JP4465504B2 - パチンコ機 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技領域に変動図柄表示部に第1変動図柄を表示する第1変動図柄表示手段と、該遊技領域に設けられて変動図柄表示部に第2変動図柄を表示する第2変動図柄表示手段との2種類の変動図柄表示手段を備えたパチンコ機に関するものである。
従来より、遊技領域に変動図柄表示部に第1変動図柄を表示する第1変動図柄表示手段と、該遊技領域に設けられて変動図柄表示部に第2変動図柄を表示する第2変動図柄表示手段との2種類の変動図柄表示手段を備えたパチンコ機に関し種々提案されている。
例えば、複数種類の図柄からなる第1図柄を表示する第1表示手段と、前記第1図柄とは別に設定された複数種類の図柄からなる第2図柄を表示する第2表示手段と、遊技球が通過もしくは入るための始動手段と、外部からの指令に基づき遊技球を受け入れ易い状態と受け入れ難い状態とに可変する作動入賞口と、を遊技域に備え、遊技球が前記始動手段を通過もしくは該始動手段に入ると、前記第1図柄の内のいずれかを前記第1表示手段に表示させる第1図柄制御手段と、該第1図柄制御手段によって表示された該第1図柄が、予め設定された所定の図柄になると、前記作動入賞口を遊技球を受け入れ易い状態に変化させる作動入賞口制御手段と、少なくとも前記作動入賞口に、遊技球が入ると前記第2図柄の内のいずれかを前記第2表示手段に表示させる第2図柄制御手段と、該第2図柄制御手段によって表示された第2図柄が、予め設定された特定の図柄であった場合に、当該パチンコ機の遊技者に特典を与える特典付与手段とを備えたパチンコ機において、前記第1表示手段及び前記第2表示手段に代えて、前記第1図柄及び第2図柄を同時に表示するための共通表示手段、を備え、前記第1図柄制御手段が、前記第1図柄を前記共通表示手段に表示するもの、であって、前記第2図柄制御手段が、前記第2図柄を前記共通表示手段に表示するように構成したパチンコ機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなパチンコ機によれば、第1図柄、第2図柄が共に共通表示手段に表示されるので、遊技者の視点移動を少なくすることができる。また、共通表示手段を設けたことにより、表示手段の数を減らせるので、ゲージの制約を防止でき、役物を簡素な構成とすることができる。
特開平10−244047号公報(段落(0039)〜(0068)、図1〜図6)
しかしながら、上述のパチンコ機は第3種のパチンコ機であるため、いわゆる大当たりを2段階の変動図柄の表示結果で発生させるものであり、第1図柄が変動後、所定態様で停止しても作動入賞口を遊技球を受け入れ易い状態に変化させるものであって、次に第2図柄が特定図柄で停止することによって遊技者にいわゆる大当たりを付与するものであり、いわゆる大当たり遊技の付与は2段階抽選による1種類の抽選処理で行われるだけであるため、該パチンコゲームに多様性を付与して遊技者の興趣を更に増大させることが困難であるという問題がある。また、複数種類の遊技(例えば、第1種パチンコ機の遊技と第3種パチンコ機の遊技等)を1台のパチンコ機に搭載する場合には、2種類以上の抽選処理で大当たり遊技を付与することが可能となるが、遊技領域に複数種類の各遊技に対応する役物を構成する必要があるため、制御構成が複雑になり遊技の安定性が損なわれる虞があるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、いわゆる大当たり遊技の付与を2種類の抽選処理によって抽選することにより、パチンコゲームに新たな多様性を付与して遊技者の興趣を更に増大させることが可能なパチンコ機を提供することを目的とする。また、1種類の大当たり遊技に対して2種類の抽選処理を行う遊技構成にすることにより、複数種類の遊技を容易に提供すると共に、簡易な制御構成で信頼性の高い遊技を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係るパチンコ機は、遊技領域に設けられて変動図柄表示部に第1変動図柄を表示する第1変動図柄表示手段と、遊技領域に設けられて変動図柄表示部に第2変動図柄を表示する第2変動図柄表示手段と、遊技領域に設けられる第1始動口と、遊技領域に設けられる第2始動口と、遊技球が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態とに可変可能な遊技球入賞口と、前記遊技球入賞口への遊技球の入賞を検出する第1検出手段と、前記遊技球入賞口に入賞した遊技球を保留すると共に、この保留した遊技球を当たり入賞口又は排出口に案内可能な振り分け部材と、前記当たり入賞口への入賞を検出する第2検出手段と、遊技領域に設けられて通常時には閉塞される開閉可能な大入賞口と、通常遊技状態において前記第1始動口への入賞情報に基づいて第1大当たり又は第2大当たりを抽選する第1大当たり抽選手段と、前記第1大当たり抽選手段によって第1大当たり又は第2大当たりが抽選されたか否かを判定する第1大当たり判定手段と、複数種類の第1大当たり図柄の中から一の第1大当たり図柄を選択して、複数種類の第2大当たり図柄の中から一の第2大当たり図柄を選択する第1大当たり図柄選択手段と、前記第1始動口への入賞情報に基づいて前記第1変動図柄を変動させると共に、前記第1大当たり判定手段によって第1大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第1変動図柄が変動後、前記第1大当たり図柄選択手段によって選択された第1大当たり図柄で揃って停止するように表示制御して、前記第1大当たり判定手段によって第2大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第1変動図柄が変動後、前記第1大当たり図柄選択手段によって選択された第2大当たり図柄で揃って停止するように表示制御する第1表示制御手段と、前記第1変動図柄が変動後、前記第1大当たり図柄で揃って停止した場合には、前記第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、前記大入賞口が複数回開放可能となり、その大入賞口から容易に遊技球が入賞できる特別遊技状態となるように制御する第1特別遊技制御手段と、前記第1変動図柄が変動後、前記第2大当たり図柄で揃って停止した場合には、前記遊技球入賞口が所定の第2時間は遊技球が入賞しやすい状態となる特典遊技状態を付与する特典遊技付与手段と、前記特典遊技状態になった場合に、該遊技球入賞口への入賞情報に基づいて第3大当たりを抽選する第2大当たり抽選手段と、前記第2大当たり抽選手段によって第3大当たりが抽選されたか否かを判定する第2大当たり判定手段と、複数種類の第3大当たり図柄の中から一の第3大当たり図柄を選択する第2大当たり図柄選択手段と、前記遊技球入賞口への入賞情報に基づいて前記第2変動図柄を変動させると共に、前記第2大当たり判定手段によって第3大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第2変動図柄が変動後、前記第2大当たり図柄選択手段によって選択された第3大当たり図柄で停止するように表示制御する第2表示制御手段と、前記第2変動図柄が変動後、前記第3大当たり図柄で停止した場合には、前記振り分け部材を介して保留した遊技球を当たり入賞口に案内し、該当たり入賞口への入賞を検出後、前記第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、前記大入賞口が複数回開放可能となり、その大入賞口から容易に遊技球が入賞できる特別遊技状態となるように制御する第2特別遊技制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に係るパチンコ機は、請求項1に記載のパチンコ機において、前記第2特別遊技制御手段は、前記第2変動図柄が変動後、前記第3大当たり図柄で停止しなかった場合には、前記振り分け部材を介して保留した遊技球を排出口に案内すると共に、前記第2始動口への入賞情報は無効な入賞情報とし、前記大入賞口が閉塞した状態になるように制御することを特徴とする。
また、請求項3に係るパチンコ機は、請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機において、前記第1特別遊技制御手段は、前記所定の第1時間内に第2始動口の有効な入賞情報が無かった場合には、該所定の第1時間経過後、この第2始動口への入賞情報は無効な入賞情報とし、前記大入賞口が閉塞した状態になるように制御することを特徴とする。
更に、請求項4に係るパチンコ機は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ機において、前記第2始動口は、遊技球が上方から下方に通過するゲートで構成されると共に、前記大入賞口の上方に配設されていることを特徴とする。
請求項1に係るパチンコ機では、第1始動口への入賞情報に基づいて第1表示制御手段によって第1変動図柄が変動表示される。また、第1大当たり判定手段によって第1大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第1変動図柄が変動後、第1大当たり図柄選択手段によって選択された第1大当たり図柄で揃って停止するように表示される。そして、第1大当たり図柄で揃って停止した場合には、第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、遊技領域に設けられて通常時には閉塞される開閉可能な大入賞口が複数回開放可能となり、その大入賞口から容易に遊技球が入賞できる特別遊技状態となる。
一方、第1大当たり判定手段によって第2大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第1変動図柄が変動後、第1大当たり図柄選択手段によって選択された第2大当たり図柄で揃って停止するように表示される。そして、第2大当たり図柄で揃って停止した後、遊技球入賞口が所定の第2時間は遊技球が入賞しやすい状態となる特典遊技状態が付与される。続いて、この遊技球入賞口に入賞した場合には、この入賞した遊技球は振り分け部材によって保留されると共に、この遊技球入賞口への入賞情報に基づいて第2表示制御手段によって第2変動図柄が変動表示される。そして、第2大当たり判定手段によって第3大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第2変動図柄が変動後、第2大当たり図柄選択手段によって選択された第3大当たり図柄で停止するように表示されると共に、振り分け部材に保留されていた遊技球は当たり入賞口に案内される。そして、この当たり入賞口への入賞を検出後、第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、大入賞口が複数回開放可能となり、その大入賞口から容易に遊技球が入賞できる特別遊技状態となる。
これにより、第1変動図柄が変動後、第1大当たり図柄で揃って停止した場合には、第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、大入賞口が複数回開放されて該大入賞口から容易に遊技球が入賞するため、遊技者は短時間に多くの賞球を容易に獲得することが可能となり、この第1大当たり図柄の停止によって報知される特別遊技状態の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
また、第1変動図柄が変動後、第2大当たり図柄で揃って停止した後、特典遊技状態が付与され、遊技球入賞口に入賞した場合には、更に第2変動図柄が変動する。そして、第2変動図柄が変動後、第3大当たり図柄で停止した場合には、振り分け部材を介して保留した遊技球を当たり入賞口に案内し、該当たり入賞口への入賞を検出する。その後、第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、大入賞口が複数回開放されて該大入賞口から容易に遊技球が入賞するため、遊技者は短時間に多くの賞球を容易に獲得することが可能となり、この第2大当たり図柄の停止によって報知される特典遊技状態の獲得、及び第3大当たり図柄の停止によって報知される特別遊技状態の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
このため、遊技者は、第1始動口への入賞に基づいて第1大当たりが抽選された後、特別遊技状態を獲得することが可能となる第1の抽選処理と、該1始動口への入賞に基づいて第2大当たりが抽選された後、特典遊技状態が付与され、その後、特別遊技状態を獲得することが可能となる第2の抽選処理との2種類の抽選処理によって特別遊技状態を獲得することができるため、パチンコゲームを多様化させて遊技者の興趣を増大させることができ、パチンコゲームに強く引きつけることができる。
また、第1変動図柄が変動後、第1大当たり図柄で停止した場合、及び、第2変動図柄が変動後、第3大当たり図柄で停止した場合には、所定の第1時間内に第2始動口に入賞するように遊技球を発射することが必要になるため、遊技者の技量を生かすことができ、パチンコゲームの興趣を増大させることができる。
更に、第1変動図柄が変動後、第1大当たり図柄で停止した場合、及び、第2変動図柄が変動後、第3大当たり図柄で停止した場合には、所定の第1時間内に限り第2始動口への入賞を有効な入賞とし、この所定の第1時間内に第2始動口に入賞した場合に、特別遊技状態を付与すればよいため、簡易な制御構成で2種類の遊技を容易に実現できると共に、信頼性の高い遊技を提供することができる。
また、請求項2に係るパチンコ機では、第2変動図柄が変動後、第3大当たり図柄で停止しなかった場合には、振り分け部材に保留された遊技球は排出口に案内されると共に、第2始動口への入賞情報は無効な入賞情報とし、遊技領域に設けられる大入賞口は閉塞した状態となるため、該第2変動図柄が第3大当たり図柄で停止しなかった場合には、特別遊技状態は確実に付与されず、第2変動図柄の変動中における遊技者の第3大当たり図柄への期待感を高めることができる。また、この第3大当たり図柄の抽選確率を調整することによって、特別遊技状態付与の抽選確率を正確に制御することができるため、遊技者と遊技店との利益バランスを容易に図ることができる。
また、請求項3に係るパチンコ機では、所定の第1時間内に第2始動口の有効な入賞情報が無かった場合には、該所定の第1時間経過後、この第2始動口への入賞情報は無効な入賞情報とし、大入賞口が閉塞した状態になるため、この第2始動口への入賞確率を釘調整等によって調整することによって、特別遊技状態付与の確率を更に正確に制御することができ、遊技者と遊技店との利益バランスを容易に図ることができる。
更に、請求項4に係るパチンコ機では、第2始動口は、遊技球が上方から下方に通過するゲートで構成されると共に、大入賞口の上方に配設されているため、第1大当たり又は第3大当たりが抽選された場合には、遊技者は、この第2始動口に遊技球が入賞するように操作することによって同時に大入賞口に遊技球が入賞するように操作することができ、遊技者の技量を更に生かすことができ、パチンコゲームの興趣を増大させることができる。
以下、本発明に係るパチンコ機について具体化した実施例を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1乃至図3に基づき説明する。
