JP2009232926A - 遊技台 - Google Patents

遊技台 Download PDF

Info

Publication number
JP2009232926A
JP2009232926A JP2008079689A JP2008079689A JP2009232926A JP 2009232926 A JP2009232926 A JP 2009232926A JP 2008079689 A JP2008079689 A JP 2008079689A JP 2008079689 A JP2008079689 A JP 2008079689A JP 2009232926 A JP2009232926 A JP 2009232926A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notification
preparation time
control unit
preparation
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008079689A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Sasahira
武 笹平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daito Giken KK
Original Assignee
Daito Giken KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daito Giken KK filed Critical Daito Giken KK
Priority to JP2008079689A priority Critical patent/JP2009232926A/ja
Publication of JP2009232926A publication Critical patent/JP2009232926A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Slot Machines And Peripheral Devices (AREA)
  • Game Rules And Presentations Of Slot Machines (AREA)

Abstract

【課題】複数の報知手段の報知開始時期を同期させて演出効果を高めることができる遊技台を提供する。
【解決手段】遊技台は、所定の報知を行う複数の報知手段と、前記複数の報知手段をそれぞれ制御する複数の報知制御手段と、前記複数の報知手段の報知開始時期を合わせるための報知同期情報を少なくとも記憶する記憶手段と、前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させる報知準備開始手段と、を備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、スロットマシンやパチンコ機などに代表される遊技台に関する。
従来の遊技台では、複数個の図柄を表示可能な図柄表示部を備え、図柄表示部の図柄が予め定めた特定図柄の組み合わせである特定態様になった場合に、遊技者に有利な遊技状態を発生させるようにしている。
このような遊技台に適用される再生装置の一つとして、音データと画像データとの読込時間の差分であるブランクデータを音データの先頭に付加して音データと画像データとの再生開始タイミングを一致させるようにした再生装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−259943号公報
しかしながら、上記特許文献1記載の再生装置では、音データと画像データとの読込開始タイミングが一致しない場合に音データと画像データとの再生開始タイミングも一致せず、遊技者の遊技に対する興趣を低下させてしまう可能性があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであって、複数の報知手段の報知開始時期を同期させて演出効果を高めることができる遊技台を提供することを目的とする。
(1)本発明は、所定の報知を行う複数の報知手段と、前記複数の報知手段をそれぞれ制御する複数の報知制御手段と、前記複数の報知手段の報知開始時期を合わせるための報知同期情報を少なくとも記憶する記憶手段と、前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させる報知準備開始手段と、を備えたことを特徴とする、遊技台である。
(2)本発明はまた、前記報知準備開始手段は、前記報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させるための所定情報を前記複数の報知制御手段に送信する所定情報送信手段を含み、前記報知同期情報は、前記報知制御手段が前記所定情報を受信してから前記報知手段による所定の報知が開始されるまでの準備時間を定めた準備時間情報を含むことを特徴とする、(1)記載の遊技台である。
(3)本発明はまた、前記準備時間情報は、第1の前記準備時間を定めた第1の準備時間情報、および前記第1の準備時間よりも長い第2の準備時間を定めた第2の準備時間情報を含み、前記所定情報送信手段は、前記第2の準備時間を要する報知制御手段に前記所定情報を送信した後、前記第2の準備時間から前記第1の準備時間を差し引いた準備時間が経過したときに前記第1の準備時間を要する報知制御手段に前記所定情報を送信することを特徴とする、(2)に記載の遊技台である。
(4)本発明はまた、前記準備時間情報は、第1の前記準備時間を定めた第1の準備時間情報、および前記第1の準備時間よりも長い第2の準備時間を定めた第2の準備時間情報を含み、前記第1の準備時間を要する報知制御手段は、前記第2の準備時間から前記第1の準備時間を差し引いた準備時間に相当する時間分だけ前記報知手段に前記所定の報知を行わせない無報知態様とした後、前記報知手段に前記所定の報知を行わせることを特徴とする、(2)に記載の遊技台である。
(5)本発明はまた、前記所定情報送信手段は、前記第1の準備時間を要する報知制御手段および前記第2の準備時間を要する報知制御手段の双方に前記所定情報を同時に送信し、双方の報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させることを特徴とする、(4)に記載の遊技台である。
(6)本発明はまた、前記記憶手段には、単一または複数の報知態様データに基づく報知の開始時期を定めた小分類データが前記複数の報知制御手段毎に記憶され、前記報知制御手段は、少なくとも1つの小分類データに基づいて前記報知手段に前記所定の報知を行わせることを特徴とする、(1)〜(5)のいずれかに記載の遊技台である。
(7)本発明はまた、前記所定情報は、前記報知制御手段が前記報知手段に前記所定の報知を行わせるための制御データであることを特徴とする、(6)に記載の遊技台である。
(8)本発明はまた、前記報知手段は、画像を表示する画像表示手段、音を出力する音出力手段、光を発する発光手段、または可動物を動作可能な可動物動作手段の少なくとも1つを含むことを特徴とする、(1)〜(7)のいずれかに記載の遊技台である。
(9)本発明はまた、遊技者が操作可能な操作手段をさらに備え、前記報知準備開始手段は、前記操作手段が操作された場合に、前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記所定の報知の準備を開始させることを特徴とする、(1)〜(8)のいずれかに記載の遊技台である。
(10)本発明はまた、遊技媒体を検知可能な検知手段をさらに備え、前記報知準備開始手段は、前記検知手段によって前記遊技媒体が検知された場合に、前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記所定の報知の準備を開始させることを特徴とする、(1)〜(9)のいずれかに記載の遊技台である。
本発明に係る遊技台によれば、複数の報知手段の報知開始時期を同期させて演出効果を高めることができる。
以下、図面を用いて、本発明の実施例1に係るスロットマシン(遊技台)について詳細に説明する。
<全体構成>
まず、図1を用いて、本実施例1に係るスロットマシン100の全体構成について説明する。なお、同図はスロットマシン100の外観斜視図を示したものである。
このスロットマシン100は、本体101と、本体101の正面に取付けられ、本体101に対して開閉可能な前面扉102と、を備える。本体101の中央内部には、(図1において図示省略)外周面に複数種類の図柄が配置されたリールが3個(左リール110、中リール111、右リール112)収納され、スロットマシン100の内部で回転できるように構成されている。これらのリール110乃至112はステッピングモータ等の駆動手段により回転駆動される。
本実施形態において、各図柄は帯状部材に等間隔で適当数印刷され、この帯状部材が所定の円形筒状の枠材に貼り付けられて各リール110乃至112が構成されている。リール110乃至112上の図柄は、遊技者から見ると、図柄表示窓113から縦方向に概ね3つ表示され、合計9つの図柄が見えるようになっている。そして、各リール110乃至112を回転させることにより、遊技者から見える図柄の組み合せが変動することとなる。つまり、各リール110乃至112は複数種類の図柄の組合せを変動可能に表示する表示手段として機能する。なお、このような表示手段としてはリール以外にも液晶表示装置等の電子画像表示装置も採用できる。また、本実施形態では、3個のリールをスロットマシン100の中央内部に備えているが、リールの数やリールの設置位置はこれに限定されるものではない。
各々のリール110乃至112の背面には、図柄表示窓113に表示される個々の図柄を照明するためのバックライト(図1において図示省略)が配置されている。バックライトは、各々の図柄ごとに遮蔽されて個々の図柄を均等に照射できるようにすることが望ましい。なお、スロットマシン100内部において各々のリール110乃至112の近傍には、投光部と受光部から成る光学式センサ(図示省略)が設けられており、この光学式センサの投光部と受光部の間をリールに設けられた一定の長さの遮光片が通過するように構成されている。このセンサの検出結果に基づいてリール上の図柄の回転方向の位置を判断し、目的とする図柄が入賞ライン上に表示されるようにリール110乃至112を停止させる。
入賞ライン表示ランプ120は、有効となる入賞ライン114を示すランプである。有効となる入賞ラインは、遊技媒体としてベットされたメダルの数によって予め定まっている。入賞ライン114は5ラインあり、例えば、メダルが1枚ベットされた場合、中段の水平入賞ラインが有効となり、メダルが2枚ベットされた場合、上段水平入賞ラインと下段水平入賞ラインが追加された3本が有効となり、メダルが3枚ベットされた場合、右下り入賞ラインと右上り入賞ラインが追加された5ラインが入賞ラインとして有効になる。なお、入賞ライン114の数については5ラインに限定されるものではなく、また、例えば、メダルが1枚ベットされた場合に、中段の水平入賞ライン、上段水平入賞ライン、下段水平入賞ライン、右下り入賞ラインおよび右上り入賞ラインの5ラインを入賞ラインとして有効としてもよい。
