JP3689371B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遊技者に有利な特別遊技状態が発生する見かけ上の期待度を表す報知画像を特別図柄表示装置に表示する遊技機に関し、特に、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、特別図柄表示装置を制御する表示制御部とを別体に設けると共に、該主制御部から表示制御部に所定変動パターンが送出された場合に、表示制御部は、累積カウント手段によって所定値をランダムに累積カウントし、この累積カウント値の最大カウント値に対する比率を期待度報知手段を介して特別遊技状態が発生する期待度として表す報知画像を表示することにより、主制御部の制御プログラム量を減少させて該主制御部を容易に小型化することができると共に、表示制御部による変動パターンの表示画像と期待度の報知画像との表示内容及び表示タイミングを容易に一致させることができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遊技領域に設けられる特別図柄表示装置に複数列の変動図柄と、いわゆる「大当たり」が発生する見かけ上の期待度を報知する報知画像とを表示する遊技機が種々提案されている。
例えば、特開平8−71225号公報に記載されたパチンコ機では、所定の遊技条件の成立時に通常状態よりも入賞確率の高い大当り状態になるパチンコ機において、画像を表示する表示手段と、少なくとも当該パチンコ機が通常状態であるときの所定の遊技状況を検出する状況検出手段と、該状況検出手段により前記遊技状況が検出されると、前記表示手段に所定の画像を表示させる表示制御手段と、前記状況検出手段により前記遊技状況が検出された際に前記表示制御手段が前記表示手段に表示させる画像を、各回又は所定回の表示毎に内容又は表示パターンが異なるものに変更する変更手段とから構成されている。
【0003】
この構成によれば、状況検出手段が、少なくとも当該パチンコ機が通常状態であるときの所定の遊技状況を検出し、この状況検出手段によって前記所定の遊技状況が検出されると、表示制御手段が、表示手段に所定の画像を表示させる。
そして、変更手段が、状況検出手段により前記遊技状況が検出された際に表示制御手段が表示手段に表示させる画像を、各回又は所定回の表示毎に、内容又は表示パターンが異なるものに変更する。よって、当該パチンコ機が大当り状態でない通常状態であるときに、遊技状況検出手段により検出される所定の遊技状況が何度か起こったとしても、表示手段には、各回又は所定回の表示の度毎に、内容又は表示パターンの異なる画像が表示されることとなる。
従って、パチンコ機が長期間に渡って大当り状態にならない場合でも、遊技者の興味を継続して引くことができ、延いては遊技者の遊技意欲を向上させて、パチンコホールの利益を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特開平8−71225号公報に記載されたパチンコ機では、主制御部としての制御装置34が状況検出手段、表示制御手段及び変更手段として機能するため、制御装置34の制御プログラム量が大きくなるため、制御装置34の小型化が難しくなると共に、表示制御手段による変動図柄の変動表示と所定画像の表示とのタイミングがずれるおそれがあるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、特別図柄表示装置を制御する表示制御部とを別体に設けると共に、該主制御部から表示制御部に所定変動パターンが送出された場合に、表示制御部は、累積カウント手段によって所定値をランダムに累積カウントし、この累積カウント値の最大カウント値に対する比率を期待度報知手段を介して特別遊技状態が発生する期待度として表す報知画像を表示することにより、主制御部の制御プログラム量を減少させて該主制御部を容易に小型化することができると共に、表示制御部による変動パターンの表示画像と期待度の報知画像との表示内容及び表示タイミングを容易に一致させることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備え、前記変動図柄が変動後所定の態様で停止すると遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技機において、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、前記主制御部とは別体に設けられると共に、前記特別図柄表示装置を制御する表示制御部とを備え、前記主制御部は、前記変動図柄の複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択して、該一の変動パターンを表示制御情報として前記表示制御部に送出するパターン選択手段を有し、前記表示制御部は、前記一の変動パターンが所定変動パターンの場合には、所定第1確率で所定値を累積カウントする累積カウント手段と、前記累積カウント手段のカウント可能な最大カウント値に対する該累積カウント手段のカウント値の比率を前記特別遊技状態が発生する期待度として表す報知画像を表示する期待度報知手段とを有し、前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止しない変動パターンの場合には、前記最大カウント値より小さいカウント値までしか累積カウントしないことと、前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止する変動パターンの場合には、前記最大カウント値を該累積カウント手段のカウント値とすることを特徴とする。
【0007】
このような特徴を有する請求項1に係る遊技機においては、遊技領域に設けられる特別図柄表示装置に複数列の変動図柄が表示され、複数列の変動図柄が変動後所定の態様で停止すると遊技者に有利な特別遊技状態(いわゆる「大当たり」)が発生する。また、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、この主制御部とは別体に設けられると共に、特別図柄表示装置を制御する表示制御部とが設けられている。そして、主制御部は、変動図柄の複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択して、該一の変動パターンを表示制御情報として前記表示制御部に送出する。一方、表示制御部は、この受け取った表示制御情報に基づいて変動図柄の変動表示制御を行うと共に、この受け取った一の変動パターンが所定変動パターンの場合には、累積カウント手段により所定第1確率で所定値を累積カウントすると共に、該一の変動パターンが所定の態様で停止しない変動パターンの場合には、最大カウント値より小さいカウント値までしか累積カウントしない。また、期待度報知手段により累積カウント手段のカウント可能な最大カウント値に対する該累積カウント手段のカウント値の比率を特別遊技状態(いわゆる「大当たり」)が発生する期待度として表す報知画像を表示する。
これにより、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、特別図柄表示装置を制御する表示制御部とを別体に設けると共に、該主制御部から表示制御部に所定変動パターンが表示制御情報として送出された場合に、表示制御部は、累積カウント手段によって所定値をランダムに累積カウントし、この累積カウント値の最大カウント値に対する比率を期待度報知手段を介して特別遊技状態が発生する期待度として表す報知画像を表示することにより、主制御部の制御プログラム量を減少させて該主制御部を容易に小型化することができると共に、表示制御部による各変動パターンの表示画像と期待度の報知画像との表示内容及び表示タイミングを容易に一致させることができる。また、該主制御部から表示制御部に所定変動パターンを表示制御情報として送出することによって、表示制御部は特別遊技状態が発生する期待度を報知する報知画像を表示するため、主制御部から表示制御部への信号送出回数を減少させることができ、表示制御部のノイズ信号などによる誤動作を防止することができる。
【0008】
【0009】
このような特徴を有する請求項に係る遊技機では、前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止する変動パターンの場合には、前記最大カウント値を該累積カウント手段のカウント値とするため、報知画像を介して特別遊技状態が発生したことを確実に報知することができると共に、遊技者が特別遊技状態が発生したことを容易に認識することができる。
【0010】
また、請求項に係る遊技機は、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備え、前記変動図柄が変動後所定の態様で停止すると遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技機において、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、前記主制御部とは別体に設けられると共に、前記特別図柄表示装置を制御する表示制御部とを備え、前記主制御部は、前記変動図柄の複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択して、該一の変動パターンを表示制御情報として前記表示制御部に送出するパターン選択手段を有し、前記表示制御部は、前記一の変動パターンが所定変動パターンの場合には、所定第1確率で所定値を累積カウントする累積カウント手段と、前記累積カウント手段のカウント可能な最大カウント値に対する該累積カウント手段のカウント値の比率を前記特別遊技状態が発生する期待度として表す報知画像を表示する期待度報知手段とを有し、前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止しない変動パターンの場合には、前記最大カウント値より小さいカウント値までしか累積カウントしないことと、前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止する変動パターンの場合には、所定第2確率で前記最大カウント値を該累積カウント手段のカウント値とすることを特徴とする。
【0011】
このような特徴を有する請求項に係る遊技機では、請求項1に記載の遊技機において、前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止する変動パターンの場合には、所定第2確率で前記最大カウント値を該累積カウント手段のカウント値とする。
これにより、報知画像を介して特別遊技状態が発生したことが報知されない場合に、特別遊技状態が発生することがあるため、遊技に意外性を付加することができ、特別図柄表示装置の表示内容に種々の多様性を持たせることが可能となり、演出表示内容を複雑高度化させることができ、遊技者の興味を強く引きつけることができる。
【0012】
更に、請求項に係る遊技機は、請求1又は請求項2に記載の遊技機において、前記複数種類の変動パターンは、リーチ表示の後、前記所定の態様で停止しない複数のリーチ変動パターンを含み、前記所定変動パターンは、前記複数のリーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンであることを特徴とする。
【0013】
このような特徴を有する請求項に係る遊技機では、請求又は請求項2に記載の遊技機において、前記複数種類の変動パターンは、リーチ表示の後、前記所定の態様で停止しない複数のリーチ変動パターンを含み、前記所定変動パターンは、前記複数のリーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンである。
これにより、リーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンの時に限り、累積カウント手段は所定第1確率で所定値を累積カウントするため、累積カウント手段のカウント値が最大カウント値に達するまでの変動パターンの表示回数を容易に増加させることができる。
また、請求項4に係る遊技機は、請求項1又は請求項2に記載する遊技機において、前記複数種類の変動パターンは、リーチ表示の後、前記所定の態様で停止しない複数のリーチ変動パターンを含み、前記所定変動パターンは、前記複数のリーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンであることと、各抽選確率がそれぞれ付与された複数の所定値を記憶したテーブルを備え、前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記複数のリーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンである場合には、前記テーブルから各抽選確率をもって一つの所定値を選び出し、その選び出した所定値で累積カウントすることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した第1実施形態及び第2実施形態を図面を参照して詳細に説明する。
