JPH06269Y2 - 車両用折畳みシート - Google Patents

車両用折畳みシート

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JPH06269Y2
JPH06269Y2 JP1987194233U JP19423387U JPH06269Y2 JP H06269 Y2 JPH06269 Y2 JP H06269Y2 JP 1987194233 U JP1987194233 U JP 1987194233U JP 19423387 U JP19423387 U JP 19423387U JP H06269 Y2 JPH06269 Y2 JP H06269Y2
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JP
Japan
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seat cushion
seat
back surface
leg plate
state
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JP1987194233U
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English (en)
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JPH0198031U (ja
Inventor
哲哉 加藤
保夫 佐藤
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INTERNATIONAL TEST & ENGINEERING SERVICES CO., LTD.
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
INTERNATIONAL TEST & ENGINEERING SERVICES CO., LTD.
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は主にワゴン型やバン型車両などの室内にサード
シート等として設置利用される車両用折畳みシートに関
する。
(従来の技術) 従来この種の車両用折畳みシートは、特開昭61−81
829号公報に示されているように、ワゴン型やドン型
車両等の室内の運転席(フロントシート)後部のセカン
ドシートより更に後部のサードシートとして設置利用さ
れる。
これを第7図及び第8図により簡単に説明すると、シー
トクッション1の後端上部にシートバック2がヒンジ機
構3により前倒し操作可能に取付けられていると共に、
そのシートクッション1の裏面−側部(アウター側)に
該シートクッション1を起立転倒並びに前後スライド可
能に支持する脚体4が下部をホイールハウス5に固定し
て設けられている。またシートクッション1の裏面他側
部(インナー側)にはパイプ足6が回動可能に枢着さ
れ、このパイプ足6がクッション1の転倒状態時フロア
上に垂直に立てることで該シートクッション1を水平に
支持するようになっている。なおそのパイプ足6をシー
トクッション1の起立転倒に伴い該シートクッションの
裏面に沿う状態に折畳んだり垂直に立たせたりする連動
リンク(図示せず)を設けたものもある。
(考案が解決しようとする問題点) ところで前述したような構成の車両用折畳みシートにお
いては、シートバック2をシートクッション1上面に重
なるように前倒し、その状態でシートクッション1を第
8図に示した如く側方に起立回動(跳ね上げ)して保管
状態とした場合、当然そのシートクッション1の裏面部
1aが乗員に丸見えとなる。しかるに、そのシートクッ
ション1裏面に設けられているパイプ足6は、該シート
クッション1の裏面部1aに沿って一様折畳められる
が、そのシートクッション1裏面部1aから突出した状
態にある。このためにシートクッション1の側方へ起立
保管状態での見映えが悪く、車体内の意匠性を損うと共
に、乗員の衣服や荷物のカバーが引掛かり易い問題があ
った。特にこの種の折畳みシートを装備する車両はバン
タイプやワゴンタイプのものが多く、こうした車両の使
用目的からして、前記折畳みシートはあくまでも補助席
であって、通常は跳ね上げ状態に保管されている時が多
く、それだけシート裏面部の意匠性が問題となる。
本考案は上記事情に鑑みなされたもので、シートクッシ
ョンを側方に起立回動して保管状態とすることで表出す
る裏面部が凹凸の少ない略平面状となって、非常に見映
えが良く意匠性の向上が図れると共に、衣服や荷物の引
掛かり損傷が防げるようになる実用性大なる車両用折畳
みシートを提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(問題を解決するための手段) 本考案の車両用折畳みシートは、前記目的を達成すべ
く、前倒ししたシートバックと共に側方に起立回動して
保管できるシートクッションの裏面にレッグプレートを
設けると共に、このレッグプレートをシートクッション
の起立転倒に伴い該シートクッションの裏面に沿う状態
に折畳んだり垂直に展開せしめたりする連動リンクを設
ける一方、前記シートクッションの裏面の前記レッグプ
レートと連動リンクとの移動軌跡を除いた部分に裏当て
部材を前記折畳み時のレッグプレートの面と略等しく盛
上がった状態に設けて構成したことを特徴とする。
(作用) 上記構成により、前倒ししたシートバックと共にシート
クッションを側方に起立回動して保管状態とすると、そ
のシートクッション裏面のレッグプレートが連動リンク
により該シートクッションの裏面に沿う状態に折畳まれ
る一方、そのシートクッション裏面のレッグプレートと
連動リンクとの移動軌跡を除いた部分には前記折畳み時
のレッグプレートの面と略等しく盛り上がった裏当て部
材が設けられているので、前記連動リンクは勿論のこと
