容と同様であるので説明を省略する。
【0038】特別図柄の変動を停止した後、再変動を行
うか否かを判別する〔ステップS50〕。具体的には、
ステップS48で停止して表示された特別図柄が再変動
図柄と一致しているか否かによって判別する。この再変
動図柄は大当たり図柄と一部または全部で一致してもよ
く、異なる図柄の組み合わせであってもよい。もし、再
変動を行うならば(YES)、再変動処理を行う〔ステ
ップS68〕。なお、再変動処理の具体的な処理内容に
ついては、周知の処理内容と同様であるので説明を省略
する。一方、ステップS50において再変動を行わない
ならば(NO)、ステップS52に進む。そして特別図
柄表示器24に実際に停止して表示された特別図柄(左
図柄F2,中図柄F4,右図柄F6)が確率変動図柄と
一致するか否かを判別する〔ステップS52〕。例え
ば、大当たり図柄が奇数であるか否かによって判別す
る。もし、特別図柄が確率変動図柄と一致するならば
(YES)、確率変動処理を行なった後〔ステップS7
0〕、変動表示処理を終了する。なお、確率変動処理の
具体的な処理内容については、既に周知の処理と同様で
あるので説明を省略する。一方、ステップS52におい
て特別図柄が確率変動図柄と一致しないならば(N
O)、何もせずに変動表示処理を終了する。
【0039】変動表示処理を終えると図4に戻って、最
終的に特別図柄表示器24に表示された特別図柄が大当
たり図柄と一致するか否かを判別する〔ステップS2
8〕。ここで、上述したように図5に示すステップS4
0でも「大当たり」か否かを判別しているが、この判別
はステップS22で読み込んだ大当たり判定用乱数RA
に基づいて行なっている。しかし、ステップS26の変
動表示処理を実行しているとき等において外来ノイズ等
の影響を受け、予定していた大当たり表示となるものが
はずれ表示になることもある。したがって、パチンコ遊
技の混乱を防止するため、最終的に特別図柄表示器24
に停止して表示された特別図柄を優先して大当たり判別
を行うものである。もし、特別図柄が大当たり図柄と一
致するならば(YES)、「大当たり」として大当たり
処理を行い〔ステップS30〕、図柄変動処理を終了す
る。一方、特別図柄が大当たり図柄と一致しないならば
(NO)、「はずれ」としてはずれ処理を行い〔ステッ
プS32〕、図柄変動処理を終了する。なお、大当たり
処理,はずれ処理の具体的な処理内容については、周知
の処理内容と同様であるので説明を省略する。
【0040】ここで、遊技中における光センサ58の利
用方法について、簡単に説明する。光センサ58から出
力された検出信号は入力処理回路106で信号変換さ
れ、検出データとしてCPU110が受ける。そして、
CPU110は検出データに基づいて遊技盤面12側の
明るさを判別し、当該明るさに応じて特別図柄表示器2
4の輝度調整を行う。すなわち、CPU110は表示制
御部200に対して輝度データを含む表示データを送
る。輝度データを含む表示データを受けた表示制御部2
00は、指定された輝度で特別図柄表示器24に図柄等
を表示する。特別図柄表示器24の輝度調整は、2段階
以上の複数段階で行う。すなわち、遊技盤面12側が明
るければ明るいほど輝度を高く、遊技盤面12側が暗け
れば暗いほど輝度を低くする。こうすれば、特別図柄表
示器24に表示される図柄等が明るすぎたり暗すぎたり
することがない。そのため、特別図柄表示器24が見や
すくなるとともに、遊技者の目を保護することができ
る。
【0041】上記実施の形態1によれば、請求項1に対
応して特別図柄表示器24(表示部)に表示する特別図
柄(図柄)の数が変わると(図6のステップS84
a)、特別図柄表示器24に表示する特別図柄の態様が
多様化する。また、大当たり図柄の数と、全体の図柄の
数との割合も変わるので、大当たりになる見かけ上の確
率も変化する。そのため、大当たりになる期待感を向上
させることができる。また、請求項2に対応し、特別図
柄表示器24に表示する特別図柄のうちで特定の図柄の
割合が変わると(図6のステップS84b)、特別図柄
表示器24に表示する特別図柄の態様が多様化する。ま
た、特定の図柄が大当たり図柄か否かによって大当たり
になる見かけ上の確率も変化する。そのため、大当たり
になる期待感を向上させることができる。
【0042】さらに、請求項3に対応して特別図柄表示
器24に表示する特別図柄の順番が変わると(図6のス
テップS84c)、特別図柄表示器24に表示する特別
図柄の態様が多様化する。また、特別図柄の表示順を変
更した結果、大当たりになる図柄が連続して表示される
と、大当たりになる期待感が向上する。そして、請求項
4に対応してリーチ(所要のタイミング)に達したとき
に変更を行うと(図6のステップS82,S84a,S
84b,S84c)、変更にかかる特別図柄によっては
大当たりになる見かけ上の確率も変化する。そのため、
リーチに達したときに遊技者にインパクトを与えるとと
もに、大当たりになる期待感を向上させることができ
る。
【0043】〔実施の形態2〕次に、実施の形態2は実
施の形態1と同様に、本発明を第1種パチンコ機に適用
したものであって、図10〜図12を参照しながら説明
する。この実施の形態2は、液晶表示器を用いた特別図
柄表示器に表示する図柄の数等をリーチ前に変更する態
様である。ここで図10には変動表示処理の内容を、図
11には変動開始処理の内容をそれぞれフローチャート
で示す。図12には特別図柄表示器24における表示例
を示す。これらの図において、図1〜図9に示す要素と
同一の要素については同一符号を付し、当該要素の説明
を省略する。なお、パチンコ機10やメイン制御部10
0の構成,作動等は実施の形態1と同様であるので、そ
の説明を省略する。したがって、説明を簡単にするため
に実施の形態2では実施の形態1と異なる点について説
明する。
【0044】実施の形態2が実施の形態1と異なるの
は、図5に示す特別図柄の変動開始(ステップS44,
S64)に代えて、特別図柄の変動を開始する変動開始
処理を行う点である(図10のステップS45,S6
5)。この変動開始処理の具体的な処理内容について、
図11を参照しながら説明する。図11に示す変動開始
処理では、最初に全ての特別図柄(左図柄,中図柄,右
図柄)をほぼ同時に変動させ始め〔ステップS90〕、
その後しばらくしてから左図柄(第1図柄)を停止させ
る〔ステップS92〕。そして、図柄の数を変更し〔ス
