JP2000144185A - 洗浄剤組成物 - Google Patents

洗浄剤組成物

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JP2000144185A
JP2000144185A JP32673598A JP32673598A JP2000144185A JP 2000144185 A JP2000144185 A JP 2000144185A JP 32673598 A JP32673598 A JP 32673598A JP 32673598 A JP32673598 A JP 32673598A JP 2000144185 A JP2000144185 A JP 2000144185A
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sec
detergent composition
copolymer
viscosity
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JP32673598A
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Kazuhisa Fukuhara
和久 福原
Michitaka Sawada
道隆 澤田
Satoshi Onizuka
聡 鬼塚
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 (A)分子中にカチオン性基と架橋構造
とを有する共重合体であって、その0.5重量%ハイド
ロゲルの、25℃、シェアレート1sec-1の粘度η1
シェアレート10sec-1の粘度η2 が、0.3≦η1
20(Pa・sec)、0.01≦η2 ≦5(Pa・sec)、か
つη1 >η2 である共重合体、及び(B)両性界面活性
剤を含有する洗浄剤組成物。 【効果】 塗布時の感触及び伸び性が良く、泡質が良好
で、かつ洗浄時及び乾燥後の感触に優れ、しかも洗浄後
に高いコンディショニング効果が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、塗布時の感触及び
伸び性が良く、泡質が良好で、かつ洗浄時及び乾燥後の
感触に優れ、しかも洗浄後に高いコンディショニング効
果が得られる洗浄剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、身体や毛髪用の洗浄剤組成物に
は、種々の両性界面活性剤が配合されている。しかし、
これらは、皮膚や眼粘膜に対する刺激性は低いものの、
塗布時の感触や、洗浄時から洗浄後の使用感、コンディ
ショニング効果、乾燥後の感触が良くないという問題が
ある。
【0003】このため、使用時の感触を向上させる目的
で、汎用のカチオン性ポリマー、ノニオン性ポリマー、
シリコーン類等が併用されているが、塗布時の感触、コ
ンディショニング効果、乾燥後の感触等の全てを充分満
足するものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、塗布
時の感触や洗浄時から洗浄後、乾燥後の感触に優れ、し
かも良好なコンディショニング効果が得られる洗浄剤組
成物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の成分
(A)及び(B): (A)分子中にカチオン性基と架橋構造とを有する共重
合体であって、その0.5重量%ハイドロゲルの、25
℃、シェアレート1sec-1の粘度η1 、シェアレート1
0sec-1の粘度η2 が、0.3≦η1 ≦20(Pa・se
c)、0.01≦η2≦5(Pa・sec)、かつη1 >η2
である共重合体(以下、共重合体(A))、(B)両性
界面活性剤を含有する洗浄剤組成物を提供するものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いられる共重合体
(A)は、上記η1 、η2 について、0.3≦η1 ≦2
0(Pa・sec)、0.01≦η2 ≦5(Pa・sec)、かつ
η1>η2 である。粘度挙動がこの範囲内にあれば毛髪
への塗布が容易であり、毛髪への残留感が得られ、上記
のような良好な使用感を得ることができる。特に、共重
合体(A)が0.4≦η1 ≦10(Pa・sec)、0.5
≦η2 ≦3(Pa・sec)であるとき、一層好ましい使用
感が得られる。
【0007】共重合体(A)の0.5重量%ハイドロゲ
ルの、25℃、ひずみ周波数6.28rad/sec 、ひずみ
1%での複素弾性率ε1 、損失正接tan δ1 、ひずみ5
00%での複素弾性率ε2 、損失正接tan δ2 が、1≦
ε1 ≦300(N/m2)、tan δ1 ≦2、かつ、0.
