JPH077219Y2 - 可倒式シートのロック構造 - Google Patents
可倒式シートのロック構造Info
- Publication number
- JPH077219Y2 JPH077219Y2 JP15091189U JP15091189U JPH077219Y2 JP H077219 Y2 JPH077219 Y2 JP H077219Y2 JP 15091189 U JP15091189 U JP 15091189U JP 15091189 U JP15091189 U JP 15091189U JP H077219 Y2 JPH077219 Y2 JP H077219Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- seat
- pin
- seat back
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、可倒式シートのロック構造に関するもので
ある。
ある。
(従来の技術) 従来より、バン型車両には、荷室フロアにリヤシートを
設け、通常は客室として使用できる一方、荷物積載時に
はリヤシートをフロア面に折り畳んで荷室フロアをフラ
ットにしうるようにしたものが種々実用化されている
(実開昭62−16527号公報、実開昭62−145734号公報参
照)。
設け、通常は客室として使用できる一方、荷物積載時に
はリヤシートをフロア面に折り畳んで荷室フロアをフラ
ットにしうるようにしたものが種々実用化されている
(実開昭62−16527号公報、実開昭62−145734号公報参
照)。
しかるに、従来のこの種の可倒式シートでは、シートバ
ックとシートクッションとを二段重ねで荷室フロアの凹
部に収納するようにしているので、荷室フロアをフラッ
ト化するためには荷室フロアの凹部を深く形成する必要
があり、その分、フロアの車高が高くなって荷室の有効
利用高さが制限されるという問題があった。
ックとシートクッションとを二段重ねで荷室フロアの凹
部に収納するようにしているので、荷室フロアをフラッ
ト化するためには荷室フロアの凹部を深く形成する必要
があり、その分、フロアの車高が高くなって荷室の有効
利用高さが制限されるという問題があった。
(考案が解決しようとする課題) 他方、本件出願人は、シートバックとシートクッション
とを重ねることなく荷室フロア凹部内に収納して荷室の
有効利用高さを増大できるようにした可倒式シートを開
発し、既に出願している。
とを重ねることなく荷室フロア凹部内に収納して荷室の
有効利用高さを増大できるようにした可倒式シートを開
発し、既に出願している。
ところで、このような可倒式シートにおいて、シートバ
ック及びシートクッションを着座状態にセットした場
合、シートバック及びシートクッションをロックして走
行中における乗員の姿勢を安定に保持するする必要があ
り、シートの実装上、シートバック及びシートクッショ
ンのロックをどのように行うかが重要である。
ック及びシートクッションを着座状態にセットした場
合、シートバック及びシートクッションをロックして走
行中における乗員の姿勢を安定に保持するする必要があ
り、シートの実装上、シートバック及びシートクッショ
ンのロックをどのように行うかが重要である。
この考案は、かかる状況に鑑み、上述の可倒式シートに
おいてシートバック及びシートクッションを確実に着座
状態にロックできる可倒式シートのロック構造を提供す
ることを課題とする。
おいてシートバック及びシートクッションを確実に着座
状態にロックできる可倒式シートのロック構造を提供す
ることを課題とする。
(課題を解決するための手段) そこで本考案は、シートクッションをその着座状態から
略180度前方に反転して荷室フロア凹部前側に背面がフ
ロアと略面一に収納可能に設け、シートバックをその着
座状態から略90度前方に揺動して凹部後側に背面がフロ
アと略面一に収納可能に設けてなる可倒式シートにおい
て、シートクッションの後端部にロックピンを側方に突
出して設ける一方、荷室フロアにロックプレートを固定
し、ロックプレートに略上下方向に延びるロック溝を形
成するとともに、係合ピンを有するロックアームを回動
可能に枢支し、又ロックアームにこれを回動付勢するば
ね部材を設け、さらにシートバック下端に係合ピンが係
合しうる係合凹部を形成し、シートバックを収納状態か
ら着座状態に起立させ、シートクッションを収納状態か
