JP4614072B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本発明は、一旦大当りを報知する図柄を停止表示した後に再度図柄の変動を行う所謂再抽選演出を行う遊技機に関し、特に図柄の表示順序を変化させることにより遊技者の遊技に対する期待感を向上させる制御を可能とした遊技機に関するものである。
従来より、図柄表示装置に所定の大当り図柄を一旦導出して特別遊技状態の発生を決定した後に、該大当り図柄を再変動させて特定の大当り図柄かそれ以外の大当り図柄を最終的に導出して表示する所謂再抽選を行うパチンコ機が種々提案されている。例えば、特開平11−114167号公報に記載された弾球遊技機では、可変表示部の表示結果が予め定めた特定表示結果となったときに遊技者にとって有利な特定遊技状態を発生しうる可変表示装置を備えた弾球遊技機において、前記可変表示部で前記表示結果を導出する以前に該表示結果を決定する表示結果決定手段と、該表示結果決定手段で決定した表示結果が前記特定表示結果になることを条件に、複数種類の特定表示結果のうちいずれかを仮表示結果として決定する仮表示結果決定手段と、所定条件が成立すると前記仮表示結果決定手段で決定した仮表示結果を一旦表示した後に、前記可変表示部を再変動して前記表示結果決定手段で決定した特定表示結果を最終的に停止表示する再変動制御手段と、前記特定表示結果のうち予め定めた特別表示結果が導出されると特別遊技状態を発生する特別遊技発生手段と、を備え、前記再変動制御手段は、複数種類の再変動態様の中からいずれかを選択して前記可変表示部を再変動制御すると共に、その複数種類の再変動態様のうち少なくとも2種類以上の再変動態様で、前記特別表示結果となる信頼度を異ならせて設定するように構成されている。
上記従来の弾球遊技機によれば、再変動パターンが多様化でき、更には遊技者の関心が最も高い特別遊技状態が発生するか否かの興趣を盛り上げることができる。
特開平11−114167号公報(第7頁〜第10頁、図10〜図16)
しかしながら、上述した特許文献1に記載された弾球遊技機においては、再変動態様として図柄の一旦停止時には、非確変図柄(「6・6・6」等)を上下振動させながら表示し、その後、大当り図柄を揃えた状態で且つ図柄の視認が可能な速度で同期変動を行い、この同期変動の停止によって最終的な表示結果を導出するものであるが、この場合に再変動する図柄の変動順序は通常の図柄変動時の順序(例えば、確変図柄と非確変図柄とが交互に配置された「1、2、3、4、5・・・」の順)と同一となっていた。
ここで、再抽選とは、一旦通常の大当りが確定したことを遊技者に報知した後に、更に遊技者に有利な遊技状態を与える確変状態に移行するか否かの抽選演出を再度表示するものであり、一般に遊技者は確変に当選する期待を持って遊技を行う。しかしながら、前記従来の遊技機では、通常の変動であっても再抽選時の変動であっても、常に一定パターンのみに基づいて図柄が変動するので、再抽選時であっても前記遊技者の期待感を大きく向上させることはできなかった。従って、大当り発生後の再変動遊技に対する興味が薄れ、興趣が損なわれるという問題があった。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、再抽選における図柄の変動に関して、通常の表示順序と異なる非確変図柄を表示した後に確変図柄を表示する第2表示順序に基づいて図柄を変動表示することにより、大当りの判定結果を再抽選図柄変動を用いた的確な内部制御により遊技者に報知することが可能となり、遊技者には図柄の変動が進行する毎に徐々に確変大当りとなる確率が上昇するような感覚を与え、遊技者の期待感を向上させることが可能となり、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることが可能な遊技機の制御について提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技領域に設けられ、複数の変動図柄を表示する図柄表示手段と、通常遊技状態と、大入賞口の開閉を行う可変入賞装置を前記通常遊技状態より遊技者に有利な状態とする大当り遊技状態とに基づいて遊技を制御する遊技制御手段と、前記通常遊技状態から前記大当り遊技状態に移行するか否かを判定する大当り判定手段と、前記大当り判定手段の判定結果に基づいて、前記図柄表示手段で所定の表示内容を表示する判定結果報知手段と、を有する遊技機において、前記通常遊技状態は、前記大当り判定手段により前記大当り遊技状態に移行すると高確率で判定される高確率判定遊技状態と、前記高確率判定遊技状態より大当り遊技状態に移行すると判定される確率が低い低確率判定遊技状態と、を含み、前記判定結果報知手段は、前記図柄表示手段で表示する所定の表示内容において、前記大当り遊技状態へと移行しない旨を報知するハズレ図柄、又は大当り遊技状態へと移行し、且つ大当り遊技状態終了後に前記低確率判定遊技状態へと移行する旨を報知する非確変図柄、又は大当り遊技状態へと移行し、且つ大当り遊技状態終了後に前記高確率判定遊技状態へと移行する旨を報知する確変図柄、のいずれかを表示することにより前記大当り判定手段の判定結果を遊技者に報知する図柄表示制御手段を備え、前記非確変図柄及び前記確変図柄はそれぞれ複数種類あって、前記図柄表示制御手段は、前記非確変図柄又は前記確変図柄を表示制御する場合に、複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を所定の第1表示順序で変動表示するとともに、前記非確変図柄を一旦停止表示する大当り確定報知制御と、前記大当り確定報知制御の後に、複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を前記第1表示順序と異なる第2表示順序に従って変動表示する再抽選図柄変動表示制御と、前記再抽選図柄変動表示制御の後に、前記非確変図柄又は前記確変図柄を停止表示するように制御する再抽選図柄確定表示制御と、を行い、前記第1表示順序は、前記非確変図柄と前記確変図柄とが混在した順序に設定されるとともに、前記第2表示順序は、大当り報知時に一旦停止表示された前記非確変図柄を初期図柄として、先ず残りの種類の前記非確変図柄が表示され、その後に複数種類の前記確変図柄が表示される順序に設定され、前記再抽選図柄変動表示制御により複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を変動表示する回数を、大当り遊技状態終了後に前記低確率判定遊技状態へと移行する場合には、変動回数を前記非確変図柄の図柄の種類の数より1少ない回数を最大数として選択するとともに、大当り遊技状態終了後に前記高確率判定遊技状態へと移行する場合には、変動回数を前記非確変図柄の図柄の種類の数を最小数とするとともに前記非確変図柄と前記確変図柄を合わせた図柄の種類の数より1少ない回数を最大数として選択する図柄変動回数選択手段を有し、前記再抽選図柄変動表示制御は、複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を前記図柄変動回数選択手段により選択された回数分変動表示することを特徴とする。
尚、ここで「混在した順序」とは確変図柄(例えば「1」「3」「5」「7」)と非確変図柄(例えば、「2」「4」「6」「8」)とが第2表示順序のように2つに独立可能な順序でないことをいい、例えば「1→2→3→4→5→6→7→8」や、「1→3→2→4→5→7→6→8」等がある。
請求項1に係る遊技機では、図柄表示制御手段は、第1表示順序で変動する非確変図柄を一旦停止表示させ、その後に非確変図柄及び確変図柄を非確変図柄を全種類表示した後に確変図柄を表示するする所定の第2表示順序に従って、最大で非確変図柄と確変図柄を合わせた図柄の種類の数より1少ない回数分変動表示し、大当り判定手段の判定結果に基づいて非確変図柄又は確変図柄を停止表示させるように制御するので、抽選結果を再抽選図柄変動を用いた的確な内部制御により遊技者に報知することが可能となる。
また、図柄の変動が進行する毎に徐々に確変大当りとなる確率が上昇するような感覚を与え、遊技者の期待感を向上させることが可能となる。また、大当り確定後も再変動によって最終的に表示される所定の特別態様の予想を困難なものとし、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることが可能となる。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した実施例について図面を参照して詳細に説明する。ここで、本実施形態に係るパチンコ機1は、通常の大当り図柄の組合せが停止表示された際に所定の確率で再抽選演出を行うものであるが、特に再抽選演出時における変動する図柄の表示順序が、通常変動時の図柄の表示順序と異なり、非確変図柄を全て表示した後に確変図柄を表示するように設定されている。先ず、本実施例に係るパチンコ機1の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取り付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイド(不図示)や発射勢装置として機能する発射制御基板ケース30内に配設される発射制御基板等から構成され、該発射制御基板は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器(不図示)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材10Aの回動量を調節することによって、該操作ハンドル10内に取り付けられた可変抵抗器の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行うことができるように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には遊技盤41が着脱自在なように鉄板等の金属製や合成樹脂製又は合成樹脂の一体成形により形成される機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)52(図3参照)等を制御する演出表示基板260(図4参照)が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ、及びエラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオード等を駆動制御するとともに、演出表示基板260による表示制御とスピーカ等に関する音制御との間に因果関係を持たせる制御を行うサブ統合制御基板280(図4参照)が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板290(図4参照)が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、遊技盤41上の遊技領域42の構成について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。尚、特別図柄表示装置48において変動する3列の変動図柄は、「1,2,3,4」のいずれかの数字図柄から構成され、変動する際には各列の図柄が上から下へと移動し、その各列の図柄の変化順序は通常、「1」→「2」→「3」→「4」→「1」→・・・のループ状となっている。但し、後述するように再抽選演出時においてはその図柄の変動順序は変更されるように構成されている。
一方、特別図柄表示装置48の左側にはゲート54が配設されている。また、このゲート54にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54A(図4参照)が備えられている。また、特別図柄表示装置48の左右の下角部の外側には、通常の風車55、56が設けられている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMの第1保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、ゲート54のパチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部50の普通図柄が変動する。そして、このゲート54にパチンコ球が入って、普通図柄表示部50の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口57の上部に設けられるチューリップ式役物57Bが所定時間(本実施例では、約1秒間)開かれ、この始動口57にパチンコ球が入賞する確率が増加する。また、普通図柄が変動中にゲート54をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主制御基板290に設けられるRAMの第2保留カウンタ(後述する)に記憶されて普通図柄の変動確定回数として保留される。
そして、始動口57の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉59で前面部を覆われる大入賞口60が形成された特別入賞装置61が配設されている。また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃至図9に基づいて説明する。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路(I/O)294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A等が接続されている。また、この入出力回路(I/O)294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
また、図5に示すように、主制御基板290のRAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から359まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値359の次には最小値0に戻る)が格納される大当りカウンタ293Aが設けられている。この大当りカウンタ293Aのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当りかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当りに対応し、その他のカウント値はハズレとなる。ここでは、例えば、通常時は、カウント値「7」が大当りに対応し、いわゆる確率変動モード(確変獲得時)の場合には、カウント値「1、3、5、7」が大当りに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、ノーマル遊技状態の場合は、1/360の確率で大当りが発生し、確率変動の遊技状態の場合は、4/360の確率で大当りが発生する。
尚、大当りが抽選された場合には、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各図柄「1」、「2」、「3」、「4」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、「444」と揃って確定停止して表示され、その後、大入賞口60が所定回数(例えば、16回である。)連続して、毎回30秒間又は30秒以内に10個入賞するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出されるいわゆる大当り遊技を行うことができる。
また、RAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウンタ293Bが設けられている。かかる普通図柄カウンタ293Bのカウント値は、各ゲートスイッチ54Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づいて当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値が偶数の場合が当たりに対応し、奇数の場合が外れに対応している。
