JP2923003B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

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JP2923003B2
JP2923003B2 JP2216828A JP21682890A JP2923003B2 JP 2923003 B2 JP2923003 B2 JP 2923003B2 JP 2216828 A JP2216828 A JP 2216828A JP 21682890 A JP21682890 A JP 21682890A JP 2923003 B2 JP2923003 B2 JP 2923003B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、パチンコ遊技機やコイン遊技機等で代表さ
れる弾球遊技機に関し、詳しくは、表示状態が変化可能
な可変表示装置が設けられ、この可変表示装置の表示結
果が予め定められた特定の表示態様になった場合に特別
可変入賞球装置を遊技者にとって有利な第1の状態にし
ていわゆる大当り状態を発生させ、遊技者に比較的大き
な遊技価値を付与可能とする弾球遊技機に関する。
[従来の技術] この種の弾球遊技機において、従来から一般的に知ら
れているものに、たとえば、遊技領域内に形成された所
定の始動入賞領域に打ち込み玉が入賞したことに基づい
て可変表示装置が可変表示され、その可変表示装置の停
止時の表示結果が予め定められた特定の識別情報(たと
えば777)になれば、可変入賞球装置を遊技者にとって
有利な第1の状態に駆動制御し、さらに、その第1の状
態となっている可変入賞球装置内に進入した打玉がその
可変入賞球装置内に形成されている特定の入賞領域に入
賞すれば、その可変入賞球装置の第1の状態が終了して
いったん第2の状態になった後再度可変入賞球装置を繰
返し第1の状態に駆動制御する繰返し継続制御を行うも
のがあった。
そして、特別可変入賞球装置を第1の状態にする大当
たり状態を発生させて遊技者に比較的大きな遊技価値を
付与し遊技の醍醐味が提供できるように構成されてい
た。
[発明が解決しようとする課題] 一方、この種の従来の弾球遊技機においては、始動入
賞領域に打玉が入賞することに基づいて大当たりの発生
の鍵を握る可変表示装置の可変表示が行なわれるため、
遊技者にとって、打玉が前記始動入賞領域に入賞するか
否かが重大な関心事となるのである。しかし、この従来
の弾球遊技機においては、この遊技者の注目の的となる
始動入賞領域が何ら変化しない単に打玉が入賞するだけ
の領域で構成されていたため、遊技者にそれほど変化に
富んだおもしろみを提供できないという欠点があった。
本発明は、かかる実情に鑑み、始動入賞領域が遊技者
に注目の的となることに着目し、その始動入賞領域に変
化を持たせることにより変化に富んだおもしろみを創出
し得る弾球遊技機を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 請求項1に記載の本発明は、遊技者にとって有利な第
1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態とに変化可
能な特別可変入賞球装置と、 表示状態が変化可能な可変表示装置と、 打玉の入賞により前記可変表示装置の表示結果を導出
表示させるための可変表示が行なわれるように定められ
た始動入賞領域と、 該始動入賞領域に入賞した入賞玉を検出する始動入賞
玉検出手段と、 該始動入賞玉検出手段の検出出力に基づいて前記可変
表示装置の表示結果を導出表示させるための可変表示制
御を行なった後表示結果を導出表示させる制御を行なう
可変表示制御手段と、 前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の
表示態様になった場合に、所定の規制条件が成立するま
で前記特別可変入賞球装置を前記第1の状態に制御する
特別制御手段と、 前記特別可変入賞玉装置を再度第1の状態に制御可能
な繰返し継続条件が成立した場合に、第2の状態の前記
特別可変入賞球装置を再度前記第1の状態に制御する繰
返し継続制御手段とを含む弾球遊技機であって、 前記始動入賞領域への打玉の始動入賞数のうち前記可
変表示装置の表示結果を導出表示させるための可変表示
動作に未だ用いられていない始動入賞数を記憶する手段
であって、前記始動入賞玉検出手段の検出出力があった
場合に所定の上限の範囲内で始動入賞記憶数を加算更新
し、前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるため
の可変表示動作の開始時の段階で前記始動入賞記憶数を
減算更新する始動入賞記憶手段を含み、 前記始動入賞領域は、所定の駆動源により遊技者にと
って有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状
態とに変化する普通可変入賞球装置を含み、 前記始動入賞玉検出手段は、前記普通可変入賞球装置
内に入賞した普通入賞玉を検出する普通入賞玉検出手段
を含み、 前記可変表示制御手段は、前記普通入賞玉検出手段の
検出出力に基づいて前記可変表示装置を可変表示する普
通入賞対応型可変表示制御手段を含むことを特徴とす
る。
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の
構成に加えて、前記普通可変入賞球装置は、第1の状態
になった後、所定個数の打玉の入賞または所定期間の経
過のうちいずれか早い方の条件が成立することにより第
2の状態となることを特徴とする。
[作用] 請求項1に記載の本発明によれば、始動入賞領域が、
遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者にとって不利
な第2の状態とに変化する普通可変入賞球装置を含み、
