JP2000218012A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000218012A
JP2000218012A JP11021351A JP2135199A JP2000218012A JP 2000218012 A JP2000218012 A JP 2000218012A JP 11021351 A JP11021351 A JP 11021351A JP 2135199 A JP2135199 A JP 2135199A JP 2000218012 A JP2000218012 A JP 2000218012A
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Masato Kamimura
正人 上村
Hideyuki Suzuki
秀行 鈴木
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Universal Entertainment Corp
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Aruze Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特別図柄表示装置83の停止図柄の良否等、
出力手段20の作動の良否をメインコントローラ1側で
単独で検査できるようにする。 【解決手段】 サブコントローラ2からの制御に基づく
出力手段20の作動情報をメインコントローラ1に伝送
する伝送手段3を設け、メインコントローラ1に伝送さ
れた作動情報をチェックすることにより、サブコントロ
ーラ2を検査の対象から外し、サブコントローラ2から
信号を取り出さなくとも、メインコントローラ1のみで
出力手段20の作動の良否検査が行えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ遊技機、
アレンジボール遊技機、雀球遊技機等のいわゆる弾球遊
技機や、パチスロと称する回胴式遊技機を含む遊技機の
改良に関する。
【0002】
【従来の技術】この種パチンコ遊技機等は、始動口への
遊技球の入賞により、乱数抽選を起動し、大入賞口を開
いて遊技者に多大な利益を付与する大当たり状態にする
か否かの判定を前段で行った後、液晶ディスプレイ等を
用いた特別図柄表示装置上の図柄を変動表示させると共
に、場合によりリーチアクション等の大当たりの期待感
を高める多彩な演出表示を現出させ、大当たりならば例
えば画面の左中右に三つ揃いの図柄を停止させ、外れな
らばバラバラの図柄を停止させる制御をしている。ま
た、図柄変動中、周辺のスピーカやランプ等から音と光
で大当たりの期待感が一層高まるような演出を付加して
いる。
【0003】このような遊技者の興味を魅く演出は近年
ますます高度かつ複雑化しており、大量のデータを処理
する必要から、単一の制御部のみでは処理速度の低下、
記憶容量の限界等の問題が生じてきている。こうしたこ
とから、遊技者に利益を付与するか否かの当選判定等、
遊技の有利不利を決する主要な制御を担うメインコント
ローラと、特別図柄表示装置等の特定の出力手段を個別
に制御するサブコントローラを分け、サブコントローラ
は、メインコントローラから所定の割り込み時間毎に送
出するコマンドを受け取り、サブコントローラ上で記憶
する画像表示データから具体的な画像出力を生成するよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のパ
チンコ遊技機等は、風俗営業等の規制及び業務の適正化
等に関する法律(昭和23年7月10日法律第122
号)の規制対象であり、事前に、法律で定めた第三者検
査機関により規則に適合した機械か否かの検査を受ける
必要がある。上述のとおりメインコントローラとサブコ
ントローラを分けたことにより制御の能力自体は改善さ
れたが、どのような図柄が停止表示されるかという基本
的な検査は勿論、単位時間当たりの収支金額を所定範囲
