JP5223105B2 - 車両用ロック構造 - Google Patents

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本発明は、車両用ロック構造に関する。詳しくは、互いに係合ロック可能に構成されたロック装置と係合部材との組み合わせからなる車両用ロック構造に関する。
従来、車両のシート構造において、シート本体を着座使用される使用位置から車両前方や側方に跳ね上げるなどして格納移動させられるようになっているものがある。そして、このような格納式シートにおいては、シート本体を格納移動させた状態に保持するために、シート本体とその格納先となる車体等の構造体との間にロック構造が配設されている。ここで、下記特許文献1には、格納式シートのロック構造の一例が開示されている。
この開示では、車体側壁部に、シート本体に設けられたロック装置と係合ロックすることのできるストライカが配設されている。このストライカは、車体側壁部から突出することで、シート本体の格納移動に伴って接近してくるロック装置に入り込んで係合ロックする構成となっている。このストライカは、常時は車体側壁部に折畳まれた状態に保持されており、シート本体の格納移動に伴って、シート本体との間に連結されたケーブルの牽引操作を介して起こし上げられて突出した姿勢状態に切り換えられるようになっている。
実開昭61−78741号公報
しかし、上記開示の従来技術では、シート本体の動きに合わせてストライカを起倒回転させるために、シート本体とストライカとの間にシート本体の動きを検知するための機構やこの検知した動きをストライカに伝達するための機構が設けられており、構造が複雑となっている。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ロック装置と係合ロックする係合部材をロック装置の接近・離間移動に伴ってロック可能に突出させたり引込んだりする機構を簡素化することにある。
上記課題を解決するために、本発明の車両用ロック構造は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、互いに係合ロック可能に構成されたロック装置と係合部材との組み合わせからなる車両用ロック構造である。係合部材は、常時はその設置された支持体に附勢によって引き込まれた状態に保持されている。ロック装置は、係合部材を受け入れ可能な凹部を有するベース体と、ベース体に回転可能に軸支されてベース体の凹部との間で係合部材を挟み込んだロック状態を形成可能なラッチと、ラッチの回転運動を係合部材のロック位置でロックすることのできるポールと、を有する。更に、ロック装置には、ロック装置を係合部材に接近させる移動によって係合部材に掛けられて、係合部材を支持体に引き込まれた姿勢から附勢に抗して引き出してベース体の凹部内に移動案内する案内体が設けられている。
この第1の発明によれば、係合部材は、ロック装置と係合ロックしていない時には、附勢によって支持体に引き込まれた状態に保持される。そして、ロック装置をこの係合部材に向けて接近移動させることにより、ロック装置に設けられた案内体が係合部材に掛けられて、係合部材をベース体の凹部内に向けて引き出す方向に移動させる。そして、係合部材は、ベース体の凹部内に受け入れられて、ラッチによって挟み込まれた状態にロックされることにより、ロック装置に係合ロックした状態として保持される。このように、ロック装置に係合部材を附勢に抗して引き出し操作することのできる案内体を設けた簡素な構成によって、係合部材をロック装置の接近・離間移動に伴ってロック可能に突出させたり引込んだりする機構を構成することができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、ロック装置に設けられる案内体は、ラッチに形成されている。ロック装置が係合部材に接近する移動によって係合部材が案内体に移動案内されてベース体の凹部内に向けて移動することにより、ラッチが押し回されて係合部材をベース体の凹部との間で挟み込んだロック状態となってポールによって回転ロックされる。
この第2の発明によれば、案内体をラッチに形成したことにより、ロック装置の構成を合理化することができる。
次に、第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、ロック装置は、車両用シートのシート本体に配設されている。係合部材は、支持体となる車体側構造体に設けられている。係合部材は、シート本体を車体フロア上の使用位置に移動させる動作によって、引き出されてロック装置と係合ロックする。しかし、係合部材は、この係合ロック状態を解除して、シート本体を車体フロア上の使用位置から移動させる動作によって、附勢によって車体側構造体に引き込まれる。
