JP2005342059A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 図柄の左右側部にチャージメータを表示し、チャージメータが最大値となった場合に、確変の際に選択される図柄の種類を増やすことにより、遊技性を向上させた遊技機を提供する。
【解決手段】 主制御用CPU461が取得したカウント値(S2)に基づいて、チャージ量を加算すると判断した際には(S21:YES)、図柄89の左右に設けられたチャージ量を示すチャージメータ90を更新表示する(S62)とともに、チャージ量が最大となった場合(S23:YES)には、リーチした際の非確変図柄と同じ数字で、且つ確変の際に選択される図柄を増加させるように構成する(S26)。
【選択図】 図21

Description

本発明は、大当り乱数及び大当り図柄乱数の乱数値に対応して選択される大当り図柄に関して、確変図柄の種類を通常より多くすることによって、遊技性を向上させたパチンコ等の遊技機に関する。
遊技機の一つであるパチンコ機では、パチンコ球が所定領域に入賞したり通過することにより、図柄表示装置の複数の変動領域においてそれぞれ図柄群が変動する。そして、図柄変動の開始より一定時間後に図柄群の変動を停止し、結果として図柄表示装置に特定の図柄が表示されると遊技者に対して特典を与えるものである。更に、これらのパチンコ機においては、特定の図柄が表示される確率を通常より高く設定した所謂確率変動状態が一定条件のもとに発生するように構成されている。しかし、前記確率変動状態へと移行するためには各カウント値に基づいて所定の図柄が選択され、図柄表示装置で停止表示される必要があるが、その所定の図柄は遊技機毎に予め決定されており、更に、全体の図柄の数に対して占める割合も決まっていた。
ここで、特開2002−239160号公報には、確率変動を報知する図柄を規定する赤色の連続表出数を、図柄変動中において所定経過時間又は所定変更回数ごとに変化させることによって、遊技者の期待感を高め、遊技を多彩化した遊技機が記載されている。
特開2002−239160号公報(第4頁〜第7頁、図4、図5)
しかしながら、前記した特許文献1に記載された遊技機では、確率変動を報知する図柄の数や図柄の種類を変更するような図柄特性の変更は、図柄の変動中のみに行われていた。即ち、始動口に遊技球が入賞して図柄が変動を開始し、その後一定条件のもとに図柄の特性が変更(非確変の図柄が確変の図柄に移行)されても、その後、図柄の変動が停止した際には、変更した図柄の特性が変更する以前の状態へと戻ることとなっていた。従って、遊技者の期待感が削がれ、遊技性の向上という点では十分でなかった。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、確変状態へと移行する際に選択される確変図柄の種類を増やすことによって、遊技者の期待感を増すとともに、図柄の変動を超えて図柄特性を変化させ、遊技性を向上させた遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技球が始動口に入賞した際に所定範囲内で更新される大当り乱数の値を取得する大当り乱数取得手段と、遊技球が始動口に入賞した際に所定範囲内で更新される大当り図柄乱数の値を取得する大当り図柄乱数取得手段と、前記大当り乱数取得手段によって取得された大当り乱数の値が、大当り判定テーブルにおいて予め定められた大当り値と一致するか否かを判断する大当り乱数値判断手段と、前記大当り乱数値判断手段によって一致すると判断された場合に、前記大当り図柄乱数取得手段によって取得された大当り図柄乱数の値に基づいて大当り図柄を大当り図柄決定テーブルより決定する大当り図柄決定手段と、前記大当り図柄乱数の値に基づいて、大当り判定テーブルを、大当り値の数を多く有する特別大当り判定テーブルへと変更する確変状態へ移行するか否かを判断する確変判断手段と、図柄属性変更乱数の値を取得する図柄属性変更乱数取得手段と、前記図柄属性変更乱数取得手段によって取得された図柄属性変更乱数の値が、予め定められた図柄属性変更乱数値と一致するか否かを判断する図柄属性変更乱数値判断手段と、前記図柄属性変更乱数値判断手段により一致すると判断された場合には、所定値を累積カウントする累積カウント手段と、前記累積カウント手段により累積カウントされた前記所定値が一定値以上となった場合に、前記大当り図柄決定テーブルを、前記確変判断手段により確変状態へと移行すると判断された際に選択される所定数の確変図柄と、確変状態へと移行しないと判断された際に選択される所定数の非確変図柄とが、それぞれ所定の比率で前記大当り図柄決定手段により大当り図柄に決定される通常大当り図柄決定テーブルから、前記所定の比率を同一で、且つ通常大当り図柄決定テーブルより確変図柄の種類が多く設定された特別大当り図柄決定テーブルに変更する設定図柄数変更手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記累積カウント手段は、複数の確変図柄及び非確変図柄の一の図柄ごとに設けられ、前記設定図柄数変更手段は、前記累積カウント手段により累積カウントされた非確変図柄の一の図柄の所定値が最初に一定以上となった際に、所定値が一定以上となった非確変図柄と同じ図柄を他の確変図柄と同一確率で選択されるように前記大当り図柄決定テーブルに追加した特別大当り図柄決定テーブルに変更する第1設定図柄数変更手段と、前記第1図柄追加手段により図柄が追加された後に、前記累積カウント手段により累積カウントされた非確変図柄の一の図柄の所定値が一定以上となった際に、所定値が一定以上となった非確変図柄と同じ図柄を他の確変図柄及び前記第1設定図柄数変更手段により追加された図柄と同一確率で選択されるように前記大当り図柄決定テーブルに追加した特別大当り図柄決定テーブルに変更する第2設定図柄数変更手段と、を有することを特徴とする。
請求項1に係る遊技機では、図柄属性変更乱数取得手段によって取得された図柄属性変更乱数の値が、予め定められた図柄属性変更乱数値と一致する場合に、所定値を累積カウントするとともに、所定値が一定値以上となった場合に、大当り図柄決定テーブルを、確変状態へと移行する際に選択される所定数の確変図柄と、確変状態へと移行しない際に選択される所定数の非確変図柄とが、それぞれ所定の比率で大当り図柄に決定される通常大当り図柄決定テーブルから、所定の比率を同一で、且つ確変図柄の種類が多く設定された特別大当り図柄決定テーブルに変更するので、確率変動の際に選択される確変図柄の種類を増加させることができる。従って、図柄の変動を超えて図柄特性を変化させた高い遊技性を有し、遊技者を飽きさせることが無い。
また、同じ当選確率であっても確変獲得の際に選択される図柄が増加するので、遊技者は確率変動に当選する確率が上昇するように認識し、遊技に対する期待感が増す。
また、請求項2に係る遊技機では、複数の確変図柄及び非確変図柄の一の図柄ごとに所定値が累積カウントされ、非確変図柄の一の図柄の所定値が最初に一定以上となった際に、所定値が一定以上となった非確変図柄と同じ図柄を他の確変図柄と同一確率で選択されるように大当り図柄決定テーブルに追加し、その後に所定値が一定以上となった非確変図柄を、更に他の確変図柄と同一確率で選択されるように追加するので、大当り図柄決定テーブルの数を最小限で、確率変動の際に選択される確変図柄の種類を増加させることができる。従って、図柄の変動を超えて図柄特性を変化させた高い遊技性を有し、遊技者を飽きさせることが無い。
また、同じ当選確率であっても確変獲得の際に選択される図柄が増加するので、遊技者は確率変動に当選する確率が上昇するように認識し、遊技に対する期待感が増す。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るパチンコ機の概略構成について図1乃至図3に基づき説明する。図1は本実施形態に係るパチンコ機の全体を示した正面図である。図2は本実施形態に係るパチンコ機の遊技盤を示した正面図である。図3は本実施形態に係るパチンコ機を示した背面図である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機で、一般にCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠2に対して合成樹脂製の中枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ4及び下ヒンジ5を介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この中枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材6が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材6のほぼ中央部には略円形の窓部7が開設され、この窓部7の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤8上の遊技領域9を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材6の窓部7の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ10Aが取り付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ10Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ10Bが取り付けられている。また、前面カバー部材6の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材6Aで覆われており、この各電飾ランプ10A、10Bと窓部7の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材6の右側中央部には、中枠3及び前面カバー部材6を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部11が設けられている。前面カバー部材6を開くためには、この鍵挿入部11に所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材6のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材6の下側には、賞球払出装置を介して払い出される賞球を受ける上皿12がスピーカ13を内蔵して合成樹脂製プレート14に配設されている。また、この合成樹脂製プレート14は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材6を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿12の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン15、16及びカード残高表示装置17が設けられている。そして、その上皿12の下には、下皿18が配設される。また、上皿12に連通する不図示の球送り機構を介して上皿12のパチンコ球が操作ハンドル19に連結された発射装置20へ送られるよう構成されている。
次に、図2において、パチンコ機1における遊技盤8上の遊技領域9の構成について説明する。この遊技領域9は、所定厚さの板材をなした遊技盤8上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール22が立設されて構成されている。このレール22は、発射されたパチンコ球を遊技領域9内に案内する重複して形成した案内路23を構成し、右肩部にはレール22に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部24を有する。
遊技領域9のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に図柄表示装置25が配設されている。図柄表示装置25は、遊技盤8の前面側から取り付けられる装飾部材26と、遊技盤8の裏面側から取り付けられ、図柄等の表示を行う液晶表示器27とから構成されている。液晶表示器27は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルである。
また、液晶表示器27の右下角部には左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部54が構成されている。そして、装飾部材26の前面部上方には、鰐のキャラクタが前面に形成される上部装飾部材26Aが、装飾部材26を構成する枠本体部材26Bの前面部に取り付けられている。また、この枠本体部材26Bの内側底面部には、案内部材29が取り付けられている。
