JP3693221B2 - カッター付きプリンタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、同一の搬送路を搬送手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するようにして成るカッター付きプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のカッター付きプリンタの従来技術として、実開昭63−124148号公報が挙げられる。このカッター付きプリンタは、レシートのような薄い連続用紙を用い、それに印刷後、パスウェイにより上下左右からガイドしつつカッター部に送り、該カッターで切断するようになっている。カッター部の用紙搬送方向の外側近傍には排出ローラが設けられている。
【0003】
この排出ローラの役割は、同公報にも記載されているように、カッター部で用紙が切断される前に、オペレータが連続用紙を横方向、すなわち搬送方向と交差する方向に引っ張っても、該排出ローラの用紙挟持力により用紙が滑らないようにして前記パスウェイ内で連続用紙が破断されてしまう不具合を解消するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のカッター付きプリンタは、レシートのような薄い連続用紙を印刷の対象とするものであり、ハガキのような単票紙にも印刷できるようにすることについては全く想定されていないものである。
【0005】
連続用紙であれば、切断手段よりも上流側にある用紙は、未だ連続状態にあるため、例えば印字部近傍に配設されている排出ローラ等の用紙搬送ローラの送り力を受けて、その先端が切断位置を通過してプリンタ外部にまで至り、その状態で切断手段により切断されることになるため、切断後に印刷物単位毎に分離されたものは、自然にその搬送路からプリンタ外部に排出される。一方、ハガキ等の単票紙の場合は、その長さが有限であるため、連続用紙とは違って、単票紙のほとんど全体がプリンタ外部に至るまで前記用紙搬送ローラから送り力を常に受けられるとは限らない。そのため、単票紙の長さによっては搬送路途中に止まってしまうという問題があった。
【0006】
本発明の課題は、同一の搬送路を搬送手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能なカッター付きプリンタであって、単票紙について、印刷後にプリンタ内の搬送路途中に止まる虞が無く、確実にプリンタ外部に排出できるようにしたカッター付きプリンタを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、本願請求項1に記載の発明は、同一の搬送路を搬送手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するようにして成るカッター付きプリンタであって、前記切断手段の近傍に前記単票紙をプリンタ外部に送り出す単票紙用排出ローラが設けられ、該単票紙用排出ローラより搬送方向の一つ手前に配置されて前記用紙を先方に送るための用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔が、前記単票紙であって当該プリンタで印刷を想定されているものの長さより小さく設定されており、前記単票紙用排出ローラは、前記切断手段の搬送方向の下流側近傍且つ前記切断手段により切断された連続紙の出口側開口の上流側近傍に配設されていることを特徴とするものである。
【0008】
本発明によれば、切断手段の近くに設けた単票紙用排出ローラと、その手前の搬送路に在る用紙搬送ローラとが対になり、少なくとも一方のローラの送り力を常に単票紙に付与できるようにしたため、単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能なカッター付きプリンタであっても、その単票紙が、印刷後にプリンタ内の搬送路途中に止まってしまう恐れはない。すなわち、印刷後の単票紙を確実にプリンタ外部に排出することができる。
【0010】
本発明によれば、単票紙用排出ローラを前記の如く前記切断手段の外側近傍に設けたので、切断手段により連続紙から切断された印刷物についても、当該単票紙用排出ローラにより依然として先方への送り力を与えることが可能となり、その結果、その切断された印刷物の全長の長短に係わらず、常に確実にプリンタ外部に排出することができる。また、切断手段が、前記位置に配設されて成る当該単票紙用排出ローラによって、プリンタの用紙出口側からは僅かに用紙搬送路となる隙間部分を除いて遮られるため、当該切断手段に外部から異物や指が挿入する恐れを物理的に阻止することができ、操作上の安全性を高めることができる。
【0011】
