JP4720443B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
例えば、予め設定した特別条件が成立した場合に当該特別条件成立を報知して遊技者に有利な特別遊技状態となり、かつ予め設定した特定条件が成立した場合には前記特別条件成立を報知する以前にその予告を報知するようにした遊技機において、予め複数種類の予告報知開始時期を設定し、抽出した予告開始時期決定乱数に応じたものを選択することによって予告報知の開始時期を変化させるように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して、外枠2に対して該外枠2の開口を開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6を構成している。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーの発光ダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチ(不図示)やパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータ(不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球の払い出しシステムが構成されている。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、後述のように入賞個数が4個まで主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する各入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A、大入賞口スイッチ60A、Vスイッチ60B等が接続されている。また、この入出力回路294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
尚、大当たりが抽選された場合には、液晶表示器52の表示画面内で左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「7」、「8」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、・・・、「777」、「888」と揃って確定停止して表示され、その後、後述のように大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して開放可能となり、毎回29.5秒間又は29.5秒以内に該大入賞口60への入賞個数の合計が10個に達するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出される(換言すれば遊技者に有利な状態である)いわゆる大当たり遊技を行うことができる(図24参照)。
尚、リーチとは、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「8」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「1↓1」、「2↓2」、・・・、「7↓7」等の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。従って、リーチハズレとは、リーチの状態になった後、中列の変動図柄がリーチ図柄と異なる特別図柄で停止することをいう。また、完全ハズレとは、リーチとなることなく終わることをいう。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
尚、各カウンタ293A〜293Jの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Kは、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ293Cは、特別図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ293Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
また、RAM283には、クロック回路285から入力されるクロック信号に基づいて0から13まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値13の次には最小値0に戻る)が格納される予告パターン選択カウンタ283Bが設けられている。かかる予告パターン選択カウンタ283Bのカウント値は、主制御基板290から送信された変動パターンコマンドが入力されるタイミングで読み取られ(図26のS221)、その読み取られたカウント値は、パラメータ記憶エリア283Cに記憶される。
尚、起動時又はリセット時には、演出パターン選択カウンタ283A、予告パターン選択カウンタ283Bに「0」が代入されて記憶され、初期化される。
図11に示すように、変動パターン決定テーブル73は、大きく3つのパターン群により構成され、完全ハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド1)と、リーチハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド11、変動パターンコマンド12)と、大当り変動パターン群(変動パターンコマンド21、変動パターンコマンド22)とから構成されている。そして、先ず、大当たりカウンタ293Aのカウント値によって「ハズレ」、「大当たり」(通常大当りか確変大当りかは不問)が判断される。次に、「ハズレ」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて各変動パターンコマンド1、11、12のうちのいずれかが決定される。また、「大当たり」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、各変動パターンコマンド21、22のうちのいずれかが決定される。尚、各変動パターンコマンド1〜22を決定する具体的な制御等に関しては後に説明する(図18参照)。
また、リーチハズレの変動パターンコマンド11は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜95」の場合に決定される。また、リーチハズレの変動パターンコマンド12は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「96〜99」の場合に決定される。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」で、取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「11〜13」であった場合には、演出パターンコマンド11Bが選択される。演出パターンコマンド11Bは、リーチ演出の種類は「リーチB」で、後述のように3列の変動図柄の変動開始後、各予告タイミングT1〜T4(図15(A)参照)のそれぞれにおいてランダムに大当り獲得の予告報知が決定されて該予告報知を行うと共に、3列の変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「323」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」で、取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「4〜13」であった場合には、演出パターンコマンド22Bが選択される。演出パターンコマンド22Bは、リーチ演出の種類は「リーチD」で、後述のように3列の変動図柄の変動開始後、各予告タイミングT11〜T14(図15(B)参照)のそれぞれにおいてランダムに大当り獲得の予告報知が決定されて該予告報知を行うと共に、3列の変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、各8ビット予告タイミングデータの下位4桁のビット0〜ビット3のうちの3桁目のビット2は、図15に示す各予告タイムチャート77、78の各時間T3、T13に対応しており、「1」に設定されている場合は、各時間T3、T13において予告報知をする旨を表し、「0」に設定されている場合は、各時間T3、T13において予告報知をしない旨を表している。
