JP2006333969A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 拡大縮小リーチ表示開始時に、リーチ図柄に対応する識別情報キャラクタとしての各石板キャラクタを表示画面の上端中央部に縮小して前向きに並べて前面側に付された前面識別図柄が見えるように停止表示する。そして、表示画面の上端中央部に表示されている各石板キャラクタが遊技者側に落下するように表示された後、表示画面の対角線上の各隅部に配置され、第3図柄(中図柄)に対応する石板キャラクタを表示画面の中央部に配置して、該各石板キャラクタの変動表示が開始されるように表示する(S401〜S414)。
【選択図】 図25
Description
例えば、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置を有し、遊技制御手段により所定条件を満たすことによって大当りとすることが決定された場合、該遊技制御手段から送信される遊技状態の指示コマンドに基づいて演出制御手段により前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行わせるとともに、前記遊技制御手段により遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態とする遊技機であって、前記演出制御手段は、前記識別情報の変動表示中に、該識別情報の透明度を徐々に高めていくことによって当該識別情報を前記可変表示装置の表示領域から消失させるように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、左右の第1識別情報及び第2識別情報(いわゆるリーチ図柄である。)が停止した状態で、最終停止識別情報の変動表示のみでは、リーチ演出表示が単調になり、興趣に欠けるという問題がある。
また、この選択した変動パターンが所定の変動パターンの場合には、第1識別図柄及び第2識別図柄が表示画面の対角線上の各隅部に同種の図柄でかつ同一の大きさで表示されるとともに、該第1識別図柄と第2識別図柄との間にこれら識別図柄と異なる図柄でかつこれら識別図柄よりも縮小した状態で前記第3識別図柄が表示される。そして、第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転するよう、少なくとも一方の大きさが徐々に変更されるように表示される。また、この第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係を再度逆転するよう、少なくとも一方の大きさが徐々に変更されるように表示される。そしてまた、この第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄とが同じ大きさとなるように、少なくとも一方の大きさが徐々に変更されて表示される。
一方、ハズレである場合には、最初に第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転された以降でかつ、この第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係を再度逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更して、該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄との大きさが同一となる以前において、該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄とのうちの一方が他方の識別図柄とは異なる図柄に変更されるとともに、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄とが同じ大きさとなるように、少なくとも一方の大きさが徐々に変更された後、この第1識別図柄乃至第3識別図柄の組み合わせが確定されて表示される。
また、第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転するよう、少なくとも一方の大きさが徐々に変更されるように表示して、この第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係を再度逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更して表示することによって、例えば、第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄とがそれぞれ落下又は上昇する様子を真上から見るような状態を、上手く表現することが可能となる。
更に、第1識別図柄及び第2識別図柄が表示画面の対角線上の各隅部に配置され、第3識別図柄が表示画面の中央部に配置されて、この第1識別図柄、第2識別図柄及び第3識別図柄が縮小、拡大されて表示されるため、表示画面全体を使った立体的な演出表示の表示制御を確実に行うことができると共に、遊技者の興味を強く引きつけ興趣を増大させることができる。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して、外枠2に対して該外枠2の開口を開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6を構成している。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーの発光ダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチ(不図示)やパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータ(不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球の払い出しシステムが構成されている。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、後述のように入賞個数が4個まで主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する各入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A、大入賞口スイッチ60A、Vスイッチ60B等が接続されている。また、この入出力回路294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
尚、大当たりが抽選された場合には、液晶表示器52の表示画面内で左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「7」、「8」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、・・・、「777」、「888」と揃って確定停止して表示され、その後、後述のように大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して開放可能となり、毎回29.5秒間又は29.5秒以内に該大入賞口60への入賞個数の合計が10個に達するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出される(換言すれば遊技者に有利な状態である)いわゆる大当たり遊技を行うことができる(図19参照)。
尚、リーチとは、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「8」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「1↓1」、「2↓2」、・・・、「7↓7」等の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。従って、リーチハズレとは、リーチの状態になった後、中列の変動図柄がリーチ図柄と異なる特別図柄で停止することをいう。また、完全ハズレとは、リーチとなることなく終わることをいう。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