また、本願請求項2に記載の発明は、同一の搬送路を搬送手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するようにして成るカッター付きプリンタであって、前記切断手段の近傍に前記単票紙をプリンタ外部に送り出す単票紙用排出ローラが設けられ、該単票紙用排出ローラより搬送方向の一つ手前に配置されて前記用紙を先方に送るための用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔が、前記単票紙であって当該プリンタで印刷を想定されているものの長さより小さく設定されており、前記切断手段は、固定下刃と、該固定下刃より用紙搬送方向の下流側に配置されると共に上下動して前記固定下刃との対で前記連続用紙を切断する可動上刃とを備え、前記固定下刃の刃面は前記用紙の搬送方向に向かって上昇する傾斜面に形成されると共に、該刃面は搬送される用紙のガイド部材を兼ねていることを特徴とするものである。本発明によれば、固定下刃の刃面は、前記の如く単票紙及び連続紙のいずれの用紙についても搬送時のガイド面として機能するため、部品点数を増加することなく、いずれの用紙に対しても最終の単票紙用排出ローラに至るまでの用紙搬送の安定性を向上することができる。
また、本願請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記固定下刃は、刃先の位置が用紙の搬送レベル位置となるように配設されており、前記切断手段による切断後に上動する可動上刃に引っかかったまま引き上げられる切断位置より上流側の用紙の端部を用紙搬送位置に戻す如く規制する用紙戻し部材を備えていることを特徴とするものである。
【0012】
また、本願請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載されたカッター付きプリンタにおいて、前記用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔は、名刺サイズの単票紙の搬送が可能なように略80mmに設定されていることを特徴とするものである。ここで、略80mmの寸法は、その数値自体に厳格な意味はなく、名刺サイズの単票紙を確実に搬送できることを基準に定められるものである。また、本願請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載されたカッター付きプリンタにおいて、前記用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔は、A6サイズの単票紙(105mm×148mm)や4インチ×6インチサイズの単票紙(101.6mm×152,4mm)まで搬送可能なように略95mmに設定されていることを特徴とするものである。ここで略95mmの寸法は、厳格なものではなく、A6サイズの単票紙等を確実に搬送できることを基準に定められるものである。本発明によれば、名刺サイズの単票紙又はA6サイズの単票紙等を主な印刷対象としたことにより、当該プリンタの構造を簡単化できると共に、小型化することができる。
【0013】
また、本願請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載されたカッター付きプリンタにおいて、前記連続紙はロール紙であり、前記単票紙はハガキであることを特徴とするものである。
【0014】
本発明によれば、前記各作用効果が得られる他に、前記連続紙はロール紙の1種類に限定され、更に単票紙もハガキ1種類に限定されているため、用紙搬送手段の構造を簡単化することができると共に部品点数を減少でき、更に、単票紙用排出ローラとその手前の用紙搬送ローラとの間隔も小さく設定することが可能となり、カッター付きプリンタ全体をそれほど大型化せずに済む。
【0015】
また、本願請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載されたカッター付きプリンタにおいて、前記単票紙がセットされる給紙部は、用紙の両側エッジに当接して用紙搬送をガイドするガイド部を備えていると共に、一方のガイド部は用紙搬送の基準位置を為すべく固定され、他方のガイド部は用紙の幅の変動に対応してスライド移動可能に形成されていると共に、前記一方のガイド部は用紙のエッジへの当接面の一部が可倒構造に形成され、倒した状態では前記他方のガイド部の接近方向へのスライド限界を超えて用紙幅の変動に対応可能に形成されていることを特徴とするものである。
【0016】
本発明によれば、前記各作用効果に加えて、名刺サイズのように非常に小さな用紙を単票紙として印刷する上で、その小さな用紙に対応できる給紙部の構造を簡単に実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るカッター付きプリンタの一実施の形態を示す要部断面図であり、図2は当該カッター付きプリンタのほぼ全体を示す断面図である。
【0019】
本実施の形態に係るカッター付きプリンタは、図2に示した如く、プリンタ本体の後部に連続紙であるロール紙用の給紙装置20とハガキ等の単票紙用の給紙装置21とが設けられている。そして、前者の給紙装置20に保持されたロール紙から搬送される連続用紙1a、及び後者の給紙装置21に保持され該装置21から搬送される単票紙1b(図2には省略され、図1に示されている)に印字部2(印字と印画を含む)により個別に印刷し、連続用紙1aに対しては切断手段3により印刷物単位毎に切断分離し、もう一方の単票紙1bについてはそのままで、両用紙1a、1bを同一の搬送路を通過させてプリンタ外部に排出するように構成されている。尚、図1において、23は給紙ローラ、24は単票紙用の分離パッドを示す。
