JP2003220230A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2003220230A
JP2003220230A JP2002021757A JP2002021757A JP2003220230A JP 2003220230 A JP2003220230 A JP 2003220230A JP 2002021757 A JP2002021757 A JP 2002021757A JP 2002021757 A JP2002021757 A JP 2002021757A JP 2003220230 A JP2003220230 A JP 2003220230A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variation
pattern
symbol
time
fluctuation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002021757A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Nishimoto
淳志 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Yu Ki Co Ltd
Original Assignee
Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Okumura Yu Ki Co Ltd filed Critical Okumura Yu Ki Co Ltd
Priority to JP2002021757A priority Critical patent/JP2003220230A/ja
Publication of JP2003220230A publication Critical patent/JP2003220230A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路部のプログラム記憶容量の小型化を
図ることができる遊技機を提供する。 【解決手段】 図15(1)〜(5)に示すように、3
列の変動図柄がほぼ同時に高速変動を開始した後、「パ
ターン7」が指示されている場合には、変動開始から5
秒後に第1列目の「7」及び第3列目の「7」の図柄が
停止し、「パターン9」が指示されている場合には、変
動開始から3秒後に第1列目の「7」及び第3列目の
「7」の図柄が停止する。そして、図15(4)〜
(8)に示すように、「パターン7」が指示されている
場合には、リーチAの演出表示がされて、変動開始から
15秒後に第2列目の「7」の図柄が停止し、「パター
ン9」が指示されている場合には、リーチAの演出表示
がされて、変動開始から13秒後に第2列目の「7」の
図柄が停止し、それぞれ1秒後に「大当たり」を報知す
る画像が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技領域に設けら
れる特別図柄表示装置に複数列の変動図柄を表示する遊
技機に関し、特に、複数の変動パターン情報は、変動開
始から最終停止図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止す
るまでの第1変動時間が互いに異なり、且つ該最終停止
図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止してから最終停止
図柄が停止するまでの第2変動時間がほぼ同じである、
即ち、比較的短い変動時間の部分が互いに異なり、且つ
比較的長い変動時間の部分が同一であるため、表示制御
プログラムの総プログラム数を大幅に削減でき、複数の
変動パターンプログラムを作成する作成時間の短縮化を
図ることができると共に、複数の変動パターン情報の互
いに異なる第1変動時間の部分と共通する第2変動時間
の部分とを別々にモジュール化して記憶することができ
るため、制御回路部のプログラム記憶容量の小型化を図
ることができる遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、遊技領域に設けられる特別図
柄表示装置に複数列の変動図柄を表示する遊技機が種々
提案されている。例えば、特開平10−33772号公
報に記載された弾球遊技機では、識別情報を可変表示す
る可変表示装置を備え、該可変表示装置に表示される識
別情報の表示結果が予め定めた特定表示結果となったと
きに特定遊技状態を発生し得る弾球遊技機において、所
定条件の成立に伴って前記識別情報の変動を許容する変
動許容手段と、前記識別情報の変動中に前記変動許容手
段が識別情報の変動を許容すると、その変動許容を識別
情報の始動記憶として記憶する始動記憶手段と、前記識
別情報の表示結果をその導出以前に決定する表示結果決
定手段と、該表示結果決定手段で決定した表示結果がリ
ーチとなる場合、複数種類のリーチ変動態様の中からい
ずれかの変動態様を選択するリーチ変動態様選択手段
と、該リーチ変動態様選択手段で選択した変動態様に基
づいて前記識別情報の変動を制御するリーチ変動制御手
段と、を備え、前記リーチ変動態様選択手段は、前記始
動記憶の数が予め定めた分割値よりも大きな値を採る場
合、複数種類のリーチ変動態様の中で比較的変動時間の
短い変動態様の選択率を高く設定するように構成されて
いる。この構成によれば、時短用のリーチ変動態様を個
別に設けることなく、図柄の始動記憶が所定数以上とな
った状態で時短のリーチ変動を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平10−33772号公報に記載された弾球遊技
機では、複数種類のリーチ変動態様(リーチ1〜リーチ
4)の中からいずれかの変動態様を選択するように構成
されているが、各リーチ態様は、変動開始から第1図柄
及び第2図柄が停止するまでの時間(左図柄と右図柄と
が停止するまでの時間)は、常に一定時間であり、第2
図柄が停止してから第3図柄が停止するまでの時間(中
図柄、即ち最終停止図柄が停止するまでの時間)が互い
に異なっている。ここで、第2図柄が停止してから第3
図柄が停止するまでの時間は、変動開始から第1図柄及
び第2図柄が停止するまでの時間に対して最長約3倍の
時間であるため、それに伴って、第2図柄が停止してか
ら第3図柄が停止するまで表示制御プログラムは、変動
開始から第1図柄及び第2図柄が停止するまでの表示制
御プログラムに対してプログラム数が大きくなってい
る。従って、複数種類のリーチ変動態様の総プログラム
数が大きくなるため、複数のリーチ変動態様のプログラ
ム作成が長時間かかると共に、制御回路のプログラム記
憶容量も大きなものが必要となり小型化が難しいという
問題がある。
【0004】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、複数の変動パターン情
報は、変動開始から最終停止図柄よりも一つ手前の停止
図柄が停止するまでの第1変動時間が互いに異なり、且
つ該最終停止図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止して
から最終停止図柄が停止するまでの第2変動時間がほぼ
同じである、即ち、比較的短い変動時間の部分が互いに
異なり、且つ比較的長い変動時間の部分が同一であるた
め、表示制御プログラムの総プログラム数を大幅に削減
でき、複数の変動パターンプログラムを作成する作成時
間の短縮化を図ることができると共に、複数の変動パタ
ーン情報の互いに異なる第1変動時間の部分と共通する
第2変動時間の部分とを別々にモジュール化して記憶す
ることができるため、制御回路部のプログラム記憶容量
の小型化を図ることができる遊技機を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る遊技機は、遊技領域に設けられて複数列
の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、始動入賞口
と、前記変動図柄の変動中に前記始動入賞口に入賞した
時の変動表示情報を所定個数まで順次記憶して保留する
保留手段とを備え、前記変動図柄が変動後所定の態様で
停止すると遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技
機において、前記変動表示情報に基づいて前記複数列の
変動図柄の最終停止態様を決定する決定手段と、前記最
終停止態様の各列の変動図柄を順次停止させる停止タイ
ミングの時間情報から構成される複数種類の変動パター
ン情報を記憶する変動パターン記憶手段と、前記保留手
段が保留する変動表示情報の個数が所定個数の場合に
は、前記複数種類の変動パターン情報から変動図柄の変
動開始から最終停止図柄の停止するまでの変動時間が相
対的に短い一の変動パターン情報を選択する選択手段
と、前記選択手段によって選択される変動パターン情報
に基づいて変動表示するように制御する表示制御手段と
を備え、前記変動パターン情報は、前記複数列の変動図
柄の変動開始から最終停止図柄よりも一つ手前の停止図
柄が停止するまでの第1変動時間が互いに異なり、且つ
該最終停止図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止してか
ら最終停止図柄が停止するまでの第2変動時間がほぼ同
じである複数の変動パターン情報を含むことを特徴とす
る。
【0006】このような特徴を有する請求項1に係る遊
技機においては、遊技領域に設けられる特別図柄表示装
置の変動図柄は、始動入賞口への入賞により変動が開始
され、該変動図柄が変動後所定の態様で停止すると特別
遊技状態が発生する。また、前記変動図柄の変動中に前
記始動入賞口に入賞した時の変動表示情報が、保留手段
に所定個数まで順次記憶されて保留される。また、決定
手段を介してこの変動表示情報に基づいて複数列の変動
図柄の最終停止態様が決定される。また、変動パターン
記憶手段には、この最終停止態様の各列の変動図柄を順
次停止させる停止タイミングの時間情報から構成される
複数種類の変動パターン情報が記憶されている。また、
この複数種類の変動パターン情報には、複数列の変動図
柄の変動開始から最終停止図柄よりも一つ手前の停止図
柄が停止するまでの第1変動時間が互いに異なり、且つ
該最終停止図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止してか
ら最終停止図柄が停止するまでの第2変動時間がほぼ同
じである複数の変動パターン情報が含まれている。そし
て、保留手段が保留する変動表示情報の個数が所定個数
の場合には、複数種類の変動パターン情報から変動図柄
の変動開始から最終停止図柄の停止するまでの変動時間
が相対的に短い一の変動パターン情報が選択されて、こ
の変動パターン情報に基づいて変動表示が行われる。こ
れにより、複数の変動パターン情報は、変動開始から最
終停止図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止するまでの
第1変動時間が互いに異なり、且つ該最終停止図柄より
も一つ手前の停止図柄が停止してから最終停止図柄が停
止するまでの第2変動時間がほぼ同じである、即ち、比
較的短い第1変動時間の部分が互いに異なり、且つ比較
的長い第2変動時間の部分が同一であるため、複数の変
動パターンプログラムを作成する作成時間の大幅な短縮
化を図ることができる。また、保留手段が保留する変動
表示情報の個数が所定個数の場合には、前記複数種類の
変動パターン情報から変動図柄の変動開始から最終停止
図柄の停止するまでの変動時間が相対的に短い一の変動
パターン情報が選択されるため、変動表示時間を通常時
に比べて短くすることができ、遊技の進行の迅速化を図
ることができる。更に、保留手段が保留する変動表示情
報の個数が所定個数の場合には、変動開始から最終停止
図柄の停止するまでの変動時間が相対的に短い一の変動
パターン情報が選択されるため、遊技の進行を早める複
数の変動パターン情報を更に記憶する必要が無く、変動
パターン記憶手段のプログラム記憶容量の小型化を図る
ことができる。
【0007】また、請求項2に係る遊技機は、請求項1
に記載の遊技機において、遊技機の動作状態を制御する
主制御部と、前記主制御部とは別体に設けられると共
に、前記特別図柄表示装置を制御する表示制御部とを備
え、前記主制御部は、前記決定手段と、前記選択手段
と、該決定手段により決定した最終停止態様と該選択手
段により選択した一の変動パターン情報とを表示制御情
報として前記表示制御部に送出する指示手段とを有し、
前記表示制御部は、前記変動パターン記憶手段と、前記
表示制御手段とを有し、該表示制御手段は、前記表示制
御情報に従って一の変動パターン情報を選択して複数列
の変動図柄の変動表示制御を行うことを特徴とする。
【0008】このような特徴を有する請求項2に係る遊
技機では、請求1に記載の遊技機において、遊技機の動
作状態を制御する主制御部と、この主制御部とは別体に
設けられると共に、特別図柄表示装置を制御する表示制
御部とが設けられている。そして、主制御部は、決定手
段により決定した最終停止態様と選択手段により選択し
た一の変動パターン情報とを表示制御情報として前記表
示制御部に送出する。一方、表示制御部は、複数の変動
パターン情報を記憶すると共に、主制御部から受け取っ
た表示制御情報に従って一の変動パターン情報を選択し
て複数列の変動図柄の変動表示制御を行う。これによ
り、主制御部は、最終停止態様と一の変動パターンとを
選択すればよいため、主制御部の制御プログラム量を減
少させて該主制御部を容易に小型化することができる。
また、表示制御部は、主制御部からの表示制御情報に基
づいて一の変動パターンを選択して変動図柄の変動表示
を行うため、外部からのノイズなどによる誤動作を防止
することができる。
【0009】また、請求項3に係る遊技機は、請求項1
又は請求項2に記載の遊技機において、前記変動パター
ン情報は、リーチ変動を表示する際の各列の変動図柄を
順次停止させる停止タイミングの時間情報から構成され
る複数のリーチ変動パターン情報を含み、前記第1変動
時間は、前記リーチ変動パターン情報の変動開始からリ
ーチ表示になるまでの変動時間であり、前記第2変動時
間は、該リーチ表示から最終停止図柄が停止するまでの
変動時間であることを特徴とする。
【0010】このような特徴を有する請求項3に係る遊
技機では、請求項1又は請求項2に記載の遊技機におい
て、前記変動パターン情報は、リーチ変動を表示する際
の各列の変動図柄を順次停止させる停止タイミングの時
間情報から構成される複数のリーチ変動パターン情報を
含み、前記第1変動時間は、前記リーチ変動パターン情
報の変動開始からリーチ表示になるまでの変動時間であ
り、前記第2変動時間は、該リーチ表示から最終停止図
柄が停止するまでの変動時間である。これにより、保留
手段が保留する変動表示情報の個数が所定個数の場合に
は、第1変動時間が相対的に短いリーチ変動表示が選択
されると共に、第2変動時間がほぼ同じであるリーチ変
動表示が選択されるため、該リーチ変動表示時間が短く
なってもリーチ演出表示内容が同じため、遊技の興趣を
損なうことなく遊技の進行の迅速化を図ることができ
る。
【0011】更に、請求項4に係る遊技機は、請求項1
乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機において、前記
変動パターン記憶手段は、前記変動パターンの第1変動
時間の部分と第2変動時間の部分とを別々にモジュール
化して記憶することを特徴とする。
【0012】このような特徴を有する請求項4に係る遊
技機では、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊
技機において、前記変動パターン記憶手段は、前記変動
パターンの第1変動時間の部分と第2変動時間の部分と
を別々にモジュール化して記憶する。これにより、比較
的プログラム量の少ない第1変動時間の部分のモジュー
ルの個数が多数記憶されると共に、比較的プログラム量
の大きい第2変動時間の部分のモジュールの個数が少数
記憶され、この第1変動時間の複数のモジュールのいず
れかと、第2変動時間のモジュールのいずれかとを組み
合わせることによって、多くの変動パターン情報を作成
することができるため、表示制御プログラムの総プログ
ラム数を大幅に削減でき、変動パターン情報を記憶する
変動パターン記憶手段のプログラム記憶容量の更なる小
型化を図ることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る遊技機をパチ
ンコ機について具体化した第1実施形態及び第2実施形
態を図面を参照して詳細に説明する。先ず、第1実施形
態に係るパチンコ機の全体構成について図1乃至図3に
基づき説明する。図1は第1実施形態に係るパチンコ機
全体を示した正面図である。図2は第1実施形態に係る
パチンコ機の遊技盤の遊技領域を示した正面図である。
図3は第1実施形態に係るパチンコ機の全体を示した背
面図である。
