JP2006333969A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リーチ演出表示において、各リーチ図柄も変動表示することによって、リーチ演出表示の表示態様を多様に変化させた的確な表示制御をすることが可能で、遊技者の大当りに対する期待感を高めて興趣を増大させることが可能となる遊技機を提供する。
【解決手段】 拡大縮小リーチ表示開始時に、リーチ図柄に対応する識別情報キャラクタとしての各石板キャラクタを表示画面の上端中央部に縮小して前向きに並べて前面側に付された前面識別図柄が見えるように停止表示する。そして、表示画面の上端中央部に表示されている各石板キャラクタが遊技者側に落下するように表示された後、表示画面の対角線上の各隅部に配置され、第3図柄(中図柄)に対応する石板キャラクタを表示画面の中央部に配置して、該各石板キャラクタの変動表示が開始されるように表示する(S401〜S414)。
【選択図】 図25

Description

本発明は、第1識別図柄乃至第3識別図柄を表示する図柄表示器を備えた遊技機に関するものである。
従来より、遊技領域に設けられて第1識別図柄乃至第3識別図柄を表示する図柄表示器を備えた遊技機に関して種々提案されている。
例えば、複数種類の識別情報を可変表示可能な可変表示装置を有し、遊技制御手段により所定条件を満たすことによって大当りとすることが決定された場合、該遊技制御手段から送信される遊技状態の指示コマンドに基づいて演出制御手段により前記可変表示装置における識別情報の可変表示制御を含む演出制御を行わせるとともに、前記遊技制御手段により遊技状態を遊技者にとって有利な特定遊技状態とする遊技機であって、前記演出制御手段は、前記識別情報の変動表示中に、該識別情報の透明度を徐々に高めていくことによって当該識別情報を前記可変表示装置の表示領域から消失させるように構成した遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−290495号公報(段落(0017)〜(0189)、図1〜図25)
上述の遊技機の構成では、3列の識別情報が変動後、所定の態様で停止する一つ手前の変動状態から最終停止識別情報が停止する状態までのリーチ状態においては、最終停止識別情報の透明度を徐々に高くすることで表示領域から消失させると共に、次の最終停止識別情報の透明度を徐々に低くして、最終停止識別情報の変動表示を停止する構成が記載されている。
しかしながら、左右の第1識別情報及び第2識別情報(いわゆるリーチ図柄である。)が停止した状態で、最終停止識別情報の変動表示のみでは、リーチ演出表示が単調になり、興趣に欠けるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、リーチ演出表示において、最終停止図柄だけでなく、各リーチ図柄も変動表示することによって、リーチ演出表示の表示態様を多様に変化させた的確な表示制御をすることが可能となると共に、遊技者の大当りに対する期待感を高めて興趣を増大させることが可能となる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技球が始動口に入ったことを検出して始動口信号を出力する始動口検出手段と、乱数値を所定範囲内で繰り返し更新して、前記始動口検出手段から始動口信号が出力されることに基づいて前記乱数値の更新結果を取得する乱数取得手段と、前記乱数値の取得結果を予め決められた大当たり値と比較することに基づいて第1識別図柄乃至第3識別図柄を同種のもので停止表示する大当たり及び第1識別図柄乃至第3識別図柄を同種のもので停止表示しないハズレを判定する当落判定手段と、前記当落判定手段の判定結果が大当たりである場合に、可変入賞装置の可変入賞口が遊技者に不利な状態から有利な状態となるように該可変入賞装置を制御する大当たり遊技制御手段と、複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択する可変情報選択手段と、前記第1識別図柄乃至第3識別図柄を前記大当たり及び前記ハズレの判定結果に応じた組み合わせに設定する図柄設定手段と、複数の変動パターンのうちから前記可変情報選択手段の選択結果に応じた変動パターンを選択する変動パターン選択手段と、前記変動パターン選択手段の選択結果に応じた変動パターンで前記第1識別図柄乃至第3識別図柄を可変表示した後、前記図柄設定手段の設定結果に応じた組み合わせで停止表示する図柄遊技の映像を図柄表示器の表示画面に発生させる識別図柄変動表示手段とを有し、前記識別図柄変動表示手段は、所定の変動パターンが選択されたときには、前記第1識別図柄及び第2識別図柄を前記表示画面の対角線上の各隅部に同種の図柄でかつ同一の大きさで表示するとともに、該第1識別図柄と第2識別図柄との間にこれら識別図柄と異なる図柄でかつこれら識別図柄よりも縮小した状態で前記第3識別図柄を表示する第1表示制御と、前記第1表示制御によって表示された状態の前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係を逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更する第2表示制御と、前記第2表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係を再度逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更する第3表示制御と、前記第3表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄とが同じ大きさとなるように、少なくとも一方の大きさを徐々に変更する第4表示制御と、前記第2表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転された以降でかつ、前記第3表示制御によって該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄との大きさが同一となる以前において、該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄とのうちの一方を他方の識別図柄とは異なる図柄に変更する第5表示制御と、前記大当たり判定手段の判定結果が大当たりである場合に、前記第3表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転された以降でかつ、前記第4表示制御によって該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄との大きさが同一となる以前において、前記一方の識別図柄とは異なる他方の識別図柄を該一方の識別図柄と同種の図柄に変更するとともに、前記第4表示制御の終了後に第1識別図柄乃至第3識別図柄の組み合わせを該同種のもので確定する大当たり報知制御と、前記大当たり判定手段の判定結果がハズレである場合、前記第4表示制御の終了後に、前記第5表示制御によって変更された組み合わせで前記第1識別図柄乃至第3識別図柄を確定するハズレ報知制御とを実行することを特徴とする。
請求項1に係る遊技機では、複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択し、また、第1識別図柄乃至第3識別図柄を大当たり及びハズレの判定結果に応じた組み合わせに設定する。そして、複数の変動パターンからこの選択した可変情報に応じた変動パターンを選択し、該変動パターンに基づいて図柄表示器の表示画面に第1識別図柄乃至第3識別図柄を可変表示した後、この設定した組み合わせで停止表示する。
また、この選択した変動パターンが所定の変動パターンの場合には、第1識別図柄及び第2識別図柄が表示画面の対角線上の各隅部に同種の図柄でかつ同一の大きさで表示されるとともに、該第1識別図柄と第2識別図柄との間にこれら識別図柄と異なる図柄でかつこれら識別図柄よりも縮小した状態で前記第3識別図柄が表示される。そして、第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転するよう、少なくとも一方の大きさが徐々に変更されるように表示される。また、この第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係を再度逆転するよう、少なくとも一方の大きさが徐々に変更されるように表示される。そしてまた、この第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄とが同じ大きさとなるように、少なくとも一方の大きさが徐々に変更されて表示される。
そして、大当たりである場合には、第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が再度逆転された以降でかつ、第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄とが同じ大きさとなる以前において、一方の識別図柄とは異なる他方の識別図柄を該一方の識別図柄と同種の図柄に変更されるとともに、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄とが同じ大きさとなるように、少なくとも一方の大きさが徐々に変更された後、第1識別図柄乃至第3識別図柄の組み合わせが該同種のもので確定されて表示される。
一方、ハズレである場合には、最初に第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転された以降でかつ、この第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係を再度逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更して、該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄との大きさが同一となる以前において、該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄とのうちの一方が他方の識別図柄とは異なる図柄に変更されるとともに、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄とが同じ大きさとなるように、少なくとも一方の大きさが徐々に変更された後、この第1識別図柄乃至第3識別図柄の組み合わせが確定されて表示される。
これにより、変動パターンが所定の変動パターンの場合には、第1識別図柄及び第2識別図柄が表示画面の対角線上の各隅部に同種の図柄でかつ同一の大きさで表示されるとともに、該第1識別図柄と第2識別図柄との間にこれら識別図柄と異なる図柄でかつこれら識別図柄よりも縮小した状態で前記第3識別図柄が表示される。その後、第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄とが、それぞれ縮小、拡大されて変動表示される。このため、リーチ図柄に対応する第1識別図柄及び第2識別図柄が停止表示されることなく、中図柄に対応する第3識別図柄の変動表示と共に変動表示されるため、リーチ演出表示の表示態様を多様に変化させた的確な表示制御をすることが可能となると共に、遊技者の大当りに対する期待感を高めて興趣を増大させることが可能となる。
また、第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転するよう、少なくとも一方の大きさが徐々に変更されるように表示して、この第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄との大小関係を再度逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更して表示することによって、例えば、第1識別図柄及び第2識別図柄と第3識別図柄とがそれぞれ落下又は上昇する様子を真上から見るような状態を、上手く表現することが可能となる。
更に、第1識別図柄及び第2識別図柄が表示画面の対角線上の各隅部に配置され、第3識別図柄が表示画面の中央部に配置されて、この第1識別図柄、第2識別図柄及び第3識別図柄が縮小、拡大されて表示されるため、表示画面全体を使った立体的な演出表示の表示制御を確実に行うことができると共に、遊技者の興味を強く引きつけ興趣を増大させることができる。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機1の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して、外枠2に対して該外枠2の開口を開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取り付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6を構成している。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーの発光ダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取り付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には演出表示等に使用可能な各スイッチボタン9A、9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイド(不図示)や発射勢装置として機能する発射制御基板ケース30内に配設される発射制御基板等から構成され、該発射制御基板は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器(不図示)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材10Aの回動量を調節することによって、該操作ハンドル10内に取り付けられた可変抵抗器の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行うことができるように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。
