JP5141680B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関する。詳しくは、シートバックを前倒しさせると共にフロアとの係合ロック状態を外すことにより、このシートバックが倒し込まれた折畳みの姿勢状態でフロア上の設置位置から同車室内の格納位置に格納移動させることのできる車両用シートに関する。
従来、車両用シートには、これを格納姿勢状態に切換えてその設置されていたスペースを空けられるようにする機能が備えられているものがある。この格納機能は、シートに設けられた操作レバーを操作することによって作動するようになっている。具体的には、先ず、操作レバーを操作することにより、リクライニング装置のロック状態が解除される。これにより、シートバックが前倒しされて、シートが折畳みの姿勢状態に切換えられる。
そして、その後に、操作レバーの更なる操作を行うことにより、シートとフロアとを係合させているロック装置のロック状態が解除される。これにより、折畳み姿勢状態のシート全体がフロアから起こし上げられたりフロア上の凹み内に落とし込まれたりして、シートが格納される。
ここで、特開2001−347864号公報には、シートの格納操作時に、シートバックが前倒しされた状態でないとシートの格納移動が行えないようにする誤作動を防止する機能を設けた技術が開示されている。この開示では、リクライニング装置のロック解除用に設けられた第1のレバーを操作することにより、リクライニング装置のロック状態が解除されてシートバックが前倒しされる。
そして、この動きに連動して、シートをフロアに係合させているロック装置のロック解除用に設けられた第2のレバーが、操作可能な状態に切換えられる。したがって、この状態から第2のレバーを操作することにより、シートとフロアとの係合状態が外されるため、シートをフロア上の設置位置から格納位置まで移動させられるようになる。
本発明の課題は、上記した従来の車両用シートの操作構造の改良を図ることにある。
すなわち、本発明の車両用シートは、シートバックを前倒しすると共にフロアとの係合ロック状態を外すことにより、シートバックが倒し込まれた折畳み姿勢状態でフロア上の設置位置から同車室内の格納位置に格納移動させることのできる構成となっている。この車両用シートは、第1のロック解除機構と、第2のロック解除機構と、を有する。第1のロック解除機構は、シートバックのシートクッションに対する背凭れ角度を解除可能に固定することのできる構成となっている。第2のロック解除機構は、車両用シートをフロアに対して係脱させることのできる構成となっている。第1のロック解除機構は、常時はシートバックの背凭れ角度を固定した状態に保持されており、車両用シートに設けられた操作部材の解除操作を行うことにより、背凭れ角度の固定状態を解除してシートバックを前倒しできる状態に切換えられるようになっている。第2のロック解除機構は、常時は車両用シートをフロアに係合ロックさせた状態に保持されている。そして、第2のロック解除機構は、操作部材を解除操作してその操作状態を保持している間にシートバックが前倒し状態に移行した場合には、車両用シートとフロアとの係合ロック状態を外すように作動する。しかし、第2のロック解除機構は、シートバックが前倒しされていく途中で操作部材の操作状態を解除した場合には、車両用シートとフロアとの係合ロック状態を維持するようになっている。
この発明の構成によれば、操作部材を解除操作することにより、シートバックが前倒しされる。このとき、シートバックの前倒し途中で、操作部材の解除操作をやめることにより、車両用シートは、フロアに対する係合ロック状態を維持してシートバックが前倒しされた姿勢状態に留められる。しかし、車両用シートは、シートバックが前倒しされた時に操作部材の解除操作を継続していることにより、フロアに対する係合ロック状態が外される。このように、操作部材の解除操作を続けるか否かによって、一度の操作で車両用シートとフロアとの係合ロック状態を解除するか否かの使い分けを行うことができるため、かかる使い分けの操作を誤作動を招くことなく簡便に行うことができる。
また、本発明の構成は、次のようになっていてもよい。すなわち、車両用シートに回動操作可能に設けられた操作部材としての第1の操作部材と、第1の操作部材との係合により第1の操作部材と一体的となって回動操作される第2の操作部材と、を有する。第1の操作部材には、その回動の中心軸に対して垂直な面方向に延びる第1の案内経路が形成されている。第2の操作部材にも、その回動の中心軸に対して垂直な面方向に延びる第2の案内経路が形成されている。これら両案内経路の間には、両案内経路に跨って軸通しされたスライド部材が設けられている。スライド部材は、両案内経路の合致した案内形状に沿ってスライド移動させられるようになっている。しかし、スライド部材は、両案内形状の延びる方向が互いに相違している場合には、そのスライド移動に伴って、両案内経路の案内形状を合致させるかたちで一方の操作部材を他方の操作部材に対して強制的に回動変位させるようになっている。第1の操作部材を第1の回動位置まで回動させることにより、シートバックの背凭れ角度を固定している第1のロック解除機構が解除操作されるようになっている。第1の操作部材は、第1の回動位置までの回動においては、第1の案内経路の案内形状によってスライド部材に対して空振りするかたちで回動することにより、第2の操作部材に対して相対回動するようになっている。背凭れ角度の固定状態が解除されたシートバックが前倒しされることにより、この動きに連動して、スライド部材がスライド操作されて両案内経路の互いに相違した方向を向く経路内を強制変位するようになっている。そして、スライド部材の移動により、第2の操作部材が第1の操作部材に対して相対回動することにより、車両用シートとフロアとを係合ロックさせている第2のロック解除機構が解除操作されるようになっている。
