JP3061130B2 - カッター付きプリンタ - Google Patents

カッター付きプリンタ

Info

Publication number
JP3061130B2
JP3061130B2 JP10286701A JP28670198A JP3061130B2 JP 3061130 B2 JP3061130 B2 JP 3061130B2 JP 10286701 A JP10286701 A JP 10286701A JP 28670198 A JP28670198 A JP 28670198A JP 3061130 B2 JP3061130 B2 JP 3061130B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
mode
sheet
printing
cut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP10286701A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000117691A (ja
Inventor
人志 五十嵐
一雄 大塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP10286701A priority Critical patent/JP3061130B2/ja
Publication of JP2000117691A publication Critical patent/JP2000117691A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3061130B2 publication Critical patent/JP3061130B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Control Of Cutting Processes (AREA)
  • Handling Of Sheets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一の搬送路を搬
送手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に
印刷可能で、連続紙に対しては切断手段により印刷物単
位毎に切断分離するようにして成るカッター付きプリン
タに関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のカッター付きプリンタの従来技
術として、実開昭63−124148号公報が挙げられ
る。このカッター付きプリンタは、レシートのような薄
い連続紙を用い、それに印刷後、パスウェイにより上下
左右からガイドしつつカッター部に送り、該カッターで
切断するようになっている。
【0003】しかしながら、上記従来のカッター付きプ
リンタは、レシートのような薄い連続紙を印刷の対象と
するものであり、ハガキのような単票紙にも印刷できる
ようにすることについては全く想定されていないもので
ある。従って、同一の搬送路を搬送手段により搬送され
る単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に
対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するよ
うにして成るカッター付きプリンタに特有の問題点につ
いては、全く考慮されていない。
【0004】単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能な
カッター付きプリンタにおいては、そのプリンタの駆動
制御部は、ハガキ等の単票紙に印刷するデータに基づい
て印刷を実行し且つ用紙を排出する単票紙モードと、ロ
ール紙等の連続紙に印刷するデータに基づいて印刷を実
行し且つ用紙をカットして排出する連続紙モードを備え
ている。更に前記両モードのいずれかを選ぶためのモー
ド選択手段を備えている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、モード
選択手段により選択された前記単票紙モード又は連続紙
モードと実際にセットされて印刷される用紙とが正しく
組み合わせれている場合は問題ないが、それが誤ってい
ると以下のような問題が生じる。
【0006】単票紙モードに設定されているのに誤って
連続紙がセットされた場合、単票紙モードは紙の終端を
検出して1つの用紙に対する印刷工程を終了し、次の用
紙に印刷するように制御されるため、終端が無いに等し
い連続紙が送られると、終端が検出されるまで用紙を送
り続けてしまい、プリンタの体を為さなくなってしまう
問題があった。また、逆に連続紙モードに設定されてい
るのに誤って単票紙がセットされた場合、印字データに
もよるが切断手段によってハガキをカットしてしまう虞