ここで、普通図柄カウンタ293Bは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄カウント値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、液晶表示器52の図柄が変動中に始動口57に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ293Cが設けられている。また、普通図柄表示部50の普通図柄が変動中にゲート54を通過した通過個数が最大4個までカウントされる第2保留カウンタ293Dが設けられている。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ293Eが設けられている。かかるリーチカウンタ293Eのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチ状態かどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちにハズレとなる完全ハズレの場合に対応している。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される大当り図柄選択カウンタ293Fが設けられている。かかる大当り図柄選択カウンタ293Fのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき液晶表示器(LCD)52に表示される当たり図柄が選択される。例えば、カウント値「0〜24」が大当り図柄「111」、カウント値「25〜49」が大当り図柄「222」、カウント値「50〜74」が大当り図柄「333」、カウント値「75〜99」が大当り図柄「444」に対応している。尚、各大当り図柄は、後述のように各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から3まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値3の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄選択カウンタ293Gが設けられている。ここでは、例えば、カウント値「0」が普通図柄「11」、カウント値「1」が普通図柄「17」、カウント値「2」が普通図柄「71」、カウント値「3」が普通図柄「77」に対応している。尚、各普通図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
ここで、普通図柄選択カウンタ293Gは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄選択カウント値」として後述のパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ293Hが設けられている。かかる変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。尚、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。また、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて選択される変動パターンコマンドは、公知のように、各種の表示演出に基づき図柄表示装置25で一連の図柄変動を表示する変動パターンを特定したコマンドであり、本実施形態においては、後述のように表示演出時間として完全ハズレの変動パターンでは「5秒間」のものが設定されている。また、リーチハズレの変動パターンでは「20秒間」、「30秒間」の2種類のものが設定されている。また、通常大当りの変動パターンでは「22秒間」、「22.8秒間」、「32秒間」、「32.8秒間」の4種類のものが設定されている。更に、確変大当りの変動パターンでは「22秒間」、「23.1秒間」、「23.4秒間」、「32秒間」、「33.1秒間」、「33.4秒間」の6種類のものが設定されている。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ293Iが設けられている。かかるハズレ図柄選択カウンタ293Iのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM293には、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されたときの各カウンタ293A〜293Jのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア293Kが設けられている。
尚、各カウンタ293A〜293Jの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Kは、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ293Cは、特別図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ293Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
また、図6に示すように、ROM292には、前記変動パターンのカウント値に基づいて、変動パターンを決定する後述の変動パターン決定テーブル74(図10参照)が格納される変動パターンテーブル記憶エリア292Aが設けられている。
以下に、主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される変動パターン決定テーブル74について図10に基づいて説明する。図10は本実施形態に係るパチンコ機1の主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。
図10に示すように、本実施形態に係る変動パターン決定テーブル74は、大きく4つのパターン群により構成され、大当りカウンタ293Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ293Eのカウント値よりリーチが発生しないと判断された場合に選択される完全ハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド1)と、大当りカウンタ293Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ293Eのカウント値よりリーチが発生すると判断された場合に選択されるリーチハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド2、変動パターンコマンド3)と、大当りカウンタ293Aのカウント値より大当りと判断され、且つ、大当り図柄選択カウンタ293Fにより決定された大当りの図柄が確変以外の図柄(「222」、「444」)であると判断された場合に選択される通常大当り変動パターン群(変動パターンコマンド21〜変動パターンコマンド29)と、大当りカウンタ293Aのカウント値より大当りと判断され、且つ、大当り図柄選択カウンタ293Fにより決定された大当りの図柄が確変図柄(「111」、「333」)であると判断された場合に選択される確変変動パターン群(変動パターンコマンド31〜変動パターンコマンド39)とがある。
そして、先ず、各カウント値により「確変大当り」、「通常大当り」、「リーチハズレ」、「完全ハズレ」が判断され、その後、変動パターン決定テーブル74の対応するパターン群より変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて変動パターン(変動パターンコマンド)が決定される。
また、図4に示すように、サブ統合制御基板280には、CPU281、スピーカ7や電飾ランプ6等の駆動制御プログラム等を格納するROM282、主制御基板290からの各種制御信号を格納するRAM283、主制御基板290から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)284、スピーカ7を駆動制御する駆動回路71、エラー表示電飾ランプ6等を駆動制御する駆動回路72等が配設されている。そして、このCPU281、ROM282、RAM283、及び入出力回路(I/O)284は、バス線により相互に接続されている。また、CPU281にはクロック回路285が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)284には、主制御基板290の入出力回路(I/O)294が接続されている。また、この入出力回路(I/O)284には、各駆動回路71、72が接続されている。
また、図7に示すように、サブ統合制御基板280のRAM283には、クロック回路285から入力されるクロック信号に基づいて0から13まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値13の次には最小値0に戻る)が格納される演出パターン選択カウンタ283Aが設けられている。かかる演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値は、主制御基板290から送信された変動パターンコマンドが入力されるタイミングで読み取られ(図20のS102)、その読み取られたカウント値は、パラメータ記憶エリア283Bに記憶される。
また、図8に示すように、サブ統合制御基板280のROM282には、後述の演出パターン選択テーブル75(図11参照)が格納される演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aが設けられている。更に、ROM282には、後述の各演出パターンコマンド1A、2A、・・・、36D(図11、図12参照)の選択等の制御を行う為の後述のサブ制御プログラム(図20)が格納されている。
また、図4に示すように、演出表示基板260には、CPU261、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM262、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM263、サブ統合制御基板280から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)264、及びCPU261から送られた表示情報を受けて液晶表示器(LCD)52に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)265等が配設されている。そして、このCPU261、ROM262、RAM263、入出力回路(I/O)264、及びVDP(Video Display Processor)265は、バス線により相互に接続されている。また、CPU261にはクロック回路266が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU261は、サブ統合制御基板280から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器(LCD)52に所定の演出表示を行う。
また、図9に示すように、ROM262には、後述の演出表示データテーブル76(図12参照)が格納される演出表示データテーブル記憶エリア262Aが設けられている。更に、ROM262には、後述の各演出パターンコマンド1A、2A、・・・、36D(図12参照)に対応する演出パターンの液晶表示器52の表示制御を行う為の後述のサブ制御プログラム(図21〜図25)が格納されている。
次に、サブ統合制御基板280のROM282の演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aに記憶される演出パターン選択テーブル75の一例について図11に基づいて説明する。ここで、演出パターン選択テーブル75は、サブ統合制御基板280のCPU281が主制御基板290のCPU291から表示指示情報(具体的には変動パターンコマンド及び最終停止図柄情報)を入力された場合に、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出表示指示情報としての演出パターン(演出パターンコマンド)を選択する場合に使用するテーブルである。
図11に示すように、演出パターン選択テーブル75は、主制御基板290のCPU291から入力された変動パターンの指示情報を表す「変動パターンコマンド」と、CPU291から入力された最終的に確定停止時に表示する3列の各図柄を表す「最終停止指示図柄」と、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際の演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「演出パターン」とから構成されている。この「演出パターン」は、演出表示基板260のCPU261に対して液晶表示器(LCD)52に演出表示するように指示するリーチの種類や再抽選の有無等の演出に関する表示パターンを表している。
例えば、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「1」であった場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド1Aが選択される。演出パターンコマンド1Aは、主制御基板290から指示された最終停止図柄の指示通りに完全ハズレ図柄の組合せを停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「2」であった場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド2Aが選択される。演出パターンコマンド2Aは、リーチAの演出によって主制御基板290から指示された最終停止図柄の指示通りにリーチハズレ図柄の組合せを停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「3」であった場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド3Aが選択される。演出パターンコマンド3Aは、リーチBの演出によって主制御基板290から指示された最終停止図柄の指示通りにリーチハズレ図柄の組合せを停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「21」であった場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド21Aが選択される。演出パターンコマンド21Aは、主制御基板290から指示された最終停止図柄の指示通りに通常大当り図柄の組合せ(「222」又は「444」)をリーチAの演出によって停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ「最終停止指示図柄」が「2」である場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド22Aが選択される。演出パターンコマンド22Aは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」の順に1回図柄を再変動させ、最終的に通常大当り図柄の組合せ「222」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ「最終停止指示図柄」が「4」である場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド22Bが選択される。