テップS94a〕、左図柄と同じ図柄の右図柄には「リ
ーチ」の文字を重ねて表示する〔ステップS96〕。図
柄の数の変更は、図6に示すステップS84aと同様に
行い、例えば表1または表2のように変更する。この変
更は、左図柄(第1図柄)および/または右図柄(第2
図柄)に対して行う。さらにその後しばらくしてから右
図柄(第2図柄)を停止させる〔ステップS98〕。
【0045】上記変動開始処理を実行すると、特別図柄
表示器24の画面24aでは例えば以下に示すような表
示態様を実現することができる。すなわち、左図柄F2
が停止すると(ステップS92)、図12(A)に示す
ように中図柄F4と右図柄F6が未だに矢印方向(図面
下方向)に変動している。図12(A)の例では、中図
柄F4は高速で変動しており図柄の判別ができない状態
であり、右図柄F6は低速で変動しており図柄の判別が
可能な状態である。このとき、右図柄F6について図柄
「7」のみに「リーチ」の文字が重ねて表示される(ス
テップS96)。そのため、リーチになる図柄が分かり
やすく、一目で認識できる。そして、図柄の数が増える
と(ステップS94a)、図12(B)に示すように右
図柄F6について二つの図柄「7」にそれぞれ「リー
チ」の文字が重ねて表示される(ステップS96)。こ
の例では、リーチになる確率が見かけ上増えるので、遊
技者はリーチに対する期待感が向上する。なお、リーチ
にならない右図柄F6を減らした場合も同様である。さ
らに、特別図柄表示器24に表示する図柄が1周または
複数周するごとに図柄の数を変更する場合には、図12
(C)に示すように「リーチ」の文字が重ねて表示され
る右図柄F6がさらに増える。この例では、リーチにな
る確率が見かけ上さらに増えるので、遊技者はリーチに
対する期待感がさらに向上する。なお、リーチにならな
い右図柄F6をさらに減らした場合も同様である。
【0046】なお、図11のステップS94aに示す図
柄の数を変更する態様に代えて、上述した(a1),
(a2)の態様を適用してもよい。(a1)の態様は図
11のステップS94bに相当し、リーチになる図柄が
増え、はずれになる図柄が減る。そのため、リーチにな
る見かけ上の確率も高くなり、リーチになる期待感を向
上させることができる。(a2)の態様は図11のステ
ップS94cに相当し、リーチになる図柄を集中させる
ように表示順が入れ替わる。こうしてリーチになる図柄
が連続して表示されるので、その連続表示が行われてい
る際はリーチになる期待感を向上させることができる。
また、図10のリーチ処理(ステップS46)は、図6
に示す具体的な処理内容に従って実行してもよく、周知
の処理内容に従って実行してもよい。この場合には、図
11に示す変動開始処理によってリーチ前にはリーチに
対する期待感を、図6に示すリーチ処理によってリーチ
後には大当たりに対する期待感をそれぞれ向上させるこ
とができる。
【0047】上記実施の形態2によれば、請求項1に対
応して特別図柄表示器24(表示部)に表示する特別図
柄(図柄)の数が変わると(図11のステップS94
a)、特別図柄表示器24に表示する特別図柄の態様が
多様化する。また、リーチ図柄の数と、全体の図柄の数
との割合も変わるので、リーチになる見かけ上の確率も
変化する。そのため、リーチになる期待感を向上させる
ことができる。また、請求項2に対応し、特別図柄表示
器24に表示する特別図柄のうちで特定の図柄の割合が
変わると(図11のステップS94b)、特別図柄表示
器24に表示する特別図柄の態様が多様化する。また、
特定の図柄がリーチ図柄か否かによってリーチになる見
かけ上の確率も変化する。そのため、リーチになる期待
感を向上させることができる。
【0048】さらに、請求項3に対応して特別図柄表示
器24に表示する特別図柄の順番が変わると(図11の
ステップS94c)、特別図柄表示器24に表示する特
別図柄の態様が多様化する。また、特別図柄の表示順を
変更した結果、リーチになる図柄が連続して表示される
と、リーチになる期待感が向上する。そして、請求項4
に対応して左図柄が停止した後(所要のタイミングに達
したとき)に変更を行うと(図11のステップS92,
S94a,S94b,S94c)、変更にかかる特別図
柄によってはリーチになる見かけ上の確率も変化する。
そのため、左図柄が停止した後に遊技者にインパクトを
与えるとともに、リーチになる期待感を向上させること
ができる。
【0049】〔実施の形態3〕次に、実施の形態3は実
施の形態2と同様に、本発明を第1種パチンコ機に適用
したものであって、図13,図14を参照しながら説明
する。この実施の形態3は、液晶表示器を用いた特別図
柄表示器に表示する図柄の数等をリーチ前に変更する態
様である。ここで図13には変動開始処理の内容をフロ
ーチャートで示す。図14には特別図柄表示器24にお
ける表示例を示す。これらの図において、図1〜図8に
示す要素と同一の要素については同一符号を付し、当該
要素の説明を省略する。なお、パチンコ機10やメイン
制御部100の構成,作動等は実施の形態2と同様であ
るので、その説明を省略する。したがって、説明を簡単
にするために実施の形態3では実施の形態2と異なる点
について説明する。
【0050】実施の形態3が実施の形態2と異なるの
は、図11に示す変動開始処理が図13に示す変動開始
処理に変わる点である。図13に示す変動開始処理の具
体的な処理内容について、以下に説明する。図13に示
す変動開始処理では、最初に全ての特別図柄(左図柄,
中図柄,右図柄)をほぼ同時に変動させ始めた後〔ステ
ップS100〕、停止する予定の図柄にリーチ図柄を含
むか否かを判別する〔ステップS102〕。もし、リー
チ図柄を含むときは(YES)、予告表示を行なった後
に〔ステップS104〕、特定の図柄の割合を変更して
変動表示を続ける〔ステップS106b〕。特定の図柄
の割合は、図11に示すステップS94aと同様に行
い、例えば表3のように変更する。この変更は、左図柄
(第1図柄)および/または右図柄(第2図柄)に対し
て行う。その後しばらくしてから左図柄(第1図柄)を
停止させ〔ステップS108〕、さらに右図柄(第2図
柄)を停止させる〔ステップS110〕。
【0051】上記変動開始処理を実行すると、特別図柄
表示器24の画面24aでは例えば以下に示すような表
示態様を実現することができる。すなわち、変動開始後
であって、図14(A)に示すように左図柄F2が矢印
方向(図面下方向)に低速で変動し、中図柄F4と右図