内に抑えるべき要請から1回の図柄変動時間が所定時間
以上であるかといった法規制に直結した検査まで含め、
検査の項目自体は質・量とも依然として膨大であり、近
年の演出技術の高度・複雑化に伴い、むしろ益々検査の
負担が大きくなっているのが実情である。
【0005】ここで、遊技者に利益を付与するか否かの
重要な制御を担うのはメインコントローラであり、特別
図柄表示装置等を制御するサブコントローラは単に演出
に関わるだけで遊技者の利益に直結せず不正行為が直接
及ばないのであるから検査を省略し、メインコントロー
ラのみを検査すればよいという考え方ができる。これに
よれば、メインコントローラからサブコントローラに送
出するコマンドを割り込み毎に毎回送るのではなく、そ
の送出コマンドの数を減らし、究極的に例えば「数字7
の三つ揃いで停止させよ」という1コマンドのみをサブ
コントローラに送出して、サブコントローラ側でリーチ
アクション等の表示上の演出を全て受け持たせるように
すれば、検査の一層の簡易化と演出効果の充実を推し進
めることができると見込まれる。
【0006】しかし、サブコントローラの検査を省略す
ると、メインコントローラから大当たり図柄の並びであ
る例えば数字7の三つ揃いを指示したにも拘らず、デー
タ伝送中のノイズや不正行為等により7の三つ揃いで正
しく停止しない場合に不合格と判定することが困難にな
る。メインコントローラから送出するコマンドは逐一電
気的にモニターできても、サブコントローラは検査対象
から除外し、信号を取り出さないのであるから、実際の
停止図柄を目視チェックする等の煩雑な作業が必要とな
り、そもそも大当たりの発生頻度自体が低いため、検査
員が長時間にわたり逐一停止図柄を眺めて記録していく
のはたいへんな作業となるわけである。
【0007】また、図柄の変動開始から停止に至る一連
の制御中にメインコントローラからサブコントローラに
送出するコマンドの細分化レベルにもよるが、図柄変動
開始時に単に1コマンドのみを送出する場合には、リー
チアクションの有無及びその種類により停止時間が種々
変わってくるため、そもそも図柄の停止時間を把握する
ことができないし、演出画面の大きな切替わりの数に対
応した数コマンドを分けて送出する場合にも、最後のコ
マンド送出時と実際の図柄確定時の間に無視できないず
れが生じるため、1回の図柄変動時間が所定時間以上で
あるか否かという検査自体が正しく行えなくなる。所定
の割り込み時間毎に逐一表示画面上のオフセット位置と
図柄番号を細かく指示する極めて細分化されたコマンド
ならば最終的な図柄確定コマンドの送出時を図柄停止時
とほぼみなせるが、これとてメインコントローラからの
送出タイミングに過ぎず、また、データ伝送経路のノイ
ズや不正行為等による外乱が無いものと仮定した検査で
あり、正確さに欠ける。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
図柄停止の良否等、出力手段の作動の良否をメインコン
トローラ側で単独で検査できるようにするため、図1に
示すように、遊技の有利不利を決する当選判定部をもつ
メインコントローラ1、このメインコントローラからの
指令に基づいて出力手段20を制御するサブコントロー
ラ2を含む遊技機において、サブコントローラ2からの
制御に基づく出力手段20の作動情報をメインコントロ
ーラ1に伝送する伝送手段3を設けた。サブコントロー
ラ2からの制御に基づく出力手段20の作動情報は、サ
ブコントローラ2から出力手段20に出力する或は出力
した作動命令自体の他、出力手段20の作動を決定づけ
るサブコントローラ2上のデータやパラメータ、作動命
令出力後の出力手段20のステータス情報、若しくは出
力手段20の作動検出情報等であってもよい。
【0009】請求項2記載の発明は、更に図柄変動時間
の良否等、出力手段の作動の時間的な良否をもメインコ
ントローラ側で単独で検査できるようにするため、請求
項1と同一の前提条件において、サブコントローラ2か
らの制御に基づく出力手段20の作動情報をこの情報の
確定タイミングでメインコントローラ1に伝送する伝送