この発明の構成によれば、第1の操作部材を第1の回動位置まで回動操作することにより、シートバックの背凭れ角度の固定状態が解除される。このとき、第1の操作部材は、第1の案内経路の案内形状により、スライド部材に対して空振りする格好で回動する。したがって、第2の操作部材は、第1の操作部材に連動して回動することなく初期位置に保たれる。しかし、第2の操作部材は、固定状態が解除されたシートバックが前倒しされると、この動きに操作されて強制変位するスライド部材によって強制的に回動変位させられる。これにより、車両用シートとフロアとの係合ロック状態が外される。これにより、シートバックが前倒しされた状態でないと車両用シートとフロアとの係合ロック状態が外れない構成を達成することができる。
また、本発明の構成は、次のようになっていてもよい。すなわち、第1の案内経路及び第2の案内経路は、第1の操作部材が回動操作される前の初期位置にある状態では、互いの案内形状が合致するように形成されている。
この発明の構成によれば、シートバックが前倒しされていく途中で第1の操作部材の操作をやめることにより、第1の案内経路及び第2の案内経路は、互いの案内形状が合致した状態となる。したがって、この状態でシートバックが前倒しされても、スライド部材は、この両案内経路の合致した経路内を移動することとなる。よって、第2の操作部材は、回動操作されることなく初期位置に保たれる。これにより、操作部材の解除操作を途中でやめた場合に、車両用シートをシートバックが前倒しされた状態でフロア上に係合ロックさせておける構成を達成することができる。
また、本発明の構成は、次のようになっていてもよい。すなわち、シートバックが前倒しされていく途中で第1の操作部材の操作をやめてこれを初期位置に戻した状態では、スライド部材は、シートバックが前倒しされる動きに連動した両案内経路の互いに合致した案内形状に沿ったスライド移動により、両操作部材を回動方向に一体的に係合させた状態となる。
この発明の構成によれば、シートバックが前倒しされた状態では、スライド部材は、両案内経路の合致した経路内を移動して両操作部材を回動方向に一体的に係合させた状態となる。したがって、この状態から第1の操作部材の回動操作を再度行うことにより、このスライド部材が係合部となって、第2の操作部材が第1の操作部材と一体的となって回動操作される。したがって、一旦操作をやめた第1の操作部材の再度の回動操作を行うことにより、シートバックが前倒しされた姿勢の車両用シートとフロアとの係合ロック状態を外すことができる。
また、本発明の構成は、次のようになっていてもよい。すなわち、第1の操作部材及び第2の操作部材は、互いに共通の軸部材によって回動可能に軸支されている。この発明の構成によれば、両操作部材が互いに共通の軸部材を中心に同軸上の位置で回動するため、構成全体がコンパクトになると共に、組み付け部品を合理化することができる。
また、本発明の構成は、次のようになっていてもよい。すなわち、第1の操作部材及び第2の操作部材は、共に、平板状に形成されている。第1の案内経路及び第2の案内経路は、共に、各操作部材に板厚方向に貫通形成された長孔として形成されている。スライド部材は、両長孔に跨って挿通された係合ピンとして構成されている。
この発明の構成によれば、両案内経路は、平板状に形成された各操作部材に板厚方向に貫通形成された長孔として形成される。そして、この両案内経路に跨って軸通しされるスライド部材は、両長孔に挿通される係合ピンとして構成される。これにより、本発明の構成を具現化することができる。
実施例1の車両用シートの格納構造を概略的に表した斜視図である。 車両用シートのロック解除操作機構の初期状態を表した構成図である。 操作レバーが第1の回動位置まで回動操作された状態を表した構成図である。 シートバックが前倒しされて操作ケーブルが牽引操作された状態を表した構成図である。 シートバックが前倒しされる途中で操作レバーの回動操作をやめた時の状態を表した構成図である。 ロック装置がストライカに押し込まれる前の状態を表した構成図である。 ロック装置がストライカが係合ロックした状態を表した構成図である。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用シートの構成について、図1〜図7を用いて説明する。この車両用シートは、図1に示されるように、シート本体1が、背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えて構成されている。このシートバック2は、その幅方向の両サイドの下端部が、回転留め装置であるリクライニング装置5を介してシートクッション3と連結されている。ここで、リクライニング装置5が本発明の第1のロック解除機構に相当する。
