JP2000127820A - 車両用折り畳みシート - Google Patents

車両用折り畳みシート

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JP2000127820A JP10272672A JP27267298A JP2000127820A JP 2000127820 A JP2000127820 A JP 2000127820A JP 10272672 A JP10272672 A JP 10272672A JP 27267298 A JP27267298 A JP 27267298A JP 2000127820 A JP2000127820 A JP 2000127820A
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seat cushion
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信之 奈良木
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和生 佐藤
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清水  秀樹
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロア上での前後移動を可能にして、車室内
スペースを有効利用できる車両用折り畳みシートを提供
する。 【解決手段】 車両フロアFに固定されたロアレール1
1上にアッパレール12が摺動自在に設けられ、アッパ
レール12の前端にシートクッションS11の前端が結
合されて、前方へ反転回動可能である。シートバックS
12は下端がリクライニング機構16によりアッパレー
ル12の後端に回動可能に結合されている。反転回動さ
せられたシートクッションS11の跡にシートバックS
12が前倒させられ、反転状態のシートクッション底板
32と前倒状態のシートバック背板42とで荷物積載面
が形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用折り畳みシー
トに関し、特にその構造改良に関する。
【0002】
【従来の技術】バン型車等において、車室内を有効に利
用して多量の荷物や長尺物を積載するために折り畳みシ
ートが使用されている。この種の折り畳みシートのう
ち、例えば実開昭60−148134号公報には、シー
トクッションを前方へ反転させるとともに、反転したシ
ートクッションの跡にシートバックを前倒して、シート
クッションの底面からシートバックの背面に続く広い荷
物積載面を確保できるようにした折り畳みシートが提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に記
載の折り畳みシートは、シート全体が前後方向へ固定さ
れているため、例えばリヤシートとして使用した場合
に、フロントシートが前方向へ移動してもこれに応じて
移動させることができず、車室内の有効利用には限度が
あるという問題があった。
【0004】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るもので、フロア上での前後移動を可能にして、車室内
スペースをさらに有効利用できる車両用折り畳みシート
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本第1発明では、車両フロア(F)上に前後移動可
能に設けられた可動部材(12)と、可動部材(12)
上に配設され、前端が可動部材(12)の一端に軸部材
(21)により結合されて、軸部材(21)を中心に前
方へ反転回動可能とされたシートクッション(S11)
と、下端が可動部材(12)の他端に回動可能に結合さ
れ、反転回動させられたシートクッション(S11)の
跡に前倒させられるシートバック(S12)とを具備
し、反転状態のシートクッション底面(32)と前倒状
態のシートバック背面(42)とで略同一高の荷物積載
面を形成するようになす。
【0006】本第1発明においては、シートクッション
の反転回動とシートバックの前倒によりって広い荷物積
載面が確保され、ここを荷物積載スペースとして使用す
ることができる。そして、これらシートクッションおよ
びシートバックはいずれも車両フロア上に前後移動可能
に設けられた可動部材に取付けられているから自在に前
後に移動することができ、車室内スペースをさらに有効
に利用することができる。
【0007】可動部材(12)をシートの左右両側縁に
沿って2本設ける場合、可動部材(12)間を連結する
連結部材(14,18)を設けることが望ましい。これ
により、両可動部材(12)がスライド方向でずれてシ
ートクッション(S11)およびシートバック(S1
2)に捩じれを生じることが防止される。
【0008】本第2発明では、上記軸部材(121)は
上記可動部材(112)上に設けたブラケット(10
2)に支持されており、ブラケット(102)にストッ
パ(127)を設けて、シートクッション(S11)の
一部(143)がストッパ(127)に当接することに
より、反転回動した際のシートクッション(S11)の
底面(132)が上記荷物積載面を形成するように位置
決めされる。
【0009】本第2発明においては、ストッパを、シー
トクッションの前端を回転自在に結合するブラケットに
設けているから、着座した乗員の脚等がストッパに干渉
して邪魔になる等の問題は生じない。また、ストッパを
設けたブラケットが可動部材上に設置されているから、
シートがいずれの位置に移動してもストッパ作用が発揮
される。
【0010】本第3発明では、上記ストッパ(127)
は上記ブラケット(102)に形成した上下方向へ延び
る筒状体であり、当該筒状体の上端面をストッパ面(1
28)として、当該ストッパ面(128)にシートクッ
ション(S11)の一部(143)が当接する。
【0011】本第3発明においては、ブラケットに形成
した筒状体をストッパとし、その上端面をストッパ面と
したから、大きな荷重が印加しても変形等を生じること
なく確実にシートクッションを位置決め支持することが
できる。
【0012】本第4発明では、上記ストッパ(524)
を上記ブラケット(502)に上下位置調整可能に設け
る。本第4発明においては、ストッパを適当に上下動さ
せることにより、取付け誤差や変形等に無関係に、反転
したシートクッション先端の高さが一定になるように調
整することができる。
【0013】本第5発明では、反転状態のシートクッシ
ョン(S11)の先端部を支持する支持部材(633,
733,833)を設ける。
【0014】本第5発明においては、支持部材によっ
て、反転状態でのシートクッションの先端高さが常に一
定に維持されるとともに、比較的大きな荷重が印加して
もシートクッションが下方へ変位することなく確実に水
平姿勢に保たれる。
【0015】本第6発明では、上記軸部材(921)
を、上記可動部材(912)に沿って一定範囲で前後動
可能に設ける。
【0016】本第6発明において、軸部材を前方へ移動
