JP2000103951A - 難燃性ポリカーボネート樹脂組成物および射出成形品 - Google Patents
難燃性ポリカーボネート樹脂組成物および射出成形品Info
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Abstract
による難燃化において、耐ブルーミング性、離型性など
の成形性と、特にスチレン系樹脂の併用による場合の溶
融流動性、衝撃強度の改善と難燃レベルの向上した組成
物を提供する。 【解決手段】(A)ポリカーボネート樹脂20〜100
重量%、(B)スチレン系樹脂80〜0重量%からなる
樹脂100重量部に対して、(C)融点が70℃以上の
リン酸エステル化合物1〜30重量部および(D)ポリ
グリセリン、ポリアルキレングリコール、もしくはこれ
らのエステル化物または多価アルコールと多価カルボン
酸のポリエステル化物より選ばれる少なくとも1種0.
1〜10重量部を含有する難燃性ポリカーボネート樹脂
組成物およびこの組成物からなる射出成形品である。
Description
ネート樹脂組成物に関し、さらに詳しくは、難燃剤の難
燃化効率に優れ、難燃剤のブリードがなく、外観に優
れ、良好な離型性など成形性に優れるとともに、特にス
チレン系樹脂との併用において、溶融流動性、耐衝撃性
にも優れた難燃性ポリカーボネート樹脂組成物および射
出成形品に関するものである。
撃特性、耐熱性、電気的特性などにより、OA(オフィ
スオートメーション)機器、情報機器、家庭電化機器、
電気・電子機器、自動車分野、機械分野等様々な分野に
おいて幅広く利用されている。ポリカーボネート樹脂
は、一般的に自己消火性樹脂ではあるが、OA機器、家
庭電化機器、電気・電子機器分野を中心として、高度の
難燃性を要求される分野があり、各種難燃剤の添加によ
り、その改善が図られている。ポリカーボネート樹脂の
難燃化方法としては、難燃化効率の高い臭素化合物など
のハロゲン系難燃剤と酸化アンチモンなどの難燃助剤を
添加する方法が採用されている。
ら臭素および塩素化合物などのハロゲンを含有しない樹
脂による難燃化が要求されている。このノンハロゲン系
の難燃剤としては、リン酸エステル化合物を用いる方法
が多数提案されている。一方、ポリカーボネート樹脂
は、成形加工温度が高い、溶融流動性が悪いという問題
点を有している。このため、成形温度が比較的高く、特
に、各種添加剤を配合した場合に成形時の熱安定性が低
下したり、その性能が十分生かされない場合がある。こ
の為、成形品が、複写機、フアックスなどのOA機器、
電気・電子機器などの部品やハウジングなどの場合に
は、形状が複雑になること、リブやボスなどの凹凸が成
形品に形成されること、軽量化、省資源の見地から成形
品が薄肉化することなどの理由から、ボリカーボネート
樹脂の溶融流動性、すなわち射出成形性を高めた組成物
が求められている。この成形性の改善としては、耐衝撃
性などの物性も考慮して、ゴム状重合体変性スチレン系
樹脂との配合組成物が多く提案されている。
のために、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン樹
脂(ABS樹脂)、アクリロニトリル・スチレン樹脂
(AS樹脂)などのスチレン系樹脂をポリカーボネート
樹脂に配合した組成物は、ポリマーアロイとして、その
耐熱性、耐衝撃性の特性を生かし、多くの成形品分野に
用いられてきている。一方、これらの用途の中でも、O
A機器、電気・電子機器などに用いる場合には、その製
品の安全性を高めるために、あるレベル以上の難燃性が
求められている。
れている。具体的には、特開昭61−55145号公報
には、(A)芳香族ポリカーボネート樹脂、(B)AB
S樹脂、(C)AS樹脂、(D)ハロゲン化合物、
(E)リン酸エステル、(F)ポリテトラフルオロエチ
レン成分からなる熱可塑性樹脂組成物が記載されてい
る。特開平2−32154号公報には、(A)芳香族ポ
リカーボネート樹脂、(B)ABS樹脂、(C)AS樹
脂、(D)リン酸エステル、(E)ポリテトラフルオロ
エチレン成分からなる難燃性高衝撃性ポリカーボネート
成形用組成物が記載されている。特開平8−23956
5号公報には、(A)芳香族ポリカーボネート、(B)
ゴム状弾性体を含有する耐衝撃ポリスチレン樹脂、
(C)ハロゲン非含有リン酸エステル、(D)コアシエ
ルタイプグラフトゴム状弾性体、(D)タルクを含むポ
リカーボネート樹脂組成物が記載されている。
溶融流動性の改良による成形性、耐衝撃性、難燃性の改
良を目的としたもので、すぐれた効果を生かし、各種成
形品として用いられてきている。ところが、OA機器、
電気・電子機器、家庭電化製品などにあっては、それら
の部品、ハウジングなどの用途で、機器の軽量化、薄肉
化、あるいは形状因子、即ち、成形品にリブやボスなど
の細かな凹凸、格子状構造など複雑且つ大型化などに対
応できる成形性が求められてきている。
合物による難燃化にあっては、一般的には室温液状や低
