JP2002177522A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2002177522A
JP2002177522A JP2000377962A JP2000377962A JP2002177522A JP 2002177522 A JP2002177522 A JP 2002177522A JP 2000377962 A JP2000377962 A JP 2000377962A JP 2000377962 A JP2000377962 A JP 2000377962A JP 2002177522 A JP2002177522 A JP 2002177522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
symbol
display
displayed
symbols
gaming machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000377962A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaaki Ichihara
高明 市原
Shuji Mizuno
修次 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daiichi Shokai Co Ltd
Original Assignee
Daiichi Shokai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiichi Shokai Co Ltd filed Critical Daiichi Shokai Co Ltd
Priority to JP2000377962A priority Critical patent/JP2002177522A/ja
Publication of JP2002177522A publication Critical patent/JP2002177522A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 図柄や図柄変動をこれまで表示していた表示
器とは別個の表示器に移動表示する場合にも、遊技者に
誤解を与えないような表示を可能にする。 【解決手段】 パチンコ機やアレンジボール機等の遊技
機に関し、それぞれが図柄を表示可能な第1表示器8b
と第2表示器8aとのうち、一方の表示器で表示する図
柄8dにかかる一部または全部が視認不能になると当該
視認不能になった図柄との対応関係が分かるように図柄
8dにかかる一部または全部を他方の表示器で視認可能
に表示する表示制御部6を備える。あたかも第1表示器
8bと第2表示器8aとの間で図柄が移動するような表
示を実現できる。しかも他方の表示器に表示される図柄
がどの図柄に対応するかを正確に把握することができ、
誤解を招く恐れもない。したがって図柄や図柄変動の対
応関係が分かるので、遊技者2に誤解を与えないような
表示を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二以上の表示器を
備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機としてのパチンコ機やアレンジボ
ール機等では、遊技球が始動口に入賞すると、液晶表示
器において図柄の変動(以下「図柄変動」と呼ぶ。)を
始める。そして図柄変動を始めた後、当該図柄変動を部
分的に(例えば左図柄と右図柄)を停止する。こうして
表示される図柄の組み合わせがリーチ図柄(例えば左図
柄と右図柄についてゾロ目の図柄)になると、リーチア
クションとして静止画やアニメーション等の動画を表示
したり、残りの変動では変動速度を変化させる等のよう
な表示を行う。その後に図柄変動を最終的に停止したと
きの図柄の組み合わせが特定の組み合わせ(例えばゾロ
目の大当たり図柄)になると、「大当たり」として遊技
者に大当たり遊技等の特典を与える。
【0003】ところで変動を行う表示器が一つのとき
は、当該一の表示器に表示される図柄しか遊技者は特典
を期待する期待感を持って見ることができない。そこで
従来では二以上の表示器を備え、リーチ以前には一の表
示器のみで左図柄,中図柄,右図柄にかかる図柄変動を
行い、リーチ後には一の表示器でリーチ図柄を表示する
とともに他の一の表示器で中図柄にかかる図柄変動を行
う構成とした。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は表示器間で一つの図柄を移動して表示したとしても、
本当にその図柄が移動したのかどうかを確認できなかっ
た。また、リーチ以前に一の表示器で表示する二つの図
柄と、リーチ後に他の一の表示器で表示する二つの図柄
とがどう対応するのか分からなくなる場合がある。例え
ば、一の表示器で表示する二つの図柄(例えば左図柄と
右図柄)の位置関係を逆にして他の一の表示器に表示す
ると、遊技者は他の一の表示器に表示される図柄が左図
柄なのか右図柄なのかを正確に把握することができず、
誤解を招く恐れがある。これらのことは図柄変動(左図
柄変動,中図柄変動,右図柄変動)について適用する場
合にも同様の問題が起こり得る。本発明はこのような点
に鑑みてなしたものであり、図柄や図柄変動をこれまで
表示していた表示器とは別個の表示器に移動して表示す
る場合であっても遊技者に誤解を与えないような表示を
行う遊技機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段1】課題を解決するための
手段1は、請求項1に記載した通りである。ここで、請
求項1に記載した用語については以下のように解釈す
る。当該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明につ
いても同様である。 (1)「図柄」は表示器で表示可能な全てのものを対象
とし、単図柄のみや二以上の単図柄からなる図柄群を意
味する。例えば、文字(英数字や漢字等),記号,符
号,図形(キャラクタ等),映像などからなる抽選表示
用図柄(特別図柄,普通図柄等),装飾用図柄(前景図
柄,背景図柄等)などが該当し、静止画であってもよ
く、アニメーション等の動画であってもよい。なお、当
該図柄群を用いて行う変動が「図柄変動」である。 (2)「所定の表示態様」には、大当たり図柄やリーチ
図柄等のような図柄の組み合わせや、単図柄が該当す
る。 (3)「遊技者に有利な遊技条件となる特典」には、例
えば図柄変動期間の短縮(以下「時短」と呼ぶ。)や時
短回数,当たり確率の変更(以下「確率変動」と呼
ぶ。),入賞に伴う払い出し個数の変更,所要のラウン
ド数で行う大当たり遊技,入賞口,入賞装置,ゲート等
に備えた可動部(蓋,羽根,翼片等)の作動などの態様
や、これら二以上の要素を任意に組み合わせた態様が該
当する。 (4)「第1表示器」と「第2表示器」とは別体に構成
したものであって、双方の画面が連続するように一体化
したものは含まない。よって第1表示器と第2表示器と
が別個の表示器に認識できれば、離してもよく、隣接さ
せてもよい。 (5)「図柄との対応関係が分かる」態様は、一方の表
示器で視認不能にする図柄と他方の表示器で視認可能に
する図柄とを対応づけられれば任意の態様であってもよ
い。例えば、二つに分けた図柄の一部を一方の表示器で
表示するとともに他の一部を他方の表示器で表示する態
様や、一方の表示器で移動する図柄の移動方向に対応し
た他の表示器で表示する態様、図柄を視認不能にする割
合と図柄を視認可能に表示する割合とを関連づける態
様、図柄を視認不能にする位置と図柄を視認可能に表示
する位置とを関連づける態様、視認不能にする図柄の形
態と視認可能にする図柄の形態とを関連づける態様、図
柄を特定する文字,記号,符号,図形等を表示する態様
などが該当する。なお、後述する「図柄変動との対応関
係が分かる」態様も同様である。 (6)図柄を「視認不能」にする態様は、遊技者等が図
柄を認識できなくなれば任意の態様であってもよい。例
えば、移動する図柄が表示器からはみ出てゆくように消
去する態様や、表示器上に止まりながら他の図柄の背後
に隠す態様、図柄を透明化する態様、表示器上であって
特定の部位(例えば中央部や周縁部等)から消去する態
様などが該当する。なお、後述する「図柄変動を視認不
能にする」態様も同様である。
【0006】当該手段1によれば図1に模式的に示すよ
うに、それぞれが図柄を表示可能な第1表示器8bおよ
び第2表示器8a(あるいは第2表示器8c)と、第1
表示器8bと第2表示器8aとのうち一方の表示器で表
示する図柄8d(あるいは図柄8f)にかかる一部また
は全部が視認不能になると当該視認不能になった図柄と
の対応関係が分かるように図柄8dにかかる一部または
全部を他方の表示器で視認可能に表示する表示制御部6