これらリクライニング装置5は、常時はロック状態となる作動方向に附勢がかけられており、シートバック2の背凭れ角度を固定した状態となっている。そして、各リクライニング装置5は、シートクッション3の図示向かって右側の後部側の底面部に配設された操作レバーLを後方側に引き込む操作を行うことにより、それらのロック状態が一斉に解除されるようになっている。
ここで、各リクライニング装置5は、図示しないロッド部品によって互いのロック解除の切換え操作を行う操作部品が連結されており、上述した操作レバーLの引き込み操作を行うことによって、それらのロック状態が一斉に解除されるようになっている。なお、上記した各操作部品は、それぞれ操作レバーLに繋がれた分岐ケーブルと連結されていて、操作レバーLの引き込み操作によって一斉にロック解除されるようになっていてもよい。これにより、シートバック2は、その背凭れ角度の固定状態が解かれて、各リクライニング装置5の軸心まわりの回転運動によって背凭れ角度の調整が行える状態となる。
ここで、シートバック2は、常時はシートクッション3との間に掛着された図示しないバネ部材の附勢力によって、前倒しの回動方向に附勢されている。したがって、シート本体1に乗員が着座していない状態で操作レバーLの引き込み操作を行うことにより、シートバック2は、上記の附勢によって自然と前倒れ方向に回動し、シートクッション3の上面部に畳み込まれるようになっている。
ところで、上述した各リクライニング装置5は、常時はロック状態となる作動方向に附勢がかけられているため、操作レバーLの引き込み操作をやめることで自動的にロック状態に戻される。しかし、これらリクライニング装置5には、操作レバーLの引き込み操作をやめることでロック状態に戻されるロックゾーンと、引き込み操作をやめてもロック状態に戻されないフリーゾーンと、が設定されている。
前者のロックゾーンは、通常、シート本体1に着座した乗員が背凭れとして使用する角度領域に設定されており、シートバック2が直立姿勢となる回動位置と目一杯後方側に倒し込まれた回動位置との間の領域に設定されている。そして、後者のフリーゾーンは、乗員が着座使用することのない角度領域に設定されており、シートバック2が直立姿勢となる回動位置と目一杯前方側に倒し込まれた回動位置との間の領域に設定されている。
したがって、シートバック2を前倒しする際には、操作レバーLの引き込み操作をして、シートバック2が少しでも前に傾けば、あとは操作レバーLの操作をやめても、シートバック2はシートクッション3の上面部まで自然と前倒しされていく。なお、上述した各リクライニング装置5の基本的構成は、特開2002−360368号公報等の文献に開示された公知の構成となっているため、これらの詳細な説明は省略することとする。
ここで、シート本体1は、シートバック2が倒し込まれて折畳み姿勢に切換えられると、フロアFとの係合状態が外されて、車両側方(窓側)の格納位置まで跳ね上げられるようになっている。これにより、シート本体1は、たった一つの操作レバーLの操作によって、シートバック2を前倒ししてコンパクトな折畳み姿勢に切り換えられると共に、この折畳み姿勢としたシート本体1を車両側方の格納位置へと格納できるようになっている。そしてこれにより、シート本体1が設置されていたフロアF上のスペースが空けられるため、このスペースを荷室スペースなどとして有効利用することができる。
ところで、シート本体1は、その着座使用されるフロアF上の使用位置にある状態時には、シートクッション3の図示右方側の底面部が、後述する前後に並べて配設された一対のロック装置10によって、フロアFに対して係合ロックされている。ここで、ロック装置10が本発明の第2のロック解除機構に相当する。そして、シートクッション3の図示左方側の部位は、タンブル装置6によってフロアFと連結されており、車両側方に起倒回動させられる状態とされている。
上述した各ロック装置10は、シート本体1の着座使用時には、同じくフロアF上に前後に並んで配設された各ストライカSと係合ロックした状態となっている。そして、これらロック装置10とストライカSとの係合ロック状態は、図4において後述するシートバック2の前倒れ運動に連動して牽引操作される操作ケーブルCAによって解除操作されるようになっている。
そして、上述したタンブル装置6には、シートクッション3を常時跳ね上げる回動方向に附勢するバネ部材6Sが掛着されている。したがって、上述したシートバック2の前倒れに伴って各ロック装置10の係合ロック状態が解除されることにより、シート本体1は、シートバック2が前倒しされた折畳み姿勢状態で、附勢によってフロアF上から車両側方に跳ね上げられる。
ここで、シートクッション3の図示右方側の底面部には、シートクッション3をフロアFに対して立て板となって支持する支持板4が設けられている。この支持板4は、その上端部が、図示しないシートクッション3の骨格フレームに対して起倒回動可能に軸支連結されている。これにより、支持板4は、シートクッション3の底面部から真っ直ぐに垂下した起立姿勢と、シートクッション3の底面部の形状に即して畳み込まれた畳込姿勢とに姿勢を変えられるようになっている。