ら着座状態に反転したときに、ロックピンがロックプレ
ートのロック溝に係脱可能に係合するとともに、ロック
アームをばね部材のばね力に抗してロックアームの枢支
点と係合ピンとを通る直線がシートバックの中心軸線に
対して略90度になるロック状態まで揺動させ、もって係
合ピンをシートバック下端の係合凹部に係脱可能に係合
させるようにした可倒式シートのロック構造を要旨とす
るものである。
略180度前方に反転して荷室フロア凹部前側に背面がフ
ロアと略面一に収納可能に設け、シートバックをその着
座状態から略90度前方に揺動して凹部後側に背面がフロ
アと略面一に収納可能に設けてなる可倒式シートにおい
て、シートクッションの後端部にロックピンを側方に突
出して設ける一方、荷室フロアにロックプレートを固定
し、ロックプレートに略上下方向に延びるロック溝を形
成するとともに、係合ピンを有するロックアームを回動
可能に枢支し、又ロックアームにこれを回動付勢するば
ね部材を設け、さらにシートバック下端に係合ピンが係
合しうる係合凹部を形成し、シートバックを収納状態か
ら着座状態に起立させ、シートクッションを収納状態か
ら着座状態に反転したときに、ロックピンがロックプレ
ートのロック溝に係脱可能に係合するとともに、ロック
アームをばね部材のばね力に抗してロックアームの枢支
点と係合ピンとを通る直線がシートバックの中心軸線に
対して略90度になるロック状態まで揺動させ、もって係
合ピンをシートバック下端の係合凹部に係脱可能に係合
させるようにした可倒式シートのロック構造を要旨とす
るものである。
(作用及び効果) 本考案において、シートバック及びシートクッションを
着座状態にロックする場合、シートバックをその収納状
態から着座状態に起立させるとともに、シートクッショ
ンをその収納状態から着座状態に揺動反転させると、シ
ートクッションのロックピンがロックプレートのロック
溝に嵌まり込んでこれと係合し、これによってシートク
ッションはその上下方向への揺動が阻止されて着座状態
にロックされ、又ロックピンは同時にロックアームをば
ね部材のばね力に抗してそのロック状態まで揺動させて
係合ピンをシートバックの係合凹部に係合させ、これに
よってシートバックは着座状態からさらに後方への揺
動、及び収納状態への揺動が阻止されて着座状態にロッ
クされ、こうしてシートバック及びシートクッションが
着座状態にするだけで確実にロックできる。
着座状態にロックする場合、シートバックをその収納状
態から着座状態に起立させるとともに、シートクッショ
ンをその収納状態から着座状態に揺動反転させると、シ
ートクッションのロックピンがロックプレートのロック
溝に嵌まり込んでこれと係合し、これによってシートク
ッションはその上下方向への揺動が阻止されて着座状態
にロックされ、又ロックピンは同時にロックアームをば
ね部材のばね力に抗してそのロック状態まで揺動させて
係合ピンをシートバックの係合凹部に係合させ、これに
よってシートバックは着座状態からさらに後方への揺
動、及び収納状態への揺動が阻止されて着座状態にロッ
クされ、こうしてシートバック及びシートクッションが
着座状態にするだけで確実にロックできる。
また、ロックを解除する場合には、シートクッション後
端部を上方にはね上げればよく、するとシートクッショ
ンのロックピンがロックプレートのロック溝から抜けて
その係合が外れ、又これによってロックアームはばね部
材のばね力によって揺動復帰してその係合ピンがシート
バック下端の係合凹部から外れ、こうしてシートクッシ
ョンをはね上げるだけでシートバック及びシートクッシ
ョンのロックが解除できる。
端部を上方にはね上げればよく、するとシートクッショ
ンのロックピンがロックプレートのロック溝から抜けて
その係合が外れ、又これによってロックアームはばね部
材のばね力によって揺動復帰してその係合ピンがシート
バック下端の係合凹部から外れ、こうしてシートクッシ
ョンをはね上げるだけでシートバック及びシートクッシ
ョンのロックが解除できる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を添付図面について詳細に説明す
る。
る。
第1図ないし第3図は本考案の一実施例による可倒式シ
ートのロック構造を示す。図において、バン型車の荷室
フロア10には凹部11が形成されており、該凹部11の深さ
はシートクッション12及びシートバック13の厚さと略等