図1乃至図3に示すように、本実施例に係るパチンコ機1は、所定量のパチンコ球を賞球として払い出すパチンコ機で、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1及び図3においては、カード式球貸機の図示を省略している。パチンコ機1は、木製の外枠21に対して合成樹脂製の前枠3が、前枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠21に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この前枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤2上の遊技領域11を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6Aが取付けられている。また、このエラー表示電飾ランプ6Aの左右外側には、「当たり」等の発生を報知したり遊技中に光演出をする各電飾ランプ6Bが取付けられている。また、前面カバー部材4の前面部分は、不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、この各電飾ランプ6A、6Bと窓部5の上端周縁部との間に、不図示のフルカラーダイオードが左右方向に内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側中央部には、前枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球ケース52から払い出される賞球を受ける上皿7がスピーカ7Aを内蔵して合成樹脂製プレート8に配設されている。また、このプレート8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿7の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン7B、7C及びカード残高表示装置7Dが設けられている。そして、その上皿7の下には、下皿9が配設される。また、上皿7に連通する不図示の球送り機構を介して上皿7のパチンコ球が操作ハンドル10に連結された発射装置10Aへ送られるよう構成されている。
次に、図2において、パチンコ機1における遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。この遊技領域11は、所定厚さの板材をなした遊技盤2上に第1始動口23などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール12が立設されて構成されている。このレール12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案内する重複して形成した案内路13を構成し、右肩部にはレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部14を有する。
遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に第1特別図柄表示装置18が配設されている。この第1特別図柄表示装置18は、遊技盤2の前面側から取り付けられる装飾部材17と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器(LCD)19等から構成されている。この液晶表示器19は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルである。
また、第1特別図柄表示装置18の下側には開口部が開設され、この開口部の前面側から第1始動口23等が設けられた後述の振分入賞装置24が取り付けられている。この第1始動口23には、パチンコ球の入賞を検出する第1始動口センサ23A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器19に表示されている3列の変動図柄(第1変動図柄)が変動する。そして、この3列の変動図柄が変動中に始動口23に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主基板46(図3参照)に設けられるRAMの保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する保留LED20が、液晶表示器19の右上側に4個配置されている。
一方、第1特別図柄表示装置18の右側には、第2始動口としてのゲート25が配設され、このゲート25の遊技球の通過を検出する第2始動口センサ25A(図10参照)が設けられている。また、第1特別図柄表示装置18とゲート25との間には通常の風車26が設けられている。
また、第1特別図柄表示装置18の左側には、第2特別図柄表示装置28が配設されている。この第2特別図柄表示装置28は、遊技盤2の前面側から取り付けられる装飾部材29と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器(LCD)30等から構成されている。この液晶表示器30は、0〜9の変動図柄(第2変動図柄)を表示する液晶パネルである。また、第1特別図柄表示装置18と第2特別図柄表示装置28との間には通常の風車31が設けられている。
また、第2特別図柄表示装置28の下方には電飾ランプが内蔵された各下入賞口33、34が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通されている。また、この各下入賞口33、34への入賞を検出する各下入賞口センサ33A、34A(図10参照)が設けられている。
他方、ゲート25の下方には、開閉ソレノイド36(図10参照)を介して上方に開口する横幅が広い開閉扉37で通常時は前面部を覆われる大入賞口38が形成された特別入賞装置39が配設されている。この特別入賞装置39には、大入賞口38に入賞した入賞球をカウントする大入賞口センサ38A(図10参照)が設けられている。
また、振分入賞装置24の直下にはレール12に沿ってアウト口15が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
また、図3に示すように、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク50が機構セット盤51に固定されている。賞球タンク50は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球ケース52にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール53が取付けられている。
また、タンクレール53の下側には液晶表示器(LCD)19等をカバーする樹脂製のセンターカバー54が取付けられている。そして、このセンターカバー54の背面部内側には、スピーカ7Aを駆動制御する音制御基板64、各電飾ランプ6A、6B等を駆動制御するランプ制御基板65、及びLCD19等を駆動制御する表示制御基板66が取り付けられている。また、センターカバー54の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主基板46が内蔵される基板ケース55が配設されている。また、基板ケース55の下方には、上皿7から溢れた賞球を受けて下皿9に案内する下部受皿ボックス56がボルトにより前枠3の裏側に取り付けられている。
次に、振分入賞装置24の概略構成及び動作状態について図4乃至図9に基づいて説明する。
図4に示すように、振分入賞装置24は、取付基板41の各ビス孔41Aを介して遊技盤2の前面部にビス止め等で取り付けられる。また、この取付基板41の上端部には第1始動口23が前側に突設されて形成されている。また、取付基板41の裏側には、パチンコ球の通過を検出する第1始動口センサ23Aが設けられている。そして、この第1始動口23に入賞した入賞球は、取付基板41の裏側に案内されて、この第1始動口センサ23Aを通過して検出されるように構成されている。また、この第1始動口センサ23Aを通過した入賞球は、遊技盤2の裏面に配設される不図示の賞球樋に案内される。
また、第1始動口23の直下には、第1ソレノイド42Aによって開閉されるチューリップ式電動役物42が取付基板41の前面部に設けられている。また、チューリップ式電動役物42の下側には、このチューリップ式電動役物42に入賞して下側方向に落下した入賞球の通過を検出する第1検出センサ43が配設されている。
また、第1検出センサ43の下側には、排出口シャッタ44が取付基板41の前面側に前後方向に移動可能に突き出して設けられている。図5に示すように、この排出口シャッタ44は、第1検出センサ43を通過した入賞球が通過する貫通孔44Aが形成されると共に、背面部にバネ44Bを介して第2ソレノイド44Cが接続されている。そして、第2ソレノイド44CがOFF状態の場合(通常時)には、排出口シャッタ44は、バネ44Bによって取付基板41の前面側方向に突き出して、第1検出センサ43Aを通過した入賞球が貫通孔44Aに進入可能になる。また、該第2ソレノイドがON状態の場合(駆動時)には、排出口シャッタ44は、取付基板41の裏側方向(矢印X1方向)に引きつけられる。
また、図4に示すように、取付基板41には、排出口シャッタ44に対向する位置に、パチンコ球を裏側方向に排出するための排出口45が設けられている。この排出口45は、第2ソレノイド44CがON状態の場合には、排出口シャッタ44の貫通孔44Aに連通し、第2ソレノイド44がOFF状態の場合には、排出口シャッタ44によって塞がれるように構成されている。
また、排出口シャッタ44の下側には、入賞口シャッタ47が取付基板41の前面側に斜め上方向(図4中、右斜め上方向)に移動可能に突き出して設けられている。図6に示すように、入賞口シャッタ47は、取付基板41の前面側に突き出て、排出口シャッタ44の貫通孔44Aに入った入賞球が当接する断面略横長四角形の棒状部47Aが形成されると共に、後端上面部にバネ47Bを介して第3ソレノイド47Cが接続されている。
一方、図4に示すように、、入賞口シャッタ47の斜め下側(図4中、右斜め下側)には、入賞球の通過を検出する第2検出センサ48が設けられている。また、この第2検出センサ48の斜め下方向(図4中、右斜め下方向)には、第2検出センサ48を通過した入賞球を取付基板41の裏側に案内する当たり入賞口49が形成されている。
そして、第3ソレノイド47CがOFF状態の場合(通常時)には、入賞口シャッタ47は、バネ46Bによって取付基板41の斜め下方向(図4中、左斜め下方向)に押し出されて、棒状部47Aによって第2検出センサ48の入賞球入口を塞いでいる。一方、第3ソレノイド47CがON状態の場合(駆動時)には、入賞口シャッタ47は、第3ソレノイド46C側方向(図6中、矢印X2方向)に引きつけられて、第2検出センサ48の入賞球入口が開放される。
続いて、この振分入賞装置24の動作状態について図7乃至図9に基づいて説明する。
図7に示すように、第1ソレノイド42Aが駆動されてチューリップ式電動役物42が開いてパチンコ球Pが入賞した場合には、このパチンコ球Pは、下側方向に転動落下して第1検出センサ43を通過し、排出口シャッタ44の貫通孔44A内に入る。そして、排出口シャッタ44の貫通孔44A内に入ったパチンコ球Pは、入賞口シャッタ47の棒状部47Aに当接して該貫通孔44A内に保持される。尚、この場合には、第2ソレノイド44C及び第3ソレノイド47Cは、OFF状態(通常時)である。
そして、図8に示すように、第1ソレノイド42がOFF状態になってチューリップ式電動役物42が閉じられた後、第3ソレノイド47CがON状態(駆動時)になった場合には、入賞口シャッタ47は矢印X2方向に引きつけられるため、該入賞口シャッタ47の棒状部47Aに当接して保持されていたパチンコ球Pは、第2検出センサ48を通過して当たり入賞口49内に転動落下して、取付基板41の裏側方向に案内され、遊技盤2の裏面に配設される不図示の賞球樋に案内される。尚、この場合には、第2ソレノイド44Cは、OFF状態(通常時)である。
一方、図9に示すように、第1ソレノイド42がOFF状態になってチューリップ式電動役物42が閉じられた後、第2ソレノイド44CがON状態(駆動時)になった場合には、排出口シャッタ44は裏側方向(矢印X1方向)に引きつけられるため、入賞口シャッタ47の棒状部47Aに当接して該排出口シャッタ44の貫通孔44A内に保持されていたパチンコ球Pは、入賞口シャッタ47上を転がり排出口45内に転動落下して、取付基板41の裏側方向に案内され、遊技盤2の裏面に配設される不図示の賞球樋に案内される。尚、この場合には、第3ソレノイド47Cは、OFF状態(通常時)である。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図10乃至図19に基づいて説明する。
図10に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等から構成されている。
主基板46は、CPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等から構成され、このCPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線により相互に接続されている。また、CPU461にはクロック回路460が接続されて所定のクロック信号が入力される。
また、入出力回路(I/O)464には、第1始動口23への入賞を検出する第1始動口センサ23A、ゲート25のパチンコ球の通過を検出する第2始動口センサ25A、チューリップ式電動役物42への入賞を検出する第1検出センサ43、当たり入賞口49への入賞を検出する第2検出センサ48、各下入賞口33、34への入賞を検出する各下入賞口センサ33A、34A、大入賞口38への入賞個数をカウントするために入賞球を検出する大入賞口センサ38A、チューリップ式電動役物42を開閉する第1ソレノイド42A、排出口シャッタ44を後側方向に駆動する第2ソレノイド44C、入賞口シャッタ47を斜め上方向に移動させる第3ソレノイド47C、及び特別入賞装置39の開閉扉37を開放する開閉ソレノイド36等が接続されている。
また、図11に示すように、RAM463には、クロック回路460から入力されるクロック信号に基づいて0から149まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値149の次には最小値0に戻る)が格納される第1大当たりカウンタ463Aが設けられている。この第1大当たりカウンタ463Aのカウント値は、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たり又は小当たりが抽選された否かが判断される。ここでは、例えば、後述のようにカウント値「7」が大当たりに対応し、カウント値「3」が小当たりに対応しており、その他のカウント値はハズレとなる。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ463Bが設けられている。かかるリーチカウンタ463Bのカウント値は、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき第1特別図柄表示装置18の3列の変動図柄がリーチハズレか否かが判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちに外れとなる場合に対応している。
