JP3948566B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技領域に変動図柄を表示する特別図柄表示装置が設けられ、該変動図柄が大当たり図柄で揃って停止した後、大入賞口が所定回数開放されて該大入賞口から容易に遊技球が入賞できる状態となる特別遊技状態が発生するパチンコ機に関するものである。
従来より、遊技領域に変動図柄を表示する特別図柄表示装置が設けられ、該変動図柄が大当たり図柄で揃って停止した後、大入賞口が所定回数開放されて該大入賞口から容易に遊技球が入賞できる状態となる特別遊技状態が発生するパチンコ機に関し種々提案されている。
例えば、第1ないし第3特別図柄と図柄が同一の確変継続回数決定図柄の停止表示態様と確変継続回数とを予め関係付けをしてストアしたストア手段と、前記第1ないし第3特別図柄が揃って遊技者へ所定の遊技価値を付与する有利な状態である特別遊技状態が発生した場合に、保持されている確変継続回数が0か否かを判定する判定手段と、該判定手段により肯定判定された場合に、前記確変継続回数決定図柄の変動および変動停止を制御する変動制御手段と、該変動制御手段による前記確変継続回数決定図柄の変動停止時の停止表示態様が前記特別遊技状態で揃っている第1ないし第3特別図柄の停止表示態様と一致した場合に、当該停止表示態様に対応する確変継続回数を前記ストア手段から取り出す取出手段と、該取出手段により取り出された確変継続回数を設定する設定手段と、該設定手段により設定された確変継続回数を特別遊技状態が発生する度に1だけデクリメントするデクリメント手段とから構成されるパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2002−210160号公報(段落(0029)〜(0034)、図3〜図8)
しかしながら、上述の従来のパチンコ機においては、確変継続回数決定図柄に付された確変継続回数がランダムに設定されているため、継続可能な確変継続回数が予め所定回数に規制されている場合には、確変継続回数の大きい確変継続回数決定図柄が第1ないし第3特別図柄の停止表示態様と一致する状態が連続して発生すると、総確変継続回数がこの所定回数を容易に超えてしまい、規制を守って正常なパチンコゲームを続けることができなくなるという問題がある。また、このような規制を守るために、確変継続回数の大きい確変継続回数決定図柄が第1ないし第3特別図柄の停止表示態様と一致する状態が連続して発生しても、総確変継続回数が所定回数になった場合には、強制的に確変継続回数を0に設定するようにすると、遊技者の確変継続回数への期待感を裏切ることになり、確変継続回数決定図柄の停止表示態様への興味を失わせるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、複数種類の大当たり図柄に複数の確変継続回数が設定されている場合にも、総確変継続回数を確実に所定回数内に設定することができ、継続可能な確変継続回数が予め所定回数に規制されている場合において、該規制を守って正常なパチンコゲームを続けることができるパチンコ機を提供することを目的とする。また、特別遊技状態の付与を高確率で抽選する遊技モードが継続しない第2通常遊技モードか、所定回数継続可能な第3通常遊技モードかを遊技者に認識困難にして、特別遊技状態の付与を高確率で抽選する遊技モードの獲得への興味を常に起こさせ、パチンコゲームへの遊技意欲をわかせることが可能なパチンコ機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るパチンコ機は、遊技領域に3列の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、始動入賞口と、通常時には閉塞される開閉可能な大入賞口を有する特別入賞装置と、を備え、通常遊技状態において前記始動入賞口への入賞情報に基づいて所定条件が成立した場合に、前記3列の変動図柄が変動後、複数種類の大当たり図柄のうちのいずれかで揃って停止した後、前記大入賞口が所定回数開放されて該大入賞口から容易に遊技球が入賞できる状態となる特別遊技状態が発生するパチンコ機において、前記通常遊技状態は、前記特別遊技状態の終了後、該特別遊技状態の付与を所定の第1抽選確率で抽選する第1通常遊技モードと、該特別遊技状態の付与を前記第1抽選確率よりも高い所定の第2抽選確率で抽選する第2通常遊技モードと、前記第2通常遊技モードが所定回数連続して設定可能となる第3通常遊技モードと、を含み、前記複数種類の大当たり図柄は、特別遊技状態の終了後、前記第1通常遊技モードになる場合に停止表示される複数の第1大当たり図柄と、該特別遊技状態の終了後、前記第2通常遊技モードになる場合に停止表示される複数の第2大当たり図柄と、前記第3通常遊技モードになる場合に停止表示される少なくとも1の第3大当たり図柄と、を含み、前記複数の第1大当たり図柄、複数の第2大当たり図柄及び第3大当たり図柄のそれぞれに所定の第1選択確率を付して格納された第1選択テーブルを記憶する第1記憶手段と、前記複数の第1大当たり図柄のそれぞれに所定の第2選択確率を付して格納された第2選択テーブルを記憶する第2記憶手段と、前記複数の第2大当たり図柄及び第3大当たり図柄のそれぞれに所定の第3選択確率を付して格納された第3選択テーブルを記憶する第3記憶手段と、前記第1選択テーブル、第2選択テーブル及び第3選択テーブルのうちいずれかを大当たり図柄選択テーブルとして設定する選択テーブル設定手段と、前記選択テーブル設定手段によって設定された大当たり図柄選択テーブルから1の大当たり図柄を選択する大当たり図柄選択手段と、前記通常遊技状態を第1通常遊技モード、第2通常遊技モード又は第3通常遊技モードのいずれかに設定する通常遊技モード設定手段と、前記特別遊技状態の連続発生回数をカウントする発生回数カウント手段と、判定フラグをON又はOFFに設定するフラグ設定手段と、前記発生回数カウント手段のカウントが所定回数か否かを判定する第1判定手段と、前記第1判定手段によって発生回数カウント手段のカウントが所定回数でないと判定された場合には、更に、前記大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル、第2選択テーブル又は第3選択テーブルのいずれに設定されており、且つ、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第1大当たり図柄、第2大当たり図柄又は第3大当たり図柄のいずれであるかを判定する第2判定手段と、前記第2判定手段によって該大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル又は第3選択テーブルに設定されており、且つ、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第2大当たり図柄又は第3大当たり図柄であると判定された場合には、更に、前記判定フラグがONに設定されているか否かを判定する第3判定手段と、前記第3判定手段によって判定フラグがONに設定されていないと判定された場合には、更に、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第2大当たり図柄又は第3大当たり図柄のいずれであるかを判定する第4判定手段と、前記第1判定手段によって、発生回数カウント手段のカウントが所定回数であると判定された場合には、前記発生回数カウント手段のカウントを初期化すると共に、前記選択テーブル設定手段を介して第2選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第1制御手段と、また、前記第2判定手段によって、大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル又は第2選択テーブルのいずれかに設定されており、且つ、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第1大当たり図柄であると判定された場合には、前記通常遊技モード設定手段を介して第1通常遊技モードに設定後、前記フラグ設定手段を介して判定フラグをOFFに設定して、前記発生回数カウント手段のカウントを初期化すると共に、前記選択テーブル設定手段を介して第1選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第2制御手段と、また、前記第3判定手段によって、判定フラグがONに設定されていると判定された場合には、前記選択テーブル設定手段を介して第3選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第3制御手段と、また、前記第4判定手段によって、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第3大当たり図柄であると判定された場合には、前記通常遊技モード設定手段を介して第3通常遊技モードに設定後、前記フラグ設定手段を介して判定フラグをONに設定すると共に、前記選択テーブル設定手段を介して第3選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第4制御手段と、更に、前記第4判定手段によって、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第2大当たり図柄であると判定された場合には、前記通常遊技モード設定手段を介して第2通常遊技モードに設定後、前記選択テーブル設定手段を介して第1選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第5制御手段と、を備えたことを特徴とする。
このような特徴を有する請求項1に係るパチンコ機においては、複数種類の大当たり図柄は、複数の第1大当たり図柄と複数の第2大当たり図柄と少なくとも1の第3大当たり図柄とから構成されている。また、複数の第1大当たり図柄は、特別遊技状態の終了後、該特別遊技状態の付与を所定の第1抽選確率で抽選する第1通常遊技モードになる場合に停止表示される。また、複数の第2大当たり図柄は、特別遊技状態の終了後、該特別遊技状態の付与を前記第1抽選確率よりも高い所定の第2抽選確率で抽選する第2通常遊技モードになる場合に停止表示される。また、第3大当たり図柄は、この第2通常遊技モードが所定回数連続して設定可能となる場合に停止表示される。
また、複数の第1大当たり図柄、複数の第2大当たり図柄及び第3大当たり図柄のそれぞれに所定の第1選択確率を付して格納された第1選択テーブルと、複数の第1大当たり図柄のそれぞれに所定の第2選択確率を付して格納された第2選択テーブルと、複数の第2大当たり図柄及び第3大当たり図柄のそれぞれに所定の第3選択確率を付して格納された第3選択テーブルが予め記憶されている。
また、選択テーブル設定手段によってこの第1選択テーブル、第2選択テーブル及び第3選択テーブルのうちいずれかが大当たり図柄選択テーブルとして設定され、大当たり図柄選択手段によって大当たり図柄選択テーブルから1の大当たり図柄が選択される。
そして、第1判定手段によって、特別遊技状態の連続発生回数をカウントする発生回数カウント手段のカウントが所定回数であると判定された場合には、第1制御手段を介して発生回数カウント手段のカウントを初期化すると共に、第2選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定される。
また、第1判定手段によって発生回数カウント手段のカウントが所定回数でないと判定された場合には、更に、第2判定手段によって大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル、第2選択テーブル又は第3選択テーブルのいずれに設定されており、且つ、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第1大当たり図柄、第2大当たり図柄又は第3大当たり図柄のいずれであるかが判定される。そして、第2判定手段によって、大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル又は第2選択テーブルのいずれかに設定されており、且つ、大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が第1大当たり図柄であると判定された場合には、第2制御手段を介して第1通常遊技モードに設定後、判定フラグがOFFに設定されて、発生回数カウント手段のカウントが初期化されると共に、第1選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定される。