させると、シートクッションを反転させた跡には長さが
拡張された空間が形成され、この空間内へ、長さの十分
に長いシートバックを前倒させることができる。
【0017】本第7発明では、上記シートバック(S1
2)の背面に、下端が前記背面に回動可能に結合された
渡し板(1172)を設け、シートバック(S12)を
前倒させた時に渡し板(1172)を後方へ回動させ
て、荷物積載面とほぼ同一高まで段付きに高くなった車
両フロア後半部(B)の前縁上に架け渡すようにする。
【0018】本第7発明においては、渡し板を後方へ回
動させて、その先端を車両フロア後半部の前縁上に架け
渡すことにより、車両フロア後半部の上面から渡し板を
経てシヘートバックの背面およびシートクッションの底
面へ至る十分に長い連続面が形成され、車室内を有効に
利用することができる。
【0019】本第8発明では、上記シートバック(S1
2)の下縁にシートバック背面(261)の一部をその
延長方向へ延ばして所定長さの延長部(262)を形成
し、シートバック(S12)を前倒させた時に延長部
(262)が、上記荷物積載面とほぼ同一高まで段付き
に高くなった車両フロア後半部(B)の前縁に向けて延
びて当該前縁に当接し、前縁との間の間隙(d)を塞ぐ
ようにする。なお、シートバック背面の一部とは、例え
ば、シートバックの背板の表面に接合されたカーペット
生地等である。
【0020】本第8発明においては、シートバック背面
から延出する延長部によって車両フロア後半部との間の
間隙を塞いでいるから、見栄えの低下を防止することが
できる。また、シートバック背面の一部をその延長方向
へ延ばして延長部としたから、別部品を取り付けること
なく、簡易かつ安価に隙間の発生を防止することができ
る。
【0021】本第9発明では、反転前のシートクッショ
ン(S11)の下方空間に、可動部材(312)を覆っ
て荷物収納トレー(304)を配設したものである。
【0022】本第9発明において、反転回動によってシ
ートクッションが可動部材上から移動しても、荷物収納
トレーが可動部材を覆っているから、可動部材が露出す
ることはない。そして、シートクッション反転状態で、
荷物収納トレー内に種々の小荷物を収納することができ
る。したがって、徒らな部品の増加とコストアップを避
けることができる。
【0023】本第10発明では、シートクッション(S
11)の前端部を回転自在に支持するブラケット(40
2)を、最終位置決めに先立って少なくともその上下方
向へ一定範囲で高さ調節可能に設ける。なお、高さ調節
を可能とする簡易な構造の一例としては、ブラケットの
取付け開口の内径を取付けボルトのボルト部外径よりも
十分大きくする。
【0024】本第10発明によれば、シートクッション
前端部を回転自在に支持するブラケットを少なくともそ
の上下方向へ一定範囲で高さ調節可能としてあるから、
反転状態でのシートクッション底面後縁の高さを、上記
ブラケットの高さを調節することによって前倒状態のシ
ートバック背面前縁の高さに正確に一致させることがで
き、荷物積載面に段差が生じるのを確実に防止できる。
【0025】本第11発明の車両用シートシステムで
は、上記第1発明から第10発明に記載の車両用折り畳
みシート(S3)に隣接させて、シートバック(S4
2)を前倒させるのに連動してシート全体がフロア
(F)上へ下降するチルトダウンシート(S4)を設
け、上記車両用折り畳みシート(S3)の、反転状態の
シートクッション(S31)の底面および前倒状態のシ
ートバック(S32)の背面と、チルトダウンシート
(S4)の前倒状態のシートバック(S42)の背面と
で略同一高の荷物積載面を形成する。
【0026】本第11発明においては、車両用折り畳み
シートの底面および背面から、チルトダウンシートのシ
ートバック背面に至る長大な同一高さの荷物積載面が形
成されて、さらに車室内を有効利用することが可能とな
る。
【0027】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0028】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1には本発明
の車両用折り畳みシートをバン型車のリヤシートに使用
した場合の全体概略側面図を示す。図1において、リヤ
シートS1はフロントシートS2の後方にあって、フロ
アF上に設けたスライドレール1A(一方のみ図示)上
に載置されている。スライドレール1A,1B(図2)
はフロアF上を前後方向へ平行に延び、フロアFに固定
されたロアレール11と、ロアレール11上を摺動する
アッパレール12とより構成されている。
【0029】図2において、左右のアッパレール12の
前端にはそれぞれ取付座13が形成され、各取付座13
には、アッパレール12間を結ぶ連結部材14の端部と
共に、それぞれブラケット2A,2Bがネジ固定されて
いる。ブラケット2A,2Bは同一形状でL字形に屈曲
し、その立壁の上端には軸部材21を挿入する通孔22
(図2)が設けられている。
【0030】リヤシートS1のシートクッションS11
下部にはフレーム板31が内設され、このフレーム板3
1には硬質材よりなる底板32が取り付けられている。
また、フレーム板31には、その前端左右位置(図2に
一方のみ図示)にステー33が設けられ、ステー33に
設けた通孔35がブラケット2A,2Bの上記通孔22
に一致させられて、これらに貫設した軸部材21により
両者が回転自在に結合されている。これにより、シート
クッションS11は左右の軸部材21を結ぶ線を中心に
後端が引き上げられて、図1の矢印で示すように、スラ
イドレール1A,1B上で前方へ反転回動可能である。
反転させられた状態(図1の鎖線)でシートクッション
S11は図略のストッパにより、底板32が水平になる
ように保持される。なお、フレーム板31(図2)の後
縁にはシートクッションS11を引き起こすための引き
バンド34が設けられている。
【0031】左右のアッパレール12の後端には上方へ
延びるブラケット板15が結合され、これらブラケット
板15には公知構造のリクライニング機構16を介し
て、シートバックS12(図3)のフレームパイプ41
にネジ固定されたステー17の下端が結合されている。
シートバックS12の背面には硬質材よりなる背板42
が取り付けられ、また、シートバックS12の頂面には
ヘッドレストS13が二本の支持脚45により装着され
ている。また、シートバックS12の側縁凹所にはアー
ムレスト44が取り付けられている。
【0032】なお、スライドレール1A,1B(図2)
の各アッパレール12は中間位置で連結部材18により
互いに結合され、スライドレール1Aのアッパレール1
2には前端のブラケット2Aから後端のリクライニング
機構16までを覆う保護カバー51が外方より取り付け
られ、一方、スライドレール1Bのアッパレール12に
は前端のブラケット2Bと後端のリクライニング機構1
6をそれぞれ覆う保護カバー52,53が外方より取り
付けられている。
【0033】荷室を拡げるためにリヤシートS1を折り
畳んでフルフラット化する場合には、シートクッション
S11後縁の引きバンド34を掴んでこれを引き上げる