尚、リーチハズレの場合には、後述の各小当たり図柄(図14参照)を除いたリーチ図柄が、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ463Cが設けられている。かかる大当たり図柄選択カウンタ463Cのカウント値は、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき第1特別図柄表示装置18に表示される大当たり図柄が、後述のように第1選択テーブル71(図13参照)から選択される。ここで、大当たり時には第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19に「111」、「222」、「333」、「444」、「555」、「666」「777」、「888」、「999」、「000」のうちのいずれかが選択されて表示される(図21参照)。
尚、各大当たり図柄は、公知のように、大当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される小当たり図柄選択カウンタ463Dが設けられている。かかる小当たり図柄選択カウンタ463Dのカウント値は、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき第1特別図柄表示装置18に表示される小当たり図柄が、後述のように第2選択テーブル72(図14参照)から選択される。ここで、小当たり時には第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19に「110」、「112」、「221」、「223」、「332」、「334」、「443」、「445」、「554」、「556」、「665」、「667」、「776」、「778」、「887」、「889」、「998」、「990」、「009」、「001」のうちのいずれかが選択されて表示される(図21参照)。
尚、各小当たり図柄は、大当たり時に表示演出される各大当たり図柄と同様に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される第1変動パターン選択カウンタ463Eが設けられている。かかる第1変動パターン選択カウンタ463Eのカウント値は、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されるタイミングで読み取られる。尚、第1変動パターン選択カウンタ463Eのカウント値に基づいて選択される各第1変動表示パターンは、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンであり、本実施例においては、表示演出時間としては第1特別図柄表示装置18の各リーチハズレの表示パターンとして「10秒間」、「20秒間」、「30秒間」の3種類のものが設定されている。また、第1特別図柄表示装置18の大当たりの表示パターン及び小当たりの表示パターンとして「22秒間」、「32秒間」の2種類のものが設定されている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ463Fが設けられている。かかるるハズレ図柄選択カウンタ463Fのカウント値は、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ463Gが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ463Gのカウント値は、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM463には、クロック回路460から入力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される第2大当たりカウンタ463Hが設けられている。この第2大当たりカウンタ463Hのカウント値は、第1検出センサ43から検出信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき条件当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、後述のようにカウント値「3」が条件当たりに対応している。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される条件当たり図柄選択カウンタ463Iが設けられている。かかる条件当たり図柄選択カウンタ463Iのカウント値は、第1検出センサ43から検出信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき第2特別図柄表示装置28に表示される条件当たり図柄が、後述のように第3選択テーブル73(図15参照)から選択される。ここで、条件当たり時には第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30に「3」又は「7」のいずれかが選択されて表示される(図23参照)。
尚、各条件当たり図柄は、条件当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される第2変動パターン選択カウンタ463Jが設けられている。かかる第2変動パターン選択カウンタ463Jのカウント値は、第1検出センサ43から検出信号が入力されるタイミングで読み取られる。尚、第2変動パターン選択カウンタ463Jのカウント値に基づいて選択される各第2変動表示パターンは、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンであり、本実施例においては、表示演出時間としては条件ハズレの表示パターンとして「10秒間」、「20秒間」の2種類のものが設定されている。また、条件当たりの表示パターンとして「15秒間」、「20秒間」の2種類のものが設定されている。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される条件ハズレ図柄選択カウンタ463Kが設けられている。かかるる条件ハズレ図柄選択カウンタ463Kのカウント値は、第1検出センサ43から検出信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき第2特別図柄表示装置28に表示される条件ハズレ図柄が、後述のように第4選択テーブル74(図16参照)から選択される。ここで、条件ハズレ時には第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30に「1」、「2」、「4」、「5」、「6」、「8」、「9」又は「0」のうちのいずれかが選択されて表示される(図23参照)。
尚、各条件ハズレ図柄は、条件ハズレ時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される。
また、RAM463には、第1特別図柄表示装置18の変動図柄が変動中に第1始動口23に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる保留カウンタ463Lが設けられている。
また、RAM463には、第1始動口センサ23Aから検出信号が入力されたときの各カウンタ463A〜463Gのカウント値、及び第1検出センサ43から検出信号が入力されたときの各カウンタ463H〜463Kのカウント値が記憶されるパラメータ記憶エリア463Mが設けられている。
尚、各カウンタ463A、463B、463C、463D、463E、463F、463G、463H、463I、463J、463K及び463Lの各カウント値は、起動時に「0」に初期化される。
そしてまた、図12に示すように、ROM462には、後述の第1選択テーブル71(図13参照)が格納される大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462A、後述の第2選択テーブル72(図14参照)が格納される小当たり図柄選択テーブル記憶エリア462B、後述の第3選択テーブル73(図15参照)が格納される条件当たり図柄選択テーブル記憶エリア462C、及び後述の第4選択テーブル74(図16参照)が格納される条件ハズレ図柄選択テーブル記憶エリア462D等が設けられている。
また、図10に示すように、音制御基板64には、CPU641、スピーカ7A等の駆動制御プログラム等を格納するROM642、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM643、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)644等が配設されている。そして、このCPU641、ROM642、RAM643、及び入出力回路(I/O)644は、バス線により相互に接続されている。また、CPU641にはクロック回路640が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)644には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)644には、スピーカ7A等が接続されている。そして、CPU641は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、スピーカ7Aの駆動制御を行う。
また、図10に示すように、ランプ制御基板65には、CPU651、各電飾ランプ6A、6B等の駆動制御プログラム等を格納するROM652、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM653、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)654等が配設されている。そして、このCPU651、ROM652、RAM653、及び入出力回路(I/O)654は、バス線により相互に接続されている。また、CPU651にはクロック回路650が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)654には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)654には、各電飾ランプ6A、6B等が接続されている。そして、CPU651は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、各電飾ランプ6A、6B等の駆動制御を行う。
また、図10に示すように、表示制御基板66には、CPU661、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM662、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM663、主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)664、及びCPU661から送られた表示情報を受けて第1特別図柄表示装置18の液晶表示器(LCD)19及び第2特別図柄表示装置28の液晶表示器(LCD)30に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)665等が配設されている。そして、このCPU661、ROM662、RAM663、入出力回路(I/O)664、及びVDP(Video Display Processor)665は、バス線により相互に接続されている。また、CPU661にはクロック回路660が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU661は、主基板46から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器19又は液晶表示器30に所定の演出表示を行う。
また、図17に示すように、ROM662には、後述のように、各変動表示テーブルを選択する際に使用する第1変動パターンテーブル76(図18参照)、第2変動パターンテーブル77(図19参照)が格納される変動パターンテーブル記憶エリア662Aが設けられている。
そして、主基板46のCPU461は、ROM462に予め格納されているパラメータや制御プログラムに従って、入出力回路464を介して入力される入力信号等に基づいて、各種制御信号を該入出力回路464を介して音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等に対して出力する。
次に、主基板46のROM462の大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第1選択テーブル71について図13に基づいて説明する。
図13に示すように、大当たりの際に表示する大当たり図柄を選択する場合に使用する第1選択テーブル71は、大当たり図柄選択カウンタ463Cのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「大当たり図柄」とから構成されている。この「大当たり図柄」は、大当たり報知の際に第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19に停止表示される各変動図柄である。
また、第1選択テーブル71の「カウント値」には、「0〜9」、「10〜19」、「20〜29」、「30〜39」、「40〜49」、「50〜59」、「60〜69」、「70〜79」、「80〜89」、「90〜99」の10種類のカウント値が予め登録されている。
また、第1選択テーブル71の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜9」に対応して「111」、「カウント値」の「10〜19」に対応して「222」、「カウント値」の「20〜29」に対応して「333」、「カウント値」の「30〜39」に対応して「444」、「カウント値」の「40〜49」に対応して「555」、「カウント値」の「50〜59」に対応して「666」、「カウント値」の「60〜69」に対応して「777」、「カウント値」の「70〜79」に対応して「888」、「カウント値」の「80〜89」に対応して「999」、「カウント値」の「90〜99」に対応して「000」が予め格納されている。
次に、主基板46のROM462の小当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Bに記憶される第2選択テーブル72について図14に基づいて説明する。
図14に示すように、小当たりの際に表示する小当たり図柄を選択する場合に使用する第2選択テーブル72は、小当たり図柄選択カウンタ463Dのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「小当たり図柄」とから構成されている。この「小当たり図柄」は、小当たり報知の際に第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19に停止表示される各変動図柄である。