この支持板4は、図示は省略されているが、シートクッション3の骨格フレームとの間に掛着された附勢ばねの附勢力によって、常時は立て板となって機能する起立した姿勢状態に保持されている。そして、同じく図示は省略されているが、支持板4は、シート本体1がフロアF上から起こし上げられる動きに伴って、シートクッション3の底面部の形状に即して畳み込まれる方向に引き込み操作されるようになっている。
これにより、支持板4は、シート本体1が格納位置に跳ね上がられた状態時には、シートクッション3の底面部の形状に即して畳み込まれた状態として保持されるようになっている。そして、支持板4は、シート本体1が格納位置からフロアF上の使用位置に落とし込まれる動きに伴って、附勢によってシートクッション3の下方に向けて漸次起こし上げられるようになっている。これにより、支持板4は、シート本体1がフロアF上の使用位置に落とし込まれた状態時には、シートクッション3の底面部から真っ直ぐに垂下した起立状態とされるようになっている。
そして、この支持板4の下端部には、その前後二箇所の位置にロック装置10が配備されている。これらロック装置10は、同じくフロアF上の前後二箇所の位置に配設されたストライカSに対してそれぞれ係脱可能な構成となっている。具体的には、ロック装置10は、シート本体1をフロアF上に落とし込む動きによって、ストライカSに押し込まれながらストライカSに係合ロックする作動構造となっている。
次に、ロック装置10のロック構造について、図6〜図7を用いて詳しく説明をする。このロック装置10は、図6に示されるように、支持板4に一体的に連結されたベース板11と、このベース板11に回動可能に軸支連結されたラッチ12及びポール13と、このラッチ12とポール13との間に掛着された引張ばね14と、によって構成されている。このロック装置10は、ストライカSがベース板11に形成された受入口11Aの内部に押し込まれることによって、このストライカSにラッチ12を係合ロックさせる構成となっている。
ここで、ベース板11は、二枚一組で構成されており、両板の間にラッチ12などの構成部品が組み付けられている。次いで、ラッチ12は、支軸12Eによってベース板11に回動可能に軸支連結されている。そして、ラッチ12は、常時はその掛部12Cとポール13の掛部13Cとの間に掛着された引張ばね14の附勢力を受けて、図示反時計回りに回動附勢された状態として、ベース板11に形成されたストッパ11Bと当接した初期位置の姿勢状態に保持されている。
このラッチ12には、その初期位置の姿勢状態時に、ベース板11に形成された受入口11Aの口内に張り出す上顎12Aと、ラッチ12が初期位置から時計回りに回動した際に、受入口11Aを塞ぐように移動する下顎12B(図7参照)とが形成されている。そして更に、ラッチ12には、これが初期位置から時計回りに回動した際に、ポール13に形成された爪部13Bと係止し合う角部12Dが形成されている。
一方、ポール13は、支軸13Eによってベース板11に回動可能に軸支連結されている。そして、ポール13は、常時は前述したラッチ12との間に掛着された引張ばね14の附勢力を受けて、図示時計回りに回動附勢された状態として、ラッチ12の角部12Dに押し当てられた初期位置の姿勢状態に保持されている。このポール13には、図4において後述するシートバック2の前倒れによって牽引操作される操作ケーブルCAの端部と連結されて作動操作される操作腕13Aと、ラッチ12が初期位置から時計回りに回動した際に、その角部12Dと係止し合う爪部13Bと、が形成されている。
したがって、上記構成のロック装置10は、図6に示されるように、ストライカSがベース板11の受入口11Aの内部に押し込まれる動きによって、この口内に上顎12Aを露出させているラッチ12が時計回りに押し動かされる。これにより、図7に示されるように、ラッチ12が、引張ばね14の附勢力によって、その角部12Dにポール13の爪部13Bが引き寄せられて互いに係止し合った状態となってその回動がロックされる。そして、この時計回りの回動に伴って、下顎12BがストライカSの背後に回り込むかたちで移動して、受入口11Aを塞ぎ込む。これにより、ストライカSが受入口11Aの内部において、ラッチ12によって係合ロックされた状態として保持される。
すなわち、上記構成のロック装置10は、操作ケーブルCAの牽引操作が行われる前の状態では、ストライカSが押し込まれる操作によって互いに係合ロックすることのできるロック可能状態となっている。そして、ロック装置10は、操作ケーブルCAが牽引操作されることにより、図6に示されるように、操作腕13Aが操作されてポール13が反時計回りに回動操作される。これにより、ポール13の爪部13Bとラッチ12の角部12Dとの係止状態が外されて、ラッチ12が引張ばね14の附勢力によって反時計回りに回動する。
これにより、ストライカSがラッチ12の上顎12Aによって押し出される格好で受入口11Aから吐き出され、両者の係合ロック状態が解除される。そして、操作ケーブルCAの牽引操作が解かれることにより、ポール13が再びラッチ12の角部12Dに押し当てられた状態となり、ロック装置10は再びストライカSと係合ロックすることのできるロック可能状態に戻される。
ところで、この操作レバーLの操作構造には、シートバック2が前倒しされた状態でないと前述したロック装置10とストライカSとの係合ロック状態が外されないようにする誤作動防止機構が組まれている。以下、この操作レバーLの操作構造について詳しく説明をする。ここで、図2には、操作レバーLの操作構造が、図1のII-II線断面から見た内部構造図として示されている。