例えば、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際に取得された予告パターン選択カウンタ283Bのカウント値が「11」の場合には、8ビット予告タイミングデータは、「00001101」が対応している。そして、この8ビット予告タイミングデータの下位4桁のビット0〜ビット3は、図15に示す各予告タイムチャート77、78の各時間T1、T2、T4、T11、T12、T14において予告報知をする旨を表している。また、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際に取得された予告パターン選択カウンタ283Bのカウント値が「13」の場合には、8ビット予告タイミングデータは、「00000000」が対応している。そして、この8ビット予告タイミングデータの下位4桁のビット0〜ビット3は、図15に示す各予告タイムチャート77、78の各時間T1、T2、T3、T4、T11、T12、T13、T14のいずれにおいても予告報知しない旨を表している。
図14に示すように、比較4ビットテーブル76は、各予告タイミングを表す「予告タイミング」と、この「予告タイミング」に対応する4ビットの2進数で構成される比較データとしての「比較4ビット」とから構成されている。
また、「比較4ビット」には、「第1予告タイミング」に対応して「0001」、「第2予告タイミング」に対応して「0010」、「第3予告タイミング」に対応して「0100」、「第4予告タイミング」に対応して「1000」の4ビットの2進数が順次格納されている。即ち、「第1予告タイミング」〜「第4予告タイミング」に対応して、「0001」の4ビットの1桁目のビット値「1」を1つ上の桁に順次ビットシフトした4ビットの2進数で構成された比較データ(シフト比較データ)が順次格納されている。
この予告タイムチャート77は、3列の識別図柄の変動開始から最初の予告報知を行う第1タイミングである時間T1秒、次に予告報知を行う第2予告タイミングであるT2秒(第1図柄を停止させる時間でもある。)、その次に予告報知を行う第3予告タイミングであるT3秒、更に次に予告報知を行う第4予告タイミングであるT4秒(第2図柄を停止させる時間でもある。)、そして、第3図柄を停止させる時間T5秒から構成されている。
従って、後述のように、CPU281は、各演出パターンコマンド11A、11B、21A、21Bのうちのいずれかを演出表示基板260のCPU261に出力した場合には、液晶表示器52の3列の識別図柄の変動開始後、各時間T1秒、T2秒(第1図柄停止時である。)、T3秒、T4秒(第2図柄停止時、即ちリーチ時である。)経過毎に、予告指示を行うか否かを決定する(図27参照)。
この予告タイムチャート78は、3列の識別図柄の変動開始から最初の予告報知を行う第1タイミングである時間T11秒、次に予告報知を行う第2予告タイミングであるT12秒(第1図柄を停止させる時間でもある。)、その次に予告報知を行う第3予告タイミングであるT13秒、更に次に予告報知を行う第4予告タイミングであるT14秒(第2図柄を停止させる時間でもある。)、そして、第3図柄を停止させる時間T15秒から構成されている。
従って、後述のように、CPU281は、各演出パターンコマンド12A、12B、22A、22Bのうちのいずれかを演出表示基板260のCPU261に出力した場合には、液晶表示器52の3列の識別図柄の変動開始後、各時間T11秒、T12秒(第1図柄停止時である。)、T13秒、T14秒(第2図柄停止時、即ちリーチ時である。)経過毎に、予告指示を行うか否かを決定する(図27参照)。
また、演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」には、「1A」、「11A」、「11B」、「12A」、「12B」、「21A」、「21B」、「22A」、「22B」が予め格納されている。
また、「演出パターンコマンド」の「11B」に対応して、上記予告タイムチャート77の各時間T1〜T4に対応する第1予告タイミング〜第4予告タイミングを含んだリーチハズレの演出表示パターンであることを表す「変動開始→第1予告タイミング→第1図柄停止(第2予告タイミング)→第3予告タイミング→第2図柄停止(第4予告タイミング)→リーチB演出→第3図柄停止→リーチハズレ表示(20秒)」が予め格納されている。
また、「演出パターンコマンド」の「21B」に対応して、上記予告タイムチャート77の各時間T1〜T4に対応する第1予告タイミング〜第4予告タイミングを含んだ大当たりの演出表示パターンであることを表す「変動開始→第1予告タイミング→第1図柄停止(第2予告タイミング)→第3予告タイミング→第2図柄停止(第4予告タイミング)→リーチB演出→第3図柄停止→当たり表示(22秒)」が予め格納されている。
図17に示すように、キャラクタテーブル82は、CPU281から演出パターンコマンドを入力された際に取得されるキャラクタテーブル選択カウンタ263Aのカウント値を表す「キャラクタテーブル選択カウント値」と、この「キャラクタテーブル選択カウント値」に対応する「第1予告タイミング」〜「第4予告タイミング」とから構成されている。
図19に示すように、先ず、S11において、CPU291は、始動口57のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)294を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力されていない場合には(S11:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図20に示すように、先ず、S21において、CPU291は、始動口57のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)294を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力されていない場合には(S21:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力された場合には(S21:YES)、S22において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、変動処理中フラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、S22でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S22:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
この大当たり数値取得処理は、先ず、CPU291は、RAM293に記憶されている確変フラグ(電源投入時に、確変フラグには「0」が代入されている。)を読み出す。そして、RAM293から読み出した確変フラグがONの場合、即ち「1」の場合には、確変モードであると判定して、予めROM292に記憶されている「確変大当たり数値」(実施例1の場合には、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。一方、RAM293から読み出した確変フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には、通常モードであると判定して、予めROM292に記憶されている「通常大当たり数値」(実施例1の場合には、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア293Kから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されている「大当たり数値」のいずれかと一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数Q(電源投入時に、大当たり代数Qには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Qに「0」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