レッグプレートがシートクッション裏面から突出するこ
となく略面一に埋まる状態になって、シートクッション
裏面全体が凹凸の少ない略平面状の見映えの良い状態と
なる。
(実施例) 以下本考案の一実施例を第1図乃至第6図により説明す
る。
なお第1図はシート全体を側方に跳ね上げるように起立
した保管状態を示し、第2図はその起立回動途中の状態
を示し、第3図は荷台やテーブルとして利用可能な転倒
状態を示し、第4図は概略的な断面を示している。また
第5図は乗員が着座可能な展開状態を示し、第6図はフ
レームや脚部の構成を示している。
ここで図中11はシートクッションで、第6図に示す如
くパイプを主体としたクッションフレーム11a上に表
皮で覆ったパッド11bを設け、且つ裏面部に後述する
裏当て部材11c,11dを設けて構成されている。図
中12はシートバックで、これも第6図に示す如くパイ
プを主体としたバックフレーム12a前面に表皮で覆っ
たパッド12bを設けて構成されている。このシートバ
ック12はこのバックフレーム12aが前記クッション
フレーム11aに対してリクライニング装置13とヒン
ジ14とにより枢着されて、シートクッション11上に
第5図に示す如く適度に後傾した立上がり状態から第3
図に示す水平に重合する前倒し状態に回動操作可能とさ
れている。なおそのシートバック12の背面には荷台と
して利用できるように縁取付きの樹脂製トレー12cが
設けられている。
また、前記シートクッション11のクッションフレーム
11aは第6図に示す如く一側(アウター側)部に延出
部11a′が設けられ、この延出部11a′がブラケッ
ト15を介して脚体16に支持されている。この脚体1
6は車両ボデー側のホイールハウス17上に取付られて
該シートクッション11を起立転倒並びに前後スライド
可能に支持するものである。つまりこの脚体16は、第
6図に示す如く、ロアレール16aと、これに前後動可
能に摺嵌したアッパーレール16bと、このアッパーレ
ール16bの上面部に長手方向に沿って回動可能に取付
けられた回動シヤフト16cとからなり、その回動シャ
フト16cから突設した取付板16dに前記クッション
フレーム11aの延出部11a′のブラケット15がね
じ止めされて、該回動シャフト16cを回転中心軸とし
てシートクッション11が起立転倒可能に支持されてい
る。なお前記アッパーレール16bはロアレール16a
に対して前記回動シャフト16cと一体に回動するロッ
ク爪16eにより前後動が規制されて多段階的に前後位
置決めされるようになっている。また図中18は前記脚
体16を上側から覆い隠すカバーを兼ねたサイドテーブ
ルで、前記クッションフレーム11aの延出部11a′
上のブラケット15に取付固定されて、シートクッショ
ン11の一側部に隣接する状態で配する。
一方、前記シートクッション11の裏面他側(インナー
側)後部には、このクッション11を着座可能な転倒状
態で前記脚体16と共に水平に支持する折畳み脚である
レッグプレート19が設けられている。このレッグプレ
ート19は略方形板状のもので、この上端前後屈曲部1
9aが前記シートクッション11のクッションフレーム
11aに溶接固定したブラケット20にヒンジピン21
を介して回動可能に枢着されている。
またこのレッグプレート19の内面上端寄り部にはロッ
ド受け22が設けられ、これにタイロッドである棒状の
連動リンク23の一端折曲部23aが回動可能に差し込
まれて連結されている。この連動リンク23はシートク
ッション11裏面を通って他端折曲部23bが前記一側
方の脚体5のアッパーレール16b上面から下方に延出
したロッド受け24に回動可能に差し込まれて連結さ
れ、クッションフレーム11aと共に略平行四辺形リン
クを構成して、シートクッション11を一側方に起立回
動すると、前記レッグプレート19を該シートクッショ
ン11裏面に沿って接合する状態に折畳み、逆にシート
クッション11を水平に転倒させると、レッグプレート
19を該シートクッション11裏面に対して垂直に展開
して自動車のフロア上に立たせるようになっている。
なお、そのレッグプレート19の下端にはフロアロック
機構25が設けられている。このフロアロック機構25
はレッグプレート19内面部に固定されるブラケット2
5aにピン25bを介してフック状のロックピース25
cを枢着し、且つそのロックピース25cをばね25d
により常時閉成方向に附勢して構成したもので、前述の
如くシートクッション11を水平に転倒させることでレ
ッグプレート19が垂直に展開して下りることにより、
該ロックピース25bが図示しないが車体フロアに設け
られたロックバーに自動的に掛止し、またそのロックピ
ース25cはばね25dに抗して開放する方向(ロック
解除方向)に指等で引き上げ操作できるようになってい
る。なお図中26は前記ブラケット25aにアンカーボ
ルト27を介して取付けられたシートベルトのインナー
ベルトである。
ここで、前記シートクッション11の裏面の裏当て部材
11c,11dは、それぞれ表皮で体裁良く覆った適当
肉厚の平坦なパッド状のもので、シートクッション11
裏面の前記レッグプレート19と連動リンク23との移
動軌跡を除いた部分に、そこを肉厚化する状態に、即ち
折畳み時のレッグプレート19の面と略等しく盛上がっ
た状態に設けられている。逆に言えば、シートクッショ
ン11裏面のレッグプレート19が折畳められる箇所に
該レッグプレート19が突出しない状態に納まる凹部A
を形成すると共に、そこから一側端に亙って前記連動リ
ンク23が完全に埋没する状態に納まる凹溝Bを形成し
ている構成である。
而して、上述した車両用折畳みシートの作用を述べる
と、まずシートクッション11を水平に倒す。これによ
り連動リンク23を介してレッグプレート19がピン2
1を支点に回動して該シートクッション11の裏面に直
角に展開し、その下部のフロアロック機構25のロック
ピース25cが車体フロアのロックバーに係合する。こ
れで脚体16と共にレッグプレート19がシートクッシ
