JPH0740255U - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
- Publication number
- JPH0740255U JPH0740255U JP7460293U JP7460293U JPH0740255U JP H0740255 U JPH0740255 U JP H0740255U JP 7460293 U JP7460293 U JP 7460293U JP 7460293 U JP7460293 U JP 7460293U JP H0740255 U JPH0740255 U JP H0740255U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- central
- vehicle
- erected
- right seat
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Seats For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ウインドを覆うことなくシートを収納する。
【構成】 シートを右シート12、中央シート13、左
シート14の三つに分割する。車室の各壁H側に回動し
て起立可能に右シート12を設ける。この右シート12
を起立すると、連結軸31により連結している中央シー
ト13も起立して、右シート12に沿って起立する。こ
れにより起立した高さは低く、ウインドWの大部分を覆
ってしまうことがない。また、中央シート13を、起立
した右シート12の底面に沿って起立するので、コンパ
クトに収納できる。
シート14の三つに分割する。車室の各壁H側に回動し
て起立可能に右シート12を設ける。この右シート12
を起立すると、連結軸31により連結している中央シー
ト13も起立して、右シート12に沿って起立する。こ
れにより起立した高さは低く、ウインドWの大部分を覆
ってしまうことがない。また、中央シート13を、起立
した右シート12の底面に沿って起立するので、コンパ
クトに収納できる。
Description
【0001】
本考案は、車両用シート、特に収納可能な車両用シートに関する。
【0002】
例えばワゴン車などの車両においては、車室内の後部を荷物室と兼用するため に、収納可能とされたシートが設けられている。係るシートにおいては、左右の 2つのシート1,1に分割されており、シートバック2を前倒した上で、それぞ れの車室の壁面H側に起立して、図5に示すように、車室の壁面Hに沿った状態 で収納するようにされている。
【0003】
しかし、係るシートが設置される後部車室の側面にはウィンドWが設けられて おり、この収容状態とされた起立するシート1によってその大部分が覆われてし まい、視界が妨げられるという課題があった。 そこで、請求項1記載の考案では、収納状態とされたシートによって、係るウ ィンドの大部分を覆うことのない車両用シートとすることを目的としている。 また、請求項2記載の考案の目的は、前記請求項1記載の考案の目的に加えて 収納操作の容易な車両用シートとすることを目的としている。
【0004】
請求項1記載の考案では、左シート、中央シート、右シートの三つに分割され た車両用シートであって、車室の各壁側に回動して起立可能に前記左シート及び 右シートが設けられるとともに、起立したこの左シートまたは右シートのいずれ か一方の底面に沿って起立可能に前記中央シートが設けられている。
【0005】 請求項2記載の考案では、左シートまたは右シートのいずれか一方の車室の中 央側には、中央シートを回動自由に連結する連結機構が設けられ、連結機構によ り連結された左シートまたは右シートを起立すると、これに伴って中央シートが 起立する構成とされている。
【0006】
請求項1記載の車両用シートにおいては、左シート、中央シート、右シートの 三つに分割されているので、それぞれを起立した高さは低く、ウインドの大部分 を覆ってしまうことがない。また、中央シートを、起立した左シートまたは右シ ートのいずれか一方の底面に沿って起立するので、コンパクトに収納できて、車 室内に大きな貨物室を設けることができる。 請求項2記載の車両用シートにおいては、左シートまたは右シートのいずれか 一方の車室の中央側に、中央シートを回動自由に連結する連結機構が設けられて いるので、左シートまたは右シートのいずれか一方を起立すると、これに伴って 中央シートも起立する。
【0007】
請求項1記載の考案においては、左シート、中央シート、右シートの三つに分 割され、左シート及び右シートが車室の各壁側に回動して起立可能とされ、また 、中央シートが、起立したこの左シートまたは右シートのいずれか一方の底面に 沿って起立可能とされているので、収納状態とされたシートによって、ウィンド の大部分が覆われないという効果を奏する。 また、請求項2記載の考案においては、さらに、左シートまたは右シートのい ずれか一方の車室の中央側に、中央シートを回動自由に連結する連結機構が設け られており、左シートまたは右シートのいずれか一方を起立すると、これに伴っ て中央シートが起立するので、容易に収納操作を行なうことができるという効果 を奏する。
【0008】
以下、この考案をワゴン車の後部シートに適用した例を図1から図4に基づい て説明する。 図1に示すように、車室の後部の床面Fには、左右の各壁面Hに沿ってタイヤ ハウス10、11が膨出して設けられ、この両タイヤハウス10,11の間に後 部シートが横幅方向に設けられている。この後部シートは右シート12、中央シ ート13、左シート14との三つに分割されており、これらの各シート12、1 3、14は略四角枠からなるシートフレーム12a、13a、14aと、この後 部からそれぞれ立ち上げられた略四角枠のバックフレーム12b、13b、14 bと、シートフレーム12a、13a、14aの下部に連結されたレッグ12c 、13c、14cによりにその骨格が形成されている。
【0009】 また、各シートフレーム12a,13a,14a及びバックフレーム12b, 13b,14bには、それぞれクッション体により被覆されたシートクッション 12d,13d,14dとバッククッション12e,13e,14eとされてい る。そして、シートフレーム12a,13a,14aのそれぞれには後部上方に 湾曲するリクライニング部材21が設けられていて、この先端が軸21aによっ てバックフレーム12b,13b,14bを前側に傾倒可能に取付けられている 。このため、シートバック12e,13e,14eを傾倒するとシートクッショ ン12d,13d,14dの上面にシートバック12e,13e,14eが折重 ねられた状態とされる。
【0010】 レッグ12c、13c、14cは前後方向に対してU字状の形状とされており 、その両上部が、それぞれのシートフレーム12a,13a,14aに折り畳み 可能に軸22により軸支されている。これらのレッグ12c、13c、14cは いずれも各シートフレーム12a,13a,14aの片側寄り、すなわち、左右 シートフレーム12a,14aでは中央寄りに、また中央シートフレーム13a では左寄りに設けられている。