演出パターンコマンド22Bは、リーチAの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」の順に1回図柄を再変動させ、最終的に通常大当り図柄の組合せ「444」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「23」であった場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド23Aが選択される。演出パターンコマンド23Aは、主制御基板290から指示された最終停止図柄の指示通りに通常大当り図柄の組合せ(「222」又は「444」)をリーチBの演出によって停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「24」であって、且つ「最終停止指示図柄」が「2」である場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド24Aが選択される。演出パターンコマンド24Aは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」の順に1回図柄を再変動させ、最終的に通常大当り図柄の組合せ「222」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「24」であって、且つ「最終停止指示図柄」が「4」である場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド24Bが選択される。演出パターンコマンド24Bは、リーチBの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」の順に1回図柄を再変動させ、最終的に通常大当り図柄の組合せ「444」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「31」であった場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド31Aが選択される。演出パターンコマンド31Aは、主制御基板290から指示された最終停止図柄の指示通りに確変大当り図柄の組合せ(「111」又は「333」)をリーチAの演出によって停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「32」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド32Aが選択される。演出パターンコマンド32Aは、リーチAの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「111」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「32」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド32Bが選択される。演出パターンコマンド32Bは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「111」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「32」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド32Cが選択される。演出パターンコマンド32Cは、リーチAの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「333」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「32」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド32Dが選択される。演出パターンコマンド32Dは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「333」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「33」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド33Aが選択される。演出パターンコマンド33Aは、リーチAの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「333」→「111」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「33」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド33Bが選択される。演出パターンコマンド33Bは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「333」→「111」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「33」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド33Cが選択される。演出パターンコマンド33Cは、リーチAの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「111」→「333」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「33」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド33Dが選択される。演出パターンコマンド33Dは、リーチAの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「111」→「333」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「34」であった場合には、カウント値に関わらず演出パターンコマンド34Aが選択される。演出パターンコマンド34Aは、主制御基板290から指示された最終停止図柄の指示通りに確変大当り図柄の組合せ(「111」又は「333」)をリーチBの演出によって停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「35」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド35Aが選択される。演出パターンコマンド35Aは、リーチBの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「111」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「35」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド35Bが選択される。演出パターンコマンド35Bは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「111」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「35」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド35Cが選択される。演出パターンコマンド35Cは、リーチBの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「333」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「35」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド35Dが選択される。演出パターンコマンド35Dは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「333」の順に2回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「36」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド36Aが選択される。演出パターンコマンド36Aは、リーチBの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「333」→「111」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「36」で、「最終停止指示図柄」が「1」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド36Bが選択される。演出パターンコマンド36Bは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「333」→「111」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「111」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「36」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」である場合には、演出パターンコマンド36Cが選択される。演出パターンコマンド36Cは、リーチBの演出によって「222」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「222」→「444」→「111」→「333」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「36」で、「最終停止指示図柄」が「3」で、且つ演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」である場合には、演出パターンコマンド36Dが選択される。演出パターンコマンド36Dは、リーチBの演出によって「444」の通常大当り図柄組合せを一旦停止表示させ、その後再抽選演出を行い「444」→「222」→「111」→「333」の順に3回図柄を再変動させ、最終的に確変大当り図柄の組合せ「333」で図柄を停止表示させる演出パターンを特定するコマンドである。
次に、演出表示基板260のROM262の演出表示データテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示データテーブル76について図12に基づいて説明する。ここで、演出表示データテーブル76は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示指示情報としての「演出パターンコマンド」(図11参照)と「最終停止図柄指示」が入力された際に、この演出表示指示情報に対応して予め設定されている各演出表示データを選択し、表示制御を行う際に使用するテーブルである。
例えば、CPU261は、サブ統合制御用CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド1A」が入力された場合には、約5秒間の完全ハズレの動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→第3図柄停止の順にCPU281から指示された「最終停止図柄」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド2A」が入力された場合には、リーチA演出によるリーチハズレの約20秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止の順にCPU281から指示された「最終停止図柄」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド3A」が入力された場合には、リーチB演出によるリーチハズレの約30秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止の順にCPU281から指示された「最終停止図柄」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド21A」が入力された場合には、リーチA演出による通常大当りの約22秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド22A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による通常大当りの約22.8秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示→再抽選1回図柄変動→通常大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(222)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド22B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による通常大当りの約22.8秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示→再抽選1回図柄変動→通常大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(444)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド23A」が入力された場合には、リーチB演出による通常大当りの約32秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド24A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による通常大当りの約32.8秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選1回図柄変動→通常大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(222)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド24B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による通常大当りの約32.8秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選1回図柄変動→通常大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(444)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド31A」が入力された場合には、リーチA演出による確変大当りの約22秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→確変大当り表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド32A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド32B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド32C」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド32D」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド33A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド33B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド33C」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド33D」が入力された場合には、再抽選有りのリーチA演出による確変大当りの約23.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド34A」が入力された場合には、リーチB演出による確変大当りの約32秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→確変大当り表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド35A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド35B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド35C」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド35D」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.1秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選2回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド36A」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド36B」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(111)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド36C」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄222)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