先ず、第1実施形態に係るパチンコ機の全体構成について図1乃至図3に基づき説明する。図1は第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。図2は第1実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域を示した正面図である。図3は第1実施形態に係るパチンコ機の全体を示した背面図である。
【0015】
図1において、パチンコ機1は、いわゆる第一種パチンコ機で、いわゆるCR機(カードリーディング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とによって構成され、これらは対をなして設置されるが、図1においては、カード式球貸機の図示を省略している。このパチンコ機1は、後述する入賞口、特別図柄表示装置、電動役物及び、ゲート等の各種構造物が遊技盤2上に配設されている。その遊技盤2の下には、公知の賞球払出装置(特開平11−309265号公報等参照)を介して払い出される賞球を受ける上皿3がスピーカ3Aを内蔵してプレート4に配設されている。また、この上皿3の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン3B、3C及びカード残高表示装置3Dが設けられている。そして、その上皿3の下には、下皿5が配設される。また、上皿3に連通する不図示の球送り機構を介して上皿3のパチンコ球が操作ハンドル6に連結された不図示の発射装置へ送られるよう構成されている。また、遊技盤2の両肩部には、賞球及び球切れ表示ランプ10、10が設けられている。
【0016】
一方、遊技盤2の前側は、鋼板やステンレス等の金属製のガラス扉9により被覆されており、このガラス扉9は、外枠21の前側にヒンジ部材等を介して開閉自在に取り付けられる内枠22に開閉自在に取り付けられている。また、ガラス扉9には開口部を有する鋼板やステンレス等の金属製のガラス保持枠がスポット溶接等により固着されており、かかるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技領域を見ることができる。また、ガラス扉9の上部には、遊技中のエラーを表示するエラー表示ランプ7や、「当たり」を表示する当たり表示ランプ8、8が取り付けられている。
【0017】
次に、図2において、パチンコ機1における遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。この遊技領域11は、所定厚さの板材をなした遊技盤2上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール12が立設されて構成されている。このレール12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案内する重複して形成した案内路13を構成し、右肩部にはレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部14を有する。
【0018】
遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置18が配設されている。この特別図柄表示装置18は、遊技盤2の前面側から取り付けられる装飾部材17と、遊技盤2の裏面側から取り付けられる液晶表示器19等から構成されている。この液晶表示器19は、左、中、右に3つの変動図柄を表示する液晶パネルであって、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部20が構成されている。そして、装飾部材17の前面部上方には、鰐のキャラクタが前面に形成される上部装飾部材17Aが、装飾部材17を構成する枠本体部材17Bの前面部に取り付けられている。また、この枠本体部材17Bの内側底面部には、案内部材33が取り付けられている。また、上部装飾部材17Aの両側において、ヤシの葉形状を有する可動装飾部材110が、上部装飾部材17Aに対して独立して回動するように設けられている。
【0019】
一方、特別図柄表示装置18の左右には各ゲート23、24が配設されている。また、各ゲート23、24と特別図柄表示装置18の間には通常の風車25、26が設けられ、特別図柄表示装置18の両肩側には各電飾ランプ27A、28Aが内蔵される風車27、28が設けられている。また、各ゲート23、24の外側には、各電飾ランプ29A、30Aが内蔵される肩電飾部材29、30が配置されている。
【0020】
また、特別図柄表示装置18の直下には、前面に蛇のキャラクタが描かれた始動口31が配設されている。この始動口31には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ(不図示)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器19に表示されている特別図柄が変動する。そして、特別図柄が変動中に始動口31に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述の主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第1保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第1保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第1保留LED34が、液晶表示器19の左右両側に各々2個ずつ配置されている。
【0021】
また、各ゲート23、24にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ(不図示)が備えられており、パチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部20の普通図柄が変動する。そして、このゲート23又はゲート24にパチンコ球が入って、普通図柄表示部20の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「33」、「77」のように揃った場合等)には、始動口31の上部に設けられるチューリップ式役物31Aが所定時間(第1実施形態では、約1秒間)開かれ、この始動口31にパチンコ球が入賞する確率が増加する。
【0022】
また、普通図柄が変動中に各ゲート23、24をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個まで主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第2保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動確定回数として保留される。そして、この第2保留カウンタに記憶されているカウント値を表示する第2保留LED35が、上部装飾部材17Aの上端縁部に左右水平方向に4個配置されている。
【0023】
そして、始動口31の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉39で前面部を覆われる大入賞口40が形成された特別入賞装置41が配設されている。また、この大入賞口40の左右両側には上方に開口する各入賞口42、43が前面側に突出して形成されている。また、各入賞口42、43の下側には、各電飾ランプ42A、43Aが内蔵されている。
【0024】
また、この特別入賞装置41の両側上方には各電飾ランプ44A、45Aが内蔵された下入賞口44、45が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に連通され、この下入賞口44、45への入賞を検出する下入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、特別入賞装置41の直下にはレール12に沿ってアウト口44が開設されている。更に、レール12に囲まれたこのような遊技領域11には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
【0025】
また、図3に示すように、パチンコ機1は、木製の外枠21に対して木製の内枠22がヒンジ部材等を介して開閉自在に取り付けられている。また、この内枠22のほぼ中央部には遊技盤2が着脱可能なように鉄板等の金属製の機構盤48が取り付けられている。そして、この機構盤48の片側には合成樹脂製の機構セット盤49が開閉自在に蝶番により取り付けられている。外枠21及び内枠22は、現在では樹脂製のものが主流となっているが、第1実施形態では木製のものとしている。
パチンコ機1の裏側上部には、上方に開口した賞球タンク50が機構セット盤49に固定されている。賞球タンク50の直上には補給装置51が配設され、吐出部51Aが垂直に降りている。賞球タンク50は、傾斜した底面に連通孔(不図示)が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し得る傾斜したタンクレール52が取付けられている。
【0026】
また、賞球ケース56へパチンコ球を案内する賞球案内部53内には、タンクレール52の下流側のパチンコ球を案内する2列の賞球通路54が形成されている。
また、賞球ケース56には、各賞球通路54を通過するパチンコ球の数を確認する確認スイッチ、パチンコ球の送り出しを調節する払い出しソレノイド等(いずれも不図示)が内装されている。そして、これら賞球タンク50、タンクレール52、賞球案内部53、賞球ケース56、確認スイッチ、及び払い出しソレノイド等により賞球払出システムが構成されている。
そして、賞球ケース56の下流側には排出部が形成され、排出路57及び下部受け皿満タンスイッチが内装された排出路58が下端部下方に開口して形成されている。また、この開口部の下方には、上皿3から溢れた賞球を受けて下皿5に案内する下部受皿ボックス59がボルトにより内枠22の裏側に取り付けられている。
【0027】
また、機構セット盤49上には、基板ボックス46A内に配置される主基板46が、遊技盤裏面を覆う透明なABS等の樹脂製のセンターカバー61に装着された状態で固定されている。この主基板46には、後述のようにパチンコ機1の遊技動作などを制御する主制御部が構成されている。
【0028】
また、主基板46の下側には、コントロール基板が装着されたコントロールボックス62が取り付けられている。このコントロール基板は、賞球払出等の制御を行うための制御回路を構成している。
【0029】
また、センターカバー61の内側には、後述のようにスピーカ3Aを介してゲーム音楽を再生制御する音楽制御基板64(音楽制御部として機能する)、各電飾ランプ27A、28A、29A、30A、42A、43A、44A、45A、各表示ランプ8、10等を点灯駆動制御するランプ制御基板65(ランプ駆動制御部として機能する)、及び、液晶表示器19の表示を制御する表示制御基板66(表示制御部として機能する)が配置されている。尚、表示制御基板66は、液晶表示器19の背面部に取り付けられている。また、音楽制御基板64とランプ制御基板65とは、センターカバ61の内側面に取り付けられている。
【0030】
さらに、機構セット盤49の上方角部(図3中、右上角部)には、中継基板68が設けられている。この中継基板68は、パチンコ機1とホールコンピュータをつなぐ基板である。
【0031】
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃至図7に基づいて説明する。図4は第1実施形態に係るパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。図5は第1実施形態に係るパチンコ機1の主基板46のRAMの構成を示すブロック図である。図6は第1実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のRAMの構成を示すブロック図である。図7は第1実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のROMの構成を示すブロック図である。
【0032】
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主基板46、音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等から構成されている。
【0033】
主基板46は、CPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等から構成され、このCPU461、ROM462、RAM463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線により相互に接続されている。また、CPU461にはクロック回路460が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路464には、図示しない始動口スイッチ、各下入賞口スイッチ、各入賞口スイッチ、大入賞口スイッチ、Vスイッチ等が接続されている。
【0034】
また、図5に示すように、RAM463には、クロック回路から入力されるクロック信号に基づいて0から198まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値198の次には最小値0に戻る)が格納される大当たりカウンタ463Aが設けられている。この大当たりカウンタ463Aのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。