【0014】図1において、パチンコ機1は、いわゆる
第一種パチンコ機で、いわゆるCR機(カードリーディ
ング機)と称され、カード式球貸機とパチンコ機1とに
よって構成され、これらは対をなして設置されるが、図
1においては、カード式球貸機の図示を省略している。
このパチンコ機1は、後述する入賞口、特別図柄表示装
置、電動役物及び、ゲート等の各種構造物が遊技盤2上
に配設されている。その遊技盤2の下には、公知の賞球
払出装置(特開平11−309265号公報等参照)を
介して払い出される賞球を受ける上皿3がスピーカ3A
を内蔵してプレート4に配設されている。また、この上
皿3の中央前面部には、カード式球貸機の操作ボタン3
B、3C及びカード残高表示装置3Dが設けられてい
る。そして、その上皿3の下には、下皿5が配設され
る。また、上皿3に連通する不図示の球送り機構を介し
て上皿3のパチンコ球が操作ハンドル6に連結された不
図示の発射装置へ送られるよう構成されている。また、
遊技盤2の両肩部には、賞球及び球切れ表示ランプ1
0、10が設けられている。
【0015】一方、遊技盤2の前側は、鋼板やステンレ
ス等の金属製のガラス扉9により被覆されており、この
ガラス扉9は、外枠21の前側にヒンジ部材等を介して
開閉自在に取り付けられる内枠22に開閉自在に取り付
けられている。また、ガラス扉9には開口部を有する鋼
板やステンレス等の金属製のガラス保持枠がスポット溶
接等により固着されており、かかるガラス保持枠に装着
された2枚のガラスを通して遊技領域を見ることができ
る。また、ガラス扉9の上部には、遊技中のエラーを表
示するエラー表示ランプ7や、「当たり」を表示する当
たり表示ランプ8、8が取り付けられている。
【0016】次に、図2において、パチンコ機1におけ
る遊技盤2上の遊技領域の構成について説明する。この
遊技領域11は、所定厚さの板材をなした遊技盤2上に
入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環
状のレール12が立設されて構成されている。このレー
ル12は、発射されたパチンコ球を遊技領域11内に案
内する重複して形成した案内路13を構成し、右肩部に
はレール12に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を
制限するための段差部14を有する。
【0017】遊技領域11のほぼ中央には、開口部が開
設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置18が
配設されている。この特別図柄表示装置18は、遊技盤
2の前面側から取り付けられる装飾部材17と、遊技盤
2の裏面側から取り付けられる液晶表示器19等から構
成されている。この液晶表示器19は、左、中、右に3
つの変動図柄を表示する液晶パネルであって、左下角部
には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄
表示部20が構成されている。そして、装飾部材17の
前面部上方には、鰐のキャラクタが前面に形成される上
部装飾部材17Aが、装飾部材17を構成する枠本体部
材17Bの前面部に取り付けられている。また、この枠
本体部材17Bの内側底面部には、案内部材33が取り
付けられている。また、上部装飾部材17Aの両側にお
いて、ヤシの葉形状を有する可動装飾部材110が、上
部装飾部材17Aに対して独立して回動するように設け
られている。
【0018】一方、特別図柄表示装置18の左右には各
ゲート23、24が配設されている。また、各ゲート2
3、24と特別図柄表示装置18の間には通常の風車2
5、26が設けられ、特別図柄表示装置18の両肩側に
は各電飾ランプ27A、28Aが内蔵される風車27、
28が設けられている。また、各ゲート23、24の外
側には、各電飾ランプ29A、30Aが内蔵される肩電
飾部材29、30が配置されている。
【0019】また、特別図柄表示装置18の直下には、
前面に蛇のキャラクタが描かれた始動口31が配設され
ている。この始動口31には、パチンコ球の入賞を検出
する始動口スイッチ(不図示)が設けられ、パチンコ球
の入賞を検出することで液晶表示器19に表示されてい
る特別図柄が変動する。そして、特別図柄が変動中に始
動口31に入賞した場合には、入賞個数が4個まで後述
の主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第1保
留カウンタ(後述する)に記憶されて変動確定回数とし
て保留される。そして、この第1保留カウンタに記憶さ
れているカウント値を表示する第1保留LED34が、
液晶表示器19の左右両側に各々2個ずつ配置されてい
る。
【0020】また、各ゲート23、24にはパチンコ球
の通過を検出するゲートスイッチ(不図示)が備えられ
ており、パチンコ球の通過を検出することで普通図柄表
示部20の普通図柄が変動する。そして、このゲート2
3又はゲート24にパチンコ球が入って、普通図柄表示
部20の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した
場合(例えば、「33」、「77」のように揃った場合
等)には、始動口31の上部に設けられるチューリップ
式役物31Aが所定時間(第1実施形態では、約1秒
間)開かれ、この始動口31にパチンコ球が入賞する確
率が増加する。
【0021】また、普通図柄が変動中に各ゲート23、
24をパチンコ球が通過した場合には、通過個数が4個
まで主基板46(図3参照)に設けられるRAMの第2
保留カウンタ(後述する)に記憶されて変動確定回数と
して保留される。そして、この第2保留カウンタに記憶
されているカウント値を表示する第2保留LED35
が、上部装飾部材17Aの上端縁部に左右水平方向に4
個配置されている。
【0022】そして、始動口31の下側には、横幅が広
い上方に開口する開閉扉39で前面部を覆われる大入賞
口40が形成された特別入賞装置41が配設されてい
る。また、この大入賞口40の左右両側には上方に開口
する各入賞口42、43が前面側に突出して形成されて
いる。また、各入賞口42、43の下側には、各電飾ラ
ンプ42A、43Aが内蔵されている。
【0023】また、この特別入賞装置41の両側上方に
は各電飾ランプ44A、45Aが内蔵された下入賞口4
4、45が配設されて遊技盤2裏面の不図示の賞球樋に
連通され、この下入賞口44、45への入賞を検出する
下入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、
特別入賞装置41の直下にはレール12に沿ってアウト
口44が開設されている。更に、レール12に囲まれた
このような遊技領域11には、前記各構成物とともに複
数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成して
いる。
【0024】また、図3に示すように、パチンコ機1
は、木製の外枠21に対して木製の内枠22がヒンジ部
材等を介して開閉自在に取り付けられている。また、こ
の内枠22のほぼ中央部には遊技盤2が着脱可能なよう
に鉄板等の金属製の機構盤48が取り付けられている。
そして、この機構盤48の片側には合成樹脂製の機構セ
ット盤49が開閉自在に蝶番により取り付けられてい
る。外枠21及び内枠22は、現在では樹脂製のものが
主流となっているが、第1実施形態では木製のものとし
ている。パチンコ機1の裏側上部には、上方に開口した
賞球タンク50が機構セット盤49に固定されている。
賞球タンク50の直上には補給装置51が配設され、吐
出部51Aが垂直に降りている。賞球タンク50は、傾
斜した底面に連通孔(不図示)が形成され、その連通孔
の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し得る傾斜した
タンクレール52が取付けられている。
【0025】また、賞球ケース56へパチンコ球を案内
する賞球案内部53内には、タンクレール52の下流側
のパチンコ球を案内する2列の賞球通路54が形成され
ている。また、賞球ケース56には、各賞球通路54を
通過するパチンコ球の数を確認する確認スイッチ、パチ
ンコ球の送り出しを調節する払い出しソレノイド等(い
ずれも不図示)が内装されている。そして、これら賞球
タンク50、タンクレール52、賞球案内部53、賞球
ケース56、確認スイッチ、及び払い出しソレノイド等
により賞球払出システムが構成されている。そして、賞
球ケース56の下流側には排出部が形成され、排出路5
7及び下部受け皿満タンスイッチが内装された排出路5
8が下端部下方に開口して形成されている。また、この
開口部の下方には、上皿3から溢れた賞球を受けて下皿
5に案内する下部受皿ボックス59がボルトにより内枠
22の裏側に取り付けられている。
【0026】また、機構セット盤49上には、基板ボッ
クス46A内に配置される主基板46が、遊技盤裏面を
覆う透明なABS等の樹脂製のセンターカバー61に装
着された状態で固定されている。この主基板46には、
後述のようにパチンコ機1の遊技動作などを制御する主
制御部が構成されている。
【0027】また、主基板46の下側には、コントロー
ル基板が装着されたコントロールボックス62が取り付
けられている。このコントロール基板は、賞球払出等の
制御を行うための制御回路を構成している。
【0028】また、センターカバー61の内側には、後
述のようにスピーカ3Aを介してゲーム音楽を再生制御
する音楽制御基板64(音楽制御部として機能する)、
各電飾ランプ27A、28A、29A、30A、42
A、43A、44A、45A、各表示ランプ8、10等
を点灯駆動制御するランプ制御基板65(ランプ駆動制
御部として機能する)、及び、液晶表示器19の表示を
制御する表示制御基板66(表示制御部として機能す
る)が配置されている。尚、表示制御基板66は、液晶
表示器19の背面部に取り付けられている。また、音楽
制御基板64とランプ制御基板65とは、センターカバ
61の内側面に取り付けられている。
【0029】さらに、機構セット盤49の上方角部(図
3中、右上角部)には、中継基板68が設けられてい
る。この中継基板68は、パチンコ機1とホールコンピ
ュータをつなぐ基板である。
【0030】次に、上記のように構成されたパチンコ機
1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃
至図7に基づいて説明する。図4は第1実施形態に係る
パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成を示
すブロック図である。図5は第1実施形態に係るパチン
コ機1の主基板46のRAMの構成を示すブロック図で
ある。図6は第1実施形態に係るパチンコ機1の主基板
46のROMの構成を示すブロック図である。図7は第
1実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のR
OMの構成を示すブロック図である。
【0031】図4に示すように、パチンコ機1の駆動制
御に係る制御システムは、主基板46、音制御基板6
4、ランプ制御基板65、及び表示制御基板66等から
構成されている。
【0032】主基板46は、CPU461、ROM46
2、RAM463、及び入出力回路(I/O)464等
から構成され、このCPU461、ROM462、RA
M463、及び入出力回路(I/O)464は、バス線
により相互に接続されている。また、CPU461には
クロック回路460が接続されて所定のクロック信号が
入力される。また、入出力回路464には、図示しない
始動口スイッチ、各下入賞口スイッチ、各入賞口スイッ
チ、大入賞口スイッチ、Vスイッチ等が接続されてい
る。
【0033】また、図5に示すように、RAM463に
は、クロック回路から入力されるクロック信号に基づい
て0から198まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大
値198の次には最小値0に戻る)が格納される大当た
りカウンタ463Aが設けられている。この大当たりカ
ウンタ463Aのカウント値は、始動口スイッチからス
イッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その
読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断
される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当た
りに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。
また、クロック回路から入力されるクロック信号に基づ
いて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値
9の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウ
ンタ463Bが設けられている。かかる普通図柄カウン
タ463Bのカウント値は、各ゲートスイッチからスイ
ッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その読
み取られたカウント値に基づいて当たりかどうか判断さ
れる。ここでは、例えば、カウント値が偶数の場合が当
たりに対応し、奇数の場合が外れに対応している。ま
た、特別図柄表示装置18の変動図柄が変動中に始動口
31に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる
第1保留カウンタ463Cが設けられている。また、普
通図柄表示部20の普通図柄が変動中にゲート23又は
ゲート24を通過した通過個数が最大4個までカウント
される第2保留カウンタ463Dが設けられている。
【0034】また、RAM463には、クロック回路か
ら出力されるクロック信号に基づいて0から142まで
繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最
小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ463Eが
設けられている。かかるリーチカウンタ463Eのカウ
ント値は、パチンコ球が始動口31に入賞しない限りリ
ーチ状態が発生しないことから、始動口スイッチからス
イッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その
読み取られたカウント値に基づきリーチ状態かどうか判
断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」
がリーチ後にハズレとなるリーチハズレの場合に対応
し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることな
く直ちにハズレとなる完全ハズレの場合に対応してい
る。
【0035】また、始動口31に入賞したときの大当た
りカウンタ463A、リーチカウンタ463Eの各のカ
ウント値や、各ゲート23、24をパチンコ球が通過し
たときの普通図柄カウンタ463Bのカウント値や、後
述の各カウンタ463H、463I、463J、463
K等のカウント値が記憶されるパラメータ記憶エリア4
63Gが設けられている。
【0036】また、RAM463には、クロック回路か
ら出力されるクロック信号に基づいて0から8まで繰り
返し1ずつ加算した数値(最大値8の次には最小値0に
戻る)が格納される大当たり図柄選択カウンタ463H
が設けられている。かかる大当たり図柄選択カウンタ4
63Hのカウント値は、始動口スイッチからスイッチ信
号が出力されるタイミングで読み取られ、その読み取ら
れたカウント値に基づき液晶表示器19に表示される大
当たり図柄が選択される。ここでは、例えば、ノーマル
大当たりの場合には、カウント値「0」が大当たり図柄
「111」、カウント値「1」が大当たり図柄「22
2」、カウント値「2」が大当たり図柄「222」、カ
ウント値「3」が大当たり図柄「444」、カウント値
「4」が大当たり図柄「555」、カウント値「5」が
大当たり図柄「666」、カウント値「6」が大当たり
図柄「666」、カウント値「7」が大当たり図柄「8
88」、カウント値「8」が大当たり図柄「999」に
対応している。また、確率変動が発生する確変大当たり
の場合には、カウント値「0、2、4、6、8」が大当
たり図柄「777」、カウント値「1、3、5、7」が
大当たり図柄「333」に対応している。尚、各大当た
り図柄は、公知のように、大当たり時に各種の表示演出
に基づき一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄
である。
【0037】また、RAM463には、クロック回路か
ら出力されるクロック信号に基づいて0から3まで繰り
返し1ずつ加算した数値(最大値3の次には最小値0に
戻る)が格納される普通図柄選択カウンタ463Iが設
けられている。ここでは、例えば、カウント値「0」が
普通図柄「11」、カウント値「1」が普通図柄「1