柄F6とが高速で同じ方向に変動している状態になる
と、「確変チャンス」の文字を画面24aの中央部に予
告表示する(ステップS104)。この予告表示によっ
て、遊技者は確率変動になるかもしれないという期待感
を持つことができる。また、図14(B)に示すように
左図柄F2が停止し、中図柄F4が高速で変動し、右図
柄F6が低速で変動している状態になると、右図柄F6
について図柄「7」のみに「リーチ」の文字が重ねて表
示される(ステップS106b)。そのため、リーチに
なる図柄が分かりやすく、一目で認識できる。
【0052】なお、図13のステップS106bに示す
特定の図柄の割合を変更する態様に代えて、以下に示す
(b1),(b2)の態様で行なってもよい。 (b1)図柄の数を変更する〔ステップS106a〕。
すなわち、左図柄および/または右図柄について、その
数を表1または表2のように増減する。こうすると大当
たりになる見かけ上の確率も高くなるので、大当たりに
なる期待感を向上させることができる。 (b2)図柄の順番を変更する〔ステップS106
c〕。すなわち、特別図柄表示器24に循環して表示す
る図柄の順番を一部または全部変更する。例えば、左図
柄および/または右図柄について、表4のように大当た
りやリーチになる図柄を集中させるように表示順を入れ
替える。こうすると大当たりやリーチになる見かけ上の
確率は変わらないものの、大当たりやリーチになる図柄
が連続することになる。そのため、大当たりやリーチに
なる図柄が連続表示されている際は大当たりやリーチに
なる期待感を向上させることができる。
【0053】上記実施の形態3によれば、予告表示後に
特定の図柄の割合等を変更する(図13のステップS1
06a,S106b,S106c)。したがって、変更
のタイミングは異なるものの、実施の形態2と同様の効
果を得ることができる。
【0054】〔実施の形態4〕次に、実施の形態4は実
施の形態1と同様に、本発明を第1種パチンコ機に適用
したものであって、図15,図16を参照しながら説明
する。この実施の形態4は、液晶表示器を用いた特別図
柄表示器に表示する図柄の数等を、大当たり確定後の再
変動前に変更する態様である。ここで図15には再変動
処理の内容をフローチャートで示す。図16には特別図
柄表示器24における表示例を示す。これらの図におい
て、図1〜図9に示す要素と同一の要素については同一
符号を付し、当該要素の説明を省略する。なお、パチン
コ機10やメイン制御部100の構成,作動等は実施の
形態1と同様であるので、その説明を省略する。したが
って、説明を簡単にするために実施の形態4では実施の
形態1と異なる点について説明する。
【0055】実施の形態4が実施の形態1と異なるの
は、図5に示す周知の再変動処理(ステップS68)に
代えて、図15に示す再変動処理を行う点である。この
再変動処理について、図15を参照しながら説明する。
図15に示す再変動処理では、最初に全ての特別図柄
(左図柄,中図柄,右図柄)をほぼ同時に再変動させ始
めた後〔ステップS120〕、特定の図柄の割合を変更
して変動表示を続ける〔ステップS122b〕。当該特
定の図柄の割合は、図6に示すステップS84bと同様
に行い、例えば表3のように変更する。この変更は、特
別図柄(左図柄,中図柄,右図柄)のうち少なくとも一
つの図柄に対して行う。その後、しばらくしてから全て
の特別図柄を停止させる〔ステップS124〕。
【0056】上記再変動処理を実行すると、例えば特定
の図柄の割合を変更する場合には(ステップS122
b)、特別図柄表示器24の画面24aでは以下に示す
ような表示態様を実現することができる。すなわち、再
変動では図16(A)に示すように特別図柄(左図柄F
2,中図柄F4,右図柄F6)が横一列になって矢印方
向(図面下方向)に変動する。そして、特定の図柄の割
合が変わると、図16(B)に示すように特定の図柄で
ある図柄「7」が増えて表示される。さらに、特別図柄
表示器24に表示する図柄が1周または複数周するごと
に特定の図柄の割合が変わる場合には、図16(C)に
示すように特定の図柄である図柄「7」がさらに増えて
表示される。この例では、確率変動で大当たりになる確
率が見かけ上増えるので、遊技者は確率変動で大当たり
になる期待感が向上する。
【0057】なお、図15のステップS122bに示す
特定の図柄の割合を変更する態様に代えて、以下に示す
(b1),(b2)の態様を適用してもよい。(b1)
の態様は図15のステップS122aに相当し、確率変
動で大当たりになる図柄が増え、はずれになる図柄が減
る。そのため、確率変動で大当たりになる見かけ上の確
率も高くなくなり、確率変動で大当たりになる期待感を
向上させることができる。(b2)の態様は図15のス
テップS122cに相当し、確率変動での大当たりにな
る図柄を集中させるように表示順が入れ替わる。こうし
て確率変動で大当たりになる図柄が連続して表示される
ので、その連続表示が行われている際は確率変動で大当
たりになる期待感を向上させることができる。上記実施
の形態4では、確率変動になる図柄の割合を変更した。
この形態に限らず、変動時間を短縮する図柄の割合を変
更する等のように、大当たり図柄に応じて遊技者に与え
る特典が異なるパチンコ機10において特典を与える図
柄の割合を変更するようにしてもよい。この場合には、
変動後に停止して表示された図柄に応じて特典が異なる
ので、特典の大きな図柄が停止して表示されることを期
待する期待感を遊技者に与えることができる。
【0058】上記実施の形態4によれば、再変動後に特
定の図柄の割合等を変更する(図15のステップS12
2a,S122b,S122c)。したがって、変更の
タイミングは異なるものの、実施の形態1と同様の効果
を得ることができる。
【0059】〔実施の形態5〕次に、実施の形態5は実
施の形態1と同様に、本発明を第1種パチンコ機に適用
したものであって、図17〜図25を参照しながら説明
する。この実施の形態5は、回転体を用いた特別図柄表
示器に表示する図柄の数等を変更する態様である。ここ
で図17,図24には第1種パチンコ機の外観を正面図
で示し、図1に示す要素と同一の要素には同一符号を付
す。図18には、制御部の構成をブロック図で示す。図
19には、ペアボックスの外観を斜視図で示す。図20
には、特別図柄表示器の概略構成を側面断面図で示す。
図21には、回転体の一部外周面を示す。図22にはリ
