JP2000096496A - 壁 紙 - Google Patents
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Abstract
う従来の技術思想から脱却し、使用する樹脂の重量を制
御することによって難燃剤を使用せずに発熱量および発
煙量を所定値以下に抑制し、且つ、壁紙として要求され
る外観品位および意匠性を確保する。 【解決手段】 オレフィン系樹脂10〜150g/m2
を含み難燃剤がオレフィン系樹脂に対して0〜30重量
部添加された樹脂組成物による発泡樹脂層2が基材1に
積層されてなり、樹脂組成物のシート密度が0.06〜
0.30g/cm3であることを特徴とする壁紙であ
る。この壁紙は準不燃の規格を満足する優れた難燃性を
有する。
Description
優れ且つ外観意匠性の高い壁紙に関する。
成樹脂による表面層を積層してなる壁紙は公知であり、
これに防火性能を付与するため、各種難燃剤を樹脂組成
物に配合することにより発熱量および発煙量を抑制する
ことが提案されている(特開平5−200948号公
報、特開平6−1669363号公報、特開平10−1
7724号公報等)。
の使用は壁紙に防火性能を付与するには有効であるが、
反面、使用される難燃剤の種類によって様々な問題が生
ずる。たとえば、ハロゲン系難燃剤を使用する場合に
は、壁紙の焼却時に発生する有毒ガスによる環境汚染お
よび人体への危険性が問題となる。アンチモン等の重金
属も廃棄後の湧出による環境汚染が懸念される。リン系
や窒素系の難燃剤は湖沼等を富栄養価させて生態系に悪
影響を与えることが指摘されている。金属水和物の使用
は環境衛生上は特に問題ないが、多量に添加しないと難
燃効果を発揮することができず、多量に添加した場合に
はシート作成時の作業性が悪化すると共に、樹脂の発泡
性を低下させてしまうため外観意匠上必要なシート厚が
得られないという問題が生ずる。
添加によって防火性能を付与するという従来の技術思想
から脱却し、使用する樹脂の重量を制御することによっ
て難燃剤を使用せずに発熱量および発煙量を所定値以下
に抑制し、且つ、壁紙として要求される外観品位および
意匠性を確保することを目的とする。
熱量)およびCA(発煙量)によって難燃規格が以下の
ように定められている。
=0 CA≦30 準不燃(建設省告示第1372号)Tdθ≦100 C
A≦60 難燃(建設省告示第1372号) Tdθ≦350 C
A≦120 本発明は、難燃性については準不燃の規格を満足する壁
紙を得ることを目的とし、このために使用する樹脂重量
を極力少なくする。一方、高い外観意匠性を確保するた
めに一定以上のシート厚みを維持しなければならない。
た本発明は、オレフィン系樹脂10〜150g/m2を
含み難燃剤がオレフィン系樹脂に対して0〜30重量部
添加された樹脂組成物による発泡樹脂層が基材に積層さ
れてなり、樹脂組成物のシート密度が0.06〜0.3
0g/cm3であることを特徴とする壁紙である。
ましくは50〜120g/m2であり、樹脂組成物のシ
ート密度は好ましくは0.08〜0.20/cm3であ
る。
があるので、好ましくは添加しないが、添加したとして
もオレフィン系樹脂に対して30重量部以下とする。
概略的に示すものであり、基材1上に樹脂組成物による
発泡樹脂層2が積層されてなる。
り、壁紙としての防火性能を向上させるためには難燃紙
や不燃紙(水酸化アルミニウム紙)を用いることが好適
である。
は、オレフィン系樹脂10〜150g/m2、より好ま
しくは50〜120g/m2を含む。オレフィン系樹脂
の重量が大きくなると充填剤の添加が必要となって表面
強度の低下や発泡性の低下を招き、少なすぎると壁紙と
しての強度が不足すると共にシート製造が困難となる。
クリル共重合体やエチレン−オレフィン共重合体に代表
されるエチレン系樹脂あるいはこれらの混合物を用いる
ことができる。アクリル系樹脂としては、メチルメタア
クリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルメタアクリレート、グリシジルメタアクリレ
ート等が例示される。またオレフィン系樹脂としてはプ
ロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテン等が例示され
る。
せるために発泡剤を添加する。発泡剤が添加された樹脂
組成物を200〜230℃(使用される樹脂によって異
なる)で加熱することにより発泡させてコーティング層
2に所要の厚みを持たせることができ、外観意匠性を向
上させる。