一方、図柄表示装置25の左右には各ゲート30、31が配設されている。また、各ゲート30、31と図柄表示装置25の間には通常の風車32、33が設けられ、図柄表示装置25の両肩側には各電飾ランプ35A、36Aが内蔵される風車35、36が設けられている。また、各ゲート30、31の外側には、各電飾ランプ37A、38Aが内蔵される肩電飾部材37、38が配置されている。
また、図柄表示装置25の直下には、前面に蛇のキャラクタが描かれた始動入賞口としての始動口39が配設されている。この始動口39には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ(図示せず)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器27に表示されている図柄が変動する。そして、図柄が変動中に始動口39に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主制御基板69(図4参照)に設けられるRAMの第1保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第1保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第1保留LED40が、液晶表示器27の左右両側に各々2個ずつ配置されている。
また、各ゲート30、31にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ(不図示)が備えられており、パチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部28の普通図柄が変動する。そして、このゲート30又はゲート31にパチンコ球が入って、普通図柄表示部28の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「33」、「77」のように揃った場合等)には、始動口39の上部に設けられるチューリップ式役物39Aが所定時間(本実施形態では、約1秒間)開かれ、この始動口39にパチンコ球が入賞する確率が増加する。
また、普通図柄が変動中に各ゲート30、31をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主制御基板69(図4参照)に設けられるRAMの第2保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第2保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第2保留LED43が、上部装飾部材26Aの上端縁部に左右水平方向に4個配置されている。
そして、始動口39の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉45で前面部を覆われる大入賞口46が形成された特別入賞装置47が配設されている。また、この大入賞口46の左右両側には上方に開口する各入賞口48、49が前面側に突出して形成されている。また、各入賞口48、49の下側には、各電飾ランプ48A、49Aが内蔵されている。
また、この特別入賞装置47の両側上方には各電飾ランプ50A、51Aが内蔵された下入賞口50、51が配設されて遊技盤8裏面の不図示の賞球樋に連通され、この下入賞口50、51への入賞を検出する下入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、特別入賞装置47の直下にはレール22に沿ってアウト口52が開設されている。更に、レール22に囲まれたこのような遊技領域9には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、図3に基づいてパチンコ機1の背面側の構成について説明する。
図3に示すように、中枠3のほぼ中央部には遊技盤8が着脱自在なように鉄板等の金属製の機構盤55が取り付けられている。そして、この機構盤55の裏側には合成樹脂製の機構セット盤56が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側の背面上方部には、上方に開口した賞球タンク57が機構セット盤56に固定されている。賞球タンク57は、傾斜した底面に連通孔58が形成され、その連通孔58の下方にはパチンコ球を1列に整列流出し、賞球ケース59にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール60が取り付けられている。
また、賞球ケース59にパチンコ球を案内する賞球案内部61内には、タンクレール60の下流側のパチンコ球を送る1列の賞球通路が形成されている。
また、賞球ケース59内には、賞球案内部61内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しソレノイドが内装されている。そして、これら賞球タンク57、タンクレール60、賞球案内部61、賞球ケース59等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
そして、賞球ケース59の下流側には排出部が形成され、入賞球を排出する入賞球排出通路62及び下皿オーバーフロースイッチ(不図示)が内装された下皿排出路63が下端部下方に形成されている。また、この下皿排出路63を介して上皿12から溢れた賞球を受けて下皿18に案内する下部受皿ボックス64が中枠3の裏側に取り付けられている。
また、タンクレール60の下側には液晶表示装置(LCD)等をカバーする合成樹脂製のセンターカバー65が取り付けられている。そして、このセンターカバー65の背面部内側には、LCD等を駆動制御する表示制御基板66、スピーカ13等を駆動制御する音制御基板67、及び電飾ランプ10B等を駆動制御するランプ制御基板68が取り付けられている。また、センターカバー65の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板69が内蔵される基板ケース70が配設されている。また、この基板ケース70の右下には電源ボックス71が配設されている。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃至図7に基づいて説明する。図4は本実施形態に係るパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。図5は本実施形態に係るパチンコ機1の主制御基板69のRAMの構成を示すブロック図である。図6は本実施形態に係るパチンコ機1の主制御基板69のROMの構成を示すブロック図である。図7は本実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のROMの構成を示すブロック図である。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板69、音制御基板67、ランプ制御基板68、及び表示制御基板66等から構成されている。
主制御基板69は、CPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等から構成され、このCPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線により相互に接続されている。また、CPU461にはクロック回路460が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路464には、図示しない始動口スイッチ、各下入賞口スイッチ、各入賞口スイッチ、大入賞口カウントスイッチ、Vスイッチ等が接続されている。
また、図5に示すように、主制御基板69のRAM463には、クロック回路460から入力されるクロック信号に基づいて0から359まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値359の次には最小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ463Aが設けられている。この大当たりカウンタ463Aのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、通常時は、カウント値「7」が大当たりに対応し、いわゆる確率変動モード(確変獲得時)の場合には、カウント値「1、3、5、7」が大当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。
従って、ノーマル遊技状態の場合は、1/360の確率で大当たりが発生し、確率変動の遊技状態の場合は、4/360の確率で大当たりが発生する。
また、クロック回路460から入力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウンタ463Bが設けられている。かかる普通図柄カウンタ463Bのカウント値は、各ゲートスイッチからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づいて当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値が偶数の場合が当たりに対応し、奇数の場合が外れに対応している。
ここで、普通図柄カウンタ463Bは、ゲート30、31(図2参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄カウント値」としてパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。
また、図柄表示装置25の図柄が変動中に始動口39に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ463Cが設けられている。また、普通図柄表示部28の普通図柄が変動中にゲート30又はゲート31を通過した通過個数が最大4個までカウントされる第2保留カウンタ463Dが設けられている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値199の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ463Eが設けられている。かかるリーチカウンタ463Eのカウント値は、パチンコ球が始動口39に入賞しない限りリーチ状態が発生しないことから、始動口スイッチからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチ状態かどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜199」がリーチに至ることなく直ちに外れとなる場合に対応している。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から1679まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値1679の次には最小値0に戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ463Fが設けられている。かかる大当たり図柄選択カウンタ463Fのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき図柄表示装置25に表示される大当りの図柄が選択される。その図柄選択手段については後述する。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から3まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値3の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄選択カウンタ463Gが設けられている。ここでは、例えば、カウント値「0」が普通図柄「11」、カウント値「1」が普通図柄「17」、カウント値「2」が普通図柄「71」、カウント値「3」が普通図柄「77」に対応している。尚、各普通図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