ーチ処理の内容を、図23には変動停止処理の内容をそ
れぞれフローチャートで示す。図25には、特別図柄表
示器における表示例を示す。なお、メイン制御部100
の構成,作動等は実施の形態1と同様であるので、その
説明を省略する。したがって、説明を簡単にするために
実施の形態5では実施の形態1と異なる点について説明
する。
【0060】実施の形態5が実施の形態1と異なるの
は、図1に示す特別図柄表示器24に代えて、図17に
示す特別図柄表示器25を用いた点である。この特別図
柄表示器25は表示部に相当し、複数個のリール(すな
わち回転体,ドラム式表示器)を備えている。各リール
の外周面には、複数個の特別図柄が表示されている。特
別図柄表示器25の概略構造やリールの外周面の態様に
ついては、後述する。また、特別図柄表示器の構成を変
えたことに伴って図2に示す表示制御部200が不要に
なり、代わりに図18に示すようにリール25a,25
b,25cとそのリールを回転させるパルスモータM
a,Mb,Mcを設けている。リール25aの回転停止
制御は、CPU110から作動データを出力処理回路1
08に送って駆動信号に信号変換し、その駆動信号をさ
らにパルスモータMaに伝達することによって実現され
る。リール25b,25cの回転停止制御についても同
様であり、駆動信号を順にパルスモータMb,Mcに伝
達して実現される。このように構成されたパチンコ機1
0は、例えば図19に示すようなペアボックス500に
2台設置する。このペアボックス500には2台のパチ
ンコ機10の上方にそれぞれ蛍光灯502が設けられ、
周りの光を遮断するためにフード504が設けられてい
る。なお、図18では図示しないが、蛍光灯502は出
力処理回路108に接続され、CPU110によって点
灯/消灯を制御される。
【0061】次に、特別図柄表示器25の概略構造につ
いて、図20を参照しながら説明する。この図20で
は、図面右側が遊技盤面12側である。図20におい
て、複合装置14には透明または半透明のレンズ25e
が設けられている。このレンズ25eに対応するパチン
コ機10の内部側には、特別図柄表示器25を構成する
リール25a,パルスモータMa,基板25dが設けら
れている。リール25aはパルスモータMaによって回
転される。基板25dには白色ランプLaが設けられ、
点灯時にはリール25aの外周面を照らす。なお、図示
しないが、上述したリール25b,25c、パルスモー
タMb,Mc、白色ランプLb,Lcについても同様の
構成になっている。また、リール25a,25b,25
cの相互間に設けられた遮蔽板によって、ランプの光は
他のリールの外周面を照らさないようになっている。
【0062】ここで、蛍光灯502は通常点灯してお
り、遊技盤面12のセル柄に蓄光インクで描かれた文字
や図柄は蛍光灯502などの光を蓄積し、発光する。し
かし、蓄光インクから発する光は蛍光灯502などの光
に比べて弱いため、周りが明るいときは目立たない。こ
のことは、リール25a,25b,25cの外周面に蓄
光インクで図柄等を表示する場合でも同様である。な
お、白色ランプLa,Lb,Lcを設けたのは、蛍光灯
502などの光ではリール25a,25b,25cの外
周面に形成した蓄光インクに光を蓄えさせるのには不十
分なためである。すなわち、当該蓄光インクに白色ラン
プLa,Lb,Lcの光を当てて十分な光を蓄えさせ、
発光の程度をよくする。こうして、遊技者は蓄光インク
の発光による図柄等を確実に認識することができる。
【0063】次に、リール25a,25b,25cの外
周面の態様について、図21を参照しながら説明する。
ここで、リール25a,25b,25cはいずれも同じ
態様であるので、簡単のためにリール25aの外周面の
態様について説明する。まず、図21(A)に示すよう
に、リール25aの外周面には複数の図柄F10,F1
2,F14等が表示されている。これらの図柄F10,
F12,F14等は、所要の形式(例えば塗装,印刷,
シールの貼付等)で表示される。この場合において、一
部の図柄F12等を蓄光インクで表示する。蓄光インク
で表示された図柄F12等は白色ランプLaの光を蓄積
し、発光する。そのため、周りが暗くなると、蓄光イン
クに蓄積された光が発光して図柄F12等が目立つよう
になり、蓄光インクで形成しない図柄F10,F14等
は目立たなくなる。
【0064】また、図21(B)に示すように、背景が
緑色のリール25aの外周面には複数の図柄F20,F
24等が青色のインクで表示されている。また、蓄光イ
ンクにより複数の図柄F22等を他の図柄F24等と重
ね合わせて表示する。蓄光インクで表示された図柄F2
2等は白色ランプLaの光を蓄積し、発光する。周りが
明るいとき、図柄F22等の色はリール25aの外周面
の色と同じであるので目立たない。しかし周りが暗くな
ると、蓄光インクに蓄積された光が発光して図柄F22
等が目立つようになり、蓄光インクで形成しない図柄F
20,F24等は目立たなくなる。こうして、周りの明
るさによって特別図柄表示器25に表示する図柄を異な
らせることができる。したがって、図柄の変化に富む特
別図柄表示器25を見る楽しみを遊技者に与えることが
できる。
【0065】次に、上記のように構成されたパチンコ機
10における遊技では、図22,図23を参照しながら
説明する。図22に示すリーチ処理は、図6に示すリー
チ処理に代えて実行される。図23に示す変動停止処理
は図5に示すステップS48に代えて実行される。まず
図22において、リーチ図柄が表示されると〔ステップ
S130〕、図19に示す蛍光灯502を消灯するとと
もに〔ステップS132〕、図20に示す白色ランプL
a,Lb,Lcを点灯する〔ステップS134〕。蛍光
灯502を消灯すると、フード504内のパチンコ機1
0は暗くなる。この場合、遊技盤面12のセル柄に蓄光
インクで文字や図柄等を描いておくと、例えば図24に
示すように「チャンス」や「V」の文字が発光して目立
つようになる。白色ランプLa,Lb,Lcは、蛍光灯
502が故障した場合等を考慮してリーチ時のみ点灯さ
せるようにしたが、この態様に限らず常に点灯させても
よい。なお、蛍光灯502を常に点灯させると、図柄F
12,F22等は目立たなくなる。また、白色ランプL
a,Lb,Lcが点灯すると、リール25a,25b,
25cの外周面に蓄光インクで形成した図柄F12,F
22等も発光して目立つようになる。ここで、図21
(A)または図21(B)に示す態様で図柄F12,F
