JPH0437379Y2 - - Google Patents

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JPH0437379Y2
JPH0437379Y2 JP1985056384U JP5638485U JPH0437379Y2 JP H0437379 Y2 JPH0437379 Y2 JP H0437379Y2 JP 1985056384 U JP1985056384 U JP 1985056384U JP 5638485 U JP5638485 U JP 5638485U JP H0437379 Y2 JPH0437379 Y2 JP H0437379Y2
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arm
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、機体に対して推進車輪を駆動装置に
よつて昇降自在に枢支するとともに、前記駆動装
置とセンサフロートとを連動機構に介して連結
し、前記センサフロートの上下作動によつてフロ
ート移動方向と逆方向に前記推進車輪を上下動す
るように構成してある歩行型水田作業機に関す
る。
〔従来の技術〕
この種の歩行型水田作業機において、従来は、
実開昭60−44519号公報の第3図で示すように、
前記センサフロートを独立して上下動可能な左右
のフロートに構成し、前記連動機構を、駆動装置
の一つである油圧シリンダに対する制御バルブの
操作軸に駆動アームを取り付け、この駆動アーム
に一端を連動させた連結ロツドと、前記左右のフ
ロートに連係されて独立に揺動作動する左右一組
の作動アーム、及び、この左右作動アームに形成
した貫通穴に挿通支持されている作動杆とで構成
し、連結ロツドの先端に取り付けたホーク状連結
具と作動杆の長手方向中間部を縦向き連結ピンを
介して連結し、連結ピン周りで作動杆を連結ロツ
ドに対して相対揺動可能に構成し、もつて、前記
左右フロートの接地圧上昇による設定値以上の上
方変位によつて、作動杆・連結ロツドを介して制
御バルブを車輪下降方向に切換操作するように構
成するとともに、何れか一方のフロートのみが作
動した場合には、作動杆が連結ピン周りで相対揺
動するだけで駆動アームの作動変位量がフロート
の作動変位に比べて小さなものに抑えられ、制御
バルブの切換操作を行わないように構成してあ
る。したがつて、左右いずれかの車輪の対応耕盤
が局所的に凹凸がある場合であれば、車輪の昇降
制御を行わないようになつていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記構成において、両フロートが同時に同方向
に作動する場合には、作動アームが同方向に揺動
するので、駆動アームを駆動するに支障は少ない
ものであるが、両フロートが背反揺動する場合に
は、両作動アームが互いに反対側に揺動し、作動
杆が連結ピン周りに揺動して駆動アームを作動さ
せることがない。
しかし、両フロートが背反揺動する場合の作動
杆の連結ピン周りの揺動を詳細に見てみると、作
動アームは自身の揺動軸芯周りで揺動するところ
から、作動アームは、連結ロツドの軸心の延長線
に対して、揺動角度が大きくなるほど離れていく
ことになる。
したがつて、作動アームに貫通係合されている
作動杆の係合先端部は連結ピンで駆動アームに連
結されている中央部に対して下向きに強制する曲
げ力を受けることになる。つまり、作動杆は連結
ピンとの連結点を中心として左右両端部が作動ア
ームによつて下向きの曲げ力を受ける為に、連結
ピンを中心として揺動するその揺動作動がコジレ
の為に円滑さを欠いて駆動アームに影響を及ぼす
こともあり、推進車輪の不測の作動を誘発するこ
とも考えられた。
本考案の目的は、コジレなく作動アームを作動
させることによつて、駆動アームを作動させる場
合も作動アームだけを作動させる場合も、円滑に
行うことのできるものを提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による特徴構成は前記センサフロート7
を独立して上下動可能な左右のフロート7,7に
構成するとともに、前記連動機構16に、前記駆
動装置14を作動操作可能な受動アーム19と、
前記左右のフロート7に連係されて独立に揺動作
動する左右一組の作動アーム17,17、及び、