この第3の発明によれば、シート本体を車体フロア上の使用位置から移動させることにより、係合部材は附勢によって車体側構造体に引き込まれた状態となる。したがって、シート本体の設置されていた車体フロア上の使用位置スペースを広く確保することができるようになる。
次に、第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、案内体は、ロック装置が係合部材に接近する移動によって、係合部材と支持体との間の隙間内に入り込んで、係合部材をその隙間内に入り込んだ傾斜面によってベース体の凹部内に向けて移動案内する先細形状に形成されている。
この第4の発明によれば、案内体は、ロック装置の接近移動に伴って、その先細形状に形成された傾斜面を係合部材と支持体との間の隙間内に入り込ませて、係合部材をベース体の凹部内に向けて移動案内する。このように、係合部材を移動案内する案内体の構成を簡単化して具現化することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について図面を用いて説明する。
始めに、実施例1の車両用ロック構造の構成について、図1〜図6を用いて説明する。ここで、図1には、本実施例の車両用ロック構造の概略構成が示されている。この車両用ロック構造は、車両の最後部側座席として配設されており、着座部となるシート本体1を車体フロアF上の使用位置から車体天井C下の格納位置まで持ち上げて格納できるように構成されている。
このシート本体1は、背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭受けとなるヘッドレスト4とを有する。ここで、シートクッション3は、その左右両側の後端部が、リクライニング装置5によってシートバック2の下端部に起倒回転可能にヒンジ連結されている。ここで、リクライニング装置5は、シートクッション3をシートバック2の前方側に倒し込む動作によって、その内部に設けられたロック機構がロック作動して、シートクッション3の回転姿勢をその倒し込んだ回転位置にロックできるようになっている。
そして、このシートクッション3の回転ロック状態は、シートバック2の背面部に設けられた操作レバー7を操作者Pが後方側に倒し込む操作を行うことによって解除される。ここで、操作レバー7は、その下端部が連結軸7aによってシートバック2の背面部に起倒回転可能にヒンジ連結されて設けられている。そして、この操作レバー7の倒し込み操作を行うことにより、シートクッション3は、シートバック2との間に掛着された図示しない附勢ばねの附勢力によって、リクライニング装置5の回転中心軸5aのまわりに後方側に起こし上げられて、シートバック2の前面部に畳み込まれた姿勢となって保持される。
ところで、上述したシート本体1は、シートバック2の両肩口に一体的に連結された左右一対のリンク部材6によって、車体天井Cに回転可能にリンク連結されている。これにより、シート本体1は、リンク部材6が車体天井Cとの連結点(連結軸6a)を中心に回転する運動に伴って、車体フロアF上の使用位置と車体天井C下の格納位置との間を移動できるようになっている。
ここで、シート本体1は、常時は、シートバック2の背面部に設けられたバックロック装置10を、車体側部Tに設置されたストライカS1に係合ロックさせることによって、車体フロアF上の使用位置に保持されている。ここで、図2に示されるように、バックロック装置10は、シートバック2の背面部の左右両側の縁部に配設されており、ストライカS1は、このバックロック装置10の配設位置に対応した車体側部Tの左右両側の位置に設けられている。ここで、バックロック装置10が本発明のロック装置に相当し、ストライカS1が本発明の係合部材に相当し、車体側部Tが本発明の支持体に相当する。
上述したバックロック装置10は、通常時は、シート本体1を車体フロアF上に落とし込む動作によってストライカS1と係合ロックすることのできるロック可能状態となっている。なお、このバックロック装置10とストライカS1との係合ロック状態は、前述した操作レバー7を後方側に倒し込む操作によって解除できるようになっている。そして、バックロック装置10とストライカS1との係合ロック状態が解除されることにより、シート本体1を車体フロアF上の使用位置から押し動かして車体天井C下の格納位置まで格納移動させることができる。
そして、このシート本体1の格納移動は、シートバック2の左右両側の下端部に設けられた天井ロック装置8が、車体天井C下に設置された対応するストライカS2にそれぞれ押し付けられて係合ロックすることにより、車体天井C下の格納位置に止められて保持される。ここで、天井ロック装置8は、常時は前述したバックロック装置10と同じように、シート本体1の格納移動によってストライカS2に押し付けられることでストライカS2に係合ロックすることのできるロック可能状態とされて保持されている。