22等を形成した場合には、図柄の数を変更することに
なり、あるいは特定の図柄の割合を変更することにな
る。こうして、リーチ状態になったことを遊技者に伝え
ることができる。なお、音声や効果音等で遊技者に伝え
てもよい。また、図柄F12,F22等(例えば「3」
「5」「7」)を再変動になる図柄とすれば、遊技者は
再変動になるかもしれないという期待感を持つことがで
きる。
【0066】その後、未だにリールが回転して変動して
いる特別図柄(例えば中図柄)について、リール制御を
行う〔ステップS136〕。このリール制御では、図柄
F12,F22等の特定の図柄が遊技盤面12の正面に
位置するときはゆっくりと、他の図柄が遊技盤面12の
正面に位置するときは早くリールを回転させる。このよ
うに所定位置におけるリール制御によって、従来では一
定であった特定の図柄を表示する期間の長さが変わるこ
とになる。そのため、従来では変化せず一定であった特
別図柄表示器24に表示する図柄の態様が多様化し、大
当たりになる見かけ上の確率も変化する。特別図柄表示
器25の表示窓25fに左図柄F30と右図柄F34と
が同じ図柄で停止した図25(A)に示すリーチ状態に
なると、上記リーチ処理が実行される。そして、図25
(B),図25(C)に示すように、斜線(ハッチ)で
示す図柄が蓄光インクのために発光して目立つ。このと
き、図25(B)に示す発光する図柄以外の場合には中
図柄F32のリール25bは早く回転し、図25(C)
に示す発光する図柄の場合にはリール25bはゆっくり
回転する。そのため、遊技者は発光する図柄で停止する
期待感を持って特別図柄表示器25を見る。
【0067】そして図23に示す変動停止処理によって
元の状態に戻す。すなわち、全てのリールの回転を停止
させ〔ステップS140〕、しばらくの時間(例えば2
秒間)を経過した後に蛍光灯502を点灯するとともに
〔ステップS142〕、白色ランプLa,Lb,Lcを
消灯する〔ステップS144〕。蛍光灯502の点灯に
よってセル柄に蓄光インクで描かれた文字等は目立たな
くなる。同様に、蓄光インクで形成したリール25a,
25b,25c上の図柄F12,F22等も目立たなく
なる。したがって、遊技者はリーチ状態が終了したこと
を容易に認識することができる。また、全てのリールを
停止させてからしばらくの時間そのままにしたので、遊
技者は停止した図柄を確認することができる。
【0068】上記実施の形態5によれば、請求項1に対
応して特別図柄表示器25(表示部)に表示する特別図
柄(図柄)の数が変わると(図22のステップS13
2)、特別図柄表示器25に表示する特別図柄の態様が
多様化する。また、大当たり図柄の数と、全体の図柄の
数との割合も変わるので、大当たりになる見かけ上の確
率も変化する。そのため、大当たりになる期待感を向上
させることができる。また、請求項2に対応し、特別図
柄表示器25に表示する特別図柄のうちで特定の図柄の
割合が変わると(図22のステップS132)、特別図
柄表示器25に表示する特別図柄の態様が多様化する。
また、特定の図柄が大当たり図柄か否かによって大当た
りになる見かけ上の確率も変化する。そのため、大当た
りになる期待感を向上させることができる。
【0069】さらに、請求項4に対応してリーチ(所要
のタイミング)に達したときに変更を行うと(図22の
ステップS132)、変更にかかる特別図柄によっては
大当たりになる見かけ上の確率も変化する。そのため、
リーチに達したときに遊技者にインパクトを与えるとと
もに、大当たりになる期待感を向上させることができ
る。そして、特別図柄表示器25に表示する図柄のうち
で特定の図柄を所定位置で表示する期間の長さが変わる
と(図22に示すステップS134)、特別図柄表示器
25に表示する図柄の態様が多様化する。また、大当た
りになる図柄が表示される期間の長さが変わるか否かに
よって、大当たりになる見かけ上の確率も変化する。そ
のため、遊技者は有利な遊技状態を獲得する期待感が向
上する。
【0070】〔実施の形態6〕次に、実施の形態6はス
ロットマシンに本発明を適用したものであって、図26
〜図29を参照しながら説明する。この実施の形態6
は、実施の形態5と同様に、蓄光インクによって図柄の
数等を変更する態様である。ここで図26にはスロット
マシンの外観を正面図で示す。図27には、スロットマ
シンの前枠を取り外した状態を示す。図28には、制御
部の構成をブロック図で模式的に示す。図29には、リ
ール制御処理の内容をフローチャートで示す。これらの
図において、図17〜図25に示す実施の形態5と同じ
要素には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0071】まず図26において、スロットマシン60
を正面から見ると、大きく案内部62,図柄表示部6
4,操作部70に分けられている。案内部62にはスロ
ット遊技の手順や、メダルが払い出される図柄の組み合
わせ、その図柄の組み合わせについて払い出されるメダ
ルの枚数等が表示されている。図柄表示部64は表示部
に相当し、3つの表示窓66a,66b,66cが設け
られ、それぞれの表示窓からリール25a,25b,2
5cが見える。これらのリール25a,25b,25c
の外周部には図柄が設けられている。そして、表示窓6
6a,66b,66cは、停止した状態で縦方向に3つ
の図柄が同時に見えるようにそれぞれ形成されている。
なお、リール25a,25b,25cを作動させるため
の構成については後述する。
【0072】操作部70には、スロット遊技の際に操作
を行うために必要なボタン等が配置されている。具体的
には、リセットボタン78、始動レバー80、停止ボタ
ン82a,82b,82c、切換ボタン72、設定ボタ
ン76、決定ボタン84、クレジット表示器86等が設
けられている。なお、スロットマシン60の種類等によ
っては、ボタンの代わりにスイッチやレバー等の操作器
を用いることもある。リセットボタン78は、スロット
遊技を再開するためのボタンである。このリセットボタ
ン78はビッグチャンスゲームを終わると遊技を終了
し、継続して遊技できないタイプのスロットマシン60
に主に設けられている。始動レバー80は、リール25
a,25b,25cを回転させ始める指令を行うレバー
である。停止ボタン82a,82b,82cは、回転し
ているリール25a,25b,25cをそれぞれ停止さ
せるためのボタンである。切換ボタン72は、メダル投
