JP2000145332A - 防火シャッター - Google Patents
防火シャッターInfo
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- JP2000145332A JP2000145332A JP10316281A JP31628198A JP2000145332A JP 2000145332 A JP2000145332 A JP 2000145332A JP 10316281 A JP10316281 A JP 10316281A JP 31628198 A JP31628198 A JP 31628198A JP 2000145332 A JP2000145332 A JP 2000145332A
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Abstract
せることにより、巻取り装置に巻かれているシャッター
カーテンが自重で降下するようにした防火シャッターに
おいて、巻取り装置のブレーキが解放されて、シャッタ
ーカーテンが自重で降下した際のガイドレールやスラッ
ト等の損傷を防止できるようにする。 【解決手段】 火災時に巻取り装置2のブレーキ3を解
放動作させることにより、巻取り装置に巻かれているシ
ャッターカーテン4が自重で降下するようにした防火シ
ャッターにおいて、シャッターカーテンが下限位置まで
降下したことを検出する下限検出機構Aを設け、下限検
出機構とブレーキとの間に機械的な操作力伝達機構Cを
設け、前記下限検出機構の検出結果に基づいて、解放状
態にあるブレーキを前記操作力伝達機構を介して制動動
作させるように構成したことを特徴とする防火シャッタ
ー。
Description
置のブレーキを解放動作させることにより、巻取り装置
に巻かれているシャッターカーテンが自重で降下するよ
うにした防火シャッターに関するものである。
器等が作動して、巻取り装置のブレーキを解放動作させ
ることにより、巻取り装置に巻かれているスチール製の
シャッターカーテンが電力に頼らずに自重で降下して、
開口部を閉鎖し、火災による延焼を防止するようにした
従来の防火シャッターでは、一旦、ヒューズ装置や煙感
知器等が作動すると、ブレーキは解放されたままの状態
に保たれるように構成されていた。
では、上記のとおり、一旦、ヒューズ装置や煙感知器等
が作動すると、ブレーキが解放されたままであるから、
シャッターカーテンが下限位置まで自重で降下し、シャ
ッターカーテンの下端に取り付けられた座板が床に着地
(着床)した後も、惰性で降下を続けようとし、シャッ
ターカーテンは、ガイドレールとの間の隙間やシャッタ
ーカーテンを構成するスラット相互の抱合部のガタ等に
より、ガイドレール内でジグザグ状に屈折して、自重を
シャッターカーテン自身で支える状態となる。
とき、ガイドレールを押し広げようとする力が発生し、
スラット自身にも荷重が加わることから、ガイドレール
やスラットが変形したり、シャッターケース内でシャッ
ターカーテンが逆巻(スラットどうしが巻取り時の折れ
曲がりとは逆方向に折れ曲がること)することにより、
スラット抱合部の変形やスラットの撓み等が生じ、シャ
ッターケースやケース内に配置される巻取り装置の制御
装置等を損傷することがあった。
ーでは、重量が大きく、着床後の慣性による荷重も大き
いことから、特に顕著であって、現実の火災発生後はも
とより、防火訓練や防火シャッターの作動テストを行う
度に修理や調整が必要になっているのが実情である。ま
た、ガイドレール内でスラットが屈折しているのは、見
た目にも悪い。
のブレーキが解放されて、シャッターカーテンが自重で
降下した際のガイドレールやスラット等の損傷を防止で
きるようにした防火シャッターを提供することを目的と
している。
めに、本発明が講じた技術的手段は、次のとおりであ
る。即ち、本発明の特徴は、火災時に巻取り装置のブレ
ーキを解放動作させることにより、巻取り装置に巻かれ
ているシャッターカーテンが自重で降下するようにした
防火シャッターにおいて、シャッターカーテンが下限位
置まで降下したことを検出する下限検出機構を設け、下
限検出機構とブレーキとの間に機械的な操作力伝達機構
を設け、前記下限検出機構の検出結果に基づいて、解放
状態にあるブレーキを前記操作力伝達機構を介して制動
動作させるように構成したことにある。
キが解放されて、シャッターカーテンが自重で降下する
際、シャッターカーテンが下限位置まで降下すると、解
放状態にあるブレーキが操作力伝達機構を介して制動動
作させられ、シャッターカーテンにブレーキが掛かるの
で、シャッターカーテンの重量の少なくとも一部を巻取
り装置が負担することになり、シャッターカーテンの重
