JP2006296959A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遊技者の希望するように複数の変動図柄の変動時間の短縮を行うが、遊技者の結果報知の認識に混乱を及ぼす可能性が低く、しかも、ノイズ等の多い環境で使用されても、変動表示制御処理を確実に実行することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】 遊技者が短縮スイッチ9Aを押下しない場合には(S22:NO)、短縮フラグがOFFのため(S42:NO)、CPU291は、CPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを、通常変動パターン決定テーブル73の中から選択する(S43〜S45)。一方、遊技者が短縮スイッチ9Aを押下した場合には(S22:YES)、短縮フラグがONのため(S42:YES)、CPU291は、CPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを、短縮変動パターン決定テーブル74の中から選択する(S46〜S49)。
【選択図】 図18

Description

本発明は、遊技領域に設けられて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備えた遊技機に関するものである。
従来より、遊技領域に設けられて変動図柄を表示する特別図柄表示装置を備えた遊技機に関して種々提案されている。
例えば、可変表示する識別情報が特定の表示結果となったときに、所定の遊技価値を付与し得る可変表示装置を備えた遊技機において、前記可変表示装置による識別情報の変動を予め定めた条件の成立に基づいて許容する変動許容手段と、該変動許容手段により許容された前記識別情報の変動を複数回分記憶する変動記憶手段と、第1の確率値にて前記特定の表示結果となるように前記可変表示装置の識別情報を変動制御する第1の確率変動制御手段と、予め定めた条件が成立したとき、前記第1の確率値よりも高い第2の確率値にて前記特定の表示結果となるように前記可変表示装置の識別情報を変動制御する第2の確率変動制御手段と、予め定めた変動時間の経過に基づいて前記識別情報の変動を停止制御すると共に、前記第2の確率変動制御手段による変動制御において、前記変動記憶手段の変動回数が所定値以上記憶されると通常の変動時間よりも短い時間にて変動を停止制御する変動停止制御手段と、を備えた遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平8−24413号公報(段落(0008)〜(0060)、図1〜図33)
しかしながら、上述の遊技機の構成では、特定表示の変動確率と始動記憶数とを相互に対応させて識別情報の変動を短縮することができるが、遊技者の希望するところでは識別情報の変動を短縮することができず、遊技者の要求を満足させることができないという問題がある。
このため、遊技者が操作ボタンを押せば複数の変動図柄の変動表示が途中終了するように構成することが考えられる。しかし、遊技者の希望通り複数の変動図柄の変動途中で変動表示を終了するように変更しても、遊技者はいきなり結果が報知されることで認識が追いつかず混乱する可能性があるという問題がある。また、遊技機の制御自体も、複数の変動図柄の変動途中で強制的に変動表示の終了制御処理等を実行しなければいけなくなり、ノイズ等の多い環境で使用される遊技機にとっては、変動表示制御処理の実行途中において、データの変更・信号送信等という本来予定されていない制御処理を実行する必要が生じる分、遊技機の誤動作が発生する危険度が高くなるという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、遊技者の希望するように複数の変動図柄の変動時間の短縮を行うが、遊技者の結果報知の認識に混乱を及ぼす可能性が低く、しかも、ノイズ等の多い環境で使用される遊技機にとっても、変動表示制御処理を確実に実行することが可能となり、遊技機の誤動作が発生する危険度が低くなるように確実に制御できる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するため請求項1に係る遊技機は、遊技領域に設けられて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、前記特別図柄表示装置を制御する表示制御手段と、遊技機の動作状態を制御する主制御手段と、前記主制御手段から入力された指示情報に基づいて前記表示制御手段に対して該指示情報に対応する表示指示情報を出力するサブ制御手段と、前記変動図柄の変動を通常の変動時間よりも短い時間にて停止させるように指示する短縮指示情報を入力する変動短縮指示手段と、を備え、前記主制御手段は、遊技球が始動口に入賞した際に所定範囲内で更新される大当り乱数の値を取得する大当り乱数取得手段と、前記大当り乱数取得手段によって取得された大当り乱数の値と予め定められた大当り値とが一致するか否かを判定する大当り判定手段と、前記変動短縮指示手段によって短縮指示情報が入力されたか否かを判定する短縮指示判定手段と、前記大当り判定手段の判定の結果を遊技者に報知する報知時間を決定する変動パターンコマンドを、前記大当り判定手段の判定結果に基づいて選択対象とされた変動パターンコマンドの中から選択する変動パターン選択手段と、前記特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示時間が前記報知時間を経過したか否かを判定する経過時間判定手段と、前記経過時間判定手段によって報知時間を経過したと判定した場合には、確定信号を出力する確定信号出力手段と、前記短縮指示判定手段によって短縮指示情報が入力されていないと判定し、且つ、前記経過時間判定手段によって報知時間を経過したと判定した場合には、前記変動パターン選択手段が前記変動パターンコマンドを通常の報知時間を決定する通常変動パターンコマンドの中から選択するように制御する通常変動パターン選択制御手段と、前記短縮指示判定手段によって短縮指示情報が入力されたと判定し、且つ、前記経過時間判定手段によって報知時間を経過したと判定した場合には、前記変動パターン選択手段が前記変動パターンコマンドを通常の報知時間よりも短い報知時間を決定する短縮変動パターンコマンドの中から選択するように制御する短縮変動パターン選択制御手段と、前記変動パターン選択手段によって選択された変動パターンコマンドを前記サブ制御手段に前記指示情報として出力する変動パターン判定結果指示手段と、前記大当り判定手段により大当りであると判定された場合に、大入賞口の開閉を行う可変入賞装置を通常遊技状態よりも遊技者に有利な大当り遊技状態に制御する大当り遊技制御手段と、を有し、前記サブ制御手段は、前記特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の表示パターンを指示する演出パターンコマンドを、前記主制御手段から入力された前記変動パターンコマンドに基づいて選択対象とされた演出パターンコマンドの中から選択する演出パターン選択手段と、前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンコマンドを前記表示制御手段に前記表示指示情報として出力する演出パターン判定結果指示手段と、を有し、前記表示制御手段は、前記各演出パターンコマンドのそれぞれに対応する演出表示パターンを記憶する演出表示パターン記憶手段と、前記サブ制御手段から前記演出パターンコマンドが入力された場合には、この演出パターンコマンドに対応する演出表示パターンを選択する演出表示パターン選択手段と、前記演出表示パターン選択手段によって選択された演出表示パターンに基づいて前記複数の変動図柄を変動表示する変動図柄表示制御手段と、前記主制御手段からサブ制御手段を介して前記演出表示パターンの表示の終了を指示する前記確定信号が入力されるまで、前記複数の変動図柄の確定表示態様が出現した状態を表示し、該確定信号が入力された場合には、該確定表示態様を確定表示するように制御する確定表示制御手段と、を有することを特徴とする。
また、請求項2に係る遊技機は、請求項1に記載の遊技機において、前記各短縮変動パターンコマンドによって決定される各報知時間は、前記各通常変動パターンコマンドによって決定される各報知時間のうちのいずれの報知時間よりも短い時間であることを特徴とする。
請求項1に係る遊技機では、主制御手段は、特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示時間が報知時間を経過したか否かを判定する判定処理を実行する。また、変動短縮指示手段によって短縮指示情報が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。そして、該短縮指示情報が入力されていないと判定し、且つ、特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示時間が報知時間を経過したと判定した場合には、大当り判定手段の判定の結果を遊技者に報知する報知時間を決定する変動パターンコマンドを、大当り判定手段の判定結果に基づいて選択対象とされた通常の報知時間を決定する通常変動パターンコマンドの中から選択してサブ制御手段に指示情報として出力する。一方、該短縮指示情報が入力されたと判定し、且つ、特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示時間が報知時間を経過したと判定した場合には、大当り判定手段の判定の結果を遊技者に報知する報知時間を決定する変動パターンコマンドを、大当り判定手段の判定結果に基づいて選択対象とされた通常の報知時間よりも短い報知時間を決定する短縮変動パターンコマンドの中から選択してサブ制御手段に指示情報として出力する。
そして、サブ制御手段は、主制御手段から入力された変動パターンコマンドに基づいて選択対象とされた演出パターンコマンドから一の演出パターンコマンドを選択して表示制御手段に表示指示情報として出力する。更に、表示制御手段は、表示制御手段から入力された演出パターンコマンドに対応する演出表示パターンを選択して、この演出表示パターンに基づいて複数の変動図柄の変動を特別図柄表示装置に表示する。また、表示制御手段は、主制御手段からサブ制御手段を介して演出表示パターンの表示の終了を指示する確定信号が入力されるまで、複数の変動図柄の確定表示態様が出現した状態を表示し、この確定信号が入力された場合には、該確定表示態様を確定表示する。
これにより、遊技者が変動短縮指示手段を介して変動図柄の変動を通常の変動時間よりも短い時間にて停止させるように指示する短縮指示情報を入力しない場合には、特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示時間が報知時間を経過して確定表示された後、サブ制御手段に指示情報として出力する変動パターンコマンドを、通常の報知時間を決定する通常変動パターンコマンドの中から選択する。このため、特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示が確定表示された後、次の複数の変動図柄の変動表示を通常の報知時間で確実に表示して、遊技者に対して大当たりの判定結果を正確に報知するように遊技機を確実に制御することができる。一方、遊技者が変動短縮指示手段を介して変動図柄の変動を通常の変動時間よりも短い時間にて停止させるように指示する短縮指示情報を入力した場合には、特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示時間が報知時間を経過して確定表示された後、サブ制御手段に指示情報として出力する変動パターンコマンドを、通常の報知時間よりも短い報知時間を決定する短縮変動パターンコマンドの中から選択する。このため、特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示が確定表示された後、次の複数の変動図柄の変動表示を通常の報知時間よりも短い報知時間で確実に表示して、遊技者に対して大当たりの判定結果を正確に報知するように遊技機を確実に制御することができる。従って、ノイズ等の多い環境で遊技機を使用しても、遊技者が変動短縮指示手段を介して短縮指示情報を入力した場合においても、変動表示制御処理を確実に実行することが可能となり、遊技機の誤動作が発生する危険度が低くなるように確実に制御することができる。
また、遊技者が変動短縮指示手段を介して変動図柄の変動を通常の変動時間よりも短い時間にて停止させるように指示する短縮指示情報を入力した場合には、特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示時間が報知時間を経過して確定表示された後、サブ制御手段に指示情報として出力する変動パターンコマンドを、通常の報知時間よりも短い報知時間を決定する短縮変動パターンコマンドの中から選択して、サブ制御手段に指示情報として出力する。このため、特別図柄表示装置に表示されている複数の変動図柄の変動は途中で停止することなく確定表示された後、短縮指示情報を入力した後の次の複数の変動図柄の変動表示が、通常時よりも短い時間で確定表示される。
これにより、遊技者は変動短縮指示手段を介して複数の変動図柄の変動時間を希望するように短縮することができる。また、複数の変動図柄の変動は途中で停止することなく確定表示された後、次の複数の変動図柄の変動表示が、通常時よりも短い時間で確定表示されるため、遊技者は複数の変動図柄の次回変動表示が短い時間で確定表示されることを予測でき、大当たりの判定結果を確実に認識することができ、遊技者の結果報知の認識に混乱を及ぼす可能性を確実に低くすることができる。
また、請求項2に係る遊技機では、各短縮変動パターンコマンドによって決定される各報知時間は、各通常変動パターンコマンドによって決定される各報知時間のうちのいずれの報知時間よりも短い時間である。
