JPH04137388A - 加熱調理器の温度制御装置 - Google Patents

加熱調理器の温度制御装置

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JPH04137388A
JPH04137388A JP25966590A JP25966590A JPH04137388A JP H04137388 A JPH04137388 A JP H04137388A JP 25966590 A JP25966590 A JP 25966590A JP 25966590 A JP25966590 A JP 25966590A JP H04137388 A JPH04137388 A JP H04137388A
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power
heating
input power
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Shuji Sato
周史 佐藤
Toshiaki Iwai
利明 岩井
Kenji Hattori
服部 憲二
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、一般家庭において使用される加熱調理器の温
度制御装置に関するものである。
従来の技術 従来の加熱調理器の温度制御装置の構成を第5図に示す
第5図において、21は被加熱物である鍋で、この鍋2
1の中に油を入れて天ぷら等の料理をする場合を想定し
ている。22は加熱を行なうための加熱手段で、電熱器
におけるヒーターもしくは誘導加熱調理器におけるコイ
ルである。23は温度検知手段で、鍋21の底面の温度
をセンサーによって検知している。24は温度設定手段
で、鍋21に入れた油の温度が1601:から200℃
まで1o℃おきに6段階の温度になるように温度検知手
段23のセンサ一部の温度を設定するものである。25
は電力可変手段で、温度検知手段23の温度が温度設定
手段24で設定した温度よシ所定の温度高いθ1 を超
えた場合は商用交流電源26から加熱手段22への電力
の供給を停止し、温度設定手段24で設定した温度より
所定温度低い温度02以下になると商用交流電源26か
ら加熱手段22への電力の供給を行なうものである。
この電力可変手段の働きにより、鍋21の中の油の温度
を温度設定手段24で設定した温度でほぼ一定に保つこ
とができるものである。
第6図に温度変化を示す。第6図において、温度検知手
段23のセンサ一部の温度を実線で、鍋21の中の油の
温度を点線で示す。図中AからBにおいてθ から02
で油の温度が安定しており、B点で天ぷら材料等の負荷
を油の中に投入しているためセンサー温度と油の温度が
低下しているものである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記に示す従来例の構成では、第6図のB
部以降に示すように天ぷら材料等の負荷投入時に油の温
度が低くなって設定温度に復帰するまで時間がかかると
いう問題点があった。つまり第6図のB点で天ぷら材料
等の負荷を油の中に投入すると、センサ一部と油の温度
が下がり、電力可変手段26の働きで加熱手段22へ電
力の供給を行い鍋21を加熱する。そして、加熱を開始
すると鍋21はすぐに温度が上昇し温度検知手段23の
センサ一部分の温度は第6図C点で設定温度θ1に達し
て電力可変手段25による加熱手段22への電力の供給
を停止するのであるが、このとき鍋21の中の油は、鍋
21そのものの温度より遅れて上昇するため0点ではま
だ設定温度に達せず、油の温度が設定温度に達するのは
第6図り点までずれてしまうため天ぷら等の揚げ物調理
を失敗してしまうという課題があった。
本発明は、上記従来の課題を解決するもので、天ぷら材
料等の負荷を投入しても希望の設定温度で調理を続ける
ことの出来る加熱調理器の温度制御装置を提供すること
を第1の目的とする。
また、第2の目的は、第1の課題を解決したさいに天ぷ
ら等の揚げ物調理の油の温度が希望する設定温度に達し
た後は、そのまま温度が上昇していく事を防止し、安全
に安定した温度の油で調理を行なうことが出来る加熱調
理器の温度制御装置を提供することを目的とする。
第3の目的は、天ぷら等の揚げ物調理を行なう際に天ぷ
ら材料等の負荷を投入して油の温度が下がってしまった
際に速やかに希望の設定温度に復帰させて調理を続ける
