JP2001097621A - ロール紙、これを用いた記録装置及び記録システム - Google Patents

ロール紙、これを用いた記録装置及び記録システム

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JP2001097621A
JP2001097621A JP27798899A JP27798899A JP2001097621A JP 2001097621 A JP2001097621 A JP 2001097621A JP 27798899 A JP27798899 A JP 27798899A JP 27798899 A JP27798899 A JP 27798899A JP 2001097621 A JP2001097621 A JP 2001097621A
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Junichi Iida
淳一 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロール紙の全長の始端から終端までの進行程
度を容易に認識し、終了時期について作業者に不安を与
えないようにすることにある。 【解決手段】 ロール紙の始端32から終端33に至る
全長について、その始端32から終端33に至るまで幅
が漸増又は漸減する残量検出用マーク34を施したロー
ル紙31と、上記ロール紙の残量検出用マーク34の幅
を検出してロール紙31の残量を判別する残量検出手段
40とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ等に使用
するロール紙、これを用いた記録装置及び記録システム
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ロール紙は、使用する長さに合わせてカ
ットすることができる長所を有する。このため、従来か
ら、POS端末機、レジスター、ファクシミリ、パーソ
ナルコンピュータ、その他の機器に組み込まれたプリン
タ、或いは単独で使用されるプリンタ、即ち各種記録装
置において、広く使用されている。
【0003】このロール紙を用いる場合は、ロール紙の
終端に至る以前において、終端が近いことを警告して新
しいロール紙に交換することを促す必要がある。そのま
ま印刷動作を継続すると、印刷途中で用紙切れとなって
しまうという不都合な事態を招くからである。
【0004】そこで、この警告手段として、従来は、終
端に近い部分から終端に至る適度の範囲の領域におい
て、ロール紙の片面の片側もしくは両側の端縁付近に、
数mm程度の等幅の警告用のニアエンド残量検出用マー
クを、赤色等の目立つ色彩により予め印刷することが行
われる。しかも、ニアエンド残量検出用マークの発現に
伴い直ちに新しいロール紙を交換するのが困難な場合を
想定して、ニアエンド残量検出用マークの長さは比較的
長く選定するのが普通である。
【0005】ところが、このようにニアエンド残量検出
用マークを長く設定すると、ニアエンド残量検出用マー
クの始端が現れてから終端までの少しの間は交換せずに
済むことになるため、用紙の有効利用を図ろうとする場
合は、ニアエンド残量検出用マークの始端が現れてもロ
ール紙を交換せずに他の作業を行うことになり、その他
の作業に気を取られて伝票の作成等の印字途中でロール
紙が終了してしまうことがある。また、ロール紙の巻き
芯部の形状によっては紙詰まり等の不具合いが発生する
可能性がある。一方、かかる不都合の生じないことを優
先する場合は、ニアエンド残量検出用マークの始端が現
れたときに、直ちにロール紙を交換することとなるが、
このような用い方をすると、ニアエンド残量検出用マー
クを設定した領域を残して、新しいロール紙と交換する
こととなり不経済である。
【0006】そこで、 ロール紙の終端に近い部分か
ら、終端に至る適度の範囲の領域において、終端の方向
に漸次拡幅するニアエンド残量検出用マークを施したロ
ール紙が提案されている(特開平10−181973号
公報)。 このロール紙によれば、ニアエンド残量検出
用マークの発現から終端までの進行程度を容易に視認す
ることができ、終端時期をニアエンド残量検出用マーク
の幅員により随時予測することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ニアエンド残量検出用マークの付いたロール紙では、ロ