また、第2選択テーブル72の「カウント値」には、「0〜4」、「5〜9」、「10〜14」、「15〜19」、「20〜24」、「25〜29」、「30〜34」、「35〜39」、「40〜44」、「45〜49」、「50〜54」、「55〜59」、「60〜64」、「65〜69」、「70〜74」、「75〜79」、「80〜84」、「85〜89」、「90〜94」、「95〜99」の20種類のカウント値が予め登録されている。
また、第2選択テーブル72の「小当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜4」に対応して「110」、「カウント値」の「5〜9」に対応して「112」、「カウント値」の「10〜14」に対応して「221」、「カウント値」の「15〜19」に対応して「223」、「カウント値」の「20〜24」に対応して「332」、「カウント値」の「25〜29」に対応して「334」、「カウント値」の「30〜34」に対応して「443」、「カウント値」の「35〜39」に対応して「445」、「カウント値」の「40〜44」に対応して「554」、「カウント値」の「45〜49」に対応して「556」、「カウント値」の「50〜54」に対応して「665」、「カウント値」の「55〜59」に対応して「667」、「カウント値」の「60〜64」に対応して「776」、「カウント値」の「65〜69」に対応して「778」、「カウント値」の「70〜74」に対応して「887」、「カウント値」の「75〜79」に対応して「889」、「カウント値」の「80〜84」に対応して「998」、「カウント値」の「85〜89」に対応して「990」、「カウント値」の「90〜94」に対応して「009」、「カウント値」の「95〜99」に対応して「001」が予め格納されている。
次に、主基板46のROM462の条件当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Cに記憶される第3選択テーブル73について図15に基づいて説明する。
図15に示すように、条件当たりの際に表示する条件当たり図柄を選択する場合に使用する第3選択テーブル73は、条件当たり図柄選択カウンタ463Iのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「条件当たり図柄」とから構成されている。この「条件当たり図柄」は、条件当たり報知の際に第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30に停止表示される各変動図柄である。
また、第3選択テーブル73の「カウント値」には、「0〜49」、「50〜99」の2種類のカウント値が予め登録されている。
また、第3選択テーブル73の「条件当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜49」に対応して「3」、「カウント値」の「50〜99」に対応して「7」が予め格納されている。
次に、主基板46のROM462の条件ハズレ図柄選択テーブル記憶エリア462Dに記憶される第4選択テーブル74について図16に基づいて説明する。
図16に示すように、条件ハズレの際に表示する条件ハズレ図柄を選択する場合に使用する第4選択テーブル74は、条件ハズレ図柄選択カウンタ463Kのカウント値を表す「カウント値」と、この「カウント値」に対応する「条件ハズレ図柄」とから構成されている。この「条件ハズレ図柄」は、条件ハズレ報知の際に第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30に停止表示される各変動図柄である。
また、第1選択テーブル71の「カウント値」には、「0〜9」、「10〜24」、「25〜39」、「40〜49」、「50〜64」、「65〜79」、「80〜89」、「90〜99」の8種類のカウント値が予め登録されている。
また、第1選択テーブル71の「大当たり図柄」には、「カウント値」の「0〜9」に対応して「1」、「カウント値」の「10〜24」に対応して「2」、「カウント値」の「25〜39」に対応して「4」、「カウント値」の「40〜49」に対応して「5」、「カウント値」の「50〜64」に対応して「6」、「カウント値」の「65〜79」に対応して「8」、「カウント値」の「80〜89」に対応して「9」、「カウント値」の「90〜99」に対応して「0」が予め格納されている。
次に、表示制御基板66のROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第1変動パターンテーブル76について図18に基づいて説明する。
図18に示すように、不図示の変動表示テーブルを決定する際に使用する第1変動パターンテーブル76は、主基板46のCPU461から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」とから構成されている。
また、第1変動パターンテーブル76の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン8」の8種類の変動パターンが予め登録されている。
また、第1変動パターンテーブル76の「変動表示テーブル」には、「パターン1」に対応して「第1完全ハズレテーブル」、「パターン2」に対応して「リーチA1ハズレテーブル」、「パターン3」に対応して「リーチB1ハズレテーブル」、「パターン4」に対応して「リーチC1ハズレテーブル」、「パターン5」に対応して「リーチA1小当たりテーブル」、「パターン6」に対応して「リーチB1小当たりテーブル」、「パターン7」に対応して「リーチA1大当たりテーブル」、「パターン8」に対応して「リーチB1大当たりテーブル」が予め登録されている。
尚、不図示の「第1完全ハズレテーブル」には、表示演出時間としては完全ハズレの変動パターンとして「10秒間」、「20秒間」、「30秒間」の3種類の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチA1ハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「20秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチB1ハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「30秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチC1ハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「10秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチA1小当たりテーブル」には、変動パターンとして、小当たりの表示パターンとして「22秒間」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチB1小当たりテーブル」には、変動パターンとして、小当たりの表示パターンとして「32秒間」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチA1大当たりテーブル」には、変動パターンとして、大当たりの表示パターンとして「22秒間」の表示演出時間のものが設定されている。更に、不図示の「リーチB1大当たりテーブル」には、変動パターンとして、大当たりの表示パターンとして「32秒間」の表示演出時間のものが設定されている。
次に、表示制御基板66のROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第2変動パターンテーブル77について図19に基づいて説明する。
図19に示すように、不図示の変動表示テーブルを決定する際に使用する第2変動パターンテーブル77は、主基板46のCPU461から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」とから構成されている。
また、第2変動パターンテーブル77の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン4」の4種類の変動パターンが予め登録されている。
また、第2変動パターンテーブル77の「変動表示テーブル」には、「パターン1」に対応して「A2条件ハズレテーブル」、「パターン2」に対応して「B2条件ハズレテーブル」、「パターン3」に対応して「A2条件当たりテーブル」、「パターン4」に対応して「B2条件当たりテーブル」が予め登録されている。
尚、不図示の「A2条件ハズレテーブル」には、変動パターンとして、条件ハズレの表示パターンとして「10秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「B2条件ハズレテーブル」には、変動パターンとして、条件ハズレの表示パターンとして「20秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「A2条件当たりテーブル」には、変動パターンとして、条件当たりの表示パターンとして「15秒間」の表示演出時間のものが設定されている。更に、不図示の「B2条件当たりテーブル」には、変動パターンとして、条件当たりの表示パターンとして「20秒間」の表示演出時間のものが設定されている。
次に、このように構成されたパチンコ機1の主基板46のCPU461による大当たり判定等の遊技制御処理について図20乃至図27に基づいて説明する。
図20に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU461は、第1始動口入賞処理のサブ処理を実行する。そして、S2において、CPU461は、チューリップ式電動役物開放処理のサブ処理を実行後、S3において、条件図柄変動処理のサブ処理を実行する。続いて、S4において、CPU461は、ゲート作動処理のサブ処理を実行後、S5において、CPU461は、ゲート通過判定処理のサブ処理を実行する。更に、S6において、大当たり遊技処理のサブ処理を実行して、当該処理を終了する。
次に、第1始動口入賞処理(S1)のサブ処理について図21に基づいて説明する。
図21に示すように、先ず、S11において、CPU461は、第1始動口23のパチンコ球の入賞、即ち、第1始動口センサ23Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、第1始動口センサ23Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力されていない場合には(S11:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、第1始動口センサ23Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力された場合には(S11:YES)、S12において、CPU461は、「カウント値取得処理」を実行する。
この「カウント値取得処理」は、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力された時の第1大当たりカウンタ463Aに記憶されている数値をその時の「第1大当たりカウント値」として代数V1に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数V1には「0」〜「149」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときのリーチカウンタ463Bに記憶されている数値をその時の「リーチカウント値」として代数M1に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数M1には「0」〜「142」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときの大当たり図柄選択カウンタ463Cに記憶されている数値をその時の「大当たり図柄選択カウント値」として代数Y1に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数Y1には「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときの小当たり図柄選択カウンタ463Dに記憶されている数値をその時の「小当たり図柄選択カウント値」として代数Y2に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数Y2には「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときの第1変動パターン選択カウンタ463Eに記憶されている数値をその時の「第1変動パターン選択カウント値」として代数H1に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数H1は「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときのハズレ図柄選択カウンタ463Fに記憶されている数値をその時の「ハズレ図柄選択カウント値」として代数I1に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数I1には「0」〜「200」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
更に、同時に、CPU461は、第1始動口センサ23Aからパチンコ球の検出信号が入力されたときのリーチハズレ図柄選択カウンタ463Gに記憶されている数値をその時の「リーチハズレ図柄選択カウント値」として代数F1に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数F1には「0」〜「143」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
尚、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19に表示される変動図柄の変動中に第1始動口23に入賞したパチンコ球の各入賞時の上記各カウント値がパラメータ記憶エリア463Mに記憶されて、順次後述のS2以降の処理が実行される。
そして、S13において、CPU461は、「大・小当たり判定処理」を実行する。
この「大・小当たり判定処理」は、CPU461は、先ず、予めROM462に記憶されている「大当たり数値」(本実施例の場合には、「7」である。)を読み出し、この「大当たり数値」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。続いて、パラメータ記憶エリア463Mから「第1大当たりカウント値」としての代数V1を読み出す。そして、この代数V1が、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されている「大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数R1(電源投入時に、大当たり代数R1には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数R1に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、「第1大当たりカウント値」としての代数V1と「大当たり数値」とが一致して大当たり代数R1に「1」が代入される確率は、1/150である。
