JP2009279963A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェビングの入力荷重の車体フロアへの効率的な伝達と、乗員拘束性能の向上を図ることのできる車両用シートを提供する。
【解決手段】シートクッションの下方に支持脚8を延設し、支持脚8の下端を車体フロアに固定する。支持脚8の上端部の近傍に、屈曲部30aを有するワイヤフレーム30を固定する。支持脚8の下端部の近傍に、ウェビング27の基端を支持するシートベルトアンカー28を固定する。ウェビング27の中間部をワイヤフレーム30の屈曲部30aに通す。ウェビング27の前方変位を支持脚8の上部のワイヤフレーム30で規制し、ウェビング27の入力荷重を支持脚8の下部のシートベルトアンカー28で受け止める。
【選択図】図2

Description

この発明は、シートベルト装置の乗員拘束用のウェビングの固定構造を備えた車両用シートに関するものである。
補助シート等として用いられる車両の跳ね上げ式のシートとして、シート本体の下方に支持脚が延設され、その支持脚の下端が車体フロア上のストライカにロックされるものが知られている。また、この種の車両用シートとして、シートベルト装置の乗員拘束用のウェビングの基端を支持脚に支持させたものが案出されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載の車両用シートは、シートベルトアンカーが支持脚の上端のシート本体に近接した位置に固定され、特許文献2に記載の車両用シートは、シートベルトアンカーが支持脚の下端の車体フロアとの結合部(ロック機構)に近接した位置に固定されている。
特開2005−349961号公報 特開平10−95257号公報
しかし、特許文献1に記載の車両用シートは、シートベルトアンカーがシート本体下の支持脚の上端に固定されているため、例えば、車体フロアからシート本体までの高さが高く、支持脚の長さを長くせざるを得ない場合には、支持脚の上端のシートベルトアンカーに作用するウェビングの入力荷重を車体フロアに効率良く伝達することができない。
一方、特許文献2に記載の車両用シートは、シートベルトアンカーが支持脚の下端に固定されているため、支持脚の長さが長い場合であってもウェビングの入力荷重を効率良く車体フロアに伝達できるようになるものの、シートベルトアンカーからシート本体の座面までの距離が長くなるため、乗員に前方移動方向の荷重が入力されたときに、ウェビングによる乗員拘束位置が、シートベルトアンカーを中心とした円弧軌道を描いて前方に変位し易い。
そこで、この発明は、ウェビングの入力荷重の車体フロアへの効率的な伝達と、乗員拘束性能の向上を図ることのできる車両用シートを提供しようとするものである。
上記の課題を解決する請求項1に記載の発明は、シートクッション(例えば、後述の実施形態におけるシートクッション2)の下方に支持脚(例えば、後述の実施形態における支持脚8)が延設され、その支持脚の下端が車体フロア(例えば、後述の実施形態における車体フロア7)に固定されるとともに、当該支持脚に、シートベルト装置の乗員拘束用のウェビング(例えば、後述の実施形態におけるウェビング27)の基端が支持されている車両用シートにおいて、前記支持脚の上端部の近傍に、前記ウェビングの車体前方側への変位を規制する上部支持部材(例えば、後述の実施形態におけるワイヤフレーム30)を設け、前記支持脚の下端部の近傍に、前記上部支持部材を介して作用する前記ウェビングの入力荷重を受ける下部支持部材(例えば、後述の実施形態におけるシートベルトアンカー28)を設けたことを特徴とする。
これにより、シート本体に着座した乗員に前方移動方向の荷重が入力されると、ウェビングの前方への変位は支持脚の上端の上部支持部材によって規制され、ウェビングの入力荷重は支持脚の下端の下部支持部材によって受け止められるようになる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記ウェビングの基端が前記下部支持部材に結合され、前記ウェビングの先端側が前記上部支持部材を経由して乗員側に引き出されていることを特徴とする。
これにより、ウェビングの入力荷重は上部支持部材を経由して支持脚の下端の下部支持部材によって直接的に受け止められるようになり、ウェビングの前方への変位は上部支持部材によって規制されるようになる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の車両用シートにおいて、前記上部支持部材は、ワイヤを車両前方側で屈曲させた屈曲部(例えば、後述の実施形態における屈曲部30a)を有するワイヤフレーム(例えば、後述の実施形態におけるワイヤフレーム30)から成り、前記屈曲部の内側に前記ウェビングを挿通させたことを特徴とする。