また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には、遊技盤41が着脱自在なように、鉄板等の金属製や合成樹脂製の機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取り付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチ(不図示)やパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータ(不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)52(図3参照)等を制御する演出表示基板260(図4参照)が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ、及びエラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオード等を駆動制御するとともに、演出表示基板260による表示制御とスピーカ等に関する音制御との間に因果関係を持たせる制御を行うサブ統合制御基板280(図4参照)が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板290(図4参照)が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、遊技盤41上の遊技領域42の構成について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
一方、特別図柄表示装置48の左側にはゲート54が配設されている。また、このゲート54にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54A(図4参照)が備えられている。また、特別図柄表示装置48の左右の下角部の外側には、通常の風車55、56が設けられている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、後述のように入賞個数が4個まで主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、ゲート54のパチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部50の普通図柄が変動する。そして、このゲート54にパチンコ球が入って、普通図柄表示部50の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口57の上部に設けられるチューリップ式役物57Bが所定時間(本実施例では、約1秒間)開かれ、この始動口57にパチンコ球が入賞する確率が増加する。また、普通図柄が変動中にゲート54をパチンコ球が通過した場合には、後述のように通過個数が4個まで主制御基板290に設けられるRAMに記憶されて普通図柄の変動確定回数として保留される。
そして、始動口57の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉59で前面部を覆われる大入賞口60が形成された特別入賞装置61が配設されている。また、大入賞口60内の中央部にはいわゆるV口が仕切形成されており、該V口への入賞検出用のVスイッチ60B(図4参照)が設けられている。また、大入賞口60内には、開閉扉59が開かれたときに入賞したパチンコ球の個数をカウントするための大入賞口スイッチ60A(図4参照)が設けられている。
また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する各入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃至図9に基づいて説明する。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路294には、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A、大入賞口スイッチ60A、Vスイッチ60B等が接続されている。また、この入出力回路294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
また、図5に示すように、主制御基板290のRAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から359まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値359の次には最小値0に戻る)が格納される大当りカウンタ293Aが設けられている。この大当りカウンタ293Aのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当りかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当りに対応し、その他のカウント値はハズレとなる。ここでは、例えば、通常時は、カウント値「7」が大当りに対応し、いわゆる確率変動モード(確変獲得時)の場合には、カウント値「1、3、5、7」が大当りに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、非確変モード時の遊技状態の場合は、1/360の確率で大当りが発生し、確率変動の遊技状態の場合は、4/360の確率で大当りが発生する。
尚、大当たりが抽選された場合には、液晶表示器52の表示画面内で左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「7」、「8」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、・・・、「777」、「888」と揃って確定停止して表示され、その後、後述のように大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して開放可能となり、毎回29.5秒間又は29.5秒以内に該大入賞口60への入賞個数の合計が10個に達するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出される(換言すれば遊技者に有利な状態である)いわゆる大当たり遊技を行うことができる(図19参照)。
また、RAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウンタ293Bが設けられている。かかる普通図柄カウンタ293Bのカウント値は、各ゲートスイッチ54Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づいて当りかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値が偶数の場合が当りに対応し、奇数の場合が外れに対応している。
ここで、普通図柄カウンタ293Bは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄カウント値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、液晶表示器52の図柄が変動中に始動口57に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ293Cが設けられている。また、普通図柄表示部50の普通図柄が変動中にゲート54を通過した通過個数が最大4個までカウントされる第2保留カウンタ293Dが設けられている。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ293Eが設けられている。かかるリーチカウンタ293Eのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチとなるかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちにハズレとなる完全ハズレの場合に対応している。
尚、リーチとは、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「8」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「1↓1」、「2↓2」、・・・、「7↓7」等の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。従って、リーチハズレとは、リーチの状態になった後、中列の変動図柄がリーチ図柄と異なる特別図柄で停止することをいう。また、完全ハズレとは、リーチとなることなく終わることをいう。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から7まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値7の次には最小値0に戻る)が格納される大当り特別図柄選択カウンタ293Fが設けられている。かかる大当り特別図柄選択カウンタ293Fのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきに左、中、右の3列の変動図柄が変動後、停止表示される大当たり図柄の組合せのパターンを特定する。例えば、カウント値「0」が大当たり図柄「111」、カウント値「1」が大当たり図柄「222」、カウント値「2」が大当たり図柄「333」、カウント値「3」が大当たり図柄「444」、カウント値「4」が大当たり図柄「555」、カウント値「5」が大当たり図柄「666」、カウント値「6」が大当たり図柄「777」、カウント値「7」が大当たり図柄「888」に対応している。尚、各大当たり図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から3まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値3の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄選択カウンタ293Gが設けられている。ここでは、例えば、カウント値「0」が普通図柄「11」、カウント値「1」が普通図柄「17」、カウント値「2」が普通図柄「71」、カウント値「3」が普通図柄「77」に対応している。尚、各普通図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
ここで、普通図柄選択カウンタ293Gは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄選択カウント値」として後述のパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ293Hが設けられている。かかる変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。尚、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。また、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて選択される変動パターンコマンドは、公知のように、各種の表示演出に基づき特別図柄表示装置48で一連の図柄変動を表示する変動パターンを特定したコマンドであり、本実施例においては、後述のように表示演出時間として完全ハズレの変動パターンでは、「5秒間」(図10参照)のものが設定されている。また、リーチハズレの変動パターンでは「20秒間」、「30秒間」(図10参照)の2種類のものが設定されている。更に、大当たり(通常大当たり及び確変大当たり)の変動パターンでは「32秒間」(図10参照)のものが設定されている。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ293Iが設けられている。かかるハズレ図柄選択カウンタ293Iのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM293には、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されたときの各カウンタ293A〜293Jのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア293Kが設けられている。
尚、各カウンタ293A〜293Jの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Kは、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ293Cは、特別図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ293Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
また、図6に示すように、ROM292には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、変動パターンを決定する後述の変動パターン決定テーブル73(図10参照)が格納される変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aが設けられている。
また、図4に示すように、サブ統合制御基板280には、CPU281、スピーカ7や電飾ランプ6等の駆動制御プログラム等を格納するROM282、主制御基板290からの各種制御信号を格納するRAM283、主制御基板290から送出される各種制御信号を受信する入出力回路284、スピーカ7を駆動制御する駆動回路71、エラー表示電飾ランプ6等を駆動制御する駆動回路72等が配設されている。そして、このCPU281、ROM282、RAM283、及び入出力回路284は、バス線により相互に接続されている。また、CPU281にはクロック回路285が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路284には、主制御基板290の入出力回路294が接続されている。また、この入出力回路284には、各駆動回路71、72が接続されている。
また、図7に示すように、サブ統合制御基板280のRAM283には、クロック回路285から入力されるクロック信号に基づいて0から13まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値13の次には最小値0に戻る)が格納される演出パターン選択カウンタ283Aが設けられている。かかる演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値は、主制御基板290から送信された変動パターンコマンドが入力されるタイミングで読み取られ(図20のS203)、その読み取られたカウント値は、パラメータ記憶エリア283Bに記憶される。
また、図8に示すように、サブ統合制御基板280のROM282には、後述の演出パターン選択テーブル75(図11参照)が格納される演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aが設けられている。更に、ROM282には、後述の各演出パターンコマンド1A、1B、・・・、23C(図11参照)の選択等の制御を行う為の後述のサブ制御プログラム(図20参照)が格納されている。