同図に示されるように、前述したリクライニング装置5は、シートバック2の骨格を成すバックフレーム2Fとシートクッション3の骨格を成すクッションフレーム3Fとの板面間に挟まれるかたちで配設されており、この両者を互いに連結している。このリクライニング装置5は、その中心部に挿通された操作軸5Aが回転操作される動きによって、ロック状態と解除状態とに作動状態が切換えられるようになっている。
この操作軸5Aは、リクライニング装置5の内部からクッションフレーム3Fを貫通し、その先で解除アーム5Bの上端部と一体的に連結されている。ここで、解除アーム5Bは、操作レバーLが後方側(図示右方側)に引き込み操作される前の常時は、リクライニング装置5に組み付けられた図示しないバネ部材の附勢力によって、リクライニング装置5がロック状態に保たれている初期の回動操作位置(図示位置)に保持されている。
そして、解除アーム5Bは、図3に示されるように、操作レバーLが図示右方側に引き込み操作されることにより、その附勢に抗して図示時計回りに押し回されて、リクライニング装置5のロック状態を解除操作する。この解除アーム5Bが時計回りに押し回される回動操作は、解除アーム5Bの下端部に板厚方向に突出して設けられた突出ピン5Pが、後述する第1の操作部材30の押圧部33によって押動されることで行われる。
一方、図2に戻って、クッションフレーム3Fには、上記した解除アーム5Bの回動操作を行うための構成部品が組み付けられている。具体的には、先ずクッションフレーム3Fには、上述した各構成部品を組み付けるための平板状のベース板20が一体的に固定設置されている。このベース板20には、その図示右下側の端部に、後述する第1の操作部材30や第2の操作部材40の図示時計回りの回動を規制する回動ストッパ21が形成されている。
そして、図3に示されるように、ベース板20の図示中央側の下部位置には、第1の操作部材30の図示反時計回りの回動を規制する回動ストッパ22が形成されている。そして、ベース板20の図示左側の端部に形成されたケーブル掛部23には、二重構造となっている操作ケーブルCAのアウターケーブルC2の端部が掛着されて固定されている。これら回動ストッパ21,22やケーブル掛部23は、ベース板20の一部を板厚方向に折曲させることによって形成されている。
そして、ベース板20には、平板状の第1の操作部材30が連結軸A1によって回動可能に軸支連結されている。ここで、連結軸A1が本発明の軸部材に相当する。この連結軸A1は、ベース板20に一体的に固定されており、第1の操作部材30を回動可能に軸支している。
そして、この第1の操作部材30には、前述した操作レバーLが一体的に溶着されて固定されている。そして、第1の操作部材30には、その図示左上側の端部に形成されたバネ掛部31に、引張バネS2の一端が掛着されている。この引張バネS2は、その他端がクッションフレーム3Fに形成されたバネ掛部3Aに掛着されている。これにより、引張バネS2は、第1の操作部材30をベース板20に対して図示時計回りに回動附勢して、図示された初期位置の状態に保持している。
そして、第1の操作部材30の図示右下側の端部には、第2の操作部材40に形成された係部42を図示時計回りに押し操作する戻し操作部32が形成されている。この戻し操作部32は、図3に示されるように、第1の操作部材30が引張バネS2の附勢によって図示時計回りに回動する動きに伴って、係部42を押動しこれをベース部材20に形成された回動ストッパ21に押し付ける。これにより、図2に示されるように、第1の操作部材30及び第2の操作部材40が、引張バネS2の附勢によって、回動ストッパ21と当接する初期位置の状態に保持される。
そして、第1の操作部材30の回動中心(連結軸A1)よりも図示右方側の面部には、板厚方向に貫通した長孔30Hが形成されている。この長孔30Hは、第1の操作部材30の回動中心のまわりに真っ直ぐに延びる形状部分と、回動中心のまわりに円弧状に延びる形状部分と、が連なって形成されている。詳しくは、長孔30Hは、第1の操作部材30が図示された初期位置に保持されている状態では、その真っ直ぐに延びる形状部分が、第2の操作部材40に形成された真っ直ぐに延びる形状の長孔40Hと重なる(合致する)ように配置形成されている。
そして、第1の操作部材30の図示上端側の部位には、半径方向外方側に突出した形状の押圧部33が形成されている。この押圧部33は、図3に示されるように、第1の操作部材30を引張バネS2の附勢に抗して図示反時計回りに回動させることにより、解除アーム5Bの突出ピン5Pと当接しこれを回動方向に押動するようになっている。ここで、図3には、第1の操作部材30を第1の回動位置まで回動させた状態が示されている。
そして、図2に戻って、第1の操作部材30を軸支する連結軸A1には、平板状の第2の操作部材40が回動可能に軸支連結されている。この第2の操作部材40は、第1の操作部材30と互いの板面を対向させた状態に配設されており、連結軸A1を中心に第1の操作部材30に対して回動可能な状態に組み付けられている。