01≦ε2 ≦30(N/m2)、tan δ2 ≧1であると
き、より好ましい感触の洗浄剤組成物を得ることができ
る。ここで、共重合体(A)の損失正接が、tan δ1
1.5、更にはtan δ1 ≦1.0となるに従って、より
好ましい感触の洗浄剤組成物を得ることができる。
【0008】また、上記共重合体(A)が、その2.0
重量%エタノールゲルの、25℃、シェアレート1sec
-1の粘度η3 、シェアレート10sec-1の粘度η4 が、
0.3≦η3 ≦20(Pa・sec)、0.01≦η4 ≦5
(Pa・sec)、かつη3 >η4 であるとき、感触に優
れ、かつエタノール併用時もその感触を保持し得る洗浄
剤組成物を得ることができる。
【0009】η1 〜η4 の測定は、以下の方法による。
検体1、2とも測定方法は同じ。 検体1;イオン交換水に粉末試料(平均粒径50μm以
下)を加え、50℃、半日保持して調製した0.5重量
%のハイドロゲル。 検体2;水に代えてエタノールを用い、上記と同様に調
製した2.0重量%のエタノールゲル。 測定装置;HAAKE社製粘度計、Rotovisco RV-20、 測定条件;測定頭M10、共軸2重円筒型ローター、測定
温度25℃、試料量15ml、シェアレート;2分間で0
sec-1から15sec-1まで上昇、測定点数;上記シェアレ
ート範囲に亙り60点測定。 計算方法;上記測定値からRotation Version 2.8のプロ
グラムにより算出。
【0010】δ1 、δ2 、ε1 、ε2 の測定は下記の方
法による。 検体;上記検体1と同じ。 測定装置;Rheometrics 社製、Fluids Spectrometer RF
S-II 測定条件;Dynamic Strain Sweep (動的ひずみ掃引) モ
ード コーンプレート:直径50mm、ギャップ0.05mm、ア
ングル0.04rad 、ひずみ周波数6.2rad/sec 、ひ
ずみ0.5〜500%。 測定温度:25℃。
【0011】このようなレオロジー特性を示す共重合体
(A)としては、例えば、カチオン性基含有ビニル単量
体(以下、単量体(a1))の少なくとも1種と、一般
式(1)又は(2)
【0012】
【化3】
【0013】〔式中、R1 は水素原子又はメチル基を示
し、R2 及びR3 は同一又は異なって、水素原子又は炭
素数1〜4の直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくは
アルケニル基を示す。〕
【0014】
【化4】
【0015】〔式中、R1 は前記と同じ意味を示し、A
1 及びA2 は同一又は異なって、式-(CH2)n-(nは2〜
6の整数を示す)で表される基を示し、Bは-O-又は-CH
2-基を示す。〕で表される親水性ノニオン性基含有ビニ
ル単量体(以下、単量体(a2))の少なくとも1種
と、2個以上のビニル基を分子中に有する架橋性ビニル
単量体(以下、単量体(a3))の少なくとも1種とを
必須構成単量体とし、ラジカル重合することにより得ら
れるカチオン性基含有共重合体(以下、共重合体
(A1))が挙げられる。
【0016】共重合体(A1)を構成する単量体のう
ち、単量体(a1)としては、ジアルキルアミノ基を有
する(メタ)アクリル酸エステル又は(メタ)アクリル
アミド類、(メタ)アクロイルアルキルトリアルキル4
級アンモニウム塩類、ジアルキルアミノ基を有するスチ
レン類、ビニルピリジン類、N−ビニル複素環化合物
類、アミノ基を有する単量体の酸中和物あるいは4級ア
ンモニウム塩、ジアリル型4級アンモニウム塩などが挙
げられる。
【0017】これらの単量体(a1)のうち、一般式
(3)又は(4)で表わされる化合物が好ましい。
【0018】
【化5】
【0019】〔式中、R1 は前記と同じ意味を示し、R
4 及びR5 は同一又は異なって、炭素数1〜4のアルキ
ル基又はアルケニル基を示し、R6 は水素原子又は炭素
数1〜4のアルキル基を示し、Yは-O-、-NH-、-CH2-
又は-O-CH2CH(OH)-基を示し、Zは炭素数1〜4(ただ
しYが-CH2- のときは炭素数0〜3)の直鎖又は分岐鎖
のアルキレン基を示し、Xは酸の共役塩基、ハロゲン原
子又は炭素数1〜4のアルキルサルフェート基を示
す。〕
【0020】
【化6】
【0021】〔式中、R7 及びR8 は同一又は異なっ