しい深さに設定されている。
ートのロック構造を示す。図において、バン型車の荷室
フロア10には凹部11が形成されており、該凹部11の深さ
はシートクッション12及びシートバック13の厚さと略等
しい深さに設定されている。
上記凹部11内の略中間位置にはブラケット16が固定さ
れ、該ブラケット16にはリンク17の一端部が第1リンク
ピン31で連結され、該リンク17の他端部は第2リンクピ
ン32で上記シートクッション12の前端部に連結されてお
り、上記シートクッション12は背面12aがフロア10と略
面一となるように凹部11内に収納される収納状態Aと略
180度で後方に反転する着座状態Bとの間で揺動可能に
設けられている。また、上記リンク17はシートクッショ
ン12の着座状態Bにおいて乗員が着座しやすくなるよう
にシートクッション12の前端部をリンク17の長さ分だけ
上方に持上げている。
れ、該ブラケット16にはリンク17の一端部が第1リンク
ピン31で連結され、該リンク17の他端部は第2リンクピ
ン32で上記シートクッション12の前端部に連結されてお
り、上記シートクッション12は背面12aがフロア10と略
面一となるように凹部11内に収納される収納状態Aと略
180度で後方に反転する着座状態Bとの間で揺動可能に
設けられている。また、上記リンク17はシートクッショ
ン12の着座状態Bにおいて乗員が着座しやすくなるよう
にシートクッション12の前端部をリンク17の長さ分だけ
上方に持上げている。
また、上記シートクッション12の前端部には円板状のカ
ム34が第2リンクピン32と同軸に取付けられ、該カム34
にはシートクッション12の着座状態Bで前方を向き、か
つ収納途中の起立状態Cで下方向に向く凹溝34aが形成
されている。他方、上記ブラケット16には円板状カム35
が第1リンクピン31と同軸に取付けられ、該カム35には
上向きの凹溝35aが形成されている。また、上記リンク1
7には摺動レバー38が設けられ、該摺動レバー38は長手
方向に摺動自在に支持され、ばね36で上方に付勢されて
いる。この摺動レバー38の上端部及び下端部には各々ピ
ン39,40が固定され、該ピン39、40は上記カム34の凹溝3
4a及びカム35の凹溝35aに相対的に係合することによっ
て上記リンク17をシートクッション12に対して所定の角
度に保持するかあるいは所定の起立状態に保持し又はそ
の保持を解除するようになっている。また、上記シート
クッション12の後端部上面には把手33が取付けられてい
る。
ム34が第2リンクピン32と同軸に取付けられ、該カム34
にはシートクッション12の着座状態Bで前方を向き、か
つ収納途中の起立状態Cで下方向に向く凹溝34aが形成
されている。他方、上記ブラケット16には円板状カム35
が第1リンクピン31と同軸に取付けられ、該カム35には
上向きの凹溝35aが形成されている。また、上記リンク1
7には摺動レバー38が設けられ、該摺動レバー38は長手
方向に摺動自在に支持され、ばね36で上方に付勢されて
いる。この摺動レバー38の上端部及び下端部には各々ピ
ン39,40が固定され、該ピン39、40は上記カム34の凹溝3
4a及びカム35の凹溝35aに相対的に係合することによっ
て上記リンク17をシートクッション12に対して所定の角
度に保持するかあるいは所定の起立状態に保持し又はそ
の保持を解除するようになっている。また、上記シート
クッション12の後端部上面には把手33が取付けられてい
る。
また、上記凹部11内の後端部にはブラケット14が固定さ
れ、該ブラケット14にはシートバック13の下端部がヒン
ジピン15でヒンジ結合されており、上記シートバック13
は上記凹部11内に背面13aがフロア10と略面一となるよ
うに収納される収納状態Dと略90度で上方に立上る着座
状態Eとの間で揺動可能に設けられている。
れ、該ブラケット14にはシートバック13の下端部がヒン
ジピン15でヒンジ結合されており、上記シートバック13
は上記凹部11内に背面13aがフロア10と略面一となるよ
うに収納される収納状態Dと略90度で上方に立上る着座
状態Eとの間で揺動可能に設けられている。
そして上記シートクッション12後端部及び上記シートバ
ック13下端部間には本実施例構造のロック機構50が設け
られている。このロック機構50において、上記シートク
ッション12の後端部にはロックピン51が側方に突出して