を有する。図柄が所定の表示態様になることを条件とし
て遊技者2に特典を与える制御は、例えば遊技制御部4
等が行う。当該表示制御部6によれば、あたかも第1表
示器8bと第2表示器8aとの間で図柄が移動するよう
な表示を実現できる。しかも視認不能になった図柄との
対応関係が分かるように図柄8dにかかる一部または全
部を視認可能に表示するので、他方の表示器に表示され
る図柄がどの図柄に対応するかを正確に把握することが
でき、誤解を招く恐れもない。図1の例では、第1表示
器8bから第2表示器8aに図柄「6」が移動するよう
な表示(矢印Da)や、第2表示器8aから第1表示器
8bに図柄「6」を移動するような表示(矢印Dc)を
行なっている。このことは、第1表示器8bと第2表示
器8cとの間で図柄8f「8」を移動するような表示を
行う場合でも同様である。したがって、これまで表示し
ていた表示器とは別個の表示器に移動して表示する場合
であっても図柄の対応関係が分かるので、遊技者2に誤
解を与えないような表示を行うことができる。
【0007】
【課題を解決するための手段2】課題を解決するための
手段2は、請求項2に記載した通りである。当該手段2
によれば、第1表示器8bおよび第2表示器8a,8c
や遊技制御部4等については上述した手段1と同様であ
る。そして、第1表示器8bと第2表示器8a,8cと
のうち一方の表示器で表示する二以上の図柄8d,8f
にかかる一部または全部がそれぞれ視認不能になると当
該視認不能になった図柄との対応関係が分かるように二
以上の図柄8d,8fにかかる一部または全部を他方の
表示器でそれぞれ視認可能に表示する表示制御部6を有
する。当該表示制御部6によれば、あたかも第1表示器
8bと第2表示器8a,8cとの間で図柄が移動するよ
うな表示を実現できる。しかも視認不能になった図柄と
の対応関係が分かるように二以上の図柄8d,8fにか
かる一部または全部をそれぞれ視認可能に表示するの
で、他方の表示器に表示される図柄がどの図柄に対応す
るかを正確に把握することができ、誤解を招く恐れもな
い。図1の例では、第1表示器8bから第2表示器8
a,8cにそれぞれ図柄「6」,「8」が移動するよう
な表示(矢印Da,Db)や、第2表示器8a,8cか
ら第1表示器8bにそれぞれ図柄「6」,「8」が移動
するような表示(矢印Dc,Dd)を行なっている。な
お、第1表示器8bと第2表示器8a(あるいは第2表
示器8c)との間のみで図柄「6」,「8」の双方が移
動するような表示を行なってもよい。また第1表示器8
bの数量と第2表示器8a,8cの数量とは、それぞれ
一台以上で任意である。したがって、これまで表示して
いた表示器とは別個の表示器に移動して表示する場合で
あっても二以上の図柄についてそれぞれ対応関係が分か
るので、遊技者2に誤解を与えないような表示を行うこ
とができる。
【0008】
【課題を解決するための手段3】課題を解決するための
手段3は、請求項3に記載した通りである。当該手段3
によれば、二以上の第2表示器8a,8cを備えた場合
には、表示制御部6は第1表示器8bで移動させる図柄
の移動方向に対応して第2表示器8a,8cで図柄にか
かる一部または全部を視認可能に表示する。すなわち、
図柄の移動方向さえ分かれば第2表示器8a,8cに表
示される図柄がどのような図柄なのかを正確に把握する
ことができる。図1の例では、第1表示器8bで左方向
(矢印Da方向)に移動する図柄「6」を第2表示器8
aに表示し、同じく第1表示器8bで右方向(矢印Db
方向)に移動する図柄「8」を第2表示器8cに表示す
るので、図柄8d,8fをそれぞれ正確に把握すること
ができる。よって、簡単な構成で遊技者2に誤解を与え
ないような表示が行える。
【0009】
【課題を解決するための手段4】課題を解決するための
手段4は、請求項4に記載した通りである。当該手段4
によれば、表示制御部6は一方の表示器で表示する図柄
を視認不能にする割合と、他方の表示器に図柄を視認可
能に表示する割合とを関連させて行う。第1表示器8b
と第2表示器8a,8cとの双方にそれぞれ表示された
部分的な図柄を組み合わせれば、一の図柄を特定するこ
とが可能になる。図1において、例えば移動途中に図柄
「6」の右半分を第1表示器8bで表示し、同じく図柄
「6」の左半分を第2表示器8aで表示すると、双方の
表示器で図柄8dを特定することができる。よって、簡
単な構成で遊技者2に誤解を与えないような表示が行え
る。
【0010】
【課題を解決するための手段5】課題を解決するための
手段5は、請求項5に記載した通りである。当該手段5
によれば、表示制御部6は一方の表示器で図柄を視認不
能にする位置と他方の表示器で図柄を視認可能に表示す
る位置とを関連させて行う。第1表示器8bと第2表示
器8a,8cとの双方にそれぞれ表示された図柄の位置
を見れば、容易に一の図柄を特定することが可能にな
る。図1において、例えば図柄8dを第1表示器8bの
左寄りで視認不能にし、図柄8fを第1表示器8bの右
寄りで視認不能にし、第2表示器8a,8cでそれぞれ
図柄8d,8fを視認可能に表示すると、視認不能/視
認可能にした表示位置に応じてそれぞれの図柄を容易に
特定することができる。よって、簡単な構成で遊技者2
に誤解を与えないような表示が行える。
【0011】
【課題を解決するための手段6】課題を解決するための
手段6は、請求項6に記載した通りである。ここで、請
求項6に記載した用語の「図柄の形態」は、図柄の種
類,形状(大小を含む),色彩,背景等を意味する。図
柄の種類には、例えば英字図柄や数字図柄等のような文
字図柄,記号図柄,図形図柄などの種類が該当する。当
該解釈は他の請求項および発明の詳細な説明についても
同様である。
【0012】当該手段6によれば、表示制御部6は一方
の表示器で視認不能にする図柄の形態と他方の表示器で
視認可能にする図柄の形態とを関連させて行う。第1表
示器8bと第2表示器8a,8cとの双方にそれぞれ表
示された図柄の形態を見比べれば、容易に一の図柄を特
定することが可能になる。図1の例では、第1表示器8
bで表示する図柄8dの形態と図柄8fの形態を異なら
せ、これらの形態に対応して第2表示器8aで図柄8d
を表示するとともに第2表示器8cでは図柄8fを表示
すると、それぞれの図柄を容易に特定することができ
る。よって、簡単な構成で遊技者2に誤解を与えないよ
うな表示が行える。
【0013】
【課題を解決するための手段7】課題を解決するための
手段7は、請求項7に記載した通りである。当該手段7
によれば、それぞれが図柄変動を表示可能な第1表示器
および第2表示器8a,8cと、第1表示器8bと第2
表示器8a,8cとのうち一方の表示器で表示する二以
上の図柄変動にかかる一部または全部がそれぞれ視認不
能になると当該視認不能になった図柄変動との対応関係
が分かるように二以上の図柄変動にかかる一部または全
部を他方の表示器でそれぞれ視認可能に表示する表示制
御部6を有する。当該表示制御部6によれば、あたかも
第1表示器8bと第2表示器8a,8cとの間で図柄変
動が移動するような表示を実現できる。しかも視認不能
になった図柄変動との対応関係が分かるように二以上の
図柄変動にかかる一部または全部をそれぞれ視認可能に
表示するので、他方の表示器に表示される図柄変動がど
のような図柄変動に対応するかを正確に把握することが
でき、誤解を招く恐れもない。図1の例において図柄8
d,8fに代えて図柄変動を行えば、上述した手段2と
同様である。したがって、二以上の図柄変動をこれまで
表示していた表示器とは別個の表示器に移動して表示す
る場合であっても、遊技者2に誤解を与えないような表
示を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明における実施の形態
を図面に基づいて説明する。 〔実施の形態1〕実施の形態1は遊技機としてのパチン
コ機に本発明を適用し、一方の表示器で表示する図柄を
他方の表示器に図柄を移動して表示する例である。当該
実施の形態1は、図1〜図9を参照しながら説明する。
【0015】まず、パチンコ機10の外観を正面図で示
す図2を参照しながら説明する。当該図2に示すパチン
コ機10の遊技盤12上には、それぞれが図柄を表示可
能な図柄表示器24,62、図柄表示器22や保留球ラ
ンプ20,26等を複合的に有する複合装置14、通過
するパチンコ球(遊技媒体)を検出するゲートセンサ3
0,54をそれぞれ有するゲート28,56、入賞した
パチンコ球を検出する始動口センサ34を有する始動口
32、通過したパチンコ球を始動口32に誘導可能な通
過口60、ソレノイドによって開閉可能な開閉蓋70を
有する大入賞口52、その他に一般の入賞口や風車,障
害釘などを適宜に配置する。なお、始動口32はさらに
ソレノイドによって開閉可能な一対の可動片58を備え
る。
【0016】遊技盤12の下方には、パチンコ機10に