この第2の操作部材40には、図示左下側の端部に形成されたケーブル掛部41に、操作ケーブルCAのインナーケーブルC1の端部が掛着されている。そして、第2の操作部材40の図示右下側の端部には、第1の操作部材30に形成された戻し操作部32によって図示時計回りへの押動操作を受ける係部42が形成されている。これらケーブル掛部41や係部42は、第2の操作部材40の一部を板厚方向に折曲させることによって形成されている。
そして、第2の操作部材40の回動中心(連結軸A1)よりも図示右方側の面部には、板厚方向に貫通した長孔40Hが形成されている。この長孔40Hは、第2の操作部材40の回動中心のまわりに真っ直ぐに延びる形状に形成されている。この長孔40Hは、前述もしたように、第2の操作部材40が第1の操作部材30と共に引張バネS2の附勢力によって初期位置に保持されている状態では、第1の操作部材30に形成された長孔30Hの真っ直ぐに延びる形状部分と重なるように配置形成されている。
そして、この両長孔30H,40Hが重なった空間部分には、この両者に貫通するかたちで係合ピンPが挿通されている。この係合ピンPは、両長孔30H,40Hの重なった孔形状に沿ってスライド移動できるようになっている。ここで、係合ピンPは、ベース板20の図示右下側の端部に形成されたバネ掛部21Aとの間に掛着された引張バネS1の附勢によって、常時は長孔40Hの図示左下側の端部に保持された状態となっている。この係合ピンPは、第1の操作部材30及び第2の操作部材40が共に初期位置にある状態では、長孔30Hの真っ直ぐに延びる形状部分と円弧状に延びる形状部分との狭間に位置している。
したがって、この初期位置の状態から、第1の操作部材30を図示反時計回りに回動させると、第1の操作部材30は、図3に示されるように、その長孔30Hの円弧状に延びる形状によって、係合ピンPに対して空振りするかたちで回動する。これにより、第1の操作部材30は、リクライニング装置5を解除操作するまでの回動においては、第2の操作部材40を回動させることなく単独で回動するようになっている。
ここで、係合ピンPは、後述するシートバック2が前倒れする動きに連動して引き上げ操作される操作リンク70と連結されており、シートバック2が前倒れする動きに連動して図示上方側に強制的にスライド操作されるようになっている。したがって、係合ピンPは、図3に示されるように、第1の操作部材30が回動操作されて両長孔30H,40Hの延びる方向が互いに相違している場合には、次のような強制変位を伴ってスライド操作される。
すなわち、係合ピンPは、操作リンク70によって図示上方側に強制的に引き上げられると、両長孔30H,40Hの孔形状を合致させるように強制的な牽引力を作用させながら両長孔30H,40H内をスライド移動していく。これにより、図4に示されるように、第2の操作部材40は、係合ピンPからの強制的な牽引操作力を受けて、第1の回動位置に保持されている第1の操作部材30に対して図示反時計回りに回動変位する。これにより、操作ケーブルCAのインナーケーブルC1の端部がアウターケーブルC2の端部から引き出されるかたちで牽引操作される。
次に、前述した係合ピンPを図示上方側にスライド操作する機構について説明する。すなわち、図2に示されるように、前述したリクライニング装置5の操作軸11には、揺動リンク60が回動可能に軸支連結されている。この揺動リンク60は、操作軸5Aに対して自由に回動することのできる状態とされており、常時はその図示右端部にリンク連結された操作リンク70によって、同図に示された初期の回動位置状態に保持されている。
この揺動リンク60は、図4に示されるように、リクライニング装置5のロック状態が解除されてシートバック2が前倒しされる動きに伴って、バックフレーム2Fに取付けられた押し部材2Bに押動されて図示反時計回りに押し回される。これにより、揺動リンク60は、その右側の端部にリンク連結された操作リンク70を上方側に引き上げるかたちで操作を行う。
なお、上述したシートバック2が前倒れする動きは、押し部材2Bがクッションフレーム3Fに固定された前倒れストッパ3Sと当接する位置で規制される。そして、図2に戻って、上記した揺動リンク60にリンク連結された操作リンク70は、図示上下方向に延びるアーム形状に形成されている。この操作リンク70は、その下端部が第1の操作部材30の板面と第2の操作部材40の板面との間に挟まれるかたちで設けられている。
この操作リンク70には、その下端部にリンク長方向に延びる長孔70Hが形成されている。そして、この長孔70H内には、前述した両長孔30H,40H内に挿通された係合ピンPがスライド移動可能に挿通されている。この操作リンク70は、図4に示されるように、操作レバーLの回動操作によりシートバック2が前倒れすることにより、揺動リンク60に引き上げられて、係合ピンPを上方側に引き上げてスライド移動させる。
上述した操作レバーLの操作構造の動きをまとめると、以下のようになる。すなわち、操作レバーLは、その操作前状態では、図2に示される初期の回動位置状態に保持されている。この状態では、リクライニング装置5は、シートバック2の背凭れ角度を固定したロック状態とされている。そこで、この状態から、操作レバーLを引き込み操作して図示反時計回りに回動させると、第1の操作部材30は図3に示されている第1の回動位置まで回される。これにより、押圧部33が解除アーム5Bの突出ピン5Pを押動し、リクライニング装置5のロック状態が解除される。なお、第2の操作部材40は、ここまでの動きにおいては回動することなく初期の回動位置状態に保持されている。
