JPH0710948Y2 - 自動車の折り畳み式シート - Google Patents

自動車の折り畳み式シート

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JPH0710948Y2
JPH0710948Y2 JP12907689U JP12907689U JPH0710948Y2 JP H0710948 Y2 JPH0710948 Y2 JP H0710948Y2 JP 12907689 U JP12907689 U JP 12907689U JP 12907689 U JP12907689 U JP 12907689U JP H0710948 Y2 JPH0710948 Y2 JP H0710948Y2
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JP
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seat
seat back
seat cushion
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lock plate
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JP12907689U
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JPH0371939U (ja
Inventor
正実 長沢
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日野自動車工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ほぼ水平な使用位置から、前部側を中心とし
て後部側が持ち上がり、ほぼ垂直に立上った格納位置へ
回動可能なシートクッションと、ほぼ垂直に立上った使
用位置から、前記シートクッションを格納位置にもたら
したときにできる空間に前倒れ状態で納められる格納位
置へ回動可能なシートバックと、格納位置に納められた
シートクッションとシートバックを互いに連結するロッ
ク装置とを具備する自動車の折り畳み式シートに関す
る。
〔従来の技術〕 自動車の車室内に配置される上記形式のシートは従来よ
り周知である(例えば実開昭61-101041号公報参照)。
このシートによれば、シートバックを前倒れ状態の格納
位置に納め、その上に荷物を積載できるため、車室内の
空間を有効に利用することができる。
またシートクッションとシートバックを格納位置にもた
らしたとき、両者をロック装置によって連結し、自動車
走行時のシートのガタ付きを防止することができる。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが従来のロック装置は、格納位置に納められたシ
ートバックの背面から上方に大きく突出しているため、
その見栄えが悪いだけでなく、荷物の積載空間が狭めら
れる欠点も免れなかった。
本考案の目的は、上記従来の欠点を簡単な構成によって
除去した自動車の折り畳み式シートを提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、上記目的を達成するため、冒頭に記載した折
り畳み式シートにおいて、ロック装置が、シートクッシ
ョンの底部に固定されたストライカと、シートバックの
背面とその上に装着された装飾シートとの間に配置され
たロックプレートとを有し、該ロックプレートは、シー
トクッションとシートバックを格納位置に納めた状態
で、前記ストライカに接近する方向に移動可能に、かつ
該ストライカに係合する方向に回動可能にシートバック
に支持されていることを特徴とする折り畳み式シートを
提案する。
〔実施例〕
以下、本考案の詳細を図示した実施例に基づいて説明す
る。
第1図は自動車の車室内に配置された折り畳み式シート
1の一例を示す斜視図であり、第2図はその側面図であ
る。シート1は着座者の尻部を支えるシートクッション
2と、背部を支えるシートバック3とを有しており、第
1図及び第2図は、シートクッション2がほぼ水平な使
用位置を占め、シートバック3もほぼ垂直に立上った使
用位置を、占めたときの状態を示している。
シートクッション2は、その前部側に位置する枢ピン30
(第2図)を中心として後部側が持ち上がり、第3図に
示したほぼ垂直に立ち上がった格納位置に回動できるよ
うに車体のフロアパネル7に枢支されている。このよう
に、シートクッション2は第2図に示したほぼ水平な使
用位置と第3図に示した格納位置との間を回動可能であ
る。
一方、シートバック3も第1図及び第2図に示したほぼ
垂直な使用位置と、第3図に示したほぼ水平な格納位置
との間を枢ピン31(第2図)を中心として回動可能にフ
ロアパネル7に枢支されている。
シートバック3を格納位置にもたらすには、先ず第2図
に示した使用位置にあるシートクッション2を矢印A方
向に回動させてこれを格納位置に起立させ、次いでシー
トバック3を矢印B方向に回動させ、第3図に示したよ
うに前倒れ状態で格納位置に納める。このときシートバ
ック3はシートクッション2を格納位置にもたらすこと
により形成された空間に位置する。
上述のようにシートクッション2とシートバック3を格
納することにより、第3図に示す如くシートバック3の
上方に広い空間を確保でき、ここに荷物等を積載するこ
とができる。
シートバック3の背面には装飾シート、図の例ではカー
ペット15が取付けられ、このカーペット15はシートバッ
ク3の背面からその後方のフロアパネル7にまで延びて
いる。
シートクッション2とシートバック3を第3図に示した
格納位置に納めたとき、両者は以下に説明するロック装
置40によって互いに連結され、自動車の走行時にシート
クッション2とシートバック3が振動によってガタ付く
ことが防止される。
第4図は図を判り易くするためカーペット15を鎖線で表
わした、第3図の部分拡大断面図であり、第5図も同様
にカーペット15を鎖線で示した、第4図からの作用図で
ある。
第3図及び第4図に示すようにシートクッション2が格
納されているとき、その底部41は後方を向いて立上って
おり、この底部41にストライカ42が固定されている。図
の例では底部41にボード43が固着され、このボード43の
切欠44中にストライカ42が位置し、該ストライカ42はシ
ートクッションフレーム(図示せず)に固着されてい
る。
一方、シートバック3の背面45とカーペット15との間に
は、背面45と平行に位置するロックプレート46が設けら
れ、このプレート46の基端側には前後方向に延びる長孔
47が穿設されている。この長孔47には、図示していない
シートバックフレームに基端側を固着された枢ピン48が
突入し、該枢ピン48にはその自由端側に長孔47の幅より
も大径な頭部49が形成されている。これによりロックプ
レート46が枢ピン48から外れることが阻止される。枢ピ
