JP2006280917A - 遊技機及びその演出方法 - Google Patents

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英理子 佐藤
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Abstract

【課題】主に遊技が単調となることを防止できる遊技機及びその演出方法を提供する。
【解決手段】主制御基板120により所定のカウント周期でカウントする乱数カウンタを用いて第1の変動パターン群と第2の変動パターン群のいずれかが選択され、かつ選択した変動パターン群の中から所定の変動パターンが決定される。主制御基板120により決定された変動パターンに基づいて、サブ制御基板124により遊技環境が変化させられる。これにより、特殊演出モードの発生率(割合)を変えることなく、特殊演出モードと通常演出モードとの組合せを適宜変えることにより変動パターンを変更させることができる。この結果、遊技が単調となることを防止できる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、いわゆるセブン機、羽根物、権利物又はアレンジボール等の弾球遊技機や、スロットマシン等の回胴式遊技機等の遊技機及びその演出方法に関する。
従来の遊技機の中には、事前決定された表示内容に従って可変表示装置を制御する表示制御手段と、演出データ記憶手段と、大当り終了を契機に、演出モードの種類を切換える演出モード切換手段と、演出モード記憶手段と、演出データ選択手段と、を備え、確変・時短中は所定回数の表示変動毎に演出モードの種類の切換制御を実行するものが知られている(下記特許文献1参照)。
特開2004−154347号公報
ところで、上記遊技機は、事前決定された表示内容に従って可変表示装置を制御する表示制御手段が主制御基板に対するサブ制御基板であり、主制御基板で一定の確率で振り分けられたリーチ発生率と、サブ制御基板で変更・選定した所定の変動パターンと、に基づいて可変表示装置の表示背景や演出を自由に変更することができるものである。このため、例えば特定の大当り図柄(例:「135」の図柄の組合せ)で大当りになり、大当りにおける平均的な賞球の払出しを伴わず突然確変の状態になったときには、サブ制御基板で変更・選定した変動パターンに基づいて遊技環境を変化させることができる。なお、ここで、確変とは、確率変動の略であり、通常の低確率の大当り確率よりも高い確率で大当りする遊技者有利の遊技状態のことをいう。
しかし、リーチの発生率は主制御基板で制御しているため、サブ制御基板ではリーチの発生率自体を下げることはできなかった。また、通常の遊技状態と確変遊技状態とが、遊技者にとって遊技環境が違うのは当然であり、通常の低確率の遊技状態中に遊技者にとって単調さを解消できていないという問題がある。
また、主制御基板で決定した変動パターンに対して、サブ制御基板で複数の変動パターンを持つことも可能である。しかしながら、このような構成では、主制御基板でリーチの変動パターンを選択したにもかかわらず、サブ制御基板でリーチ演出を実行しない可能性がある。通常、リーチ演出では、リーチにならない演出の場合よりも長い時間をかけることになる。しかし、主制御基板が決定した変動パターン(変動時間)をサブ制御基板で変更することはできないので、リーチ演出にもならないのに長い変動時間を要するという遊技者にとっては、単調で違和感のある演出になるという問題がある。
そこで、本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、主に遊技が単調となることを防止できる遊技機及びその演出方法を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、識別図柄をさまざまな態様で変動表示する可変表示装置と、前記可変表示装置により変動表示される識別図柄の複数の変動パターンを決定する第1制御手段と、前記第1制御手段が決定した変動パターンに基づいて所定の演出を司る第2制御手段と、を有する遊技機であって、通常演出モードを行う第1の変動パターン群と特殊演出モードを行う第2の変動パターン群と、があり、前記第1制御手段は、所定のカウント周期でカウントする乱数カウンタを用いて前記第1の変動パターン群と前記第2の変動パターン群のいずれかを選択し、かつ前記選択した変動パターン群の中から所定の変動パターンを決定し、前記第2制御手段は、前記決定された変動パターンに基づいて遊技環境を変化させることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、第1制御手段により所定のカウント周期でカウントする乱数カウンタを用いて第1の変動パターン群と第2の変動パターン群のいずれかが選択され、かつ選択した変動パターン群の中から所定の変動パターンが決定される。そして、第1制御手段により決定された変動パターンに基づいて、第2制御手段により遊技環境が変化させられる。これにより、特殊演出モードの発生率(割合)を変えることなく、特殊演出モードと通常演出モードとの組合せを適宜変えることにより変動パターンを変更させることができる。この結果、遊技が単調となることを防止できる。
なお、本明細書において、「特殊演出モード」とは、リーチの発生率が低い区間の演出モードを意味する。また、「通常演出モード」とは、リーチの発生率が高い区間の演出モードを意味する。また、「変動パターン」とは、図柄が変動停止する態様を意味する。さらに、「遊技環境」とは、特別図柄表示装置(図柄表示装置)に表示される図柄の種類、図柄が表示される背景、各スピーカから出力される効果音、各LED・ランプからの発光パターンなどの遊技の進行に伴って行われる各種演出の態様を意味する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、カウント周期がそれぞれ異なる乱数カウンタAと乱数カウンタBとをそれぞれカウントする計数部と、前記乱数カウンタBが1周したときの前記乱数カウンタAのカウント値を前記乱数カウンタBが1周した後の前記乱数カウンタBの初期値に採用する演算部と、を有し、前記第1制御手段により前記乱数カウンタBを用いて前記第1の変動パターン群と前記第2の変動パターン群のいずれかを選択し、かつ、前記選択した変動パターン群の中から変動パターンを決定することを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、計数部によりカウント周期の異なる乱数カウンタAと乱数カウンタBのカウント周期がそれぞれカウントされ、演算部により乱数カウンタBが1周したときの乱数カウンタAのカウント値が、乱数カウンタBが1周した後の乱数カウンタBの初期値に採用される。