JP2000103893A - 氷で作られたように見える発泡成形体及びその製造方法 - Google Patents

氷で作られたように見える発泡成形体及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 あたかも氷で作られたように見え、しかも水
を入れると内面に気泡が付着しているように見える発泡
成形体を提供する。 【解決手段】 タルクなどの発泡核剤は配合せず、ポリ
プロピレンなどの透明性を有する樹脂に0.01〜10
重量%の重曹を混練し、これを成形機に供給し、160
〜220℃に加熱した押出口から押出して発泡シートを
成形することによって、透明性を有する樹脂中に0.0
1mm〜2.5mm径の独立発泡セルが100〜500
個/cm2 の割合で散在し、かつ、これら独立発泡セル
の平均径が0.3mm〜1.5mmの範囲に入り、好ま
しくは0.2mm径未満の独立発泡セルの割合が15%
未満となるように設定することにより氷で作られたよう
に見える発泡成形体の製造に成功した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、氷で作られたよう
に見え、しかも水を入れると内面に気泡が付着している
ように見える発泡成形体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】あたか
も氷で作られたように見える食品用容器を形成できたな
ら、新鮮魚やお刺し身用のトレーとして使用できるばか
りか、何よりも清涼感を与えることができるから夏場の
売り上げ増大や食欲増進などにつながること間違いなし
である。更に、水を入れると炭酸水を入れた時のように
容器内面に気泡が付着しているように見えれば、一層清
涼感を与えることができ、例えば素麺やそのつゆ入れ容
器などとして最適である。
【0003】しかしながら、従来、このような容器もこ
れを形成する手段も開示されておらず、どのような容器
であれば氷で作られたように見え、しかも水を入れると
容器内面に気泡が付着しているように見えるのかすら不
明であった。
【0004】他方、お刺し身用のトレー等として使用さ
れている白い発泡容器は、ポリプロピレン中にフィラー
としてのケイ酸マグネシウム、顔料としてのチタン酸ホ
ワイト、並びに発泡剤としての炭酸水素ナトリウムを配
合して形成されることが多いが、かかる配合において単
に顔料を抜いて容器を形成しても、氷で作られたように
はとても見えなかった。
【0005】本発明は、あたかも氷で作られたように見
え、しかも水を入れると内面に気泡が付着しているよう
に見える発泡成形体及びその製造方法を提供せんとする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者が、どの
ような発泡成形体であれば氷で作られたように見え、し
かも水を入れると内面に気泡が付着しているように見え
るかについて鋭意研究した結果、樹脂中の各独立発泡セ
ルの大きさを比較的大きくすると共に樹脂中の独立発泡
セルの数を減らすことによりそのように見えること、更
にこれら独立発泡セルの大きさ及び数を所定範囲内に設
定しないと穴あき等が発生して商品として提供すること
が難しいことを見い出し、かかる知見に基づき本発明を
想到するに至ったものである。
【0007】すなわち、本発明は、発泡成形体の構成に
おいて、透明性を有する樹脂中に0.01mm〜2.5
mm径の独立発泡セルが100〜500個/cm2 の割
合で散在し、かつ、これら独立発泡セルの平均径が0.
3mm〜1.5mmの範囲に入り、好ましくは0.2m
m径未満の独立発泡セルの割合が15%未満となるよう
に構成することとした。
【0008】かかる構成は、一般に市販されている発泡
成形体が0.01mm〜0.3mm径(平均約0.15
mm)の独立発泡セルを極めて多数(当然に1cm2
たり500個を越える数)含んでいることと比較する
と、各独立発泡セルの大きさは顕著に大きく、数におい
ては顕著に少ないという特徴を有しており、外観におい
ては樹脂の透明性が独立発泡セルによって阻害されてお
らず、しかも各独立発泡セルを肉眼で確認でき、あたか
も氷で作られたように見えるという特徴を有している。
【0009】上記発泡成形体の構成において本発明は先
ず、0.01mm〜2.5mm径の独立発泡セルが10
0〜500個/cm2 の割合で散在するように設定して
いるが、これは100個/cm2 より少なくとも、50
0個/cm2 より多くとも氷で作られたように見えずら
くなり、また、独立発泡セルの径を2.5mmより大き
くすると穴あきなどの製造上の問題が生じてくるからで
ある。本発明は次に、樹脂中の独立発泡セルの平均径を
0.3mm〜1.5mmの範囲に入るように設定してい
るが、これは、平均径が0.3mmより小さくなると氷
で作られたようには見えずらくなる一方、平均径が1.