融点化合物が用いられてきた。しかしながら、これらの
リン酸エステルは難燃化のための添加量が比較的多いこ
ともあって、リン酸エステル化合物のブルーミングの問
題、耐熱性、耐衝撃性が低下すると言う欠点があった。
のブリード、耐熱性を解決する方法として、例えば、特
開平6−228426号公報には、(A)ポリフェニレ
ンエーテル系樹脂またはポリカーボネート系樹脂と
(B)特定構造のアルキル置換芳香族系の高粘度のリン
酸エステル化合物および(C)トリフエニルホスフェー
トなどを併用する方法が開示されている。また、特開平
7−179715号公報には、(A)ポリカーボネート
樹脂1〜99重量部、(B)ゴム強化樹脂99〜1重量
部からなる100重量部に対して、(C)融点が120
℃以上の有機リン系化合物0.1〜30重量部からなる
難燃樹脂組成物が開示されている。さらに、特開平8−
12867号公報には、(A)芳香族ポリカーボネート
50〜98重量%、ならびに(B)ABS樹脂及び/ま
たは(C)AS樹脂50〜2重量%からなる樹脂100
重量部に対し、(D)フッソ系樹脂および/きたはシリ
コーン0.01〜5重量部および(E)高融点であるリ
ン酸エステル化合物1〜40重量部を配合する熱可塑性
樹脂組成物が開示されている。これらはいずれも、高粘
度または融点の高いリン酸エステル化合物を難燃剤とし
て用いることで問題を解決しようとするものであり、そ
れなりの効果は期待できるものである。
よると、高融点のリン酸エステル化合物はブリードの問
題は解消されるものの、新たに分散性が不十分となる問
題があり、これは外観のみでなく難燃性にも影響するこ
とが判明した。さらに、特にポリカーボネート樹脂とス
チレン系樹脂からなる組成物においては、スチレン系樹
脂による溶融流動性改良効果が低下したり、衝撃強度も
満足できるものでなく、成形時の離型性にも改善の余地
があることが明らかとなった。
下、ポリカーボネート樹脂による、薄肉化、複雑化する
OA機器、電気・電子機器、家庭電化機器、自動車など
に用いられる成形品、特に射出成形において、成形性、
耐衝撃性、強度を生かしつつ、ノンハロゲン系難燃剤を
用いて難燃性を付与する場合おいて、難燃剤のブリード
がなく、成形性、外観に優れ、十分な耐衝撃性があり、
しかも難燃剤の難燃性付与効果が高い成形品を成形可能
な難燃性ポリカーボネート樹脂組成物およびこの組成物
を用いた射出成形品の提供を目的とする。
ため、本発明者らは、難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物における、リン酸エステル化合物と各種添加剤につい
て鋭意検討した。その結果、高融点のリン酸エステル化
合物を配合するポリカーボネート樹脂、特にゴム変性ス
チレン系樹脂を含有してなるポリカーボネート樹脂組成
物に、特定の添加剤を選択使用することにより、これら
の問題点が解決できることを見出し、本発明を完成し
た。
%、(B)スチレン系樹脂80〜0重量%からなる樹脂
100重量部に対して、(C)融点が70℃以上のリン
酸エステル化合物1〜30重量部および(D)ポリグリ
セリン、ポリアルキレングリコール、もしくはこれらの
エステル化物または多価アルコールと多価カルボン酸の
ポリエステル化物より選ばれる少なくとも1種0.1〜
10重量部を含有する難燃性ポリカーボネート樹脂組成
物。 (2)スチレン系樹脂がゴム変性スチレン系樹脂であ
り、(A)ポリカーボネート樹脂50〜95重量%、
(B)スチレン系樹脂50〜5重量%からなる上記
(1)記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。 (3)さらに、(E)フルオロオレフィン樹脂を、
(A)および(B)からなる樹脂100重量部に対し
て、0.05〜5重量部含有する上記(1)または
(2)記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。 (4)さらに、(F)コアシェルタイプグラフトゴム状
弾性体を、(A)および(B)からなる樹脂100重量
部に対して、1〜30重量部含有する上記(1)〜
(3)のいずれかに記載の難燃性ポリカーボネート樹脂
組成物。 (5)さらに、(G)無機充填剤を、(A)および
(B)からなる樹脂100重量部に対して、1〜100
重量部含有する上記(1)〜(4)のいずれかに記載の
難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。 (6)上記(1)〜(5)のいずれかに記載の難燃性ポ
リカーボネート樹脂組成物を射出成形してなる射出成形
品。 (7)射出成形品が、OA機器、情報機器、電気・電子
機器もしくは家庭電化機器のハウジングまたはそれらの
部品である上記(6)記載の射出成形品である。
まず、本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物の構
