JP2000100554A - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JP2000100554A
JP2000100554A JP10266291A JP26629198A JP2000100554A JP 2000100554 A JP2000100554 A JP 2000100554A JP 10266291 A JP10266291 A JP 10266291A JP 26629198 A JP26629198 A JP 26629198A JP 2000100554 A JP2000100554 A JP 2000100554A
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reference temperature
time
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cooking
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Tsuyoshi Hosoito
強志 細糸
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 てんぷら料理時において、食品が調理容器の
油の中に入れられたときに油の温度低下を迅速に回復さ
せることができるようにする。 【解決手段】 図1には、制御回路による温度制御、食
品投入検知、温度補償行程制御の様子が示されており、
てんぷら調理での温度制御時に、制御回路は、調理容器
に食品が入れられたとき(時点t3)、負荷投入検知温
度と「10秒」の継続時間により食品投入を検知する。
そして、食品投入が検知されると、食品投入検知時の第
2の基準温度より高い第3の基準温度で温度制御する温
度補償行程を実行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、てんぷら調理等に
おける温度制御に改良を加えた誘導加熱調理器に関す
る。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来より誘導加熱調理
器においては、油を使用したてんぷら調理等(フライ調
理,からあげ調理を含む)を行なう場合に、温度制御を
行なうようにしたものが知られている。このものにおい
ては、トッププレートの下面部に、調理容器を誘導加熱
する加熱コイルを配設すると共に温度センサを配設し、
この温度センサにより検出した温度と基準温度とに基づ
いて加熱コイルを駆動制御して出力調整を行ない、もっ
て油の温度を設定された温度に調整するようにしてい
る。
【0003】図36には、てんぷら調理における油の温
度制御の様子を示している。基準温度としては第1の基
準温度T1と第2の基準温度T2とが予め設定されてい
る。図中、実線による曲線Kjは温度センサによる検出
温度を示し、また破線による曲線Yjは油の温度を示し
ている。てんぷら調理が開始されると、検出温度Kjが
第1の基準温度T1よりも低いことから、加熱コイルが
駆動(高周波電力供給)され、そして検出温度Kjが第
1の基準温度T1に達すると、これより所定時間taの
間は、この第1の基準温度T1と検出温度Kjとに基づ
いて加熱コイルを駆動あるいは停止制御する。この時間
taの後に第2の基準温度T2(T2<T1)と検出温
度Kjとに基づいて加熱コイルを駆動・停止し、実際の
油の温度が、使用者側で設定した設定温度に安定的にキ
ープさせるように制御する。
【0004】ところで、温度センサの検出温度に対して
油の温度は時間的に遅れる傾向にあり、上述のように第
2の基準温度T2を設けて油の温度が安定的に設定温度
となるように制御することは有効である。ここで、例え
ば時点tsで油の中に食品(揚げようとする被調理物)
が入れられると、油の温度Yjが一度に大幅に下がる。
このような温度安定状態では、温度センサの検出温度も
比較的早くに温度低下するが、この検出温度が第2の基
準温度T2を下回ると直ぐに加熱ヒータが駆動されてし
まい、温度センサ付近の温度が直ぐに上がり、加熱ヒー
タが駆動停止されていまうといったことが繰り返され
る。これにより、油の温度が上昇せず、つまり温度回復
が遅れてしまう。
【0005】このため、油の温度がなかなか上昇せず、
てんぷらの上がり具合が良くないといった問題がある。
特に、食品が連続的に投入されたり、あるいは、食品が
大きい(例えばかき揚げ)場合には、油の温度が適正な
調理温度(第2の基準温度T2)までなかなか回復しな
い傾向が強い。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、てんぷら料理時において、被調理
物が調理容器の油の中に入れられたときに油の温度低下
を迅速に回復させることができ、もって被調理物を具合
良く揚げることができるようになる誘導加熱調理器を提
供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、トッ
ププレートの下方に配置され、該トッププレートに載置
された調理容器を誘導加熱する加熱コイルと、この加熱
コイルに高周波電力を供給する駆動手段と、前記トップ
プレートの下方に設けられ、少なくとも油を使用したて
んぷら調理等の温度検出に用いられる温度センサと、こ
の温度センサによる検出温度と、予め設定された基準温
度とに基づいて前記駆動手段を制御して温度制御する温
度制御手段と、てんぷら調理等での温度制御手段による
温度制御時に、前記温度センサによる検出温度に基づい
て調理容器の油中に被調理物が入れられたことを検知す
る負荷投入検知手段と、この負荷投入検知手段により被
調理物が入れられたことが検知されたときに、前記温度
制御手段に、被調理物投入検知時の基準温度より高い基
準温度で温度制御する温度補償行程を実行させる調理温
度補償手段とを備えてなるものである。
【0008】この構成においては、二つの特徴点があ
る。第1の特徴点は、負荷投入検知手段を設けたところ
にある。すなわち、負荷である被調理物が調理容器の油
の中に入れられると、油の温度が低下する。従って、被
調理物の投入を検知できれば、その後の加熱調理制御に
極めて有効となる。
【0009】第2の特徴点は、調理温度補償手段を設け
たところにある。すなわち、被調理物が調理容器の油の
中に入れられると、油の温度が低下することから、この
温度低下を迅速に回復させることは極めて重要であり、
調理温度補償手段は、前記負荷投入検知手段により被調
理物の投入が検知された時に、基準温度より高い基準温
度で温度制御する温度補償行程を実行させるから、つま
り、被調理物の投入が検知された時点で、基準温度が引
き上げられることになるから、この基準温度に対して検
出温度が相対的に低くなり、強制的に加熱コイルが駆動
されるところとなる。このように、被調理物の投入を自
動検知し、これに合わせて加熱コイルを強制駆動モード
とするから、被調理物投入に伴う油の温度低下を少なく
できると共に迅速に温度回復を図り得、揚げ物調理を良
好に行ない得るようになる。