これにより、遊技者が変動短縮指示手段を介して変動図柄の変動を通常の変動時間よりも短い時間にて停止させるように指示する短縮指示情報を入力した場合には、ハズレの演出表示だけでなく、大当たりの演出表示の複数の変動図柄の変動表示をも、短縮指示情報を入力しない場合のハズレの演出表示の変動時間よりも短い報知時間で確実に表示して、遊技者に対して大当たりの判定結果を正確に報知するように遊技機を確実に制御することができる。このため、ノイズ等の多い環境で遊技機を使用しても、大当たりの演出表示を短縮指示情報を入力しない場合のハズレの演出表示よりも短い報知時間にするように制御する変動表示制御処理を確実に実行することが可能となり、遊技機の誤動作が発生する危険度が低くなるように確実に制御することができる。また、遊技者が変動短縮指示手段を介して短縮指示情報を入力した場合には、大当たりの演出表示を短縮指示情報を入力しない場合のハズレの演出表示よりも短い報知時間にすることができるため、遊技者の報知時間の短縮に対する希望をより満足させることが可能となる。
以下、本発明に係る遊技機をパチンコ機について具体化した一実施例について図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本実施例に係るパチンコ機の概略構成について図1及び図2に基づき説明する。
図1及び図2に示すように、パチンコ機1は、正面視矩形に形成される木製の外枠2に対して合成樹脂製の内枠3が、内枠取付用ヒンジを構成する上ヒンジ3A及び下ヒンジ3Bを介して外枠2に対して開閉自在に取り付けられている。そして、この内枠3のほぼ上半分の前側には、合成樹脂製の前面カバー部材4が左端縁部の上下を軸支されて開閉自在に取付けられている。また、この前面カバー部材4のほぼ中央部には略円形の窓部5が開設され、この窓部5の外周縁部に形成されるガラス保持枠に装着された2枚のガラスを通して遊技盤41(図3参照)上の遊技領域42(図3参照)を見ることができるように構成されている。また、前面カバー部材4の窓部5の左上端縁部には、フルカラーの発光ダイオードが内蔵され、遊技中のエラーを表示するエラー表示電飾ランプ6が取付けられている。また、前面カバー部材4の正面視四隅には、スピーカ7が配置されている。また、前面カバー部材4の前面部分は、窓部5の周囲が不透明な合成樹脂製の前面部材4Aで覆われており、不図示のフルカラーダイオードが窓部5の外周部に沿って内蔵され、遊技中に光演出が行われる。
また、前面カバー部材4の右側端縁部には、内枠3及び前面カバー部材4を施錠する施錠装置(不図示)を操作するための鍵挿入部4Bが設けられている。前面カバー部材4を開くためには、この鍵挿入部4Bに所定のキーを挿入して所定方向に回せば、施錠装置のロック状態が解除されて、前面カバー部材4のみがオープンされる。
また、この前面カバー部材4の下側には、賞球払出装置22を介して払い出される賞球を受ける上皿8が配設されている。また、この上皿8は、左端縁部の上下を軸支されて、前面カバー部材4を開放後、内側に設けられた不図示のレバーを下げることにより開放できるように取付けられている。また、この上皿8の中央前面部には、不図示のカード式球貸機を操作する球貸操作部8Bが設けられ、各操作ボタン8C、8Dが配置されている。そして、その上皿8の下には、下皿9が配設される。また、この下皿9の上端面左方には後述のように3列の変動図柄の変動表示が通常の変動時間よりも短い時間(本実施例では、約2秒である。)にて停止するように指示する短縮スイッチ9Aと、他の演出表示等に使用可能なスイッチボタン9Bが配置されている。
また、上皿8に連通する不図示の球送り機構を介して上皿8のパチンコ球が操作ハンドル10によりパチンコ球の発射勢を調整される発射装置(不図示)へ送られるよう構成されている。この発射装置は、供給されるパチンコ球を連続的に叩打する発射ソレノイド(不図示)や発射勢装置として機能する発射制御基板30等から構成され、該発射制御基板30は、操作ハンドル10の内部に取り付けられる可変抵抗器(不図示)を介して発射ソレノイドへの供給電力が調節され、パチンコ球の発射勢を強めたり、弱めたりすることが可能なように構成されている。これにより、遊技者が操作ハンドル10における回動操作部材10Aの回動量を調節することによって、該操作ハンドル10内に取り付けられた可変抵抗器の抵抗値が増減され、発射ソレノイドによるパチンコ球の発射勢の加減を適宜行うことができるように構成されている。
また、外枠2の内枠3より下側部分の前面部を左右方向及び上下方向の各全幅に渡って覆うようにスピーカ筐体11が設けられている。また、内枠3を閉じた場合には、該内枠3の下端部は、その自重によってスピーカ筐体11の上端面部に当接している。また、このスピーカ筐体11の底面前端縁部には、左右方向全幅に渡って外枠2の下端面に対向する位置まで下方に突設されるリブ部(不図示)が設けられている。
また、この内枠3のほぼ中央部には遊技盤41が着脱自在なように鉄板等の金属製や合成樹脂製又は合成樹脂の一体成形により形成される機構盤18に取り付けられている。そして、この機構盤18の裏側には合成樹脂製の機構セット盤20が開閉自在に蝶番により取り付けられている。
また、パチンコ機1の裏側最上段には、上方に開口した賞球タンク21が機構セット盤20に固定されている。賞球タンク21は、傾斜した底面に連通孔が形成され、その連通孔の下方にはパチンコ球を2列に整列流出し、賞球払出装置22にパチンコ球を送る通路を形成するタンクレール23が取付けられている。また、賞球払出装置22内には、賞球案内部24内の賞球通路を通過するパチンコ球を確認する球有り検出スイッチやパチンコ球の払い出しを調節する払い出しステッピングモータが内装されている。そして、これら賞球タンク21、タンクレール23、賞球案内部24、賞球払出装置22等により賞球及び貸球の払い出しシステムが構成されている。
また、タンクレール23の下側には液晶表示器(LCD)52(図3参照)等を制御する演出表示基板260(図4参照)が内蔵される演出表示基板ケース26が配設されている。また、演出表示基板ケース26の横側には普通役物等を駆動制御する役物駆動制御基板が内蔵される役物駆動制御基板ケース27が配設されている。また、演出表示基板ケース26の下側には、各スピーカ7、スピーカ筐体11に内蔵されるスピーカ、及びエラー表示電飾ランプ6等のフルカラーダイオード等を駆動制御するとともに、演出表示基板260による表示制御とスピーカ等に関する音制御との間に因果関係を持たせる制御を行うサブ統合制御基板280(図4参照)が内蔵されるサブ統合制御基板ケース28が配設されている。また、このサブ統合制御基板ケース28の下側には、パチンコ機1の遊技動作を制御する主制御基板290(図4参照)が内蔵される主制御基板ケース29が配設されている。そして、この主制御基板ケース29の遊技者側前面部には、操作ハンドル10の操作によって発射装置を駆動制御する発射制御基板が内蔵される発射制御基板ケース30が配設されている。また、主制御基板ケース29の横側には、賞球払出装置22を駆動制御する払出制御基板が内蔵される払出制御基板ケース31が配設されている。更に、この払出制御基板ケース31の下側には、AC24Vの供給電源からDC5VやDC12V等の各種駆動電源を生成して供給する電源基板が内蔵される電源基板ケース32が配設されている。
次に、遊技盤41上の遊技領域42の構成について図3に基づいて説明する。
図3に示すように、この遊技領域42は、所定厚さの板材をなした遊技盤41上に入賞口などの各構造物が配設され、それを囲むように環状のレール43が立設されて構成されている。このレール43は、発射されたパチンコ球を遊技領域42内に案内する重複して形成した案内路44を構成し、右肩部にはレール43に沿って打ち込まれるパチンコ球の進行を制限するための段差部45を有する。
遊技領域42のほぼ中央には、開口部が開設され、この開口部の前面側に特別図柄表示装置48が配設されている。この特別図柄表示装置48は、背面部に取り付けられる液晶表示器(LCD)52等から構成されている。この液晶表示器52には、左、中、右に上下方向に変動する3列の変動図柄が表示され、左下角部には、左右に2分割された普通図柄を表示する普通図柄表示部50が構成されている。
一方、特別図柄表示装置48の左側にはゲート54が配設されている。また、このゲート54にはパチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54A(図4参照)が備えられている。また、特別図柄表示装置48の左右の下角部の外側には、通常の風車55、56が設けられている。
また、特別図柄表示装置48の直下には、始動口57が配設されている。この始動口57には、パチンコ球の入賞を検出する始動口スイッチ57A(図4参照)が設けられ、パチンコ球の入賞を検出することで液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄の変動が開始する。そして、変動図柄が変動中に始動口57に入賞した場合には、後述のように入賞個数が4個まで主制御基板290(図4参照)に設けられるRAMに記憶されて変動図柄の変動確定回数として保留される。
また、ゲート54のパチンコ球の通過を検出することで普通図柄表示部50の普通図柄が変動する。そして、このゲート54にパチンコ球が入って、普通図柄表示部50の普通図柄が変動後、所定の表示態様で停止した場合(例えば、「11」、「77」のように揃った場合等)には、始動口57の上部に設けられるチューリップ式役物57Bが所定時間(本実施例では、約1秒間)開かれ、この始動口57にパチンコ球が入賞する確率が増加する。また、普通図柄が変動中にゲート54をパチンコ球が通過した場合には、後述のように通過個数が4個まで主制御基板290に設けられるRAMに記憶されて普通図柄の変動確定回数として保留される。
そして、始動口57の下側には、横幅が広い上方に開口する開閉扉59で前面部を覆われる大入賞口60が形成された特別入賞装置61が配設されている。また、この大入賞口60の左右両側には上方に開口する各入賞口62、63が配設されて遊技盤41裏面の不図示の賞球樋に連通され、この各入賞口62、63への入賞を検出する入賞口スイッチ(不図示)が設けられている。また、各入賞口62、63の下側には、各電飾ランプ62A、63Aが内蔵されている。
また、特別入賞装置61の直下にはレール43に沿ってアウト口65が開設されている。更に、レール43に囲まれたこのような遊技領域42には、前記各構成物とともに複数の釘が打設されてパチンコ球の複雑な流路を構成している。
次に、上記のように構成されたパチンコ機1の駆動制御に係る制御システムの構成について図4乃至図9に基づいて説明する。
図4に示すように、パチンコ機1の駆動制御に係る制御システムは、主制御基板290、サブ統合制御基板280及び演出表示基板260等から構成されている。
主制御基板290は、CPU291、ROM292、RAM293、及び及び入出力回路(I/O)294等から構成され、このCPU291、ROM292、RAM293、及び入出力回路294は、バス線により相互に接続されている。また、CPU291にはクロック回路295が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路294には、短縮スイッチ9A、ゲートスイッチ54A、始動口スイッチ57A等が接続されている。また、この入出力回路294には、開閉扉59を開閉する開閉ソレノイド59A、及びチューリップ式役物57Bを開閉するソレノイド57Cが接続されている。
また、図5に示すように、主制御基板290のRAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から359まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値359の次には最小値0に戻る)が格納される大当りカウンタ293Aが設けられている。この大当りカウンタ293Aのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づき大当たりかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「7」が大当たりに対応し、その他のカウント値はハズレとなる。また、例えば、通常時は、カウント値「7」が大当たりに対応し、いわゆる確率変動モード(確変獲得時)の場合には、カウント値「1、3、5、7」が大当たりに対応しており、その他のカウント値は外れとなる。従って、非確変モード時の遊技状態の場合は、1/360の確率で大当たりが発生し、確率変動モードの遊技状態の場合は、4/360の確率で大当たりが発生する。
尚、大当たりが抽選された場合には、液晶表示器52の表示画面内で左、中、右の3列の変動図柄が変動後、各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「9」、「0」のうちのいずれかが「111」、「222」、「333」、・・・、「999」、「000」と揃って確定停止して表示され、その後、大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して、毎回30秒間又は30秒以内に10個入賞するまで開放され、遊技者に多くの賞球が払い出される(換言すれば遊技者に有利な状態である)いわゆる大当たり遊技を行うことができる。
また、RAM293には、クロック回路295から入力されるクロック信号に基づいて0から9まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値9の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄カウンタ293Bが設けられている。かかる普通図柄カウンタ293Bのカウント値は、各ゲートスイッチ54Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づいて当りかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値が偶数の場合が当りに対応し、奇数の場合が外れに対応している。