一方、第2判定手段によって該大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル又は第3選択テーブルに設定されており、且つ、大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が第2大当たり図柄又は第3大当たり図柄であると判定された場合には、更に、第3判定手段によって判定フラグがONに設定されているか否かが判定される。そして、第3判定手段によって判定フラグがONに設定されていると判定された場合には、第3制御手段を介して第3選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定される。
また、該第3判定手段によって、判定フラグがONに設定されていないと判定された場合には、更に、第4判定手段によって、大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が第2大当たり図柄又は第3大当たり図柄のいずれであるかが判定される。そして、第4判定手段によって、大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が第3大当たり図柄であると判定された場合には、第4制御手段を介して第3通常遊技モードに設定後、フラグ設定手段を介して判定フラグをONに設定すると共に、第3選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定される。一方、該第4判定手段によって、大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が第2大当たり図柄であると判定された場合には、第5制御手段を介して第2通常遊技モードに設定後、第1選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定される。
請求項1に係るパチンコ機では、第1判定手段によって、特別遊技状態の連続発生回数をカウントする発生回数カウント手段のカウントが所定回数であると判定された場合には、第1制御手段を介して発生回数カウント手段のカウントが初期化されると共に、第2選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定されるため、特別遊技状態終了後、次の大当たり図柄として第1大当たり図柄が確実に選択され、第2制御手段を介して、再度第1通常遊技モードに復帰させることができ、特別遊技状態が第2抽選確率で抽選される通常遊技状態が、所定回数を越えて連続して付与されないように正確に制御できる。また、特別遊技状態の付与が第2抽選確率で抽選される第2通常遊技モード又は第3通常遊技モードの継続可能な継続回数が予め所定回数に規制されている場合には、該規制を守って正常なパチンコゲームを続けるように確実に制御することができる。また、大当たり図柄として第1大当たり図柄が確実に選択されるため、遊技者は、大当たり図柄が第1大当たり図柄である場合には、次の特別遊技状態の付与は第1抽選確率で抽選される第1通常遊技モードであることを容易に認識することができる。
また、第2判定手段によって、大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル又は第2選択テーブルのいずれかに設定されており、且つ、大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が第1大当たり図柄であると判定された場合には、第2制御手段を介して第1通常遊技モードに設定後、判定フラグがOFFに設定されて、発生回数カウント手段のカウントが初期化されると共に、第1選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定される。
これにより、第2制御手段を介して判定フラグが再度OFFにされると共に、発生回数カウント手段のカウントが初期化されるため、第3通常遊技モードか否かを該判定フラグによって正確に判定することができると共に、特別遊技状態が第2通常遊技モード又は第3通常遊技モードで連続発生した回数をより正確にカウントすることができる。また、大当たり図柄として第1大当たり図柄が停止表示されるため、遊技者は、大当たり図柄が第1大当たり図柄である場合には、次の特別遊技状態の付与は第1抽選確率で抽選される第1通常遊技モードであることを容易に認識することができる。
また、第3判定手段によって判定フラグがONに設定されていると判定された場合には、第3制御手段を介して第3選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして再度設定されるため、判定フラグがONの場合、即ち、第3通常遊技モードの場合には、第3選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように正確に制御することができる。また、判定フラグがONに設定されて第3通常遊技モードに設定されている場合には、大当たり図柄選択テーブルとして第3選択テーブルが確実に設定され、特別遊技状態の終了後、該特別遊技状態の付与が第2抽選確率で抽選されると共に、大当たり図柄選択手段によって、第2大当たり図柄のいずれかが選択されて停止表示されるため、遊技者は、第3通常遊技モードの通常遊技状態であるにもかかわらず、第2通常遊技モードの通常遊技状態が、連続して発生したと認識してパチンコゲームを続けることができ、遊技者の遊技意欲を継続してわかせることができる。
また、第3判定手段によって、判定フラグがONに設定されていない、即ち判定フラグがOFFに設定されいると判定され、更に、第4判定手段によって、大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が第3大当たり図柄であると判定された場合には、第4制御手段を介して第3通常遊技モードに設定後、判定フラグがONに設定されると共に、第3選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定される。
これにより、特別遊技状態の終了後、第3通常遊技モードで該特別遊技状態が所定回数連続して付与される場合には、判定フラグが常にONに設定されているため、この判定フラグのON・OFFを判定することによって、第3通常遊技モードであるか否かを正確に判定してパチンコゲームの遊技制御を正確に制御することができる。また、第3選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定された場合には、次回からの特別遊技状態の付与は見かけ上連続して第2通常遊技モードで抽選されたと遊技者に認識されるように制御できるため、過度に射幸心を煽ることなく適正に遊技者の遊技意欲をわかせることが可能なパチンコゲームを遊技者に提供することができる。
更に、第3判定手段によって、判定フラグがONに設定されていないと判定され、更に、第4判定手段によって、大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が第3大当たり図柄以外の第2大当たり図柄であると判定された場合には、第5制御手段を介して第2通常遊技モードに設定後、第1選択テーブルが大当たり図柄選択テーブルとして設定される。
これにより、大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が第3大当たり図柄以外の第2大当たり図柄の場合には、判定フラグはOFFに設定された状態であるため、特別遊技状態の終了後、次の特別遊技状態の付与を第2抽選確率で抽選後、第5制御手段を介して次の通常遊技状態を第1通常遊技モードに確実に設定でき、正確な制御をすることができる。また、遊技者は、大当たり図柄が第3大当たり図柄以外の第2大当たり図柄の場合には、次の特別遊技状態の付与は第2抽選確率で抽選され、その後は、通常遊技状態が第1通常遊技モード、第2通常遊技モード又は第3通常遊技モードのいずれに設定されるか容易に予想できず、パチンコゲームへの興味を強く引きつけることができる。
以下、本発明に係るパチンコ機について具体化した一実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施形態に係るパチンコ機の概略構成について図1乃至図3に基づき説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出す、いわゆる第1種パチンコ機で、一般にCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠21に対して合成樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠21に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤2上の遊技領域11を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側中央部には、前枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、公知の賞球払出装置(特開平11−309265号公報等参照)を介して払い出される賞球を受ける上皿7がスピーカ7Aを内蔵して合成樹脂製プレート8に配設されている。また、このプレート8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿7の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン7B、7C及びカード残高表示装置7Dが設けられている。そして、その上皿7の下には、下皿9が配設される。また、上皿7に連通する不図示の球送り機構を介して上皿7のパチンコ球が操作ハンドル10に連結された発射装置10Aへ送られるよう構成されている。
次に、図2において、パチンコ機1における遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。この遊技領域11は、所定厚さの板材をなした遊技盤2上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール12が立設されて構成されている。このレール12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案内する重複して形成した案内路13を構成し、右肩部にはレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部14を有する。
遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置18が配設されている。この特別図柄表示装置18は、遊技盤2の前面側から取り付けられる装飾部材17と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器(LCD)19等から構成されている。この液晶表示器19は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルであって、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部20が構成されている。そして、装飾部材17の前面部上方には、鰐のキャラクタが前面に形成される上部装飾部材17Aが、装飾部材17を構成する枠本体部材17Bの前面部に取り付けられている。また、この枠本体部材17Bの内側底面部には、案内部材33が取り付けられている。
一方、特別図柄表示装置18の左右には各ゲート23、24が配設されている。また、各ゲート23、24と特別図柄表示装置18の間には通常の風車25、26が設けられ、特別図柄表示装置18の両肩側には各電飾ランプ27A、28Aが内蔵される風車27、28が設けられている。また、各ゲート23、24の外側には、各電飾ランプ29A、30Aが内蔵される肩電飾部材29、30が配置されている。