手段3を設けた。ここでいう確定タイミングは、サブコ
ントローラ2から出力手段20に作動命令を出力する或
は出力したタイミングの他、出力手段20の作動を決定
づけるデータやパラメータを格納或は出力したタイミン
グ、作動命令出力後に出力手段20のステータス情報を
読み取ったタイミング、若しくは実際に出力手段20の
作動が確定したことを検出したタイミング等であっても
よい。
【0010】請求項3記載の発明のように、出力手段2
0は、液晶ディスプレイ、CRT、機械式リール、ドッ
ト式リール等に大当たり図柄と外れ図柄を含む複数の図
柄を変動表示させ、大入賞口等を開く大当たりの期待を
抱かせるパチンコ遊技機等における特別図柄表示装置が
代表的である。この場合、サブコントローラ2は特別図
柄表示装置を制御する表示制御装置から成る。この他、
出力手段20は、フラグ或はヒットリクエスト成立時に
所定のコマずれ範囲内でストップ操作することを条件に
入賞を成立させる回胴式遊技機における機械式リール等
であってもよいし、これらパチンコ遊技機等や回胴式遊
技機に具備するLED、LCD、ランプ等の視覚表示装
置、効果音、BGM、エラー音等を出力するスピーカや
ブザー等の音声出力装置、賞球或は賞メダルを払い出す
賞球装置或は賞メダル装置等であってもよく、これらは
請求項1又は2の対象範囲内である。
【0011】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明では、サブコン
トローラ2からメインコントローラ1に伝送された出力
手段20の作動情報をチェックすることにより、サブコ
ントローラ2を検査の対象から外し、サブコントローラ
2から信号を取り出さなくともメインコントローラ1の
みで出力手段20の作動の良否検査が行える。このメイ
ンコントローラ1上における検査は、サブコントローラ
2からの制御に基づく出力手段20の作動情報をチェッ
クすることによりなされるため、メインコントローラ1
から割り込み時間毎に逐一コマンドを送出してメインコ
ントローラ1でほぼ出力手段20の作動の確定を把握で
きるものに比べても、メインコントローラ1とサブコン
トローラ2との伝送経路途中の外乱の有無等を加味した
良否判定を行うこととなるため、正確さが担保される。
こうして、メインコントローラ1のみから信号をモニタ
ーすることにより、出力手段20の作動の良否を簡易か
つ正確に検査できると共に、開発時のデバッグも簡易か
つ正確に行える。
【0012】請求項2記載の発明では、サブコントロー
ラ2からメインコントローラ1に伝送された出力手段2
0の作動情報をチェックすることにより、サブコントロ
ーラ2を検査の対象から外し、サブコントローラ2から
信号を取り出さなくともメインコントローラ1のみで出
力手段20の作動の良否検査が行える。また、その作動
情報のタイミングをチェックすることにより、メインコ
ントローラ1のみで出力手段20の作動の時間的な良否
検査も行える。これらメインコントローラ1上における
検査は、サブコントローラ2からの制御に基づく出力手
段20の作動情報をチェックすることによりなされるた
め、メインコントローラ1から割り込み時間毎に逐一コ
マンドを送出してメインコントローラ1でほぼ出力手段
20の作動の確定を把握できるものに比べても、メイン
コントローラ1とサブコントローラ2との伝送経路途中
の外乱の有無等を加味した良否判定を行うこととなるた
め、正確さが担保される。こうして、メインコントロー
ラ1のみから信号をモニターすることにより、出力手段
20の作動の良否並びに出力手段20の作動の時間的な
良否を簡易かつ正確に検査できると共に、開発時のデバ
ッグも一層簡易かつ正確に行える。
【0013】請求項3記載の発明では、メインコントロ
ーラ1上で特別図柄表示装置の図柄制御の良否検査が簡
易かつ正確に行え、パチンコ遊技機において特に重要な
部分の検査及びデバッグが簡易かつ正確に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は、本発明を適用するパチン