ここで、普通図柄カウンタ293Bは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチ54Aからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄カウント値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、液晶表示器52の図柄が変動中に始動口57に入賞した入賞個数が最大4個までカウントされる第1保留カウンタ293Cが設けられている。また、普通図柄表示部50の普通図柄が変動中にゲート54を通過した通過個数が最大4個までカウントされる第2保留カウンタ293Dが設けられている。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から142まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値142の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチカウンタ293Eが設けられている。かかるリーチカウンタ293Eのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきリーチとなるかどうか判断される。ここでは、例えば、カウント値「0〜27」がリーチ後に外れとなるリーチハズレの場合に対応し、カウント値「28〜142」がリーチに至ることなく直ちにハズレとなる完全ハズレの場合に対応している。
尚、リーチとは、左、中、右の3列の変動図柄が変動後、左列と右列との変動図柄が各特別図柄「1」、「2」、「3」、・・・、「8」のうちのいずれかで揃って停止し、中列の変動図柄が変動する状態をいう(例えば、「1↓1」、「2↓2」、・・・、「7↓7」等の状態である。)。また、左、中、右の3列の変動図柄のうち左列と右列に停止する特別図柄をリーチ図柄という。従って、リーチハズレとは、リーチの状態になった後、中列の変動図柄がリーチ図柄と異なる特別図柄で停止することをいう。また、完全ハズレとは、リーチとなることなく終わることをいう。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から7まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値7の次には最小値0に戻る)が格納される大当り特別図柄選択カウンタ293Fが設けられている。かかる大当り特別図柄選択カウンタ293Fのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られ、その読み取られたカウント値に基づきに左、中、右の3列の変動図柄が変動後、停止表示される大当たり図柄の組合せのパターンを特定する。例えば、カウント値「0」が大当たり図柄「111」、カウント値「1」が大当たり図柄「222」、カウント値「2」が大当たり図柄「333」、カウント値「3」が大当たり図柄「444」、カウント値「4」が大当たり図柄「555」、カウント値「5」が大当たり図柄「666」、カウント値「6」が大当たり図柄「777」、カウント値「7」が大当たり図柄「888」に対応している。尚、各大当たり図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から3まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値3の次には最小値0に戻る)が格納される普通図柄選択カウンタ293Gが設けられている。ここでは、例えば、上記普通図柄カウンタ293Bのカウント値が偶数の時には、カウント値「0、2」が普通図柄「11」、カウント値「1、3」が普通図柄「77」に対応している。また、普通図柄カウンタ293Bのカウント値が奇数の時には、カウント値「0、2」が普通図柄「17」、カウント値「1、3」が普通図柄「71」に対応している。尚、各普通図柄は、公知のように、一連の図柄変動を経た後に停止表示される図柄である。
ここで、普通図柄選択カウンタ293Gは、ゲート54(図3参照)をパチンコ球が通過した際に、パチンコ球の通過を検出するゲートスイッチからの信号が入力されたときに記憶されている数値をその時の「普通図柄選択カウント値」として後述のパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から99まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値99の次には最小値0に戻る)が格納される変動パターン選択カウンタ293Hが設けられている。かかる変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。尚、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値は、液晶表示器52の3列の変動図柄の変動が開始されるタイミングで読み取るように構成してもよい。また、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて選択される変動パターンコマンドは、公知のように、各種の表示演出に基づき特別図柄表示装置48で一連の図柄変動を表示する変動パターンを特定したコマンドであり、本実施例においては、後述のように表示演出時間として完全ハズレの変動パターンでは、「10秒間」、「4秒間」(図10参照)、「2秒間」(図11参照)の3種類のものが設定されている。また、リーチハズレの変動パターンでは「20秒間」、「30秒間」(図10参照)の2種類のものが設定されている。更に、大当たり(通常大当たり及び確変大当たり)の変動パターンでは「22秒間」、「32秒間」(図10参照)、「2秒間」(図11参照)の3種類のものが設定されている。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から200まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値200の次には最小値0に戻る)が格納されるハズレ図柄選択カウンタ293Iが設けられている。かかるハズレ図柄選択カウンタ293Iのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM293には、クロック回路295から出力されるクロック信号に基づいて0から143まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値143の次には最小値0に戻る)が格納されるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jが設けられている。かかるリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値は、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されるタイミングで読み取られる。
また、RAM293には、始動口スイッチ57Aからスイッチ信号が入力されたときの各カウンタ293A〜293Jのカウント値等が記憶されるパラメータ記憶エリア293Kが設けられている。
尚、各カウンタ293A〜293Jの各カウント値及びパラメータ記憶エリア293Kは、起動時に「0」に初期化される。また、第1保留カウンタ293Cは、特別図柄が変動を開始する毎に1減算される。また、第2保留カウンタ293Dは、普通図柄が変動を開始する毎に1減算される。
また、図6に示すように、ROM292には、後述のように短縮スイッチ9Aが押下されていない場合に、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、変動パターンを決定する後述の通常変動パターン決定テーブル73(図10参照)と、後述のように短縮スイッチ9Aが押下された場合に、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、変動パターンを決定する後述の短縮変動パターン決定テーブル74(図11参照)とが格納される変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aが設けられている。
また、図4に示すように、サブ統合制御基板280には、CPU281、スピーカ7や電飾ランプ6等の駆動制御プログラム等を格納するROM282、主制御基板290からの各種制御信号を格納するRAM283、主制御基板290から送出される各種制御信号を受信する入出力回路284、スピーカ7を駆動制御する駆動回路71、エラー表示電飾ランプ6等を駆動制御する駆動回路72等が配設されている。そして、このCPU281、ROM282、RAM283、及び入出力回路284は、バス線により相互に接続されている。また、CPU281にはクロック回路285が接続されて所定のクロック信号が入力される。また、入出力回路284には、主制御基板290の入出力回路294が接続されている。また、この入出力回路284には、各駆動回路71、72が接続されている。
また、図7に示すように、サブ統合制御基板280のRAM283には、クロック回路285から入力されるクロック信号に基づいて0から13まで繰り返し1ずつ加算した数値(最大値13の次には最小値0に戻る)が格納される演出パターン選択カウンタ283Aが設けられている。かかる演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値は、主制御基板290から送信された変動パターンコマンドが入力されるタイミングで読み取られ(図21のS103)、その読み取られたカウント値は、パラメータ記憶エリア283Bに記憶される。
また、図8に示すように、サブ統合制御基板280のROM282には、後述の演出パターン選択テーブル75(図12参照)が格納される演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aが設けられている。更に、ROM282には、後述の各演出パターンコマンド1A、1B、・・・、23C(図12参照)の選択等の制御を行う為の後述のサブ制御プログラム(図21)が格納されている。
また、図4に示すように、演出表示基板260には、CPU261、表示制御プログラムや所要の表示データを格納するROM262、表示指令、表示情報、入出力信号等を格納するRAM263、サブ統合制御基板280から送出される各種制御信号を受信する入出力回路264、及びCPU261から送られた表示情報を受けて液晶表示器52に対して画像を加工して表示するVDP(Video Display Processor)265等が配設されている。そして、このCPU261、ROM262、RAM263、入出力回路264、及びVDP265は、バス線により相互に接続されている。また、CPU261にはクロック回路266が接続されて所定のクロック信号が入力される。そして、CPU261は、サブ統合制御基板280から入力される表示パターン情報等の各種制御信号に基づいて、液晶表示器52に所定の演出表示を行う。
また、図9に示すように、ROM262には、後述の演出表示パターンテーブル76(図13参照)が格納される演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aが設けられている。また、ROM262には、後述の各演出パターンコマンド1A、1B、・・・、23C(図12参照)に対応する演出表示パターンの液晶表示器52の表示制御を行う為の後述のサブ制御プログラム(図22)が格納されている。
次に、主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される通常変動パターン決定テーブル73について図10に基づいて説明する。図10は本実施例に係るパチンコ機1の主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される通常変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。
図10に示すように、本実施例に係る通常変動パターン決定テーブル73は、大きく3つのパターン群により構成され、完全ハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド1、変動パターンコマンド2)と、リーチハズレ変動パターン群(変動パターンコマンド11、変動パターンコマンド12)と、大当り変動パターン群(変動パターンコマンド21、変動パターンコマンド22)とから構成されている。そして、先ず、大当たりカウンタ293Aのカウント値によって「ハズレ」、「大当たり」(通常大当りか確変大当りかは不問)が判断される。次に、「ハズレ」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値と第1保留カウンタ293Cのカウント値とに基づいて各変動パターンコマンド1、2、11、12のうちのいずれかが決定される。また、「大当たり」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、各変動パターンコマンド21、22のうちのいずれかが決定される。尚、各変動パターンコマンド1〜23を決定する具体的な制御等に関しては後に詳細に説明する(図14〜図18参照)。
例えば、完全ハズレの変動パターンコマンド1は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜89」の場合で、更に、第1保留カウンタ293Cのカウント値が「0〜3」の場合に決定される。また、完全ハズレの変動パターンコマンド2は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜89」の場合で、更に、第1保留カウンタ293Cのカウント値が「4」の場合に決定される。
また、リーチハズレの変動パターンコマンド11は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜95」の場合に決定される。また、リーチハズレの変動パターンコマンド12は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「96〜99」の場合に決定される。
また、大当たりの変動パターンコマンド21は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「大当たり」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜39」の場合に決定される。また、大当たりの変動パターンコマンド22は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「大当たり」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「40〜99」の場合に決定される。