また、特別図柄表示装置18の直下には、前面に蛇のキャラクタが描かれた始動口31が配設されている。この始動口31には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ(不図示)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器19に表示されている特別図柄が変動する。そして、特別図柄が変動中に始動口31に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第1保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第1保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第1保留LED34が、液晶表示器19の左右両側に各々2個ずつ配置されている。
また、各ゲート23、24にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ(不図示)が備えられており、パチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部20の普通図柄が変動する。そして、このゲート23又はゲート24にパチンコ球が入って、普通図柄表示部20の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口31の上部に設けられるチューリップ式役物31Aが所定時間(本実施形態では、約1秒間)開かれ、この始動口31にパチンコ球が入賞する確率が増加する。
また、普通図柄が変動中に各ゲート23、24をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第2保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第2保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第2保留LED35が、上部装飾部材17Aの上端縁部に左右水平方向に4個配置されている。
そして、始動口31の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉39で前面部を覆われる大入賞口40が形成された特別入賞装置41が配設されている。また、この大入賞口40の左右両側には上方に開口する各入賞口42、43が前面側に突出して形成されている。また、各入賞口42、43の下側には、各電飾ランプ42A、43Aが内蔵されている。
また、この特別入賞装置41の両側上方には各電飾ランプ44A、45Aが内蔵された下入賞口44、45が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通され、この下入賞口44、45への入賞を検出する下入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、特別入賞装置41の直下にはレール12に沿ってアウト口15が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
また、図3に示すように、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク50が機構セット盤51に固定されている。賞球タンク50は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球ケース52にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール53が取付けられている。
また、タンクレール53の下側には液晶表示器(LCD)19等をカバーする樹脂製のセンターカバー54が取付けられている。そして、このセンターカバー54の背面部内側には、スピーカ7Aを駆動制御する音制御基板64、各電飾ランプ6A、6B等を駆動制御するランプ制御基板65、及びLCD19等を駆動制御する表示制御基板66が取り付けられている。また、センターカバー54の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板46が内蔵される基板ケース55が配設されている。また、基板ケース55の下方には、上皿7から溢れた賞球を受けて下皿9に案内する下部受皿ボックス56がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃至図6に基づいて説明する。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等から構成されている。
主基板46は、CPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等から構成され、このCPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線により相互に接続されている。また、CPU461にはクロック回路460が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路464には、図示しない始動口スイッチ、各下入賞口スイッチ、各入賞口スイッチ、大入賞口スイッチ、Vスイッチ等が接続されている。
また、図5に示すように、RAM463には、クロック回路460から入力されるクロック信号に基づいて0から359まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値359の次には最小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ463Aが設けられている。この大当たりカウンタ463Aのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、通常時(後述のように、確変フラグがOFFの場合)には、カウント値「7」が大当たりに対応し、いわゆる確率変動モードの場合(後述のように、確変フラグがONの場合)には、カウント値「1、3、5、7」が大当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。
また、クロック回路460から入力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウンタ463Bが設けられている。かかる普通図柄カウンタ463Bのカウント値は、各ゲートスイッチからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づいて当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値が偶数の場合が当たりに対応し、奇数の場合が外れに対応している。
また、特別図柄表示装置18の変動図柄が変動中に始動口31に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ463Cが設けられている。また、普通図柄表示部20の普通図柄が変動中にゲート23又はゲート24を通過した通過個数が最大4個までカウントされる第2保留カウンタ463Dが設けられている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ463Eが設けられている。かかるリーチカウンタ463Eのカウント値は、パチンコ球が始動口31に入賞しない限りリーチ状態が発生しないことから、始動口スイッチからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチ状態かどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちに外れとなる場合に対応している。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ463Fが設けられている。かかる大当たり図柄選択カウンタ463Fのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき特別図柄表示装置18に表示される大当たり図柄が、後述のように第1選択テーブル71(図7参照)、第2選択テーブル72(図8参照)、又は第3選択テーブル73(図9参照)から選択される。ここで、大当たり図柄は、「1」、「2」、「3」、「4」、「5」、「6」、「7」、「8」、「9」、「0」の10種類で(図7参照)、後述のように、大当たり時には液晶表示器19に「111」、「222」、「333」、「444」、「555」、「666」「777」、「888」、「999」、「000」のうちのいずれかが選択されて表示される(図12参照)。
尚、各大当たり図柄は、公知のように、大当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から3まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値3の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄選択カウンタ463Gが設けられている。ここでは、例えば、カウント値「0」が普通図柄「11」、カウント値「1」が普通図柄「17」、カウント値「2」が普通図柄「71」、カウント値「3」が普通図柄「77」に対応している。尚、各普通図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ463Hが設けられている。尚、各変動表示パターンは、公知のように、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンであり、本実施形態においては、表示演出時間としてはリーチハズレの表示パターンとして「10秒間」、「20秒間」、「30秒間」の3種類のものが設定されている。また、大当たりの表示パターンとして「22秒間」、「32秒間」の2種類のものが設定されている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ463Iが設けられている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチ図柄選択カウンタ463Jが設けられている。
また、RAM463には、大当たりの発生回数をカウントする回数カウンタ463Kが設けられている。この回数カウンタ463Kは、後述のように確変モード又はスペシャル確変モード(以下、「SP確変モード」という。)の場合に発生する大当たりの発生回数を累積カウントすると共に、非確変モードの場合には「0」に初期化される(図14参照)。
また、始動口31に入賞したときの大当たりカウンタ463A、リーチカウンタ463Eの各のカウント値や、各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの普通図柄カウンタ463Bのカウント値や、各カウンタ463F、463G、463H、463I、463J等のカウント値が記憶されるパラメータ記憶エリア463Lが設けられている。
尚、各カウンタ463A、463B、463C、463D、463E、463F、463G、463H、463I、463J及び463Kの各カウント値は、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ463Cは、変動図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ463Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
更に、後述の第1選択テーブル71(図7参照)、第2選択テーブル72(図8参照)又は第3選択テーブル73(図9参照)のいずれかが選択されて格納される選択テーブル記憶エリア463Mが設けられている。
そしてまた、図6に示すように、ROM462には、後述の第1選択テーブル71(図7参照)、第2選択テーブル72(図8参照)、第3選択テーブル73(図9参照)が格納される大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aが設けられている。