従って、通常モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の抽選確率は、1/360である。また、確変モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の抽選確率は、4/360である。これにより、確変モードの場合には、「大当たり」になる確率が、通常モードの遊技状態の場合の約4倍になる。
この大当たり代数Qが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S24:YES)、S25において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグをONにする、即ち、この大当たりフラグに「1」を代入して再度、RAM293に記憶する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この大当たりフラグはOFFにセットされている、即ち、この大当たりフラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、S26において、CPU291は、大当たり特別図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア293Kから読みだし、ROM292に記憶される該代数Yに対応する「大当たり図柄」(特定図柄)(例えば、「111」、「777」等である。また、「111」の各「1」の図柄、「777」の各「7」の図柄は、第1識別図柄として機能する。)を選択して、大当たり報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、S28において、CPU291は、この時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5↓5」や「7↓7」等、但し「↓」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後にハズレ(例えば「545」や「737」等)を表示するか否か判定する。
この判定は、パラメータ記憶エリア293Kに記憶される変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値としての代数Hを読み出し、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜99」の場合には、リーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S28:YES)、S29において、CPU291は、リーチハズレ図柄(非特定図柄)(例えば、「121」、「767」等である。また、「121」の各「1」、「2」の図柄、「767」の各「7」、「6」の図柄は、第2識別図柄として機能する。)を選択する。このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア293Kからリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値としての代数Fを読み出し、このカウント値に対応するリーチハズレ図柄をROM292から読み出し、リーチハズレ報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図21に示すように、先ず、S31において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、変動処理中フラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、S31でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S31:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜39」のうちのいずれかである場合には、CPU291は、変動パターンコマンド21を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「40〜99」のうちのいずれかである場合には、CPU291は、変動パターンコマンド22を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
そして、S34において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値としての代数Hを読み出し、各カウント値に基づいて変動パターン決定テーブル73の完全ハズレ変動パターン群とリーチハズレ変動パターン群とからサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを選択して、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
また、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜95」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド11を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「96〜99」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド12を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
図22に示すように、先ず、S41において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、S41でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S41:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S43において、CPU291は、CPU281に出力した変動パターンコマンドに対応する演出表示時間、即ち液晶表示器52に表示される複数の変動図柄の変動時間の計測を開始する。
そしてまた、S44において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出して該変動処理中フラグをONして、即ち該変動処理中フラグに「1」を代入して再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図23に示すように、先ず、S51において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、S51でRAM293から読み出した変動処理中フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S51:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S52において、CPU291は、ROM292からCPU281に指示情報として出力した変動パターンコマンドに対応する演出時間を読み出し、上記S43の処理で計測を開始した計測時間がこの演出時間以上になったか否か、即ち、液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄が停止表示されたか否かを判定する判定処理を実行する。