また、クロック回路から入力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウンタ463Bが設けられている。かかる普通図柄カウンタ463Bのカウント値は、各ゲートスイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づいて当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値が偶数の場合が当たりに対応し、奇数の場合が外れに対応している。
また、特別図柄表示装置18の変動図柄が変動中に始動口31に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ463Cが設けられている。また、普通図柄表示部20の普通図柄が変動中にゲート23又はゲート24を通過した通過個数が最大4個までカウントされる第2保留カウンタ463Dが設けられている。
【0035】
また、RAM463には、クロック回路から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ463Eが設けられている。かかるリーチカウンタ463Eのカウント値は、パチンコ球が始動口31に入賞しない限りリーチ状態が発生しないことから、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチ状態かどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちに外れとなる場合に対応している。
【0036】
また、始動口31に入賞したときの大当たりカウンタ463A、リーチカウンタ463Eの各のカウント値や、各ゲート23、24をパチンコ球が通過したときの普通図柄カウンタ463Bのカウント値や、各カウンタ463H、463I、463J、463K等のカウント値が記憶されるパラメータ記憶エリア463Gが設けられている。
【0037】
また、RAM463には、クロック回路から出力されるクロック信号に基づいて0から8まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値8の次には最小値0に戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ463Hが設けられている。かかる大当たり図柄選択カウンタ463Hのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき特別図柄表示装置18に表示される大当たり図柄が選択される。ここでは、例えば、カウント値「0」が大当たり図柄「111」、カウント値「1」が大当たり図柄「222」、カウント値「2」が大当たり図柄「333」、カウント値「3」が大当たり図柄「444」、カウント値「4」が大当たり図柄「555」、カウント値「5」が大当たり図柄「666」、カウント値「6」が大当たり図柄「777」、カウント値「7」が大当たり図柄「888」、カウント値「8」が大当たり図柄「999」に対応している。尚、各大当たり図柄は、公知のように、大当たり時に各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
【0038】
また、RAM463には、クロック回路から出力されるクロック信号に基づいて0から3まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値3の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄選択カウンタ463Iが設けられている。ここでは、例えば、カウント値「0」が普通図柄「11」、カウント値「1」が普通図柄「17」、カウント値「2」が普通図柄「71」、カウント値「3」が普通図柄「77」に対応している。尚、各普通図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
【0039】
また、RAM463には、クロック回路から出力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ463Jが設けられている。尚、各変動表示パターンは、公知のように、各種の表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンであり、第1実施形態においては、表示演出時間としてはリーチハズレの表示パターンとして「10秒間」、「20秒間」、「30秒間」の3種類のものが設定されている。また、大当たりの表示パターンとして「22秒間」、「32秒間」の2種類のものが設定されている。
【0040】
また、RAM463には、クロック回路から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ463Kが設けられている。
更に、RAM463には、クロック回路から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチ図柄選択カウンタ463Lが設けられている。
尚、各カウンタ463A、463B、463C、463D、463E、463H、463I、463J、463K及び463Lの各カウント値は、起動時に「0」にセットされる。また、第1保留カウンタ463Cは、変動図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ463Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
【0041】
また、図4に示すように、音制御基板64には、CPU641、スピーカ3A等の駆動制御プログラム等を格納するROM642、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM643、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)644等が配設されている。そして、このCPU641、ROM642、RAM643、及び入出力回路(I/O)644は、バス線により相互に接続されている。また、CPU641にはクロック回路640が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)644には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)644には、スピーカ3A等が接続されている。そして、CPU641は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、スピーカ3Aの駆動制御を行う。
【0042】
また、ランプ制御基板65には、CPU651、各電飾ランプ27A、28A、29A、30A、42A、43A、44A、45A等の駆動制御プログラム等を格納するROM652、主基板46からの各種制御信号を格納するRAM653、及び主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)654等が配設されている。そして、このCPU651、ROM652、RAM653、及び入出力回路(I/O)654は、バス線により相互に接続されている。また、CPU651にはクロック回路650が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路(I/O)654には、主基板46の入出力回路(I/O)464が接続されている。また、この入出力回路(I/O)654には、各電飾ランプ27A、28A、29A、30A、42A、43A、44A、45A、各表示ランプ8、10等が接続されている。そして、CPU651は、主基板46から入力される各種制御信号に基づいて、各電飾ランプ27A、28A、29A、30A、42A、43A、44A、45A等の駆動制御を行う。
【0043】
また、表示制御基板66には、CPU661、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM662、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM663、主基板46から送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)664、及びCPU661から送られた表示情報を受けて液晶表示器(LCD)19に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)665等が配設されている。そして、このCPU661、ROM662、RAM663、入出力回路(I/O)664、及びVDP(Video Display Processor)665は、バス線により相互に接続されている。また、CPU661にはクロック回路660が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU661は、主基板46から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器19に所定の演出表示を行う(図12、図13参照)。
【0044】
また、図6に示すように、RAM663には、クロック回路から入力されるクロック信号に基づいて0から10まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値10の次には最小値0に戻る)が格納されるチャージカウンタ663Aが設けられている。また、RAM663には、後述のチャージメータ(図14参照)のメータ表示量に対応する0から100までカウント可能なチャージ量カウンタ663Bが設けられている。また、RAM663には、表示指令を受けたときのチャージカウンタ663Aのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア663Cが設けられている。尚、各カウンタ663A、663Bの各カウント値は、起動時に「0」にセットされる。
【0045】
また、図7に示すように、ROM662には、後述のように、各変動表示テーブルを選択する際に使用する変動パターンテーブル(図8参照)が格納される変動パターンテーブル記憶エリア662Aが設けられている。また、ROM662には、後述のようにチャージ加算量を決定する際に使用するチャージ量決定テーブル(図9参照)が格納されるチャージ量決定テーブル記憶エリア662Bが設けられている。
【0046】
そして、主基板46のCPU461は、ROM462に予め格納されているパラメータや制御プログラムに従って、入出力回路464を介して入力される入力信号等に基づいて、各種制御信号を該入出力回路464を介して音制御基板64、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等に対して出力する。
【0047】
次に、表示制御基板66のROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブルについて図8に基づいて説明する。図8は第1実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブルの一例を示す図である。
図8に示すように、変動表示テーブルやチャージの有無を決定する際に使用する変動パターンテーブル71は、主基板46のCPU461から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」と、この「変動パターン」に対応する「チャージの有無」とから構成されている。
また、変動パターンテーブル71の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン8」の8種類の変動パターンが予め登録されている。
また、変動パターンテーブル71の「変動表示テーブル」には、「パターン1」に対応して「完全ハズレテーブル」、「パターン2」に対応して「リーチAハズレテーブル」、「パターン3」に対応して「リーチBハズレテーブル」、「パターン4」に対応して「リーチCハズレテーブル」、「パターン5」に対応して「リーチA確変当たりテーブル」、「パターン6」に対応して「リーチB確変当たりテーブル」、「パターン7」に対応して「リーチAノーマル当たりテーブル」、「パターン8」に対応して「リーチBノーマル当たりテーブル」が予め登録されている。
尚、不図示の「完全ハズレテーブル」には、表示演出時間としては完全ハズレの変動パターンとして「10秒間」、「20秒間」、「30秒間」の3種類の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチAハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「20秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチBハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「30秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチCハズレテーブル」には、変動パターンとして、リーチハズレの表示パターンとして「10秒間」」の表示演出時間のものが設定されている。また、不図示の「リーチA確変当たりテーブル」、「リーチAノーマル当たりテーブル」には、変動パターンとして、大当たりの表示パターンとして「22秒間」の表示演出時間のものが設定されている。更に、不図示の「リーチB確変当たりテーブル」、「リーチBノーマル当たりテーブル」には、変動パターンとして、大当たりの表示パターンとして「32秒間」の表示演出時間のものが設定されている。