尚、各カウンタ293A〜293Jの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Kは、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ293Cは、特別図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ293Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
図10に示すように、変動パターン決定テーブル73は、大きく3つのパターン群により構成され、完全ハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド1)と、リーチハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド11、変動パターンコマンド12)と、大当り変動パターン群(変動パターンコマンド21、変動パターンコマンド22)とから構成されている。そして、先ず、大当たりカウンタ293Aのカウント値によって「ハズレ」、「大当たり」(通常大当りか確変大当りかは不問)が判断される。次に、「ハズレ」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて各変動パターンコマンド1、11、12のうちのいずれかが決定される。また、「大当たり」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、各変動パターンコマンド21、22のうちのいずれかが決定される。尚、各変動パターンコマンド1〜22を決定する具体的な制御等に関しては後に説明する(図16参照)。
また、リーチハズレの変動パターンコマンド11は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜95」の場合に決定される。また、リーチハズレの変動パターンコマンド12は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「96〜99」の場合に決定される。
また、演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」には、「1A」、「11A」〜「11C」、「12A」〜「12C」、「21A」〜「21C」、「22A」〜「22C」が予め格納されている。
図14に示すように、先ず、S11において、CPU291は、始動口57のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)294を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力されていない場合には(S11:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図15に示すように、先ず、S21において、CPU291は、大当たり数値取得処理を実行する。
この大当たり数値取得処理は、先ず、CPU291は、RAM293に記憶されている確変フラグ(電源投入時に、確変フラグには「0」が代入されている。)を読み出す。そして、RAM293から読み出した確変フラグがONの場合、即ち「1」の場合には、確変モードであると判定して、予めROM292に記憶されている「確変大当たり数値」(実施例1の場合には、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。一方、RAM293から読み出した確変フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には、通常モードであると判定して、予めROM292に記憶されている「通常大当たり数値」(実施例1の場合には、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア293Kから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されている「大当たり数値」のいずれかと一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数Q(電源投入時に、大当たり代数Qには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Qに「0」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
従って、通常モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の抽選確率は、1/360である。また、確変モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の抽選確率は、4/360である。これにより、確変モードの場合には、「大当たり」になる確率が、通常モードの遊技状態の場合の約4倍になる。
この大当たり代数Qが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S22:YES)、S23において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグをONにする、即ち、この大当たりフラグに「1」を代入して再度、RAM293に記憶する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この大当たりフラグはOFFにセットされている、即ち、この大当たりフラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、S24において、CPU291は、大当たり特別図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア293Kから読みだし、ROM292に記憶される該代数Yに対応する「大当たり図柄」を選択して、大当たり報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
そして、S26において、CPU291は、この時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5↓5」や「7↓7」等、但し「↓」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後にハズレ(例えば「545」や「737」等)を表示するか否か判定する。
この判定は、パラメータ記憶エリア293Kに記憶される変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値としての代数Hを読み出し、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜99」の場合には、リーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S26:YES)、S27において、CPU291は、リーチハズレ図柄を選択する。このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア293Kからリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値としての代数Fを読み出し、このカウント値に対応するリーチハズレ図柄をROM292から読み出し、リーチハズレ報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図16に示すように、先ず、S31において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、変動処理中フラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、S31でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S31:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜39」のうちのいずれかである場合には、CPU291は、変動パターンコマンド21を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「40〜99」のうちのいずれかである場合には、CPU291は、変動パターンコマンド22を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