なお、この天井ロック装置8とストライカS2との係合ロック状態も、操作レバー7を後方側に倒し込む操作によって、上述したリクライニング装置5やバックロック装置10と一緒になって解除操作されるようになっている。ここで、上述したシート本体1の格納移動は、操作レバー7の倒し込み操作がなされて行われるため、同操作によってシートクッション3がシートバック2の前面部に畳み込まれた状態で行われるようになっている。
次に、前述したバックロック装置10と車体側部Tに設けられたストライカS1との係合ロック構造について説明をする。ここで、図3〜図6には、バックロック装置10とストライカS1との係合ロック構造を車両上方側から見て表した模式図が示されている。なお、これらの図では、シート本体1を車体フロアF上の使用位置に戻し込んでいく移動方向が、図示右方側への移動方向として表されている。
ここで、図3に示されるように、ストライカS1は、車体側部Tから横向き(図示下向き)に突出して設けられており、バックロック装置10と係合ロックする前の常時は、車体側部Tに引き込まれた状態として、車体側部Tからの突出量が抑えられた状態に保持されている。このストライカS1は、門形状のフレーム部材として形成されており、常時はその門形の両脚部が車体側部Tとの間に掛着された引張ばねBaの附勢力によって車体側部Tに引き込まれた姿勢状態とされて保持されている。
そして、ストライカS1は、図4〜図6に示されるように、シート本体1を車体フロアF上の使用位置に戻し込む移動によって、バックロック装置10が接近移動してくることにより、このバックロック装置10に引掛けられて、引き出されながらバックロック装置10に係合ロックするようになっている。以下、バックロック装置10の構成について詳しく説明をする。すなわち、図3に示されるように、バックロック装置10は、シートバック2の骨格部に固定設置されたベース体11と、このベース体11に回転可能に軸支連結されたラッチ12及びポール13と、このラッチ12とポール13との間に掛着された引張ばね14と、解除ケーブル15と、によって構成されている。
このバックロック装置10は、ストライカS1がベース体11に形成された凹状の受入口11a内に押し込まれることによって、このストライカS1を受入口11aとの間でラッチ12によって挟み込んだ状態にしてロックする係合ロック構造となっている。ここで、受入口11aが本発明の凹部に相当する。詳しくは、ラッチ12は、支軸12eによってベース体11に回転可能に軸支連結されている。そして、ラッチ12は、常時はその掛部12cとポール13の掛部13cとの間に掛着された引張ばね14の附勢力を受けて、図示反時計回りに回転附勢されて、その外周部に突出形成された角部12dをポール13の外周面に突き当てた初期位置の姿勢状態に保持されている。
ここで、ラッチ12には、その初期位置の姿勢状態時に、ベース体11に形成された受入口11aの口内に張り出す上顎12aと、ラッチ12が初期位置から時計回りに回転した際に、受入口11aを塞ぐように移動する下顎12bと、が形成されている。ここで、下顎12bは、上顎12aとの間の開口を広げる形に大きく湾曲して形成されていると共に、先端が先細状に形成されており、上顎12aとの間の開口部の内周面が湾曲した傾斜面bcとなって形成されている。
ここで、下顎12bが本発明の案内体に相当する。この下顎12bは、その初期位置の姿勢状態時には、その先端部を、シート本体1の移動方向(図示右方向)に向けた状態として、ベース体11の受入口11aの口外に張り出させた姿勢状態に保持されている。これにより、下顎12bは、シート本体1の使用位置に向けての移動に伴って、前述した車体側部Tに引き込み姿勢となっているストライカS1の枠部分と車体側部Tとの間の僅かな隙間内に入り込んで、ストライカS1の枠部分に内側からすくい掛けられるようになっている。
そして、下顎12bがストライカS1に掛けられた状態から、シート本体1を使用位置に向けて更に進行移動させることにより、図4に示されるように、下顎12bがストライカS1によって押し返される力によってラッチ12が図示反時計回りに回転する。そして、このラッチ12に押圧されたポール13がベース体11に形成されたストッパ11bと当接することで、ラッチ12やポール13の回転運動が止められる。これにより、ストライカS1は、その後のシート本体1の更なる進行移動に伴って、ラッチ12の下顎12bの傾斜面bcによって移動案内されながら、車体側部Tから引き出されてベース体11の受入口11aの内部へと導かれていく(図5参照)。