【0010】請求項2の発明は、トッププレートの下方
に配置され、該トッププレートに載置された調理容器を
誘導加熱する加熱コイルと、この加熱コイルに高周波電
力を供給する駆動手段と、前記トッププレートの下方に
設けられ、少なくとも油を使用したてんぷら調理等の温
度検出に用いられる温度センサと、この温度センサによ
る検出温度と、予め設定された基準温度とに基づいて前
記駆動手段を制御して温度制御する温度制御手段と、て
んぷら調理等での温度制御手段による温度制御時に、前
記検出温度が基準温度よりも所定値以下の温度となる温
度低下状態が所定時間継続したときに、調理容器の油中
に被調理物が入れられたこととして検知する負荷投入検
知手段と、この負荷投入検知手段により被調理物が入れ
られたことが検知されたときに、前記温度制御手段に、
被調理物の投入検知時の基準温度より高い基準温度で温
度制御する温度補償行程を実行させる調理温度補償手段
とを備えてなるものである。
【0011】てんぷら調理等時において、被調理物が調
理容器の油の中に入れられると、油の温度が低下する。
このとき、検出温度も、時間的遅れがあるとはいうもの
の、その時の基準温度よりも若干下がる現象を示す。し
かるに、この構成においては、検出温度が基準温度より
も所定値以下の温度となる温度低下状態が所定時間継続
したときに、これをもって調理容器の油中に被調理物が
入れられたことを検知するから、被調理物の投入を確実
に検知できる。
【0012】そして負荷投入検知手段により被調理物が
入れられたことが検知されたときに、調理温度補償手段
により、被調理物の投入検知時の基準温度より高い基準
温度で温度制御する温度補償行程を実行させるから、つ
まり、基準温度が高められるから、検出温度が若干上昇
しても加熱コイルの駆動が停止されることはない。
【0013】請求項3の発明は、温度センサが、検出素
子が金属製容器で囲まれているかあるいは検出素子とト
ッププレートとの間に感熱板が介在する構成であるとこ
ろに特徴を有する。この構成においては、調理容器に対
する温度感知精度が向上するようになり、もって、被調
理物の投入検知精度が向上すると共に、温度補償行程の
実行制御精度が向上する。
【0014】請求項4の発明は、温度制御手段が、てん
ぷら調理等開始時に、予め定められた第1の基準温度に
基づく温度制御を予め定められた時間条件で行ない、そ
の後、第1の基準温度と同等もしくはそれ以下の第2の
基準温度で温度制御し、負荷投入検知手段は、第2の基
準温度での温度制御時に検知動作を実行するようになっ
ているところに特徴を有する。加熱コイルを駆動する
と、油の温度が上昇するが、温度センサの検出温度とは
時間的遅れがある。つまり、油の温度と検出温度との間
に温度差がある。このような状況下では、負荷投入検知
手段による被調理物の投入検知動作を行なっても信頼性
の乏しいものである。
【0015】しかるに上記構成においては、温度制御手
段が、てんぷら調理開始時に、予め定められた第1の基
準温度に基づく温度制御を予め定められた時間条件で行
ない、その後、第1の基準温度と同等もしくはそれ以下
の第2の基準温度で温度制御するから、つまり、最初に
油の温度を第1の基準温度まで必要十分に上げた後、第
2の基準温度による安定的な温度制御状態とすることが
できる。そして、この安定的な温度制御状態で、負荷投
入検知手段が検知動作を実行するようになっているか
ら、被調理物の投入検知を精度良く行なうことができ
て、信頼性が高まる。
【0016】請求項5の発明は、被調理物の投入検知時
における温度低下状態での低温度合いと該温度低下状態
の継続時間の長さとによって温度補償行程の基準温度と
実行時間との双方または一方を決定する補償態様決定手
段を設けたところに特徴を有する。
【0017】温度補償行程での基準温度を過度に高くし
てしまうと、油の温度の回復が図れるものの、油が過度
に温度上昇する虞もある。従って、その基準温度を適正
に高めることが望ましい。また温度補償行程の実行時間
も適正に高めることが望ましい。この基準温度及び温度
補償行程の実行時間の適正値は、被調理物投入時におけ
る温度低下状態での低温度合いと該温度低下状態の継続
時間の長さとによって決定することが好ましいことが本
発明者の調査によって判った。しかるに、上記構成にお
いては、被調理物の投入検知動作時の温度低下状態での
低温度合いと該温度低下状態の継続時間の長さとによっ
て温度補償行程の基準温度と実行時間との双方または一
方を決定する補償態様決定手段を設けたから、被調理物
の投入量に応じて、温度補償行程の基準温度と実行時間
との双方または一方を適正に決定でき、もって、油の温
度回復を迅速に行ないつつ油の温度過昇も防止できるも
のである。
【0018】請求項6の発明は、被調理物の投入検知時
における温度低下状態での低温度合いによって温度補償
行程の基準温度と実行時間との双方または一方を決定す
る補償態様決定手段を設けたところに特徴を有する。
【0019】本発明者の調査によれば、被調理物投入に
よって油の温度が低下した時、その温度低下量のみによ
っても良好な温度補償行程の基準温度と実行時間とを決
定できることが判明した。しかして、このようにするこ
とにより、比較的簡単な制御構成により温度補償行程の
基準温度と実行時間との双方または一方を適正に決定で
き、もって、油の温度回復を迅速に行ないつつ油の温度
過昇も防止できるものである。
【0020】請求項7の発明は、温度補償行程における
基準温度に対して、検出温度が所定値以上上回り且つこ
の状態が所定時間以上に達した時には、基準温度を温度
補償行程前の基準温度に変更する補償態様決定手段を設
けたところに特徴を有する。温度補償行程においては、
高い基準温度で温度制御するが、被調理物の投入量が少
ない場合(負荷が少ない場合)には、油の温度が回復し
た後さらに高くなって被調理物を揚げ過ぎてしまう虞が
ある。しかるに、この構成においては、温度補償行程に
おける基準温度に対して、検出温度が所定値以上となり
且つこの状態が所定時間以上継続することをもって、油
の温度が回復した後さらに高くなったことを検出でき、
そして、この時には、基準温度を温度補償行程前の基準
温度に変更するから、つまり基準温度を低めるから被調
理物が揚げ過ぎとなることを防止できる。
【0021】この場合、補償態様決定手段を、温度補償
行程における基準温度に対して、検出温度が、単に所定
値以上となった時に、基準温度を温度補償行程前の基準
温度に変更するように構成しても良い(請求項8の発
明)。このようにしても同様の作用が得られる。
【0022】請求項9の発明は、温度補償行程初期の温
度立上り度合いに応じて該温度補償行程の基準温度と実
行時間との双方または一方を変更する補償態様決定手段
を設けたところに特徴を有する。温度補償行程での基準
温度あるいは実行時間は、一義的でも初期の目的は達成
できるものであるが、被調理物の投入量が多・少により
適正化したほうが、さらに好ましい。この場合、被調理
物の投入量の多・少は温度補償行程初期の温度立上り度
合いから判定することが可能である。この点上記構成に
おいては、温度補償行程初期の温度立上り度合いに応じ