続いて、CPU461は、予めROM462に記憶されている「小当たり数値」(本実施例の場合には、「3」である。)を読み出し、この「小当たり数値」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。続いて、パラメータ記憶エリア463Mから「第1大当たりカウント値」としての代数V1を読み出す。そして、この代数V1が、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されている「小当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、小当たり代数R2(電源投入時に、小当たり代数R2には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一致しない場合には、小当たり代数R2に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、「第1大当たりカウント値」としての代数V1と「小当たり数値」とが一致して小当たり代数R2に「1」が代入される確率は、1/150である。
次に、S14において、CPU461は、大当たり又は小当たりが抽選されたか否かを判定する判定処理を実行する。
この判定処理は、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから大当たり代数R1と小当たり代数R2とを読み出し、この大当たり代数R1又は小当たり代数R2のいずれかが「1」である場合には、大当たり又は小当たりが抽選されたと判定し、一方、大当たり代数R1と小当たり代数R2のいずれもが「0」の場合には、大当たり及び小当たりが抽選されなかったと判定する。
そして、大当たり代数R1又は小当たり代数R2のいずれかが「1」である場合には(S14:YES)、S15において、CPU461は、再度パラメータ記憶エリア463Mから大当たり代数R1を読み出し、この大当たり代数R1が「0」か「1」かを判定する判定処理を実行する。即ち、「大当たり」が発生したか否かを判定する判定処理を実行する。
この大当たり代数R1が「1」の場合には、CPU461は、「大当たり」が抽選されたと判定して(S15:YES)、S16において、表示制御基板66のCPU661に指示する大当たり図柄を選択する大当たり図柄選択処理と、表示制御基板66のCPU661に指示する液晶表示器19の3列の変動図柄の変動パターンを選択する変動パターン選択処理とを実行する。
この大当たり図柄選択処理は、先ず、CPU461は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Y1をパラメータ記憶エリア463Mから読みだし、該代数Y1を大当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Aに記憶される第1選択テーブル71の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する大当たり図柄を選択して、液晶表示器19に停止表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する変動停止図柄としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
例えば、パラメータ記憶エリア463Mから読みだした代数Y1が「9」の場合には、大当たり図柄として「111」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。また、パラメータ記憶エリア463Mから読みだした代数Y1が「65」の場合には、大当たり図柄として「777」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、変動パターン選択処理は、先ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから第1変動パターン選択カウント値としての代数H1を読み出し、この代数H1が偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第1変動パターンテーブル76の「パターン7」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一方、該代数H1が奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン8」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
他方、この大当たり代数R1が「0」の場合には、CPU461は、「小当たり」が発生したと判定して(S15:NO)、S17において、表示制御基板66のCPU661に指示する小当たり図柄を選択する小当たり図柄選択処理と、表示制御基板66のCPU661に指示する液晶表示器19の3列の変動図柄の変動パターンを選択する変動パターン選択処理とを実行する。
この小当たり図柄選択処理は、先ず、CPU461は、小当たり図柄選択カウント値としての代数Y2をパラメータ記憶エリア463Mから読みだし、該代数Y2を小当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Bに記憶される第2選択テーブル72の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する小当たり図柄を選択して、液晶表示器19に停止表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する変動停止図柄としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
例えば、パラメータ記憶エリア463Mから読みだした代数Y2が「9」の場合には、小当たり図柄として「112」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。また、パラメータ記憶エリア463Mから読みだした代数Y1が「65」の場合には、小当たり図柄として「778」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、変動パターン選択処理は、先ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから第1変動パターン選択カウント値としての代数H1を読み出し、この代数H1が偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第1変動パターンテーブル76の「パターン5」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一方、該代数H1が奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン6」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
一方、S14において、読み出した大当たり代数R1及び小当たり代数R2が共に「0」の場合には、ハズレとして判定されて(S14:NO)、S18において、CPU461は、液晶表示器19の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「55−」や「77−」等、但し「−」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後に大当たり図柄及び小当たり図柄以外のリーチハズレ(例えば「551」、「552」、「553」、「557」、「558」、「559」、「550」、「771」、「772」、「773」、「774」、「775」、「779」や「770」等)を表示するか否か判定する判定処理を実行する。
この判定は、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されているリーチカウント値としての代数M1を読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値(本実施例の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後リーチハズレを表示すると判定し(S18:YES)、S19において、リーチハズレ図柄及びこのリーチハズレ図柄の変動パターンを選択する。
このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Mからリーチハズレ図柄選択カウント値としての代数F1を読み出し、この代数F1に対応するリーチハズレ図柄をROM462から読み出し、表示制御基板66のCPU661に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
また、リーチハズレ図柄の変動パターンの選択は、パラメータ記憶エリア463Mから変動パターン選択カウント値としての代数H1を読み出し、この代数H1が「0〜2」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第1変動パターンテーブル76の「パターン2」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。また、該代数H1が「3〜6」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第1変動パターンテーブル76の「パターン3」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。更に、該代数H1が「7〜9」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第1変動パターンテーブル76の「パターン4」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
また、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されているリーチカウント値としての代数M1を読み出し、予めROM462に格納されているリーチ発生数値(本実施例の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれとも一致しないと判定した場合には(S18:NO)、S20において、ハズレ図柄及びこのハズレ図柄の変動パターンを選択する。
このハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Mからハズレ図柄選択カウント値としての代数I1を読み出し、該代数I1に対応するハズレ図柄の図柄データをROM462から読み込んで、表示制御基板66のCPU661に指示する図柄データとして、パラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
また、ハズレ図柄の変動パターンの選択は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第1変動パターンテーブル76の「パターン1」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する
その後、S21において、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Mから液晶表示器19に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する最終停止図柄データと変動パターンとを読み出し、これらの情報データを表示制御基板66のCPU661に出力する。そして、CPU461は、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力する。これにより、表示制御基板66のCPU661は、入力された最終停止図柄データと変動パターンとの情報データに基づいて第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19に変動表示を行う。
続いて、S22において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、該処理時間待つ(S22:NO)。例えば、変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間待つ。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、30秒間待つ。また、変動パターンが「パターン4」の場合には、10秒間待つ。また、変動パターンが「パターン5」又は「パターン7」の場合には、22秒間待つ。また、変動パターンが「パターン6」又は「パターン8」の場合には、32秒間待つ。更に、変動パターンが「パターン1」の場合には、ハズレ図柄に対応して予めROM462に格納されている各処理時間待つ。
そして、変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S22:YES)、S23において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に変動を停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、液晶表示器19に表示される3列の変動図柄が確定停止表示される。
次に、チューリップ式電動役物開放処理(S2)のサブ処理について図22に基づいて説明する。
図22に示すように、先ず、S31において、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Mから液晶表示器19に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データを読み出し、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれでもない場合には(S31:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S31:YES)、S32において、CPU461は、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、小当たり図柄のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、小当たり図柄のうちのいずれでもない場合、即ち、大当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S32:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、小当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S32:YES)、S33において、CPU461は、第1ソレノイド42Aを駆動して、即ち第1ソレノイド42AをONにしてチューリップ式電動役物42を開放する。