成成分(A)〜(D)について説明する。 (A)ポリカーボネート樹脂(PC) 本発明の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物を構成する
(A)成分であるポリカーボネート樹脂(PC)として
は、特に制限はなく種々のものが挙げられる。通常、二
価フェノールとカーボネート前駆体との反応により製造
される芳香族ポリカーボネートを用いることができる。
すなわち、2価フェノールとカーボネート前駆体とを溶
液法あるいは溶融法、すなわち、二価フエノールとホス
ゲンの反応、2価フエノールとジフェニルカーボネート
などとのエステル交換法により反応させて製造されたも
のを使用することができる。
げられるが、特に2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン〔ビスフェノールA〕、ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)メタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3,5−ジメチルフェニル)プロパン、4,4’−ジヒ
ドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロアルカン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)オキ
シド、ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホキシド、ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)エーテル、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ケトンなどが挙げられる。
ス(ヒドロキシフェニル)アルカン系、特にビスフェノ
ールAを主原料としたものである。また、カーボネート
前駆体としては、カルボニルハライド、カルボニルエス
テル、またはハロホルメートなどであり、具体的にはホ
スゲン、2価フェノールのジハロホーメート、ジフェニ
ルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカー
ボネートなどである。この他、二価フェノールとして
は、ハイドロキノン、レゾルシン、カテコール等が挙げ
られる。これらの二価フェノールは、それぞれ単独で用
いてもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
を有していてもよく、分岐剤としては、1,1,1−ト
リス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、α,α’,
α”−トリス(4−ビドロキシフェニル)−1,3,5
−トリイソプロピルベンゼン、フロログリシン、トリメ
リット酸、イサチンビス(o−クレゾール)などがあ
る。また、分子量の調節のためには、フェノール、p−
t−ブチルフェノール、p−t−オクチルフェノール、
p−クミルフェノールなどが用いられる。
脂としては、ポリカーボネート部とポリオルガノシロキ
サン部を有する共重合体、あるいはこの共重合体を含有
するポリカーボネート樹脂であってもよい。また、テレ
フタル酸などの2官能性カルボン酸、またはそのエステ
ル形成誘導体などのエステル前駆体の存在下でポリカー
ボネートの重合を行うことによって得られるポリエステ
ル−ポリカーボネート樹脂であってもよい。また、種々
のポリカーボネート樹脂の混合物を用いることもでき
る。本発明において用いられる(A)成分のポリカーボ
ネート樹脂は、機械的強度および成形性の点から、その
粘度平均分子量は、10,000〜100,000のも
のが好ましく、特に14,000〜40,000のもの
が好適である。なお、本発明に用いるポリカーボネート
樹脂は、実質的にその構造中にハロゲンを含まないもの
である。
(B)成分のスチレン系樹脂としては、スチレン、α−
メチルスチレンなどのモノビニル系芳香族単量体20〜
100重量%、アクリロニトリル、メタクリロニトリル
などのシアン化ビニル系単量体0〜60重量%、および
これらと共重合可能なマレイミド、(メタ)アクリル酸
メチルなどの他のビニル系単量体0〜50重量%からな
る単量体または単量体混合物を重合して得られる重合体
がある。これらの重合体としては、ポリスチレン(GP
PS)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹
脂)などがある。
チレン系樹脂が好ましく利用できる。このゴム変性スチ
レン系樹脂としては、好ましくは、少なくともスチレン
系単量体がゴムにグラフト重合した耐衝撃性スチレン系
樹脂である。ゴム変性スチレン系樹脂としては、たとえ
ば、ポリブタジエンなどのゴムにスチレンが重合した耐
衝撃性ポリスチレン(HIPS)、ポリブタジエンにア
クリロニトリルとスチレンとが重合したABS樹脂、ポ