そして、S34において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値としての代数Hを読み出し、各カウント値に基づいて変動パターン決定テーブル73の完全ハズレ変動パターン群とリーチハズレ変動パターン群とからサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを選択して、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
また、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜95」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド11を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「96〜99」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド12を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
図17に示すように、先ず、S41において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、S41でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S41:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S43において、CPU291は、CPU281に出力した変動パターンコマンドに対応する演出表示時間、即ち液晶表示器52に表示される複数の変動図柄の変動時間の計測を開始する。
そしてまた、S44において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出して該変動処理中フラグをONして、即ち該変動処理中フラグに「1」を代入して再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図18に示すように、先ず、S51において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、S51でRAM293から読み出した変動処理中フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S51:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S52において、CPU291は、ROM292からCPU281に指示情報として出力した変動パターンコマンドに対応する演出時間を読み出し、上記S43の処理で計測を開始した計測時間がこの演出時間以上になったか否か、即ち、液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄が停止表示されたか否かを判定する判定処理を実行する。
例えば、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド1を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が5秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド11を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が20秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド12を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が30秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド21を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が22秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド22を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が32秒以上になったか否かを判定する。
一方、上記S43の処理で計測を開始した計測時間がこのROM292から読み出した演出時間以上になった場合には(S52:YES)、S53において、CPU291は、CPU281に対して液晶表示器52に停止表示されている各特別図柄を確定表示するように指示する確定信号を出力する。
そしてまた、S54において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出して該変動処理中フラグをOFFして、即ち該変動処理中フラグに「0」を代入して再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図19に示すように、先ず、S61において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293から読み出した大当たりフラグがOFFの場合には(S61:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、RAM293から読み出した大当たりフラグがONの場合には(S61:YES)、S62において、CPU291は、開閉扉ソレノイド59Aを介して開閉扉59を上方に開口して大入賞口60を開放する。
そしてまた、S63において、CPU291は、RAM293から大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rを読み出し、該代数Rに「1」加算後、再度RAM293に記憶する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、Vスイッチ60Bから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力された場合には(S64:YES)、S65において、CPU291は、RAM293からVフラグを読み出し、このVフラグをONにする、即ち、該Vフラグに「1」を代入して再度RAM293に記憶する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、このVフラグはOFFにセットされている、即ち、このVフラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
その後、S66において、CPU291は、RAM293から大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1を読み出し、この代数V1に「1」加算後、再度RAM293に記憶後、S68の処理に移行する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1には「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、大入賞口スイッチ60Aから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力された場合には(S67:YES)、CPU291は、上記S66の処理を実行後、S68の処理に移行する。