入口74から投入するメダルをクレジット(一時預け)
するか否かを切り換えるためのボタンである。設定ボタ
ン76は、1回のスロットゲームで掛けるメダルの枚数
(以下、単に「掛数」と呼ぶ。)を予め設定するための
ボタンである。例えば掛数が1枚のときは1ラインが、
掛数が2枚のときは3ラインが、掛数が3枚のときは5
ラインがそれぞれ有効になる。決定ボタン84は、設定
ボタン76で設定した掛数で決定するためのボタンであ
る。クレジット表示器86は、切換ボタン72によって
クレジットモードに切り換えられたときにクレジットさ
れたメダルの枚数を表示する。
【0073】スロットマシン60の下部には、下皿88
が設けられている。その下皿88には、メダル貸出機に
よって貸し出されたメダルや、メダル払出口90から払
い出されたメダル等を一時的に貯めておく。
【0074】次に図27を参照して、スロットマシン6
0の前板を取り外したときに見える内部の様子を説明す
る。図柄表示部64には、リール25a,25b,25
cがほぼ横一列に並んで設けられている。リール25a
はパルスモータMaによって回転駆動される。すなわち
パルスモータMaの回転を制御すると、リール25aを
高速回転,中速回転,低速回転等の変速回転をさせるこ
とができる。同様に、リール25b,25cは各々パル
スモータMb,Mcによって回転駆動される。スロット
マシン60の下方にはメダル払出機92が設けられ、そ
のメダル払出機92にはメダルを一時的に貯留するホッ
パー92aが設けられている。そのホッパー92aに
は、メダル投入口74から投入されたメダルがメダル通
路94を通じて入る。メダル通路94の途中には、投入
されたメダルが通過するのを検出する投入センサ96が
設けられている。また、ホッパー92aの下方からメダ
ル払出口90を通じて、賞品としてのメダルが下皿88
に払い出される。スロットマシン60の背面側にはメイ
ン制御部100,枠制御部300が設けられ、パルスモ
ータMa,Mb,Mcやメダル払出機92等の動作を制
御する。
【0075】次に、図28に示すメイン制御部100は
図18に示すメイン制御部100と同様の構成であるの
で、ここでは簡単のために異なる点について説明する。
第1に、入力処理回路106は、リセットボタン78、
始動レバー80、停止ボタン82a,82b,82c、
決定ボタン84等から送られたそれぞれの信号を受け
て、メイン制御部100内で処理可能なデータ形式に変
換し、バス118を介してCPU110やRAM104
に送る。第2に、出力処理回路108はCPU110か
らバス118を介して送られた作動データを受けて、パ
ルスモータMa,Mb,Mc等のようにスロットマシン
60に備えられている各種作動装置を作動させる。第3
に、表示制御回路112にはクレジット表示器86が接
続され、クレジットされたメダルの枚数を表示する制御
を行う。第4に、枠制御部300にはメダル払出機92
が接続され、スロット遊技を行う際に大当たり等によっ
て賞品としてメダルを払い出すための制御を行う。
【0076】次に、上記構成をなすスロットマシン60
において本発明を実現するための処理手順について、図
29に示すフローチャートを参照しながら説明する。図
29に示すリール制御処理は、図28に示すメイン制御
部100においてROM102に格納されている遊技制
御プログラムをCPU110が適当なタイミング(例え
ば4ミリ秒ごと)で実行することによって実現される。
なお、その他のスロット遊技にかかる処理手順について
は周知の処理手順と同様であるので省略し、本発明にか
かるリール制御処理について説明する。
【0077】遊技者によって図26に示す始動レバー8
0が操作されると、図29において全てのリール25
a,25b,25cを回転させ始める〔ステップS20
0〕。具体的には、図28に示すCPU110が出力処
理回路108に作動データを送ってパルス信号に変換
し、このパルス信号をさらにパルスモータMa,Mb,
Mcに送って実現する。その後、左側のリール25a
(第1図柄)を停止させ〔ステップS202〕、さらに
右側のリール25c(第2図柄)を停止させる〔ステッ
プS204〕。このとき停止して表示された図柄がリー
チ図柄の組み合わせ(例えば同一図柄)のときには、リ
ーチ状態になる。そこで、リーチ状態になったか否か
〔ステップS206〕、および大当たりフラグが成立し
ているか否かを判別する〔ステップS208〕。大当た
りフラグはリール制御を行うか否かを判別するためのフ
ラグであり、スロットマシン60にメダルと投入した際
に抽選する乱数が当たり値の場合に成立し、当たり値以
外の場合には成立しない。
【0078】もし、リーチ状態であり大当たりフラグが
成立しているときは(ステップS206,S208のY
ES)、リール制御を行う〔ステップS210〕。すな
わち、図22に示すステップS134と同様に、特定の
図柄が遊技盤面12の正面に位置するときはゆっくり
と、他の図柄が遊技盤面12の正面に位置するときは早
くリールを回転させる。このように所定位置におけるリ
ール制御によって、従来では一定であった特定の図柄を
表示する期間の長さが変わることになる。そのため、従
来では変化せず一定であった図柄表示部64に表示する
図柄の態様が多様化し、大当たりになる見かけ上の確率
も変化する。また上記リール制御では、左図柄と右図柄
とが同じ図柄で停止したリーチ状態で周りを暗くすると
ともに、白色ランプを点灯する。こうすると、実施の形
態5と同様に蓄光インクで表示された特定の図柄が目立
つようになる。このように、特定の図柄を蓄光インクで
表示し、リーチに達すると周りを暗くすることにより、
従来では変化せず一定であったリール25b(中図柄)
に表示する図柄の数が変化し、特定の図柄の割合も変化
する。そのため、従来に比べて表示する図柄の態様が多
様化するとともに、大当たりになる見かけ上の確率も変
化する。この際、さらに特定の図柄を表示する期間を長
さが変わるようにリール制御を行えば、初心者でも特定
の図柄で止めるタイミングが分かりやすくなる。したが
って、熟練者だけでなく初心者も特定の図柄で停止させ
て大当たりによる利益を得る機会が向上する。そして、
最終的に中側のリール25bを停止させ〔ステップS2
12〕、リール制御処理を終了する。
【0079】上記実施の形態6によれば、請求項1に対
応して特定の図柄を蓄光インクで形成しておくことによ
り図柄表示部64(表示部)に表示する図柄の数が変わ