量や着床後の惰性移動に起因するガイドレールを押し広
げようとする力やスラットへの荷重が抑制され、ガイド
レールやスラット等の損傷を防止できるのであり、ガイ
ドレール内でのスラットの屈折が抑制されるので、見栄
えも良い。
な構成を採用できるが、請求項2に記載の発明のよう
に、シャッターカーテンを構成するスラットの裏面に、
スラット裏面から突出した起立姿勢と、支軸周りで下方
に揺動してスラットの厚み内に収容された倒伏姿勢とに
わたって起伏自在に枢着され、且つ、バネにより起立姿
勢に付勢された突起体を設け、シャッターケースのまぐ
さ部には、可動体を、その先端が起立姿勢にある突起体
の移動軌跡内に突出した状態に設置し、シャッターカー
テンが下限位置まで降下することにより、可動体が突起
体で押し動かされるようにして、前記下限検出機構を構
成することが望ましい。
巻き取ることにより、起立姿勢にある突起体が自動的に
倒伏姿勢となるので、突起体を倒伏させるための人為操
作が不要であり、シャッターカーテンを巻取り装置のシ
ャフトに巻き取った際、突起体がシャフトとスラット間
に挟み込まれて巻取り状態がいびつになることもない等
の利点が得られるからである。
いて説明する。図1は防火シャッターの一例を示し、図
2は防火シャッターの要部を示す。この防火シャッター
は、火災時に、ヒューズ装置1が作動して、巻取り装置
2のブレーキ3を解放動作させることにより、巻取り装
置2の巻取りシャフト2aに巻かれているスチール製の
シャッターカーテン4が電力に頼らずに自重で降下し
て、開口部を閉鎖し、火災による延焼を防止するように
構成されている。5は、巻取り装置2やブレーキ3を収
納するシャッターケース、6はシャッターカーテン4の
両側部を昇降自在に案内するガイドレール、7は天井板
である。
ラットで、抱合部8aを介して相互に接続されている。
9は、シャッターカーテン4の下部に設けられた重りを
兼ねた座板で、一対のアングル材を表裏両面側から組み
付けることによって構成されている。Mは巻取り装置2
を駆動する減速機付きのモータ、10は、モータMの出
力側スプロケット11と巻取りシャフト2aの入力側ス
プロケット12とにわたって巻回した伝動チェーンであ
る。
ケース5のまぐさ部13との間には、シャッターカーテ
ン4が下限位置まで降下したことを検出する下限検出機
構Aを設け、下限検出機構Aとブレーキ3との間には、
ヒューズ装置1からブレーキ3への操作力伝達径路Bの
途中に合流する機械的な操作力伝達機構Cを設け、前記
下限検出機構Aの検出結果に基づいて、解放状態にある
ブレーキ3を制動動作させるように構成してある。
る。即ち、シャッターケース5のまぐさ部13に、ブラ
ケット14により水平な支軸15周りで揺動自在に支持
された可動体16を設置する一方、シャッターカーテン
4が下限位置に降下した状態において、前記可動体16
と対応する吊元側のスラット8の裏面には、図6に示す
ように、スラット裏面から突出した起立姿勢と、水平な
支軸17周りで下方に揺動してスラット8の厚み内に収
容された倒伏姿勢とにわたって起伏自在に枢着され、且
つ、バネ18により起立姿勢に付勢された突起体19を
設けてある。起立姿勢にある突起体19は、ブラケット
31の一部と当接して、それ以上の角度に揺動しないよ
うになっている。
ある突起体19の移動軌跡内に突出した状態に設置して
あり、シャッターカーテン4が下限位置(これは、座板
9が床Fに着地する位置に設定してもよく、着床F直前
の位置に設定してもよい。)まで降下することにより、
可動体16が突起体19で押し動かされるようにしてあ
る。可動体16の元端にはワイヤ固定部16aが設けら
れていて、可動体16が突起体19で押し動かされるこ
とにより、操作力伝達機構Cのワイヤ20が引っ張られ
るようになっている。
図5に示すように、温度ヒューズ1aが溶断することに
よって引張り状態を解放するワイヤ21と、ブレーキレ
バー22を引張り操作することにより前記ブレーキ3を
解放動作させるワイヤ23と、両ワイヤ21,23の一
端を連結して操作方向の転換を行うためのワイヤレバー
24と、ワイヤレバー24を図2で時計回りに回転させ
て、ブレーキ3を解放動作させるためのスプリング25
とからなる操作力伝達径路Bを介して連繋されている。
尚、操作力伝達径路Bを短くしてワイヤの移動抵抗を可
及的に小さくするために、ヒューズ装置1は、まぐさ部
13の下面などブレーキ3からあまり遠くない位置に設
置されている。
ワイヤレバー24にはスプリング25により、同図の時
計回りに回転する付勢力が加わっているが、ヒューズ装
置1からのワイヤ21によって回転を止められており、
そのため、ワイヤレバー24側のワイヤ23は緩んでお