て基準温度と実行時間との双方または一方を変更するか
ら、被調理物の投入量が多・少に合った基準温度あるい
は実行時間を得ることができ、一層良好な揚げ具合が得
られる。
【0023】この場合、補償態様決定手段を、温度補償
行程初期の初期温度と所定時間ごとの検出温度との差の
積算値に応じて基準温度と実行時間との双方または一方
を変更する構成としても良い(請求項10の発明)。こ
の場合、温度センサの検出温度が電気的ノイズによって
瞬時的に異常値を示すことがあっても、積算値全体から
すると微少誤差の範囲となり、被調理物の投入量の多・
少を電気的ノイズに左右されずに精度良く判定できるも
のとなる。
【0024】請求項11の発明は、調理温度補償手段に
より温度補償行程の実行が終了したときに、加熱コイル
に対する高周波電力の供給を停止し、この状態での検出
温度の立下り度合いに応じてその後の基準温度または加
熱出力を変更して高周波電力を供給するようにしたとこ
ろに特徴を有する。被調理物の投入が数回行なわれるよ
うな場合では、その投入時期の一つが温度補償行程が終
了後であると、油の温度が急激に下がっててんぷら調理
の出来具合が悪くなる虞がある。しかるに上記構成で
は、加熱コイルに対する高周波電力の供給を停止した状
態での検出温度の立下り度合いをみることにより、被調
理物の投入の有無を判定し、これに応じてその後の基準
温度または加熱出力を変更して高周波電力を供給するか
ら、温度補償行程の終了後に被調理物の投入が行なわれ
ても、これを良好に揚げることができるようになる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例(請
求項1、2、3、4の発明に対応)につき図1ないし図
9を参照しながら説明する。まず、図2には、誘導加熱
調理器の全体構成を示しており、器本体1の上面にはト
ッププレート2が装着されており、前面のパネル部1a
には電源入り・切りスイッチ3、てんぷら調理選択スイ
ッチ4、加熱調理選択スイッチ5、温度・出力強度設定
スイッチ6が配設されていると共に、表示部7が配設さ
れている。上記てんぷら調理選択スイッチ4は、油を使
用したてんぷら調理を行なう時に操作されるもので、ま
た加熱調理選択スイッチ5は、鍋物や鉄板焼き等の調理
を行なう時に操作されるものである。さらに温度・出力
強度設定スイッチ6は、てんぷら調理が選択されたとき
には油の温度(目安温度)を設定し、また加熱調理が選
択されたときには、加熱強度を設定するためのものであ
る。なお、表示部7には、電源オン表示や、前記温度や
加熱強度の表示がなされるものである。
【0026】図3には、トッププレート部分の縦断面を
示しており、トッププレート2にはてんぷら鍋や煮炊き
鍋や鉄板等の調理容器が載置されるものであり、その下
方部には加熱コイル8が配設されている。そしてトップ
プレート2の下面には、例えば金属板からなる感熱板9
を介して温度センサ10が伝熱的に設けられている。上
記感熱板9は、薄板状をなしていて、図5に示すよう
に、温度センサ10と接触する部分9aが若干幅広とな
る細長な形状に形成されている。温度センサ10は図4
に示すように、検出素子10aが金属製容器10bで囲
まれた構成をないており、内部には接着剤10cが充填
されている。
【0027】図6には、電気的構成のブロック図を示し
ており、制御回路11はマイクロコンピュータを含んで
構成されており、この制御回路11には前記温度センサ
10による温度検出信号である検出温度が与えられ、ま
た、前述の各スイッチ3〜6を含んで構成されたスイッ
チ入力部12から各スイッチに応じたスイッチ信号が与
えられるようになっている。ブザー13は食品(被調理
物)投入時期を知らせるためのものであり、このブザー
13及び表示器7は制御回路11によって制御される。
また、駆動回路14及びインバータ回路15は駆動手段
16を構成しており、インバータ回路15はスイッチン
グ素子を有すると共に共振コンデンサを有して構成され
ており、加熱コイル8と上記共振コンデンサとで共振回
路を構成している。駆動回路14は上記インバータ回路
15のスイッチング素子を適宜のタイミングでオンオフ
してインバータ回路15を駆動し、もって加熱コイル8
に高周波電流(高周波電力)を供給するようになってい
る。
【0028】さて、上記制御回路11は、温度制御手
段、負荷投入検知手段及び調理温度補償手段として機能
するものであり、以下、この制御回路11の制御内容に
ついて図7及び図8のフローチャートを参照しながら述
べる。なお、このフローチャートは、てんぷら調理選択
スイッチ4によりてんぷら調理が選択され且つ温度・出
力強度スイッチ6により温度が設定された時にスタート
する。設定される温度としては、「140℃」、「15
0℃」、「160℃」、「170℃」、「180℃」及
び「200℃」があり、その中から一つが設定されるも
のである。
【0029】まず、この制御回路11においては、その
メモリに予め第1の基準温度、第2の基準温度、第3の
基準温度、負荷投入検知温度とが記憶されており、各温
度は使用者によって設定される上記温度(以下使用側設
定温度と称する)に対応して記憶されている(図9参
照)。各基準温度は、油の温度変化に対する温度センサ
10の検出温度の遅れを考慮して予め実験等により求め
たものである。例えば図9において使用側設定温度「1
40℃」をみた場合、第1の基準温度は「175℃」で
あり、これは、温度センサ10の遅れをみこしても油の
温度が140℃に達する温度である。また第2の基準温
度は「135℃」であり、これは、この温度状態を安定
的にキープすれば、油の温度が使用側設定温度である
「140℃」となる温度である。第3の基準温度は「1
75℃」であり、これは温度補償行程で用いられる基準
温度であり、油の温度低下の回復に適正な温度である。
さらにまた、負荷投入検知温度は、第1の基準温度より
も所定温度差「2℃」低い温度に設定されている。
【0030】最初のステップP0においては、初期設定
を行なう。この初期設定は、使用側設定温度に応じて、
図9のデータから第1の基準温度、第2の基準温度、第
3の基準温度、負荷投入検知温度を設定するものであ
る。次のステップP1においては、温度センサ10から
の検出温度が第1の基準温度を上回ったか否かを判断
し、上回っていなければステップP2に移行してインバ
ータ回路15を駆動(2kW出力)し、次のステップP
3では加熱終了指令があったか否か(電源入り・切りス
イッチ3が操作(オフ操作)されたか否か)を判断し、
加熱終了指令がなければステップP1に戻る。加熱開始
当初は、検出温度が第1の基準温度を下回っているか
ら、インバータ回路15は駆動される。
【0031】上記ステップP1において、検出温度が第
1の基準温度を上回ったことが判断されると(この時点
を図1に符号t1で示す)、ステップP4に移行して、
インバータ回路15の駆動を停止する。そして、ステッ
プP5に移行して所定時間例えば「90秒」をカウント
するタイマ(ソフトウエアによるタイマ)をセット(タ
イマ開始)する。そして、検出温度が第1の基準温度を
上回っていなければ(ステップP6にて判断)、インバ