ると(図29のステップS210)、図柄の態様が多様
化する。また、大当たり図柄の数と、全体の図柄の数と
の割合も変わるので、大当たりになる見かけ上の確率も
変化する。そのため、大当たりになる期待感を向上させ
ることができる。また、請求項2に対応し、特定の図柄
を蓄光インクで形成しておくことにより図柄表示部64
に表示する図柄のうちで特定の図柄の割合が変わると
(図29のステップS210)、図柄の態様が多様化す
る。また、特定の図柄が大当たり図柄か否かによって大
当たりになる見かけ上の確率も変化する。そのため、大
当たりになる期待感を向上させることができる。さら
に、請求項4に対応してリーチ(所要のタイミング)に
達したときに変更を行うと(図29のステップS20
6,S208,S210)、変更にかかる特別図柄によ
っては大当たりになる見かけ上の確率も変化する。その
ため、リーチに達したときに遊技者にインパクトを与え
るとともに、大当たりになる期待感を向上させることが
できる。
【0080】なお、実施の形態5と同様に、スロットマ
シン60の周りを暗くし、リール25a,25b,25
cの外周部に表示する図柄のうち特定の図柄について蓄
光インクで形成すれば、図柄の数や特定の図柄の割合を
変更することもできる。この場合には、実施の形態5と
同様の効果を得ることができる。また、図柄表示部64
はリール25a,25b,25cを用いて図柄を表示し
たが、液晶表示器,LED表示器,CRT,プラズマ表
示器等を用いて図柄を表示してもよい。この場合にはス
ロットマシン60においても実施の形態1〜5の各形態
を実現できるので、当該各形態の効果を得ることもでき
る。
【0081】〔他の実施の形態〕上述したパチンコ機1
0(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大き
さ,材質,個数,配置および動作条件等については、上
記実施の形態に限定されるものでない。例えば、上記実
施の形態を応用した次の各形態(1)〜(5)を実施す
ることもできる。 (1)上記各実施の形態では、パチンコ機10とスロッ
トマシン60とに本発明を適用した。これらの形態に代
えて、表示部に図柄を変動させた後に停止して表示され
た図柄に基づいて当たりになると、遊技者に有利な遊技
状態を提供する他の遊技機(例えばアレンジボール機,
テレビゲーム機等)についても同様に本発明を適用する
ことができる。こうした他の遊技機であっても、表示部
に表示する図柄の態様を多様化させることにより、当た
りになる期待感を向上させることができる。
【0082】(2)上記実施の形態6では、白色ランプ
と蓄光インクとの組み合わせでリール上の特定の図柄を
目立たせた。この形態に代えて、以下の形態で行なって
もよい。これらの形態であっても、特定の図柄を目立た
せることができる。 (2a)紫外線ランプと蛍光インクとを組み合わせる。
この場合には、紫外線ランプの紫外線を受けて蛍光イン
クが発光するようになる。こうして、蛍光インクによっ
て形成された特定の図柄が目立つようになる。 (2b)図柄F12,F22等に相当する部位のリール
25a,25b,25cの外周面について、当該図柄の
形に合わせて穴をあけるとともに光を透過する光透過部
材(透明または半透明)でふさぐ。また、リール25
a,25b,25cの内部にそれぞれ白色ランプ(ある
いは他の発光体)を設ける。この場合には、白色ランプ
を点灯させると、図柄の形をした光透過部材が発光して
目立つようになる。 (2c)発熱装置と感熱部材とを組み合わせる。この場
合には、発熱装置によって感熱部材が熱せられると、感
熱部材が変色等の変化をする。こうして、感熱部材によ
って形成された特定の図柄が目立つようになる。 (2d)リール25a,25b,25cの外周部に表示
された特定の図柄の位置またはその近傍に、発光体(例
えば7セグメント素子,LED,豆ランプ等)を設け
る。この場合には、メイン制御部100(具体的にはC
PU110)が制御することにより当該発光体を光らせ
る。発光体が光ると、特定の図柄が直接的または間接的
に目立つようになる。
【0083】(3)上記各実施の形態では、表示部とし
ての特別図柄表示器24,25に表示する図柄として、
特別図柄を適用した。この形態に代えて(あるいは加え
て)、表示部としての普通図柄表示器20(または特別
図柄表示器24,25)に表示する図柄として、普通図
柄を適用してもよい。この形態であっても、普通図柄表
示器20等に表示する図柄の態様を多様化させることに
より、当たりになる期待感を向上させることができる。
【0084】(4)上記各実施の形態では、所要のタイ
ミングをリーチ時またはリーチ後(実施の形態1,5,
6)、第1図柄停止後(実施の形態2)、予告表示後
(実施の形態3)、再変動後(実施の形態4)とした。
この形態に代えて(あるいは加えて)、他の時期として
もよい。他の時期としては、例えば当たり時(大当たり
時を含む。),所定事象の発生回数が所定回数に達した
時,遊技場関係者が遊技機に設けられたスイッチやダイ
ヤル等で設定した日時などが該当する。ここで、「所定
事象」とは、遊技機において発生する全ての事象であっ
てかつカウント可能な事象である。具体的には、図柄の
変動,予め定められた特定の領域への入賞または通過,
アウト球,遊技球の発射などが該当する。所要のタイミ
ングをこれらの一定のタイミングとした場合であって
も、図柄の数等が変更されることにより、遊技者にイン
パクトを与えることができる。また、所要のタイミング
をランダムな時期(任意の時期)としてもよい。こうす
れば、図柄の数等の変更がいつ行われるか遊技者は分か
らない。そのため、遊技者は、図柄の数等の変更を期待
する期待感を持って遊技することができる。さらに、所
要のタイミングを遊技機ごとに異ならせてもよい。こう
すれば、ある遊技機では変更が行われなくても、他の遊
技機では変更が行われるという期待感を持って遊技する
ことができる。
【0085】(5)上記各実施の形態では、変動して表
示される特別図柄(表示部に表示する図柄)としてはど
のような図柄があるのかは、一目で確認することができ
ない。そこで、変動して表示される特別図柄の一覧を特
別図柄表示器24(表示部)の一部または全部に表示す
るようにしてもよい。例えば、図30に示す例では左図
柄F2と右図柄F6とが図柄「7」で停止して表示さ
れ、中図柄F4のみが矢印方向(図面下方向)に高速,
中速,低速のいずれかで変動している。このとき、図3