と、シートクッションS11の後縁が弾性変形させられ
てシートバックS12下端との衝合状態が解消され、左
右の軸部材21を結ぶ線を中心にシートクッションS1
1が前方へ反転回動させられる(図1の鎖線)。続い
て、シートバックS12上端のヘッドレストS13を取
り去り、リクライニング機構16の操作レバー161を
操作してシートバックS12を前倒させると(図1の矢
印および鎖線)、反転させられたシートクッションS1
1の底板32と前倒させられたシートバックS12の背
板42が水平の連続面となる。これにより、車室内後部
に設けられたラゲージボックスBの上面とほぼ同一高さ
の荷物積載面が広く形成され、多量の荷物や長尺物の積
載が可能となる。特に本実施形態では、リヤシートS1
をスライドレール1A,1B上でフルフラット化するこ
とができるから、フルフラット化されたリヤシートS1
を、フロントシートS2の前後移動位置に合わせて適宜
前後へ移動させることにより、積載荷物を最適に収納す
ることができる。
【0034】また、左右のアッパレール12はその前端
と中間位置が互いに連結部材14,18で連結されてい
るため、両アッパレール12がスライド方向でずれてシ
ートクッションS11およびシートバックS12に捩じ
れを生じることが防止される。
【0035】上記実施形態では、本発明をリヤシートに
適用した場合について説明したが、フロントシートへも
適用できることはもちろんである。この場合には、フロ
ントおよびリヤの各シートをフルフラット状態で前後へ
適宜移動調整することで、さらに車室内空間の有効利用
を図ることができる。なお、スライドレールは必ずしも
車両の前後方向へ向けて設けられる必要はない。
【0036】(第2実施形態)図4には本発明の車両用
折り畳みシートをバン型車のリヤシートに使用した場合
の全体概略側面図を示す。図4において、リヤシートS
1はフロントシートS2の後方にあって、フロアF上に
設けたスライドレール101(一方のみ図示)上に載置
されている。スライドレール101はフロアF上を前後
方向へ延び、フロアFに固定されたロアレール111
と、ロアレール111上を摺動するアッパレール112
とで構成されている。
【0037】アッパレール112の前端には詳細を後述
するブラケット102が固定され、一方、図5に示すよ
うに、リヤシートS1のシートクッションS11のフレ
ームパイプ131には、その前端位置にステー104が
設けられている。そして、ステー104とブラケット1
02は上端部に貫設した軸部材121により互いに回転
自在に結合されている。これにより、シートクッション
S11は軸部材121を中心に後端が引き上げられて、
図4の矢印で示すように、スライドレール101上で前
方へ反転回動可能である。反転させられた状態(図4の
鎖線)でシートクッションS11は、ブラケット102
とステー104の一部にそれぞれ形成された詳細を後述
するストッパにより、その底板132が水平になるよう
に保持される。
【0038】アッパレール112に設けたブラケット1
02は、図6、図7に示すように、全体としてL字形に
成形され、2枚の板体122,123を衝合して偏平な
閉断面構造としてある。このブラケット102は水平部
124の下面がアッパレール112の取付座113に固
定され、垂直部125には外方より樹脂製の保護カバー
105が取り付けられている。垂直部125は前縁(図
7の左縁)を除く上半の大部分で外側板体122が内側
板体123の方へ凹陥し、この凹陥部の上端に軸部材1
21(図5)を挿通する開口126が形成されている。
また、垂直部125の前縁では、山型断面に屈曲させら
れた外側板体122が内側板体123に衝合して上方へ
起立する閉断面部が形成されてストッパ127となり、
その上端面がストッパ面128となっている。
【0039】図5、図6において、シートクッションS
11に設けたステー104は下端部141がフレームパ
イプ131の外周に沿って湾曲してこれに接合され、一
方、上記ブラケット102に接するステー104の上端
には上記軸部材121を挿通する開口142が形成され
てブラケット102の開口126に一致している。ステ
ー104の上端部後縁(図5の右縁)は保護カバー10
5が位置する外方へ屈曲突出してストッパ143となっ
ており、その上端面がストッパ面144となっている。
【0040】シートクッションS11を、軸部材121
を中心に反転させる(図5の矢印)と、これと一体にス
テー104は軸部材121回りに上方へ反転する(図6
の鎖線)。そして、図8に示すように、ステー104の
ストッパ143とブラケット102のストッパ127の
各ストッパ面144,128が互いに当接する。これに
より、シートクッションS11のそれ以上の回転が規制
され、反転状態でシートクッションS11の底板132
は上方を向いて位置して水平姿勢に保たれる。
【0041】荷室を拡げるために、上記構造のリヤシー
トS1を折り畳みフルフラット化する場合には、シート
クッションS11を、軸部材121を中心に前方へ反転
させる(図4の鎖線)。続いて、シートバックS12上
端のヘッドレストS13を取り去り、リクライニング機
構113を操作してシートバックS12をシートクッシ
ョンS11の跡に前倒すると(図4の鎖線)、反転させ
られたシートクッションS11の底板132と前倒した
シートバックS12の背板161とが水平の連続面とな
る。これにより、車室内後部に設けられたラゲージボッ
クスBの上面とほぼ同一高さの荷室水平面が広く確保さ
れ、多量の荷物や長尺物の積載が可能となる。この際、
ブラケット102のストッパ127は上方へ起立する筒
状としてあるから、シートクッションS11を介して大
きな荷物荷重が印加しても、変形等を生じることなく確
実にシートクッションS11を支持することができる。
【0042】本実施形態では、反転させられたシートク
ッションS11を水平に保持するためのストッパ12
7,143が軸部材121周囲のブラケット102とス
テー104に設けられているから、シートの通常使用時
に、着座した乗員の邪魔になることはない。また、ブラ
ケット102をアッパレール112上に設けているか
ら、リヤシートS1を前後方向へスライド移動させた場
合にも、移動位置に無関係に、反転させられたシートク
ッションS11を確実に水平に保持することができる。
【0043】なお、本実施形態では、シートクッション
S11のフレームパイプ131に固定されたステー10
4に、ブラケット102のストッパ127と当接するス
トッパ143を形成したが、シートクッションS11の
一部にブラケット102のストッパ127と当接する部
分を設けることができれば上記構造には限定されない。
【0044】(第3実施形態)図9には本発明の車両用
折り畳みシートをバン型車のリヤシートに使用した場合
の全体概略側面図を示す。図9において、リヤシートS
1はフロアF上に設けたスライドレール201(一方の
み図示)上に載置されている。スライドレール201は
フロアF上を前後方向へ延び、フロアFに固定されたロ
アレール211と、ロアレール211上を摺動するアッ
パレール212とで構成されている。
【0045】アッパレール212の前端にはブラケット