また、図4に示すように、音制御基板64には、CPU641、スピーカ7A等の駆動制御プログラム等を格納するROM642、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM643、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)644等が配設されている。そして、このCPU641、ROM642、RAM643、及び入出力回路(I/O)644は、バス線により相互に接続されている。また、CPU641にはクロック回路640が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)644には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)644には、スピーカ7A等が接続されている。そして、CPU641は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、スピーカ7Aの駆動制御を行う。
また、図4に示すように、ランプ制御基板65には、CPU651、各電飾ランプ6A、6B、27A、28A、29A、30A、42A、43A、44A、45A等の駆動制御プログラム等を格納するROM652、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM653、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)654等が配設されている。そして、このCPU651、ROM652、RAM653、及び入出力回路(I/O)654は、バス線により相互に接続されている。また、CPU651にはクロック回路650が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)654には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)654には、各電飾ランプ6A、6B、27A、28A、29A、30A、42A、43A、44A、45A等が接続されている。そして、CPU651は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、各電飾ランプ6A、6B、27A、28A、29A、30A、42A、43A、44A、45A等の駆動制御を行う。
また、図4に示すように、表示制御基板66には、CPU661、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM662、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM663、主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)664、及びCPU661から送られた表示情報を受けて液晶表示器(LCD)19に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)665等が配設されている。そして、このCPU661、ROM662、RAM663、入出力回路(I/O)664、及びVDP(Video Display Processor)665は、バス線により相互に接続されている。また、CPU661にはクロック回路660が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU661は、主基板46から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器19に所定の演出表示を行う。
そして、主基板46のCPU461は、ROM462に予め格納されているパラメータや制御プログラムに従って、入出力回路464を介して入力される入力信号等に基づいて、各種制御信号を該入出力回路464を介して音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等に対して出力する。
次に、主基板46のROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第1選択テーブル71について図7に基づいて説明する。
図7に示すように、大当たりの際に表示する大当たり図柄を選択する場合に使用する第1選択テーブル71は、大当たり図柄選択カウンタ463Fのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「大当たり図柄」と、この「大当たり図柄」に対応する「通常遊技モード」とから構成されている。この「大当たり図柄」は、大当たり報知の際に液晶表示器19に停止表示される3列の各図柄である。また、この「通常遊技モード」は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を所定の抽選確率で抽選する各遊技モードである。
また、第1選択テーブル71の「カウント値」には、「0〜9」、「10〜19」、「20〜29」、「30〜39」、「40〜49」、「50〜59」、「60〜69」、「70〜79」、「80〜89」、「90〜99」の10種類のカウント値が予め登録されている。
また、第1選択テーブル71の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜9」に対応して「1」、「カウント値」の「10〜19」に対応して「2」、「カウント値」の「20〜29」に対応して「3」、「カウント値」の「30〜39」に対応して「4」、「カウント値」の「40〜49」に対応して「5」、「カウント値」の「50〜59」に対応して「6」、「カウント値」の「60〜69」に対応して「7」、「カウント値」の「70〜79」に対応して「8」、「カウント値」の「80〜89」に対応して「9」、「カウント値」の「90〜99」に対応して「0」が予め格納されている。
また、第1選択テーブル71の「通常遊技モード」には、「大当たり図柄」の「1」、「3」、「5」、「9」に対応して「確変モード」、「大当たり図柄」の「2」、「4」、「6」、「8」、「0」に対応して「通常モード」、「大当たり図柄」の「7」に対応して「スペシャル確変モード(SP確変モード)」が予め格納されている。
ここで、「通常モード」は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する抽選確率が、後述のように低確率(本実施形態の場合は、抽選確率は1/360である。)である遊技モードを表している。また、「確変モード」は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する抽選確率が、後述のように高確率(本実施形態の場合は、抽選確率は4/360である。)である遊技モードを表している。また、「スペシャル確変モード(SP確変モード)」は、後述のように確変モードがN回(本実施形態の場合は、8回である。)連続する遊技モードを表している。
次に、主基板46のROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第2選択テーブル72について図8に基づいて説明する。
図8に示すように、大当たりの際に表示する大当たり図柄を選択する場合に使用する第2選択テーブル72は、大当たり図柄選択カウンタ463Fのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「大当たり図柄」と、この「大当たり図柄」に対応する「通常遊技モード」とから構成されている。この「大当たり図柄」は、大当たり報知の際に液晶表示器19に停止表示される3列の各図柄である。また、この「通常遊技モード」は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を所定の抽選確率で抽選する各遊技モードである。
また、第2選択テーブル72の「カウント値」には、「0〜19」、「20〜39」、「40〜59」、「60〜79」、「80〜99」の5種類のカウント値が予め登録されている。
また、第2選択テーブル72の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜19」に対応して「2」、「カウント値」の「20〜39」に対応して「4」、「カウント値」の「40〜59」に対応して「6」、「カウント値」の「60〜79」に対応して「8」、「カウント値」の「80〜99」に対応して「0」が予め格納されている。
また、第2選択テーブル72の「通常遊技モード」には、「大当たり図柄」の「2」、「4」、「6」、「8」、「0」に対応して「通常モード」が予め格納されている。
ここで、「通常モード」は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する抽選確率が、後述のように低確率(本実施形態の場合は、抽選確率は1/360である。)である遊技モードを表している。
次に、主基板46のROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第3選択テーブル73について図9に基づいて説明する。
図9に示すように、後述のようにスペシャル確変モード(SP確変モード)において大当たりが発生した際に表示する大当たり図柄を選択する場合に使用する第3選択テーブル73は、大当たり図柄選択カウンタ463Fのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「大当たり図柄」とから構成されている。この「大当たり図柄」は、大当たり報知の際に液晶表示器19に停止表示される3列の各図柄である。
また、第3選択テーブル73の「カウント値」には、「0〜19」、「20〜39」、「40〜59」、「60〜79」、「80〜99」の5種類のカウント値が予め登録されている。
また、第3選択テーブル73の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜19」に対応して「1」、「カウント値」の「20〜39」に対応して「3」、「カウント値」の「40〜59」に対応して「5」、「カウント値」の「60〜79」に対応して「7」、「カウント値」の「80〜99」に対応して「9」が予め格納されている。
次に、このように構成された主基板46による大当たり判定等の遊技制御処理について図10乃至図16に基づいて説明する。
図10に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU461は、始動口入賞処理のサブ処理を実行する。そして、S2において、CPU461は、大当たり判定処理のサブ処理を実行後、S3において、大当たり等報知処理のサブ処理を実行する。その後、S4において、CPU461は、確率設定処理のサブ処理を実行し、更に、S5において、大当たり遊技処理のサブ処理を実行して、当該処理を終了する。
次に、始動口入賞処理(S1)のサブ処理について図11に基づいて説明する。
図11に示すように、先ず、S11において、CPU461は、始動口31のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力されていない場合には(S11:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力された場合には(S11:YES)、S12において、「カウント値取得処理」を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