対して指示可能な操作ボタン48(操作部)や、タバコ
の吸い殻等を入れる灰皿46、賞球を含むパチンコ球を
一時的に貯留する下皿44、遊技者2が触れているか否
かを検出するタッチセンサ42を備えたハンドル40、
賞球の受皿である上皿38の内部に設けられて音(音
声,効果音,音楽等を含む。)を出すスピーカ50など
を備える。また、ガラス枠18(金枠)の開放を検出す
る枠開放センサ36や、パチンコ機10の遊技内容等に
合わせて適切な位置に配置したランプ類16(発光体)
を備える。さらに、上皿38の上方には球貸を指示する
球貸スイッチ64や、プリペイドカード等の返却を指示
する返却スイッチ72等を備える。
【0017】大入賞口52は上述した開閉蓋70の他
に、パチンコ球が大入賞口開放期間(例えば20秒間)
内に入賞すると大当たり遊技状態を所要回数(例えば1
6回)内で継続可能なVゾーン(特別領域)や、賞球を
払い出すにとどまる通常領域等を有する。当該Vゾーン
にはパチンコ球を検出するVゾーンセンサ66を備え、
通常領域にはパチンコ球を検出する入賞センサ68を備
える。
【0018】図3(A)には、複合装置14および図柄
表示器24,62を拡大して示す。当該複合装置14
は、特別図柄や普通図柄等の表示が可能な図柄表示器2
2、普通図柄の変動中にゲート28,56を通過したパ
チンコ球の個数を表示する保留球ランプ20、特別図柄
の変動中に始動口32に入賞したパチンコ球(すなわち
保留球)の個数を表示する保留球ランプ26等を有す
る。ここで、保留球ランプ26の表示によって認識でき
るパチンコ球の個数を「保留球数」と呼ぶ。
【0019】図柄表示器22には例えば液晶表示器を用
い、文字,記号,符号,図形,映像などの図柄からなる
特別図柄や普通図柄(抽選表示用図柄)、前景図柄や背
景図柄(装飾用図柄)等を表示する。一方、図柄表示器
24,62には例えば7セグメントLED表示器をそれ
ぞれ用い、文字,記号,符号などの図柄からなる特別図
柄等を表示する。そして、図柄表示器22のみ、図柄表
示器24,62のみ、図柄表示器22および図柄表示器
24,62のいずれかにおいて所定の表示態様(例えば
図柄の組み合わせ「777」等)になると、大当たり遊
技等のように遊技者2に有利な遊技条件となる特典を与
えるように構成する。なお保留球ランプ20,26は、
それぞれが1個以上の発光体(例えば4個のLED)か
らなる。
【0020】ここで、図柄表示器22と図柄表示器2
4,62とでそれぞれ表示する図柄群の構成を図3
(B)に示す。当該図3(B)の例に示す図柄群80,
左図柄群82,中図柄群84,右図柄群86,図柄群8
8は、いずれも同じ数字の組み合わせからなる10個の
特別図柄(単図柄)で構成する。図3(A)に示す例と
の関係では、図柄群80の一部を図柄表示器62で表示
すると図柄74になり、左図柄群82,中図柄群84,
右図柄群86の一部を図柄表示器22で表示するとそれ
ぞれ左図柄76a,中図柄76b,右図柄76cとな
り、図柄群88を図柄表示器24で表示すると図柄78
となる。このうち図柄群80と図柄群88とは、例えば
色彩を異ならせる(図面では白抜きと斜線ハッチとで区
別する)。
【0021】次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技
を実現するメイン制御基板100と、そのメイン制御基
板100から送られた表示指令(例えば変動停止時の図
柄や表示パターン等を含む信号)を受けて図柄表示器2
2および図柄表示器24,62に図柄や図柄変動を表示
する表示制御基板200とについて、これらの一構成例
を示した図4を参照しながら説明する。これらのメイン
制御基板100および表示制御基板200は、いずれも
例えばパチンコ機10の背面側に設ける。
【0022】CPU(プロセッサ)110を中心に構成
したメイン制御基板100(遊技制御部4)は、遊技制
御プログラムや所要のデータ(例えば大当たり値等)を
格納するROM102、各種乱数や信号等のデータを一
時的に格納するRAM112、各種の入力装置から送ら
れた信号を受けてメイン制御基板100内で処理可能な
データ形式に変換する入力処理回路104、CPU11
0から送られた表示データを受けて発光体の表示(点灯
や点滅を含む)を制御する表示制御回路106、表示制
御基板200や枠制御基板300等に所要の信号を送る
通信制御回路114等を有する。これらの構成要素は、
いずれもバス108に互いに結合する。
【0023】CPU110はROM102に格納した遊
技制御プログラムを実行してパチンコ機10による遊技
を実現する。当該遊技制御プログラムには、後述する始
動口処理や変動停止処理等の手続きを実現するためのプ
ログラムをも含む。ROM102にはEPROMを用
い、RAM112にはSRAMを用いるが、他種のメモ
リ(EEPROM,DRAM,フラッシュメモリ等)を
任意に用いてもよい。入力処理回路104が検出信号等
を受ける入力装置には、例えば始動口センサ34や、ゲ
ートセンサ30,54、入賞センサ(Vゾーンセンサ6
6や入賞センサ68等)、操作ボタン48、他のセンサ
(枠開放センサ36,タッチセンサ42等)等が該当す
る。表示制御回路106が表示制御する発光体として
は、例えばランプ類16や保留球ランプ20,26等が
該当する。通信制御回路114は、必要に応じてホール
コンピュータ等の外部装置にもデータを伝達可能であ
る。
【0024】次に、CPU210を中心に構成した表示
制御基板200(表示制御部6)は、表示制御プログラ
ム,所要の表示データ(例えば表示指令に対応する表示
情報や種々の表示パターン等)を格納するROM20
2、表示指令,表示情報等のデータや入出力信号等を一
時的に格納するRAM204、メイン制御基板100か
ら送られたデータを受信してCPU210やRAM20
4等に送る通信制御回路206、所要の図柄を予め記憶
しておき表示指令等を受けると生成するキャラクタジェ
ネレータ216、CPU210から送られた表示情報を
受けて図柄表示器22に加工した図柄を表示するVDP
(Video Display Processor)218、CPU210か
ら送られた表示情報を受けて駆動回路214を通じて図
柄表示器24,62に図柄を表示するCPU212等を
有する。これらの構成要素は、いずれもバス208に互
いに結合する。
【0025】CPU210はROM202に格納した表
示制御プログラムを実行して図柄表示器22に図柄や図
柄変動を表示する。ROM202はEPROMを用い、
RAM204にはDRAMを用いるが、上述した他種の
メモリを用いてもよい。通信制御回路206は、必要に
応じてホールコンピュータ等にも所要のデータを伝達可
能である。キャラクタジェネレータ216が生成する図
柄データとしては、例えば文字(英数字や漢字等),図
柄(抽選表示用図柄や装飾用図柄等),静止画,動画
(アニメーション等),映像などが該当する。VRAM
やパレットRAM等を有するVDP218は、表示情報
を受けてキャラクタジェネレータ216が生成した図柄
データを読み込み、配色指定及びスプライト処理等の画
像編集を行なってVRAMやパレットRAMに図柄デー
タを展開した上で、最終的に映像信号や同期信号等を図
柄表示器22に出力する。スプライト処理を実行して実
現するスプライト機能によって、図柄表示器22の画面
上で図柄を移動させたり、図柄を視認可能/視認可能に
する態様を容易に実現できる。一方、CPU212はR
OMに格納した表示制御プログラムを実行して図柄表示
器24,62に図柄や図柄変動をそれぞれ表示する。駆
動回路214はCPU212から送られたデータに従っ
て図柄や図柄変動を表示するのに必要な電力(例えば、
5ボルト)を図柄表示器24,62に送って駆動する。
【0026】なお、メイン制御基板100から送られた
指令信号を受けて各種装置の作動を制御する枠制御基板
(賞球制御基板)300や他の基板等については、本発
明の要旨と関連しないために具体的な構成の図示や説明
を省略する。上記各種装置としては、例えばハンドル4
0が操作されるとパチンコ球を発射する発射装置や、球
貸しや賞球のためにパチンコ球の払い出しを行う払出装
置などが該当する。
【0027】上述のように構成したパチンコ機10にお
いて、本発明を実現するためにメイン制御基板100で
行う手続きについて図5,図6を参照しながら説明す
る。ここで図5には始動口32におけるパチンコ球の入
賞判別を実現する始動口処理の手続きを、図6には図柄
の変動と停止を実現する変動停止処理の手続きをそれぞ
れフローチャートで示す。始動口処理は図4に示すメイ
ン制御基板100のROM102に格納している遊技制
御プログラムをCPU110が適当なタイミングで実行
することで実現し、変動停止処理は表示制御基板200
のROM202等に格納している表示制御プログラムを
CPU210,212が適当なタイミングで実行するこ