ここで、普通図柄選択カウンタ463Gは、ゲート30、31(図2参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄選択カウント値」として後述のパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ463Hが設けられている。尚、各変動表示パターンは、公知のように、各種の表示演出に基づき図柄表示装置25で一連の図柄変動を表示するパターンであり、本実施形態においては、表示演出時間としてはハズレを報知する完全ハズレの表示パターンとして「10秒間」、リーチハズレの表示パターンとして「15秒間」、「20秒間」の2種類のものが設定されている。また、非確変の大当たりの表示パターンとして「22秒間」、「27秒」、「32秒間」の3種類のものが設定されている。また、確変大当たりの表示パターンとして「27秒間」、「32秒間」、「37秒」の3種類のものが設定されている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ463Iが設けられている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチ図柄選択カウンタ463Jが設けられている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納されるチャージカウンタ463Kが設けられている。チャージカウンタ463Kは後述するチャージメータのチャージ量を増加するか否かの判断の基準となる。詳細については後述する。
また、RAM463には、始動口39に入賞したときの大当たりカウンタ463A、リーチカウンタ463Eの各のカウント値や、各ゲート30、31をパチンコ球が通過したときの普通図柄カウンタ463Bのカウント値や、各カウンタ463F、463G、463H、463I、463J、463K等のカウント値が記憶されるパラメータ記憶エリア463Lが設けられている。
更に、後述する各図柄(本実施形態では「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」の8種類)ごとのチャージメータのチャージ量を記憶するチャージ量記憶エリア463Mが設けられている。
また、図6に示すように、ROM462には、前記変動パターンのカウント値に基づいて、変動パターンを決定する変動パターン決定テーブル75(図8参照)が格納される変動パターン決定テーブル記憶エリア462Aと、大当り図柄選択カウンタ463Fのカウント値に基づいて、大当り図柄を決定する大当り図柄決定テーブル76〜80(図9乃至図13参照)が格納される変動パターン決定テーブル記憶エリア462Aと、チャージカウンタ463Kのカウント値に基づいて、チャージ加算量を決定する際に使用するチャージ決定テーブル(図14参照)が設けられている。
以下に、主制御基板69のROM462の変動パターン決定テーブル記憶エリア462Aに記憶される変動パターン決定テーブル75について図8に基づいて説明する。図8は本実施形態に係るパチンコ機1の主制御基板69のROM462の変動パターン決定テーブル記憶エリア462Aに記憶される変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。
図8に示すように、本実施形態に係る変動パターン決定テーブル75は、大きく4つのパターン群により構成され、大当りカウンタ453Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ463Eのカウント値よりリーチが発生しないと判断された場合に選択される完全ハズレ変動パターン群(変動パターン1)と、大当りカウンタ453Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ463Eのカウント値よりリーチが発生すると判断された場合に選択されるリーチハズレ変動パターン群(変動パターン2、変動パターン3)と、大当りカウンタ453Aのカウント値より大当りと判断され、且つ、大当たり図柄選択カウンタ463Fにより決定された大当りの特別図柄が確変以外の特別図柄(「222」、「444」、「666」、「888」)であると判断された場合に選択される非確変変動パターン群(変動パターン4、変動パターン5、変動パターン6)と、大当りカウンタ453Aのカウント値より大当りと判断され、且つ、大当たり図柄選択カウンタ463Fにより決定された大当りの特別図柄が確変の特別図柄(「111」、「333」、「555」、「777」等)であると判断された場合に選択される確変変動パターン群(変動パターン7、変動パターン8、変動パターン9)とがある。
そして、先ず、各カウント値により「確変大当り」、「非確変大当り」、「リーチハズレ」、「完全ハズレ」が判断され、その後、変動パターン決定テーブル75の対応するパターン群より変動パターン選択カウンタ463Hのカウント値に基づいて変動パターンが決定される。
次に、主制御基板69のROM462の大当り図柄決定テーブル記憶エリア462Bに記憶される大当り図柄決定テーブル76乃至80について図9乃至図13に基づいて説明する。図9乃至図13は前記大当りカウンタ463Aのカウント値に基づいて大当りに当選した際に選択される大当り図柄の図柄決定テーブルである。
図9乃至図13に示すように大当り図柄決定テーブルは、計5種類のテーブルよりなり、パラメータ記憶エリア463Lに記憶される大当り図柄選択カウンタ463Fのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(「111」「222」「333」「444」「555」・・・)」(テーブルでは構成する3つの数字の1つのみを表示している)とから構成されている。ここで、本実施形態にかかるパチンコ機では、後述のようにチャージカウンタ463Kのカウント値とチャージ決定テーブル81(図14参照)に基づいて各図柄に対応したチャージメータ90(図26参照)が貯まっていく。そして、リーチ状態へと移行するとともに、非確変図柄のチャージ量が最大値まで貯まった際には、後述するように、通常において非確変の大当りの際に選択される図柄(本実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)と同じ数字の図柄が一つ増え、その増えた図柄は確変を報知する図柄となる(文字の色が「青色」より「赤色」に変化して追加される。図16参照)。従って、確変の大当りの際に選択される図柄は、最大8種類(「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」)となり、確変の大当りの際には、その増加した図柄の内より選択することとなる。また、非確変の大当りの際に選択される図柄は「2」「4」「6」「8」(文字色は青色で表示)の4種類より変化することはない。
図9は第1大当り図柄決定テーブル76であり、確変の際に選択される図柄が通常の4種類であるときに使用される。大当り図柄選択カウンタ463Fのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(確変図柄「1」「3」「5」「7」非確変図柄「2」「4」「6」「8」)」とから構成されている。
図10は第2大当り図柄決定テーブル77であり、確変の際に選択される図柄が通常の4種類に加えて1種類増加した場合に使用される。大当り図柄選択カウンタ463Fのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(確変図柄「1」「3」「5」「7」「X1」、非確変図柄「2」「4」「6」「8」)」とから構成されている。ここでX1とは、通常において非確変の際に選択される図柄(本実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)より追加された図柄のいずれか一種を示す。
図11は第3大当り図柄決定テーブル78であり、確変の際に選択される図柄が通常の4種類に加えて2種類増加した場合に使用される。大当り図柄選択カウンタ463Fのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(確変図柄「1」「3」「5」「7」「X1」「X2」、非確変図柄「2」「4」「6」「8」)」とから構成されている。ここでX1、X2とは、通常において非確変の際に選択される図柄(本実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)より追加された図柄のいずれか二種を示す。
図12は第4大当り図柄決定テーブル79であり、確変の際に選択される図柄が通常の4種類に加えて3種類増加した場合に使用される。大当り図柄選択カウンタ463Fのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(確変図柄「1」「3」「5」「7」「X1」「X2」「X3」、非確変図柄「2」「4」「6」「8」)」とから構成されている。ここでX1、X2、X3とは、通常において非確変の際に選択される図柄(本実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)より追加された図柄のいずれか三種を示す。
図13は第5大当り図柄決定テーブル80であり、確変の際に選択される図柄が通常の4種類に加えて4種類増加した場合に使用される。大当り図柄選択カウンタ463Fのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(確変図柄「1」「3」「5」「7」「X1」「X2」「X3」「X4」、非確変図柄「2」「4」「6」「8」)」とから構成されている。ここでX1、X2、X3、X4とは、通常において非確変の際に選択される図柄(本実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)のそれぞれを示す。
このような第1乃至第5大当り図柄決定テーブル76〜80を用いることによって、大当り図柄決定テーブルの数を最小限で、確変の際に選択される確変図柄の種類を増加させることができる。
尚、図9乃至図13に示すように、確変の際に選択される図柄の種類は増加するが、確変及び非確変のいずれかを選択する確率は変化しない。即ち、どのテーブルが使用された場合であっても、大当り図柄選択カウンタ463Fのカウント値が「0」〜「839」の場合には確変の大当りとなり、カウント値が「840」〜「1679」の場合には非確変の大当りとなる。
次に、主制御基板69のROM462のチャージ決定テーブル記憶エリア462Cに記憶されるチャージ決定テーブル81について図14に基づいて説明する。図14は本実施形態に係るパチンコ機1の主制御基板69のROM462のチャージ決定テーブル記憶エリア462Cに記憶されるチャージ決定テーブルの一例を示す図である。
図14に示すように、チャージ量を決定する際に使用するチャージ決定テーブル81は、RAM463のパラメータ記憶エリア463Lに記憶されるチャージカウンタ463Kのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「チャージ加算量」とから構成されている。
また、チャージ決定テーブル81の「カウント値」には、カウント値「0」乃至カウント値「6」を示す「0〜6」と、カウント値「7」乃至カウント値「8」を示す「7〜8」と、カウント値「9」を示す「9」とが予め登録されている。
また、チャージ決定テーブル81の「チャージ加算量」には、「カウント値」の「0〜6」に対応して数値「0」、「カウント値」の「7〜8」に対応して数値「+1」、「カウント値」の「9」に対応して数値「+2」が予め記憶されている。
また、図4に示すように、音制御基板67には、CPU641、スピーカ13等の駆動制御プログラム等を格納するROM642、主制御基板69からの各種制御信号を格納するRAM643、及び主制御基板69から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)644等が配設されている。そして、このCPU641、ROM642、RAM643、及び入出力回路(I/O)644は、バス線により相互に接続されている。また、CPU641にはクロック回路640が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)644には、主制御基板69の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)644には、スピーカ13等が接続されている。そして、CPU641は、主制御基板69から入力される各種制御信号に基づいて、スピーカ13の駆動制御を行う。
また、ランプ制御基板68には、CPU651、各電飾ランプ10A、10B、35A、36A、37A、38A、48A、49A、50A、51A等の駆動制御プログラム等を格納するROM652、主制御基板69からの各種制御信号を格納するRAM653、及び主制御基板69から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)654等が配設されている。そして、このCPU651、ROM652、RAM653、及び入出力回路(I/O)654は、バス線により相互に接続されている。また、CPU651にはクロック回路650が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)654には、主制御基板69の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)654には、各電飾ランプ10A、10B、35A、36A、37A、38A、48A、49A、50A、51A等が接続されている。そして、CPU651は、主制御基板69から入力される各種制御信号に基づいて、各電飾ランプ10A、10B、35A、36A、37A、38A、48A、49A、50A、51A等の駆動制御を行う。