ン48もカーペット15の内側に位置し、外部から覆い隠さ
れている。
ロックプレート46の自由端側には曲折されたフック部50
が形成され、さらにロックプレート46の適所につまみ51
が突設されていて、このつまみ51はカーペット15に形成
されたガイド孔52を貫通して延びている。このガイド孔
52は、第6図に示すようにシート1の前後方向に延びる
第1ガイド部52aと、シート1のほぼ横方向に延びる第
2ガイド部52bとから成る。またガイド孔52の縁には第
6図に示す如く金属や硬質合成樹脂により成る補強部材
53が嵌着固定されている。
また、第4図に示すようにロックプレート46とシートバ
ック3の背面45には引張ばね54の各端部が係止され、こ
のばね54はロックプレート46を第4図における時計方向
に付勢すると共に、該プレート46を後方側ガイド孔、す
なわちつまみ51がガイド孔52の第1ガイド部52aに位置
するように引張っている。引張ばね54も外部から見えな
いようにカーペット15の裏側に隠されている。
シートバック3とシートクッション2がロック装置40に
よって連結されていない通常時には、ロックプレート46
は引張ばね54によって後方側に引かれ、そのつまみ51が
第1ガイド部52aに位置している。従って、ロックプレ
ート46はばね54による時計方向への付勢力を受けてはい
るが、回動せずに第3図及び第4図に示した位置に停止
している。このときロックプレート46はその全体がカー
ペット15によって覆われている。すなわちプレート46
も、ばね54も、枢ピン48もカーペット15で覆われ、つま
み51の一部がカーペット15の表面よりもわずかに突出し
ているだけである。このため、シートバック3を第3図
のように格納しその上に荷物を積載するとき、ロック装
置が邪魔となることはなく、しかもこのロック装置40に
よって美観が損われることもない。勿論、シートバック
3を第2図に示した使用位置にもたらしたときも、上記
各要素がカーペット15によって覆われているので、その
美観を高めることができる。
シートクッション2とシートバック3を第3図及び第4
図のように格納位置に納めた状態で、つまみ51を前方
(矢印X方向)に引くと、つまみ51が第1ガイド部52a
にガイドされ、かつ長孔47が枢ピン48に対してスライド
し、ロックプレート46はストライカ42に接近する方向に
移動する。そしてつまみ51が第1ガイド部52aと第2ガ
イド部52bの中間部52c(第6図)に至ると、ロックプレ
ート先端のフック部50が第5図に破線で示すようにシー
トバック3の背面45とカーペット15の間から突出する。
このとき引張ばね54の作用で、ロックプレート46は枢ピ
ン48のまわりを時計方向(矢印Y方向)に回動し、その
フック部50が第5図に実線で示すようにストライカ42に
係合する。
上述のようにしてシートバック3とシートクッション2
が一体的に連結され、自動車の走行時にもこれらがガタ
付く恐れを阻止できる。またこのロック状態時にも、ロ
ック装置40の各要素が荷物積載領域に大きく突出するよ
うなことはなく、これらが荷物の邪魔となることはな
い。しかも外観が阻害される恐れもない。
前述した操作と逆の操作によって、ロックプレート46を
ストライカ42から外し、ロックを解除することによって
シートバック3とシートクッション2を第1図及び第2
図に示した使用位置に戻すことができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ロック装置のロックプレートがシート
バック背面と、これに装着された装飾シートの間に配置
されているため、ロック装置が積載荷物の邪魔となった
り、美観を害するような不具合も阻止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は折り畳み式シートを斜め後方より見たときの斜
視図、第2図はその側面図、第3図はシートクッション
とシートバックを格納したときの斜視図、第4図はカー
ペットを鎖線で表わした、第3図の部分拡大図、第5図
はロック装置によってシートクッションとシートバック
をロックさせたときの、第4図と同様な斜視図、第6図
はガイド孔とつまみの関係を明らかにした平面図、第7
図は第6図のVII−VII線断面図である。 1…折り畳み式シート 2…シートクッション 3…シートバック、40…ロック装置 41…シートクッションの底部 42…ストライカ 45…シートバックの背面 46…ロックプレート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ほぼ水平な使用位置から、前部側を中心と
    して後部側が持ち上がり、ほぼ垂直に立上った格納位置
    へ回動可能なシートクッションと、ほぼ垂直に立上った
    使用位置から、前記シートクッションを格納位置にもた
    らしたときにできる空間に前倒れ状態で納められる格納
    位置へ回動可能なシートバックと、格納位置に納められ
    たシートクッションとシートバックを互いに連結するロ
    ック装置とを具備する自動車の折り畳み式シートにおい
    て、 前記ロック装置が、シートクッションの底部に固定され
    たストライカと、シートバックの背面とその上に装着さ
    れた装飾シートとの間に配置されたロックプレートとを
    有し、該ロックプレートは、シートクッションとシート
    バックを格納位置に納めた状態で、前記ストライカに接
    近する方向に移動可能に、かつ該ストライカに係合する
    方向に回動可能にシートバックに支持されていることを
    特徴とする折り畳み式シート。
JP12907689U 1989-11-06 1989-11-06 自動車の折り畳み式シート Expired - Lifetime JPH0710948Y2 (ja)

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JP12907689U JPH0710948Y2 (ja) 1989-11-06 1989-11-06 自動車の折り畳み式シート

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JPH0710948Y2 true JPH0710948Y2 (ja) 1995-03-15

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006314646A (ja) * 2005-05-13 2006-11-24 Katsunobu Ito 着座装置

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JP5928821B2 (ja) * 2012-12-27 2016-06-01 トヨタ紡織株式会社 車両用排気構造

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