ョン11を水平状態に強固に保持する。この状態でシー
トバック12を後方に起立させれば、第5図に示す如く
乗員が着座可能な展開状態となる。
次に、前記展開状態から第3図に示す如くシートバック
12をシートクッション11上面に重合するように前倒
しすれば、そのシートバック12背面の大きな樹脂製ト
レー12cがテーブルのように水平に保持され、これと
サイドテーブル18との上に多くの荷物を載せることが
可能となる。
また、その第3図の状態でフロアロック機構25のロッ
クピース25cを操作してロック解除してから、シート
クッション11を一側方に跳ね上げるようにすると、シ
ートバック12と重合したままシートクッション11が
脚体16の回動シャフト16cを中心に回動して第1図
に示す如く垂直な状態に起立する。この起立動作の際
に、レッグプレート19は連動リンク23により自動的
に回動して、シートクッション11の裏面と平行にて裏
当て部材11c,11dの存在しない凹部Aに完全に納
まる状態に折畳まれると同時に、凹溝B内に連動リンク
23が埋没状態に納まる。これでシート全体が非常にコ
ンパクトに車体窓側に保管され、しかも丸見えとなるシ
ート裏面部が凹凸の少ない略平面状となって、非常に見
映えが良く、意匠性の向上が図れると共に、衣服や荷物
の引掛かり損傷が防げ、車体の荷物室をフルに活用して
多くの荷物を積むことができるようになる。
〔考案の効果〕
本考案は上述した如くなしたから、シートクッションを
側方に起立回動して保管状態とすることで表出する裏面
部が凹凸の少ない略平面状となって、非常に見映えが良
く意匠性の向上が図れると共に、衣服や荷物の引掛かり
損傷が防げるようになる非常に実用性大なる車両用折畳
みシートが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の一実施例を示すもので、第
1図はシート全体を側方に跳ね上げるように起立回動し
た保管状態の斜視図、第2図はその起立回動途中の状態
の斜視図、第3図は荷台やテーブルとして利用可能な転
倒状態の斜視図、第4図は概略的な断面図、第5図は乗
員が着座可能な展開状態の斜視図、第6図はフレームや
脚部の構成の分解斜視図、第7図は従来例を示す乗員の
着座使用可能な展開状態の斜視図、第8図は同従来例の
折畳み起立保管状態の斜視図である。 11…シートクッション、11c,11d…裏当て部
材、12…シートバック、16…脚体、19…レッグプ
レート、23…連動リンク、25…フロアロック機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前倒ししたシートバックと共に側方に起立
    回動して保管できるシートクッションの裏面にレッグプ
    レートを設けると共に、このレッグプレートをシートク
    ッションの起立転倒に伴い該シートクッションの裏面に
    沿う状態に折畳んだり垂直に展開せしめたりする連動リ
    ンクを設ける一方、前記シートクッションの裏面の前記
    レッグプレートの連動リンクとの移動軌跡を除いた部分
    に裏当て部材を前記折畳み時のレッグプレートの面と略
    等しく盛上がった状態に設けて構成したことを特徴とす
    る車両用折畳みシート。
JP1987194233U 1987-12-22 1987-12-22 車両用折畳みシート Expired - Lifetime JPH06269Y2 (ja)

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JP1987194233U JPH06269Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22 車両用折畳みシート

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JP1987194233U JPH06269Y2 (ja) 1987-12-22 1987-12-22 車両用折畳みシート

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Publication Number Publication Date
JPH0198031U JPH0198031U (ja) 1989-06-29
JPH06269Y2 true JPH06269Y2 (ja) 1994-01-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100896297B1 (ko) * 2007-12-27 2009-05-07 한국철도기술연구원 대중 교통 차량의 접이식 의자

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2557160Y2 (ja) * 1991-11-11 1997-12-08 トヨタ車体株式会社 車両用シートの足元防寒構造
JP2009279963A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Honda Motor Co Ltd 車両用シート
US9033422B2 (en) * 2010-11-22 2015-05-19 Johnson Controls Technology Company Vehicle seat

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KR100896297B1 (ko) * 2007-12-27 2009-05-07 한국철도기술연구원 대중 교통 차량의 접이식 의자

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JPH0198031U (ja) 1989-06-29

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