その普通可変入賞球装置に打玉が入賞することにより、
普通入賞対応型可変表示制御手段の働きにより可変表示
装置が可変表示される。また、前記始動入賞領域への打
玉の始動入賞数のうち前記可変表示装置の表示結果を導
出表示させるための可変表示動作に未だに用いられてい
ない始動入賞数を記憶する始動入賞記憶手段の働きによ
り、前記始動入賞玉検出手段の検出出力があった場合に
所定の上限の範囲内で始動入賞記憶数を加算更新し、前
記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための可変
表示動作の開始時の段階で前記始動入賞記憶数が減算更
新される。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の作用に加えて、普通可変入賞球装置が第1の状態
になった後、所定期間の経過または所定個数の打玉の入
賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより該
普通可変入賞球装置が第2の状態となる。
[実施例] 次に、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。なお、本実施例においては弾球遊技機の一例として
パチンコ遊技機を取り上げて説明するが、本発明はこれ
に限らず、たとえばコイン遊技機等、打玉を弾発して遊
技を行なう遊技機であればすべて含まれる。
第1図は、弾球遊技機の一例のパチンコ遊技機の遊技
領域およびその遊技領域に配設されている各種装置等を
示す正面図である。
図示しない打玉装置によりパチンコ玉が打ち込まれる
遊技領域223には、そのほぼ中央に、可変表示装置1と
役物(通称チューリップ)2と普通可変入賞球装置4と
が一体的に設けられている。役物2の入賞口により普通
始動入賞口7が構成されており、この普通始動入賞口7
に入賞した入賞玉は通路90を通って入賞玉検出機8によ
り検出され、その検出出力に基づいて駆動源の一例のチ
ューリップソレノイド5が励磁されて普通可変入賞球装
置4が開成状態となる。図中6は始動入賞記憶表示器で
あり、普通可変入賞球装置4内に入賞したパチンコ玉の
入賞個数の記憶値が表示される。この始動入賞の記憶の
上限値はたとえば「4」に定められている。普通可変入
賞球装置4は後述するようにタイマにより所定時間開成
制御されるように構成されており、前述したように始動
記憶の上限が4個であるために、この普通可変入賞球装
置4の開成時間も普通可変入賞球装置4が受け入れるパ
チンコ玉の個数が4個程度になるような時間に設定する
のが望ましい。この普通可変入賞球装置4の入賞口によ
り特別始動入賞口9が構成されており、この特別始動入
賞口9にパチンコ玉が入賞すれば普通入賞玉検出手段の
一例の始動入賞玉検出器10により検出され、その検出出
力に基づいて可変表示装置1の各可変表示器1a,1b,1cが
いっせいに可変表示される。そして、所定時間が経過す
ることにより各可変表示器1a,1b,1cが所定の順番に従っ
て順次停止制御される。この各可変表示器1a,1b,1cは、
0〜9の10種類の識別情報をそれぞれ可変表示できるも
のであり、横3行および斜め対角線上の2列の合計5ラ
イン上に所定の識別情報の組合せ(たとえば777)がそ
ろうとアタッカーソレノイド16が励磁される。すると、
遊技領域223の下方部分に設けられている特別可変入賞
球装置3の開閉板51が開成制御されて大当たり状態が発
生する。
前記普通可変入賞球装置4は、閉成状態でパチンコ玉
が入賞しにくい遊技者にとって不利な第2の状態となり
開成状態でパチンコ玉が入賞しやすい遊技者にとって有
利な第1の状態となるものを示したが、前記第2の状態
ではパチンコ玉がまったく入賞できなくなるもので構成
してもよい。また、開成状態の代わりに複数回連続して
開閉される開閉状態で前記第1の状態を構成してもよ
い。また、普通可変入賞球装置4の開成状態を、普通可
変入賞球装置4への所定個数の入賞あるいは開成してか
らの所定時間の経過と所定個数の入賞とのうちいずれか
速い方の条件が成立したことにより終了させるようにし
てもよい。また、普通始動入賞口7を役物2で構成する
ことなく、変化しない入賞口で構成してもよい。なお、
普通可変入賞球装置4にパチンコ玉が入賞すれば可変表
示装置1を可変表示させるばかりでなく、1個の入賞に
つき比較的少ない所定個数(たとえば7個)のパチンコ
玉が払い出される。
開閉板51が開成して遊技者にとって有利な第1の状態
となっている特別可変入賞球装置3内にパチンコ玉が入
賞すれば、そのすべての入賞玉が入賞個数検出器13によ
り検出される。その検出出力に基づいて、特別可変入賞
球装置3内に入賞したパチンコ玉の個数が入賞個数表示
器14により表示される。この特別可変入賞球装置3の第
1の状態は、パチンコ玉の所定個数(たとえば10個)の
入賞または所定時間(たとえば30秒間)の経過のうちい
ずれか早いほうの条件が成立することにより終了し、開
閉板51が閉成されてパチンコ玉が入賞できない遊技者に
とって不利な第2の状態となる。なお、この第2の状態
でパチンコ玉がまったく入賞できないのではなく入賞が
困難となるように構成してもよい。特別可変入賞球装置
3内の所定箇所に形成された特定入賞領域52内にパチン
コ玉が入賞すれば、その特定入賞玉が特定入賞玉検出手
段の一例の特定入賞玉検出器12により検出される。その
検出出力に基づいて、特別可変入賞球装置3が、その第
1の状態が終了していったん第2の状態になった後再び
第1の状態に繰返し継続制御される。この繰返し継続制
御の上限回数はたとえば16回に定められている。なお、
特別可変入賞球装置3が第1の状態となる大当たり制御
中に前記繰返し継続制御が行なわれて特別可変入賞球装
置3がいったん第2の状態になっている期間中(インタ
ーバル期間中)前記普通可変入賞球装置4を開成させて
第1の状態に駆動制御してもよい。