リブタジエンにメタクリル酸メチルとスチレンが重合し
たMBS樹脂などがあり、ゴム変性スチレン系樹脂は、
二種以上を併用することができるとともに、前記のゴム
未変性でありスチレン系樹脂との混合物としても使用で
きる。
は、例えば2〜50重量%、好ましくは、5〜30重量
%である。ゴムの割合が2重量%未満であると、耐衝撃
性が不十分となり、また、50重量%を超えると熱安定
性が低下したり、溶融流動性の低下、ゲルの発生、着色
などの問題が生じる場合がある。上記ゴムの具体例とし
ては、ポリブタジエン、アクリレートおよび/またはメ
タクリレートを含有するゴム、スチレン・ブタジエン・
スチレン(SBS)ゴム、スチレン・ブタジエンゴム
(SBR)、ブタジエン・アクリルゴム、イソプレン・
ゴム、イソプレン・スチレンゴム、イソプレン・アクリ
ルゴム、エチレン・プロピレンゴム等が挙げられる。こ
のうち、特に好ましいものはポリブタジエンである。こ
こで用いるポリブタジエンは、低シスポリブタジエン
(例えば1,2−ビニル結合を1〜30モル%、1,4
−シス結合を30〜42モル%含有するもの)、高シス
ポリブタジエン(例えば1,2−ビニル結合を20モル
%以下、1,4−シス結合を78モル%以上含有するも
の)のいずれを用いてもよく、また、これらの混合物で
あってもよい。
化合物 本発明で用いる、(C)成分としての融点が70℃以上
のリン酸エステル化合物としては、特に制限はなく、好
ましくは、ハロゲン非含有のリン酸エステル化合物であ
る。リン酸エステル化合物としては、リン原子に直接結
合するエステル性酸素原子を1つ以上有するリン酸エス
テル化合物であり、融点が70℃以上である結晶性のリ
ン酸エステル化合物である。
ば、次式(1)
れぞれ独立して、水素原子または有機基を表し、Xは2
価以上の有機基を表し、pは0または1であり、qは1
以上の整数であり、rは0以上の整数を表す。)で示さ
れ、融点が70℃以上である結晶性を有するリン酸エス
テル系化合物である。式(1)において、R1 、R2 、
R3 の中、少なくとも2個は置換フェニル基、通常、ア
ルキル基を少なくとも1つ有する置換フェニル基である
ものである。なお、rが0の場合は、R1 、R2 、R3
が、少なくとも2個が置換フェニル基、1つ以上のアル
キル基置換フェニル基であるものである。
基Xとしては、たとえば、アルキレン基、(置換)フェ
ニレン基、多核フェノール類であるビスフェノール類か
ら誘導されるものである。好ましいものとしては、ビス
フェノールA、ヒドロキノン、レゾルシノール、ジフエ
ニルメタン、ジヒドロキシジフェニル、ジヒドロキシナ
フタレン等がある。
の具体例としては、レゾルシノールビス(ジ−2,6ジ
メチルフェニルホスフェート〔融点=96℃〕、ハイド
ロキノールビス(ジ−2,6ジメチルジフェニルホスフ
ェート〔融点=168℃〕、4,4’ビフェニリレノー
ル(ジ−2,6ジメチルジフェニルホスフェート〔融点
=182℃〕、トリス(2,6−ジメチルフェニル)ホ
スフェート〔融点=138℃〕などを例示することがで
きる。
ングリコール、あるいはこれらのエステル化物または多
価アルコールと多価カルボン酸のポリエステル化物より
選ばれる化合物である。すなわち、(D)成分は、グリ
セリンやグリセリンのエステル化物であっては、本発明
の効果は達成できず、ある程度以上の分子量を必要とす
るものである。ここでポリグリセリンとしては、繰り返
し単位が2以上、好ましくは3以上のものである。ま
た、ポリアルキレングリコールとしては、ポリエチレン
グリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレン
−プロピレングリコールなどがあり分子量としては、5
00〜20000の範囲のものである。
キレングリコールと炭素数約5〜34、好ましくは炭素
数14〜26の脂肪酸、具体的にはカプロン酸、カプリ
ン酸、ラウリン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘ
ン酸とのエステル化物である。これらエステル化物とし
ては、モノエステル、ジエステル、フルエステル、これ
らの混合物であってもよい。具体的には、ポリグリセリ
ン(繰り返し単位が2〜10)、このポリグリセリンの
エステル化物、分子量が1000〜10000程度のポ
リエチレングリコールなどを例示できる。
ポリエステル化物としては、分子量が500〜2000
0程度のポリエステルである。ここで、多価アルコール
としては、エチレングリコール、プルピレングリコー
ル、ブタンジオール、グリセリン、トリメチルプロパノ
ール、ヘキサントリオールなどをが挙げられ、多価カル
ボン酸としては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジ
ピン酸、セバシン酸などの通常脂肪族ジカルボン酸など
が挙げられる。
物は、基本的に、(A)ポリカーボネート樹脂20〜1
