JP4085184B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
ここで、特開2002−239160号公報には、確率変動を報知する図柄を規定する赤色の連続表出数を、図柄変動中において所定経過時間又は所定変更回数ごとに変化させることによって、遊技者の期待感を高め、遊技を多彩化した遊技機が記載されている。
を有し、前記サブ制御部は、前記送信手段により送信された変動パターン情報を受信する受信手段と、前記変動パターン情報に対応した遊技状態を遊技者に対して報知する識別情報を識別情報選択テーブルに基づいて選択する識別情報選択手段と、図柄属性変更乱数の値を取得する図柄属性変更乱数取得手段と、前記図柄属性変更乱数取得手段によって取得された図柄属性変更乱数の値が、予め定められた図柄属性変更乱数値と一致するか否かを判断する図柄属性変更乱数値判断手段と、前記図柄属性変更乱数値判断手段により一致すると判断された場合に、前記図柄属性変更乱数の値に基づく加算量を取得する加算量取得手段と、前記複数の識別情報の一の識別情報ごとに前記加算量の累積値を記憶する累積値記憶手段に記憶された現在の累積値を読み出す累積値読み出し手段と、前記識別情報選択手段によって選択された識別情報の現在の累積値に前記加算量取得手段により取得された加算値を累積する加算値累積手段と、前記累積値記憶手段により記憶された前記累積値が一定値以上となった場合に、前記識別情報選択テーブルを、前記確変獲得手段により確変状態と判断された際に前記識別情報選択手段により選択される識別情報の数を所定数有する通常識別情報選択テーブルから、選択される識別情報の数を多く有する特別識別情報選択テーブルへと変更する識別情報テーブル変更手段と、を有し、前記識別情報テーブル変更手段は、前記累積値記憶手段により記憶された各識別情報の累積値の内、確変状態と判断された際に選択される識別情報以外の一の識別情報の累積値が最初に一定以上となった際に、累積値が一定以上となった識別情報を、確変状態と判断された際に選択される識別情報と同一確率で選択されるように前記識別情報選択テーブルに追加した特別識別情報選択テーブルに変更する第1識別情報テーブル変更手段と、前記第1識別情報テーブル変更手段により識別情報が追加された後に、前記累積値記憶手段により記憶された各識別情報の累積値の内、確変状態と判断された際に選択される識別情報以外の一の識別情報の累積値が一定以上となった際に、累積値が一定以上となった識別情報を、確変状態と判断された際に選択される識別情報及び前記第1識別情報テーブル変更手段により追加された識別情報と同一確率で選択されるように前記識別情報選択テーブルに追加した特別識別情報選択テーブルに変更する第2識別情報テーブル変更手段と、を有することを特徴とする。
また、同じ当選確率であっても確変獲得を報知する識別情報が増加するので、遊技者は確率変動に当選する確率が上昇するように認識し、遊技に対する期待感が増す。
また、同じ当選確率であっても確変獲得を報知する識別情報が増加するので、遊技者は確率変動に当選する確率が上昇するように認識し、遊技に対する期待感が増す。
先ず、第1実施形態に係るパチンコ機の概略構成について図1乃至図3に基づき説明する。図1は第1実施形態に係るパチンコ機の全体を示した正面図である。図2は第1実施形態に係るパチンコ機の遊技盤を示した正面図である。図3は第1実施形態に係るパチンコ機を示した背面図である。
また、液晶表示器27の左下角部には、後述する主制御基板69により決定される3つの図柄からなる特別図柄を表示する特別図柄表示部53が設けられている。
更に、液晶表示器27の右下角部には左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部54が構成されている。そして、装飾部材26の前面部上方には、鰐のキャラクタが前面に形成される上部装飾部材26Aが、装飾部材26を構成する枠本体部材26Bの前面部に取り付けられている。また、この枠本体部材26Bの内側底面部には、案内部材29が取り付けられている。
図3に示すように、中枠3のほぼ中央部には遊技盤8が着脱自在なように鉄板等の金属製の機構盤55が取り付けられている。そして、この機構盤55の裏側には合成樹脂製の機構セット盤56が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側の背面上方部には、上方に開口した賞球タンク57が機構セット盤56に固定されている。賞球タンク57は、傾斜した底面に連通孔58が形成され、その連通孔58の下方にはパチンコ球を1列に整列流出し、賞球ケース59にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール60が取り付けられている。