図中9a、9bは特別始動入賞口であり、この特別始動入
賞口9a,9bに入賞したパチンコ玉はそれぞれ始動入賞玉
検出器11a,11bにより検出され、その検出出力に基づい
て前述と同様に可変表示装置1の各可変表示器1a,1b,1c
が可変表示を開始する。この特別始動入賞口9a,9bへの
入賞記憶の値も前記始動入賞記憶表示器6により表示さ
れる。この特別始動入賞口9a、9b,9により、打玉の入賞
により前記可変表示装置を可変表示させるように定めら
れた始動入賞領域が構成されている。始動入賞玉検出器
10,11a,11bにより、前記始動入賞領域に入賞した始動入
賞玉を検出する始動入賞玉検出手段が構成されている。
なお、大当たり制御中に打玉が特別始動入賞口9a,9b,9
に入賞すれば普通可変入賞球装置4を開成制御させても
よい。また、普通可変入賞球装置4を開成するにおいて
は、普通始動入賞口7にパチンコ玉が1個入賞したこと
に限らず、普通始動入賞口7にパチンコ玉が所定個数入
賞したこと、あるいは特別可変入賞球装置3内に1個ま
たは所定個数のパチンコ玉が入賞したこと、さらには、
特別可変入賞玉装置3内に形成された所定の入賞口(た
とえば特定入賞領域52)にパチンコ玉が1個または所定
個数入賞したこと等を条件としてもよい。さらに、本実
施例においては、普通可変入賞球装置4にパチンコ玉が
入賞すれば可変表示装置1を可変表示させるものを示し
たが、それに代えて、普通可変入賞球装置4内にパチン
コ玉が入賞した場合には可変表示装置1を可変表示させ
ることなく単に所定個数(たとえば15個)の景品玉を払
い出すだけにしてもよい。つまり、普通可変入賞球装置
4に入賞した入賞玉を入賞玉検出機構や入賞玉検出器で
検出し、その検出出力に基づいて景品玉払出機構(図示
せず)を作動させて所定個数(たとえば15個)の景品玉
を払い出す。
なお、可変表示装置1は1つまたは2つあるいは4つ
以上の可変表示器からなるものであってもよい。さら
に、可変表示装置1は、常時可変表示させておき、始動
入賞(始動通過)により改めて可変開始するものであっ
てもよい。その場合には、始動入賞(始動通過)により
可変表示の明るさや早さを切換えて可変開始を報知する
ように構成することが望ましい。さらに、本実施例では
7セグLEDにより可変表示する可変表示装置1,2を示す
が、その他に、回転ドラム式可変表示装置,液晶表示式
可変表示装置,ドットマトリクス式可変表示装置,エレ
クトロルミネセンスを用いた可変表示装置,複数のラン
プが点灯走行して可変表示を行なうルーレット式可変表
示装置,回転ディスク式可変表示装置等であってもよ
い。この可変表示装置1は、所定の箇所に設けられたス
トップスイッチを遊技者が押圧操作することにより停止
制御されるものでもよく、また、そのストップスイッチ
の押圧操作がされることなく所定時間が経過したことに
より停止制御されるものであってもよい。
第2図は、パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示
すブロック図である。
マイクロコンピュータ60は以下に述べるような各種機
器の動作を制御する機能を有する。このため、マイクロ
コンピュータ60は、たとえば数チップのLSIで構成され
ており、その中には制御動作を所定の手順で実行するこ
とのできるMPU61と、MPU61の動作プログラムデータを格
納するROM62と必要なデータの書込および読出ができるR
AM63とを含む。
さらに、マイクロコンピュータ60は入力信号を受けて
MPU61に入力データを与えるとともにMPU61からの出力デ
ータを受けて外部に出力する入出力回路64と、MPU61か
ら音データを受けるサウンドジェネレータ69と、電源投
入時にMPU61にリセットパルスを与えるパワーオンリセ
ット回路65と、MPU61にクロック信号を与えるクロック
発生回路66と、クロック発生回路66からのクロック信号
を分周してリセットパルスを定期的(たとえば2msec
毎)にMPU61に与えるパルス分周回路(定期リセット回
路)67と、MPU61からのアドレスデータをデコードする
アドレスデコード回路68とを含む。
アドレスデコード回路68はMPU61からのアドレスデー
タをデコードし、ROM62,RAM63,入出力回路64,サウンド
ジェネレータ69にそれぞれチップセレクト信号を与え
る。
なお、この実施例では、ROM62は、その内容の書替
え、すなわち、必要が生じた場合には、その中に格納さ
れたMPU61のためのプログラムデータを変更することが
できるようにプログラマブルROMが用いられる。そし
て、MPU61がこのROM62内に格納されたプログラムデータ
にしたがってかつ以下に述べる各制御信号の出力に応答
して、種々の機器に対し制御信号を与える。
マイクロコンピュータ60は、入力信号として、次のよ
うな信号が与えられる。
まず、パチンコ玉が普通可変入賞球装置4内に入賞す
ればその入賞玉が始動入賞玉検出器10により検出された
その検出信号が検出回路70を介してマイクロコンピュー
タ60に与えられる。ハチンコ玉が特別始動入賞口9a,9b
に入賞すればその入賞玉が始動入賞玉検出器11a,11bに
より検出されその検出信号が検出回路70を介してマイク
ロコンピュータ60に与えられる。パチンコ玉が普通始動
入賞口7に入賞すればその入賞玉が入賞玉検出器8によ
り検出されその検出信号が検出回路71を介してマイクロ
コンピュータ60に与えられる。パチンコ玉が特別可変入
賞球装置3内に進入して特定入賞領域52内に入賞すれば
その入賞玉が特定入賞玉検出器12により検出されその検
出信号が検出回路72を介してマイクロコンピュータ60に
与えられる。特別可変入賞球装置3内に入賞したパチン
コ玉はすべて入賞個数検出器13により検出されその検出
信号が検出回路73を介してマイクロコンピュータ60に与
えられる。
次に、マイクロコンピケータ60は以下の回路および装