例えば、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド1を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が5秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド11を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が20秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド12を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が30秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド21を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が22秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド22を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が32秒以上になったか否かを判定する。
一方、上記S43の処理で計測を開始した計測時間がこのROM292から読み出した演出時間以上になった場合には(S52:YES)、S53において、CPU291は、CPU281に対して液晶表示器52に停止表示されている各特別図柄を確定表示するように指示する確定信号を出力する。
そしてまた、S54において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出して該変動処理中フラグをOFFして、即ち該変動処理中フラグに「0」を代入して再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図24に示すように、先ず、S61において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293から読み出した大当たりフラグがOFFの場合には(S61:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、RAM293から読み出した大当たりフラグがONの場合には(S61:YES)、S62において、CPU291は、開閉扉ソレノイド59Aを介して開閉扉59を上方に開口して大入賞口60を開放する。
そしてまた、S63において、CPU291は、RAM293から大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rを読み出し、該代数Rに「1」加算後、再度RAM293に記憶する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、Vスイッチ60Bから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力された場合には(S64:YES)、S65において、CPU291は、RAM293からVフラグを読み出し、このVフラグをONにする、即ち、該Vフラグに「1」を代入して再度RAM293に記憶する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、このVフラグはOFFにセットされている、即ち、このVフラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
その後、S66において、CPU291は、RAM293から大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1を読み出し、この代数V1に「1」加算後、再度RAM293に記憶後、S68の処理に移行する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1には「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、大入賞口スイッチ60Aから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力された場合には(S67:YES)、CPU291は、上記S66の処理を実行後、S68の処理に移行する。
他方、大入賞口スイッチ60Aから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力されていない場合には(S67:NO)、CPU291は、S68の処理に移行する。
そしてまた、RAM293から読み出した代数V1が10未満の場合には(S68:NO)、S69において、CPU291は、大入賞口60を開放してから29.5秒以上経過したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、大入賞口60を開放してから29.5秒以上経過していない場合には(S69:NO)、CPU291は、再度S64以降の処理を実行する。
一方、大入賞口60を開放してから29.5秒以上経過した場合には(S69:YES)、CPU291は、S70の処理に移行する。
他方、S69でRAM293から読み出した代数V1が10以上の場合には(S68:YES)、CPU291は、S70の処理に移行する。
また、S71において、CPU291は、RAM293から大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1を読み出し、この代数V1に「0」を代入して、再度RAM293に記憶する。
その後、S72において、CPU291は、RAM293からVフラグを読み出し、このVフラグがONか否か、即ち大入賞口60の開放中にV口に入賞したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293から読み出したVフラグがONの場合には、即ち、Vフラグが「1」の場合には(S72:YES)、CPU291は、S73の処理に移行する。
S73において、CPU291は、RAM293から大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rを読み出し、該代数Rが「14」より大きいか否か、即ち、大入賞口60が連続して15回開放されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293から読み出した代数Rが「14」以下の場合には(S73:NO)、CPU291は、再度、S61以降の処理を実行する。
一方、RAM293から読み出した代数Rが「14」より大きい場合には(S73:YES)、CPU291は、S74の処理に移行する。
他方、S72でRAM293から読み出したVフラグがOFFの場合には、即ち、Vフラグが「0」の場合には(S72:NO)、CPU291は、S74の処理に移行する。
そしてまた、S75において、CPU291は、RAM293から大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rを読み出し、該代数Rに「0」を代入して、再度RAM293に記憶する。即ち、代数Rを初期化する。
更に、S76において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグをOFFにし、即ち、該大当たりフラグに「0」を代入して、再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、CPU291から「変動パターンコマンド」、「最終停止図柄指示」、「確定信号」等の指示情報が入力された場合には(S201:YES)、CPU281は、S202の処理に移行する。