次に、図3に戻って、ポール13は、支軸13eによってベース体11に回転可能に軸支連結されている。そして、ポール13は、常時は前述したラッチ12との間に掛着された引張ばね14の附勢力を受けて、図示時計回りに回転附勢された状態として、ラッチ12の角部12dに押し当てられた初期位置の姿勢状態に保持されている。このポール13には、ラッチ12が初期位置から時計回りに押し回された際に、その角部12dと係止し合う爪部13bが形成されている。
そして、ポール13には、図1において前述した操作レバー7に繋がれて操作レバー7の倒し込み操作によって牽引操作される解除ケーブル15が繋がれている。これにより、ポール13は、解除ケーブル15が牽引操作されることにより、引張ばね14の附勢に抗して図示反時計回りに回転操作されるようになっている。なお、解除ケーブル15には、その全長に遊びの長さが設定されており、図6において後述するように、ポール13が回転操作されたラッチ12に係合ロックする位置まで回転することにより、ポール13によって牽引操作されて緊張状態となるようになっている。
上記構成のバックロック装置10は、図5に示されるように、ストライカS1がベース体11の受入口11aの内部に向けて入り込んでくることにより、下顎12bがラッチ12によって時計回りに押し動かされるようになる。これにより、図6に示されるように、ラッチ12は、その時計回り方向への回転運動によって、引張ばね14の附勢力によってポール13を引き寄せて、その角部12dにポール13の爪部13bを引き入れて互いに係止し合った状態となる。
これにより、ラッチ12は、ベース体11に形成されたストッパ11cと当接する位置で、その時計回り方向への回転運動が規制されると共に、上述した角部12dとポール13の爪部13bとの係合によって、その反時計回り方向への回転運動も規制された状態となり、双方向の回転がロックされた状態となる。
そして、上述したラッチ12の時計回り方向への回転運動によって、下顎12bがストライカS1の背後に回り込むかたちで移動して、受入口11aを塞ぎ込む。これにより、ストライカS1が受入口11aの内部において、ラッチ12によって係合ロックされた状態として保持される。そして、このストライカS1の係合ロック状態は、操作レバー7の倒し込み操作によって解除ケーブル15が牽引操作されることにより解除される。具体的には、解除ケーブル15が牽引操作されると、ポール13が反時計回り方向に回転操作される。
これにより、ポール13の爪部13bとラッチ12の角部12dとの係合状態が外されて、ラッチ12が引張ばね14の附勢力によって反時計回り方向に回転する。これにより、ストライカS1がラッチ12の上顎12aによって押し出される格好で受入口11aから吐き出され、両者の係合ロック状態が解除される。そして、解除ケーブル15の牽引操作状態が解かれることにより、ポール13が再びラッチ12の角部12dに押し当てられた状態となり、バックロック装置10は再びストライカS1と係合ロックすることのできるロック可能状態に戻される。
このように、本実施例の車両用ロック構造によれば、車体側部Tに設けられたストライカS1は、バックロック装置10と係合ロックしていない時には、附勢によって車体側部Tに引き込まれた状態に保持される。そして、バックロック装置10をこのストライカS1に向けて接近移動させることにより、バックロック装置10に設けられたラッチ12の下顎12bがストライカS1に掛けられて、ストライカS1をベース体11の凹部内に向けて引き出す方向に移動させる。
そして、ストライカS1は、ベース体11の凹部内に受け入れられて、ラッチ12によって挟み込まれた状態にロックされることにより、バックロック装置10に係合ロックした状態として保持される。このように、バックロック装置10にストライカS1を附勢に抗して引き出し操作することのできる案内体(ラッチ12の下顎12b)を設けた簡素な構成によって、ストライカS1をバックロック装置10の接近・離間移動に伴ってロック可能に突出させたり引込んだりする機構を構成することができる。
また、ストライカS1を車体側部Tに引き込まれた姿勢から附勢に抗して引き出してベース体11の凹部内に移動案内する案内体をラッチ12の下顎12bとして形成したことにより、バックロック装置10の構成を合理化することができる。
また、シート本体1を車体フロアF上の使用位置から移動させることにより、ストライカS1は附勢によって車体側部Tに引き込まれた状態となる。したがって、シート本体1の格納時には、シート本体1の設置されていた車体フロアF上の使用位置スペースを広く確保することができるようになる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例について説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。すなわち、本発明が対象とする車両用ロック構造は、互いに係合ロック可能に構成されたロック装置と係合部材との組み合わせからなるロック構造であれば、上記実施例で示した用途以外にも、各種の形態で実施が可能である。