これにより、ウェビングの前方への変位はワイヤフレームの屈曲部によって規制され、ウェビングの入力荷重は屈曲部で向きを変えて下部支持部材で支持されるようになる。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の車両用シートにおいて、前記ウェビングの基端が前記上部支持部材(例えば、後述の実施形態におけるシートベルトアンカー128)に結合され、前記上部支持部材と前記下部支持部材(例えば、後述の実施形態における第2連結プレート36)が連結部材(例えば、後述の実施形態における第1連結プレート35および連結ベルト37)を介して結合されていることを特徴とする。
これにより、ウェビングの入力荷重は支持脚の上端の上部支持部材によって支持され、上部支持部材は連結部材を介して支持脚の下端の下部支持部材によって支持されるようになる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用シートにおいて、前記支持脚の下端を前記車体フロアに脱着可能に結合するロック機構(例えば、後述の実施形態におけるロック機構13B)を設け、このロック機構の近傍に前記下部支持部材を設けたことを特徴とする。
これにより、下部支持部材に入力されたウェビングの入力荷重は、下部支持部材の近傍のロック機構を介して車体フロアに伝達されるようになる。
請求項1に記載の発明によれば、ウェビングの前方への変位が支持脚の上端の上部支持部材によって規制され、ウェビングの入力荷重が支持脚の下端の下部支持部材によって受け止められるため、乗員拘束性能を犠牲にすることなく、ウェビングの入力荷重を車体フロアに効率良く伝達することができる。
請求項2に記載の発明によれば、ウェビングの入力荷重が基本的に支持脚の下端の下部支持部材で受け止められ、ウェビングの途中が支持脚の上端の上部支持部材を経由することでウェビングの前方への変位が規制されるようになっているため、簡単な構造によってウェビングの入力荷重の車体フロアへの効率的な伝達と、乗員拘束性の向上を図ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、ワイヤを車両前方側で屈曲させた屈曲部を有するワイヤフレームが設けられ、そのワイヤフレームの屈曲部の内側にウェビングが挿通されるため、製造コストの高騰や重量増加を招かない簡単な構造によって上記の効果を得ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、ウェビングの前方側への変位と入力荷重が支持脚の上端の上部支持部材によって直接的に支持されるとともに、上部支持部材が連結部材を介して支持脚の下端の下部支持部材によって支持されるため、簡単な構造によってウェビングの入力荷重の車体フロアへの効率的な伝達と、乗員拘束性の向上を図ることができる。
請求項5に記載の発明によれば、支持脚の下端を車体フロアに結合するロック機構の近傍に、ウェビングの入力荷重を受ける下部支持部材が設けられているため、ウェビングの入力荷重をロック機構を介して車体フロアに効率良く伝達することができる。
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
最初に、図1〜図4に示す第1の実施形態について説明する。なお、図中矢印Iは、車幅方向の内側を指し、矢印Oは、車幅方向の外側、矢印Fは、車両の前方側、矢印Rは、車両の後方側をそれぞれ指すものとする。
図1は、この発明を適用した車両用シート1を車室の中央側から見た斜視図である。この車両用シート1は、車室内の側部に跳ね上げ収納可能なシートであり、乗員の着座するシートクッション2と、シートクッション2の後端部に回動可能に連結され、背もたれとなるシートバック3と、備えている。シートクッション2のクッションフレーム4の車幅方向外側Oの端部は、ヒンジ機構5を介して車室内のホイールハウス6の上部に回動可能に支持され、クッションフレーム4の幅方向内側寄りの下面には、シートクッション2を車体フロア7上に支持させるための支持脚8が延設されている。
図2は、支持脚8を図1のA矢視方向から見た斜視図であり、図3は、支持脚8を図1のB矢視方向から見た正面図である。
これらの図に示すように、支持脚8のフレーム9は、車体前後方向に沿いシートクッション2の下面と平行な主フレーム10の下方に略円弧状の延出フレーム11が結合されて成り、主フレーム10の車幅方向外側Oの上縁部に側壁プレート12が取り付けられるとともに、延出フレーム11に後述するロック機構13A,13Bを支持するための前後一対のブラケット14,15が取り付けられている。