また、CPU281から演出表示指示情報として「演出パターンコマンド36D」が入力された場合には、再抽選有りのリーチB演出による確変大当りの約33.4秒間の動画データに基づいて液晶表示器52で図柄を変動表示させ、第1図柄停止→第2図柄停止→リーチB演出→第3図柄停止→通常大当り一旦表示(図柄444)→再抽選3回図柄変動→確変大当り最終表示の順にCPU281から指示された「最終停止図柄(333)」を停止させる表示制御を行う。
従って、演出表示基板260は、サブ統合制御基板280から受信した「演出パターンコマンド」(図11参照)と「最終停止図柄指示」とに基づいて、液晶表示器52の表示を制御する際に、再抽選を行う演出パターン(具体的には演出パターンコマンド22A、22B、24A、24B、32A〜32D、33A〜33D、35A〜35D、36A〜36Dによって特定された演出パターン)に基づいて表示の制御を行う場合には、一旦通常大当り図柄の組合せで停止表示させた後に、先ず非確変図柄の組合せ「222」又は「444」を表示させるように再変動を行い、非確変図柄の組合せ「222」及び「444」を全て表示した後に、確変図柄の組合せである「111」又は「333」を表示させる。更に、再抽選時における図柄の変動回数は、最大でも確変図柄と非確変図柄を合わせた図柄の種類の数より1少ない回数(本実施形態では3回)となっている。
それにより、遊技者は再抽選時における図柄の再変動が進行する度に、徐々に確変図柄の組合せで停止する確率が上昇するかのような期待感を得ることができる。
尚、上記実施例において再抽選時における図柄の変動回数が3回未満である場合には、再抽選時に表示しなかった図柄(例えば、演出パターン「24B」では「111」と「333」)に関しては、表示順序は設定されていないが、遊技者には「非確変図柄→確変図柄」に従った所定の順序に配置されているように認識される。
また、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作は、上述したように、始動口57にパチンコ球が入賞したことをトリガとして開始されるものであるが、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞したときは、その入賞時に取得した大当りカウンタ293A等のカウント値を記憶・保留しておき、当該変動中の図柄が停止した直後に、又は、当該変動中の図柄が所定の組合せ(大当り図柄)で停止した場合には「大当り遊技状態」が終了した直後に、記憶・保留していた大当りカウンタ293A等のカウント値に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作を開始する。尚、ここでは、記憶・保留されるカウント値は、4組まで保有することが可能である。
この点を詳しく説明すると、本実施形態に係るパチンコ機1では、始動口57にパチンコ球が入賞した直後に取得される大当りカウンタ293A等のカウント値に対し、図13の(a)に示すように、5組まで記憶・保留できる5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4が前記パラメータ記憶エリア293Kに確保され、それらのうち、4つの記憶領域E1,E2,E3,E4については、それぞれに対応する4個の第1保留LED40が特別図柄表示装置48の所定位置に設けられている。そして、始動口57にパチンコ球が入賞すると、図13の(b)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D0を記憶領域E0に記憶するとともに、記憶領域E0に記憶されたカウント値D0に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作を開始する。
その後、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すると、図13の(c)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D1を記憶領域E1に記憶・保留するとともに、記憶領域E1に対応する1個の第1保留LED40を点灯させる。尚、図13では、第1保留LED40の黒塗りは点灯を示し、白抜きは消灯を示す。また、その後、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すると、図13の(d)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D2を記憶領域E2に記憶・保留するとともに、記憶領域E2に対応する1個の第1保留LED40を点灯させる。
また、その後、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すると、図13の(e)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D3を記憶領域E3に記憶・保留するとともに、記憶領域E3に対応する1個の第1保留LED40を点灯させる。また、その後、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すると、図13の(f)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D4を記憶領域E4に記憶・保留するとともに、記憶領域E4に対応する1個の第1保留LED40を点灯させる。
尚、その後は、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞しても、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のそれぞれにカウント値D0,D1,D2,D3,D4が記憶されており、その入賞時に取得されるべきカウント値を記憶・保留する領域がないので、その入賞時にカウント値を取得することは行わない。
一方、図13の(f)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のそれぞれにカウント値D0,D1,D2,D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶されたカウント値D0に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、図14の(a)に示すように、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶されたカウント値D1を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E2に記憶されたカウント値D2を記憶領域E1に上書きし、記憶領域E3に記憶されたカウント値D3を記憶領域E2に上書きし、記憶領域E4に記憶されたカウント値D4を記憶領域E3に上書きし、記憶領域E4を空にし、記憶領域E4に対応する1個の第1保留LED40を消灯させる。尚、図14でも、第1保留LED40の黒塗りは点灯を示し、白抜きは消灯を示す。この結果、図14の(b)に示すようになり、記憶領域E0に記憶されたカウント値D1に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E4は空であるので、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E4に記憶・保留することは可能である。
また、図14の(b)に示すように、4つの記憶領域E0,E1,E2,E3のそれぞれにカウント値D1,D2,D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶されたカウント値D1に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶された1組のカウント値D2を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E2に記憶された1組のカウント値D3を記憶領域E1に上書きし、記憶領域E3に記憶されたカウント値D4を記憶領域E2に上書きし、記憶領域E3を空にし、記憶領域E3に対応する1個の第1保留LED40を消灯させる。この結果、図14の(c)に示すようになり、記憶領域E0に記憶されたカウント値D2に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E3,E4は空であるので、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E3に記憶・保留することは可能であり、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E4に記憶・保留することも可能である。
また、図14の(c)に示すように、3つの記憶領域E0,E1,E2のそれぞれにカウント値D2,D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶されたカウント値D2に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶されたカウント値D3を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E2に記憶されたカウント値D4を記憶領域E1に上書きし、記憶領域E2を空にし、記憶領域E2に対応する1個の第1保留LED40を消灯させる。この結果、図14の(d)に示すようになり、記憶領域E0に記憶されたカウント値D3に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E2,E3,E4は空であるので、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E2に記憶・保留することは可能であり、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E3に記憶・保留することも可能であり、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E4に記憶・保留することも可能である。
また、図14の(d)に示すように、2つの記憶領域E0,E1のそれぞれにカウント値D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶されたカウント値D3に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶されたカウント値D4を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E1を空にし、記憶領域E1に対応する1個の第1保留LED40を消灯させる。この結果、図14の(e)に示すようになり、記憶領域E0に記憶されたカウント値D4に基づいて、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E1,E2,E3,E4は空であるので、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E1に記憶・保留することは可能であり、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E2に記憶・保留することも可能であり、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E3に記憶・保留することが可能であり、さらに、始動口57にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E4に記憶・保留することも可能である。
もっとも、図14に示す場合において、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときに、大当り図柄の組合せで停止した場合には、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作は、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときではなく、当該所定の組合せに対する「大当り遊技状態」が終了した直後に、記憶領域E0に新たに記憶されたカウント値D1,D2,D3,D4などに基づいて開始される。
次に、このように構成された本実施形態に係るパチンコ機1の制御処理について図15乃至図26に基づき説明する。
先ず、本実施形態に係る主制御用CPU291が実行する割込プログラムについて説明する。図15は、主制御基板290のCPU291が実行する割込プログラムのフローチャート図である。ここで、図15の割込プログラムは、電源投入後の一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。尚、以下の図15乃至図19にフローチャートで示される各プログラムは主制御基板290が備えているROM292やRAM293に記憶されており、主制御用CPU291により実行される。
図15に示すように、先ずCPU291は、ステップ(以下、Sという)1において始動口57にパチンコ球が入賞したことに基づいて各カウント値の取得を行う後述の始動入賞処理を行う。次に、S2において前記S1で取得したカウント値に基づいて大当りに当選したか否かの判定や変動パターンの選択を行う後述の結果報知処理を行う。続いて、S3では大当り遊技に係る制御を行う後述の大当り制御処理を行う。そして、S4では入賞口62、63等への入賞に基づいてパチンコ球を遊技者に払い出す賞球払出処理が行われる。
次に、前記S1で主制御用CPU291が実行する割込プログラムの始動入賞処理について、図16のフローチャート図に基づいて説明する。
