JP2000079735A - カッタ―付きプリンタ - Google Patents

カッタ―付きプリンタ

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JP2000079735A
JP2000079735A JP11068561A JP6856199A JP2000079735A JP 2000079735 A JP2000079735 A JP 2000079735A JP 11068561 A JP11068561 A JP 11068561A JP 6856199 A JP6856199 A JP 6856199A JP 2000079735 A JP2000079735 A JP 2000079735A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一の搬送路を搬送手段により搬送される単
票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能であって、単票紙
についても印刷後にプリンタ内の搬送路途中に止まる恐
れが無く、確実にプリンタ外部に排出できること。 【解決手段】 単票紙1bと連続紙1aの両方に印刷可
能で、連続紙に対しては切断手段3により印刷物単位毎
に切断分離するようにして成るカッター付きプリンタで
あって、切断手段3の外側近傍に単票紙1bをプリンタ
外部に送り出す単票紙用排出ローラ6が設けられ、該単
票紙用排出ローラ6より搬送方向の一つ手前に配置され
て前記用紙を先方に送るための排出ローラ5と前記単票
紙用排出ローラ6との間隔Lが単票紙1bの長さより小
さく設定されている。少なくとも一方のローラの送り力
を常に単票紙に付与できるようにしたため、単票紙が印
刷後にプリンタ内の搬送路途中に止まってしまう虞はな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一の搬送路を搬
送手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に
印刷可能で、連続紙に対しては切断手段により印刷物単
位毎に切断分離するようにして成るカッター付きプリン
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカッター付きプリンタの従来技
術として、実開昭63−124148号公報が挙げられ
る。このカッター付きプリンタは、レシートのような薄
い連続用紙を用い、それに印刷後、パスウェイにより上
下左右からガイドしつつカッター部に送り、該カッター
で切断するようになっている。カッター部の用紙搬送方
向の外側近傍には排出ローラが設けられている。
【0003】この排出ローラの役割は、同公報にも記載
されているように、カッター部で用紙が切断される前
に、オペレータが連続用紙を横方向、すなわち搬送方向
と交差する方向に引っ張っても、該排出ローラの用紙挟
持力により用紙が滑らないようにして前記パスウェイ内
で連続用紙が破断されてしまう不具合を解消するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のカッター付きプリンタは、レシートのような薄い連
続用紙を印刷の対象とするものであり、ハガキのような
単票紙にも印刷できるようにすることについては全く想
定されていないものである。
【0005】連続用紙であれば、切断手段よりも上流側
にある用紙は、未だ連続状態にあるため、例えば印字部
近傍に配設されている排出ローラ等の用紙搬送ローラの
送り力を受けて、その先端が切断位置を通過してプリン
タ外部にまで至り、その状態で切断手段により切断され
ることになるため、切断後に印刷物単位毎に分離された
ものは、自然にその搬送路からプリンタ外部に排出され
る。一方、ハガキ等の単票紙の場合は、その長さが有限
であるため、連続用紙とは違って、単票紙のほとんど全
体がプリンタ外部に至るまで前記用紙搬送ローラから送
り力を常に受けられるとは限らない。そのため、単票紙
の長さによっては搬送路途中に止まってしまうという問
題があった。
【0006】本発明の課題は、同一の搬送路を搬送手段
により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可
能なカッター付きプリンタであって、単票紙について、
印刷後にプリンタ内の搬送路途中に止まる虞が無く、確
実にプリンタ外部に排出できるようにしたカッター付き
プリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、同一の搬送路を搬送