また、図4に示すように、演出表示基板260には、CPU261、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM262、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM263、サブ統合制御基板280から送出される各種制御信号を受信する入出力回路264、及びCPU261から送られた表示情報を受けて液晶表示器52に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)265等が配設されている。そして、このCPU261、ROM262、RAM263、入出力回路264、及びVDP265は、バス線により相互に接続されている。また、CPU261にはクロック回路266が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU261は、サブ統合制御基板280から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器52に所定の演出表示を行う。
また、図9に示すように、ROM262には、後述の演出表示パターンテーブル75(図12参照)が格納される演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aが設けられている。また、後述の各石板キャラクタ81〜83(図26参照)等が格納される石板キャラクタ記憶エリア262Bが設けられている。また、ROM262には、後述の各演出パターンコマンド1A、1B、・・・、22C(図11参照)に対応する演出表示パターンの液晶表示器52の表示制御を行う為の後述の制御プログラム(図21参照)が格納されている。
次に、主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される変動パターン決定テーブル73について図10に基づいて説明する。図10は本実施例に係るパチンコ機1の主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。
図10に示すように、変動パターン決定テーブル73は、大きく3つのパターン群により構成され、完全ハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド1)と、リーチハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド11、変動パターンコマンド12)と、大当り変動パターン群(変動パターンコマンド21、変動パターンコマンド22)とから構成されている。そして、先ず、大当たりカウンタ293Aのカウント値によって「ハズレ」、「大当たり」(通常大当りか確変大当りかは不問)が判断される。次に、「ハズレ」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて各変動パターンコマンド1、11、12のうちのいずれかが決定される。また、「大当たり」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、各変動パターンコマンド21、22のうちのいずれかが決定される。尚、各変動パターンコマンド1〜22を決定する具体的な制御等に関しては後に説明する(図16参照)。
例えば、完全ハズレの変動パターンコマンド1は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜89」の場合に決定される。
また、リーチハズレの変動パターンコマンド11は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜95」の場合に決定される。また、リーチハズレの変動パターンコマンド12は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「96〜99」の場合に決定される。
また、大当たりの変動パターンコマンド21は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「大当たり」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜39」の場合に決定される。また、大当たりの変動パターンコマンド22は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「大当たり」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「40〜99」の場合に決定される。
次に、サブ統合制御基板280のROM282の演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aに記憶される演出パターン選択テーブル75の一例について図11に基づいて説明する。ここで、演出パターン選択テーブル75は、サブ統合制御基板280のCPU281が主制御基板290のCPU291から指示情報(具体的には変動パターンコマンド及び最終停止図柄情報)を入力された場合に、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)表示指示情報としての演出パターン(演出パターンコマンド)を選択する場合に使用するテーブルである。
図11に示すように、演出パターン選択テーブル75は、主制御基板290のCPU291から入力された変動パターンの指示情報を表す「変動パターンコマンド」と、同じくCPU291から入力され、最終的な確定停止時に液晶表示器52に表示する3列の各図柄を表す「最終停止図柄指示」と、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際に取得される演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を表す「演出パターンカウント値」と、この「演出パターンカウント値」に対応する「演出パターンコマンド」とから構成されている。また、この「演出パターンコマンド」は、演出表示基板260のCPU261に対しては、液晶表示器52に該演出パターンコマンドに対応する演出表示パターンの表示画像データを演出表示するように指示するコマンドである。また、この「演出パターンコマンド」は、駆動回路71に対しては、該演出パターンコマンドに対応するゲーム音楽をスピーカ7を介して再生するように指示するコマンドである。また、この「演出パターンコマンド」は、駆動回路72に対しては、該演出表示パターンコマンドに対応する点灯駆動パターンに従って電飾ランプ6等を点灯駆動するように指示するコマンドである。尚、各演出パターンコマンドに基づく具体的な制御等に関しては後に説明する(図21参照)。
例えば、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「1」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜13」であった場合には、演出パターンコマンド1Aが選択される。演出パターンコマンド1Aは、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から5秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜8」であった場合には、演出パターンコマンド11Aが選択される。演出パターンコマンド11Aは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「9〜11」であった場合には、演出パターンコマンド11Bが選択される。演出パターンコマンド11Bは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「121」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「12〜13」であった場合には、演出パターンコマンド11Cが選択される。演出パターンコマンド11Cは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「353」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」であった場合には、演出パターンコマンド12Aが選択される。演出パターンコマンド12Aは、リーチ演出の種類は「拡大縮小リーチ」で、3列の変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜10」であった場合には、演出パターンコマンド12Bが選択される。演出パターンコマンド12Bは、リーチ演出の種類は「拡大縮小リーチ」で、3列の変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「121」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「11〜13」であった場合には、演出パターンコマンド12Cが選択される。演出パターンコマンド12Cは、リーチ演出の種類は「拡大縮小リーチ」で、3列の変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「353」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「21」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜2」であった場合には、演出パターンコマンド21Aが選択される。演出パターンコマンド21Aは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から22秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「222」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「21」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「3〜7」であった場合には、演出パターンコマンド21Bが選択される。演出パターンコマンド21Bは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から22秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「21」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「8〜13」であった場合には、演出パターンコマンド21Cが選択される。演出パターンコマンド21Cは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から22秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜2」であった場合には、演出パターンコマンド22Aが選択される。演出パターンコマンド22Aは、リーチ演出の種類は「拡大縮小リーチ」で、3列の変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「222」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「3〜6」であった場合には、演出パターンコマンド22Bが選択される。演出パターンコマンド22Bは、リーチ演出の種類は「拡大縮小リーチ」で、3列の変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」であった場合には、演出パターンコマンド22Cが選択される。演出パターンコマンド22Cは、リーチ演出の種類は「拡大縮小リーチ」で、3列の変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
次に、演出表示基板260のROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル76について図12に基づいて説明する。ここで、演出表示パターンテーブル76は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から表示指示情報としての「演出パターンコマンド」(図11参照)が入力された際に、この表示指示情報に対応して予め設定されている各演出表示パターンを選択する際に使用するテーブルである。そして、演出表示基板260のCPU261は、この選択した演出表示パターンに対応する演出表示の動画データをROM262より読み出して、液晶表示器52に表示制御する。
図12に示すように、演出表示パターンテーブル76は、サブ統合制御基板280のCPU281から入力される表示指示情報を表す各演出パターンコマンドと、各演出パターンコマンドに対して予め設定された「演出表示パターン」とから構成されている。
また、演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」には、「1A」、「11A」〜「11C」、「12A」〜「12C」、「21A」〜「21C」、「22A」〜「22C」が予め格納されている。
また、演出表示パターンテーブル76の「演出表示パターン」には、「演出パターンコマンド」の「1A」に対して約5秒間の完全ハズレの動画データを表す、変動開始後所定時間(例えば、約1.5秒である。)経過した時に第1列目の第1図柄を停止表示し、続いて、所定時間(例えば、約2秒である。)経過した時に第3列目の第2図柄を停止表示し、更に所定時間(例えば、約1.5秒である。)経過した時に第2列目の第3図柄を停止表示することを表す「変動開始→第1図柄停止→第2図柄停止→第3図柄停止→ハズレ表示(5秒)」が予め格納されている。
また、「演出表示パターン」には、「演出パターンコマンド」の「11A」、「11B」、「11C」に対応して、変動開始後所定時間(例えば、約5秒である。)経過した時に第1列目の第1図柄を停止表示し、続いて、所定時間(例えば、約7秒である。)経過した時に第3列目の第2図柄をリーチ図柄で停止表示し、更に所定時間(例えば、約8秒である。)リーチA演出表示をした後、第2列目の第3図柄をリーチ図柄でない図柄で停止表示することを表す「変動開始→第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→リーチハズレ表示(20秒)」が予め格納されている。
また、「演出表示パターン」には、「演出パターンコマンド」の「12A」、「12B」、「12C」に対応して、変動開始後所定時間(例えば、約6秒である。)経過した時に第1列目の第1図柄を停止表示し、続いて、所定時間(例えば、約9秒である。)経過した時に第3列目の第2図柄をリーチ図柄で停止表示し、更に所定時間(例えば、約15秒である。)拡大縮小リーチ演出表示をした後、第2列目の第3図柄をリーチ図柄でない図柄で停止表示することを表す「変動開始→第1図柄停止→第2図柄停止→拡大縮小リーチ演出→第3図柄停止→リーチハズレ表示(30秒)」が予め格納されている。