に応じて添加されるものとして、酸化防止剤、帯電防止
剤、顔料、充填剤、加工性改良剤等がある。
成形機等を用いて基材1上に積層し、あるいはカレンダ
ー成形機や押し出し成形機等を用いてフィルムまたはシ
ート状に成形したものを基材1上に積層して熱融着させ
ることにより樹脂層を形成し、さらに上記温度に加熱し
て樹脂発泡させて発泡樹脂層2とする。
てさらに詳細に説明する。
に各種の添加剤を添加した樹脂組成物を実施例1〜3お
よび比較例1〜4とした。比較例1〜4の樹脂組成物に
はいずれも難燃剤として水酸化マグネシウム、水酸化ア
ルミニウム、三酸化アンチモン、臭素系難燃剤またはリ
ン系難燃剤が添加されているが、実施例1〜3の樹脂組
成物はこれら難燃剤を全く含まないものである。各樹脂
組成物を120℃のロール温度で混練した後、ロール温
度120℃のカレンダー成形機によりシート状に成形
し、これを基材1上に積層した。その表面をプライマー
処理した後、グラビア印刷機を用いて所定の印刷を施
し、さらに215℃のギアーオーブン内にて60秒間加
熱して樹脂を発泡させた後、表面にメカニカルエンボス
を施した。この試験においては、基材1上に積層される
樹脂層2における樹脂組成物の重量が各実施例・比較例
において概ね一致するようにして壁紙を製造し、これら
壁紙について、ロール加工性、セル状態(発泡剤の分解
により発生したガス気泡が溶融樹脂の中で破壊されずに
しかも均一に存在しているか状態の有無)および外観品
位を評価すると共に、発泡後のシート厚みおよびシート
密度、難燃性Tdθ(発熱量)およびCA(発煙量)を
測定した。その結果を表2に示す。
発泡剤が添加されているにもかかわらず十分な発泡倍率
が得られず、このため発泡後のシートが薄く、セル状態
も荒れており、外観品位に劣るものであった。これに対
し、実施例1〜3の壁紙はいずれも10倍以上の発泡倍
率が得られ、発泡後のシート厚みも比較例の2倍程度あ
るいはそれ以上であり、セル状態も良好であって、きわ
めて優れた外観品位を有するものであった。なお、難燃
剤が配合された樹脂組成物における発泡剤の添加量を変
化させた場合の発泡倍率およびセル状態を表3に示す。
成物において発泡剤の添加量を増やしても発泡倍率は増
大せず、むしろ低下する傾向が見られた。また、発泡剤
の添加量が増大するにつれてセルの荒れが顕著であっ
た。この結果より、比較例1〜4において発泡剤の添加
量を増やしても発泡倍率を高めることはできないことが
分かった。そこで、比較例1〜4の樹脂組成物から前述
の方法により壁紙を製造するに当たって、発泡後のシー
ト厚みが本発明実施例と同程度の1mmとなるようにし
て、得られた壁紙について前述と同様の評価および測定
を行った。その結果を表4に示す。
から明らかなように、十分な発泡倍率を得ることができ
ないため、発泡後のシート厚みを持たせるためには発泡
前のシート厚みを大きくしなければならず、すなわち使
用する樹脂組成物中の樹脂重量を大きくしなければなら
ない。この場合には、前述のようにセルが荒れやすくな
るだけでなく、樹脂量が増大することによって特に発熱
量が増加し、準不燃の規格を満足することができなくな
った。実施例1〜3の壁紙はいずれも準不燃の規格を満
足し、不燃に近い防火性能を有するものであった。ま
た、実施例3は基材に一般紙を用いたものであるが、こ
の場合も、基材に不燃紙を用いた実施例1および2と防
火性能において劣ることなく匹敵するものであることか
ら、これら実施例の防火性能が基材に依存するものでは
ないことが理解される。次に、実施例1の壁材につい
て、樹脂重量およびシート密度を様々に変化させて試験
をしたところ、表5に示す結果が得られた。
たないとシート化することが困難であり、仮にシート化
できても薄すぎて外観意匠性を確保することができず、
この理由から好ましくは50g/m2以上である。一
方、樹脂重量が150g/m2を超えると、表4に示さ
れる比較例についての難燃性評価からも分かるように、
発熱量が準不燃の規格を超えてしまい、この理由から好
ましくは120g/m2以下である。また、表5は、樹
脂重量が上記範囲内である80g/m3であってもシー
ト密度が0.05g/cm3および0.4g/cm3の場
合には外観品位が不十分であることを示している。すな
わち、シート密度は0.06〜0.30g/cm3、さ
らには0.08〜0.20g/cm3の範囲内とすべき
である。シート密度が0.06g/cm3に満たないと
セル状態がきわめて悪く外観意匠性が確保できず、この
理由から好ましくは0.08g/cm3以上である。一
方、シート密度が0.30g/cm3を超えると、難燃