この「カウント値取得処理」は、CPU461は、始動口スイッチからパチンコ球の検出信号が入力された時の大当たりカウンタ463Aに記憶されている数値をその時の「大当たりカウント値」として代数Vに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Vには「0」〜「359」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの普通図柄カウンタ463Bに記憶されている数値をその時の「普通図柄カウント値」として代数Uに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Uには「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのリーチカウンタ463Eに記憶されている数値をその時の「リーチカウント値」として代数Mに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Mには「0」〜「142」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの大当たり図柄選択カウンタ463Fに記憶されている数値をその時の「大当たり図柄選択カウント値」として代数Yに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Yには「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの普通図柄選択カウンタ463Gに記憶されている数値をその時の「普通図柄選択カウント値」として代数Xに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Xには「0」〜「3」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの変動パターン選択カウンタ463Hに記憶されている数値をその時の「変動パターン選択カウント値」として代数Hに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Hは「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのハズレ図柄選択カウンタ463Iに記憶されている数値をその時の「ハズレ図柄選択カウント値」として代数Iに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Iには「0」〜「200」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
更に、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのリーチ図柄選択カウンタ463Jに記憶されている数値をその時の「リーチ図柄選択カウント値」として代数Fに代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。従って、この代数Fには「0」〜「143」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
尚、液晶表示器19に表示される変動図柄の変動中に始動口31に入賞したパチンコ球の各入賞時の上記各カウント値がパラメータ記憶エリア463Lに記憶されて、順次後述のS2以降の処理が実行される。
次に、大当たり判定処理(S2)のサブ処理について図12に基づいて説明する。
図12に示すように、先ず、S21において、CPU461は、大当たり数値取得処理を実行する。
この大当たり数値取得処理は、先ず、CPU461は、RAM463に記憶されている確変フラグを読み出す。そして、RAM463から読み出した確変フラグがONの場合、即ち「1」の場合には、確変モード又はスペシャル確変モードのいずれかであると判定して、予めROM462に記憶されている「確変大当たり数値」(本実施形態の場合には、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。一方、RAM463から読み出した確変フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には、通常モードであると判定して、予めROM462に記憶されている「通常大当たり数値」(本実施形態の場合には、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
続いて、S22において、CPU461は「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア463Lから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されている「大当たり数値」のいずれかと一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
従って、通常モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、1/360である。また、確変モード又はスペシャル確変モードのいずれかの遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、4/360である。これにより、確変モード又はスペシャル確変モードの場合には、「大当たり」になる確率が、通常モードの遊技状態の場合の約4倍になる。
尚、通常モードの遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約10秒乃至30秒であるが、確変モード又はスペシャル確変モードの遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間を約5秒乃至7秒として通常モードの遊技状態よりも早く停止するようにしてもよい。
そして、再度パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rが読み出され、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定される。即ち、「大当たり」が発生したか否か判定される。
この大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S22:YES)、S23において、CPU461は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア463Lから読みだし、該代数Yを選択テーブル記憶エリア463Mに記憶される第1選択テーブル71、第2選択テーブル72又は第3選択テーブル73のいずれかの「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する大当たり図柄を選択して、RAM463のパラメータ記憶エリア463Lに大当たり図柄として記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、パラメータ記憶エリア463Lから読みだした代数Yが「9」で、選択テーブル記憶エリア463Mに記憶される選択テーブルが第1選択テーブル71の場合には、大当たり図柄として「1」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。また、パラメータ記憶エリア463Lから読みだした代数Yが「9」で、選択テーブル記憶エリア463Mに記憶される選択テーブルが第2選択テーブル72の場合には、大当たり図柄として「2」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。また、パラメータ記憶エリア463Lから読みだした代数Yが「9」で、選択テーブル記憶エリア463Mに記憶される選択テーブルが第3選択テーブル73の場合には、大当たり図柄として「1」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Lに記憶される。
一方、S22において、読み出した大当たり代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定されて(S22:NO)、S24において、CPU461は、この時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5、−、5」や「7、−、7」等、但し「−」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後にハズレ(例えば「5、4、5」や「7、3、7」等)を表示するか否か判定する。
この判定は、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されているリーチカウント値としての代数Mを読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値(本実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S24:YES)、S25において、ハズレリーチ図柄を選択する。このハズレリーチ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Lからリーチ図柄選択カウント値としての代数Fを読み出し、この代数Fに対応するリーチハズレ図柄をROM462から読み出し、表示制御基板66のCPU661に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア463Lに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、S24において、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されているリーチカウント値としての代数Mを読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値(本実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれとも一致しないと判定した場合には(S24:NO)、S26において、パラメータ記憶エリア463Lからハズレ図柄選択カウント値としての代数Iを読み出し、該代数Iに対応するハズレ図柄の図柄データをROM462から読み込んで、表示制御基板66のCPU661に指示する図柄データとして、パラメータ記憶エリア463Lに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、大当たり等報知処理(S3)のサブ処理について図13及び図14に基づいて説明する。
図13に示すように、先ず、S31において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンを選択する変動パターン抽選処理を実行する。
ここで、図14に示すように、表示制御基板66のROM662には、予め変動パターンテーブル75が記憶されている。この変動パターンテーブル75は、表示制御基板66のCPU661が、主基板46のCPU461から指示された変動パターンデータに対応する変動表示データが格納された不図示の変動表示テーブルを決定する際に使用するものである。この変動パターンテーブル75は、主基板46のCPU461から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」とから構成されている。
また、変動パターンテーブル75の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン8」の8種類の変動パターンが予め登録されている。
また、変動パターンテーブル75の「変動表示テーブル」には、「パターン1」に対応して「完全ハズレテーブル」、「パターン2」に対応して「リーチAハズレテーブル」、「パターン3」に対応して「リーチBハズレテーブル」、「パターン4」に対応して「リーチCハズレテーブル」、「パターン5」に対応して「リーチA確変当たりテーブル」、「パターン6」に対応して「リーチB確変当たりテーブル」、「パターン7」に対応して「リーチAノーマル当たりテーブル」、「パターン8」に対応して「リーチBノーマル当たりテーブル」が予め登録されている。
尚、不図示の「完全ハズレテーブル」には、表示演出時間としては完全ハズレの変動パターンとして「10秒間」、「20秒間」、「30秒間」の3種類の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチAハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「20秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチBハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「30秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチCハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「10秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチA確変当たりテーブル」、「リーチAノーマル当たりテーブル」には、変動パターンとして、大当たりの表示パターンとして「22秒間」の表示演出時間のものが設定されている。更に、不図示の「リーチB確変当たりテーブル」、「リーチBノーマル当たりテーブル」には、変動パターンとして、大当たりの表示パターンとして「32秒間」の表示演出時間のものが設定されている。