【0048】
また、変動パターンテーブル71の「チャージの有無」には、「パターン1」に対応してRAM663のチャージ量カウンタ663Bにチャージ加算しないことを表す「無し」が予め登録されている。また、変動パターンテーブル71の「チャージの有無」には、「パターン2」及び「パターン3」に対応してRAM663のチャージ量カウンタ663Bにチャージ加算することを表す「有り」が予め登録されている。また、変動パターンテーブル71の「チャージの有無」には、「パターン4」に対応してRAM663のチャージ量カウンタ663Bにチャージ加算しないことを表す「無し」が予め登録されている。更に、変動パターンテーブル71の「チャージの有無」には、「パターン5」乃至「パターン8」に対応して、RAM663のチャージ量カウンタ663Bに最大カウント値まで加算することを表す「最大チャージ」が予め登録されている。
【0049】
次に、表示制御基板66のROM662のチャージ量決定テーブル記憶エリア662Bに記憶されるチャージ量決定テーブルについて図9に基づいて説明する。図9は第1実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のROM662のチャージ量決定テーブル記憶エリア662Bに記憶されるチャージ量決定テーブルの一例を示す図である。
図9に示すように、チャージ加算量を決定する際に使用するチャージ量決定テーブル72は、RAM663のパラメータ記憶エリア663Cに記憶されるチャージカウンタ663Aのカウント値を示す「カウント値」と、該「カウント値」に対応する「チャージ加算量」とから構成されている。
また、チャージ量決定テーブル72の「カウント値」には、カウント値「0」乃至カウント値「5」を示す「0〜5」と、カウント値「6」乃至カウント値「10」を示す「6〜10」とが予め登録されている。
また、チャージ量決定テーブル72の「チャージ加算量」には、「カウント値」の「0〜5」に対応して数値「0」、「カウント値」の「6〜10」に対応して数値「+1」が予め記憶されている。
【0050】
次に、このように構成された主基板46及び表示制御基板66のリーチハズレ等の表示制御処理について図10乃至図13に基づいて説明する。図10は第1実施形態に係るパチンコ機1の主基板46のCPU461が実行するリーチハズレ等の表示制御処理のフローチャートである。図11は第1実施形態に係るパチンコ機1の主基板46のCPU461が実行する「確変獲得処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。図12は第1実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のCPU661が実行するリーチハズレ等の表示制御処理のフローチャートである。図13は第1実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のCPU661が実行する「チャージメータ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【0051】
先ず、第1実施形態に係る主基板46のCPU461が実行するリーチハズレ等の表示制御処理について図10に基づいて説明する。
図10に示すように、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、CPU461は、始動口31のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力されていない場合には(S1:NO)、処理を終了する。
【0052】
一方、始動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力された場合には(S1:YES)、S2において、「カウント値取得処理」を実行する。
この「カウント値取得処理」は、CPU461は、始動口スイッチからパチンコ球の検出信号が入力された時の大当たりカウンタ463Aに記憶されている数値をその時の「大当たりカウント値」として代数Vに代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、この代数Vには「0」〜「198」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0053】
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの普通図柄カウンタ463Bに記憶されている数値をその時の「普通図柄カウント値」として代数Uに代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、この代数Uには「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0054】
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのリーチカウンタ463Eに記憶されている数値をその時の「リーチカウント値」として代数Mに代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、この代数Mには「0」〜「142」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0055】
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの大当たり図柄選択カウンタ463Hに記憶されている数値をその時の「大当たり図柄選択カウント値」として代数Yに代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、この代数Yには「0」〜「8」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0056】
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの普通図柄選択カウンタ463Iに記憶されている数値をその時の「普通図柄選択カウント値」として代数Xに代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、この代数Xには「0」〜「3」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0057】
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときの変動パターン選択カウンタ463Jに記憶されている数値をその時の「変動パターン選択カウント値」として代数Hに代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、この代数Hは「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0058】
また、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのハズレ図柄選択カウンタ463Kに記憶されている数値をその時の「ハズレ図柄選択カウント値」として代数Iに代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、この代数Iには「0」〜「200」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0059】
更に、同時に、CPU461は、始動口スイッチから入賞の信号が入力されたときのリーチ図柄選択カウンタ463Lに記憶されている数値をその時の「リーチ図柄選択カウント値」として代数Fに代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、この代数Fには「0」〜「143」のいずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
尚、液晶表示器19に表示される変動図柄の変動中に始動口31に入賞したパチンコ球の各入賞時の上記各カウント値がパラメータ記憶エリア463Gに記憶されて、順次後述のS3以降の処理が実行される。
【0060】
次にS3において、CPU461は、「時短・確変モード」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「時短・確変モード」か否かの判定処理は、先ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Gに記憶されている後述の時短・確変代数L(電源投入時に、時短・確変代数Lには「0」が代入されている)を読み出す。そして、この時短・確変代数Lが「0」の場合には、「時短・確変モード」でないと判定して、予めROM462に記憶されている「通常大当たり数値」(第1実施形態の場合は、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。また、パラメータ記憶エリア463Gから読み出した時短・確変代数Lが「1」の場合には、「時短・確変モード」であると判定して、予めROM462に記憶されている「確変大当たり数値」(第1実施形態の場合は、「0〜9」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
【0061】
次に、S4において、CPU461は「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア463Gから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア463Gに記憶されている「大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
従って、「時短・確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、1/199である。また、「時短・確変モード」の遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、10/199である。これにより、「時短・確変モード」の場合には、「大当たり」になる確率が、通常の遊技状態の場合の約10倍になる。
尚、「時短・確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約10秒乃至30秒であるが、「時短・確変モード」の遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約5秒乃至7秒となって通常の遊技状態よりも早く停止する。
【0062】
そして、再度パラメータ記憶エリア463Gから大当たり代数Rが読み出され、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定される。即ち、「大当たり」が発生したか否か判定される。
この大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S4:YES)、S5において、確変獲得か否か判定する判定処理を実行する。そして、確変獲得の場合には(S5:YES)、S6において、CPU461は、後述の「確変獲得処理」のサブ処理(図11参照)を実行する。
【0063】
続いて、S7において、確変大当たり図柄を選択する処理を実行する。この確変大当たり図柄の選択は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア463Gから読みだし、該代数Yが偶数の場合は、表示制御回路31に指示する大当たり図柄として「777」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Gに記憶し、一方、該代数Yが奇数の場合は、表示制御回路31に指示する大当たり図柄として「333」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
そして、S8において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンを選択する。即ち、パラメータ記憶エリア463Gから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン5」をパラメータ記憶エリア463Gに記憶し、一方、該代数Hが奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン6」をパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
【0064】
