JPH0545550Y2 - - Google Patents

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JPH0545550Y2
JPH0545550Y2 JP1988012128U JP1212888U JPH0545550Y2 JP H0545550 Y2 JPH0545550 Y2 JP H0545550Y2 JP 1988012128 U JP1988012128 U JP 1988012128U JP 1212888 U JP1212888 U JP 1212888U JP H0545550 Y2 JPH0545550 Y2 JP H0545550Y2
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seat
pan
driver
vehicle
passenger
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、運転席との間のフロア中央部分に
隆起しているエンジンデツキのサービスホールの
上部に助手席を装着したキヤブオーバー型車両の
シート装置、特に助手席側のシート装置に関する
ものである。
《従来の技術》 多くのキヤブオーバー型車両では助手席のシー
トはフロア中央部分に隆起しているエンジンデツ
キのサービスホールの上部に装着されている。サ
ービスホールを開けてエンジンの点検を行えるよ
うにするために、助手席のシートは前方へ跳ね上
げることができるように構成されている(実開昭
59−102532号公報)。
《考案が解決しようとする課題》 最近のキヤブオーバー型の車両において、運転
室と荷物室とを一体とし、運転席横の助手席をな
くし、運転者が車を降りずに直接荷物室内へ歩い
て行ける構造の車両がある。これはウオークスル
ー式車両と呼ばれており、宅配便の集配車両とし
て利用されている。
前記のウオークスルー式車両では、助手席がな
いので運転助手を同乗させることができず、この
点で利用形態が大幅に制限される。助手席のある
一般的なキヤブオーバー型車両では、運転者がシ
ートを乗り越えて行くような不自然な動作を行わ
ないかぎり、車外に出ずに荷物室内に移動するこ
とはできない。
この考案は上述した従来の問題点に鑑みなされ
たので、その目的は、運転席の横に助手席がある
キヤブオーバー型車両において、運転者が助手席
の脇をすり抜けて車室内の後方へ歩いて行けるよ
うにするとともに、助手席の下にある空間を荷物
置き場として利用することができるようにした車
両のシート装置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 この考案に係る車両のシート装置は、フロア中
央部分に隆起しているエンジンデツキのサービス
ホールの上部に座席を装着したものにおいて、前
記座席のシートクツシヨンの前記エンジンデツキ
側の端部を支点にして前記座席を上方へ回動させ
る横跳ね上げ機構を有し、前記シートクツシヨン
の下面に前記支点側を支点として回動自在なシー
トパンが取付けられ、このシートパンはその下方
に、前記エンジンデツキの側方で前記フロア上に
所定の空間を区画形成し、このシートパンを前記
シートクツシヨンの下面に当てがつた状態に係止
可能な係止機構を有することを特徴とする。
《作用》 前記係止機構によつて前記シートパンを前記シ
ートクツシヨンの下面に当てがつた状態に係止
し、その状態で前記横跳ね上げ機構によつて座席
を全体的にエンジンデツキ側の端部を支点にして
跳ね上げると、座席で隠されていたエンジンデツ
キのサービスホールが現われ、そこからエンジン
の点検作業を行うことができる。
他方、座席を横に跳ね上げる際に、前記係止機
構を解放して前記シートパンは跳ね上げずに元の
位置に残しておく。すると座席は跳ね上げられる
が、前記シートパンが前記エンジンデツキの上に
配置されており、前記シートパンの下に荷物置き
場のスペースが形成された状態になつており、こ
こに例えば靴などを置いておける。このようにシ
ートパンの下に荷物を置いた状態で、運転者がシ
ートパンの上を通つて(踏み台にして)車内後部
へ歩いて移動することが可能である。
《実施例》 第1図および第2図は本考案の一実施例による
キヤブオーバー型車両の概略構成を示している。
1aと1bは運転席のシートクツシヨンとシート
バツクである。2aと2bは助手席のシートクツ
シヨンとシートバツクである。車体のフロア3に
おける運転席1a,1bと助手席2a,2bとの
間に位置する中央部分が隆起してエンジンデツキ
4が形成されており、エンジンデツキ4の一部に
サービスホールが形成され、そのサービスホール
にはカバー5が装着されている。助手席シートク
ツシヨン2aはサービスホールカバー5の上方に
配置して装着されている。
第3図〜第8図に助手席2a,2bの取付構造
の詳細を示している。
助手席シートクツシヨン2aの運転席側の端部
がヒンジ軸6を介してエンジンデツキ4の頂部付
近に取り付けられており、このヒンジ軸6を支点
にして第3図または第4図に示すように助手席2
a,2bを運転席側へ跳ね上げることができるよ
うになつている。なお助手席を跳ね上げる時に
は、シートバツク2bをシートクツシヨン2aの
上に折り畳む。
第5図および第6図に示すようにヒンジ軸6は
ブラケツト7でエンジンデツキ4の部分のフロア
部材に固着されており、シートクツシヨン2a側
のブラケツト8がヒンジ軸6に回動自在に結合し
ている。
また、シートクツシヨン2aの下面に前記ヒン
ジ軸6を支点として回動自在なシートパン9が取
付けられている。第7図に示すように、シートパ
ン9のブラケツト10が前記ヒンジ軸6に回動自
在に結合している。
シートパン9をシートクツシヨン2aの下面に