【0011】 また、レッグ12c、13c、14cの下部中央にはロック金具23がそれぞ れ取付けられている。このロック金具23に対応する床面Fには逆U形状のスト ライカ24を設けた凹部25が形成されており、それぞれのレッグ12c、13 c、14cと係合してロック可能となっている(図2参照)。これにより各シー ト12,13,14は、床面Fに取付られる。
【0012】 また、タイヤハウス10,11の上面には固定ブラケット27,27が設けら れ、この固定ブラケット27,27に軸27aそれぞれ回動可能に軸着される取 付ブラケット28,28が左右シートフレーム12a,14aにそれぞれ設けら れている。 このため、左右シート12,14は、それぞれの片側をレッグ12c,14c と固定ブラケット27,27とによりその両側が支えられて、床面F上の使用位 置に固定されている。
【0013】 また、右シートフレーム12aの中央シート13側と、中央シートフレーム1 3aの右シート12側では、連結機構により連結されている。この連結機構は両 シートフレーム12a,13aにそれぞれ設けられた連結ブラケット29,30 の先端が連結軸31により回動可能に軸連結されている。この連結機構により中 央シートフレーム13aは、その右側が右シートフレーム12aによって吊下げ 支持されて、その左側に設けられたレッグ13cにより使用位置に支持されてい る。また、一端がタイヤハウス10より中央よりの床面Fに回動可能に取付けら れ、他端が中央シートフレーム13aの前枠に回動可能に取付けられたリンク杆 32が設けられている。
【0014】 このような構成とされたこの実施例において、図2に示すシートの使用位置か ら図3に示す収容位置へ収容するには、まずシートバック12e、13e、14 eを前に倒してシートクッション12d、13d、14d上に重ね合わせる。次 に、各ストライカ24から各ロック金具23の係合を外ずして、各レッグ12c ,13c,14cを各シートクッション12d,13d,14dの下面に回動さ せて折り重ねる。
【0015】 レッグ12cが折重ねられた右シート12を軸27aを中心として壁面H側に 立ち上げて、起立させる。この際、中央シート13は連結軸31により右シート 12に連結されているので、右シート12とともに立ち上がって起立する。そし て、図3に示すように、シートクッション12dの裏面とシートバック13eの 裏面が互いに重なり合った状態で、右側の車両壁面Hに沿って立設する。この際 リンク杆32は床面Fに取付けられている一端よりも中央シートフレーム13a に取付けられている他端側の方が壁面Hに近い配置とされて、壁面H側に傾いて いるので、起立した中央シート13を壁面H側に押さえて、床面F側に倒れてこ ないように支持する。一方、左シート14も同様に、ロック金具23をストライ カ24から外して、左側の壁面Hに向かって起立させる。
【0016】 この実施例のシートでは、右シート12、中央シート13、左シート14に三 分割しており、この三分割された各シートを横方向に起立して収容状態とするた めに、収納状態でのシートの高さが低くなって、図4に示すようにウインドWを 塞ぐことがなくなる。
【0017】 また、右シート12に中央シート13が連結軸31等からなる連結機構により 連結されているので、右シート12を起立させると、中央シート13も同時に起 立して収容状態とすることができる。
【図1】 シートフレームを示す斜視図である。
【図2】 シートの正面図である。
【図3】 収納状態を示す正面図である。
【図4】 収納状態を示す一部の斜視図である。
【図5】 従来例の収納状態を示す斜視図である。
12…右シート 13…中央シート 14…左シート 30…連結軸(連結機構)
Claims (2)
- 【請求項1】 左シート、中央シート、右シートの三つ
に分割された車両用シートであって、車室の各壁側に回
動して起立可能に前記左シート及び右シートが設けられ
るとともに、起立したこの左シートまたは右シートのい
ずれか一方の底面に沿って起立可能に前記中央シートが
設けられていることを特徴とする車両用シート。 - 【請求項2】 左シートまたは右シートのいずれか一方
の車室の中央側には、中央シートを回動自由に連結する
連結機構が設けられ、連結機構により連結された左シー
トまたは右シートを起立すると、これに伴って中央シー
トが起立する構成とされていることを特徴とする請求項
1記載の車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7460293U JPH0740255U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7460293U JPH0740255U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車両用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0740255U true JPH0740255U (ja) | 1995-07-18 |
Family
ID=13551881
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7460293U Pending JPH0740255U (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0740255U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015522475A (ja) * | 2012-07-06 | 2015-08-06 | ゾディアック シーツ フランス | 乗客席のための基部フレームアセンブリ |
JP2018176772A (ja) * | 2017-04-03 | 2018-11-15 | 株式会社ジャムコ | 座席ユニット及びその取付け方法 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP7460293U patent/JPH0740255U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015522475A (ja) * | 2012-07-06 | 2015-08-06 | ゾディアック シーツ フランス | 乗客席のための基部フレームアセンブリ |
JP2018176772A (ja) * | 2017-04-03 | 2018-11-15 | 株式会社ジャムコ | 座席ユニット及びその取付け方法 |
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