また、「演出表示パターン」には、「演出パターンコマンド」の「21A」、「21B」、「21C」に対応して、変動開始後所定時間(例えば、約5秒である。)経過した時に第1列目の第1図柄を停止表示し、続いて、所定時間(例えば、約7秒である。)経過した時に第3列目の第2図柄をリーチ図柄で停止表示し、更に、リーチA演出を所定時間(例えば、約8秒である。)表示した後、第2列目の第3図柄をリーチ図柄と同じ図柄で停止表示後、所定時間(例えば、約2秒である。)経過した時に第2列目の第3図柄を確定停止表示して大当たり獲得を報知することを表す「変動開始→第1図柄停止→第2図柄停止→リーチA演出→第3図柄停止→当たり表示(22秒)」が予め格納されている。
更に、「演出表示パターン」には、「演出パターンコマンド」の「22A」、「22B」、「22C」に対応して、変動開始後所定時間(例えば、約6秒である。)経過した時に第1列目の第1図柄を停止表示し、続いて、所定時間(例えば、約9秒である。)経過した時に第3列目の第2図柄をリーチ図柄で停止表示し、更に、拡大縮小リーチ演出を所定時間(例えば、約15秒である。)表示した後、第2列目の第3図柄をリーチ図柄と同じ図柄で停止表示後、所定時間(例えば、約2秒である。)経過した時に第2列目の第3図柄を確定停止表示して大当たり獲得を報知することを表す「変動開始→第1図柄停止→第2図柄停止→拡大縮小リーチ演出→第3図柄停止→当たり表示(32秒)」が予め格納されている。
次に、このように構成されたパチンコ機1の制御処理について図13乃至図30に基づき説明する。
先ず、主制御基板290のCPU291が実行する割込制御処理について図13乃至図19に基づいて説明する。図13乃至図19は、主制御基板290のCPU291が実行する割込制御処理の各フローチャートである。ここで、図13の割込制御処理は、電源投入後の一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。尚、これら図13乃至図19にフローチャートで示される各プログラムは主制御基板290が備えているROM292やRAM293に記憶されており、CPU291により実行される。
図13に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU291は、始動口入賞処理のサブ処理を実行する。そして、S2において、CPU291は、大当たり判定処理のサブ処理を実行する。続いて、S3において、CPU291は、変動パターン選択処理のサブ処理を実行後、S4において、コマンド送信処理のサブ処理を実行し、更に、S5において、確定信号送信処理を実行する。その後、S6において、CPU291は、S2の判定結果、大当たりに当選した際に大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して、毎回29.5秒間又は29.5秒以内に大入賞口60への入賞個数が10個に達するまで開放される大当たり遊技(特別遊技状態)に係る制御を行う大当たり遊技処理のサブ処理を実行後、S7において、賞球払出装置22を介して各入賞口62、63、始動口57及び大入賞口60への各入賞球に対する賞球を遊技者に払い出す賞球払出処理のサブ処理を実行して、当該処理を終了する。
次に、始動口入賞処理(S1)のサブ処理について図14に基づいて説明する。
図14に示すように、先ず、S11において、CPU291は、始動口57のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)294を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力されていない場合には(S11:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力された場合には(S11:YES)、S12において、CPU291は、大当りカウンタ293A、第1保留カウンタ293C、リーチカウンタ293E、大当り特別図柄選択カウンタ293F、変動パターン選択カウンタ293H、ハズレ図柄選択カウンタ293I、リーチハズレ図柄選択カウンタ293J等の各カウント値を取得してパラメータ記憶エリア293Kに記憶する「カウント値取得処理」を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、CPU291は、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力された場合には、大当りカウンタ293Aのカウント値を読み込み、このカウント値を代数Vに代入してRAM293に記憶する。また同時に、CPU291は、第1保留カウンタ293Cのカウント値を読み込み、このカウント値を代数Uに代入してRAM293に記憶する。また同時に、CPU291は、リーチカウンタ293Eのカウント値を読み込み、このカウント値を代数Mに代入してRAM293に記憶する。また同時に、CPU291は、大当り特別図柄選択カウンタ293Fのカウント値を読み込み、このカウント値を代数Yに代入してRAM293に記憶する。また同時に、CPU291は、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値を読み込み、このカウント値を代数Hに代入してRAM293に記憶する。また同時に、CPU291は、ハズレ図柄選択カウンタ293Iのカウント値を読み込み、このカウント値を代数Iに代入してRAM293に記憶する。また同時に、CPU291は、リーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値を読み込み、このカウント値を代数Fに代入してRAM293に記憶する。
次に、大当たり判定処理(S2)のサブ処理について図15に基づいて説明する。
図15に示すように、先ず、S21において、CPU291は、大当たり数値取得処理を実行する。
この大当たり数値取得処理は、先ず、CPU291は、RAM293に記憶されている確変フラグ(電源投入時に、確変フラグには「0」が代入されている。)を読み出す。そして、RAM293から読み出した確変フラグがONの場合、即ち「1」の場合には、確変モードであると判定して、予めROM292に記憶されている「確変大当たり数値」(実施例1の場合には、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。一方、RAM293から読み出した確変フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には、通常モードであると判定して、予めROM292に記憶されている「通常大当たり数値」(実施例1の場合には、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
続いて、S22において、CPU291は、「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア293Kから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されている「大当たり数値」のいずれかと一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数Q(電源投入時に、大当たり代数Qには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Qに「0」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
従って、通常モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の抽選確率は、1/360である。また、確変モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の抽選確率は、4/360である。これにより、確変モードの場合には、「大当たり」になる確率が、通常モードの遊技状態の場合の約4倍になる。
そして、再度パラメータ記憶エリア293Kから大当たり代数Qが読み出され、この大当たり代数Qが「0」か「1」か判定される。即ち、「大当たり」が発生したか否か判定される。
この大当たり代数Qが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S22:YES)、S23において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグをONにする、即ち、この大当たりフラグに「1」を代入して再度、RAM293に記憶する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この大当たりフラグはOFFにセットされている、即ち、この大当たりフラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、S24において、CPU291は、大当たり特別図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア293Kから読みだし、ROM292に記憶される該代数Yに対応する「大当たり図柄」を選択して、大当たり報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、S22で再度パラメータ記憶エリア293Kから読み出された大当たり代数Qが「0」の場合には、「ハズレ」が発生したと判定されて(S22:NO)、S25において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグをOFFにする、即ち、この大当たりフラグに「0」を代入して再度、RAM293に記憶する。
そして、S26において、CPU291は、この時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5↓5」や「7↓7」等、但し「↓」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後にハズレ(例えば「545」や「737」等)を表示するか否か判定する。
この判定は、パラメータ記憶エリア293Kに記憶される変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値としての代数Hを読み出し、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜99」の場合には、リーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S26:YES)、S27において、CPU291は、リーチハズレ図柄を選択する。このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア293Kからリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値としての代数Fを読み出し、このカウント値に対応するリーチハズレ図柄をROM292から読み出し、リーチハズレ報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、S26において、パラメータ記憶エリア293Kに記憶される変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値としての代数Hを読み出し、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜89」の場合には、完全ハズレを表示すると判定し(S26:NO)、S28において、CPU291は、完全ハズレ図柄を選択する。この完全ハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア293Kからハズレ図柄選択カウンタ293Iのカウント値としての代数Iを読み出し、このカウント値に対応する完全ハズレ図柄をROM292から読み出し、完全ハズレ報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、変動パターン選択処理(S3)のサブ処理について図16に基づいて説明する。
図16に示すように、先ず、S31において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、変動処理中フラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、S31でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S31:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、S31でRAM293から読み出した変動処理中フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S31:NO)、S32おいて、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから大当たり代数Qを読み出し、この大当たり代数Qが「0」か「1」か判定し、即ち、「大当たり」が発生したか否かを判定し、大当たりが発生したと判定した場合、即ち大当たり代数Qが「1」の場合には(S32:YES)、S33の処理に移行する。
続いて、S33において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値としての代数Hを読み出し、該カウント値に基づいて変動パターン決定テーブル73の大当たり変動パターン群からサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを選択して、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜39」のうちのいずれかである場合には、CPU291は、変動パターンコマンド21を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「40〜99」のうちのいずれかである場合には、CPU291は、変動パターンコマンド22を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
一方、S32において、CPU291は、大当たりが発生しなかったと判定した場合、即ち大当たり代数Qが「0」の場合には(S32:NO)、S34の処理に移行する。