置に制御信号を与える。
まず、ソレノイド駆動回路74を介してアタッカーソレ
ノイド16に特別可変入賞球装置駆動用制御信号を与え
る。ソレノイド駆動回路74を介してチューリップソレノ
イド5に普通可変入賞球装置駆動用制御信号を与える。
7セグLED駆動回路75を介して、可変表示器1a,1b,1cに
可変表示制御信号を与える。つまり、前述したように、
始動入賞玉検出器10,11a,11bの検出出力に基づいて可変
表示装置を可変表示させるための制御信号を導出し、所
定の停止条件の成立に基づいて可変表示装置を停止制御
させるための制御信号を導出する。さらに、前述したよ
うに、入賞玉検出器8からの検出信号に基づいて普通可
変入賞球装置を第1の状態に駆動させる制御信号を導出
し、所定の規制条件の成立に基づいて普通可変入賞球装
置を第2の状態に駆動させるための制御信号を導出す
る。この7セグLED駆動回路75とマイクロコンピュータ6
0とにより、前記始動入賞玉検出手段の検出出力に基づ
いて前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるため
の可変表示制御を行なった後表示結果を導出表示させる
制御を行なう可変表示制御手段が構成されている。一
方、マイクロコンピュータ60は、後述するように、パチ
ンコ玉の始動入賞のタイミングに基づいて可変表示装置
の停止時の表示結果が予め定める所定の識別情報になる
ように停止制御するか否かを決定し、それに基づいて可
変表示装置の停止制御信号を導出するのであり、可変表
示装置を予め定める所定の識別情報(たとえば777)に
なるような停止制御信号を導出すれば、前述したよう
に、マイクロコンピュータ60はソレノイド駆動回路74を
介してアタッカーソレノイド16に特別可変入賞球装置を
第1の状態に駆動制御するための制御信号を導出する。
さらに、入賞玉検出器8からの検出信号が導出されれ
ば、マイクロコンピュータ60はソレノイド駆動回路74を
介してチューリップソレノイド5に対し普通可変入賞球
装置4を第1の状態に駆動制御させるための制御信号を
導出する。このソレノイド駆動回路74とマイクロコンピ
ュータ60とにより、前記可変表示装置の表示結果が予め
定められた特定の表示態様になった場合に、所定の規制
条件が成立するまで特別可変入賞球装置を前記第1の状
態に制御する特別制御手段が構成されている。さらに、
前述したように、第1の状態にある特別可変入賞球装置
内に進入したパチンコ玉が特定入賞領域52内に入賞して
特定入賞玉検出器12から検出信号が導出されれば、マイ
クロコンピュータ60は、アタッカーソレノイド16に対
し、特別可変入賞球装置をその第1の状態が終了して第
1の状態になった後再度第1の状態に駆動制御する繰返
し継続制御を行なうための制御信号を導出する。前記特
定入賞玉検出器12により、前記特別可変入賞球装置を再
度第1の状態に制御可能な繰返し継続条件が成立したこ
とを検出する繰返し継続条件検出手段が構成されてい
る。前記ソレイド駆動回路74とマイクロコンピュータ62
とにより、前記繰返し継続条件が成立した場合に、第2
の状態の前記特別可変入賞球装置を再度第1の状態にす
る繰返し継続制御手段が兼用構成されている。
マイクロコンピュータ60はさらに7セグLED駆動回路7
5を介して入賞個数表示器14に対し入賞個数表示用制御
信号を与える。マイクロコンピュータ60はLED駆動回路7
6を介して、始動入賞記憶表示器6に記憶表示制御信号
を与える。さらにマイクロコンピュータ60は、ランプ駆
動回路77を介してランプ81にランプ点灯用制御信号を与
える。またアンプ78を介してスピーカ79に音発生用制御
信号を与える。なお、前記各種機器および制御回路には
電源回路80から所定の直流電流が供給される。
第3A図ないし第3I図は、第2図に示した制御回路の動
作を説明するためのフローチャートである。
第3A図はメインルーチンを示し、たとえば2msec毎に
1回実行される。まずステップS(以下単にSという)
1では、RAMエラーがあったか否かの判断がなされ、な
い場合にはS3に進むが、プログラムの暴走や電源投入時
等にはYESの判断がなされてS2に進み、初期データがセ
ットされた後にS3に進む。S3およびS4でスイッチチェッ
ク処理が行なわれ、S5に進み、音・ランプ・LEDコント
ロール処理が行なわれ、S6に進みアタッカーソレノイド
コントロール処理が行なわれ、S7に進み、チューリップ
ソレノイドコントロール処理が行なわれ、S8に進み、図
柄LEDコントロール処理が行なわれ、S10に進み前記S3な
いしS8に処理によってセットされたデータを出力する処
理が行なわれる。次にS11に進み、当たり外れ決定用カ
ウンタを「1」インクリメントする処理が行なわれる。
このメインルーチンがたとえば2msec毎に実行されるご
とにS11により当たりはずれ決定用カウンタ「1」ずつ
インクリメントされる。この当たりはずれ決定用カウン
タの上限値はたとえば「219」に定められている。次にS
12に進み、当たり外れ決定用カウンタが「220」に達し
たか否かの判断がなされ、達していない場合にはそのま
まS14に進むが、達している場合にはS13に進み、当たり
はずれ決定用カウンタをクリアして「0」にした後にS1
4に進む。このように、当たりはずれ決定用カウンタは
「0」からカウントアップされて220に達すればクリア
されて再度「0」からカウントアップしなおすのであ
る。そして、当たりはずれ決定用カウンタが「0」の場
合に可変表示装置1の可変表示において大当たりが発生
するように定められている。その結果、実際のプログラ
ム上の大当たりの発生確率は1/220となる。一方、大当
たりが発生する図柄は、可変表示装置1(第1図参照)
によって表示される3つの図柄のうち横3行および斜め
対角線上に2列の合計5ライン上に「777」が揃った場
合であり、その結果見掛上の大当たりの発生確率は、5/