7」、カウント値「2」が普通図柄「71」、カウント
値「3」が普通図柄「77」に対応している。尚、各普
通図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停
止表示される図柄である。
【0038】また、RAM463には、クロック回路か
ら出力されるクロック信号に基づいて0から100まで
繰り返し1ずつ加算した数値(最大値100の次には最
小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ
463Jが設けられている。かかる変動パターン選択カ
ウンタ463Jのカウント値は、始動口スイッチからス
イッチ信号が出力されるタイミングで読み取られ、その
読み取られたカウント値に基づき液晶表示器19に表示
される3列の変動図柄の変動パターンが後述のように選
択される。尚、変動パターンは、公知のように、各種の
表示演出に基づき一連の図柄変動を表示するパターンで
あり、第1実施形態においては、表示演出時間として
は、後述のように完全ハズレの変動パターンとして「8
秒間」、「10秒間」の2種類、リーチハズレの変動パ
ターンとして「13秒間」、「15秒間」、「18秒
間」、「20秒間」の4種類、及び、大当たりの変動パ
ターンとして「14秒間」、「16秒間」、「19秒
間」、「21秒間」の4種類のものが予め設定されてい
る(図9〜図11参照)。
【0039】また、RAM463には、クロック回路か
ら出力されるクロック信号に基づいて0から200まで
繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最
小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ4
63Kが設けられている。更に、RAM463には、ク
ロック回路から出力されるクロック信号に基づいて0か
ら143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値14
3の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチ図柄選
択カウンタ463Lが設けられている。尚、各カウンタ
463A、463B、463C、463D、463E、
463H、463I、463J、463K及び463L
の各カウント値は、起動時に「0」にセットされる。ま
た、第1保留カウンタ463Cは、変動図柄が変動を開
始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ46
3Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
【0040】また、図6に示すように、ROM462に
は、後述のように、表示制御基板66に対して指示する
変動パターンを選択する際に使用する各変動パターンテ
ーブル71、72、73(図8参照)が格納される変動
パターンテーブル記憶エリア462Aが設けられてい
る。
【0041】また、図4に示すように、音制御基板64
には、CPU641、スピーカ3A等の駆動制御プログ
ラム等を格納するROM642、主基板46からの各種
制御信号を格納するRAM643、及び主基板46から
送出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/
O)644等が配設されている。そして、このCPU6
41、ROM642、RAM643、及び入出力回路
(I/O)644は、バス線により相互に接続されてい
る。また、CPU641にはクロック回路640が接続
されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力
回路(I/O)644には、主基板46の入出力回路
(I/O)464が接続されている。また、この入出力
回路(I/O)644には、スピーカ3A等が接続され
ている。そして、CPU641は、主基板46から入力
される各種制御信号に基づいて、スピーカ3Aの駆動制
御を行う。
【0042】また、ランプ制御基板65には、CPU6
51、各電飾ランプ27A、28A、29A、30A、
42A、43A、44A、45A等の駆動制御プログラ
ム等を格納するROM652、主基板46からの各種制
御信号を格納するRAM653、及び主基板46から送
出される各種制御信号を受信する入出力回路(I/O)
654等が配設されている。そして、このCPU65
1、ROM652、RAM653、及び入出力回路(I
/O)654は、バス線により相互に接続されている。
また、CPU651にはクロック回路650が接続され
て所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路
(I/O)654には、主基板46の入出力回路(I/
O)464が接続されている。また、この入出力回路
(I/O)654には、各電飾ランプ27A、28A、
29A、30A、42A、43A、44A、45A、各
表示ランプ8、10等が接続されている。そして、CP
U651は、主基板46から入力される各種制御信号に
基づいて、各電飾ランプ27A、28A、29A、30
A、42A、43A、44A、45A等の駆動制御を行
う。
【0043】また、表示制御基板66には、CPU66
1、表示制御プログラムや所要の表示データを格納する
ROM662、表示指令、表示情報、入出力信号等を格
納するRAM663、主基板46から送出される各種制
御信号を受信する入出力回路(I/O)664、及びC
PU661から送られた表示情報を受けて液晶表示器
(LCD)19に対して画像を加工して表示するVDP
(Video Display Processor)665等が配設されてい
る。そして、このCPU661、ROM662、RAM
663、入出力回路(I/O)664、及びVDP(Vi
deo Display Processor)665は、バス線により相互
に接続されている。また、CPU661にはクロック回
路660が接続されて所定のクロック信号が入力され
る。そして、CPU661は、主基板46から入力され
る表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶
表示器19に所定の演出表示を行う(図14、図15参
照)。
【0044】また、図7に示すように、ROM662に
は、後述のように、主基板46のCPU461から指示
された各変動パターンに対応して、3列の変動図柄の変
動が開始した後に、この各変動図柄を順次停止させる停
止タイミングの時間情報から構成される10種類の変動
パターン情報(図9〜図11参照)が格納される変動パ
ターン情報記憶エリア662Aが設けられている。
【0045】そして、主基板46のCPU461は、R
OM462に予め格納されているパラメータや制御プロ
グラムに従って、入出力回路464を介して入力される
入力信号等に基づいて、各種制御信号を該入出力回路4
64を介して音制御基板64、ランプ制御基板65、及
び表示制御基板66等に対して出力する。
【0046】次に、主基板46のROM462の変動パ
ターンテーブル記憶エリア462Aに記憶される変動パ
ターンテーブルについて図8に基づいて説明する。図8
は第1実施形態に係るパチンコ機1の主基板46のRO
M462の変動パターンテーブル記憶エリア462Aに
記憶される変動パターンテーブルの一例を示す図で、
(1)は完全ハズレの場合に選択されるハズレ変動パタ
ーンテーブル、(2)はリーチハズレの場合に選択され
るリーチハズレ変動パターンテーブル、(3)は大当た
りの場合に選択される大当たり変動パターンテーブルの
一例を示す図である。
【0047】図8(1)に示すように、表示制御基板6
6のCPU661に指示する変動パターンを決定する際
に、完全ハズレの場合に選択されるハズレ変動パターン
テーブル71は、始動口入賞時の第1保留カウンタ46
3Cのカウント値を示す「第1保留カウント値」と、こ
の「第1保留カウント値」に対応する始動口入賞時の変
動パターン選択カウンタ463Jのカウント値を示す
「変動パターン選択カウント値」と、この「第1保留カ
ウント値」に対応する表示制御基板66のCPU661
に指示する「変動パターン」とから構成されている。
【0048】また、このハズレ変動パターンテーブル7
1の「第1保留カウント値」には、第1保留カウンタ4
63Cのカウント値「0」〜「3」を表す「0〜3」
と、該保留カウンタ463Cのカウント値「4」を表す
「4」の2種類のカウント値が予め登録されている。ま
た、このハズレ変動パターンテーブル71の「変動パタ
ーン選択カウント値」には、「第1保留カウント値」の
「0〜3」及び「4」に対して、変動パターン選択カウ
ント値「0」〜「100」を表す「0〜100」の1種
類のカウント値が予め登録されている。更に、このハズ
レ変動パターンテーブル71の「変動パターン」には、
「第1保留カウント値」の「0〜3」に対して「パター
ン1」と、「第1保留カウント値」の「4」に対して
「パターン2」とが予め登録されている。
【0049】図8(2)に示すように、表示制御基板6
6のCPU661に指示する変動パターンを決定する際
に、リーチハズレの場合に選択されるリーチハズレ変動
パターンテーブル72は、始動口入賞時の第1保留カウ
ンタ463Cのカウント値を示す「第1保留カウント
値」と、この「第1保留カウント値」に対応する始動口
入賞時の変動パターン選択カウンタ463Jのカウント
値を示す「変動パターン選択カウント値」と、この「第
1保留カウント値」に対応する表示制御基板66のCP
U661に指示する「変動パターン」とから構成されて
いる。
【0050】また、このリーチハズレ変動パターンテー
ブル72の「第1保留カウント値」には、第1保留カウ
ンタ463Cのカウント値「0」〜「3」を表す「0〜
3」と、該保留カウンタ463Cのカウント値「4」を
表す「4」の2種類のカウント値が予め登録されてい
る。また、このリーチハズレ変動パターンテーブル72
の「変動パターン選択カウント値」には、「第1保留カ
ウント値」の「0〜3」に対して、変動パターン選択カ
ウント値「0」〜「50」を表す「0〜50」と、変動
パターン選択カウント値「51」〜「100」を表す
「51〜100」との2種類のカウント値が予め登録さ
れている。また、「第1保留カウント値」の「4」に対
して、変動パターン選択カウント値「0」〜「50」を
表す「0〜50」と、変動パターン選択カウント値「5
1」〜「100」を表す「51〜100」との2種類の
カウント値が予め登録されている。更に、このリーチハ
ズレ変動パターンテーブル72の「変動パターン」に
は、「第1保留カウント値」の「0〜3」及び変動パタ
ーン選択カウント値「0〜50」に対して「パターン
3」が予め登録されている。また、「第1保留カウント
値」の「0〜3」及び変動パターン選択カウント値「5
1〜100」に対して「パターン4」が予め登録されて
いる。また、「第1保留カウント値」の「4」及び変動
パターン選択カウント値「0〜50」に対して「パター
ン5」が予め登録されている。更に、「第1保留カウン
ト値」の「4」及び変動パターン選択カウント値「51
〜100」に対して「パターン6」が予め登録されてい
る。
【0051】図8(3)に示すように、表示制御基板6
6のCPU661に指示する変動パターンを決定する際
に、大当たりの場合に選択される大当たり変動パターン
テーブル73は、始動口入賞時の第1保留カウンタ46
3Cのカウント値を示す「第1保留カウント値」と、こ
の「第1保留カウント値」に対応する始動口入賞時の変
動パターン選択カウンタ463Jのカウント値を示す
「変動パターン選択カウント値」と、この「第1保留カ
ウント値」に対応する表示制御基板66のCPU661
に指示する「変動パターン」とから構成されている。
【0052】また、この大当たり変動パターンテーブル
73の「第1保留カウント値」には、第1保留カウンタ
463Cのカウント値「0」〜「3」を表す「0〜3」
と、該保留カウンタ463Cのカウント値「4」を表す
「4」の2種類のカウント値が予め登録されている。ま
た、この大当たり変動パターンテーブル73の「変動パ
ターン選択カウント値」には、「第1保留カウント値」
の「0〜3」に対して、変動パターン選択カウント値
「0」〜「50」を表す「0〜50」と、変動パターン
選択カウント値「51」〜「100」を表す「51〜1
00」との2種類のカウント値が予め登録されている。
また、「第1保留カウント値」の「4」に対して、変動
パターン選択カウント値「0」〜「50」を表す「0〜
50」と、変動パターン選択カウント値「51」〜「1
00」を表す「51〜100」との2種類のカウント値
が予め登録されている。更に、このリーチハズレ変動パ
ターンテーブル72の「変動パターン」には、「第1保
留カウント値」の「0〜3」及び変動パターン選択カウ
ント値「0〜50」に対して「パターン7」が予め登録
されている。また、「第1保留カウント値」の「0〜
3」及び変動パターン選択カウント値「51〜100」
に対して「パターン8」が予め登録されている。また、
「第1保留カウント値」の「4」及び変動パターン選択
カウント値「0〜50」に対して「パターン9」が予め
登録されている。更に、「第1保留カウント値」の
「4」及び変動パターン選択カウント値「51〜10
0」に対して「パターン10」が予め登録されている。
【0053】次に、表示制御基板66のROM662の
変動パターン情報記憶エリア662Aに記憶される各変
動図柄を順次停止させる停止タイミングの時間情報から
構成される10種類の変動パターン情報について図9乃
至図11に基づいて説明する。図9は第1実施形態に係
るパチンコ機1の表示制御基板66のROM662の変
動パターン情報記憶エリア662Aに記憶される変動パ
ターンの「パターン1」〜「パターン4」に対応する各
変動図柄を順次停止させる停止タイミングの時間情報の
一例を示すタイムチャートである。図10は第1実施形
態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のROM66
2の変動パターン情報記憶エリア662Aに記憶される
変動パターンの「パターン5」〜「パターン8」に対応
する各変動図柄を順次停止させる停止タイミングの時間
情報の一例を示すタイムチャートである。図11は第1
実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基板66のRO
M662の変動パターン情報記憶エリア662Aに記憶
される変動パターンの「パターン9」〜「パターン1
0」に対応する各変動図柄を順次停止させる停止タイミ
ングの時間情報の一例を示すタイムチャートである。
【0054】図9に示すように、主基板46のCPU4
61から指示される変動パターンが「パターン1」の場
合に選択されるタイムチャート75は、各変動図柄を同
時に変動開始させた後、第1図柄を停止させる停止タイ
ミングは、変動開始から「2秒後」であり、第2図柄を
停止させる停止タイミングは、変動開始から「5秒後」
であり、第3図柄を停止させる停止タイミングは、変動
開始から「10秒後」であることを表している。従っ
て、このタイムチャート75では、第2図柄が停止して
から約5秒間第3図柄が変動表示された後、該第3図柄
が停止する。また、主基板46のCPU461から指示
される変動パターンが「パターン2」の場合に選択され
るタイムチャート76は、各変動図柄を同時に変動開始
させた後、第1図柄を停止させる停止タイミングは、変
動開始から「1.5秒後」であり、第2図柄を停止させ
る停止タイミングは、変動開始から「3秒後」であり、
第3図柄を停止させる停止タイミングは、変動開始から
「8秒後」であることを表している。従って、このタイ
ムチャート76では、第2図柄が停止してから約5秒間
第3図柄が変動表示された後、該第3図柄が停止する。
【0055】また、主基板46のCPU461から指示
される変動パターンが「パターン3」の場合に選択され
るタイムチャート77は、各変動図柄を同時に変動開始
させた後、第1図柄を停止させる停止タイミングは、変
動開始から「2秒後」であり、第2図柄を停止させる停
止タイミングは、変動開始から「5秒後」であり、第3
図柄を停止させる停止タイミングは、変動開始から「1
5秒後」であることを表している。従って、このタイム
チャート77では、第2図柄が停止してリーチ状態にな
ってから、リーチAの演出表示が10秒間表示された
後、第3図柄が停止する。また、主基板46のCPU4
61から指示される変動パターンが「パターン4」の場
合に選択されるタイムチャート78は、各変動図柄を同
時に変動開始させた後、第1図柄を停止させる停止タイ
ミングは、変動開始から「2秒後」であり、第2図柄を
停止させる停止タイミングは、変動開始から「5秒後」
であり、第3図柄を停止させる停止タイミングは、変動
開始から「20秒後」であることを表している。従っ
て、このタイムチャート78では、第2図柄が停止して
リーチ状態になってから、リーチBの演出表示が15秒
間表示された後、第3図柄が停止する。
【0056】また、図10に示すように、主基板46の
CPU461から指示される変動パターンが「パターン