告知ランプ123は、例えば、後述する内部抽選において特定の入賞役(具体的には、ボーナス)に内部当選していること、または、ボーナス遊技中であることを遊技者に知らせるランプである。遊技メダル投入可能ランプ124は、遊技者が遊技メダルを投入可能であることを知らせるためのランプである。再遊技ランプ122は、前回の遊技において入賞役の一つである再遊技に入賞した場合に、今回の遊技が再遊技可能であること(メダルの投入が不要であること)を遊技者に知らせるランプである。リールパネルランプ128は演出用のランプである。
ベットボタン130乃至132は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダル(クレジットという。)を所定の枚数分投入するためのボタンである。本実施形態においては、ベットボタン130が押下される毎に1枚ずつ最大3枚まで投入され、ベットボタン131が押下されると2枚投入され、ベットボタン132が押下されると3枚投入されるようになっている。以下、ベットボタン132はMAXベットボタンとも言う。なお、遊技メダル投入ランプ129は、投入されたメダル数に応じた数のランプを点灯させ、規定枚数のメダルの投入があった場合、遊技の開始操作が可能な状態であることを知らせる遊技開始ランプ121が点灯する。
メダル投入口134は、遊技を開始するに当たって遊技者がメダルを投入するための投入口である。すなわち、メダルの投入は、ベットボタン130乃至132により電子的に投入することもできるし、メダル投入口134から実際のメダルを投入(投入操作)することもでき、投入とは両者を含む意味である。貯留枚数表示器125は、スロットマシン100に電子的に貯留されているメダルの枚数を表示するための表示器である。遊技情報表示器126は、各種の内部情報(例えば、ボーナス遊技中のメダル払出枚数)を数値で表示するための表示器である。払出枚数表示器127は、何らかの入賞役に入賞した結果、遊技者に払出されるメダルの枚数を表示するための表示器である。
スタートレバー135は、リール110乃至112の回転を開始させるためのレバー型のスイッチである。即ち、メダル投入口134に所望するメダル枚数を投入するか、ベットボタン130乃至132を操作して、スタートレバー135を操作すると、リール110乃至112が回転を開始することとなる。スタートレバー135に対する操作を遊技の開始操作と言う。
ストップボタンユニット136には、ストップボタン137乃至139が設けられている。ストップボタン137乃至139は、スタートレバー135の操作によって回転を開始したリール110乃至112を個別に停止させるためのボタン型のスイッチであり、各リール110乃至112に対応づけられている。以下、ストップボタン137乃至139に対する操作を停止操作と言い、最初の停止操作を第1停止操作、次の停止操作を第2停止操作、最後の停止操作を第3停止操作という。なお、各ストップボタン137乃至139の内部に発光体を設けてもよく、ストップボタン137乃至139の操作が可能である場合、該発光体を点灯させて遊技者に知らせることもできる。
メダル返却ボタン133は、投入されたメダルが詰まった場合に押下してメダルを取り除くためのボタンである。精算ボタン134は、スロットマシン100に電子的に貯留されたメダル、ベットされたメダルを精算し、メダル払出口155から排出するためのボタンである。ドアキー孔140は、スロットマシン100の前面扉102のロックを解除するためのキーを挿入する孔である。メダル払出口155は、メダルを払出すための払出口である。
音孔160はスロットマシン100内部に設けられているスピーカの音を外部に出力するための孔である。前面扉102の左右各部に設けられたサイドランプ144は遊技を盛り上げるための装飾用のランプである。前面扉102の上部には演出装置160が配設されている。この演出装置190は、水平方向に開閉自在な2枚の右扉163a、左扉163bからなる扉(シャッタ)部材163と、この扉部材163の奥側に配設された液晶表示装置157(図示省略)を備えており、2枚の右扉163a、左扉163bが液晶表示装置157の手前で水平方向外側に開くと液晶表示装置157(図示省略)の表示画面がスロットマシン100正面(遊技者側)に出現する構造となっている。
<制御部>
次に、図2〜図4を用いて、このスロットマシン100の制御部の回路構成について詳細に説明する。
スロットマシン100の制御部は、大別すると、遊技の中枢部分を制御する主制御部300と、主制御部300より送信されたコマンドに応じて各種機器を制御する副制御部400と、副制御部400より送信されたコマンドに応じて各種機器を制御する副制御部500と、によって構成されている。
<主制御部>
まず、図2を用いて、スロットマシン100の主制御部300について説明する。主制御部300は、主制御部300の全体を制御するための演算処理装置であるCPU310や、CPU310が各ICや各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、その他、以下に述べる構成を有する。
クロック補正回路314は、水晶発振器311から発振されたクロックを分周してCPU310に供給する回路である。例えば、水晶発振器311の周波数が16MHzの場合に、分周後のクロックは8MHzとなる。CPU310は、クロック回路314により分周されたクロックをシステムクロックとして受け入れて動作する。
また、CPU310には、後述するセンサやスイッチの状態を常時監視するための監視周期やモータの駆動パルスの送信周期を設定するためのタイマ回路315がバスを介して接続されている。CPU310は、電源が投入されると、データバスを介してROM312の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路315に送信する。
タイマ回路315は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をCPU310に送信する。CPU310は、この割込み要求を契機に、各センサ等の監視や駆動パルスの送信を実行する。例えば、CPU310のシステムクロックを8MHz、タイマ回路315の分周値を1/256、ROM312の分周用のデータを47に設定した場合、この割り込みの基準時間は、256×47÷8MHz=1.504msとなる。
また、CPU310には、各ICを制御するための制御プログラムデータ、入賞役の内部抽選時に用いる抽選データ、リールの停止位置等を記憶しているROM312や、一時的なデータを保存するためのRAM313が接続されている。これらのROM312やRAM313については他の記憶手段を用いてもよく、この点は後述する各制御部においても同様である。
CPU310には、さらに、入力インタフェース360、出力インタフェース370、371がアドレスデコード回路350を介してアドレスバスに接続されている。CPU310は、これらのインタフェースを介して外部のデバイスと信号の送受信を行っている。
CPU310は、割込み時間ごとに入力インタフェース360を介して、メダル受付センサ320、スタートレバーセンサ321、ストップボタンセンサ322、メダル投入ボタンセンサ323、精算スイッチセンサ324、メダル払い出しセンサ326、インデックスセンサ325の状態を検出し、各センサを監視している。
メダル受付センサ320は、メダル投入口134の内部の通路に2個設置されており、メダルの通過有無を検出する。スタートレバーセンサ321は、スタートレバー135に2個設置されており、遊技者によるスタート操作を検出する。ストップボタンセンサ322は、各々のストップボタン137乃至139に設置されており、遊技者によるストップボタンの操作を検出する。
メダル投入ボタンセンサ323は、メダル投入ボタン130乃至132のそれぞれに設置されており、RAM313に電子的に貯留されているメダルを遊技用のメダルとして投入する場合の投入操作を検出する。たとえば、CPU310は、メダル投入ボタン130に対応するメダル投入センサ323がLレベルになった場合に、電子的に貯留メダルを1枚投入し、メダル投入ボタン131に対応するメダル投入センサ323がLレベルになった場合に、電子的に貯留メダルを2枚投入し、メダル投入ボタン132に対応するメダル投入センサ323がLレベルになった場合に、電子的に貯留メダルを3枚投入する。なお、メダル投入ボタン132が押された際、貯留されているメダル枚数が2枚の場合は2枚投入され、1枚の場合は1枚投入される。
精算スイッチセンサ324は、精算ボタン134に設けられている。精算ボタン134が一回押されると、貯留されているメダルを精算する。メダル払い出しセンサ326は、払い出されるメダルを検出するためのセンサである。なお、以上の各センサは、非接触式のセンサであっても接点式のセンサであってもよい。
インデックスセンサ325は、具体的には、各リール110乃至112の取付台の所定位置に設置されており、リールに設けた遮光片がこのインデックスセンサ325を通過するたびにLレベルになる。CPU310は、この信号を検出すると、リールが1回転したものと判断し、リールの回転位置情報をゼロにリセットする。
出力インタフェース370には、リールを駆動させるためのリールモータ駆動部330と、ホッパー(バケットにたまっているメダルをメダル払出口155から払出すための装置。)のモータを駆動するためのホッパーモータ駆動部331と、遊技ランプ340(具体的には、入賞ライン表示ランプ120、遊技開始ランプ121、再遊技ランプ122、リールパネルランプ123、遊技メダル投入可能ランプ124等)と、7セグメント表示器341(貯留枚数表示器125、表示器126、払出枚数表示器127等)が接続されている。
また、CPU310には、乱数発生回路317がデータバスを介して接続されている。乱数発生回路317は、水晶発振器316から発振されるクロックに基いて、一定の範囲内で値をインクリメントし、そのカウント値をCPU310に出力することのできるインクリメントカウンタであり、後述する入賞役の内部抽選をはじめ各種抽選処理に使用される。本発実施形態における乱数発生回路317は、水晶発振器316のクロック周波数を用いて0〜65535までの値をインクリメントする1つの乱数カウンタを備えている。
また、CPU310のデータバスには、副制御部400に制御コマンドを送信するための出力インタフェース371が接続されている。
<副制御部400>
次に、図3を用いて、スロットマシン100の副制御部400について説明する。副制御部400は、主制御部300より送信された制御コマンド等に基づいて副制御部400の全体を制御する演算処理装置であるCPU410や、CPU410が各IC、各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、以下に述べる構成を有する。