そしてこれにより、シートバック2の背凭れ角度の固定状態が解除され、図4に示されるように、シートバック2がシートクッション3の上面部に畳み込まれる位置まで前倒れする。これにより、揺動リンク60に連結された操作リンク70が図示上方側に引き上げられ、係合ピンPが同方向にスライド操作されて第2の操作部材40が図示反時計回りに回される。これにより、操作ケーブルCAが牽引操作され、シート本体1とフロアFとの係合ロック状態が解除され、シート本体1がシートバック2が倒し込まれた折畳みの姿勢状態でフロアF上の使用位置から格納位置に起こし上げられて格納される。
すなわち、操作レバーLは、一旦、これを第1の回動位置まで回動操作すれば、あとはその操作状態を維持することにより、リクライニング装置5のロック状態を解除してシートバック2を前倒しさせ、更にシート本体1とフロアFとの係合ロック状態を外すという2つの操作を連続して行うことができる。しかも、操作レバーLは、シートバック2が前倒しされた状態でなければ、操作ケーブルCAを牽引操作してシート本体1とフロアFとの係合ロック状態を解除できないように、誤動作が起こらないようになっている。
ここで、上述したシートバック2の前倒れ途中で、操作レバーLの回動操作をやめることにより、第1の操作部材30や第2の操作部材40は、図5に示されるように、初期位置の姿勢状態に戻される。しかし、シートバック2は、その背凭れ角度の固定状態が解除されているために、同図に示されている完全に前倒しされる位置まで回動を続ける。したがって、この場合にも、揺動リンク60が押動操作されて操作リンク70が引き上げ操作されるため、係合ピンPも強制的にスライド操作されることとなる。
しかしこのとき、第1の操作部材30の長孔30Hと第2の操作部材40の長孔40Hは、互いにその真っ直ぐに延びる孔形状同士が合致した状態となっている。したがって、この場合には、係合ピンPは、この両長孔30H,40Hの真っ直ぐに延びる孔形状に沿って図示右上方向に移動して、その真っ直ぐに延びる孔形状内の位置でその移動が止められる。これにより、第1の操作部材30と第2の操作部材40とが、係合ピンPによって互いに回動方向に一体的に係合した状態となる。
したがって、この場合には、、第2の操作部材40はシートバック2が前倒れしても回動操作されないため、シート本体1はシートバック2が前倒しされた状態でフロアF上の使用位置に保持される。そして、この状態から、操作レバーLを再度図示反時計回りに回動操作することで、第1の操作部材30と第2の操作部材40とが回動方向に一体的となって回動操作される。これにより、操作ケーブルCAが牽引操作されて、折畳み姿勢状態のシート本体1がフロアF上の使用位置から格納位置に起こし上げられて格納される。
このように、本実施例の車両用シートによれば、シートバック2の前倒れによって第2の操作部材40が回動操作される構成としたことにより、シートバック2が前倒れした状態でないとシート本体1とフロアFとの係合ロック状態が外れないようにすることができる。したがって、操作レバーL(第1の操作部材30)の一度の回動操作のみで上記の動作を誤動作なく行うことができるため、シート本体1とフロアFとの係合ロック状態を外すまでに係る一連の操作を簡単に行うことができる。
このように、操作レバーL(第1の操作部材30)の操作状態を継続するか否かの使い分けによって、シートバック2が畳み込まれたシート本体1とフロアFとの係合ロック状態を外すか否かの選択を行うことができる。更に、第1の操作部材30の回動操作をやめることで両長孔30H,40Hの孔形状が合致するように構成したことにより、シートバック2が前倒しされていく途中で操作レバーLの回動操作をやめれば、シートバック2が前倒しされても第2の操作部材40が回動操作されないようにすることができる。これにより、シートバック2が畳み込まれた状態のシート本体1を、フロアF上に留めた状態とすることができる。
更に、シートバック2が前倒しされることにより、この動きに連動した係合ピンPのスライド移動によって、第1の操作部材30と第2の操作部材40を回動方向に一体的に連結した状態とすることができる。したがって、一旦操作をやめた操作レバーLを再度操作することにより、シートバック2が前倒しされた折畳み姿勢のシート本体1とフロアFとの係合ロック状態を解除することができる。
更に、第1の操作部材30と第2の操作部材40を互いに共通の連結軸A1(軸部材)によって回動可能に軸支連結したことにより、第1の操作部材30と第2の操作部材40が同軸上の位置で回動するため、構成がコンパクトになると共に、組み付け部品を合理化することができる。更に、このロック解除操作機構を格納式の車両用シートの格納操作構造に適用したことにより、シート本体1を畳み込んだコンパクトな姿勢として格納位置に格納する操作を誤動作なく簡単に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を1つの実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、ロック解除操作機構を、車両用シートを車両前方側に跳ね上げたりフロア上に形成された凹み内に落とし込んだりして格納する他のタイプの機構にも適用することができる。すなわち、本発明のロック解除操作機構は、操作レバーの操作によってシートバックを前倒しすると共に、車両用シートとフロアとの係合ロック状態を解除する目的で使用される種々の機構構造に適用することができる。
