JPH0711540Y2 - 歩行型水田作業機 - Google Patents

歩行型水田作業機

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JPH0711540Y2
JPH0711540Y2 JP846188U JP846188U JPH0711540Y2 JP H0711540 Y2 JPH0711540 Y2 JP H0711540Y2 JP 846188 U JP846188 U JP 846188U JP 846188 U JP846188 U JP 846188U JP H0711540 Y2 JPH0711540 Y2 JP H0711540Y2
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rolling
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ground
link mechanism
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JP846188U
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和夫 島隅
幸治 竹中
長治 寺本
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、後支点周りで所定範囲内で上下揺動自在に、
かつ、機体中央の前後軸芯周りでローリング自在に、接
地フロートを走行機体に枢支するとともに、この接地フ
ロートの接地圧変動に基づくローリング作動によって、
左右車輪の相対高さを変更して、機体に固定した作業装
置の対地ローリング姿勢を設定姿勢に維持するローリン
グ制御手段を備え、このローリング制御手段と前記接地
フロートとを機械的に連係させてある歩行型水田作業機
に関する。
〔従来の技術〕
従来における上記水田作業機では、例えば第5図に示す
ように、前後軸芯(Y1)周りにローリング自在な接地フ
ロート(10)の左右中央に検知部材(40)を立設し、こ
の検知部材(40)に縦方向に沿う長孔(41)を形成する
とともに、この長孔(41)に係入するピン(42)を突設
したベルクランク(43)を前後軸芯(Y2)周りに揺動自
在に機体に枢支し、このベルクランク(43)の他端をロ
ッドを介してローリング制御手段の一例である油圧制御
バルブ(C)に連係させる構造のものがあった。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来構造は、前記長孔(41)内でのピン(42)の相
対移動によって上下方向に固定状態のベルクランク(4
3)と上下動する接地フロート(10)との上下方向の相
対変位を許容しながら、かつ、接地フロートのローリン
グ作動を検知できるよう考慮したものである。ところが
前記ベルクランク(43)の揺動軸芯(Y2)と前記ピン
(42)までの距離は一定であるにも拘らず、前記ピン
(42)と接地フロート(10)のローリング軸芯(Y1)と
の距離(L1)は接地フロート(10)の上下動に応じて変
化するので、接地フロート(10)の上下位置の違いによ
り、接地フロート(10)のローリング作動角に対するベ
ルクランク(43)による検知量が変化してしまい、検出
誤差を生じるという欠点を有していた。
本考案はかかる点に着目し、接地フロートが上下動した
場合であっても、そのローリング作動の検出精度に誤差
の生じることのない歩行型水田作業機を提供することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、冒記構成の歩行型水田作業機におい
て、前記接地フロートの左右中央に検知アームを立設固
定するとともに、機体の側部にリンク機構を設け、前記
検知アームの上部とリンク機構とを、接地フロートのロ
ーリング作動によって左右に押引作動するロッドで枢支
連結し、このロッドの左右押引作動に伴って前記ローリ
ング制御手段を操作するよう、前記リンク機構とローリ
ング制御手段とを連係させてある点にあり、その作用・
効果は次の通りである。
〔作用〕
前記ローリング制御手段に対する前記接地フロートのロ
ーリング作動の検知作用点、つまり前記検知アームと前
記ロッドとの枢支点と、接地フロートのローリング軸芯
との距離は、接地フロートの上下位置に拘らず一定であ
って、しかも、前記ロッドは機体の略半分の長さであ
り、接地フロートの上下動範囲に比して長尺に設けられ
るので、接地フロートが上下動した場合であっても、前
記ロッドは略横向き姿勢を維持して、上記ローリング作
動に対する検出作動量は常に一定となるのである。
〔考案の効果〕
従って本考案によれば、簡単な構造改良を加えることに
よって、接地フロートの上下位置の変更に拘らず、ロー
リング作動量の検出精度が常に一定となって、検出誤差
を低減することができた。しかも、検出用連係部は枢支
連結構造であるので、従来構造の如く接当連係用の長孔
等の高精度加工が不要となる効果も有する。
〔実施例〕
第4図に本考案に係る歩行型水田作業機の一例である4
条植え型歩行型田植機を示している。
この田植機は、機体前部にエンジン(1)を備えるとと
もに、このエンジン(1)の後部にミッションケース
(2)を連結し、機体後部に苗のせ台(3)、苗植付機
構(4)等から成る作業装置の一例としての4条植え型
の苗植付装置(5)及び操縦ハンドル(6)を備えて構
成してあり、前記ミッションケース(2)の両側に横軸
芯(X1)周りに上下揺動自在に取付けた車輪ケース
(7),(7)の揺動端に左右車輪(8),(8)を支
承して、この車輪(8),(8)で機体(V)を支持す
るよう構成してある。一方、苗植付装置(5)はミッシ
ョンケース(2)後部から延設した支持フレーム兼用の
伝動ケース(9)により支持するよう構成してある。
そして、機体下部の左右車輪(8),(8)の間にセン
ター接地フロート(10)を、機体後部の支点(X2)周り
に条揺動自在に、かつ、機体左右方向中央の前後軸芯
(Y1)周りにローリング自在に機体(V)に枢支してあ
る。そして、機体後方の左右両側にはサイド接地フロー
ト(11),(11)を前記支点(X2)周りに上下揺動自在
に取付けてある。
前記左右車輪(8),(8)は機体(V)に対して昇降