202が固定され、シートクッションS11はその前端
が、ブラケット202の上端部に貫設した軸部材221
に回転自在に支持されている。これにより、シートクッ
ションS11は軸部材221を中心に後端が引き上げら
れて、図9の矢印で示すように、スライドレール1上で
前方へ反転回動可能である。反転させられた状態(図9
の鎖線)でシートクッションS11は図略のストッパに
よって、その底板232が水平になるように保持され
る。また、アッパレール212の後端には、ブラケット
214が固定され、シートバックS12はその下端がブ
ラケット214にリクライニング機構213を介して結
合されている。
【0046】荷室を拡げるためにリヤシートS1を折り
畳み、フルフラット化する場合には、さらにシートバッ
クS12上端のヘッドレストS13を取り去り、リクラ
イニング機構213を操作してシートバックS12をシ
ートクッションS11の跡に前倒させる(図9の鎖線)
と、反転させられたシートクッションS11の底板23
2と前倒したシートバックS12の背板261とが水平
の連続面となる。この時、シートバックS12の背板2
61後縁は車室内後部に設けられたラゲージボックスB
の上面前縁に接近し、ラゲージボックスBの存在により
実質的に高くなったフロア後半部とほぼ同一高さの荷物
積載面が広く確保されて、多量の荷物や長尺物の積載が
可能となる。
【0047】ところで、シートバックS12の背板26
1後縁とラゲージボックスBの上面前縁との間には両者
の干渉を防ぐために一定の隙間dが生じるのが普通であ
り、これによって平坦面の連続性が損なわれて見栄えが
低下する。そこで、本実施形態では、起立姿勢における
シートバックS12の背板261の下縁に、下方へ延び
る一定長さの延長部262を設けている。この延長部2
62は図10に示すように、背板261の表面に接合さ
れたカーペット生地263をそのまま一定長延出させた
もので、シートバックS12を前倒させた図10に示す
状態では、延長部262はその上面がラゲージボックス
Bの蓋体B1の前縁に当接して斜め後方(図の右方)へ
屈曲し、隙間dを塞いでいる。このような延長部262
により、シートバックS12背面とラゲージボックスB
上面との間の隙間dが解消されて連続性が確保され、見
栄えの向上が図られる。また、シートバックS12の背
板261とラゲージボックスBの蓋体B1の高さがやや
異なっていても、延長部262の存在によってその相違
が緩和される。
【0048】なお、上記実施形態ではカーペット生地を
延出させて延長部としたが、背板が樹脂製等である場合
には、その一部を薄肉にして延出させることにより延長
部を形成しても良い。また、延長部は可撓性を有するも
のである方が、変形によって隙間の大小に容易に適応で
きる点で有利である。
【0049】(第4実施形態)図11には本発明の車両
用折り畳みシートをバン型車のリヤシートに使用した場
合の全体概略側面図を示す。図11において、リヤシー
トS1はフロアF上に設けたスライドレール301(一
方のみ図示)上に載置されている。スライドレール30
1はフロアF上を前後方向へ延び、フロアFに固定され
たロアレール311と、ロアレール311上を摺動する
アッパレール312とで構成されている。
【0050】アッパレール312の前端にはブラケット
302が固定され、シートクッションS11はその前端
が、ブラケット302の上端部に貫設した軸部材321
に回転自在に支持されている。これにより、シートクッ
ションS11は軸部材321を中心に後端が引き上げら
れて、図11の矢印で示すように、スライドレール1上
で前方へ反転回動可能である。反転させられた状態(図
11の鎖線)でシートクッションS11は図略のストッ
パによって、その底板332が水平になるように保持さ
れる。また、アッパレール312の後端にはブラケット
314が固定され、シートバックS12はその下端がブ
ラケット314にリクライニング機構313を介して結
合されている。
【0051】荷室を拡げるためにリヤシートS1を折り
畳み、フルフラット化する場合には、さらに、シートバ
ックS12上端のヘッドレストS13を取り去り、リク
ライニング機構313を操作してシートバックS12を
シートクッションS11の跡に前倒する(図11の鎖
線)と、反転させられたシートクッションS11の底板
332と前倒したシートバックS12の背板361とが
水平の連続面となる。これにより、車室内後部に設けら
れたラゲージボックスBの上面とほぼ同一高さの荷物積
載面が広く確保され、多量の荷物や長尺物の積載が可能
となる。
【0052】ところで、シートクッションS11を反転
した後、未だシートバックS12を前倒させない状態で
は、図12に示すように、左右のスライドレール301
が露出し、見栄えおよび安全性の観点から好ましくな
い。そこで、本実施形態では、図12に示すように、左
右のスライドレール301の上方からこれらを覆うよう
に荷物収納トレー304を被せている。この荷物収納ト
レー304は樹脂の一体成形品で、外形はシートクッシ
ョンS11の底板332よりもやや大きい矩形状となっ
ている。そして、その中心部は外形とほぼ相似の矩形状
に凹陥して、荷物収納部341となっている。
【0053】荷物収納トレー304は底面の四隅(図1
3にその左右一対を示す)に下方へ向けて突出形成され
た係止片342を、左右のアッパレール312を前後位
置でそれぞれ連結するリーンホースメント351,35
2(図12)の取付孔353,354内に挿入係止し
て、これらリーンホースメント351,352に固定さ
れている。なお、荷物収納トレー304の中間部には図
14に示すように底面の左右縁にリブ343が突出形成
されて、これらリブ343がアッパレール312上に載
置されている。
【0054】このような荷物収納トレー304を設けた
ことにより、図15に示すように、シートクッションS
11を前方へ反転回動させた状態で、左右のスライドレ
ール301はその上方に位置する荷物収納トレー304
によって露出することなく遮蔽される。そして、シート
バックS12を前倒しない図示の状態で、荷物収納トレ
ーの荷物収納部341に種々の小荷物や、車両の発進停
止時に広いラゲージルームでは転がりやすい丸い荷物等
を収納することができる。また、シートクッションS1
1を使用位置へ戻し回動させた状態では、図14に示す
ように、荷物収納トレー304の左右縁上にシートクッ
ションS11が位置して荷物収納部341は完全にシー
トクッションS11の下方に隠れるから、貴重品の収納
にも適している。
【0055】(第5実施形態)図16には本発明の車両
用折り畳みシートをバン型車のリヤシートに使用した場
合の全体概略側面図を示す。図16において、リヤシー
トS1はフロアF上に設けたスライドレール401(一
方のみ図示)上に載置されている。スライドレール40
1はフロアF上を前後方向へ延び、フロアFに固定され
たロアレール411と、ロアレール411上を摺動する
アッパレール412とで構成されている。
【0056】アッパレール412の前端には詳細を後述
するブラケット402が固定され、一方、図17に示す
ように、リヤシートS1のシートクッションS11のフ