また、賞球ケース59内には、賞球案内部61内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しソレノイドが内装されている。そして、これら賞球タンク57、タンクレール60、賞球案内部61、賞球ケース59等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
そして、賞球ケース59の下流側には排出部が形成され、入賞球を排出する入賞球排出通路62及び下皿オーバーフロースイッチ(不図示)が内装された下皿排出路63が下端部下方に形成されている。また、この下皿排出路63を介して上皿12から溢れた賞球を受けて下皿18に案内する下部受皿ボックス64が中枠3の裏側に取り付けられている。
従って、ノーマル遊技状態の場合は、1/360の確率で大当たりが発生し、確率変動の遊技状態の場合は、4/360の確率で大当たりが発生する。
また、RAM463には、クロック回路460から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチ図柄選択カウンタ463Jが設けられている。
尚、各カウンタ463A、463B、463C、463D、463E、463F、463G、463H、463I、及び463Jの各カウント値は、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ463Cは、装飾図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ463Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
図9に示すように、第1実施形態に係る変動パターン決定テーブル75は、大きく4つのパターン群により構成され、大当りカウンタ453Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ463Eのカウント値よりリーチが発生しないと判断された場合に選択される完全ハズレ変動パターン群(変動パターン1)と、大当りカウンタ453Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ463Eのカウント値よりリーチが発生すると判断された場合に選択されるリーチハズレ変動パターン群(変動パターン2、変動パターン3)と、大当りカウンタ453Aのカウント値より大当りと判断され、且つ、大当たり特別図柄選択カウンタ463Fにより決定された大当りの特別図柄が確変以外の特別図柄(「222」、「444」、「666」、「888」)であると判断された場合に選択される非確変変動パターン群(変動パターン4、変動パターン5、変動パターン6)と、大当りカウンタ453Aのカウント値より大当りと判断され、且つ、大当たり特別図柄選択カウンタ463Fにより決定された大当りの特別図柄が確変の特別図柄(「111」、「333」、「555」、「777」)であると判断された場合に選択される確変変動パターン群(変動パターン7、変動パターン8、変動パターン9)とがある。
そして、先ず、各カウント値により「確変大当り」、「非確変大当り」、「リーチハズレ」、「完全ハズレ」が判断され、その後、変動パターン決定テーブル75の対応するパターン群より変動パターン選択カウンタ463Hのカウント値に基づいて変動パターンが決定される。
設されている。そして、このCPU661、ROM662、RAM663、入出力回路(I/O)664、及びVDP(Video Display Processor)665は、バス線により相互
に接続されている。また、CPU661にはクロック回路660が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU661は、主制御基板69から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器27に所定の演出表示を行う。
図10に示すように、変動表示テーブルを決定する際に使用する変動パターンテーブル76は、主制御基板69のCPU461から指示される変動図柄の変動パターンを示す「変動パターン」と、この「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」とから構成されている。
また、変動パターンテーブル76の「変動パターン」には、「パターン1」〜「パターン8」の8種類の変動パターンが予め登録されている。
また、変動パターンテーブル76の「変動表示テーブル」には、「パターン1」に対応して「完全ハズレテーブル」、「パターン2」に対応して「リーチAハズレテーブル」、「パターン3」に対応して「リーチBハズレテーブル」、「パターン4」に対応して「リーチA非確変大当りテーブル」、「パターン5」に対応して「リーチB非確変大当たりテーブル」、「パターン6」に対応して「リーチC非確変大当たりテーブル」、「パターン7」に対応して「リーチA確変大当りテーブル」、「パターン8」に対応して「リーチB確変大当たりテーブル」、「パターン9」に対応して「リーチC確変大当りテーブル」が予め登録されている。