手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印
刷可能で、連続紙に対しては切断手段により印刷物単位
毎に切断分離するようにして成るカッター付きプリンタ
であって、前記切断手段の近傍に前記単票紙をプリンタ
外部に送り出す単票紙用排出ローラが設けられ、該単票
紙用排出ローラより搬送方向の一つ手前に配置されて前
記用紙を先方に送るための用紙搬送ローラと前記単票紙
用排出ローラとの間隔が、前記単票紙であって当該プリ
ンタで印刷を想定されているものの長さより小さく設定
されていることを特徴とするものである。
【0008】本発明によれば、切断手段の近くに設けた
単票紙用排出ローラと、その手前の搬送路に在る用紙搬
送ローラとが対になり、少なくとも一方のローラの送り
力を常に単票紙に付与できるようにしたため、単票紙と
連続紙の両方の用紙に印刷可能なカッター付きプリンタ
であっても、その単票紙が、印刷後にプリンタ内の搬送
路途中に止まってしまう恐れはない。すなわち、印刷後
の単票紙を確実にプリンタ外部に排出することができ
る。
【0009】また、本願請求項2に記載の発明は、請求
項1に記載されたカッター付きプリンタにおいて、前記
単票紙用排出ローラは、前記切断手段の搬送方向の下流
側近傍に配設されていることを特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、単票紙用排出ローラを前
記の如く前記切断手段の外側近傍に設けたので、切断手
段により連続紙から切断された印刷物についても、当該
単票紙用排出ローラにより依然として先方への送り力を
与えることが可能となり、その結果、その切断された印
刷物の全長の長短に係わらず、常に確実にプリンタ外部
に排出することができる。また、切断手段が、前記位置
に配設されて成る当該単票紙用排出ローラによって、プ
リンタの用紙出口側からは僅かに用紙搬送路となる隙間
部分を除いて遮られるため、当該切断手段に外部から異
物や指が挿入する恐れを物理的に阻止することができ、
操作上の安全性を高めることができる。
【0011】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項1に記載されたカッター付きプリンタにおいて、前記
単票紙用排出ローラと前記用紙搬送ローラは、前記切断
手段を挟んで前後に配設されていることを特徴とするも
のである。本発明によれば、両ローラによって基本的に
請求項2に記載された発明と同様の作用効果が得られ
る。特に、これら2つの両ローラによって印刷後の連続
紙を挟持した状態で、その間に在る切断手段により切断
することになるため、切断の確実性及び安定性を向上す
ることができる。
【0012】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項1〜3のいずれかに記載されたカッター付きプリンタ
において、前記用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ロー
ラとの間隔は、名刺サイズの単票紙の搬送が可能なよう
に略80mmに設定されていることを特徴とするもので
ある。ここで、略80mmの寸法は、その数値自体に厳
格な意味はなく、名刺サイズの単票紙を確実に搬送でき
ることを基準に定められるものである。また、本願請求
項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載さ
れたカッター付きプリンタにおいて、前記用紙搬送ロー
ラと前記単票紙用排出ローラとの間隔は、A6サイズの
単票紙(105mm×148mm)や4インチ×6イン
チサイズの単票紙(101.6mm×152,4mm)
まで搬送可能なように略95mmに設定されていること
を特徴とするものである。ここで略95mmの寸法は、
厳格なものではなく、A6サイズの単票紙等を確実に搬
送できることを基準に定められるものである。本発明に
よれば、名刺サイズの単票紙又はA6サイズの単票紙等
を主な印刷対象としたことにより、当該プリンタの構造
を簡単化できると共に、小型化することができる。
【0013】また、本願請求項6に記載の発明は、請求
項1〜3のいずれかに記載されたカッター付きプリンタ
において、前記連続紙はロール紙であり、前記単票紙は
ハガキであることを特徴とするものである。
【0014】本発明によれば、前記各作用効果が得られ
る他に、前記連続紙はロール紙の1種類に限定され、更
に単票紙もハガキ1種類に限定されているため、用紙搬
送手段の構造を簡単化することができると共に部品点数