レームパイプ431には、その前端位置にステー404
が設けられている。そして、ステー404とブラケット
402は上端部に貫設した軸部材421により互いに回
転自在に結合されている。これにより、シートクッショ
ンS11は軸部材421を中心に後端が引き上げられ
て、図16の矢印で示すように、スライドレール401
上で前方へ反転回動可能である。反転させられた状態
(図16の鎖線)でシートクッションS11は、ブラケ
ット402とステー404の一部にそれぞれ形成された
詳細を後述するストッパにより、その底板432が水平
になるように保持される。また、アッパレール412の
後端にはブラケット414が固定され、シートバックS
12はその下端がブラケット414にリクライニング機
構413を介して結合されている。
【0057】図18には上記ブラケット402の取付構
造の詳細を示す。図において、アッパレール412の前
端部に略T字形の受け座413が形成されて、これの上
面の4箇所に設けた取付孔415に、左右のアッパレー
ル412(一方のみ図示)を連結するリーンホースメン
ト406の一端部461がボルト固定されている。この
一端部461はリーンホースメント406の一般部46
2よりも拡幅し、その端面には前後(図の左右)位置に
取付用のネジ孔463が設けられている。一方、ブラケ
ット402は一枚の金属板体を屈曲成形したもので、そ
の下端部には前後位置に取付用の円形開口422が形成
されている。そして、これら円形開口422にそれぞれ
ボルト481を通して、その先端をネジ孔463にねじ
込むことにより、ブラケット402はリーンホースメン
ト406の一端面に締め付け固定される。ここで、上記
円形開口422はボルト481のボルト部外径よりも十
分大きくしてあり、これによって、ボルト481で最終
的に位置決めするのに先立って、ブラケット402を上
下前後方向へ一定範囲内で位置調整することができる。
また、ブラケット402の上端部には上記軸部材421
(図17)を貫通させる開口423が形成されるととも
に、上端部前縁(図の左縁)は図19に示すように板体
の一部が略円筒状にカーリングされてストッパ424と
なり、その上端面がストッパ面425となっている。
【0058】図17において、シートクッションS11
に設けたステー404は下端部441がフレームパイプ
431の外周に沿って湾曲してこれに接合され、一方、
上記ブラケット402に接するステー404の上端には
上記軸部材421を挿通する開口(図示略)が形成され
てブラケット402の通孔423(図18)に一致して
いる。ステー404の上端部後縁(図17の右縁)は保
護カバー405が位置する外方(図17の紙面手前側)
へ屈曲突出してストッパ443となっており、その上端
面がストッパ面444となっている。
【0059】シートクッションS11を、軸部材421
を中心に反転させる(図17の矢印)と、これと一体に
ステー404(図17)は軸部材421回りに上方へ反
転する。そして、図20に示すように、ステー404の
ストッパ443とブラケット402のストッパ424の
各ストッパ面444,425が互いに当接する。これに
より、シートクッションS11のそれ以上の回転が規制
されて、シートクッションS11の底板432は反転状
態で上方を向いて位置して水平姿勢に保たれる。
【0060】荷室を拡げるために、上記構造のリヤシー
トS1を折り畳みフルフラット化する場合には、シート
クッションS11を、軸部材421を中心に前方へ反転
させる(図16の鎖線)。続いて、シートバックS12
上端のヘッドレストS13を取り去り、リクライニング
機構413を操作してシートバックS12をシートクッ
ションS11の跡に前倒すると(図16の鎖線)、反転
させられたシートクッションS11の底板432と前倒
したシートバックS12の背板471とが水平の連続面
となる。これにより、車室内後部に設けられたラゲージ
ボックスBの上面とほぼ同一高さの荷物積載面が広く確
保され、多量の荷物や長尺物の積載が可能となる。この
際、ブラケット402のストッパ424は上方へ起立す
る筒状としてあるから、シートクッションS11を介し
て荷物荷重が印加しても、確実にシートクッションS1
1を支持することができる。
【0061】ところで、互いに近接した、反転状態のシ
ートクッションS11の底板432後縁と前倒状態のシ
ートバックS12の背板471前縁との間に段差が生じ
ると見栄えが悪い。ここにおいて、本発明では既述のよ
うに、ブラケット402が上下前後方向へ移動調整可能
であるから、シートクッションS11の底板432後縁
が前倒状態のシートバックS12の背板471前縁に近
接してこれとほぼ等しい高さになるように治具によって
高さおよび前後の位置調整をし、その後に、ボルト81
を締めてブラケット402を最終固定する。
【0062】なお、製作誤差等によって、ストッパ42
4により位置決めされたシートクッションS11の底板
432前縁の高さが正規位置からずれることがある。そ
こで、これを防止するために、底板432前縁の高さが
正規位置よりも高くなるようにブラケット402の前後
方向の角度を調整して最終固定し、各ストッパ面44
4、425を塑性変形させつつ底板432の前縁を機械
力で下方の所定位置へ変位させることにより、底板43
2前縁を正確に位置決めする。また、これにより各スト
ッパ面444、425の加工粗さが均されて使い初めの
なじみによる位置ずれを防止するとともに、各ストッパ
面444、425が加工硬化して剛性が確保される。上
記実施形態ではブラケット402を上下前後に位置調整
可能また前後方向の角度を調整可能とするためにボルト
481に対して十分大きな円形開口422を設けたが、
上下方向の位置調整のみで良い場合には、上記円形開口
422に代えて上下方向へ延びる長孔とすることができ
る。
【0063】(第6実施形態)図21において、上記第
1〜第5実施形態で説明した車両用折畳みシートと同様
にシートクッションS11は図略のスライドレールのア
ッパレールに固定したブラケット502の軸部材521
を中心に反転させられ、シートバックS12は上記スラ
イドレールのアッパレールに固定した図略のブラケット
に図略のリクライニング機構を介して結合されている。
そして、反転したシートクッションS11の底板532
と、シートクッションS11が反転した跡の空間に前倒
させられたシートバックS12の背板571とが連続面
を形成している。図22に示すように、山形状のブラケ
ット502には上部の側面に立方体形のストッパ部材5
22が接合してあり、ストッパ部材522には上方へ開
放する雌ねじ部523が形成されている。そして、この
雌ねじ部523内にボルト524がねじ込まれ、ストッ
パ面として機能するボルト524の頭部上面525は、
ボルト524のねじ込み量を変更するのに伴って上下に
移動する。
【0064】図23に示すように、使用位置にあるシー
トクッションS11の側面には、軸部材521をはさん
で上記ストッパ部材522と反対位置にブロック状のス
トッパ体533が突設してある。シートクッションS1
1を反転させると、これに伴って図23の矢印で示すよ
うに、ストッパ体533が軸部材521回りにほぼ18