そして、第1制御手段により乱数カウンタBを用いて第1の変動パターン群と第2の変動パターン群のいずれかが選択され、かつ、選択された変動パターン群の中から変動パターンが決定される。これにより、乱数カウンタBのカウント周期が終了する毎にそのカウント初期値が変更されるため、変動パターンの規則性を排除することができる。この結果、乱数カウンタBのカウント周期が終了する毎に、特殊演出モードと通常演出モードとのタイミングが変化するため、遊技が単調になることを防止できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の遊技機において、前記第1制御手段及び前記第2制御手段に電源を供給する電源供給手段と、前記変動パターンの決定に用いた前記乱数カウンタのカウント値を復電情報として記憶する記憶手段と、を有し、前記電源供給手段から前記第1制御手段への電源供給が停止しその後電源の供給が再開した場合に、前記第1制御手段は前記電源供給の停止時の前記復電情報を前記第2制御手段に送信し、前記第2制御手段は受信した前記復電情報に基づいて所定の演出モードを特定して当該演出モードを前記可変表示装置に表示させることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、電源供給手段から第1制御手段への電源供給が停止(電断)しその後電源の供給が再開(復電)した場合に、電源供給の停止時の復電情報が第1制御手段から第2制御手段に送信され、第2制御手段により受信した復電情報に基づいて所定の演出モードが特定されてその演出モードが可変表示装置に表示される。これにより、遊技中に電断し、その後、復電した場合において、電断時に可変表示装置に表示されていた演出モードを確実に再現することができる。この結果、電断前と復電後の演出モードを一致させることができ、両者の間で整合性をとることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載の遊技機において、前記第1制御手段及び前記第2制御手段に電源を供給する電源供給手段と、前記変動パターンの決定に用いた前記乱数カウンタBのカウント値を復電情報として記憶する記憶手段と、を有し、前記電源供給手段から前記第1制御手段への電源供給が停止しその後電源の供給が再開した場合に、前記第1制御手段は前記電源供給の停止時の前記復電情報を前記第2制御手段に送信し、前記第2制御手段は受信した前記復電情報に基づいて所定の演出モードを特定して当該演出モードを前記可変表示装置に表示させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、電源供給手段から第1制御手段への電源供給が停止(電断)しその後電源の供給が再開(復電)した場合に、電源供給の停止時の復電情報が第1制御手段から第2制御手段に送信され、第2制御手段により受信した復電情報に基づいて所定の演出モードが特定されてその演出モードが可変表示装置に表示される。これにより、遊技中に電断し、その後、復電した場合において、電断時に可変表示装置に表示されていた演出モードを確実に再現することができる。この結果、電断前と復電後の演出モードを一致させることができ、両者の間で整合性をとることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機において、前記第1制御手段は遊技状態の制御を行う主制御基板であり、前記第2制御手段は前記遊技状態に応じた演出の制御を行うサブ制御基板であることを特徴とする。
なお、本明細書で、「遊技状態」とは、大当り確率が高い確率変動の遊技状態や大当り確率が低い通常変動の遊技状態に限られず、大当り状態やリーチ状態等の遊技状態も含む。
請求項5に記載の発明によれば、第1制御手段は遊技状態の制御を行う主制御基板であり、第2制御手段は遊技状態に応じた演出の制御を行うサブ制御基板であることにより、主制御基板における処理負担を軽減することができる。
請求項6に記載の発明は、識別図柄をさまざまな態様で変動表示する可変表示装置と、前記可変表示装置により変動表示される識別図柄の複数の変動パターンを決定する第1制御手段と、前記第1制御手段が決定した変動パターンに基づいて所定の演出を司る第2制御手段と、を有する遊技機の演出方法であって、通常演出モードを行う第1の変動パターン群と特殊演出モードを行う第2の変動パターン群と、があり、前記第1制御手段は、所定のカウント周期でカウントする乱数カウンタを用いて前記第1の変動パターン群と前記第2の変動パターン群のいずれかを選択し、かつ前記選択した変動パターン群の中から所定の変動パターンを決定し、前記第2制御手段は、前記決定された変動パターンに基づいて遊技環境を変化させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、第1制御手段により所定のカウント周期でカウントする乱数カウンタを用いて第1の変動パターン群と第2の変動パターン群のいずれかが選択され、かつ選択した変動パターン群の中から所定の変動パターンが決定される。そして、第1制御手段により決定された変動パターンに基づいて、第2制御手段により遊技環境が変化させられる。これにより、特殊演出モードの発生率(割合)を変えることなく、特殊演出モードと通常演出モードとの組合せを適宜変えることにより変動パターンを変更させることができる。この結果、遊技が単調となることを防止できる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の遊技機の演出方法において、カウント周期がそれぞれ異なる乱数カウンタAと乱数カウンタBとをそれぞれカウントする計数部と、前記乱数カウンタBが1周したときの前記乱数カウンタAのカウント値を前記乱数カウンタBが1周した後の前記乱数カウンタBの初期値に採用する演算部と、を有し、前記第1制御手段により前記乱数カウンタBを用いて前記第1の変動パターン群と前記第2の変動パターン群のいずれかを選択し、かつ、前記選択した変動パターン群の中から変動パターンを決定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、計数部によりカウント周期の異なる乱数カウンタAと乱数カウンタBのカウント周期がそれぞれカウントされ、演算部により乱数カウンタBが1周したときの乱数カウンタAのカウント値が、乱数カウンタBが1周した後の乱数カウンタBの初期値に採用される。そして、第1制御手段により乱数カウンタBを用いて第1の変動パターン群と第2の変動パターン群のいずれかが選択され、かつ、選択された変動パターン群の中から変動パターンが決定される。これにより、乱数カウンタBのカウント周期が終了する毎にそのカウント初期値が変更されるため、変動パターンの規則性を排除することができる。この結果、乱数カウンタBのカウント周期が終了する毎に、特殊演出モードと通常演出モードとのタイミングが変化するため、遊技が単調になることを防止できる。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の遊技機の演出方法において、前記第1制御手段は主制御基板であり、前記第2制御手段はサブ制御基板であることを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、第1制御手段が遊技状態の制御を行う主制御基板であり、第2制御手段が遊技状態に応じた演出の制御を行うサブ制御基板であることにより、主制御基板における処理負担を軽減することができる。