ことが出来るようにすることである。
第4の目的は、加熱調理器に対して外来ノイズ等が侵入
した際にも、誤動作する事なく安全に動作する加熱調理
器の制御装置を提供することである。
第6の目的は、調理開始直後の、油の温度が希望の設定
温度に達して安定するまでは、誤って天ぷら材料が投入
されたと判断したシすることのない安全な加熱調理器の
制御装置を提供することである。
また、従来の加熱調理器の構成では、小型の鍋や古くな
って底がいびつになったような鍋で調理をすると、温度
検知手段23の温度センサーが正しく鍋の底面の温度を
検知せずに天ぷら等の揚げ物調理の際に油の温度が上昇
し過ぎたシ、逆に温度が上昇しなかったりするという課
題があった。
第6図の目的は、この様な課題を解決するもので小型の
鍋や古くなって底がいびつに歪んだ鍋を用いても安全に
調理のできる加熱調理器の温度制御装置を提供すること
である。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するために本発明の第1の手段は
、加熱を行なうだめの加熱手段と、被加熱物容器底面に
対応する温度を検知する温度検知手段と、前記加熱調理
器の入力電力を検知する電力検知手段と、被加熱物の温
度を設定する温度設定手段と、前記温度検知手段の入力
が前記温度設定手段で設定した所定の値となるように、
前記入力電力を変化させる電力可変手段と、前記電力検
知手段の出力が所定の値以上となった場合には、前記温
度設定手段の値を所定温度に相当する値だけ上昇させる
補正手段とを設けたものである。
上記第2の目的を達成するために本発明の第2の手段は
、第1の手段において設定温度を所定温度上昇させてい
る際に、電力検知手段によって検知された入力電力が所
定の電力以下となった場合には、上昇させた設定温度を
もとの設定温度に戻す復帰手段を設けたものである。
上記第3の目的を達成するために本発明の第3の手段は
、第1の手段における電力可変手段は、加熱をオン/オ
フする際のオン時間とオフ時間の比を変化させることに
よって実現し、かつ、前記電力検知手段は、オン/オフ
周期のオンの終了時点でこの時のオン時間と、このオン
の前のオフ時間の比より電力を求めるようにしたもので
ある。
上記第4の目的を達成するために本発明の第4の手段は
、第3の手段における電力検知手段においては、所定時
間以下の加熱のオンは、オン/オフの比の算出に含めず
に電力を検知するようにした物である。
上記第4の目的を達成するための他の手段である第6の
手段は、第3の手段における電力検知手段においては、
所定時間以下の加熱のオフは、オン/オフの比の算出に
含めずに電力を検知するようにしたものである。
上記第6の目的を達成するために本発明の第6の手段は
、第3の手段において、電力可変手段による加熱のオン
/オフを所定の回数以上繰り返すまでは、前記補正手段
による温度設定の変更を禁止する補正禁止手段を設けた
ものである。
上記目的を達成するために本発明の第7の手段は、第1
の手段における温度検知手段による被加熱物の容器底面
に対応する温度の測定を前記加熱手段の中央部付近とこ
れよシ所定距離はなれた点で行い、その測定点の温度差
が所定温度以上ある場合には、補正手段による設定温度
の変更を禁止する補正禁止手段を設けたものである。
作  用 上記した第1の手段では、温度検知手段の入力が温度設
定手段によシ設定した温度となるように電力可変手段に
よ多入力電力を変化させている時に天ぷら材料等の負荷
が投入されると、被加熱物の温度が低下し、低下した温
度を設定した温度まで上昇さそうとするため負荷投入以
前よりも大きな電力で加熱を開始する。この時電力検知
手段によシ検知されたこの入力電力が所定の電力量以上
となった場合は、補正手段の働きで、温度設定手段によ
シ設定された温度を所定温度上昇させて設定し直してか
ら、再び温度検知手段の入力が変更した設定温度と一致
するように電力可変手段によ多入力電力を変化させるよ
うになる。このことによシ、調理を開始して、−旦下が
った被加熱物の温度を上げるために高い電力を加えてい
る際には、被加熱物の温度は温度センサーの検知温度よ
りも遅れて温度上昇するため、早く温度が上昇する温度
センサーが高く補正した設定温度に達するときには、温
度センサーより遅れて温度が上昇する被加熱物の温度も
本来の設定値まで上昇しているものである。
第2の手段では、補正手段の働きにより温度設定手段で
設定した温度を所定温度上昇させている時に、温度セン