クロック補正回路414は、水晶発振器411から発振されたクロックを補正し、補正後のクロックをシステムクロックとしてCPU410に供給する回路である。
また、CPU410にはタイマ回路415がバスを介して接続されている。CPU410は、所定のタイミングでデータバスを介してROM412の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路415に送信する。タイマ回路415は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をCPU410に送信する。CPU410は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、CPU410には、副制御部400の全体を制御するための命令及びデータ、バックライトの点灯パターンや各種表示器を制御するためのデータが記憶されたROM412や、データ等を一時的に保存するためのRAM413が各バスを介して接続されている。
また、CPU410には、外部の信号を送受信するための入出力インタフェース460が接続されており、入出力インタフェース460には、各リール110乃至112の図柄を背面より照明するためのバックライト420、前面扉102の開閉を検出するための扉センサ421、RAM413のデータをクリアにするためのリセットスイッチ422が接続されている。
CPU410には、データバスを介して主制御部300から制御コマンドを受信するための入力インタフェース461が接続されており、CPU410は、入力インタフェース461を介して受信したコマンドに基づいて、遊技全体を盛り上げる演出処理等を実行する。
また、CPU410のデータバスとアドレスバスには、音源IC480が接続されている。音源IC480は、CPU410からの命令に応じて音声の制御を行う。また、音源IC480には、音声データが記憶されたROM481が接続されており、音源IC480は、ROM481から取得した音声データをアンプ482で増幅させてスピーカ483から出力する。
CPU410には、主制御部300と同様に、外部ICを選択するためのアドレスデコード回路450が接続されており、アドレスデコード回路450には、主制御部300からの制御コマンドを受信するための入力インタフェース461、入出力インタフェース470、時計IC422、が接続されている。CPU410は、時計IC422が接続されていることで、現在時刻を取得することが可能である。
更に、入出力インタフェース470には、デマルチプレクサ419が接続されている。デマルチプレクサ419は、入出力インタフェース470から送信された信号を各表示部等に分配する。即ち、デマルチプレクサ419は、CPU410から受信されたデータに応じて演出ランプ430(上部ランプ、下部ランプ、サイドランプ144、リールパネルランプ123、タイトルパネルランプ、受皿ランプ、など)を制御する。なお、タイトルパネルランプは、タイトルパネル162を照明するランプである。
また、CPU410は、副制御部500への信号の送受信は、入出力インタフェース470を介して実施する。
<副制御部500>
次に、図4を用いて、スロットマシン100の副制御部500について説明する。副示制御部500は、演算処理装置であるCPU510や、各IC、各回路と信号の送受信を行うためのデータバス及びアドレスバスを備え、以下に述べる構成を有する。
クロック補正回路514は、水晶発振器511aから発振されたクロックを補正し、補正後のクロックをシステムクロックとしてCPU510に供給する回路である。このCPU510は、副制御部400のCPU410からの信号(制御コマンド)を入出力インタフェース571を介して受信し、副制御部500全体を制御する。
また、CPU410にはタイマ回路515がバスを介して接続されている。CPU510は、所定のタイミングでデータバスを介してROM512の所定エリアに格納された分周用のデータをタイマ回路515に送信する。タイマ回路515は、受信した分周用のデータを基に割り込み時間を決定し、この割り込み時間ごとに、割り込み要求をCPU510に送信する。CPU510は、この割込み要求のタイミングをもとに、各ICや各回路を制御する。
また、CPU510には、バスを介して、ROM512、RAM513、VDP(ビデオ・ディスプレイ・プロセッサー)600が接続されている。ROM512には、副制御部500全体を制御するための制御プログラムデータや演出用のデータが記憶されている。RAM513は、CPU510で処理されるプログラムのワークエリア等を有する。VDP600には、水晶発信器511bが接続され、さらに、バスを介して、画像データと、画像データ用のカラーパレットデータが記憶されているROM612、RAM613が接続されている。VDP600は、CPU510からの信号をもとにROM612に記憶された画像データを読み出し、RAM613のワークエリアを使用して画像信号を生成し、D/Aコンバータ614を介して液晶表示装置615の表示画面に画像を表示する。なお、液晶表示装置157には、CPU510によって液晶表示装置157の表示画面の輝度調整を可能とするため輝度調整信号が入力されている。
また、CPU510には、外部の信号を受信するための入力インタフェース560が接続されており、入力インタフェース450には、シャッタセンサ(右扉1)550、シャッタセンサ(右扉2)551、シャッタセンサ(左扉1)552、シャッタセンサ(左扉2)553が接続されている。シャッタセンサ(左扉1)552およびシャッタセンサ(左扉2)553は、左扉163bの開閉状態を検出するためのセンサであり、シャッタセンサ(右扉1)550、シャッタセンサ(右扉2)551は、右扉163aの開閉状態を検出するためのセンサである。
CPU510には、データバスを介して副制御部400から制御コマンドを受信するための入出力インタフェース561が接続されており、CPU510は、入出力インタフェース561を介して受信したコマンドに基づいて、遊技全体を盛り上げる演出処理等を実行する。
また、CPU510には、主制御部300および副制御部400と同様に、外部ICを選択するためのアドレスデコード回路550が接続されており、アドレスデコード回路550には、副制御部400からのコマンドを送受信するための入出力インタフェース561、出力インタフェース570が接続されている。
更に、出力インタフェース570には、左扉モータ駆動部522、右扉モータ駆動部523が接続されている。左扉モータ駆動部522は、左扉163bを水平方向に駆動させる。右扉モータ駆動部523は、右扉163aを水平方向に駆動させる。本実施形態では、左扉モータ駆動部522および右扉モータ駆動部523は、パルスモータを用いてCPU510からの信号をもとに左扉163bおよび右扉163aを駆動させている。
<主制御部の処理>
図5はスロットマシン100における遊技の基本的制御を示すフローチャートである。遊技の基本的制御は主制御部300のCPU310が中心になって行い、電源断等を検知しないかぎり、同図の処理を実行する。また、各処理の実行によって得られた情報は副制御部400に送信する。
以下、この処理について説明する。電源投入が行われると、まず、S101で初期処理が実行される。ここでは各種の初期化処理が行われる。S102ではメダル投入・スタート操作受付処理を実行する。ここではメダルの投入の有無をチェックし、メダルの投入に応じて入賞ライン表示ランプ120を点灯させる。なお、前回の遊技で再遊技に入賞した場合は、前回の遊技で投入されたメダル枚数と同じ数のメダルを投入する処理を行うので、遊技者によるメダルの投入が不要となる。また、スタートレバー130が操作されたか否かのチェックを行い、スタートレバー135の操作があればS104へ進む。
S103では投入されたメダル枚数を確定し、有効な入賞ラインを確定する。S104では乱数発生器で発生させた乱数を取得する。S105では、現在の遊技状態に応じてROMに格納されている入賞役抽選テーブルを読み出し、これとS104で取得した乱数値とを用いて内部抽選を行う。内部抽選の結果、いずれかの入賞役(作動役を含む)に内部当選した場合、その入賞役のフラグがONになる。S106では内部抽選結果に基づき、リール停止データを選択する。
S107では全リール110乃至112の回転を開始させる。S108では、ストップボタン137乃至139の受け付けが可能になり、いずれかのストップボタンが押されると、押されたストップボタンに対応するリール110乃至112の何れかをS106で選択したリール停止制御データに基づいて停止させる。全リール110乃至112が停止するとS109へ進む。S109では、入賞判定を行う。ここでは、有効化された入賞ライン114上に、何らかの入賞役に対応する絵柄組合せが表示された場合にその入賞役に入賞したと判定する。例えば、有効化された入賞ライン上に、「ベル−ベル−ベル」が揃っていたならばベル入賞と判定する。但し、ビッグボーナス(BB)およびレギュラーボーナス(RB)については、今回の遊技で入賞しなかった場合は、次回の遊技に内部当選フラグがONの状態が維持される。所謂フラグの持ち越しが行われる。S110では払い出しのある何らかの入賞役に入賞していれば、その入賞役に対応する枚数のメダルを入賞ライン数に応じて払い出す。S111では遊技状態制御処理を行う。以上により1ゲームが終了する。以降S102へ戻って上述した処理を繰り返すことにより遊技が進行することになる。
<副制御部400の処理>
副制御部400の処理について説明する。図6(a)は副制御部400のCPU410が実行するメイン処理のフローチャートである。
電源投入が行われると、まずS201で初期化処理が実行される。この初期化処理では、入出力ポートの初期設定や、RAM内の記憶領域の初期化処理等を行う。また、S202では、コマンド入力処理(詳細は後述する)を行う。
S203では、演出データの更新処理を行う。この演出データの更新処理では、演出を制御するための動作制御データの更新を行う。S204では、S203で更新した演出データの中に副制御部400の各演出デバイスのドライバに出力するデータがあるか否かを判定する。該当する場合はS205へ進み、該当しない場合はS206へ進む。S205では副制御部400の演出デバイスのドライバにデータをセットする。データのセットにより演出デバイスがそのデータに応じた演出を実行する。S206ではS203で更新した演出データの中に副制御部500に送信する制御コマンドがあるか否かを判定する。該当する場合はS207へ進み、該当しない場合はS202へ戻る。S207では副制御部500に制御コマンドを送信してS202へ戻る。
次に、同図(b)を用いて、副制御部400のコマンド入力処理について説明する。S301ではコマンド格納エリアに少なくとも1つの制御コマンドが格納されているか否かを判定する。該当する場合はS302へ進み、該当しない場合はS301へ戻る。S302では、コマンド格納エリアから制御コマンドを一つ取得し、制御コマンドに応じた処理を実行する。取得した制御コマンドはコマンド格納エリアから消去する。