00重量%、好ましくは、50〜95重量%、(B)ス
チレン系樹脂80〜0重量%、好ましくは、50〜5重
量%からなる樹脂100重量部に対して、(C)融点が
70℃以上のリン酸エステル化合物1〜30重量部、好
ましくは、2〜25重量部、および(D)ポリグリセリ
ン、ポリアルキレングリコールもしくはこれらのエステ
ル化物または多価アルコールと多価カルボン酸のポリエ
ステル化物より選ばれる少なくとも1種0.1〜10重
量部、好ましくは0.2〜5重量部含有するものであ
る。
脂が20重量%未満では、耐熱性、強度が十分でなく、
(B)成分のスチレン系樹脂は、溶融流動性を必要とす
る場合に配合するものであり、5重量%未満では、成形
性の改良効果が不十分である。したがって、(B)成分
のスチレン系樹脂として、ゴム変性スチレン系樹脂を用
い、(A)ポリカーボネート樹脂50〜95重量%およ
びゴム変性スチレン系樹脂50〜5重量%からなる樹脂
配合物が好ましい。(C)成分の融点が70℃以上のリ
ン酸エステル化合物が1重量部未満では難燃性の改良効
果が小さく、30重量部を越えると、耐熱性、強度、耐
衝撃性が不十分となる場合がある。したがって、このリ
ン酸エステル化合物の配合量は、成形品の要求難燃性
能、成形性、他の含有成分の組成によつて適宜決定する
ことができる。
1重量部未満であると、耐ブリード性、成形性、難燃
性、衝撃強度、外観などの改良効果が不十分であり、1
0重量部を越えると難燃性、成形品外観が低下する場合
があり好ましくない。なお、この(D)成分として、本
発明に類似する化合物である、たとえば、グリセリンモ
ノステアレート、ペンタエリスリトールテトラステアレ
ートを用いたのでは、その理由は明らかではないが、本
発明の優れた効果を発現させることはできない。
物には、燃焼時の滴下防止を目的に常用されている、
(E)フルオロオレフィン樹脂を、さらに加えて含有す
ることができる。ここで(E)フルオロオレフィン樹脂
としては、通常フルオロエチレン構造を含む重合体、共
重合体であり、たとえば、ジフルオロエチレン重合体、
テトラフルオロエチレン重合体、テトラフルオロエチレ
ン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体、テトラフルオ
ロエチレンとフッ素を含まないエチレン系モノマーとの
共重合体である。好ましくは、ポリテトラフルオロエチ
レン(PTFE)であり、その平均分子量は、500,
000以上であることが好ましく、特に好ましくはは5
00,000〜10,000,000である。本発明で
用いることができるポリテトラフルオロエチレンとして
は、現在知られているすべての種類のものを用いること
ができる。
ち、フィブリル形成能を有するものを用いると、さらに
高い溶融滴下防止性を付与することができる。フィブリ
ル形成能を有するポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)には特に制限はないが、例えば、ASTM規格にお
いて、タイプ3に分類されるものが挙げられる。その具
体例としては、例えばテフロン6−J(三井・デュポン
フロロケミカル株式会社製)、ポリフロンD−1、ポリ
フロンF−103、ポリフロンF201L(ダイキン工
業株式会社製)、CD076(旭アイシーアイフロロポ
リマーズ株式会社製)等が挙げられる。
では、例えばアルゴフロンF5(モンテフルオス株式会
社製)、ポリフロンMPA、ポリフロンFA−100
(ダイキン工業株式会社製)等が挙げられる。これらの
ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)は、単独で用
いてもよいし、2種以上を組み合わせてもよい。上記の
ようなフィブリル形成能を有するポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)は、例えばテトラフルオロエチレン
を水性溶媒中で、ナトリウム、カリウム、アンモニウム
パーオキシジスルフィドの存在下で、1〜100psi
の圧力下、温度0〜200℃、好ましくは20〜100
℃で重合させることによって得られる。
は、、前記(A)および(B)からなる樹脂100重量
部に対して、0.05〜5重量部、好ましくは、0.1
〜2重量部である。ここで、0.05重量部未満である
と、目的とする難燃性における溶融滴下防止性が十分で
ない場合があり、5重量部を越ても、これに見合った効
果の向上はなく、耐衝撃性、成形品外観に悪影響を与え
る場合がある。したがって、それぞれの成形品に要求さ
れる難燃性の程度、たとえば、UL−94のV−0、V
−1、V−2などにより他の含有成分の使用量などを考
慮して適宜決定することができる。
物には、さらに、(F)成分としてのゴム状弾性体を、
難燃性ポリカーボネート樹脂組成物の耐衝撃性の一層の
向上のために含有することができる。その含有量は、前
記(A)および(B)からなる樹脂100重量部に対し
て、1〜30重量部、好ましくは2〜20重量部であ