5mmを越えると穴あきなどの製造上の問題が生じてく
るからである。
【0010】上記構成の発泡成形体において、独立発泡
セルの混在割合は、0.01mm〜0.1mm径の独立
発泡セルが1〜10%、1.0mm〜2.5mm径の独
立発泡セルが30〜70%、残りが0.1mm〜1.0
mmとなるように設定することができる。すなわち1.
0mm〜2.5mm径の比較的大きな独立発泡セルが散
在し、かつこれら大きな独立発泡セルの間に小さな独立
発泡セルが混在する割合に設定することによりより確実
に氷で作られたように見せることができ、更に、70%
以上が0.1〜0.5mm径の独立発泡セルとなるよう
に成形できれば、より一層氷で作られたように見せるこ
とができる。
【0011】ところが、その後の研究によって、独立発
泡セルの混在割合を上記の範囲で設定した場合、容器の
肉厚と深さによっては穴あきが発生する可能性があるこ
とが分かってきた。そこで本発明は、かかる課題を解決
すべく、透明性を有する樹脂中に0.2mm〜2.5m
m径の独立発泡セルが100〜500個/cm2 好まし
くは100〜300個/cm2 、中でも特に好ましくは
100〜175個/cm2 の割合で散在し、かつ、全独
立発泡セルの平均径が0.3mm〜1.0mm好ましく
は0.3mm〜0.8mmの範囲に入るように、更に好
ましくは、樹脂中に存在する独立発泡セルの大きさが全
て0.2mm〜1.0mm径の範囲に入り、しかも0.
2mm〜0.5mm径のものが0.5mm〜1.0mm
径のものよりも多い、好ましくは0.2mm〜0.5m
m径のもの70〜90%に対し0.5mm〜1.0mm
径のものが30〜10%となるように設定して発泡成形
体を形成することとした。
【0012】このように形成すれば、氷で作られたよう
に見え、水を入れると内面に気泡が付着しているように
見えるばかりか、容器の肉厚を薄くしたり、深くしたり
しても穴あきの発生を防止することができる。したがっ
て特に深絞り容器の成形に適している。ただし、いくら
深絞り容器の成形に適していると言っても、例えば50
mm以上の深絞り容器を形成する場合には、底面の立ち
上がり、すなわち底面と側面との交差部には若干でもア
ールを付けるのが好ましい。当該交差部が尖っている場
合にはどうしても穴あきが発生する可能性を否定できな
いからである。
【0013】次に、上記発泡成形体の製造方法について
本発明は、発泡核剤を配合せず、透明性を有する樹脂に
0.01〜10重量%の重曹を混練し、これを成形機に
供給し、160〜220℃に加熱した押出口から押出し
て発泡シートを成形し、その後必要に応じて再び加熱処
理して発泡剤を発泡させるか、或いは、成形体の種類に
よっては、一旦上記シート成形物を真空成形や圧空成形
によって二次成形する製造方法を提案する。
【0014】上記製造方法は、タルクなどの発泡核剤を
配合しないことによってセルサイズを不均一にしてい
る。発泡成形体を形成する場合には、タルク等の発泡核
剤を配合することが一般的であるが、あえて発泡核剤を
配合しないことによってセルサイズを不均一にして氷で
作られたように見える発泡成形体に一歩近づけている。
さらに、本発明は、ポリオレフィンに0.01〜10重
量%の重曹を配合し、かつ押出し温度を160〜220
℃とすることによって、透明性を有する樹脂中に0.0
1mm〜2.5mm径の独立発泡セルが100〜500
個/cm2 の割合で散在し、かつ、これら独立発泡セル
の平均径が0.3mm〜1.5mmの範囲に入り、好ま
しくは0.2mm径未満の独立発泡セルの割合が15%
未満となるように発泡成形体を形成することができ、あ
たかも氷で作られて見え、水を入れると内面に気泡が付
着しているように見える発泡成形体を提供することがで
きる。
【0015】ここで、本発明における「透明性を有する
樹脂」は、透明性を有する樹脂であれば特に限定するも
のではなく、例えば、高密度ポリエチレン(HDP
E)、低密度ポリエチレン(LDPE)、ポリプロピレ
ン(PP)などのポリオレフィン系樹脂や、ポリビニル
アルコールなどのポリビニル系樹脂、ポリメタクリル酸
メチルなどのアクリル系樹脂、ポリスチレン、ナイロン
等のポリアミド系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、
L−ポリ乳酸などのポリエステル系樹脂などを挙げるこ
とができ、これらはそれぞれ単独で使用することもでき