本発明によれば、遊技が単調となることを防止できる。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機について、図面を参照して説明する。なお、本実施形態では本発明を弾球遊技機の一例であるパチンコ機に適用した構成を説明するが、弾球遊技機に限られるものではなく、回胴式遊技機に対しても本発明を容易に適用することができる。
図1に示すように、第1実施形態に係る遊技機であるパチンコ機10の前面部は、主として外枠12と、中枠14と、前面枠16と、上皿部18と、下皿部20と、施錠装置22と、から構成されている。
外枠12は、木製の板状体を略長方形の額縁状に組立て固着したものである。中枠14は、全体がブラスチック製で、外枠12に対して開閉可能に軸支されている。中枠14の右端中央には施錠装置22が設けられている。この施錠装置22は、前面枠16を閉鎖した場合に施錠するためのものである。
前面枠16は、全体がプラスチック製であり、遊技盤24(図2参照)を前方から視認するべく、遊技盤24に形成された遊技領域26(図2参照)の形状に対応して略円形に形成された開口部28を有している。また、前面枠16の裏面には、ガラス板30がガラス枠(図示省略)によって取り付けられている。そして、遊技者を基準とすれば、遊技盤24に形成された遊技領域26はガラス板30の後方に位置するようになっている。なお、本実施形態では、ガラス板30を前面枠16の裏面側に取り付けた構成を例にとり説明したが、例えば、前面枠16の前面側にガラス枠により取り付けてもよい。また、ガラス板30に替えて、透明な樹脂板を前面枠16に取り付けることができる。
また、この前面枠16は、パチンコ機(遊技機)10の前面部全体の約2/3のサイズを占め、中枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。また、前面枠16の上端部中央には、2個の第1枠用LED32A、32Bがそれぞれ取り付けられている。この枠用LED32A、32Bの内側には、2個のエラーLED34A、34Bがそれぞれ取り付けられている。また、前面枠16の上方右側には、枠用右LED36が取り付けられている。また、前面枠16の上方左側には、枠用左LED38が取り付けられている。さらに、開口部28の周囲には、複数の第2枠用LED40がそれぞれ取り付けられている。
また、上皿部18は、前面枠16の下側で、かつ中枠14の左端に開閉可能となるように軸支されている。
また、上皿部18の表面中央部には、所定の効果音を出力するスピーカ52が設けられている。また、上皿部18の表面左側方部には、後述の演出図柄表示装置(演出表示装置)82に表示される画像、各LED32A、32B、36、38、40の発光パターン及びスピーカ52から出力される効果音をそれぞれ変化させるためのスイッチ操作が設けられている。
また、上皿部18の下側には、下皿部20が設けられている。この下皿部20の略中央には、パチンコ機(遊技機)10の内部から遊技球を排出するための排出口56が形成されている。また、下皿部20の左表面及び右表面には、スピーカ58がそれぞれ設けられている。また、下皿部20の右側には、発射装置ユニット(図示省略)を操作するための発射ハンドル60が設けられている。この発射ハンドル60には、発射レバー62と、遊技球の発射停止を一時的に指令する発射停止スイッチ64が設けられている。さらに、下皿部20の左側には、灰皿66が設けられている。
次に、遊技盤24の表面構造について図2を参照して説明する。
遊技盤24は、中枠14に保持されるとともに、裏機構盤(図示省略)よりその背面側が覆わされている。遊技盤24には、遊技盤24の表面に設けられた外レール70と内レール72とにより略円形状の遊技領域26が形成されている。遊技領域26の内部には、中央装置74と、始動口(普通電動役物)76と、ワープ入球口78と、多数の障害釘80と、風車(可動物)83等と、がそれぞれ配設されている。
中央装置74は、遊技領域26の略中央部に配置されており、演出図柄表示装置(演出表示装置)82と、センター役物84と、ランプ装置86と、を備えている。
演出図柄表示装置(演出表示装置)82は、サブ制御基板124の制御信号に基づいて表示制御されており、略長方形状の映像画面を有している。この映像画面上には、1又は複数の特別図柄を所定の方向に次々と変動させながら表示した後、停止表示する特別図柄表示領域が形成されている。すなわち、左特別図柄を表示する左特別図柄表示領域、中央特別図柄を表示する中央特別図柄表示領域、及び右特別図柄を表示する右特別図柄表示領域が、略横一列となる配置方向に沿って並んで形成されている(図示省略)。各特別図柄表示領域は、これらの表示領域の配置方向と略直交する方向(上下方向)に図柄変動方向が設定されており、その方向に複数の特別図柄が順次表示されていく。
演出図柄表示装置(演出表示装置)82は、遊技球が始動口(普通電動役物)76に入球することにより、その映像画面の表示領域に表示される各特別図柄をそれぞれ変動させて停止表示させるものである。そして、例えば、図柄が「7、7、7」の3桁同一図柄で揃って停止表示(確定表示)すると、後述の変動入賞装置102に配設された後述の大入賞装置106の大入賞口108が開放される。本実施形態のパチンコ機(遊技機)10は、大入賞口108に遊技球が入球すると、各特別図柄がそれぞれ変動され、図柄が3桁同一図柄で揃うことにより、「大当り」という特定価値を付与するものである。
センター役物84は、演出図柄表示装置(演出表示装置)82の前面周辺部に突設して装着されている。センター役物84は、可動する一対の翼片部84Aを有している。この翼片部84Aの可動によりワープ入球口78の開口面積が変化する。