また、S5において、確変獲得をしていないと判定された場合には(S5:NO)、S9において、ノーマル大当たり図柄を選択する処理を実行する。このノーマル大当たり図柄の選択は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア463Gから読みだし、該代数Yに対応する大当たり図柄を選択する。例えば、代数Yが「0」の場合には「111」、「1」の場合には「222」、「2」の場合には「444」、「3」の場合には「444」、「4」の場合には「555」、「5」の場合には「666」、「6」の場合には「666」、「7」の場合には「888」、「8」の場合には「999」の各図柄を選択して、表示制御基板66のCPU661に指示する大当たり図柄としてパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
そして、S10において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンを選択する。即ち、パラメータ記憶エリア463Gから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが偶数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン7」をパラメータ記憶エリア463Gに記憶し、一方、該代数Hが奇数の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン8」をパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
【0065】
一方、S4において、読み出した大当たり代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定されて(S4:NO)、S11において、CPU461は、この時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5、−、5」や「7、−、7」等、但し「−」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後にハズレを表示するか否か判定される。
この判定は、パラメータ記憶エリア463Gに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めRAM463に格納されているリーチ発生数値(第1実施形態の場合は、「0〜27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S11:YES)、S12において、ハズレリーチ図柄を選択する。このハズレリーチ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Gからリーチ図柄選択カウント値としての代数Fを読み出し、この代数Fに対応するリーチハズレ図柄をRAM463から読み出し、表示制御基板66のCPU661に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
続いて、S13において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンを選択する。即ち、パラメータ記憶エリア463Gから変動パターン選択カウント値としての代数Hを読み出し、この代数Hが「0〜2」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン2」をパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。また、該代数Hが「3〜6」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン3」をパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。更に、該代数Hが「7〜9」の場合は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン4」をパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
【0066】
他方、S11において、パラメータ記憶エリア463Gに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めRAM463に格納されているリーチ発生数値(第1実施形態の場合は、「0〜27」である。)のいずれとも一致しないと判定した場合には(S11:NO)、S14において、パラメータ記憶エリア463Gからハズレ図柄選択カウント値Iを読み出し、該代数Iに対応するハズレ図柄の図柄データをRAM463から読み込んで、表示制御基板66のCPU661に指示する図柄データとして、パラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
また、S14において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パターンとして「パターン1」をパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。
【0067】
次に、S15において、CPU461は、再度、パラメータ記憶エリア463Gから表示制御基板66のCPU661に指示する図柄データと変動パターンとを読み出し、表示制御基板66のCPU661に指示する。
続いて、S16において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をRAM463から読み出し、該処理時間待つ(S16:NO)。例えば、変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間待つ。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、30秒間待つ。また、変動パターンが「パターン4」の場合には、10秒間待つ。また、変動パターンが「パターン5」又は「パターン7」の場合には、22秒間待つ。また、変動パターンが「パターン6」又は「パターン8」の場合には、32秒間待つ。更に、変動パターンが「パターン1」の場合には、ハズレ図柄に対応して予めRAM463に格納されている各処理時間待つ。
【0068】
そして、「大当たり変動パターン」等の変動表示処理、又は「ハズレ図柄」の変動表示処理の処理時間が経過した場合には(S16:YES)、S17において、CPU461は、表示制御基板66のCPU661に変動を停止させるように、即ち、確定停止させるように指令する確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力して処理を終了する。
【0069】
次に、「確変獲得処理」のサブ処理(S6)について図11に基づいて説明する。
図11に示すように、先ず、S21において、CPU461は、現在の遊技状態が通常遊技状態か否か判定する処理を実行する。即ち、パラメータ記憶エリア463Gから時短・確変代数Lを読み出し、この時短・確変代数Lが「0」か「1」のいずれであるか判定する処理を実行する。
【0070】
そして、CPU461は、S21でパラメータ記憶エリア463Gから読み出した時短・確変代数Lが「1」の場合には、現在の遊技状態が「通常遊技状態」でないと判定し(S21:NO)、S22において、該時短・確変代数Lに「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア463Gに記憶し、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
【0071】
他方、CPU461は、S21でパラメータ記憶エリア463Gから読み出した時短・確変代数Lが「0」の場合には、現在の遊技状態が「通常遊技状態」であると判定し(S21:YES)、S23において、「時短・確変モード」を獲得したか否かを判定する判定処理を実行する。
この「時短・確変モード」を獲得したか否か判定する処理は、先ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Gから「大当たり図柄選択カウント値」としての代数Yを読み込む。次に、CPU461は、この読み込んだ代数Yが「0」〜「3」の数値データのいずれかと一致するか否か判定する。
そして、CPU461は、この読み込んだ代数Yが「0」〜「3」の数値データのいずれかと一致した場合には、「時短・確変モード」を獲得したと判定し、該代数Yが「0」〜「3」の数値データのいずれとも一致しない場合には、「時短・確変モード」を獲得できなかったと判定する。よって、この場合には、「時短・確変モード」を獲得できる確率は、4/9である。
これにより、変動表示で最終的に停止表示された大当たり図柄が、「111」、「222」、「444」、「555」、「666」、「888」、「999」の場合には、「時短・確変モード」は発生しない。他方、「通常遊技状態」の場合に、変動表示で最終的に停止表示された大当たり図柄が、「333」又は「777」の場合に、「時短・確変モード」が発生する。
【0072】
そして、S23で「時短・確変モード」を獲得しなかった場合には(S23:NO)、S22において、パラメータ記憶エリア27Lから読み出した時短・確変代数Lに「0」を代入して、再度パラメータ記憶エリア27Lに記憶し、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
一方、S23で「時短・確変モード」を獲得した場合には(S23:YES)、S24において、CPU461は、「時短・確変モードの設定」を行う。即ち、パラメータ記憶エリア463Gから読み出した時短・確変代数Lに「1」を代入して、再度、パラメータ記憶エリア463Gに記憶する。そして、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
【0073】
次に、上記のように構成された表示制御基板66のCPU661が実行する「大当たり図柄」等を表示する図柄変動制御処理について図12に基づいて説明する。
図12に示すように、先ず、S31において、CPU661は、主基板46のCPU461から図柄変動開始指令が入力されているか否か判定する判定処理を実行する。
そして、CPU661は、CPU461から図柄変動開始指令が入力されていない場合には(S31:NO)、処理を終了する。
【0074】
一方、CPU661は、CPU461から図柄変動開始指令が入力されている場合には(S31:YES)、S32において、図柄変動開始指令信号をRAM663に記憶する。そして、チャージカウンタ663Aのカウント値を読み込み、パラメータ記憶エリア663Cに記憶する。
そして、S33において、CPU661は、指示された「変動パターン」をRAM663から読み出し、ROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル71から、当該「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」を読み出す。
例えば、「変動パターン」が「パターン1」の場合には、完全ハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン2」の場合には、リーチAハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン3」の場合には、リーチBハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン4」の場合には、リーチCハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン5」の場合には、リーチA確変当たりテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン6」の場合には、リーチB確変当たりテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン7」の場合には、リーチAノーマル当たりテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン8」の場合には、リーチBノーマル当たりテーブルを読み出す。
【0075】
続いて、CPU661は、S34において、該変動表示テーブルから読み出した各データに基づいて、3列の変動図柄の変動表示を開始する。
【0076】
そして、S35において、3列の変動図柄を一旦停止させる(3列の変動図柄を上下に揺動させる。)
その後、S36において、CPU661は、確定停止信号の入力を待つ(S36:NO)。そして、確定停止信号が入力された場合には(S36:YES)、S37において、変動図柄を確定停止表示する。
続いて、S38において、CPU661は、後述の「チャージメータ表示処理」のサブ処理(図13参照)を実行して処理を終了する。
【0077】
次に、「チャージメータ表示処理」のサブ処理(S38)について図13に基づいて説明する。
図13に示すように、先ず、S41において、表示制御基板66のCPU661は、主基板46のCPU461から指示された「変動パターン」をRAM663から読み出し、該「変動パターン」が「パターン1」〜「パターン4」のいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、ハズレ表示の変動パターンであるか否かを判定する判定処理を実行する。
【0078】