るが、2種類以上を組み合わせて使用することもでき
る。
【0016】本発明において「発泡剤」としては、重曹
のみ単独で用いることもできるが、これにグルタミン酸
ナトリウムを組み合わせて使用するようにしてもよい。
発泡剤として重曹を使用することにより人体に対して安
全な発泡成形体を提供することができる。また、グルタ
ミン酸ナトリウムは食品添加物であるから人体に対して
安全であるし、これを添加することによって、所望の高
発泡倍率を得ることができ、さらには平滑で光沢を有す
る成形体表面を得ることができる。また、グルタミン酸
ナトリウムは可塑剤としても機能するため、成形加工し
やすくなる利点を得ることもできる。この場合のグルタ
ミン酸ナトリウムの配合量は、熱可塑性樹脂に対して
0.1〜5重量%が好ましい。
【0017】また、上記発泡成形体には、0.01〜5
重量%の「着色剤」を配合することができる。合成樹脂
用の着色剤として使用されている公知の顔料であれば、
発泡の核となることもない。中でもブルーイング剤を
0.1〜3重量%を配合するとより一層の清涼感を与え
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、実施例によって本発明をよ
り具体的に説明する。
【0019】(実施例1)先ず、押出用成形用に調整さ
れたポリプロピレン−1(商品名:E−105GM、出
光石油化学社)と、メタロセン触媒で予め処理したポリ
プロピレン−2(商品名:MD−632、モンテルJP
O社)と、重曹とを以下の配合でよく混合して原料を調
製した。
【0020】 ポリプロピレン−1 ・・・・・・・・・ 85重量% ポリプロピレン−2 ・・・・・・・・・ 15重量% (合計100重量%) 重曹 ・・・〜に対して 3重量%
【0021】次に、調整した原料を混合機で攪拌混合
し、この攪拌混合した原料を押出機のホッパーに投入
し、加熱溶融させながらスクリューで混練させながら前
進させ、溶融した混合物をTダイから押出してシート成
形体を成形した。この時、押出成形機の温度は約220
℃、Tダイの温度は約200℃に設定した。その後、得
られたシート成形体を真空成形してトレイ型食品容器を
得た。
【0022】得られた食品容器は、0.01mm〜2.
5mm径の独立発泡セルが約300個/cm2 の割合で
散在し、かつ、これら独立発泡セルの混在割合は、0.
01mm〜0.1mm径の独立発泡セルが5%、0.1
mm〜1.0mm径の独立発泡セルが45%、1.0m
m〜2.5mm径の独立発泡セル50%であり、独立発
泡セルの平均径は約1.0mmであり、あたかも氷で作
られたように見えた。また、容器内に水を満たすと内面
に気泡が付着しているように見えた。なお、その後上記
食品容器における独立発泡セルの混在割合を更に詳しく
調べたところ、0.01mm〜0.1mm径の独立発泡
セルが5%、0.1mm〜0.2mm径の独立発泡セル
が5%、0.2mm〜0.5mm径の独立発泡セルが3
0%、0.5mm〜1.0mm径の独立発泡セルが10
%、1.0mm〜2.5mm径の独立発泡セルが50%
の割合で含まれていた。図1は、この食品容器の組織を
示す顕微鏡拡大写真である。
【0023】なお、ほとんどの独立発泡セルは楕円形状
を呈しているため、独立発泡セルの径は、以下の式によ
って算出した。以下同様である。 独立発泡セルの径=(長径+短径)/2
【0024】(実施例2)先ず、押出用成形用に調整さ
れたポリプロピレン−1(商品名:E−105GM、出
光石油化学社)と、メタロセン触媒で予め処理したポリ
プロピレン−2(商品名:MD−632、モンテルJP
O社)と、重曹と、ブルーイング剤(顔料)を以下の配
合でよく混合して原料を調製した。
【0025】 ポリプロピレン−1 ・・・・・・・・・ 85重量% ポリプロピレン−2 ・・・・・・・・・ 13重量% ブルーイング剤 ・・・・・・・・・ 2重量% (合計100重量%) 重曹 ・・・〜に対して 3重量%
【0026】次に、調整した原料を混合機で攪拌混合
し、この攪拌混合した原料を押出機のホッパーに投入
し、加熱溶融させながらスクリューで混練させながら前
進させ、溶融した混合物をTダイから押出してシート成
形体を成形した。この時、押出成形機の温度は約220
℃、Tダイの温度は約200℃に設定した。その後、得
られたシート成形体を真空成形してトレイ型食品容器を
得た。
【0027】得られた食品容器は、0.01mm〜2.