設けられ、上記ブラケット14には略上下方向に延びかつ
上方に開放するロック溝52が形成され、該ロック溝52に
はロックピン51を係止保持する樹脂スペーサ53が設けら
れている。また、上記ブラケット14には略く字形状のロ
ックアーム54が枢支ピン55の回りに回動自在に枢支さ
れ、該ロックアーム54の下端部には係合ピン56が取付け
られ、該係合ピン56は上記ブラケット14の長孔59内に移
動可能に挿通支持され、又ロックアーム54とブラケット
14間にはロックアーム54を回動付勢するばね部材57が介
設されている。また、上記シートバック13の下端部には
係合凹部58が形成されており、上記シートバック13を収
納状態Dから着座状態Eに起立させ、上記シートクッシ
ョン12を収納状態Aから着座状態Bに反転したときに上
記ロックピン51が上記ブラケット14のロック溝52に係脱
可能に係合し、同時に上記ロックアーム54をばね部材57
のばね力に抗して上記枢支ピン55と係合ピン56とを通る
直線aがシートバック13の中心軸線bに対して略90度に
なるロック状態Fまで揺動させ、これによって係合ピン
56をシートバック13下端の係合凹部58に係脱可能に係合
させるようになっている。
ック13下端部間には本実施例構造のロック機構50が設け
られている。このロック機構50において、上記シートク
ッション12の後端部にはロックピン51が側方に突出して
設けられ、上記ブラケット14には略上下方向に延びかつ
上方に開放するロック溝52が形成され、該ロック溝52に
はロックピン51を係止保持する樹脂スペーサ53が設けら
れている。また、上記ブラケット14には略く字形状のロ
ックアーム54が枢支ピン55の回りに回動自在に枢支さ
れ、該ロックアーム54の下端部には係合ピン56が取付け
られ、該係合ピン56は上記ブラケット14の長孔59内に移
動可能に挿通支持され、又ロックアーム54とブラケット
14間にはロックアーム54を回動付勢するばね部材57が介
設されている。また、上記シートバック13の下端部には
係合凹部58が形成されており、上記シートバック13を収
納状態Dから着座状態Eに起立させ、上記シートクッシ
ョン12を収納状態Aから着座状態Bに反転したときに上
記ロックピン51が上記ブラケット14のロック溝52に係脱
可能に係合し、同時に上記ロックアーム54をばね部材57
のばね力に抗して上記枢支ピン55と係合ピン56とを通る
直線aがシートバック13の中心軸線bに対して略90度に
なるロック状態Fまで揺動させ、これによって係合ピン
56をシートバック13下端の係合凹部58に係脱可能に係合
させるようになっている。
次に動作について説明する。
まずシートの折り畳み及び復帰動作について説明する
と、シートが着座状態にある場合には、シートバック13
は着座状態Eに、シートクッション12は着座状態Bにあ
る。
と、シートが着座状態にある場合には、シートバック13
は着座状態Eに、シートクッション12は着座状態Bにあ
る。
かかる着座状態からシートをフラット化する場合、把手
33を持ってシートクッション13を第2リンクピン32の回
りに起立させると、カム34がシートクッション13ととも
に回転して摺動レバー38のピン39が凹溝34aに係合し、
又ピン40がカム35の凹溝35aから離脱し、これによって
第2リンクピン32がロックされ、今度はシートクッショ
ン13がリンク17とともに第1リンクピン31の回りに収納
状態Aまで揺動されて凹部11の前側にフロア10と略面一
となるように収納される。次にシートバック13をその着
座状態Eからヒンジピン15の回りに収納状態Dまで揺動
させると、シートバック13は凹部11の後側にフロア10と
略面一となるように収納され、このようにしてシートク
ッション12及びシートバック13はフロア10の凹部11内に
フロア10と略面一に、即ちフルフラットに収納されるこ
ととなる。
33を持ってシートクッション13を第2リンクピン32の回
りに起立させると、カム34がシートクッション13ととも
に回転して摺動レバー38のピン39が凹溝34aに係合し、
又ピン40がカム35の凹溝35aから離脱し、これによって
第2リンクピン32がロックされ、今度はシートクッショ
ン13がリンク17とともに第1リンクピン31の回りに収納
状態Aまで揺動されて凹部11の前側にフロア10と略面一
となるように収納される。次にシートバック13をその着
座状態Eからヒンジピン15の回りに収納状態Dまで揺動