て、水素原子又はメチル基を示し、R9及びR10は同一
又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基
を示し、Xは前記と同じ意味を示す。〕
【0022】化合物(3)又は(4)の塩を得るために
用いる好ましい酸としては、塩酸、硫酸、酢酸、クエン
酸、コハク酸、アジピン酸、スルファミン酸などが挙げ
られ、4級アンモニウム塩を得るための好ましい4級化
剤としては、塩化メチル、ヨウ化メチル等のハロゲン化
アルキル、硫酸ジエチル、硫酸ジ−n−プロピル等が挙
げられる。
【0023】単量体(a1)の好ましい具体例として
は、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエ
チルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミ
ノプロピル(メタ)アクリルアミド、ジエチルアミノプ
ロピル(メタ)アクリルアミドを前記の4級化剤で4級
化した4級アンモニウム塩、あるいはジメチルジアリル
アンモニウムクロライド等が挙げられる。
【0024】単量体(a2)としては、N−メチル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリ
ルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、
N−n−プロピル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブ
チルアクリルアミド、N−(メタ)アクロイルモルホリ
ン等が挙げられる。これらのうち、N,N−ジ置換アク
リルアミドを用いた場合に使用感が好ましく、さらには
N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジ
エチル(メタ)アクリルアミド等が、特に好ましい。
【0025】単量体(a3)としては、多価アルコール
又は不飽和アルコールの(メタ)アクリル酸エステル、
アクリルアミド、ジビニル化合物、ポリアリル化合物等
が挙げられる。これらのうち、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールのアリルエー
テル化体、ビニル(メタ)アクリレート、アリル(メ
タ)アクリレート等が、特に好ましい。
【0026】単量体(a1)と単量体(a2)との好まし
い配合比率は、(a1)/(a2)のモル比で、2/98
〜98/2であり、さらに好ましくは3/97〜60/
40である。上記モル比が小さい場合はチキソトロピー
性の発現が、モル比が大きい場合は低シェアレート時の
粘度保持が夫々容易となるが、両特性発現には上記範囲
内である方が好ましい。
【0027】単量体(a3)の割合は、単量体全量に対
して0.002〜5重量%が好ましく、0.002重量
%以上0.1重量%未満が特に好ましい。単量体
(a3)の割合が0.002重量%以上であれば、共重
合体(A1)から形成されるハイドロゲルの粘度が十分
であり、また5重量%以下であれば、ハイドロゲルの感
触は柔らかく、すべりの良いものとなる。
【0028】共重合体(A1)は、必須構成単位である
前記の3種類のビニル単量体のそれぞれ1種以上の他、
これらと共重合可能な他のビニル単量体を構成成分とす
ることができる。他のビニル単量体としては、例えばメ
チル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレー
ト等の(メタ)アクリル酸誘導体;アクリル酸、メタア
クリル酸等のアニオン性基含有単量体;N−(3−スル
ホプロピル)−N−アクリロイルオキシエチル−N,N
−ジメチルアンモニウムベタイン、N−カルボキシメチ
ル−N−メタクリロイルオキシエチル−N,N−ジメチ
ルアンモニウムベタイン等のベタイン類などが挙げられ
る。
【0029】共重合体(A1)を製造する方法は、水溶
液重合法、逆相懸濁重合法、沈澱重合法などが好まし
い。例えば、特開平4−230250号公報第12頁第
22欄第28〜34行に記載のような水溶液重合法を用
いる場合、重合開始温度20〜90℃、反応時間1〜1
0時間程度で行うのが好ましい。
【0030】重合開始剤としては、特開平4−2302
50号公報第12頁第22欄第46行〜第13頁第23