サーより遅れて上昇する被加熱物の温度が、本来の設定
値に達したころに、電力検知手段によシ検知した入力電
力が所定の電力以下となった際は、復帰手段の働きによ
り変更した設定温度が補正前の設定温度に戻る。
第3の手段では、電力可変手段による入力電力の変化を
、調理器への電力の供給をオン/オフすることによって
行う。そして電力検知手段による入力電力の検知は、電
力可変手段による入力電力のオン/オフのオン終了時点
でそのときのオン時間とそのオンの直前のオフ時間との
比を測定することによって行なう事によシ、補正前の設
定温度に達して加熱を停止するとともに補正手段によシ
設定温度が高くなシー旦温度が下がったシする事なくす
ぐに加熱を再開するものである。つまシ、温度が安定し
ていて規則的なオン/オフ周期で温度調節を行いオンと
オフの比はほぼ一定に保たれている時には、オン/オフ
の比より求める電力も一定であるが、天ぷら等の調理時
に天ぷら材料等の負荷が投入されて温度が下がると、温
度を上昇させるために加熱のオンが長時間に伸びるため
、温度が設定に達して加熱のオンの終了時点で、その長
時間のオンとそのオンの前の通常の温調動作での周期の
オフ時間の比よりミ力を測定すると、通常の温調の周期
時に比べて、電力は増加しているため、この電力の増加
という現象を捉えて何等かの負荷が投入されたと判断し
、温度の補正を行なうものである。
第4の手段では、第3の手段に示すように電力検知手段
で入力電力を測定している場合に、所定時間以下の入力
電力のオンは、これをオンと判断せずにオフが継続して
いるものとして電力検知手段で入力電力を測定するもの
である。このことにより、温度が高いのに温度センサー
へのノイズ等により誤って加熱した時に、温度補正の条
件を満たした場合にも補正手段による設定温度の変更は
行なわないものである。
第5の手段では、第3の手段に示すように電力検知手段
で入力電力を測定している場合に、所定時間以下の入力
電力のオフは、これをオフと判断せずにオンが継続して
いるものとして電力検知手段で入力電力を測定するもの
である。このことにより、温度が低いのに温度センサー
へのノイズ等によシ誤って加熱を停止した時に、温度補
正の条件を満たした場合にも補正手段による設定温度の
変更は行なわないものである。
第6の手段では、加熱調理器に電力の供給を開始してか
ら、温度検知手段の検知温度が温度設定手段で設定した
温度となるように、電力可変手段の働きによって入力電
力のオン/オフを繰シ返す場合に、最初に電力を供給し
てからのオン/オフの回数をカウントし所定の回数オン
/オフを繰シ返すまでは、補正禁止手段の働きにより第
3の手段における電力検知手段の入力電力の測定結果に
よらず補正手段による設定温度の変更を禁止するもので
ある。このことによシ、加熱開始の、被加熱物の温度が
不安定な際にたまたま温度補正の条件を満たしたとして
も、補正手段による設定温度の変更は行なわないもので
ある。
第7の手段では、第1の手段の温度検知手段による被加
熱物の底面の温度に相当する温度測定を、被加熱物底面
中央付近とこれより所定距離はなれた点の温度を測定し
、その点間の温度差が所定温度以上である場合には、補
正禁止手段の働きにより第3の手段における電力検知手
段の入力電力の測定結果によらず補正手段による設定温
度の変更を禁止するものである。このことにより、鍋が
小さい場合や、鍋底が凹または凸状に歪んでうまく温度
検知が出来ていない鍋の場合には、例えば、鍋底が下方
向に反っている凹状で加熱手段の中央付近にある温度セ
ンサーは正しく鍋底中央付近に接して温度を測定し加熱
に応じて感じて感度よく温度が上昇するが、鍋の周辺部
にある温度センサーは鍋に接しないため鍋が温度上昇し
ても感度よく温度が上昇しない様な場合や、鍋の径が小
さくて加熱手段の中央付近の温度センサーしか鍋底に接
しない場合等、もしくは鍋底が上方向に反っている凸状
で鍋の周辺部にある温度センサーは正しく鍋底中央付近
に接して温度を測定し加熱に応じて感度よく温度が上昇
するが、加熱手段の中央付近にある温度センサーは鍋に
接しないため鍋が温度上昇しても感度よく温度が上昇し
ない様な場合など、何れかの温度センサーの温度が上昇
しないため、補正禁止手段で正常な加熱が行えないと判
断して温度補正を禁止しているので、この様な小さかっ
たり凸凹に反っていたシする鍋の時でも異常な温度上昇
をすることが避けられるものである。
実施例 以下、その実施例を図面を参照して説明する。