また、表示制御基板66には、CPU661、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM662、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM663、主制御基板69から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)664、及びCPU661から送られた表示情報を受けて液晶表示器(LCD)27に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)665等が配設されている。そして、このCPU661、ROM662、RAM663、入出力回路(I/O)664、及びVDP(Video Display Processor)665は、バス線により相互に接続されている。また、CPU661にはクロック回路660が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU661は、主制御基板69から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器27に所定の演出表示を行う。
また、図7に示すように、ROM662には、後述のように、各変動表示テーブルを選択する際に使用する変動パターンテーブル(図15参照)が格納される変動パターンテーブル記憶エリア662Aが設けられている。
そして、主制御基板69のCPU461は、ROM462に予め格納されているパラメータや制御プログラムに従って、入出力回路464を介して入力される入力信号等に基づいて、各種制御信号を該入出力回路464を介して音制御基板67、ランプ制御基板68、及び表示制御基板66等に対して出力する。
次に、表示制御基板66のROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル82について図15に基づいて説明する。図15は本実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブルの一例を示す図である。
図15に示すように、変動表示テーブルを決定する際に使用する変動パターンテーブル82は、主制御基板69のCPU461から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」とから構成されている。
また、変動パターンテーブル82の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン8」の8種類の変動パターンが予め登録されている。
また、変動パターンテーブル82の「変動表示テーブル」には、「パターン1」に対応して「完全ハズレテーブル」、「パターン2」に対応して「リーチAハズレテーブル」、「パターン3」に対応して「リーチBハズレテーブル」、「パターン4」に対応して「リーチA非確変大当りテーブル」、「パターン5」に対応して「リーチB非確変大当たりテーブル」、「パターン6」に対応して「リーチC非確変大当たりテーブル」、「パターン7」に対応して「リーチA確変大当りテーブル」、「パターン8」に対応して「リーチB確変大当たりテーブル」、「パターン9」に対応して「リーチC確変大当りテーブル」が予め登録されている。
また、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作は、上述したように、始動口39にパチンコ球が入賞したことをトリガとして開始されるものであるが、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞したときは、その入賞時に取得した大当りカウンタ463A等のカウント値を記憶・保留しておき、当該変動中の図柄が停止した直後に、又は、当該変動中の図柄が所定の組合せ(大当り図柄)で停止した場合には「大当り遊技状態」が終了した直後に、記憶・保留していた大当りカウンタ463A等のカウント値に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作を開始する。尚、ここでは、記憶・保留されるカウント値は、4組まで保有することが可能である。
この点を詳しく説明すると、本実施形態に係るパチンコ機1では、始動口39にパチンコ球が入賞した直後に取得される大当りカウンタ463A等のカウント値に対し、図17の(a)に示すように、5組まで記憶・保留できる5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4が前記パラメータ記憶エリア463Kに確保され、それらのうち、4つの記憶領域E1,E2,E3,E4については、それぞれに対応する4個の第1保留LED40が前記したように図柄表示装置25に設けられている(図2参照)。そして、始動口39にパチンコ球が入賞すると、図17の(b)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D0を記憶領域E0に記憶するとともに、記憶領域E0に記憶されたカウント値D0に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作を開始する。
その後、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すると、図17の(c)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D1を記憶領域E1に記憶・保留するとともに、記憶領域E1に対応する1個の第1保留LED40を点灯させる。尚、図17では、第1保留LED40の黒塗りは点灯を示し、白抜きは消灯を示す。また、その後、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すると、図17の(d)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D2を記憶領域E2に記憶・保留するとともに、記憶領域E2に対応する1個の第1保留LED40を点灯させる。
また、その後、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すると、図17の(e)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D3を記憶領域E3に記憶・保留するとともに、記憶領域E3に対応する1個の第1保留LED40を点灯させる。また、その後、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すると、図17の(f)に示すように、その入賞時に取得したカウント値D4を記憶領域E4に記憶・保留するとともに、記憶領域E4に対応する1個の第1保留LED40を点灯させる。
尚、その後は、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄が変動中に、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞しても、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のそれぞれにカウント値D0,D1,D2,D3,D4が記憶されており、その入賞時に取得されるべきカウント値を記憶・保留する領域がないので、その入賞時にカウント値を取得することは行わない。
一方、図17の(f)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のそれぞれにカウント値D0,D1,D2,D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶されたカウント値D0に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、図18の(a)に示すように、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶されたカウント値D1を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E2に記憶されたカウント値D2を記憶領域E1に上書きし、記憶領域E3に記憶されたカウント値D3を記憶領域E2に上書きし、記憶領域E4に記憶されたカウント値D4を記憶領域E3に上書きし、記憶領域E4を空にし、記憶領域E4に対応する1個の第1保留LED40を消灯させる。尚、図18でも、第1保留LED40の黒塗りは点灯を示し、白抜きは消灯を示す。この結果、図18の(b)に示すようになり、記憶領域E0に記憶されたカウント値D1に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E4は空であるので、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E4に記憶・保留することは可能である。
また、図18の(b)に示すように、4つの記憶領域E0,E1,E2,E3のそれぞれにカウント値D1,D2,D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶されたカウント値D1に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶された1組のカウント値D2を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E2に記憶された1組のカウント値D3を記憶領域E1に上書きし、記憶領域E3に記憶されたカウント値D4を記憶領域E2に上書きし、記憶領域E3を空にし、記憶領域E3に対応する1個の第1保留LED40を消灯させる。この結果、図18の(c)に示すようになり、記憶領域E0に記憶されたカウント値D2に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E3,E4は空であるので、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E3に記憶・保留することは可能であり、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E4に記憶・保留することも可能である。
また、図18の(c)に示すように、3つの記憶領域E0,E1,E2のそれぞれにカウント値D2,D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶されたカウント値D2に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶されたカウント値D3を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E2に記憶されたカウント値D4を記憶領域E1に上書きし、記憶領域E2を空にし、記憶領域E2に対応する1個の保留ランプ71を消灯させる。この結果、図18の(d)に示すようになり、記憶領域E0に記憶されたカウント値D3に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E2,E3,E4は空であるので、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E2に記憶・保留することは可能であり、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E3に記憶・保留することも可能であり、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E4に記憶・保留することも可能である。
また、図18の(d)に示すように、2つの記憶領域E0,E1のそれぞれにカウント値D3,D4が記憶された状態において、記憶領域E0に記憶されたカウント値D3に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときは、記憶領域E0を空にするとともに、記憶領域E1に記憶されたカウント値D4を記憶領域E0に上書きし、記憶領域E1を空にし、記憶領域E1に対応する1個の第1保留LED40を消灯させる。この結果、図18の(e)に示すようになり、記憶領域E0に記憶されたカウント値D4に基づいて、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が開始される。このとき、記憶領域E1,E2,E3,E4は空であるので、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E1に記憶・保留することは可能であり、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E2に記憶・保留することも可能であり、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E3に記憶・保留することが可能であり、さらに、始動口39にパチンコ球が入賞すれば、その入賞時に取得したカウント値を記憶領域E4に記憶・保留することも可能である。