他方、大入賞口スイッチ60Aから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力されていない場合には(S67:NO)、CPU291は、S68の処理に移行する。
そしてまた、RAM293から読み出した代数V1が10未満の場合には(S68:NO)、S69において、CPU291は、大入賞口60を開放してから29.5秒以上経過したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、大入賞口60を開放してから29.5秒以上経過していない場合には(S69:NO)、CPU291は、再度S64以降の処理を実行する。
一方、大入賞口60を開放してから29.5秒以上経過した場合には(S69:YES)、CPU291は、S70の処理に移行する。
他方、S69でRAM293から読み出した代数V1が10以上の場合には(S68:YES)、CPU291は、S70の処理に移行する。
また、S71において、CPU291は、RAM293から大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1を読み出し、この代数V1に「0」を代入して、再度RAM293に記憶する。
その後、S72において、CPU291は、RAM293からVフラグを読み出し、このVフラグがONか否か、即ち大入賞口60の開放中にV口に入賞したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293から読み出したVフラグがONの場合には、即ち、Vフラグが「1」の場合には(S72:YES)、CPU291は、S73の処理に移行する。
S73において、CPU291は、RAM293から大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rを読み出し、該代数Rが「14」より大きいか否か、即ち、大入賞口60が連続して15回開放されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293から読み出した代数Rが「14」以下の場合には(S73:NO)、CPU291は、再度、S61以降の処理を実行する。
一方、RAM293から読み出した代数Rが「14」より大きい場合には(S73:YES)、CPU291は、S74の処理に移行する。
他方、S72でRAM293から読み出したVフラグがOFFの場合には、即ち、Vフラグが「0」の場合には(S72:NO)、CPU291は、S74の処理に移行する。
そしてまた、S75において、CPU291は、RAM293から大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rを読み出し、該代数Rに「0」を代入して、再度RAM293に記憶する。即ち、代数Rを初期化する。
更に、S76において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグをOFFにし、即ち、該大当たりフラグに「0」を代入して、再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
続いて、S202において、CPU281は、RAM283から再度指示情報を読み出し、該指示情報が「確定信号」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この指示情報が「確定信号」でない場合には(S202:NO)、S203において、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際の演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を演出パターン代数Eに代入してRAM283のパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
例えば、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「1A」を読み出した場合には、演出パターンコマンド「1A」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。また、RAM283から「演出パターンコマンド」として「11B」を読み出した場合には、演出パターンコマンド「11B」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。
図21に示すように、S301において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から表示指示情報が入力されると、該表示指示情報を構成する演出パターンコマンドと最終停止図柄の図柄データとをRAM263に記憶する。
そして、S302において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、該演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」の場合には(S302:YES)、S303において、CPU261は、「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」でない場合には(S302:NO)、CPU261は、S304の処理に移行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A」、「11B」、「11C」、「12A」、「12B」、「12C」のうちのいずれでもない場合には(S304:NO)、CPU261は、S306の処理に移行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21A」、「21B」、「21C」、「22A」、「22B」、「22C」のうちのいずれでもない場合には(S306:NO)、CPU261は、S307のサブ処理を実行しないで、当該処理を終了する。
図22に示すように、S311において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76の「演出表示パターン」として約5秒間の完全ハズレの動画データをRAM263に記憶する。
そして、S312において、CPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S313において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「6」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
また、S315において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、約5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3図柄として停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄が完全ハズレの図柄で停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「8」の図柄を停止表示する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S316:NO)、S317において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S316:YES)、S318において、液晶表示器52に停止表示されるハズレを報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図23に示すように、S321において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76の「演出表示パターン」として約20秒間のリーチハズレの動画データをRAM263に記憶する。また、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「12A」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76の「演出表示パターン」として約30秒間のリーチハズレの動画データをRAM263に記憶する。