図16に示すように、先ず、S11において、始動口57にパチンコ球が入賞したか否かを判断する。この判断は、始動口57に設けられた始動口スイッチ57Aがパチンコ球を検知したか否かによって行われる。ここで、始動口57にパチンコ球が入賞していないと判断する場合(S11:NO)には始動入賞処理を終了し、一方、始動口57にパチンコ球が入賞したと判断する場合(S11:YES)には、S12に進む。
S12では、記憶の上限か否か、すなわち、記憶領域E4(図13及び図14参照)が空であるか否かを判断している。ここで、記憶領域E4が空でないと判断する場合には(S12:YES)、始動入賞処理を終了する。
また、記憶領域E4が空であると判断する場合には(S12:NO)、S13に進む。S13では、現在の大当りカウンタ293A等の各カウンタのカウント値を取得するとともに、図13の(a)〜(f)のいずれか一つに示すようにして、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のいずれかにカウント値として記憶した後、S14に進む。
尚、S13においてカウント値が記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶される際には、E0→E1→E2→E3→E4の順に優先的に記憶される。即ち、E0〜E4の記憶領域のいずれにも記憶されていない場合にはE0にカウント値が記憶される。また、E1〜E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE1にカウント値が記憶される。また、E2〜E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE2にカウント値が記憶される。また、E3、E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE3にカウント値が記憶される。
この「カウント値取得処理」では、具体的に主制御用CPU291は、始動口スイッチ57Aからパチンコ球の検出信号が入力された時の大当りカウンタ293Aに記憶されている数値をその時の「大当りカウント値」として代数Vに代入してパラメータ記憶エリア293Kの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
また、同時に、主制御用CPU291は、始動口スイッチ57Aから入賞の信号が入力されたときのリーチカウンタ293Eに記憶されている数値をその時の「リーチカウント値」として代数Mに代入してパラメータ記憶エリア293Kの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
また、同時に、主制御用CPU291は、始動口スイッチ57Aから入賞の信号が入力されたときの大当り図柄選択カウンタ293Fに記憶されている数値をその時の「大当り図柄選択カウント値」として代数Yに代入してパラメータ記憶エリア293Kの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
また、同時に、主制御用CPU291は、始動口スイッチ57Aから入賞の信号が入力されたときの変動パターン選択カウンタ293Hに記憶されている数値をその時の「変動パターン選択カウント値」として代数Hに代入してパラメータ記憶エリア293Kの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
また、同時に、主制御用CPU291は、始動口スイッチ57Aから入賞の信号が入力されたときのハズレ図柄選択カウンタ293Iに記憶されている数値をその時の「ハズレ図柄選択カウント値」として代数Iに代入してパラメータ記憶エリア293Kの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
更に、同時に、主制御用CPU291は、始動口スイッチ57Aから入賞の信号が入力されたときのリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jに記憶されている数値をその時の「リーチ図柄選択カウント値」として代数Fに代入してパラメータ記憶エリア293Kの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
尚、ハズレ図柄選択カウント値、リーチハズレ図柄選択カウント値等の遊技者の利得に関係せず、演出の選択等に用いられるカウンタのカウント値の取得タイミングは、始動口スイッチ57Aから入賞の信号が入力された時に限られることはない。
S14では、記憶があるか否か、すなわち、記憶領域E0(図13及び図14参照)にカウント値が記憶されているか否かを判断している。ここで、図13の(a)に示すように、記憶領域E0に1組のカウント値も記憶されていないと判断する場合には(S14:NO)、始動入賞処理を終了する。一方、図13の(b)〜(e)に示すように、記憶領域E0にカウント値が記憶されていると判断する場合には(S14:YES)、S15に進む。
S15では、図13の(c)〜(f)に示すように、記憶領域E1にカウント値を記憶したときは記憶領域E1に対応する1個の第1保留LED40を点灯させた後、又は、記憶領域E2にカウント値を記憶したときは記憶領域E2に対応する1個の第1保留LED40を点灯させた後、記憶領域E3にカウント値を記憶したときは記憶領域E3に対応する1個の第1保留LED40を点灯させた後、記憶領域E4にカウント値を記憶したときは記憶領域E4に対応する1個の第1保留LED40を点灯させた後、処理を終了する。
次に、前記S2で本実施形態に係る主制御用CPU291が実行する割込プログラムの結果報知処理について、図17のフローチャート図に基づいて説明する。
図17に示すように、主制御用CPU291は、先ずS21において特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される3つの図柄が変動中であるか否かを判断している。ここで、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される3つの図柄が変動中であると判断する場合には(S21:YES)、S22において、主制御用CPU291は、演出表示制御用CPU261に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM292から読み出し、変動時間が終了したか否かを判定する。その結果、変動時間が終了した場合(S22:YES)にはS23へと移行し、変動時間が終了していないと判定された場合(S22:NO)には、当該結果表示処理を終了する。図柄の変動時間としては、例えば、図柄の変動パターンが「パターン1」の場合には、5秒間である。また、変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間である。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、30秒間である。また、変動パターンが「パターン21」又は「パターン31」の場合には、22秒間である。また、変動パターンが「パターン22」の場合には、22.8秒間である。また、変動パターンが「パターン23」又は「パターン34」の場合には、32秒間である。また、変動パターンが「パターン24」の場合には、32.8秒間である。また、変動パターンが「パターン32」の場合には、23.1秒間である。また、変動パターンが「パターン33」の場合には、23.4秒間である。また、変動パターンが「パターン35」の場合には、33.1秒間である。更に、変動パターンが「パターン36」の場合には、33.4秒間である(図10参照)。
そして、図柄の変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S22:YES)、S23において、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281を介して演出表示制御用CPU261に変動を停止させるように、即ち、図柄を確定停止させるように指令する確定停止信号をサブ統合制御用CPU281を介して演出表示制御用CPU261に出力する。更に、S23では、パラメータ記憶エリア293Kに設けられた5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。例えば、このとき、図13の(f)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4の各々にカウント値が記憶されている場合には、図14の(a)を経た後に、図14の(b)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。また、このとき、図14の(b)に示すように、4つの記憶領域E0,E1,E2,E3の各々に一組のカウンタの値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図14の(c)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。
また、このとき、図14の(c)に示すように、3つの記憶領域E0,E1,E2の各々にカウント値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図14の(d)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。また、このとき、図14の(d)に示すように、2つの記憶領域E0,E1の各々にカウント値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図14の(e)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。また、このとき、図14の(e)に示すように、1つの記憶領域E0にカウント値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図14の(a)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。
また、S21において、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示される3つの図柄が変動中でないと判断する場合には(S21:NO)、S24に進んで、記憶があるか否か、すなわち、記憶領域E0(図13及び図14参照)にカウント値が記憶されているか否かを判断する。ここで、図13の(a)に示すように、記憶領域E0にカウント値が記憶されていないと判断する場合には(S24:NO)、結果報知処理を終了する。また、記憶領域E0にカウント値1組のカウント値が記憶されていると判断する場合には(S24:YES)、S25に進む。
そして、S25では、パラメータ記憶エリア293Kに設けられた記憶領域E0より、記憶された各カウンタのカウント値を読み出す。そして、読み出したカウント値に基づいて以下の大当り等の判定処理が行われる。
次にS26において、主制御用CPU291は、「確変モード」であるか否かを判定する判定処理を実行する。
この「確変モード」であるか否かの判定処理は、先ず、主制御用CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されている後述の確変代数L(電源投入時に、確変代数Lには「0」が代入されている)を読み出す。そして、この確変代数Lが「0」の場合には、「確変モード」でないと判定して、予めROM292に記憶されている「通常大当り数値」(本実施形態の場合は、「7」である。)を読み出し、この「通常大当り数値」を「大当り数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。また、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した確変代数Lが「1」の場合には、「確変モード」であると判定して、予めROM292に記憶されている「確変大当り数値」(本実施形態の場合は、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当り数値」を「大当り数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。従って、「確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、「大当り」の発生確率は、1/360である。また、「確変モード」の遊技状態の場合には、「大当り」の発生確率は、4/360である。
次に、S27において、CPU291は「大当り」であるか否かを判定する判定処理を実行する。
この「大当り」であるか否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア293Kから「大当りカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されている「大当り数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当り代数R(電源投入時に、大当り代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、一致しない場合には、大当り代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
そして、再度パラメータ記憶エリア293Kから大当り代数Rが読み出され、この大当り代数Rが「0」か「1」か判定される。即ち、「大当り」が発生したか否か判定される。
この大当り代数Rが「1」の場合には、「大当り」が発生したと判定されて(S27:YES)、S28で通常モードへの設定が行われる。通常モードへの設定では、現在の遊技状態が通常モードである場合には現在のモードを維持し、現在の遊技状態が確変モードである場合には前記確変代数Lに「0」を代入し、確変モードから通常モードへと変更する。
続いてS29において、主制御用CPU291は、後述の「確変獲得処理」のサブ処理(図18参照)を実行する。
次に、S30において、主制御用CPU291は、確変モードか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されている後述の確変代数Lを読み出し、この確変代数Lが「0」か「1」かを判定する。
そして、この確変代数Lが「1」の場合には、「確変モード」であると判定し(S30:YES)、S31において、主制御用CPU291は、確変大当りの特別図柄を選択する処理を実行する。この確変大当り図柄の選択は、大当り図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア293Kから読みだし、該代数Yが「0〜24」の場合は、サブ統合制御基板280に指示する大当り図柄として「111」の大当り図柄をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、該代数Yが「50〜74」の場合は、サブ統合制御基板280に指示する大当り図柄として「333」の大当り図柄をパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