103=1/200となる。
次にS14では、当たり図柄決定用カウンタを「1」イ
ンクリメントする処理がなされ、S15に進み、当たり図
柄決定用カウンタが「5」であるか否かの判断がなさ
れ、「5」でなければそのままS17に進むが、「5」に
なっている場合にはS16に進み当たり図柄決定用カウン
タをクリアした後にS17に進む。つまり、前述したよう
に、大当たりの図柄は、横3行および斜め対角線上に2
列の合計5ライン上に「777」が揃う合計5種類の識別
情報の組合せになるために、当たり図柄決定用カウンタ
のカウント値も0〜4の5種類用意し、当たり外れ決定
用カウンタの値により当たりが決定された場合には後述
するように当たり図柄決定用カウンタのカウント値に基
づいて特別可変表示装置を当たりの識別情報の組合せに
なるように停止制御するのである。次にS17に進み、停
止図柄決定用カウンタの1桁目に「3」を加算する処理
が行なわれる。この停止図柄決定用カウンタとは、当た
りはずれ決定用カウンタのカウント値に基づいてはずれ
であることが決定された場合に特別可変表示装置の停止
時の横中央ラインの識別情報を決定するためのものであ
り、前記10種類の図柄に対応した値をカウントするもの
である。そして1桁目とは左図柄用の特別可変表示器1a
(第1図参照)によって表示される図柄である。そし
て、停止図柄決定用カウンタの値が「0」ないし「9」
の場合にはそれぞれ「0」ないし「9」の図柄が表示さ
れる。また、横中央ラインの識別情報が決定されれば、
横上ライン,横下ラインの識別情報は、横中央ラインの
識別情報に対しそれぞれ「+1」,「−1」した値に決
定されることになる。
次に、S18に進み、1桁目が「10」以上であるか否か
の判断がなされ、以上でない場合には再びS17に進み停
止図柄決定用カウンタの1桁目に「3」が加算される処
理がなされる。一方、S18により1桁目が「10」以上で
あると判断された場合にはS19に進み、1桁目のカウン
ト値から「10」を減算する処理がなされるとともに停止
図柄決定用カウンタの2桁目に「1」を加算する処理が
なされる。次にS20に進み、停止図柄決定用カウンタの
2桁目が「10」か否かの判断がなされ、「10」でない場
合には再びS17に戻るが、「10」である場合にはS21に進
み、2桁目のカウント値から「10」を減算する処理を行
ない、停止図柄決定用カウンタの3桁目に「1」を加算
する。次にS22に進み、3桁目が「10」か否かの判断が
なされ、「10」でない場合には前記S17に戻るが、「1
0」である場合にはS23に進み、3桁目のカウント値から
「10」を減算する。このS17ないしS23による処理は、前
記S1ないしS16の処理を行なった後に残っているリセッ
ト待ち時間の間繰返して行なわれるのであり、パルス分
周回路67(第2図参照)からのリセットパルス分周回路
67(第2図参照)からのリセットパルスが出力された段
階でS17ないしS23の処理を終了させてS1に戻る。本実施
例の場合には、2msec毎にリセットパルスが出力される
ために、2msecから前記S1ないしS16までの処理時間を減
算した残り時間を利用してS17ないしS23の処理が繰返し
行なわれる。
第3B図は、第3A図のS3,S4によって定義されたサブル
ーチンプログラムを示すフローチャートである。まずS2
4によりカウントスイッチ(入賞個数検出器13)のチェ
ック処理が行なわれ、S25によりVスイッチ(特定入賞
玉検出器12)のチェック処理が行なわれ、S26により始
動入賞スイッチA(始動入賞玉検出器11a)のチェック
処理が行なわれ、S27により始動入賞スイッチB(始動
入賞玉検出器11b)のチェック処理が行なわれ、S28によ
り始動入賞スイッチC(始動入賞玉検出器10)のチェッ
ク処理が行なわれ、次にS29に進み始動通過スイッチ
(始動通過玉検出器8)のチェック処理が行われてサブ
ルーチンプログラムが終了する。なお、前記S24ないしS
27のチェック処理の詳細な説明は省略する。なお、S26,
S27の詳細は第3C図に示すフローチャートと同様であ
る。
第3C図は、第3B図のS28により示したチェック処理の
サブルーチンプログラムを示すフローチャートである。
まず、S30により、始動入賞スイッチC(始動入賞玉
検出器10)がONになっているか否かの判断がなされる。
そしてパチンコ玉が普通可変入賞球装置4(第1図参
照)に入賞すれば、S30によりYESの判断がなされ、S32
に進み、始動入賞スイッチCチェックカウンタが最大か
否かの判断がなされる。この始動入賞スイッチCチェッ
クカウンタは、この始動入賞スイッチCチェックサブル
ーチンプログラムが実行される毎にS33により「1」ず
つ加算されるものであり、その最大値はたとえば「25
5」である。そして未だに最大に達していない場合にはS
33に進み、始動入賞スイッチCチェックカウンタが
「1」インクリメントされ、S34に進み、始動入賞スイ
ッチチェックカウンタ=「2」であるか否かの判断がな
される。そして未だに「2」に達していない場合にはそ
のままサブルーチンプログラムが終了するが、「2」に
達している場合にはS35に進み、始動入賞記憶カウンタ
=「4」であるか否かの判断がなされる。始動入賞記憶
カウンタの上限値が「4」であるため、すでにその上限
値である「4」に達している場合にはそのままサブルー
チンプログラムが終了するのであるが、未だに「4」に
達していない場合にS36に進み、始動入賞が発生したこ
とに伴う始動入賞記憶カウンタの「1」の加算処理がな
される。次にS37に進み、当たりはずれ決定用カウンタ
のカウント値が「0」であるか否かの判断がなされる。
この当たりはずれ決定用カウンタは、前述したようにS1
1により「1」ずつ加算されS13によりクリアされるもの
である。そして、当たりはずれ決定用カウンタが「0」
である場合にはS38に進み、始動入賞記憶カウンタの値
に対応するデータ記憶エリアに大当たりデータを記憶さ