そして、このRAM663から読み出した「変動パターン」が「パターン1」〜「パターン4」のいずれかである場合には(S41:YES)、S42において、CPU661は、ROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル71から、当該「変動パターン」に対応する「チャージの有無」のデータを読み出し、「チャージの有無」のデータが「無し」か「有り」かを判定する判定処理を実行する。
この「チャージの有無」のデータが「無し」か「有り」かを判定する判定処理において、「チャージの有無」のデータが「有り」の場合には、チャージ有りと判定し(S42:YES)、S43において、CPU661は、チャージ加算量取得処理を実行する。このチャージ加算量取得処理は、先ず、パラメータ記憶エリア663Cからチャージカウンタ663Aのカウント値を読み出すと共に、チャージ量決定テーブル記憶エリア662Bからチャージ量決定テーブル72を読み出す。そして、パラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値をチャージ量決定テーブル72の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する「チャージ加算量」を読み込む。
例えば、パラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値が「0」〜「5」の場合には、「チャージ加算量」として「0」が読み込まれる。また、パラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値が「6」〜「10」の場合には、「チャージ加算量」として「+1」が読み込まれる。
【0079】
次に、S44において、CPU661は、RAM663のチャージ量カウンタ663Bのカウント値を読み込み、該カウント値に前記「チャージ加算量」を加算して、再度、チャージ量カウンタ663Bにカウント値として格納する。従って、チャージ量カウンタ663Bのカウント値には、「0」又は「+1」が加算されて、再度、チャージ量カウンタ663Bにカウント値として格納される。
【0080】
続いて、S45において、CPU661は、チャージ量カウンタ663Bのカウント値を読み込み、該カウント値がチャージ量カウンタ663Bの最大カウント値(第1実施形態の場合には、最大カウント値は100である。)以上か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が100未満の場合には(S45:NO)、S46において、CPU661は、チャージメータ75(図14参照)の更新表示の処理を実行し、当該処理を終了後、図柄変動処理に戻る。
この更新表示の処理は、チャージメータ75は、左右方向に100等分されており、チャージメータ75の左端部からチャージ量カウンタ663Bのカウント値に対応する部分にレベルゲージ75A(図14参照)を表示する処理である。
例えば、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が「10」の場合には、チャージメータ75の左端部から10/100の部分までレベルゲージ75Aが表示される。また、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が「50」の場合には、チャージメータ75の左端部から50/100の部分まで、即ちほぼ中央部分までレベルゲージ75Aが表示される。そして、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が「100」の場合には、チャージメータ75の左端部から100/100の部分まで、即ち右端部までレベルゲージ75Aが表示される。
【0081】
一方、S45において、CPU661は、チャージ量カウンタ663Bのカウント値を読み込み、該カウント値がチャージ量カウンタ663Bの最大カウント値以上、即ち、該カウント値が「100」の場合には(S45:NO)、S47において、該カウント値「100」から「−1」減算して、再度、チャージ量カウンタ663Bに「99」をカウント値として格納して、S46以降の処理を実行する。
【0082】
他方、S42で「チャージの有無」のデータが「無し」の場合には、チャージ無しと判定し(S42:NO)、CPU661は、S46以降の処理を実行する。
【0083】
また、S41でRAM663から読み出した「変動パターン」が「パターン5」〜「パターン8」のいずれかである場合には、ハズレ表示でないと判定し(S41:NO)、S48において、CPU661は、チャージ量カウンタ663Bのカウント値を読み込み、該カウント値に最大カウント値「100」を代入して、再度、チャージ量カウンタ663Bにカウント値として格納して、S46以降の処理を実行する。
【0084】
次に、上記チャージメータ75の更新表示の一例を図14に基づいて説明する。図14は第1実施形態に係るパチンコ機1のチャージメータ75の更新表示の一例を示す図である。
先ず、図14(1)に示すように、液晶表示器19の上端縁部には、略横長四角形のチャージメータ75が表示されている。また、このチャージメータ75の左側には「E」の文字が表示されている。これは、リーチ表示後「大当たり」が発生する期待度が「0」であることを表している。また、このチャージメータ75の右側には「F」の文字が表示されている。これは、リーチ表示後「大当たり」が発生する期待度が100%、即ち確実に「大当たり」になることを表している。また、このチャージメータ75の下側には、3列の変動図柄が変動表示される。一方、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン2」又は「パターン3」が指示される毎に、各々所定確率(第1実施形態の場合は、5/11の確率)でチャージ量カウンタ663Bのカウント値が「+1」加算される。
【0085】
そして、図14(1)〜(2)に示すように、このチャージ量カウンタ663Bのカウント値に対応して、チャージメータ75のレベルゲージ75Aが左端から右方向に延出するように表示されて、「大当たり」の発生する期待度が徐々に高くなる。
また、図14(3)〜(4)に示すように、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が「99」に達した後、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン5」〜「パターン8」が指示されない場合には、レベルゲージ75Aは右端側と所定隙間を形成して表示され、「大当たり」の発生する期待度は、ほぼ100%に近づいていることが報知されている。
【0086】
更に、図14(5)に示すように、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として、「333」の大当たり図柄と「パターン5」の変動パターンが指示された場合には、CPU661は、「333」の大当たり図柄を確定停止表示すると共に、右上に「大当たり」の文字表示をする。また、レベルゲージ75Aを右端部まで延出し、「大当たり」の発生する期待度が100%であることを表示する。
尚、図14(2)に示される状態で、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として、「333」の大当たり図柄と「パターン5」の変動パターンが指示された場合には、CPU661は、図14(5)の表示演出を行う。
【0087】
以上詳細に説明した通り第1実施形態に係るパチンコ機1では、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン2」又は「パターン3」が指示される毎に、各々所定確率(第1実施形態の場合は、5/11の確率)でチャージ量カウンタ663Bのカウント値が「+1」加算される。また、このこのチャージ量カウンタ663Bのカウント値に対応して、チャージメータ75のレベルゲージ75Aが左端から右方向に延出するように表示されて、「大当たり」の発生する期待度が遊技者に報知される。そして、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン5」〜「パターン8」が指示されない場合には、レベルゲージ75Aは右端側と所定隙間を形成する位置まで延出表示され、「大当たり」の発生する期待度は、ほぼ100%に近づいていることが報知される。一方、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン5」〜「パターン8」が指示された場合には、大当たり図柄が確定停止表示されると共に、レベルゲージ75Aが右端部まで延出され、「大当たり」の発生する期待度が100%であることが表示される。
【0088】
従って、主基板46と表示制御基板66とを別体に設けると共に、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン2」又は「パターン3」が指示される毎に、各々所定確率でチャージ量カウンタ663Bのカウント値が「+1」加算されて、このカウント値の最大カウント値に対応する比率をチャージメータ75のレベルゲージ75Aとして、「大当たり」の発生する期待度として表す報知画像を表示することにより、主基板46のROM462の制御プログラム量を減少させて該主基板46を容易に小型化することができると共に、表示制御基板66のCPU661による各変動パターンの表示画像とチャージメータ75との表示内容及び表示タイミングを容易に一致させることができる。また、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン1」〜「パターン8」を送出することによって、表示制御基板66のCPU661は、変動図柄の変動表示とチャージメータ75の表示制御とをするため、主基板46から表示制御基板66への信号送出回数を減少させることができ、表示制御基板66のCPU661のノイズ信号などによる誤動作を防止することができる。
また、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「大当たり」が発生する「パターン5」〜「パターン8」が送出された場合には、チャージ量カウンタ663Bのカウント値は、最大値になり、レベルゲージ75Aが右端まで延出表示されるため、遊技者は「大当たり」が発生したことを容易に認識することができる。
更に、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン2」又は「パターン3」が指示される毎に、各々所定確率でチャージ量カウンタ663Bのカウント値が「+1」加算されるため、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が最大カウント値に達するまでのリーチ表示の回数を容易に増加させることができる。
【0089】
次に、第2実施形態に係るパチンコ機について図15乃至図18に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図14の第1実施形態に係るパチンコ機1の構成と同一符号は、該第1実施形態に係るパチンコ機1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。図15は第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板66のROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブルの一例を示す図である。図16は第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板66のROM662のチャージ量決定テーブル記憶エリア662Bに記憶されるハズレチャージ量決定テーブルの一例を示す図である。図17は第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板66のROM662のチャージ量決定テーブル記憶エリア662Bに記憶される大当たりチャージ量決定テーブルの一例を示す図である。図18は第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板66のCPU661が実行する「チャージメータ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【0090】
この第2実施形態に係るパチンコ機の概略構成は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成である。また、各種制御処理も第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ制御処理である。
但し、第2実施形態に係るパチンコ機の「チャージメータ表示処理」のサブ処理(S38)は、後述のように主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「大当たり」が発生する「パターン5」〜「パターン8」が送出された場合に、チャージ量カウンタ663Bのカウント値に必ずしもカウント可能な最大値が代入されるとは限らない点で第1実施形態に係るパチンコ機1と異なっている(図18参照)。
【0091】