性能を確保しようとすると厚みが少なくなって外観意匠
性が確保できず、逆に外観意匠性を確保するために厚く
すると難燃性能が確保できなくなり、この理由から好ま
しくは0.20g/cm3である。また、樹脂重量およ
びシート密度がそれぞれ上記範囲内である80g/
m3、0.1g/cm3の場合について難燃剤の添加量を
代えて試験した結果を表6に示す。
分な外観品位が得られなくなることを意味しており、こ
の理由から難燃剤の添加量はオレフィン系樹脂に対して
30重量部以下とすることが好ましく、より好ましくは
難燃剤を全く添加しないことである。
ことなく優れた防火性能を有すると共に外観品位も良好
である壁紙を得ることができる。
である。
6)
優れ且つ外観意匠性の高い壁紙に関する。
成樹脂による表面層を積層してなる壁紙は公知であり、
これに防火性能を付与するため、各種難燃剤を樹脂組成
物に配合することにより発熱量および発煙量を抑制する
ことが提案されている(特開平5−200948号公
報、特開平10−17724号公報等)。
の使用は壁紙に防火性能を付与するには有効であるが、
反面、使用される難燃剤の種類によって様々な問題が生
ずる。たとえば、ハロゲン系難燃剤を使用する場合に
は、壁紙の焼却時に発生する有毒ガスによる環境汚染お
よび人体への危険性が問題となる。アンチモン等の重金
属も廃棄後の湧出による環境汚染が懸念される。リン系
や窒素系の難燃剤は湖沼等を富栄養化させて生態系に悪
影響を与えることが指摘されている。金属水和物の使用
は環境衛生上は特に問題ないが、多量に添加しないと難
燃効果を発揮することができず、多量に添加した場合に
はシート作成時の作業性が悪化すると共に、樹脂の発泡
性を低下させてしまうため外観意匠上必要なシート厚が
得られないという問題が生ずる。
添加によって防火性能を付与するという従来の技術思想
から脱却し、使用する樹脂の重量を制御することによっ
て難燃剤を使用せずに発熱量および発煙量を所定値以下
に抑制し、且つ、壁紙として要求される外観品位および
意匠性を確保することを目的とする。
熱量)およびCA(発煙量)によって難燃規格が以下の
ように定められている。 不燃(建設省告示第1828号) Tdθ=0
CA≦30 準不燃(建設省告示第1372号) Tdθ≦100
CA≦60 難燃(建設省告示第1372号) Tdθ≦350
CA≦120
を満足する壁紙を得ることを目的とし、このために使用
する樹脂重量を極力少なくする。一方、高い外観意匠性
を確保するために一定以上のシート厚みを維持しなけれ
ばならない。
た本発明は、オレフィン系樹脂10〜150g/m2を
含み難燃剤がオレフィン系樹脂に対して0〜30重量部
添加された樹脂組成物による発泡樹脂層が基材に積層さ
れてなり、樹脂組成物のシート密度が0.06〜0.3
0g/cm3であることを特徴とする壁紙である。
ましくは50〜120g/m2であり、樹脂組成物のシ
ート密度は好ましくは0.08〜0.20g/cm3で
ある。
があるので、好ましくは添加しないが、添加したとして
もオレフィン系樹脂に対して30重量部以下とする。
概略的に示すものであり、基材1上に樹脂組成物による
発泡樹脂層2が積層されてなる。
り、壁紙としての防火性能を向上させるためには難燃紙
や不燃紙(水酸化アルミニウム紙)を用いることが好適
である。
は、オレフィン系樹脂10〜150g/m2、より好ま
しくは50〜120g/m2を含む。オレフィン系樹脂
の重量が大きくなると充填剤の添加が必要となって表面
強度の低下や発泡性の低下を招き、少なすぎると壁紙と
しての強度が不足すると共にシート製造が困難となる。
クリル共重合体やエチレン−オレフィン共重合体に代表
されるエチレン系樹脂あるいはこれらの混合物を用いる
ことができる。アクリル系樹脂としては、メチルメタア
クリレート、メチルアクリレート、エチルアクリレー
ト、ブチルメタアクリレート、グリシジルメタアクリレ
ート等が例示される。またオレフィン系樹脂としてはプ
ロピレン、ブテン、ヘキセン、オクテン等が例示され
る。
せるために発泡剤を添加する。発泡剤が添加された樹脂
組成物を200〜230℃(使用される樹脂によって異
なる)で加熱することにより発泡させてコーティング層
2に所要の厚みを持たせることができ、外観意匠性を向
上させる。
に応じて添加されるものとして、酸化防止剤、帯電防止
剤、顔料、充填剤、加工性改良剤等がある。
成形機等を用いて基材1上に積層し、あるいはカレンダ
ー成形機や押し出し成形機等を用いてフィルムまたはシ
ート状に成形したものを基材1上に積層して熱融着させ