があった。
【0007】本発明の課題は、同一の搬送路を搬送手段
により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可
能なカッター付きプリンタにおいて、選択された印刷の
ためのモードに対応しない用紙が実際にセットされた場
合の問題をなくしたカッター付きプリンタを提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載の発明は、同一の搬送路を搬送
手段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印
刷可能で、連続紙に対しては切断手段により印刷物単位
毎に切断分離するようにして成るカッター付きプリンタ
であって、当該プリンタの駆動制御部は、ハガキ等の単
票紙に印刷するデータに基づいて印刷を実行し且つ用紙
を排出する単票紙モードと、ロール紙等の連続紙に印刷
するデータに基づいて印刷を実行し且つ用紙をカットし
て排出する連続紙モードを備えると共に、前記両モード
のいずれかを選ぶためのモード選択手段を備え、新たな
用紙がセットされて印刷が開始する初期状態では、常に
連続紙モードに移行されるように形成されていると共
に、印刷領域の上流側近傍に、該印刷領域に送られる用
紙の長さを検出する紙検出器が設けられ、該紙検出器で
検出された用紙の長さに基づいて前記印刷実行のための
モードと現在セットされている用紙との組み合わせの適
否が当該プリンタの駆動制御部にて判定されるようにし
て成ることを特徴とするものである。
【0009】本発明によれば、新たな用紙がセットされ
て印刷が開始する初期状態では、常に連続紙モードに移
行されるように形成されているので、操作する者は、そ
れを念頭に用紙をセットすればよく、例えば連続紙に印
刷したい場合は、そのままセットして印刷を開始すれば
よい。また、単票紙に印刷したい場合は、印刷が開始す
る初期状態では常に連続紙モードにあることが念頭にあ
るため、必然的にモード選択手段によって当初の連続紙
モードから単票紙モードに切り換えることになる。従っ
て、印刷のための前記モードと用紙の組み合わせを誤る
虞は殆どなくなり、従来のように連続紙を単票紙と誤っ
て終端がくるまで送り続けると言うような問題がなくな
る。
【0010】更に、本願発明においては、繰り返しにな
るが、刷領域の上流側近傍に、該印刷領域に送られる用
紙の長さを検出する紙検出器が設けられ、該紙検出器で
検出された用紙の長さに基づいて前記印刷実行のための
モードと現在セットされている用紙との組み合わせの適
否が当該プリンタの駆動制御部にて判定されるように
成されている
【0011】本発明によれば、仮に印刷のためのモード
と用紙の組み合わせを誤った場合でも、紙検出手段によ
って用紙の長さが検出されるので、その誤っていること
が直ぐに判明する。従って、直ちに正しい組み合わせに
セットし直すことができ、ほとんど問題にならなくする
ことができる。
【0012】また、本願請求項に記載の発明は、同一
の搬送路を搬送手段により搬送される単票紙と連続紙の
両方の用紙に印刷可能で、連続紙に対しては切断手段に
より印刷物単位毎に切断分離するようにして成るカッタ
ー付きプリンタであって、印刷領域の上流側近傍に、該
印刷領域に送られる用紙の長さを検出する紙検出器が設
けられ、当該プリンタの駆動制御部は、ハガキ等の単票
紙に印刷するデータに基づいて印刷を実行し且つ用紙を
排出する単票紙モードと、ロール紙等の連続紙に印刷す
るデータに基づいて印刷を実行し且つ用紙をカットして
排出する連続紙モードを備えると共に、前記両モードの
いずれかを選ぶためのモード選択手段を備え、前記モー
ド選択手段により連続紙モードが選択された状態で単票
紙がセットされた場合は、前記紙検出器から送られる検
出信号に基づいて用紙の誤セットが判定されて前記単票
紙が印刷領域から排出され、逆に前記モード選択手段に
より単票紙モードが選択された状態で連続紙がセットさ
れた場合は、前記紙検出器から送られる検出信号に基づ
いて用紙の誤セットが判定されて前記連続用紙の先端側
が切断手段によりカットされて印刷領域から排出される
ように形成されたことを特徴とするものである。
【0013】本発明は、選択された印刷のためのモード
とセットされた用紙がミスマッチである場合に、その選
択されたモードに合うように用紙の方をセットし直すも
ので、以下「モード優先制御」と言う。このモード優先
制御によれば、選択された前記モードとセットされた用
紙とがミスマッチである場合、紙検出器の検出信号によ
って直ぐにそれが判明するので、後は用紙を正しくセッ
トし直すだけで足り、従来のような大きな問題(連続紙
を送りっぱなしにすること等)は生じない。
【0014】また、本願請求項に記載の発明は、同一
の搬送路を搬送手段により搬送される単票紙と連続紙の
両方の用紙に印刷可能で、連続紙に対しては切断手段に