もっとも、図18に示す場合において、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときに、大当り図柄の組合せで停止した場合には、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作は、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される図柄の変動・停止の動作が終了したときではなく、当該所定の組合せに対する「大当り遊技状態」が終了した直後に、記憶領域E0に新たに記憶されたカウント値D1,D2,D3,D4などに基づいて開始される。
次に、このように構成された本実施形態に係るパチンコ機1の制御処理について図19乃至図25に基づき説明する。
先ず、本実施形態に係る主制御用CPU461が実行する割込プログラムの始動入賞処理について、図19のフローチャート図に基づいて説明する。これら図19にフローチャートで示される各プログラムは主制御基板69が備えているROM462やRAM463に記憶されており、主制御用CPU461により実行される。
図19に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、始動口39にパチンコ球が入賞したか否かを判断する。この判断は、始動口39に設けられた始動口スイッチがパチンコ球を検知したか否かによって行われる。ここで、始動口39にパチンコ球が入賞していないと判断する場合(S1:NO)には始動入賞処理を終了し、一方、始動口39にパチンコ球が入賞したと判断する場合(S1:YES)には、S2に進む。
S2では、記憶の上限か否か、すなわち、記憶領域E4(図17及び図18参照)が空であるか否かを判断している。ここで、記憶領域E4が空でないと判断する場合には(S2:YES)、始動入賞処理を終了する。
また、記憶領域E4(図17及び図18参照)が空であると判断する場合には(S2:NO)、S3に進む。S3では、現在の大当りカウンタ463A等の各カウンタのカウント値を取得するとともに、図17の(a)〜(f)のいずれか一つに示すようにして、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のいずれかにカウント値として記憶した後、S4に進む。
尚、S3においてカウント値が記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶される際には、E0→E1→E2→E3→E4の順に優先的に記憶される。即ち、E0〜E4の記憶領域のいずれにも記憶されていない場合にはE0にカウント値が記憶される。また、E1〜E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE1にカウント値が記憶される。また、E2〜E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE2にカウント値が記憶される。また、E3、E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE3にカウント値が記憶される。
この「カウント値取得処理」では、具体的に主制御用CPU461は、始動口スイッチ39Bからパチンコ球の検出信号が入力された時の大当たりカウンタ463Aに記憶されている数値をその時の「大当たりカウント値」として代数Vに代入してパラメータ記憶エリア463Lの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
また、同時に、主制御用CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのリーチカウンタ463Eに記憶されている数値をその時の「リーチカウント値」として代数Mに代入してパラメータ記憶エリア463Lの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
また、同時に、主制御用CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの大当たり図柄選択カウンタ463Fに記憶されている数値をその時の「大当たり図柄選択カウント値」として代数Yに代入してパラメータ記憶エリア463Lの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
また、同時に、主制御用CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの変動パターン選択カウンタ463Hに記憶されている数値をその時の「変動パターン選択カウント値」として代数Hに代入してパラメータ記憶エリア463Lの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
また、同時に、主制御用CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのハズレ図柄選択カウンタ463Iに記憶されている数値をその時の「ハズレ図柄選択カウント値」として代数Iに代入してパラメータ記憶エリア463Lの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
また、主制御用CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのリーチ図柄選択カウンタ463Jに記憶されている数値をその時の「リーチ図柄選択カウント値」として代数Fに代入してパラメータ記憶エリア463Lの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶する。
更に、同時に、主制御用CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのチャージカウンタ463Kに記憶されている数値をその時の「チャージカウンタカウント値」として代数Kに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
尚、ハズレ図柄選択カウント値、リーチ図柄選択カウント値、チャージカウンタカウント値等の遊技者の利得に関係せず、演出の選択等に用いられるカウンタのカウンタ値の取得タイミングは、始動口スイッチから入賞の信号が入力された時に限られることはない。
S4では、記憶があるか否か、すなわち、記憶領域E0(図17及び図18参照)にカウント値が記憶されているか否かを判断している。ここで、図17の(a)に示すように、記憶領域E0に1組のカウント値も記憶されていないと判断する場合には(S4:NO)、始動入賞処理を終了する。一方、図17の(b)〜(e)に示すように、記憶領域E0にカウント値が記憶されていると判断する場合には(S4:YES)、S5に進む。
S5では、図17の(c)〜(f)に示すように、記憶領域E1にカウント値を記憶したときは記憶領域E1に対応する1個の第1保留LED40を点灯させた後、又は、記憶領域E2にカウント値を記憶したときは記憶領域E2に対応する1個の第1保留LED40を点灯させた後、記憶領域E3にカウント値を記憶したときは記憶領域E3に対応する1個の第1保留LED40を点灯させた後、記憶領域E4にカウント値を記憶したときは記憶領域E4に対応する1個の第1保留LED40を点灯させた後、処理を終了する。
次に、本実施形態に係る主制御用CPU461が実行する割込プログラムの結果報知処理について、図20のフローチャート図に基づいて説明する。
図20に示すように、主制御用CPU561は、先ずS6において図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される3つの図柄が変動中であるか否かを判断している。ここで、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される3つの図柄が変動中であると判断する場合には(S6:YES)、S7において、主制御用CPU461は、表示制御用PU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、所定時間経過するまで待つ(S7:NO)。例えば、図柄の変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間待つ。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、30秒間待つ。また、変動パターンが「パターン4」の場合には、10秒間待つ。また、変動パターンが「パターン5」又は「パターン7」の場合には、22秒間待つ。また、変動パターンが「パターン6」又は「パターン8」の場合には、32秒間待つ。更に、変動パターンが「パターン1」の場合には、ハズレ図柄に対応して予めROM462に格納されている各処理時間待つ。
そして、図柄の変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S7:YES)、S8において、主制御用CPU461は、表示制御用CPU661に変動を停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御用CPU661に出力する。更に、S8では、パラメータ記憶エリア463Kに設けられた5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。例えば、このとき、図17の(f)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4の各々にカウント値が記憶されている場合には、図18の(a)を経た後に、図18の(b)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。また、このとき、図18の(b)に示すように、4つの記憶領域E0,E1,E2,E3の各々に一組のカウンタの値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図18の(c)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。
また、このとき、図18の(c)に示すように、3つの記憶領域E0,E1,E2の各々にカウント値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図18の(d)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。また、このとき、図18の(d)に示すように、2つの記憶領域E0,E1の各々にカウント値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図18の(e)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。また、このとき、図18の(e)に示すように、1つの記憶領域E0にカウント値が記憶されている場合には、記憶領域E0を空にした後、図17の(a)に示すように、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4についての記憶の書き換えが行われる。
また、S6において、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される3つの図柄が変動中でないと判断する場合には(S6:NO)、S9に進んで、記憶があるか否か、すなわち、記憶領域E0(図10及び図11参照)にカウント値が記憶されているか否かを判断する。ここで、図10の(a)に示すように、記憶領域E0にカウント値が記憶されていないと判断する場合には(S9:NO)、結果報知処理を終了する。また、記憶領域E0にカウント値1組のカウント値が記憶されていると判断する場合には(S9:YES)、S10に進む。
そして、S10では、パラメータ記憶エリア463Kに設けられた記憶領域E0より、記憶された各カウンタのカウント値を読み出す。そして、読み出したカウント値に基づいて以下の大当り等の判定処理が行われる。