図11に示すように、チャージ量を決定する際に使用するチャージ決定テーブル77は、RAM663のパラメータ記憶エリア663Cに記憶されるチャージカウンタ663Aのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「チャージ加算量」とから構成されている。
また、チャージ決定テーブル77の「カウント値」には、カウント値「0」乃至カウント値「6」を示す「0〜6」と、カウント値「7」乃至カウント値「8」を示す「7〜8」と、カウント値「9」を示す「9」とが予め登録されている。
また、チャージ決定テーブル77の「チャージ加算量」には、「カウント値」の「0〜6」に対応して数値「0」、「カウント値」の「7〜8」に対応して数値「+1」、「カウント値」の「9」に対応して数値「+2」が予め記憶されている。
図12乃至図16に示すように確変装飾図柄決定テーブルは、計5種類のテーブルよりなり、パラメータ記憶エリア663Cに記憶される確変図柄カウンタ663Bのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(「1」「3」「5」・・・)」とから構成されている。ここで、第1実施形態にかかるパチンコ機では、後述するようにチャージカウンタ663Aのカウント値とチャージ決定テーブル77(図11参照)に基づいてチャージメータ90(図27参照)が貯まっていく。そして、最大値まで貯まった際には、後述するように、通常において非確変大当りを報知する図柄(第1実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)と同じ種類の図柄が一つ増え、その増えた図柄は確変を報知する図柄となる(文字の色が「青色」より「赤色」に変化して追加される。図17参照)。従って、確変の大当りを報知する図柄は、最大8種類(「1」「2」「3」「4」「5」「6」「7」「8」)となり、確変の大当りを報知する際にはその増加した図柄の内より選択することとなる。また、非確変の大当りを報知する図柄は「2」「4」「6」「8」(文字色は青色で表示)の4種類より変化することはない。
図13は第2確変装飾図柄決定テーブル81であり、確変を報知する図柄が通常の4種類に加えて1種類増加した場合に使用される。確変図柄カウンタ663Bのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(「1」「3」「5」「7」「X1」)」とから構成されている。ここでX1とは、通常において非確変を報知する図柄(第1実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)より追加された図柄のいずれか一種を示す。
図14は第3確変装飾図柄決定テーブル82であり、確変を報知する図柄が通常の4種類に加えて2種類増加した場合に使用される。確変図柄カウンタ663Bのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(「1」「3」「5」「7」「X1」「X2」)」とから構成されている。ここでX1、X2とは、通常において非確変を報知する図柄(第1実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)より追加された図柄のいずれか二種を示す。
図15は第4確変装飾図柄決定テーブル83であり、確変を報知する図柄が通常の4種類に加えて3種類増加した場合に使用される。確変図柄カウンタ663Bのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(「1」「3」「5」「7」「X1」「X2」「X3」)」とから構成されている。ここでX1、X2、X3とは、通常において非確変を報知する図柄(第1実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)より追加された図柄のいずれか三種を示す。
図16は第5確変装飾図柄決定テーブル84であり、確変を報知する図柄が通常の4種類に加えて4種類増加した場合に使用される。確変図柄カウンタ663Bのカウント値を示す「カウント値」と、「カウント値」に対応する「図柄(「1」「3」「5」「7」「X1」「X2」「X3」「X4」)」とから構成されている。ここでX1、X2、X3、X4とは、通常において非確変を報知する図柄(第1実施形態では「2」「4」「6」「8」の4種類)のそれぞれを示す。