駆動できるよう構成してある。つまり、第3図に示すよ
うに、前記車輪ケース(7),(7)の基端部から夫々
駆動アーム(12),(12)を立設するとともに、各駆動
アーム(12),(12)の上端と、中央の縦軸周りに天秤
揺動自在な天秤アーム(13)を両端とを、一対の連結ロ
ッド(14),(14)で連結し、かつ、前記天秤アーム
(13)の中央部を昇降用第1油圧シリンダ(15)に連結
し、もって、第1油圧シリンダ(15)を伸縮させること
で、左右車輪(8),(8)を同時に周方向に、機体
(V)に対して昇降駆動できるよう構成してある。一
方、前記一対の連結ロッド(14),(14)のうちの一方
(14)を第2油圧シリンダ(16)によって伸縮可能に構
成して、該油圧シリンダ(16)を伸縮駆動することで、
左右車輪(8),(8)を相反的に上下動させて、相対
高さを変更することができるよう構成してある。
そして、前記センター接地フロート(10)の泥面に対す
る接地圧変動に基づくローリング作動によって左右車輪
(8),(8)の相対高さを変更して、前記苗植付装置
(5)の接地ローリング姿勢を、常に泥面に水平な状態
に維持するよう構成してある。詳述すると、第1図及び
第2図に示すように、センター接地フロート(10)の前
部側の枢支部分において、センター接地フロート(10)
側枢支ブラケット(17)を機体に上下動自在に、かつ、
ローリング自在に取付けてある。前記枢支ブラケット
(17)の一部を上方に向けて立設して検知アーム(21)
を構成してある。前記検知アーム(21)の途中部位に
は、上下方向に長孔(22)を形成するとともに、この長
孔(22)にミッションケース(2)側の固定ピン(23)
を挿通させ、この長孔(22)の上下範囲内においてセン
ター接地フロート(10)が前記後支点(X2)周りに上下
揺動できるよう構成してある。
そして、前記検知アーム(21)の上部と機体(V)の側
面に設けてあるリンク機構(A)とを、センター接地フ
ロート(10)のローリング作動によって左右に押引作動
するロッド(24)で枢支連結してある。前記リンク機構
(A)は、前記ロッド(24)の押引作動によって揺動す
る揺動片(25)と、この揺動片(25)の揺動により回動
する前後方向の回動軸(26)とから成り、このリンク機
構(A)は機体前部のバルブ操作リンク機構(8)に連
動連結してある。つまり前記回動軸(26)の前端に固定
した揺動アーム(27)とバルブ操作片(28)とをロッド
(29)で連結して、バルブ操作リンク機構(B)を構成
してある。前記バルブ操作片(28)は、前記第2油圧シ
リンダ(16)に対する作動油の給排を制御する油圧制御
バルブ(31)を操作するよう連係させてある。この油圧
制御バルブ(31)と第2油圧シリンダ(16)とをローリ
ング制御手段(C)と称する。さらに詳述すると、耕盤
の左右高低差によって機体が左右いずれかに傾斜する
と、泥面との接地圧によってセンター接地ロート(10)
がローリング作動し、前記リンク機構(A)及びバルブ
操作リンク機構(B)を介して油圧制御バルブ(31)
を、傾斜下方側の車輪(8)を機体(V)に対して下降
させて、苗植付装置(5)の対泥面姿勢が水平状態とな
るよう制御するのである。前記回動軸(26)は、伝動ケ
ース(9)から延設した支持ブラケット(32)によって
回動のみ自在となるよう枢支してある。
このように構成することで、センター接地フロート(1
0)のローリング作動軸芯(Y1)からローリング検知作
用点(Q)までの距離(L)は、センター接地フロート
(10)の上下動に拘らず常に一定となって、検出精度は
常に一定に保たれるのである。
本考案は、田植機に限らず水田直播機等の他の歩行型水
田作業機にも適用できる。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付図
面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案に係る歩行型水田作業機の
実施例を示し、第1図は要部の縦断正面図、第2図はセ
ンター接地フロートの斜視図、第3図は車輪の昇降駆動
部を示す平面図、第4図は全体側面図である。そして第
5図は従来例を示す要部正面図である。 (5)……作業装置、(8),(8)……車輪、(10)
……接地フロート、(21)……検知アーム、(24)……
ロッド、(A)……リンク機構、(C)……ローリング
制御手段、(V)……機体、(X2)……支点、(Y1)…
…軸芯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】後支点(X2)周りで所定範囲内で上下揺動
    自在に、かつ、機体中央の前後軸芯(Y1)周りでローリ
    ング自在に、接地フロート(10)を走行機体(V)に枢
    支するとともに、この接地フロート(10)の接地圧変動
    に基づくローリング作動によって、左右車輪(8),
    (8)の相対高さを変更して、機体(V)に固定した作
    業装置(5)の対地ローリング姿勢を所定姿勢に維持す
    るローリング制御手段(C)を備え、このローリング制
    御手段(C)と前記接地フロート(10)とを機械的に連
    係させてある歩行型水田作業機であって、前記接地フロ
    ート(10)の左右中央に検知アーム(21)を立設固定す
    るとともに、機体の側部にリンク機構(A)を設け、前
    記検知アーム(21)の上部とリンク機構(A)とを、接
    地フロート(10)のローリング作動によって左右に押引
    作動するロッド(24)で枢支連結し、このロッド(24)
    の左右押引作動に伴って前記ローリング制御手段(C)
    を操作するよう、前記リンク機構(A)とローリング制
    御手段(C)とを連係させてある歩行型水田作業機。
JP846188U 1988-01-26 1988-01-26 歩行型水田作業機 Expired - Lifetime JPH0711540Y2 (ja)

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JPH01112612U JPH01112612U (ja) 1989-07-28
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