左右作動アーム17,17の間に亘つて架設され
た作動杆20とを備え、前記受動アーム19を前
記作動杆20の長手方向中間に径方向外方の一側
方から接当作用するように配置するとともに、前
記受動アーム19を、前記センサフロート7の上
昇作動に抵抗を与える方向で前記作動杆20側に
押圧付勢する付勢手段22を設け、もつて、左右
センサフロート7,7が共に同方向に設定量以上
変位した場合の前記作動杆20の変位に伴う前記
受動アーム19の変位によつて、前記駆動装置1
4を作動するように構成してある点にあり、その
作用効果は次の通りである。
〔作用〕
つまり、左右一方のセンサフロートだけが上昇
作動すると、作動アームの一方だけが揺動作動
し、作動杆の一側端だけが上昇する。この場合に
は、作動杆の中間は一定量だけ上昇するが、設定
量を越えない為に、付勢手段の付勢力に抗して、
駆動アームを作動させるまでにはいたらない。し
たがつて、左右センサフロートが同時に同方向に
作動した場合には、作動杆の中間が設定以上上昇
し、受動アームを付勢手段の付勢力に抗して作動
させ、駆動アームの移動で、駆動装置を作動さ
せ、推進車輪を昇降作動させる。
このような作動杆の作動に対して受動アームは
接当状態を維持しながら追従するだけであるか
ら、相手の作動に拘束される要素がなく、作動杆
及び受動アームともにコジレなく夫々の動作を行
うことができる。
〔考案の効果〕
作動杆と受動アームとの連係状態を単に接当す
るだけのものに構成することによつて、両者の所
期の連動状態をコジレなく長期に亘つて維持でき
るとともに、受動アームを作動杆に付勢している
ので応答性を向上させることができ、かつ、その
付勢手段でセンサフロートを下向きに押圧してあ
るので、センサフロート及び車輪の昇降をハンチ
ングなく行えるに至つた。
〔実施例〕
第5図に示すように、機体前部にエンジン1及
びミツシヨンケース2を配設するとともに、ミツ
シヨンケース2の両横側方より機体後方に向けて
機体フレーム兼用の伝動ケース3,3延出し、こ
の伝動ケース3,3延出端に植付ケース4を取り
付け、この植付ケース4に植付機構5及び苗載台
6並びに左右一対のセンサフロート7,7を備え
た苗植付装置8と操縦ハンドル9を設けた機体に
対して、実質的に1個の推進車輪10を軸支した
車輪ケース11を、上下揺動可能に枢支して水田
作業機の一つである歩行型田植機を構成してあ
る。
第2図に示すように、前記センサフロート7は
後部ブラケツト7Bを機体フレームから延出の揺
動アーム25の長手方向中間部分に枢支するとと
もに、この揺動アーム25の後方延出端を上下に
取り付け位置調節可能なブラケツト12を介して
機体に取り付け、前部ブラケツト7Aに形成した
長孔7aを介して前部ブラケツト7Aを前記伝動
ケース3に相対摺動固定可能に取り付け、後部ブ
ラケツト7Bを支点としてこの前部ブラケツト7
Aで上下揺動可能に構成されている。
推進車輪10用車輪ケース11に伝動用ブラケ
ツト13を立設し、このブラケツト13の延出端
を前記伝動ケース3に固着された車輪昇降駆動用
駆動装置の一つである油圧シリンダ14のピスト
ンロツドに連結してあり、後記する制御バルブ1
5の切換操作によつて推進車輪10を上下揺動自
在に構成してある。
センサフロート7と制御バルブ15との連動機
構16について詳述すると、センサフロート7の
前端から独立に揺動作動する左右作動アーム1
7,17の縦向きアーム17A,17Aを立設す
るとともに、ミツシヨンケース2から立設された
同一の横支軸18周りに独立して揺動可能に枢支
した左右の横向きアーム17B,17Bに後記す
る受動アーム19に作用する作動杆20を架設し
てある。そして、横支軸18に枢支した受動アー
ム19のコの字形断面の一辺を作動杆20に上方
より接当するように作用させるとともに、他辺を
ロツド22を介して制御バルブ15の操作軸に嵌
着した駆動アーム24に連動連結してある。駆動
アーム24を、内装された付勢機構(図示せず)
とセンサフロート7の接地反力とのバランスによ
つて中立位置に姿勢維持し、且つ、付勢機構によ
つて受動アーム19を作動杆20に押圧付勢可能
であるとともに、ロツド22を大径ケース部22
Aとこの大径ケース部22Aに対して相対摺動可
能なロツド部22Bと両者22A,22Bとの間
に付勢スプリング22Cを設けて構成し、センサ
フロート7,7がともに設定量以上変位した場合
にはスプリング22C力に抗して受動アーム19