また、記憶領域E4(図18及び図19参照)が空であると判断する場合には(S2:NO)、S3に進む。S3では、現在の大当りカウンタ463A等の各カウンタのカウント値を取得するとともに、図18の(a)〜(f)のいずれか一つに示すようにして、5つの記憶領域E0,E1,E2,E3,E4のいずれかにカウント値として記憶した後、S4に進む。
尚、S3においてカウント値が記憶領域E0,E1,E2,E3,E4に記憶される際には、E0→E1→E2→E3→E4の順に優先的に記憶される。即ち、E0〜E4の記憶領域のいずれにも記憶されていない場合にはE0にカウント値が記憶される。また、E1〜E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE1にカウント値が記憶される。また、E2〜E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE2にカウント値が記憶される。また、E3、E4の記憶領域に記憶されていない場合にはE3にカウント値が記憶される。
尚、ハズレ図柄選択カウント値、リーチ図柄選択カウント値等の遊技者の利得に関係せず、演出の選択等に用いられるカウンタのカウンタ値の取得タイミングは、始動口スイッチから入賞の信号が入力された時に限られることはない。
図21に示すように、主制御用CPU561は、先ずS6において図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される3つの図柄が変動中であるか否かを判断している。ここで、図柄表示装置25の液晶表示器27に表示される3つの図柄が変動中であると判断する場合には(S6:YES)、S7において、主制御用CPU461は、表示制御用PU661に出力した変動パターンの変動表示処理時間をROM462から読み出し、所定時間経過するまで待つ(S7:NO)。例えば、図柄の変動パターンが「パターン2」の場合には、20秒間待つ。また、変動パターンが「パターン3」の場合には、30秒間待つ。また、変動パターンが「パターン4」の場合には、10秒間待つ。また、変動パターンが「パターン5」又は「パターン7」の場合には、22秒間待つ。また、変動パターンが「パターン6」又は「パターン8」の場合には、32秒間待つ。更に、変動パターンが「パターン1」の場合には、ハズレ図柄に対応して予めROM462に格納されている各処理時間待つ。
この「時短・確変モード」か否かの判定処理は、先ず、主制御用CPU461は、パラメータ記憶エリア463Kに記憶されている後述の時短・確変代数L(電源投入時に、時短・確変代数Lには「0」が代入されている)を読み出す。そして、この時短・確変代数Lが「0」の場合には、「時短・確変モード」でないと判定して、予めROM462に記憶されている「通常大当たり数値」(第1実施形態の場合は、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。また、パラメータ記憶エリア463Kから読み出した時短・確変代数Lが「1」の場合には、「時短・確変モード」であると判定して、予めROM462に記憶されている「確変大当たり数値」(第1実施形態の場合は、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア463Kから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア463Kに記憶されている「大当たり数値」と一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。
従って、「時短・確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、1/360である。また、「時短・確変モード」の遊技状態の場合には、「大当たり」の発生確率は、4/360である。
尚、「時短・確変モード」でない通常の遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約10秒乃至37秒であるが、「時短・確変モード」の遊技状態の場合には、変動図柄の変動時間は、約5秒乃至7秒となって通常の遊技状態よりも早く停止する。
この大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S12:YES)、S13において、主制御用CPU461は、後述の「確変獲得処理」のサブ処理(図22参照)を実行する。