次に、主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される短縮変動パターン決定テーブル74について図11に基づいて説明する。図11は本実施例に係るパチンコ機1の主制御基板290のROM292の変動パターン決定テーブル記憶エリア292Aに記憶される短縮変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。
図11に示すように、本実施例に係る短縮変動パターン決定テーブル74は、完全ハズレ変動パターン(変動パターンコマンド3)と、大当り変動パターン(変動パターンコマンド23)とから構成されている。そして、先ず、大当たりカウンタ293Aのカウント値によって「ハズレ」、「大当たり」(通常大当りか確変大当りかは不問)が判断される。次に、「ハズレ」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて変動パターンコマンド3が決定される。また、「大当たり」の場合には、変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値に基づいて、変動パターンコマンド23が決定される。
例えば、完全ハズレの変動パターンコマンド3は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「ハズレ」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜99」の場合に決定される。また、大当たりの変動パターンコマンド23は、大当りカウンタ293Aのカウント値より「大当たり」と判断され、且つ変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜99」の場合に決定される。
次に、サブ統合制御基板280のROM282の演出パターン選択テーブル記憶エリア282Aに記憶される演出パターン選択テーブル75の一例について図12に基づいて説明する。ここで、演出パターン選択テーブル75は、サブ統合制御基板280のCPU281が主制御基板290のCPU291から指示情報(具体的には変動パターンコマンド及び最終停止図柄情報)を入力された場合に、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)表示指示情報としての演出パターン(演出パターンコマンド)を選択する場合に使用するテーブルである。
図12に示すように、演出パターン選択テーブル75は、主制御基板290のCPU291から入力された変動パターンの指示情報を表す「変動パターンコマンド」と、同じくCPU291から入力され、最終的な確定停止時に液晶表示器52に表示する3列の各図柄を表す「最終停止図柄指示」と、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際に取得される演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を表す「演出パターンカウント値」と、この「演出パターンカウント値」に対応する「演出パターンコマンド」とから構成されている。また、この「演出パターンコマンド」は、演出表示基板260のCPU261に対しては、液晶表示器52に該演出パターンコマンドに対応する演出表示パターンの表示画像データを演出表示するように指示するコマンドである。また、この「演出パターンコマンド」は、駆動回路71に対しては、該演出パターンコマンドに対応するゲーム音楽をスピーカ7を介して再生するように指示するコマンドである。また、この「演出パターンコマンド」は、駆動回路72に対しては、該演出表示パターンコマンドに対応する点灯駆動パターンに従って電飾ランプ6等を点灯駆動するように指示するコマンドである。尚、各演出パターンコマンドに基づく具体的な制御等に関しては後に説明する(図22参照)。
例えば、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「1」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜13」であった場合には、演出パターンコマンド1Aが選択される。演出パターンコマンド1Aは、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から10秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「567」)を液晶表示器52に停止表示させると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「2」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜13」であった場合には、演出パターンコマンド1Bが選択される。演出パターンコマンド1Bは、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から4秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「312」)を液晶表示器52に停止表示させると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「3」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜13」であった場合には、演出パターンコマンド1Cが選択される。演出パターンコマンド1Cは、液晶表示器52に表示される3列の変動図柄が変動開始から2秒後に、主制御基板290から指示された完全ハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「512」)を液晶表示器52に停止表示させると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜8」であった場合には、演出パターンコマンド11Aが選択される。演出パターンコマンド11Aは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「9〜11」であった場合には、演出パターンコマンド11Bが選択される。演出パターンコマンド11Bは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「121」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「11」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「12〜13」であった場合には、演出パターンコマンド11Cが選択される。演出パターンコマンド11Cは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から20秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「353」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜6」であった場合には、演出パターンコマンド12Aが選択される。演出パターンコマンド12Aは、リーチ演出の種類は「リーチB」で、3列の変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「767」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜10」であった場合には、演出パターンコマンド12Bが選択される。演出パターンコマンド12Bは、リーチ演出の種類は「リーチB」で、3列の変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「121」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「12」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「11〜13」であった場合には、演出パターンコマンド12Cが選択される。演出パターンコマンド12Cは、リーチ演出の種類は「リーチB」で、3列の変動図柄の変動開始から30秒後に、主制御基板290から指示されたリーチハズレを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「353」)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「21」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜2」であった場合には、演出パターンコマンド21Aが選択される。演出パターンコマンド21Aは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から22秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「222」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「21」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「3〜7」であった場合には、演出パターンコマンド21Bが選択される。演出パターンコマンド21Bは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から22秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「21」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「8〜13」であった場合には、演出パターンコマンド21Cが選択される。演出パターンコマンド21Cは、リーチ演出の種類は「リーチA」で、3列の変動図柄の変動開始から22秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜2」であった場合には、演出パターンコマンド22Aが選択される。演出パターンコマンド22Aは、リーチ演出の種類は「リーチB」で、3列の変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「222」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「3〜6」であった場合には、演出パターンコマンド22Bが選択される。演出パターンコマンド22Bは、リーチ演出の種類は「リーチB」で、3列の変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「22」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」であった場合には、演出パターンコマンド22Cが選択される。演出パターンコマンド22Cは、リーチ演出の種類は「リーチB」で、3列の変動図柄の変動開始から32秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「23」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「0〜2」であった場合には、演出パターンコマンド23Aが選択される。演出パターンコマンド23Aは、リーチ演出の種類は「リーチC」で、3列の変動図柄の変動開始から2秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「222」の通常大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「23」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「3〜6」であった場合には、演出パターンコマンド23Bが選択される。演出パターンコマンド23Bは、リーチ演出の種類は「リーチC」で、3列の変動図柄の変動開始から2秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「777」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
また、主制御基板290から入力された「変動パターンコマンド」が「23」であって、且つ取得した演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値が「7〜13」であった場合には、演出パターンコマンド23Cが選択される。演出パターンコマンド23Cは、リーチ演出の種類は「リーチC」で、3列の変動図柄の変動開始から2秒後に、主制御基板290から指示された大当たりを報知する特別図柄の組合せ(例えば、「333」の確変大当たり図柄である。)を液晶表示器52に停止表示すると共に、これに対応するゲーム音楽と電飾ランプ6等の点灯駆動パターンを行う演出パターンを特定するコマンドである。
次に、演出表示基板260のROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル76について図13に基づいて説明する。ここで、演出表示パターンテーブル76は、演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から表示指示情報としての「演出パターンコマンド」(図12参照)が入力された際に、この表示指示情報に対応して予め設定されている各演出表示パターンを選択する際に使用するテーブルである。そして、演出表示基板260のCPU261は、この選択した演出表示パターンに対応する演出表示の動画データをROM262より読み出して、液晶表示器52に表示制御する。
図13に示すように、演出表示パターンテーブル76は、サブ統合制御基板280のCPU281から入力される表示指示情報を表す「演出パターンコマンド」と、各「演出パターンコマンド」に対して予め設定された「演出表示パターン」とから構成されている。
