JP2000106724A - ワイヤの固定構造 - Google Patents

ワイヤの固定構造

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JP2000106724A
JP2000106724A JP10285721A JP28572198A JP2000106724A JP 2000106724 A JP2000106724 A JP 2000106724A JP 10285721 A JP10285721 A JP 10285721A JP 28572198 A JP28572198 A JP 28572198A JP 2000106724 A JP2000106724 A JP 2000106724A
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inner wire
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lever
sensing
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JP10285721A
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Yoshio Ishitobi
芳夫 石飛
Yuzuru Tsukahara
譲 塚原
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アウタ内にインナーワイヤが収容されたワイ
ヤを操作抵抗を少なく支持する構造を提供することを課
題とする。 【解決手段】 操作レバー50の操作に起因して揺動せ
しめられるインナーワイヤ73aがアウタ73b内に収
容されたワイヤ73のアウタ受け30をインナーワイヤ
73aの揺動方向に揺動自在に支持した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はアウタ内にインナー
ワイヤが収容されたワイヤの固定方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来固定
されたアウタ内にインナーワイヤが収容されたワイヤに
おいて、アウタから突出するインナーワイヤがレバー等
の操作に起因して揺動させられ、このインナーワイヤの
揺動状態のままインナーワイヤが操作される構造の場
合、このワイヤは操作時にアウタとインナーワイヤが一
直線上に配置されず、この結果インナーワイヤの操作抵
抗が比較的大きくなり、ワイヤの操作がスムーズに行わ
れないことがあるという欠点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明のワイヤの固定構造は、アウタ73b内にイ
ンナーワイヤ73aが収容されたワイヤ73における上
記インナーワイヤ73aが操作レバー50の操作に起因
して揺動せしめられるものにおいて、上記アウタ73b
を固定するアウタ受け30をインナーワイヤ73aの揺
動方向に揺動自在に支持したことを第1の特徴としてい
る。
【0004】またアウタ受け30を操作レバー50側に
揺動自在に支持したことを第2の特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】次に図面に基づき本発明の実施の
形態を説明する。図1は、本発明を適用した乗用田植機
の全体側面図であり、乗用田植機1は、前輪2及び後輪
3により支持された走行機体5の後方に移植作業機10
(以降作業機10とする)が連結された構造となってお
り、該走行機体5にはその前方部分にエンジン6が搭載
されているとともに、前後輪2,3の略中間位置にシー
ト7を有する運転席9が配設されている。
【0006】そして上記作業機10は、多数の植付杆1
1,接地フロート14,マット苗を載置する苗載せ台1
2等が備えられており、アッパリンク8aとロアリンク
8b等からなる昇降リンク機構8により走行機体5側に
昇降自在に、且つ昇降リンク機構8の後端部のリンク支
え枠55(図2参照)に設置されたローリング軸(図示
せず)によりローリング自在に支持されている。
【0007】このとき図2に示されるように上記接地フ
ロート14の前部には連結ピン62aを介して感知プレ
ート62が回動自在に枢支・連結されており、該接地フ
ロート14は後述するように該感知プレート62が揺動
アーム75を介して作業機10側に連結され、且つ後部
が伝動ケースの下部側に回動可能に軸着されることで作
業機10の下部に上下昇降自在に取り付け支持されてい
る。
【0008】一方前記走行機体5の前部に設けられたミ
ッションケース16と前記昇降リンク機構8との間に