コ遊技機8であり、ガラス扉8A内方の遊技盤80上に
は、遊技領域を区画すると共に発射球を導くガイドレー
ル81、大部分は省略して描いているが多数の遊技釘8
2、液晶ディスプレイの画面上に左・中・右の3列にわ
たって数字・記号等の特別図柄を変動表示させる特別図
柄表示装置83、その変動表示を起動すると共に左中右
の停止図柄が全て揃う大当たりとするか否かの抽選を起
動するチューリップ式役物から成る始動口84、大当た
り時に開放するアタッカーと称する大入賞口85、その
左右両側の下入賞口86,86、その上方の左右の肩入
賞口87,87及び袖入賞口88,88、盤面サイドラ
ンプ89,90、ランプ風車91,91、通常風車9
2,92、通過型の役物上通路93、同袖通路94,9
4を備える。
【0015】特別図柄表示装置83の上部には、天入賞
口95、7セグメントLEDから成る普通図柄表示装置
96、この普通図柄の変動の機会が重複して発生した場
合に最大4回まで記憶する普通図柄記憶LED960を
備え、同特別図柄表示装置83の左右には、普通図柄表
示装置96を変動表示させる左右ゲート97,98を、
下部には、特別図柄の変動の機会が重複して発生した場
合に最大4回まで記憶する特別図柄記憶LED830を
備える。
【0016】遊技盤80の下方には、貸球及び賞球を受
止める上皿99、上皿99の満杯時に内部で溢れた球を
受止める下皿100、内蔵する発射ソレノイド110を
作動させて遊技球を遊技盤80上の遊技領域に打ち出す
発射ハンドル101、効果音やBGM、エラー音等を出
力する内蔵スピーカから成る音声出力装置120を備え
る。102は、プリペイドカードユニット即ち所謂CR
サンドであり、挿入口103に差し込むカードの残度数
の範囲内で上皿99に貸球の供給を受け得るようにして
いる。こうして、発射ハンドル101のレバー104を
時計方向に回動させることにより、上皿99から供給さ
れる遊技球を遊技盤80上の遊技領域に打ち出し、大当
たりの発生を期待しながら遊技を楽しむことができるよ
うにしている。105は入賞しなかった球を回収するア
ウト口である。
【0017】尚、左右ゲート97,98の球通過により
起動される普通図柄の当選時には、始動口84のチュー
リップを所定時間開き、始動入賞の機会を増やしてい
る。その開放時間は長・短二態様あり、開放中に1個等
所定数の始動入賞があると閉じるものである。開放時間
の長短は、発射ソレノイド110前方の一対の発射球検
知スイッチ右a1及び左a2により発射球を検知し且つ
遊技領域に達しない戻り球を戻り球検知スイッチa3で
検知しないとき、発射球毎に起動する抽選による当選で
プラス1する入賞条件カウンタの値で決定される。即
ち、カウンタ値が所定値以上のとき開放時間を5秒に、
所定値未満のとき0.2秒にしている。入賞条件カウン
タは始動入賞がある度にマイナス1するものである。こ
うして、始動入賞の頻度が少ない傾向にあるとき、普通
図柄の当選によるチューリップの最大開放時間を長く
し、始動入賞率を一定に保つ補正機能を構築している。
【0018】図3は、遊技盤80の裏面の球経路を示
し、一般入賞口を構成する左右の下入賞口86,86、
肩入賞口87,87、袖入賞口88,88、天入賞口9
5に入賞した球は、各流下樋861,862,871,
872,881,882,950を通ってそのまま集合
樋800に開放される。始動口84に入賞した球は、始
動口スイッチb1を通過した後、流下樋840から集合
樋800に開放される。大入賞口85に入賞した球は、
カウントスイッチb2を通過した後、流下樋850から
集合樋800に開放される。集合樋800に集められた
球は、入賞球検知スイッチb3を通過した後、入賞球排
出口801から島側に排出される。アウト口105の球
は、そのまま島側に排出される。
【0019】尚、図3において、b11は大入賞口85
の開閉モータ、b12は始動口84のチューリップ開閉
ソレノイド、a9,a10は左右ゲート97,98の球
通過を検知して普通図柄表示装置96の変動表示並びに
その当り外れの抽選を起動するゲート左スイッチ及び同