ることにより樹脂層を形成し、さらに上記温度に加熱し
て樹脂発泡させて発泡樹脂層2とする。
てさらに詳細に説明する。
を用い、これに各種の添加剤を添加した樹脂組成物を実
施例1〜3および比較例1〜4とした。比較例1〜4の
樹脂組成物にはいずれも難燃剤として水酸化マグネシウ
ム、水酸化アルミニウム、三酸化アンチモン、臭素系難
燃剤またはリン系難燃剤が添加されているが、実施例1
〜3の樹脂組成物はこれら難燃剤を全く含まないもので
ある。
練した後、ロール温度120℃のカレンダー成形機によ
りシート状に成形し、これを基材1上に積層した。その
表面をプライマー処理した後、グラビア印刷機を用いて
所定の印刷を施し、さらに215℃のギアーオーブン内
にて60秒間加熱して樹脂を発泡させた後、表面にメカ
ニカルエンボスを施した。この試験においては、基材1
上に積層される樹脂層2における樹脂組成物の重量が各
実施例・比較例において概ね一致するようにして壁紙を
製造し、これら壁紙について、ロール加工性、セル状態
(発泡剤の分解により発生したガス気泡が溶融樹脂の中
で破壊されずにしかも均一に存在している状態の有無)
および外観品位を評価すると共に、発泡後のシート厚み
およびシート密度、難燃性Tdθ(発熱量)およびCA
(発煙量)を測定した。その結果を表2に示す。
ではいずれも発泡剤が添加されているにもかかわらず十
分な発泡倍率が得られず、このため発泡後のシートが薄
く、セル状態も荒れており、外観品位に劣るものであっ
た。これに対し、実施例1〜3の壁紙はいずれも10倍
以上の発泡倍率が得られ、発泡後のシート厚みも比較例
の2倍程度あるいはそれ以上であり、セル状態も良好で
あって、きわめて優れた外観品位を有するものであっ
た。
ける発泡剤の添加量を変化させた場合の発泡倍率および
セル状態を表3に示す。
された樹脂組成物において発泡剤の添加量を増やしても
発泡倍率は増大せず、むしろ低下する傾向が見られた。
また、発泡剤の添加量が増大するにつれてセルの荒れが
顕著であった。この結果より、比較例1〜4において発
泡剤の添加量を増やしても発泡倍率を高めることはでき
ないことが分かった。
述の方法により壁紙を製造するに当たって、発泡後のシ
ート厚みが本発明実施例と同程度の1mmとなるように
して、得られた壁紙について前述と同様の評価および測
定を行った。その結果を表4に示す。
は、表3の結果から明らかなように、十分な発泡倍率を
得ることができないため、発泡後のシート厚みを持たせ
るためには発泡前のシート厚みを大きくしなければなら
ず、すなわち使用する樹脂組成物中の樹脂重量を大きく
しなければならない。この場合には、前述のようにセル
が荒れやすくなるだけでなく、樹脂量が増大することに
よって特に発熱量が増加し、準不燃の規格を満足するこ
とができなくなった。実施例1〜3の壁紙はいずれも準
不燃の規格を満足し、不燃に近い防火性能を有するもの
であった。また、実施例3は基材に一般紙を用いたもの
であるが、この場合も、基材に不燃紙を用いた実施例1
および2と防火性能において劣ることなく匹敵するもの
であることから、これら実施例の防火性能が基材に依存
するものではないことが理解される。
およびシート密度を様々に変化させて試験をしたとこ
ろ、表5に示す結果が得られた。
g/m2に満たないとシート化することが困難であり、
仮にシート化できても薄すぎて外観意匠性を確保するこ
とができず、この理由から好ましくは50g/m2以上
である。一方、樹脂重量が150g/m2を超えると、
表4に示される比較例についての難燃性評価からも分か
るように、発熱量が準不燃の規格を超えてしまい、この
理由から好ましくは120g/m2以下である。
る80g/m2であってもシート密度が0.05g/c
m3および0.4g/cm3の場合には外観品位が不十
分であることを示している。すなわち、シート密度は
0.06〜0.30g/cm3、さらには0.08〜
0.20g/cm3の範囲内とすべきである。シート密
度が0.06g/cm3に満たないとセル状態がきわめ
て悪く外観意匠性が確保できず、この理由から好ましく
は0.08g/cm3以上である。一方、シート密度が
0.30g/cm3を超えると、難燃性能を確保しよう
とすると厚みが少なくなって外観意匠性が確保できず、
逆に外観意匠性を確保するために厚くすると難燃性能が
確保できなくなり、この理由から好ましくは0.20g
/cm3である。
れ上記範囲内である80g/m2および0.1g/cm
3の場合について難燃剤の添加量を変えて試験した結果
を表6に示す。
が低下して十分な外観品位が得られなくなることを意味