【0020】
図1及び図2に示したように、印刷前の用紙1を印字部2方向に送る紙送りローラ4が、該印字部2の上流側の手前位置に設けられ、該印字部2の下流側の近傍には排出ローラ5が設けられている。該排出ローラ5は印刷された用紙1a、1bを先方に送り出す用紙搬送ローラであり、図示しない駆動手段により駆動されるようになっている。更に、切断手段3の近傍に単票紙1bをプリンタ外部に送り出すための単票紙用排出ローラ6が設けられている。この実施の形態では、単票紙用排出ローラ6は、切断手段3の上流側ではなく下流側の近傍に設けられている。すなわち、見方を変えると単票紙用排出ローラと前記用紙搬送ローラは前記切断手段を挟んで前後に配設されていることになる。
【0021】
前記単票紙用排出ローラ6は、印刷された単票紙1bが前記排出ローラ4の送り力を受ける位置から外れても確実にプリンタ外部に排出できるようにする役割をするものである。そのため、該単票紙用排出ローラ6は、それより搬送方向の一つ手前に配置されている前記排出ローラ5との間隔Lが、当該プリンタで印刷を想定されている単票紙1bの長さより小さく設定されている。ここで、単票紙1bが複数種類ある場合は、その内の最短の長さのものを基準に前記間隔Lが設定されることになる。単票紙1bがハガキの場合、その長さは148mmであることから、前記間隔Lは、確実性を期す観点から最大でも145mm位にし、100mm〜110mm程度に設定するのが好ましい。
【0022】
また、名刺サイズの単票紙の搬送を可能にするためには、前記間隔Lは略80mmに設定するのがよく、また、A6サイズの単票紙(105mm×148mm)や4インチ×6インチサイズの単票紙(101.6mm×152,4mm)まで搬送可能にするためには、前記間隔Lを略95mmに設定するのがよい。
【0023】
単票紙用排出ローラ6は、前記の如く単票紙1bをプリンタ外部に排出することを主たる役割とするものであり、連続用紙1aのプリンタ外部への排出のためには特に無くても足りるものである。しかし、本発明に係るプリンタは、連続用紙1a及び単票紙1bの両方が同一の搬送路を通過する構成のものであるため、当該単票紙用排出ローラ6の部分を、単票紙1bだけでなく、連続用紙1aも実際には通過することになる。その結果、単票紙用排出ローラ6は、連続用紙1aのプリンタ外部への排出を補助する働きをすることになる。
【0024】
本実施の形態では、図3および図4に示した如く、前記単票紙1bがセットされる給紙装置21は、単票紙1bの両側エッジ31,32に当接して用紙搬送をガイドするガイド部33,34を備えている。そして、一方のガイド部33は、用紙搬送の基準位置を為すべく固定され、他方のガイド部34は、用紙の幅の変動に対応してスライド移動可能に形成されている。更に、前記一方のガイド部33は、単票紙1bの一方のエッジ31への当接面35の一部が、下部を支点にして可倒な可倒ガイド部36に形成されている。
【0025】
図3は、可倒ガイド部36を倒さずに使用している状態を示し、図4は、可倒ガイド部36を倒して使用している状態を示す。図4のように可倒ガイド部36を倒した状態では、他方のガイド部34が前記一方のガイド部33に対して接近する際のスライド限界を超えて用紙幅の変動に対応可能である。即ち、図3で搬送可能な単票紙の幅w1(ガイド部34がスライド限界の位置にある状態)に対して、図4に示した状態で搬送可能な単票紙の幅w2は可倒ガイド部36の高さ分だけ小さくなる。この例では、可倒ガイド部36を倒した状態では名刺サイズの単票紙もしっかりとセットでき且つ先方に給紙できるように、可倒ガイド部36の高さが設定されている。これにより、一方のガイド部33の一部を可倒構造にするだけで、名刺サイズのように非常に小さな用紙を単票紙1bとして印刷する上で、その小さな用紙に対応できる給紙部の構造を簡単に実現することができる。
【0026】
次に、切断手段3は、図示しない固定手段を介して図示の位置に固定された固定下刃8と、上下動して前記固定下刃8との対で前記用紙1を切断する可動上刃7とを備えている。該可動上刃7は固定下刃8より用紙搬送方向の下流側に配置されている。尚、該可動上刃7を上下に駆動する手段も図示は省略されている。この実施の形態では、可動上刃7の刃面7aは、用紙1の搬送方向に向かって上昇する傾斜面に形成されており、更に固定下刃8の刃面8aも用紙1の搬送方向に向かって上昇する傾斜面に形成されている。この傾斜面構造により、その切断位置より下流、すなわち可動上刃7の刃先7bより下流側に位置する切断済み印刷物は、前記傾斜面によって可動上刃7との刃離れが良くなり、開口17から円滑にプリンタ外部に排出することができるようになっている。
【0027】