5」の場合に選択されるタイムチャート79は、各変動
図柄を同時に変動開始させた後、第1図柄を停止させる
停止タイミングは、変動開始から「1.5秒後」であ
り、第2図柄を停止させる停止タイミングは、変動開始
から「3秒後」であり、第3図柄を停止させる停止タイ
ミングは、変動開始から「13秒後」であることを表し
ている。従って、このタイムチャート79では、第2図
柄が停止してリーチ状態になってから、リーチAの演出
表示が10秒間表示された後、第3図柄が停止する。ま
た、主基板46のCPU461から指示される変動パタ
ーンが「パターン6」の場合に選択されるタイムチャー
ト80は、各変動図柄を同時に変動開始させた後、第1
図柄を停止させる停止タイミングは、変動開始から
「1.5秒後」であり、第2図柄を停止させる停止タイ
ミングは、変動開始から「3秒後」であり、第3図柄を
停止させる停止タイミングは、変動開始から「18秒
後」であることを表している。従って、このタイムチャ
ート80では、第2図柄が停止してリーチ状態になって
から、リーチBの演出表示が15秒間表示された後、第
3図柄が停止する。
【0057】また、主基板46のCPU461から指示
される変動パターンが「パターン7」の場合に選択され
るタイムチャート81は、各変動図柄を同時に変動開始
させた後、第1図柄を停止させる停止タイミングは、変
動開始から「2秒後」であり、第2図柄を停止させる停
止タイミングは、変動開始から「5秒後」であり、第3
図柄を停止させる停止タイミングは、変動開始から「1
5秒後」であり、当たり報知を表示するタイミングは、
変動開始から「16秒後」である。従って、第1図柄、
第2図柄、及び第3図柄が揃った状態で「1秒間」一旦
停止状態で表示された後、当たり報知が表示される。ま
た、このタイムチャート81では、第2図柄が停止して
リーチ状態になってから、リーチAの演出表示が10秒
間表示された後、第3図柄が停止する。また、主基板4
6のCPU461から指示される変動パターンが「パタ
ーン8」の場合に選択されるタイムチャート82は、各
変動図柄を同時に変動開始させた後、第1図柄を停止さ
せる停止タイミングは、変動開始から「2秒後」であ
り、第2図柄を停止させる停止タイミングは、変動開始
から「5秒後」であり、第3図柄を停止させる停止タイ
ミングは、変動開始から「20秒後」であり、当たり報
知を表示するタイミングは、変動開始から「21秒後」
である。従って、第1図柄、第2図柄、及び第3図柄が
揃った状態で「1秒間」一旦停止状態で表示された後、
当たり報知が表示される。また、このタイムチャート8
2では、第2図柄が停止してリーチ状態になってから、
リーチBの演出表示が15秒間表示された後、第3図柄
が停止する。
【0058】また、図11に示すように、主基板46の
CPU461から指示される変動パターンが「パターン
9」の場合に選択されるタイムチャート83は、各変動
図柄を同時に変動開始させた後、第1図柄を停止させる
停止タイミングは、変動開始から「1.5秒後」であ
り、第2図柄を停止させる停止タイミングは、変動開始
から「3秒後」であり、第3図柄を停止させる停止タイ
ミングは、変動開始から「13秒後」であり、当たり報
知を表示するタイミングは、変動開始から「14秒後」
である。従って、第1図柄、第2図柄、及び第3図柄が
揃った状態で「1秒間」一旦停止状態で表示された後、
当たり報知が表示される。また、このタイムチャート8
3では、第2図柄が停止してリーチ状態になってから、
リーチAの演出表示が10秒間表示された後、第3図柄
が停止する。また、主基板46のCPU461から指示
される変動パターンが「パターン10」の場合に選択さ
れるタイムチャート84は、各変動図柄を同時に変動開
始させた後、第1図柄を停止させる停止タイミングは、
変動開始から「1.5秒後」であり、第2図柄を停止さ
せる停止タイミングは、変動開始から「3秒後」であ
り、第3図柄を停止させる停止タイミングは、変動開始
から「18秒後」であり、当たり報知を表示するタイミ
ングは、変動開始から「19秒後」である。従って、第
1図柄、第2図柄、及び第3図柄が揃った状態で「1秒
間」一旦停止状態で表示された後、当たり報知が表示さ
れる。また、このタイムチャート84では、第2図柄が
停止してリーチ状態になってから、リーチBの演出表示
が15秒間表示された後、第3図柄が停止する。
【0059】次に、このように構成された主基板46及
び表示制御基板66のリーチハズレ等の表示制御処理に
ついて図12乃至図14に基づいて説明する。図12は
第1実施形態に係るパチンコ機1の主基板46のCPU
461が実行するリーチハズレ等の表示制御処理のフロ
ーチャートである。図13は第1実施形態に係るパチン
コ機1の主基板46のCPU461が実行する「確変獲
得処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。
図14は第1実施形態に係るパチンコ機1の表示制御基
板66のCPU661が実行するリーチハズレ等の表示
制御処理のフローチャートである。
【0060】先ず、第1実施形態に係る主基板46のC
PU461が実行するリーチハズレ等の表示制御処理に
ついて図12に基づいて説明する。図12に示すよう
に、先ず、ステップ(以下、Sという)1において、C
PU461は、始動口31のパチンコ球の入賞、即ち始
動口スイッチからのパチンコ球の検出信号が、入出力回
路(I/O)464を介して入力されたか否か判定する
判定処理を実行する。そして、始動口スイッチからのパ
チンコ球の検出信号が、入出力回路464を介して入力
されていない場合には(S1:NO)、処理を終了す
る。
【0061】一方、始動口スイッチからのパチンコ球の
検出信号が、入出力回路464を介して入力された場合
には(S1:YES)、S2において、「カウント値取
得処理」を実行する。この「カウント値取得処理」は、
CPU461は、始動口スイッチからパチンコ球の検出
信号が入力された時の大当たりカウンタ463Aに記憶
されている数値をその時の「大当たりカウント値」とし
て代数Vに代入してパラメータ記憶エリア463Gに記
憶する。従って、この代数Vには「0」〜「198」の
いずれかの数値が代入されてパラメータ記憶エリア46
3Gに記憶される。
【0062】また、同時に、CPU461は、始動口ス
イッチから入賞の信号が入力されたときの普通図柄カウ
ンタ463Bに記憶されている数値をその時の「普通図
柄カウント値」として代数Uに代入してパラメータ記憶
エリア463Gに記憶する。従って、この代数Uには
「0」〜「9」のいずれかの数値が代入されてパラメー
タ記憶エリア463Gに記憶される。
【0063】また、同時に、CPU461は、始動口ス
イッチから入賞の信号が入力されたときの第1保留カウ
ンタ463Cに記憶されている数値をその時の「第1保
留カウント値」として代数Wに代入してパラメータ記憶
エリア463Gに記憶する。従って、この代数Wには
「0」〜「4」のいずれかの数値が代入されてパラメー
タ記憶エリア463Gに記憶される。
【0064】また、同時に、CPU461は、始動口ス
イッチから入賞の信号が入力されたときのリーチカウン
タ463Eに記憶されている数値をその時の「リーチカ
ウント値」として代数Mに代入してパラメータ記憶エリ
ア463Gに記憶する。従って、この代数Mには「0」
〜「142」のいずれかの数値が代入されてパラメータ
記憶エリア463Gに記憶される。
【0065】また、同時に、CPU461は、始動口ス
イッチから入賞の信号が入力されたときの大当たり図柄
選択カウンタ463Hに記憶されている数値をその時の
「大当たり図柄選択カウント値」として代数Yに代入し
てパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、
この代数Yには「0」〜「8」のいずれかの数値が代入
されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0066】また、同時に、CPU461は、始動口ス
イッチから入賞の信号が入力されたときの普通図柄選択
カウンタ463Iに記憶されている数値をその時の「普
通図柄選択カウント値」として代数Xに代入してパラメ
ータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、この代数
Xには「0」〜「3」のいずれかの数値が代入されてパ
ラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0067】また、同時に、CPU461は、始動口ス
イッチから入賞の信号が入力されたときの変動パターン
選択カウンタ463Jに記憶されている数値をその時の
「変動パターン選択カウント値」として代数Hに代入し
てパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、
この代数Hは「0」〜「100」のいずれかの数値が代
入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0068】また、同時に、CPU461は、始動口ス
イッチから入賞の信号が入力されたときのハズレ図柄選
択カウンタ463Kに記憶されている数値をその時の
「ハズレ図柄選択カウント値」として代数Iに代入して
パラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、こ
の代数Iには「0」〜「200」のいずれかの数値が代
入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
【0069】更に、同時に、CPU461は、始動口ス
イッチから入賞の信号が入力されたときのリーチ図柄選
択カウンタ463Lに記憶されている数値をその時の
「リーチ図柄選択カウント値」として代数Fに代入して
パラメータ記憶エリア463Gに記憶する。従って、こ
の代数Fには「0」〜「143」のいずれかの数値が代
入されてパラメータ記憶エリア463Gに記憶される。
尚、液晶表示器19に表示される変動図柄の変動中に始
動口31に入賞したパチンコ球の各入賞時の上記各カウ
ント値がパラメータ記憶エリア463Gに記憶されて、
順次後述のS3以降の処理が実行される。
【0070】次にS3において、CPU461は、「時
短・確変モード」か否かを判定する判定処理を実行す
る。この「時短・確変モード」か否かの判定処理は、先
ず、CPU461は、パラメータ記憶エリア463Gに
記憶されている後述の時短・確変代数L(電源投入時
に、時短・確変代数Lには「0」が代入されている)を
読み出す。そして、この時短・確変代数Lが「0」の場
合には、「時短・確変モード」でないと判定して、予め
ROM462に記憶されている「通常大当たり数値」
(第1実施形態の場合は、「7」である。)を読み出
し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」とし
てパラメータ記憶エリア463Gに記憶する。また、パ
ラメータ記憶エリア463Gから読み出した時短・確変
代数Lが「1」の場合には、「時短・確変モード」であ
ると判定して、予めROM462に記憶されている「確
変大当たり数値」(第1実施形態の場合は、「0〜9」
である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を
「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463G
に記憶する。
【0071】次に、S4において、CPU461は「大
当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。この
「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記
憶エリア463Gから「大当たりカウント値」としての
代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ
記憶エリア463Gに記憶されている「大当たり数値」
と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大
当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには
「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメ
ータ記憶エリア463Gに記憶し、一致しない場合に
は、大当たり代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶
エリア463Gに記憶する。従って、「時短・確変モー
ド」でない通常の遊技状態の場合には、「大当たり」の
発生確率は、1/199である。また、「時短・確変モ
ード」の遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率
は、10/199である。これにより、「時短・確変モ
ード」の場合には、「大当たり」になる確率が、通常の
遊技状態の場合の約10倍になる。尚、「時短・確変モ
ード」でない通常の遊技状態の場合には、変動図柄の変
動時間は、約8秒乃至約20秒であるが、「時短・確変
モード」の遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間
は、約5秒乃至7秒となって通常の遊技状態よりも早く
停止する。
【0072】そして、再度パラメータ記憶エリア463
Gから大当たり代数Rが読み出され、この大当たり代数
Rが「0」か「1」か判定される。即ち、「大当たり」
が発生したか否か判定される。この大当たり代数Rが
「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定され
て(S4:YES)、S5において、確変獲得か否か判
定する判定処理を実行する。そして、確変獲得の場合に
は(S5:YES)、S6において、CPU461は、
後述の「確変獲得処理」のサブ処理(図11参照)を実
行する。
【0073】続いて、S7において、確変大当たり図柄
を選択する処理を実行する。この確変大当たり図柄の選
択は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパ
ラメータ記憶エリア463Gから読みだし、該代数Yが
偶数の場合は、表示制御回路31に指示する大当たり図
柄として「777」の大当たり図柄をパラメータ記憶エ
リア463Gに記憶し、一方、該代数Yが奇数の場合
は、表示制御回路31に指示する大当たり図柄として
「333」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア46
3Gに記憶する。
【0074】そして、S8において、CPU461は、
表示制御基板66のCPU661に指示する変動パター
ンを選択する。即ち、第1保留カウント値としての代数
Wと変動パターン選択カウント値としての代数Hとをパ
ラメータ記憶エリア463Gから読み出すと共に、大当
たり変動パターンテーブル73をROM462の変動パ
ターンテーブル記憶エリア462Aから読み出す。そし
て、この代数Wの値を大当たり変動パターンテーブル7
3の「第1保留カウント値」とし、また、この代数Hを
大当たり変動パターンテーブル73の「変動パターン選
択カウント値」として、対応する「変動パターン」を読
み出し、表示制御基板66のCPU661に指示する
「変動パターン」としてパラメータ記憶エリア463G
に記憶する。従って、パラメータ記憶エリア463Gか
ら読み出した代数Wが「0」〜「3」で代数Hが「0」
〜「50」の場合には、表示制御基板66のCPU66
1に指示する「変動パターン」として「パターン7」が
選択される。また、パラメータ記憶エリア463Gから
読み出した代数Wが「0」〜「3」で代数Hが「51」
〜「100」の場合には、表示制御基板66のCPU6
61に指示する「変動パターン」として「パターン8」
が選択される。また、パラメータ記憶エリア463Gか
ら読み出した代数Wが「4」で代数Hが「0」〜「5
0」の場合には、表示制御基板66のCPU661に指
示する「変動パターン」として「パターン9」が選択さ
れる。更に、パラメータ記憶エリア463Gから読み出
した代数Wが「4」で代数Hが「51」〜「100」の
場合には、表示制御基板66のCPU661に指示する
「変動パターン」として「パターン10」が選択され
る。
【0075】また、S5において、確変獲得をしていな
いと判定された場合には(S5:NO)、S9におい
て、ノーマル大当たり図柄を選択する処理を実行後、前
記S8の処理を実行する。このノーマル大当たり図柄の
選択は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yを
パラメータ記憶エリア463Gから読みだし、該代数Y
に対応する大当たり図柄を選択する。例えば、代数Yが
「0」の場合には「111」、「1」の場合には「22
2」、「2」の場合には「444」、「3」の場合には
「444」、「4」の場合には「555」、「5」の場