0度旋回移動してボルト524の頭部上面525に当接
する。これにより、シートクッションS11はその底板
532がほぼ水平になった状態で位置決めされ(図2
4)、上述したように、前倒したシートバックS12の
背板571とほぼ水平な連続面を形成する(図21)。
【0065】ところで、反転したシートクッションS1
1の先端の高さh(図24)は、ストッパ部材522お
よびストッパ体533の取付け誤差や変形等によって、
リヤシートS1毎に常に一定にすることは困難である。
ここにおいて、本実施形態では、ボルト524のねじ込
み量を適宜変更してその頭部上面525の位置を上下動
させることにより、上記高さhが一定になるように調整
することができる。
【0066】(第7実施形態)本実施形態は上記第1〜
第6実施形態で説明した車両用折畳みシートにおいて、
反転状態のシートクッションS11の前端側を支持する
脚体をシートクッションS11に設けたものである。図
25において、反転状態のシートクッションS11の上
側に位置する底板632は、シートクッションS11が
反転した跡の空間に前倒させられたシートバックS12
の背板671と連続面を形成している。反転したシート
クッションS11の前端面(反転前の使用状態では後端
面)には左右位置に脚体633が設けられており、各脚
体633は前端面の長手方向に沿って位置するととも
に、各脚体633は外方端がシートクッションS11内
のフレーム(図示略)に回動可能に結合されている。
【0067】シートクッションS11を反転させた際に
左右の脚体633を図25の矢印で示すように下方へ進
出回動させ、図26に示すように、各脚体633をフロ
アF上に直立させる。このような構造によれば、一定長
さの脚体633によって、反転状態でのシートクッショ
ンS11先端の高さが常に一定に維持されるとともに、
比較的大きな荷重が印加してもシートクッションS11
は下方へ変位することなく確実に水平姿勢に保たれる。
【0068】(第8実施形態)本実施形態は上記第1〜
第6実施形態で説明した車両用折畳みシートにおいて、
第7実施形態と同様に、反転状態のシートクッションS
11の前端側を支持する脚体をシートクッションS11
に設けたものである。図27において、反転状態のシー
トクッションS11の上側に位置する底板732は、シ
ートクッションS11が反転した跡の空間に前倒させら
れたシートバックS12の背板771と連続面を形成し
ている。反転したシートクッションS11の両側面(一
方のみ図示)には脚体733が設けられており、脚体7
33は側面の長手方向に沿って位置するとともに、前端
がシートクッションS11内のフレーム(図示略)に回
動可能に結合されている。
【0069】シートクッションS11を反転させた際に
脚体733を図27の矢印で示すように下方へ進出回動
させ、図28に示すように、脚体733をフロアF上に
直立させる。このような構造によれば、一定長さの脚体
733によって、反転状態でのシートクッションS11
先端の高さが常に一定に維持されるとともに、比較的大
きな荷重が印加してもシートクッションS11は下方へ
変位することなく確実に水平姿勢に保たれる。
【0070】(第9実施形態)本実施形態は上記第1〜
第6実施形態で説明した車両用折畳みシートにおいて、
反転状態のシートクッションS11の前端側を支持する
支持部材をフロアに設けたものである。すなわち、図2
9において、スライドレール801上に設けられた使用
状態のリヤシートS1の前方には、フロアFに形成され
た凹所F1内に支持部材833が配設されている。支持
部材833は図31に示すように棒材をU字形に屈曲成
形したもので、その両端がブラケット834によって凹
所F1の底面に回動可能に結合されており、図32の矢
印で示すように、凹所F1内に傾倒した収納位置から、
図の鎖線で示す直立した使用位置へ引き起こし回動させ
ることができる。
【0071】シートクッションS11を反転させ、反転
した跡の空間にシートバックS12を前倒させると、図
30に示すようにシートクッションS11の底板832
とシートバックS12の背板871とが連続面を形成す
る。ここで、シートクッションS11を反転させるのに
先立って、凹所F1内から支持部材833を使用位置へ
引き起こし回動させておき、支持部材833の上に、図
示するように、反転させたシートクッションS11の先
端を載置すれば、一定高さでフロアF上へ立ち上がる支
持部材833によって、反転状態でのシートクッション
S11先端の高さが常に一定に維持されるとともに、比
較的大きな荷重が印加してもシートクッションS11は
下方へ変位することなく確実に水平姿勢に保たれる。
【0072】(第10実施形態)図33に示すリヤシー
トS1において、フロアF上を平行に延びるスライドレ
ール901(一方のみ図示)はロアレール911と、当
該ロアレール911上を摺動するアッパレール912と
より構成されており、アッパレール912の前端にはブ
ラケット902が設けられている。ブラケット902に
は上端部に前後方向(図33の左右方向)へ延びる長孔
903が形成されており、この長孔903内の後端位置
に、シートクッションS11の側面に突設された軸部材
921が挿入されて支持されている。図示の使用状態で
は、シートクッションS11は図略のストッパによって
略水平姿勢に維持されている。
【0073】シートクッションS11は軸部材921を
中心に前方へ反転回動可能であるとともに、軸部材92
1は長孔903に沿って前方へ直線移動可能である。な
お、リクライニング機構913を介してアッパレール9
12に結合されたシートバックS12はその全長がLで
ある。
【0074】リヤシートS1をフルフラット化する場合
には、図34に示すように、軸部材921を中心にして
シートクッションS11を前方へ反転させると同時に、
軸部材921を長孔903に沿ってその前端へ移動させ
る。これにより、シートクッションS11を反転させた
跡には、長さLに拡張された空間が形成され、この空間
内へ、長さLの十分に長いシートバックS12を前倒さ
せることができる。したがってこの構造によれば、シー
トクッションS11の前後長に関係なく比較的自由にシ
ートバックS12の長さLを設定できる。
【0075】(第11実施形態)図35において、フロ
アF上に位置して平行に延びる(一方のみ図示)レール
フレーム1001の前端にはブラケット1002が設け
られて、その上端部に軸部材1021が支持されてい
る。シートクッションS11は軸部材1021を中心に
して反転させられており、その上側に位置する底板10
32が、反転したシートバックS11の跡に前倒させら
れたシートバックS12の背板1071と連続面を形成
している。なお、上記レールフレーム1001の前端部
側面には下方へ湾曲する円弧状の長孔1003が形成さ
れており、フロアF上に設けたブラケット1004の側
面から突出するピン1005が長孔1003内に挿入さ
れてその後端部に位置している。シートバックS12は
リクライニング機構1013を介してレールフレーム1
001の後端部に結合されている。リヤシートS1の後
方のフロアF上にはラゲージボックスBとの間にブラケ