右スイッチである。始動口84及び一般入賞口86,8
7,88,95への入賞球1個当たりの賞球数は例えば
6個、大入賞口85への入賞球1個当たりの賞球数は例
えば15個に設定している。カウントスイッチb2は、
大当たり時の1ラウンドにおける最大開放時間30秒に
達する前でも大入賞口85への入賞球数が10個になる
と大入賞口85を閉じる最大入賞球数の規制機能をもつ
と共に、大入賞口85の最大開放時間30秒のうち、開
放当初の5秒間、開放後15秒〜20秒の5秒間に設定
したV入賞タイミングに1球でも入賞があると、次ラウ
ンドへの移行すなわちラウンドの継続を許可するもので
ある。尚、一回の大当たりで許される最大継続ラウンド
数は16回である。
【0020】図4は、遊技機8の裏機構を示し、島側か
ら補給される球を貯める球タンク910、整列樋92
0、整流用スプロケット930、流下樋940、賞球装
置900等をもつ払出装置9を設けている。賞球装置9
00は、スプロケット型制御部材951を操作する払出
ソレノイド952を具備し、スプロケット型制御部材9
51を払出ソレノイド952の可動片953で係止させ
ることにより球の払い出しを止め、可動片953を吸引
して制御部材951をフリーにすることにより球の払い
出しを行うようにしている。払い出す球は、それぞれ発
光・受光部をもつ上下一対の個数検知スイッチ954,
955でカウントし、15個や6個といった所定の賞球
数を得るようにしている。尚、941は賞球装置900
の出口に連続する流下樋、942は上皿99の満杯時に
溢れ球を下皿100に導く分岐樋、943は下皿100
の満杯を検出するオーバーフローセンサー、980は球
タンク910の球を島側に抜く球抜き樋である。
【0021】図4において、1は遊技の進行を制御する
メインCPUをもつメインコントローラであり、始動口
84への始動入賞に伴い、大当たりか外れかの抽選を起
動して遊技の有利不利を前段で判定する当選判定部10
をもつ。この他、メインコントローラ1は、当選判定部
10での当選判定に続いて、特別図柄表示装置83の変
動表示制御や大当たり時の大入賞口85の開放制御、左
右ゲートの球通過に伴う普通図柄表示装置96の変動表
示制御やチューリップ式役物の開放制御、入賞による賞
球払出制御、音声制御やランプ制御など、各種制御の中
核を担う。
【0022】同図4において、2はメインコントローラ
1から指令する制御信号に基づいて特定の出力手段20
を作動させるサブCPUをもつサブコントローラであ
り、特別図柄表示装置83を出力手段20としてこれを
制御する表示制御装置21、賞球装置900を出力手段
20としてこれを制御する賞球制御装置22を含む。
尚、図4では、発射ソレノイド110周りの基板や、音
声出力装置120周りの基板、遊技盤80その他に配設
するLED、LCD、ランプ等の視覚表示装置周りの基
板、信号を中継する中継基板類の図示は省略している。
【0023】図1は、メインコントローラ1を中心とし
た各部の接続関係を示すブロック図である。メインコン
トローラ1の入力側には、前記した遊技球を検出する各
種スイッチ類b1,b2,b3,a9,a10,a1,
a2,a3を外部配線部c1〜c8を介して接続してい
る。メインコントローラ1の出力側には、普通図柄表示
装置96、各記憶LED830,960、開閉モータb
11及び開閉ソレノイドb12を外部配線部c9〜c1
3を介して接続していると共に、メインコントローラ1
と各サブコントローラ2(21,22)の間を、双方向
性バスラインから成る外部配線部c14で接続してい
る。
【0024】尚、音声出力装置120並びに遊技盤80
その他に配設するLED、LCD、ランプ等の視覚表示
装置130は、普通図柄表示装置96等と同様、メイン
コントローラ1により直接制御してもよいし、図中想像
線で示すように、音声出力装置120は音声制御装置2
3で、視覚表示装置130は視覚表示制御装置24で個
別に制御するというように独立したサブCPUをもつサ
ブコントローラ2から制御してもよい。
【0025】メインコントローラ1からサブコントロー