更に、この実施の形態では、固定下刃8の刃面8aは、搬送される用紙1のガイド部材を兼ねるように緩やかな傾斜面に形成され、その刃先8bの位置がちょうど用紙1の搬送レベル位置となるように形成されている。固定下刃8の本体の厚みは、図示の如く、可動上刃7の厚みよりも約2倍近く厚く形成され、前記刃面8aを前記の如く緩やかな傾斜面に形成することが容易となるようになっている。
【0028】
本実施の形態では、前記切断手段3による切断後に切断位置より上流側の用紙1の端部が上動する可動上刃7に引っかかったまま引き上げられるのを防いで用紙搬送位置に戻す用紙戻し部材9が設けられている。該用紙戻し部材9は、その作用点10が、図示の如く前記固定下刃8の刃面8aの上近傍であって前記可動上刃7の刃先7bの手前近傍に位置するように形成されている。用紙戻し部材9は、前記作用点10が前記位置になるように、その基端においてその本体と一体の取付用切片11によってフレーム12に固定されている。該用紙戻し部材9をもうけたことにより、連続用紙の切断後に、可動上刃7の刃先7bの位置より上流側に位置する用紙1aの端部が、上動する可動上刃7に引っかかったまま一緒に引き上げられても、すぐに当該用紙戻し部材9の作用点10が用紙1の端部を可動上刃7から外し、該用紙1aの端部を正しい用紙搬送位置に戻すことができる。
【0029】
本実施の形態では、図示の如く、対向する用紙案内下支え部材13との対によりロール紙に起因する連続用紙1aのカールを押さえる回転可能なホイール14が設けられている。該ホイール14は、前記用紙戻し部材9に保持されるように形成され、部品点数を増加すること無く、ロール紙のカールを押さえることができるようになっている。尚、用紙案内下支え部材13の上流位置に、図示の如く、もう一つ別のホイール15が設けられている。図において、符号16は切断手段3を囲うカバーであり、符号17は用紙1を外部に排出する開口を示す。
【0030】
次に、上記実施の形態に係るカッター付きプリンタの作用を説明する。本実施の形態によれば、切断手段3の近くに設けた単票紙用排出ローラ6と、その一つ手前に在る排出ローラ5とが対になり、少なくとも一方のローラの送り力を常に単票紙1bに付与できるようにしたため、単票紙1bと連続用紙1aの両方の用紙に印刷可能なカッター付きプリンタであっても、その単票紙1bが、印刷後にプリンタ内の搬送路途中に止まってしまう虞はない。
【0031】
また、単票紙用排出ローラ6を前記切断手段3の外側近傍に設けたものは、以下の作用効果が得られる。切断手段3により連続用紙1aから切断された印刷物についても、単票紙用排出ローラ6により依然として先方への送り力を与えることが可能となる。その結果、切断された印刷物を、その全長の長短に係わらず、常に確実にプリンタ外部に排出することができる。また、切断手段3が、前記位置に配設されて成る当該単票紙用排出ローラ6によって、プリンタの用紙出口側すなわち開口17側からは僅かに用紙搬送路となる隙間部分を除いて遮られるため、当該切断手段3に外部から指等が挿入する恐れを物理的に阻止することができ、操作上の安全性を高めることができる。
【0032】
更に、これら2つの両ローラ5,6によって印刷後の連続用紙1aを挟持した状態で、その間に在る切断手段3により切断することになるため、切断の確実性及び安定性を向上することができる。
【0033】
また、名刺サイズの単票紙1b又はA6サイズの単票紙等を主な印刷対象としたものは、それ以上の大きなサイズの単票紙の印刷を想定しないで設計できるため、当該プリンタの構造を簡単化できると共に、小型化することができる。また、連続用紙1aがロール紙であり、単票紙1bをハガキ1種類に限定されたものは、用紙搬送手段の構造を簡単化することができ、更に、単票紙用排出ローラ6とその手前の排出ローラ5との間隔も小さく設定することが可能となり、カッター付きプリンタ全体をそれほど大型化せずに済む。
【0034】
また、固定下刃8の刃面8aが搬送される用紙のガイド部材を兼ねているものは、該刃面8aは、単票紙1b及び連続紙1aのいずれの用紙についても搬送時のガイド面として機能するため、部品点数を増加することなく、いずれの用紙に対しても最終の単票紙用排出ローラ6に至るまでの用紙搬送の安定性を向上することができる。特に、ロール紙のようなカールしやすい用紙に対してはこのガイド面としての機能は有効である。
【0035】
【発明の効果】
本発明によれば、切断手段の近くに設けた単票紙用排出ローラと、その手前の搬送路に在る用紙搬送ローラとが対になり、少なくとも一方のローラの送り力を常に単票紙に付与できるようにしたため、単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能なカッター付きプリンタであっても、その単票紙が、印刷後にプリンタ内の搬送路途中に止まってしまう恐れはない。従って、印刷後の単票紙を確実にプリンタ外部に排出することができる。
【0036】