ール紙が多量に消費されてニアエンド残量検出用マーク
が発現した時期に至ってからでないと、終端時期を予測
することができない。即ち、通常の使用状態である長い
期間に亘って、その終端時期を予測することができない
状態が続くため、作業者にロール紙の残量ついてに不安
を与えるという問題がある。
【0008】本発明の課題は、ロール紙の全長の始端か
ら終端までの進行程度を常時認識し、ロール紙終了時期
を含めてロール紙の残量について作業者に不安を与えな
いロール紙、これを用いた記録装置及び記録システムを
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本願請求項1に記載された発明は、ロール紙の発明
であり、ロール紙の始端から終端に至る全長について、
その始端から終端に至るまで幅が漸増又は漸減する残量
検出用マークを施したことを特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、残量検出用マークは、そ
の残量検出用マークの幅がロール紙の始端から終端に至
るまで漸増又は漸減するので、そのロール紙幅に対する
残量検出用マーク幅の割合を知ることにより、いつでも
ロール紙の残量を知ることができ、ロール紙終了時期を
随時予測することができる。従来のニアエンド残量検出
用マークの場合は、ロール紙の無くなる間際になって始
めてそのことが報知されるが、本発明のロール紙では、
いつでもその全長の始端から終端までの進行程度すなわ
ち残量を容易に視認もしくは認識し、そのロール紙の終
了時期を随時予測することができるので、作業者に不安
を与えない。
【0011】残量検出用マークは、その始端から終端に
至るまで幅が漸増又は漸減する残量検出用マークであれ
ばよく、例えば一端側の辺の全長又は一部から他端側の
辺の片隅又は辺の一点もしくは一部へかけて斜めに走る
三角状の残量検出用マークにより作成することができ
る。
【0012】また、本願請求項2に記載の発明は、ロー
ル紙の始端から終端に至る全長について、その始端から
終端に引かれた1本のラインから成り、且つ該ラインの
紙幅方向端からの距離が漸増又は漸減するように形成さ
れて成る残量検出用マークを施したことを特徴とするも
のである。本発明によれば、前記1本のラインの紙幅方
向端からの距離が、請求項1のマーク幅に相当し、同様
の作用効果が得られる。
【0013】また、本願請求項3に記載の発明は、請求
項1または2に記載されたロール紙において、前記残量
検出用マークは非印刷面に設けられていることを特徴と
するものである。これにより、記録品質に悪影響を与え
なくすることができると共に、該マークを付すためのイ
ンク選定において制約を少なくすることができる。すな
わち、用紙の地色に対して明暗差を持つインクを適宜用
いることができる。
【0014】また、本願請求項4に記載の発明は、請求
項1から3のいずれか1項に記載されたロール紙におい
て、前記残量検出用マークは透明インクで形成されてい
ることを特徴とするものである。これにより、該マーク
は視覚的には無いに等しいので、印刷物となったときに
該マークが目障りとなるようなことが無く、残量検出用
マークを付していないものと同様の印刷(記録)物を得
ることができる。勿論、該透明インクは、用いるセンサ
には検出される性質のものである必要がある。
【0015】また、本願請求項5に記載の発明は、ロー
ル紙用の給紙装置と、記録用紙に記録をする記録部と、
記録用紙を記録部を経て外部に送り出す用紙搬送機構と
を備えた記録装置であって、請求項1から4のいずれか
1項に記載されたロール紙の残量検出用マークの幅また
は紙幅方向端からの距離を計測してロール紙の残量を検
出し該検出した残量を所定の動作制御のために出力する
残量検出手段を備えたことを特徴とするものである。
【0016】残量検出用マークをロール紙の始端から終
端の方向に漸増又は漸減するように設けているので、そ
の残量検出用マーク幅または紙幅方向端からの距離の現
在値を残量検出手段により計測することにより、ロール
紙の残量を知ることができ、もってロール紙終了時期を
随時予測することができる。従って、作業者に不安を与
えないと共に、ロール紙を無駄少なく最後まで使用する
ことが可能である。
【0017】尚、以下においては、「残量検出用マーク
の幅を検出する」と言った場合、直接に残量検出用マー
クの幅を検出する方法と、ロール紙の幅方向の一端側か
ら残量検出用マークまでの距離(非残量検出用マーク領
域の幅)を検出することにより間接的に残量検出用マー
