JPH069890Y2 - 自動車のシート構造 - Google Patents

自動車のシート構造

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JPH069890Y2
JPH069890Y2 JP8915189U JP8915189U JPH069890Y2 JP H069890 Y2 JPH069890 Y2 JP H069890Y2 JP 8915189 U JP8915189 U JP 8915189U JP 8915189 U JP8915189 U JP 8915189U JP H069890 Y2 JPH069890 Y2 JP H069890Y2
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JP
Japan
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seat
seat cushion
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floor
vehicle body
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JP8915189U
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JPH0328931U (ja
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健二 村松
陽子 門田
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上利用分野) この考案は自動車の折畳み式シート構造に関する。
(従来技術) バン型自動車においては、後部車室のシートを折畳み式
として大容量の荷物を積載可能にしている。このような
折畳み式シートの場合、通常はシートバックを前方に倒
してシートクッション上に折畳む構造、あるいはこの折
畳んだ状態のシートをさらに前方に回動させる構造等が
採用されているため、折畳んだ状態であっても、荷室床
面に対して面一にはならず、したがって大容量の荷物の
積載に制限を与える欠点があった。
そこで、例えば実開昭63−152731号公報に開示
されているように、車体フロアの凹部内にシートを折畳
んで格納し、平坦な荷室床面を得るようにしたものがあ
るが、このようなシート構造では、車体フロアに比較的
深い凹部を形成する必要があるのみでなく、シートの昇
降のための複雑なリンク機構を必要とする欠点があっ
た。
(考案の目的) 本考案は簡単な構造ながら、シートを折畳んだ場合に平
坦な床面を形成することができる自動車のシート構造を
提供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案による自動車のシート構造は、着座可能位置から
底面が上方に向くように前方にほぼ180°回動されて
折畳み位置に移動するシートクッションと、着座可能位
置から背面が上方に向くように前方にほぼ90°回動さ
れて折畳み位置に移動するシートバックとを備え、シー
トクッションの底面とシートバックの背面とによって、
ほぼ連続した平坦な床面を形成するようにしたものであ
る。
さらに詳細に述べれば、上記シートクッションは、基端
部が車体フロアに枢着された左右一対のリンク部材の先
端部によって一端部両側を枢支されている。そしてこれ
ら一対のリンク部材は、左右に延びるフレーム部材によ
って連結されており、さらに、シートクッションが折畳
み位置に回動されたときにおいて、上記フレーム部材
は、このフレーム部材と車体フロアとの間に介装された
第1のストッパ部材を介して車体フロア上に支持され、
これによってシートクッションの一端部が上記リンク部
材および上記フレーム部材を介して車体フロア上に支持
されている。また、このように車体フロア上に支持され
たフレーム部材と折畳み位置に回動されたシートバック
の一端部との間に第2のストッパ部材が介装され、この
第2のストッパ部材を介してシートバックの一端部がフ
レーム部材上に支持されている。
(考案の効果) 本考案のシート構造によれば、きわめて簡単な構造で平
坦な床面を速やかに形成しうるのみでなく、シートクッ
ションの床面とシートバックの背面とにより上記平坦な
床が形成された状態において、フレーム部材が第1のス
トッパ部材を介して車体フロア上に支持され、かつこの
フレーム部材上にシートバックの一端部が第2のストッ
パ部材を介して支持されていることにより、折畳み位置
におけるシートクッションの一端部の支持部とシートバ
ックの一端部との支持部が一ケ所に集中し、その分シー
トが着座可能位置にセットされたときの足元スペースを
広くできる利点がある。また、シートクッションの一端
部は、リンク部材およびフレーム部材を介して支持され
ているため、シートクッション自体にはストッパを設け
る必要がないから、シートクッションの座り心地を向上
できる。さらに一対のリンク部材がフレーム部材によっ
て結合されているため、シートの剛性が向上し、荷物を
積載したときの荷重に十分耐えることができる。
(実施例) 以下、図面を参照して本考案の実施例について詳細に説
明する。
第1図〜第3図において、車体1の荷室フロア2には、
平坦な床面3aを有する比較的浅い凹部3が形成されて
おり、この凹部3の後部側に、着座可能位置(人員が着
座しうる状態とされている位置)から前方にほぼ180
°回動されて折畳み位置に移動するシートクッション4
と、着座可能位置から前方にほぼ90°回動されて折畳
み位置に移動するシートバック5とがそれぞれ独立的に
回動しうるように取付けられている。
ところで、本実施例におけるシートクッション4および
シートバック5は、それぞれ着座可能位置と折畳み位置
との間で姿勢が変化し、例えば着座可能位置におけるシ
ートクッション4の前端部は、折畳み位置では反転され
て後端部となるから、説明を簡単にするために、下記の
ように各端部に符号を付すことにする。
(1)シートクッション4の端部4A: 着座可能位置では前端部 折畳み位置では後端部 (2)シートクッション4の端部4B: 着座可能位置では後端部 折畳み位置では前端部 (3)シートバック5の端部5A: 着座可能位置では上端部 折畳み位置では下端部 (4)シートバック5の端部5B: 着座可能位置では下端部 折畳み位置では後端部 シートクッション4は、平坦な底板6と、この底板6に
固着されたパイプ状の内部フレーム7とを備えており、
その端部4Aはその両側において、左右一対のリンク部
材8、8の先端部にそれぞれピン9を介して回転自在に
枢支されている。リンク部材8、8、の基端部は、床面
3a上に固設されたブラケット10、10にそれぞれピ
ン11を介して回転自在に枢着されている。着座可能位