次に、同図(c)を用いて、副制御部400のストローブ割込み処理について説明する。このストローブ割込み処理は、副制御部400が、主制御部300が出力するストローブ信号を検出した場合に実行する処理である。ストローブ割込み処理のS401では、主制御部300が出力したコマンドを未処理コマンドとしてRAM413に設けたコマンド記憶領域に記憶する。
次に、同図(d)を用いて、副制御部400のタイマ割込み処理について説明する。副制御部400は所定の周期(本実施例では2msに1回)でタイマ割込みを発生するハードウェアタイマを備えており、このタイマ割込みを契機として、副制御部400タイマ割込み処理を実行する。なお、副制御部400は汎用タイマの設定(10ms)としており、S501ではこの汎用タイマの更新を行う。
<制御コマンドの流れ>
図7は制御コマンドが主制御部300、副制御部400、副制御部500の順番で送信される様子を示した図であり、図8は副制御部400のROM412に記憶された演出順序テーブルおよび演出詳細テーブルと、副制御部500のROM512に記憶された表示演出テーブルおよび可動物演出テーブルの一例を示した図である。
主制御部300は、所定の条件が成立した場合に副制御部400に対して制御コマンドを送信する。なお、所定の条件としては、例えば、上記主制御部メイン処理のS102においてスタートレバーセンサ321によりスタートレバー135の操作を検出した場合、上記主制御部メイン処理のS107においてストップボタンセンサ322によりストップボタン137〜139のいずれかの操作を検出した場合、上記主制御部メイン処理のS108においてリール110〜112のいずれかの停止を検出した場合、上記主制御部メイン処理のS109において予め定めた入賞役のいずれかに入賞したと判定した場合などが挙げられる。
副制御部400は、上記ストローブ割込み処理において主制御部300からの制御コマンドを受信した場合に、受信した制御コマンドが演出に関する制御コマンドであり、且つ所定の条件が成立した場合(例えば、演出を実行するか否かの抽選を行った結果、演出抽選に当選した場合)に、上記コマンド入力処理において、制御コマンドに応じた演出を実行する。例えば、図7に示すように、第3停止操作時(既に2つのリールが停止されており、回転中の3つ目のリールに対応するストップボタンが操作された時)に制御コマンド(この例では、005B)を受信した場合には、ROM412に記憶された演出順序テーブルのアドレスのうち、受信した制御コマンドに対応するアドレスを参照する。ここで、演出順序テーブルは、図8に詳細に示すように、演出の種類が順番に記憶されたテーブルであり、例えば、スタートレバー操作時に受信する制御コマンドに対応して行う演出(スタートレバー演出)、第1停止操作時(回転中の1つ目のリールに対応するストップボタンが操作された時)に受信する制御コマンドに対応して行う演出(第1停止操作時演出)、第1リール停止時(回転中の1つ目のリールが停止された時)に受信する制御コマンドに対応して行う演出(第1リール停止時演出)など、複数種類の演出の種類が順番に記憶されている。
また、副制御部400は、受信した制御コマンドに対応する演出順序テーブルのアドレスを参照した後、このアドレスに対応する演出詳細テーブルをさらに参照する。ここで、演出詳細テーブルは、図8に詳細に示すように、演出順序テーブルの各演出の種類に対応する音声制御データ、照明制御データ、制御コマンドなどの制御データの種類が記憶されたテーブルであり、例えば、BGM・効果音・システム音などの音声制御データ、バックライト・上部ランプなどの照明制御データ、表示制御コマンド・可動物制御コマンドなどの制御コマンドなど、制御データの種類が順番に記憶されている。
副制御部400は、参照した演出詳細テーブルの制御データが音声制御データに該当する場合には、ROM481に記憶された音声制御データをスピーカ483のデバイスドライバ(例えば、音声IC480)に送信して設定する。また、副制御部400は、参照した演出詳細テーブルの制御データが照明制御データに該当する場合には、ROM412に記憶された照明制御データを演出ランプ430(例えば、リールパネルランプ128)のデバイスドライバ(例えば、デマルチプレクサ419)に送信して設定する。さらに、副制御部400は、参照した演出詳細テーブルの制御データが制御コマンド(表示制御コマンドや可動物制御コマンド)に該当する場合には、ROM412に記憶された制御コマンドを、液晶表示装置157や右扉モータ駆動部532や左扉モータ駆動部522のデバイスドライバである副制御部500に送信する。
副制御部500は、副制御部400からの制御コマンドを受信した場合に、制御コマンドに応じた処理を実行する。例えば、副制御部500は、表示制御コマンドを受信した場合には、ROM512に記憶された表示演出テーブルの表示制御データのうち、受信した制御コマンドに対応する表示制御データをVDP600に設定する。ここで、表示演出テーブルは、図8に詳細に示すように、液晶表示装置157を用いて行う表示演出に対応する表示制御データが順番に記憶されたテーブルである。また、副制御部500は、可動物制御コマンドを受信した場合には、ROM512に記憶された可動物演出テーブルの可動物制御データのうち、受信した制御コマンドに対応する可動物制御データを右扉モータ駆動部532や左扉モータ駆動部522に送信して設定する。ここで、可動物演出テーブルは、図8に詳細に示すように、右扉163aや左扉163bを用いて行う可動物演出に対応する可動物制御データが順番に記憶されたテーブルである。
<演出制御>
次に、図9および図10を用いて、スロットマシン100が行う演出制御の一例について説明する。なお、図9は演出制御に用いる各種テーブルの一例を示した図であり、図10は演出制御の流れを模式的に示した図である。
<演出制御に用いる各種テーブル>
まず最初に、RAM412に記憶された、演出制御に用いる各種テーブルについて説明する。図9(a)に示す表示演出準備時間情報テーブルは、副制御部400が液晶表示装置157のデバイスドライバである副制御部500に上述の表示制御コマンドを送信してから、副制御部500が表示制御コマンドに対応する表示制御データを液晶表示装置157VDP600に設定して液晶表示装置157によって、対応する表示が行われるまでの時間の情報を記憶したテーブルである。また、同図(b)に示す可動物演出準備時間情報テーブルは、副制御部400が右扉モータ駆動部532や左扉モータ駆動部522のデバイスドライバである副制御部500に上述の可動物制御コマンドを送信してから、副制御部500が可動物制御コマンドに対応する可動物制御データを右扉モータ駆動部532や左扉モータ駆動部522に設定して右扉163aや左扉163bによって、対応する動作が行われるまでの時間の情報を記憶したテーブルである。また、同図(c)に示すBGM準備時間情報テーブルは、副制御部400がROM481に記憶された音声制御データをスピーカ483のデバイスドライバ(音源IC480)に送信して設定してから、スピーカ483によって、対応するBGM音声が出力されるまでの時間の情報を記憶したテーブルである。また、同図(d)に示すリールパネルランプ準備時間情報テーブルは、副制御部400がROM412に記憶された照明制御データをリールパネルランプ128(演出ランプ430)のデバイスドライバ(デマルチプレクサ419)に送信して設定してから、リールパネルランプ128によって、対応するランプの点灯・消灯が開始されるまでの時間の情報を記憶したテーブルである。
同図(e)に示す表示演出テーブルは、上記図8を用いて説明した表示演出テーブルに対応するテーブルであり、大分類の表示演出と、この大分類に属する単一または複数の小分類の小表示演出で構成されている。副制御部400は、各々の表示演出に属する単一または複数の小表示演出を順番に副制御部500に実行させることによって大分類名で示される表示演出を行う。同図(f)に示す可動物演出テーブルは、上記図8を用いて説明した可動物演出テーブルに対応するテーブルを示したものであり、大分類の可動物演出と、この大分類に属する単一または複数の小分類の小可動物演出で構成されている。副制御部400は、各々の可動物演出に属する単一または複数の小可動物演出を副制御部500に順番に実行させることによって大分類名で示される可動物演出を行う。同図(g)に示すBGMテーブルは、上記図8を用いて説明した演出詳細テーブルのうちのBGMの詳細を示したものであり、大分類のBGMと、この大分類に属する単一または複数の小分類の小BGMで構成されている。副制御部400は、各々のBGMに属する単一または複数の小BGMを音源IC480に順番に実行させることによって大分類名で示されるBGMを出力する。同図(h)に示すリールパネルランプ演出テーブルは、上記図8を用いて説明した演出詳細テーブルのうちのリールパネルランプ演出の詳細を示したものであり、大分類のリールパネルランプ演出と、この大分類に属する単一または複数の小分類の小リールパネルランプ演出で構成されている。副制御部400は、各々のリールパネルランプ演出に属する単一または複数の小リールパネルランプ演出をデマルチプレクサ419に順番に実行させることによって大分類名で示されるリールパネルランプ演出を行う。
同図(i)に示す小表示演出テーブルは、同図(e)を用いて説明した表示演出テーブルの小表示演出と、この小表示演出に属する単一または複数の開始時間(フレーム)およびシーン名で構成されている。副制御部400は、各々の小表示演出に属する単一または複数の開始時間に従い、対応する各シーンを副制御部500に実行させることによって小分類名で示される小表示演出を行う。同図(j)に示す小可動物演出テーブルは、同図(f)を用いて説明した可動物演出テーブルの小可動物演出と、この小可動物演出に属する単一または複数の開始時間(フレーム)および可動態様名で構成されている。副制御部400は、各々の小表示演出に属する単一または複数の開始時間に従い、対応する各可動態様を副制御部500に実行させることによって小分類名で示される小可動物演出を行う。同図(k)に示す小BGMテーブルは、同図(g)を用いて説明したBGMテーブルの小BGM演出と、この小BGM演出に属する単一または複数の開始時間(フレーム)およびサウンド名で構成されている。副制御部400は、各々の小BGM演出に属する単一または複数の開始時間に従い、対応する各サウンドをスピーカ483から出力することによって小分類名で示される小BGM演出を行う。同図(l)に示す小リールパネルランプ演出テーブルは、同図(h)を用いて説明したリールパネルランプ演出テーブルの小リールパネルランプ演出と、この小リールパネルランプ演出に属する単一または複数の開始時間(フレーム)および発光態様名で構成されている。副制御部400は、各々の小リールパネルランプ演出に属する単一または複数の開始時間に従い、対応する各発光態様でリールパネルランプ128を制御することによって小分類名で示される小リールパネルランプ演出を行う。
<演出制御の流れ>
次に、演出制御の流れについて説明する。副制御部400は、主制御部300から演出に関する制御コマンドを受信した場合に、受信した制御コマンドに対応する演出順序テーブルと演出詳細テーブルを参照する。例えば、上記図7に示す例では、副制御部400が主制御部300から第3停止操作時の制御コマンドを受信しているため、この制御コマンドに対応する演出順序テーブル(この例では、005B)と演出詳細テーブル(この例では、005Bに対応する、BGM(1031)、効果音(200A)、・・・、リールパネルランプ(8001)、・・・、表示制御コマンド(C005)、可動物制御コマンド(D021)、・・・など)を参照する。
続いて、副制御部400は、演出詳細テーブルの制御データの種類に対応する演出準備時間テーブルを参照し、この演出準備時間テーブルから報知開始時期までの準備時間を取得する。例えば、副制御部400が演出詳細テーブルのBGMを参照した場合には、BGMに対応する図9(c)のBGM準備時間情報テーブルを参照し、このBGM演出準備時間テーブルから、報知開始時期までの準備時間(図9(c)に示す例ではm秒)を取得する。以下同様にして、副制御部400が演出詳細テーブルのリールパネルランプを参照した場合は図9(d)に示す報知開始時期までの準備時間(この例ではm秒)を取得し、副制御部400が演出詳細テーブルの表示制御コマンドを参照した場合は図9(a)に示す報知開始時期までの準備時間(この例ではn秒)を取得し、副制御部400が演出詳細テーブルの可動物制御コマンドを参照した場合は図9(b)に示す報知開始時期までの準備時間(この例ではm秒)を取得する。
続いて、副制御部400は、図10に示すように、演出準備時間テーブルから取得した、報知開始時期までの準備時間を考慮し、この準備時間の長い演出から実行を開始する。例えば、図10に示す例では、表示演出1を実行するための準備時間(n秒)が一番長いため、副制御部400は、最初に表示演出1コマンドを液晶表示装置157のデバイスドライバである副制御部500に送信し、この表示演出1コマンドを受信した副制御部500は、受信した制御コマンドに対応する表示制御データ(この例では、表示演出1の制御データ)をVDP600に設定する。これにより、副制御部400が副制御部500に表示演出1コマンドを送信してからn秒後に、液晶表示装置157を用いた表示演出1の実行が開始される。
また、副制御部400は、次に、準備時間n−準備時間mで算出される時間が経過した後に、可動物演出1コマンドを右扉モータ駆動部532や左扉モータ駆動部522のデバイスドライバである副制御部500に送信し、この可動物演出1コマンドを受信した副制御部500は、受信した制御コマンドに対応する表示制御データ(この例では、可動物演出1の制御データ)を右扉モータ駆動部532や左扉モータ駆動部522に設定する。これにより、副制御部400が副制御部500に可動物演出1コマンドを送信してからm秒後に、右扉163aや左扉163bを用いた可動物演出1の実行が開始される。また、副制御部400は、可動物演出1コマンドを副制御部500に送信するタイミングで、音声制御データ(この例では、BGM1の制御データ)をスピーカ483のデバイスドライバ(音声IC480)に送信して設定するとともに、照明制御データ(この例では、リールパネルランプ演出1の制御データ)を演出ランプ430(リールパネルランプ128)のデバイスドライバ(デマルチプレクサ419)に送信して設定する。これにより、副制御部400がスピーカ483のデバイスドライバ(音声IC480)に音声制御データを送信して設定を行ってからm秒後にスピーカ483を用いてBGM1の音声が出力されるとともに、副制御部400が演出ランプ430(リールパネルランプ128)のデバイスドライバ(デマルチプレクサ419)に照明制御データを送信して設定を行ってからm秒後にリールパネルランプ128を用いたリールパネルランプ演出の実行が開始される。このように、各々の演出の準備に要する準備時間を考慮して演出の設定を開始することによって、種類が異なる演出の実行開始タイミングを一致させることができ、種類が異なる演出間の同期を容易にとることができる。
なお、本実施例では、BGM、リールパネルランプ、液晶表示装置、可動物の4つの報知手段を同期させる例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、効果音、システム音、バックライト、上部ランプ、サイドランプ、リール照明ランプ、タイトルパネルランプ、受け皿ランプ、払出口ストロボなどのうち、複数の報知手段の同期をとるように構成してもよく、その組み合わせは限定されない。
以上説明したように、本実施例1に係るスロットマシン100は、所定の報知を行う複数の報知手段(例えば、液晶表示装置157、右扉163aや左扉163bを駆動するモータ、スピーカ483、リールパネルランプ128)と、前記複数の報知手段をそれぞれ制御する複数の報知制御手段(例えば、液晶表示装置157を制御する副制御部500、右扉163a・左扉163bのモータを制御する副制御部500、スピーカ483を制御する音源IC480、リールパネルランプ128を制御するデマルチプレクサ419)と、前記複数の報知手段の報知開始時期を合わせるための報知同期情報(例えば、図9に示す、報知開始時期までの準備時間)を少なくとも記憶する記憶手段(例えば、RAM412)と、前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させる報知準備開始手段(例えば、副制御部400のCPU410)と、を備えたことを特徴とする、遊技台である。
本実施例1に係るスロットマシン100によれば、報知同期情報に基づいて複数の報知手段の報知開始時期を同期させた報知を行うことができるため、演出効果が高まり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる場合がある。
なお、本実施例では、報知手段(例えば、スピーカ483)と、報知制御手段(例えば、スピーカ483を制御する音源IC480)と、報知準備開始手段(例えば、CPU410)をそれぞれ別体とする例を示したが、本発明はこれ限定されず、例えば、CPU410が音源IC480を内蔵している場合のように、報知制御手段が報知準備開始手段の一部に含まれていてもよい。また、例えば、スピーカ483が音源IC480を内蔵している場合のように、報知制御手段が報知手段の一部に含まれていてもよい。すなわち、報知手段、報知制御手段、報知準備開始手段の複数が一体化されていてもよい。
また、前記報知準備開始手段は、前記報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させるための所定情報(例えば、制御コマンド)を前記複数の報知制御手段に送信する所定情報送信手段を含み、前記報知同期情報は、前記報知制御手段が前記所定情報を受信してから前記報知手段による所定の報知が開始されるまでの準備時間を定めた準備時間情報を含むように構成してもよい。このような構成とすれば、準備時間情報に基づいて複数の報知手段の報知開始時期を同期させた報知を行うことができるため、演出効果が高まり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる場合がある。また、準備時間には、報知制御手段が所定情報の受信に要する時間や、報知手段による報知を行うための制御データの読込に要する時間などが含まれるため、所定情報送信手段が複数の報知制御手段にそれぞれ別々のタイミングで所定情報を送信しても準備時間情報を適宜調整すれば足り、準備時間情報に基づいて複数の報知手段の報知開始時期を同期させた報知を行うことができる場合がある。
また、前記準備時間情報は、第1の前記準備時間(例えば、図10の準備時間m)を定めた第1の準備時間情報、および前記第1の準備時間よりも長い第2の準備時間(例えば、図10の準備時間n)を定めた第2の準備時間情報を含み、前記所定情報送信手段は、前記第2の準備時間を要する報知制御手段に前記所定情報を送信した後、前記第2の準備時間から前記第1の準備時間を差し引いた準備時間(例えば、n−mの時間)が経過したときに前記第1の準備時間を要する報知制御手段に前記所定情報を送信してもよい。このような構成とすれば、所定情報送信手段が複数の報知制御手段にそれぞれ別々のタイミングで所定情報を送信しても複数の報知手段の報知開始時期を同期させた報知を行うことができるため、演出効果が高まり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる場合がある。
また、前記記憶手段には、単一または複数の報知態様データ(例えば、シーン、可動態様、サウンド、発光態様)に基づく報知の開始時期(例えば、演出の開始時点からのフレーム数)を定めた小分類データが前記複数の報知制御手段毎に記憶され、前記報知制御手段は、少なくとも1つの小分類データに基づいて前記報知手段に前記所定の報知を行わせるようにしてもよい。このような構成とすれば、報知態様の報知タイミングを詳細に設定することができ、多彩な演出を行うことができる場合がある。
また、前記所定情報は、前記報知制御手段が前記報知手段に前記所定の報知を行わせるための制御データであってもよい。このような構成とすれば、小分類データ単位で制御コマンドを報知制御手段に送信する必要がないので、制御コマンド送信タイミングや制御コマンド送信回数を減らすことができ、所定情報送信手段や報知制御手段の制御コマンド送受信に要する処理負荷を軽減させることができる場合がある。
また、前記報知手段は、画像を表示する画像表示手段(例えば、液晶表示装置157)、音を出力する音出力手段(例えば、スピーカ483)、光を発する発光手段(例えば、リールパネルランプ128)、または可動物(例えば、右扉163aや左扉163b)を動作可能な可動物動作手段(例えば、右扉163aや左扉163bを駆動するモータ)の少なくとも1つを含むようにしてもよい。このような構成とすれば、遊技者の視覚や聴覚を通して多彩な演出を行うことができ、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる場合がある。
また、遊技者が操作可能な操作手段(例えば、スタートレバー135やストップボタン137〜139)をさらに備え、前記報知準備開始手段は、前記操作手段が操作された場合に、前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記所定の報知の準備を開始させてもよい。このような構成とすれば、遊技者の操作を契機として報知を行うことができるため、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
また、遊技媒体(例えば、メダル)を検知可能な検知手段(例えば、メダル受付センサ320、メダル払い出しセンサ326)をさらに備え、前記報知準備開始手段は、前記検知手段によって前記遊技媒体が検知された場合に、前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記所定の報知の準備を開始させてもよい。このような構成とすれば、遊技媒体の投入や払い出しなどを契機として報知を行うことができるため、遊技者の遊技に対する興趣を高めることができる場合がある。
なお、本発明に係る遊技台の構成は、上記実施例に係るスロットマシン100の構成に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような構成を適用してもよい。
<変形例1>
図11は変形例1に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。この変形例1に係る演出制御では、副制御部400は、表示演出101コマンド、可動物演出101コマンドを副制御部500に同時に送信するとともに、BGM101コマンド、リールパネルランプ演出101コマンドをそれぞれのデバイスドライバに同時に送信する。表示演出101コマンドを受信した液晶表示装置157のデバイスドライバである副制御部500は、受信した制御コマンドに対応する表示制御データ(この例では、表示演出101の制御データ)をVDP600に設定する。これにより、副制御部400が副制御部500に表示演出101コマンドを送信してからn秒後に、液晶表示装置157を用いた表示演出101の実行が開始される。また、可動物演出101コマンドを受信した右扉163aや左扉163bのデバイスドライバである副制御部500は、受信した制御コマンドに対応する表示制御データ(この例では、可動物演出101の制御データ)を右扉モータ駆動部532や左扉モータ駆動部522に設定する。これにより、副制御部400が副制御部500に可動物演出101コマンドを送信してからm秒後に、右扉163aや左扉163bを用いた可動物演出101の実行が開始されることになるはずであるが、この例では、可動物演出101の制御データには準備時間n−準備期間mの時間分の無報知態様の制御データ(右扉163aや左扉163bを動作させない制御データ)が含まれるため、実質的には、副制御部400が副制御部500に可動物演出101コマンドを送信してからn秒後に、右扉163aや左扉163bを用いた可動物演出1の実行が開始される。また、BGM101コマンドを受信した音声IC480は、音声制御データ(この例では、BGM101の制御データ)をスピーカ483に設定する。これにより、副制御部400がスピーカ483のデバイスドライバ(音声IC480)に設定を行ってからm秒後にスピーカ483を用いてBGM1の音声が出力されるはずであるが、この例では、BGM101の制御データには準備時間n−準備期間mの時間分の無報知態様の制御データ(スピーカ483から音声を出力させない制御データ)が含まれるため、実質的には、副制御部400が副制御部500にBGM101コマンドを送信してからn秒後に、スピーカ483を用いてBGM101の音声が出力される。また、リールパネルランプ演出101コマンドを受信したデマルチプレクサ419は、照明制御データ(この例では、リールパネルランプ演出101の制御データ)を演出ランプ430(リールパネルランプ128)に設定する。これにより、副制御部400が演出ランプ430(リールパネルランプ128)のデバイスドライバ(デマルチプレクサ419)に設定を行ってからm秒後にリールパネルランプ128を用いたリールパネルランプ演出101の実行が開始されるはずであるが、この例では、リールパネルランプ演出101の制御データには準備時間n−準備期間mの時間分の無報知態様の制御データ(リールパネルランプ128を点灯させない制御データ)が含まれるため、実質的には、副制御部400が副制御部500にリールパネルランプ演出101コマンドを送信してからn秒後に、リールパネルランプ演出101の実行が開始される。
このように、前記準備時間情報は、第1の前記準備時間を定めた第1の準備時間情報、および前記第1の準備時間よりも長い第2の準備時間を定めた第2の準備時間情報を含み、前記第1の準備時間を要する報知制御手段は、前記第2の準備時間から前記第1の準備時間を差し引いた準備時間に相当する時間分だけ前記報知手段に前記所定の報知を行わせない無報知態様(例えば、音声を消音したり、画像やランプを消したり、可動物を停止させるような態様)とした後、前記報知手段に前記所定の報知を行わせるようにしてもよい。このような構成とすれば、無報知態様の時間を適宜調整すれば複数の報知手段の報知開始時期を同期させた報知を行うことができるため、演出効果が高まり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる場合がある。
また、前記所定情報送信手段は、前記第1の準備時間を要する報知制御手段および前記第2の準備時間を要する報知制御手段の双方に前記所定情報を同時に送信し、双方の報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させるようにしてもよい。なお、「同時に送信」とは、全く同一のタイミングで送信する場合に限定されず、「複数の報知手段の報知開始時期を同期させた報知を行うことができる」という本発明の効果を満たす範囲内であれば、異なるタイミングでもよい。このような構成とすれば、所定情報送信手段の処理負荷を軽減することができる上に、無報知態様の時間を適宜調整すれば複数の報知手段の報知開始時期を同期させた報知を行うことができるため、演出効果が高まり、遊技者の遊技に対する興趣を向上させることができる場合がある。
<変形例2>
図12は変形例2に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。上記変形例1では、大分類データの報知開始時期を同期させる例を示したが、この変形例2では、小分類データの報知開始時期を同期させる例を示している。例えば、可動物演出Vのように、無報知態様を含まない小分類データが連続していないときに無報知態様を含む小分類データを間に入れて連続した報知データとすることにより、コマンド送信回数の減少や、同期させるタイミングを少なくすることができる場合がある。
<変形例3>
図13は変形例3に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。この変形例3は、副制御部400が可動物演出Aコマンド、BGMAコマンドリールパネルランプ演出Aコマンドを送信するタイミングを、実機搭載時の誤差を加味して調整する例を示したものである。デバッガやシミュレータなどを用いた環境下で報知タイミングを確認できた場合でも、制御プログラムを実機に搭載した場合に演出の報知タイミングに誤差が生じることがあるが、このような構成とすれば、そのような実機での誤差を吸収することができる場合がある。
<変形例4>
図14は変形例4に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。この変形例4は、上記変形例3に示す演出の報知タイミングの誤差を、報知データの先頭に誤差に応じた無報知態様を付加して吸収する例を示したものである。なお、各デバイスドライバに送信するコマンドの送信タイミングは同一である必要はなく、送信タイミングを誤差に応じて異ならせてもよい。
<変形例5>
図15は変形例5に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。この変形例5は、上記変形例3に示す演出の報知タイミングの誤差を、実機搭載時の誤差と、報知データの先頭に誤差に応じた無報知態様を付加して吸収する例を示したものである。
<変形例6>
図16は変形例6に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。この変形例6は、上記変形例5に示す演出の報知タイミングの誤差を各デバイスドライバに送信するコマンドの送信タイミングを誤差に応じて異ならせて吸収する例を示したものである。なお、報知データの先頭に誤差に応じた無報知態様を付加してもよい。
また、上記実施例では、1つの報知制御手段で1つの報知手段を制御する例を示したが、1つの報知制御手段で複数の報知手段を制御してもよい。
なお、上記実施例においては、メダル(コイン)を遊技媒体としたスロットマシンの例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、遊技球(例えば、パチンコ玉)を遊技媒体としたスロットマシンやパチンコ機などにも適用可能である。
また、本発明の実施の形態に記載された作用および効果は、本発明から生じる最も好適な作用および効果を列挙したに過ぎず、本発明による作用および効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。また、実施例に記載した複数の構成のうち、1つの構成に記載している内容を、他の構成に適用することでより遊技の幅を広げられる場合がある。
本発明に係る遊技台は、スロットマシンや遊技機(パチンコ等)に代表される遊技台に適用することができる。
スロットマシンの外観斜視図を示したものである。 主制御部の回路ブロック図を示したものである。 副制御部400の回路ブロック図を示したものである。 副制御部500の回路ブロック図を示したものである。 スロットマシンにおける遊技の基本的制御を示すフローチャートである。 (a)副制御部400のメイン処理の流れを示すフローチャートである。(b)コマンド入力処理の流れを示すフローチャートである。(c)副制御部400のストローブ割込み処理の流れを示すフローチャートである。(d)副制御部400のタイマ割込み処理の流れを示すフローチャートである。 制御コマンドが主制御部300、副制御部400、副制御部500の順番で送信される様子を示した図である。 副制御部400のROMに記憶された演出順序テーブルおよび演出詳細テーブルと、副制御部500のROMに記憶された表示演出テーブルおよび可動物演出テーブルの一例を示した図である。 演出制御に用いる各種テーブルの一例を示した図である。 演出制御の流れを模式的に示した図である。 変形例1に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。 変形例2に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。 変形例3に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。 変形例4に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。 変形例5に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。 変形例6に係るスロットマシンの演出制御の流れを模式的に示した図である。
符号の説明
100 スロットマシン
101 本体
102 前面扉
110、111、112 リール
113 図柄表示窓
114 入賞ライン
120 入賞ライン表示ランプ
130、131 メダル投入ボタン
135 スタートレバー
137、138、139 ストップボタン
157 液晶表示装置
300 主制御部
400 副制御部

Claims (10)

  1. 所定の報知を行う複数の報知手段と、
    前記複数の報知手段をそれぞれ制御する複数の報知制御手段と、
    前記複数の報知手段の報知開始時期を合わせるための報知同期情報を少なくとも記憶する記憶手段と、
    前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させる報知準備開始手段と、を備えたことを特徴とする、
    遊技台。
  2. 前記報知準備開始手段は、前記報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させるための所定情報を前記複数の報知制御手段に送信する所定情報送信手段を含み、
    前記報知同期情報は、前記報知制御手段が前記所定情報を受信してから前記報知手段による所定の報知が開始されるまでの準備時間を定めた準備時間情報を含むことを特徴とする、
    請求項1記載の遊技台。
  3. 前記準備時間情報は、第1の前記準備時間を定めた第1の準備時間情報、および前記第1の準備時間よりも長い第2の準備時間を定めた第2の準備時間情報を含み、
    前記所定情報送信手段は、前記第2の準備時間を要する報知制御手段に前記所定情報を送信した後、前記第2の準備時間から前記第1の準備時間を差し引いた準備時間が経過したときに前記第1の準備時間を要する報知制御手段に前記所定情報を送信することを特徴とする、
    請求項2に記載の遊技台。
  4. 前記準備時間情報は、第1の前記準備時間を定めた第1の準備時間情報、および前記第1の準備時間よりも長い第2の準備時間を定めた第2の準備時間情報を含み、
    前記第1の準備時間を要する報知制御手段は、前記第2の準備時間から前記第1の準備時間を差し引いた準備時間に相当する時間分だけ前記報知手段に前記所定の報知を行わせない無報知態様とした後、前記報知手段に前記所定の報知を行わせることを特徴とする、
    請求項2に記載の遊技台。
  5. 前記所定情報送信手段は、前記第1の準備時間を要する報知制御手段および前記第2の準備時間を要する報知制御手段の双方に前記所定情報を同時に送信し、双方の報知制御手段に前記報知手段による所定の報知の準備を開始させることを特徴とする、
    請求項4に記載の遊技台。
  6. 前記記憶手段には、単一または複数の報知態様データに基づく報知の開始時期を定めた小分類データが前記複数の報知制御手段毎に記憶され、
    前記報知制御手段は、少なくとも1つの小分類データに基づいて前記報知手段に前記所定の報知を行わせることを特徴とする、
    請求項1〜5のいずれかに記載の遊技台。
  7. 前記所定情報は、前記報知制御手段が前記報知手段に前記所定の報知を行わせるための制御データであることを特徴とする、
    請求項2に記載の遊技台。
  8. 前記報知手段は、画像を表示する画像表示手段、音を出力する音出力手段、光を発する発光手段、または可動物を動作可能な可動物動作手段の少なくとも1つを含むことを特徴とする、
    請求項1〜7のいずれかに記載の遊技台。
  9. 遊技者が操作可能な操作手段をさらに備え、
    前記報知準備開始手段は、前記操作手段が操作された場合に、前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記所定の報知の準備を開始させることを特徴とする、
    請求項1〜8のいずれかに記載の遊技台。
  10. 遊技媒体を検知可能な検知手段をさらに備え、
    前記報知準備開始手段は、前記検知手段によって前記遊技媒体が検知された場合に、前記報知同期情報に基づいて前記報知制御手段に前記所定の報知の準備を開始させることを特徴とする、
    請求項1〜9のいずれかに記載の遊技台。
JP2008079689A 2008-03-26 2008-03-26 遊技台 Pending JP2009232926A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008079689A JP2009232926A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 遊技台

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008079689A JP2009232926A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 遊技台

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009232926A true JP2009232926A (ja) 2009-10-15

Family

ID=41247645

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008079689A Pending JP2009232926A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 遊技台

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009232926A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012200571A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Olympia:Kk 遊技機
JP2013052189A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Olympia:Kk 遊技機
JP2013085670A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2013085671A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2013116294A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2015083266A (ja) * 2015-02-04 2015-04-30 株式会社ソフイア 遊技機
JP2015083267A (ja) * 2015-02-04 2015-04-30 株式会社ソフイア 遊技機
JP2015160122A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2015160125A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2015160123A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2015160124A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2016107143A (ja) * 2016-03-17 2016-06-20 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2016107142A (ja) * 2016-03-17 2016-06-20 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2017087045A (ja) * 2017-02-27 2017-05-25 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019054866A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 株式会社大一商会 遊技機
JP2019054864A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 株式会社大一商会 遊技機
JP2019054865A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 株式会社大一商会 遊技機
JP2019150616A (ja) * 2019-04-26 2019-09-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019162448A (ja) * 2019-04-26 2019-09-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021010789A (ja) * 2020-10-28 2021-02-04 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07141846A (ja) * 1993-11-18 1995-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 同期制御方法
JP2004202070A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2006141418A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Heiwa Corp 遊技機
JP2007259943A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Samii Kk 再生装置、データ再生方法及びプログラム
JP2007268036A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Samii Kk 弾球遊技機
JP2008006113A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Aruze Corp 遊技機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07141846A (ja) * 1993-11-18 1995-06-02 Fuji Xerox Co Ltd 同期制御方法
JP2004202070A (ja) * 2002-12-26 2004-07-22 Daito Giken:Kk 遊技台
JP2006141418A (ja) * 2004-11-16 2006-06-08 Heiwa Corp 遊技機
JP2007259943A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Samii Kk 再生装置、データ再生方法及びプログラム
JP2007268036A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Samii Kk 弾球遊技機
JP2008006113A (ja) * 2006-06-29 2008-01-17 Aruze Corp 遊技機

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012200571A (ja) * 2011-03-28 2012-10-22 Olympia:Kk 遊技機
JP2013052189A (ja) * 2011-09-06 2013-03-21 Olympia:Kk 遊技機
JP2013085670A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2013085671A (ja) * 2011-10-18 2013-05-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2013116294A (ja) * 2011-12-05 2013-06-13 Olympia:Kk 遊技機
JP2015160123A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2015160124A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2015160122A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2015160125A (ja) * 2014-02-28 2015-09-07 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2015083266A (ja) * 2015-02-04 2015-04-30 株式会社ソフイア 遊技機
JP2015083267A (ja) * 2015-02-04 2015-04-30 株式会社ソフイア 遊技機
JP2016107143A (ja) * 2016-03-17 2016-06-20 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2016107142A (ja) * 2016-03-17 2016-06-20 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2017087045A (ja) * 2017-02-27 2017-05-25 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019054866A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 株式会社大一商会 遊技機
JP2019054864A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 株式会社大一商会 遊技機
JP2019054865A (ja) * 2017-09-19 2019-04-11 株式会社大一商会 遊技機
JP2019150616A (ja) * 2019-04-26 2019-09-12 株式会社三洋物産 遊技機
JP2019162448A (ja) * 2019-04-26 2019-09-26 株式会社三洋物産 遊技機
JP2021010789A (ja) * 2020-10-28 2021-02-04 株式会社三洋物産 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2009232926A (ja) 遊技台
JP5760261B2 (ja) 遊技台
JP5953472B2 (ja) 遊技台
JP2011130871A (ja) 遊技台
JP2012115537A (ja) 遊技台
JP2012045113A (ja) 遊技台
JP5953485B2 (ja) 遊技台
JP5465094B2 (ja) 遊技台
JP2011183094A (ja) 遊技台
JP5712325B1 (ja) 遊技台
JP2007130262A (ja) 遊技台
JP5706550B1 (ja) 遊技台
JP5145527B2 (ja) 遊技台
JP4750744B2 (ja) 遊技台及び演出装置
JP5760234B2 (ja) 遊技台
JP2006192077A (ja) 遊技台
JP4995799B2 (ja) 遊技台
JP5824727B2 (ja) 遊技台
JP2009178359A (ja) 遊技台
JP2009201861A (ja) 遊技台
JP5887669B2 (ja) 遊技台
JP4778350B2 (ja) 遊技台
JP2009178220A (ja) 遊技機
JP2007082821A (ja) 遊技機
JP2008048857A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090812

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110921

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110927

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111128

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120807