そして、この時短・確変代数Lが「1」の場合には、「時短・確変モード」であると判定し(S14:YES)、S15において、主制御用CPU461は、確変大当たりの特別図柄を選択する処理を実行する。この確変大当たり図柄の選択は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア463Kから読みだし、該代数Yが「0」の場合は、表示制御基板66に指示する大当たり図柄として「111」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Kに記憶し、該代数Yが「2」の場合は、表示制御基板66に指示する大当たり図柄として「333」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Kに記憶し、該代数Yが「4」の場合は、表示制御基板66に指示する大当たり図柄として「555」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Kに記憶し、該代数Yが「6」の場合は、表示制御基板66に指示する大当たり図柄として「777」の大当たり図柄をパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。
この判定は、パラメータ記憶エリア463Kに記憶されているリーチカウント値を読み出し、予めRAM463に格納されているリーチ発生数値(第1実施形態の場合は、「0」〜「27」である。)のいずれかと一致するかどうか判定し、一致すればリーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S19:YES)、S20において、リーチハズレの特別図柄を選択する。このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア463Kからリーチ図柄選択カウント値としての代数Fを読み出し、この代数Fに対応するリーチハズレ図柄をRAM463から読み出し、表示制御用CPU661に指示するリーチハズレ図柄としてパラメータ記憶エリア463Kに記憶する。
また、S23において、主制御用CPU461は、表示制御用CPU661に指示する変動パターンとして「パターン1」をパラメータ記憶エリア463Kに記憶する(図9参照)。
この「時短・確変モード」を獲得したか否か判定する処理は、先ず、主制御用CPU461は、パラメータ記憶エリア463Kから「大当たり図柄選択カウント値」としての代数Yを読み込む。次に、主制御用CPU461は、この読み込んだ代数Yが「0」、「2」、「4」、「6」の数値データのいずれかと一致するか否か判定する。
そして、主制御用CPU461は、この読み込んだ代数Yが「0」、「2」、「4」、「6」の数値データのいずれかと一致した場合には、「時短・確変モード」を獲得したと判定し、該代数Yが「0」、「2」、「4」、「6」の数値データのいずれとも一致しない場合には、「時短・確変モード」を獲得できなかったと判定する。よって、この場合には、「時短・確変モード」を獲得できる確率は、4/8である。
一方、S28で「時短・確変モード」を獲得した場合には(S28:YES)、S29において、主制御用CPU461は、「時短・確変モードの設定」を行う。即ち、パラメータ記憶エリア463Kから読み出した時短・確変代数Lに「1」を代入して、再度、パラメータ記憶エリア463Kに記憶する。そして、当該サブ処理を終了して「始動口入賞処理」に戻る。
図23に示すように、先ず、S31において、主制御用CPU461は、「大当たり」が発生したか否かを判定する判定処理を実行する。この判定処理は、パラメータ記憶エリア463Kから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定する。即ち、「大当たり」が発生したか否かを判定する。そして、この大当たり代数Rが「0」の場合には、「大当たり」は発生していないと判定し(S31:NO)、当該大当り遊技処理を終了する。
そして、大入賞口46に入賞した入賞球が10個に達していない場合には(S33:NO)、S34において、大入賞口46を開放してから所定時間(第1実施形態の場合は、約25秒である。)経過したか否かを判定する。そして、大入賞口46を開放してから所定時間経過していない場合には(S34:NO)、再度、S33以降の処理を実行する。
そして、大入賞口46の開放中にVスイッチから入賞検出信号が入力されている場合には(S36:YES)、S37において、主制御用CPU461は、大入賞口46を継続して開放した回数が所定の最高継続回数(第1実施形態の場合には、「16回」である。)に達したか否かを判定する判定処理を実行する。この大入賞口46を開放した回数が、所定の最高継続回数に達していない場合には(S37:NO)、大入賞口46を閉塞してから所定時間(第1実施形態では、約2秒である。)経過後、再度、S32以降の処理を実行する。
そして、CPU661は、CPU461から図柄変動開始指令が入力されていない場合には(S41:NO)、処理を終了する。