そして、S32において、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンドを変動パターン決定テーブル74の確変変動パターン群の内より選択する(図10参照)。即ち、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド31をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、代数Hが「1〜2」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド32をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、代数Hが「3〜4」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド33をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、代数Hが「5」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド34をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、代数Hが「6〜7」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド35をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、代数Hが「8〜9」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド36をパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、S30において、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した確変代数Lが「0」の場合には、「確変モード」でないと判定し(S30:NO)、S33において、ノーマル大当りの特別図柄を選択する処理を実行する。このノーマル大当り図柄の選択は、大当り図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア293Kから読みだし、該代数Yに対応する大当り図柄を選択する。例えば、該代数Yが「25〜49」の場合は、サブ統合制御基板280に指示する大当り図柄として「222」の大当り図柄をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、該代数Yが「75〜99」の場合は、サブ統合制御基板280に指示する大当り図柄として「444」の大当り図柄をパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
そして、S34において、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンドを変動パターン決定テーブル74の通常大当り変動パターン群より選択する(図10参照)。即ち、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0〜1」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド21をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、代数Hが「2〜4」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド22をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、代数Hが「5〜6」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド23をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、代数Hが「7〜9」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド24をパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
一方、S27において、読み出した大当り代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定されて(S27:NO)、S35に移行する。S35においては、主制御用CPU291は、この時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5、−、5」や「7、−、7」等、但し「−」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後にハズレを表示するリーチハズレか否か判定される。
この判定は、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めRAM293に格納されているリーチ発生数値(本実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S35:YES)、S36において、リーチハズレの特別図柄を選択する。このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア293Kからリーチ図柄選択カウント値としての代数Fを読み出し、この代数Fに対応するリーチハズレ図柄をRAM293から読み出し、サブ統合制御用CPU281に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
続いて、S37において、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンドを変動パターン決定テーブルのリーチハズレ変動パターン群より選択する(図10参照)。パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0〜5」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド2をパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、代数Hが「6〜9」の場合は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンド3をパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
他方、S35において、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めRAM293に格納されているリーチ発生数値(本実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれとも一致しないと判定した場合には(S35:NO)、S38において、パラメータ記憶エリア293Kからハズレ図柄選択カウント値Iを読み出し、該代数Iに対応するハズレ図柄の図柄データをRAM293から読み込んで、サブ統合制御用CPU281に指示する図柄データとして、パラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、S39において、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に指示する変動パターンコマンドとして「1」をパラメータ記憶エリア293Kに記憶する(図10参照)。
次に、S40において、CPU291は、再度、パラメータ記憶エリア293Kからサブ統合制御基板280のCPU281に指示する最終停止図柄データと変動パターンコマンドとを読み出し、サブ統合制御基板280のCPU281に指示する。
続いて、S41において、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に出力した変動パターンコマンドによる変動表示処理時間の計数をスタートし、処理を終了する。
次に、「確変獲得処理」のサブ処理(S29)について図18に基づいて説明する。図18は本実施形態に係るパチンコ機の主制御用CPUが実行する確変獲得処理のフローチャートである。
図18に示すように、先ず、S51において、主制御用CPU291は、「確変モード」を獲得したか否かを判定する判定処理を実行する。
この「確変モード」を獲得したか否か判定する処理は、先ず、主制御用CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから「大当り図柄選択カウント値」としての代数Yを読み込む。次に、主制御用CPU291は、この読み込んだ代数Yが「0〜24」、「50〜74」の数値データのいずれかと一致するか否か判定する。
そして、主制御用CPU291は、この読み込んだ代数Yが「0〜24」、「50〜74」の数値データのいずれかと一致した場合には、「確変モード」を獲得したと判定し、該代数Yが「0〜24」、「50〜74」の数値データのいずれとも一致しない場合には、「確変モード」を獲得できなかったと判定する。よって、大当りの判定時(S27:YES)に「確変モード」を獲得できる確率は、50/100である。
そして、「確変モード」を獲得しなかった場合には(S51:NO)、S53において、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した確変代数Lに「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア293Kに記憶し、当該サブ処理を終了して「結果報知処理」に戻る。
一方、「確変モード」を獲得した場合には(S51:YES)、S52において、主制御用CPU291は、「確変モードの設定」を行う。即ち、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した確変代数Lに「1」を代入して、再度、パラメータ記憶エリア293Kに記憶する。そして、当該サブ処理を終了して「結果報知処理」に戻る。
次に、前記S3で本実施形態に係る主制御用CPU291が実行する割込プログラムの大当りラウンドコマンド選択処理について図26に基づいて説明する。図26は本実施形態に係るパチンコ機の主制御用CPUが実行する大当りラウンドコマンド選択処理のフローチャートである。
図26に示すように、先ず、S61において、主制御用CPU291は、「大当り」が発生したか否かを判定する判定処理を実行する。この判定処理は、パラメータ記憶エリア293Kから大当り代数Rを読み出し、この大当り代数Rが「0」か「1」か判定する。即ち、「大当り」が発生したか否かを判定する。そして、この大当り代数Rが「0」の場合には、「大当り」は発生していないと判定し(S61:NO)、当該大当り遊技処理を終了する。
一方、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した大当り代数Rが「1」の場合には、大当りが発生したと判定し(S61:YES)、S62において、主制御用CPU291は、大入賞口60の開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59Aを駆動する。
続いて、S63において、大入賞口60に入賞した入賞球が10個に達したか否か、即ち、不図示の大入賞口カウントスイッチにより検出された入賞個数が10個に達したか否かを判定する。
そして、大入賞口60に入賞した入賞球が10個に達していない場合には(S63:NO)、S64において、大入賞口60を開放してから所定時間(本実施形態の場合は、約30秒である。)経過したか否かを判定する。そして、大入賞口60を開放してから所定時間経過していないと判定された場合には(S64:NO)、大当り遊技処理を終了する。
一方、大入賞口60に入賞した入賞球が10個に達した場合(S63:YES)、若しくは大入賞口60を開放してから所定時間経過した場合には(S64:YES)、S65において、主制御用CPU291は、開閉扉59を閉じて大入賞口60を閉塞する。
続いて、S66において、主制御用CPU291は、大入賞口60の開放中に大入賞口60内に設けられるVゾーンに入賞したか否か、即ち大入賞口60の開放中に不図示のVスイッチから入賞球の検出信号が入力されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、大入賞口60の開放中にVスイッチから入賞検出信号が入力されている場合には(S66:YES)、S67において、主制御用CPU291は、大入賞口60を継続して開放した回数が所定の最高継続回数(本実施形態の場合には、「16回」である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。この大入賞口60を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していないと判定された場合には(S67:NO)、大当り遊技処理を終了する。
更に、大入賞口60の開放中にVスイッチから入賞検出信号が入力されていない場合(S66:NO)、若しくは、この大入賞口60を開放した回数が、所定の最高継続回数に達した場合には(S67:YES)、S68へと移行する。S68では、大当り代数Rに「0」を代入するとともに、大当り遊技を終了することをサブ統合制御基板280に対して指示するコマンドを送信し(S68)、当該大当り遊技処理を終了する。
次に、サブ統合制御基板280のCPU281が、前記主制御基板290のCPU291から指示情報として変動パターンを表す「変動パターンコマンド」及び「最終停止図柄情報」を入力された場合(図17のS40)に実行する制御処理について図20に基づいて説明する。尚、これら図20にフローチャートで示される各プログラムはサブ統合制御基板280が備えているROM282やRAM283に記憶されており、サブ統合制御用CPU281により実行される。
図20に示すように、先ず、S101において、サブ統合制御用CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された「変動パターンコマンド」をRAM283に記憶し、最終停止図柄情報に基づいて確定停止する図柄データを「最終停止図柄指示」としてRAM283に記憶する。
続いてS102では、主制御用CPU291から各データが入力された際の演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を演出パターン代数Eに代入してRAM283のパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
次に、S103において、CPU281は、RAM283から「変動パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」とを読み出すと共に、パラメータ記憶エリア283Bから演出パターン代数Eを読み出す。そして、演出パターン選択テーブル75(図11参照)から該当する演出パターンの「演出パターンコマンド」を演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出表示指示情報の演出パターンコマンドとしてRAM283に記憶する。
例えば、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「33」で、「最終停止図柄指示」が「111」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「3」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「33A」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「36」で、「最終停止図柄指示」が「333」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「13」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「36D」をRAM283に記憶する(図11参照)。
その後、S104においてCPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」との各データを読み出し、演出表示基板260のCPU261に出力して(指示して)当該処理を終了する。