を減少でき、更に、単票紙用排出ローラとその手前の用
紙搬送ローラとの間隔も小さく設定することが可能とな
り、カッター付きプリンタ全体をそれほど大型化せずに
済む。
【0015】また、本願請求項7に記載の発明は、請求
項1〜6のいずれかに記載されたカッター付きプリンタ
において、前記単票紙がセットされる給紙部は、用紙の
両側エッジに当接して用紙搬送をガイドするガイド部を
備えていると共に、一方のガイド部は用紙搬送の基準位
置を為すべく固定され、他方のガイド部は用紙の幅の変
動に対応してスライド移動可能に形成されていると共
に、前記一方のガイド部は用紙のエッジへの当接面の一
部が可倒構造に形成され、倒した状態では前記他方のガ
イド部の接近方向へのスライド限界を超えて用紙幅の変
動に対応可能に形成されていることを特徴とするもので
ある。
【0016】本発明によれば、前記各作用効果に加え
て、名刺サイズのように非常に小さな用紙を単票紙とし
て印刷する上で、その小さな用紙に対応できる給紙部の
構造を簡単に実現することができる。
【0017】また、本願請求項8に記載の発明は、請求
項1〜7のいずれかに記載された発明において、前記切
断手段は、固定下刃と、該固定下刃より用紙搬送方向の
下流側に配置されると共に上下動して前記固定下刃との
対で前記連続用紙を切断する可動上刃とを備え、前記固
定下刃の刃面は前記用紙の搬送方向に向かって上昇する
傾斜面に形成されると共に、該刃面は搬送される用紙の
ガイド部材を兼ねていることを特徴とするものである。
本発明によれば、固定下刃の刃面は、前記の如く単票紙
及び連続紙のいずれの用紙についても搬送時のガイド面
として機能するため、部品点数を増加することなく、い
ずれの用紙に対しても最終の単票紙用排出ローラに至る
までの用紙搬送の安定性を向上することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るカッター付
きプリンタの一実施の形態を示す要部断面図であり、図
2は当該カッター付きプリンタのほぼ全体を示す断面図
である。
【0019】本実施の形態に係るカッター付きプリンタ
は、図2に示した如く、プリンタ本体の後部に連続紙で
あるロール紙用の給紙装置20とハガキ等の単票紙用の
給紙装置21とが設けられている。そして、前者の給紙
装置20に保持されたロール紙から搬送される連続用紙
1a、及び後者の給紙装置21に保持され該装置21か
ら搬送される単票紙1b(図2には省略され、図1に示
されている)に印字部2(印字と印画を含む)により個
別に印刷し、連続用紙1aに対しては切断手段3により
印刷物単位毎に切断分離し、もう一方の単票紙1bにつ
いてはそのままで、両用紙1a、1bを同一の搬送路を
通過させてプリンタ外部に排出するように構成されてい
る。尚、図1において、23は給紙ローラ、24は単票
紙用の分離パッドを示す。
【0020】図1及び図2に示したように、印刷前の用
紙1を印字部2方向に送る紙送りローラ4が、該印字部
2の上流側の手前位置に設けられ、該印字部2の下流側
の近傍には排出ローラ5が設けられている。該排出ロー
ラ5は印刷された用紙1a、1bを先方に送り出す用紙
搬送ローラであり、図示しない駆動手段により駆動され
るようになっている。更に、切断手段3の近傍に単票紙
1bをプリンタ外部に送り出すための単票紙用排出ロー
ラ6が設けられている。この実施の形態では、単票紙用
排出ローラ6は、切断手段3の上流側ではなく下流側の
近傍に設けられている。すなわち、見方を変えると単票
紙用排出ローラと前記用紙搬送ローラは前記切断手段を
挟んで前後に配設されていることになる。
【0021】前記単票紙用排出ローラ6は、印刷された
単票紙1bが前記排出ローラ4の送り力を受ける位置か
ら外れても確実にプリンタ外部に排出できるようにする
役割をするものである。そのため、該単票紙用排出ロー
ラ6は、それより搬送方向の一つ手前に配置されている
前記排出ローラ5との間隔Lが、当該プリンタで印刷を
想定されている単票紙1bの長さより小さく設定されて
いる。ここで、単票紙1bが複数種類ある場合は、その
内の最短の長さのものを基準に前記間隔Lが設定される
ことになる。単票紙1bがハガキの場合、その長さは1
48mmであることから、前記間隔Lは、確実性を期す観
点から最大でも145mm位にし、100mm〜110
mm程度に設定するのが好ましい。
【0022】また、名刺サイズの単票紙の搬送を可能に
するためには、前記間隔Lは略80mmに設定するのが
よく、また、A6サイズの単票紙(105mm×148
mm)や4インチ×6インチサイズの単票紙(101.