そして、S31において、主基板46のCPU461が実行する変動パターン抽選処理は、先ず、パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定して、RAM463から確変フラグを読み出し、該確変フラグがONの場合には、確変モード又はスペシャル確変モードのいずれかでの大当たりであると判定する。そして、パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン5」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、一方、該代数Hが奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン6」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
また、パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定して、RAM463から確変フラグを読み出し、該確変フラグがOFFの場合には、通常モードの大当たりであると判定する。そして、パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン7」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶し、一方、該代数Hが奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン8」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
また、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」の場合には、「ハズレ」が発生したと判定して、再度、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されているリーチカウント値としての代数Mを読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値(本実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定する。そして、CPU461は、いずれかと一致すれば、パラメータ記憶エリア463Lから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0〜2」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン2」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。また、該代数Hが「3〜6」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン3」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。更に、該代数Hが「7〜9」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン4」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
一方、また、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」の場合には、「ハズレ」が発生したと判定して、再度、パラメータ記憶エリア463Lに記憶されているリーチカウント値としての代数Mを読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値のいずれとも一致しない場合には、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン1」をパラメータ記憶エリア463Lに記憶する。
その後、S32において、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Lから表示制御基板66のCPU661に指示する最終停止図柄データと変動パターンとを読み出し、これらの情報データを表示制御基板66のCPU661に出力する。
そして、S33において、CPU461は、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力する。これにより、表示制御基板66のCPU661は、入力された終停止図柄データと変動パターンとの情報データに基づいて液晶表示器19に変動表示を行う。
続いて、S34において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、該処理時間待つ(S34:NO)。例えば、変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間待つ。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、30秒間待つ。また、変動パターンが「パターン4」の場合には、10秒間待つ。また、変動パターンが「パターン5」又は「パターン7」の場合には、22秒間待つ。また、変動パターンが「パターン6」又は「パターン8」の場合には、32秒間待つ。更に、変動パターンが「パターン1」の場合には、ハズレ図柄に対応して予めROM462に格納されている各処理時間待つ。
そして、「大当たり変動パターン」等の変動表示処理、又は「ハズレ図柄」の変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S34:YES)、S35において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に変動を停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、液晶表示器19に表示される3列の変動図柄が確定停止表示される。
次に、確率設定処理(S4)のサブ処理について図15に基づいて説明する。
図15に示すように、先ず、S41において、CPU461は、先ず、「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。この「大当たり」か否かの判定処理は、パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定し(S41:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定して(S41:YES)、S42において、CPU461は、RAM463の回数カウンタ463Kのカウント値を読み出し、該カウント値に「1」加算して、再度、回数カウンタ463Kに記憶する。
続いて、S43において、CPU461は、再度、回数カウンタ463Kのカウント値を読み出し、N回(本実施形態の場合は、8回である。尚、5回〜10回程度が望ましい。余り多くすると、通常モードにおける大当たりの発生確率が低くなり、遊技の興趣が損なわれるためである。)であるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、回数カウンタ463Kのカウント値がN回でない場合には(S43:NO)、S44において、CPU461は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する抽選確率が1/360の「通常モード」あるか否かを判定する通常遊技モード判定処理を実行する。
ここで、この通常遊技モード判定処理は、CPU461は、先ず、選択テーブル記憶エリア463Mに記憶されている選択テーブルを読み出すと共に、パラメータ記憶エリア463Lから「大当たり図柄」を読み出す。そして、選択テーブル記憶エリア463Mから読み出した選択テーブルが第1選択テーブル71の時には、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した「大当たり図柄」が「2」、「4」、「6」、「8」、「0」のいずれかである場合には、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「通常モード」であると判定される。また、選択テーブル記憶エリア463Mから読み出した選択テーブルが第2選択テーブル72の時には、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「通常モード」であると判定される。
一方、この選択テーブル記憶エリア463Mから読み出した選択テーブルが第1選択テーブル71で、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した「大当たり図柄」が「1」、「3」、「5」、「7」、「9」のいずれかである場合には、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「通常モード」でないと判定される。また、選択テーブル記憶エリア463Mから読み出した選択テーブルが第3選択テーブル73の時には、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「通常モード」でないと判定される。
そして、CPU461は、S44において、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「通常モード」であると判定した場合には(S44:YES)、S45において、RAM463から確変フラグを読み出し、該確変フラグに「0」を代入して、再度RAM463に記憶する。これにより、確変フラグがOFFにされる。
また、S46において、CPU461は、RAM463から判定フラグを読み出し、該判定フラグに「0」を代入して、再度RAM463に記憶する。これにより、判定フラグがOFFにされる。
また、S47において、CPU461は、RAM463の回数カウンタ463Kのカウント値を読み出し、該カウント値に「0」を代入して、再度回数カウンタ463Kに記憶する。これにより、回数カウンタ463Kが初期化される。
そして、S48において、CPU461は、ROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aから第1選択テーブル71を読み出し、該第1選択テーブル71をRAM462の選択テーブル記憶エリア463Mに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、CPU461は、S44において、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「通常モード」でないと判定した場合には(S44:NO)、S49において、RAM463に記憶されている判定フラグを読み出し、該判定フラグがONか否かを判定する判定処理を実行する。そして、RAM463から読み出した判定フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(49:YES)、CPU461は、スペシャル確変モードであると判定して、S50において、ROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aから第3選択テーブル73を読み出し、該第3選択テーブル73をRAM462の選択テーブル記憶エリア463Mに再度、記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、大当たり遊技終了後、次回大当たり図柄として「1」、「3」、「5」、「7」、「9」のうちのいずれかが確実に選択される(S23参照)。