欄第18行のような、アゾビス系化合物が単独で、ある
いは還元剤と組合せて用いられる。
【0031】共重合体(A1)の水溶液重合法による製
造には、例えば特開昭53−34101号公報第3頁右
上欄第14行〜同右下欄第8行記載の、回転する攪拌腕
を有する容器が用いられる。
【0032】共重合体(A)は、1種以上を用いること
ができ、全組成中に0.01〜20重量%、特に0.1
〜10重量%、さらに0.5〜3重量%配合するのが、
感触、安定性、使用性の点で好ましい。
【0033】本発明で用いられる成分(B)の両性界面
活性剤としては、通常の洗浄剤に用いられるものであれ
ば特に制限されず、例えば、アミドアミノ酸型、カルボ
ベタイン型、アミドベタイン型、スルホベタイン型、ア
ミドスルホベタイン型、イミダゾリニウムベタイン型、
アミノ酸型、ホスホベタイン型、リン酸エステル型等が
挙げられ、具体的には、例えば次の(B−1)〜(B−
4)に示すものが挙げられる。
【0034】(B−1)アミドアミノ酸型両性界面活性
剤:例えば、次の一般式(B−1a)又は(B−1b)
に示すものが挙げられる。
【0035】
【化7】
【0036】〔式中、R11は炭素数7〜19の飽和又は
不飽和の炭化水素基を示し、R12は基-CH2COOM、-CH2CH
2COOM又は-CH2CH(OH)CH2SO3M(Mは水素原子、アルカリ
金属又はアルカノールアミン)を示し、R13は水素原子
又は基-CH2COOM、-CH2CH2COOMもしくは-CH2CH(OH)CH2SO
3M(Mは上記と同じ)を示す。〕
【0037】一般式(B−1a)、(B−1b)で表さ
れるもののうち、特にR11が炭素数8〜16の炭化水素
基、R12が-CH2COOM、R13が水素原子のものが好まし
く、具体的にはアルキルアミドヒドロキシエチルアミノ
酢酸等が挙げられる。
【0038】(B−2)ベタイン型両性界面活性剤:例
えば、次の一般式(B−2a)〜(B−2d)で表され
るカルボベタイン、アミドベタイン、スルホベタイン、
アミドスルホベタイン、一般式(B−2e)又は(B−
2f)で表されるイミダゾリニウムベタインが挙げられ
る。
【0039】
【化8】
【0040】〔各式中、R14は炭素数6〜22のアルキ
ル基又はアルケニル基を示し、R15及びR16はそれぞれ
炭素数1〜5のアルキル基又はヒドロキシアルキル基を
示し、R17は炭素数1〜6のアルキレン基又はヒドロキ
シアルキレン基を示し、R18は単結合又は炭素数1〜5
のアルキレン基を示し、R19は炭素数1〜5のアルキレ
ン基又はヒドロキシアルキレン基を示す。〕
【0041】一般式(B−2a)〜(B−2f)で表さ
れる各種ベタインのうち、共通して、R14が炭素数8〜
16のアルキル基、R15及びR16がメチル基、R17〜R
19が炭素数1〜5のアルキレン基のものが好ましく、具
体的にはアルキルジメチルアミノカルボベタイン、アル
キルアミドアルキレンジメチルアミノカルボベタイン、
アルキルジメチルアミノヒドロキシスルホベタイン、ア
ルキルアミドアルキレンジメチルアミノスルホベタイ
ン、アルキルヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイ
ン、アルキルアミドヒドロキシエチルイミダゾリニウム
ベタイン等が挙げられる。
【0042】(B−3)アミノ酸型両性界面活性剤:例
えば、次の一般式(B−3)に示すものが挙げられる。
【0043】
【化9】
【0044】〔式中、R20は炭素数1〜3のアルキル基
又は水素原子を示し、R21は-O-、-CONH-又は-CO2-を有
していてもよい炭素数8〜18の炭化水素基を示し、a
は1又は2の数を示す。〕
【0045】一般式(B−3)で表されるもののうち、
20が水素原子、R21が炭素数8〜16の炭化水素基、
aが2のものが好ましく、具体的にはN−アルキル−β
−アラニン等が挙げられる。
【0046】(B−4)P−ラウリル−P,P−ジメチ
ルホスホプロピルホスホン酸等のリン酸エステル型両性
界面活性剤。
【0047】成分(B)の両性界面活性剤としては、ア
ミドアミノ酸型、カルボベタイン型、アミドスルホベタ
イン型、イミダゾリニウムベタイン型、アミノ酸型及び
リン酸エステル型が好ましく、特にアミドアミノ酸型、
イミダゾリニウムベタイン型が好ましい。
【0048】成分(B)の両性界面活性剤は、1種以上