より印刷物単位毎に切断分離するようにして成るカッタ
ー付きプリンタであって、印刷領域の上流側近傍に、該
印刷領域に送られる用紙の長さを検出する紙検出器が設
けられ、当該プリンタの駆動制御部は、ハガキ等の単票
紙に印刷するデータに基づいて印刷を実行し且つ用紙を
排出する単票紙モードと、ロール紙等の連続紙に印刷す
るデータに基づいて印刷を実行し且つ用紙をカットして
排出する連続紙モードを備えると共に、前記両モードの
いずれかを選ぶためのモード選択手段を備え、単票紙が
セットされた状態で連続紙モードになっている場合は、
前記紙検出器から送られる検出信号に基づいて印刷のた
めのモードが誤っていると判定されて該モードが自動的
に単票紙モードに変わるように形成されていると共に印
刷領域にある単票紙は排出されてその後に続く印刷行程
が開始されるように構成され、逆に連続紙がセットされ
た状態で単票紙モードになっている場合は、前記紙検出
器から送られる検出信号に基づいて印刷のためのモード
が誤っていると判定されて該モードが自動的に連続紙モ
ードに変わるように形成されていると共に印刷領域にあ
る連続紙の先端が切断手段によりカットされて排出され
その後に続く印刷工程が開始されるように構成されてい
ることを特徴とするものである。
【0015】本発明は、操作者が印刷しようとしてセッ
トした用紙と選択された印刷のためのモードがミスマッ
チである場合に、セットした用紙に合うように前記モー
ドが自動的に切り替わるもので、以下「用紙種優先制
御」と言う。この用紙種優先制御によれば、セットした
用紙と選択された前記モードとがミスマッチである場
合、紙検出器の検出信号によって直ぐにそれが判明する
と共に、操作者が一々モードを切り換えなくても自動的
に正しいモードに切り替わるので、操作が極めて簡単で
ある。そして、操作者は特に何もしなくても、従来のよ
うな大きな問題(連続紙を送りっぱなしにすること等)
は生じない。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係るカッター付
きプリンタの一実施の形態のほぼ全体を示す断面図であ
る。
【0017】本実施の形態に係るカッター付きプリンタ
は、図1に示した如く、プリンタ本体の後部に連続紙で
あるロール紙用の給紙装置20とハガキ等の単票紙用の
給紙装置21とが設けられている。そして、前者の給紙
装置20に保持されたロール紙から搬送される連続用紙
1a、及び後者の給紙装置21に保持され該装置21か
ら搬送される単票紙(図1には省略されている)に印字
部2(印字と印画を含む)により個別に印刷し、連続用
紙1aに対しては切断手段3により印刷物単位毎に切断
分離し、もう一方の単票紙についてはそのままで、両用
紙を同一の搬送路を通過させてプリンタ外部に排出する
ように構成されている。尚、図1において、23は給紙
ローラ、24は単票紙用の分離パッドを示す。
【0018】図1に示したように、印刷前の用紙1を印
字部2方向に送る紙送りローラ4が該印字部2の上流側
の手前位置に設けられ、該印字部2の下流側の近傍には
排出ローラ5が設けられている。該排出ローラ5は印刷
された用紙1aを先方に送り出す用紙搬送ローラであ
る。更に、切断手段3の近傍に単票用紙をプリンタ外部
に送り出すための単票紙用排出ローラ6が設けられてい
る。この実施の形態では、単票紙用排出ローラ6は切断
手段3の上流側ではなく下流側の近傍に設けられてい
る。すなわち、単票紙用排出ローラ6と前記用紙搬送ロ
ーラである排出ローラ5は切断手段3を挟んで前後に配
設されている。
【0019】前記単票紙用排出ローラ6は、印刷された
単票用紙が前記排出ローラの送り力を受ける位置から
外れても確実にプリンタ外部に排出できるようにする役
割をするものである。そのため、該単票紙用排出ローラ
6は、それより搬送方向の一つ手前に配置されている前
記排出ローラ5との間隔が、前記単票用紙の長さより小
さく設定されている。ここで、単票用紙が複数種類ある
場合は、その内の最短の長さのものを基準に前記間隔が
設定されることになる。単票用紙がハガキの場合、その
長さは148mmであることから、前記間隔は、確実性を
期す観点から最大でも145mm位にし、100mm〜
110mm程度に設定するのが好ましい。
【0020】単票紙用排出ローラ6は、前記の如く単票
用紙をプリンタ外部に排出することを主たる役割とする
ものであり、連続用紙1aのプリンタ外部への排出のた
めには特に無くても足りるものである。しかし、本発明
に係るプリンタは、連続用紙1a及び単票用紙の両方が
同一の搬送路を通過する構成のものであるため、当該単
票紙用排出ローラ6の部分を、単票用紙だけでなく、連
続用紙1aも実際には通過することになる。その結果、
単票紙用排出ローラ6は、連続用紙1aのプリンタ外部
への排出を補助する働きをすることになる。
【0021】次に、切断手段3は、図示しない固定手段
を介して図示の位置に固定された固定下刃8と、上下動