させると、シートバック13は凹部11の後側にフロア10と
略面一となるように収納され、このようにしてシートク
ッション12及びシートバック13はフロア10の凹部11内に
フロア10と略面一に、即ちフルフラットに収納されるこ
ととなる。
また、シートを着座状態に戻すには上記と逆の操作を行
えばよい。
えばよい。
次にロック機構の動作について説明すると、シートの着
座状態においては、シートクッション12は着座状態Bに
あってそのロックピン51はブラケット14のロック溝52の
スペーサ53に圧入されて係合し、又ロックアーム54は上
記ロックピン51によってばね部材57のばね力に抗してロ
ック状態Fに揺動されてその係合ピン56が着座状態Eの
シートバック13下端の係合凹部58に係合されている。す
るとシートクッション12はロックピン51とブラケット14
のロック溝52との係合によってその上下方向への揺動が
阻止され、又シートバック13はその下端係合凹部58にロ
ックアーム54の係合ピン56が係合されることによって着
座状態からさらに後方、及び収納状態Dへの揺動を阻止
され、特にロックアーム54のロック状態Fにおいては枢
支ピン55と係合ピン56とを通る直線aをシートバック13
の中心軸線bに対して略90度に設定しているので、ロッ
クアーム54はそのロック状態Fで安定して係合ピン56と
係合凹部58とが確実に係合状態に保持されており、こう
してシートバック13及びシートクッション12はその着座
状態にロックされている。
座状態においては、シートクッション12は着座状態Bに
あってそのロックピン51はブラケット14のロック溝52の
スペーサ53に圧入されて係合し、又ロックアーム54は上
記ロックピン51によってばね部材57のばね力に抗してロ
ック状態Fに揺動されてその係合ピン56が着座状態Eの
シートバック13下端の係合凹部58に係合されている。す
るとシートクッション12はロックピン51とブラケット14
のロック溝52との係合によってその上下方向への揺動が
阻止され、又シートバック13はその下端係合凹部58にロ
ックアーム54の係合ピン56が係合されることによって着
座状態からさらに後方、及び収納状態Dへの揺動を阻止
され、特にロックアーム54のロック状態Fにおいては枢
支ピン55と係合ピン56とを通る直線aをシートバック13
の中心軸線bに対して略90度に設定しているので、ロッ
クアーム54はそのロック状態Fで安定して係合ピン56と
係合凹部58とが確実に係合状態に保持されており、こう
してシートバック13及びシートクッション12はその着座
状態にロックされている。
また、シートクッション12の後端部を上方に持ち上げた
場合には、シートクッション12のロックピン51がブラケ
ット14のロック溝52から外れてその係合が解除され、又
これによってロックアーム54はばね部材57のばね力によ
って回動復帰して係合ピン56と係合凹部58との係合が解
除され、こうして簡単な操作でシートクッション12及び
シートバック13のロックを解除できる。
場合には、シートクッション12のロックピン51がブラケ
ット14のロック溝52から外れてその係合が解除され、又
これによってロックアーム54はばね部材57のばね力によ
って回動復帰して係合ピン56と係合凹部58との係合が解
除され、こうして簡単な操作でシートクッション12及び
シートバック13のロックを解除できる。
また、シートを着座状態に戻した場合には、上記とは逆
にシートクッション12のロックピン51がロックプレート
54をばね部材57のばね力に抗して押し退けながら下方に
摺動し、ブラケット14のロック溝52に嵌まり込んで係合
されるとともに、上記ロックアーム54の係合ピン56がシ
ートバック13の係合凹部58に係合し、こうしてシートク
ッション12及びシートバック13を着座状態にセットする
だけで同時にロックできることとなる。
にシートクッション12のロックピン51がロックプレート
54をばね部材57のばね力に抗して押し退けながら下方に
摺動し、ブラケット14のロック溝52に嵌まり込んで係合
されるとともに、上記ロックアーム54の係合ピン56がシ
ートバック13の係合凹部58に係合し、こうしてシートク
ッション12及びシートバック13を着座状態にセットする
だけで同時にロックできることとなる。
第1図は本考案の一実施例によるロック構造を有する可
倒式シートを示す側面図、第2図は上記ロック構造を示