を介して駆動アーム24を中立位置から何れかの
方向に作動させるようにしてある。ここに、スプ
リング22Cを、受動アーム19を、センサフロ
ート7の上昇作動に抵抗を与える方向で作動杆2
0側に押圧付勢する付勢手段22Cと称する。
つまり、第3図に示すように、左右何れかのフ
ロート7だけがこのフロート7側に位置する車輪
10の耕盤の局所的な凹凸に起因する単一作動を
起こしたとしても、図中二点鎖線で示すように、
作動杆20が長手方向に傾斜する姿勢になり、こ
の作動杆20の作動によつて受動アーム19の移
動量は作動杆20の長さl1に対する作動杆20の
一端から受動アーム19との接当点までの長さl2
の比から決まり、センサフロート7の移動量より
も小であるので、ロツド22内スプリング22C
によつて吸収されて実質的に駆動アーム24が作
動されない。従つて、局所的な凹凸では車輪10
の昇降制御が行われず、苗植付装置8の田面に対
する姿勢変化を抑えることができる。そして、共
に左右フロート7,7が同方向にかつ設定量以上
変位した場合だけ、スプリング22変位に抗して
駆動アーム24を作動させるようになつている。
[別実施例] 上記実施例のものは田植機だけでなく、施肥・
播種装置にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る歩行型水田作業機の実施例
を示し、第1図はセンサフロートと制御バルブと
の連係状態を示す側面図、第2図はフロートの後
部支点を示す側面図、第3図は受動アームと作動
杆との接当状態を示す縦断面図、第4図は駆動装
置とセンサフロートとの連動機構を示す背面図、
第5図は全体側面図、第6図はロツド内に設けら
れた付勢スプリングの装着状態を示す側面図、第
7図は駆動装置とセンサフロートとの連動機構を
示す平面図である。 6……センサフロート、10……推進車輪、1
4……駆動装置、16……連動機構、17……作
動アーム、19……受動アーム、20……作動
杆、22C……付勢手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 機体に対して推進車輪10を駆動装置14によ
    つて昇降自在に枢支するとともに、前記駆動装置
    14とセンサフロート7とを連動機構16を介し
    て連結し、前記センサフロート7の上下作動によ
    つてフロート移動方向と逆方向に前記推進車輪1
    0を上下動するように構成してある走行型水田作
    業機であつて、 前記センサフロート7を独立して上下動可能な
    左右のフロート7,7に構成するとともに、前記
    連動機構16に、前記駆動装置14を作動操作可
    能な受動アーム19と、前記左右のフロート7に
    連係されて独立に揺動作動する左右一組の作動ア
    ーム17,17、及び、左右作動アーム17,1
    7の間に亘つて架設された作動杆20とを備え、
    前記受動アーム19を前記作動杆20の長手方向
    中間に径方向外方の一側方から接当作用するよう
    に配置するとともに、前記受動アーム19を、前
    記センサフロート7の上昇作動に抵抗を与える方
    向で前記作動杆20側に押圧付勢する付勢手段2
    2Cを設け、もつて、左右センサフロート7,7
    が共に同方向に設定量以上変位した場合の前記作
    動杆20の変位に伴う前記受動アーム19の変位
    によつて、前記駆動装置14を作動するように構
    成してある歩行型水田作業機。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6044519B2 (ja) * 1982-08-18 1985-10-03 株式会社川本製作所 自動ポンプ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6044519U (ja) * 1983-09-01 1985-03-29 株式会社クボタ 歩行型田植機の車輪昇降装置

Patent Citations (1)

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JPS6044519B2 (ja) * 1982-08-18 1985-10-03 株式会社川本製作所 自動ポンプ装置

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