また、遊技領域の左下方側には、主制御基板120からの制御信号に基づいて本図柄を表示制御する7セグ表示基板(図柄表示装置)88が配置されている。この7セグ表示基板(図柄表示装置)88は、特別図柄の本図柄を表示する7セグメント表示器90と、4個の普通図柄保留表示LED92と、4個の特別図柄保留表示LED94と、普通図柄の本図柄を表示する2個の状態表示LED96と、を有している。7セグメント表示器90は、1〜9の間の数字を変動表示させるもので、後述の普通図柄作動ゲート100を遊技球が通過することにより変動して、所定の時間経過後に1種類の数字が停止表示される。そして、所定の数字で停止表示すると、始動口(普通電動役物)76が所定時間だけ開放される。なお、7セグ表示基板(図柄表示装置)88は、後述するサイドランプ112Aに組み付けられている。
また、演出図柄表示装置(演出表示装置)82の左側には、普通図柄作動ゲート100が配置されている。この普通図柄作動ゲート100の内部には、ゲートスイッチ134(図3参照)が配設されている。これにより、遊技球がゲートスイッチ134を通過すると、7セグ表示基板(図柄表示装置)88の状態表示LED96が変動表示される。
各普通図柄保留表示LED92及び各特別図柄保留表示LED94は、4個の丸形の赤色LEDで構成されており、7セグメント表示器90の左右両側に近接して配置されている。これは、普通図柄作動ゲート100を通過した遊技球の数を4個まで普通図柄の保留とし、通過ごとに順次点灯しシフト表示するものである。また、始動口76に入球した遊技球の数も4個まで特別図柄の保留とし、入球ごとに順次点灯しシフト表示するものである。7セグメント表示器90の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の特別図柄保留表示LED94は消灯される。また、普通図柄も状態表示LED96の変動表示が開始するたびに、未始動回数が消化され、1個の普通図柄保留表示LED92が消灯される。
始動口(普通電動役物)76は、後述する変動入賞装置102と一体化されたものであり、演出図柄表示装置(演出表示装置)82の下方に離れて配置されている。始動口76は、いわゆるチューリップ式で一対の翼片部76Aが開閉するように形成されている。その内部には、遊技球の通過を検知する始動口スイッチ130(図3参照)と、翼片部を作動させるための普通電動役物ソレノイド140(図3参照)と、がそれぞれ備えられている。この一対の翼片部76Aが左右に開くと遊技球の入球可能性が大きくなる開放状態となり、一対の翼片部が閉じその離間距離が小さくなると遊技球の入球の可能性が小さくなる通常状態となる。
変動入賞装置102は、上記始動口(普通電動役物)76の下方に配置されており、基板104と、大入賞装置106と、を備えている。ここで、大入賞装置106は、略中央に配置されており、帯状に開口された大入賞口108と、この大入賞口106Aを開放・閉塞する開閉板110と、この開閉板110を開閉するための大入賞口ソレノイド142(図3参照)と、入賞球を検知するカウントスイッチ136(図3参照)と、を備えている。
また、中央装置74の左側下方部には、風車(可動物)83が配置されている。さらに、遊技領域の左側下方部及び右側下方には、一対のサイドランプ112A、112Bがそれぞれ配置されている。
また、遊技盤24の下方にはアウト口114が設けられており、このアウト口114の下部にはバック球防止部材116が設けられている。このバック球防止部材116は、遊技領域26に到達せず戻ってきた遊技球が再び発射位置に戻ることを防止している。また、内レール72の先端部には、ファール球防止部材118が取り付けられている。
次に、パチンコ機10を構成する電子制御装置118について説明する。
図3乃至図5に示すように、電子制御装置118は、主制御基板(第1制御手段)120と、払出制御基板122と、サブ制御基板(第2制御手段)124と、発射制御基板126と、を備えている。主制御基板(第1制御手段)120は、CPU(演算部)120AとRAM120BとROM120Cとカウンタ(計数部)120Dとを備えており、中継端子板128を介して、始動口スイッチ130と、大入賞口スイッチ132と、ゲートスイッチ134と、カウントスイッチ136と、にそれぞれ電気的に接続されている。
ここで、カウンタ(計数部)120Dは、4msecで+1をカウントするものである。また、ROM120Cには、リーチ発生率(一定)に関するデータが格納されている。また、ROM120Cには、演出モードに関する乱数カウンタ(カウント周期21分)に関するデータが格納されている。なお、主制御基板120が制御する乱数カウンタは演出モードに関する乱数カウンタ以外に、普通図柄当否判定乱数、特別図柄当否判定乱数、当り特別図柄乱数、外れ特別図柄乱数、特別図柄リーチ乱数、特別図柄リーチ振分け乱数、特別図柄変動乱数などの乱数カウンタがある。CPU(演算部)120Aは、ROM120Cに格納されたデータに基づいて、普通電動役物ソレノイド140、大入賞口ソレノイド142、図柄表示装置144及びサブ制御基板(第2制御手段)124をそれぞれ制御する。
また、主制御基板(第1制御手段)120は、中継端子板138を介して、普通電動役物ソレノイド140と、大入賞口ソレノイド142と、図柄表示装置144と、にそれぞれ電気的に接続されている。
払出制御基板122は、中継端子板146を介して、ガラス枠スイッチ148と、外部タンクスイッチ150と、タンクスイッチ152と、にそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、中継端子板154を介して、エラーLED34A、34Bに電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、下皿満タンスイッチ156に電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、中継端子板156を介して、玉貸表示基板158と、玉貸装置160と、にそれぞれ電気的に接続されている。なお、玉貸表示基板158には、玉貸スイッチ162と、返却スイッチ164とがそれぞれ電気的に接続されている。また、払出制御基板122は、中継端子板166を介して、払出モータ168と、払出スイッチ170と、にそれぞれ電気的に接続されている。さらに、払出制御基板122は、主制御基板(第1制御手段)120と発射制御基板126とにそれぞれ電気的に接続されている。