は、伸縮により上記昇降リンク機構8を作動(昇降)せ
しめる油圧シリンダ19が設けられているが、運転席9
の下方には上記油圧シリンダ19の伸縮を制御するロー
タリスプールバルブからなる油圧制御バルブ35が油圧
シリンダ19に接続されて配設されており、上記油圧シ
リンダ19はこの油圧制御バルブ35により作動せしめ
られるように構成されている。
【0009】そして図2〜図4に示されるように油圧制
御バルブ35のスプールと一体の軸35aに作動用のア
ーム37が取り付けられているとともに、該アーム37
が後述する構成の感知リンク機構15を介して前記接地
フロート14側に連結されており、これにより接地フロ
ート14に作用する圃場の土圧の変動に基づく接地フロ
ート14の上下昇降により感知リンク機構15を介して
アーム37が操作されて油圧制御バルブ35が自動的に
制御され、前記作業機10が油圧シリンダ19により自
動昇降制御(油圧感知制御)される構造となっている。
【0010】なお接地フロート14(感知プレート6
2)を支持する前述の揺動アーム75は、二又状のアー
ム75a,75bから成り、中央部分が機体左右側のロ
アリンク8b,8bを連結している連結軸21に装着さ
れた連結プレート23に回動支点60を中心として回動
自在に軸支されて作業機10(昇降リンク機構8)側に
取り付けられている。
【0011】そして揺動アーム75における一方のアー
ム75aがピン72を介して上記感知プレート62に穿
設された長孔62bに連結されているとともに、ピン7
2と連結ピン62aとの問にはスプリング76が張設さ
れており、該スプリング76を介して揺動アーム75と
感知プレート62とが連結されているとともに、さらに
他方のアーム75bが前記感知リンク機構15を構成す
る感知ロッド39に連結されており、以上のように接地
フロート14の前部が作業機10側に連結されている。
【0012】なお感知プレート62の上端部分にはフロ
ートワイヤ71(アウタ)が固定されているとともに、
該フロートワイヤ71のインナーワイヤ71aが前述の
ピン72に固定されており、これによりスプリング76
がインナーワイヤ71aを張り、前記ピン72と連結ピ
ン62aとの問の長さからなる感知プレート62の作用
長を位置決め設定せしめるが、さらにフロートワイヤ7
1(インナーワイヤ71a)の操作により接地フロート
14の前部が強制的に上下位置変更され、接地フロート
14の滑走姿勢が変更されるように構成されている。
【0013】次に前記感知リンク機構15の構造につい
て説明する。該感知リンク機構15は前述の感知ロッド
39,連牽リンク42,感知ロッド39と連牽リンク4
2とを連結せしめるリンク比調整部20等により構成さ
れており、前記のようにアーム75bと感知ロッド39
とが連結されているとともに、連牽リンク42の他端側
がアーム37に連結されて、接地フロート14側と油圧
制御バルブ35(アーム37)側とを連結せしめてい
る。
【0014】なお連牽リンク42とアーム37とは連牽
リンク42に突設されたピン43を介して連結されてお
り、また感知ロッド39とアーム75bとは、感知ロッ
ド39を構成するロッド部材の後部に取り付けられたリ
ンク金具40を介して連結されているが、更に詳細には
リンク金具40に形成された長孔40bにアーム75b
の先端に固着されたピン32が嵌入せしめられ、且つピ
ン32とリンク金具40に突設されたピン40aとの問
にスプリング41が張設されて、付勢的に連結された構
造となっている。
【0015】さらに前記リンク比調整部20は、基端側
が枢支連結部17によりロアリンク8bに回動可能に軸
着されたアーム状の変換レバー22により構成されてお
り、該変換レバー22の揺動側先端に感知ロッド39
(ロッド部材)の前部に取り付けられたピン継手部38
がピン27を介して回動可能に軸着されているととも
に、長手方向に沿って複数個形成せしめられた穴22a
のいずれか1つにピン46を介して前記連牽リンク42
の一端が回動自在に取り付けられた構造となっている。
【0016】一方前述の運転席9内には上記油圧制御バ
ルブ35の作動感度を調節せしめる感度調節レバー50
が揺動操作自在に設けられており、該感度調節レバー5
0の揺動により以下に示すように油圧制御バルブ35の
感度を調節せしめることができるように構成されてい
る。
【0017】上記感度調節レバー50は図5に示される
ように開口した下端部が回動自在に軸支された略コの字
状のブラケット50aの上端に略L字状のレバーアーム
50bが固定された構造となっており、上記レバーアー
ム50bの屈曲部分に設けられたピン50cを介してワ
イヤ24(アウタが走行機体5側に固定されている)の
インナーワイヤ24aが固定されている。そして該イン
ナーワイヤ24aの他端と、前記連牽リンク42の中間