を用いることができ、全組成中に0.1〜50重量%、
特に0.5〜30重量%、さらに5〜20重量%配合す
るのが好ましい。
【0049】本発明の洗浄剤組成物には、上記必須成分
のほか、通常の洗浄剤に用いられるアニオン性界面活性
剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ア
ニオン性重合体、非イオン性重合体、カチオン性重合
体、エチレンオキシド・プロピレンオキシドブロック共
重合体、アルコール類、油分、粉体、機能性ビーズ・カ
プセル類、シリコーン類、金属キレート剤、抗酸化剤、
紫外線吸収剤、保湿剤、香料などを、適宜配合できる。
【0050】本発明の洗浄剤組成物は、常法に従って製
造できる。また、その剤型も特に制限されず、液体状、
ペースト状、クリーム状、固形状、粉末状など任意の剤
型とでき、液体状、ペースト状、クリーム状とするのが
好ましく、特に液体状とするのが好ましい。液体状とす
る場合には、液体媒体として水を用いるのが好ましく、
水の配合量は全組成中に50〜90重量%が好ましい。
また、本発明の洗浄剤組成物は、特に皮膚、毛髪等の身
体用洗浄剤として好適である。
【0051】本発明の洗浄剤組成物は、水で10重量倍
に希釈したときの水溶液のpHが4〜8、特にpH5〜7が
好ましく、洗浄剤組成物に酸又はアルカリを加えて調整
すればよい。
【0052】
【発明の効果】本発明の洗浄剤組成物は、塗布時の感触
及び伸び性が良く、泡質が良好で、かつ洗浄時及び乾燥
後の感触に優れ、しかも洗浄後に高いコンディショニン
グ効果が得られる。
【0053】
【実施例】製造例1 反応容器中に、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリ
ル酸ジエチル硫酸塩(MOEDES:日東化学工業社製)2
3.85g、N,N−ジメチルアクリルアミド71.3
7g、ポリエチレングリコールジメタクリレート(NK-9
G:新中村化学社製)0.0429g、イオン交換水3
50gからなる予め窒素置換した単量体水溶液を入れ、
20分間さらに窒素を吹き込み、反応系内を窒素置換し
ながら55℃まで昇温した。次いで、重合開始剤(2,
2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)2塩酸塩)を
0.22g添加した。30分〜1時間後に重合し始め、
全体が柔らかいゲル状となった。そのまま攪拌を続け、
重合開始剤添加4時間後、重合を停止させた。餅状の内
容物を取り出し、5リットルのエタノール中で10分攪
拌洗浄し、乾燥させた。その後、コーヒーミル、ジェッ
トミルで粉砕し、粉砕粒子をハイボルターで分級し、カ
チオン性基含有共重合体No.1を得た。
【0054】製造例2〜14 表1に示す単量体を用い、製造例1と同様にして、カチ
オン性基含有共重合体No.2〜No.14を製造し
た。
【0055】試験例1 製造例1〜14で得られたカチオン性基含有共重合体に
ついて、0.5重量%ハイドロゲルの25℃での粘度、
及び動的粘弾性を前記方法で測定した。結果を表1に示
す。
【0056】
【表1】
【0057】実施例1 表2に示す組成の洗浄剤組成物を常法により製造し、塗
布時の感触、洗髪時の指通り、すすぎ時の指通り、タオ
ルドライ時の感触及び乾燥後の毛髪の感触について評価
した。結果を表2に併せて示す。
【0058】(評価方法)健常な日本人女性の毛髪20
g(15cm)に洗浄剤組成物1gを塗布し、これを洗
髪、すすぎ、タオルドライ、乾燥したときのそれぞれの
感触等を、専門パネラー20名により、以下の基準で官
能評価した。平均スコアを求め、下記の判定基準により
結果を示した。
【0059】(1)塗布時の感触: 伸ばしやすい・・・・・スコア3。 やや伸ばしにくい・・・スコア2。 伸ばしにくい・・・・・スコア1。
【0060】(2)洗髪時の指通り: きしみがなく、指通りが良い・・・・・・・スコア3。 きしみがやや強く、指通りがやや不良・・・スコア2。 きしみが強く、指通りが不良・・・・・・・スコア1。
【0061】(3)すすぎ時の指通り: きしみがなく、滑らか・・・・・・・・・・・スコア
3。 きしみがやや強く、滑らかさがやや不良・・・スコア
2。 きしみが強く不良・・・・・・・・・・・・・スコア
1。