る。このゴム状弾性体の含有量は、目的の成形品に要求
される耐衝撃性、耐熱性、剛性などを総合的に考慮して
決定される。ゴム状弾性体としては、ポリブタジエン、
ポリイソプレン、スチレン・ブタジエン・スチレンゴム
(SBS)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブ
タジエン・アクリルゴム、イソプレン・スチレンゴム、
イソプレン・アクリルゴム、エチレン・プロピレンゴ
ム、エチレン・プロピレン・ジエンゴム、シロキサンゴ
ム等が挙げられる。
コア(芯)とシェル(殻)から構成される2層構造を有
しており、コア部分は軟質なゴム状態であって、その表
面のシェル部分は硬質な樹脂状態であり、弾性体自体は
粉末状(粒子状態)のものである、コアシェルタイプグ
ラフトゴム状弾性体であることが好ましい。このコアシ
ェルタイプグラフトゴム状弾性体は、ポリカーボネート
樹脂と溶融ブレンドした後も、その粒子状態は、大部分
がもとの形態を保っている。配合されたゴム状弾性体の
大部分がもとの形態を保っていることにより、表層剥離
を起こさない効果が得られる。
体としては、種々なものを挙げることができる。市販の
ものとしては、例えばハイブレンB621(日本ゼオン
株式会社製)、KM−330(ローム&ハース株式会社
製)、メタブレンW529、メタブレンS2001、メ
タブレンC223、メタブレンB621(三菱レイヨン
株式会社製)等が挙げられる。
ートやアルキルメタクリレート、ジメチルシロキサンを
主体とする単量体から得られるゴム状重合体の存在下
に、ビニル系単量体の1種または2種以上を重合させて
得られるものが挙げられる。ここで、アルキルアクリレ
ートやアクリルメタクリレートとしては、C2〜C10
アルキル基を有するものが好適である。具体的には、例
えばエチルアクリレート、ブチルアクリレート、2−エ
チルヘキシルアクリレート、n−オクチルメタクリレー
ト等が挙げられる。これらのアルキルアクリレート類を
主体とする単量体から得られるゴム状弾性体としては、
アルキルアクリレート類70重量%以上と、これと共重
合可能な他のビニル系単量体、例えばメチルメタクリレ
ート、アクリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン等30
重量%以下とを反応させて得られる重合体が挙げられ
る。なお、この場合、ジビニルベンゼン、エチレンジメ
タクリレート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイ
ソシアヌレート等の多官能性単量体を架橋剤として適宜
添加して反応させてもよい。
系単量体としては、例えば、スチレン、α−メチルスチ
レン等の芳香族ビニル化合物、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル等のアクリル酸エステル、メタクリル酸メ
チル、メタクリル酸エチル等のメタクリル酸エステル等
が挙げられる。これらの単量体は、1種または2種以上
を組み合わせて用いてもよいし、また、他のビニル系重
合体、例えばアクリロニトリル、メタクリロニトリル等
のシアン化ビニル化合物や、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル等のビニルエステル化合物等と共重合させてもよ
い。この重合反応は、例えば塊状重合、懸濁重合、乳化
重合などの各種方法によって行うことができる。特に、
乳化重合法が好適である。
グラフトゴム状弾性体は、前記ゴム状重合体を20重量
%以上含有していることが好ましい。このようなコアシ
ェルタイプグラフトゴム状弾性体としては、具体的には
60〜80重量%のn−ブチルアクリレートと、スチレ
ン、メタクリル酸メチルとのグラフト共重合体などのM
AS樹脂弾性体が挙げられる。中でも、ポリシロキサン
ゴム成分が5〜95重量%とポリアクリル(メタ)アク
リレートゴム成分95〜5重量%とが、分離できないよ
うに相互に絡み合った構造を有する、平均粒子径が0.
01〜1μm程度の複合ゴムに少なくとも一種のビニル
単量体がグラフト重合されてなる複合ゴム系グラフト共
重合体が特に好ましいものである。この共重合体は、そ
れぞれのゴム単独でのグラフト共重合体よりも耐衝撃改
良効果が高い。この複合ゴム系グラフト共重合体は、市
販品としての、三菱レーヨン株式会社製メタブレンS−
2001などとして、入手できる。
脂組成物には、さらに、(G)無機充填剤を、成形品の
剛性、さらには難燃性をさらに向上させるために含有さ
せることができる。ここで、無機充填剤としては、タル
ク、マイカ、カオリン、珪藻土、炭酸カルシウム、硫酸
カルシウム、硫酸バリウム、ガラス繊維、炭素繊維、チ
タン酸カリウム繊維などをあげることができる。なかで
も、板状であるタルク、マイカなどや、繊維状の充填剤
が好ましい。タルクとしては、、マグネシウムの含水ケ
イ酸塩であり、一般に市販されているものを用いること
