JPH0712168Y2 - 座席装置 - Google Patents

座席装置

Info

Publication number
JPH0712168Y2
JPH0712168Y2 JP9635690U JP9635690U JPH0712168Y2 JP H0712168 Y2 JPH0712168 Y2 JP H0712168Y2 JP 9635690 U JP9635690 U JP 9635690U JP 9635690 U JP9635690 U JP 9635690U JP H0712168 Y2 JPH0712168 Y2 JP H0712168Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat
seat back
wall
hinge
upright
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP9635690U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0452936U (ja
Inventor
悌 中道
Original Assignee
池田物産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 池田物産株式会社 filed Critical 池田物産株式会社
Priority to JP9635690U priority Critical patent/JPH0712168Y2/ja
Publication of JPH0452936U publication Critical patent/JPH0452936U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0712168Y2 publication Critical patent/JPH0712168Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Seats For Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、立面壁の前に装着され、該立面壁に沿った起
立状態からシートクッションに重なり合う前倒状態に折
り畳み可能なシートバックを有する複数人掛けの座席に
関する。
「従来の技術」 従来の座席装置としては、例えば第4図に示すようなも
のがある。
すなわち、座席1は、キャブオーバー車等のキャビンの
立面壁の前に装着される二人掛けのものであり、シート
バック3はその背面を荷台などとして使うため、ヒンジ
機構4の枢軸4aを中心として略水平に配設されたシート
クッション2に重なる前倒状態に折畳み可能に配設され
る。
シートバック3が立面壁に沿った起立状態にあるとき
は、立面壁に突設された一対のストライカ5,5に係脱で
きるようにシートバック3の両側面に枢着した一対のフ
ック部材6,6が係合している。
「考案が解決しようとする課題」 しかしながら、このような従来の座席1では、シートバ
ック3が前倒状態にある際に、ストライカ5が立面壁か
ら突出しているので、身体への安全を確保すべくカバー
部材などで隠蔽すると、コスト高を招くという問題点が
あった。
また、フック部材6は単にシートバック3の側面に枢着
しているので、座席1の正面からフック部材6がよく見
えて外観品質上問題であった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、立面壁にシートバックを着座状態に支持するた
めのストライカなどの部材が突起にならないようにする
とともに、座席側のフック部材などを正面から見えない
ようにして上記問題点を解決した座席を提供することを
目的としている。
「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とするところ
は、 立面壁の前に装着され、該立面壁に沿った起立状態から
シートクッションに重なり合う前倒状態に折り畳み可能
なシートバックを有する複数人掛けの座席装置におい
て、 前記立面壁にシートバックを起立状態に支持するための
一対の支持部材を突設し、該一対の支持部材の先端に枢
着した略U字形のビーム部材を架設して一体とし、 シートクッションの後端部は前記立面壁に固定されるヒ
ンジブラケットと該ヒンジブラケットに枢着されたヒン
ジアームとより成るヒンジの該ヒンジアームに固結され
ていて、シートバックの下端部を該ヒンジアームの中間
部に枢着してシートクッション上に折り畳み可能に構成
するとともに、シートバックの背面側に前記ビーム部材
に係脱可能かつ係合時に相互に回動可能な係止部材を設
け、 前記ビーム部材と前記ヒンジアームとにより、シートバ
ックを起立状態に支持したままでシートクッションを引
き起こし可能にする4辺形リンク機構を構成したことを