して前記固定下刃8との対で前記用紙1を切断する可動
上刃7とを備えている。該可動上刃7は固定下刃8より
用紙搬送方向の下流側に配置されている。この実施の形
態では、可動上刃7の刃面7aは、用紙1の搬送方向に
向かって上昇する傾斜面に形成されており、更に固定下
刃8の刃面8aも用紙1の搬送方向に向かって上昇する
傾斜面に形成されている。この傾斜面構造により、その
切断位置より下流、すなわち可動上刃7の刃先7bより
下流側に位置する切断済み印刷物は、前記傾斜面によっ
て可動上刃7との刃離れが良くなり、開口17から円滑
にプリンタ外部に排出することができるようになってい
る。
【0022】更に、この実施の形態では、固定下刃8の
刃面8aは、搬送される用紙1のガイド部材を兼ねるよ
うに緩やかな傾斜面に形成され、その刃先8bの位置が
ちょうど用紙1の搬送レベル位置となるように形成され
ている。固定下刃8の本体の厚みは、図示の如く、可動
上刃7の厚みよりも約2倍近く厚く形成され、前記刃面
8aを前記の如く緩やかな傾斜面に形成することが容易
となるようになっている。
【0023】本実施の形態では、前記切断手段3による
切断後に切断位置より上流側の用紙1の端部が上動する
可動上刃7に引っかかったまま引き上げられるのを防い
で用紙搬送位置に戻す用紙戻し部材9が設けられてい
る。該用紙戻し部材9は、その作用点10が、図示の如
く前記固定下刃8の刃面8aの上近傍であって前記可動
上刃7の刃先7bの手前近傍に位置するように形成され
ている。用紙戻し部材9は、前記作用点10が前記位置
になるように、その基端においてその本体と一体の取付
用切片11によってフレーム12に固定されている。該
用紙戻し部材9を設けたことにより、連続用紙の切断後
に、可動上刃7の刃先7bの位置より上流側に位置する
用紙1aの端部が、上動する可動上刃7に引っかかった
まま一緒に引き上げられても、すぐに当該用紙戻し部材
9の作用点10が用紙1の端部を可動上刃7から外し、
該用紙1aの端部を正しい用紙搬送位置に戻すことがで
きる。
【0024】本実施の形態では、図示の如く、対向する
用紙案内下支え部材13との対によりロール紙に起因す
る連続用紙1aのカールを押さえる回転可能なホイール
14が設けられている。該ホイール14は、前記用紙戻
し部材9に保持されるように形成され、部品点数を増加
すること無く、ロール紙のカールを押さえることができ
るようになっている。尚、用紙案内下支え部材13の上
流位置に、図示の如く、もう一つ別のホイール15が設
けられている。図において、符号16は切断手段3を囲
うカバーであり、符号17は用紙1を外部に排出する開
口を示す。
【0025】本実施の形態に係るプリンタの駆動制御部
30は、前記給紙ローラ23、紙送りローラ4及び排出
ローラ5の各回動、切断手段3による連続紙の切断、更
に印字ヘッド2による印字動作のそれぞれの駆動を制御
するように形成されている。そして、該駆動制御部30
は、ハガキ等の単票紙に印刷するデータに基づいて印刷
を実行し且つ用紙を排出する「単票紙モード」と、ロー
ル紙等の連続紙に印刷するデータに基づいて印刷を実行
し且つ用紙をカットして排出する「連続紙モード」を備
えると共に、前記両モードのいずれかを選ぶための図示
しないモード選択手段を備えている。前記各モードの具
体的な駆動内容は印刷開始前に定められている。
【0026】そして、本実施の形態では、プリンタに新
たな用紙がセットして印刷を開始する初期状態では、印
刷実行のための前記モードは、常に「連続紙モード」に
移行して待機するように形成されている。
【0027】更に本実施の形態では、印刷領域の上流側
近傍、すなわち紙送りローラ4の上流側近傍に、印字部
2に送られる用紙の長さを検出する紙検出器31が設け
られている。該紙検出器31は、図1に示した如く、用
紙搬送路の給紙ローラ23と紙送りローラ4との間に配
置され、用紙の通過によって該用紙の長さを検出する公
知のものから成る。当該駆動制御部30は、前記紙検出
器31で検出された用紙の長さに基づいて前記印刷実行
のためのモード(「単票紙モード」又は「連続紙モー
ド」)と現在セットされている用紙との組み合わせの適
否を判定するように形成されている。
【0028】次に、上記実施の形態に係る駆動制御部3
0を備えたカッター付きプリンタの作用を説明する。本
実施の形態によれば、新たな用紙がセットされて印刷が
開始する初期状態では、常に「連続紙モード」に移行さ
れて待機しているので、操作者は、それを念頭において
用紙をセットすることができ、例えば連続紙1aに印刷
したい場合は、そのままセットして印刷を開始すればよ
い。また、単票紙に印刷したい場合は、印刷が開始する
初期状態では常に「連続紙モード」で待機していること
が念頭にあるため、必然的にモード選択手段によって待
機状態の「連続紙モード」からその都度設定が必要な
「単票紙モード」に切り換えることになる。従って、印