せる処理がなされてサブルーチンプログラムが終了す
る。一方、当たりはずれ決定用カウンタが「0」でなか
った場合にはS39に進み、始動入賞記憶カウンタの値に
対応するデータ記憶エリアにはずれデータを記憶させる
処理がなされてサブルーチンプログラムが終了する。た
とえば、始動入賞記憶カウンタが「1」の場合は、デー
タ記憶エリアのエリア1に大当たりデータまたははずれ
データが記憶され、始動入賞記憶カウンタが「2」の場
合にはデータ記憶エリアのエリア2に大当たりデータま
たははずれデータが記憶され、始動入賞記憶カウンタが
「3」の場合にはエリア3に、始動入賞記憶カウンタが
「4」の場合にはエリア4にそれぞれ記憶されることに
なる。
次にS30により始動入賞スイッチCがONになっていな
いと判断された場合にS31に進み、始動入賞スイッチC
チェックカウンタをクリアしてそのままサブルーチンプ
ログラムが終了する。結局、この始動入賞スイッチCチ
ェックサブルーチンプログラムが2回実行されてその2
回とも始動入賞スイッチCがONになっている場合にのみ
S34によりYESの判断がなされ、S35以降の処理がなされ
るのであり、遊技場に発生するノイズ等により瞬間的に
始動入賞スイッチCがONになったとしても直ちにS35以
降の処理が行なわれないようにし、ノイズによる誤動作
を極力防止し得るように構成している。
第3D図は、第3B図のS29により定義されている入賞ス
イッチチェックのサブルーチンプログラムを示すフロー
チャートである。この入賞スイッチチェックサブルーチ
ンプログラムは、前述した第3C図に示した始動入賞スイ
ッチCチェックサブルーチンプログラムと大半が共通し
ており、その共通部分については説明を省略し相違点を
主に説明する。
S44により入賞スイッチチェックカウンタ=2と判断
されればS45に進み、チューリップソレノイドタイマが
終了したか否かの判断がなされる。チューリップソレノ
イドタイマとは、普通可変入賞球装置4の開成時間を計
時するものである。そして、チューリップソレノイドタ
イマが未だに終了していない場合にはそのままサブルー
チンプログラムが終了するが、チューリップソレノイド
タイマが終了している場合にはS46に進み、チューリッ
プソレノイドタイマがセットされサブルーチンプログラ
ムが終了する。
第3E図は、第3A図のS7で定義されたチューリップソレ
ノイドコントロール処理のサブルーチンプログラムを示
すフローチャートである。まずS51により、チューリッ
プソレノイドタイマが終了したか否かの判断がなされ、
すでに終了している場合にはS53に進みチューリップソ
レノイドをOFFに制御して普通可変入賞球装置を閉成状
態すなわち第2の状態にしてサブルーチンプログラムが
終了する。一方、前記S46によりチューリップソレノイ
ドタイマがセットされた場合にはチューリップソレノイ
ドタイマが計時を開始し、所定時間(たとえば6秒間)
計時することによりタイムアップする。そしてそのチュ
ーリップソレノイドタイマがタイムアップするまでの前
記所定時間(たとえば6秒間)の間S51によりNOの判断
がなされ続け、S52により普通可変入賞球装置4(第1
図参照)がその間開成制御される。
第3F図ないし第3I図は、第3A図のS8により定義された
特別図柄LEDコントロール処理のサブルーチンプログラ
ムを示すフローチャートである。
S55ないしS57によりそれぞれ、右図柄停止フラグがセ
ットされているか否か、中図柄停止フラグがセットされ
ているか否か左図柄停止フラグがセットされているか否
かの判断が行なわれ、全ての図柄停止フラグがセットさ
れていない場合にS58に進む。前記左図柄停止フラグは
後述するS71によりセットされS78によりクリアされ、中
図柄停止フラグは後述するS78によりセットされS81によ
りクリアされ、右図柄停止フラグは後述するS81により
セットされS87によりクリアされる。次にS58では、大当
りフラグがセットされているか否かの判断が行なわれ
る。この大当りフラグは、後述するS86によりセットさ
れるものである。そして大当りフラグがセットされてい
る場合にはそのままサブルーチンプログラムが終了する
が、大当りフラグがセットされていない場合にはS59に
進み、始動入賞記憶カウンタが「0」であるか否かの判
断がなされ、「0」である場合にはそのままサブルーチ
ンプログラムが終了するが、「0」でない場合にはS60
に進む。S60では、はずれインターバルタイマが終了し
ているか否かの判断がなされる。この外れインターバル
タイマは、後述するS85によりセットされる0.6秒程度の
短い時間を計時するタイマであり、可変表示装置の表示
結果が外れの場合にその外れた事実を遊技者に視認させ
るために必要なものである。この外れインターバルタイ
マが終了していない場合にはそのままサブルーチンプロ
グラムが終了するが、終了している場合にはS62に進
み、データ記憶エリア(S38,S39参照)のエリア1のデ
ータを呼び出す処理がなされる。次にS63に進み、始動
入賞記憶カウンタを1減算し、S64に進み、データ記憶
エリアの記憶データをそっくりエリア4からエリア1の
方向に1つずつシフトさせる処理がなされる。たとえば
今までデータ記憶エリアのエリア2に記憶されていた当
り,外れデータがこのS64の処理がなされるとデータ記
憶エリアのエリア1に記憶されることとなる。次にS65
に進み、前記S62により呼び出したデータが大当りのデ
ータであるか否かの判断がなされ、大当りのデータであ
った場合にはS66に進み、当り図柄決定用カウンタの現
在値に対応する大当り図柄(たとえば「0」の場合「77
7」,「1」の場合「666」,「2」の場合「888」,
「3」の場合「678」,「4」の場合「876」)を今回の
予定停止図柄として記憶する処理がなされてS71に進
む。次に、呼び出したデータが大当りでなかった場合に
はS67に進み、停止図柄決定用カウンタの現在値が大当