次にS11において、主制御用CPU461は、「時短・確変モード」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「時短・確変モード」か否かの判定処理は、先ず、主制御用CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されている後述の時短・確変代数L(電源投入時に、時短・確変代数Lには「0」が代入されている)を読み出す。そして、この時短・確変代数Lが「0」の場合には、「時短・確変モード」でないと判定して、予めROM462に記憶されている「通常大当たり数値」(本実施形態の場合は、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。また、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した時短・確変代数Lが「1」の場合には、「時短・確変モード」であると判定して、予めROM462に記憶されている「確変大当たり数値」(本実施形態の場合は、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
更に、S12において、RAM462のチャージ量記憶エリア463Mに記憶されたチャージ量に基づいて、後述のS16、S18で選択される大当り図柄を増減させる図柄特性変更処理が行われる。尚、図柄特性変更処理の詳細については後述する。
次に、S13において、CPU461は「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア463Lから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されている「大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
従って、「時短・確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、1/360である。また、「時短・確変モード」の遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、4/360である。
尚、「時短・確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約10秒乃至37秒であるが、「時短・確変モード」の遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約5秒乃至7秒となって通常の遊技状態よりも早く停止する。
そして、再度パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rが読み出され、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定される。即ち、「大当たり」が発生したか否か判定される。
この大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S13:YES)、S14において、主制御用CPU461は、後述の「確変獲得処理」のサブ処理(図22参照)を実行する。
次に、S15において、主制御用CPU461は、時短・確変モードか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されている後述の時短・確変代数Lを読み出し、この時短・確変代数Lが「0」か「1」かを判定する。
そして、この時短・確変代数Lが「1」の場合には、「時短・確変モード」であると判定し(S15:YES)、S16において、主制御用CPU461は、確変大当たりの図柄を選択する処理を実行する。この確変大当たり図柄の選択は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア463Lから読みだし、前記した大当たり図柄決定テーブル記憶エリア462Bに記憶された大当たり図柄決定テーブル76〜80に基づいて決定される。
ここで、大当たり図柄決定テーブルは、前記したように5種類のテーブルよりなり、後述の図柄特性変更処理(S12)によって確変大当たりの際に選択される図柄の数が増加し、使用するテーブルが変更される。具体的には選択される確変図柄が「111」「333」「555」「777」の4種類である際には第1大当たり図柄決定テーブル76(図9参照)を用いて大当たり図柄が決定される。また、確変図柄が1種類追加された場合には第2大当たり図柄決定テーブル77(図10参照)を用いて大当たり図柄が決定される。また、確変図柄が2種類追加された場合には第3大当たり図柄決定テーブル78(図11参照)を用いて大当たり図柄が決定される。また、確変図柄が3種類追加された場合には第4大当たり図柄決定テーブル79(図12参照)を用いて大当たり図柄が決定される。また、確変図柄が最大となる4種類追加された場合には第5大当たり図柄決定テーブル80(図13参照)を用いて大当たり図柄が決定される。そして、決定された大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
また、S17において、主制御用CPU461は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンを変動パターン決定テーブル75の確変変動パターン群の内より選択する(図9参照)。即ち、パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0」〜「3」の場合は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン7」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、代数Hが「4」〜「8」の場合は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン8」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、代数Hが「9」の場合は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン9」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
また、S15において、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した時短・確変代数Lが「0」の場合には、「時短・確変モード」でないと判定し(S15:NO)、S18において、ノーマル大当たりの特別図柄を選択する処理を実行する。このノーマル大当たり図柄の選択は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア463Lから読みだし、該代数Yに対応する大当たり図柄を選択する。
ここで、大当たり図柄決定テーブルは、前記したように5種類のテーブルよりなり、後述の図柄特性変更処理(S12)によって確変大当たりの際に選択される図柄の数が増加し、使用するテーブルが変更される。具体的には選択される確変図柄が「111」「333」「555」「777」の4種類である際には第1大当たり図柄決定テーブル76(図9参照)を用いて大当たり図柄が決定される。また、確変図柄が1種類追加された場合には第2大当たり図柄決定テーブル77(図10参照)を用いて大当たり図柄が決定される。また、確変図柄が2種類追加された場合には第3大当たり図柄決定テーブル78(図11参照)を用いて大当たり図柄が決定される。また、確変図柄が3種類追加された場合には第4大当たり図柄決定テーブル79(図12参照)を用いて大当たり図柄が決定される。また、確変図柄が最大となる4種類追加された場合には第5大当たり図柄決定テーブル80(図13参照)を用いて大当たり図柄が決定される。ただし、非確変大当たりの際に選択される図柄は増加しないので、どのテーブルを用いてもカウント値に基づいて決定される図柄は同じである。そして、決定された大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
そして、S19において、主制御用CPU461は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンを変動パターン決定テーブル75の非確変変動パターン群より選択する(図9参照)。パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0」〜「1」の場合は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン4」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、記憶された代数Hが「2」〜「6」の場合は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン5」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、代数Hが「7」〜「9」の場合は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン6」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
一方、S13において、読み出した大当たり代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定されて(S13:NO)、S20において、主制御用CPU461は、この時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5、−、5」や「7、−、7」等、但し「−」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後にハズレを表示するか否か判定される。
この判定は、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めRAM463に格納されているリーチ発生数値(本実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S20:YES)、S21において、リーチハズレの特別図柄を選択する。このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Lからリーチ図柄選択カウント値としての代数Fを読み出し、この代数Fに対応するリーチハズレ図柄をRAM463から読み出し、表示制御用CPU661に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
続いて、S22において、主制御用CPU461は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンを変動パターン決定テーブルのリーチハズレ変動パターン群より選択する(図9参照)。パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0」〜「5」の場合は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン2」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、記憶された代数Hが「6」〜「9」の場合は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン3」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
他方、S20において、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めRAM463に格納されているリーチ発生数値(本実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれとも一致しないと判定した場合には(S20:NO)、S23において、パラメータ記憶エリア463Lからハズレ図柄選択カウント値Iを読み出し、該代数Iに対応するハズレ図柄の図柄データをRAM463から読み込んで、表示制御用CPU661に指示する図柄データとして、パラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
また、S24において、主制御用CPU461は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン1」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する(図9参照)。
更に、S25ではCPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Lから表示制御基板66のCPU661に指示する図柄データと変動パターンとを読み出し、表示制御基板66のCPU661に指示する。尚、前記S12の図柄特性変更処理においてチャージ量が加算される場合、及び図柄が増加すると判断された場合には、その旨の指示も送信する。そして、表示制御基板66のCPU661は、送信された指示に従って図柄を変動させるとともに、チャージメータ90(図26参照)のメータ量を変化させる場合、及び図柄を増加させる場合にはその表示処理も行う(図24参照)。