S202において、CPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された「変動パターンコマンド」、「最終停止図柄指示」、「確定信号」等の指示情報をRAM283に記憶する。また、CPU281は、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際の演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を読み出し、このカウント値をRAM283に記憶する。
続いて、S203において、CPU281は、RAM283から再度指示情報を読み出し、該指示情報が「確定信号」か否かを判定する判定処理を実行する。
一方、この指示情報が「確定信号」でない場合には(S203:NO)、S205において、CPU281は、上記S202でRAM283に記憶した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を再度RAM283から読み出し、このカウント値を演出パターン代数Eに代入してパラメータ記憶エリア283Cに記憶する。
例えば、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「1A」を読み出した場合には、演出パターンコマンド「1A」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。また、RAM283から「演出パターンコマンド」として「11B」を読み出した場合には、演出パターンコマンド「11B」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。
S209において、CPU281は、RAM283から「予告フラグ」を読み出し、この「予告フラグ」に「1」を代入して、再度RAM283に記憶する、即ち、「予告フラグ」をONに設定する。尚、パチンコ機1の起動時及びリセット時には、「予告フラグ」には「0」が代入されてRAM283に記憶されている。即ち、「予告フラグ」はOFFに設定されている。
そして、S210において、CPU281は、後述の「タイムチャート選択処理」のサブ処理(図26参照)を実行する。
続いて、S211において、CPU281は、後述の「予告指示処理」のサブ処理(図27参照)を実行後、当該処理を終了する。
S212において、CPU281は、RAM283から「予告フラグ」を読み出し、該「予告フラグ」がONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM283から読み出した「予告フラグ」が「1」の場合には(S212:YES)、CPU281は、S211以降の処理を実行する。
一方、RAM283から読み出した「予告フラグ」が「0」の場合には(S212:NO)、CPU281は、当該処理を終了する。
図26に示すように、S221において、CPU281は、予告パターン選択カウンタ283Bのカウント値を読み出し、このカウント値を予告パターン代数Gに代入してRAM283のパラメータ記憶エリア283Cに記憶する。
尚、CPU281は、上記S202の処理において、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際の予告パターン選択カウンタ283Bのカウント値を読み出し、このカウント値を予告パターン代数Gに代入してRAM283のパラメータ記憶エリア283Cに記憶するようにしてもよい。
例えば、予告パターン代数Gが「5」の場合には、CPU281は、「0111」を2進数4ビットの「予告ビット列」としてRAM283に記憶する。また、予告パターン代数Gが「11」の場合には、CPU281は、「1101」を2進数4ビットの「予告ビット列」としてRAM283に記憶する。
例えば、RAM283から読み出した演出パターンコマンドが、各演出パターンコマンド11A、11B、21A、21Bのいずれかの場合には、CPU281は、ROM282から予告タイムチャート77を読み出し、各予告時間T1、T2、T3、T4(秒)を予告報知を行う予告タイミングとしてRAM283に記憶する。
また、RAM283から読み出した演出パターンコマンドが、各演出パターンコマンド12A、12B、22A、22Bのいずれかの場合には、CPU281は、ROM282から予告タイムチャート78を読み出し、各予告時間T11、T12、T13、T14(秒)を予告報知を行う予告タイミングとしてRAM283に記憶する。
続いて、S225において、CPU281は、RAM283から予告回数代数Nを読み出し、この予告回数代数Nに「1」を代入して再度RAM283に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図27に示すように、S231において、CPU281は、RAM283から予告回数代数Nを読み出し、上記S224の処理で計測を開始した計測時間が、上記S223で記憶した第N予告タイミングの予告時間を経過したか否かを判定する判定処理を実行する。
例えば、RAM283から読み出した予告代数回数Nが「1」で、S223で記憶した各予告時間がT1、T2、T3、T4の場合には、上記S224の処理で計測を開始した計測時間が、第1予告タイミングである予告時間T1を経過したか否かを判定する。
また、RAM283から読み出した予告代数回数Nが「2」で、S223で記憶した各予告時間がT1、T2、T3、T4の場合には、上記S224の処理で計測を開始した計測時間が、第2予告タイミングである予告時間T2を経過したか否かを判定する。
また、RAM283から読み出した予告代数回数Nが「3」で、S223で記憶した各予告時間がT11、T12、T13、T14の場合には、上記S224の処理で計測を開始した計測時間が、第3予告タイミングである予告時間T13を経過したか否かを判定する。
また、RAM283から読み出した予告代数回数Nが「4」で、S223で記憶した各予告時間がT11、T12、T13、T14の場合には、上記S224の処理で計測を開始した計測時間が、第4予告タイミングである予告時間T14を経過したか否かを判定する。
一方、第N予告タイミングの予告時間を経過した場合には(S231:YES)、CPU281は、S232の処理に移行する。
S232において、CPU281は、RAM283から予告回数代数Nを読み出し、ROM282に記憶する比較4ビットテーブル76から「第N予告タイミング」に対応する2進数4ビットの「比較4ビット」を読み出す。そして、CPU281は、RAM283から2進数4ビットの「予告ビット列」を読み出し、この「比較4ビット」との論理積を算出する。
また、RAM283から読み出した予告代数回数Nが「2」で、2進数4ビットの「予告ビット列」が「1101」の場合には、CPU281は、比較4ビットテーブル76から「第2予告タイミング」に対応する2進数4ビットの「比較4ビット」である「0010」を読み出す。そして、CPU281は、「1101」と「0010」との論理積を計算し、「0000」の2進数を算出する。
また、RAM283から読み出した予告代数回数Nが「3」で、2進数4ビットの「予告ビット列」が「1101」の場合には、CPU281は、比較4ビットテーブル76から「第3予告タイミング」に対応する2進数4ビットの「比較4ビット」である「0100」を読み出す。そして、CPU281は、「1101」と「0100」との論理積を計算し、「0100」の2進数を算出する。
また、RAM283から読み出した予告代数回数Nが「4」で、2進数4ビットの「予告ビット列」が「1101」の場合には、CPU281は、比較4ビットテーブル76から「第4予告タイミング」に対応する2進数4ビットの「比較4ビット」である「1000」を読み出す。そして、CPU281は、「1101」と「1000」との論理積を計算し、「1000」の2進数を算出する。