合には「666」、「6」の場合には「666」、
「7」の場合には「888」、「8」の場合には「99
9」の各図柄を選択して、表示制御基板66のCPU6
61に指示する大当たり図柄としてパラメータ記憶エリ
ア463Gに記憶する。
【0076】一方、S4において、読み出した大当たり
代数Rが「0」の場合には、ハズレとして判定されて
(S4:NO)、S10において、CPU461は、こ
の時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のう
ち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5、−、
5」や「7、−、7」等、但し「−」は図柄が回転中で
あることを意味する)を表示した後にハズレを表示する
か否か判定される。この判定は、パラメータ記憶エリア
463Gに記憶されているリーチカウント値としての代
数Mを読み出し、予めRAM463に格納されているリ
ーチ発生数値(第1実施形態の場合は、「0〜27」で
ある。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致す
ればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S10:
YES)、S11において、ハズレリーチ図柄を選択す
る。このハズレリーチ図柄の選択は、パラメータ記憶エ
リア463Gからリーチ図柄選択カウント値としての代
数Fを読み出し、この代数Fに対応するリーチハズレ図
柄をROM462から読み出し、表示制御基板66のC
PU661に指示するリーチハズレ図柄としてパラメー
タ記憶エリア463Gに記憶する。
【0077】続いて、S12において、CPU461
は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パ
ターンを選択する。即ち、即ち、第1保留カウント値と
しての代数Wと変動パターン選択カウント値としての代
数Hとをパラメータ記憶エリア463Gから読み出すと
共に、リーチハズレ変動パターンテーブル72をROM
462の変動パターンテーブル記憶エリア462Aから
読み出す。そして、この代数Wの値をリーチハズレ変動
パターンテーブル72の「第1保留カウント値」とし、
また、この代数Hをリーチハズレ変動パターンテーブル
72の「変動パターン選択カウント値」として、対応す
る「変動パターン」を読み出し、表示制御基板66のC
PU661に指示する「変動パターン」としてパラメー
タ記憶エリア463Gに記憶する。従って、パラメータ
記憶エリア463Gから読み出した代数Wが「0」〜
「3」で代数Hが「0」〜「50」の場合には、表示制
御基板66のCPU661に指示する「変動パターン」
として「パターン3」が選択される。また、パラメータ
記憶エリア463Gから読み出した代数Wが「0」〜
「3」で代数Hが「51」〜「100」の場合には、表
示制御基板66のCPU661に指示する「変動パター
ン」として「パターン4」が選択される。また、パラメ
ータ記憶エリア463Gから読み出した代数Wが「4」
で代数Hが「0」〜「50」の場合には、表示制御基板
66のCPU661に指示する「変動パターン」として
「パターン5」が選択される。更に、パラメータ記憶エ
リア463Gから読み出した代数Wが「4」で代数Hが
「51」〜「100」の場合には、表示制御基板66の
CPU661に指示する「変動パターン」として「パタ
ーン6」が選択される。
【0078】他方、S10において、パラメータ記憶エ
リア463Gに記憶されているリーチカウント値を読み
出し、予めRAM463に格納されているリーチ発生数
値(第1実施形態の場合は、「0〜27」である。)の
いずれとも一致しないと判定した場合には(S10:N
O)、S13において、パラメータ記憶エリア463G
からハズレ図柄選択カウント値Iを読み出し、該代数I
に対応するハズレ図柄の図柄データをROM462から
読み込んで、表示制御基板66のCPU661に指示す
る図柄データとして、パラメータ記憶エリア463Gに
記憶する。
【0079】そして、S14において、CPU461
は、表示制御基板66のCPU661に指示する変動パ
ターンを選択する。即ち、第1保留カウント値としての
代数Wと変動パターン選択カウント値としての代数Hと
をパラメータ記憶エリア463Gから読み出すと共に、
ハズレ変動パターンテーブル71をROM462の変動
パターンテーブル記憶エリア462Aから読み出す。そ
して、この代数Wの値をハズレ変動パターンテーブル7
1の「第1保留カウント値」とし、また、この代数Hを
ハズレ変動パターンテーブル71の「変動パターン選択
カウント値」として、対応する「変動パターン」を読み
出し、表示制御基板66のCPU661に指示する「変
動パターン」としてパラメータ記憶エリア463Gに記
憶する。従って、パラメータ記憶エリア463Gから読
み出した代数Wが「0」〜「3」で代数Hが「0」〜
「100」の場合には、表示制御基板66のCPU66
1に指示する「変動パターン」として「パターン1」が
選択される。また、パラメータ記憶エリア463Gから
読み出した代数Wが「4」で代数Hが「0」〜「10
0」の場合には、表示制御基板66のCPU661に指
示する「変動パターン」として「パターン2」が選択さ
れる。
【0080】次に、S15において、CPU461は、
再度、パラメータ記憶エリア463Gから表示制御基板
66のCPU661に指示する図柄データと変動パター
ンとを読み出し、表示制御基板66のCPU661に指
示する。続いて、S16において、CPU461は、表
示制御基板66のCPU661に出力した変動パターン
の変動表示処理時間をROM462から読み出し、該処
理時間待つ(S16:NO)。例えば、表示制御基板6
6のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
1」の場合には、10秒間待つ。また、表示制御基板6
6のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
2」の場合には、8秒間待つ。また、表示制御基板66
のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
3」の場合には、15秒間待つ。また、表示制御基板6
6のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
4」の場合には、20秒間待つ。また、表示制御基板6
6のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
5」の場合には、13秒間待つ。また、表示制御基板6
6のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
6」の場合には、18秒間待つ。また、表示制御基板6
6のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
7」の場合には、16秒間待つ。また、表示制御基板6
6のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
8」の場合には、21秒間待つ。また、表示制御基板6
6のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
9」の場合には、14秒間待つ。更に、表示制御基板6
6のCPU661に出力した変動パターンが「パターン
10」の場合には、19秒間待つ。
【0081】そして、表示制御基板66のCPU661
に出力した変動パターンの変動表示処理時間が経過した
場合には(S16:YES)、S17において、CPU
461は、表示制御基板66のCPU661に変動を停
止させるように、即ち、確定停止させるように指令する
確定停止信号を表示制御基板66のCPU661に出力
して処理を終了する。
【0082】次に、「確変獲得処理」のサブ処理(S
6)について図13に基づいて説明する。図13に示す
ように、先ず、S21において、CPU461は、現在
の遊技状態が通常遊技状態か否か判定する処理を実行す
る。即ち、パラメータ記憶エリア463Gから時短・確
変代数Lを読み出し、この時短・確変代数Lが「0」か
「1」のいずれであるか判定する処理を実行する。
【0083】そして、CPU461は、S21でパラメ
ータ記憶エリア463Gから読み出した時短・確変代数
Lが「1」の場合には、現在の遊技状態が「通常遊技状
態」でないと判定し(S21:NO)、S22におい
て、該時短・確変代数Lに「0」を代入して、再度パラ
メータ記憶エリア463Gに記憶し、当該サブ処理を終
了して「始動口入賞処理」に戻る。
【0084】他方、CPU461は、S21でパラメー
タ記憶エリア463Gから読み出した時短・確変代数L
が「0」の場合には、現在の遊技状態が「通常遊技状
態」であると判定し(S21:YES)、S23におい
て、「時短・確変モード」を獲得したか否かを判定する
判定処理を実行する。この「時短・確変モード」を獲得
したか否か判定する処理は、先ず、CPU461は、パ
ラメータ記憶エリア463Gから「大当たり図柄選択カ
ウント値」としての代数Yを読み込む。次に、CPU4
61は、この読み込んだ代数Yが「0」〜「3」の数値
データのいずれかと一致するか否か判定する。そして、
CPU461は、この読み込んだ代数Yが「0」〜
「3」の数値データのいずれかと一致した場合には、
「時短・確変モード」を獲得したと判定し、該代数Yが
「0」〜「3」の数値データのいずれとも一致しない場
合には、「時短・確変モード」を獲得できなかったと判
定する。よって、この場合には、「時短・確変モード」
を獲得できる確率は、4/9である。これにより、変動
表示で最終的に停止表示された大当たり図柄が、「11
1」、「222」、「444」、「555」、「66
6」、「888」、「999」の場合には、「時短・確
変モード」は発生しない。他方、「通常遊技状態」の場
合に、変動表示で最終的に停止表示された大当たり図柄
が、「333」又は「777」の場合に、「時短・確変
モード」が発生する。
【0085】そして、S23で「時短・確変モード」を
獲得しなかった場合には(S23:NO)、S22にお
いて、パラメータ記憶エリア27Lから読み出した時短
・確変代数Lに「0」を代入して、再度パラメータ記憶
エリア27Lに記憶し、当該サブ処理を終了して「始動
口入賞処理」に戻る。一方、S23で「時短・確変モー
ド」を獲得した場合には(S23:YES)、S24に
おいて、CPU461は、「時短・確変モードの設定」
を行う。即ち、パラメータ記憶エリア463Gから読み
出した時短・確変代数Lに「1」を代入して、再度、パ
ラメータ記憶エリア463Gに記憶する。そして、当該
サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
【0086】次に、上記のように構成された表示制御基
板66のCPU661が実行する「大当たり図柄」等を
表示する図柄変動制御処理について図14に基づいて説
明する。図14に示すように、先ず、S31において、
CPU661は、主基板46のCPU461から図柄変
動開始指令が入力されているか否か判定する判定処理を
実行する。そして、CPU661は、CPU461から
図柄変動開始指令が入力されていない場合には(S3
1:NO)、処理を終了する。
【0087】一方、CPU661は、CPU461から
図柄変動開始指令が入力されている場合には(S31:
YES)、S32において、図柄変動開始指令信号をR
AM663に記憶後、指示された変動パターンに対応す
るタイムチャートをROM662の変動パターン情報記
憶エリア662Aから読み出す。従って、主基板46の
CPU461から指示された変動パターンが「パターン
1」の場合には、変動パターン情報記憶エリア662A
からタイムチャート75を読み出す。また、主基板46
のCPU461から指示された変動パターンが「パター
ン2」の場合には、変動パターン情報記憶エリア662
Aからタイムチャート76を読み出す。また、主基板4
6のCPU461から指示された変動パターンが「パタ
ーン3」の場合には、変動パターン情報記憶エリア66
2Aからタイムチャート77を読み出す。また、主基板
46のCPU461から指示された変動パターンが「パ
ターン4」の場合には、変動パターン情報記憶エリア6
62Aからタイムチャート78を読み出す。また、主基
板46のCPU461から指示された変動パターンが
「パターン5」の場合には、変動パターン情報記憶エリ
ア662Aからタイムチャート79を読み出す。また、
主基板46のCPU461から指示された変動パターン
が「パターン6」の場合には、変動パターン情報記憶エ
リア662Aからタイムチャート80を読み出す。ま
た、主基板46のCPU461から指示された変動パタ
ーンが「パターン7」の場合には、変動パターン情報記
憶エリア662Aからタイムチャート81を読み出す。
また、主基板46のCPU461から指示された変動パ
ターンが「パターン8」の場合には、変動パターン情報
記憶エリア662Aからタイムチャート82を読み出
す。また、主基板46のCPU461から指示された変
動パターンが「パターン9」の場合には、変動パターン
情報記憶エリア662Aからタイムチャート83を読み
出す。更に、主基板46のCPU461から指示された
変動パターンが「パターン10」の場合には、変動パタ
ーン情報記憶エリア662Aからタイムチャート84を
読み出す。
【0088】そして、S33において、CPU661
は、該変動パターン情報記憶エリア662Aからから読
み出した各タイムチャートに基づいて、3列の変動図柄
の変動表示を開始する。例えば、タイムチャート75を
読み出した場合には、3列の変動図柄の変動をほぼ同時
に開始し、変動開始から2秒後に第1列目の第1図柄を
停止させ、変動開始から5秒後に第3列目の第2図柄を
停止させ、変動開始から10秒後に第2列目の第3図柄
を停止させる。また、タイムチャート76を読み出した
場合には、3列の変動図柄の変動をほぼ同時に開始し、
変動開始から1.5秒後に第1列目の第1図柄を停止さ
せ、変動開始から3秒後に第3列目の第2図柄を停止さ
せ、変動開始から8秒後に第2列目の第3図柄を停止さ
せる。
【0089】また、タイムチャート77を読み出した場
合には、3列の変動図柄の変動をほぼ同時に開始し、変
動開始から2秒後に第1列目の第1図柄を停止させ、変
動開始から5秒後に第3列目の第2図柄を停止させ、リ
ーチAの演出表示をして変動開始から15秒後に第2列
目の第3図柄を停止させる。また、タイムチャート78
を読み出した場合には、3列の変動図柄の変動をほぼ同
時に開始し、変動開始から2秒後に第1列目の第1図柄
を停止させ、変動開始から5秒後に第3列目の第2図柄
を停止させ、リーチBの演出表示をして変動開始から2
0秒後に第2列目の第3図柄を停止させる。
【0090】また、タイムチャート79を読み出した場
合には、3列の変動図柄の変動をほぼ同時に開始し、変
動開始から1.5秒後に第1列目の第1図柄を停止さ
せ、変動開始から3秒後に第3列目の第2図柄を停止さ
せ、リーチAの演出表示をして変動開始から13秒後に
第2列目の第3図柄を停止させる。また、タイムチャー
ト80を読み出した場合には、3列の変動図柄の変動を
ほぼ同時に開始し、変動開始から1.5秒後に第1列目
の第1図柄を停止させ、変動開始から3秒後に第3列目
の第2図柄を停止させ、リーチBの演出表示をして変動
開始から18秒後に第2列目の第3図柄を停止させる。
【0091】また、タイムチャート81を読み出した場
合には、3列の変動図柄の変動をほぼ同時に開始し、変
動開始から2秒後に第1列目の第1図柄を停止させ、変
動開始から5秒後に第3列目の第2図柄を停止させ、リ
ーチAの演出表示をして変動開始から15秒後に第2列
目の第3図柄を停止させる。そして、第1図柄乃至第3
図柄を横一列に揃った状態で上下に揺動表示しつつ、変
動開始から16秒後に当たり報知画面を表示する。ま
た、タイムチャート82を読み出した場合には、3列の
変動図柄の変動をほぼ同時に開始し、変動開始から2秒
後に第1列目の第1図柄を停止させ、変動開始から5秒
後に第3列目の第2図柄を停止させ、リーチBの演出表
示をして変動開始から20秒後に第2列目の第3図柄を
停止させる。そして、第1図柄乃至第3図柄を横一列に
揃った状態で上下に揺動表示しつつ、変動開始から21
秒後に当たり報知画面を表示する。
【0092】また、タイムチャート83を読み出した場
合には、3列の変動図柄の変動をほぼ同時に開始し、変
動開始から1.5秒後に第1列目の第1図柄を停止さ
せ、変動開始から3秒後に第3列目の第2図柄を停止さ
せ、リーチAの演出表示をして変動開始から13秒後に
第2列目の第3図柄を停止させる。そして、第1図柄乃
至第3図柄を横一列に揃った状態で上下に揺動表示しつ
つ、変動開始から14秒後に当たり報知画面を表示す
る。更に、タイムチャート84を読み出した場合には、
3列の変動図柄の変動をほぼ同時に開始し、変動開始か
ら1.5秒後に第1列目の第1図柄を停止させ、変動開
始から3秒後に第3列目の第2図柄を停止させ、リーチ