6mm×152,4mm)まで搬送可能にするために
は、前記間隔Lを略95mmに設定するのがよい。
【0023】単票紙用排出ローラ6は、前記の如く単票
紙1bをプリンタ外部に排出することを主たる役割とす
るものであり、連続用紙1aのプリンタ外部への排出の
ためには特に無くても足りるものである。しかし、本発
明に係るプリンタは、連続用紙1a及び単票紙1bの両
方が同一の搬送路を通過する構成のものであるため、当
該単票紙用排出ローラ6の部分を、単票紙1bだけでな
く、連続用紙1aも実際には通過することになる。その
結果、単票紙用排出ローラ6は、連続用紙1aのプリン
タ外部への排出を補助する働きをすることになる。
【0024】本実施の形態では、図3および図4に示し
た如く、前記単票紙1bがセットされる給紙装置21
は、単票紙1bの両側エッジ31,32に当接して用紙
搬送をガイドするガイド部33,34を備えている。そ
して、一方のガイド部33は、用紙搬送の基準位置を為
すべく固定され、他方のガイド部34は、用紙の幅の変
動に対応してスライド移動可能に形成されている。更
に、前記一方のガイド部33は、単票紙1bの一方のエ
ッジ31への当接面35の一部が、下部を支点にして可
倒な可倒ガイド部36に形成されている。
【0025】図3は、可倒ガイド部36を倒さずに使用
している状態を示し、図4は、可倒ガイド部36を倒し
て使用している状態を示す。図4のように可倒ガイド部
36を倒した状態では、他方のガイド部34が前記一方
のガイド部33に対して接近する際のスライド限界を超
えて用紙幅の変動に対応可能である。即ち、図3で搬送
可能な単票紙の幅w1(ガイド部34がスライド限界の
位置にある状態)に対して、図4に示した状態で搬送可
能な単票紙の幅w2は可倒ガイド部36の高さ分だけ小
さくなる。この例では、可倒ガイド部36を倒した状態
では名刺サイズの単票紙もしっかりとセットでき且つ先
方に給紙できるように、可倒ガイド部36の高さが設定
されている。これにより、一方のガイド部33の一部を
可倒構造にするだけで、名刺サイズのように非常に小さ
な用紙を単票紙1bとして印刷する上で、その小さな用
紙に対応できる給紙部の構造を簡単に実現することがで
きる。
【0026】次に、切断手段3は、図示しない固定手段
を介して図示の位置に固定された固定下刃8と、上下動
して前記固定下刃8との対で前記用紙1を切断する可動
上刃7とを備えている。該可動上刃7は固定下刃8より
用紙搬送方向の下流側に配置されている。尚、該可動上
刃7を上下に駆動する手段も図示は省略されている。こ
の実施の形態では、可動上刃7の刃面7aは、用紙1の
搬送方向に向かって上昇する傾斜面に形成されており、
更に固定下刃8の刃面8aも用紙1の搬送方向に向かっ
て上昇する傾斜面に形成されている。この傾斜面構造に
より、その切断位置より下流、すなわち可動上刃7の刃
先7bより下流側に位置する切断済み印刷物は、前記傾
斜面によって可動上刃7との刃離れが良くなり、開口1
7から円滑にプリンタ外部に排出することができるよう
になっている。
【0027】更に、この実施の形態では、固定下刃8の
刃面8aは、搬送される用紙1のガイド部材を兼ねるよ
うに緩やかな傾斜面に形成され、その刃先8bの位置が
ちょうど用紙1の搬送レベル位置となるように形成され
ている。固定下刃8の本体の厚みは、図示の如く、可動
上刃7の厚みよりも約2倍近く厚く形成され、前記刃面
8aを前記の如く緩やかな傾斜面に形成することが容易
となるようになっている。
【0028】本実施の形態では、前記切断手段3による
切断後に切断位置より上流側の用紙1の端部が上動する
可動上刃7に引っかかったまま引き上げられるのを防い
で用紙搬送位置に戻す用紙戻し部材9が設けられてい
る。該用紙戻し部材9は、その作用点10が、図示の如
く前記固定下刃8の刃面8aの上近傍であって前記可動
上刃7の刃先7bの手前近傍に位置するように形成され
ている。用紙戻し部材9は、前記作用点10が前記位置
になるように、その基端においてその本体と一体の取付
用切片11によってフレーム12に固定されている。該
用紙戻し部材9をもうけたことにより、連続用紙の切断
後に、可動上刃7の刃先7bの位置より上流側に位置す
る用紙1aの端部が、上動する可動上刃7に引っかかっ
たまま一緒に引き上げられても、すぐに当該用紙戻し部
材9の作用点10が用紙1の端部を可動上刃7から外
し、該用紙1aの端部を正しい用紙搬送位置に戻すこと
ができる。
【0029】本実施の形態では、図示の如く、対向する
用紙案内下支え部材13との対によりロール紙に起因す
る連続用紙1aのカールを押さえる回転可能なホイール