特徴とする座席装置に存する。
「作用」 立面壁の前に装着された座席のシートバックが、立面壁
に沿った起立状態に支持されてる場合には、シートバッ
クの背面側に設けられた係止部材が、立面壁側に設けら
れたビーム部材に係合している。
それにより、シートバックは略水平なシートクッション
の後端部から斜め後上方に立ち上がって保持され、着座
可能な状態になっており、通常の着座姿勢で着席して使
用することができる。
シートバックの係止部材が係合する略U字形のビーム部
材は、立面壁に突設された一対の支持部材の先端に渡っ
て架設しており、支持部材が立面壁の突起とならないた
め、車室の安全感を良くする。
支持部材は、例えばシートバックを前後傾させた際に、
シートバックの動きに合せてビーム部材と一体として上
下に振れて、シートバックを所望の起立状態に支持す
る。
ビーム部材に係合する係止部材は、シートバックの背面
側に設けられており、前から見えないため、外観が良く
車室の感じを良くしており居心地が良い。
シートバックをシートクッションに重なり合う前倒状態
に折り畳んで、シートバックの背面をベッドや荷台とし
て使うためには、まず、立面壁側のビーム部材に係合し
ているシートバックの係止部材を離脱させる。
次に、略水平なシートクッションに重なり合うまで、シ
ートバックを傾動させて、シートバックを前倒状態にす
れば、シートバックの背面に荷物などを載置できる。
シートバックを元の起立状態に戻すには、シートバック
をその下端部を略中心として後方へ傾動させる。
シートバックの背面の係止部材が、立面壁のビーム部材
に係合すると、シートバックは起立状態に支持されて、
シートバックは元の位置に復帰する。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明する。
第1図から第3図は本考案の一実施例を示している。
座席10は二人掛けで立面壁Aの前に装着され、シートク
ッション20の後端部にヒンジ40を介して支持されたシー
トバック30は、立面壁Aに沿った起立状態からシートク
ッション20に重なり合う前倒状態に折り畳み可能であ
る。立面壁Aはトラックであればキャビン後壁である。
シートクッション20は、後端に設けたヒンジ40により立
面壁Aに枢着され、前部20aを引き起こしたとき立面壁
Aに沿うよう配設されている。
ヒンジ40は、シートクッション20に内装されているクッ
ションフレームの後端に固着されたヒンジアーム42と、
ヒンジアーム42の端がヒンジピン43を介して枢着された
ヒンジブラケット41とより成り、ヒンジブラケット41は
立面壁Aに固定される。
シートバック30は、外装カバー30aの内部に横長の矩形
状に形成されたバックフレーム50を設けて成り、バック
フレーム50の背面側には係止部材60が固設されている。
シートバック30の背面側には荷載置面31が形成され、荷
載置面31の上部には、長手方向に延びる略コ字形断面の
凹溝32が形成されており、凹溝32の中央付近からバック
フレーム50に固設された係止部材60が表出している。
さらに詳しく言うとバックフレーム50は、上フレーム材
51と下フレーム材52、および両側を構成する左右の縦フ
レーム材53,53により枠状に形成され、上フレーム材51
と下フレーム材52の略中央には、上下方向に補強フレー
ム材54が架設されている。
また、補強フレーム材54と左右の縦フレーム材53,53の
間にはSばね部材55,55…が張設されている。
係止部材60は、第3図に示すようにバックフレーム50の
補強フレーム材54の上部に固設されている。係止部材60
は補強フレーム材54に固定された固着片61と、固着片61
から略直角に延設された一対の弾性片62,62から成る。
係止部材60の一対の弾性片62,62は、立面壁Aに突設さ
れた一対の支持部材70の先端に架設されたビーム部材80
に押圧外嵌するものであり、シートバック30の荷載置面
31の凹溝32はビーム部材80が嵌入するものである。
シートクッション20の後端部をなす両側のヒンジ40のそ
れぞれのヒンジアーム42,42の中間部に連結ピン52aを介
してシートバック30の下端部の両側が枢着されている。
連結ピン52aはバックフレーム50の下フレーム材52の両
側に突設されている。
立面壁Aに固定された一対の支持部材70,70は、シート
バック30の前後傾に応じて所望の起立状態に支持するも
のであり、シートバック30はその荷載置面31の係止部材
60が、一対の支持部材70の先端に渡してに架設された略
U字形のビーム部材80の中央付近に外嵌することにより
起立状態に支持されている。
支持部材70は、上下に揺動可能なリンクアーム71と、リ
ンクアーム71の基端に枢着ピン71aを介して枢着された
取付ブラケット72とから成る。取付ブラケット72は立面
壁Aに固着される。
一対のリンクアーム71,71と、その先端に渡って架設さ