続いて、S26において、主制御用CPU461は、表示制御用PU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間の計数をスタートし、処理を終了する。
次に、「図柄特性変更処理」のサブ処理(S12)について図21に基づいて説明する。
図21に示すように、先ずS31において、CPU461はパラメータ記憶エリア463Lに記憶されている大当たりカウンタ463Aとリーチカウンタ463Eのカウント値を読み出し、リーチが発生する否かを判定する判定処理を実行する。そして、リーチ以外の図柄が選択される場合(S31:NO)には、図柄特性変更処理を終了する。
そして、リーチ図柄が選択される場合には(S31:YES)、更にS32においてCPU461はRAM463のパラメータ記憶エリア463Lから読み出したチャージカウンタ463Kのカウント値とROM462のチャージ決定テーブル記憶エリア462Cに記憶されるチャージ決定テーブル81から、チャージの有無を判定する判定処理を実行する。
そして、チャージが有りと判断された場合(S32:YES)、即ち、チャージカウンタ463Kのカウント値が「7」〜「9」である場合には、S33において、CPU461は、リーチの際に最初に揃って停止する図柄に対するチャージ加算量を取得する。具体的には、チャージカウンタ463Kのカウント値が「7」〜「8」である場合には、「+1」を加算量として取得する。また、チャージカウンタ463Kのカウント値が「9」である場合には、「+2」を加算量として取得する。一方、チャージが無いと判断された場合(S32:NO)には、図柄特性変更処理を終了する。
続いて、S34において、CPU461は、RAM463のチャージ量記憶エリア463Mの内に記憶されている各図柄ごとのチャージ量の内、リーチの際に最初に揃って停止する図柄の現在のチャージ量を読み出し、チャージ量が最大値(本実施形態では「10」)であるか否かを判断する。そして、チャージメータが最大値でない場合(S34:NO)には、図柄特性変更処理を終了する。尚、リーチの際に最初に揃って停止する図柄は、大当り図柄カウンタ463F及びリーチ図柄選択カウンタ463Jのカウンタ値より決定される。
また、チャージメータが最大値の場合(S34:YES)には、更にS35においてリーチの際に最初に揃って停止表示される2つの図柄が非確変の大当たりを構成する図柄(本実施形態では「2」「4」「6」「8」の4つの数字)であるか否かが判断される。
非確変の図柄である場合(S35:YES)には、当該非確変の図柄と同じ数字で、且つ表示される色が変化(例えば青色→赤色)した図柄が、次回以降の図柄の選択の際より選択される図柄として一つ増える(S36、図16参照)。この増加した図柄は所謂確変図柄であり、大当たり図柄の選択(S13)において選択された際には確変状態へと移行する。
従って、大当たり図柄の決定の際に使用される大当たり図柄決定テーブル76〜80が現在のテーブルより図柄が1種類増えたテーブルへと変更される(76→77→78→79→80の順に変更)。また、増加した図柄は、現在の図柄の変動終了後においても継続し、本体の電源がOFFされるときまで消えることがない。
一方、非確変の図柄でない場合(S35:YES)には、図柄特性変更処理を終了する。
次に、「確変獲得処理」のサブ処理(S14)について図22に基づいて説明する。図22は本実施形態に係るパチンコ機の主制御用CPUが実行する確変獲得処理のフローチャートである。尚、これら図22にフローチャートで示される各プログラムは主制御基板69が備えているROM462やRAM463に記憶されており、主制御用CPU461により実行される。
図22に示すように、先ず、S37において、主制御用CPU461は、現在の遊技状態が通常遊技状態か否か判定する処理を実行する。即ち、パラメータ記憶エリア463Lから時短・確変代数Lを読み出し、この時短・確変代数Lが「0」か「1」のいずれであるか判定する処理を実行する。
そして、主制御用CPU461は、S37でパラメータ記憶エリア463Lから読み出した時短・確変代数Lが「1」の場合には、現在の遊技状態が「通常遊技状態」でないと判定し(S37:NO)、S38において、該時短・確変代数Lに「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア463Lに記憶し、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
他方、主制御用CPU461は、S37でパラメータ記憶エリア463Lから読み出した時短・確変代数Lが「0」の場合には、現在の遊技状態が「通常遊技状態」であると判定し(S37:YES)、S39において、「時短・確変モード」を獲得したか否かを判定する判定処理を実行する。
この「時短・確変モード」を獲得したか否か判定する処理は、先ず、主制御用CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lから「大当たり図柄選択カウント値」としての代数Yを読み込む。次に、主制御用CPU461は、この読み込んだ代数Yが「0」〜、「839」の数値データのいずれかと一致するか否か判定する。
そして、主制御用CPU461は、この読み込んだ代数Yが「0」〜「839」の数値データのいずれかと一致した場合には、「時短・確変モード」を獲得したと判定し、該代数Yが「0」〜「839」の数値データのいずれとも一致しない場合には、「時短・確変モード」を獲得できなかったと判定する。よって、この場合には、「時短・確変モード」を獲得できる確率は、840/1680である。
そして、S39で「時短・確変モード」を獲得しなかった場合には(S39:NO)、S38において、パラメータ記憶エリア27Lから読み出した時短・確変代数Lに「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア27Lに記憶し、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
一方、S39で「時短・確変モード」を獲得した場合には(S39:YES)、S40において、主制御用CPU461は、「時短・確変モードの設定」を行う。即ち、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した時短・確変代数Lに「1」を代入して、再度、パラメータ記憶エリア463Lに記憶する。そして、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
次に、本実施形態に係る主制御用CPU461が実行する大当たり遊技処理について図23に基づいて説明する。図23は本実施形態に係るパチンコ機の主制御用CPUが実行する大当り遊技処理のフローチャートである。尚、これら図23にフローチャートで示される各プログラムは主制御基板69が備えているROM462やRAM463に記憶されており、主制御用CPU461により実行される。
図23に示すように、先ず、S41において、主制御用CPU461は、「大当たり」が発生したか否かを判定する判定処理を実行する。この判定処理は、パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定する。即ち、「大当たり」が発生したか否かを判定する。そして、この大当たり代数Rが「0」の場合には、「大当たり」は発生していないと判定し(S41:NO)、当該大当り遊技処理を終了する。
一方、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した大当たり代数Rが「1」の場合には、大当たりが発生したと判定し(S41:YES)、S42において、主制御用CPU461は、大入賞口46を閉塞する開閉扉45を開放する。
続いて、S43において、大入賞口46に入賞した入賞球が10個に達したか否か、即ち、不図示の大入賞口カウントスイッチにより検出された入賞個数が10個に達したか否かを判定する。
そして、大入賞口46に入賞した入賞球が10個に達していない場合には(S43:NO)、S44において、大入賞口46を開放してから所定時間(本実施形態の場合は、約25秒である。)経過したか否かを判定する。そして、大入賞口46を開放してから所定時間経過していない場合には(S44:NO)、再度、S43以降の処理を実行する。
一方、大入賞口46に入賞した入賞球が10個に達した場合(S43:YES)、若しくは大入賞口46を開放してから所定時間経過した場合には(S44:YES)、S45において、主制御用CPU461は、開閉扉45を閉じて大入賞口46を閉塞する。
続いて、S46において、主制御用CPU461は、大入賞口46の開放中に大入賞口46内に設けられるVゾーンに入賞したか否か、即ち大入賞口46の開放中に不図示のVスイッチから入賞球の検出信号が入力されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、大入賞口46の開放中にVスイッチから入賞検出信号が入力されている場合には(S46:YES)、S47において、主制御用CPU461は、大入賞口46を継続して開放した回数が所定の最高継続回数(本実施形態の場合には、「16回」である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。この大入賞口46を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S47:NO)、大入賞口46を閉塞してから所定時間(本実施形態では、約2秒である。)経過後、再度、S42以降の処理を実行する。
また、大入賞口46の開放中にVスイッチから入賞検出信号が入力されていない場合(S46:NO)、若しくは、この大入賞口46を開放した回数が、所定の最高継続回数に達した場合には(S47:YES)、当該大当り遊技処理を終了する。
次に、上記のように構成された表示制御基板66のCPU661が実行する「大当たり図柄」等を表示する図柄変動制御処理について図24に基づいて説明する。図24は本実施形態に係るパチンコ機の表示制御用CPUが実行する図柄変動制御処理のフローチャートである。尚、これら図24にフローチャートで示される各プログラムは表示制御基板66が備えているROM662やRAM663に記憶されており、表示制御用CPU661により実行される。
図24に示すように、先ず、S51において、CPU661は、主制御基板69のCPU461から前記S25の図柄変動開始指令が入力されているか否か判定する判定処理を実行する。
そして、CPU661は、CPU461から図柄変動開始指令が入力されていない場合には(S51:NO)、処理を終了する。
一方、CPU661は、CPU461から図柄変動開始指令が入力されている場合には(S51:YES)、S52において、CPU661は、指示された「変動パターン」をRAM663から読み出し、ROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル82から、当該「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」を読み出す。
例えば、「変動パターン」が「パターン1」の場合には、完全ハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン2」の場合には、リーチAハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン3」の場合には、リーチBハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン4」の場合には、リーチA非確変大当りテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン5」の場合には、リーチB非確変大当りテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン6」の場合には、リーチC非確変大当りテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン7」の場合には、リーチA確変大当たりテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン8」の場合には、リーチB確変大当たりテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン9」の場合には、リーチC確変大当りテーブルを読み出す。
更に、前記図柄特性変更処理においてチャージ量が加算された場合には(S33)、チャージの加算量に関する情報を取得する。また、図柄が増加される場合には(S36)、その旨の情報も合わせて取得する。