主フレーム10の上部には、一対のシート支持ブラケット16,16が回動可能に取り付けられ、このシート支持ブラケット16,16にクッションフレーム4が結合されている。主フレーム10とシート支持ブラケット16,16はほぼ90°の範囲での回動が可能とされ、支持脚8をシートクッション2の下面に対してほぼ90°引き起こした起立姿勢と、シートクッション2の下面に沿うように折り曲げた折り畳み姿勢とに選択的に操作し得るようになっている。なお、各シート支持ブラケット16と側壁プレート12の間には付勢スプリング17が設けられ、この付勢スプリング17の力によって支持脚8の姿勢が前記の起立姿勢と折り畳み姿勢のいずれかに維持されるようになっている。
ロック機構13A,13Aは、シートクッション2を略水平に展開して支持脚8を起立姿勢にしたときに、支持脚8の下端を、車体フロア7上のストライカ18A,18Bに固定するものであり、前後の各ブラケット14,15に揺動可能に支持されて車体フロア7上のストライカ18A,18Bに係合されるロック爪19A,19Bと、このロック爪19A,19Bをストライカ18A,18Bと係合される方向に付勢する図示しない付勢スプリングと、を備えている。
また、各ロック爪19A,19Bは、それぞれ対応する解除レバー20A,20Bに連結され、付勢スプリングの付勢力に抗する解除レバー20A,20Bの操作によってストライカ18A,18Bとの係合を解除し得るようになっている。前部側の解除レバー20Aは後部側の解除レバー20Bに連結され、後部側の解除レバー20Bの解除操作時に連動作動するようになっている。また、後部側の解除レバー20Bにはストラップ21が連結され、このストラップ21の引っ張り操作によって解除レバー20B,20Aの解除作動が可能となっている。
また、図3に示すように、支持脚8のフレーム9の外側にはカバー部材22が取り付けられており、カバー部材22の下端近傍の後部面には、図示しない引出口が形成されている。この引出口からは解除レバー20Bに連結されたストラップ21の先端部が引き出されるようになっている。そして、カバー部材22の内側で引出口に臨む後部側のブラケット15の端部には、ストラップ21を案内し、かつストラップ21の引き込まれを規制する規制部材23が取り付けられている。
図4は、規制部材23とストラップ21の係合状態を示す斜視図である。
ストラップ21は、先端側が二つ折りに折り返されるとともに、基端側が解除レバー20Bに連結され、先端部から設定距離離間した位置には、表裏の帯体が縫合されて成るストッパ部24が設けられている。ここで、ストラップ21のストッパ部24よりも先端側の小さい環状部を第1環状部25と呼び、ストッパ部24よりも後端側の大きい環状部を第2環状部26と呼ぶものとすると、ストラップ21は、第1環状部25が引出口を通してカバー部材22の外側に引き出され、第2環状部26が規制部材23にガイドされるようになっている。
規制部材23は、ワイヤ部材を折り曲げて形成されたものであり、支持脚8の厚み方向に離間した一対の側辺部23a,23bと、両側辺部23a,23bの上部同士を連結する上辺部23cと、一方の側辺部23aの下端から他方の側辺部23b方向に向かって延出する下辺部23dと、下辺部23dの延出端から上方に立ち上がる中辺部23eとを備えている。ストラップ21は、カバー部材22の内側で第2環状部26が規制部材23の中辺部23eに挿通され、その状態において両側と上下が側辺部23a,23bと上辺部23cおよび下辺部23dによって囲まれるようになっている。このストラップ21は、乗員が引出口から引き出された第1環状部25を把持して引っ張り操作することによってロック機構13A,13Bのロックを解除し得るようになっている。このとき、第2環状部26の内側では、規制部材23の中辺部23eが相対的に前後に変位するが、この状態から乗員が第1環状部25から手を離すと、ストラップ21全体がロック機構13A,13Bの付勢スプリングの力によって引き込まれ、第2環状部26が規制部材23の側辺部23a,23bと上辺部23cおよび下辺部23dによってガイドされ、ストッパ部24が中辺部23eに当接することによって過大な引き込みが規制される。
ところで、支持脚8の下部に位置される後部側のブラケット15には、シートベルト装置の乗員拘束用のウェビング27の基端を支持するシートベルトアンカー28(下部支持部材)が取り付けられている。なお、図中29は、シートベルトアンカー28をブラケット15に結合するためのボルトである。