れた略U字形のビーム部材80とは、一本のパイプ材を屈
曲することにより一体的に形成されている。上記構成
で、ビーム部材80とヒンジ40のヒンジアーム42とにより
4辺形リンク機構が構成されている。
次に作用を説明する。
立面壁Aの前に装着された座席10は、通常の着座状態で
は、シートクッション20が略水平に支持され、シートバ
ック30はシートクッション20の後端部から斜め後上方に
立ち上がり立面壁Aに沿った起立状態に支持されてお
り、着座姿勢で着席して使用することができる。
シートバック30は、その荷載置面31に設けられた係止部
材60が、立面壁Aの側に設けられたビーム部材80に係合
することにより、第1図に示すように立面壁Aに沿った
起立状態に支持される。
シートバック30の係止部材60が係合する略U字形のビー
ム部材80は、立面壁Aに突設された一対の支持部材70,7
0の先端に架設しており、支持部材70,70が立面壁Aの突
起とならないないため、車室の安全感を良くする。
支持部材70は、シートバック30を前後傾させたり、シー
トクッション20を跳ね上げる際に、シートバック30の動
きに合せてビーム部材80と一体として上下に振れて、シ
ートバック30を所望の起立状態に支持する。
ビーム部材80に外嵌する係止部材60は、シートバック30
の荷載置面31に設けられており、前から見えないため、
外観が良く車室の感じを良くしており居心地が良い。
シートバック30の荷載置面31を荷台として使うために
は、まず、立面壁Aに沿った起立状態にあるシートバッ
ク30を、ヒンジ40の連結ピン52aを中心として前方へ倒
すようにする。
シートバック30を、立面壁Aに支持部材70を介して固定
されたビーム部材80に外嵌した係止部材60の弾性片62,6
2の弾力に抗して、前方へ倒すように手前側に引くと、
係止部材60の弾性片62,62が拡開して立面壁Aの側のビ
ーム部材80から外れる。
つぎに、略水平なシートクッション20に重なり合うまで
シートバック30を前倒させて、第2図に示すようにシー
トバック30を前倒状態にすれは、シートバック30の荷載
置面31に荷物などを置いたして使用することができる。
シートバック30が前倒状態にある際には、立面壁Aに支
持部材70を介して固定されたビーム部材80に、タオルや
傘など掛けることもできる。
シートバック30を元の起立状態に戻すには、シートバッ
ク30をヒンジ40の連結ピン52aを中心として後方へ傾動
させる。
シートバック30の荷載置面31の係止部材60が、立面壁A
のビーム部材80に当接してから、さらに、シートバック
30を立面壁Aの側に付勢すると、立面壁Aのビーム部材
80が係止部材60が弾性片62,62を押し広げて嵌合すると
ともに、ビーム部材80がシートバック30の荷載置面の凹
溝32に嵌入して、シートバック30は元の位置に復帰す
る。
床下を点検するため、シートクッション20の先端を上方
に引き上げると後端がヒンジ40のヒンジピン43を中心に
して回動し、立面壁Aに沿う位置まで跳ね上げることが
できる。
シートバック30は、シートクッション20の跳ね上げ時の
後端部のヒンジアーム42が上方に振れたときの連結ピン
52aの上昇に伴なって持ち上げられる。
ビーム部材80とヒンジ40のヒンジアーム42とで4辺形リ
ンク機構が構成されているのでシートバック30の上部の
支持部材70のリンクアーム71は上方に振れ、シートクッ
ション20はシートバック30に重なるようにして立面壁A
に沿った状態を保持する。
点検が終ってシートクッション20を元に戻すと、シート
バック30も元の位置に復帰する。
なお、前記実施例では、立面壁がトラックのキャビン後
壁であるとして説明したが、ワンボックス車等で、運転
席の後にシートバックの上部を支持する桟を設け、実質
的に壁を形成したものでも良いことはいうまでもない。
「考案の効果」 本考案に係る座席装置によれば、シートバックを起立状
態に支持する立面壁に突設した一対の支持部材の先端に
渡して略U字形のビーム部材を架設したから、シートバ
ックが前倒状態の際にも支持部材が立面壁の突起となら
ず、身体にとって安全であり、また、立面壁側のビーム
部材に係脱可能な係止部材をシートバックの背面側に設
けたので正面からは見えないから、外観がよく車室の感
じを良くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案の一実施例を示しており、第
1図はシートバックが起立状態の座席装置の斜視図、第
2図はシートバックが前倒状態の座席装置の斜視図、第
3図は座席装置の後方からの斜視図、第4図は従来例に