そして、S34において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値としての代数Hを読み出し、各カウント値に基づいて変動パターン決定テーブル73の完全ハズレ変動パターン群とリーチハズレ変動パターン群とからサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを選択して、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜89」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド1を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜95」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド11を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「96〜99」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド12を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
次に、コマンド送信処理(S4)のサブ処理について図17に基づいて説明する。
図17に示すように、先ず、S41において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、S41でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S41:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、S41でRAM293から読み出した変動処理中フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S41:NO)、S42おいて、CPU291は、RAM293からサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドと、最終停止図柄の図柄データとを読み出し、この変動パターンコマンドと、最終停止図柄の図柄データとをサブ統合制御基板280のCPU281に出力する。
続いて、S43において、CPU291は、CPU281に出力した変動パターンコマンドに対応する演出表示時間、即ち液晶表示器52に表示される複数の変動図柄の変動時間の計測を開始する。
そしてまた、S44において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出して該変動処理中フラグをONして、即ち該変動処理中フラグに「1」を代入して再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、確定信号送信処理(S5)のサブ処理について図18に基づいて説明する。
図18に示すように、先ず、S51において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、S51でRAM293から読み出した変動処理中フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S51:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、S51でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「10」の場合には(S51:YES)、CPU291は、S52の処理に移行する。
続いて、S52において、CPU291は、ROM292からCPU281に指示情報として出力した変動パターンコマンドに対応する演出時間を読み出し、上記S43の処理で計測を開始した計測時間がこの演出時間以上になったか否か、即ち、液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄が停止表示されたか否かを判定する判定処理を実行する。
例えば、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド1を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が5秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド11を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が20秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド12を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が30秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド21を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が22秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド22を出力した場合には、CPU291は、上記S43の処理で計測を開始した計測時間が32秒以上になったか否かを判定する。
そして、上記S43の処理で計測を開始した計測時間がこのROM292から読み出した演出時間以上になっていない場合には(S52:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、上記S43の処理で計測を開始した計測時間がこのROM292から読み出した演出時間以上になった場合には(S52:YES)、S53において、CPU291は、CPU281に対して液晶表示器52に停止表示されている各特別図柄を確定表示するように指示する確定信号を出力する。
そしてまた、S54において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出して該変動処理中フラグをOFFして、即ち該変動処理中フラグに「0」を代入して再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、大当たり遊技処理(S6)のサブ処理について図19に基づいて説明する。
図19に示すように、先ず、S61において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293から読み出した大当たりフラグがOFFの場合には(S61:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、RAM293から読み出した大当たりフラグがONの場合には(S61:YES)、S62において、CPU291は、開閉扉ソレノイド59Aを介して開閉扉59を上方に開口して大入賞口60を開放する。
そしてまた、S63において、CPU291は、RAM293から大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rを読み出し、該代数Rに「1」加算後、再度RAM293に記憶する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
続いて、S64において、CPU291は、V口に入賞したか否か、即ちVスイッチ60Bから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、Vスイッチ60Bから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力された場合には(S64:YES)、S65において、CPU291は、RAM293からVフラグを読み出し、このVフラグをONにする、即ち、該Vフラグに「1」を代入して再度RAM293に記憶する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、このVフラグはOFFにセットされている、即ち、このVフラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
その後、S66において、CPU291は、RAM293から大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1を読み出し、この代数V1に「1」加算後、再度RAM293に記憶後、S68の処理に移行する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、この大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1には「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
一方、S64でVスイッチ60Bから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力されていない場合には(S64:NO)、CPU291は、S67の処理に移行する。S67において、CPU291は、大入賞口60に入賞したか否か、即ち大入賞口スイッチ60Aから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、大入賞口スイッチ60Aから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力された場合には(S67:YES)、CPU291は、上記S66の処理を実行後、S68の処理に移行する。
他方、大入賞口スイッチ60Aから入賞検出信号が入出力回路294を介して入力されていない場合には(S67:NO)、CPU291は、S68の処理に移行する。
続いて、S68において、CPU291は、RAM293から大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1を読み出し、この代数V1が10未満か否か、即ち、大入賞口60への入賞個数の合計個数が9個以下か否かを判定する判定処理を実行する。尚、大入賞口60が開放された場合の、大入賞口60への入賞個数の上限個数は10個に予め設定されている。
そしてまた、RAM293から読み出した代数V1が10未満の場合には(S68:NO)、S69において、CPU291は、大入賞口60を開放してから29.5秒以上経過したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、大入賞口60を開放してから29.5秒以上経過していない場合には(S69:NO)、CPU291は、再度S64以降の処理を実行する。
一方、大入賞口60を開放してから29.5秒以上経過した場合には(S69:YES)、CPU291は、S70の処理に移行する。
他方、S69でRAM293から読み出した代数V1が10以上の場合には(S68:YES)、CPU291は、S70の処理に移行する。
続いて、S70において、CPU291は、開閉扉ソレノイド59Aを介して開閉扉59を閉じて大入賞口60を閉塞する。
また、S71において、CPU291は、RAM293から大入賞口60への入賞個数の合計個数を表す代数V1を読み出し、この代数V1に「0」を代入して、再度RAM293に記憶する。
その後、S72において、CPU291は、RAM293からVフラグを読み出し、このVフラグがONか否か、即ち大入賞口60の開放中にV口に入賞したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293から読み出したVフラグがONの場合には、即ち、Vフラグが「1」の場合には(S72:YES)、CPU291は、S73の処理に移行する。
S73において、CPU291は、RAM293から大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rを読み出し、該代数Rが「14」より大きいか否か、即ち、大入賞口60が連続して15回開放されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM293から読み出した代数Rが「14」以下の場合には(S73:NO)、CPU291は、再度、S61以降の処理を実行する。
一方、RAM293から読み出した代数Rが「14」より大きい場合には(S73:YES)、CPU291は、S74の処理に移行する。
他方、S72でRAM293から読み出したVフラグがOFFの場合には、即ち、Vフラグが「0」の場合には(S72:NO)、CPU291は、S74の処理に移行する。
そして、S74において、CPU291は、RAM293からVフラグを読み出し、このVフラグをOFFにする、即ち、該Vフラグに「0」を代入して再度RAM293に記憶する。
そしてまた、S75において、CPU291は、RAM293から大入賞口60の連続開放回数を表す代数Rを読み出し、該代数Rに「0」を代入して、再度RAM293に記憶する。即ち、代数Rを初期化する。
更に、S76において、CPU291は、RAM293から大当たりフラグを読み出し、この大当たりフラグをOFFにし、即ち、該大当たりフラグに「0」を代入して、再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、サブ統合制御基板280のCPU281が、主制御基板290のCPU291から指示情報として変動パターンを表す「変動パターンコマンド」等の各コマンドを入力された場合に実行する制御処理について図20に基づいて説明する。ここで、図20の割込制御処理は、電源投入後の一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。尚、図20にフローチャートで示されるプログラムはサブ統合制御基板280が備えているROM282やRAM283に記憶されており、CPU281により実行される。
図20に示すように、先ず、S201において、サブ統合制御基板280のCPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された「変動パターンコマンド」、「最終停止図柄指示」、「確定信号」等の指示情報をRAM283に記憶する。
続いて、S202において、CPU281は、RAM283から再度指示情報を読み出し、該指示情報が「確定信号」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この指示情報が「確定信号」でない場合には(S202:NO)、S203において、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際の演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を演出パターン代数Eに代入してRAM283のパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