刷のための前記モードと用紙の組み合わせを誤る虞は殆
どなくなり、従来のように連続紙を単票紙と誤ってその
終端がくるまで送り続けると言うような問題がなくな
る。
【0029】次に、「モード優先制御」の実施の形態を
説明する。この「モード優先制御」においては、当該プ
リンタの駆動制御部30は、前記モード選択手段により
「連続紙モード」が選択されたのに、誤って単票紙がセ
ットされた場合は、紙検出器31から送られる検出信号
に基づいて用紙の誤セットが判定される。この誤セット
はエラー表示や警報音などの形で知らされる。そして前
記単票紙が印字部2領域から排出され、連続紙を正しく
セットすることが行われ、印刷が開始する。
【0030】逆に、前記モード選択手段により「単票紙
モード」が選択されたのに、誤って連続紙がセットされ
た場合は、前記紙検出器31から送られる検出信号に基
づいて用紙の誤セットが判定されて前記連続用紙の先端
側が切断手段3によりカットされて印字部2領域から排
出されるように形成されている。この後、単票紙が正し
くセットされ、印刷が開始する。
【0031】この「モード優先制御」によれば、選択さ
れた前記モードとセットされた用紙とがミスマッチであ
る場合、紙検出器31の検出信号によって直ぐにそれが
判明するので、後は用紙を正しくセットし直すだけで足
り、従来のような大きな問題(連続紙を送りっぱなしに
すること等)は生じない。
【0032】次に、「用紙種優先制御」の実施の形態を
説明する。この「用紙種優先制御」においては、当該プ
リンタの駆動制御部30は、単票紙がセットされたの
に、誤って「連続紙モード」になっている場合は、前記
紙検出器31から送られる検出信号に基づいて印刷実行
のためのモードが誤っていると判定される。そして、該
モードは自動的に「単票紙モード」に変わるように形成
されている。それと共に印字部2領域にある単票紙は排
出され、その後に続く正常な印刷行程が開始されるよう
に構成されている。
【0033】逆に、連続紙1aがセットされたのに、誤
って「単票紙モード」になっている場合は、紙検出器3
1から送られる検出信号に基づいて印刷実行のためのモ
ードが誤っていると判定される。この場合も、該モード
は自動的に「連続紙モード」に変わるように形成されて
いる。それと共に印字部2領域にある連続紙1aの先端
が切断手段3によりカットされて排出され、その後に続
く正常な印刷工程が開始されるように構成されている。
【0034】図2は、「用紙種優先制御」のフローチャ
ートである。ここでは、用紙は単票紙がハガキで、連続
紙がロール紙である場合を示す。このフローチャートで
は、ステップ101で、紙検出器31から送られる検出
信号に基づいて用紙の長さがどの程度かが判断され、ロ
ール紙のように長くない単票紙であると判断されるとス
テップ102で一旦待機した後、自動的にハガキモード
になり、後は、給紙されて印字される(ステップ10
4,105)。ステップ106で印刷物が排紙され、ス
テップ107では、また用紙の長さが判断され、ハガキ
であると判断されればステップ104に戻って前記工程
(ステップ104,105,106)を繰り返す。一
方、ステップ107で用紙がロール紙に変わっていると
判断されると、ステップ108でロール紙モードに自動
的に変わり、後は、給紙され印字され、切断され、排紙
される(ステップ109,110,111,112)。
【0035】この「用紙種優先制御」によれば、セット
した用紙と選択された前記モードとがミスマッチである
場合、紙検出器31の検出信号によって直ぐにそれが判
明すると共に、操作者が一々モードを切り換えなくても
自動的に正しいモードに切り替わるので、操作が極めて
簡単である。そして、操作者は特に何もしなくても、従
来のような大きな問題(連続紙を送りっぱなしにするこ
と等)は生じない。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、同一の搬送路を搬送手
段により搬送される単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷
可能なカッター付きプリンタにおいて、選択された印刷
実行のためのモードに対応しない用紙が実際にセットさ
れた場合の問題を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカッター付きプリンタの一実施の
形態のほぼ全体を示す断面図である。
【図2】用紙種優先制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1a 連続用紙 2 印字部 3 切断手段 7 可動上刃 9 用紙戻し部材 10 作用点 20 給紙装置(ロール紙用) 21 給紙装置(単票紙用) 30 駆動制御部 31 紙検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26D 5/20 B41J 11/66