ここで、第2実施形態に係るパチンコ機の変動パターンテーブル記憶エリア662Aには、第1実施形態係るパチンコ機1の変動パターンテーブル71に替えて、図15に示される変動パターンテーブル77が格納されている。
図15に示すように、変動表示テーブルやチャージの有無を決定する際に使用する変動パターンテーブル77は、第1実施形態に係るパチンコ機1の変動パターンテーブル71の構成とほぼ同じ構成である。但し、変動パターンテーブル77の「変動パターン」の「パターン5」乃至「パターン8」に対応する「チャージの有無」には、RAM663のチャージ量カウンタ663Bにチャージ加算することを表す「有り」が予め登録されている。
【0092】
また、第2実施形態に係るパチンコ機のチャージ量決定テーブル記憶エリア662Bには、第1実施形態係るパチンコ機1のチャージ量決定テーブル72に替えて、図16に示されるハズレチャージ量決定テーブル78と、図17に示される大当たりチャージ量決定テーブル79とが格納されている。
ここで、図16に示すように、後述のように主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661への図柄変動開始指令として「パターン1」〜「パターン4」が指示された場合に、チャージ加算量を決定する際に使用するハズレチャージ量決定テーブル78は、RAM663のパラメータ記憶エリア663Cに記憶されるチャージカウンタ663Aのカウント値を示す「カウント値」と、該「カウント値」に対応する「チャージ加算量」とから構成されている。
また、ハズレチャージ量決定テーブル78の「カウント値」には、カウント値「0」乃至カウント値「5」を示す「0〜5」と、カウント値「6」乃至カウント値「10」を示す「6〜10」とが予め登録されている。
また、ハズレチャージ量決定テーブル78の「チャージ加算量」には、「カウント値」の「0〜5」に対応して数値「0」、「カウント値」の「6〜10」に対応して数値「+1」が予め記憶されている。
【0093】
また、図17に示すように、後述のように主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661への図柄変動開始指令として「パターン5」〜「パターン8」が指示された場合に、チャージ加算量を決定する際に使用する大当たりチャージ量決定テーブル79は、RAM663のパラメータ記憶エリア663Cに記憶されるチャージカウンタ663Aのカウント値を示す「カウント値」と、該「カウント値」に対応する「チャージ加算量」とから構成されている。
また、大当たりチャージ量決定テーブル79の「カウント値」には、カウント値「0」乃至カウント値「5」を示す「0〜5」と、カウント値「6」乃至カウント値「10」を示す「6〜10」とが予め登録されている。
また、大当たりチャージ量決定テーブル79の「チャージ加算量」には、「カウント値」の「0〜5」に対応して数値「0」、「カウント値」の「6〜10」に対応して、RAM663のチャージ量カウンタ663Bに最大カウント値まで加算することを表す「最大チャージ」が予め登録されている。
【0094】
次に、第2実施形態に係るパチンコ機の「チャージメータ表示処理」のサブ処理(S38)について図18に基づいて説明する。
図18に示すように、先ず、S51において、表示制御基板66のCPU661は、主基板46のCPU461から指示された「変動パターン」をRAM663から読み出し、該「変動パターン」対応する「チャージの有無」のデータをROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル77から読み出し、「チャージの有無」のデータが「無し」か「有り」かを判定する判定処理を実行する。
この「チャージの有無」のデータが「無し」か「有り」かを判定する判定処理において、「チャージの有無」のデータが「有り」の場合には、チャージ有りと判定し(S51:YES)、S52において、CPU661は、CPU461から指示された「変動パターン」をRAM663から再度、読み出し、該「変動パターン」が「パターン1」〜「パターン4」のいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、ハズレ表示の変動パターンであるか否かを判定する判定処理を実行する。
【0095】
そして、このRAM663から読み出した「変動パターン」が「パターン1」〜「パターン4」のいずれかである場合には(S52:YES)、S53において、CPU661は、通常チャージ加算量取得処理を実行する。この通常チャージ加算量取得処理は、先ず、パラメータ記憶エリア663Cからチャージカウンタ663Aのカウント値を読み出すと共に、チャージ量決定テーブル記憶エリア662Bからハズレチャージ量決定テーブル78を読み出す。そして、パラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値をハズレチャージ量決定テーブル78の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する「チャージ加算量」を読み込む。
例えば、パラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値が「0」〜「5」の場合には、「チャージ加算量」として「0」が読み込まれる。また、パラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値が「6」〜「10」の場合には、「チャージ加算量」として「+1」が読み込まれる。
【0096】
次に、S54において、CPU661は、RAM663のチャージ量カウンタ663Bのカウント値を読み込み、該カウント値に前記「チャージ加算量」を加算して、再度、チャージ量カウンタ663Bにカウント値として格納する。従って、チャージ量カウンタ663Bのカウント値には、「0」又は「+1」が加算されて、再度、チャージ量カウンタ663Bにカウント値として格納される。
【0097】
続いて、S55において、CPU661は、チャージ量カウンタ663Bのカウント値を読み込み、該カウント値がチャージ量カウンタ663Bの最大カウント値(第2実施形態の場合には、最大カウント値は100である。)以上か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が100未満の場合には(S55:NO)、S56において、CPU661は、チャージメータ75(図14参照)の更新表示の処理を実行し、当該処理を終了後、図柄変動処理に戻る。
この更新表示の処理は、チャージメータ75は、左右方向に100等分されており、チャージメータ75の左端部からチャージ量カウンタ663Bのカウント値に対応する部分にレベルゲージ75A(図14参照)を表示する処理である。
例えば、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が「10」の場合には、チャージメータ75の左端部から10/100の部分までレベルゲージ75Aが表示される。また、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が「50」の場合には、チャージメータ75の左端部から50/100の部分まで、即ちほぼ中央部分までレベルゲージ75Aが表示される。そして、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が「100」の場合には、チャージメータ75の左端部から100/100の部分まで、即ち右端部までレベルゲージ75Aが表示される。
【0098】
一方、S55において、CPU661は、チャージ量カウンタ663Bのカウント値を読み込み、該カウント値がチャージ量カウンタ663Bの最大カウント値以上、即ち、該カウント値が「100」の場合には(S55:NO)、S57において、該カウント値「100」から「−1」減算して、再度、チャージ量カウンタ663Bに「99」をカウント値として格納して、S56以降の処理を実行する。
【0099】
他方、S51で「チャージの有無」のデータが「無し」の場合には、チャージ無しと判定し(S51:NO)、CPU661は、S56以降の処理を実行する。
【0100】
また、S52でRAM663から読み出した「変動パターン」が「パターン5」〜「パターン8」のいずれかである場合には、ハズレ表示でないと判定し(S52:NO)、S58において、CPU661は、大当たりチャージ加算量取得処理を実行する。この大当たりチャージ加算量取得処理は、先ず、パラメータ記憶エリア663Cからチャージカウンタ663Aのカウント値を読み出すと共に、チャージ量決定テーブル記憶エリア662Bから大当たりチャージ量決定テーブル79を読み出す。そして、パラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値を大当たりチャージ量決定テーブル79の「カウント値」とし、該「カウント値」に対応する「チャージ加算量」を読み込む。
例えば、パラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値が「0」〜「5」の場合には、「チャージ加算量」として「0」が読み込まれる。また、パラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値が「6」〜「10」の場合には、「チャージ加算量」として「最大チャージ」が読み込まれる。
【0101】
続いて、S59において、CPU661は、読み込んだ「チャージ加算量」が「最大チャージ」か否かを判定する判定処理を実行する。そして、この読み込んだ「チャージ加算量」が「最大チャージ」の場合には(S59:YES)、CPU661は、S60において、チャージ量カウンタ663Bのカウント値を読み込み、該カウント値に最大カウント値「100」を代入して、再度、チャージ量カウンタ663Bにカウント値として格納して、S56以降の処理を実行する。
【0102】
一方、S59で読み込んだ「チャージ加算量」が「0」の場合には(S59:NO)、CPU661は、S56以降の処理を実行する。
【0103】
以上詳細に説明した通り第2実施形態に係るパチンコ機では、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン2」又は「パターン3」が指示される毎に、各々所定確率(第2実施形態の場合は、5/11の確率)でチャージ量カウンタ663Bのカウント値が「+1」加算される。また、このこのチャージ量カウンタ663Bのカウント値に対応して、チャージメータ75のレベルゲージ75Aが左端から右方向に延出するように表示されて、「大当たり」の発生する期待度が遊技者に報知される。そして、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン5」〜「パターン8」が指示されない場合には、レベルゲージ75Aは右端側と所定隙間を形成する位置まで延出表示され、「大当たり」の発生する期待度は、ほぼ100%に近づいていることが報知される。一方、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン5」〜「パターン8」が指示された場合には、大当たり図柄が確定停止表示されると共に、各々所定確率(第2実施形態の場合は、5/11の確率)でレベルゲージ75Aが右端部まで延出され、「大当たり」の発生する期待度が100%であることが表示される。
【0104】
従って、主基板46と表示制御基板66とを別体に設けると共に、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン2」又は「パターン3」が指示される毎に、各々所定確率でチャージ量カウンタ663Bのカウント値が「+1」加算されて、このカウント値の最大カウント値に対応する比率をチャージメータ75のレベルゲージ75Aとして、「大当たり」の発生する期待度として表す報知画像を表示することにより、主基板46のROM462の制御プログラム量を減少させて該主基板46を容易に小型化することができると共に、表示制御基板66のCPU661による各変動パターンの表示画像とチャージメータ75との表示内容及び表示タイミングを容易に一致させることができる。また、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン1」〜「パターン8」を送出することによって、表示制御基板66のCPU661は、変動図柄の変動表示とチャージメータ75の表示制御とをするため、主基板46から表示制御基板66への信号送出回数を減少させることができ、表示制御基板66のCPU661のノイズ信号などによる誤動作を防止することができる。
また、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「大当たり」が発生する「パターン5」〜「パターン8」が送出された場合には、チャージ量カウンタ663Bのカウント値は、所定確率(第2実施形態の場合は、5/11の確率である。)で最大値になり、レベルゲージ75Aが右端まで延出表示されるため、パチンコ遊技に意外性を付加することができ、液晶表示器19の表示内容に種々の多様性を持たせることが可能となり、演出表示内容を複雑高度化させることができ、遊技者の興味を強く引きつけることができる。