また、S49において、RAM463から読み出した判定フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S49:NO)、S51において、CPU461は、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する抽選確率が4/360の「確変モード」又は「スペシャル確変モード」のどちらであるかを判定するスペシャル確変(SP確変)判定処理を実行する。
ここで、このスペシャル確変判定処理は、CPU461は、先ず、選択テーブル記憶エリア463Mに記憶されている選択テーブルを読み出すと共に、パラメータ記憶エリア463Lから「大当たり図柄」を読み出す。そして、この選択テーブル記憶エリア463Mから読み出した選択テーブルが第1選択テーブル71の時には、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した「大当たり図柄」が「7」の場合に、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「スペシャル確変モード(SP確変モード)」であると判定される。また、選択テーブル記憶エリア463Mから読み出した選択テーブルが第1選択テーブル71で、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した「大当たり図柄」が「1」、「3」、「5」、「9」のいずれかである場合には、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「確変モード」であると判定される。
尚、選択テーブル記憶エリア463Mに第3選択テーブル73が格納されている場合には、後述のように判定フラグがONになっているため(S53参照)、この通常遊技モード判定処理は実行されない(S49参照)。
そして、CPU461は、S51において、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「スペシャル確変モード(SP確変モード)」であると判定した場合には(S51:YES)、S52において、RAM463から確変フラグを読み出し、該確変フラグに「1」を代入して、再度RAM463に記憶する。これにより、確変フラグがONにされる。
また、S53において、CPU461は、RAM463から判定フラグを読み出し、該判定フラグに「1」を代入して、再度RAM463に記憶する。これにより、判定フラグがONにされる。
そして、S54において、CPU461は、ROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aから第3選択テーブル73を読み出し、該第3選択テーブル73をRAM462の選択テーブル記憶エリア463Mに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、CPU461は、S51において、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「確変モード」であると判定した場合には(S51:NO)、S55において、RAM463から確変フラグを読み出し、該確変フラグに「1」を代入して、再度RAM463に記憶する。これにより、確変フラグがONにされる。
そして、S56において、CPU461は、ROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aから第1選択テーブル71を読み出し、該第1選択テーブル71をRAM462の選択テーブル記憶エリア463Mに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、判定フラグの状態はOFFのままである。
他方、S43において、CPU461は、回数カウンタ463Kのカウント値がN回の場合には(S43:YES)、S57において、RAM463の回数カウンタ463Kのカウント値を読み出し、該カウント値に「0」を代入して、再度回数カウンタ463Kに記憶する。これにより、回数カウンタ463Kが初期化される。
そして、S58において、CPU461は、ROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aから第2選択テーブル72を読み出し、該第2選択テーブル72をRAM462の選択テーブル記憶エリア463Mに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、確変フラグはそのままであるため、確変モード又はスペシャル確変モードのいずれかで大当たりが発生した場合には、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与は、4/360の抽選確率で抽選される(S22参照)。また、確変モード又はスペシャル確変モードのいずれかでN回連続して大当たりが発生した場合には、次の大当たり図柄は、「2」、「4」、「6」、「8」、「0」のいずれかが選択され、確変フラグは確実にOFFにされる(S44:YES、S45参照)。
次に、大当たり遊技処理(S5)のサブ処理について図16に基づいて説明する。
図16に示すように、先ず、S61において、CPU461は、「大当たり」が発生したか否かを判定する判定処理を実行する。この判定処理は、パラメータ記憶エリア463Lから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定する。即ち、「大当たり」が発生したか否かを判定する。そして、この大当たり代数Rが「0」の場合には、「大当たり」は発生していないと判定し(S61:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、パラメータ記憶エリア463Lから読み出した大当たり代数Rが「1」の場合には、大当たりが発生したと判定し(S61:YES)、S62において、CPU461は、大入賞口40を閉塞する開閉扉39を開放する。
続いて、S63において、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に達したか否か、即ち、不図示の大入賞口カウントスイッチにより検出された入賞個数が10個に達したか否かを判定する。
そして、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に達していない場合には(S63:NO)、S64において、大入賞口40を開放してから所定時間(本実施形態の場合は、約29秒である。)経過したか否かを判定する。そして、大入賞口40を開放してから所定時間経過していない場合には(S64:NO)、再度、S63以降の処理を実行する。
一方、大入賞口40に入賞した入賞球が10個に達した場合(S63:YES)、若しくは大入賞口40を開放してから所定時間経過した場合には(S64:YES)、S65において、CPU461は、開閉扉39を閉じて大入賞口40を閉塞する。
続いて、S66において、CPU461は、大入賞口40の開放中に該大入賞口40内に設けられるVゾーンに入賞したか否か、即ち大入賞口40の開放中に不図示のVスイッチから入賞球の検出信号が入力されているか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、大入賞口40の開放中に該Vスイッチから入賞検出信号が入力されている場合には(S66:YES)、S67において、CPU461は、大入賞口40を継続して開放した回数が所定の最高継続回数(本実施形態の場合には、「16回」である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。この大入賞口40を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S67:NO)、大入賞口40を閉塞してから所定時間(本実施形態では、約2秒である。)経過後、再度、S62以降の処理を実行する。
また、大入賞口40の開放中にVスイッチから入賞検出信号が入力されていない場合(S66:NO)、若しくは、この大入賞口40を開放した回数が、所定の最高継続回数に達した場合には(S67:YES)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
ここで、大当たり遊技は、特別遊技状態である。また、通常モードは、第1通常遊技モードである。また、確変モードは、第2通常遊技モードである。また、スペシャル確変モード(SP確変モード)は、第3通常遊技モードである。また、各大当たり図柄「2」、「4」、「6」、「8」、「0」は、第1大当たり図柄を構成する。また、各大当たり図柄「1」、「3」、「5」、「7」、「9」は、第2大当たり図柄を構成する。また、大当たり図柄「7」は、第3大当たり図柄として機能する。また、大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aは、第1記憶手段、第2記憶手段及び第3記憶手段として機能する。また、CPU461、ROM462、及びRAM463の選択テーブル記憶エリア463Mは、選択テーブル設定手段及び大当たり図柄選択手段を構成する。また、CPU461、ROM462、RAM463は、通常遊技モード設定手段を構成する。また、回数カウンタ463Kは、発生回数カウント手段として機能する。また、CPU461及びRAM462は、フラグ設定手段を構成する。また、CPU461、ROM462、RAM463は、第1判定手段、第2判定手段、第3判定手段、第1制御手段、第2制御手段、第3制御手段、第4制御手段及び第5制御手段を構成する。
従って、本実施形態に係るパチンコ機1では、大当たりが確変モード(大当たり遊技の付与を抽選する抽選確率は、4/360である。)又はスペシャル確変モード(大当たり遊技の付与を抽選する抽選確率は、4/360である。)でN回(本実施形態では、8回である。)連続して付与された場合には、回数カウンタ463Kのカウントが初期化されて、第2選択テーブル72が選択テーブル記憶エリア463Mに格納されるため(S43:YES、S57〜S58)、大当たりが確変モード又はスペシャル確変モードでN回数連続して付与された場合には、大当たり遊技終了後、大当たり図柄として各大当たり図柄「2」、「4」、「6」、「8」、「0」のいずれかが確実に選択され、大当たり遊技終了後、再度通常モードに確実に復帰させることができ、確変モード又はスペシャル確変モードが、N回を越えて連続して付与されないように正確に制御できる。また、確変モード又はスペシャル確変モードの継続可能な継続回数が予めN回に規制されている場合には、該規制を守って正常なパチンコゲームを続けるように確実に制御することができる。また、大当たりが確変モード又はスペシャル確変モードでN回数連続して付与された場合には、大当たり図柄として「2」、「4」、「6」、「8」、「0」のいずれかが確実に選択されるため、遊技者は、大当たり図柄が「2」、「4」、「6」、「8」、「0」のいずれかである場合には、次の大当たりの付与は1/360の抽選確率で抽選される通常モードであることを容易に認識することができる。
また、確率設定処理(S4)のS44の処理において、選択テーブル記憶エリア463Mに第1選択テーブル71又は第2選択テーブル72が格納されており、且つ、大当たり図柄が「2」、「4」、「6」、「8」、「0」のいずれかであると判定された場合には(S44:YES)、通常モードに設定するために確変フラグ及び判定フラグをOFFに設定後、回数カウンタ463Kが初期化されると共に、第1選択テーブル71が選択テーブル記憶エリア463Mに格納される(S45〜S48)。
これにより、判定フラグが再度OFFにされると共に、回数カウンタ463Kが初期化されるため、S49の処理において、スペシャル確変モードであるか否かを該判定フラグによって正確に判定することができると共に、大当たりが確変モード又はスペシャル確変モードで連続発生した回数をより正確にカウントすることができる。また、大当たり図柄として「2」、「4」、「6」、「8」、「0」のいずれかが停止表示されるため、遊技者は、大当たり図柄が「2」、「4」、「6」、「8」、「0」のいずれかである場合には、次の大当たり遊技の付与は1/360の抽選確率で抽選される通常モードであることを容易に認識することができる。