また、支持脚8の上部に位置される側壁プレート12と主フレーム10の後部上面には、車体前方側に略V字状に屈曲させた屈曲部30aを有するワイヤフレーム30(上部支持部材)が溶接固定されている。このワイヤフレーム30の屈曲部30aの内側には、シートベルトアンカー28から上方に引き出されたウェビング27の中間部が挿通され、ウェビング27の車体前方側への変位を、ワイヤフレーム30を介して支持脚8の上部で規制し得るようになっている。なお、屈曲部30aを通して上方に引き出されたウェビング27の先端部にはバックル31が取り付けられ、そのバックル31に、乗員の前面側に引き回した図示しない他方のウェビングのタングプレートが脱着可能に係合されるようになっている。また、側壁プレート12と主フレーム10の後部上面には、ワイヤフレーム30の屈曲部30aに挿通したウェビング27の後方側を囲繞するように保護ワイヤ32が溶接固定されている。この保護ワイヤ32は、ウェビング27がワイヤフレーム30内で車体後方側に変位したときに、ウェビング27が付勢スプリング17と干渉するのを防止する。
以上の構成において、跳ね上げ状態で車体側部に収納された車両用シート1を展開して利用する場合には、ヒンジ機構5を介してシートクッション2を略水平に倒すとともに支持脚8を起立姿勢になるように引き起こし、支持脚8の下端のロック機構13A,13Bのロック爪19A,19Bを車体フロア7上のストライカ18A,18Bに係合させる。これにより、シートクッション2は車体フロア7に固定される。シートバック3はこの後に起立状態になるように後方側に引き起こす。
この状態から逆に車両用シート1を車体側部に跳ね上げて収納する場合には、シートバック3を前方に倒し、支持脚8の後部のストラップ21を後方に引くことによって前後の解除レバー20A,20Bを操作し、ロック機構13A,13Bを解除する。次に、この状態から支持脚8をシートクッション2の下面側に重ねるように折り畳み、ヒンジ機構5を介してシートクッション2を車体側部に跳ね上げる。
また、展開した車両用シート1に乗員が着座する場合には、乗員の前部を引き回したウェビングと支持脚8側のウェビング27をタングプレートとバックル31の係合によって結合する。
この状態から着座した乗員に衝撃荷重が入力されて乗員が前方に移動しようとすると、乗員からウェビング27にはウェビング27を前方に引っ張る方向に荷重が作用する。このときのウェビング27の入力荷重は、支持脚8の上部後端のワイヤフレーム30を介して支持脚8の下端のシートベルトアンカー28によって受け止められ、ウェビング27の前方への変位は、ワイヤフレーム30を介して支持脚8の上部後端側で規制される。
したがって、この車両用シート1においては、ウェビング27の入力荷重を支持脚8の下端のロック機構13Bの近傍においてシートベルトアンカー28によって受け止めることができるため、ウェビング27の入力荷重を効率良く車体フロア7に伝達することができ、しかも、ウェビング27の前方変位を支持脚8の上部のワイヤフレーム30で規制できることから、乗員拘束性能も高く維持することができる。
そして、この車両用シート1においては、支持脚8の上部後端に固定されたワイヤフレーム30の屈曲部30aにウェビング27の中間部を摺動自在に挿通させることで、ウェビング27の前方変位を支持脚8の上部後端で規制することができるため、極めて簡単な構造によってウェビング27の入力荷重の車体フロア7への効率的な伝達と、乗員拘束性の向上を図ることができる。
また、支持脚8の上部後端でウェビング27の前方変位を規制する部材はワイヤフレーム30に限らず他のものであっても良いが、この実施形態のようにワイヤフレーム30を用い、その屈曲部30aにウェビング27を挿通させるようにした場合には、製造コストの高騰と重量増加を抑制することができる。
さらに、この車両用シート1においては、ウェビング27の基端に連結されるシートベルトアンカー28が後部側のロック機構13Bを保持するブラケット15にボルト結合されているため、ウェビング27の入力荷重を車体フロア7側のストライカ18Bにより効率良く伝達することができるという利点がある。特に、この実施形態においては、ブラケット15上のシートベルトアンカー28の結合部がロック機構13Bのロック爪19Bよりも車体後方側に位置されているため、前方に向いたウェビング27の入力荷重をより効率良くストライカ18Bに伝達することができる。
次に、図5,図6に示す第2の実施形態について説明する。この実施形態の車両用シート101は、シートとしての基本構造は第1の実施形態と同様であるが、シートベルト装置のウェビング27の基端側の支持構造が第1の実施形態のものと異なっている。したがって、以下においては、シートとして基本的な構造の説明と、支持脚108の共通構成部分の説明を一部省略するものとする。なお、第1の実施形態と同一部分には同一符号を付すものとする。
図5は、この実施形態の支持脚108の第1の実施形態の図2に対応した斜視図である。