更に、主基板46のCPU461から表示制御基板66のCPU661に図柄変動開始指令として「パターン2」又は「パターン3」が指示される毎に、各々所定確率でチャージ量カウンタ663Bのカウント値が「+1」加算されるため、チャージ量カウンタ663Bのカウント値が最大カウント値に達するまでのリーチ表示の回数を容易に増加させることができる。
【0105】
尚、本発明は、前記第1実施形態及び第2実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0106】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1の遊技機では、遊技領域に設けられる特別図柄表示装置に複数列の変動図柄が表示され、複数列の変動図柄が変動後所定の態様で停止すると遊技者に有利な特別遊技状態(いわゆる「大当たり」)が発生する。また、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、この主制御部とは別体に設けられると共に、特別図柄表示装置を制御する表示制御部とが設けられている。そして、主制御部は、変動図柄の複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択して、該一の変動パターンを表示制御情報として前記表示制御部に送出する。一方、表示制御部は、この受け取った表示制御情報に基づいて変動図柄の変動表示制御を行うと共に、この受け取った一の変動パターンが所定変動パターンの場合には、累積カウント手段により所定第1確率で所定値を累積カウントすると共に、該一の変動パターンが所定の態様で停止しない変動パターンの場合には、最大カウント値より小さいカウント値までしか累積カウントしない。また、期待度報知手段により累積カウント手段のカウント可能な最大カウント値に対する該累積カウント手段のカウント値の比率を特別遊技状態(いわゆる「大当たり」)が発生する期待度として表す報知画像を表示する。
これにより、遊技機の動作状態を制御する主制御部と、特別図柄表示装置を制御する表示制御部とを別体に設けると共に、該主制御部から表示制御部に所定変動パターンが表示制御情報として送出された場合に、表示制御部は、累積カウント手段によって所定値をランダムに累積カウントし、この累積カウント値の最大カウント値に対する比率を期待度報知手段を介して特別遊技状態が発生する期待度として表す報知画像を表示することにより、主制御部の制御プログラム量を減少させて該主制御部を容易に小型化することができると共に、表示制御部による各変動パターンの表示画像と期待度の報知画像との表示内容及び表示タイミングを容易に一致させることができる遊技機を提供することができる。また、該主制御部から表示制御部に所定変動パターンを表示制御情報として送出することによって、表示制御部は特別遊技状態が発生する期待度を報知する報知画像を表示するため、主制御部から表示制御部への信号送出回数を減少させることができ、表示制御部のノイズ信号などによる誤動作を防止することができる遊技機を提供することができる。
【0107】
また、請求項に係る遊技機では、前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止する変動パターンの場合には、前記最大カウント値を該累積カウント手段のカウント値とするため、報知画像を介して特別遊技状態が発生したことを確実に報知することができると共に、遊技者が特別遊技状態が発生したことを容易に認識することができる遊技機を提供することができる。
【0108】
また、請求項に係る遊技機では、請求項1に記載の遊技機において、前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止する変動パターンの場合には、所定第2確率で前記最大カウント値を該累積カウント手段のカウント値とする。
これにより、報知画像を介して特別遊技状態が発生したことが報知されない場合に、特別遊技状態が発生することがあるため、遊技に意外性を付加することができ、特別図柄表示装置の表示内容に種々の多様性を持たせることが可能となり、演出表示内容を複雑高度化させることができ、遊技者の興味を強く引きつけることができる遊技機を提供することができる。
【0109】
更に、請求項に係る遊技機では、請求又は請求項2に記載の遊技機において、前記複数種類の変動パターンは、リーチ表示の後、前記所定の態様で停止しない複数のリーチ変動パターンを含み、前記所定変動パターンは、前記複数のリーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンである。
これにより、リーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンの時に限り、累積カウント手段は所定第1確率で所定値を累積カウントするため、累積カウント手段のカウント値が最大カウント値に達するまでの変動パターンの表示回数を容易に増加させることができる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正面図である。
【図2】 第1実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の遊技領域を示した正面図である。
【図3】 第1実施形態に係るパチンコ機の全体を示した背面図である。
【図4】 第1実施形態に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。
【図5】 第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のRAMの構成を示すブロック図である。
【図6】 第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。
【図7】 第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの構成を示すブロック図である。
【図8】 第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの変動パターンテーブル記憶エリアに記憶される変動パターンテーブルの一例を示す図である。
【図9】 第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMのチャージ量決定テーブル記憶エリアに記憶されるチャージ量決定テーブルの一例を示す図である。
【図10】 第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行するリーチハズレ等の表示制御処理のフローチャートである。
【図11】 第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のCPUが実行する「確変獲得処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図12】 第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のCPUが実行するリーチハズレ等の表示制御処理のフローチャートである。
【図13】 第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のCPUが実行する「チャージメータ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【図14】 第1実施形態に係るパチンコ機のチャージメータの更新表示の一例を示す図である。
【図15】 第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMの変動パターンテーブル記憶エリアに記憶される変動パターンテーブルの一例を示す図である。
【図16】 第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMのチャージ量決定テーブル記憶エリアに記憶されるハズレチャージ量決定テーブルの一例を示す図である。
【図17】 第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のROMのチャージ量決定テーブル記憶エリアに記憶される大当たりチャージ量決定テーブルの一例を示す図である。
【図18】 第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板のCPUが実行する「チャージメータ表示処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機
19 液晶表示器
46 主基板
64 音楽制御基板
65 ランプ制御基板
66 表示制御基板
75 チャージメータ
75A レベルゲージ
461、641、651、661 CPU
462、642、652、662 ROM
463、643、653、663 RAM

Claims (4)

  1. 遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備え、前記変動図柄が変動後所定の態様で停止すると遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技機において、
    遊技機の動作状態を制御する主制御部と、
    前記主制御部とは別体に設けられると共に、前記特別図柄表示装置を制御する表示制御部とを備え、
    前記主制御部は、
    前記変動図柄の複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択して、該一の変動パターンを表示制御情報として前記表示制御部に送出するパターン選択手段を有し、
    前記表示制御部は、
    前記一の変動パターンが所定変動パターンの場合には、所定第1確率で所定値を累積カウントする累積カウント手段と、
    前記累積カウント手段のカウント可能な最大カウント値に対する該累積カウント手段のカウント値の比率を前記特別遊技状態が発生する期待度として表す報知画像を表示する期待度報知手段とを有し、
    前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止しない変動パターンの場合には、前記最大カウント値より小さいカウント値までしか累積カウントしないことと、
    前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止する変動パターンの場合には、前記最大カウント値を該累積カウント手段のカウント値とすることを特徴とする遊技機。
  2. 遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備え、前記変動図柄が変動後所定の態様で停止すると遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技機において、
    遊技機の動作状態を制御する主制御部と、
    前記主制御部とは別体に設けられると共に、前記特別図柄表示装置を制御する表示制御部とを備え、
    前記主制御部は、
    前記変動図柄の複数種類の変動パターンから一の変動パターンを選択して、該一の変動パターンを表示制御情報として前記表示制御部に送出するパターン選択手段を有し、
    前記表示制御部は、
    前記一の変動パターンが所定変動パターンの場合には、所定第1確率で所定値を累積カウントする累積カウント手段と、
    前記累積カウント手段のカウント可能な最大カウント値に対する該累積カウント手段のカウント値の比率を前記特別遊技状態が発生する期待度として表す報知画像を表示する期待度報知手段とを有し、
    前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止しない変動パターンの場合には、前記最大カウント値より小さいカウント値までしか累積カウントしないことと、
    前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記所定の態様で停止する変動パターンの場合には、所定第2確率で前記最大カウント値を該累積カウント手段のカウント値とすることを特徴とする遊技機。
  3. 前記複数種類の変動パターンは、リーチ表示の後、前記所定の態様で停止しない複数のリーチ変動パターンを含み、
    前記所定変動パターンは、前記複数のリーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 前記複数種類の変動パターンは、リーチ表示の後、前記所定の態様で停止しない複数のリーチ変動パターンを含み、
    前記所定変動パターンは、前記複数のリーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンであることと、
    各抽選確率がそれぞれ付与された複数の所定値を記憶したテーブルを備え、
    前記累積カウント手段は、前記一の変動パターンが前記複数のリーチ変動パターンのうちの所定のリーチ変動パターンである場合には、前記テーブルから各抽選確率をもって一つの所定値を選び出し、その選び出した所定値で累積カウントすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載する遊技機。
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