り、ブレーキ3は、内蔵するバネ26の力によって制動
状態に維持されるように構成されている。
装置1が作動(温度ヒューズ1aが溶断)するので、ヒ
ューズ装置1からのワイヤ21が緩み、ワイヤレバー2
4がスプリング25の力により、同図の時計回りに回転
するので、ブレーキレバー22へのワイヤ23が引っ張
られ、ブレーキ3は解放動作され、シャッターカーテン
4が自重で降下するように構成されている。
りである。即ち、図2〜図5に示すように、前記スプリ
ング25の固定端支持部材27を、ベースプレート28
に対して支点29周りで移動可能に構成する一方、固定
端支持部材27と係合離脱可能で且つバネ30によって
係合方向に付勢されたノッチ31を設け、当該ノッチ3
1に、前記可動体16のワイヤ固定部16aに一端が連
結された前記ワイヤ20の他端を連結してある。そし
て、ノッチ31が固定端支持部材27と係合することに
より、固定端支持部材27をスプリング25の力に抗し
て位置固定し、ワイヤ20が引っ張られて、ノッチ31
をバネ30に抗して引っ込み移動させることにより、ノ
ッチ31と固定端支持部材27との係合が解かれ、スプ
リング25の固定端がフリーになるように構成してあ
る。
動すると、ヒューズ装置1からのワイヤ21が緩み、図
4に示すように、ワイヤレバー24がスプリング25の
力により回転して、ブレーキレバー22へのワイヤ23
を引っ張り、ブレーキ3が解放動作されるので、シャッ
ターカーテン4が自重で降下する。
に降下したとき、突起体19が可動体16を押し動か
し、ワイヤ20を引っ張るので、ノッチ31と固定端支
持部材27との係合が解かれる。これにより、スプリン
グ25の固定端がフリーになるので、図5に示すよう
に、ヒューズ装置1の作動によりブレーキ3を解放する
作用が働いているにもかかわらず、スプリング力が無く
なり、ブレーキレバー22が内蔵バネ26の力で元位置
に復帰し、ブレーキ3が制動作動し、伝動チェーン10
を介して巻取り装置2の巻取りシャフト2aにブレーキ
を掛けて、シャッターカーテン4の着床後の惰性移動を
阻止することになる。
なくとも一部を巻取り装置2が負担することになり、シ
ャッターカーテンの重量や着床後の惰性移動に起因する
ガイドレール6を押し広げようとする力やスラット8へ
の荷重が抑制され、ガイドレール6やスラット8等の損
傷を防止でき、ガイドレール6内でのスラット8の屈折
も抑制されるので、見栄えが良い。
スラット8の裏面に、スラット裏面から突出した起立姿
勢と、支軸17周りで下方に揺動してスラット8の厚み
内に収容された倒伏姿勢とにわたって起伏自在に枢着さ
れ、且つ、バネ18により起立姿勢に付勢された突起体
19を設け、シャッターカーテン4が下限位置まで降下
することにより、当該突起体19で可動体16を押し動
かすようにしたので、シャッターカーテン4を巻き取る
ことにより、図6に示すように、起立姿勢にある突起体
19が自動的に倒伏姿勢となり、突起体19を倒伏させ
るための人為操作が不要であり、シャッターカーテン4
を巻取り装置2のシャフト2aに巻き取った際、突起体
19がシャフト2aとスラット8間に挟み込まれて巻取
り状態がいびつになるような不具合がない。
を、座板9が着床Fする直前に突起体19が可動体16
の先端と当接するように設定して、座板9が着床Fする
と同時にブレーキが掛かるように構成することが、ガイ
ドレールやスラット等の損傷を防止する上で一層望まし
いが、図7に示すように、スラット8の抱合部8aに
は、かなりのガタ(融通間隙)があるので、図8に示す
ように、座板9が着床Fした後の惰性移動に伴って、多
数のスラット8の抱合部8aのガタ(融通間隙)が狭ま
ることにより、突起体19が可動体16を押し動かすよ
うに設定して実施することも可能である。また、上記の
実施の形態では、ヒューズ装置1が作動することによ
り、巻取り装置2のブレーキ3を解放動作させる防火シ
ャッターを例にとって本発明を説明したが、本発明は、
煙感知器が作動することによる電気信号によって巻取り
装置2のブレーキ3を解放動作させる防火シャッターや
手動でブレーキ3を解放動作させる防火シャッターにつ
いても、適用可能である。
装置のブレーキが解放されて、シャッターカーテンが自
重で下限位置まで降下すると、解放状態にあるブレーキ
が操作力伝達機構を介して制動動作させられ、シャッタ
ーカーテンにブレーキが掛かるので、シャッターカーテ
ンの重量や着床後の惰性移動に起因するガイドレールを
押し広げようとする力やスラットへの荷重が抑制され、
ガイドレールやスラット等の損傷を防止できる等の効果
がある。
である。
る。
用を説明する図である。
図である。
のスラット抱合部を説明する図である。