支持脚108の上部側においては、側壁プレート12の後端部にシートベルトアンカー128と第1連結プレート35が結合され、支持脚108の下部側においては、後部側のブラケット15に第2連結プレート36が結合されている。第1連結プレート35と第2連結プレート36には、ウェビング27と同材質からなる連結ベルト37の各端部が固定されている。第1連結プレート35と第2連結プレート36は、連結ベルト37に張り持たせた状態で側壁プレート12とブラケット15にそれぞれ結合されている。
図6は、シートベルトアンカー128と第1連結プレート35を示す斜視図である。
同図に示すように、シートベルトアンカー128と第1連結プレート35は相互に重合され、ボルト38によって側壁プレート12に共締め固定されている。
なお、この実施形態では、シートベルトアンカー128が上部支持部材を構成し、第2連結プレート36が下部支持部材を構成している。また、第1連結プレート35と連結ベルト37は、シートベルトアンカー128と第2連結プレート36を結合する連結部材を構成している。
この車両用シート101の場合、乗員がシートベルト装置を装着した状態で、衝撃荷重の入力によって乗員が車両前方に移動しようとすると、ウェビング27の前方側への変位が支持脚108の上部後端のシートベルトアンカー128によって規制され、シートベルトアンカー128に作用するウェビング27の入力荷重は、第1連結プレート35と連結ベルト37を介して支持脚108の下端(ブラケット15上)の第2連結プレート36によって受け止められる。
したがって、この車両用シート101においては、ウェビング27の入力荷重を、シートベルトアンカー128と第1連結プレート35と連結ベルト37を介して、支持脚108の下端の第2連結プレート36で受け止めることができるため、ウェビング27の入力荷重を効率良く車体フロアに伝達することができる。また、ウェビング27の前方変位を、支持脚108の上部後端のシートベルトアンカー128によって規制することができるため、乗員拘束性能も高く維持することができる。
また、この車両用シート101の場合も、ウェビング27の入力荷重を受け止める第2連結プレート36がロック機構13Bを保持するブラケット15にボルト結合されているため、ウェビング27の入力荷重を車体フロア側のストライカ18Bにより効率良く伝達することができるという利点がある。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。
この発明の第1の実施形態の車両用シートを示す斜視図。 同実施形態の車両用シートの支持脚を図1のA矢視方向から見た斜視図。 同実施形態の車両用シートの支持脚を図1のB矢視方向から見た正面図。 同実施形態を示す図3のC部に対応する斜視図。 この発明の第2の実施形態の車両用シートの図2に対応する斜視図。 同実施形態の車両用シートの部品の分解斜視図。
符号の説明
1,101…車両用シート
2…シートクッション
7…車体フロア
8,108…支持脚
27…ウェビング
28…シートベルトアンカー(下部支持部材)
30…ワイヤフレーム(上部支持部材)
30a…屈曲部
35…第1連結プレート(連結部材)
36…第2連結プレート(下部支持部材)
37…連結ベルト(連結部材)
128…シートベルトアンカー(上部支持部材)

Claims (5)

  1. シートクッションの下方に支持脚が延設され、その支持脚の下端が車体フロアに固定されるとともに、当該支持脚に、シートベルト装置の乗員拘束用のウェビングの基端が支持されている車両用シートにおいて、
    前記支持脚の上端部の近傍に、前記ウェビングの車体前方側への変位を規制する上部支持部材を設け、
    前記支持脚の下端部の近傍に、前記上部支持部材を介して作用する前記ウェビングの入力荷重を受ける下部支持部材を設けたことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記ウェビングの基端が前記下部支持部材に結合され、前記ウェビングの先端側が前記上部支持部材を経由して乗員側に引き出されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記上部支持部材は、ワイヤを車両前方側で屈曲させた屈曲部を有するワイヤフレームから成り、前記屈曲部の内側に前記ウェビングを挿通させたことを特徴とする請求項2に記載の車両用シート。
  4. 前記ウェビングの基端が前記上部支持部材に結合され、前記上部支持部材と前記下部支持部材が連結部材を介して結合されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
  5. 前記支持脚の下端を前記車体フロアに脱着可能に結合するロック機構を設け、このロック機構の近傍に前記下部支持部材を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用シート。
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