ータ回路15を駆動し(ステップP7)、上回っていれ
ばインバータ回路15の駆動を停止する(ステップP
8)。つまり、第1の基準温度での温度制御行なう。こ
の温度制御は、上記「90秒」タイマがカウントアップ
されるか(ステップP9にて判断)加熱終了指令がある
まで(ステップP10にて判断)実行される。
【0032】ステップP9にて「90秒」タイマがカウ
ントアップされたことが判断されると(その時点を図1
に符号t2で示す)、ステップP11に移行して、検出
温度が、第2の基準温度を上回ったか否かを判断する。
つまり、第1の基準温度に代えて第2の基準温度で温度
制御することになる。このステップP11の判断に基づ
いてインバータ回路15を駆動し(ステップP12)、
あるいはインバータ回路15の駆動を停止する(ステッ
プP13)。なお、上記時点t2において、ブザー13
を食品投入時期報知のために駆動すると良い。
【0033】そして、ステップP14においては、検出
温度が、前記負荷投入検知温度(第2の基準温度よりも
所定値(2℃)以下の温度)となったか否かを判断す
る。つまり、てんぷら鍋の油に被調理物である食品が入
れられたか否かが検知される。検出温度が負荷投入検知
温度以下でないと判断されると(食品の投入検知がない
と)、加熱終了指令がなければ(ステップP15にて判
断)、ステップP11に戻る。
【0034】ここで、食品の投入があると(その時点を
図1に符号t3で示す)、油の温度が下がると共に、検
出温度も下がり、ステップP14において、検出温度が
負荷投入検知温度以下となったことが判断される(その
時点を図1に符号t4で示す)。この後、ステップP1
6に移行して所定時間継続(検知時間10秒継続)を検
知するための検知時間「10秒」タイマをセットする。
その「10秒」間においても第2の基準温度に基づいて
温度制御する(ステップP17〜ステップP19参照)
ものである。なお、この「10秒」間が経過する前に検
出温度が負荷投入検知温度を超えると(ステップP20
にて判断、「NO」)、再度タイマをセットする(ステ
ップP14)。
【0035】しかして、検出温度が負荷投入検知温度以
下である状態が「10秒」継続すると、これはステップ
P21で判断される(その時点を図1に符号t5にて示
す)。この判断により食品の投入が検知されることにな
る。この「10秒」継続の趣旨は、検出温度が電気的ノ
イズによって誤差があったりすることを考慮して、誤差
による瞬間的な温度低下を食品投入として誤検知しない
ようにするためである。そしてステップP23に移行す
る。
【0036】このステップP23からステップP28ま
での制御は、温度補償行程の制御たるものである。すな
わちステップP23では、温度補償行程の実行時間であ
る負荷有り温度制御時間「2分(120秒)」タイマを
セットし、ステップP24では、検出温度が第3の基準
温度を上回ったか否かを判断する。この第3の基準温度
は第2の基準温度よりも高く設定されている。この時点
t5では、検出温度が第3の基準温度を上回っているこ
とはないので、ステップP25に移行してインバータ回
路15を駆動する。
【0037】この場合インバータ回路15が駆動、つま
り加熱コイル8がてんぷら鍋を加熱して、温度センサ1
0近辺の温度が上がっても、検出温度に対して第3の基
準温度はかなり高いので、インバータ回路15は駆動さ
れたままとなり、換言すれば強制駆動形態となり、もっ
て、図1に示すように油の温度が立上ってゆく。そし
て、この検出温度が第3の基準温度を上回ると、ステッ
プP26に移行してインバータ回路15の駆動を停止す
る。このように第3の基準温度に基づいて温度制御され
る温度補償行程が2分間実行される。この「2分」がカ
ウントアップされると(ステップP27にて判断、その
時点を図1に符号t6にて示す)、ステップP11に戻
る。つまり、温度制御の基準温度が第2の基準温度に変
更されて、温度制御されると共に、食品投入検知動作が
行なわれる。
【0038】以上説明した本実施例によれば、食品がて
んぷら鍋の油の中に入れられたときにこれを自動的に検
知できる。そして、食品の投入が検知された時に、その
ときの基準温度である第2の基準温度より高い第3の基
準温度で温度制御する温度補償行程を実行させるから、
つまり、食品の投入が検知された時点で、基準温度が引
き上げるから、強制的に加熱コイル8を駆動でき、よっ
て、食品投入に伴う油の温度低下を少なくできると共に
迅速に温度回復を図り得、揚げ物調理を良好に行ない得
る。
【0039】特に、検出温度が第2の基準温度よりも所
定値以下の温度となる温度低下状態(負荷投入検知温度
以下となる状態)が所定時間である「10秒」継続した
ときに、これをもって調理容器に食品が入れられたこと
を検知するから、食品の投入を確実に検知できる。
【0040】また、本実施例によれば、温度センサ10
を、検出素子10aが金属製容器10bで囲まれた構成
としたから、てんぷら鍋に対する温度感知精度が向上す
るようになり、もって、食品投入検知精度が向上すると
共に、温度補償行程の実行制御精度が向上する。さらに
は、温度センサ10とトッププレート2との間に感熱板
9を介在させているので、さらに効果的である。なお、
温度センサとして、金属製容器を備えていない構成の場
合には、検出素子とトッププレートとの間に感熱板を直
接介在させる構成としても良い。
【0041】さらにまた、本実施例によれば、てんぷら
調理開始時に、予め定められた第1の基準温度に基づく
温度制御を予め定められた時間条件(第1の基準温度に
達してから90秒)で行ない、その後、第1の基準温度
以下の第2の基準温度で温度制御し、この第2の基準温
度での温度制御時に食品投入検知動作を実行するように
したから、最初に油の温度を第1の基準温度まで必要十
分に上げた後、第2の基準温度による安定的な温度制御
状態とすることができ、この安定的な温度制御状態で、
負荷投入検知手段が検知動作を実行できるようになり、
食品投入検知を精度良く行なうことができて、信頼性が
高まる。
【0042】図10ないし図14は本発明の第2の実施
例(請求項5の発明に対応)を示しており、この実施例
においては、制御回路11が補償態様決定手段としての
機能を有している点に特徴があり、フローチャート上で
いうと、ステップQ0、ステップQ20、ステップQ2
3に特徴がある。すなわち、ステップQ0の初期設定お
いては、使用側設定温度に基づいて、図12に示す第1
の基準温度、第2の基準温度及び負荷投入検知温度を初
期設定する。このとき第3の基準温度は設定していな
い。以下、ステップQ1ないしステップQ19までは第
1の実施例の図7のステップP1ないしステップP19
と同様の制御を行なう。ステップQ20が実行されるタ
イミングは、つまり図1でいうと時点t4で「10秒」
タイマがセットされたときから、時点t5までの期間
(食品投入検知動作期間)である。
【0043】この期間に、ステップQ20では、1秒毎
に、負荷投入検知温度から現在の検出温度を差し引い
て、その温度差を、前回の温度差に順次積算して、順次
メモリに記憶させる。この処理の趣旨は、検出温度が負