ラ2へは、メインコントローラ1で統括する遊技の進行
に応じて作動指令コマンドが送出され、サブコントロー
ラ2からメインコントローラ1へは、各サブコントロー
ラ2での制御対象となる出力手段20の作動情報をこの
情報の確定タイミングで伝送している。具体的は、表示
制御装置21へは図柄変動開始コマンド等を送出し、メ
インコントローラ1へは特別図柄表示装置83の作動情
報である停止図柄信号をこの信号の確定タイミングで返
している。賞球制御装置22へは賞球数と共にその払出
コマンドを送出し、メインコントローラ1へは賞球装置
900の作動情報である検出払出し球数信号若しくは払
出完了信号を該当信号の確定タイミングで返している。
【0026】サブコントローラ2からメインコントロー
ラ1に返す作動信号は、双方向性バスラインから成る外
部配線部c14並びにこれに接続するサブコントローラ
2及びメインコントローラ1上のドライバーレシーバを
含む伝送手段3により、メインコントローラ1からサブ
コントローラ2への指令コマンドと逆向きに伝送され
る。尚、双方向性バスラインを用いずに、サブコントロ
ーラ2からの作動信号は、一方通行の配線部によりメイ
ンコントローラ1に返してもよい。
【0027】メインコントローラ1へは、サブコントロ
ーラ2からの制御に基づく出力手段20の作動情報がこ
の情報の確定タイミングで伝送されており、メインコン
トローラ1の基板上には、その作動情報を該情報の確定
タイミングを含めて外部に取り出し得る信号取出手段4
を設けている。こうして、表示制御装置21からの停止
図柄信号をこの信号の確定タイミングと共にモニターで
き、賞球制御装置22からの検出払出し球数信号等をこ
の信号の確定タイミングと共にモニターできるようにし
ている。信号取出手段4の終端部は、外部において簡易
かつ的確に信号をモニターできるように、コネクタやソ
ケット等から成る端子構造としている。もっとも端子構
造とせずに、基板上に設けるピンやランド等による直出
し構造としてもよい。
【0028】また、メインコントローラ1へは、サブコ
ントローラ2からの制御に基づく出力手段20の作動情
報がこの情報の確定タイミングで伝送されており、メイ
ンコントローラ1による主制御のフィードバック情報と
して用いている。すなわち、出力手段20の作動情報を
メインCPUでの制御に反映させるフィードバック手段
5を構築している。具体的には、表示制御装置21から
停止図柄信号がこの信号の確定タイミングで返ると、メ
インコントローラ1は一連の図柄変動が終了したことを
認知し、前段判定で既に明らかな大当たり時には引き続
いて大当たりデモ表示画面に切替えると共に音声出力装
置120から大当たりファンファーレを出力させ、大入
賞口85の開放準備に移る。一方、外れ時は図柄停止前
の図柄変動効果音を停止させ、始動口84への入賞記憶
がある場合は、図柄確認のための数秒間のインターバル
を経た後、再び表示制御装置21に図柄変動開始コマン
ドを送出する。
【0029】特別図柄表示装置83の一連の図柄変動
は、リーチアクション等の途中の演出態様により開始か
ら終了までの時間が変わる。始動口84への入賞検出時
に抽出された乱数値により、当選判定部10では大当た
りか外れかを既に決定しており、大当たりの場合は数種
類のリーチアクションのうちの一つを出現させた後に最
終的に三つ揃いの図柄で停止させるが、外れの場合も所
定の確率でリーチアクションを出現させ、遊技者に大当
たりの期待感をもたせるように演出している。図柄変動
開始から終了までの一連の処理は、次のとおりとなる。
尚、コマンドに付記した丸番号及び英記号は、後の図1
9の画像表示タイムチャート中のコマンドに対応してい
る。
【0030】始動口84への入賞記憶に基づき、メイン
コントローラ1から表示制御装置21に図柄変動開始コ
マンドが送出される。この時点で、メインCPUのプ
ログラム上では、大当たりか外れか、大当たり図柄又は
外れ図柄、リーチアクションの有無及び種類等の後の展
開の主条件は、決定されている。図柄変動開始コマンド