置におけるシートクッション4の端部Bは、床面3a上に
固設されたブラケット12上に底板6の延出部分が載置
されていることによって床面3a上に支持されている。
そしてシートクッション4は適当なロック機構(図示は
省略)が設けられていることによって、シートクッショ
ン4は着座可能位置にロックされる。
一対のリンク部材8、8は、長方形の閉断面を形成して
左右方向へ延びるフレーム部材13によって互いに連結
されており、第4図に示すように、このフレーム部材1
3は、リンク部材8、8が折畳み位置に回動された場合
に下方に向くことになる平坦面13aと、上方に向く平
坦面13bとを備えている。平坦面13b上にはゴム製
のストッパ14が複数個取付けられている。また床面3
a上には、上記ストッパ14と同様のストッパ15がそ
れぞれブラケット16を介して固定されている。なお、
このストッパ15はフレーム部材13の平坦面13a上
に取付けてもよい。さらに凹部3の前端部にもシートク
ッション4の端部4Bを支持するための上記と同様のス
トッパ17が設けられている。
一方、上記シートバック5は、平坦な背板18と、この
背板18に固着されたパイプ状の内部フレーム19と、
端部5Bの両側部から延出する左右一対のアーム20、
20とを備えており、上記アーム20の先端は、床面3
a上に固定されたブラケット21にピン22を介して枢
着され、前方側にほぼ90°倒しうるようになってい
る。シートバック5の端部5Aには、パイプフレーム1
9に固着されたコ字状のブラケット23をそれぞれ内部
に露出させた複数の凹部24が設けられている。これら
凹部24は、フレーム部材13の一方の平坦面13b上
に取付けられた複数のストッパ14がそれぞれ嵌入しう
る位置に設けられている。
以上の構成において、リンク部材8、8をピン11、1
1を中心に前方にほぼ90°回動させ、かつこれに伴っ
てシートクッション4を着座可能位置からピン9、9を
中心にほぼ180°回動させることにより、シートクッ
ション4は折畳み位置に移動し、その端部4B側に突出
する底板6の端部がストッパ17に支承されることによ
って端部4Bが支持され、またフレーム部材13の平坦
面13aがストッパ15によって支承されることによっ
て、端部4Aがリンク部材8、8、フレーム部材13お
よびストッパ15を介して床面3a上に支持される。こ
の状態でシートクッション4の底板6は荷室フロア2と
面一となる。
次にシートバック5をピン22を中心にして前方へほぼ
90°倒して、折畳み位置へ移動させると、第5図に示
すように、フレーム部材13の平坦面13b上に固定さ
れたストッパ14が、シートバック5の端部5Aに形成
された凹部24内に嵌入して、この凹部24内に露出す
るブラケット23に当接し、これによってシートバック
5の端部5Aが支持されることになる。
このようにして、シートクッション4およびシートバッ
ク5が折畳み位置に支持され、シートクッション4の底
板6とシートバック5の背板18とによって、荷室フロ
ア2と同一平面をなす強固な床面を形成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるシート構造の実施例を取付けた自
動車の概略的側面図、第2図は着座可能位置にセットさ
れた本考案の実施例の斜視図、第3図はその折畳み位置
にある状態を示す断面図、第4図はその要部の拡大断面
図、第5図は要部の斜視図である。 2……荷室フロア、3……凹部 4……シートクッション、5……シートバック 6……底板、8……リンク部材 13……フレーム部材 14、15、17……ストッパ 16……ブラケット、18……背板 23……ブラケット、24……凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】着座可能位置から底面が上方に向くように
    前方にほぼ180°回動されて折畳み位置に移動するシ
    ートクッションと、着座可能位置から背面が上方に向く
    ように前方にほぼ90°回動されて折畳み位置に移動す
    るシートバックとを備え、上記シートクッションの底面
    と上記シートバックの背面とによって、ほぼ連続した平
    坦な床面を形成しうる自動車のシート構造であって、 基端部が車体フロアに枢着され、かつ先端部において上
    記シートクッションの一端部両側を枢支する左右一対の
    リンク部材と、 これら一対のリンク部材を互いに連結して左右方向へ延
    びるフレーム部材と、 上記シートクッションが上記折畳み位置に回動されたと
    きに、上記フレーム部材と上記車体フロアとの間に介装
    されて、上記フレーム部材を上記車体フロア上に支持す
    る第1のストッパ部材と、 この第1のストッパ部材を介して上記車体フロア上に支
    持された上記フレーム部材と上記折畳み位置に回動され
    た上記シートバックの一端部との間に介装されて、上記
    シートバックの一端部を上記フレーム部材上に支持する
    第2のストッパ部材と を備えていることを特徴とする自動車のシート構造。
JP8915189U 1989-07-31 1989-07-31 自動車のシート構造 Expired - Lifetime JPH069890Y2 (ja)

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JP8915189U JPH069890Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 自動車のシート構造

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JP8915189U JPH069890Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31 自動車のシート構造

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Publication Number Publication Date
JPH0328931U JPH0328931U (ja) 1991-03-22
JPH069890Y2 true JPH069890Y2 (ja) 1994-03-16

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JP6129717B2 (ja) * 2013-10-31 2017-05-17 トヨタ紡織株式会社 乗物用シートバックの取り付け構造

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JPH0328931U (ja) 1991-03-22

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