とで実現する。なお、説明を簡単にするために次の制限
を付ける。すなわち、実際のパチンコ機では変動中に始
動口32にパチンコ球が入賞すると、所定個数(例えば
4個)を上限として次回の変動を一時的に保留して保留
球ランプ26を点灯し、今回の変動を終えた後に保留球
数の範囲内で続けて次回以降の変動を行う。よって保留
球数が0個(保留球ランプ26が全て消灯の状態)のと
きであって始動口32に1個のパチンコ球が入賞したと
きを想定する。
【0028】図5において遊技制御部4の一部を具体化
した手続きである始動口処理では、まず始動口32にパ
チンコ球が入賞したか否かを判別する〔ステップS1
0〕。例えば図2,図4に示す始動口センサ34からの
検出信号があれば入賞した(YES)と判別し、当該検
出信号がなければ入賞していない(NO)と判別する。
もし始動口32にパチンコ球が入賞すると(YES)、
図柄変動を行うか否かを判別する〔ステップS12〕。
例えば、現在の遊技状態が変動中または大当たり遊技中
であるか否かによって判別する。図柄の変動を行う場合
には(NO)、各種乱数を読み込んで記憶するとともに
表示パターン等を決定する〔ステップS14〕。当該各
種乱数としては、例えば大当たりか否かを決定するため
の大当たり判定用乱数RAや、その大当たり判定用乱数
RAによって大当たりと決定したときに図柄表示器22
に表示する大当たり図柄(所定の図柄表示態様)を特定
するための大当たり図柄用乱数RB、変動を始めてから
停止するまでの表示パターンを特定するための図柄表示
用乱数RC等が該当する。
【0029】上述した表示パターンの決定は例えばRO
M102等に記憶した所定のテーブルを参照し、図柄表
示用乱数RCに基づいて行う。一以上の表示パターンは
図柄変動を実現する変動パターンやリーチパターン等で
あって、例えば図4のROM202やRAM204等の
記憶手段に少なくとも二つを予め記憶する。記憶手段に
記憶しておく表示パターンの構成や要素数等は不変に設
定してもよく、遊技中に任意のタイミングで変化させて
もよい。ステップS30では、二以上の図柄表示器で図
柄変動を実現する場合には変動速度や変動方向,停止時
期や順番等をさらに決定してもよい。図柄変動には、リ
ールの回転を模した通常変動や、画面上の所定位置を中
心に任意方向に任意距離だけ揺れ動かす態様の正逆変
動、二以上の変動を同期させて行う同期変動、全ての変
動を同期させて行う全図柄同期変動などがある。いずれ
の図柄変動を行うかは任意であり、遊技状態や期待度等
に応じて変動態様を決定する構成では遊技者2に期待感
を持たせることができる。
【0030】ステップS14で記憶した各種乱数に基づ
いて、途中で行い得るリーチ表示を含み変動を始めてか
ら停止するまでの図柄変動を図柄表示器22で実現する
ために変動停止処理を実行する〔ステップS16〕。こ
の変動停止処理は表示制御部6の一部を具体化した手続
きであって、図6を参照しながら説明する。
【0031】図6においてメイン制御基板100から表
示制御基板200に1回以上適時に送る所要の表示指令
に基づいて実現する変動停止処理では、当該表示指令に
含まれる表示パターンに基づいて図柄変動を開始する
〔ステップS30〕。図柄変動を開始してしばらくした
後に、当該図柄変動を部分的(例えば左図柄変動と右図
柄変動)に停止してリーチに達したときにのみ(ステッ
プS32のYES)、図柄表示器22と図柄表示器2
4,62との間で図柄の移動表示を行う〔ステップS3
4〕。当該図柄の移動表示は表示器間で動画等によって
移動させながら図柄を表示することを意味し、ステップ
S30から始まった図柄変動の一環(あるいは別個の表
示)として行い、以下に示す(a1)から(a5)まで
の形態をそれぞれ実現することが可能である。なお移動
表示する図柄は任意であるが、説明を簡単にするために
図2に示す配置の図柄表示器22と図柄表示器24,6
2とについて、リーチ図柄を図柄表示器22から図柄表
示器24,62に移動表示する例を説明する。
【0032】(a1)図柄表示器22で移動して表示す
るリーチ図柄の移動方向に対応して、図柄表示器24ま
たは図柄表示器62にリーチ図柄を表示する。例えば、
図柄表示器22でリーチ図柄が左方向に移動すると図柄
表示器24で表示し、同じく右方向に移動すると図柄表
示器62で表示する。 (a2)図柄表示器22で表示するリーチ図柄を視認不
能にする割合と、図柄表示器24にリーチ図柄を視認可
能に表示する割合とを関連させる。例えば、図柄表示器
22でリーチ図柄の右半分を表示し、図柄表示器62で
リーチ図柄の左半分を表示する。さらには、図柄表示器
22に表示する部分的なリーチ図柄と、図柄表示器62
に表示する部分的なリーチ図柄とを合わせると一のリー
チ図柄が完成するように割合を連続的(あるいは断続
的)に変化させるとなお分かり易い。
【0033】(a3)図柄表示器22でリーチ図柄を視
認不能にする位置と、図柄表示器24,62でリーチ図
柄を視認可能に表示する位置とを関連させる。例えば、
リーチ図柄を消去する図柄表示器22の水平位置と、図
柄表示器24,62でそれぞれリーチ図柄を出現する水
平位置とをほぼ同じにする。 (a4)図柄表示器22で視認不能にするリーチ図柄の
形態と、図柄表示器24,62で視認可能にするリーチ
図柄の形態とを関連させる。例えば、図柄表示器22で
消去するリーチ図柄の形状や色彩を、図柄表示器24,
62でそれぞれ表示するリーチ図柄の形状や色彩をほぼ
同じにする。
【0034】(a5)図柄表示器22で視認不能にする
リーチ図柄と、図柄表示器24,62で視認可能に表示
するリーチ図柄との関連が分かるような表示を行う。例
えば図柄表示器22で視認不能にする図柄と、図柄表示
器24,62で表示する図柄とについて、それぞれ文
字,記号,符号,図形,映像等とともに表示する。文字
には「左図柄」「中図柄」「右図柄」等を用いたり、図
形には左図柄,中図柄,右図柄に各々対応するキャラク
タを用いたりする。図7(A)に示す例では図柄74と
左図柄76aとには左図柄であることを示す「左」等の
文字を付して表示し、同様に右図柄76cと図柄78と
には右図柄であることを示す「右」等の文字を付して表
示している。このことは、左図柄76a,中図柄76
b,右図柄76cを同一図柄(相似形を含む)とした場
合も同様である。図7(B)に示す例では図柄74と左
図柄76aとには「L」等の文字を付して表示し、同様
に右図柄76cと図柄78とには「R」等の文字を付し
て表示している。なお、左図柄76a,右図柄76cと
図柄74,図柄78とでは図柄の形状や大きさが異なっ
ているが、明らかに同じ数字「7」と認識することがで
きる。また、LEDや豆電球等の発光体を図柄表示器2
2や図柄表示器24,62等に備える場合には、当該発
光体を用いて発色,点灯位置,点灯個数等によって各図
柄を特定可能に構成してもよい。図7(C)に示す例で
は図柄表示器62に識別灯62aを備え、図柄表示器2
4に識別灯24aを備える。これらの識別灯24a,6
2aは、例えば左図柄,中図柄,右図柄に各々対応する
三個のLEDからなる。そして、左図柄76aを移動表
示して図柄表示器62に図柄74を表示する場合には、
左図柄に相当する位置の識別灯62aを点灯する。同様
に右図柄76cを移動表示して図柄表示器24に図柄7
8を表示する場合には、右図柄に相当する位置の識別灯
24aを点灯する。上述したいずれの場合でも、表示器
間において図柄の移動表示や、認識不能/認識可能にす
る割合,位置,形態等を関連させているので、どの図柄
がどの表示器に移動したのかを遊技者2が理解しやすく
て誤解する恐れが少ない。
【0035】上記図柄の移動表示を終えると、図柄表示
器22と図柄表示器24,62とのうち一方または双方
で残りの図柄変動(例えば中図柄変動)を継続し〔ステ
ップS36〕、その後に図柄変動を停止して今回の抽選
による図柄を確定する〔ステップS38〕。こうして確
定した図柄の表示によって、遊技者2は抽選結果が「大
当たり」なのか「外れ」なのかが分かる。ステップS3
8を実行したとき、確定した図柄は図柄表示器22と図
柄表示器24,62とに分かれて表示されている。この
まま変動停止処理を終了してもよいが、図柄表示器2
4,62に表示する図柄を再び図柄表示器22に移動表
示してから〔ステップS40〕、変動停止処理を終了し
てもよい。当該ステップS40を実行すると、図柄表示
器24,62から図柄表示器22へと移動する方向は異
なるが、上述したステップS34と同様の移動表示を行
う。
【0036】図5に戻ってステップS16の変動停止処
理を終えると、大当たりか否かを判別する〔ステップS
18〕。外来ノイズ等の影響を受けにくく信頼性が高い
パチンコ機10の場合では、上述した大当たり判定用乱
数RAに基づいて大当たりか否かを判別する。もし、大
当たりと判別したときは(YES)、賞球を得る機会を
遊技者2に与えるために大当たり処理を実行する〔ステ