そして、S43において、CPU661は、指示された「変動パターン」をRAM663から読み出し、ROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル76から、当該「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」を読み出す。
例えば、「変動パターン」が「パターン1」の場合には、完全ハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン2」の場合には、リーチAハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン3」の場合には、リーチBハズレテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン4」の場合には、リーチA非確変大当りテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン5」の場合には、リーチB非確変大当りテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン6」の場合には、リーチC非確変大当りテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン7」の場合には、リーチA確変大当たりテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン8」の場合には、リーチB確変大当たりテーブルを読み出す。また、「変動パターン」が「パターン9」の場合には、リーチC確変大当りテーブルを読み出す。
そして、S45において、該変動表示テーブルから読み出した各データに基づいて、3列の変動図柄の変動表示を開始する。
図25に示すように、先ず、S51において、表示制御基板66のCPU661は、主制御基板69のCPU461から指示された「変動パターン」をRAM663から読み出し、該「変動パターン」が「パターン2」〜「パターン9」のいずれかであるか否かを判定する判定処理を実行する。即ち、リーチを行う変動パターンであるか否かを判定する判定処理を実行する。一方、リーチ以外の変動パターン(「変動パターン1」)である場合(S51:NO)には、図柄特性変更処理を終了する。
そして、非確変を報知する装飾図柄である場合(S54:YES)には、最初に停止したリーチを示す非確変の装飾図柄と同じ外見で、且つ図柄の色が確変を報知する色(例えば赤色)に変化した装飾図柄が、次回の図柄変動の際より変動する図柄として一つ増える(S55、図17参照)。即ち、確変大当りを報知する図柄の決定(S44)の際に使用される確変図柄決定テーブル80〜84を、現在のテーブルより図柄が1種類増えたテーブルへと変更する(80→81→82→83→84)。また、増えた装飾図柄は、確変を報知する図柄の一つとなる。更に、増加した図柄は、現在の図柄の変動終了後においても継続し、本体の電源がOFFされるときまで消えることがない。
図26に示すように、先ず、S61において、表示制御基板66のCPU661は、RAM663のパラメータ記憶エリア663Cから読み出したチャージカウンタ663Aのカウント値とROM662のチャージ決定テーブル記憶エリア662Bに記憶されるチャージ決定テーブル77から、チャージの有無を判定する判定処理を実行する。
そして、チャージが有りと判断された場合(S61:YES)、即ち、チャージカウンタ663Aのカウント値が「7」〜「9」である場合には、S62において、CPU661は、チャージ加算量を取得する。具体的には、チャージカウンタ663Aのカウント値が「7」〜「8」である場合には、「+1」を加算量として取得する。また、チャージカウンタ663Aのカウント値が「9」である場合には、「+2」を加算量として取得する。一方、そして、チャージが無いと判断された場合(S61:NO)には、チャージメータ表示処理を終了する。
そして、チャージ量記憶エリア663Dに記憶されたチャージ量が10未満の場合には(S64:NO)、S65において、CPU661は、液晶表示器27に表示される当該装飾図柄89の左右に設けられたチャージメータ90(図27参照)の更新表示の処理を実行し、当該処理を終了後、図柄変動処理に戻る。
この更新表示の処理は、チャージメータ90は、上下方向に10等分されており、チャージメータ90の下端部からチャージ量記憶エリア663Dのチャージ値に対応する部分にレベルゲージ90A(図27参照)を表示する処理である。
例えば、チャージ量が「2」の場合には、チャージメータ90の下端部から2/10の部分までレベルゲージ90Aが表示される。また、チャージ量が「5」の場合には、チャージメータ90の下端部から5/10の部分まで、即ちほぼ中央部分までレベルゲージ90Aが表示される。そして、チャージ量が「10」の場合には、チャージメータ90の下端部から10/10の部分まで、即ち上端部までレベルゲージ90Aが表示される。