第1図に本発明による加熱調理器の温度制御方法の一実
施例の構成図を示す。
第1図において、1は被加熱物である鍋で、この鍋1の
中に油を入れて天ぷら等の料理をする場合を想定してい
る。2は加熱を行なうだめの加熱手段で、電熱器におけ
るヒーターもしくは誘導加熱調理器におけるコイルであ
る。3は温度検知手段で、本実施例では鍋1の底面の中
央部の温度と中央部から鍋1の周辺方向に所定距離はな
れた点の温度を2つのセンサー、中央部温度センサー3
aと周辺部温度センサー3bによって検知している。
また、誘導加熱調理器等においては、鍋底の温度を直接
測定するのでなく、鍋を置いたセラミックのプレートを
介した温度を測定し、鍋底の温度を推定している構成と
しても良い。
4は温度設定手段で、鍋1に入れた油の温度が150℃
から2oo℃まで10℃おきに6段階の温度になるよう
温度検知手段3のセンサ一部の温度を設定するものであ
る。
5は電力可変手段で、温度検知手段3の温度が温度設定
手段4で設定した温度よシ所定温度高いθ、を超えた場
合は商用交流電源6から加熱手段2への電力の供給を停
止し、温度設定手段4で設定した温度よシ所定温度低い
温度θ2以下になると商用交流電源6から加熱手段2へ
の電力の供給を行なうものである。
この電力可変手段5の働きにより、鍋1の中の油の温度
を温度設定手段4で設定した温度でほぼ一定に保つこと
ができるものである。
7は電力検知手段で、電力可変手段6によって加熱手段
2へ与えられる電力量を測定している。
この測定した入力電力が所定の入力電力W−goを超え
た場合には、補正手段8によシ、温度設定手段4で設定
した温度より所定温度だけ高い温度を設定しなおすもの
である。
9は復帰手段で、電力検知手段7によって測定した入力
電力が所定の入力電力W−returu以下になると、
補正手段8によシ設定変更した温度設定手段4の温度を
初期の温度に戻して温度制御を行なうものである。
第3の実施例の働きによりミ力検知手段7による入力電
力の測定は、電力可変手段5によシ入力電力のオン/オ
フを行なっている際のオンの終了時点、つまりオフの開
始時点で行なうもので、オン時間とそのオンの直前のオ
フ時間より、入力電力(c8=オン時間/(オン時間+
オフ時間)によシ入力電力を求めている。
第3図に電力検知手段7と補正手段8と復帰手段9の働
きによる、鍋1の中の油の温度と温度検知手段3によっ
て測定した鍋1の底面中央部に設けたセンタ一部の温度
の変化を示す。
第3図において、AからCまでは温度検知手段3と温度
設定手段4と電力可変手段5の働きで、θ2で入力電力
オン、θ1 で入力電力オフしているため温度設定手段
4で設定したθ1 と02の中間の設定温度でほぼ安定
している。この時の入力電力wbは、B点で Wb=t3/(t2+t3)xloo(%)である。
第3図の0点において鍋1の安定した温度の油の中に天
ぷら材料等を投入した場合は、図に示すように中央部温
度センサー3aの温度も油の温度も急に低下する。そし
て再び温度が上昇してD点でセンサー温度が01 に達
すると、電力をオフし入力電力の測定を行なう。
その結果り点の入力電力Wdは、 Wd= t7/(t6+ t7) X 100(%)と
なり、補正手段8の働きにより、 Wd(%)>W−qo(→ の条件を満たして温度設定手段4の設定温度を変更し、
第3図のDからEまでに示すように、θ1θ よシ高い
温度の03・θ4で電力のオフ/オンを行なっているも
のである。
そして、第2の実施例の働きによりE点で入力電力We We=t9/(t8+t9)xloO(%)を測定した
結果、W @ (W −r e t u r u (鋤
の条件を満たし、復帰手段eによって、変更した設定温
度をE点以降初期の設定温度に戻すものである。
第3図の1点に示すように、外来ノイズ等による影響で
電力可変手段5による所定の時間16秒以下の電力のオ
ンがあった場合には、第4の実施例の働きにより、電力
検知手段7においてこのオン時間を入力電力の測定に含
めずにオフが継続したものとして入力電力の計算を行な
うものである。
また第3図のF点に示すように、外来ノイズ等による影
響で電力可変手段6による所定の時間16秒以下の電力
のオフがあった場合には、第6の実施例の働きにより、
電力検知手段7においてこのオフ時間を入力電力の測定
に含めずにオンが継続したものとして入力電力の計算を
行なうものである。
第3図のA点において入力電力を測定した場合には、A
点における入力電力Waは、Wa=10[有])でW 