ップS20〕。大当たり処理は、例えば大入賞口52の
開閉蓋70を一定期間(具体的には30秒間)だけ開放
し、当該大入賞口52等に入賞したパチンコ球の数に応
じて賞球を払い出す等のような大当たり遊技を実現す
る。当該大当たり処理の具体的な手続きについては周知
であるので、その説明および図示を省略する。一方、ス
テップS10の判別で始動口32にパチンコ球が入賞し
ていない場合(NO)や、ステップS12の判別で図柄
変動を行わない場合(YES)、あるいはステップS1
8の判別で外れたならば(NO)、いずれもそのまま始
動口処理を終了する。
【0037】なお、必要に応じて図柄表示器22に停止
して表示された特別図柄が大当たり図柄と一致するか否
かによって大当たりか否かを判別してもよく、ステップ
S18自体を実行せずにステップS20の大当たり処理
を実行してもよい。また、大当たり処理の前後には、必
要に応じて次回以降の抽選で大当たりになる確率(期待
度)を変更する確率変動処理を実行してもよい。こうす
れば、次回以降の大当たりを期待する遊技者2の期待感
を向上させることができる。
【0038】次に、図5,図6に示す各処理を実行して
図柄表示器22および図柄表示器24,62を用いて図
柄変動を実現する一例について図8,図9を参照しなが
ら説明する。これらの図に示す表示例は大当たりになる
ケースであって、他の大当たりになるケースや数多く発
生する外れになるケースについては図示と説明を省略す
る。なお、ここではリーチ図柄を図柄表示器22から図
柄表示器24,62に移動表示する例について説明す
る。また、図柄変動の停止は再変動を行う表示パターン
を含めて最終的に停止した状態を示す。
【0039】まずパチンコ球が始動口32に入賞する
と、図8(A)に示す例のように図柄表示器22では、
左図柄変動90,中図柄変動92,右図柄変動94を始
める{図6のステップS30}。図8(A)に示す例に
おける各図柄変動は、いずれも画面下方向(矢印D2方
向)に向かって変動している。図柄変動を開始してしば
らくした後に、左図柄76a,右図柄76cが図柄
「7」になってリーチに達すると{図6のステップS3
2でYES}、図8(B)〜図9(A)に示す例のよう
に図柄の移動表示を行う{図6のステップS34}。
【0040】図8(B)の例では図柄表示器22で左図
柄76aが左方向(矢印D4方向)に移動し、同じく右
図柄76cが右方向(矢印D6方向)に移動する。移動
するタイミングは同時であってもよく、非同時であって
もよい。また移動途中の様子を示す図8(C)の例で
は、図柄表示器22で認識不能になった左図柄76aの
一部を図柄表示器62の図柄74により左図柄として表
示し、同じく図柄表示器22で認識不能になった右図柄
76cの一部を図柄表示器24の図柄78により右図柄
として表示している。さらに移動表示を終えた図9
(A)の例では、リーチ図柄としての左図柄76a,右
図柄76cが図柄表示器22から全部消えて視認不能に
なり、図柄表示器24,62でそれぞれ図柄74,78
(左図柄,右図柄)として表示されて視認可能になって
いる。そして、未だに図柄表示器22で変動していた中
図柄変動92を停止し、図9(A)の例では二点鎖線で
示すように中図柄76bを表示する{図6のステップS
38}。このように左図柄76aと右図柄76cを図柄
表示器24,62に移動させて表示することによって、
図柄表示器22のみで左図柄76a,中図柄76b,右
図柄76cを表示する場合に比べて表示領域を広く使用
することができ、きめ細かな演出を行うことができる。
【0041】さらに停止後の移動表示を行う場合には、
図9(B),図9(C)に示す例のようになる{図6の
ステップS40}。この移動表示は移動方向が異なる点
を除いて図8(B)〜図9(A)に示す例と同様であ
る。すなわち、図9(B)の例では図柄表示器62で図
柄74が右方向(矢印D8方向)に移動し、同じく図柄
78が左方向(矢印D10方向)に移動する。そして、
最終的に図9(C)に示すように図柄表示器24,62
からそれぞれ図柄74,78を消去して認識不能にし、
図柄表示器22に左図柄76a,中図柄76b,右図柄
76cを表示する。こうすることによって、図柄表示器
22と図柄表示器24,62とを離して備えた場合に
は、遊技者2はどの図柄の組み合わせで「大当たり」に
なったのかを容易に認識することができる。なお、移動
表示する図柄の個数は左図柄76aと右図柄76cの二
個に限らず、対応関係が明確であれば一個であってもよ
く、三個から図柄表示器で表示可能な最大個数までのう
ちで任意数(例えば9個や16個等)であってもよい。
【0042】上述した実施の形態1によれば、以下に示
す効果を得ることができる。 (b1)図8(B)〜図9(A)の例に示すように図柄
表示器22(第1表示器8b)と図柄表示器24(第2
表示器8a)とのうち一方の表示器で表示する左図柄7
6a(図柄8d)にかかる一部または全部が視認不能に
なると、当該視認不能になった図柄との対応関係が分か
るように左図柄76aにかかる一部または全部を他方の
表示器で視認可能に表示した{図6のステップS3
4}。こうすればあたかも図柄表示器22と図柄表示器
24との間で左図柄76aが移動するような表示を実現
でき、しかも他方の表示器に表示される図柄がどの図柄
に対応するかを正確に把握することができるので、誤解
を招く恐れもない。すなわち一の図柄を移動表示する場
合には本当にその図柄が移動したのか判断し難い場合が
あるが、実施の形態1では左図柄76aの対応関係が分
かるので、遊技者2に誤解を与えないような表示を行う
ことができる。このことは、図柄表示器22と図柄表示
器62(第2表示器8c)との間で右図柄76c(図柄
8f)を移動表示する場合や、一の図柄表示器と三以上
の図柄表示器との間で図柄の移動表示を行う場合も同様
である。また、図柄表示器24,62には安価な7セグ
メントLED表示器を用いたので、パチンコ機10のコ
ストを低減することができる。 (b2)図8(B)〜図9(A)の例に示すように図柄
表示器22と図柄表示器24,62とのうち一方の表示
器で表示する左図柄76a,右図柄76c(二以上の図
柄8d,8f)にかかる一部または全部がそれぞれ視認
不能になると、当該視認不能になった図柄との対応関係
が分かるように左図柄76a,右図柄76cにかかる一
部または全部を他方の表示器でそれぞれ視認可能に表示
した{図6のステップS34}。こうすればあたかも図
柄表示器22と図柄表示器24,62との間で左図柄7
6a,右図柄76cがそれぞれ移動するような表示を実
現でき、しかも他方の表示器に表示される図柄がどの図
柄に対応するかを正確に把握することができるので、誤
解を招く恐れもない。こうして左図柄76a,右図柄7
6cについて対応関係が分かるので、遊技者2に誤解を
与えないような表示を行うことができる。
【0043】(b3)図8(B)〜図9(A)の例に示
すように図柄表示器22で移動させる図柄の移動方向に
対応して図柄表示器24,62で図柄にかかる一部また
は全部を視認可能に表示した{図6のステップS3
4}。本例では左図柄76aと右図柄76cとでそれぞ
れ移動方向が分かるので、図柄表示器24,62にそれ
ぞれ表示される図柄がどのような図柄なのかを正確に把
握することができる。よって、簡単な構成で遊技者2に
誤解を与えないような表示が行える。 (b4)図8(B)〜図9(A)の例に示すように図柄
表示器22(一方の表示器)で表示する左図柄76a,
右図柄76cについてそれぞれ視認不能にする割合と、
図柄表示器24,62に図柄74,78をそれぞれ視認
可能に表示する割合とを関連させて行なった{図6のス
テップS34}。図柄表示器22と図柄表示器24,6
2とに表示された部分的な図柄を組み合わせれば、容易
に一の図柄を特定できる。移動表示する個々の図柄ごと
に割合を異ならせて行えば、さらに対応関係が明確にな
る。よって、簡単な構成で遊技者2に誤解を与えないよ
うな表示が行える。このことは、図柄表示器24,62
(一方の表示器)で表示する図柄74,78を視認不能
にする割合と、図柄表示器22に左図柄76a,右図柄
76cを視認可能に表示する割合とを関連させて行う場
合も同様である{図6のステップS40;図9(B),
図9(C)を参照}。
【0044】(b5)図8(B)の例に示すように図柄
表示器22で図柄を視認不能にする位置と図柄表示器2
4,62で図柄を視認可能に表示する位置とを関連させ
て行なった{図6のステップS34}。すなわち図柄表
示器22の左寄りで左図柄76a(図柄8d)を視認不
能にし、右寄りで右図柄76c(図柄8f)を視認不能
にすると、図柄表示器24,62でそれぞれ図柄74,
78で視認可能に表示する図柄を特定することができ
る。したがって、簡単な構成で遊技者2に誤解を与えな
いような表示が行える。 (b6)図8(B)〜図9(A)の例に示すように図柄