続いて、S323において、CPU261は、RAM263に記憶する「演出表示パターン」の動画データに基づいて、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第4所定時間(例えば、演出パターンコマンドが「11A」の場合には、約5秒で、演出パターンコマンドが「12A」の場合には、約6秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
一方、当該演出表示パターンのリーチ演出が拡大縮小リーチ演出でない場合には(S325:NO)、S327において、CPU261は、リーチA表示処理のサブ処理を実行後、S328の処理に移行する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S328:NO)、S329において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S328:YES)、S330において、液晶表示器52に停止表示されるリーチハズレを報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52にリーチハズレを報知する「767」の図柄を確定停止表示する。
図24に示すように、S341〜S342において、CPU261は、上記S321〜S322の処理を実行する。
続いて、S343において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第6所定時間(例えば、演出パターンコマンドが「21A」の場合には、約5秒で、演出パターンコマンドが「22A」の場合には、約6秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
一方、当該演出表示パターンのリーチ演出が拡大縮小リーチ演出でない場合には(S345:NO)、S347において、CPU261は、リーチA表示処理のサブ処理を実行後、S348の処理に移行する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S348:NO)、S349において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S348:YES)、S350において、液晶表示器52に停止表示される大当たり獲得を報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行う。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52に大当たり獲得を報知する「777」の図柄を確定停止表示する。
その後、S351において、CPU261は、大入賞口60の連続開放回数を表示する等の所定大当たり遊技演出を表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
図25に示すように、S401において、CPU261は、液晶表示器52に表示されているリーチ図柄に対応する識別情報キャラクタとしての各石板キャラクタを石板キャラクタ記憶エリア262Bから読み出し、液晶表示器52の表示画面の上端中央部に、該各石板キャラクタを縮小して前向きに並べて前面側に付された前面識別図柄が見えるように停止表示する。尚、第3図柄に対応する石板キャラクタは表示されていない。
例えば、図30(A)に示すように、リーチ図柄「7」に対応する各石板キャラクタ81、82の前面側には識別情報として「7」の各前面識別図柄81A、82Aが前面に付され、背面側には識別情報として「6」の各背面識別図柄81B、82Bが背面に付されている。
また、図30(B)に示すように、後述の特別図柄「6」に対応する石板キャラクタ83の前面側には識別情報として「6」の前面識別図柄83Aが前面に付され、背面側には識別情報として「5」の背面識別図柄83Bが背面に付されている。
続いて、S403において、CPU261は、各石板キャラクタが落下する状態を真上から見るよう表示する。
また同時に、S404において、CPU261は、リーチ図柄に対応する各前面識別図柄が付された各石板キャラクタを拡大して、表示画面の対角線上の各隅部に同一大きさで上向きで配置後、徐々に縮小して、落下する各石板キャラクタの前面識別図柄を真上から見るように表示制御する。また、第3図柄(中図柄)に対応する石板キャラクタを表示画面の中央部に縮小して下向きで配置し、徐々に縮小して、背面側を上向きにして落下する中央の石板キャラクタの背面識別図柄を真上から見るように表示制御する。即ち、第3図柄に対応する石板キャラクタが、リーチ図柄に対応する各石板キャラクタよりも下方側を落下するように表示される。
そして、図26(C)に示すように、液晶表示器52の表示画面の対角線上の各隅部に各石板キャラクタ81、82が同一大きさで上向き状態で配置され、「7」の各前面識別図柄81A、82Aを真上から見えるように表示される。また、第3図柄「6」に対応す「6」の前面識別図柄83Aが前面側に付されると共に「5」の背面識別図柄83Bが背面側に付された石板キャラクタ83が表示画面の中央部に縮小されて、背面側を上向きにして配置され、各石板キャラクタ81、82よりも下方に位置するように表示される。そして、各石板キャラクタ81、82、83が徐々に縮小されて表示され、各石板キャラクタ81、82、83が落下する状態を真上から見るように表示される。
更に、S406において、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタが更に縮小されて、上向き状態で落下するように表示すると共に、表示画面の中央部に表示された石板キャラクタを続けて徐々に拡大し、各石板キャラクタを真上から見るように表示制御する。
そして、S407において、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタが更に縮小されて、上向き状態で地面に当たるように表示すると共に、表示画面の中央部に拡大表示された石板キャラクタが裏返って、該各石板キャラクタの前面側の識別図柄が真上から見えるように表示制御する。
続いて、S409において、CPU261は、表示画面の中央部に上向きで落下するように表示された石板キャラクタと、表示画面の対角線上の各隅部に配置されて上向きで跳ね返ってくるように表示された各石板キャラクタとが同一大きさになるように、即ち、各石板キャラクタがすれ違う状態を真上から見るように表示制御する。
その後、S410において、CPU261は、表示画面の中央部に配置された石板キャラクタを上向きのまま更に、徐々に縮小した後、該縮小を停止して、上向きで地面に当たる状態を真上から見るように表示制御する。また同時に、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタを続けて徐々に拡大して真上から見るように表示制御する。
そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが、演出パターンコマンド「21A」〜「21C」、「22A」〜「22C」のうちのいずれかである場合には(S411:YES)、CPU261は、S412の処理に移行する。
S412において、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置されて拡大表示された各石板キャラクタの両方が裏返って、再度落下して地面に当たるように表示されるとともに、該各石板キャラクタの背面側の識別図柄が真上から見えるように表示制御する。また、表示画面の中央部に配置された石板キャラクタは、上向きのままで地面に当たって停止表示され、前面識別図柄が真上から見るように表示制御した後、S414の処理に移行する。これにより、地面に当たって停止表示された各石板キャラクタの真上から見える各識別図柄が揃うように(例えば、「666」等である。)表示制御される。