例えば、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「1A」と、「最終停止図柄指示」として完全ハズレの図柄データ「234」を読み出した場合には、該「1A」と図柄データ「234」のデータを演出表示指示情報としてCPU261に出力する。
また、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「3A」と、「最終停止図柄指示」としてリーチハズレ図柄の図柄データ「787」を読み出した場合には、該「3A」と図柄データ「343」のデータを演出表示指示情報としてCPU261に出力する。
また、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「33C」と、「最終停止図柄指示」として確変大当り図柄の図柄データ「333」を読み出した場合には、該「33C」と図柄データ「333」のデータを演出表示指示情報としてCPU261に出力する。
次に、上記のように構成された演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示指示情報が入力された場合(図19のS104)に実行する制御処理について図21乃至図24に基づいて説明する。尚、以下に図21乃至図24にフローチャートで示される各プログラムは演出表示基板260が備えているROM262やRAM263に記憶されており、演出表示制御用CPU261により実行される。
図21に示すように、先ずS111において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示指示情報が入力されると、該演出指示情報を構成する演出パターンコマンドと図柄データとをRAM263に記憶する。
次に、S112において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、該演出パターンコマンドが完全ハズレに該当する演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」であるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」である場合には(S112:YES)、S113において、CPU261は、後述の「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが完全ハズレに該当する演出パターンコマンドでない場合には(S112:NO)、CPU261は、S114の判定処理へと移行する。
S114においてCPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、該演出パターンコマンドがリーチハズレに該当する演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「2A」又は「3A」であるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「2A」又は「3A」である場合には(S114:YES)、S115において、CPU261は、後述の「リーチハズレ表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドがリーチハズレに該当する演出パターンコマンドでない場合には(S114:NO)、CPU261は、S116の判定処理へと移行する。
そして、S116においてCPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、該演出パターンコマンドが大当りに該当する演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21A」、「22A」、「22B」、「23A」、「24A」、「24B」、「31A」、「32A〜32D」、「33A〜33D」、「34A」、「35A〜35D」、「36A〜36D」のいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが上記いずれかのコマンドである場合には(S116:YES)、更にS117において、該演出パターンコマンドが再抽選を行う大当りに該当する演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが再抽選を行わない演出に係るコマンド「21A」、「23A」、「31A」、「34A」のいずれかである場合には(S117:NO)、CPU261は、後述の「大当り表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが再抽選を行う演出に係る演出パターンコマンドである場合には(S117:YES)、後述の「再抽選大当り表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが大当りに該当する演出パターンコマンドでもないと判定された場合には(S116:NO)、当該処理を終了する。尚、上記ではサブ統合制御基板280のCPU281から入力される演出表示指示情報として演出パターンコマンドのみを説明したが、他の演出表示指示情報として、デモ画面の表示を指示するデモ画面表示コマンド、大当り遊技中の大当りラウンドの開始を指示する大当りラウンドコマンド等があり、それらのコマンドが入力された場合に前記S116の判定処理において大当りに該当する演出パターンコマンドでないと判定される。
次に、「完全ハズレ表示処理」(S113)のサブ処理について図22に基づいて説明する。ここで、演出表示制御用CPU261は、「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」をRAM263から再度、読み出し、ROM262の演出表示データテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示データテーブル76(図12参照)に従って、
以下のように特別図柄表示装置48の液晶表示器52の表示を制御する。
先ず、図22に示すように、S121においてCPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S122において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「234」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「2」の図柄を停止表示する。
そして、S123において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示した状態で、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「234」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「4」の図柄を停止表示する。
また、S124において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、約4.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3図柄として停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄が完全ハズレの図柄で停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「234」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「3」の図柄を停止表示する。
次に、S125において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に出力した変動パターン「1」の表示時間「約5秒」を予めROM292に記憶しており、当該表示時間「約5秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、サブ統合制御用CPU281は、主制御用CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
そして、サブ統合制御用CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S125:NO)、S126において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S125:YES)、S127において、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、「リーチハズレ表示処理」(S115)のサブ処理について図23に基づいて説明する。ここで、演出表示制御用CPU261は、「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」をRAM263から再度、読み出し、ROM262の演出表示データテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示データテーブル76(図12参照)に従って、以下のように特別図柄表示装置48の液晶表示器52の表示を制御する。
先ず、図23に示すように、S131においてCPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S132において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「343」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「3」の図柄を停止表示する。
そして、S133において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示した状態で、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「343」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「3」の図柄を停止表示する。
次に、S134において、CPU261は、各第1図柄と第3図柄とが同一種類の図柄が停止したことに基づいて所定のリーチ演出の表示を行う。本実施形態に係るパチンコ機1ではリーチ演出として演出時間の異なるリーチA演出とリーチB演出の2種類があり、「演出パターンコマンド」に基づいて決定される。例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「2A」である場合にはリーチA演出が開始され、「3A」である場合にはリーチB演出が開始される。
そして、S135ではリーチ演出の終了時に合わせて、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3図柄として停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄がリーチハズレの図柄で停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「343」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「4」の図柄を停止表示する。
次に、S136において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に出力した変動パターン「2」の表示時間「約20秒」及び変動パターン「3」の表示時間「約30秒」を予めROM292に記憶しており、当該表示時間「約20秒」又は「約30秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、サブ統合制御用CPU281は、主制御用CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
そして、サブ統合制御用CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S136:NO)、S137において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S136:YES)、S138において、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、再抽選を行わない「大当り表示処理」(S117)のサブ処理について図24に基づいて説明する。ここで、演出表示制御用CPU261は、「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」をRAM263から再度、読み出し、ROM262の演出表示データテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示データテーブル76(図12参照)に従って、以下のように特別図柄表示装置48の液晶表示器52の表示を制御する。
先ず、図24に示すように、S141においてCPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S142において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「222」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「2」の図柄を停止表示する。
そして、S143において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示した状態で、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「222」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「2」の図柄を停止表示する。
次に、S144において、CPU261は、各第1図柄と第3図柄とが同一種類の図柄が停止したことに基づいて所定のリーチ演出の表示を行う。本実施形態に係るパチンコ機1ではリーチ演出として演出時間の異なるリーチA演出とリーチB演出の2種類があり、「演出パターンコマンド」に基づいて決定される。例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21A」である場合にはリーチA演出が開始され、「23A」である場合にはリーチB演出が開始される。
そして、S145ではリーチ演出の終了時に合わせて、RAM263から演出指示情報を構成する最終停止図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3図柄として停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄が通常大当りを報知する図柄の組合せで停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄データが「222」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「2」の図柄を停止表示する。
次に、S146において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に出力した変動パターンの表示時間(「約22秒」又は「約32秒」)を予めROM292に記憶しており、当該表示時間が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、サブ統合制御用CPU281は、主制御用CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