そしてまた、S34において、CPU461は、第1ソレノイド42Aの駆動を開始してから所定時間(本実施例では、約1.5秒乃至約3秒である。)経過したか否かを判定する判定処理を実行する。そして、第1ソレノイド42Aの駆動を開始してから所定時間経過していない場合には(S34:NO)、再度、S32以降の処理を実行する。
一方、第1ソレノイド42Aの駆動を開始してから所定時間経過した場合には(S34:YES)、S35において、CPU461は、第1ソレノイド42Aを停止して、即ち第1ソレノイド42AをOFFにしてチューリップ式電動役物42を閉鎖し、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、条件図柄変動処理(S3)のサブ処理について図23に基づいて説明する。
図23に示すように、先ず、S41において、CPU461は、チューリップ式電動役物42への入賞、即ち、第1検出センサ43からのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、第1検出センサ43からのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力されていない場合には(S41:NO)、CPU461は、チューリップ式電動役物42への入賞はなかったと判定して、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、第1検出センサ43からのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力された場合には(S41:YES)、S42において、CPU461は、「カウント値取得処理」を実行する。
この「カウント値取得処理」は、CPU461は、第1検出センサ43からパチンコ球の検出信号が入力された時の第2大当たりカウンタ463Hに記憶されている数値をその時の「第2大当たりカウント値」として代数V2に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数V2には「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1検出センサ43からパチンコ球の検出信号が入力されたときの条件当たり図柄選択カウンタ463Iに記憶されている数値をその時の「条件当たり図柄選択カウント値」として代数Y3に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数Y3には「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、同時に、CPU461は、第1検出センサ43からパチンコ球の検出信号が入力されたときの第2変動パターン選択カウンタ463Jに記憶されている数値をその時の「第2変動パターン選択カウント値」として代数H2に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数H2は「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
更に、同時に、CPU461は、第1検出センサ43からパチンコ球の検出信号が入力されたときの条件ハズレ図柄選択カウンタ463Kに記憶されている数値をその時の「条件ハズレ図柄選択カウント値」として代数I2に代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、この代数I2には「0」〜「99」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
そして、S43において、CPU461は、「条件当たり判定処理」を実行する。
この「条件当たり判定処理」は、CPU461は、先ず、予めROM462に記憶されている「条件当たり数値」(本実施例の場合には、「3」である。)を読み出し、この「条件当たり数値」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。続いて、パラメータ記憶エリア463Mから「第2大当たりカウント値」としての代数V2を読み出す。そして、この代数V2が、パラメータ記憶エリア463Mに記憶されている「条件当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、条件当たり代数R3(電源投入時に、条件当たり代数R3には「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一致しない場合には、条件当たり代数R3に「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。従って、「第2大当たりカウント値」としての代数V2と「条件当たり数値」とが一致して条件当たり代数R3に「1」が代入される確率は、1/10である。
次に、S44において、CPU461は、条件当たりが抽選されたか否かを判定する判定処理を実行する。
この判定処理は、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから条件当たり代数R3を読み出し、この条件当たり代数R3が「1」である場合には、条件当たりが抽選されたと判定し、一方、条件当たり代数R3が「0」の場合には、条件当たりが抽選されなかったと判定する。
そして、条件当たり代数R3が「1」である場合には、CPU461は、「条件当たり」が抽選されたと判定して(S44:YES)、S45において、表示制御基板66のCPU661に指示する条件当たり図柄を選択する条件当たり図柄選択処理と、表示制御基板66のCPU661に指示する第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30の変動図柄の変動パターンを選択する変動パターン選択処理とを実行する。
この条件当たり図柄選択処理は、先ず、CPU461は、条件当たり図柄選択カウント値としての代数Y3をパラメータ記憶エリア463Mから読みだし、該代数Y3を条件当たり図柄選択テーブル記憶エリア462Cに記憶される第3選択テーブル73の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する条件当たり図柄を選択して、第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30に停止表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する変動停止図柄としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
例えば、パラメータ記憶エリア463Mから読みだした代数Y3が「9」の場合には、条件当たり図柄として「3」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。また、パラメータ記憶エリア463Mから読みだした代数Y3が「65」の場合には、条件当たり図柄として「7」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、変動パターン選択処理は、先ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから第2変動パターン選択カウント値としての代数H2を読み出し、この代数H2が偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第2変動パターンテーブル77の「パターン3」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一方、該代数H2が奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン4」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
一方、S44において、読み出した条件当たり代数R3が「0」である場合には、CPU461は、「条件当たり」が抽選されなかった、即ち、「条件ハズレ」が抽選されたと判定して(S44:NO)、S46において、表示制御基板66のCPU661に指示する条件ハズレ図柄を選択する条件ハズレ図柄選択処理と、表示制御基板66のCPU661に指示する第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30の変動図柄の変動パターンを選択する変動パターン選択処理とを実行する。
この条件ハズレ図柄選択処理は、先ず、CPU461は、条件ハズレ図柄選択カウント値としての代数I2をパラメータ記憶エリア463Mから読みだし、該代数I2を条件ハズレ図柄選択テーブル記憶エリア462Dに記憶される第4選択テーブル74の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する条件ハズレ図柄を選択して、第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30に停止表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する変動停止図柄としてパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
例えば、パラメータ記憶エリア463Mから読みだした代数I2が「9」の場合には、条件ハズレ図柄として「1」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。また、パラメータ記憶エリア463Mから読みだした代数I2が「65」の場合には、条件ハズレ図柄として「8」がRAM463のパラメータ記憶エリア463Mに記憶される。
また、変動パターン選択処理は、先ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから第2変動パターン選択カウント値としての代数H2を読み出し、この代数H2が偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして、変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される第2変動パターンテーブル77の「パターン1」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶し、一方、該代数H2が奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン2」をパラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
その後、S47において、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Mから液晶表示器30に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示する最終停止図柄データと変動パターンとを読み出し、これらの情報データを表示制御基板66のCPU661に出力する。そして、CPU461は、図柄変動開始指令を表示制御基板66のCPU661に出力する。これにより、表示制御基板66のCPU661は、入力された最終停止図柄データと変動パターンとの情報データに基づいて第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30に変動表示を行う。
続いて、S48において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、該処理時間待つ(S48:NO)。例えば、変動パターンが「パターン1」の場合には、10秒間待つ。また、変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間待つ。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、15秒間待つ。更に、変動パターンが「パターン4」の場合には、20秒間待つ。
そして、変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S48:YES)、S49において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に変動を停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。これにより、液晶表示器30に表示される変動図柄が確定停止表示される。
次に、ゲート作動処理(S4)のサブ処理について図24に基づいて説明する。
図24に示すように、先ず、S51において、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Mから表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データを読み出し、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれでもない場合には(S51:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄又は小当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S51:YES)、S52において、CPU461は、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、小当たり図柄のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
続いて、この表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、小当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S52:YES)、S53において、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Mから液晶表示器30に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データを読み出し、条件当たり図柄のうちのいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この液晶表示器30に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、条件当たり図柄のうちのいずれでもない場合には(S53:NO)、CPU461は、S54において、排出口シャッタ44を作動させて振分入賞装置24内に保持している入賞球を排出口45に案内する。即ち、第2ソレノイド44Cを駆動して(第2ソレノイド44CをONにして)排出口シャッタ44を後側方向に引きつけて、該排出口シャッタ44と入賞口シャッタ47とによって保持されている入賞球を排出口45に案内する(図9参照)。その後、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、この液晶表示器30に表示するように表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、条件当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S53:YES)、CPU461は、S55において、入賞口シャッタ47を作動させて振分入賞装置24内に保持している入賞球を当たり入賞口49に案内する。即ち、第3ソレノイド47Cを駆動して(第3ソレノイド47CをONにして)入賞口シャッタ47を斜め上方向に引きつけて、該入賞口シャッタ47と排出口シャッタ44とによって保持されている入賞球を当たり入賞口49に案内する(図8参照)。