S234において、CPU281は、RAM283から予告回数代数Nを読み出し、演出表示基板260のCPU261に「第N予告タイミング」の予告指示を出力後、S235の処理に移行する。例えば、RAM283から予告回数代数Nが「1」の場合には、CPU281は、CPU261に「第1予告タイミング」の予告指示を出力する。
一方、S232で算出した論理積が「0」の場合、即ち、「0000」の場合には(S233:YES)、CPU281は、「第N予告タイミング」の予告指示を出力せず、S235の処理に移行する。
そしてまた、S236において、CPU281は、RAM283から予告回数代数Nを読み出し、この予告回数代数Nが5未満か否かを判定する判定処理を実行する。そして、この予告回数代数Nが5未満の場合、即ち、1、2、3、4のいずれかである場合には(S236:YES)、CPU281は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、この予告回数代数Nが5以上の場合、即ち、5である場合には(S236:NO)、S237において、CPU281は、RAM283から「予告フラグ」を読み出し、この「予告フラグ」に「0」を代入して、再度RAM283に記憶後、即ち、「予告フラグ」をOFFに設定後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図28に示すように、S301において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から表示指示情報が入力されると、該表示指示情報を構成する演出パターンコマンドと最終停止図柄の図柄データとをRAM263に記憶する。また同時に、CPU261は、キャラクタテーブル選択カウンタ263Aのカウント値を読み出し、キャラクタテーブル選択代数Lに代入してRAM263に記憶する。
そして、S302において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、該演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」であるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」の場合には(S302:YES)、S303において、CPU261は、「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」でない場合には(S302:NO)、CPU261は、S304の処理に移行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A、11B、12A、12B」のうちのいずれでもない場合には(S304:NO)、CPU261は、S306の処理に移行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21A、21B、22A、22B」のうちのいずれでもない場合には(S306:NO)、CPU261は、S307のサブ処理を実行しないで、当該処理を終了する。
図29に示すように、S311において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル81の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル81の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
例えば、CPU261は、演出表示パターンテーブル81の「演出パターンコマンド1A」に対応する「演出表示パターン」として約5秒間の完全ハズレの動画データをRAM263に記憶する。
そして、S312において、CPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S313において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「6」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
また、S315において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、約5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3図柄として停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄が完全ハズレの図柄で停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「8」の図柄を停止表示する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S316:NO)、S317において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S316:YES)、S318において、液晶表示器52に停止表示されるハズレを報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図30に示すように、S321において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル81(図16参照)の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル81の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
また、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11B」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル81の「演出表示パターン」として約20秒間のリーチハズレの動画データ「変動開始→第1予告タイミング→第1図柄停止(第2予告タイミング)→第3予告タイミング→第2図柄停止(第4予告タイミング)→リーチB演出→第3図柄停止→リーチハズレ表示(20秒)」をRAM263に記憶する。
続いて、S323において、CPU261は、後述の「予告表示処理1」のサブ処理(図31参照)を実行後、S324の処理に移行する。
続いて、S324において、CPU261は、リーチAの演出表示か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、リーチAの演出表示の場合には(S324:YES)、S325において、CPU261は、リーチA表示処理のサブ処理を実行後、S331の処理に移行する。
そして、リーチBの演出表示の場合には(S326:YES)、S327において、CPU261は、リーチB表示処理のサブ処理を実行後、S331の処理に移行する。
また一方、リーチBの演出表示でない場合には(S326:NO)、CPU261は、S328の処理に移行する。S328において、CPU261は、リーチCの演出表示か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、リーチCの演出表示の場合には(S328:YES)、S329において、CPU261は、リーチC表示処理のサブ処理を実行後、S331の処理に移行する。
他方、リーチCの演出表示でない場合には(S328:NO)、S330において、CPU261は、リーチD表示処理のサブ処理を実行後、S331の処理に移行する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の画面中央部に「767」のリーチハズレ図柄を停止表示する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S332:NO)、S333において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S332:YES)、S334において、液晶表示器52に停止表示されるリーチハズレを報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52にリーチハズレを報知する「767」の図柄を確定停止表示する。