また、演出表示パターンテーブル76の「演出パターンコマンド」には、「1A」〜「1C」、「11A」〜「11C」、「12A」〜「12C」、「21A」〜「21C」、「22A」〜「22C」、「23A」〜「23C」が予め格納されている。
また、演出表示パターンテーブル76の「演出表示パターン」には、「演出パターンコマンド」の「1A」に対して約10秒間の完全ハズレの動画データを表す「完全ハズレA」、「演出パターンコマンド」の「1B」に対して約4秒間の完全ハズレの動画データを表す「完全ハズレB」、「演出パターンコマンド」の「1C」に対して約2秒間の完全ハズレの動画データを表す「完全ハズレC」が予め格納されている。
また、「演出パターンコマンド」の「11A」に対してリーチ演出の種類は「リーチA」で、約20秒間のリーチハズレの動画データを表す「リーチハズレ11A」、「演出パターンコマンド」の「11B」に対してリーチ演出の種類は「リーチA」で、約20秒間のリーチハズレの動画データを表す「リーチハズレ11B」、「演出パターンコマンド」の「11C」に対してリーチ演出の種類は「リーチA」で、約20秒間のリーチハズレの動画データを表す「リーチハズレ11C」が予め格納されている。
また、「演出パターンコマンド」の「12A」に対してリーチ演出の種類は「リーチB」で、約30秒間のリーチハズレの動画データを表す「リーチハズレ12A」、「演出パターンコマンド」の「12B」に対してリーチ演出の種類は「リーチB」で、約30秒間のリーチハズレの動画データを表す「リーチハズレ12B」、「演出パターンコマンド」の「12C」に対してリーチ演出の種類は「リーチB」で、約30秒間のリーチハズレの動画データを表す「リーチハズレ12C」が予め格納されている。
また、「演出パターンコマンド」の「21A」に対してリーチ演出の種類は「リーチA」で、約22秒間の大当たりの動画データを表す「リーチ当たり21A」、「演出パターンコマンド」の「21B」に対してリーチ演出の種類は「リーチA」で、約22秒間の大当たりの動画データを表す「リーチ当たり21B」、「演出パターンコマンド」の「21C」に対してリーチ演出の種類は「リーチA」で、約22秒間の大当たりの動画データを表す「リーチ当たり21C」が予め格納されている。
また、「演出パターンコマンド」の「22A」に対してリーチ演出の種類は「リーチB」で、約32秒間の大当たりの動画データを表す「リーチ当たり22A」、「演出パターンコマンド」の「22B」に対してリーチ演出の種類は「リーチB」で、約32秒間の大当たりの動画データを表す「リーチ当たり22B」、「演出パターンコマンド」の「22C」に対してリーチ演出の種類は「リーチB」で、約32秒間の大当たりの動画データを表す「リーチ当たり22C」が予め格納されている。
更に、「演出パターンコマンド」の「23A」に対してリーチ演出の種類は「リーチC」で、約2秒間の大当たりの動画データを表す「短縮当たり23A」、「演出パターンコマンド」の「23B」に対してリーチ演出の種類は「リーチC」で、約2秒間の大当たりの動画データを表す「短縮当たり23B」、「演出パターンコマンド」の「23C」に対してリーチ演出の種類は「リーチC」で、約2秒間の大当たりの動画データを表す「短縮当たり22C」が予め格納されている。
次に、このように構成された本実施例に係るパチンコ機1の制御処理について図14乃至図22に基づき説明する。
先ず、本実施例に係る主制御用CPU291が実行する割込制御処理について図14乃至図19に基づいて説明する。図14乃至図19は、主制御基板290のCPU291が実行する割込制御処理の各フローチャートである。ここで、図14の割込制御処理は、電源投入後の一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。尚、これら図14乃至図19にフローチャートで示される各プログラムは主制御基板290が備えているROM292やRAM293に記憶されており、CPU291により実行される。
図14に示すように、先ずステップ(以下、Sという)1において、CPU291は、始動口入賞処理のサブ処理を実行する。そして、S2において、CPU291は、短縮スイッチ入力処理のサブ処理を実行後、S3において、大当たり判定処理のサブ処理を実行する。続いて、S4において、CPU291は、変動パターン選択処理のサブ処理を実行後、S5において、コマンド送信処理のサブ処理を実行し、更に、S6において、確定信号送信処理を実行する。その後、S7において、CPU291は、S2の判定結果、大当たりに当選した際に大入賞口60が所定回数(例えば、15回である。)連続して、毎回30秒間又は30秒以内に10個入賞するまで開放される大当たり遊技に係る制御を行う大当たり遊技処理のサブ処理を実行後、S8において、賞球払出装置22を介して各入賞口62、63、始動口57及び大入賞口60への各入賞球に対する賞球を遊技者に払い出す賞球払出処理のサブ処理を実行して、当該処理を終了する。
次に、始動口入賞処理(S1)のサブ処理について図15に基づいて説明する。
図15に示すように、先ず、S11において、CPU291は、始動口57のパチンコ球の入賞、即ち始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路(I/O)294を介して入力されたか否か判定する判定処理を実行する。
そして、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力されていない場合には(S11:NO)、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、始動口スイッチ57Aからのパチンコ球の検出信号が、入出力回路294を介して入力された場合には(S11:YES)、S12において、CPU291は、大当りカウンタ293A、第1保留カウンタ293C、リーチカウンタ293E、大当り特別図柄選択カウンタ293F、変動パターン選択カウンタ293H、ハズレ図柄選択カウンタ293I、リーチハズレ図柄選択カウンタ293J等の各カウント値を取得してパラメータ記憶エリア293Kに記憶する「カウント値取得処理」を実行後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、短縮スイッチ入力処理(S2)のサブ処理について図16に基づいて説明する。
図16に示すように、先ず、S21において、CPU291は、RAM293から短縮フラグを読み出し、この短縮フラグがONか否か、即ち短縮フラグが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、短縮フラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、RAM293から読み出した短縮フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S21:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、RAM293から読み出した短縮フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S21:NO)、S22において、CPU291は、短縮スイッチ9Aから該短縮スイッチ9Aが押下された旨を表すスイッチ信号が入出力回路(I/O)294を介して入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、短縮スイッチ9Aから入出力回路(I/O)294を介してスイッチ信号が入力されていない場合には(S22:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、短縮スイッチ9Aから入出力回路(I/O)294を介してスイッチ信号が入力されていない場合には(S22:NO)、S23において、CPU291は、RAM293から短縮フラグを読み出し、該短縮フラグをONにする、即ち、この短縮フラグに「1」を代入して再度、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、大当たり判定処理(S3)のサブ処理について図17に基づいて説明する。
図17に示すように、先ず、S31において、CPU291は、大当たり数値取得処理を実行する。
この大当たり数値取得処理は、先ず、CPU291は、RAM293に記憶されている確変フラグ(電源投入時に、確変フラグには「0」が代入されている。)を読み出す。そして、RAM293から読み出した確変フラグがONの場合、即ち「1」の場合には、確変モードであると判定して、予めROM292に記憶されている「確変大当たり数値」(本実施例の場合には、「1」、「3」、「5」、「7」である。)を読み出し、この「確変大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。一方、RAM293から読み出した確変フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には、通常モードであると判定して、予めROM292に記憶されている「通常大当たり数値」(本実施例の場合には、「7」である。)を読み出し、この「通常大当たり数値」を「大当たり数値」としてパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
続いて、S32において、CPU291は、「大当たり」か否かを判定する判定処理を実行する。
この「大当たり」か否かの判定処理は、先ず、パラメータ記憶エリア293Kから「大当たりカウント値」としての代数Vを読み出す。そして、この代数Vが、パラメータ記憶エリア293Kに記憶されている「大当たり数値」のいずれかと一致するかどうか判定する。そして、一致すれば、大当たり代数R(電源投入時に、大当たり代数Rには「0」が代入されている。)に「1」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶し、一致しない場合には、大当たり代数Rに「0」を代入してパラメータ記憶エリア293Kに記憶する。
従って、通常モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の抽選確率は、1/360である。また、確変モードの遊技状態の場合には、「大当たり」の抽選確率は、4/360である。これにより、確変モードの場合には、「大当たり」になる確率が、通常モードの遊技状態の場合の約4倍になる。
そして、再度パラメータ記憶エリア293Kから大当たり代数Rが読み出され、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定される。即ち、「大当たり」が発生したか否か判定される。
この大当たり代数Rが「1」の場合には、「大当たり」が発生したと判定されて(S32:YES)、S33において、CPU291は、大当たり図柄選択カウント値としての代数Yをパラメータ記憶エリア293Kから読みだし、ROM292に記憶される該代数Yに対応する「大当たり図柄」を選択して、大当たり報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、再度パラメータ記憶エリア293Kから読み出された大当たり代数Rが「0」の場合には、「ハズレ」が発生したと判定されて(S32:NO)、S24において、CPU291は、この時の変動図柄の表示が、変動図柄の3つの図柄のうち、2つの図柄が揃ったリーチ状態(例えば「5↓5」や「7↓7」等、但し「↓」は図柄が回転中であることを意味する)を表示した後にハズレ(例えば「545」や「737」等)を表示するか否か判定する。
この判定は、パラメータ記憶エリア293Kに記憶される変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値と、RAM293に記憶される短縮フラグとを読み出し、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜99」で、且つ、短縮フラグがOFF、即ち「0」の場合には、リーチ状態後ハズレを表示すると判定し(S34:YES)、S35において、CPU291は、リーチハズレ図柄を選択する。このリーチハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア293Kからリーチハズレ図柄選択カウンタ293Jのカウント値を読み出し、このカウント値に対応するリーチハズレ図柄をROM292から読み出し、リーチハズレ報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
他方、S34において、パラメータ記憶エリア293Kに記憶される変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値と、RAM293に記憶される短縮フラグとを読み出し、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜89」で、且つ、短縮フラグがOFF、即ち「0」の場合、又は、この変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜99」で、且つ、この短縮フラグがON、即ち「1」の場合には、完全ハズレを表示すると判定し(S34:NO)、S36において、CPU291は、完全ハズレ図柄を選択する。この完全ハズレ図柄の選択は、パラメータ記憶エリア293Kからハズレ図柄選択カウンタ293Iのカウント値を読み出し、このカウント値に対応する完全ハズレ図柄をROM292から読み出し、完全ハズレ報知の最終停止図柄の図柄データとして、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、変動パターン選択処理(S4)のサブ処理について図18に基づいて説明する。
図18に示すように、先ず、S41において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。尚、パチンコ機1の起動時又はリセット時には、変動処理中フラグには「0」が代入されてRAM293に記憶されている。