更に、S204において、CPU281は、RAM283から指示情報としての「変動パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」とを読み出すと共に、パラメータ記憶エリア283Bから演出パターン代数Eを読み出す。そして、演出パターン選択テーブル75(図11参照)から該当する演出パターンの「演出パターンコマンド」を演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)表示指示情報の演出パターンコマンドとしてRAM283に記憶する。
例えば、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「1」で、「最終停止図柄指示」が完全ハズレを報知する「123」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「0〜13」のうちのいずれかの場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「1A」をRAM283に記憶する。
また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「11」で、「最終停止図柄情報」がリーチハズレを報知する「787」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「9」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「11B」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「12」で、「最終停止図柄情報」がリーチハズレを報知する「212」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「12」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「12C」をRAM283に記憶する。
また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「21」で、「最終停止図柄情報」が大当りを報知する「333」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「5」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「21B」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「22」で、「最終停止図柄情報」が大当りを報知する「666」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「13」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「22C」をRAM283に記憶する。
その後、S205においてCPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄情報」を読み出し、演出表示基板260のCPU261に出力して(指示して)、当該処理を終了する。
例えば、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「1A」を読み出した場合には、演出パターンコマンド「1A」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。また、RAM283から「演出パターンコマンド」として「11B」を読み出した場合には、演出パターンコマンド「11B」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。
他方、S202で、RAM283から読み出した指示情報が「確定信号」の場合には(S202:YES)、S206において、CPU291は、「確定信号」を表示指示情報としてCPU261に出力して(指示して)、当該処理を終了する。
次に、上記のように構成された演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から演出表示指示情報が入力された場合に実行する制御処理について図21乃至図30に基づいて説明する。
図21に示すように、S301において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から表示指示情報が入力されると、該表示指示情報を構成する演出パターンコマンドと最終停止図柄の図柄データとをRAM263に記憶する。
そして、S302において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、該演出パターンコマンドが完全ハズレの演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」の場合には(S302:YES)、S303において、CPU261は、「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」でない場合には(S302:NO)、CPU261は、S304の処理に移行する。
続いて、S304において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドがリーチハズレの演出パターンか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A」、「11B」、「11C」、「12A」、「12B」、「12C」のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A」、「11B」、「11C」、「12A」、「12B」、「12C」のうちのいずれかである場合には(S304:YES)、S305において、CPU261は、「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理を実行する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A」、「11B」、「11C」、「12A」、「12B」、「12C」のうちのいずれでもない場合には(S304:NO)、CPU261は、S306の処理に移行する。
そしてまた、S306において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドが当たりの演出パターンか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21A」、「21B」、「21C」、「22A」、「22B」、「22C」のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21A」、「21B」、「21C」、「22A」、「22B」、「22C」のうちのいずれかである場合には(S306:YES)、S307において、CPU261は、「当たり表示処理」のサブ処理を実行後、当該処理を終了する。
一方、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21A」、「21B」、「21C」、「22A」、「22B」、「22C」のうちのいずれでもない場合には(S306:NO)、CPU261は、S307のサブ処理を実行しないで、当該処理を終了する。
次に、「完全ハズレ表示処理」(S303)のサブ処理について図22に基づいて説明する。
図22に示すように、S311において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76の「演出表示パターン」として約5秒間の完全ハズレの動画データをRAM263に記憶する。
そして、S312において、CPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S313において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第1所定時間(例えば、約1.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。また、CPU261は、各第2・第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「6」の図柄を停止表示する。
そしてまた、S314において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第2所定時間(例えば、約3.5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示するとともに、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
また、S315において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第3所定時間(例えば、約5秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第2番目の図柄を液晶表示器52の中央部の第3図柄として停止表示する。これにより、各第1・第2・第3図柄が完全ハズレの図柄で停止表示される。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「687」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の中央部の第3図柄として「8」の図柄を停止表示する。
そして、S316において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、CPU291は、CPU281に出力した変動パターン「1」の表示時間「約5秒」を予めROM292に記憶しており、当該表示時間「約5秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU281は、CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S316:NO)、S317において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S316:YES)、S318において、液晶表示器52に停止表示されるハズレを報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、「ハズレリーチ表示処理」(S305)のサブ処理について図23に基づいて説明する。
図23に示すように、S321において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から再度、読み出し、該演出パターンコマンドをROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」として、この演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出して、RAM263に記憶する。
例えば、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76の「演出表示パターン」として約20秒間のリーチハズレの動画データをRAM263に記憶する。また、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「12A」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76の「演出表示パターン」として約30秒間のリーチハズレの動画データをRAM263に記憶する。
そして、S322において、CPU261は、液晶表示器52に、左側、右側、中央に上下方向に変動する3列の各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始する。
続いて、S323において、CPU261は、RAM263に記憶する「演出表示パターン」の動画データに基づいて、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第4所定時間(例えば、演出パターンコマンドが「11A」の場合には、約5秒で、演出パターンコマンドが「12A」の場合には、約6秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示する。
そしてまた、S324において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第5所定時間(例えば、演出パターンコマンドが「11A」の場合には、約12秒で、演出パターンコマンドが「12A」の場合には、約15秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示するとともに、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
続いて、S325において、CPU261は、当該演出表示パターンのリーチ演出が拡大縮小リーチ演出であるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、当該演出表示パターンのリーチ演出が拡大縮小リーチ演出である場合には(S325:YES)、S326において、CPU261は、後述の拡大縮小リーチ表示処理(図25参照)のサブ処理を実行後、S328の処理に移行する。
一方、当該演出表示パターンのリーチ演出が拡大縮小リーチ演出でない場合には(S325:NO)、S327において、CPU261は、リーチA表示処理のサブ処理を実行後、S328の処理に移行する。
そして、S328において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、CPU291は、CPU281に出力した各変動パターン「11」、「12」の各表示時間「約20秒」、「約30秒」を予めROM292に記憶しており、当該各表示時間「約20秒」、「約30秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU281は、CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S328:NO)、S329において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S328:YES)、S330において、液晶表示器52に停止表示されるリーチハズレを報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行い、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「767」の場合には、CPU261は、液晶表示器52にリーチハズレを報知する「767」の図柄を確定停止表示する。