しており、この理由から難燃剤の添加量はオレフィン系
樹脂に対して30重量部以下とすることが好ましく、よ
り好ましくは難燃剤を全く添加しないことである。
ことなく優れた防火性能を有すると共に外観品位も良好
である壁紙を得ることができる。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】オレフィン系樹脂10〜150g/m2を
含み難燃剤がオレフィン系樹脂に対して0〜30重量部
添加された樹脂組成物による発泡樹脂層が基材に積層さ
れてなり、樹脂組成物のシート密度が0.06〜0.3
0g/cm3であることを特徴とする壁紙。 - 【請求項2】樹脂組成物中のオレフィン系樹脂重量が5
0〜120g/m2であることを特徴とする請求項1の
壁紙。 - 【請求項3】樹脂組成物のシート密度が0.08〜0.
20/cm3であることを特徴とする請求項1の壁紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28588498A JP3506923B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 壁 紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28588498A JP3506923B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 壁 紙 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000096496A true JP2000096496A (ja) | 2000-04-04 |
JP3506923B2 JP3506923B2 (ja) | 2004-03-15 |
Family
ID=17697280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28588498A Expired - Fee Related JP3506923B2 (ja) | 1998-09-24 | 1998-09-24 | 壁 紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3506923B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008044139A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Dynic Corp | 内装材 |
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---|---|---|---|---|
JPH0647875A (ja) * | 1992-02-25 | 1994-02-22 | Achilles Corp | 装飾シートおよびその製造方法 |
JPH0622396U (ja) * | 1992-08-27 | 1994-03-22 | オカモト株式会社 | 壁 紙 |
JPH06166963A (ja) * | 1992-11-30 | 1994-06-14 | Okamoto Ind Inc | 合成樹脂製壁紙 |
JPH08142241A (ja) * | 1994-11-15 | 1996-06-04 | Sekisui Chem Co Ltd | 難燃性積層複合体 |
JPH1017724A (ja) * | 1996-07-04 | 1998-01-20 | Kyowa Leather Cloth Co Ltd | オレフィン系樹脂組成物、壁紙及び壁紙の製造方法 |
JPH10193538A (ja) * | 1997-01-17 | 1998-07-28 | Dainippon Printing Co Ltd | 壁 紙 |
-
1998
- 1998-09-24 JP JP28588498A patent/JP3506923B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008044139A (ja) * | 2006-08-11 | 2008-02-28 | Dynic Corp | 内装材 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3506923B2 (ja) | 2004-03-15 |
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