図4に示すように、サブ制御基板(第2制御手段)124は、演出表示基板172と、アンプ基板174と、装飾駆動基板176と、演出ボタン基板178と、にそれぞれ電気的に接続されている。ここで、演出表示基板172には、演出表示装置180と、演出表示ROM182と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、アンプ基板174には、所定の効果音を出力する各種スピーカ184(52)と、がそれぞれ電気的に接続されている。また、装飾駆動基板176には、各種LED・ランプ188が電気的に接続されている。また、演出ボタン基板178には、操作スイッチ190が電気的に接続されている。なお、サブ制御基板(第2制御手段)124は、主制御基板(第1制御手段)120が電気的に接続されている。また、サブ制御基板(第2制御手段)124は、ROM124Aを有している。このROM124Aには、演出図柄表示装置(演出表示装置)82に表示される特殊演出モードの図柄、各種スピーカ52から出力される特殊演出モードの効果音、特殊演出モード時の各LED・ランプ188からの発光パターンがデータとしてそれぞれ格納されている。また、ROM124Aには、演出図柄表示装置(演出表示装置)82に表示される通常演出モードの図柄、各種スピーカ52から出力される通常演出モードの効果音、通常演出モード時の各LED・ランプ188からの発光パターンがデータとしてそれぞれ格納されている。
さらに、図5に示すように、発射制御基板126には、発射駆動基板192を介して、発射モータ194と、発射停止スイッチ196と、タッチスイッチ198とがそれぞれ電気的に接続されている。また、発射制御基板126には、球送りソレノイド200が電気的に接続されている。
次に、本実施形態に係る遊技機であるパチンコ機10の作用について説明する。なお、演出モードに関する乱数カウンタのカウント周期は21分であり、カウント周期終了時のカウンタ(計数部)120Dによるカウントは315000(カウント)である例を挙げて説明する。
図6に示すように、パチンコ機10の電源がONされると、カウンタ(計数部)120Dによる乱数カウンタのカウントが開始される。カウンタ(計数部)120Dによるカウントが105000(カウント開始から7分)までは通常演出モードが選定され、カウンタ(計数部)120Dによるカウントが105000(カウント開始から7分)から180000(カウント開始から12分)までは特殊演出モードに変更され、カウンタ(計数部)120Dによるカウントが180000(カウント開始から12分)から315000(カウント開始から21分)までは通常演出モードに変更される。
なお、乱数カウンタのカウント周期(本実施形態では21分)が終了すると、再度、カウンタ(計数部)120Dによるカウント値が0(ゼロ)に戻り、カウンタ(計数部)120Dにより315000までカウントされる。その後、カウント値が0(ゼロ)に戻り、以後、これが繰り返される。
ここで、図6及び図7に示すように、カウンタ(計数部)120Dにより乱数カウンタのカウントが開始され(ステップ100)、最初の7分間が終了するまでは通常演出モードになり通常演出モードの遊技環境となるように主制御基板(第1制御手段)120によりサブ制御基板(第2制御手段)124が制御される(ステップ120)。CPU(演算部)120Aにより最初の7分間が終了したと判断されると(ステップ140)、次の5分間が終了するまでは特殊演出モードになり特殊演出モードの遊技環境となるように主制御基板(第1制御手段)120によりサブ制御基板(第2制御手段)124が制御される(ステップ160)。CPU(演算部)120Aにより次の5分間が終了したと判断されると(ステップ180)、次の16分間(9分間+7分間)が終了するまでは通常演出モードになり通常演出モードの遊技環境となるように主制御基板(第1制御手段)120によりサブ制御基板(第2制御手段)124が制御される(ステップ200)。CPU(演算部)120Aにより次の16分間が終了したと判断されると(ステップ220)、ステップ160の前に戻り、ステップ160において、次の5分間が終了するまでは特殊演出モードになり特殊演出モードの遊技環境となるように主制御基板(第1制御手段)120によりサブ制御基板(第2制御手段)124が制御される。以後、ステップ160からステップ220までが繰り返される。このように、通常演出モードと特殊演出モードとが交互に繰り返されていき、乱数カウンタのカウント周期が終了する毎に、通常演出モードと特殊演出モードとの組み合わせからなる変動パターンが変更される。
なお、上記ステップ140、ステップ180およびステップ220におけるCPU(演算部)120Aによる判断は、カウンタ(計数部)120Dによりカウント(計数)される乱数カウンタのカウント値に基づいて行われる。つまり、ステップ140では、カウンタ(計数部)120Dによる乱数カウンタのカウント値が「105000」となったか否かが判断され、「105000」となれば、ステップ160に進む。また、ステップ180では、カウンタ(計数部)120Dによる乱数カウンタのカウント値が「180000」となったか否かが判断され、「180000」となれば、ステップ200に進む。また、ステップ220では、ステップ140と同様にカウンタ(計数部)120Dによる乱数カウンタのカウント値が「105000」となったか否かが判断され、「105000」となれば、ステップ160に進む。
以上のように、主制御基板(第1制御手段)120により所定のカウント周期でカウントする乱数カウンタを用いて特殊演出モードと通常演出モードとの組合せからなる変動パターンが変更され、主制御基板(第1制御手段)120で変更された前記変動パターンに基づいてサブ制御基板(第2制御手段)124により遊技環境が変化させられる。これにより、特殊演出モードの発生率(割合)を変えることなく、特殊演出モードと通常演出モードとの組合せを適宜変えることにより変動パターンを変更させることができる。この結果、遊技が単調となることを防止できる。
なお、「特殊演出モード」では、「通常演出モード」と比較してリーチ発生率が下がり、結果的にリーチが発生した場合には、大当りにつながりやすい印象を遊技者に与える。また、図柄を表示する液晶表示の背景表示部分が、大当り確率が上昇する確率変動状態を想定させるオレンジ色の背景となり、枠用LED32A、32B、36、38等が頻繁に点滅を繰り返す。各種スピーカ184から発せられる効果音も「通常演出モード」時とは異なり、アップテンポ調のBGMに変更され、遊技者の遊技意欲をかきたてる。これら「通常演出モード」時とは明らかに違う遊技環境とすることにより、遊技者に大当りしやすいチャンス状態に移行したのではないかと思わせることができ、遊技における単調さを解消することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る遊技機であるパチンコ機10について説明する。なお、第1実施形態のパチンコ機10と重複する構成には同符号を付し、その説明を適宜省略する。