ができる。タルクには、主成分であるケイ酸と酸化マグ
ネシウムの他に、微量の酸化アルミニウム、酸化カルシ
ウム、酸化鉄を含むことがあるが、本発明の樹脂組成物
を製造するには、これらを含んでいてもかまわない。ま
た、タルクなどの無機充填剤の平均粒径は0.1〜50
μm、好ましくは、0.2〜20μmである。これら無
機充填剤、特にタルクを含有させることにより、剛性向
上効果に加えて、難燃剤としてのハロゲン非含有リン酸
エステルの配合量を減少させることができる。
前記(A)および(B)からなる樹脂100重量部に対
して、1〜100重量部、好ましくは、2〜50重量部
である。ここで、1重量部未満であると、目的とする剛
性、難燃性改良効果が十分でない場合があり、100重
量部を越えると、耐衝撃性、溶融流動性が低下する場合
があり、成形品の厚み、樹脂流動長など、成形品の要求
性状と成形性を考慮して適宜決定することができる。
物は、成形性、外観改善、耐候性改善、剛性改善等の目
的で、上記(A)、(C)、(D)からなる必須成分
に、(B)、(E)〜(G)から選ばれた任意成分の一
種以上とともに、熱可塑性樹脂に常用されている添加剤
成分を必要により添加含有することができる。例えば、
フェノール系、リン系、イオウ系酸化防止剤、帯電防止
剤、ポリアミドポリエーテルブロック共重合体(永久帯
電防止性能付与)、ベンゾトリアゾール系やベンゾフェ
ノン系の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系の光安定剤
(耐候剤)、抗菌剤、相溶化剤、着色剤(染料、顔料)
等が挙げられる。任意成分の配合量は、本発明の,難燃
性ポリカーボネート樹脂組成物の特性が維持される範囲
であれば特に制限はない。
脂組成物の製造方法について説明する。本発明の難燃性
ポリカーボネート樹脂組成物は、前記の各成分(A)、
(C)、(D)を上記割合で、さらに必要に応じて用い
られる、(B)、(E)〜(G)の各種任意成分、さら
には他の成分を適当な割合で配合し、混練することによ
り得られる。このときの配合および混練は、通常用いら
れている機器、例えばリボンブレンダー、ドラムタンブ
ラーなどで予備混合して、ヘンシェルミキサー、バンバ
リーミキサー、単軸スクリュー押出機、二軸スクリュー
押出機、多軸スクリュー押出機、コニーダ等を用いる方
法で行うことができる。混練の際の加熱温度は、通常2
40〜300℃の範囲で適宜選択される。なお、ポリカ
ーボネート樹脂とスチレン系樹脂以外の含有成分は、あ
らかじめ、ポリカーボネート樹脂、スチレン系樹脂ある
いはこれ以外の他の熱可塑性樹脂と溶融混練、すなわち
マスターバッチとして添加することもできる。
物は、上記の溶融混練成形機、あるいは、得られたペレ
ットを原料として、射出成形法、射出圧縮成形法、押出
成形法、ブロー成形法、プレス成形法、真空成形法、発
泡成形法などにより各種成形品を製造することができ
る。しかし、上記溶融混練方法により、ペレット状の成
形原料を製造し、ついで、このペレットを用いて、射出
成形、射出圧縮成形による射出成形品の製造に特に好適
に用いることができる。なお、射出成形方法としては、
外観のヒケ防止のため、あるいは軽量化のためのガス注
入成形を採用することもできる。
物から得られる射出成形品(射出圧縮を含む)として
は、複写機、ファックス、テレビ、ラジオ、テープレコ
ーダー、ビデオデッキ、パソコン、プリンター、電話
機、情報端末機、冷蔵庫、電子レンジなどのOA機器、
情報機器、電気・電子機器、家庭電化機器のハウジウン
グや各種部分品、さらには、自動車部品など他の分野に
も用いられる。
より具体的に説明するが、これらに、何ら制限されるも
のではない。 実施例1〜5および比較例1〜5 表1に示す割合で各成分を配合〔(A)、(B)成分は
重量%、他の成分は、(A)および(B)からなる樹脂
100重量部に対する重量部で示す。〕し、押出機(機
種名:VS40、田辺プラスチック機械株式会社製)に
供給し、260℃で溶融混練し、ペレット化した。な
お、すべての実施例および比較例において、酸化防止剤
としてイルガノックス1076(チバ・スペシャルティ
・ケミカルズ株式会社製)0.2重量部およびアデカス
タブC(旭電化工業株式会社社製)0.1重量部をそれ
ぞれ配合した。得られたペレットを、80℃で12時間
乾燥した後、成形温度260℃、金型温度60℃で射出
成形して試験片を得た。また、別途、成形品金型として
試験片に代えて、80mm×100mm×40mm(深
さ)で、肉厚:3mmであり、抜き勾配:0である、離
型性の評価試験金型を用いて同様な成形条件で成形を行
った。成形時の離型性、成形試験片の外観評価、得られ
た試験片を用いて性能を各種試験によって評価し、その
結果を表1に示した。
を次に示す。 (A)ポリカーボネート樹脂 PC:タフロン A1900(出光石油化学株式会社
製):ビスフェノールAポリカーボネート樹脂、MI=
20g/10分(300℃、1.2Kg荷重)、粘度平