次に、「当たり表示処理」(S307)のサブ処理について図24に基づいて説明する。
図24に示すように、S341〜S342において、CPU261は、上記S321〜S322の処理を実行する。
続いて、S343において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第6所定時間(例えば、演出パターンコマンドが「21A」の場合には、約5秒で、演出パターンコマンドが「22A」の場合には、約6秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第1番目の図柄を液晶表示器52の左列の第1図柄として停止表示する。
例えば、RAM263から読み出した表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄として「7」の図柄を停止表示する。
そしてまた、S344において、CPU261は、各第1・第2・第3図柄の変動表示を開始してからROM262に予め記憶する第7所定時間(例えば、演出パターンコマンドが「21A」の場合には、約12秒で、演出パターンコマンドが「22A」の場合には、約15秒である。)が経過した場合には、RAM263から表示指示情報を構成する最終停止図柄の図柄データを読み出し、該図柄データの第3番目の図柄を液晶表示器52の右列の第2図柄として停止表示する。また、CPU261は、液晶表示器52の左列の第1図柄を停止表示するとともに、中央部の第3図柄の変動表示を継続する。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52の右列の第2図柄として「7」の図柄を停止表示する。
続いて、S345において、CPU261は、当該演出表示パターンのリーチ演出が拡大縮小リーチ演出であるか否かを判定する判定処理を実行する。そして、当該演出表示パターンのリーチ演出が拡大縮小リーチ演出である場合には(S345:YES)、S346において、CPU261は、後述の拡大縮小リーチ表示処理(図25参照)のサブ処理を実行後、S348の処理に移行する。
一方、当該演出表示パターンのリーチ演出が拡大縮小リーチ演出でない場合には(S345:NO)、S347において、CPU261は、リーチA表示処理のサブ処理を実行後、S348の処理に移行する。
そして、S348において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。尚、CPU291は、CPU281に出力した各変動パターン「21」、「22」の各表示時間「約22秒」、「約32秒」を予めROM292に記憶しており、当該各表示時間「約22秒」、「約32秒」が経過した場合には、CPU281に確定信号を出力する。また、CPU281は、CPU291からこの確定信号が入力された場合には、CPU261に対して液晶表示器52に停止表示される各第1・第2・第3図柄の確定停止を指示する確定信号を出力する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S348:NO)、S349において、CPU261は、動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S348:YES)、S350において、液晶表示器52に停止表示される大当たり獲得を報知する各第1・第2・第3図柄の確定停止表示を行う。
例えば、RAM263から読み出した演出指示情報を構成する図柄データが「777」の場合には、CPU261は、液晶表示器52に大当たり獲得を報知する「777」の図柄を確定停止表示する。
その後、S351において、CPU261は、大入賞口60の連続開放回数を表示する等の所定大当たり遊技演出を表示後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、「拡大縮小リーチ表示処理」のサブ処理(S326、S346)について図25乃至図30に基づいて説明する。
図25に示すように、S401において、CPU261は、液晶表示器52に表示されているリーチ図柄に対応する識別情報キャラクタとしての各石板キャラクタを石板キャラクタ記憶エリア262Bから読み出し、液晶表示器52の表示画面の上端中央部に、該各石板キャラクタを縮小して前向きに並べて前面側に付された前面識別図柄が見えるように停止表示する。尚、第3図柄に対応する石板キャラクタは表示されていない。
例えば、図26(A)に示すように、リーチ表示「7↓7」に対応して、各リーチ図柄(左右の図柄)「7」に対応する識別情報として「7」の各前面識別図柄81A、82Aが前面に付された各石板キャラクタ81、82が縮小されて、液晶表示器52の表示画面の中央部に表示された大きな石の塔80の上に、前向きに並べて配置されている。そして、この状態を該大きな石の塔80の下側から見上げるように表示される。また、変動中の第3図柄(中図柄)に対応する石板キャラクタは表示されていない。
尚、各石板キャラクタには、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「7」、「8」に対応する各識別情報としての各識別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「7」、「8」が前面に順次付されて、この前面に付された識別図柄の1つ前の配列順序の識別図柄が背面に付されている。
例えば、図30(A)に示すように、リーチ図柄「7」に対応する各石板キャラクタ81、82の前面側には識別情報として「7」の各前面識別図柄81A、82Aが前面に付され、背面側には識別情報として「6」の各背面識別図柄81B、82Bが背面に付されている。
また、図30(B)に示すように、後述の特別図柄「6」に対応する石板キャラクタ83の前面側には識別情報として「6」の前面識別図柄83Aが前面に付され、背面側には識別情報として「5」の背面識別図柄83Bが背面に付されている。
そして、S402において、CPU261は、表示画面の上端中央部に表示されている各石板キャラクタが遊技者側に落下するように表示して、該各石板キャラクタの変動表示が開始されるように表示する。即ち、各リーチ図柄に対応する各石板キャラクタが表示画面に停止表示されることなく、画面内に変動表示されることとなる。
続いて、S403において、CPU261は、各石板キャラクタが落下する状態を真上から見るよう表示する。
また同時に、S404において、CPU261は、リーチ図柄に対応する各前面識別図柄が付された各石板キャラクタを拡大して、表示画面の対角線上の各隅部に同一大きさで上向きで配置後、徐々に縮小して、落下する各石板キャラクタの前面識別図柄を真上から見るように表示制御する。また、第3図柄(中図柄)に対応する石板キャラクタを表示画面の中央部に縮小して下向きで配置し、徐々に縮小して、背面側を上向きにして落下する中央の石板キャラクタの背面識別図柄を真上から見るように表示制御する。即ち、第3図柄に対応する石板キャラクタが、リーチ図柄に対応する各石板キャラクタよりも下方側を落下するように表示される。
例えば、図26(B)に示すように、石の塔80の上側に縮小して配置された各石板キャラクタ81、82が前面側に落下するように表示される。
そして、図26(C)に示すように、液晶表示器52の表示画面の対角線上の各隅部に各石板キャラクタ81、82が同一大きさで上向き状態で配置され、「7」の各前面識別図柄81A、82Aを真上から見えるように表示される。また、第3図柄「6」に対応す「6」の前面識別図柄83Aが前面側に付されると共に「5」の背面識別図柄83Bが背面側に付された石板キャラクタ83が表示画面の中央部に縮小されて、背面側を上向きにして配置され、各石板キャラクタ81、82よりも下方に位置するように表示される。そして、各石板キャラクタ81、82、83が徐々に縮小されて表示され、各石板キャラクタ81、82、83が落下する状態を真上から見るように表示される。
続いて、S405において、CPU261は、表示画面の中央部に表示された石板キャラクタが下向きの状態で、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタよりも先に地面に当たって、下向きのままで跳ね返ってくるように、表示画面の中央部に配置された石板キャラクタの縮小を停止して、徐々に拡大すると共に、該対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタを続けて上向きのままで徐々に縮小し、途中で各石板キャラクタが同じ大きさになった状態を真上から見るように表示制御する。
更に、S406において、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタが更に縮小されて、上向き状態で落下するように表示すると共に、表示画面の中央部に表示された石板キャラクタを続けて徐々に拡大し、各石板キャラクタを真上から見るように表示制御する。
そして、S407において、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタが更に縮小されて、上向き状態で地面に当たるように表示すると共に、表示画面の中央部に拡大表示された石板キャラクタが裏返って、該各石板キャラクタの前面側の識別図柄が真上から見えるように表示制御する。
例えば、図27(D)に示すように、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタ81、82が徐々に縮小されて上向き状態で落下するように表示された後、「7」の各前面識別図柄81A、82Aが上から見える状態で地面に当たるように表示される。また、表示画面の中央部に地面に当たって下向きのまま跳ね返って、「5」の背面識別図柄83Bが見えるように拡大表示された石板キャラクタ83が裏返って、該石板キャラクタ83の「6」の前面識別図柄83Aが真上から見えるように表示される。
そしてまた、S408において、CPU261は、表示画面の中央部に拡大表示されて裏返った石板キャラクタを上向きのままで、再度徐々に縮小して落下する状態を真上から見るように表示制御する。また、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタが、上向き状態のままで、地面に当たって跳ね返ってくるように、該対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタの縮小を停止して、徐々に拡大して真上から見るように表示制御する。
続いて、S409において、CPU261は、表示画面の中央部に上向きで落下するように表示された石板キャラクタと、表示画面の対角線上の各隅部に配置されて上向きで跳ね返ってくるように表示された各石板キャラクタとが同一大きさになるように、即ち、各石板キャラクタがすれ違う状態を真上から見るように表示制御する。
その後、S410において、CPU261は、表示画面の中央部に配置された石板キャラクタを上向きのまま更に、徐々に縮小した後、該縮小を停止して、上向きで地面に当たる状態を真上から見るように表示制御する。また同時に、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタを続けて徐々に拡大して真上から見るように表示制御する。
続いて、S411において、CPU261は、RAM263から再度、演出パターンコマンドを読み出し、大当たりの演出パターンコマンドか否か、即ち、演出パターンコマンド「21A」〜「21C」、「22A」〜「22C」のうちのいずれかの演出パターンコマンドであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが、演出パターンコマンド「21A」〜「21C」、「22A」〜「22C」のうちのいずれかである場合には(S411:YES)、CPU261は、S412の処理に移行する。
S412において、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置されて拡大表示された各石板キャラクタの両方が裏返って、再度落下して地面に当たるように表示されるとともに、該各石板キャラクタの背面側の識別図柄が真上から見えるように表示制御する。また、表示画面の中央部に配置された石板キャラクタは、上向きのままで地面に当たって停止表示され、前面識別図柄が真上から見るように表示制御した後、S414の処理に移行する。これにより、地面に当たって停止表示された各石板キャラクタの真上から見える各識別図柄が揃うように(例えば、「666」等である。)表示制御される。
S414において、CPU261は、上記S412で地面に当たって停止表示された表示画面の対角線上の各隅部に配置されていた各石板キャラクタを左右に配置し、表示画面の中央部に配置されていた石板キャラクタを中央に配置して、S412で地面に当たって停止表示された各石板キャラクタの真上から見える識別図柄が前面側になるように、表示画面の左右方向に並べて前向きに停止表示後、当該サブ処理を終了して、S348の処理に移行する。
従って、表示画面の左右に配置される各石板キャラクタは、背面側の背面識別図柄が正面から見えるよう前向きに配置され、表示画面の中央に配置される石板キャラクタは、前面側の前面識別図柄が正面から見えるよう前向きに配置されて、停止表示されて、大当たり獲得が報知される。
例えば、図27(E)に示すように、石板キャラクタ83が徐々に縮小されて上向き状態で落下するように表示された後、「6」の前面識別図柄83Aが上から見える状態で地面に当たるように表示される。また、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタ81、82が、地面に当たって上向きのまま跳ね返って、「7」の前面識別図柄81A、82Aが見えるように拡大表示された後、各石板キャラクタ81、82が裏返って、再度落下して地面に当たるように表示されるとともに、該各石板キャラクタ81、82の「6」の背面識別図柄81B、82Bが真上から見えるように表示される。
そして、図27(F)に示すように、裏返った各石板キャラクタ81、82が、「6」の背面識別図柄81B、82Bが見えるように、表示画面の左右に前向きに配置され、また、裏返って地面に当たった石板キャラクタ83が、「6」の前面識別図柄83Aが見えるように、表示画面の中央に前向きに配置されて、ほぼ同じ大きさで停止表示される。これにより、大当たり図柄「666」に対応する各石板キャラクタ81、82、83の各識別図柄82B、83A、81Bが停止表示される。
一方、S411で、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが、演出パターンコマンド「21A」〜「21C」、「22A」〜「22C」のうちのいずれでもない場合には(S411:NO)、CPU261は、S413の処理に移行する。