が送出されると、図5に示す左・中・右の特別図柄が一
斉に高速変動を開始する。数ミリ秒後、続いてメインコ
ントローラ1から鳥予兆表示コマンドが送出される。
すると、図6に示すように画面の右から左に向けて数種
の鳥が3行3列にわたり並んだ鳥予兆パターンが出現
し、そのパターンにより後の展開をそれとなく遊技者に
予想させる。
【0031】続いて数百〜数千ミリ秒後、メインコント
ローラ1からキャラクタ選択テーブル切替コマンドが
送出される。すると、表示制御装置21では、数種類の
人物キャラクタのうちの誰を画面左側に登場させ誰を画
面右側に登場させるか、後のリーチキャラクタは誰にす
るかといったサブCPU上で管理するキャラクタ出現率
テーブルを切替える。キャラクタ選択テーブル切替コマ
ンドの送出から数ミリ秒後、続いてメインコントローラ
1からキャラクタ表示開始コマンドを送出する。する
と、図7に示すように、左人物を登場させると共にこの
者が妄想する妄想図柄を表示し、次に、図8に示すよう
に、右人物を登場させると共に左人物の左手から右人物
の右手にテレパシーを送る表示をし、続いて、図9に示
すように、テレパシーを受け取った右人物が連想する連
想図柄を表示する。
【0032】キャラクタ表示開始コマンドの送出から千
数百ミリ秒後、メインコントローラ1から左図柄差替及
び減速変動開始コマンドを送出し、左図柄を既に決ま
っている最終停止図柄の数コマ手前の図柄に差し替えて
減速変動させ、続いて、この左図柄差替及び減速変動開
始コマンドの送出から数百ミリ秒後、メインコントロー
ラ1から左図柄表示コマンドを送出し、左図柄を停止
位置でわずかに揺動させる。
【0033】次に、左図柄表示コマンドの送出から千数
百ミリ秒後、メインコントローラ1から右図柄差替及び
減速変動開始コマンドを送出し、右図柄を同様に差し
替えて減速変動した後に高速変動させ、続いて、右図柄
差替及び減速変動開始コマンドの送出から数百〜千数百
ミリ秒後、メインコントローラ1から右図柄表示コマン
ドを送出し、右図柄を停止位置でわずかに揺動させ
る。
【0034】更に、右図柄表示コマンドの送出から数ミ
リ秒後、メインコントローラ1から中図柄差替コマンド
を送出し、中図柄を差し替え、この中図柄差替コマン
ドの送出から数ミリ秒後、リーチアクションに発展させ
る場合は、メインコントローラ1から図柄変動切替コマ
ンドAを送出し、左中右の全図柄の表示領域を移動させ
ると共に、中図柄を低速変動させた後、高速変動と1図
柄ずつ一時停止させながらの変動を繰り返し行わせる。
【0035】リーチアクションに発展する場合は、左右
の特別図柄が揃っており、しかも、左人物の妄想図柄が
例えばアヒルで右人物の連想図柄が幼児用便器というよ
うに妄想図柄と連想図柄が一定の関連性を有する関係に
なっている。そして、図柄変動切替コマンドの送出から
数ミリ秒後、メインコントローラ1からリーチキャラク
タ表示開始コマンドBを送出し、図10に示すように、
リーチキャラクタを登場させ、リーチアクションに移行
させる。
【0036】例えば、リーチアクションの一つであるス
ポーツアメフトリーチの場合、図11の落雷画面、図1
2〜14のジャングル画面を経て、図15〜17のアメ
フト競技画面を表示させ、一回ないし数回のタックルに
よって中図柄を確定させる演出をする。そして、リーチ
開始から数秒〜数十秒後、前段判定で「1」の三つ揃い
による大当たりが選ばれている場合は、図18に示すよ
うに画面の左中右に「1,1,1」の並びを達成するよ
う最終的に表示制御装置21から特別図柄表示装置83
に停止図柄確定の作動命令が出力される。一方、前段判
定で外れが選ばれている場合は、中図柄に「1」を停止
させず「1」以外が停止されることになる。
【0037】そして、全図柄の停止が確定すると、この
停止図柄信号は、この信号の確定タイミング、具体的に
は、最後に停止が確定する中図柄の確定タイミングで、
表示制御装置21からメインコントローラ1に伝送さ
れ、メインコントローラ1は一連の図柄変動制御が完結
したことを認知し、次の制御を連続的且つ円滑に進める