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一の搬送路を搬送手段により搬送され
    る単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に
    対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するよ
    うにして成るカッター付きプリンタであって、 当該プリンタの駆動制御部は、ハガキ等の単票紙に印刷
    するデータに基づいて印刷を実行し且つ用紙を排出する
    単票紙モードと、ロール紙等の連続紙に印刷するデータ
    に基づいて印刷を実行し且つ用紙をカットして排出する
    連続紙モードを備えると共に、前記両モードのいずれか
    を選ぶためのモード選択手段を備え、新たな用紙がセッ
    トされて印刷が開始する初期状態では、常に連続紙モー
    ドに移行されるように形成されていると共に、 印刷領域の上流側近傍に、該印刷領域に送られる用紙の
    長さを検出する紙検出器が設けられ、該紙検出器で検出
    された用紙の長さに基づいて前記印刷実行のためのモー
    ドと現在セットされている用紙との組み合わせの適否が
    当該プリンタの駆動制御部にて判定されるようにして成
    ことを特徴とするカッター付きプリンタ。
  2. 【請求項2】 同一の搬送路を搬送手段により搬送され
    る単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に
    対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するよ
    うにして成るカッター付きプリンタであって、 印刷領域の上流側近傍に、該印刷領域に送られる用紙の
    長さを検出する紙検出器が設けられ、 当該プリンタの駆動制御部は、ハガキ等の単票紙に印刷
    するデータに基づいて印刷を実行し且つ用紙を排出する
    単票紙モードと、ロール紙等の連続紙に印刷するデータ
    に基づいて印刷を実行し且つ用紙をカットして排出する
    連続紙モードを備えると共に、前記両モードのいずれか
    を選ぶためのモード選択手段を備え、 前記モード選択手段により連続紙モードが選択された状
    態で単票紙がセットされた場合は、前記紙検出器から送
    られる検出信号に基づいて用紙の誤セットが判定されて
    前記単票紙が印刷領域から排出され、逆に前記モード選
    択手段により単票紙モードが選択された状態で連続紙が
    セットされた場合は、前記紙検出器から送られる検出信
    号に基づいて用紙の誤セットが判定されて前記連続用紙
    の先端側が切断手段によりカットされて印刷領域から排
    出されるように形成されたことを特徴とするカッター付
    きプリンタ。
  3. 【請求項3】 同一の搬送路を搬送手段により搬送され
    る単票紙と連続紙の両方の用紙に印刷可能で、連続紙に
    対しては切断手段により印刷物単位毎に切断分離するよ
    うにして成るカッター付きプリンタであって、 印刷領域の上流側近傍に、該印刷領域に送られる用紙の
    長さを検出する紙検出器が設けられ、 当該プリンタの駆動制御部は、ハガキ等の単票紙に印刷
    するデータに基づいて印刷を実行し且つ用紙を排出する
    単票紙モードと、ロール紙等の連続紙に印刷するデータ
    に基づいて印刷を実行し且つ用紙をカットして排出する
    連続紙モードを備えると共に、前記両モードのいずれか
    を選ぶためのモード選択手段を備え、 単票紙がセットされた状態で連続紙モードになっている
    場合は、前記紙検出器から送られる検出信号に基づいて
    印刷のためのモードが誤っていると判定されて該モード
    が自動的に単票紙モードに変わるように形成されている
    と共に印刷領域にある単票紙は排出されてその後に続く
    印刷行程が開始されるように構成され、逆に連続紙がセ
    ットされた状態で単票紙モードになっている場合は、前
    記紙検出器から送られる検出信号に基づいて印刷のため
    のモードが誤っていると判定されて該モードが自動的に
    連続紙モードに変わるように形成されていると共に印刷
    領域にある連続紙の先端が切断手段によりカットされて
    排出されその後に続く印刷工程が開始されるように構成
    されていることを特徴とするカッター付きプリンタ。
JP10286701A 1998-10-08 1998-10-08 カッター付きプリンタ Expired - Fee Related JP3061130B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10286701A JP3061130B2 (ja) 1998-10-08 1998-10-08 カッター付きプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10286701A JP3061130B2 (ja) 1998-10-08 1998-10-08 カッター付きプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000117691A JP2000117691A (ja) 2000-04-25
JP3061130B2 true JP3061130B2 (ja) 2000-07-10