5mm径の独立発泡セルが約300個/cm2 の割合で
散在し、かつ、これら独立発泡セルの混在割合は、0.
01mm〜0.1mm径の独立発泡セルが5%、0.1
mm〜1.0mm径の独立発泡セルが45%、1.0m
m〜2.5mm径の独立発泡セル50%であり、独立発
泡セルの平均径は約1.0であり、あたかも氷で作られ
たように見えた。また、容器内に水を満たすと内面に気
泡が付着しているように見えた。この食品容器について
もその後独立発泡セルの混在割合を更に詳しく調べたと
ころ、0.01mm〜0.1mm径の独立発泡セルが5
%、0.1mm〜0.2mm径の独立発泡セルが5%、
0.2mm〜0.5mm径の独立発泡セルが30%、
0.5mm〜1.0mm径の独立発泡セルが10%、
1.0mm〜2.5mm径の独立発泡セルが50%の割
合で含まれていた。
【0028】(比較例1)実施例1における重曹の代わ
りに、発泡剤としてハイドロセロール(商品名:HP−
40P、大日精化工業社製)を同量配合しでよく混合し
て原料を調製し、調整した原料を実施例1と同様にして
トレイ型食品容器を製造した。
【0029】得られた食品容器の独立発泡セルを調べて
みると、セルサイズは0.01mm〜0.5mm径の範
囲にとどまり、独立発泡セルの混在割合としては、0.
01mm〜0.1mm径の独立発泡セルが10%、0.
1mm〜0.5mm径の独立発泡セルが90%であり、
とても氷で作られたようには見えなかった。なお、図2
は、この食品容器の組織を示す顕微鏡拡大写真である。
【0030】(実施例3)上記実施例1における配合割
合、押出成形機の温度及びTダイの温度を若干変更する
ことにより、0.2mm〜1.0mm径の独立発泡セル
が約150個/cm2 の割合で散在し、かつ、これら独
立発泡セルの混在割合は、0.2mm〜0.5mm径の
独立発泡セルが80%、0.5mm〜1.0mm径の独
立発泡セル20%であり、独立発泡セルの平均径は約
0.4mmである食品容器を得ることができ、この食品
容器もあたかも氷で作られたように見え、容器内に水を
満たすと内面に気泡が付着しているように見えた。ま
た、0.2mm〜1.0mm径の独立発泡セルが約15
0個/cm2 の割合で散在し、かつ、これら独立発泡セ
ルの混在割合は、0.2mm〜0.5mm径の独立発泡
セルが80%、0.5mm〜1.0mm径の独立発泡セ
ル20%であり、独立発泡セルの平均径が約0.4mm
となるように調整して、様々な形の深さ10mm〜40
mmの食品容器を試作してみたところ、いずれの試作品
にも穴あきの発生は認められなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1で得られた食品容器の組織を示す顕微
鏡拡大写真である。
【図2】比較例1で得られた食品容器の組織を示す顕微
鏡拡大写真である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 101/00 B65D 1/00 A

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明性を有する樹脂中に0.01mm〜
    2.5mm径の独立発泡セルが100〜500個/cm
    2 の割合で散在し、かつ、全独立発泡セルの平均径が
    0.3mm〜1.5mmの範囲に入る構成を有する氷で
    作られたように見える発泡成形体。
  2. 【請求項2】 独立発泡セルの混在割合が、0.01m
    m〜0.1mm径の独立発泡セルが1〜10%、1.0
    mm〜2.5mm径の独立発泡セルが30〜70%、残
    りが0.1mm〜1.0mmである構成を有する請求項
    1に記載の氷で作られたように見える発泡成形体。
  3. 【請求項3】 透明性を有する樹脂中に0.2mm〜
    2.5mm径の独立発泡セルが100〜300個/cm
    2 の割合で散在し、かつ、全独立発泡セルの平均径が
    0.3mm〜1.0mmの範囲に入る構成を有する氷で
    作られたように見える発泡成形体。
  4. 【請求項4】 着色剤を0.01〜5重量%含有してな
    る請求項1〜3のいずれかに記載の氷で作られたように
    見える発泡成形体。
  5. 【請求項5】 発泡核剤を配合せず、透明性を有する樹
    脂に0.01〜10重量%の重曹を混練し、これを成形
    機に供給し、160〜220℃に加熱した押出口から押
    出して発泡シートを成形する工程を有する氷で作られた
    ように見える発泡成形体の製造方法。
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