表示器22で視認不能にする左図柄76a,右図柄76
cの形態と、図柄表示器24,62で視認可能にする図
柄74,78の形態とを関連させて行なった{図6のス
テップS34}。本例では左図柄76a,図柄74と、
右図柄76c,図柄78とで色彩が異なる。図柄が同じ
色彩か否かによって、容易に一の図柄を特定することが
できる。したがって、簡単な構成で遊技者2に誤解を与
えないような表示が行える。
【0045】〔実施の形態2〕実施の形態2は実施の形
態1と同様にパチンコ機に本発明を適用し、一方の表示
器で表示する図柄変動を他方の表示器に図柄変動を移動
して表示する例である。当該実施の形態2は図10,図
11を参照しながら説明する。なおパチンコ機の構成等
は実施の形態1と同様であり、図示および説明を簡単に
するために実施の形態2では実施の形態1と異なる点に
ついて説明する。よって実施の形態1で用いた要素と同
一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。
【0046】実施の形態2が実施の形態1と異なるの
は、図6に示す変動停止処理に代えて図10に示す変動
停止処理を実行する点である。具体的には図6のステッ
プS32に代えて、図10のステップS31,S33を
実行する。すなわち、図5のステップS14で決定した
表示パターンが特定の表示パターンであるときは(ステ
ップS31のYES)、ステップS30で図柄変動を開
始してから所定期間(一定でも不定でもよい。例えば1
0秒間)を経過するまで待機した後〔ステップS3
3〕、第1条件が成立したとして図柄表示器22と図柄
表示器24,62との間で図柄変動の移動表示を行う
〔ステップS34〕。図柄変動の移動表示は表示器間で
動画等によって移動させながら図柄変動を表示すること
を意味し、図柄が図柄変動に変わる点を除けば上述した
(a1)から(a5)までの形態をそれぞれ実現するこ
とが可能である。
【0047】次に実施の形態1と同様に、図5,図10
に示す各処理を実行して図柄表示器22および図柄表示
器24,62を用いて図柄変動を実現する一例について
図11を参照しながら説明する。まずパチンコ球が始動
口32に入賞すると、図8(A)に示す例のように図柄
表示器22では、左図柄変動90,中図柄変動92,右
図柄変動94を始める{図10のステップS30}。特
定の表示パターンであって{図10のステップS31の
YES}、図柄変動を開始してから所定期間を経過する
と{図10のステップS31のYES}、図11に示す
例のように左図柄変動90,右図柄変動94の移動表示
を行う{図10のステップS34}。
【0048】図11(A)の例では図柄表示器22で左
図柄変動90が左方向(矢印D12方向)に移動し、同
じく右図柄変動94が右方向(矢印D14方向)に移動
する。移動するタイミングは同時であってもよく、非同
時であってもよい。また移動途中の様子を示す図11
(B)の例では、図柄表示器22で認識不能になった左
図柄変動90の一部を図柄表示器62に表示し、同じく
図柄表示器22で認識不能になった右図柄変動94の一
部を図柄表示器24に表示している。さらに移動表示を
終えた図11(C)の例では、左図柄変動90,右図柄
変動94が図柄表示器22から全部消えて視認不能にな
り、図柄表示器62で左図柄変動90を視認可能に表示
し、図柄表示器24で右図柄変動94を視認可能に表示
する。なお、左図柄変動90,右図柄変動94に限ら
ず、左図柄変動90,中図柄変動92,右図柄変動94
のうち二以上の図柄変動を移動させる場合に適用するこ
とができる。また、図柄表示器22から図柄表示器2
4,62への移動表示に限らず、図柄表示器24,62
から図柄表示器22への移動表示も同様に行える。さら
に、移動表示する図柄変動の個数は左図柄変動90,右
図柄変動94の二個に限らず、一個または三個から図柄
表示器で表示可能な最大個数までのうちで任意数であっ
てもよい。
【0049】上述した実施の形態2によれば、以下に示
す効果を得ることができる。 (c1)図11の例に示すように図柄表示器22(第1
表示器8b)と図柄表示器24,62(第2表示器8
a,8c)とのうち一方の表示器で表示する左図柄変動
90,右図柄変動94(二以上の図柄変動)にかかる一
部または全部がそれぞれ視認不能になると、当該視認不
能になった図柄変動との対応関係が分かるように左図柄
変動90,右図柄変動94にかかる一部または全部を他
方の表示器でそれぞれ視認可能に表示した{図10のス
テップS34}。こうすればあたかも図柄表示器22と
図柄表示器24,62との間で左図柄変動90,右図柄
変動94がそれぞれ移動するような表示を実現でき、し
かも他方の表示器に表示される図柄変動がどの図柄変動
に対応するかを正確に把握することができるので、誤解
を招く恐れもない。こうして左図柄変動90,右図柄変
動94について対応関係が分かるので、遊技者2に誤解
を与えないような表示を行うことができる。なお、左図
柄変動90,中図柄変動92,右図柄変動94のうちい
ずれか一の図柄変動を図柄表示器22と図柄表示器24
(あるいは図柄表示器62)との間で移動表示する場合
にも対応関係が分かるので、同様の効果が得られる。ま
た、一の図柄表示器と三以上の図柄表示器との間で図柄
変動の移動表示を行う場合も同様の効果が得られる。 (c2)その他の要件や構成については図柄が図柄変動
になる点を除いて実施の形態1と同様であるので、当該
実施の形態1と同様の効果を得ることができる{上述し
た(b3)〜(b6)の項を参照}。 (c3)実施の形態1と実施の形態2とを折衷した形態
を実現することも可能である。すなわち、一方の表示器
(例えば図柄表示器22)で表示する一以上の図柄(例
えば図柄74)と一以上の図柄変動(例えば右図柄変動
94)とにかかる一部または全部を視認不能にし、当該
視認不能にした一以上の図柄と一以上の図柄変動とにか
かる一部または全部を対応関係が分かるように他方の表
示器(例えば図柄表示器24,62)で視認可能に表示
する形態である。この場合であっても一以上の図柄と一
以上の図柄変動とを移動表示でき、しかも遊技者2に誤
解を与えないような表示を行うことができる。
【0050】〔他の実施の形態〕上述したパチンコ機
(遊技機)において、他の部分の構造,形状,大きさ,
材質,配置および動作条件等については、上記実施の形
態に限定されるものでない。例えば、上記実施の形態を
応用した次の各形態(d1)から(d7)までをそれぞ
れ実現することもできる。 (d1)上記各実施の形態では、パチンコ機に本発明を
適用した。この形態に代えて、パチンコ機以外の他の遊
技機(例えばスロットマシン,アレンジボール機,雀球
遊技機,テレビゲーム機等)であって二以上の表示器を
備えたものにも同様に本発明を適用することができる。
当該他の遊技機において図柄や図柄変動をこれまで表示
していた表示器とは別個の表示器に移動して表示する場
合であっても、遊技者2に誤解を与えないような表示を
行うことができる。
【0051】(d2)上記各実施の形態では、図柄表示
器22には液晶表示器を用い、図柄表示器24,62に
は7セグメントLED表示器を用いた{図7,図8,図
9,図11を参照}。この形態に代えて、図柄表示器2
2にはCRTやプラズマ表示器などのように図柄が表示
可能な如何なる表示器を用いてもよく、図柄表示器2
4,62には液晶表示器,CRT,プラズマ表示器など
のように図柄が表示可能な如何なる表示器を用いてもよ
い。また、第1表示器8bとして一台の図柄表示器22
を適用し、第2表示器8a,8cとして二台の図柄表示
器24,62を適用した{図7,図8,図9,図11を
参照}。この形態に代えて、第1表示器8bとして二台
以上の図柄表示器を適用してもよく、第2表示器8a,
8cとして一台または三台以上の図柄表示器を適用して
もよい。このとき、どの図柄表示器に幾つの図柄や図柄
変動を移動表示するかは任意であって、遊技状態や乱数
等に応じて適切に分散させてよい。これらのいずれの場
合であっても、遊技者2に誤解を与えないような表示を
行うことができる。
【0052】(d3)上記各実施の形態では、所定の表
示態様として大当たり図柄(あるいは大当たり判定用乱
数RA等)を適用し、所定の表示態様の一部としてリー
チ図柄(あるいは図柄表示用乱数RC等)を適用した
{図6のステップS32、図8(B)を参照}。この形
態に代えて、大当たり図柄やリーチ図柄以外の図柄を適
用してもよい。例えば単図柄や、図柄74,左図柄76
aが「6」で中図柄76b,図柄78が「7」のように
異なる図柄の組み合わせ等が該当する。この場合でも、
遊技者2に誤解を与えないような表示を行うことができ
る。
【0053】(d4)上記各実施の形態では、遊技者2
に有利な遊技条件となる特典としては、大当たり処理を
実行することで実現する大当たり遊技を適用した{図5
のステップS20を参照}。この形態に代えて(あるい