Family

ID=17707877

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10286701A Expired - Fee Related JP3061130B2 (ja) 1998-10-08 1998-10-08 カッター付きプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3061130B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10625968B2 (en) 2016-06-29 2020-04-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Media diversion apparatus

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7831191B2 (en) 2008-02-01 2010-11-09 Xerox Corporation Printing system and method
EP2465688B1 (en) 2010-12-16 2019-05-22 Canon Kabushiki Kaisha Conveying device and printer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10625968B2 (en) 2016-06-29 2020-04-21 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Media diversion apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000117691A (ja) 2000-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5136659B2 (ja) プリンタ、その制御方法及び情報記録媒体
US6631903B2 (en) Paper discharge apparatus and printer
JP3061130B2 (ja) カッター付きプリンタ
JP3061129B2 (ja) カッター付きプリンタ
JP4680526B2 (ja) プリンター
JP3124649B2 (ja) 記録装置
JP3805174B2 (ja) 記録媒体後端検出方法及び記録装置
JP3061128B2 (ja) カッター付きプリンタ
JP4029250B2 (ja) 給紙方法及び記録装置
US11897256B2 (en) Image forming apparatus
JP2003251875A (ja) ロ−ル紙の装着装置、ロ−ル紙の装着方法、及びそれを用いたプリンタ
JP2000015879A (ja) カッター付きプリンタ
JP3719575B2 (ja) カッター付きプリンタの用紙変形防止装置
JP2001105678A (ja) プリンタ及びその制御方法
JP4328931B2 (ja) 給紙装置および給紙方法
JP3574237B2 (ja) シリアルプリンタにおける記録媒体の搬送制御方法
JP3778435B2 (ja) プリンタ、及び、その制御方法
JP3836316B2 (ja) 区分け装置
JP2001097621A (ja) ロール紙、これを用いた記録装置及び記録システム
JP2001293918A (ja) プリンタ及びその制御方法
JP2000015880A (ja) カッター付きプリンタ
JP2002060073A (ja) 給紙方法,給紙装置,給紙処理プログラムを記録した記録媒体,および記録装置
JPH07112849A (ja) スキュー検知装置
JPH11171357A (ja) シート給送装置及び画像読取装置
JPH03284963A (ja) 記録装置のカッタ制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080428

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090428

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100428

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110428

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120428

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130428

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140428

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees