JP4614072B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
上記従来の弾球遊技機によれば、再変動パターンが多様化でき、更には遊技者の関心が最も高い特別遊技状態が発生するか否かの興趣を盛り上げることができる。
ここで、再抽選とは、一旦通常の大当りが確定したことを遊技者に報知した後に、更に遊技者に有利な遊技状態を与える確変状態に移行するか否かの抽選演出を再度表示するものであり、一般に遊技者は確変に当選する期待を持って遊技を行う。しかしながら、前記従来の遊技機では、通常の変動であっても再抽選時の変動であっても、常に一定パターンのみに基づいて図柄が変動するので、再抽選時であっても前記遊技者の期待感を大きく向上させることはできなかった。従って、大当り発生後の再変動遊技に対する興味が薄れ、興趣が損なわれるという問題があった。
尚、ここで「混在した順序」とは確変図柄(例えば「1」「3」「5」「7」)と非確変図柄(例えば、「2」「4」「6」「8」)とが第2表示順序のように2つに独立可能な順序でないことをいい、例えば「1→2→3→4→5→6→7→8」や、「1→3→2→4→5→7→6→8」等がある。
また、図柄の変動が進行する毎に徐々に確変大当りとなる確率が上昇するような感覚を与え、遊技者の期待感を向上させることが可能となる。また、大当り確定後も再変動によって最終的に表示される所定の特別態様の予想を困難なものとし、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることが可能となる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。尚、特別図柄表示装置48において変動する3列の変動図柄は、「1,2,3,4」のいずれかの数字図柄から構成され、変動する際には各列の図柄が上から下へと移動し、その各列の図柄の変化順序は通常、「1」→「2」→「3」→「4」→「1」→・・・のループ状となっている。但し、後述するように再抽選演出時においてはその図柄の変動順序は変更されるように構成されている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMの第1保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路(I/O)294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A等が接続されている。また、この入出力回路(I/O)294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
尚、大当りが抽選された場合には、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各図柄「1」、「2」、「3」、「4」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、「444」と揃って確定停止して表示され、その後、大入賞口60が所定回数(例えば、16回である。)連続して、毎回30秒間又は30秒以内に10個入賞するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出されるいわゆる大当り遊技を行うことができる。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
尚、各カウンタ293A〜293Jの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Kは、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ293Cは、特別図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ293Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
図10に示すように、本実施形態に係る変動パターン決定テーブル74は、大きく4つのパターン群により構成され、大当りカウンタ293Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ293Eのカウント値よりリーチが発生しないと判断された場合に選択される完全ハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド1)と、大当りカウンタ293Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ293Eのカウント値よりリーチが発生すると判断された場合に選択されるリーチハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド2、変動パターンコマンド3)と、大当りカウンタ293Aのカウント値より大当りと判断され、且つ、大当り図柄選択カウンタ293Fにより決定された大当りの図柄が確変以外の図柄(「222」、「444」)であると判断された場合に選択される通常大当り変動パターン群(変動パターンコマンド21〜変動パターンコマンド29)と、大当りカウンタ293Aのカウント値より大当りと判断され、且つ、大当り図柄選択カウンタ293Fにより決定された大当りの図柄が確変図柄(「111」、「333」)であると判断された場合に選択される確変変動パターン群(変動パターンコマンド31〜変動パターンコマンド39)とがある。
そして、先ず、各カウント値により「確変大当り」、「通常大当り」、「リーチハズレ」、「完全ハズレ」が判断され、その後、変動パターン決定テーブル74の対応するパターン群より変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて変動パターン(変動パターンコマンド)が決定される。
また、図9に示すように、ROM262には、後述の演出表示データテーブル76(図12参照)が格納される演出表示データテーブル記憶エリア262Aが設けられている。更に、ROM262には、後述の各演出パターンコマンド1A、2A、・・・、36D(図12参照)に対応する演出パターンの液晶表示器52の表示制御を行う為の後述のサブ制御プログラム(図21〜図25)が格納されている。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「2」であった場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド2Aが選択される。演出パターンコマンド2Aは、リーチAの演出によって主制御基板290から指示された最終停止図柄の指示通りにリーチハズレ図柄の組合せを停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「3」であった場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド3Aが選択される。演出パターンコマンド3Aは、リーチBの演出によって主制御基板290から指示された最終停止図柄の指示通りにリーチハズレ図柄の組合せを停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ「最終停止指示図柄」が「2」である場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド22Aが選択される。演出パターンコマンド22Aは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」の順に1回図柄を再変動させ、最終的に通常大当り図柄の組合せ「222」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ「最終停止指示図柄」が「4」である場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド22Bが選択される。演出パターンコマンド22Bは、リーチAの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」の順に1回図柄を再変動させ、最終的に通常大当り図柄の組合せ「444」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「24」であって、且つ「最終停止指示図柄」が「2」である場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド24Aが選択される。演出パターンコマンド24Aは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」の順に1回図柄を再変動させ、最終的に通常大当り図柄の組合せ「222」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「24」であって、且つ「最終停止指示図柄」が「4」である場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド24Bが選択される。演出パターンコマンド24Bは、リーチBの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」の順に1回図柄を再変動させ、最終的に通常大当り図柄の組合せ「444」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「32」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド32Aが選択される。演出パターンコマンド32Aは、リーチAの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「111」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「32」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド32Bが選択される。演出パターンコマンド32Bは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「111」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「32」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド32Cが選択される。演出パターンコマンド32Cは、リーチAの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「333」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「32」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド32Dが選択される。演出パターンコマンド32Dは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「333」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「33」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド33Bが選択される。演出パターンコマンド33Bは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「333」→「111」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「33」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド33Cが選択される。演出パターンコマンド33Cは、リーチAの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「111」→「333」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「33」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド33Dが選択される。演出パターンコマンド33Dは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「111」→「333」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「35」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド35Aが選択される。演出パターンコマンド35Aは、リーチBの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「111」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「35」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド35Bが選択される。演出パターンコマンド35Bは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「111」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「35」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド35Cが選択される。演出パターンコマンド35Cは、リーチBの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「333」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「35」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド35Dが選択される。演出パターンコマンド35Dは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「333」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「36」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド36Bが選択される。演出パターンコマンド36Bは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「333」→「111」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「36」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド36Cが選択される。演出パターンコマンド36Cは、リーチBの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「111」→「333」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「36」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド36Dが選択される。演出パターンコマンド36Dは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「111」→「333」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド2A」が入力された場合には、リーチA演出によるリーチハズレの約20秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止の順にCPU281から指示された「最終停止図柄」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド3A」が入力された場合には、リーチB演出によるリーチハズレの約30秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止の順にCPU281から指示された「最終停止図柄」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド22A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による通常大当りの約22.8秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示→再抽選1回図柄変動→通常大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(222)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド22B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による通常大当りの約22.8秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示→再抽選1回図柄変動→通常大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(444)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド24A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による通常大当りの約32.8秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選1回図柄変動→通常大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(222)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド24B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による通常大当りの約32.8秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選1回図柄変動→通常大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(444)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド32A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド32B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド32C」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド32D」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド33B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド33C」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド33D」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド35A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド35B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド35C」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド35D」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド36B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド36C」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド36D」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
それにより、遊技者は再抽選時における図柄の再変動が進行する度に、徐々に確変図柄の組合せで停止する確率が上昇するかのような期待感を得ることができる。
尚、上記実施例において再抽選時における図柄の変動回数が3回未満である場合には、再抽選時に表示しなかった図柄(例えば、演出パターン「24B」では「111」と「333」)に関しては、表示順序は設定されていないが、遊技者には「非確変図柄→確変図柄」に従った所定の順序に配置されているように認識される。
図16に示すように、先ず、S11において、始動口57にパチンコ球が入賞したか否かを判断する。この判断は、始動口57に設けられた始動口スイッチ57Aがパチンコ球を検知したか否かによって行われる。ここで、始動口57にパチンコ球が入賞していないと判断する場合(S11:NO)には始動入賞処理を終了し、一方、始動口57にパチンコ球が入賞したと判断する場合(S11:YES)には、S12に進む。
また、記憶領域E4が空であると判断する場合には(S12:NO)、S13に進む。S13では、現在の大当りカウンタ293A等の各カウンタのカウント値を取得するとともに、図13の(a)〜(f)のいずれか一つに示すようにして、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のいずれかにカウント値として記憶した後、S14に進む。
尚、S13においてカウント値が記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶される際には、E0→E1→E2→E3→E4の順に優先的に記憶される。即ち、E0〜E4の記憶領域のいずれにも記憶されていない場合にはE0にカウント値が記憶される。また、E1〜E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE1にカウント値が記憶される。また、E2〜E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE2にカウント値が記憶される。また、E3、E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE3にカウント値が記憶される。
尚、ハズレ図柄選択カウント値、リーチハズレ図柄選択カウント値等の遊技者の利得に関係せず、演出の選択等に用いられるカウンタのカウント値の取得タイミングは、始動口スイッチ57Aから入賞の信号が入力された時に限られることはない。
図17に示すように、主制御用CPU291は、先ずS21において特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される3つの図柄が変動中であるか否かを判断している。ここで、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される3つの図柄が変動中であると判断する場合には(S21:YES)、S22において、主制御用CPU291は、演出表示制御用CPU261に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM292から読み出し、変動時間が終了したか否かを判定する。その結果、変動時間が終了した場合(S22:YES)にはS23へと移行し、変動時間が終了していないと判定された場合(S22:NO)には、当該結果表示処理を終了する。図柄の変動時間としては、例えば、図柄の変動パターンが「パターン1」の場合には、5秒間である。また、変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間である。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、30秒間である。また、変動パターンが「パターン21」又は「パターン31」の場合には、22秒間である。また、変動パターンが「パターン22」の場合には、22.8秒間である。また、変動パターンが「パターン23」又は「パターン34」の場合には、32秒間である。また、変動パターンが「パターン24」の場合には、32.8秒間である。また、変動パターンが「パターン32」の場合には、23.1秒間である。また、変動パターンが「パターン33」の場合には、23.4秒間である。また、変動パターンが「パターン35」の場合には、33.1秒間である。更に、変動パターンが「パターン36」の場合には、33.4秒間である(図10参照)。
この「確変モード」であるか否かの判定処理は、先ず、主制御用CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されている後述の確変代数L(電源投入時に、確変代数Lには「0」が代入されている)を読み出す。そして、この確変代数Lが「0」の場合には、「確変モード」でないと判定して、予めROM292に記憶されている「通常大当り数値」(本実施形態の場合は、「7」である。)を読み出し、この「通常大当り数値」を「大当り数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。また、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した確変代数Lが「1」の場合には、「確変モード」であると判定して、予めROM292に記憶されている「確変大当り数値」(本実施形態の場合は、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当り数値」を「大当り数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。従って、「確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、「大当り」の発生確率は、1/360である。また、「確変モード」の遊技状態の場合には、「大当り」の発生確率は、4/360である。
この「大当り」であるか否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア293Kから「大当りカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されている「大当り数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当り代数R(電源投入時に、大当り代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、一致しない場合には、大当り代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
この大当り代数Rが「1」の場合には、「大当り」が発生したと判定されて(S27:YES)、S28で通常モードへの設定が行われる。通常モードへの設定では、現在の遊技状態が通常モードである場合には現在のモードを維持し、現在の遊技状態が確変モードである場合には前記確変代数Lに「0」を代入し、確変モードから通常モードへと変更する。
続いてS29において、主制御用CPU291は、後述の「確変獲得処理」のサブ処理(図18参照)を実行する。