そして、S41でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S41:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、S41でRAM293から読み出した変動処理中フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S41:NO)、S42おいて、CPU291は、RAM293から短縮フラグを読み出し、この短縮フラグがONか否か、即ち短縮フラグが「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM293から読み出した短縮フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S42:NO)、S43において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定し、即ち、「大当たり」が発生したか否かを判定し、大当たりが発生したと判定した場合、即ち大当たり代数Rが「1」の場合には(S43:YES)、S44の処理に移行する。
続いて、S44において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値を読み出し、該カウント値に基づいて通常変動パターン決定テーブル73の大当たり変動パターン群からサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを選択して、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜39」のうちのいずれかである場合には、CPU291は、変動パターンコマンド21を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。また、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「40〜99」のうちのいずれかである場合には、CPU291は、変動パターンコマンド22を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
一方、S43において、CPU291は、大当たりが発生しなかったと判定した場合、即ち大当たり代数Rが「0」の場合には(S43:NO)、S45の処理に移行する。
そして、S45において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値と第1保留カウンタ293Cのカウント値とを読み出し、各カウント値に基づいて通常変動パターン決定テーブル73の完全ハズレ変動パターン群とリーチハズレ変動パターン群とからサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを選択して、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜89」のうちのいずれかで、且つ、第1保留カウンタ293Cのカウント値が「0〜3」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド1を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜89」のうちのいずれかで、且つ、第1保留カウンタ293Cのカウント値が「4」の場合には、変動パターンコマンド2を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「90〜95」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド11を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
また、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「96〜99」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド12を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
他方、S42おいて、RAM293から読み出した短縮フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S42:YES)、S46において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから大当たり代数Rを読み出し、この大当たり代数Rが「0」か「1」か判定し、即ち、「大当たり」が発生したか否かを判定し、大当たりが発生したと判定した場合、即ち大当たり代数Rが「1」の場合には(S46:YES)、S47の処理に移行する。
そして、S47において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値を読み出し、該カウント値に基づいて短縮変動パターン決定テーブル74の大当たり変動パターン群からサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを選択して、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜99」のうちのいずれかである場合には、CPU291は、変動パターンコマンド23を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
一方、S46において、CPU291は、大当たりが発生しなかったと判定した場合、即ち大当たり代数Rが「0」の場合には(S46:NO)、S48の処理に移行する。
そして、S48において、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値と第1保留カウンタ293Cのカウント値とを読み出し、各カウント値に基づいて短縮変動パターン決定テーブル74の完全ハズレ変動パターン群からサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを選択して、RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
例えば、CPU291は、パラメータ記憶エリア293Kから読み出した変動パターン選択カウンタ293Hのカウント値が「0〜99」のうちのいずれかで、且つ、第1保留カウンタ293Cのカウント値が「0〜4」のうちのいずれかである場合には、変動パターンコマンド3を選択して、サブ統合制御基板280のCPU281に出力する指示情報としてRAM293に記憶する。
次に、コマンド送信処理(S5)のサブ処理について図19に基づいて説明する。
図19に示すように、先ず、S61において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、S61でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「1」の場合には(S61:YES)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、S61でRAM293から読み出した変動処理中フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S61:NO)、S62おいて、CPU291は、RAM293からサブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドと、最終停止図柄の図柄データとを読み出し、この変動パターンコマンドと、最終停止図柄の図柄データとをサブ統合制御基板280のCPU281に出力する。
続いて、S63において、CPU291は、CPU281に出力した変動パターンコマンドに対応する演出表示時間、即ち液晶表示器52に表示される複数の変動図柄の変動時間の計測を開始する。
そしてまた、S64において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出して該変動処理中フラグをONして、即ち該変動処理中フラグに「1」を代入して再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、確定信号送信処理(S6)のサブ処理について図20に基づいて説明する。
図20に示すように、先ず、S71において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出し、該変動処理中フラグがONか否か、即ち「1」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、S71でRAM293から読み出した変動処理中フラグがOFFの場合、即ち「0」の場合には(S71:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、S71でRAM293から読み出した変動処理中フラグがONの場合、即ち「10」の場合には(S71:YES)、CPU291は、S72の処理に移行する。
続いて、S72において、CPU291は、ROM292からCPU281に指示情報として出力した変動パターンコマンドに対応する演出時間を読み出し、上記S63の処理で計測を開始した計測時間がこの演出時間以上になったか否か、即ち、液晶表示器52に表示されている3列の変動図柄が停止表示されたか否かを判定する判定処理を実行する。
例えば、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド1を出力した場合には、CPU291は、上記S63の処理で計測を開始した計測時間が10秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド2を出力した場合には、CPU291は、上記S63の処理で計測を開始した計測時間が4秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド3を出力した場合には、CPU291は、上記S63の処理で計測を開始した計測時間が2秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド11を出力した場合には、CPU291は、上記S63の処理で計測を開始した計測時間が20秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド12を出力した場合には、CPU291は、上記S63の処理で計測を開始した計測時間が30秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド21を出力した場合には、CPU291は、上記S63の処理で計測を開始した計測時間が22秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド22を出力した場合には、CPU291は、上記S63の処理で計測を開始した計測時間が32秒以上になったか否かを判定する。また、CPU281に指示情報として変動パターンコマンド23を出力した場合には、CPU291は、上記S63の処理で計測を開始した計測時間が2秒以上になったか否かを判定する。
そして、上記S63の処理で計測を開始した計測時間がこのROM292から読み出した演出時間以上になっていない場合には(S72:NO)、CPU291は、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
一方、上記S63の処理で計測を開始した計測時間がこのROM292から読み出した演出時間以上になった場合には(S72:YES)、S73において、CPU291は、CPU281に対して液晶表示器52に停止表示されている各特別図柄を確定表示するように指示する確定信号を出力する。
そしてまた、S74において、CPU291は、RAM293から変動処理中フラグを読み出して該変動処理中フラグをOFFして、即ち該変動処理中フラグに「0」を代入して再度RAM293に記憶後、当該サブ処理を終了してメインフローチャートに戻る。
次に、サブ統合制御基板280のCPU281が、主制御基板290のCPU291から指示情報として変動パターンを表す「変動パターンコマンド」等の各コマンドを入力された場合に実行する制御処理について図21に基づいて説明する。ここで、図21の割込制御処理は、電源投入後の一定時間毎(例えば、4msec毎)に作動するものである。尚、図21にフローチャートで示されるプログラムはサブ統合制御基板280が備えているROM282やRAM283に記憶されており、CPU281により実行される。
図21に示すように、先ず、S101において、サブ統合制御基板280のCPU281は、主制御基板290のCPU291から入力された「変動パターンコマンド」、「最終停止図柄指示」、「確定信号」等の指示情報をRAM283に記憶する。
続いて、S102において、CPU281は、RAM283から再度指示情報を読み出し、該指示情報が「確定信号」か否かを判定する判定処理を実行する。
そして、この指示情報が「確定信号」でない場合には(S102:NO)、S103において、CPU291から変動パターンコマンドが入力された際の演出パターン選択カウンタ283Aのカウント値を演出パターン代数Eに代入してRAM283のパラメータ記憶エリア283Bに記憶する。
更に、S104において、CPU281は、RAM283から指示情報としての「変動パターンコマンド」と「最終停止図柄指示」とを読み出すと共に、パラメータ記憶エリア283Bから演出パターン代数Eを読み出す。そして、演出パターン選択テーブル75(図12参照)から該当する演出パターンの「演出パターンコマンド」を演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)表示指示情報の演出パターンコマンドとしてRAM283に記憶する。