14が設けられている。該ホイール14は、前記用紙戻
し部材9に保持されるように形成され、部品点数を増加
すること無く、ロール紙のカールを押さえることができ
るようになっている。尚、用紙案内下支え部材13の上
流位置に、図示の如く、もう一つ別のホイール15が設
けられている。図において、符号16は切断手段3を囲
うカバーであり、符号17は用紙1を外部に排出する開
口を示す。
【0030】次に、上記実施の形態に係るカッター付き
プリンタの作用を説明する。本実施の形態によれば、切
断手段3の近くに設けた単票紙用排出ローラ6と、その
一つ手前に在る排出ローラ5とが対になり、少なくとも
一方のローラの送り力を常に単票紙1bに付与できるよ
うにしたため、単票紙1bと連続用紙1aの両方の用紙
に印刷可能なカッター付きプリンタであっても、その単
票紙1bが、印刷後にプリンタ内の搬送路途中に止まっ
てしまう虞はない。
【0031】また、単票紙用排出ローラ6を前記切断手
段3の外側近傍に設けたものは、以下の作用効果が得ら
れる。切断手段3により連続用紙1aから切断された印
刷物についても、単票紙用排出ローラ6により依然とし
て先方への送り力を与えることが可能となる。その結
果、切断された印刷物を、その全長の長短に係わらず、
常に確実にプリンタ外部に排出することができる。ま
た、切断手段3が、前記位置に配設されて成る当該単票
紙用排出ローラ6によって、プリンタの用紙出口側すな
わち開口17側からは僅かに用紙搬送路となる隙間部分
を除いて遮られるため、当該切断手段3に外部から指等
が挿入する恐れを物理的に阻止することができ、操作上
の安全性を高めることができる。
【0032】更に、これら2つの両ローラ5,6によっ
て印刷後の連続用紙1aを挟持した状態で、その間に在
る切断手段3により切断することになるため、切断の確
実性及び安定性を向上することができる。
【0033】また、名刺サイズの単票紙1b又はA6サ
イズの単票紙等を主な印刷対象としたものは、それ以上
の大きなサイズの単票紙の印刷を想定しないで設計でき
るため、当該プリンタの構造を簡単化できると共に、小
型化することができる。また、連続用紙1aがロール紙
であり、単票紙1bをハガキ1種類に限定されたもの
は、用紙搬送手段の構造を簡単化することができ、更
に、単票紙用排出ローラ6とその手前の排出ローラ5と
の間隔も小さく設定することが可能となり、カッター付
きプリンタ全体をそれほど大型化せずに済む。
【0034】また、固定下刃8の刃面8aが搬送される
用紙のガイド部材を兼ねているものは、該刃面8aは、
単票紙1b及び連続紙1aのいずれの用紙についても搬
送時のガイド面として機能するため、部品点数を増加す
ることなく、いずれの用紙に対しても最終の単票紙用排
出ローラ6に至るまでの用紙搬送の安定性を向上するこ
とができる。特に、ロール紙のようなカールしやすい用
紙に対してはこのガイド面としての機能は有効である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、切断手段の近くに設け
た単票紙用排出ローラと、その手前の搬送路に在る用紙
搬送ローラとが対になり、少なくとも一方のローラの送
り力を常に単票紙に付与できるようにしたため、単票紙
と連続紙の両方の用紙に印刷可能なカッター付きプリン
タであっても、その単票紙が、印刷後にプリンタ内の搬
送路途中に止まってしまう恐れはない。従って、印刷後
の単票紙を確実にプリンタ外部に排出することができ
る。
【0036】また、単票紙用排出ローラを切断手段の外
側近傍に設けたものは、切断手段により連続紙から切断
された印刷物についても、当該単票紙用排出ローラによ
り依然として先方への送り力を与えることが可能とな
り、その結果、その切断された印刷物の全長の長短に係
わらず、常に確実にプリンタ外部に排出することができ
る。また、切断手段が、前記位置に配設されて成る当該
単票紙用排出ローラによって、プリンタの用紙出口側か
らは僅かに用紙搬送路となる隙間部分を除いて遮られる
ため、当該切断手段に外部から異物や指が挿入する恐れ
を物理的に阻止することができ、操作上の安全性を高め
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカッター付きプリンタの一実施の
形態を示す要部断面図である。
【図2】上記実施の形態に係るカッター付きプリンタの
ほぼ全体を示す断面図である。
【図3】単票紙がセットされる給紙装置の、単票紙の両
側エッジに当接して用紙搬送をガイドするガイド部を説
明するための要部斜視図である。
【図4】図3の給紙装置で一方のガイド部の可倒ガイド