Bの演出表示をして変動開始から18秒後に第2列目の
第3図柄を停止させる。そして、第1図柄乃至第3図柄
を横一列に揃った状態で上下に揺動表示しつつ、変動開
始から19秒後に当たり報知画面を表示する。
【0093】そして、S34において、CPU661
は、3列の変動図柄を一旦停止(3列の変動図柄を上下
に揺動させる。)させつつ、又は、当たり報知画像を表
示して、確定停止信号の入力を待つ(S34:NO)。
そして、確定停止信号が入力された場合には(S34:
YES)、S35において、CPU661は、変動図柄
を確定停止表示して処理を終了する。
【0094】次に、上記図柄変動処理(S31〜S3
5)において、主基板46のCPU461から表示制御
基板66のCPU661に対して、図柄変動開始指令信
号として確変大当たり図柄「777」と変動パターンと
して「パターン7」又は「パターン9」が指示された場
合の変動図柄表示の一例を図15に基づいて説明する。
図15は第1実施形態に係るパチンコ機1の主基板46
のCPU461から表示制御基板66のCPU661に
対して、図柄変動開始指令信号として確変大当たり図柄
「777」と変動パターンとして「パターン7」又は
「パターン9」が指示された場合の変動図柄表示の一例
を示す図である。
【0095】図15(1)〜(3)に示すように、3列
の変動図柄がほぼ同時に高速変動を開始した後、第1列
目の変動図柄が低速モードになって、「パターン7」が
指示されている場合には、変動開始から2秒後に第1列
目の「7」の図柄が停止し、「パターン9」が指示され
ている場合には、変動開始から1.5秒後に第1列目の
「7」の図柄が停止する。そして、図15(4)〜
(5)に示すように、第3列目の変動図柄が低速モード
になって、「パターン7」が指示されている場合には、
変動開始から5秒後に第3列目の「7」の図柄が停止
し、「パターン9」が指示されている場合には、変動開
始から3秒後に第3列目の「7」の図柄が停止して、リ
ーチ状態の変動表示になる。
【0096】続いて、図15(6)〜(7)に示すよう
に、第2列目の変動図柄が低速モードになって、「パタ
ーン7」が指示されている場合には、リーチAの演出表
示がされて、変動開始から15秒後に第2列目の「7」
の図柄が停止し、「パターン9」が指示されている場合
には、リーチAの演出表示がされて、変動開始から13
秒後に第2列目の「7」の図柄が停止し、確変大当たり
図柄である「777」が横一列に揃って上下に揺動表示
される。そして、図15(8)に示すように、「パター
ン7」が指示されている場合には、変動開始から16秒
後に主基板46のCPU461から確定停止信号が入力
されて「大当たり」を報知する画像が表示され、「パタ
ーン9」が指示されている場合には、変動開始から14
秒後に主基板46のCPU461から確定停止信号が入
力されて「大当たり」を報知する画像が表示される。
【0097】以上詳細に説明した通り第1実施形態に係
るパチンコ機1では、主基板46のCPU461は、第
1保留カウンタ463Cのカウント値と変動パターン選
択カウンタ463Jのカウント値とに基づいて、変動パ
ターンテーブル記憶エリア462Aに記憶される各変動
パターンテーブル71、72、73から変動図柄の変動
パターンを選択して、該変動パターンと最終的に停止表
示する変動図柄とを図柄変動開始指令として表示制御基
板66のCPU661に指示する。また、表示制御基板
66のCPU661は、主基板46のCPU461から
指示された変動パターンに従って、変動パターン情報記
憶エリア662Aに記憶される各タイムチャート75〜
84の中から対応するタイムチャートを読み出し、該タ
イムチャートに従って変動図柄を順次停止表示する。そ
して、主基板46から確定停止信号が入力した場合に
は、一旦停止表示にしている変動図柄を確定停止する。
また、各タイムチャート75、76の第2図柄の停止か
ら第3図柄の停止までの変動時間はほぼ同じである。ま
た、各タイムチャート77、79、81、83の第2図
柄の停止から第3図柄の停止までの変動時間はほぼ同じ
である。更に、各タイムチャート78、80、82、8
4の第2図柄の停止から第3図柄の停止までの変動時間
はほぼ同じである。
【0098】従って、各タイムチャート75、76の組
み合わせ、また、各タイムチャート77、79、81、
83の組み合わせ、更に、各タイムチャート78、8
0、82、84の組み合わせの各々の変動開始から第2
図柄が停止するまでの比較的短時間の部分の時間長さが
異なり、第2図柄の停止から第3図柄が停止するまでの
比較的長時間の部分の時間長さが同一であるため、複数
の変動パターンプログラムを作成する作成時間の大幅な
短縮化を図ることができる。また、第1保留カウンタ4
63Bのカウント値が最大値「4」の場合には、変動図
柄の変動開始から最終停止図柄の停止するまでの変動時
間が相対的に短い各タイムチャート76、79、80、
83、84が選択されるため、遊技の進行の迅速化を図
ることができる。また、第1保留カウンタ463Bのカ
ウント値が最大値「4」の場合には、変動図柄の変動開
始から最終停止図柄の停止するまでの変動時間が相対的
に短い各タイムチャート76、79、80、83、84
が選択されるため、遊技の進行を早める複数のタイムチ
ャートを更に記憶する必要が無く、表示制御基板66の
ROM662の記憶容量の小型化を図ることができる。
また、主基板46のCPU461は、最終停止図柄と変
動パターンとを選択すればよいため、制御プログラム量
を減少させて該主基板46のROM462やRAM46
3を容易に小型化することができる。また、表示制御基
板66のCPU661は、主基板46からの図柄変動開
始指令に従って、一のタイムチャートを変動パターン情
報記憶エリア662Aから読み出し、このタイムチャー
トに従って変動図柄の変動表示を行うため、外部からの
ノイズなどによる誤動作を防止することができる。更
に、第1保留カウンタ463Bのカウント値が最大値
「4」の場合には、変動開始から第2図柄が停止するま
での時間が比較的に短いリーチ変動表示が選択されると
共に、第2図柄停止から第3図柄が停止するまでの変動
時間がほぼ同じである各タイムチャート76、79、8
0、83、84が選択されるため、該リーチ変動表示時
間が短くなってもリーチ演出表示内容が同じため、遊技
の興趣を損なうことなく遊技の進行の迅速化を図ること
ができる。
【0099】次に、第2実施形態に係るパチンコ機につ
いて図16乃至図21に基づいて説明する。尚、以下の
説明において上記図1乃至図15の第1実施形態に係る
パチンコ機1の構成と同一符号は、該第1実施形態に係
るパチンコ機1等の構成と同一あるいは相当部分を示す
ものである。第2実施形態に係るパチンコ機の概略構成
は、第1実施形態に係るパチンコ機1とほぼ同じ構成で
ある。また、各種制御処理も第1実施形態に係るパチン
コ機1とほぼ同じ制御処理である。但し、第2実施形態
に係るパチンコ機では、各変動図柄を停止させる停止タ
イミングの時間情報から構成される変動パターン情報
が、後述のように表示制御基板66のROM662にモ
ジュール化されて格納されているため、表示制御基板6
6のCPU661が実行する図柄変動処理において、タ
イムチャートの読み込み手順が第1実施形態に係るパチ
ンコ機1と異なっている。
【0100】ここで、表示制御基板66のROM662
の概略構成について図16乃至図20に基づいて説明す
る。図16は第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御
基板66のROM662の概略構成を示す図である。図
17は第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板6
6のROM662の選択テーブル記憶エリアに記憶され
るタイムチャート選択テーブルの一例を示す図である。
図18は第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板
66のROM662の前パターン情報記憶エリアに記憶
され、「前パターン」に対応する変動開始から第2図柄
を停止させるまでの停止タイミングの時間情報の一例を
示すタイムチャートである。図19は第2実施形態に係
るパチンコ機の表示制御基板66のROM662の後パ
ターン情報記憶エリアに記憶され、「後パターン」に対
応する第2図柄停止から第3図柄を停止させるまでの停
止タイミングの時間情報の一例を示すタイムチャートで
ある。図20は第2実施形態に係るパチンコ機の表示制
御基板66のROM662の報知パターン情報記憶エリ
アに記憶され、「報知パターン」に対応する第3図柄停
止から当たり報知画像を表示するまでの停止タイミング
の時間情報の一例を示すタイムチャートである。
【0101】図16に示すように、ROM662には、
上記変動パターン情報記憶エリア662Aに替えて、選
択テーブル記憶エリア662C、前パターン情報記憶エ
リア662D、後パターン情報記憶エリア662E、及
び報知パターン記憶エリア662F等が設けられてい
る。この選択テーブル記憶エリア662Cには、後述の
タイムチャート選択テーブル87(図17参照)が記憶
されている。また、前パターン情報記憶エリア662D
には、後述のようにタイムチャート選択テーブル87の
「前パターン」に対応する複数のタイムチャートが記憶
されている。また、後パターン情報記憶エリア662E
には、後述のようにタイムチャート選択テーブル87の
「後パターン」に対応する複数のタイムチャートが記憶
されている。更に、報知パターン情報記憶エリア662
Fには、後述のようにタイムチャート選択テーブル87
の「報知パターン」に対応するのタイムチャートが記憶
されている。
【0102】次に、選択テーブル記憶エリア662Cに
記憶されるタイムチャート選択テーブル87について図
17に基づいて説明する。図17に示すように、タイム
チャート選択テーブル87は、主基板46から指示され
た「変動パターン」を示す「変動パターン」と、この
「変動パターン」に対応する変動開始から第2図柄を停
止させるまでの停止タイミングの時間情報を示す「前パ
ターン」と、この「変動パターン」に対応する第2図柄
停止から第3図柄を停止させるまでの停止タイミングの
時間情報を示す「後パターン」と、この「変動パター
ン」に対応する第3図柄停止から当たり報知画像を表示
するまでの停止タイミングの時間情報を示す「報知パタ
ーン」とから構成されている。
【0103】また、タイムチャート選択テーブル87の
「変動パターン」には、主基板46から指示される「変
動パターン」に対応する「パターン1」、「パターン
2」、「パターン3」、・・・、「パターン9」、及び
「パターン10」の10種類の変動パターンが予め登録
されている。
【0104】また、タイムチャート選択テーブル87の
「前パターン」には、「変動パターン」の「パターン
1」、「パターン3」、「パターン4」、「パターン
7」、及び「パターン8」に対して「前パターン1」が
予め登録されている。また、該「前パターン」には、
「変動パターン」の「パターン2」、「パターン5」、
「パターン6」、「パターン9」、及び「パターン1
0」に対して「前パターン2」が予め登録されている。
【0105】また、タイムチャート選択テーブル87の
「後パターン」には、「変動パターン」の「パターン
1」及び「パターン2」に対して「後パターン1」が予
め登録されている。また、該「後パターン」には、「変
動パターン」の「パターン3」、「パターン5」、「パ
ターン7」、及び「パターン9」に対して「後パターン
2」が予め登録されている。更に、該「後パターン」に
は、「変動パターン」の「パターン4」、「パターン
6」、「パターン8」、及び「パターン10」に対して
「後パターン3」が予め登録されている。
【0106】また、タイムチャート選択テーブル87の
「報知パターン」には、「変動パターン」の「パターン
1」、「パターン2」、「パターン3」、「パターン
4」、「パターン5」、及び「パターン6」に対して
「無し」、即ち、第3図柄停止から当たり報知画像を表
示するまでの停止タイミングの時間情報は登録されてい
ない。また、該「報知パターン」には、「変動パター
ン」の「パターン7」、「パターン8」、「パターン
9」、及び「パターン10」に対して「当たり報知パタ
ーン」が予め登録されている。
【0107】次に、表示制御基板66のROM662の
前パターン情報記憶エリア662Dに記憶される変動開
始から第2図柄を停止させるまでの停止タイミングの時
間情報から構成される「前パターン1」と「前パターン
2」の各変動パターン情報について図18に基づいて説
明する。図18に示すように、主基板46のCPU46
1から指示される「変動パターン」が、「パターン
1」、「パターン3」、「パターン4」、「パターン
7」、及び「パターン8」の場合に、「前パターン1」
として選択されるタイムチャート91は、各変動図柄を
同時に変動開始させた後、第1図柄を停止させる停止タ
イミングは、変動開始から「2秒後」であり、第2図柄
を停止させる停止タイミングは、変動開始から「5秒
後」であることを表している。また、主基板46のCP
U461から指示される「変動パターン」が、「パター
ン2」、「パターン5」、「パターン6」、「パターン
9」、及び「パターン10」の場合に、「前パターン
2」として選択されるタイムチャート92は、各変動図
柄を同時に変動開始させた後、第1図柄を停止させる停
止タイミングは、変動開始から「1.5秒後」であり、
第2図柄を停止させる停止タイミングは、変動開始から
「3秒後」であることを表している。
【0108】次に、表示制御基板66のROM662の
後パターン情報記憶エリア662Eに記憶される第2図
柄停止から第3図柄を停止させるまでの停止タイミング
の時間情報から構成される「後パターン1」、「後パタ
ーン2」、及び「後パターン3」の各変動パターン情報
について図19に基づいて説明する。図18に示すよう
に、主基板46のCPU461から指示される「変動パ
ターン」が、「パターン1」及び「パターン2」の場合
に、「後パターン1」として選択されるタイムチャート
94は、第2図柄が停止してから「5秒後」に第3図柄
を停止させることを表している。従って、このタイムチ
ャート94では、第2図柄が停止してから約5秒間第3
図柄が変動表示された後、該第3図柄が停止する。ま
た、主基板46のCPU461から指示される「変動パ
ターン」が、「パターン3」、「パターン5」、「パタ
ーン7」、及び「パターン9」の場合に、「後パターン
2」として選択されるタイムチャート95は、第2図柄
が停止してから「リーチAを10秒間表示した後」に第
3図柄を停止させることを表している。従って、このタ
イムチャート95では、第2図柄が停止してリーチ状態
になってから、リーチAの演出表示が10秒間表示され
た後、第3図柄が停止する。更に、主基板46のCPU
461から指示される「変動パターン」が、「パターン
4」、「パターン6」、「パターン8」、及び「パター
ン10」の場合に、「後パターン3」として選択される
タイムチャート96は、第2図柄が停止してから「リー
チBを15秒間表示した後」に第3図柄を停止させるこ
とを表している。従って、このタイムチャート96で
は、第2図柄が停止してリーチ状態になってから、リー
チBの演出表示が15秒間表示された後、第3図柄が停
止する。
【0109】次に、表示制御基板66のROM662の
報知パターン情報記憶エリア662Fに記憶される第3
図柄停止から当たり報知画像を表示するまでの停止タイ
ミングの時間情報から構成される「当たり報知パター
ン」の変動パターン情報について図20に基づいて説明
する。図20に示すように、主基板46のCPU461
から指示される「変動パターン」が、「パターン7」、
「パターン8」、「パターン9」、及び「パターン1
0」の場合に、「当たり報知パターン」として選択され
るタイムチャート98は、第3図柄が停止してから「1
秒後」に当たり報知画像を表示することを表している。
従って、このタイムチャート98では、第1図柄、第2
図柄、及び第3図柄が揃った状態で「1秒間」一旦停止
状態で表示された後、当たり報知が表示される。
【0110】次に、このように構成された表示制御基板
66のCPU661が実行する「大当たり図柄」等を表
示する図柄変動処理について図21に基づいて説明す
る。図21は第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御
基板66のCPU661が実行する「大当たり図柄」等
を表示する図柄変動処理のフローチャートである。図2
1に示すように、先ず、S41において、CPU661
は、主基板46のCPU461から図柄変動開始指令が
入力されているか否か判定する判定処理を実行する。そ
して、CPU661は、CPU461から図柄変動開始
指令が入力されていない場合には(S41:NO)、処
理を終了する。
【0111】一方、CPU661は、CPU461から
図柄変動開始指令が入力されている場合には(S41:
YES)、S42において、図柄変動開始指令信号をR
AM663に記憶後、この指示された図柄変動開始指令