そして、S56において、CPU461は、第2検出センサ48から入賞球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されるのを待ち、この第2検出センサ48から入賞球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されることによって、振分装置24内の入賞球が当たり入賞口49内に案内されたと判断する。
続いて、S57において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mからゲートフラグ(電源投入時に、ゲートフラグには「0」が代入されている。)を読み出し、該ゲートフラグに「1」を代入して、即ちゲートフラグをONにして、再度、パラメータ記憶エリア463Mに記憶する。
そして、S58において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mからゲートフラグを読み出し、このゲートフラグがON、即ち「1」の場合には、第2始動口センサ25Aを有効にして、即ち、該第2始動口センサ25Aからの検出信号が入出力回路(I/O)464を介して入力されるのを待つ状態にして、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、S52において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示した最終停止図柄データが、大当たり図柄のうちのいずれかである場合には(S52:NO)、S57以降の処理を実行して、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、ゲート通過判定処理(S5)のサブ処理について図25に基づいて説明する。
図25に示すように、先ず、S61において、CPU461は、第2始動口センサ25Aが有効か否かを判定する判定処理を実行する。
この判定処理は、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mからゲートフラグを読み出し、このゲートフラグが「1」の場合、即ちゲートフラグがONの場合には、第2始動口センサ25Aは有効であると判定し、一方、このゲートフラグが「0」の場合、即ちゲートフラグがOFFの場合には、第2始動口センサ25Aは有効でないと判定する。
そして、パラメータ記憶エリア463Mから読み出したゲートフラグがOFFの場合には(S61:NO)、CPU461は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、パラメータ記憶エリア463Mから読み出したゲートフラグがONの場合には(S61:YES)、S62において、CPU461は、ゲートフラグをONにしてから所定時間(本実施例では、約8秒〜約20秒で、好ましくは10秒である。)、第2始動口センサ25Aからパチンコ球の検出信号が入力されるのを待つ。そして、該所定時間内に第2始動口センサ25Aからパチンコ球の検出信号が入力された場合には(S62:YES)、S63において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから大当たりフラグ(電源投入時に、大当たりフラグには「0」が代入されている。)を読み出し、該大当たりフラグに「1」を代入して、即ち大当たりフラグをONにして、再度、パラメータ記憶エリア463Mに記憶する。また、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mからゲートフラグを読み出し、該ゲートフラグに「0」を代入して、即ちゲートフラグをOFFにして、再度、パラメータ記憶エリア463Mに記憶すると共に、第2始動口センサ25Aを無効にし、即ち、該第2始動口センサ25Aからの検出信号を無視する。その後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、該所定時間内に第2始動口センサ25Aからパチンコ球の検出信号が入力されなかった場合には(S62:NO)、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグに再度「0」を代入して、即ち大当たりフラグをOFFにして、再度、パラメータ記憶エリア463Mに記憶する。また、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mからゲートフラグを読み出し、該ゲートフラグに「0」を代入して、即ちゲートフラグをOFFにして、再度、パラメータ記憶エリア463Mに記憶すると共に、第2始動口センサ25Aを無効にし、即ち、該第2始動口センサ25Aからの検出信号を無視する。その後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、大当たり遊技処理(S6)のサブ処理について図26に基づいて説明する。
図26に示すように、先ず、S71において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、このパラメータ記憶エリア463Mから読み出した大当たりフラグが「1」でない場合、即ち「0」の場合には(S71:NO)、CPU461は、「大当たり」は獲得されていないと判定し、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、このパラメータ記憶エリア463Mから読み出した大当たりフラグが「1」の場合、即ち大当たりフラグがONの場合には、「大当たり」を獲得したと判定して(S71:YES)、S72において、CPU461は、開閉ソレノイド36を駆動して、大入賞口38を閉塞する開閉扉37を開放する。
続いて、S73において、大入賞口38に入賞した入賞球が所定個数(本実施例の場合は、10個である。)に達したか否か、即ち、大入賞口センサ38Aにより検出された入賞個数が所定個数(本実施例の場合は、10個である。)に達したか否かを判定する。
そして、大入賞口38に入賞した入賞球が所定個数(本実施例の場合は、10個である。)に達していない場合には(S73:NO)、S74において、CPU461は、大入賞口38を開放してから所定時間(本実施例の場合は、約29秒〜約35秒で、好ましくは約30秒である。)経過したか否かを判定する。そして、大入賞口38を開放してから所定時間経過していない場合には(S74:NO)、CPU461は、再度、S72以降の処理を実行する。
一方、大入賞口38に入賞した入賞球が所定個数(本実施例の場合は、10個である。)に達した場合(S73:YES)、若しくは大入賞口38を開放してから所定時間(本実施形態の場合は、約29秒〜約35秒で、好ましくは約30秒である。)経過した場合には(S74:YES)、S75において、CPU461は、開閉扉37を閉じて大入賞口38を閉塞する。
そして、S76において、CPU461は、大入賞口38を継続して開放した回数が所定の最高継続回数(本実施例の場合には、「16回」である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。この大入賞口38を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S76:NO)、CPU461は、大入賞口38を閉塞してから所定時間(本実施例では、約2秒である。)経過後、再度、S72以降の処理を実行する。
その後、この大入賞口38を開放した回数が、所定の最高継続回数に達した場合には(S76:YES)、S77において、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Mから大当たりフラグを読み出し、該大当たりフラグをOFF、即ち「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア463Mに記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、上記遊技制御処理による第1始動口23への入賞から大入賞口38が所定回数開放される大当たり遊技終了までの一例を図27に示すタイミングチャートに基づいて説明する。
図27に示すように、先ず、CPU461は、第1始動口センサ23Aから入賞球の検出信号を入出力回路(I/O)464を介して検出する。
そして、CPU461は、この入賞に基づいて第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄の変動を開始し、「小当たり」が抽選された場合には、該3列の変動図柄を上記小当たりの図柄(例えば、「776」等である。)で停止表示する。一方、CPU461は、この入賞に基づいて第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄の変動を開始し、「大当たり」が抽選された場合には、該3列の変動図柄を上記大当たりの図柄(例えば、「777」等である。)で停止表示する。
続いて、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が小当たりの図柄(例えば、「776」等である。)で停止表示された場合には、CPU461は、第1ソレノイド42Aを駆動してチューリップ式電動役物42を所定時間(本実施例では、約1.5秒間である。)開放する。そして、CPU461は、第1検出センサ43からチューリップ式電動役物42への入賞球の検出信号を入出力回路(I/O)464を介して検出すると、第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30の変動図柄を開始する。続いて、「条件当たり」が抽選された場合には、CPU461は、第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30に条件当たり図柄(本実施例では、「3」または「7」である。)を表示する。その後、CPU461は、第2始動口センサ25Aを所定時間(本実施例では、約10秒間である。)有効にして、即ち、該第2始動口センサ25Aからの検出信号が入出力回路(I/O)464を介して入力されるのを所定時間(本実施例では、約10秒間である。)だけ待つ。
一方、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が大当たりの図柄(例えば、「777」等である。)で停止表示された場合には、CPU461は、第2始動口センサ25Aを所定時間(本実施例では、約10秒間である。)有効にして、即ち、該第2始動口センサ25Aからの検出信号が入出力回路(I/O)464を介して入力されるのを所定時間(本実施例では、約10秒間である。)だけ待つ。
そして、「大当たり」又は「条件当たり」が抽選されて、第2始動口センサ25Aが有効な間に、パチンコ球がゲート25を通過して、該第2始動口センサ25Aからパチンコ球の検出信号が入出力回路(I/O)464を介して入力された場合には、CPU461は、再度、第2始動口センサ25Aを無効にすると共に、大当たりフラグをONにする。その後、CPU461は、大入賞口38を所定回数(本実施例では、16回である。)開放する大当たり遊技を実行後、再度、大当たりフラグをOFFにして当該遊技処理を終了する。
ここで、液晶表示器19、表示制御基板66は、第1変動図柄表示手段を構成する。また、液晶表示器30、表示制御基板66は、第2変動図柄表示手段を構成する。第1始動口23は、第1始動口として機能する。また、ゲート25は、第2始動口として機能する。また、チューリップ式電動役物42は、遊技球入賞口として機能する。また、第1検出センサ43は、第1検出手段として機能する。また、振分入賞装置24は、振分部材として機能する。また、第2検出センサ48は、第2検出手段として機能する。また、大入賞口38は、大入賞口として機能する。また、「大当たり」は、第1大当たりとして機能する。また、「小当たり」は、第2大当たりとして機能する。また、CPU461、ROM462、第1大当たりカウンタ463Aは、第1大当たり抽選手段、特典遊技付与手段を構成する。また、CPU461及びROM462は、第1大当たり判定手段、第2大当たり判定手段を構成する。また、大当たり図柄は、第1大当たり図柄として機能する。また、小当たり図柄は、第2大当たり図柄として機能する。また、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄は、第1変動図柄として機能する。また、CPU461、ROM462、大当たり図柄選択カウンタ463C、小当たり図柄選択カウンタ463D、第1選択テーブル71、第2選択テーブル72は、第1大当たり図柄選択手段を構成する。また、CPU461及びCPU661は、第1表示制御手段、第2表示制御手段を構成する。また、大当たり遊技は、特別遊技状態に相当する。また、CPU461は、第1特別遊技制御手段、第2特別遊技制御手段として機能する。また、チューリップ式電動役物42が所定時間(例えば、1.5秒間)開放する状態は、特典遊技状態に相当する。また、「条件当たり」は、第3大当たりとして機能する。また、CPU461、ROM462、第2大当たりカウンタ463Hは、第2大当たり抽選手段を構成する。また、第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30の変動図柄は、第2変動図柄として機能する。また、CPU461、ROM462、条件当たり図柄選択カウンタ463J、第3選択テーブル73は、第2大当たり図柄選択手段を構成する。
従って、本実施例に係るパチンコ機1では、第1始動口23への入賞情報に基づいて大当たりが1/150の抽選確率で抽選されて、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、「000」〜「999」のうちのいずれかの大当たり図柄で停止した場合には、ゲート25が所定時間(例えば、10秒間)有効になる。そして、ゲート25が有効な間に、このゲート25にパチンコ球が通過した場合には、通常時には開閉扉37によって閉塞される大入賞口38が所定回数開放されて、その大入賞口38に容易にパチンコ球が入賞できる状態になる(特別遊技状態)。
また、第1始動口23への入賞情報に基づいて小当たりが1/150の抽選確率で抽選されて、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、「009」、「001」〜「998」、「990」のうちのいずれかの小当たり図柄で停止した場合には、振分入賞装置24のチューリップ式電動役物42が所定時間(例えば、1.5秒間)開放される(特典遊技状態)。そして、チューリップ式電動役物42への入賞情報に基づいて条件当たりが1/10の抽選確率で抽選されて、第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30の変動図柄が変動後、「3」、「7」のうちのいずれかの条件当たり図柄で停止した場合には、ゲート25が所定時間(例えば、10秒間)有効になる。そして、ゲート25が有効な間に、このゲート25にパチンコ球が通過した場合には、通常時には開閉扉37によって閉塞される大入賞口38が所定回数開放されて、その大入賞口38に容易にパチンコ球が入賞できる状態になる(特別遊技状態)。