検出機構が作動した時のスラット抱合部を説明する図で
ある。
置、3…ブレーキ、4…シャッターカーテン。
Claims (2)
- 【請求項1】 火災時に巻取り装置のブレーキを解放動
作させることにより、巻取り装置に巻かれているシャッ
ターカーテンが自重で降下するようにした防火シャッタ
ーにおいて、シャッターカーテンが下限位置まで降下し
たことを検出する下限検出機構を設け、下限検出機構と
ブレーキとの間に機械的な操作力伝達機構を設け、前記
下限検出機構の検出結果に基づいて、解放状態にあるブ
レーキを前記操作力伝達機構を介して制動動作させるよ
うに構成したことを特徴とする防火シャッター。 - 【請求項2】 シャッターカーテンを構成するスラット
の裏面に、スラット裏面から突出した起立姿勢と、支軸
周りで下方に揺動してスラットの厚み内に収容された倒
伏姿勢とにわたって起伏自在に枢着され、且つ、バネに
より起立姿勢に付勢された突起体を設け、シャッターケ
ースのまぐさ部には、可動体を、その先端が起立姿勢に
ある突起体の移動軌跡内に突出した状態に設置し、シャ
ッターカーテンが下限位置まで降下することにより、可
動体が突起体で押し動かされるようにして、前記下限検
出機構を構成した請求項1に記載の防火シャッター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31628198A JP3881464B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 防火シャッター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31628198A JP3881464B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 防火シャッター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000145332A true JP2000145332A (ja) | 2000-05-26 |
JP3881464B2 JP3881464B2 (ja) | 2007-02-14 |
Family
ID=18075367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31628198A Expired - Lifetime JP3881464B2 (ja) | 1998-11-06 | 1998-11-06 | 防火シャッター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3881464B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010059767A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-03-18 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置の開閉体停止装置 |
CN109937765A (zh) * | 2019-04-25 | 2019-06-28 | 宁夏农林科学院 | 一种温室用卷帘限位卷放装置 |
JP2021025244A (ja) * | 2019-08-01 | 2021-02-22 | 不二サッシ株式会社 | 防火面格子 |
-
1998
- 1998-11-06 JP JP31628198A patent/JP3881464B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010059767A (ja) * | 2008-08-07 | 2010-03-18 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉装置の開閉体停止装置 |
CN109937765A (zh) * | 2019-04-25 | 2019-06-28 | 宁夏农林科学院 | 一种温室用卷帘限位卷放装置 |
JP2021025244A (ja) * | 2019-08-01 | 2021-02-22 | 不二サッシ株式会社 | 防火面格子 |
JP7340986B2 (ja) | 2019-08-01 | 2023-09-08 | 不二サッシ株式会社 | 防火面格子 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3881464B2 (ja) | 2007-02-14 |
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