当てがつた状態に係止可能にするために、シート
クツシヨン2aのドア側端部の下面に2個のフツ
ク11が突設され、これに対応するシートパン9
側に2個のロツク金具12が取り付けられてい
る。シートパン9をシートクツシヨン2aの下面
に当てがうと、フツク11がロツク金具12の孔
に入り込み、フツク11の溝に係止部材12aが
引つ掛かり、これによつてシートパン9がシート
クツシヨン2aの下面に当てがつた状態で一体化
される。この状態でロツク金具12の解除部材1
2bを押すと、係止部材12aがフツク11の溝
から外れ、第4図に示すようにシートパン9をシ
ートクツシヨン2aの下面から分離することがで
きる。
また、助手席シートクツシヨン2aのドア側の
端部を下から支えるために、この部分のフロア3
にスタンド13が設けられている。スタンド13
はブラケツト14をヒンジとして横倒しにするこ
とができ、助手席2a,2bを第3図のようにシ
ートパン9とともに運転席側へ跳ね上げた時に
は、スタンド13をフロア3面に横倒しにしてお
く。
また第5図に示すように、スタント13には2
個のトグルクランプ15が取り付けられており、
スタンド13を起立させ、この上にシートパン9
を載せた時、シートパン9のフツク16がトグル
クランプ15の位置に対応する。この状態でトグ
ルクランプ15でシートパン9のフツク16を係
止する。
以上の構成において、助手席2a,2bの通常
の使用状態にては、シートパン9をシートクツシ
ヨン2aの下面に当てがつた状態で係止し、さら
にスタンド13を起立させ、その上にシートパン
9を載せ、シートパン9のフツク16をトグルク
ランプ15で固定する。ここでシートパン9の運
転席よりの約半分はエンジンデツキ4上にある
が、残る半分とフロア3面に間には靴などの小物
を置く空間ができる。
そこでシートパン9とスタンド13とを固定し
たままで、ロツク金具12の解除部材12bを押
してシートパン9をシートクツシヨン2aの下面
から離し得る状態とし、第4図に示すようにシー
トクツシヨン2aをシート軸6を支点として運転
席側へ跳ね上げる。するとシートパン9は元の状
態に残つており、荷物置き場のカバーの役目を果
たすとともに、運転者が跳ね上げた助手席の横を
通つて車室内の後方に移動する際の踏み台の役目
を果たす。
また第3図に示すようにシートパン9とシート
クツシヨン2aとを一体化したままで、助手席を
全体的に跳ね上げると、下に隠れていたエンジン
デツキ4のサービスホールカバー5が現われ、こ
れからエンジンの点検作業を行うことができる。
《考案の効果》 以上詳細に説明したように、この考案に係る車
両のシート装置によれば、座席をシートパンとと
もに跳ね上げると、下に隠れていたエンジンデツ
キのサービスホールカバーが現われ、ここからエ
ンジンの点検作業を容易に行うことができる。ま
たシートパンを座席使用状態の位置に残したまま
シートクツシヨンを跳ね上げると、シートパンは
その下の荷物置場の空間のカバーの役目を果た
し、また運転者が、跳ね上げた座席の横を通つて
車室内の後方へ移動する際の踏み台の役目を果た
す。これによつてキヤブオーバー型車両をウオー
クスルー式車両と同様な用途に使用することがで
きるとともに、座席の下に靴などを入れる荷物置
き場の空間を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による車両前部の側
面図、第2図は同実施例の概略構成を示す斜視
図、第3図は同実施例における助手席をシートパ
ンとともに横に跳ね上げた状態の斜視図、第4図
は同実施例における助手席をシートパンと分離し
て跳ね上げた状態を示す斜視図、第5図は同実施
例の詳細な構成図、第6図、第7図、第8図は第
5図の各部の断面図である。 1a,1b……運転席、2a,2b……助手
席、3……フロア、4……エンジンデツキ、5…
…サービスホールのカバー、9……シートパン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フロア中央部分に隆起しているエンジンデツキ
    のサービスホールの上部に座席を装着したものに
    おいて、前記座席のシートクツシヨンの前記エン
    ジンデツキ側の端部を支点にして前記座席を上方
    へ回動させる横跳ね上げ機構を有し、前記シート
    クツシヨンの下面に前記支点側を支点として回動
    自在なシートパンが取付けられ、このシートパン
    はその下方に、前記エンジンデツキの側方で前記
    フロア上に所定の空間を区画形成し、このシート
    パンを前記シートクツシヨンの下面に当てがつた
    状態に係止可能な係止機構を有することを特徴と
    する車両のシート装置。
JP1988012128U 1988-02-02 1988-02-02 Expired - Lifetime JPH0545550Y2 (ja)

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JP1988012128U JPH0545550Y2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02

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Publication Number Publication Date
JPH01116741U JPH01116741U (ja) 1989-08-07
JPH0545550Y2 true JPH0545550Y2 (ja) 1993-11-22

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