部に突設されたピン44との間には戻しスプリング45
が張設されている。
【0018】以上に示される構造により上記乗用田植機
1による植付け作業中に圃場の条件等により接地フロー
ト14の姿勢が乱れた場合、例えば作業機10が田面に
対して上昇して接地フロート14に作用する土圧が減少
すると、接地フロート14の前方が下がり、この動きが
感知プレート62及び長孔62bの所定位置に位置決め
されているピン72を介して揺動アーム75aに図2に
おける反時計方向の回転として伝えられ、更に回動支点
60を介して揺動アーム75bも同方向に回転して感知
ロッド39を図2における左方向に押圧する。
【0019】これにより枢支連結部17を中心として変
換レバー22が上記反時計方向に回転させられるが、枢
支連結部17を中心とする感知ロッド39の反時計方向
への回動量と連牽リンク42の同方向への回動量との比
がR/rとなるため、感知ロッド39の回動量がr/R
倍されて、連牽リンク42に図面左方向への移動量とし
て伝達される。
【0020】そしてこの連牽リンク42の図面左方向へ
の移動がピン43を介してアーム37に伝達され、油圧
制御バルブ35の作動軸35aが図2に示される時計方
向に回転せしめられ、油圧制御バルブ35が、油圧シリ
ンダ19内の油を排出するように切換えられ、該シリン
グ装置19が収縮して作業機10が下降せしめられ、接
地フロート14の姿勢が適正に補正される。
【0021】また作業機10が下降して接地フロート1
4に作用する土圧が増大した場合は、接地フロート14
の前方が持上り、該動きは感知プレート62、揺動アー
ム75a,75b、及び感知ロッド39を介して、変換
レバー22を枢支連結部17を中心として図2における
時計方向に回動せしめ、この変換レバー22の回動によ
り、連牽リンク42を図2における右方向に移動せしめ
る。
【0022】これにより連牽リンク42の作動がピン4
3を介してアーム37に伝達され、油圧制御バルブ35
の作動軸35aが図2における反時計方向に回転せしめ
られ、油圧制御バルブ35が油圧シリンダ19に圧油を
圧送するように切換えられ、該油圧シリンダ19のロッ
ドを伸張して作業機10を適正位置まで上昇させ、接地
フロート14の姿勢が適正に補正され、すなわち以上の
ように作業機10の昇降が自動制御される。
【0023】ただし戻しスプリング45の付勢力により
接地フロート14は前記連牽リンク42等(感知リンク
機構15)を介しては常時下げ方向に付勢せしめられて
おり、油圧制御バルブ35は接地フロート14側に上記
付勢力を越える力が作用するとアーム37が揺動され油
圧制御バルブ35が作動せしめられ、作業機10の昇降
制御が行われる。
【0024】そして上記戻しスプリング45の付勢力は
上記構造により感度調節レバー50の揺動により変更さ
れるため、感度調節レバー50の揺動操作により油圧制
御バルブ35を作動せしめる付勢力(油圧制御バルブ3
5の作動荷重)、すなわち接地フロート14の感知感度
(感知荷重)が変更される。
【0025】なおピン46は、リンク比調整部20の穴
22aに対して抜き差しにより自由にその差し込み位置
を変えることが可能であり、これにより変換レバー22
の枢支連結部17と先端のピン27との距離Rと前記枢
支連結部17とピン46との距離rとの比を変更するこ
とが可能となっている。
【0026】これにより変換レバー22と連牽リンク4
2との連結点の変更(R:rを変更)を行うことで、感
知ロッド39に加わる荷重(接地フロート14の感知荷
重)と連牽リンク42に伝達される荷重との比が、r/
Rとなり、戻しスプリング45の付勢力をPとした場
合、感知ロッド39にはP・r/Rの荷重が伝達され、
この荷重(P・r/R)に比例した荷重が接地フロート
14の下げ方向に作用する。すなわちリンク比調整部2
0によりリンク比を変える(R:rを変更)ことでも、
接地フロート感知感度を変更することができるように構
成されている。
【0027】またR:rの変更により枢支連結部17を
中心とする感知ロッド39の回動量(接地フロート14
の上下移動量)と連牽リンク42の回動量の比も変更さ
れるが、感知ロッド39の回動量(接地フロート14の
上下移動量)と連牽リンク42の回動量との比はR/r
となり、感知ロッド39の回動量はr/R倍されて連牽
リンク42に伝達され、この所定比率に変更された変更
後の移動量により前記油圧制御バルブ35が制御される
ため、接地フロート14の昇降量に対する油圧制御バル
ブ35の作動量を調節することもできるように構成され
ている。
【0028】一方感度調節レバー50におけるレバーア
ーム50bは、上記感知感度を調節設定すべく感度調節
レバー50を揺動せしめることでブラケットの回動軸心