図31に示すように、S341において、CPU261は、3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1予告タイミングの時間になるのを待つ(S341:NO)。例えば、演出パターンコマンドが「11A」又は「11B」の場合には、予告時間T1秒で、演出パターンコマンドが「12A」又は「12B」の場合には、予告時間T11秒である(図15参照)。
そして、3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1予告タイミングの時間になった場合には(S341:YES)、CPU261は、S342の処理に移行する。
S342において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から「第1予告タイミング」の予告指示が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
例えば、RAM263から読み出したキャラクタテーブル選択代数Lの数値が「5」の場合には、CPU261は、予告キャラクタAを読み込み、この予告キャラクタAを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示する。また、RAM263から読み出したキャラクタテーブル選択代数Lの数値が「8」の場合には、CPU261は、予告キャラクタDを読み込み、この予告キャラクタDを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示する。
続いて、S344において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第4所定時間(例えば、演出パターンコマンドが「11A」又は「11B」の場合には、時間T2秒で、演出パターンコマンドが「12A」又は「12B」の場合には、時間T12秒である。また、各時間T2、T12は、それぞれ各予告時間T2、T12でもある。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示する。
そして、「第2予告タイミング」の予告指示が入力された場合には(S345:YES)、S346において、CPU261は、RAM263からキャラクタテーブル選択代数Lを読み出し、このキャラクタテーブル選択代数Lの数値をキャラクタテーブル82の「カウント値」として、このカウント値に対応する「第2予告タイミング」の予告キャラクタを読み込む。そして、CPU261は、この予告キャラクタを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示後、S347の処理に移行する。
例えば、RAM263から読み出したキャラクタテーブル選択代数Lの数値が「5」の場合には、CPU261は、予告キャラクタBを読み込み、この予告キャラクタBを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示する。また、RAM263から読み出したキャラクタテーブル選択代数Lの数値が「8」の場合には、CPU261は、予告キャラクタCを読み込み、この予告キャラクタCを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示する。
続いて、S347において、CPU261は、3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3予告タイミングの時間になるのを待つ(S347:NO)。例えば、演出パターンコマンドが「11A」又は「11B」の場合には、予告時間T3秒で、演出パターンコマンドが「12A」又は「12B」の場合には、予告時間T13秒である(図15参照)。
そして、3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3予告タイミングの時間になった場合には(S347:YES)、CPU261は、S348の処理に移行する。
S348において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から「第3予告タイミング」の予告指示が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
例えば、RAM263から読み出したキャラクタテーブル選択代数Lの数値が「5」の場合には、CPU261は、予告キャラクタCを読み込み、この予告キャラクタCを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示する。また、RAM263から読み出したキャラクタテーブル選択代数Lの数値が「8」の場合には、CPU261は、予告キャラクタBを読み込み、この予告キャラクタBを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示する。
続いて、S350において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第5所定時間(例えば、演出パターンコマンドが「11A」又は「11B」の場合には、時間T4秒で、演出パターンコマンドが「12A」又は「12B」の場合には、時間T14秒である。また、各時間T4、T14は、それぞれ各予告時間T4、T14でもある。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示するとともに、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
そして、「第4予告タイミング」の予告指示が入力された場合には(S351:YES)、S352において、CPU261は、RAM263からキャラクタテーブル選択代数Lを読み出し、このキャラクタテーブル選択代数Lの数値をキャラクタテーブル82の「カウント値」として、このカウント値に対応する「第4予告タイミング」の予告キャラクタを読み込む。そして、CPU261は、この予告キャラクタを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示後、S347の処理に移行する。
例えば、RAM263から読み出したキャラクタテーブル選択代数Lの数値が「5」の場合には、CPU261は、予告キャラクタDを読み込み、この予告キャラクタDを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示する。また、RAM263から読み出したキャラクタテーブル選択代数Lの数値が「8」の場合には、CPU261は、予告キャラクタAを読み込み、この予告キャラクタAを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように表示し、該表示画面の下端部に停止表示後、当該サブ処理を終了して、「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理に戻り、S324の処理に移行する。
一方、S351で「第4予告タイミング」の予告指示が入力されなかった場合には(S351:NO)、CPU261は、予告キャラクタを表示せず、当該サブ処理を終了して「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理に戻り、S324の処理に移行する。
図32に示すように、S361において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル81(図16参照)の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル81の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