従って、表示画面の左右に配置される各石板キャラクタは、背面側の背面識別図柄が正面から見えるよう前向きに配置され、表示画面の中央に配置される石板キャラクタは、前面側の前面識別図柄が正面から見えるよう前向きに配置されて、停止表示されて、大当たり獲得が報知される。
そして、図27(F)に示すように、裏返った各石板キャラクタ81、82が、「6」の背面識別図柄81B、82Bが見えるように、表示画面の左右に前向きに配置され、また、裏返って地面に当たった石板キャラクタ83が、「6」の前面識別図柄83Aが見えるように、表示画面の中央に前向きに配置されて、ほぼ同じ大きさで停止表示される。これにより、大当たり図柄「666」に対応する各石板キャラクタ81、82、83の各識別図柄82B、83A、81Bが停止表示される。
S413において、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置されて拡大表示された各石板キャラクタの一方が裏返って、他方が裏返らない、若しくは、両方が裏返らないように表示すると共に、再度落下して地面に当たるように表示されるとともに、該各石板キャラクタの上向き側の識別図柄が真上から見えるように表示制御する。また、表示画面の中央部に配置された石板キャラクタは、上向きのままで地面に当たって停止表示され、前面識別図柄が真上から見るように表示制御した後、S414の処理に移行する。これにより、 各石板キャラクタの真上から見える各識別図柄が揃わないように(例えば、「667」、「767」等である。)表示制御される。
従って、表示画面の左右に配置される各石板キャラクタは、前面識別図柄または背面識別図柄が正面から見えるよう前向きに配置され、表示画面の中央に配置される石板キャラクタは、前面側の前面識別図柄が正面から見えるよう前向きに配置されて、停止表示されて、リーチハズレが報知される。
そして、図28(H)に示すように、裏返った石板キャラクタ82が、「6」の背面識別図柄82Bが見えるように、表示画面の左に前向きに配置され、裏返らなかった石板キャラクタ81が、「7」の前面識別図柄81Aが見えるように、表示画面の右に前向きに配置される。また、裏返って地面に当たった石板キャラクタ83が、「6」の前面識別図柄83Aが見えるように、表示画面の中央に前向きに配置されて、ほぼ同じ大きさで停止表示される。これにより、リーチハズレ図柄「667」に対応する各石板キャラクタ81、82、83の各識別図柄82B、83A、81Aが停止表示される。
そして、図29(J)に示すように、裏返らなかった各石板キャラクタ81、82が、「7」の前面識別図柄81A、82Aが見えるように、表示画面の左右に前向きに配置され、また、裏返って地面に当たった石板キャラクタ83が、「6」の前面識別図柄83Aが見えるように、表示画面の中央に前向きに配置されて、ほぼ同じ大きさで停止表示される。これにより、リーチハズレ図柄「767」に対応する各石板キャラクタ81、82、83の各識別図柄82A、83A、81Aが停止表示される。
また、リーチ図柄に対応する各石板キャラクタを表示画面の対角線上の各隅部に配置し、第3図柄(中図柄)に対応する石板キャラクタを表示画面の中央部に配置して、各石板キャラクタが拡大、縮小されて表示されるため、表示画面全体を使った立体的な演出表示の表示制御を確実に行うことができると共に、遊技者の興味を強く引きつけ興趣を増大させることができる。
41 遊技盤
42 遊技領域
48 特別図柄表示装置
52 液晶表示器
57 始動口
60 大入賞口
73 変動パターン決定テーブル
75 演出パターン選択テーブル
76 演出表示パターンテーブル
80 石の塔
81〜83 石板キャラクタ
81A〜83A 前面識別図柄
81B〜83B 背面識別図柄
260 演出表示基板
261、281、291 CPU
262、282、292 ROM
263、283、293 RAM
280 サブ統合制御基板
290 主制御基板
Claims (1)
- 遊技球が始動口に入ったことを検出して始動口信号を出力する始動口検出手段と、
乱数値を所定範囲内で繰り返し更新して、前記始動口検出手段から始動口信号が出力されることに基づいて前記乱数値の更新結果を取得する乱数取得手段と、
前記乱数値の取得結果を予め決められた大当たり値と比較することに基づいて第1識別図柄乃至第3識別図柄を同種のもので停止表示する大当たり及び第1識別図柄乃至第3識別図柄を同種のもので停止表示しないハズレを判定する当落判定手段と、
前記当落判定手段の判定結果が大当たりである場合に、可変入賞装置の可変入賞口が遊技者に不利な状態から有利な状態となるように該可変入賞装置を制御する大当たり遊技制御手段と、
複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択する可変情報選択手段と、
前記第1識別図柄乃至第3識別図柄を前記大当たり及び前記ハズレの判定結果に応じた組み合わせに設定する図柄設定手段と、
複数の変動パターンのうちから前記可変情報選択手段の選択結果に応じた変動パターンを選択する変動パターン選択手段と、
前記変動パターン選択手段の選択結果に応じた変動パターンで前記第1識別図柄乃至第3識別図柄を可変表示した後、前記図柄設定手段の設定結果に応じた組み合わせで停止表示する図柄遊技の映像を図柄表示器の表示画面に発生させる識別図柄変動表示手段とを有し、
前記識別図柄変動表示手段は、所定の変動パターンが選択されたときには、
前記第1識別図柄及び第2識別図柄を前記表示画面の対角線上の各隅部に同種の図柄でかつ同一の大きさで表示するとともに、該第1識別図柄と第2識別図柄との間にこれら識別図柄と異なる図柄でかつこれら識別図柄よりも縮小した状態で前記第3識別図柄を表示する第1表示制御と、
前記第1表示制御によって表示された状態の前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係を逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更する第2表示制御と、
前記第2表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係を再度逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更する第3表示制御と、
前記第3表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄とが同じ大きさとなるように、少なくとも一方の大きさを徐々に変更する第4表示制御と、
前記第2表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転された以降でかつ、前記第3表示制御によって該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄との大きさが同一となる以前において、該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄とのうちの一方を他方の識別図柄とは異なる図柄に変更する第5表示制御と、
前記大当たり判定手段の判定結果が大当たりである場合に、前記第3表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転された以降でかつ、前記第4表示制御によって該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄との大きさが同一となる以前において、前記一方の識別図柄とは異なる他方の識別図柄を該一方の識別図柄と同種の図柄に変更するとともに、前記第4表示制御の終了後に第1識別図柄乃至第3識別図柄の組み合わせを該同種のもので確定する大当たり報知制御と、
前記大当たり判定手段の判定結果がハズレである場合、前記第4表示制御の終了後に、前記第5表示制御によって変更された組み合わせで前記第1識別図柄乃至第3識別図柄を確定するハズレ報知制御とを実行することを特徴とする遊技機。
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