ことになるのである。以上の一連の制御をタイムチャー
トで表したものが図19である。尚、メインコントロー
ラ1からサブコントローラ2へは数コマンドを送出して
いるが、図柄変動開始時に1コマンドのみを送出し、後
の制御はサブコントローラ2で全て受け持たせてもよ
い。
【0038】ところで、大当たりの場合も外れの場合
も、全図柄の停止が確定した後、初めて遊技者はこのこ
とを知る。外れの場合、多くはリーチアクションに発展
するまでもなく、短時間のうちに図柄が停止するが、外
れでも適宜リーチアクションを出現させることにより、
遊技者は大当たりかも知れないと期待するため、スリル
を味わいながら興味深く遊技を楽しむことができる。
【0039】以上のものでは、特別図柄表示装置83の
制御を中心に説明したが、賞球装置900の制御におい
ても、賞球制御装置22からメインコントローラ1に返
す検出払出し球数信号が何らかの原因で指令よりも少な
い場合、メインコントローラ1から音声出力装置120
にエラー音を出力させるフィードバック制御を行ってい
る。又、以上のものでは、パチンコ遊技機への適用例を
示したが、アレンジボール遊技機、雀球遊技機等の他の
弾球遊技機にも同様に適用できるし、更に、サブコント
ローラから賞メダル装置やリール制御装置等を制御する
回胴式遊技機にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の一実施形態を示す制御ブ
ロック図。
【図2】遊技機の正面図。
【図3】同遊技機に具備する遊技盤の裏通路構成図。
【図4】同遊技機の裏機構の構成図。
【図5】特別図柄変動開始時の画像表示図。
【図6】鳥予兆パターン出現時の画像表示図。
【図7】左人物妄想時の画像表示図。
【図8】テレパシー送信時の画像表示図。
【図9】右人物連想時の画像表示図。
【図10】リーチキャラクタ出現時の画像表示図。
【図11】リーチ移行時の第1画像表示図。
【図12】リーチ移行時の第2画像表示図。
【図13】リーチ移行時の第3画像表示図。
【図14】リーチ移行時の第4画像表示図。
【図15】スポーツアメフトリーチ時の第1画像表示
図。
【図16】スポーツアメフトリーチ時の第2画像表示
図。
【図17】スポーツアメフトリーチ時の第3画像表示
図。
【図18】大当たりにかかる図柄停止時の画像表示図。
【図19】図柄変動制御の画像表示タイムチャート。
【符号の説明】
1;メインコントローラ、10;当選判定部 2;サブコントローラ、20;出力手段 3;伝送手段 4;信号取出手段 5;フィードバック手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技の有利不利を決する当選判定部をも
    つメインコントローラ(1)、このメインコントローラ
    からの指令に基づいて出力手段(20)を制御するサブ
    コントローラ(2)を含む遊技機において、サブコント
    ローラ(2)からの制御に基づく出力手段(20)の作
    動情報をメインコントローラ(1)に伝送する伝送手段
    (3)を設けたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技の有利不利を決する当選判定部をも
    つメインコントローラ(1)、このメインコントローラ
    からの指令に基づいて出力手段(20)を制御するサブ
    コントローラ(2)を含む遊技機において、サブコント
    ローラ(2)からの制御に基づく出力手段(20)の作
    動情報をこの情報の確定タイミングでメインコントロー
    ラ(1)に伝送する伝送手段(3)を設けたことを特徴
    とする遊技機。
  3. 【請求項3】 出力手段(20)は大当たり図柄と外れ
    図柄を含む複数の図柄を変動表示させる特別図柄表示装
    置、サブコントローラ(2)は特別図柄表示装置を制御
    する表示制御装置から成る請求項1又は2記載の遊技
    機。
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