部を倒した状態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1a 連続用紙 1b 単票紙 2 印字部 3 切断手段 7 可動上刃 8 固定下刃 7a、8a 刃面 7b、8b 刃先 10 作用点 20 給紙装置(ロール紙用) 21 給紙装置(単票紙用) 31,32 単票紙のエッジ 33 一方のガイド部 34 他方のガイド部 35 当接面 36 可倒ガイド部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の搬送路を搬送手段により搬送され
    る単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に
    対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するよ
    うにして成るカッター付きプリンタであって、 前記切断手段の近傍に前記単票紙をプリンタ外部に送り
    出す単票紙用排出ローラが設けられ、該単票紙用排出ロ
    ーラより搬送方向の一つ手前に配置されて前記用紙を先
    方に送るための用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ロー
    ラとの間隔が、前記単票紙であって当該プリンタで印刷
    を想定されているものの長さより小さく設定されている
    ことを特徴とするカッター付きプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記単票紙用排出ロ
    ーラは、前記切断手段の搬送方向の下流側近傍に配設さ
    れていることを特徴とするカッター付きプリンタ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記単票紙用排出ロ
    ーラと前記用紙搬送ローラは前記切断手段を挟んで前後
    に配設されていることを特徴とするカッター付きプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
    用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔は、
    名刺サイズの単票紙の搬送が可能なように略80mmに
    設定されていることを特徴とするカッター付きプリン
    タ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
    用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔は、
    A6サイズの単票紙や4インチ×6インチサイズの単票
    紙まで搬送可能なように略95mmに設定されているこ
    とを特徴とするカッター付きプリンタ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記
    連続紙はロール紙であり、前記単票紙はハガキであるこ
    とを特徴とするカッター付きプリンタ。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記
    単票紙がセットされる給紙部は、用紙の両側エッジに当
    接して用紙搬送をガイドするガイド部を備えていると共
    に、一方のガイド部は用紙搬送の基準位置を為すべく固
    定され、他方のガイド部は用紙の幅の変動に対応してス
    ライド移動可能に形成されていると共に、前記一方のガ
    イド部は用紙のエッジへの当接面の一部が可倒構造に形
    成され、倒した状態では前記他方のガイド部の接近方向
    へのスライド限界を超えて用紙幅の変動に対応可能に形
    成されていることを特徴とするカッター付きプリンタ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかにおいて、前記
    切断手段は、固定下刃と、該固定下刃より用紙搬送方向
    の下流側に配置されると共に上下動して前記固定下刃と
    の対で前記連続用紙を切断する可動上刃とを備え、前記
    固定下刃の刃面は前記用紙の搬送方向に向かって上昇す
    る傾斜面に形成されると共に、該刃面は搬送される用紙
    のガイド部材を兼ねていることを特徴とするカッター付
    きプリンタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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