【0062】(4)タオルドライ時の感触: べとつかない・・・スコア3。 ややべとつく・・・スコア2。 べとつく・・・・・スコア1。
【0063】(5)乾燥後の毛髪の感触: 指通りが良く、滑らか・・・・・・・・・・・スコア
3。 指通りがやや悪く、滑らかさがやや不良・・・スコア
2。 指通りが悪い・・・・・・・・・・・・・・・スコア
1。
【0064】<判定基準> 平均スコア2.5〜3.0・・・○。 平均スコア1.5〜2.4・・・△。 平均スコア1.0〜1.4・・・×。
【0065】
【表2】
【0066】実施例2〜11 表3及び表4に示す組成の洗浄剤組成物を常法により製
造した。
【0067】
【表3】
【0068】
【表4】
【0069】実施例2〜11で得られた洗浄剤組成物は
いずれも、皮膚に対して低刺激であり、泡質が良好で、
塗布時、洗浄時、すすぎ時及び洗浄後の感触に優れ、コ
ンディショニング効果が高いものであった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鬼塚 聡 東京都墨田区文花2−1−3 花王株式会 社研究所内 Fターム(参考) 4C083 AB432 AC102 AC112 AC182 AC352 AC392 AC432 AC442 AC641 AC642 AC692 AC711 AC712 AC782 AC792 AC851 AC852 AC902 AC932 AD042 AD092 AD132 AD152 AD162 AD212 AD282 AD532 BB07 CC23 CC38 DD23 DD31 EE06 EE07 EE28 4H003 AB03 AB08 AB22 AB31 AB34 AB46 AC03 AC05 AC08 AC13 AD04 AD05 AE05 BA01 BA09 BA12 BA15 DA02 EB09 EB28 EB36 EB37 EB42 ED02 ED28 FA17 FA21 4J002 BG071 BG121 EN116 EP016 EU106 EV256 EW126 FD316 GB00 HA04 HA07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)分子中にカチオン性基と架橋構造とを有する共重
    合体であって、その0.5重量%ハイドロゲルの、25
    ℃、シェアレート1sec-1の粘度η1 、シェアレート1
    0sec-1の粘度η2 が、0.3≦η1 ≦20(Pa・se
    c)、0.01≦η2≦5(Pa・sec)、かつη1 >η2
    である共重合体、(B)両性界面活性剤を含有する洗浄
    剤組成物。
  2. 【請求項2】 成分(A)が、その0.5重量%ハイド
    ロゲルの、25℃、ひずみ周波数6.28rad/sec 、ひ
    ずみ1%での複素弾性率ε1 、損失正接tanδ1 、ひず
    み500%での複素弾性率ε2 、損失正接tan δ2 が、
    1≦ε1 ≦300(N/m2)、tan δ1 ≦2、かつ、
    0.01≦ε2 ≦30(N/m2)、tan δ2 ≧1であ
    る請求項1記載の洗浄剤組成物。
  3. 【請求項3】 次の成分(A)及び(B): (A)カチオン性基含有ビニル単量体の少なくとも1種
    と、一般式(1)又は(2) 【化1】 〔式中、R1 は水素原子又はメチル基を示し、R2 及び
    3 は同一又は異なって、水素原子又は炭素数1〜4の
    直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基もしくはアルケニル基
    を示す。〕 【化2】 〔式中、R1 は前記と同じ意味を示し、A1 及びA2
    同一又は異なって、式-(CH2)n-(nは2〜6の整数を示
    す)で表される基を示し、Bは-O-又は-CH2-基を示
    す。〕で表される親水性ノニオン性基含有ビニル単量体
    の少なくとも1種と、2個以上のビニル基を分子中に有
    する架橋性ビニル単量体の少なくとも1種とを必須構成
    単量体とし、ラジカル重合することにより得られるカチ
    オン性基含有共重合体、(B)両性界面活性剤を含有す
    る洗浄剤組成物。
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