a ) W −g o (@の条件を満たしているが、
第6の実施例の補正禁止手段10の働きによって、オン
/オフを所定の回数1回縁シ返すまでは、補正手段8に
よる温度設定の変更を禁止している。
また第2図(a)に示すように、温度検知手段3の中央
部温度センサー3aと周辺部温度センサ−3b間の距離
よりも底面の半径が小さい鍋11によって調理を行なっ
た場合には、周辺部温度センサー3bの温度変化は第4
図に示すようになる。この時、この鍋11に天ぷら材料
等の負荷を投入し、第4図のA点において、入力電力W
 a = t 2/ (t2+ t 3 ) X 10
0(%)が、Wa)W−go(dとなって、補正手段8
によって設定温度を変更する条件が満たされたとしても
、中央部温度センサー3aと周辺部温度センサー3bの
検知温度の差が所定温度60℃以上であるため、第7の
実施例の補正禁止手段1oの働きで補正手段8による設
定温度の変更を禁止しているものである。
また、第2図(b)においては、誘導加熱調理器におい
て用いられるセラミックプレート13を用いた場合のモ
デルを示している。この場合は、セラミックプレート1
3を介して伝わる熱によシ鍋12の温度を検知している
わけであるが、この1lli312が、第2図(b)に
示しているように、鍋底中央部が上方向に反っているた
め、加熱手段2の中央から所定距離はなれた点に設けら
れた周辺部温度センサー3bは反った鍋12の温度を検
知するが、中央部温度センサー3の温度は殆ど上昇せず
、温度変化は第4図の中央部と周辺部の温度センサーの
温度変化が入れ替わった形となシ、この場合も2点間の
温度差が所定温度60℃以上であるため、第7の実施例
の補正禁止手段10の働きで補正手段8による設定温度
の変更を禁止しているものである。
本実施例では、この第6の実施例による補正禁止手段と
第7の実施例による補正禁止手段を共通の補正禁止手段
1oとして構成している。
また、本実施例においては天ぷら等の油を使った揚げ物
調理について述べたが、鉄板焼等の焼物調理においても
本発明が有効であることは言うまでもない。
発明の効果 以上の説明から明らかなように、本発明では、加熱調理
器に与えられる入力電力を検知することによシ天ぷら等
の揚げ物調理を行なっている際に、天ぷら材料等が投入
されることによって油の温度が希望した設定温度よシも
下がってしまった場合にも、補正手段を設けているため
に、中心部温度センサーよシ遅れて温度が上昇する油の
温度も希望する設定温度まで迅速に上昇するため、良好
な調理性能が得られるようになるものである。
さらに、補正手段の働きによりー旦下がった油の温度が
上昇して安定すると、復帰手段の働きで入力電力によシ
温度が安定したことを検知してそれ以上温度が上昇を続
けないように元の設定温度で安定した制御を行なうため
、必要以上に温度が上昇して調理物が焦げてしまうとい
った失敗も無くなり使いかっての良い加熱調理器を得ら
れるものである。
また、補正手段を動作させる条件を、入力電力のオン時
間とオフ時間の比とし、かつ、入力電力のオンの終了時
点即ち温度検知手段による温度センサーの検知温度が補
正手段で変更する以前の設定温度に達した時点で、その
条件判断を行なって設定温度を上昇させ、温度センサー
の検知温度がその高い設定温度に達するまで電力を供給
して加熱を続けるために、電力の供給が長時間途絶える
事なく、温度センサーよりは遅れて温度が上昇する油の
温度を、−気に希望の温度まで復帰させることが出来、
調理性能に必要な温度を保ち続けて良好な調理性能が得
られるものである。
入力電力を測定している際に所定の時間より短い電力の
オンは、これを不正規動作と判断して補正手段による温
度設定の変更条件よシ排除しているため、必要のないと
きに補正手段が働いて設定温度を上昇させ、油の温度が
上昇したシすることがなくなり、使い勝手の良い加熱調
理器を得ることができるものである。
また、入力電力を測定している際に所定の時間より短い
電力のオフがあった場合にも同様にこれを不正規動作と
判断して、安全に加熱調理器の温度制御を行なっている
ものである。
加熱調理器によって揚げ物等の調理を開始した直後で油
の温度が希望する設定温度で安定していない時には、補
正禁止手段の働きにより、電力可変手段によシミ力のオ
ン/オフを所定回数繰シ返して油の温度が安定するまで
は、補正手段による設定温度の変更を禁止しているため
、油を加熱し始めた直後の温度が不安定な間に入力電力
も不安定になった結果、誤って補正手段が働いて油の温