図3に示すように、本実施形態の主制御基板(第1制御基板)120のROM120Cには、比較的カウント周期の長い乱数カウンタAと比較的カウント周期の短い乱数カウンタBに関するデータが格納されている。ここで、乱数カウンタAのカウント周期は(4+α)×315/60(分)であり、乱数カウンタBのカウント周期は第1実施形態のカウント周期と同様の21分である。また、カウンタ(計数部)120Dは、乱数カウンタAのカウント周期をカウントするカウンタ(以下、「第1カウンタ」と称する)と乱数カウンタBのカウント周期をカウントするカウンタ(以下、「第2カウンタ」と称する)の2種類設けられており、第1カウンタは(4+α)msecで+1をカウントするものであり、第2カウンタは4msecで+1をカウントするものである。
本実施形態によれば、図9に示すように、パチンコ機(遊技機)10の電源がONされると、乱数カウンタAと乱数カウンタBとが第1カウンタ及び第2カウンタにより同時にカウントされる(ステップ300)。ここで、乱数カウンタBがカウント開始から105000(7分間)まで第2カウンタによりカウントされるまでは、通常演出モードになり通常演出モードの遊技環境となるように主制御基板(第1制御手段)120によりサブ制御基板(第2制御手段)124が制御される(ステップ320)。乱数カウンタBがカウント開始から105000(7分間)まで第2カウンタによりカウントされると(ステップ340)、乱数カウンタBが第2カウンタにより105000(7分)から180000(12分)までカウントされる5分間は、特殊演出モードになり特殊演出モードの遊技環境となるように主制御基板(第1制御手段)120によりサブ制御基板(第2制御手段)124が制御される(ステップ360)。乱数カウンタBが第2カウンタにより105000(7分)から180000(12分)までカウントされ5分間経過すると(ステップ380)、乱数カウンタBが第2カウンタにより180000(12分)から315000(21分)までカウントされる9分間は、通常演出モードになり通常演出モードの遊技環境となるように主制御基板(第1制御手段)120によりサブ制御基板(第2制御手段)124が制御される(ステップ400)。
ここで、乱数カウンタBが第2カウンタにより315000(21分)までカウントされ乱数カウンタBのカウント周期が終了すると(ステップ440)、このとき乱数カウンタAの第1カウンタによるカウント値(T1)がCPU(演算部)120Aにより読み取られる(ステップ460)。この読み取られたカウント値(T1)がCPU(演算部)120Aにより第2カウンタのカウント初期値にセットされる(ステップ480)。そして、乱数カウンタBは、第2カウンタによりカウント初期値(T1)からカウントされ、315000までカウントされると、カウント値が0(ゼロ)に戻って、さらに(T1)−1までカウントされていく(ステップ500)。(T1)−1までカウントされると、乱数カウンタBのカウント周期が終了することになるので、このとき乱数カウンタAの第1カウンタによるカウント値(T2)がCPU(演算部)120Aにより読み取られる(ステップ520)。この読み取られたカウント値(T2)がCPU(演算部)120Aにより第2カウンタのカウント初期値にセットされる(ステップ540)。そして、乱数カウンタBは、第2カウンタによりカウント初期値(T2)からカウントされ、315000までカウントされると、カウント値が0(ゼロ)に戻って、さらに(T2)−1までカウントされていく(ステップ560)。(T2)−1までカウントされると、乱数カウンタBのカウント周期が終了することになるので、このとき乱数カウンタAの第1カウンタによるカウント値(T3)がCPU(演算部)120Aにより読み取られる(ステップ580)。この読み取られたカウント値(T3)がCPU(演算部)120Aにより第2カウンタのカウント初期値にセットされる(ステップ600)。以後、これが繰り返されていく。
具体的には、T1のカウント値を225000(15分)とすると、乱数カウンタBは、第2カウンタによりカウント初期値(225000)からカウントされ、315000までカウントされると、カウント値が0(ゼロ)に戻って、さらに224999までカウントされていく。
本実施形態では、乱数カウンタBの第2カウンタによるカウント初期値が乱数カウンタBのカウント周期毎に変更されていくので、通常演出モードの時間や特殊演出モードの時間を乱数カウンタBのカウント周期毎に変更させることができる。
具体的には、図8に示すように、乱数カウンタBのカウント開始から最初の7分間は通常演出モードとなり、次の5分間は特殊演出モードとなり、次の9分間は通常演出モードとなる。ところが、2周期目では乱数カウンタBのカウント初期値が225000になるため、その後、乱数カウンタBのカウント値が315000までカウントされて0に戻りさらに104999までカウントされる13分(6分+7分)間は通常演出モードになる。そして、乱数カウンタBのカウント値が179999までカウントされる5分間は特殊演出モードになる。さらに、特殊演出モード以後、乱数カウンタBのカウント値が224999までカウントされる3分間は通常演出モードになる。
以上のように、第1カウンタと第2カウンタとによりカウント周期の異なる乱数カウンタAのカウント周期と乱数カウンタBのカウント周期とがそれぞれカウントされ、例えばカウント周期の短い乱数カウンタBのカウント周期が終了するときのカウント周期の長い乱数カウンタAの第1カウンタによるカウント値が、CPU(演算部)120Aにより乱数カウンタBのカウント周期が終了した後の乱数カウンタBのカウント初期値に採用される。これにより、通常演出モードの時間や特殊演出モードの時間を乱数カウンタBのカウント周期毎に変更させることができる。これにより、カウント周期の短い乱数カウンタBのカウント周期が終了する毎にそのカウント初期値が変更されるため、変動パターンの規則性を排除することができる。この結果、カウント周期の短い乱数カウンタBのカウント周期が終了する毎に、特殊演出モードと通常演出モードとのタイミングが変化するため、遊技が単調になることを防止できる。
特に、乱数カウンタAのカウント周期が乱数カウンタBのカウント周期よりも長いことにより、乱数カウンタBが1周した後の乱数カウンタBの初期値に採用される乱数カウンタAのカウント値の数が多くなるため、乱数カウンタBの初期値の数も多くなり、決定される変動パターンのバリエーションを多くすることができる。
また、乱数カウンタを2種類としたことにより、CPU(演算部)120Aによるカウント初期値の演算やカウンタによる乱数カウンタのカウントの負担を可能な限り軽減させることができる。
以上、本発明の第2実施形態として、乱数カウンタAと乱数カウンタBの2種類の乱数カウンタを用いて変動パターンを変更させる構成を説明したが、2種類の乱数カウンタを用いることに限られるものではなく、3種類以上の乱数カウンタを用い、そのうち1つの乱数カウンタのカウント初期値を変更させてもよい。
また、本実施形態では、乱数カウンタAのカウント周期を乱数カウンタBのカウント周期よりも長くしていたが、乱数カウンタBのカウント周期を乱数カウンタAのカウント周期よりも長くしてもよい。
なお、上記した第1実施形態および第2実施形態では、主制御基板120は、通常演出モード時は通常演出モードの変動パターン群である図11から変動パターンを選択し、特殊演出モード時は特殊演出モード(バトルモード)の変動パターン群である図10から変動パターンを選択する。通常演出モード時でも特殊演出モード時でも、主制御基板120はリーチ発生率を1/13.5で振り分ける。しかし、特殊演出モード時では、リーチに当選して振り分ける変動パターン群の中にリーチにならない変動パターンをいれるため、結果的にリーチ発生率が下がる。本実施形態では、特殊演出モード時は、リーチに当選しても90%以上はリーチにならない変動パターンを選択する振り分けにしている。このことにより、リーチ発生率を下げることができるため、結果的にリーチになれば大当たりし易い印象を遊技者に与えることができる。
次に、本発明の第1実施形態に係る遊技機であるパチンコ機10の変形例について説明する。なお、第1実施形態のパチンコ機10と重複する構成には同符号を付し、その説明を適宜省略する。
本変形例では、図12に示すように、主制御基板120とサブ制御基板124には、電源基板204を介して主電源202が接続されている。この主電源202から電源基板204を介して主制御基板120とサブ制御基板124に電源がそれぞれ供給される。また、サブ制御基板124から演出表示基板172に電源が供給される。また、主制御基板120のRAM120Bには、通常演出モードと特殊演出モードとの組み合わせからなる変動パターンの決定に用いた演出モードに関する乱数カウンタのカウント値が復電情報(復電フラグ)として記憶される。この復電情報(復電フラグ)をRAM120Bに記憶する処理は、カウンタ(計数部)120Dにより乱数カウンタが+1カウント(インクリメント)される毎に行われるもので、その都度、インクリメントされたカウント値がRAM120Bに書き込まれる。なお、この書込み処理によって、前回記憶した復電情報は消去される。
本変形例によれば、主電源202から電源基板204を介して主制御基板120又は主制御基板120とサブ制御基板124双方への電源供給が停止される際に、主制御基板120ではROM120Cに記憶された制御プログラムに基づきバックアップ処理が実行され、その時点でRAM120Bに記憶されている復電情報(復電フラグ)、換言すると、カウンタ(計数部)120Dにより計数された乱数カウンタのカウント値が、RAM120Bに形成されるバックアップ記憶領域に記憶される。そして、図13に示すように、電源供給が停止された後、電源供給が再開されると(S700)、電源供給の停止時にバックアップされた復電情報(復電フラグ)が主制御基板120のCPU120Aからサブ制御基板124に送信される(S720)。そして、サブ制御基板124により、受信した復電情報(復電フラグ)に基づいて所定の演出モード(通常演出モード又は特殊演出モード)が特定される(S740)。この特定された演出モード(通常演出モード又は特殊演出モード)が、サブ制御基板124の制御により演出表示基板172を介して演出表示装置180に表示される(S760)。これにより、遊技中に電断し、その後、復電した場合において、電断時に演出表示装置180に表示されていた演出モード(通常演出モード又は特殊演出モード)を確実に再現することができる。この結果、電断前と復電後の演出モード(通常演出モード又は特殊演出モード)を一致させることができ、両者の間で整合性をとることができる。
なお、上記第1実施形態に係る遊技機であるパチンコ機10の変形例については、上記第2実施形態に係る遊技機であるパチンコ機に対しても適用することができる。この場合、主制御基板120のRAM120Bには、通常演出モードと特殊演出モードとの組み合わせからなる変動パターンの決定に用いた乱数カウンタBのカウント値が復電情報として記憶される。
本変形例においても、遊技中に電断し、その後、復電した場合において、電断時に演出表示装置180に表示されていた演出モード(通常演出モード又は特殊演出モード)を確実に再現することができる。この結果、電断前と復電後の演出モード(通常演出モード又は特殊演出モード)を一致させることができ、両者の間で整合性をとることができる。
また、上記変形例では、主制御基板120又は主制御基板120とサブ制御基板124双方への電源供給が停止された場合における、電断前と復電後の演出モード(通常演出モード又は特殊演出モード)を一致させるための制御処理について説明したが、主制御基板120への電源供給は停止されず、サブ制御基板124のみ電源供給が停止されることも起こり得る。
このようにサブ制御基板124のみの電断に対応するための方法として、例えば、主制御基板120が特別図柄の変動開始を指示するコマンド(変動パターン指定コマンド)をサブ制御基板124に送信する毎(特別図柄の変動開始毎)に、上述の復電情報を併せてサブ制御基板124に送信する構成としてもよい。
このような構成によれば、サブ制御基板124の復電後、最初の特別図柄変動開始に演出モードが電断前の状態になるので、復電後短期間で演出モードを電断前の状態に復帰させることができる。このように、復電後の最初の特別図柄遊技が行われる時点で演出モードを電断前の状態に復帰させることで、電断前の特別図柄遊技が行われていた演出モードと復電後の特別図柄遊技が行われる演出モードとの整合性をとることができるので、電断発生による特別図柄遊技に対する不信感を遊技者に抱かせることはない。
なお、サブ制御基板124のみの電断に対応するために、主制御基板120が上述の復電情報をサブ制御基板124に送信するタイミングとしては、特別図柄の変動開始時の他、特別図柄の保留数を示す図柄を演出図柄表示装置82に表示させる時(始動口76への遊技球入球時)など、主制御基板120からサブ制御基板124に制御コマンドが送信される種々のタイミングの中から適宜選択することができる。
本発明の第1実施形態に係る遊技機の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の遊技盤の正面図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置の一部の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成するサブ制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電子制御装置を構成する発射制御基板を説明するための説明図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の演出方法に関するタイムチャートである。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の演出方法に関するフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の演出方法に関するタイムチャートである。 本発明の第2実施形態に係る遊技機の演出方法に関するフローチャートである。 特殊演出モードである変動パターンバトル1から変動パターンバトル20までの時間(秒)を示した表である。 通常演出モードである変動パターン通常1から変動パターン通常110までの時間(秒)を示した表である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の電源供給の流れを示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る遊技機の変形例の処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 パチンコ機(遊技機)
120 主制御基板(第1制御手段)
120A CPU(演算部)
120B RAM(記憶手段)
120D カウンタ(計数部)
124 サブ制御基板(第2制御手段)
180 演出表示装置(可変表示装置)
202 主電源(電源供給手段)
204 電源基板(電源供給手段)

Claims (8)

  1. 識別図柄をさまざまな態様で変動表示する可変表示装置と、前記可変表示装置により変動表示される識別図柄の複数の変動パターンを決定する第1制御手段と、前記第1制御手段が決定した変動パターンに基づいて所定の演出を司る第2制御手段と、を有する遊技機であって、
    通常演出モードを行う第1の変動パターン群と特殊演出モードを行う第2の変動パターン群と、があり、
    前記第1制御手段は、所定のカウント周期でカウントする乱数カウンタを用いて前記第1の変動パターン群と前記第2の変動パターン群のいずれかを選択し、かつ前記選択した変動パターン群の中から所定の変動パターンを決定し、
    前記第2制御手段は、前記決定された変動パターンに基づいて遊技環境を変化させることを特徴とする遊技機。
  2. カウント周期がそれぞれ異なる乱数カウンタAと乱数カウンタBとをそれぞれカウントする計数部と、前記乱数カウンタBが1周したときの前記乱数カウンタAのカウント値を前記乱数カウンタBが1周した後の前記乱数カウンタBの初期値に採用する演算部と、を有し、
    前記第1制御手段により前記乱数カウンタBを用いて前記第1の変動パターン群と前記第2の変動パターン群のいずれかを選択し、かつ、前記選択した変動パターン群の中から変動パターンを決定することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記第1制御手段及び前記第2制御手段に電源を供給する電源供給手段と、前記変動パターンの決定に用いた前記乱数カウンタのカウント値を復電情報として記憶する記憶手段と、を有し、
    前記電源供給手段から前記第1制御手段への電源供給が停止しその後電源の供給が再開した場合に、前記第1制御手段は前記電源供給の停止時の前記復電情報を前記第2制御手段に送信し、前記第2制御手段は受信した前記復電情報に基づいて所定の演出モードを特定して当該演出モードを前記可変表示装置に表示させることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記第1制御手段及び前記第2制御手段に電源を供給する電源供給手段と、前記変動パターンの決定に用いた前記乱数カウンタBのカウント値を復電情報として記憶する記憶手段と、を有し、
    前記電源供給手段から前記第1制御手段への電源供給が停止しその後電源の供給が再開した場合に、前記第1制御手段は前記電源供給の停止時の前記復電情報を前記第2制御手段に送信し、前記第2制御手段は受信した前記復電情報に基づいて所定の演出モードを特定して当該演出モードを前記可変表示装置に表示させることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。
  5. 前記第1制御手段は遊技状態の制御を行う主制御基板であり、前記第2制御手段は前記遊技状態に応じた演出の制御を行うサブ制御基板であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遊技機。
  6. 識別図柄をさまざまな態様で変動表示する可変表示装置と、前記可変表示装置により変動表示される識別図柄の複数の変動パターンを決定する第1制御手段と、前記第1制御手段が決定した変動パターンに基づいて所定の演出を司る第2制御手段と、を有する遊技機の演出方法であって、
    通常演出モードを行う第1の変動パターン群と特殊演出モードを行う第2の変動パターン群と、があり、
    前記第1制御手段は、所定のカウント周期でカウントする乱数カウンタを用いて前記第1の変動パターン群と前記第2の変動パターン群のいずれかを選択し、かつ前記選択した変動パターン群の中から所定の変動パターンを決定し、
    前記第2制御手段は、前記決定された変動パターンに基づいて遊技環境を変化させることを特徴とする遊技機の演出方法。
  7. カウント周期がそれぞれ異なる乱数カウンタAと乱数カウンタBとをそれぞれカウントする計数部と、前記乱数カウンタBが1周したときの前記乱数カウンタAのカウント値を前記乱数カウンタBが1周した後の前記乱数カウンタBの初期値に採用する演算部と、を有し、
    前記第1制御手段により前記乱数カウンタBを用いて前記第1の変動パターン群と前記第2の変動パターン群のいずれかを選択し、かつ、前記選択した変動パターン群の中から変動パターンを決定することを特徴とする請求項6に記載の遊技機の演出方法。
  8. 前記第1制御手段は遊技状態の制御を行う主制御基板であり、前記第2制御手段は前記遊技状態に応じた演出の制御を行うサブ制御基板であることを特徴とする請求項6又は7に記載の遊技機の演出方法。
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