cを中心に揺動するが、このレバーアーム50bの基端
部分にはL型プレート状のアウタ固定部材30が回動
(揺動)自在に支持されており、該アウタ固定部材30
にコントロールワイヤ73におけるアウタ73bが固定
されている。なお該コントロールワイヤ73はエンジン
6の回転数(機体の走行速度)を調整すべく運転席9側
に設けられたエンジンコントロールレバー74側にイン
ナーワイヤ73aの一端が連結されている。
【0029】そして該インナーワイヤ73aの他端(ア
ウタ固定部材30側の端部)が図6に示される略コの字
状の連結板25a等からなる連結部材25の開放端にピ
ン25bを介して軸支されているとともに、上記連結部
材25における開放端の反対側に前述のフロートワイヤ
71におけるインナーワイヤ71aの他端が取り付けら
れており、さらに連結部材25(連結板25a)の側面
には両ワイヤ71,73の作動方向に長尺な長孔25c
が形成せしめられていると共に、該長孔25c内に前述
のレバーアーム50bの基端部Eがスライド自在に挿入
されている。
【0030】これによりエンジンコントロールレバー7
4を揺動操作すると、コントロールワイヤ73(インナ
ーワイヤ73a)が操作され連結部材25がレバーアー
ム50bをガイドに上記長孔25cの範囲内でスライド
移動してフロートワイヤ71(インナーワイヤ71a)
が直接操作され前述のように接地フロート14の滑走姿
勢が変更せしめられる。すなわちエンジンコントロール
レバー74によりエンジン6の回転数の調整と同時に接
地フロート14の滑走姿勢変更が行われ、接地フロート
14の滑走姿勢変更により接地フロート14における圃
場からの土圧を感知するポイント(感知ポイント)が変
更される。
【0031】また感度調節レバー50を揺動操作する
と、レバーアーム50bが揺動移動され、アウタ固定部
材30が移動するため、連結部材25がこの移動に伴い
移動して、フロートワイヤ71(インナーワイヤ71
a)が操作される。すなわち感度調節レバー50の揺動
操作により両ワイヤ71,73の操作方向に連結部材2
5がスライドせしめられ、接地フロート14の感知感度
調整と同時に接地フロート14の滑走姿勢(感知ポイン
ト)の変更が行われる。
【0032】そしてこのとき連結部材25とレバーアー
ム50b(基端部分E)とは連結部材25の長孔25c
を介して連結されているため、感度調節レバー50が所
定のポジションに位置している(接地フロート14の感
知感度が所定値に設定されている)際に、エンジンコン
トロールレバー74を操作すると、上記長孔25cの範
囲でコントロールワイヤ73によりフロートワイヤ71
が操作され、感度調節レバー50により設定された接地
フロート14の感知感度を保ったまま、エンジン6の回
転数の変化に応じた感度(感知ポイント)に接地フロー
ト14の姿勢が設定される。
【0033】これにより例えば比較的軟らかい田面にお
いては接地フロート14の感知感度を上げることにより
良好に作業機10の昇降制御を行うことができるため、
感度調節レバー50を所定のポジション(所定の感度)
から感度を上げる方向に揺動せしめることで適切な作業
機10の昇降制御を行うことができるが、同時に接地フ
ロート14の感知ポイントも調節され(接地フロート1
4の感知ポイントが早くなり)、より適切な作業機10
の昇降制御が行われる。
【0034】また逆に例えば比較的硬い田面においては
接地フロート14の感知感度を下げることにより良好に
作業機10の昇降制御を行うことができるため、感度調
節レバー50を所定のポジション(所定の感度)から感
度を下げる方向に揺動せしめることで適切な作業機10
の昇降制御を行うことができるが、上記同様同時に接地
フロート14の感知ポイントも調節され(接地フロート
14の感知ポイントが遅くなり)、より適切な作業機1
0の昇降制御が行われる。
【0035】そして更に上記状態からエンジンコントロ
ールレバー74によりエンジン6の回転数(機体の走行
速度)を変更せしめると、これに連動して接地フロート
14の感知ポイントが変更され(増速せしめると感知ポ
イントが遅れ、減速せしめると感知ポイントが早くな
る)、より圃場条件及び機体の走行条件に対応した良好
な作業機10の昇降制御が行われる。なお上記長孔25
cはエンジンコントロールレバー74のフルストローク
に対応している。
【0036】このときコントロールワイヤ73の操作に
より連結部材25を介してフロートワイヤ71が直接操
作されるため、よりシンプルな構造で上記作業機10の
昇降制御の適正化処理が行われるとともに、フロートワ
イヤ71の操作がより安定して行われ、また連結部材2
5(長孔25c)を介して感度調節レバー50側とエン
ジンコントロールレバー74側が連結されるため、この