また、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21B」の場合には、CPU261は、第2演出表示パターンテーブル77の「演出表示パターン」として約22秒間の当たりリーチの動画データ「変動開始→第1予告タイミング→第1図柄停止(第2予告タイミング)→第3予告タイミング→第2図柄停止(第4予告タイミング)→リーチB演出→第3図柄停止→当たり表示(22秒)」をRAM263に記憶する。
そして、S362において、CPU261は、上記S322の処理を実行する。
そして、S364乃至S370において、CPU261は、上記S324乃至S330の処理を実行する。
続いて、S371において、CPU261は、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該最終停止図柄を表示画面中央部に停止表示して当たりを報知後、S372の処理に移行する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52に大当たり獲得を報知する「777」の図柄を確定停止表示する。
その後、S375において、CPU261は、大入賞口60の連続開放回数を表示する等の所定大当たり遊技演出を表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図33に示すように、S381において、CPU261は、3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1予告タイミングの時間になるのを待つ(S381:NO)。例えば、演出パターンコマンドが「21A」又は「21B」の場合には、予告時間T1秒で、演出パターンコマンドが「22A」又は「22B」の場合には、予告時間T11秒である(図15参照)。
そして、3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1予告タイミングの時間になった場合には(S381:YES)、CPU261は、S382の処理に移行する。
そして、S382及びS383において、CPU261は、上記S342及びS343の処理を実行する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示する。
そして、S385及びS386において、CPU261は、上記S345及びS346の処理を実行する。
そして、3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3予告タイミングの時間になった場合には(S387:YES)、CPU261は、S388の処理に移行する。
そして、S388及びS389において、CPU261は、上記S348及びS349の処理を実行する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
そして、S391及びS392において、CPU261は、上記S351及びS352の処理を実行後、当該サブ処理を終了して、「当たり表示処理」のサブ処理に戻り、S364の処理に移行する。
そして、図34(B)に示すように、3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してから演出パターンコマンド「22B」に対応する第1予告タイミングの予告時間T11秒(図15参照)になると、2進数の予告ビット列「1011」の1桁目のビット0の値「1」に対応して、CPU281からCPU261に第1予告指示が出力されて、液晶表示器52の表示画面の左端側上端部から予告キャラクタAが降下して、表示画面の下端部に停止表示される。また、3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示は、継続される。
続いて、図35(E)に示すように、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してから演出パターンコマンド「22B」に対応する第2図柄停止時間T14秒(図15参照)になると、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」が停止表示される。また、第3図柄の変動表示は継続される。そしてまた、第2図柄停止時間T14秒(予告時間T14秒)になると、2進数の予告ビット列「1011」の4桁目のビット3の値「1」に対応して、CPU281からCPU261に第4予告指示が出力されて、液晶表示器52の表示画面の右端側上端部から予告キャラクタDが降下して、表示画面の下端部に停止表示される。
その後、図35(F)に示すように、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してから演出パターンコマンド「22B」に対応する第3図柄停止時間T15秒(図15参照)になると、液晶表示器52の中列の第3図柄として「7」が停止表示され、当たりが報知される。
一方、演出表示基板260のCPU261は、各予告時間T1〜T4、T11〜T14秒において、第1予告指示〜第4予告指示が入力された場合に限り、キャラクタテーブル82から選択した各予告キャラクタA〜Dを液晶表示器52の表示画面の上端部から下方に降下するように順次表示し、該表示画面の下端部に順次停止表示する。その後、各第3図柄停止時間T5、T15秒において、表示画面に第3図柄が停止表示されて、リーチハズレ又は大当たりが報知される。
Claims (1)
- 遊技領域に設けられて複数の識別図柄を表示する図柄表示装置と、
前記各識別図柄が変動後、所定の態様を構成する特定図柄で停止した後、遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技機において、
前記複数の識別図柄の変動開始後、最終停止図柄が停止するまでの間に予め設定された複数の予告タイミングを記憶する予告タイミング記憶手段と、
前記各予告タイミングに対応する複数の予告キャラクタを記憶する予告キャラクタ記憶手段と、
前記複数の予告タイミングを合計した合計タイミング数に等しいビット数以上のビット数を有する2進数で構成されて、前記2進数の1桁目のビットは、前記複数の識別図柄の変動後、最初の予告タイミングに対応し、該2進数の2桁目以降から前記合計タイミング数に等しい桁までの各ビットは、最初の予告タイミング後の各予告タイミングに順次対応すると共に、該2進数の1桁目以降から前記合計タイミング数に等しい桁までの各ビットは、対応する予告タイミングで予告する場合には1に設定され、対応する予告タイミングで予告しない場合には0に設定された互いに異なる複数の予告タイミングデータを記憶する予告タイミングデータ記憶手段と、
前記複数の予告タイミングデータから一の予告タイミングデータをランダムに選択する選択手段と、
前記合計タイミング数に等しいビット数の2進数で構成されて、1桁目のビットを1に設定され、2桁目以降の各ビットを0に設定される比較データを記憶する比較データ記憶手段と、
前記複数の識別図柄の変動開始後、最初の予告タイミングに対応して、前記選択手段によって選択された予告タイミングデータの前記合計タイミング数に等しいビット数の下位のビット列と前記比較データとの論理積を算出すると共に、最初の予告タイミング後の各予告タイミング毎に、該比較データの1桁目のビット値1を1つ上の桁に順次ビットシフトしたシフト比較データと前記下位のビット列との論理積を順次算出する論理積算出手段と、
前記論理積算出手段によって順次算出される各算出値が「0」以外の場合に限り、該各算出値に対応する予告タイミングにおいて、該予告タイミングに対応する前記予告キャラクタを前記図柄表示装置の表示画面に順次表示して、前記複数の識別図柄の最終態様を予告報知する予告報知手段と、
を備えたことを特徴とする遊技機。
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