の「変動パターン」に対応する各「前パターン」、「後
パターン」、及び「報知パターン」の各パターンデータ
をタイムチャート選択テーブル87から読み出し、RA
M663に記憶する。
【0112】例えば、主基板46から指示された「変動
パターン」が「パターン1」の場合には、タイムチャー
ト選択テーブル87から「前パターン1」、「後パター
ン1」、及び「無し」の各パターンデータが読み出され
てRAM663に記憶される。また、主基板46から指
示された「変動パターン」が「パターン2」の場合に
は、タイムチャート選択テーブル87から「前パターン
2」、「後パターン1」、及び「無し」の各パターンデ
ータが読み出されてRAM663に記憶される。また、
主基板46から指示された「変動パターン」が「パター
ン3」の場合には、タイムチャート選択テーブル87か
ら「前パターン1」、「後パターン2」、及び「無し」
の各パターンデータが読み出されてRAM663に記憶
される。また、主基板46から指示された「変動パター
ン」が「パターン4」の場合には、タイムチャート選択
テーブル87から「前パターン1」、「後パターン
3」、及び「無し」の各パターンデータが読み出されて
RAM663に記憶される。また、主基板46から指示
された「変動パターン」が「パターン5」の場合には、
タイムチャート選択テーブル87から「前パターン
2」、「後パターン2」、及び「無し」の各パターンデ
ータが読み出されてRAM663に記憶される。また、
主基板46から指示された「変動パターン」が「パター
ン6」の場合には、タイムチャート選択テーブル87か
ら「前パターン2」、「後パターン3」、及び「無し」
の各パターンデータが読み出されてRAM663に記憶
される。また、主基板46から指示された「変動パター
ン」が「パターン7」の場合には、タイムチャート選択
テーブル87から「前パターン1」、「後パターン
2」、及び「当たり報知パターン」の各パターンデータ
が読み出されてRAM663に記憶される。また、主基
板46から指示された「変動パターン」が「パターン
8」の場合には、タイムチャート選択テーブル87から
「前パターン1」、「後パターン3」、及び「当たり報
知パターン」の各パターンデータが読み出されてRAM
663に記憶される。また、主基板46から指示された
「変動パターン」が「パターン9」の場合には、タイム
チャート選択テーブル87から「前パターン2」、「後
パターン2」、及び「当たり報知パターン」の各パター
ンデータが読み出されてRAM663に記憶される。更
に、主基板46から指示された「変動パターン」が「パ
ターン10」の場合には、タイムチャート選択テーブル
87から「前パターン2」、「後パターン3」、及び
「当たり報知パターン」の各パターンデータが読み出さ
れてRAM663に記憶される。
【0113】そして、S43において、CPU661
は、先ず、RAM663から「前パターン」のパターン
データを読み出し、このパターンデータに対応するタイ
ムチャートをROM662の前パターン情報記憶エリア
662Dから読み出し、このタイムチャートに基づいて
第1図柄と第2図柄を停止させる。例えば、CPU66
1は、RAM663から読み出した「前パターン」のパ
ターンデータが「前パターン1」の場合には、前パター
ン情報記憶エリア662Dからタイムチャート91を読
み出し、このタイムチャート91に基づいて変動開始か
ら「2秒後」に第1図柄を停止表示し、変動開始から
「5秒後」に第2図柄を停止表示する。また、CPU6
61は、RAM663から読み出した「前パターン」の
パターンデータが「前パターン2」の場合には、前パタ
ーン情報記憶エリア662Dからタイムチャート92を
読み出し、このタイムチャート92に基づいて変動開始
から「1.5秒後」に第1図柄を停止表示し、変動開始
から「3秒後」に第2図柄を停止表示する。
【0114】続いて、CPU661は、RAM663か
ら「後パターン」のパターンデータを読み出し、このパ
ターンデータに対応するタイムチャートをROM662
の後パターン情報記憶エリア662Eから読み出し、こ
のタイムチャートに基づいて第3図柄を停止させる。例
えば、CPU661は、RAM663から読み出した
「後パターン」のパターンデータが「後パターン1」の
場合には、後パターン情報記憶エリア662Eからタイ
ムチャート94を読み出し、このタイムチャート94に
基づいて、第2図柄停止から「5秒後」に第3図柄を停
止表示する。また、CPU661は、RAM663から
読み出した「後パターン」のパターンデータが「後パタ
ーン2」の場合には、後パターン情報記憶エリア662
Eからタイムチャート95を読み出し、このタイムチャ
ート95に基づいて、第2図柄停止から「10秒間、リ
ーチAの演出表示をした後」に第3図柄を停止表示す
る。更に、CPU661は、RAM663から読み出し
た「後パターン」のパターンデータが「後パターン3」
の場合には、後パターン情報記憶エリア662Eからタ
イムチャート96を読み出し、このタイムチャート96
に基づいて、第2図柄停止から「15秒間、リーチBの
演出表示をした後」に第3図柄を停止表示する。
【0115】その後、CPU661は、RAM663か
ら「報知パターン」のパターンデータを読み出し、この
パターンデータに対応するタイムチャートをROM66
2の報知パターン情報記憶エリア662Fから読み出
し、このタイムチャートに基づいて当たり報知画像を表
示する。例えば、CPU661は、RAM663から読
み出した「報知パターン」のパターンデータが「無し」
の場合には、主基板46のCPU461から確定停止信
号が入力されるまで、第1図柄乃至第3図柄を横一列に
揃った状態で上下に揺動表示する(一旦停止状態で表示
する)。また、CPU661は、RAM663から読み
出した「報知パターン」のパターンデータが「当たり報
知パターン」の場合には、報知パターン情報記憶エリア
662Fからタイムチャート98を読み出し、このタイ
ムチャート98に基づいて、第3図柄停止から「1秒
間、第1図柄乃至第3図柄を横一列に揃った状態で上下
に揺動表示後」に当たり報知画像を表示する。
【0116】そして、S44において、CPU661
は、3列の変動図柄を一旦停止(3列の変動図柄を上下
に揺動させる。)させつつ、又は、当たり報知画像を表
示して、確定停止信号の入力を待つ(S44:NO)。
そして、確定停止信号が入力された場合には(S44:
YES)、S45において、CPU661は、変動図柄
を確定停止表示して処理を終了する。
【0117】以上詳細に説明した通り第2実施形態に係
るパチンコ機では、主基板46のCPU461は、第1
保留カウンタ463Cのカウント値と変動パターン選択
カウンタ463Jのカウント値とに基づいて、変動パタ
ーンテーブル記憶エリア462Aに記憶される各変動パ
ターンテーブル71、72、73から変動図柄の変動パ
ターンを選択して、該変動パターンと最終的に停止表示
する変動図柄とを図柄変動開始指令として表示制御基板
66のCPU661に指示する。また、表示制御基板6
6のCPU661は、主基板46のCPU461から指
示された変動パターンに従って、選択テーブル記憶エリ
ア662Cに記憶されるタイムチャート選択テーブル8
7から「前パターン」、「後パターン」及び「報知パタ
ーン」を読み出しRAM663に記憶する。そして、C
PU661は、先ず、RAM663に「前パターン」と
して記憶されるパターンデータに対応するタイムチャー
トを前パターン情報記憶エリア662Dから読み出し、
このタイムチャートに基づいて第1図柄及び第2図柄を
停止表示する。続いて、CPU661は、RAM663
から「後パターン」として記憶されるパターンデータに
対応するタイムチャートを後パターン情報記憶エリア6
62Eから読み出し、このタイムチャートに基づいて第
3図柄を停止表示する。更に、CPU661は、RAM
663から「報知パターン」として記憶されるパターン
データに対応するタイムチャートを報知パターン情報記
憶エリア662Fから読み出し、このタイムチャートに
基づいて当たり報知画像を表示する。
【0118】従って、主基板46のCPU461から指
示された「変動パターン」の「パターン1」乃至「パタ
ーン10」の10種類のパターン表示に対して、2種類
の「前パターン」、3種類の「後パターン」、及び1種
類の大当たりを報知する「当たり報知パターン」のタイ
ムチャートを作成すればよいため、複数の変動パターン
プログラムを作成する作成時間の大幅な短縮化を図るこ
とができると共に、表示制御基板66のROM662の
記憶容量の小型化を容易に図ることができる。また、第
1保留カウンタ463Bのカウント値が最大値「4」の
場合には、変動図柄の変動開始から第2図柄が停止する
までの変動時間が相対的に短い、「前パターン2」に対
応するタイムチャート92が選択されるため、遊技の進
行の迅速化を図ることができると共に、遊技の進行を早
める複数のタイムチャートを更に記憶する必要が無く、
表示制御基板66のROM662の記憶容量の更なる小
型化を図ることができる。また、主基板46のCPU4
61は、最終停止図柄と変動パターンとを選択すればよ
いため、制御プログラム量を減少させて該主基板46の
ROM462やRAM463を容易に小型化することが
できる。また、表示制御基板66のCPU661は、主
基板46からの図柄変動開始指令に従って「前パター
ン」、「後パターン」及び「報知パターン」に対応する
各タイムチャートを決定し、このタイムチャートに従っ
て変動図柄の変動表示を行うため、外部からのノイズな
どによる誤動作を防止することができる。更に、第1保
留カウンタ463Bのカウント値が最大値「4」の場合
には、変動開始から第2図柄が停止するまでの時間が比
較的に短い「前パターン2」に対応するタイムチャート
92が選択されると共に、第2図柄停止から第3図柄が
停止するまでの変動時間がほぼ同じである「後パターン
2」又は「後パターン3」に対応する各タイムチャート
95、96が選択されるため、該リーチ変動表示時間が
短くなってもリーチ演出表示内容が同じため、遊技の興
趣を損なうことなく遊技の進行の迅速化を図ることがで
きる。
【0119】尚、本発明は、前記第1実施形態及び第2
実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸
脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは
勿論である。
【0120】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の遊技機で
は、遊技領域に設けられる特別図柄表示装置の変動図柄
は、始動入賞口への入賞により変動が開始され、該変動
図柄が変動後所定の態様で停止すると特別遊技状態が発
生する。また、前記変動図柄の変動中に前記始動入賞口
に入賞した時の変動表示情報が、保留手段に所定個数ま
で順次記憶されて保留される。また、決定手段を介して
この変動表示情報に基づいて複数列の変動図柄の最終停
止態様が決定される。また、変動パターン記憶手段に
は、この最終停止態様の各列の変動図柄を順次停止させ
る停止タイミングの時間情報から構成される複数種類の
変動パターン情報が記憶されている。また、この複数種
類の変動パターン情報には、複数列の変動図柄の変動開
始から最終停止図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止す
るまでの第1変動時間が互いに異なり、且つ該最終停止
図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止してから最終停止
図柄が停止するまでの第2変動時間がほぼ同じである複
数の変動パターン情報が含まれている。そして、保留手
段が保留する変動表示情報の個数が所定個数の場合に
は、複数種類の変動パターン情報から変動図柄の変動開
始から最終停止図柄の停止するまでの変動時間が相対的
に短い一の変動パターン情報が選択されて、この変動パ
ターン情報に基づいて変動表示が行われる。これによ
り、複数の変動パターン情報は、変動開始から最終停止
図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止するまでの第1変
動時間が互いに異なり、且つ該最終停止図柄よりも一つ
手前の停止図柄が停止してから最終停止図柄が停止する
までの第2変動時間がほぼ同じである、即ち、比較的短
い第1変動時間の部分が互いに異なり、且つ比較的長い
第2変動時間の部分が同一であるため、複数の変動パタ
ーンプログラムを作成する作成時間の大幅な短縮化を図
ることができる遊技機を提供することができる。また、
保留手段が保留する変動表示情報の個数が所定個数の場
合には、前記複数種類の変動パターン情報から変動図柄
の変動開始から最終停止図柄の停止するまでの変動時間
が相対的に短い一の変動パターン情報が選択されるた
め、変動表示時間を通常時に比べて短くすることがで
き、遊技の進行の迅速化を図ることができる遊技機を提
供することができる。更に、保留手段が保留する変動表
示情報の個数が所定個数の場合には、変動開始から最終
停止図柄の停止するまでの変動時間が相対的に短い一の
変動パターン情報が選択されるため、遊技の進行を早め
る複数の変動パターン情報を更に記憶する必要が無く、
変動パターン記憶手段のプログラム記憶容量の小型化を
図ることができる遊技機を提供することができる遊技機
を提供することができる。
【0121】また、請求項2に係る遊技機では、請求1
に記載の遊技機において、遊技機の動作状態を制御する
主制御部と、この主制御部とは別体に設けられると共
に、特別図柄表示装置を制御する表示制御部とが設けら
れている。そして、主制御部は、決定手段により決定し
た最終停止態様と選択手段により選択した一の変動パタ
ーン情報とを表示制御情報として前記表示制御部に送出
する。一方、表示制御部は、複数の変動パターン情報を
記憶すると共に、主制御部から受け取った表示制御情報
に従って一の変動パターン情報を選択して複数列の変動
図柄の変動表示制御を行う。これにより、主制御部は、
最終停止態様と一の変動パターンとを選択すればよいた
め、主制御部の制御プログラム量を減少させて該主制御
部を容易に小型化することができる。また、表示制御部
は、主制御部からの表示制御情報に基づいて一の変動パ
ターンを選択して変動図柄の変動表示を行うため、外部
からのノイズなどによる誤動作を防止することができる
遊技機を提供することができる。
【0122】また、請求項3に係る遊技機では、請求項
1又は請求項2に記載の遊技機において、前記変動パタ
ーン情報は、リーチ変動を表示する際の各列の変動図柄
を順次停止させる停止タイミングの時間情報から構成さ
れる複数のリーチ変動パターン情報を含み、前記第1変
動時間は、前記リーチ変動パターン情報の変動開始から
リーチ表示になるまでの変動時間であり、前記第2変動
時間は、該リーチ表示から最終停止図柄が停止するまで
の変動時間である。これにより、保留手段が保留する変
動表示情報の個数が所定個数の場合には、第1変動時間
が相対的に短いリーチ変動表示が選択されると共に、第
2変動時間がほぼ同じであるリーチ変動表示が選択され
るため、該リーチ変動表示時間が短くなってもリーチ演
出表示内容が同じため、遊技の興趣を損なうことなく遊
技の進行の迅速化を図ることができる遊技機を提供する
ことができる。
【0123】更に、請求項4に係る遊技機では、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機において、前
記変動パターン記憶手段は、前記変動パターンの第1変
動時間の部分と第2変動時間の部分とを別々にモジュー
ル化して記憶する。これにより、比較的プログラム量の
少ない第1変動時間の部分のモジュールの個数が多数記
憶されると共に、比較的プログラム量の大きい第2変動
時間の部分のモジュールの個数が少数記憶され、この第
1変動時間の複数のモジュールのいずれかと、第2変動
時間のモジュールのいずれかとを組み合わせることによ
って、多くの変動パターン情報を作成することができる
ため、表示制御プログラムの総プログラム数を大幅に削
減でき、変動パターン情報を記憶する変動パターン記憶
手段のプログラム記憶容量の更なる小型化を図ることが
できる遊技機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るパチンコ機全体を示した正
面図である。
【図2】第1実施形態に係るパチンコ機の遊技盤の遊技
領域を示した正面図である。
【図3】第1実施形態に係るパチンコ機の全体を示した
背面図である。
【図4】第1実施形態に係るパチンコ機の駆動制御に係
る制御システムの構成を示すブロック図である。
【図5】第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のRA
Mの構成を示すブロック図である。
【図6】第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のRO
Mの構成を示すブロック図である。
【図7】第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板