そして、この確変代数Lが「1」の場合には、「確変モード」であると判定し(S30:YES)、S31において、主制御用CPU291は、確変大当りの特別図柄を選択する処理を実行する。この確変大当り図柄の選択は、大当り図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア293Kから読みだし、該代数Yが「0〜24」の場合は、サブ統合制御基板280に指示する大当り図柄として「111」の大当り図柄をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、該代数Yが「50〜74」の場合は、サブ統合制御基板280に指示する大当り図柄として「333」の大当り図柄をパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
この判定は、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めRAM293に格納されているリーチ発生数値(本実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S35:YES)、S36において、リーチハズレの特別図柄を選択する。このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア293Kからリーチ図柄選択カウント値としての代数Fを読み出し、この代数Fに対応するリーチハズレ図柄をRAM293から読み出し、サブ統合制御用CPU281に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、S39において、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンドとして「1」をパラメータ記憶エリア293Kに記憶する(図10参照)。
この「確変モード」を獲得したか否か判定する処理は、先ず、主制御用CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから「大当り図柄選択カウント値」としての代数Yを読み込む。次に、主制御用CPU291は、この読み込んだ代数Yが「0〜24」、「50〜74」の数値データのいずれかと一致するか否か判定する。
そして、主制御用CPU291は、この読み込んだ代数Yが「0〜24」、「50〜74」の数値データのいずれかと一致した場合には、「確変モード」を獲得したと判定し、該代数Yが「0〜24」、「50〜74」の数値データのいずれとも一致しない場合には、「確変モード」を獲得できなかったと判定する。よって、大当りの判定時(S27:YES)に「確変モード」を獲得できる確率は、50/100である。
一方、「確変モード」を獲得した場合には(S51:YES)、S52において、主制御用CPU291は、「確変モードの設定」を行う。即ち、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した確変代数Lに「1」を代入して、再度、パラメータ記憶エリア293Kに記憶する。そして、当該サブ処理を終了して「結果報知処理」に戻る。
そして、大入賞口60に入賞した入賞球が10個に達していない場合には(S63:NO)、S64において、大入賞口60を開放してから所定時間(本実施形態の場合は、約30秒である。)経過したか否かを判定する。そして、大入賞口60を開放してから所定時間経過していないと判定された場合には(S64:NO)、大当り遊技処理を終了する。
そして、大入賞口60の開放中にVスイッチから入賞検出信号が入力されている場合には(S66:YES)、S67において、主制御用CPU291は、大入賞口60を継続して開放した回数が所定の最高継続回数(本実施形態の場合には、「16回」である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。この大入賞口60を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していないと判定された場合には(S67:NO)、大当り遊技処理を終了する。
例えば、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「33」で、「最終停止図柄指示」が「111」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「3」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「33A」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「36」で、「最終停止図柄指示」が「333」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「13」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「36D」をRAM283に記憶する(図11参照)。
例えば、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「1A」と、「最終停止図柄指示」として完全ハズレの図柄データ「234」を読み出した場合には、該「1A」と図柄データ「234」のデータを演出表示指示情報としてCPU261に出力する。
また、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「3A」と、「最終停止図柄指示」としてリーチハズレ図柄の図柄データ「787」を読み出した場合には、該「3A」と図柄データ「343」のデータを演出表示指示情報としてCPU261に出力する。
また、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「33C」と、「最終停止図柄指示」として確変大当り図柄の図柄データ「333」を読み出した場合には、該「33C」と図柄データ「333」のデータを演出表示指示情報としてCPU261に出力する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが完全ハズレに該当する演出パターンコマンドでない場合には(S112:NO)、CPU261は、S114の判定処理へと移行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドがリーチハズレに該当する演出パターンコマンドでない場合には(S114:NO)、CPU261は、S116の判定処理へと移行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが再抽選を行う演出に係る演出パターンコマンドである場合には(S117:YES)、後述の「再抽選大当り表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが大当りに該当する演出パターンコマンドでもないと判定された場合には(S116:NO)、当該処理を終了する。尚、上記ではサブ統合制御基板280のCPU281から入力される演出表示指示情報として演出パターンコマンドのみを説明したが、他の演出表示指示情報として、デモ画面の表示を指示するデモ画面表示コマンド、大当り遊技中の大当りラウンドの開始を指示する大当りラウンドコマンド等があり、それらのコマンドが入力された場合に前記S116の判定処理において大当りに該当する演出パターンコマンドでないと判定される。
以下のように特別図柄表示装置48の液晶表示器52の表示を制御する。
続いて、S122において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「234」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「2」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「234」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「4」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「234」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「3」の図柄を停止表示する。
そして、サブ統合制御用CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S125:NO)、S126において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S125:YES)、S127において、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S132において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「343」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「3」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「343」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「3」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「343」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「4」の図柄を停止表示する。