りに対応する値(たとえば「777」,「666」,「88
8」,「678」,「876」)か否かの判断がなされ、大当
りに対応する値でない場合にはS68に進み、停止図柄決
定用カウンタの現在値をそのまま今回の予定停止図柄と
して記憶る。しかし大当りに対応する値である場合は、
現在値をそのまま今回の予定停止図柄して記憶すれば可
変表示装置が大当りとなる図柄の組合せで停止してしま
うためにそれを回避するべくS69に進み、停止図柄決定
用カウンタの現在値の3桁目をプラス3した値を今回の
予定停止図柄として記憶させてS71に進む。つまり、S69
により強制的に右の図柄を「3」だけずらせて停止制御
させるのである。
そしてS71に進み、基本タイマがセットされて、左図
柄停止フラグがセットされてサブルーチンプログラムが
終了する。この基本タイマは、それぞれの図柄表示LED
を順番通り停止させる際の最初の図柄表示LEDの停止ま
での基本時間を定めるものであり、たとえば5秒程度の
時間がセットされる。
この第3F図に示す図柄LEDコントロールサブルーチン
プログラムの次回の実行に際しては、前記S71により左
図柄停止フラグがセットされているために、S57によりY
ESの判断がなされて第3G図のS75に進む。S75では、左図
柄LED変動処理,中図柄LED変動処理ならびに右図柄LED
変動処理がなされて、S76に進む。S76では、前記基本タ
イマが終了しているか否かの判断がなされ、終了してい
ない場合にはその図柄LEDコントロールサブルーチンプ
ログラムがそのまま終了する。一方、基本タイマが終了
している場合にはS77に進み、左図柄が予定停止図柄か
否かの判断が行なわれる。そして、左図柄が予定停止図
柄でなかった場合にはそのままサブルーチンプログラム
が終了する。そしてこの図柄LEDコントロールサブルー
チンプログラムが繰返し実行されてS77の判断が繰返し
行なわれるのであり、その間に左図柄LEDが変動して左
図柄が予定停止図柄となった場合にはS77によりYESの判
断がなされてS78に進み、左図柄停止フラグがクリアさ
れ、中図柄停止フラグがセットされてサブルーチンプロ
グラムが終了する。
次回の図柄LEDコントロールサブルーチンプログラム
が実行されるに際し、前記S78により中図柄停止フラグ
がセットされているためにS56によりYESの判断がなされ
S79に進み、中図柄LEDの変動処理および右図柄LEDの変
動処理が行なわれる。その結果、左図柄LEDの変動処理
は行なわれないために左図柄は停止制御されることにな
る。S80では、中図柄が予定停止図柄か否かの判断が行
なわれ、予定停止図柄でない場合にはそのままサブルー
チンプログラムが終了し、予定停止図柄になった段階で
S80によりYESの判断がなされ、S81に進み、中図柄停止
フラグがクリアされ、右図柄停止フラグがセットされて
サブルーチンプログラムが終了する。
次回の図柄LEDコントロールサブルーチンプログラム
が実行されるに際し、前記S81により右図柄停止フラグ
がセットされているために、S55によりYESの判断がなさ
れ、S82に進む。S82では、右図柄LEDの変動処理が行な
われる。その結果、左図柄LEDと中図柄LEDの変動処理が
行なわれないために、左図柄表示LEDと中図柄表示LEDは
停止制御される。次にS83に進み、右図柄が予定停止図
柄か否かの判断が行なわれ、予定停止図柄でない場合に
はそのままサブルーチンプログラムが終了し、予定停止
図柄になった段階でS83によりYESの判断がなされ、S84
に進む。
S84では、予定停止図柄が大当りであるか否かの判断
がなされ、大当りでない場合にはS85に進み外れインタ
ーバルタイマがセットされ、大当りである場合にはS86
に進み、大当りフラグがセットされるとともに大当りイ
ンターバルタイマがセットされる。この大当りインター
バルタイマは、特別可変表示装置の停止結果が大当りの
図柄の組合せとなった後実際に特別可変入賞球装置が開
成されるまでのインターバル時間を計時するためのもの
であり、たとえば4秒程度の時間がセットされる。この
大当りのインターバル時間により、遊技者に期待感を持
たせることができ大当りの興奮をより一層盛り上げるこ
とができる。次にS87に進み、右図柄停止フラグがクリ
アされた後にサブルーチンプログラムが終了する。
本実施例では、普通始動入賞口7(第1図参照)にパ
チンコ玉が入賞したことに基づいて普通可変入賞球装置
4を第1の状態に駆動制御するものを示したが、可変表
示装置1(第1図参照)の可変停止時の表示結果が所定
の識別情報の組合せになったことに基づいて普通可変入
賞球装置4を第1の状態に駆動制御してもよい。
さらに、第1図に示した可変表示装置1に加えて普通
可変表示装置を新たに設けてもよい。その場合には、そ
の普通可変表示装置の表示結果に基づいて可変表示装置
1の始動記憶カウンタに所定の値(たとえば4)を加算
してもよい。また、遊技者にとって利益となる利益玉数
等の利益情報と遊技者にとって不利益となる不利益玉数
等の不利益情報との差数を演算しその差数を表示器によ
り表示させ、その表示器に所定の値が加算されるごとに
普通可変表示装置を可変表示させたり普通可変入賞球装
置を第1の状態に駆動させたりしてもよい。さらに、大
当り状態で繰返し継続制御が所定回数(たとえば10回)
以上となったとき、普通可変表示装置を可変表示させた
り普通可変入賞球装置を第1の状態に駆動制御してもよ
い。
本発明は、遊技者が打玉を購入してその打玉により遊
技を行なう弾球遊技機に限らず、所定の有価価値を特定
可能なカード等の記憶媒体を使用して遊技が可能な弾球
遊技機であってもよい。
第3F図にも示されているように、S71により左図柄停
止フラグがセットされることによってS55によりYESの判
断がなされて第3G図に示す各図柄LEDの変動処理が開始
されるのであり、この各図柄LED変動処理の開始時点の
段階で既にS63により始動入賞記憶カウンタが「1」減