0(A),図30(B),図30(C)のそれぞれに示
すように、中図柄F4として表示する現時点での図柄の
一覧A2を画面24aの上部に、横線の当たりラインA
4を画面24aのほぼ中央部にそれぞれ表示する。一覧
A2の内容が図30(A)→図30(B)→図30
(C)のように変化すると、遊技者は中図柄F4の数が
減っていることを一目で確認できる。一方、一覧A2の
内容が図30(C)→図30(B)→図30(A)のよ
うに変化すると、遊技者は中図柄F4の数が増えている
ことを一目で確認できる。また、一覧A2の内容を見て
大当たりになる確率が分かるので、遊技者は大当たりに
なる期待感を持って遊技することができる。したがっ
て、遊技性を向上させることができる。なお、変動して
表示される特別図柄の一覧を特別図柄表示器24に表示
する態様に限らず、普通図柄表示器20に表示したり、
パチンコ機10に設けられている発光体(例えばランプ
類16)によって表示してもよい。あるいは、音声や効
果音等で遊技者に伝えるようにしてもよい。
【0086】
【他の発明の態様】以上、本発明の実施の形態について
説明したが、この実施の形態には特許請求の範囲に記載
した発明の態様のみならず他の発明の態様を有するもの
である。この発明の態様を以下に列挙するとともに、必
要に応じて関連説明を行う。
【0087】〔態様1〕 表示部に図柄を変動させた後
に停止して表示された図柄に基づいて当たりになると、
遊技者に有利な遊技状態を提供する遊技機において、表
示部に表示する図柄のうち、特定の図柄を所定位置で表
示する期間の長さを変更する遊技機。 〔態様2〕 請求項1〜4に記載された遊技機におい
て、表示部に表示する図柄のうち、特定の図柄を所定位
置で表示する期間の長さを変更する遊技機。 〔態様1,2の関連説明〕 本態様によれば、表示部に
表示する図柄のうちで特定の図柄を所定位置で表示する
期間の長さが変わると、表示部に表示する図柄の態様が
多様化する。また、当たりやリーチになる図柄が所定位
置で表示される期間の長さが変わるか否かによって、当
たりやリーチになる見かけ上の確率も変化する。そのた
め、遊技者は有利な遊技状態を獲得する期待感が向上す
る。
【0088】
【発明の効果】本発明によれば、表示部に表示する図柄
の態様を多様化させることにより、当たりになる期待感
を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1種パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図2】制御部の構成を示すブロック図である。
【図3】第1種始動口処理を示すフローチャートであ
る。
【図4】図柄変動処理を示すフローチャートである。
【図5】変動表示処理を示すフローチャートである。
【図6】リーチ処理を示すフローチャートである。
【図7】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図8】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図9】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図10】変動表示処理を示すフローチャートである。
【図11】変動開始処理を示すフローチャートである。
【図12】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図13】変動開始処理を示すフローチャートである。
【図14】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図15】再変動処理を示すフローチャートである。
【図16】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図17】第1種パチンコ機の外観を示す正面図であ
る。
【図18】制御部の構成を示すブロック図である。
【図19】ペアボックスの外観を示す斜視図である。
【図20】特別図柄表示器の概略構成を示す側面断面図
である。
【図21】回転体の一部外周面を示す図である。
【図22】リーチ処理を示すフローチャートである。
【図23】変動停止処理を示すフローチャートである。
【図24】第1種パチンコ機の外観を示す正面図であ
る。
【図25】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図26】スロットマシンの外観を示す正面図である。
【図27】スロットマシンの前枠を取り外した状態を示
す。
【図28】制御部の構成を模式的に示すブロック図であ
る。
【図29】リール制御処理の内容を示すフローチャート
である。
【図30】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 パチンコ機(遊技機) 14 複合装置 20 普通図柄表示器(表示部) 24 特別図柄表示器(表示部) 26 第1種始動口 28,52 ゲート 30,50 ゲートセンサ 32 大入賞口 48 始動口センサ 100 メイン制御部 110,210 CPU 102,202 ROM 104,204 RAM 200 表示制御部 300 枠制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示部に図柄を変動させた後に停止して
    表示された図柄に基づいて当たりになると、遊技者に有
    利な遊技状態を提供する遊技機において、 表示部に表示する図柄の数を変更する遊技機。
  2. 【請求項2】 表示部に図柄を変動させた後に停止して
    表示された図柄に基づいて当たりになると、遊技者に有
    利な遊技状態を提供する遊技機において、 表示部に表示する図柄のうち、特定の図柄の割合を変更
    する遊技機。
  3. 【請求項3】 表示部に図柄を変動させた後に停止して
    表示された図柄に基づいて当たりになると、遊技者に有
    利な遊技状態を提供する遊技機において、 表示部に表示する図柄の順番を変更する遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3に記載された遊技機におい
    て、 所要のタイミングに達すると変更を実行する遊技機。
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