S413において、CPU261は、表示画面の対角線上の各隅部に配置されて拡大表示された各石板キャラクタの一方が裏返って、他方が裏返らない、若しくは、両方が裏返らないように表示すると共に、再度落下して地面に当たるように表示されるとともに、該各石板キャラクタの上向き側の識別図柄が真上から見えるように表示制御する。また、表示画面の中央部に配置された石板キャラクタは、上向きのままで地面に当たって停止表示され、前面識別図柄が真上から見るように表示制御した後、S414の処理に移行する。これにより、 各石板キャラクタの真上から見える各識別図柄が揃わないように(例えば、「667」、「767」等である。)表示制御される。
S414において、CPU261は、上記S413で地面に当たって停止表示された表示画面の対角線上の各隅部に配置されていた各石板キャラクタを左右に配置し、表示画面の中央部に配置されていた石板キャラクタを中央に配置して、S413で地面に当たって停止表示された各石板キャラクタの真上から見える識別図柄が前面側になるように、表示画面の左右方向に並べて前向きに停止表示後、当該サブ処理を終了して、S328の処理に移行する。
従って、表示画面の左右に配置される各石板キャラクタは、前面識別図柄または背面識別図柄が正面から見えるよう前向きに配置され、表示画面の中央に配置される石板キャラクタは、前面側の前面識別図柄が正面から見えるよう前向きに配置されて、停止表示されて、リーチハズレが報知される。
例えば、図28(G)に示すように、石板キャラクタ83が徐々に縮小されて上向き状態で落下するように表示された後、「6」の前面識別図柄83Aが上から見える状態で地面に当たるように表示される。また、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタ81、82が、地面に当たって上向きのまま跳ね返って、「7」の前面識別図柄81A、82Aが見えるように拡大表示される。そして、この拡大表示された斜め下側の石板キャラクタ82が裏返って、再度落下して地面に当たるように表示されるとともに、該石板キャラクタ82の「6」の背面識別図柄82Bが真上から見えるように表示される。また同時に、この拡大表示された斜め上側の石板キャラクタ81は裏返らないで、そのまま上向きで、再度落下して地面に当たるように表示されるとともに、該石板キャラクタ81の「7」の前面識別図柄81Aが真上から見えるように表示される。
そして、図28(H)に示すように、裏返った石板キャラクタ82が、「6」の背面識別図柄82Bが見えるように、表示画面の左に前向きに配置され、裏返らなかった石板キャラクタ81が、「7」の前面識別図柄81Aが見えるように、表示画面の右に前向きに配置される。また、裏返って地面に当たった石板キャラクタ83が、「6」の前面識別図柄83Aが見えるように、表示画面の中央に前向きに配置されて、ほぼ同じ大きさで停止表示される。これにより、リーチハズレ図柄「667」に対応する各石板キャラクタ81、82、83の各識別図柄82B、83A、81Aが停止表示される。
また例えば、図29(I)に示すように、石板キャラクタ83が徐々に縮小されて上向き状態で落下するように表示された後、「6」の前面識別図柄83Aが上から見える状態で地面に当たるように表示される。また、表示画面の対角線上の各隅部に配置された各石板キャラクタ81、82が、地面に当たって上向きのまま跳ね返って、「7」の前面識別図柄81A、82Aが見えるように拡大表示された後、各石板キャラクタ81、82が裏返らないで、再度落下して地面に当たるように表示されるとともに、該各石板キャラクタ81、82の「7」の前面識別図柄81A、82Aが真上から見えるように表示される。
そして、図29(J)に示すように、裏返らなかった各石板キャラクタ81、82が、「7」の前面識別図柄81A、82Aが見えるように、表示画面の左右に前向きに配置され、また、裏返って地面に当たった石板キャラクタ83が、「6」の前面識別図柄83Aが見えるように、表示画面の中央に前向きに配置されて、ほぼ同じ大きさで停止表示される。これにより、リーチハズレ図柄「767」に対応する各石板キャラクタ81、82、83の各識別図柄82A、83A、81Aが停止表示される。
以上説明したとおり、本実施例に係るパチンコ機1によれば、拡大縮小リーチ表示処理(図25参照)による拡大縮小リーチ演出では、演出表示開始時に、リーチ図柄に対応する識別情報キャラクタとしての各石板キャラクタを石板キャラクタ記憶エリア262Bから読み出し、表示画面の上端中央部に該各石板キャラクタを縮小して前向きに並べて前面側に付された前面識別図柄が見えるように停止表示する。そして、表示画面の上端中央部に表示されている各石板キャラクタが遊技者側に落下するように表示された後、表示画面の対角線上の各隅部に配置され、第3図柄(中図柄)に対応する石板キャラクタが表示画面の中央部に配置されて、該各石板キャラクタの変動表示が開始される。即ち、各リーチ図柄に対応する各石板キャラクタが表示画面に停止表示されることなく、表示画面内に変動表示されることとなる(S401〜S414)。これにより、従来は停止表示されていた左右の各停止図柄が拡大縮小リーチ表示によって変動表示されることとなるため、リーチ演出時の表示態様を多様に変化させた的確な表示制御をすることが可能となると共に、遊技者の大当りに対する期待感を高めて興趣を増大させることが可能となる。
また、リーチ図柄に対応する各石板キャラクタを表示画面の対角線上の各隅部に配置し、第3図柄(中図柄)に対応する石板キャラクタを表示画面の中央部に配置して、各石板キャラクタが拡大、縮小されて表示されるため、表示画面全体を使った立体的な演出表示の表示制御を確実に行うことができると共に、遊技者の興味を強く引きつけ興趣を増大させることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のROMの変動パターン決定テーブル記憶エリアに格納される変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの演出パターン選択テーブル記憶エリアに格納される演出パターン選択テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの演出表示パターンテーブル記憶エリアに格納される演出表示パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する割込制御処理を示すメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「始動口入賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「大当たり判定処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「変動パターン選択処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「コマンド送信処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「確定信号送信処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「大当たり遊技処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のCPUが、主制御基板のCPUから指示情報として各コマンドを受信した場合に実行する制御処理を示すフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUから表示指示情報が入力された場合に実行する制御処理を示すメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「ハズレリーチ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「当たり表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが実行する「拡大縮小リーチ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが「拡大縮小リーチ表示処理」のサブ処理を実行した場合に液晶表示器に表示された拡大縮小リーチ表示の一例を示す図で、(A)はリーチ表示開始時、(B)は表示画面上端部の石板キャラクタが遊技者側に落ちる状態、(C)は左右の各石板キャラクタが対角線上の隅部に配置され、中央の石板キャラクタが左右の石板キャラクタよりも下方側に配置されて、各石板キャラクタが落下する状態を真上から見た図である。 図26の続きの状態を示す図で、(D)は左右の各石板キャラクタが地面に当たり、中央の石板キャラクタが地面に当たって跳ね返り、裏返るのを真上から見た状態、(E)は中央の石板キャラクタが再度落下して地面に当たり、左右の各石板キャラクタが地面に当たって跳ね返り、裏返るのを真上から見た状態、(F)は「666」の大当たり図柄に対応する各石板キャラクタが停止表示された状態を示す図である。 図26(D)の続きの状態を示す図で、(G)は中央の石板キャラクタが再度落下して地面に当たり、左右の各石板キャラクタが地面に当たって跳ね返り、左の石板キャラクタが裏返り、右の石板キャラクタがそのまま再度落下するのを真上から見た状態、(H)は「667」のリーチハズレ図柄に対応する各石板キャラクタが停止表示された状態を示す図である。 図26(D)の続きの状態を示す図で、(I)は中央の石板キャラクタが再度落下して地面に当たり、左右の各石板キャラクタが地面に当たって跳ね返り、そのまま再度落下するのを真上から見た状態、(J)は「767」のリーチハズレ図柄に対応する各石板キャラクタが停止表示された状態を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の石板キャラクタ記憶エリア262Bに記憶される石板キャラクタの一例を示す図で、(A)は前面側に「7」の前面識別図柄、背面側に「6」の背面識別図柄が付された石板キャラクタ、(B)前面側に「6」の前面識別図柄、背面側に「5」の背面識別図柄が付された石板キャラクタを示す図である。
符号の説明
1 パチンコ機
41 遊技盤
42 遊技領域
48 特別図柄表示装置
52 液晶表示器
57 始動口
60 大入賞口
73 変動パターン決定テーブル
75 演出パターン選択テーブル
76 演出表示パターンテーブル
80 石の塔
81〜83 石板キャラクタ
81A〜83A 前面識別図柄
81B〜83B 背面識別図柄
260 演出表示基板
261、281、291 CPU
262、282、292 ROM
263、283、293 RAM
280 サブ統合制御基板
290 主制御基板

Claims (1)

  1. 遊技球が始動口に入ったことを検出して始動口信号を出力する始動口検出手段と、
    乱数値を所定範囲内で繰り返し更新して、前記始動口検出手段から始動口信号が出力されることに基づいて前記乱数値の更新結果を取得する乱数取得手段と、
    前記乱数値の取得結果を予め決められた大当たり値と比較することに基づいて第1識別図柄乃至第3識別図柄を同種のもので停止表示する大当たり及び第1識別図柄乃至第3識別図柄を同種のもので停止表示しないハズレを判定する当落判定手段と、
    前記当落判定手段の判定結果が大当たりである場合に、可変入賞装置の可変入賞口が遊技者に不利な状態から有利な状態となるように該可変入賞装置を制御する大当たり遊技制御手段と、
    複数の可変情報のうちから一の可変情報を選択する可変情報選択手段と、
    前記第1識別図柄乃至第3識別図柄を前記大当たり及び前記ハズレの判定結果に応じた組み合わせに設定する図柄設定手段と、
    複数の変動パターンのうちから前記可変情報選択手段の選択結果に応じた変動パターンを選択する変動パターン選択手段と、
    前記変動パターン選択手段の選択結果に応じた変動パターンで前記第1識別図柄乃至第3識別図柄を可変表示した後、前記図柄設定手段の設定結果に応じた組み合わせで停止表示する図柄遊技の映像を図柄表示器の表示画面に発生させる識別図柄変動表示手段とを有し、
    前記識別図柄変動表示手段は、所定の変動パターンが選択されたときには、
    前記第1識別図柄及び第2識別図柄を前記表示画面の対角線上の各隅部に同種の図柄でかつ同一の大きさで表示するとともに、該第1識別図柄と第2識別図柄との間にこれら識別図柄と異なる図柄でかつこれら識別図柄よりも縮小した状態で前記第3識別図柄を表示する第1表示制御と、
    前記第1表示制御によって表示された状態の前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係を逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更する第2表示制御と、
    前記第2表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係を再度逆転するよう、少なくとも一方の大きさを徐々に変更する第3表示制御と、
    前記第3表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転しさらには大きさの差が所定量となった後に、該第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄とが同じ大きさとなるように、少なくとも一方の大きさを徐々に変更する第4表示制御と、
    前記第2表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転された以降でかつ、前記第3表示制御によって該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄との大きさが同一となる以前において、該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄とのうちの一方を他方の識別図柄とは異なる図柄に変更する第5表示制御と、
    前記大当たり判定手段の判定結果が大当たりである場合に、前記第3表示制御によって前記第1識別図柄及び第2識別図柄と前記第3識別図柄との大小関係が逆転された以降でかつ、前記第4表示制御によって該第1識別図柄及び第2識別図柄と該第3識別図柄との大きさが同一となる以前において、前記一方の識別図柄とは異なる他方の識別図柄を該一方の識別図柄と同種の図柄に変更するとともに、前記第4表示制御の終了後に第1識別図柄乃至第3識別図柄の組み合わせを該同種のもので確定する大当たり報知制御と、
    前記大当たり判定手段の判定結果がハズレである場合、前記第4表示制御の終了後に、前記第5表示制御によって変更された組み合わせで前記第1識別図柄乃至第3識別図柄を確定するハズレ報知制御とを実行することを特徴とする遊技機。
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