そして、サブ統合制御用CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S146:NO)、S147において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S146:YES)、S148において、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、「再抽選大当り表示処理」(S119)のサブ処理について図25に基づいて説明する。ここで、演出表示制御用CPU261は、「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」をRAM263から再度、読み出し、ROM262の演出表示データテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示データテーブル76(図12参照)に従って、以下のように特別図柄表示装置48の液晶表示器52の表示を制御する。
先ず、図25に示すように、S151においてCPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S152において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する演出パターンコマンドを読み出し、演出パターンコマンドに基づいた大当り時の停止図柄(再抽選演出前に一旦停止する図柄)データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「33A」の場合には、最初に停止表示される図柄の組合せは「222」であるので、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「2」の図柄を停止表示する。
そして、S153において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から演出指示情報を構成する演出パターンコマンドを読み出し、演出パターンコマンドに基づいた大当り時の停止図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示した状態で、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「33A」の場合には、最初に停止表示される図柄の組合せは「222」であるので、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「2」の図柄を停止表示する。
次に、S154において、CPU261は、各第1図柄と第3図柄とが同一種類の図柄が停止したことに基づいて所定のリーチ演出の表示を行う。本実施形態に係るパチンコ機1ではリーチ演出として演出時間の異なるリーチA演出とリーチB演出の2種類があり、「演出パターンコマンド」に基づいて決定される。例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「33A」である場合にはリーチA演出が開始され、「35A」である場合にはリーチB演出が開始される。
そして、S155ではリーチ演出の終了時に合わせて、RAM263から演出指示情報を構成する演出パターンコマンドを読み出し、演出パターンコマンドに基づいた大当り時の停止図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3図柄として停止表示する。これにより、図26の(1)に示すように各第1・第2・第3図柄が通常大当り図柄の組合せで停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドに基づいた大当り時の停止図柄データが「222」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「2」の図柄を停止表示する。
次に、S156ではRAM263から読み出した演出パターンコマンドに基づいて、再抽選演出における図柄の組合せの表示順序を決定する。ここで、図柄の組合せの表示順序は演出パターンコマンドによって一義的に設定されており、前記したように通常の図柄変動時の順序「1→2→3→4→1→・・・」と異なり、非確変図柄「2、4」が全て表示された後に確変図柄「1、3」が表示される順序となる。
図11の演出パターン選択テーブル75に示すように、例えば、演出パターンコマンド「22A」では「444」→「222」の順に設定されている。また、演出パターンコマンド「32A」では「222」→「444」→「111」の順に設定されている。また、演出パターンコマンド「36D」では「444」→「222」→「111」→「333」の順に設定されている。
そして、S157においては、演出パターンコマンドの基づく再抽選の変動時間と、前記S156で決定した大当り図柄の組合せの表示順序とに基づいて、図26(2)及び(3)に示すように再抽選演出における図柄の組合せの再変動表示を行う。ここで、図柄の組合せの再抽選の変動時間は演出パターンコマンドによって一義的に設定されており、具体的には変動回数1回当たり約0.3秒の変動時間が設定されている。即ち、演出パターンコマンド「22A」のように1回のみ再変動するものでは0.3秒の変動時間が設定されている。また、演出パターンコマンド「32A」のように2回再変動するものは0.6秒の変動時間が設定されている。また、演出パターンコマンド「36D」のように3回再変動するものは0.9秒の再変動時間が設定されている。
その後、S158では、再変動時間が終了した後に、RAM263から読み出した最終停止図柄指示の図柄の組合せを図26の(4)に示すように液晶表示器52の第1・第2・第3図柄に停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄が主制御基板290よりサブ統合制御基板280を介して指示された通常大当り図柄又は確変大当り図柄の組合せで最終的に停止表示される。
次に、S159において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、主制御用CPU291は、サブ統合制御用CPU281に出力した変動パターンの表示時間(「約22.8秒」、「約23.1秒」、「約23.4秒」、「約32.8秒」、「約33.1秒」、又は「約33.4秒」)を予めROM292に記憶しており、当該表示時間が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、サブ統合制御用CPU281は、主制御用CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
そして、サブ統合制御用CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S159:NO)、S160において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S159:YES)、S160において、液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
以上より、本実施形態に係るパチンコ機1では、主制御基板290のCPU291からサブ統合制御基板280のCPU281に変動パターンコマンドとして例えば「22」が出力された場合には、サブ統合制御用CPU281は変動パターンコマンド「22」に対応して各演出パターン22A、22Bから演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値に基づいて再抽選の有無などを規定した一の演出パターンを選択して、対応する演出パターンコマンドを演出表示基板260のCPU261に出力する。そして、演出表示制御用CPU261は、この入力された演出パターンコマンドに対応する演出表示に従って液晶表示器52の表示を制御する。
ここで、特に再抽選演出を行う演出パターンに関しては、サブ統合制御用CPU281によって選択される演出パターン毎に再抽選図柄表示順序が設定されているが、その順序は通常の図柄変動時の表示順序(本実施形態では「1→2→3→4→1→・・・」の順)と異なって、非確変図柄(本実施形態では「2」と「4」)が全て表示された後に、確変図柄(本実施形態では「1」と「3」)が表示される様に設定されている。更に、再抽選演出時の図柄の変動回数は最大でも非確変図柄と確変図柄とを合わせた数より1少ない回数(本実施形態では3回)となっている。従って、抽選結果を再抽選図柄変動時用いた的確な内部制御により遊技者に報知することが可能となり、その際、遊技者は図柄が変動するにつれて徐々に確変図柄の組合せで停止する確率が上昇するかのような期待感を得ることができる。また、通常の表示順序と異なる表示順序に基づいて図柄を変動表示することにより、大当り後も再変動によって最終的に表示される所定の特別態様の予想を困難なものとし、遊技者の興味を引きつけ、且つ興趣を増大させることが可能となる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態ではサブ統合制御基板280によってスピーカ7と電飾ランプ6の制御を行うこととしているが、サブ統合制御基板280と独立してスピーカ7の制御を行う音制御基板と、電飾ランプ6の制御を行うランプ制御基板とを設けるようにしても良い。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のROMの変動パターン選択テーブル記憶エリアに格納される変動パターン選択テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの演出パターン選択テーブル記憶エリアに格納される演出パターン選択テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの演出表示データテーブル記憶エリアに格納される演出表示データテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機において、5つの記憶領域のデータ保持の仕方、4つの保留ランプの点灯・消灯の仕方、さらに、5つの記憶領域と第1保留LEDとの関係を示した図である。 本実施形態に係るパチンコ機において、5つの記憶領域のデータ保持の仕方、保留ランプの点灯・消灯の仕方、さらに、5つの記憶領域と第1保留LEDとの関係を示した図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板制御用CPUが実行する割込プログラムについてのフローチャート図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板制御用CPUが実行する「始動入賞処理」についてのフローチャート図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板制御用CPUが実行する「結果報知処理」についてのフローチャート図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御用CPUが実行する「確変獲得処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板制御用CPUが実行する「大当たり遊技処理」についてのフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のCPUが、主制御基板のCPUから指示情報として変動パターンコマンドを受信した場合に実行する制御処理を示すメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUから演出表示指示情報が入力された場合に実行する制御処理を示すメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「大当り表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「再抽選大当り表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、再抽選演出を行う演出パターンコマンドが入力された場合に、液晶表示器に表示される再抽選演出の一例を示す図である。
1 パチンコ機
41 遊技盤
42 遊技領域
48 特別図柄表示装置
52 液晶表示器(LCD)
75 変動パターン選択テーブル
76 演出パターン選択テーブル
77 演出表示データテーブル
260 演出表示基板
261 CPU
262 ROM
263 RAM
280 サブ統合制御基板
281 CPU
282 ROM
283 RAM
290 主制御基板
291 CPU
292 ROM
293 RAM

Claims (1)

  1. 遊技領域に設けられ、複数の変動図柄を表示する図柄表示手段と、
    通常遊技状態と、大入賞口の開閉を行う可変入賞装置を前記通常遊技状態より遊技者に有利な状態とする大当り遊技状態とに基づいて遊技を制御する遊技制御手段と、
    前記通常遊技状態から前記大当り遊技状態に移行するか否かを判定する大当り判定手段と、
    前記大当り判定手段の判定結果に基づいて、前記図柄表示手段で所定の表示内容を表示する判定結果報知手段と、を有する遊技機において、
    前記通常遊技状態は、前記大当り判定手段により前記大当り遊技状態に移行すると高確率で判定される高確率判定遊技状態と、前記高確率判定遊技状態より大当り遊技状態に移行すると判定される確率が低い低確率判定遊技状態と、を含み、
    前記判定結果報知手段は、
    前記図柄表示手段で表示する所定の表示内容において、前記大当り遊技状態へと移行しない旨を報知するハズレ図柄、又は大当り遊技状態へと移行し、且つ大当り遊技状態終了後に前記低確率判定遊技状態へと移行する旨を報知する非確変図柄、又は大当り遊技状態へと移行し、且つ大当り遊技状態終了後に前記高確率判定遊技状態へと移行する旨を報知する確変図柄、のいずれかを表示することにより前記大当り判定手段の判定結果を遊技者に報知する図柄表示制御手段を備え、
    前記非確変図柄及び前記確変図柄はそれぞれ複数種類あって、
    前記図柄表示制御手段は、
    前記非確変図柄又は前記確変図柄を表示制御する場合に、
    複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を所定の第1表示順序で変動表示するとともに、前記非確変図柄を一旦停止表示する大当り確定報知制御と、
    前記大当り確定報知制御の後に、複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を前記第1表示順序と異なる第2表示順序に従って変動表示する再抽選図柄変動表示制御と、
    前記再抽選図柄変動表示制御の後に、前記非確変図柄又は前記確変図柄を停止表示するように制御する再抽選図柄確定表示制御と、
    を行い、
    前記第1表示順序は、前記非確変図柄と前記確変図柄とが混在した順序に設定されるとともに、
    前記第2表示順序は、大当り報知時に一旦停止表示された前記非確変図柄を初期図柄として、先ず残りの種類の前記非確変図柄が表示され、その後に複数種類の前記確変図柄が表示される順序に設定され、
    前記再抽選図柄変動表示制御により複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を変動表示する回数を、大当り遊技状態終了後に前記低確率判定遊技状態へと移行する場合には、変動回数を前記非確変図柄の図柄の種類の数より1少ない回数を最大数として選択するとともに、大当り遊技状態終了後に前記高確率判定遊技状態へと移行する場合には、変動回数を前記非確変図柄の図柄の種類の数を最小数とするとともに前記非確変図柄と前記確変図柄を合わせた図柄の種類の数より1少ない回数を最大数として選択する図柄変動回数選択手段を有し、
    前記再抽選図柄変動表示制御は、複数種類の前記非確変図柄及び複数種類の前記確変図柄を前記図柄変動回数選択手段により選択された回数分変動表示することを特徴とする遊技機。
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