度が上昇してしまうということもなくなシ、必要なとき
にのみ補正手段が安定して働くようになるものである。
さらに、たとえば鍋が小さくて小量の油しか入らず油の
温度が中心部温度センサーの検知温度に時間のずれなく
追従している場合には補正手段によ多温度設定を上昇さ
せてしまうと油の温度が上昇しすぎて危険なため、被加
熱物である鍋の中心点と中心点から所定距離はなれた小
さな鍋の外径よシも外の点との2点の温度を温度検知手
段で測定し、2点の温度検知結果に所定温度以上の差が
ある場合には、補正禁止手段の働きにより、小さな鍋と
判断して補正手段の働きによる設定温度の変更を行わず
に安全に加熱調理器を使用できるものである。
また、本発明の効果の記述においては天ぷら等の油を使
った揚げ物調理について述べたが、鉄板焼等の焼物調理
においても本発明が有効であることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例の加熱調理器の
構成図、第3図および第4図は本発明の動作を示す温度
特性図、第5図は従来の加熱調理器の構成図、第6図は
従来の動作を示す温度特性図である。 1・・・・・・鍋、2・・・・・・加熱手段、3・・・
・・・温度検知手段、3a・・・・・・中央部温度セン
サー、3b・・・・・・周辺部温度センサー、4・・・
・・・温度設定手段、5・・・・・・電力可変手段、6
・・・・・・商用交流電源、7・・・・・・電力検知手
段、8・・・・・・補正手段、9・・・・・・復帰手段
、10・・・・・・補正禁止手段、11・・・・・・被
加熱物である小型の鍋。 代理人の氏名 弁理士 小鍜治  明 ほか2名区 I!!i; 、w5 、S 2f−1−抜力II長番主?A4べ) り?−−−乃りり央−1戸史 tc−ia’M!交5ONtJ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱を行なうための加熱手段と、被加熱物容器底
    面に対応する温度を検知する温度検知手段と、加熱調理
    器の入力電力を検知する電力検知手段と、被加熱物の温
    度を設定する温度設定手段と、前記温度検知手段の出力
    が前記温度設定手段で設定した所定の値となるように、
    前記入力電力を変化させる電力可能手段と、前記電力検
    知手段の出力が、所定の値以上となったときに前記温度
    設定手段の値を所定温度に相当する値だけ上昇させる補
    正手段とを設けてなる加熱調理器の温度制御装置。
  2. (2)補正手段の働きにより温度設定手段の設定値を所
    定温度に相当する値だけ上昇させている際に、電力検知
    手段の出力が、所定の値以下となった時は、前記補正手
    段で変更した前記温度設定手段の値を初期の設定温度に
    相当する値に戻す復帰手段を設けた請求項1記載の加熱
    調理器の温度制御装置。
  3. (3)電力可変手段は、加熱オン/オフする際のオン時
    間とオフ時間の比を変化させることによって入力電力を
    可変し、かつ、電力検知手段は、オン/オフ周期のオン
    の終了時点でこの時のオン時間と、このオンの前のオフ
    時間の比より入力電力を求める請求項1記載の加熱調理
    器の温度制御装置。
  4. (4)電力検知手段は、所定時間以下の加熱のオンは、
    オン/オフの比の算出に含めずに入力電力を検知する請
    求項3記載の加熱調理器の温度制御装置。
  5. (5)電力検知手段は、所定時間以下の加熱のオフは、
    オン/オフの比の算出に含めずに入力電力を検知する請
    求項3記載の加熱調理器の温度制御装置。
  6. (6)電力可変手段による加熱のオン/オフを所定の回
    数以上繰り返すまでは、補正手段による設定温度の変更
    を禁止する補正禁止手段を設けた請求項3記載の加熱調
    理器の温度制御装置。
  7. (7)温度検知手段による被加熱物の容器底面に対応す
    る温度の測定を加熱手段の中央部付近とこれより所定距
    離はなれた点で行い、その測定点の温度差が所定温度以
    上ある場合には、補正手段による設定温度の変更を禁止
    する補正禁止手段を設けた請求項1記載の加熱調理器の
    温度制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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