のROMの構成を示すブロック図である。
【図8】第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のRO
Mの変動パターンテーブル記憶エリアに記憶される変動
パターンテーブルの一例を示す図で、(1)は完全ハズ
レの場合に選択されるハズレ変動パターンテーブル、
(2)はリーチハズレの場合に選択されるリーチハズレ
変動パターンテーブル、(3)は大当たりの場合に選択
される大当たり変動パターンテーブルの一例を示す図で
ある。
【図9】第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基板
のROMの変動パターン情報記憶エリアに記憶される変
動パターンの「パターン1」〜「パターン4」に対応す
る各変動図柄を順次停止させる停止タイミングの時間情
報の一例を示すタイムチャートである。
【図10】第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のROMの変動パターン情報記憶エリアに記憶される
変動パターンの「パターン5」〜「パターン8」に対応
する各変動図柄を順次停止させる停止タイミングの時間
情報の一例を示すタイムチャートである。
【図11】第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のROMの変動パターン情報記憶エリアに記憶される
変動パターンの「パターン9」〜「パターン10」に対
応する各変動図柄を順次停止させる停止タイミングの時
間情報の一例を示すタイムチャートである。
【図12】第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のC
PUが実行するリーチハズレ等の表示制御処理のフロー
チャートである。
【図13】第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のC
PUが実行する「確変獲得処理」のサブ処理を示すサブ
フローチャートである。
【図14】第1実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のCPUが実行するリーチハズレ等の表示制御処理の
フローチャートである。
【図15】第1実施形態に係るパチンコ機の主基板のC
PUから表示制御基板のCPUに対して、図柄変動開始
指令信号として確変大当たり図柄「777」と変動パタ
ーンとして「パターン7」又は「パターン9」が指示さ
れた場合の変動図柄表示の一例を示す図である。
【図16】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のROMの概略構成を示す図である。
【図17】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のROMの選択テーブル記憶エリアに記憶されるタイ
ムチャート選択テーブルの一例を示す図である。
【図18】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のROMの前パターン情報記憶エリアに記憶され、
「前パターン」に対応する変動開始から第2図柄を停止
させるまでの停止タイミングの時間情報の一例を示すタ
イムチャートである。
【図19】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のROMの後パターン情報記憶エリアに記憶され、
「後パターン」に対応する第2図柄停止から第3図柄を
停止させるまでの停止タイミングの時間情報の一例を示
すタイムチャートである。
【図20】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のROMの報知パターン情報記憶エリアに記憶され、
「報知パターン」に対応する第3図柄停止から当たり報
知画像を表示するまでの停止タイミングの時間情報の一
例を示すタイムチャートである。
【図21】第2実施形態に係るパチンコ機の表示制御基
板のCPUが実行する「大当たり図柄」等を表示する図
柄変動処理のフローチャートである。
【符号の説明】
1 パチンコ機 19 液晶表示器 46 主基板 64 音楽制御基板 65 ランプ制御基板 66 表示制御基板 71 ハズレ変動パター
ンテーブル 72 リーチハズレ変動
パターンテーブル 73 大当たり変動パタ
ーンテーブル 87 タイムチャート選
択テーブル 461、641、651、661 CPU 462、642、652、662 ROM 463、643、653、663 RAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技領域に設けられて複数列の変動図柄
    を表示する特別図柄表示装置と、始動入賞口と、前記変
    動図柄の変動中に前記始動入賞口に入賞した時の変動表
    示情報を所定個数まで順次記憶して保留する保留手段と
    を備え、前記変動図柄が変動後所定の態様で停止すると
    遊技者に有利な特別遊技状態が発生する遊技機におい
    て、 前記変動表示情報に基づいて前記複数列の変動図柄の最
    終停止態様を決定する決定手段と、 前記最終停止態様の各列の変動図柄を順次停止させる停
    止タイミングの時間情報から構成される複数種類の変動
    パターン情報を記憶する変動パターン記憶手段と、 前記保留手段が保留する変動表示情報の個数が所定個数
    の場合には、前記複数種類の変動パターン情報から変動
    図柄の変動開始から最終停止図柄の停止するまでの変動
    時間が相対的に短い一の変動パターン情報を選択する選
    択手段と、 前記選択手段によって選択される変動パターン情報に基
    づいて変動表示するように制御する表示制御手段とを備
    え、 前記変動パターン情報は、前記複数列の変動図柄の変動
    開始から最終停止図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止
    するまでの第1変動時間が互いに異なり、且つ該最終停
    止図柄よりも一つ手前の停止図柄が停止してから最終停
    止図柄が停止するまでの第2変動時間がほぼ同じである
    複数の変動パターン情報を含むことを特徴とする遊技
    機。
  2. 【請求項2】 遊技機の動作状態を制御する主制御部
    と、 前記主制御部とは別体に設けられると共に、前記特別図
    柄表示装置を制御する表示制御部とを備え、 前記主制御部は、 前記決定手段と、前記選択手段と、 該決定手段により決定した最終停止態様と該選択手段に
    より選択した一の変動パターン情報とを表示制御情報と
    して前記表示制御部に送出する指示手段とを有し、 前記表示制御部は、 前記変動パターン記憶手段と、前記表示制御手段とを有
    し、 該表示制御手段は、前記表示制御情報に従って一の変動
    パターン情報を選択して複数列の変動図柄の変動表示制
    御を行うことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記変動パターン情報は、リーチ変動を
    表示する際の各列の変動図柄を順次停止させる停止タイ
    ミングの時間情報から構成される複数のリーチ変動パタ
    ーン情報を含み、 前記第1変動時間は、前記リーチ変動パターン情報の変
    動開始からリーチ表示になるまでの変動時間であり、前
    記第2変動時間は、該リーチ表示から最終停止図柄が停
    止するまでの変動時間であることを特徴とする請求項1
    又は請求項2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記変動パターン記憶手段は、前記変動
    パターン情報の第1変動時間の部分と第2変動時間の部
    分とを別々にモジュール化して記憶することを特徴とす
    る請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の遊技機。
JP2002021757A 2002-01-30 2002-01-30 遊技機 Pending JP2003220230A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002021757A JP2003220230A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002021757A JP2003220230A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003220230A true JP2003220230A (ja) 2003-08-05

Family

ID=27744915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002021757A Pending JP2003220230A (ja) 2002-01-30 2002-01-30 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003220230A (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005087501A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Abilit Corp 弾球遊技機
JP2005312592A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006230852A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Samii Kk 弾球遊技機
JP2007268037A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Samii Kk 弾球遊技機
JP2008206590A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Newgin Corp 遊技機
JP2010167171A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Kyoraku Sangyo Kk 演出制御基板、ぱちんこ遊技機、演出制御方法、および演出制御プログラム
JP2010179182A (ja) * 2010-05-26 2010-08-19 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011072844A (ja) * 2011-01-21 2011-04-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012213651A (ja) * 2012-07-02 2012-11-08 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014223489A (ja) * 2014-07-22 2014-12-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016105946A (ja) * 2016-03-18 2016-06-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018134191A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018134194A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018134193A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2020151423A (ja) * 2019-03-24 2020-09-24 株式会社藤商事 遊技機
JP7448234B2 (ja) 2021-12-14 2024-03-12 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005087501A (ja) * 2003-09-18 2005-04-07 Abilit Corp 弾球遊技機
JP4654596B2 (ja) * 2004-04-28 2011-03-23 株式会社三洋物産 遊技機
JP2005312592A (ja) * 2004-04-28 2005-11-10 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2006230852A (ja) * 2005-02-28 2006-09-07 Samii Kk 弾球遊技機
JP4721178B2 (ja) * 2005-02-28 2011-07-13 サミー株式会社 弾球遊技機
JP2007268037A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Samii Kk 弾球遊技機
JP2008206590A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Newgin Corp 遊技機
JP4621701B2 (ja) * 2007-02-23 2011-01-26 株式会社ニューギン 遊技機
JP2010167171A (ja) * 2009-01-26 2010-08-05 Kyoraku Sangyo Kk 演出制御基板、ぱちんこ遊技機、演出制御方法、および演出制御プログラム
JP2010179182A (ja) * 2010-05-26 2010-08-19 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2011072844A (ja) * 2011-01-21 2011-04-14 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012213651A (ja) * 2012-07-02 2012-11-08 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014223489A (ja) * 2014-07-22 2014-12-04 株式会社三洋物産 遊技機
JP2016105946A (ja) * 2016-03-18 2016-06-16 株式会社三洋物産 遊技機
JP2018134191A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018134194A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2018134193A (ja) * 2017-02-21 2018-08-30 株式会社ニューギン 遊技機
JP2020151423A (ja) * 2019-03-24 2020-09-24 株式会社藤商事 遊技機
JP7448234B2 (ja) 2021-12-14 2024-03-12 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003220230A (ja) 遊技機
JP2009000456A (ja) 遊技機
JP5028933B2 (ja) 回胴式遊技機
JP2005319014A (ja) 遊技機
JP2009000450A (ja) 遊技機
JP2002052166A (ja) パチンコ機
JP2009000458A (ja) 遊技機
JPH11309242A (ja) 遊技機
JP2001062098A (ja) パチンコ機
JP2009000457A (ja) 遊技機
JP3689371B2 (ja) 遊技機
JP2001095994A (ja) パチンコ機
JP2001087481A (ja) 賞球払い出し・払い出し無し選択装置、及び、賞球払い出し・払い出し無し選択装置を備えたパチンコ機
JP2001259114A (ja) スロットマシン
JP6245586B2 (ja) 遊技機
JP2000350850A (ja) パチンコ機
JP2002000843A (ja) 遊技機
JP6041321B2 (ja) 遊技機
JP2001239031A (ja) 遊技機
JP2001062058A (ja) 弾球遊技機
JP2923003B2 (ja) 弾球遊技機
JP3948566B2 (ja) パチンコ機
JP2001239034A (ja) 遊技機
JP2000325578A (ja) パチンコ機
JPH10290864A (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080131

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080205

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080610