連結構造もよりシンプルとなる。
【0037】なお感度調節レバー50の揺動により連結
部材25が移動せしめられる場合、レバーアーム50b
に連結されたアウタ固定部材30及び連結部材25がレ
バーアーム50bの揺動軌跡に沿って移動せしめられ、
これ(感度調節レバー50の揺動)に起因してコントロ
ールワイヤ73においてはインナーワイヤ73aが揺動
せしめられる。
【0038】しかしアウタ固定部材30はレバーアーム
50bに対して揺動自在に支持されているため、アウタ
固定部材30が揺動し、コントロールワイヤ73の操作
時(エンジンコントロールレバー74の揺動操作時)に
インナーワイヤ73aとアウタ73bがほぼ一直線上に
位置して、フロートワイヤ71(インナーワイヤ71
a)に対して略一直線上に位置するコントロールワイヤ
73(インナーワイヤ73a)がフロートワイヤ71の
姿勢にあわせてフロートワイヤ71をほぼ一直線上に操
作する。
【0039】つまりインナーワイヤ73aとアウタ73
bがほぼ一直線上に位置することでコントロールワイヤ
73の操作荷重が必要以上に大きくならないため、フロ
ートワイヤ71(エンジンコントロールレバー74)の
操作荷重も必要以上に大きくなることが無く、フロート
ワイヤ71はコントロールワイヤ73のインナーワイヤ
73aにより円滑に操作されるが、本実施形態の場合特
にアウタ固定部材30がレバーアーム50bに支持され
ているため、アウタの受け部分の構造がシンプルになる
とともに、より小さなサイズで構成することができる。
【0040】なお前記接地フロート14の上下移動量を
一定とした場合、リンク比調整部20を調整することに
より、油圧制御バルブ35には接地フロート14の上下
移動量に対してR:rの比に応じて移動量が伝達され、
これにより接地フロート14の所定量の上下移動に対す
る油圧制御バルブ35の変位量が設定され、接地フロー
ト14の作動不感帯域が変更される。
【0041】これにより軟らかい田面では作動不惑帯域
を大きくして、田面のわずかな凹凸には反応することな
く油圧制御バルブ35のハンチングが防止されると共
に、硬い田面では作動不感帯域を小さくして、接地フロ
ート14の接地圧を大きくし、該接地圧により小さな凹
凸を接地フロート14の接地圧でならすことが可能とな
っている。
【0042】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の構造に
よれば、インナーワイヤは操作レバーの操作に起因して
揺動させられるが、アウタ受けがインナーワイヤの揺動
方向に揺動自在に支持されているため、インナーワイヤ
の操作時にインナーワイヤとアウタ受けがほぼ一直線上
に位置し、インナーワイヤの操作抵抗が減少し、円滑に
操作されるという効果があり、特にアウタ受けを操作レ
バーに取り付けることでアウタ受けの構造がシンプルに
なるとともにサイズがより小さくなるという利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用田植機の全体側面図である。
【図2】昇降制御装置の要部側面図である。
【図3】感度調節レバー部分の要部側面図である。
【図4】感度調節レバー部分の要部平面図である。
【図5】(a),(b)は感度調節レバーの側面図及び
正面図を示す。
【図6】連結部材部分の正面図を示す。
【符号の説明】
30 アウタ固定部材(アウタ受け) 50 感度調節レバー(操作レバー) 73 コントロールワイヤ(ワイヤ) 73a インナーワイヤ 73b アウタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B062 AA02 AB01 BA20 BA62 3J032 AB01 AB18 BC02 3J070 AA03 CC23 DA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アウタ(73b)内にインナーワイヤ
    (73a)が収容されたワイヤ(73)における上記イ
    ンナーワイヤ(73a)が操作レバー(50)の操作に
    起因して揺動せしめられるものにおいて、上記アウタ
    (73b)を固定するアウタ受け(30)をインナーワ
    イヤ(73a)の揺動方向に揺動自在に支持したワイヤ
    の固定構造。
  2. 【請求項2】 アウタ受け(30)を操作レバー(5
    0)側に揺動自在に支持した請求項1のワイヤの固定構
    造。
JP10285721A 1998-10-07 1998-10-07 ワイヤの固定構造 Pending JP2000106724A (ja)

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