は加えて)、遊技者2に有利な遊技条件となる他の特典
を適用してもよい。例えば、図柄変動期間の短縮(いわ
ゆる時短)や時短回数,大当たりになる確率の変更(い
わゆる確率変動),入賞に伴う払い出し個数の変更,入
賞装置やゲートに備えた蓋,羽根,可動片等の開閉など
のような諸態様、あるいは大当たり遊技を含めて二以上
の形態を任意に組み合わせた態様が該当する。この場合
に遊技者2は他の特典を期待しながら図柄表示器22や
図柄表示器24,62を見たり、遊技を楽しむことがで
きる。
【0054】(d5)上記各実施の形態では、図柄表示
器22等からはみ出るように移動させて消去し、図柄や
図柄変動を視認不能にした{図6のステップS34;図
8(B)〜図9(A)を参照}。この形態に代えて(あ
るいは加えて)、遊技者2等が図柄を認識できなくなれ
ば任意の態様であってもよい。例えば、図柄表示器22
に表示する他の図柄の背後に隠して視認不能にしたり、
図柄や図柄変動を次第に透明にして視認不能にするなど
が該当する。これらの場合でも、遊技者2に誤解を与え
ないような表示を行うことができる。なお、どの態様で
視認不能にするかによって特典の可能性(期待度)が変
わるように構成すると、遊技者2に特典の期待感を持た
せることができる。
【0055】(d6)上記各実施の形態では、一の図柄
表示器について一の図柄(あるいは一の図柄変動)の移
動表示を行なった{図6,図10のステップS34;図
8(B)〜図9(A),図11を参照}。この形態に代
えて(あるいは加えて)、一の図柄表示器について二以
上の図柄(あるいは二以上の図柄変動)の移動表示を行
なってもよい。図柄表示器22と図柄表示器24との間
で二つの図柄の移動表示を行う例を図12に示す。図1
2(A)の例では、同一の図柄「7」からなる左図柄7
6a,右図柄76cを右方向(矢印D16方向)に移動
させている。移動途中の状態を示す図12(B)の例で
は、図柄表示器22で右図柄76cの一部が認識不能に
なると、図柄表示器24で対応する部位の図柄78を視
認可能に表示している。移動終了後の状態を示す図12
(C)の例では、左右の位置関係が分かるように図柄7
4,78を図柄表示器24に表示する。このことは、図
柄変動の移動表示を行う場合も同様である。したがっ
て、遊技者2に誤解を与えないような表示を行うことが
できる。
【0056】(d7)上記実施の形態1では、色彩を異
ならせることによって表示器間を移動表示する図柄を識
別可能にした{図6のステップS34;図8(B)〜図
9(A)を参照}。この形態に代えて(あるいは加え
て)、図柄の種類,形状,背景等を異ならせるように構
成してもよい。図柄の種類を異ならせる例としては、左
図柄76a,右図柄76cに数字図柄を用い、中図柄7
6bに英字図柄を用いる。図柄の形状を異ならせる例と
しては、図3(A)等に示す左図柄76a,右図柄76
cと中図柄76bとの関係である。これらの場合でも、
遊技者2に誤解を与えないような表示を行うことができ
る。なお、図柄の形態と特典の可能性とを関連させる
と、遊技者2に特典の期待感を持たせることができる。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、図柄や図柄変動をこれ
まで表示していた表示器とは別個の表示器に移動して表
示する場合であっても、遊技者に誤解を与えないような
表示を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要を模式的に示す図である。
【図2】パチンコ機の外観を示す正面図である。
【図3】複合装置および図柄表示器と、図柄の構成とを
示す図である。
【図4】メイン制御基板と表示制御基板の概略構成を示
すブロック図である。
【図5】始動口処理の手続きを示すフローチャートであ
る。
【図6】変動停止処理の手続きを示すフローチャートで
ある。
【図7】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図8】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図9】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図10】変動停止処理の手続きを示すフローチャート
である。
【図11】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【図12】特別図柄表示器における表示例を示す図であ
る。
【符号の説明】
2 遊技者 4 遊技制御部 6 表示制御部 8a,8c 第2表示器 8b 第1表示器 8d,8f 図柄 10 パチンコ機(遊技機) 22 図柄表示器(第1表示器) 24,62 図柄表示器(第2表示器) 100 メイン制御基板(遊技制御部) 110,210,212 CPU 102,202 ROM 112,204 RAM 200 表示制御基板(表示制御部) 214 駆動回路 216 キャラクタジェネレータ 218 VDP

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが図柄を表示可能な第1表示器
    と第2表示器とを備え、前記第1表示器と前記第2表示
    器とのうち一方または双方で表示する図柄が所定の表示
    態様を構成することを条件として遊技者に有利な遊技条
    件となる特典を与える遊技機において、 前記第1表示器と前記第2表示器とのうち一方の表示器
    で表示する図柄にかかる一部または全部が視認不能にな
    ると、当該視認不能になった図柄との対応関係が分かる
    ように前記図柄にかかる一部または全部を他方の表示器
    で視認可能に表示する表示制御部を有する遊技機。
  2. 【請求項2】 それぞれが図柄を表示可能な第1表示器
    と第2表示器とを備え、前記第1表示器と前記第2表示
    器とのうち一方または双方で表示する図柄が所定の表示
    態様を構成することを条件として遊技者に有利な遊技条
    件となる特典を与える遊技機において、 前記第1表示器と前記第2表示器とのうち一方の表示器
    で表示する二以上の図柄にかかる一部または全部がそれ
    ぞれ視認不能になると、当該視認不能になった図柄との
    対応関係が分かるように前記二以上の図柄にかかる一部
    または全部を他方の表示器でそれぞれ視認可能に表示す
    る表示制御部を有する遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した遊技機にお
    いて、 二以上の第2表示器を備え、 表示制御部は、第1表示器で移動させる図柄の移動方向
    に対応して、前記第2表示器で前記図柄にかかる一部ま
    たは全部を視認可能に表示する遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一項に記載し
    た遊技機において、 表示制御部は、一方の表示器で表示する図柄を視認不能
    にする割合と、他方の表示器に図柄を視認可能に表示す
    る割合とを関連させて行う遊技機。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれか一項に記載し
    た遊技機において、 表示制御部は、一方の表示器で図柄を視認不能にする位
    置と、他方の表示器で図柄を視認可能に表示する位置と
    を関連させて行う遊技機。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか一項に記載し
    た遊技機において、 表示制御部は、一方の表示器で視認不能にする図柄の形
    態と、他方の表示器で視認可能にする図柄の形態とを関
    連させて行う遊技機。
  7. 【請求項7】 それぞれが図柄変動を表示可能な第1表
    示器と第2表示器とを備え、前記第1表示器と前記第2
    表示器とのうち一方または双方で表示する図柄が所定の
    表示態様を構成することを条件として遊技者に有利な遊
    技条件となる特典を与える遊技機において、 前記第1表示器と前記第2表示器とのうち一方の表示器
    で表示する二以上の図柄変動にかかる一部または全部が
    それぞれ視認不能になると、当該視認不能になった図柄
    変動との対応関係が分かるように前記二以上の図柄変動
    にかかる一部または全部を他方の表示器でそれぞれ視認
    可能に表示する表示制御部を有する遊技機。
JP2000377962A 2000-12-12 2000-12-12 遊技機 Pending JP2002177522A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377962A JP2002177522A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000377962A JP2002177522A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002177522A true JP2002177522A (ja) 2002-06-25