続いて、CPU661は、S53において、主制御基板69より受信した各データに基づいて、3列の変動図柄の変動表示を開始する。
そして、S54において、3列の変動図柄を一旦停止させる(3列の変動図柄を上下に揺動させる)。
その後、S55において、図柄89の両側部に設けられたチャージメータ90の表示を変更する「チャージメータ表示処理」のサブ処理(図25参照)を実行する。
続いて、CPU661は、確定停止信号の入力を待つ(S56:NO)。そして、確定停止信号が入力された場合には(S56:YES)、S57において、変動図柄を確定停止表示して処理を終了する。
次に、「チャージメータ表示処理」のサブ処理(S55)について図25に基づいて説明する。
図25に示すように、先ず、S61において、表示制御基板66のCPU661は、前記S52で取得したチャージ加算量に基づいて、チャージの有無を判定する判定処理を実行する。
そして、チャージが有りと判断された場合(S61:YES)には、S62において、CPU661は、液晶表示器27に表示される図柄89の左右に設けられたチャージメータ90(図26参照)の更新表示の処理を実行し、当該処理を終了後、図柄変動処理に戻る。
ここで、チャージメータ90は、上下方向に10等分されており、この更新表示の処理は、チャージメータ90の下端部からチャージ量記憶エリア463Mのチャージ値に対応する部分にレベルゲージ90A(図26参照)を表示する処理である。
例えば、チャージ量が「2」の場合には、チャージメータ90の下端部から2/10の部分までレベルゲージ90Aが表示される。また、チャージ量が「5」の場合には、チャージメータ90の下端部から5/10の部分まで、即ちほぼ中央部分までレベルゲージ90Aが表示される。そして、チャージ量が「10」の場合には、チャージメータ90の下端部から10/10の部分まで、即ち上端部までレベルゲージ90Aが表示される。
一方、S61において、チャージが無いと判断された場合には(S61:NO)、チャージメータ表示処理を終了する。
次に、上記チャージメータ90の更新表示の一例を図26に基づいて説明する。図26は本実施形態に係るパチンコ機1のチャージメータ90の更新表示の一例を示す図である。
先ず、図26の(1)に示すように、液晶表示器27に表示される図柄89の両端部には、略長方形のチャージメータ90が表示されている。
そして、図26(2)に示すように、このチャージカウンタ463Kのカウント値に対応して、チャージメータ90のレベルゲージ90Aが下端から上方向に延出するように表示され、確変を示す図柄が増加する期待度が徐々に高くなる。
また、図26(3)に示すように、チャージ量記憶エリア463Mの特定の非確変図柄におけるチャージ値が「10」に達した後、当該非確変図柄を用いたリーチ状態へと移行すると、前記したように同じ数字で、且つ図柄の色が確変を報知する色(例えば赤色)に変化した図柄が、次回の図柄変動の際より変動する図柄として一つ増える(図16参照)。尚、増加した図柄は、図柄の変動終了後においても継続し、本体の電源がOFFされるときまで消えることがない。
以上説明した通り本実施形態に係るパチンコ機1では、主制御用CPU461が取得したカウント値(S10)に基づいて、チャージ量を加算すると判断した際には(S32:YES)、該当する図柄89の左右に設けられたチャージ量を示すチャージメータ90を更新表示する(S62)。そして、リーチとなった際に最初に停止される非確変図柄のチャージ量が最大となった場合(S31:YES、S34:YES、S35:YES)には、当該非確変図柄と同じ数字で、且つ図柄の色が確変の際に表示される図柄の色(例えば赤色)に変化した図柄を増加させる(S36)。そして、増加した図柄は確変の際に選択される図柄として、次回の図柄選択の際より使用する(S17、S19、S22、S24)ので、確率の際に選択される図柄の種類を増やすことができる。従って、図柄の変動を超えて図柄特性を変化させた高い遊技性を有し、遊技者を飽きさせることが無い。
また、同じ当選確率であっても確変の際に選択される図柄が増加するので、遊技者は確率変動に当選する確率が上昇するように認識し、遊技に対する期待感が増す。更に、増加した図柄は、図柄の変動が終了した後も継続して表示されるので、遊技者の期待を裏切ることがない。
尚、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、第1及び第2実施形態においては、非確変図柄でリーチした際に、チャージ量が最大値である場合には、図柄を増加させることとしているが、完全ハズレの際や、大当りした際にも図柄を増加させるようにしても良い。
また、確変図柄でリーチした際に、チャージ量が最大値である場合には、その変動において確変大当りとなるように制御しても良い。
本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。 本実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域を示した正面図である。 本実施形態に係るパチンコ機の全体を示した背面図である。 本実施形態に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板のROMの変動パターン決定テーブル記憶エリアに記憶される変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板のROMの大当たり図柄決定テーブル記憶エリアに記憶される第1大当たり図柄決定テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板のROMの大当たり図柄決定テーブル記憶エリアに記憶される第2大当たり図柄決定テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板のROMの大当たり図柄決定テーブル記憶エリアに記憶される第3大当たり図柄決定テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板のROMの大当たり図柄決定テーブル記憶エリアに記憶される第4大当たり図柄決定テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板のROMの大当たり図柄決定テーブル記憶エリアに記憶される第5大当たり図柄決定テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板のROMのチャージ決定テーブル記憶エリアに記憶されるチャージ決定テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの変動パターンテーブル記憶エリアに記憶される変動パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機において表示される図柄の変化を示した説明図である。 本実施形態に係るパチンコ機において、5つの記憶領域のデータ保持の仕方、4つの保留ランプの点灯・消灯の仕方、さらに、5つの記憶領域と第1保留LEDとの関係を示した図である。 本実施形態に係るパチンコ機において、5つの記憶領域のデータ保持の仕方、保留ランプの点灯・消灯の仕方、さらに、5つの記憶領域と第1保留LEDとの関係を示した図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板制御用CPUが実行する「始動入賞処理」についてのフローチャート図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板制御用CPUが実行する「結果報知処理」についてのフローチャート図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御用CPUが実行する図柄特性変更処理のフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板制御用CPUが実行する「確変獲得処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の主制御基板制御用CPUが実行する「大当たり遊技処理」についてのフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のCPUが実行するリーチハズレ等の表示制御処理のフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のCPUが実行するチャージメータ表示処理のフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の液晶表示器において停止表示される図柄のチャージメータの増減を示した模式図である。
符号の説明
1 パチンコ機
8 遊技盤
9 遊技領域
25 図柄表示装置
27 液晶表示器
39 始動口
66 表示制御基板
69 主制御基板
76、77、78、79、80 大当たり図柄決定テーブル
90 チャージメータ
461 主制御用CPU
462 ROM
463 RAM
464 入出力回路
463A 大当りカウンタ
463F 大当り図柄選択カウンタ
463K チャージカウンタ

Claims (2)

  1. 遊技球が始動口に入賞した際に所定範囲内で更新される大当り乱数の値を取得する大当り乱数取得手段と、
    遊技球が始動口に入賞した際に所定範囲内で更新される大当り図柄乱数の値を取得する大当り図柄乱数取得手段と、
    前記大当り乱数取得手段によって取得された大当り乱数の値が、大当り判定テーブルにおいて予め定められた大当り値と一致するか否かを判断する大当り乱数値判断手段と、
    前記大当り乱数値判断手段によって一致すると判断された場合に、前記大当り図柄乱数取得手段によって取得された大当り図柄乱数の値に基づいて大当り図柄を大当り図柄決定テーブルより決定する大当り図柄決定手段と、
    前記大当り図柄乱数の値に基づいて、大当り判定テーブルを、大当り値の数を多く有する特別大当り判定テーブルへと変更する確変状態へ移行するか否かを判断する確変判断手段と、
    図柄属性変更乱数の値を取得する図柄属性変更乱数取得手段と、
    前記図柄属性変更乱数取得手段によって取得された図柄属性変更乱数の値が、予め定められた図柄属性変更乱数値と一致するか否かを判断する図柄属性変更乱数値判断手段と、
    前記図柄属性変更乱数値判断手段により一致すると判断された場合には、所定値を累積カウントする累積カウント手段と、
    前記累積カウント手段により累積カウントされた前記所定値が一定値以上となった場合に、前記大当り図柄決定テーブルを、前記確変判断手段により確変状態へと移行すると判断された際に選択される所定数の確変図柄と、確変状態へと移行しないと判断された際に選択される所定数の非確変図柄とが、それぞれ所定の比率で前記大当り図柄決定手段により大当り図柄に決定される通常大当り図柄決定テーブルから、前記所定の比率を同一で、且つ通常大当り図柄決定テーブルより確変図柄の種類が多く設定された特別大当り図柄決定テーブルに変更する設定図柄数変更手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記累積カウント手段は、複数の確変図柄及び非確変図柄の一の図柄ごとに設けられ、
    前記設定図柄数変更手段は、
    前記累積カウント手段により累積カウントされた非確変図柄の一の図柄の所定値が最初に一定以上となった際に、所定値が一定以上となった非確変図柄と同じ図柄を他の確変図柄と同一確率で選択されるように前記大当り図柄決定テーブルに追加した特別大当り図柄決定テーブルに変更する第1設定図柄数変更手段と、
    前記第1図柄追加手段により図柄が追加された後に、前記累積カウント手段により累積カウントされた非確変図柄の一の図柄の所定値が一定以上となった際に、所定値が一定以上となった非確変図柄と同じ図柄を他の確変図柄及び前記第1設定図柄数変更手段により追加された図柄と同一確率で選択されるように前記大当り図柄決定テーブルに追加した特別大当り図柄決定テーブルに変更する第2設定図柄数変更手段と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015042300A (ja) * 2014-10-31 2015-03-05 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016104253A (ja) * 2016-02-26 2016-06-09 株式会社三洋物産 遊技機
JP2017029413A (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 株式会社ソフイア 遊技機

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