荷投入検知温度以下の状態(温度低下状態)での低温度
合いと、該温度低下状態の継続時間(この場合10秒と
いった固定値としている)の長さとの双方の要素を測定
するものであり、上記温度差積算値にこの測定要素が含
まれるところとなる。
【0044】この測定の趣旨は、次の温度補償行程で用
いられる第3の基準温度と実行時間(フローチャートで
は負荷有り温度制御時間と称している)とを適正に決定
するところにある。すなわち、仮に、温度補償行程での
第3の基準温度を過度に高くしてしまうと、油の温度の
回復が図れるものの、油が過度に温度上昇する虞もあ
る。従って、その第3の基準温度と実行時間とを適正に
高めることが望ましい。この第3の基準温度及び温度補
償行程の実行時間の適正値は、食品投入時における温度
低下状態での低温度合いと該温度低下状態の継続時間の
長さとによって決定することが好ましいことが本発明者
の調査によって判った。この調査によって得られたデー
タを図13及び図14に示している。この図13におい
ては第3の基準温度を表し、図14においては実行時間
を表している。
【0045】そして、ステップQ23においては、この
時の使用側設定温度と上記積算値とに基づいて、図13
及び図14のデータから第3の基準温度及び実行時間を
決定する。この後、ステップQ24ないしステップQ2
9(制御内容は図8のステップP23ないしステップP
28と同じである)に移行して、温度補償行程が実行さ
れるが、この時の基準温度は、上述のようにして決定さ
れた第3の基準温度となり、ステップQ24の負荷有り
温度制御時間は図14に基づいて決定された実行時間と
なる。
【0046】このような第2の実施例においては、食品
投入に伴う温度低下状態での低温度合いと該温度低下状
態の継続時間の長さとによって、温度補償行程の第3の
基準温度と該温度補償行程の実行時間とを決定するよう
にしたから、食品の投入量に応じて、温度補償行程の基
準温度と該温度補償行程の実行時間とを適正に決定で
き、もって、油の温度回復を迅速に行ないつつ油の温度
過昇も防止できる。なお、上記実施例では、温度補償行
程の基準温度と実行時間との双方を決定するようにした
がいずれか一方でも良い。
【0047】図15ないし19は本発明の第3の実施例
(請求項6の発明に対応)を示しており、この実施例に
おいては、補償態様決定手段の構成が第2の実施例と異
なるものであり、フローチャート上は、ステップR0、
ステップR16〜ステップR20、ステップR22、ス
テップR23、ステップR24に特徴がある。
【0048】すなわち、ステップR0では、使用側設定
温度に基づいて、図17に示すデータから第1の基準温
度、第2の基準温度及び負荷投入検知温度を設定する。
ステップR14で「YES」となった時(検出温度が食
品投入検知温度以下となった時)、ステップR16〜ス
テップR20において、検知時間「10秒」が経過する
までは第2の基準温度で温度制御し、経過すると、ステ
ップR22にて、現在の検出温度から第2の基準温度を
差し引き、その温度差をメモリに記憶する。そして、ス
テップR23では、その差が「−2deg」以上である
(さほど低温となっていない)か否かを判断する。以上
であれば、油の温度がさほど低下していないと判定して
ステップR14に戻る。温度差が「−2deg」を下回
っていれば、油の温度が低下していると判定してステッ
プR24に移行する。
【0049】このステップR24では、この時の使用側
設定温度と上記温度差とに基づいて、図18及び図19
のデータから第3の基準温度及び実行時間(負荷有り温
度制御時間)を決定する。この後、ステップR25ない
しステップR30(制御内容は図10のステップQ24
ないしステップQ29と同じである)に移行して、温度
補償行程が実行されるが、ステップR25の実行時間で
ある負荷有り温度制御時間は図19に基づいて決定され
た実行時間となり、ステップR26の基準温度は、上述
の図18に基づいて決定された第3の基準温度となる。
【0050】この実施例の趣旨は次にある。すなわち、
食品投入によって油の温度が低下した時、その温度低下
量のみによっても良好な温度補償行程の第3の基準温度
と該温度補償行程の実行時間とを決定できることが判明
した。しかして、この実施例では、このようにすること
により、温度補償行程の基準温度と該温度補償行程の実
行時間とを適正に決定でき、もって、油の温度回復を迅
速に行ないつつ油の温度過昇も防止できる。なお、上記
実施例では、温度補償行程の基準温度と実行時間との双
方を決定するようにしたがいずれか一方でも良い。
【0051】図20ないし図23は本発明の第4の実施
例(請求項7の発明に対応)を示している。この実施例
においては、補償態様決定手段の構成が第2の実施例と
異なるものであり、フローチャート上は、ステップS
0、ステップS27、ステップS31、ステップS3
2、ステップS36、ステップS37に特徴がある。
【0052】ステップS0では、使用側設定温度に基づ
いて、図22に示すデータから第1の基準温度、第2の
基準温度、第3の基準温度、負荷投入検知温度及び所定
値たる高温制御停止判定温度を設定する。ステップS2
7では、負荷有り温度制御時間(この場合2分)の残り
時間が1分以下になったか否か(温度補償行程が開始さ
れてから1分経過したか否か)を判定する。つまり図2
3の時点t5から1分が経過(時点t6)したか否かを
判断する。残り時間が1分を上回っているとき(時点t
6に達していないとき)には、ステップS28〜ステッ
プS30、ステップS38、ステップS39を経てステ
ップS24に戻る閉ループが実行され、これにより第3
の基準温度で温度制御されている。
【0053】しかして、ステップS27で、残り時間が
1分以下となったことが判断されると、ステップS31
に移行して、検出温度が高温制御停止判定温度を上回っ
たか否かを判断する。そして、ステップS32に移行し
て高温制御停止判定時間「10秒」のタイマをセットす
る。そして、ステップS33〜ステップS35から判る
ように第3の基準温度で温度制御しながら、ステップS
36で再度、検出温度が高温制御停止判定温度を上回っ
たか否かを判断する。このとき、検出温度が高温制御停
止判定温度を上回っていないと判断された時(「N
O」)には、ステップS24〜ステップS26を経てス
テップS27に戻り、高温制御停止判定時間「10秒」
のタイマを再セットする(タイマが最初からカウント開
始する)。
【0054】ここで、検出温度が高温制御停止判定温度
を上回った状態が、高温制御停止判定時間「10秒」継
続すると、ステップS36及びステップS37を経て、
ステップS11に戻る。このステップS11以降では、
第2の基準温度で温度制御がなされる。つまり、温度補
償行程において、食品投入量が少ない場合、油の温度が
適正値よりも高くなるおそれがあるが、この実施例で
は、検出温度が高温制御停止判定温度を上回った状態が
高温制御停止判定時間「10秒」継続することをもっ
て、油の温度が適正値よりも高くなったことを検出し、
そして、温度制御の基準温度を以前の基準温度である第
2の基準温度に戻すことにより、食品の揚げ過ぎを防止