また、両操作部材に形成された長孔(案内経路)が、初期位置状態時に互いの案内形状が合致するように配置形成されたものを示したが、これらは必ずしも合致しなくてもよい。但し、この場合には、シートバックが倒し込まれていく途中段階で操作レバーの回動操作をやめることにより、係合ピンがスライド移動して第2の操作部材が回動操作されてしまうこととなる。したがって、この段階で操作レバーの操作をやめても、車両用シートが一旦はフロアとの係合ロック状態から外されてしまうため、再度これをフロア上に落とし込んで係合ロックさせる操作が必要となる。

Claims (5)

  1. シートバックを前倒しすると共にフロアとの係合ロック状態を外すことにより、該シートバックが倒し込まれた折畳み姿勢状態でフロア上の設置位置から同車室内の格納位置に格納移動させることのできる車両用シートであって、
    前記シートバックのシートクッションに対する背凭れ角度を解除可能に固定することのできる第1のロック解除機構と、
    当該車両用シートをフロアに対して係脱させることのできる第2のロック解除機構と、
    前記車両用シートに回動操作可能に設けられた第1の操作部材と、
    該第1の操作部材との係合により該第1の操作部材と一体的となって回動操作される第2の操作部材と、を有し、
    前記第1のロック解除機構は、常時はシートバックの背凭れ角度を固定した状態に保持されており、前記第1の操作部材の解除操作を行うことにより背凭れ角度の固定状態を解除してシートバックを前倒しできる状態に切換えられるようになっており、
    前記第2のロック解除機構は、常時は車両用シートをフロアに係合ロックさせた状態に保持されており、前記第1の操作部材を解除操作してその操作状態を保持している間にシートバックが前倒し状態に移行した場合には車両用シートとフロアとの係合ロック状態を外すように作動するが、シートバックが前倒しされていく途中で前記第1の操作部材の操作状態を解除した場合には車両用シートとフロアとの係合ロック状態を維持するようになっており、
    前記第1の操作部材にはその回動の中心軸に対して垂直な面方向に延びる第1の案内経路が形成されており、前記第2の操作部材にもその回動の中心軸に対して垂直な面方向に延びる第2の案内経路が形成されており、これら両案内経路の間には両案内経路に跨って軸通しされたスライド部材が設けられており、該スライド部材は両案内経路の合致した案内形状に沿ってスライド移動させられるようになっているが両案内形状の延びる方向が互いに相違している場合にはそのスライド移動に伴って両案内経路の案内形状を合致させるかたちで一方の操作部材を他方の操作部材に対して強制的に回動変位させるようになっており、
    前記第1の操作部材を第1の回動位置まで回動させることにより前記シートバックの背凭れ角度を固定している第1のロック解除機構が解除操作されるようになっており、該第1の操作部材は該第1の回動位置までの回動においては前記第1の案内経路の案内形状によってスライド部材に対して空振りするかたちで回動することにより前記第2の操作部材に対して相対回動するようになっており、前記背凭れ角度の固定状態が解除されたシートバックが前倒しされることによりこの動きに連動して前記スライド部材がスライド操作されて前記両案内経路の互いに相違した方向を向く経路内を強制変位するようになっており、該スライド部材の移動により前記第2の操作部材が前記第1の操作部材に対して相対回動することにより前記車両用シートとフロアとを係合ロックさせている第2のロック解除機構が解除操作されるようになっている車両用シート。
  2. 請求項1に記載の車両用シートであって、
    前記第1の案内経路及び前記第2の案内経路は、前記第1の操作部材が回動操作される前の初期位置にある状態では互いの案内形状が合致するように形成されている車両用シート。
  3. 請求項2に記載の車両用シートであって、
    前記シートバックが前倒しされていく途中で前記第1の操作部材の操作をやめてこれを初期位置に戻した状態では、前記スライド部材は前記シートバックが前倒しされる動きに連動した両案内経路の互いに合致した案内形状に沿ったスライド移動により両操作部材を回動方向に一体的に係合させた状態となる車両用シート。
  4. 請求項3に記載の車両用シートであって、
    前記第1の操作部材及び前記第2の操作部材は、互いに共通の軸部材によって回動可能に軸支されている車両用シート。
  5. 請求項4に記載の車両用シートであって、
    前記第1の操作部材及び前記第2の操作部材は共に平板状に形成されており、前記第1の案内経路及び前記第2の案内経路は共に各操作部材に板厚方向に貫通形成された長孔として形成されており、前記スライド部材は該両長孔に跨って挿通された係合ピンとして構成されている車両用シート。
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