Family

ID=18846613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000377962A Pending JP2002177522A (ja) 2000-12-12 2000-12-12 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002177522A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073756A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2009279274A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2015057234A (ja) * 2014-12-25 2015-03-26 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2016129815A (ja) * 2016-04-22 2016-07-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016129817A (ja) * 2016-04-22 2016-07-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016129814A (ja) * 2016-04-22 2016-07-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016129816A (ja) * 2016-04-22 2016-07-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016163735A (ja) * 2016-05-09 2016-09-08 豊丸産業株式会社 遊技機
JP2016187521A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017051638A (ja) * 2016-11-14 2017-03-16 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017225896A (ja) * 2017-10-10 2017-12-28 株式会社大都技研 遊技台

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02172484A (ja) * 1988-12-27 1990-07-04 Sophia Co Ltd パチンコ機
JPH08155110A (ja) * 1994-12-06 1996-06-18 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機の表示装置及び遊技機
JP2000167164A (ja) * 1998-12-09 2000-06-20 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2000300757A (ja) * 1999-04-23 2000-10-31 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2000317082A (ja) * 2000-01-01 2000-11-21 Ace Denken:Kk 遊技機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02172484A (ja) * 1988-12-27 1990-07-04 Sophia Co Ltd パチンコ機
JPH08155110A (ja) * 1994-12-06 1996-06-18 Daikoku Denki Co Ltd 遊技機の表示装置及び遊技機
JP2000167164A (ja) * 1998-12-09 2000-06-20 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2000300757A (ja) * 1999-04-23 2000-10-31 Ace Denken:Kk 遊技機
JP2000317082A (ja) * 2000-01-01 2000-11-21 Ace Denken:Kk 遊技機

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073756A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Aruze Corp 弾球遊技機
JP2009279274A (ja) * 2008-05-23 2009-12-03 Sammy Corp 弾球遊技機
JP2015057234A (ja) * 2014-12-25 2015-03-26 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2016187521A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2016129815A (ja) * 2016-04-22 2016-07-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016129817A (ja) * 2016-04-22 2016-07-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016129814A (ja) * 2016-04-22 2016-07-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016129816A (ja) * 2016-04-22 2016-07-21 株式会社ユニバーサルエンターテインメント 遊技機
JP2016163735A (ja) * 2016-05-09 2016-09-08 豊丸産業株式会社 遊技機
JP2017051638A (ja) * 2016-11-14 2017-03-16 京楽産業.株式会社 遊技機
JP2017225896A (ja) * 2017-10-10 2017-12-28 株式会社大都技研 遊技台

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6469791B1 (ja) 遊技機
JP3925893B2 (ja) 遊技機
JP2002159684A (ja) 遊技機
JP2002292021A (ja) 遊技機
JP6469792B1 (ja) 遊技機
JP2019154956A (ja) 遊技機
JP2002177522A (ja) 遊技機
JP2019051211A (ja) 遊技機
JP4403346B2 (ja) 遊技機
JP2002000838A (ja) 遊技機
JP6469794B1 (ja) 遊技機
JP2010119429A (ja) 遊技台
JP2003135775A (ja) 遊技機
JP2019129910A (ja) 遊技機
JP2002159674A (ja) 遊技機
JP6469793B1 (ja) 遊技機
JP4441659B2 (ja) 遊技機
JP2004329782A (ja) 遊技機
JP2002165972A (ja) 遊技機
JP4581145B2 (ja) 遊技機
JP2019055304A (ja) 遊技機
JP2002136720A (ja) 遊技機
JP2019129909A (ja) 遊技機
JP2019051214A (ja) 遊技機
JP4962995B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060531

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100323

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20100323

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100323

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100823

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110412