するものである。なお、この場合の検出温度の変化の様
子を図23に示している。なお、この場合のステップS
37のカウントアップ時点を符号t7で示しており、こ
の時点t7で基準温度が第3の基準温度から第2の基準
温度に変更されている。
【0055】この第4の実施例によれば、次の効果を得
ることができる。すなわち、温度補償行程においては、
高い基準温度で温度制御するが、食品の投入量が少ない
場合(負荷が少ない場合)には、油の温度が回復した後
さらに高くなって食品を揚げ過ぎてしまう虞がある。し
かるに、この第4の実施例によれば、温度補償行程にお
ける第3の基準温度に対して、検出温度が所定値(高温
制御停止判定温度)以上となり且つ所定時間(高温制御
停止判定時間)継続したことをもって、油の温度が回復
した後さらに高くなったことを検出でき、そして、この
時には、基準温度を温度補償行程前の第2の基準温度に
変更するから、つまり基準温度を低めるから食品が揚げ
過ぎとなることを防止できる。
【0056】この場合、補償態様決定手段を、温度補償
行程における基準温度に対して、検出温度が、単に所定
値以上上回った時に、基準温度を温度補償行程前の基準
温度に変更するように構成しても良い。このようにして
も同様の作用・効果が得られる。
【0057】図24ないし図29は本発明の第5の実施
例(請求項9及び10の発明に対応)を示しており、こ
の実施例では、補償態様決定手段の構成が第2の実施例
と異なるものであり、フローチャート上は、ステップT
0、ステップT23〜ステップT32に特徴がある。す
なわち、ステップT0においては、使用側設定温度に基
づいて、図26に示すデータから第1の基準温度、第2
の基準温度、第3の基準温度(初期設定値)及び負荷投
入検知温度を設定する。ステップT23が実行される時
点は、図29の時点t5(負荷投入が検知された時点)
であり、このステップT23〜ステップT30では、温
度補償行程開始から「30秒」間での温度立上り度合い
を検出するようにしている。すなわち、ステップT23
では、立上り度合い検知時間「30秒」タイマをセット
し、ステップT24では、検出温度を初期温度として記
憶する。
【0058】ステップT25では、立上り度合い検知時
間「30秒」がカウントアップされたか否かを判断し、
カウントアップされないときには、ステップT26から
ステップT27あるいはステップT28に移行して、ス
テップT0で設定した第3の基準温度(初期設定値)で
温度制御を行なう。次のステップT29では、1秒毎に
現在の検出から前記ステップT24の検出温度つまり初
期温度を差し引いて温度差を計算し、これを前回の温度
差に順次積算し、その積算値をメモリに記憶する。この
温度差の計算及び積算は、加熱終了しないことを条件に
立上り度合い検知時間「30秒」の間実行される。この
「30秒」がカウントアップされると(ステップT25
にて判断、この時点を図29に時点t5′にて示す)、
ステップT31に移行する。
【0059】このステップT31では、この時の使用側
設定温度と上記積算値とに基づいて、図27のデータか
ら負荷有り温度制御時間(実行時間)を決定し、この時
間についてのタイマをセットする。次のステップT32
では、同じくこの時の使用側設定温度と上記積算値とに
基づいて、図28のデータから第3の基準温度を決定
(変更)する。この後、ステップT33〜ステップT3
7により、上記決定された実行時間及び変更された第3
の基準温度で温度制御される(温度補償行程が実行され
る)。
【0060】この実施例における制御の趣旨は次にあ
る。すなわち、温度補償行程での第3の基準温度あるい
は実行時間は、一義的でも初期の目的は達成できるもの
であるが、食品の投入量が多・少により適正化したほう
が、さらに好ましい。この場合、食品の投入量の多・少
は温度補償行程初期の温度立上り度合いから判定するこ
とが可能である。この点上記実施例においては、温度補
償行程初期の温度立上り度合いを、ステップT29の積
算値により検出し、この積算値に応じて基準温度と実行
時間とを変更するから、食品の投入量が多・少に合った
基準温度あるいは実行時間を得ることができ、一層良好
な揚げ具合が得ることができる。
【0061】特に、温度立上り度合いを、温度補償行程
初期の初期温度と所定時間ごとの検出温度との差の積算
値をもって検出するようにしたから、温度センサ10の
検出温度が電気的ノイズによって瞬時的に異常値を示す
ことがあっても、積算値全体からすると微少誤差の範囲
となり、食品の投入量の多・少を電気的ノイズに左右さ
れずに精度良く判定できる。なお、温度立上り度合い
は、温度補償行程開始時の初期温度と30秒経過時点で
の検出温度との差から検出するようにしても良い。上記
実施例では、温度補償行程の基準温度と実行時間との双
方を決定するようにしたがいずれか一方でも良い。
【0062】図30ないし図35は本発明の第6の実施
例(請求項11の発明に対応)を示しており、第1の実
施例の図7及び図8のステップP0〜ステップP28と
本実施例のステップU0〜ステップU28とは同一であ
る。しかして、ステップU29に移行する時点は、図3
4のt6の時点(温度補償行程終了時点)である。
【0063】このステップU29では、再出力判定時間
「20秒」タイマをセットし、次のステップU30では
検出温度に関係なくインバータ回路15の駆動を停止す
る。ステップU31では、検出温度を初期温度として記
憶する。次のステップU32では、1秒毎に、この初期
温度から検出温度を差し引いて、その温度差を積算し、
その積算値をメモリに記憶する。この温度差計算及び積
算並びに記憶は上述の再出力判定時間がカウントアップ
されるまで(ステップU33にて判断、その時点を図3
4及び図35に符号t7にて示している)行なわれる。
この温度差積算値は、温度補償行程終了時点から「20
秒」の間に食品が投入されたか否かを検知するためのも
のであり、食品が投入されると、温度の立下り度合いが
大きくて上記温度差積算値も小さくなり、食品が投入さ
れないとすると、温度の立下り度合いが小さくて上記温
度差積算値が大きくなるものである。
【0064】しかしてステップU35では、温度差積算
値と使用側設定温度とに基づいて、図32及び図33に
示すデータから再加熱時間と第4の基準時間とを決定す
る。これら図32及び図33において、温度差積算値が
小さい(温度立下り度合いが大きい)ほど再加熱時間を
長くし、第4の基準温度を高くする。なお、積算値が4
00以上の場合には、再加熱時間を「0分」、つまり第
4の基準温度での温度制御は実行せず、第2の基準温度
による温度制御に移行するものである。
【0065】ステップU36においては、決定された再
加熱時間についてのタイマをセットし、この後ステップ
U37からステップU38あるいはステップU39に移
行して、決定された第4の基準温度で温度制御する。こ
の再加熱時間がカウントアップされると(ステップU4
0にて判断)、ステップU11に戻り、第2の基準温度
で温度制御される。ここで、図34には、上記再加熱判
定時間の間に食品投入がない場合を示しており、この場
合には、再加熱時間が「0分」とされ、第4の基準温度