また、単票紙用排出ローラを切断手段の外側近傍に設けたものは、切断手段により連続紙から切断された印刷物についても、当該単票紙用排出ローラにより依然として先方への送り力を与えることが可能となり、その結果、その切断された印刷物の全長の長短に係わらず、常に確実にプリンタ外部に排出することができる。また、切断手段が、前記位置に配設されて成る当該単票紙用排出ローラによって、プリンタの用紙出口側からは僅かに用紙搬送路となる隙間部分を除いて遮られるため、当該切断手段に外部から異物や指が挿入する恐れを物理的に阻止することができ、操作上の安全性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカッター付きプリンタの一実施の形態を示す要部断面図である。
【図2】上記実施の形態に係るカッター付きプリンタのほぼ全体を示す断面図である。
【図3】単票紙がセットされる給紙装置の、単票紙の両側エッジに当接して用紙搬送をガイドするガイド部を説明するための要部斜視図である。
【図4】図3の給紙装置で一方のガイド部の可倒ガイド部を倒した状態を示す要部斜視図である。
【符号の説明】
1a 連続用紙
1b 単票紙
2 印字部
3 切断手段
7 可動上刃
8 固定下刃
7a、8a 刃面
7b、8b 刃先
10 作用点
20 給紙装置(ロール紙用)
21 給紙装置(単票紙用)
31,32 単票紙のエッジ
33 一方のガイド部
34 他方のガイド部
35 当接面
36 可倒ガイド部

Claims (7)

  1. 同一の搬送路を搬送手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するようにして成るカッター付きプリンタであって、
    前記切断手段の近傍に前記単票紙をプリンタ外部に送り出す単票紙用排出ローラが設けられ、該単票紙用排出ローラより搬送方向の一つ手前に配置されて前記用紙を先方に送るための用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔が、前記単票紙であって当該プリンタで印刷を想定されているものの長さより小さく設定されており、
    前記単票紙用排出ローラは、前記切断手段の搬送方向の下流側近傍且つ前記切断手段により切断された連続紙の出口側開口の上流側近傍に配設されていることを特徴とするカッター付きプリンタ。
  2. 同一の搬送路を搬送手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するようにして成るカッター付きプリンタであって、
    前記切断手段の近傍に前記単票紙をプリンタ外部に送り出す単票紙用排出ローラが設けられ、該単票紙用排出ローラより搬送方向の一つ手前に配置されて前記用紙を先方に送るための用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔が、前記単票紙であって当該プリンタで印刷を想定されているものの長さより小さく設定されており、
    前記切断手段は、固定下刃と、該固定下刃より用紙搬送方向の下流側に配置されると共に上下動して前記固定下刃との対で前記連続用紙を切断する可動上刃とを備え、前記固定下刃の刃面は前記用紙の搬送方向に向かって上昇する傾斜面に形成されると共に、該刃面は搬送される用紙のガイド部材を兼ねていることを特徴とするカッター付きプリンタ。
  3. 請求項2において、前記固定下刃は、刃先の位置が用紙の搬送レベル位置となるように配設されており、
    前記切断手段による切断後に上動する可動上刃に引っかかったまま引き上げられる切断位置より上流側の用紙の端部を用紙搬送位置に戻す如く規制する用紙戻し部材を備えていることを特徴とするカッター付きプリンタ。
  4. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔は、名刺サイズの単票紙の搬送が可能なように略80mmに設定されていることを特徴とするカッター付きプリンタ。
  5. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記用紙搬送ローラと前記単票紙用排出ローラとの間隔は、A6サイズの単票紙や4インチ×6インチサイズの単票紙まで搬送可能なように略95mmに設定されていることを特徴とするカッター付きプリンタ。
  6. 請求項1〜3のいずれかにおいて、前記連続紙はロール紙であり、前記単票紙はハガキであることを特徴とするカッター付きプリンタ。
  7. 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記単票紙がセットされる給紙部は、用紙の両側エッジに当接して用紙搬送をガイドするガイド部を備えていると共に、一方のガイド部は用紙搬送の基準位置を為すべく固定され、他方のガイド部は用紙の幅の変動に対応してスライド移動可能に形成されていると共に、前記一方のガイド部は用紙のエッジへの当接面の一部が可倒構造に形成され、倒した状態では前記他方のガイド部の接近方向へのスライド限界を超えて用紙幅の変動に対応可能に形成されていることを特徴とするカッター付きプリンタ。
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