ット1020が設けられ、当該ブラケット1020に一
端を結合されたリンクアーム1021の他端がレールフ
レーム1001の後端に結合されている。
【0076】このような構造において、レールフレーム
1001を後上方へ持ち上げつつ図の鎖線で示すように
リンクアーム1021を後方へ回動させて、レールフレ
ーム1001およびこれと一体のシートクッションS1
1およびシートバックS12を全体として後方へ移動さ
せると、シートバック1071がラゲージボックスBに
接近し、ラゲージボックスBの上面からシートバックS
12の背板1071を経てシートバックS11の底板1
032へ至る十分な長さの連続面が形成され、車内空間
をより有効に利用することができる。なお、レールフレ
ーム1001が後方へ移動する際には、ピン1005が
レール前端部の長孔1003内を前方へ相対移動して、
これによりレールフレーム1001の後方移動時におけ
る前端部の浮き上がりが防止される。
【0077】(第12実施形態)本実施形態は第1〜第
11実施形態(第3実施形態を除く)で説明した車両用折
畳みシートにおいて、前倒状態のシートバックS12の
後端とラゲージボックスBとの間の隙間を塞ぐ渡し板を
シートバックS12に設けたものである。すなわち、図
36において、スライドレール1101上に設けられた
リヤシートS1は、シートクッションS11が反転させ
られ、反転により形成された空き空間にシートバックS
12が前倒させられて、シートクッションS11の底板
1132とシートバックS12の背板1171とが連続
面を形成している。ここで、シートバックS12の背板
1171に重ねて渡し板1172が設けられており、渡
し板1172は後端(シートバック使用状態では下端)
がヒンジ1173によって背板1171の後端に回動可
能に結合されている。
【0078】リヤシートS1をスライドレール1101
上で前方へ移動させると、図36に示すように、ラゲー
ジボックスBとの間には大きな間隙が生じるが、渡し板
1172を図の鎖線で示すように後方へ回動させて、そ
の先端をラゲージボックスBの前縁上に架け渡すことに
より、ラゲージボックスBの上面から渡し板1172を
経て背板1171および底板1132へ至る十分に長い
連続面が形成され、車室内を有効に利用することができ
る。
【0079】(第13実施形態)図37においては、上
記各実施形態で説明したフルフラット式の車両用折り畳
みシートを前側リヤシートS3として使用し、これとラ
ゲージボックスBとの間にチルトダウン式の公知の車両
用折り畳みシートを後側リヤシートS4として設けてい
る。後側リヤシートS4の側面図を図38に示し、シー
トクッションS41の後部とシートバックS42の下部
がアッパリンク1213で結合されるとともに、シート
クッションS41の前部はリンクアーム1214によっ
てフロアF上に設けたレールフレーム1201に結合さ
れている。
【0080】シートバックS42を図略のリクライニン
グ機構によってシートクッションS41上へ前倒しする
と、図39に示すように、アッパリンク1213が前下
方へ移動するとともに、リンクアーム1214が前方へ
回動して、シートクッションS41およびこれに重ねら
れたシートバックS42がフロアF上へ下降する。これ
により、前側リヤシートS3の底板1232および背板
1271から、後側リヤシートS4のシートバックS4
2背面を経て、ラゲージボックスBの上面に至る長大な
同一高さの荷物積載面が形成されて、さらに車室内を有
効利用することが可能となる。
【0081】なお、第1〜第13実施形態(第11実施
形態を除く)で説明したアッパレール及び第11実施形
態で説明したレールフレームが請求の範囲で記載した可
動部材に相当する。
【0082】
【発明の効果】以上のように、本発明の車両用折り畳み
シートによれば、シートクッションの反転回動とシート
バックの前倒によって広い平坦面が確保されるととも
に、スライドレールによる移動が可能であるから、車室
内スペースをさらに有効に利用して、多量の荷物や長尺
物を積載することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における、リヤシートの
全体概略側面図である。
【図2】本発明の第1実施形態における、リヤシートの
シートクッション部の分解斜視図である。
【図3】本発明の第1実施形態における、リヤシートの
シートバック部の分解斜視図である。
【図4】本発明の第2実施形態における、リヤシートの
全体概略側面図である。
【図5】本発明の第2実施形態における、ブラケット設
置部の拡大側面図で、図4のA部拡大図である。
【図6】本発明の第2実施形態における、シートクッシ
ョンの半部横断面図で、図5のVI −VI 線に沿った断面
図である。
【図7】本発明の第2実施形態における、スライドレー
ルに設けたブラケットの斜視図である。
【図8】本発明の第2実施形態における、反転させられ
たシートクッションの側縁斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態における、リヤシートの
全体概略側面図である。
【図10】本発明の第3実施形態における、フルフラッ
ト状態でのシートバック後縁部の断面図で、図9のA部
拡大断面図である。
【図11】本発明の第4実施形態における、リヤシート
の全体概略側面図である。
【図12】本発明の第4実施形態における、シートクッ
ション反転状態における分解斜視図である。
【図13】本発明の第4実施形態における、図12のXI
II −XIII 線に沿った荷物収納トレーの断面図である。
【図14】本発明の第4実施形態における、図12のXI
V−XIV線に沿った荷物収納トレーの断面図である。
【図15】本発明の第4実施形態における、シートクッ
ション反転状態における斜視図である。
【図16】本発明の第5実施形態における、リヤシート
の全体概略側面図である。
【図17】本発明の第5実施形態における、ブラケット
設置部の拡大側面図である。
【図18】本発明の第5実施形態における、ブラケット
設置部の拡大分解斜視図である。
【図19】本発明の第5実施形態における、ブラケット
上端部の拡大斜視図である。
【図20】本発明の第5実施形態における、ブラケット
上端部の拡大斜視図である。
【図21】本発明の第6実施形態における、フルフラッ
ト状態のリヤシートの斜視図である。
【図22】本発明の第6実施形態における、ブラケット
の分解斜視図である。
【図23】本発明の第6実施形態における、使用状態に
おけるシートクッションの側面図である。
【図24】本発明の第6実施形態における、反転状態に
おけるシートクッションの側面図である。
【図25】本発明の第7実施形態における、フルフラッ
ト状態のリヤシートの斜視図である。
【図26】本発明の第7実施形態における、フルフラッ
ト状態のリヤシートの正面図である。
【図27】本発明の第8実施形態における、フルフラッ
ト状態のリヤシートの斜視図である。
【図28】本発明の第8実施形態における、フルフラッ
ト状態のリヤシートの側面図である。
【図29】本発明の第9実施形態における、使用状態の
リヤシートの側面図である。
【図30】本発明の第9実施形態における、フルフラッ