による温度制御は実行せず、第2の基準温度による温度
制御となる。また、図35には、上記再加熱判定時間の
間に食品投入が有った場合を示しており、この場合に
は、ステップU35にて決定された第4の基準温度で温
度制御が、同じくステップU35で決定された再加熱時
間の間実行されるものである。
【0066】この第6の実施例によれば、次の効果を得
ることができる。すなわち、食品の投入が数回行なわれ
るような場合では、その投入時期の一つが温度補償行程
が終了後であると、油の温度が急激に下がっててんぷら
調理の出来具合が悪くなる虞がある。しかるにこの実施
例によれば、加熱コイル8に対する高周波電力の供給を
停止した状態での検出温度の立下り度合いをみることに
より、食品の投入の有無を判定し、これに応じてその後
の基準温度を変更して高周波電力を供給するから、温度
補償行程の終了後に食品の投入が行なわれても、これを
良好に揚げることができる。
【0067】なお、この実施例では、再加熱時間も変更
するようにしたが、これは固定値としても良い。また、
基準温度を変更せずに加熱コイル8の加熱出力(換言す
れば高周波電力)を変更するようにしても良い。
【0068】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなよう
に、次の効果を得ることができる。請求項1の発明によ
れば、てんぷら調理等での温度制御手段による温度制御
時に、温度センサによる検出温度に基づいて調理容器に
被調理物が入れられたことを検知し、被調理物が入れら
れたことが検知されたときに、この被調理物投入検知時
の基準温度より高い基準温度で温度制御する温度補償行
程を実行させるようにしたから、被調理物投入に伴う油
の温度低下を少なくできると共に迅速に温度回復を図り
得、揚げ物調理を良好に行ない得る。請求項2の発明に
よれば、検出温度が基準温度よりも所定値以下の温度と
なる温度低下状態が所定時間継続したときに、これをも
って調理容器に被調理物が入れられたことを検知するか
ら、被調理物の投入を確実に検知できる。
【0069】請求項3の発明によれば、温度センサが、
検出素子が金属製容器で囲まれているかあるいは検出素
子とトッププレートとの間に感熱板が介在する構成であ
るから、調理容器に対する温度感知精度が向上し、もっ
て、被調理物投入検知精度が向上すると共に、温度補償
行程の実行制御精度が向上する。
【0070】請求項4の発明によれば、温度制御手段
が、てんぷら調理等開始時に、予め定められた第1の基
準温度に基づく温度制御を予め定められた時間条件で行
ない、その後、第1の基準温度と同等もしくはそれ以下
の第2の基準温度で温度制御するから、つまり、最初に
油の温度を第1の基準温度まで必要十分に上げた後、第
2の基準温度による安定的な温度制御状態とすることが
でき、そして、この安定的な温度制御状態で、負荷投入
検知手段が検知動作を実行するから、被調理物投入検知
を精度良く行なうことができて、信頼性が向上する。
【0071】請求項5の発明によれば、被調理物投入検
知動作時における低温度合いと該温度低下状態の継続時
間の長さとによって温度補償行程の基準温度と実行時間
との双方または一方を決定するようにしたから、被調理
物の投入量に応じて、温度補償行程の基準温度と該温度
補償行程の実行時間とを適正に決定でき、もって、油の
温度回復を迅速に行ないつつ油の温度過昇も防止でき
る。
【0072】請求項6の発明によれば、被調理物投入検
知動作時における低温度合いによって温度補償行程の基
準温度と実行時間との双方または一方を決定するように
したから、比較的簡単な制御構成により温度補償行程の
基準温度と該温度補償行程の実行時間とを適正に決定で
き、もって、油の温度回復を迅速に行ないつつ油の温度
過昇も防止できる。
【0073】請求項7の発明によれば、温度補償行程に
おける基準温度に対して、検出温度が所定値以上となり
且つこの状態が所定時間以上継続することをもって、油
の温度が回復した後さらに高くなったことを検出でき、
そして、この時には、基準温度を温度補償行程前の基準
温度に変更するから、つまり基準温度を低めるから被調
理物が揚げ過ぎとなることを防止できる。請求項8の発
明によれば、温度補償行程における基準温度に対して、
検出温度が単に所定値以上となった時に、基準温度を温
度補償行程前の基準温度に変更するようにしているか
ら、上述と同様の効果が得られる。
【0074】請求項9の発明によれば、温度補償行程初
期の温度立上り度合いに応じて基準温度と実行時間との
双方または一方を変更するから、被調理物の投入量が多
・少に合った基準温度あるいは実行時間を得ることがで
き、一層良好な揚げ具合が得られるものである。請求項
10の発明によれば、温度補償行程初期の初期温度と所
定時間ごとの検出温度との差の積算値に応じて基準温度
と実行時間との双方または一方を変更するようにしたか
ら、被調理物の投入量検知を電気的ノイズに左右されず
に精度良く判定できる。
【0075】請求項11の発明は、加熱コイルに対する
高周波電力の供給を停止した状態での検出温度の立下り
度合いをみることにより、被調理物の投入の有無を判定
し、これに応じてその後の基準温度または加熱出力を変
更して高周波電力を供給するから、温度補償行程の終了
後に被調理物の投入が行なわれても、これを検知でき、
そして、良好な揚げ具合を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に関し、検出温度及び加
熱コイルの駆動状況並びに油温度の変化の様子を示す図
【図2】全体の斜視図
【図3】トッププレート部分の縦断側面図
【図4】温度センサの縦断側面図
【図5】感熱板の平面図
【図6】電気的構成のブロック図
【図7】制御内容を示すフローチャート
【図8】制御内容を示すフローチャート
【図9】使用側設定温度によって設定される各基準温度
及び負荷投入検知温度のデータ内容を示す図
【図10】本発明の第2の実施例を示す制御内容のフロ
ーチャート
【図11】制御内容のフローチャート
【図12】使用側設定温度によって設定される各基準温
度及び負荷投入検知温度のデータ内容を示す図
【図13】使用側設定温度と温度差積算値とによって決
定される第3の基準温度のデータ内容を示す図
【図14】使用側設定温度と温度差積算値とによって決
定される実行時間のデータ内容を示す図
【図15】本発明の第3の実施例を示す制御内容のフロ
ーチャート
【図16】制御内容のフローチャート
【図17】使用側設定温度によって設定される各基準温
度及び負荷投入検知温度のデータ内容を示す図
【図18】使用側設定温度と温度差とによって決定され
る第3の基準温度のデータ内容を示す図
【図19】使用側設定温度と温度差とによって決定され
る実行時間のデータ内容を示す図
【図20】本発明の第4の実施例を示す制御内容のフロ
ーチャート
【図21】制御内容のフローチャート
【図22】使用側設定温度によって設定される各基準温
度及び負荷投入検知温度並びに高温制御停止判定温度の
データ内容を示す図
【図23】検出温度及び加熱コイルの駆動状況並びに油
温度の変化の様子を示す図