例えば、上記実施例では、本発明のロック構造が、シート本体を車体フロア上の使用位置に係合ロックさせるための用途に使われたものを示したが、シート本体1を車体天井下に持ち上げて格納ロックさせるために用いたり、車体フロアFに凹み形成した凹部内に格納ロックさせるために用いたり、シート本体1を車体フロアF上から車両側方や前後方向に跳ね上げた位置に格納ロックするために用いたりすることもできる。
また、上記実施例では、本発明の案内体に相当する構成がバックロック装置のラッチの下顎として形成されたものを示したが、案内体は、ラッチとは別体の部品として、例えばベース体に回転可能に設けられていてもよい。また、係合部材(ストライカ)が、支持体(車体側部)に対して直線運動によって出没するタイプの構成を示したが、係合部材は回転運動によって出没運動する構成となっていてもよい。
実施例1の車両用ロック構造の概略構成を表した側面図である。 シート本体を格納したり使用位置に戻したりする操作状態を表した側面図である。 ラッチの先端部がストライカに掛け入れられた状態を表した模式図である。 ラッチの傾斜形状に案内されてストライカが引き出された状態を表した模式図である。 ストライカが更に引き出し操作された状態を表した模式図である。 ストライカがロック装置に係合ロックした状態を表した模式図である。
符号の説明
1 シート本体
2 シートバック
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
5 リクライニング装置
5a 中心軸
6 リンク部材
6a 連結軸
7 操作レバー
7a 連結軸
8 天井ロック装置
10 バックロック装置(ロック装置)
11 ベース体
11a 受入口(凹部)
11b ストッパ
11c ストッパ
12 ラッチ
12a 上顎
12b 下顎(案内体)
bc 傾斜面
12c 掛部
12d 角部
12e 支軸
13 ポール
13b 爪部
13c 掛部
13e 支軸
14 引張ばね
15 解除ケーブル
F 車体フロア
T 車体側部(支持体)
C 車体天井
S1 ストライカ(係合部材)
Ba 引張ばね
S2 ストライカ
P 操作者

Claims (3)

  1. 互いに係合ロック可能に構成されたロック装置と係合部材との組み合わせからなる車両用ロック構造であって、
    前記係合部材は、常時はその設置された支持体に附勢によって引き込まれた状態に保持されており、
    前記ロック装置は、前記係合部材を受け入れ可能な凹部を有するベース体と、該ベース体に回転可能に軸支されて該ベース体の凹部との間で前記係合部材を挟み込んだロック状態を形成可能なラッチと、該ラッチの回転運動を前記係合部材のロック位置でロックすることのできるポールと、を有し、
    更に、前記ロック装置には、該ロック装置を係合部材に接近させる移動によって該係合部材に掛けられて該係合部材を前記支持体に引き込まれた姿勢から附勢に抗して引き出して前記ベース体の凹部内に移動案内する案内体が設けられており、
    前記ロック装置は車両用シートのシート本体に配設されており、前記係合部材は前記支持体となる車体側構造体に設けられており、該係合部材は前記シート本体を車体フロア上の使用位置に移動させる動作によって引き出されて前記ロック装置と係合ロックするが、該係合ロック状態を解除して前記シート本体を車体フロア上の使用位置から移動させる動作によって附勢によって車体側構造体に引き込まれる構成であることを特徴とする車両用ロック構造。
  2. 請求項1に記載の車両用ロック構造であって、
    前記ロック装置に設けられる案内体は前記ラッチに形成されており、前記ロック装置が前記係合部材に接近する移動によって前記係合部材が前記案内体に移動案内されて前記ベース体の凹部内に向けて移動することにより、前記ラッチが押し回されて前記係合部材を前記ベース体の凹部との間で挟み込んだロック状態となって前記ポールによって回転ロックされる構成であることを特徴とする車両用ロック構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用ロック構造であって、
    前記案内体は前記ロック装置が前記係合部材に接近する移動によって該係合部材と前記支持体との間の隙間内に入り込んで該係合部材をその隙間内に入り込んだ傾斜面によって前記ベース体の凹部内に向けて移動案内する先細形状に形成されていることを特徴とする車両用ロック構造。
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