これにより、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、大当たり図柄で停止表示された場合には、ゲート25が所定時間有効となり、この有効なゲート25にパチンコ球が通過した場合には、大入賞口38が所定回数開放されて該大入賞口38から容易にパチンコ球が入賞するため、遊技者は短時間に多くの賞球を容易に獲得することが可能となり、この大当たり図柄の停止によって報知される大入賞口38の所定回数の開放(特別遊技状態)の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
また、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、小当たり図柄で停止表示された後、チューリップ式電動役物42が所定時間(例えば、1.5秒間)開放される。そして、このチューリップ式電動役物42に入賞した場合には、更に第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30の変動図柄が変動後、「3」、「7」のうちのいずれかの条件当たり図柄で停止表示された場合には、ゲート25が所定時間有効となり、この有効なゲート25にパチンコ球が通過した場合には、大入賞口38が所定回数開放されて該大入賞口38から容易にパチンコ球が入賞するため、遊技者は短時間に多くの賞球を容易に獲得することが可能となり、この小当たり図柄の停止によって報知されるチューリップ式電動役物42の開放(特典遊技状態)、及び条件当たり図柄の停止によって報知される大入賞口38の所定回数の開放(特別遊技状態)の獲得に対する遊技者の期待感を高めることができ、興趣を増大させることができる。
このため、遊技者は、第1始動口23への入賞に基づいて大当たりが抽選された後、大入賞口38の所定回数の開放(特別遊技状態)を獲得することが可能となる第1の抽選処理と、該1始動口23への入賞に基づいて小当たりが抽選された後、チューリップ式電動役物42の所定時間開放され(特典遊技状態)、その後、条件当たりが抽選された場合に、大入賞口38の所定回数の開放(特別遊技状態)を獲得することが可能となる第2の抽選処理との2種類の抽選処理によって、ゲート25が有効となり、この間に、このゲート25にパチンコ球が通過した場合には、大入賞口38の所定回数の開放(特別遊技状態)を獲得することができるため、パチンコゲームを多様化させて遊技者の興趣を増大させることができ、パチンコゲームに強く引きつけることができる。
また、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、大当たり図柄で停止した場合、及び、第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30の変動図柄が変動後、条件当たり図柄で停止した場合には、所定時間内にゲート25をパチンコ球が通過するように遊技球を発射することが必要になるため、遊技者の技量を生かすことができ、パチンコゲームの興趣を更に増大させることができる。
また、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、大当たり図柄で停止した場合、及び、第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30の変動図柄が変動後、条件当たり図柄で停止した場合には、ゲート25が所定時間有効になり、この有効なゲート25にパチンコ球が通過した場合に、大入賞口38を所定回数開放すればよいため、簡易な制御構成で2種類の遊技を容易に実現できると共に、信頼性の高い遊技を提供することができる。
また、第2特別図柄表示装置28の液晶表示器30の変動図柄が変動後、条件当たり図柄で停止しなかった場合、即ち条件ハズレ図柄(例えば、「1」、「2」等である。)で停止した場合には、振分入賞装置24に保持された入賞球は、第2ソレノイド44Cが駆動されて排出口シャッタ44が裏側方向に引きつけられて、排出口45に案内されると共に、ゲート25を無効とし、大入賞口38は閉塞した状態となるため、液晶表示器30の変動図柄が条件当たり図柄で停止しなかった場合には、大入賞口38の所定回数の開放(特別遊技状態)は確実に付与されず、液晶表示器30の変動図柄の変動中における遊技者の条件当たり図柄への期待感を高めることができる。また、この条件当たり図柄の抽選確率を調整することによって、大入賞口38の所定回数の開放(特別遊技状態)の付与の抽選確率を正確に制御することができるため、遊技者と遊技店との利益バランスを容易に図ることができる。
また、第1特別図柄表示装置18の液晶表示器19の3列の変動図柄が変動後、大当たり図柄で停止表示された場合には、ゲート25が所定時間(例えば、10秒間)に限り有効になるが、この有効なゲート25にパチンコ球が通過しなかった場合には、ゲート25を無効とし、大入賞口38は閉塞した状態となるため、このゲート25への入賞確率を釘調整等によって調整することによって、大入賞口38の所定回数の開放(特別遊技状態)の付与の確率を更に正確に制御することができるため、遊技者と遊技店との利益バランスを容易に図ることができる。
更に、ゲート25は、パチンコ球が上方から下方に通過するゲートで構成されると共に、大入賞口38の上方に配設されているため、大当たり又は条件大当たりが抽選された場合には、遊技者は、この有効なゲート25に遊技球が入るように操作ハンドル10を操作することによって同時に大入賞口38に遊技球が入賞するように操作することができ、遊技者の技量を更に生かすことができ、パチンコゲームの興趣をより増大させることができる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域を示した正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の全体を示した背面図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域に配設される振分入賞装置を示した図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の振分入賞装置の排出口シャッタを示す斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の振分入賞装置の入賞口シャッタを示す斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の振分入賞装置のチューリップ式電動役物に入賞した状態を説明する図で、(A)は平面図、(B)は正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の振分入賞装置の入賞口シャッタの作動を説明する図である。 本実施例に係るパチンコ機の振分入賞装置の排出口シャッタの作動を説明する図である。 本実施例に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のROMの大当たり図柄選択テーブル記憶エリアに格納される第1選択テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のROMの小当たり図柄選択テーブル記憶エリアに格納される第2選択テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のROMの条件当たり図柄選択テーブル記憶エリアに格納される第3選択テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のROMの条件ハズレ図柄選択テーブル記憶エリアに格納される第4選択テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの変動パターンテーブル記憶エリアに記憶される第1変動パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの変動パターンテーブル記憶エリアに記憶される第2変動パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する第1始動口入賞処理等の遊技制御処理のメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「第1始動口入賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「チューリップ式電動役物開放処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「条件図柄変動処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「ゲート作動処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「ゲート通過判定処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「大当たり遊技処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する第1始動口入賞処理等の遊技制御処理の一例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
1 パチンコ機
2 遊技盤
18 第1特別図柄表示装置
19、30 液晶表示器
23 第1始動口
23A 第1始動口センサ
24 振分入賞装置
25 ゲート
25A 第2始動口センサ
28 第2特別図柄表示装置
36 開閉ソレノイド
37 開閉扉
38 大入賞口
38A 大入賞口センサ
39 特別入賞装置
42 チューリップ式電動役物
42A 第1ソレノイド
43 第1検出センサ
44 排出口シャッタ
44C 第2ソレノイド
46 主基板
47 入賞口シャッタ
47C 第3ソレノイド
48 第2検出センサ
461 CPU
462 ROM
463 RAM

Claims (4)

  1. 遊技領域に設けられて変動図柄表示部に第1変動図柄を表示する第1変動図柄表示手段と、
    遊技領域に設けられて変動図柄表示部に第2変動図柄を表示する第2変動図柄表示手段と、
    遊技領域に設けられる第1始動口と、
    遊技領域に設けられる第2始動口と、
    遊技球が入賞しやすい状態と入賞しにくい状態とに可変可能な遊技球入賞口と、
    前記遊技球入賞口への遊技球の入賞を検出する第1検出手段と、
    前記遊技球入賞口に入賞した遊技球を保留すると共に、この保留した遊技球を当たり入賞口又は排出口に案内可能な振り分け部材と、
    前記当たり入賞口への入賞を検出する第2検出手段と、
    遊技領域に設けられて通常時には閉塞される開閉可能な大入賞口と、
    通常遊技状態において前記第1始動口への入賞情報に基づいて第1大当たり又は第2大当たりを抽選する第1大当たり抽選手段と、
    前記第1大当たり抽選手段によって第1大当たり又は第2大当たりが抽選されたか否かを判定する第1大当たり判定手段と、
    複数種類の第1大当たり図柄の中から一の第1大当たり図柄を選択して、複数種類の第2大当たり図柄の中から一の第2大当たり図柄を選択する第1大当たり図柄選択手段と、
    前記第1始動口への入賞情報に基づいて前記第1変動図柄を変動させると共に、前記第1大当たり判定手段によって第1大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第1変動図柄が変動後、前記第1大当たり図柄選択手段によって選択された第1大当たり図柄で揃って停止するように表示制御して、前記第1大当たり判定手段によって第2大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第1変動図柄が変動後、前記第1大当たり図柄選択手段によって選択された第2大当たり図柄で揃って停止するように表示制御する第1表示制御手段と、
    前記第1変動図柄が変動後、前記第1大当たり図柄で揃って停止した場合には、前記第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、前記大入賞口が複数回開放可能となり、その大入賞口から容易に遊技球が入賞できる特別遊技状態となるように制御する第1特別遊技制御手段と、
    前記第1変動図柄が変動後、前記第2大当たり図柄で揃って停止した場合には、前記遊技球入賞口が所定の第2時間は遊技球が入賞しやすい状態となる特典遊技状態を付与する特典遊技付与手段と、
    前記特典遊技状態になった場合に、該遊技球入賞口への入賞情報に基づいて第3大当たりを抽選する第2大当たり抽選手段と、
    前記第2大当たり抽選手段によって第3大当たりが抽選されたか否かを判定する第2大当たり判定手段と、
    複数種類の第3大当たり図柄の中から一の第3大当たり図柄を選択する第2大当たり図柄選択手段と、
    前記遊技球入賞口への入賞情報に基づいて前記第2変動図柄を変動させると共に、前記第2大当たり判定手段によって第3大当たりが抽選されたと判定された場合には、該第2変動図柄が変動後、前記第2大当たり図柄選択手段によって選択された第3大当たり図柄で停止するように表示制御する第2表示制御手段と、
    前記第2変動図柄が変動後、前記第3大当たり図柄で停止した場合には、前記振り分け部材を介して保留した遊技球を当たり入賞口に案内し、該当たり入賞口への入賞を検出後、前記第2始動口への入賞情報を所定の第1時間に限り有効な入賞情報とし、該第2始動口の有効な入賞情報があった場合には、前記大入賞口が複数回開放可能となり、その大入賞口から容易に遊技球が入賞できる特別遊技状態となるように制御する第2特別遊技制御手段と、
    を備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記第2特別遊技制御手段は、前記第2変動図柄が変動後、前記第3大当たり図柄で停止しなかった場合には、前記振り分け部材を介して保留した遊技球を排出口に案内すると共に、前記第2始動口への入賞情報は無効な入賞情報とし、前記大入賞口が閉塞した状態になるように制御することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記第1特別遊技制御手段は、前記所定の第1時間内に第2始動口の有効な入賞情報が無かった場合には、該所定の第1時間経過後、この第2始動口への入賞情報は無効な入賞情報とし、前記大入賞口が閉塞した状態になるように制御することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記第2始動口は、遊技球が上方から下方に通過するゲートで構成されると共に、前記大入賞口の上方に配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のパチンコ機。
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