先ず、図27の(1)に示すように、液晶表示器27に表示される装飾図柄89の両端部には、略長方形のチャージメータ90が表示されている。
そして、図27(2)に示すように、このチャージカウンタ663Aのカウント値に対応して、チャージメータ90のレベルゲージ90Aが下端から上方向に延出するように表示され、確変を報知する図柄が増加する期待度が徐々に高くなる。
また、図27(3)に示すように、チャージ量記憶エリア663Dに記憶されたチャージ量が「10」に達した後、非確変図柄のリーチ状態へと移行すると、前記したように非確変の装飾図柄と同じ外見で、且つ図柄の色が確変を報知する色(例えば赤色)に変化した装飾図柄が、次回の図柄変動の際より変動する図柄として一つ増える(図17参照)。尚、増加した図柄は、図柄の変動終了後においても継続し、本体の電源がOFFされるときまで消えることがない。
また、同じ当選確率であっても確変の大当りを報知する図柄が増加するので、遊技者は確率変動に当選する確率が上昇するように認識し、遊技に対する期待感が増す。更に、増加した確変を報知する装飾図柄は、図柄の変動が終了した後も継続して表示されるので、遊技者の期待を裏切ることがない。
次に、第2実施形態に係るパチンコ機について図28及び図29に基づいて説明する。尚、以下の説明において上記図1乃至図27の第1実施形態に係るパチンコ機1の構成と同一符号は、前記第1実施形態に係るパチンコ機1等の構成と同一あるいは相当部分を示すものである。
ただし、第1実施形態に係るパチンコ機が主制御基板69より送信された変動パターンに基づいて表示制御用CPU661が表示する装飾図柄を選択していたのに対し、第2実施形態に係るパチンコ機は、主制御基板69より送信された変動パターンと特別図柄に基づいて装飾図柄を選択する点で前記第1実施形態に係るパチンコ機1と異なっている。
図28に示すように、先ず、S71において、CPU661は、主制御基板69のCPU461から図柄変動開始指令が入力されているか否か判定する判定処理を実行する。
そして、CPU661は、CPU461から図柄変動開始指令が入力されていない場合には(S71:NO)、処理を終了する。
そして、S73において、CPU661は、主制御基板69より指示された「変動パターン」と、「特別図柄」とをRAM663から読み出し、ROM662の変動パターンテーブル記憶エリア662Aに記憶される変動パターンテーブル76から、当該「変動パターン」に対応する「変動表示テーブル」を読み出すとともに、「特別図柄」より確変の大当りを報知するか否かを判断する。
図29に示すように、第2実施形態に係る変動パターン決定テーブル95は、大きく3つのパターン群により構成され、大当りカウンタ453Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ463Eのカウント値よりリーチが発生しないと判断された場合に選択される完全ハズレ変動パターン群(変動パターン1)と、大当りカウンタ453Aのカウント値よりハズレと判断され、且つリーチカウンタ463Eのカウント値よりリーチが発生すると判断された場合に選択されるリーチハズレ変動パターン群(変動パターン2、変動パターン3)と、大当りカウンタ453Aのカウント値より大当りと判断された場合に選択される大当り変動パターン群(変動パターン4、変動パターン5、変動パターン6、変動パターン6、変動パターン7)とがある。
そして、第2実施形態に係るパチンコ機では、各カウント値により「大当り」、「リーチハズレ」、「完全ハズレ」が判断され、その後、変動パターン決定テーブル75の対応するパターン群より変動パターン選択カウンタ463Hのカウント値に基づいて変動パターンが決定される。
そして、S75において、該変動表示テーブルから読み出した各データに基づいて、3列の変動図柄の変動表示を開始する。
そして、S77において、CPU661は、装飾図柄89の両側部に設けられたチャージメータ90(図27参照)の表示を変化させるとともに、変動する装飾図柄の種類を増やし、確変を報知する図柄の数の割合を多くする前記「図柄特性変更処理」のサブ処理(図25参照)を実行する。
また、同じ当選確率であっても確変の大当りを報知する図柄が増加するので、遊技者は確率変動に当選する確率が上昇するように認識し、遊技に対する期待感が増す。更に、増加した確変を報知する装飾図柄は、図柄の変動が終了した後も継続して表示されるので、遊技者の期待を裏切ることがない。
また、表示制御用CPU661は、送信された特別図柄情報と変動パターン情報とに基づいて装飾図柄を選択するので、より詳細の情報を元にした装飾図柄の選択が可能となる。従って、より多彩な遊技を提供することができ、遊技者を飽きさせることが無い。