算更新されるのである。すなわち、前記S30〜S36,S63に
より、前記始動入賞領域への打玉の始動入賞数のうち前
記可変表示装置の表示結果を導出表示させるための可変
表示動作に未だ用いられていない始動入賞数を記憶する
手段であって、前記始動入賞玉検出手段の検出出力があ
った場合に所定の上限の範囲内で始動入賞記憶数を加算
更新し、前記可変表示装置の表示結果を導出表示させる
ための可変表示動作の開始時の段階で前記始動入賞記憶
数を減算更新する始動入賞記憶手段が構成されている。
また、普通可変入賞球装置4は、前述したように、開
成してから所定時間の経過と所定個数の入賞とのうちい
ずれか早い方の条件が成立したことにより開成状態を終
了させてもよい。すなわち、前記普通可変入賞球装置
は、第1の状態となった後、所定個数の打玉の入賞また
は所定期間の経過のうちいずれか早い方の条件が成立す
ることにより第2の状態となる。
[発明の効果] 請求項1に記載の本発明によれば、遊技者にとって注
目の的となる始動入賞領域が、遊技者にとって有利な第
1の状態と不利な第2の状態とに変化する普通可変入賞
球装置を含んでいるため、遊技者に従来にはない変化に
富んだ面白味が提供できるに至った。一方、普通可変入
賞球装置が第1の状態となれば短期間のうちに比較的多
くの打玉がその普通可変入賞球装置に入賞することにな
るために、始動入賞記憶手段による始動入賞記憶数が記
憶可能な所定の上限に達しやすくなるのであるが、可変
表示装置の表示結果を導出表示させるための可変表示動
作の開始時の段階でその始動入賞記憶数が減算更新され
るために、極力早い時期に始動入賞記憶数が減算更新さ
れることとなり、始動入賞記憶数がその記憶の上限にま
で達して打玉の始動入賞が無駄となってしまう不都合を
極力防止することができる。
請求項2に記載の本発明によれば、請求項1に記載の
発明の効果に加えて、普通可変入賞球装置が第2の状態
になる条件の成立が、期間の経過ばかりでなく打玉の入
賞個数も関与しているために、打玉の入賞個数を関与さ
せない場合に比べて、始動入賞記憶数がその記憶の上限
まで達してさらに打玉が入賞し、始動入賞が無駄となっ
てしまう不都合を極力防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明にかかる弾球遊技機の一例のパチンコ
遊技機の遊技領域およびその遊技領域に設けられた各種
装置を示す正面図である。 第2図は、パチンコ遊技機に用いられる制御回路を示す
ブロック図である。 第3A図ないし第3I図は、第2図に示した制御回路の動作
を説明するためのフローチャートである。 図中、7は普通始動入賞口、8は入賞玉検出器、2は役
物、1は可変表示装置、4は普通可変入賞球装置、9,9
a,9bは特別始動入賞口、3は特別可変入賞球装置、52は
特定入賞領域、12は特定入賞玉検出手段の一例の特定入
賞玉検出器、10,11a,11bは始動入賞玉検出手段の一例の
始動入賞玉検出器、5は駆動源の一例のチューリップソ
レイド、16はアタッカーソレノイド、13は入賞個数検出
器、60はマイクロコンピュータである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技者にとって有利な第1の状態と遊技者
    にとって不利な第2の状態とに変化可能な特別可変入賞
    球装置と、 表示状態が変化可能な可変表示装置と、 打玉の入賞により前記可変表示装置の表示結果を導出表
    示させるための可変表示が行なわれるように定められた
    始動入賞領域と、 該始動入賞領域に入賞した入賞玉を検出する始動入賞玉
    検出手段と、 該始動入賞玉検出手段の検出出力に基づいて前記可変表
    示装置の表示結果を導出表示させるための可変表示制御
    を行なった後表示結果を導出表示させる制御を行なう可
    変表示制御手段と、 前記可変表示装置の表示結果が予め定められた特定の表
    示態様になった場合に、所定の規制条件が成立するまで
    前記特別可変入賞球装置を前記第1の状態に制御する特
    別制御手段と、 前記特別可変入賞球装置を再度第1の状態に制御可能な
    繰返し継続条件が成立した場合に、第2の状態の前記特
    別可変入賞球装置を再度前記第1の状態に制御する繰返
    し継続制御手段とを含む弾球遊技機であって、 前記始動入賞領域への打玉の始動入賞数のうち前記可変
    表示装置の表示結果を導出表示させるための可変表示動
    作に未だ用いられていない始動入賞数を記憶する手段で
    あって、前記始動入賞玉検出手段の検出出力があった場
    合に所定の上限の範囲内で始動入賞記憶数を加算更新
    し、前記可変表示装置の表示結果を導出表示させるため
    の可変表示動作の開始時の段階で前記始動入賞記憶数を
    減算更新する始動入賞記憶手段を含み、 前記始動入賞領域は、所定の駆動源により遊技者にとっ
    て有利な第1の状態と遊技者にとって不利な第2の状態
    とに変化する普通可変入賞球装置を含み、 前記始動入賞玉検出手段は、前記普通可変入賞球装置内
    に入賞した普通入賞玉を検出する普通入賞玉検出手段を
    含み、 前記可変表示制御手段は、前記普通入賞玉検出手段の検
    出出力に基づいて前記可変表示装置を可変表示する普通
    入賞対応型可変表示制御手段を含むことを特徴とする、
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】前記普通可変入賞球装置は、第1の状態に
    なった後、所定個数の打玉の入賞または所定期間の経過
    のうちいずれか早い方の条件が成立することにより第2
    の状態となることを特徴とする、請求項1に記載の弾球
    遊技機。
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