均分子量:19000 (B)スチレン系樹脂 HIPS:耐衝撃ポリスチレン樹脂:IDEMITSU
PS IT44(出光石油化学社株式会社製):ポリ
ブタジエンにポリスチレンがグラフト重合したもの、ゴ
ム含有量=10重量%、MI:8g/10分(200
℃、5Kg荷重) (C)リン酸エステル化合物 C−1:レゾルシノールビス(ジ−2,6−ジメチルジ
フェニルホスフェート)〔融点=96℃〕、PX−20
0(大八化学株式会社製) C−2:トリス(2,6−ジメチルフエェニル)ホスフ
ェート〔融点=138℃〕:PX−130(大八化学株
式会社製) C−3:トリフェニルホスフェート〔融点=48℃〕:
TPP(大八化学株式会社製) (D)添加剤成分 D−1:ポリグリセリン(n=4)のステアリン酸フル
エステル化物 D−2:ポリエチレングリコール(分子量=8000) D−3:ペンタエリスリトールテトラステアレート D−4:グリセリンモノステアレート
(ダイキン化学工業株式会社製):分子量400万〜5
00万 (F)ゴム状弾性体 コアシェルタイプグラフトゴム状弾性体:メタブレンS
2001(三菱レーヨン株式会社製):複合ゴム系グラ
フト共重合体(ポリジメチルシロキサン含有量:50重
量%以上) (G)無機充填剤 タルク:FFR(浅田製粉株式会社製)、平均粒径:
0.7μm
40℃、金型温度60℃、肉厚3mm、幅10mm、射
出圧力110MPa)、単位:cm (2)離型性:突き出しピンの圧力を測定した。最大圧
力30Kg/cm2 、この値は小さい方が離型性がよ
い。 (3)成形品外観:ぶつの有無を目視観察 (4)ブルーミング:100ショット成形後、金型付着
を目視観察 (5)IZOD(アイゾット衝撃強度):ASTM D
256に準拠、23℃(肉厚1/8インチ)、単位:k
J/m2 (6)難燃性:UL94燃焼試験に準拠(試験片厚み=
1.5mm)
難燃性ポリカーボネート樹脂組成物では、特定な(D)
成分の添加によって、同じリン酸エステル化合物、同じ
配合量でV−0の優れた難燃性を示すのに対して、これ
を添加しないか、類似の他の添加剤の場合はV−1とそ
の難燃性のレベルが異なる。また、成形時の離型性、外
観のみならず衝撃強度も高いレベルにある。
(PC)、必要によりスチレン系樹脂(PS)との混合
樹脂に、高融点のリン酸エステル化合物を特定の添加剤
と併用することにより、リン酸エステルのブルーミング
の恐れがなく、しかも分散性が良好で、外観、衝撃強度
にも優れた成形品を得ることができる。また、成形時の
離型性もよいと言う予期せぬ効果の発現が見られる。ま
た、ハロゲン非含有リン酸エステルを用いることができ
るので、環境汚染の問題をも解決し得るものである。さ
らに、ポリカーボネート樹脂とスチレン系樹脂との併用
による溶融流動性向上と相まって、薄肉、難燃成形品と
してOA機器、電子・電気機器、機械部品、自動車部品
などの射出成形品分野への適用拡大が期待できる。
Claims (7)
- 【請求項1】 (A)ポリカーボネート樹脂20〜10
0重量%、(B)スチレン系樹脂80〜0重量%からな
る樹脂100重量部に対して、(C)融点が70℃以上
のリン酸エステル化合物1〜30重量部および(D)ポ
リグリセリン、ポリアルキレングリコール、あるいはこ
れらのエステル化物または多価アルコールと多価カルボ
ン酸のポリエステル化物より選ばれる少なくとも1種
0.1〜10重量部を含有する難燃性ポリカーボネート
樹脂組成物。 - 【請求項2】 スチレン系樹脂がゴム変性スチレン系樹
脂であり、(A)ポリカーボネート樹脂50〜95重量
%、(B)スチレン系樹脂50〜5重量%からなる請求
項1記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。 - 【請求項3】 さらに、(E)フルオロオレフィン樹脂
を、(A)および(B)からなる樹脂100重量部に対
して、0.05〜5重量部含有する請求項1または2記
載の難燃性ポリカーボネート樹脂組成物。 - 【請求項4】 さらに、(F)コアシェルタイプグラフ
トゴム状弾性体を、(A)および(B)からなる樹脂1
00重量部に対して、1〜30重量部含有する請求項1
〜3のいずれかに記載の難燃性ポリカーボネート樹脂組
成物。 - 【請求項5】 さらに、(G)無機充填剤を、(A)お
よび(B)からなる樹脂100重量部に対して、1〜1
00重量部含有する請求項1〜4のいずれかに記載の難
燃性ポリカーボネート樹脂組成物。 - 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載の難燃性ポ
リカーボネート樹脂組成物を射出成形してなる射出成形
品。 - 【請求項7】射出成形品が、OA機器、情報機器、電気
・電子機器もしくは家庭電化機器のハウジングまたはそ
れらの部品である請求項6記載の射出成形品。
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