そして、サブ統合制御用CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S136:NO)、S137において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S136:YES)、S138において、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S142において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「222」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「2」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「222」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「2」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「222」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「2」の図柄を停止表示する。
そして、サブ統合制御用CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S146:NO)、S147において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S146:YES)、S148において、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S152において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する演出パターンコマンドを読み出し、演出パターンコマンドに基づいた大当り時の停止図柄(再抽選演出前に一旦停止する図柄)データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「33A」の場合には、最初に停止表示される図柄の組合せは「222」であるので、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「2」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「33A」の場合には、最初に停止表示される図柄の組合せは「222」であるので、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「2」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドに基づいた大当り時の停止図柄データが「222」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「2」の図柄を停止表示する。
図11の演出パターン選択テーブル75に示すように、例えば、演出パターンコマンド「22A」では「444」→「222」の順に設定されている。また、演出パターンコマンド「32A」では「222」→「444」→「111」の順に設定されている。また、演出パターンコマンド「36D」では「444」→「222」→「111」→「333」の順に設定されている。
そして、サブ統合制御用CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S159:NO)、S160において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S159:YES)、S160において、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
ここで、特に再抽選演出を行う演出パターンに関しては、サブ統合制御用CPU281によって選択される演出パターン毎に再抽選図柄表示順序が設定されているが、その順序は通常の図柄変動時の表示順序(本実施形態では「1→2→3→4→1→・・・」の順)と異なって、非確変図柄(本実施形態では「2」と「4」)が全て表示された後に、確変図柄(本実施形態では「1」と「3」)が表示される様に設定されている。更に、再抽選演出時の図柄の変動回数は最大でも非確変図柄と確変図柄とを合わせた数より1少ない回数(本実施形態では3回)となっている。従って、抽選結果を再抽選図柄変動時用いた的確な内部制御により遊技者に報知することが可能となり、その際、遊技者は図柄が変動するにつれて徐々に確変図柄の組合せで停止する確率が上昇するかのような期待感を得ることができる。また、通常の表示順序と異なる表示順序に基づいて図柄を変動表示することにより、大当り後も再変動によって最終的に表示される所定の特別態様の予想を困難なものとし、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることが可能となる。
例えば、本実施形態ではサブ統合制御基板280によってスピーカ7と電飾ランプ6の制御を行うこととしているが、サブ統合制御基板280と独立してスピーカ7の制御を行う音制御基板と、電飾ランプ6の制御を行うランプ制御基板とを設けるようにしても良い。
41 遊技盤
42 遊技領域
48 特別図柄表示装置
52 液晶表示器(LCD)
75 変動パターン選択テーブル
76 演出パターン選択テーブル
77 演出表示データテーブル
260 演出表示基板
261 CPU
262 ROM
263 RAM
280 サブ統合制御基板
281 CPU
282 ROM
283 RAM
290 主制御基板
291 CPU
292 ROM
293 RAM
Claims (1)
- 遊技領域に設けられ、複数の変動図柄を表示する図柄表示手段と、
通常遊技状態と、大入賞口の開閉を行う可変入賞装置を前記通常遊技状態より遊技者に有利な状態とする大当り遊技状態とに基づいて遊技を制御する遊技制御手段と、
前記通常遊技状態から前記大当り遊技状態に移行するか否かを判定する大当り判定手段と、
前記大当り判定手段の判定結果に基づいて、前記図柄表示手段で所定の表示内容を表示する判定結果報知手段と、を有する遊技機において、
前記通常遊技状態は、前記大当り判定手段により前記大当り遊技状態に移行すると高確率で判定される高確率判定遊技状態と、前記高確率判定遊技状態より大当り遊技状態に移行すると判定される確率が低い低確率判定遊技状態と、を含み、
前記判定結果報知手段は、
前記図柄表示手段で表示する所定の表示内容において、前記大当り遊技状態へと移行しない旨を報知するハズレ図柄、又は大当り遊技状態へと移行し、且つ大当り遊技状態終了後に前記低確率判定遊技状態へと移行する旨を報知する非確変図柄、又は大当り遊技状態へと移行し、且つ大当り遊技状態終了後に前記高確率判定遊技状態へと移行する旨を報知する確変図柄、のいずれかを表示することにより前記大当り判定手段の判定結果を遊技者に報知する図柄表示制御手段を備え、
前記非確変図柄及び前記確変図柄はそれぞれ複数種類あって、
前記図柄表示制御手段は、
前記非確変図柄又は前記確変図柄を表示制御する場合に、
複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を所定の第1表示順序で変動表示するとともに、前記非確変図柄を一旦停止表示する大当り確定報知制御と、
前記大当り確定報知制御の後に、複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を前記第1表示順序と異なる第2表示順序に従って変動表示する再抽選図柄変動表示制御と、
前記再抽選図柄変動表示制御の後に、前記非確変図柄又は前記確変図柄を停止表示するように制御する再抽選図柄確定表示制御と、
を行い、
前記第1表示順序は、前記非確変図柄と前記確変図柄とが混在した順序に設定されるとともに、
前記第2表示順序は、大当り報知時に一旦停止表示された前記非確変図柄を初期図柄として、先ず残りの種類の前記非確変図柄が表示され、その後に複数種類の前記確変図柄が表示される順序に設定され、
前記再抽選図柄変動表示制御により複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を変動表示する回数を、大当り遊技状態終了後に前記低確率判定遊技状態へと移行する場合には、変動回数を前記非確変図柄の図柄の種類の数より1少ない回数を最大数として選択するとともに、大当り遊技状態終了後に前記高確率判定遊技状態へと移行する場合には、変動回数を前記非確変図柄の図柄の種類の数を最小数とするとともに前記非確変図柄と前記確変図柄を合わせた図柄の種類の数より1少ない回数を最大数として選択する図柄変動回数選択手段を有し、
前記再抽選図柄変動表示制御は、複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を前記図柄変動回数選択手段により選択された回数分変動表示することを特徴とする遊技機。
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