す概略側面図、第3図は上記ロック構造を示す一部断面
平面図である。 10…フロア、11…凹部、12…シートクッション、12a…
背面、13…シートバック、13a…背面、14…ブラケット
(ロックプレート)、51…ロックピン、52…ロック溝、
54…ロックアーム、56…係合ピン、57…ばね部材、58…
係合凹部。
倒式シートを示す側面図、第2図は上記ロック構造を示
す概略側面図、第3図は上記ロック構造を示す一部断面
平面図である。 10…フロア、11…凹部、12…シートクッション、12a…
背面、13…シートバック、13a…背面、14…ブラケット
(ロックプレート)、51…ロックピン、52…ロック溝、
54…ロックアーム、56…係合ピン、57…ばね部材、58…
係合凹部。
Claims (1)
- 【請求項1】荷室フロア凹部内にシートクッション及び
シートバックが配置され、上記シートクッションはその
着座状態から略180度前方に反転されて上記凹部前側に
背面がフロアと略面一に収納可能に設けられる一方、上
記シートバックはその着座状態から略90度前方に揺動さ
れて上記凹部後側に背面がフロアと略面一に収納可能に
設けられ、 上記シートクッションの後端部にはロックピンが側方に
突出して設けられ、上記荷室フロアにはロックプレート
が固定され、該ロックプレートには略上下方向に延びる
ロック溝が形成されるとともに、係合ピンを有するロッ
クアームが回動可能に枢支され、該ロックアームにはこ
れを回動付勢するばね部材が設けられ、上記シートバッ
ク下端には上記係合ピンが係合しうる係合凹部が形成さ
れおり、 上記シートバックを収納状態から着座状態に起立させ、
上記シートクッションを収納状態から着座状態に反転し
たときに上記ロックピンが上記ロックプレートのロック
溝に係脱可能に係合するとともに、上記ロックアームを
上記ばね部材のばね力に抗して該ロックアームの枢支点
と係合ピンとを通る直線が上記シートバックの中心軸線
に対して略90度になるロック状態まで揺動させ、もって
上記係合ピンを上記シートバック下端の係合凹部に係脱
可能に係合させることを特徴とする可倒式シートのロッ
ク構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15091189U JPH077219Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 可倒式シートのロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15091189U JPH077219Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 可倒式シートのロック構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0391240U JPH0391240U (ja) | 1991-09-18 |
JPH077219Y2 true JPH077219Y2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=31697242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15091189U Expired - Lifetime JPH077219Y2 (ja) | 1989-12-29 | 1989-12-29 | 可倒式シートのロック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH077219Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-29 JP JP15091189U patent/JPH077219Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0391240U (ja) | 1991-09-18 |
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Legal Events
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EXPY | Cancellation because of completion of term |