例えば、第1及び第2実施形態においては、非確変図柄でリーチした際に、チャージ量が最大値である場合には、図柄を増加させることとしているが、完全ハズレの際や、大当りした際にも図柄を増加させるようにしても良い。
また、確変図柄でリーチした際に、チャージ量が最大値である場合には、その変動において確変大当りを報知する図柄が停止するように制御しても良い。
8 遊技盤
9 遊技領域
25 図柄表示装置
27 液晶表示器
39 始動口
66 表示制御基板
69 主制御基板
76、95 変動パターン決定テーブル
80、81、82、83、84 確変装飾図柄決定テーブル
89 装飾図柄
90 チャージメータ
461 主制御用CPU
661 表示制御用CPU
462、662 ROM
463、663 RAM
464、664 入出力回路
463A 大当りカウンタ
463F 大当り特別図柄選択カウンタ
463H 変動パターン選択カウンタ
Claims (1)
- 遊技機の動作状態を制御する主制御部と、
前記主制御部とは別体に設けられるとともに、図柄の表示制御を行う表示制御部と、を備え、
前記主制御部は、
遊技球が始動口に入賞した際に所定範囲内で更新される大当り乱数の値を取得する大当り乱数取得手段と、
遊技球が始動口に入賞した際に所定範囲内で更新される大当り図柄乱数の値を取得する大当り図柄乱数取得手段と、
前記大当り乱数取得手段によって取得された大当り乱数の値を、大当り判定テーブルにおいて予め定められた大当り値と一致するか否かを判断する大当り乱数値判断手段と、
前記大当り乱数値判断手段によって一致すると判断された場合に、前記大当り図柄乱数取得手段によって取得された大当り図柄乱数の値に基づいて大当り図柄を大当り図柄決定テーブルより決定する大当り図柄決定手段と、
前記大当り図柄決定手段により決定された図柄に基づいて、大当り判定テーブルを、大当り値の数を多く有する特別大当り判定テーブルへと変更する確変状態へ移行するか否かを判断する確変判断手段と、
前記大当り乱数の値が大当り値と一致するか否かの判断の結果を遊技者に報知する報知時間を決定する複数の変動パターンより、判断結果に対応した変動パターンを選択する変動パターン選択手段と、
前記変動パターン選択手段により選択された変動パターン情報を前記表示制御部に送信する送信手段と、
を有し、
前記サブ制御部は、
前記送信手段により送信された変動パターン情報を受信する受信手段と、
前記変動パターン情報に対応した遊技状態を遊技者に対して報知する識別情報を識別情報選択テーブルに基づいて選択する識別情報選択手段と、
図柄属性変更乱数の値を取得する図柄属性変更乱数取得手段と、
前記図柄属性変更乱数取得手段によって取得された図柄属性変更乱数の値が、予め定められた図柄属性変更乱数値と一致するか否かを判断する図柄属性変更乱数値判断手段と、
前記図柄属性変更乱数値判断手段により一致すると判断された場合に、前記図柄属性変更乱数の値に基づく加算量を取得する加算量取得手段と、
前記複数の識別情報の一の識別情報ごとに前記加算量の累積値を記憶する累積値記憶手段に記憶された現在の累積値を読み出す累積値読み出し手段と、
前記識別情報選択手段によって選択された識別情報の現在の累積値に前記加算量取得手段により取得された加算値を累積する加算値累積手段と、
前記累積値記憶手段により記憶された前記累積値が一定値以上となった場合に、前記識別情報選択テーブルを、前記確変獲得手段により確変状態と判断された際に前記識別情報選択手段により選択される識別情報の数を所定数有する通常識別情報選択テーブルから、選択される識別情報の数を多く有する特別識別情報選択テーブルへと変更する識別情報テーブル変更手段と、
を有し、
前記識別情報テーブル変更手段は、
前記累積値記憶手段により記憶された各識別情報の累積値の内、確変状態と判断された際に選択される識別情報以外の一の識別情報の累積値が最初に一定以上となった際に、累積値が一定以上となった識別情報を、確変状態と判断された際に選択される識別情報と同一確率で選択されるように前記識別情報選択テーブルに追加した特別識別情報選択テーブルに変更する第1識別情報テーブル変更手段と、
前記第1識別情報テーブル変更手段により識別情報が追加された後に、前記累積値記憶手段により記憶された各識別情報の累積値の内、確変状態と判断された際に選択される識別情報以外の一の識別情報の累積値が一定以上となった際に、累積値が一定以上となった識別情報を、確変状態と判断された際に選択される識別情報及び前記第1識別情報テーブル変更手段により追加された識別情報と同一確率で選択されるように前記識別情報選択テーブルに追加した特別識別情報選択テーブルに変更する第2識別情報テーブル変更手段と、
を有することを特徴とする遊技機。
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