例えば、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「1」で、「最終停止図柄指示」が完全ハズレを報知する「123」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「0〜13」のうちのいずれかの場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「1A」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「2」で、「最終停止図柄指示」が完全ハズレを報知する「368」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「0〜13」のうちのいずれかの場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「1B」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「3」で、「最終停止図柄指示」が完全ハズレを報知する「437」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「0〜13」のうちのいずれかの場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「1C」をRAM283に記憶する。
また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「11」で、「最終停止図柄情報」がリーチハズレを報知する「787」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「9」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「11B」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「12」で、「最終停止図柄情報」がリーチハズレを報知する「212」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「12」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「12C」をRAM283に記憶する。
また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「21」で、「最終停止図柄情報」が大当りを報知する「333」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「5」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「21B」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「22」で、「最終停止図柄情報」が大当りを報知する「666」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「13」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「22C」をRAM283に記憶する。また、RAM283から読み出した「変動パターンコマンド」が「23」で、「最終停止図柄情報」が大当りを報知する「777」で、且つパラメータ記憶エリア283Bから読み出した演出パターン代数Eが「1」の場合には、CPU281は、演出表示基板260のCPU261に出力する(指示する)演出パターンコマンドとして「23A」をRAM283に記憶する。
その後、S105においてCPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄情報」を読み出し、演出表示基板260のCPU261に出力して(指示して)、当該処理を終了する。
例えば、CPU281は、RAM283から「演出パターンコマンド」として「1A」を読み出した場合には、演出パターンコマンド「1A」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。また、RAM283から「演出パターンコマンド」として「11B」を読み出した場合には、演出パターンコマンド「11B」と「最終停止図柄情報」を表示指示情報としてCPU261に出力する。
他方、S102で、RAM283から読み出した指示情報が「確定信号」の場合には(S102:YES)、S106において、CPU291は、「確定信号」を表示指示情報としてCPU261に出力して(指示して)、当該処理を終了する。
次に、上記のように構成された演出表示基板260のCPU261が、サブ統合制御基板280のCPU281から表示指示情報が入力された場合に実行する制御処理について図22に基づいて説明する。尚、図22にフローチャートで示される各プログラムは演出表示基板260が備えているROM262やRAM263に記憶されており、CPU261により実行される。
図22に示すように、先ず、S201において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から表示指示情報が入力されると、当該表示指示情報を構成する演出パターンコマンドと、変動及び停止表示する図柄に係るデータをRAM263に記憶する。
次に、S202において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、演出パターンコマンドが完全ハズレに該当する演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」〜「1C」であるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」〜「1C」である場合には(S202:YES)、S203において、CPU261は、「完全ハズレ表示処理」のサブ処理を実行する。
この「完全ハズレ表示処理」のサブ処理は、先ず、CPU261は、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」をRAM263から再度、読み出す。そして、ROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル76(図13参照)から該「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出し、RAM263に記憶する。続いて、CPU261は、RAM263から再度「演出表示パターン」を読み出し、この「演出表示パターン」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、所定の演出表示時間が経過した場合には、「最終停止図柄」が停止表示されるように表示制御する。
例えば、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」が、「1A」、「158」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76から「演出表示パターン」として「完全ハズレA」を読み出し、この「完全ハズレA」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、約10秒の演出表示時間が経過した場合には、「158」のハズレ図柄が停止表示されるように表示制御する。また、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」が、「1B」、「257」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76から「演出表示パターン」として「完全ハズレB」を読み出し、この「完全ハズレB」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、約4秒の演出表示時間が経過した場合には、「257」のハズレ図柄が停止表示されるように表示制御する。また、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」が、「1C」、「638」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76から「演出表示パターン」として「短縮ハズレ」を読み出し、この「短縮ハズレ」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、約2秒の演出表示時間が経過した場合には、「638」のハズレ図柄が停止表示されるように表示制御する。
続いて、S204において、CPU261は、サブ統合制御基板280のCPU281から確定信号が入力されたか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、CPU281から確定信号が入力されていない場合には(S204:NO)、S205において、CPU261は、液晶表示器52に表示される動画表示を継続する。一方、CPU281から確定信号が入力された場合には(S204:YES)、S206において、CPU261は、動画表示の確定停止表示を行った後、当該処理を終了する。
一方、S202で、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「1A」〜「1C」でない場合には(S202:NO)、CPU261は、S207の処理に移行する。
そして、S207において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、演出パターンコマンドがリーチハズレに該当する演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A」〜「11C」、「12A」〜「12C」であるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A」〜「11C」、「12A」〜「12C」である場合には(S207:YES)、S208において、CPU261は、「リーチハズレ表示処理」のサブ処理を実行後、S204以降の処理を実行する。
この「リーチハズレ表示処理」のサブ処理は、先ず、CPU261は、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」をRAM263から再度、読み出す。そして、ROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル76(図13参照)から該「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出し、RAM263に記憶する。続いて、CPU261は、RAM263から再度「演出表示パターン」を読み出し、この「演出表示パターン」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、所定の演出表示時間が経過した場合には、「最終停止図柄」が停止表示されるように表示制御する。
例えば、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」が、「11A」、「767」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76から「演出表示パターン」として「リーチハズレ11A」を読み出し、この「リーチハズレ11A」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、約20秒の演出表示時間が経過した場合には、「767」のリーチハズレ図柄が停止表示されるように表示制御する。また、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」が、「12B」、「545」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76から「演出表示パターン」として「リーチハズレ12B」を読み出し、この「リーチハズレ12B」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、約30秒の演出表示時間が経過した場合には、「545」のリーチハズレ図柄が停止表示されるように表示制御する。
一方、S207で、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「11A」〜「11C」、「12A」〜「12C」でない場合には(S207:NO)、CPU261は、S209の処理に移行する。
そして、S209において、CPU261は、演出パターンコマンドをRAM263から読み出し、演出パターンコマンドが大当たりに該当する演出パターンコマンドか否かを判定する判定処理を実行する。具体的には、CPU261は、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21A」〜「21C」、「22A」〜「22C」、「23A」〜「23C」であるか否かを判定する判定処理を実行する。
そして、RAM263から読み出した演出パターンコマンドが「21A」〜「21C」、「22A」〜「22C」、「23A」〜「23C」である場合には(S209:YES)、S210において、CPU261は、「大当たり表示処理」のサブ処理を実行後、S204以降の処理を実行する。
この「大当たり表示処理」のサブ処理は、先ず、CPU261は、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」をRAM263から再度、読み出す。そして、ROM262の演出表示パターンテーブル記憶エリア262Aに格納される演出表示パターンテーブル76(図13参照)から該「演出パターンコマンド」に対応する「演出表示パターン」を読み出し、RAM263に記憶する。続いて、CPU261は、RAM263から再度「演出表示パターン」を読み出し、この「演出表示パターン」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、所定の演出表示時間が経過した場合には、「最終停止図柄」が停止表示されるように表示制御する。