係る座席装置の斜視図である。 A……立面壁 10……座席 20……シートクッション 30……シートバック 31……荷載置面 32……凹溝 40……ヒンジ 41……ヒンジブラケット 50……バックフレーム 51……上フレーム材 52……下フレーム材 53……縦フレーム材 54……補強フレーム材 60……係止部材 70……支持部材 80……ビーム部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】立面壁の前に装着され、該立面壁に沿った
    起立状態からシートクッションに重なり合う前倒状態に
    折り畳み可能なシートバックを有する複数人掛けの座席
    装置において、 前記立面壁にシートバックを起立状態に支持するための
    一対の支持部材を突設し、該一対の支持部材の先端に枢
    着した略U字形のビーム部材を架設して一体とし、 シートクッションの後端部は前記立面壁に固定されるヒ
    ンジブラケットと該ヒンジブラケットに枢着されたヒン
    ジアームとより成るヒンジの該ヒンジアームに固結され
    ていて、シートバックの下端部を該ヒンジアームの中間
    部に枢着してシートクッション上に折り畳み可能に構成
    するとともに、シートバックの背面側に前記ビーム部材
    に係脱可能かつ係合時に相互に回動可能な係止部材を設
    け、 前記ビーム部材と前記ヒンジアームとにより、シートバ
    ックを起立状態に支持したままでシートクッションを引
    き起こし可能にする4辺形リンク機構を構成したことを
    特徴とする座席装置。
JP9635690U 1990-09-13 1990-09-13 座席装置 Expired - Lifetime JPH0712168Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9635690U JPH0712168Y2 (ja) 1990-09-13 1990-09-13 座席装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9635690U JPH0712168Y2 (ja) 1990-09-13 1990-09-13 座席装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0452936U JPH0452936U (ja) 1992-05-06
JPH0712168Y2 true JPH0712168Y2 (ja) 1995-03-22

Family

ID=31835821

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9635690U Expired - Lifetime JPH0712168Y2 (ja) 1990-09-13 1990-09-13 座席装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0712168Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0452936U (ja) 1992-05-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3951450A (en) Infant seat for automotive and other vehicles
JPH054429Y2 (ja)
EP0151426B1 (en) Improved vehicle provided with seats, the back rest of which can be folded down to the level of the load-carrying platform
JP2000000131A (ja) 自動乗物用シ―トクッションの配置構成
JPH0411870Y2 (ja)
JPH0712168Y2 (ja) 座席装置
JPH06269Y2 (ja) 車両用折畳みシート
JPH077220Y2 (ja) 車両のシート装置
JP4331082B2 (ja) 車両用シート構造
JPH07358Y2 (ja) 座席装置
JPH0537703Y2 (ja)
JP2000185581A (ja) 自動車
JPH0751944Y2 (ja) 車両等の格納式座席
JPH09328030A (ja) 自動車用室内テーブル
JP3928192B2 (ja) 車両用シート
JPS6026738B2 (ja) 可倒式シ−トバックの支持装置
JPH069890Y2 (ja) 自動車のシート構造
JP3887711B2 (ja) 車両用シート
JPS6239953Y2 (ja)
JPS6319233Y2 (ja)
JPS6346256Y2 (ja)
JPH0134586Y2 (ja)
JPH10137070A (ja) フットレスト機構
JPH09188167A (ja) 車両用折り畳み式シートのロッキング装置
JPH03248930A (ja) 多目的自動車のリヤシート構造およびヒンジ付シート