【図24】本発明の第5の実施例を示す制御内容のフロ
ーチャート
【図25】制御内容のフローチャート
【図26】使用側設定温度によって設定される各基準温
度及び負荷投入検知温度のデータ内容を示す図
【図27】使用側設定温度と温度差積算値とによって決
定される実行時間のデータ内容を示す図
【図28】使用側設定温度と温度差積算値とによって決
定される第3の基準温度のデータ内容を示す図
【図29】検出温度及び加熱コイルの駆動状況並びに油
温度の変化の様子を示す図
【図30】本発明の第6の実施例を示す制御内容のフロ
ーチャート
【図31】制御内容のフローチャート
【図32】使用側設定温度と温度差積算値とによって決
定される再加熱時間のデータ内容を示す図
【図33】使用側設定温度と温度差積算値とによって決
定される第4の基準温度のデータ内容を示す図
【図34】温度補償行程終了後における食品投入がない
場合の図1相当図
【図35】温度補償行程終了後における食品投入が有る
場合の図1相当図
【図36】従来例に関し、検出温度及び油温度の変化と
加熱コイルの駆動状況とを示す図
【符号の説明】
2はトッププレート、8は加熱コイル、9は感熱板、1
0は温度センサ、10aは検出素子、10bは金属製容
器、11は制御回路(温度制御手段、負荷投入検知手
段、調理温度補償手段、補償態様決定手段)、16は駆
動手段を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K051 AA08 AB02 AB04 AC09 AC33 AC36 AC38 AC39 AD04 AD15 AD19 AD26 AD28 BD02 BD04 CD03 CD09 CD10 CD39 CD40 CD42

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トッププレートの下方に配置され、該ト
    ッププレートに載置された調理容器を誘導加熱する加熱
    コイルと、 この加熱コイルに高周波電力を供給する駆動手段と、 前記トッププレートの下方に設けられ、少なくとも油を
    使用したてんぷら調理等の温度検出に用いられる温度セ
    ンサと、 この温度センサによる検出温度と、予め設定された基準
    温度とに基づいて前記駆動手段を制御して温度制御する
    温度制御手段と、 てんぷら調理等での温度制御手段による温度制御時に、
    前記温度センサによる検出温度に基づいて調理容器の油
    中に被調理物が入れられたことを検知する負荷投入検知
    手段と、 この負荷投入検知手段により被調理物が入れられたこと
    が検知されたときに、前記温度制御手段に、被調理物投
    入検知時の基準温度より高い基準温度で温度制御する温
    度補償行程を実行させる調理温度補償手段とを備えてな
    る誘導加熱調理器。
  2. 【請求項2】 トッププレートの下方に配置され、該ト
    ッププレートに載置された調理容器を誘導加熱する加熱
    コイルと、 この加熱コイルに高周波電力を供給する駆動手段と、 前記トッププレートの下方に設けられ、少なくとも油を
    使用したてんぷら調理の温度検出に用いられる温度セン
    サと、 この温度センサによる検出温度と、予め設定された基準
    温度とに基づいて前記駆動手段を制御して温度制御する
    温度制御手段と、 てんぷら調理等での温度制御手段による温度制御時に、
    前記検出温度が基準温度よりも所定値以下の温度となる
    温度低下状態が所定時間継続したときに、調理容器の油
    中に被調理物が入れられたこととして検知する負荷投入
    検知手段と、 この負荷投入検知手段により被調理物が入れられたこと
    が検知されたときに、前記温度制御手段に、被調理物の
    投入検知時の基準温度より高い基準温度で温度制御する
    温度補償行程を実行させる調理温度補償手段とを備えて
    なる誘導加熱調理器。
  3. 【請求項3】 温度センサは、検出素子が金属製容器で
    囲まれているかあるいは検出素子とトッププレートとの
    間に感熱板が介在する構成であることを特徴とする請求
    項1または2記載の誘導加熱調理器。
  4. 【請求項4】 温度制御手段が、てんぷら調理等開始時
    に、予め定められた第1の基準温度に基づく温度制御を
    予め定められた時間条件で行ない、その後、第1の基準
    温度と同等もしくはそれ以下の第2の基準温度で温度制
    御し、 負荷投入検知手段は、第2の基準温度での温度制御時に
    検知動作を実行するようになっていることを特徴とする
    請求項1または2記載の誘導加熱調理器。
  5. 【請求項5】 被調理物の投入検知時における温度低下
    状態での低温度合いと該温度低下状態の継続時間の長さ
    とによって温度補償行程の基準温度と実行時間との双方
    または一方を決定する補償態様決定手段を設けたことを
    特徴とする請求項2記載の誘導加熱調理器。
  6. 【請求項6】 被調理物の投入検知時における温度低下
    状態での低温度合いによって温度補償行程の基準温度と
    実行時間との双方または一方を決定する補償態様決定手
    段を設けたことを特徴とする請求項2記載の誘導加熱調
    理器。
  7. 【請求項7】 温度補償行程における基準温度に対し
    て、検出温度が所定値以上上回り且つこの状態が所定時
    間以上に達した時には、基準温度を温度補償行程前の基
    準温度に変更する補償態様決定手段を設けたことを特徴
    とする請求項1または2記載の誘導加熱調理器。
  8. 【請求項8】 温度補償行程における基準温度に対し
    て、検出温度が所定値以上となった時に、基準温度を温
    度補償行程前の基準温度に変更する補償態様決定手段を
    設けたことを特徴とする請求項1または2記載の誘導加
    熱調理器。
  9. 【請求項9】 温度補償行程初期の温度立上り度合いに
    応じて該温度補償行程の基準温度と実行時間との双方ま
    たは一方を変更する補償態様決定手段を設けたことを特
    徴とする請求項1または2記載の誘導加熱調理器。
  10. 【請求項10】 温度補償行程初期の初期温度と所定時
    間ごとの検出温度との差の積算値に応じて該温度補償行
    程の基準温度と実行時間との双方または一方を変更する
    補償態様決定手段を設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の誘導加熱調理器。
  11. 【請求項11】 調理温度補償手段による温度補償行程
    の実行が終了したときに、加熱コイルに対する高周波電
    力の供給を停止し、この状態での検出温度の立下り度合
    いに応じてその後の基準温度または加熱出力を変更して
    高周波電力を供給するようにしたことを特徴とする請求
    項1または2記載の誘導加熱調理器。
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