例えば、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」が、「21A」、「777」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76から「演出表示パターン」として「リーチ当たり21A」を読み出し、この「リーチ当たり21A」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、約22秒の演出表示時間が経過した場合には、「777」の大当たり図柄が停止表示されるように表示制御する。また、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」が、「22B」、「111」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76から「演出表示パターン」として「リーチ当たり22B」を読み出し、この「リーチ当たり22B」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、約32秒の演出表示時間が経過した場合には、「111」の大当たり図柄が停止表示されるように表示制御する。また、表示指示情報としての「演出パターンコマンド」と「最終停止図柄」が、「23C」、「222」の場合には、CPU261は、演出表示パターンテーブル76から「演出表示パターン」として「短縮当たり23C」を読み出し、この「短縮当たり23C」に対応する動画像データをROM262から読み出して液晶表示器52に表示し、約2秒の演出表示時間が経過した場合には、「222」の大当たり図柄が停止表示されるように表示制御する。
以上説明したとおり、本実施例に係るパチンコ機1によれば、遊技者が短縮スイッチ9Aを押下しない場合には(S22:NO)、短縮フラグがOFFのため(S42:NO)、主制御基板290のCPU291は、サブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを、変動処理中フラグがOFFになった後、即ち、液晶表示器52の変動図柄の変動表示が確定表示された後(S41:NO)、通常変動パターン決定テーブル73の中から選択する(S43〜S45)。このため、演出表示基板260のCPU261は、液晶表示器52の変動図柄の変動表示を確定表示した後、次の複数の変動図柄の完全ハズレ、リーチハズレ、又は大当たりの変動表示を通常の報知時間(4秒〜32秒)で確実に表示して、遊技者に対して大当たりの判定結果、即ち完全ハズレ、リーチハズレ、又は大当たりを正確に報知するようにパチンコ機1を確実に制御することができる。一方、遊技者が短縮スイッチ9Aを押下した場合には(S22:YES)、短縮フラグがONのため(S42:YES)、主制御基板290のCPU291は、サブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを、変動処理中フラグがOFFになった後、即ち、液晶表示器52の変動図柄の変動表示が確定表示された後(S41:NO)、短縮変動パターン決定テーブル74の中から選択する(S46〜S49)。このため、演出表示基板260のCPU261は、液晶表示器52の変動図柄の変動表示を確定表示した後、次の複数の変動図柄の短縮ハズレ又は短縮当たりの変動表示を通常よりも短い報知時間(約2秒)で確実に表示して、遊技者に対して大当たりの判定結果、即ちハズレ又は大当たりを正確に報知するようにパチンコ機1を確実に制御することができる。これにより、ノイズ等の多い環境でパチンコ機1を使用しても、遊技者が短縮スイッチ9Aを押下した場合にも、液晶表示器52の変動表示制御処理を確実に実行することが可能となり、パチンコ機1の誤動作が発生する危険度が低くなるように確実に制御することができる。
また、遊技者が短縮スイッチ9Aを押下した場合には(S22:YES)、短縮フラグがONのため(S42:YES)、主制御基板290のCPU291は、サブ統合制御基板280のCPU281に指示情報として出力する変動パターンコマンドを、変動処理中フラグがOFFになった後、即ち、液晶表示器52の変動図柄の変動表示が確定表示された後(S41:NO)、短縮変動パターン決定テーブル74の中から選択する(S46〜S49)。このため、特別図柄表示装置48の液晶表示器52に表示されている複数の変動図柄の変動は途中で停止することなく確定表示された後、短縮スイッチ9Aを押下した後の次の複数の変動図柄の変動表示が、通常時よりも短い時間(約2秒)で確定表示される(203、S210)。
これにより、遊技者は短縮スイッチ9Aを押下することによって、液晶表示器52に表示される複数の変動図柄の変動時間を希望するように短縮することができる。また、短縮スイッチ9Aを押下した後の次の複数の変動図柄の変動表示が、通常時よりも短い時間(約2秒)で確定表示されるため、遊技者は複数の変動図柄の次回変動表示が短い時間で確定表示されることを予測でき、大当たりの判定結果を確実に認識することができ、遊技者の結果報知の認識に混乱を及ぼす可能性を確実に低くすることができる。
更に、短縮変動パターン決定テーブル74の中から選択される各変動パターンコマンド3、23によって決定される各演出時間は、通常変動パターン決定テーブル73の中から選択される各変動パターンコマンド1、2、11、12、21、22によって決定される各演出時間のうちのいずれの時間よりも短い時間(約2秒)である。
これにより、遊技者が短縮スイッチ9Aを押下した場合には(S22:YES)、ハズレの演出表示の演出時間だけでなく、大当たりの演出表示の演出時間をも、短縮スイッチ9Aを押下しない場合(S22:NO)のハズレの演出表示の演出時間よりも短い時間(約2秒)で確実に表示して、遊技者に対して大当たりの判定結果を正確に報知するようにパチンコ機1を確実に制御することができる。このため、ノイズ等の多い環境でパチンコ機1を使用しても、大当たりの演出表示を短縮スイッチ9Aを押下しないい場合のハズレの演出表示よりも短い演出時間にするように制御する変動表示制御処理を確実に実行することが可能となり、パチンコ機1の誤動作が発生する危険度が低くなるように確実に制御することができる。また、遊技者が短縮スイッチ9Aを押下した場合には、大当たりの演出表示の演出時間を短縮スイッチ9Aを押下しない場合のハズレの演出表示の演出時間よりも短い時間(約2秒)にすることができるため、遊技者の大当たり判定結果の確認時間の短縮に対する希望をより満足させることが可能となる。
尚、本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
本実施例に係るパチンコ機全体を示した正面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機全体を示した背面側斜視図である。 本実施例に係るパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 本実施例に係るパチンコ機の駆動制御に係る制御システムの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のRAMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの構成を示すブロック図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のROMの変動パターン決定テーブル記憶エリアに格納される通常変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のROMの変動パターン決定テーブル記憶エリアに格納される短縮変動パターン決定テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のROMの演出パターン選択テーブル記憶エリアに格納される演出パターン選択テーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のROMの演出表示パターンテーブル記憶エリアに格納される演出表示パターンテーブルの一例を示す図である。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する割込制御処理を示すメインフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「始動口入賞処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「短縮スイッチ入力処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「大当たり判定処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「変動パターン選択処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「コマンド送信処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の主制御基板のCPUが実行する「確定信号送信処理」のサブ処理を示すサブフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機のサブ統合制御基板のCPUが、主制御基板のCPUから指示情報として各コマンドを受信した場合に実行する制御処理を示すフローチャートである。 本実施例に係るパチンコ機の演出表示基板のCPUが、サブ統合制御基板のCPUから表示指示情報が入力された場合に実行する制御処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1 パチンコ機
9A 短縮スイッチ
41 遊技盤
42 遊技領域
48 特別図柄表示装置
52 液晶表示器
57 始動口
73 通常変動パターン決定テーブル
74 短縮変動パターン決定テーブル
75 演出パターン選択テーブル
76 演出表示パターンテーブル
260 演出表示基板
261、281、291 CPU
262、282、292 ROM
263、283、293 RAM
280 サブ統合制御基板
290 主制御基板

Claims (2)

  1. 遊技領域に設けられて複数の変動図柄を表示する特別図柄表示装置と、
    前記特別図柄表示装置を制御する表示制御手段と、
    遊技機の動作状態を制御する主制御手段と、
    前記主制御手段から入力された指示情報に基づいて前記表示制御手段に対して該指示情報に対応する表示指示情報を出力するサブ制御手段と、
    前記変動図柄の変動を通常の変動時間よりも短い時間にて停止させるように指示する短縮指示情報を入力する変動短縮指示手段と、
    を備え、
    前記主制御手段は、
    遊技球が始動口に入賞した際に所定範囲内で更新される大当り乱数の値を取得する大当り乱数取得手段と、
    前記大当り乱数取得手段によって取得された大当り乱数の値と予め定められた大当り値とが一致するか否かを判定する大当り判定手段と、
    前記変動短縮指示手段によって短縮指示情報が入力されたか否かを判定する短縮指示判定手段と、
    前記大当り判定手段の判定の結果を遊技者に報知する報知時間を決定する変動パターンコマンドを、前記大当り判定手段の判定結果に基づいて選択対象とされた変動パターンコマンドの中から選択する変動パターン選択手段と、
    前記特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の変動表示時間が前記報知時間を経過したか否かを判定する経過時間判定手段と、
    前記経過時間判定手段によって報知時間を経過したと判定した場合には、確定信号を出力する確定信号出力手段と、
    前記短縮指示判定手段によって短縮指示情報が入力されていないと判定し、且つ、前記経過時間判定手段によって報知時間を経過したと判定した場合には、前記変動パターン選択手段が前記変動パターンコマンドを通常の報知時間を決定する通常変動パターンコマンドの中から選択するように制御する通常変動パターン選択制御手段と、
    前記短縮指示判定手段によって短縮指示情報が入力されたと判定し、且つ、前記経過時間判定手段によって報知時間を経過したと判定した場合には、前記変動パターン選択手段が前記変動パターンコマンドを通常の報知時間よりも短い報知時間を決定する短縮変動パターンコマンドの中から選択するように制御する短縮変動パターン選択制御手段と、
    前記変動パターン選択手段によって選択された変動パターンコマンドを前記サブ制御手段に前記指示情報として出力する変動パターン判定結果指示手段と、
    前記大当り判定手段により大当りであると判定された場合に、大入賞口の開閉を行う可変入賞装置を通常遊技状態よりも遊技者に有利な大当り遊技状態に制御する大当り遊技制御手段と、
    を有し、
    前記サブ制御手段は、
    前記特別図柄表示装置に表示される複数の変動図柄の表示パターンを指示する演出パターンコマンドを、前記主制御手段から入力された前記変動パターンコマンドに基づいて選択対象とされた演出パターンコマンドの中から選択する演出パターン選択手段と、
    前記演出パターン選択手段により選択された演出パターンコマンドを前記表示制御手段に前記表示指示情報として出力する演出パターン判定結果指示手段と、
    を有し、
    前記表示制御手段は、
    前記各演出パターンコマンドのそれぞれに対応する演出表示パターンを記憶する演出表示パターン記憶手段と、
    前記サブ制御手段から前記演出パターンコマンドが入力された場合には、この演出パターンコマンドに対応する演出表示パターンを選択する演出表示パターン選択手段と、
    前記演出表示パターン選択手段によって選択された演出表示パターンに基づいて前記複数の変動図柄を変動表示する変動図柄表示制御手段と、
    前記主制御手段からサブ制御手段を介して前記演出表示パターンの表示の終了を指示する前記確定信号が入力されるまで、前記複数の変動図柄の確定表示態様が出現した状態を表示し、該確定信号が入力された場合には、該確定表示態様を確定表示するように制御する確定表示制御手段と、
    を有することを特徴とする遊技機。
  2. 前記各短縮変動パターンコマンドによって決定される各報知時間は、前記各通常変動パターンコマンドによって決定される各報知時間のうちのいずれの報知時間よりも短い時間であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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