また、確率設定処理(S4)のS49の処理において、判定フラグがONに設定されていると判定された場合には(S49:YES)、選択テーブル記憶エリア463Mに第3選択テーブル73が再度格納されるため、判定フラグがONの場合、即ちスペシャル確変モードの場合には、第3選択テーブル73を選択テーブル記憶エリア463Mに格納するように正確に制御することができる。また、判定フラグがONに設定されてスペシャル確変モードに設定されている場合には、選択テーブル記憶エリア463Mに第3選択テーブル73が確実に格納され、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与が4/360の抽選確率で抽選されると共に、大当たり図柄「1」、「3」、「5」、「7」、「9」のいずれかが選択されて停止表示されるため、遊技者は、スペシャル確変モードであるにもかかわらず、確変モードの遊技状態が連続して発生したと認識してパチンコゲームを続けることができ、遊技者の遊技意欲を継続してわかせることができる。
また、確率設定処理(S4)のS49の処理において、判定フラグがOFFに設定され(S49:NO)、更にS51の処理において、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「スペシャル確変モード」であると判定された場合には(S51:YES)、確変フラグ及び判定フラグがONに設定されると共に、第3選択テーブル73が選択テーブル記憶エリア463Mに格納される(S52〜S54)。
これにより、大当たり遊技終了後、スペシャル確変モードで該大当たり遊技がN回連続して付与される場合には、判定フラグが常にONに設定されているため、このこの判定フラグのON・OFFを判定することによって、スペシャル確変モードであるか否かを正確に判定してパチンコゲームの遊技制御を正確に制御することができる。また、第3選択テーブル73が選択テーブル記憶エリア463Mに格納された場合には、次回からの大当たり遊技の付与は見かけ上連続して確変モードで抽選されたと遊技者に認識されるように制御できるため、過度に射幸心を煽ることなく適正に遊技者の遊技意欲をわかせることが可能なパチンコゲームを遊技者に提供することができる。
更に、確率設定処理(S4)のS49の処理において、判定フラグがOFFに設定され(S49:NO)、更にS51の処理において、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を抽選する遊技モードは「確変モード」であると判定された場合には(S51:NO)、確変フラグがONに設定されると共に、第1選択テーブル71が選択テーブル記憶エリア463Mに格納される(S55〜S56)。
これにより、大当たり図柄が「1」、「3」、「5」、「9」のいずれかである場合には、判定フラグはOFFに設定された状態であるため、大当たり遊技終了後、該大当たり遊技の付与を4/360の抽選確率で抽選後、次の遊技モードを「通常モード」に確実に設定でき、正確な制御をすることができる。また、遊技者は、大当たり図柄が「1」、「3」、「5」、「9」のいずれかである場合には、大当たり遊技終了後、次の大当たり遊技の付与は4/360の抽選確率で抽選され、その後は、通常モード、確変モード又はスペシャル確変モードのいずれに設定されるか容易に予想できず、パチンコゲームへの興味を強く引きつけることができる。
尚、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。 本実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域を示した正面図である。 本実施形態に係るパチンコ機の全体を示した背面図である。 本実施形態に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のROMの大当たり図柄選択テーブル記憶エリアに格納される第1選択テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のROMの大当たり図柄選択テーブル記憶エリアに格納される第2選択テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のROMの大当たり図柄選択テーブル記憶エリアに格納される第3選択テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する大当たり報知等の遊技制御処理のメインフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「始動口入賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「大当たり判定処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「大当たり報知処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMに格納される変動パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「確率設定処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「大当たり遊技処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ機
18 特別図柄表示装置
19 液晶表示器
31 始動口
39 開閉扉
40 大入賞口
46 主基板
66 表示制御基板
71 第1選択テーブル
72 第2選択テーブル
73 第3選択テーブル
462 ROM
462A 大当たり図柄選択テーブル記憶エリア
463 RAM
463K 回数カウンタ
463M 選択テーブル記憶エリア

Claims (1)

  1. 遊技領域に3列の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、始動入賞口と、通常時には閉塞される開閉可能な大入賞口を有する特別入賞装置と、を備え、通常遊技状態において前記始動入賞口への入賞情報に基づいて所定条件が成立した場合に、前記3列の変動図柄が変動後、複数種類の大当たり図柄のうちのいずれかで揃って停止した後、前記大入賞口が所定回数開放されて該大入賞口から容易に遊技球が入賞できる状態となる特別遊技状態が発生するパチンコ機において、
    前記通常遊技状態は、前記特別遊技状態の終了後、該特別遊技状態の付与を所定の第1抽選確率で抽選する第1通常遊技モードと、
    該特別遊技状態の付与を前記第1抽選確率よりも高い所定の第2抽選確率で抽選する第2通常遊技モードと、
    前記第2通常遊技モードが所定回数連続して設定可能となる第3通常遊技モードと、
    を含み、
    前記複数種類の大当たり図柄は、特別遊技状態の終了後、前記第1通常遊技モードになる場合に停止表示される複数の第1大当たり図柄と、
    該特別遊技状態の終了後、前記第2通常遊技モードになる場合に停止表示される複数の第2大当たり図柄と、
    記第3通常遊技モードになる場合に停止表示される少なくとも1の第3大当たり図柄と、
    を含み、
    前記複数の第1大当たり図柄、複数の第2大当たり図柄及び第3大当たり図柄のそれぞれに所定の第1選択確率を付して格納された第1選択テーブルを記憶する第1記憶手段と、
    前記複数の第1大当たり図柄のそれぞれに所定の第2選択確率を付して格納された第2選択テーブルを記憶する第2記憶手段と、
    前記複数の第2大当たり図柄及び第3大当たり図柄のそれぞれに所定の第3選択確率を付して格納された第3選択テーブルを記憶する第3記憶手段と、
    前記第1選択テーブル、第2選択テーブル及び第3選択テーブルのうちいずれかを大当たり図柄選択テーブルとして設定する選択テーブル設定手段と、
    前記選択テーブル設定手段によって設定された大当たり図柄選択テーブルから1の大当たり図柄を選択する大当たり図柄選択手段と、
    前記通常遊技状態を第1通常遊技モード、第2通常遊技モード又は第3通常遊技モードのいずれかに設定する通常遊技モード設定手段と、
    前記特別遊技状態の連続発生回数をカウントする発生回数カウント手段と、
    判定フラグをON又はOFFに設定するフラグ設定手段と、
    前記発生回数カウント手段のカウントが所定回数か否かを判定する第1判定手段と、
    前記第1判定手段によって発生回数カウント手段のカウントが所定回数でないと判定された場合には、更に、前記大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル、第2選択テーブル又は第3選択テーブルのいずれに設定されており、且つ、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第1大当たり図柄、第2大当たり図柄又は第3大当たり図柄のいずれであるかを判定する第2判定手段と、
    前記第2判定手段によって該大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル又は第3選択テーブルに設定されており、且つ、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第2大当たり図柄又は第3大当たり図柄であると判定された場合には、更に、前記判定フラグがONに設定されているか否かを判定する第3判定手段と、
    前記第3判定手段によって判定フラグがONに設定されていないと判定された場合には、更に、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第2大当たり図柄又は第3大当たり図柄のいずれであるかを判定する第4判定手段と、
    前記第1判定手段によって、発生回数カウント手段のカウントが所定回数であると判定された場合には、前記発生回数カウント手段のカウントを初期化すると共に、前記選択テーブル設定手段を介して第2選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第1制御手段と、
    また、前記第2判定手段によって、大当たり図柄選択テーブルが第1選択テーブル又は第2選択テーブルのいずれかに設定されており、且つ、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第1大当たり図柄であると判定された場合には、前記通常遊技モード設定手段を介して第1通常遊技モードに設定後、前記フラグ設定手段を介して判定フラグをOFFに設定して、前記発生回数カウント手段のカウントを初期化すると共に、前記選択テーブル設定手段を介して第1選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第2制御手段と、
    また、前記第3判定手段によって、判定フラグがONに設定されていると判定された場合には、前記選択テーブル設定手段を介して第3選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第3制御手段と、
    また、前記第4判定手段によって、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第3大当たり図柄であると判定された場合には、前記通常遊技モード設定手段を介して第3通常遊技モードに設定後、前記フラグ設定手段を介して判定フラグをONに設定すると共に、前記選択テーブル設定手段を介して第3選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第4制御手段と、
    更に、前記第4判定手段によって、前記大当たり図柄選択手段によって選択された大当たり図柄が前記第2大当たり図柄であると判定された場合には、前記通常遊技モード設定手段を介して第2通常遊技モードに設定後、前記選択テーブル設定手段を介して第1選択テーブルを大当たり図柄選択テーブルとして設定するように制御する第5制御手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
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