ト状態のリヤシートの側面図である。
【図31】本発明の第9実施形態における、収納状態で
の支持部材の平面図である。
【図32】本発明の第9実施形態における、収納状態で
の支持部材の側面図である。
【図33】本発明の第10 実施形態における、使用状
態のリヤシートの側面図である。
【図34】本発明の第10実施形態における、フルフラ
ット状態のリヤシートの側面図である。
【図35】本発明の第11実施形態における、フルフラ
ット状態のリヤシートの側面図である。
【図36】本発明の第12実施形態における、フルフラ
ット状態のリヤシートの側面図である。
【図37】本発明の第13実施形態における、フルフラ
ット状態の前側リヤシートと使用状態の後側リヤシート
の斜視図である。
【図38】本発明の第13実施形態における、後側リヤ
シートの側面図である。
【図39】本発明の第13実施形態における、フルフラ
ット状態の前側リヤシートとチルトダウン状態の後側リ
ヤシートの側面図である。
【符号の説明】
1A,1B…スライドレール、11…ロアレール、12
…アッパレール(可動部材)、2A,2B…ブラケッ
ト、27…ストッパ、43…ストッパ、21…軸部材、
32…底板、42…背板、101…スライドレール、1
02…ブラケット、127…ストッパ、128…ストッ
パ面、132…底板(底面)、104…ステー、143
…ストッパ(一部)、144…ストッパ面、232…底
板、261…背板、262…延長部、263…カーペッ
ト生地、304…荷物収納トレー、312…アッパレー
ル、332…底板、361…背板、402…ブラケッ
ト、424…ストッパ、425…ストッパ面、432…
底板、404…ステー、443…ストッパ、444…ス
トッパ面、471…背板、502…ブラケット、524
…ストッパ、633,733,833…支持部材、91
2…アッパレール、921…軸部材、1172…渡し
板、B…ラゲージボックス、S1…リヤシート、S11
…シートクッション、S12…シートバック、S3…前
側リヤシート、S31…シートクッション、S32…シ
ートバック、S4…後側リヤシート、S42…シートバ
ック。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平10−250414 (32)優先日 平成10年8月19日(1998.8.19) (33)優先権主張国 日本(JP) (31)優先権主張番号 特願平10−250415 (32)優先日 平成10年8月19日(1998.8.19) (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 佐藤 和生 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 (72)発明者 清水 秀樹 愛知県刈谷市一里山町金山100番地 トヨ タ車体株式会社内 Fターム(参考) 3B087 CB11 3B099 AA05 BA01 CA30

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両フロア上に前後移動可能に設けられ
    た可動部材と、前記可動部材上に配設され、前端が前記
    可動部材の一端に軸部材により結合されて、前記軸部材
    を中心に前方へ反転回動可能とされたシートクッション
    と、下端が前記可動部材の他端に回動可能に結合され、
    反転回動させられた前記シートクッションの跡に前倒さ
    せられるシートバックとを具備し、反転状態の前記シー
    トクッションの底面と前倒状態の前記シートバックの背
    面とで略同一高の荷物積載面を形成するようになした車
    両用折り畳みシート。
  2. 【請求項2】 前記軸部材は前記可動部材上に設けたブ
    ラケットに支持されており、前記ブラケットにストッパ
    を設けて、前記シートクッションの一部が前記ストッパ
    に当接することにより、反転回動した際の前記シートク
    ッションの底面が前記荷物積載面を形成するように位置
    決めされる請求項1に記載の車両用折り畳みシート。
  3. 【請求項3】 前記ストッパは前記ブラケットに形成し
    た上下方向へ延びる筒状体であり、当該筒状体の上端面
    をストッパ面として、当該ストッパ面に前記シートクッ
    ションの一部を当接させる請求項2に記載の車両用折り
    畳みシート。
  4. 【請求項4】 前記ストッパを前記ブラケットに上下位
    置調整可能に設けた請求項2に記載の車両用折り畳みシ
    ート。
  5. 【請求項5】 反転状態の前記シートクッションの先端
    部を支持する支持部材を設けた請求項1に記載の車両用
    折り畳みシート。
  6. 【請求項6】 前記軸部材を、前記可動部材に沿って一
    定範囲で前後動可能に設けた請求項1に記載の車両用折
    り畳みシート。
  7. 【請求項7】 前記シートバックの背面に、下端が前記
    背面に回動可能に結合された渡し板を設け、前記シート
    バックを前倒させた時に前記渡し板を後方へ回動させ
    て、前記荷物積載面とほぼ同一高まで段付きに高くなっ
    た車両フロア後半部の前縁上に架け渡すようになした請
    求項1ないし6のいずれか一つに記載の車両用折り畳み
    シート。
  8. 【請求項8】 前記シートバックの下縁に、シートバッ
    ク背面の一部をその延長方向へ延ばした所定長さの延長
    部を形成し、前記シートバックを前倒させた時に前記延
    長部が、前記荷物積載面とほぼ同一高まで段付きに高く
    なった車両フロア後半部の前縁に向けて延びて当該前縁
    に当接し、前記前縁との間の間隙を塞ぐようにした請求
    項1ないし6のいずれか一つに記載の車両用折り畳みシ
    ート。
  9. 【請求項9】 反転前の前記シートクッションの下方空
    間に、前記可動部材を覆って荷物収納トレーを配設した
    請求項1ないし8のいずれか一つに記載の車両用折り畳
    みシート。
  10. 【請求項10】 前記シートクッションの前端部を回転
    自在に支持するブラケットを、最終位置決めに先立って
    少なくともその上下方向へ一定範囲で高さ調節可能に設
    けた請求項2,3,4,7,8,9のいずれか一つに記
    載の車両用折り畳みシート。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし請求項10のいずれか
    一つに記載の車両用折り畳みシートに隣接させて、シー
    トバックを前倒させるのに連動してシート全体がフロア
    上へ下降するチルトダウンシートを設け、前記車両用折
    り畳みシートの、反転状態の前記シートクッションの底
    面および前倒状態の前記シートバックの背面と、前記チ
    ルトダウンシートの前倒状態のシートバックの背面とで
    略同一高の荷物積載面を形成するようになした車両用シ
    ートシステム。
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