クの幅を検出する方法の両者を含むことを原則とする。
【0018】また、本願請求項6に記載の発明は、請求
項5に記載された記録装置において、単票紙用の給紙装
置を備え、単票紙とロール紙の両方に記録可能であるこ
とを特徴とするものである。単票紙に記録する場合は、
前記残量検出手段は非作動状態とされる。
【0019】また、本願請求項7に記載の発明は、請求
項5または6に記載された記録装置において、ロール紙
の残量検出用マークの幅または紙幅方向端からの距離を
計測するセンサは、前記記録部の上流側近傍に設けられ
ていることを特徴とするものである。これにより、高精
度でロール紙の残量を検出することができる。
【0020】また、本願請求項8に記載の発明に係る記
録システムは、請求項5から7のいずれか1項に記載さ
れた記録装置をコンピュータと接続し、記録装置による
記録をする際にコンピュータから必要な用紙長の情報を
記録装置に送り、記録装置側はロール紙の残量を上記残
量検出手段にて常時把握し、記録装置にセットされてい
るロール紙の残量の長さがこれから記録しようとする用
紙長よりも短くなったときには、記録を実行しないよう
にしたことを特徴とするものである。
【0021】この記録システムによれば、これから記録
に用いる用紙の必要長さに対して、現在のロール紙の残
量が不足するときは、記録は中止されるため、誤って記
録途中で用紙切れとなってしまう不都合が回避される。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るロール紙を図
1に示した実施形態に基づいて詳細に説明する。適用対
象としてのロール紙としては、巻き芯部がある型式ある
いは巻き芯部がない型式のいずれも採択することができ
る。
【0023】図1は本発明のロール紙を展開して示した
ものであって、ロール紙31の始端32から終端33に
至る全長について、その始端32から終端33に至るま
で幅が漸増又は漸減する一続きの残量検出用マーク34
が施されている。この実施形態では、ロール紙31の非
印刷面である裏面側に、ロール紙31の地色に対して明
度差を有するインクで印刷することにより、残量検出用
マーク34が設けられている。
【0024】残量検出用マーク34のパターンは、図1
の場合、長手方向一端(始端32)側の辺の片隅から他
端(終端33)側の辺の全長へかけて斜めに走る三角状
のマーク、つまり終端33に向かって幅が漸増する長い
三角状のマークにより作成されている。しかし、残量検
出用マーク34は、必ずしもこのようにロール紙31の
幅方向の片側縁寄りに印刷する必要はなく、残量検出用
マーク34のパターン始端は、長手方向一端(始端3
2)側の辺の任意の一点もしくは一部とし、これから他
端(終端33)側の辺の全長又は一部へかけて斜めに走
る三角状のマークとすることができる。
【0025】また、上記とは逆に、長手方向一端(始端
32)側の辺の全長又は一部から他端側の辺の片隅又は
辺の一点もしくは一部へかけて斜めに走る三角状のマー
ク、つまり終端33に向かって幅が漸減する三角状のマ
ークにより作成することもできる。
【0026】更にまた、残量検出用マーク34の種類
は、べた刷り以外に、網目模様、縞模様、格子模様等、
種々の模様や1本のラインにより形成することができ
る。
【0027】1本のラインにより構成する場合は、例え
ば図1のロール紙の場合、残量検出用マーク34と非マ
ーク領域35との境界線36を、始端32側の片隅から
終端33側の他方の片隅へかけて斜めに走るラインとし
て設け、ロール紙の幅方向端から当該ラインまでの距離
を知ることにより、残量検出用マーク34の幅を間接的
に知れば足りる。ロール紙31の一端(始端32)側の
辺の一点から他端(終端33)側の辺の全長又は辺の一
部へかけて斜めに走る三角状の残量検出用マーク34
や、ロール紙31の他端(終端33)側の辺の一点から
一端(始端32)側の辺の全長又は辺の一部へかけて斜
めに走る三角状の残量検出用マーク34の場合も、その
残量検出用マーク34と非マーク領域35との境界線3
6に沿って設けた1本のラインで代表させ、ロール紙の
幅方向端から当該ラインまでの距離を知ることにより、
それらの残量検出用マーク34の幅を間接的に知ること
ができる。
【0028】このように終端33の方向に漸次拡幅する
長い三角形の残量検出用マーク34を付したロール紙3
1を使用すれば、ロール紙31が消費されて終端33が
近づくに従い、残量検出用マーク34の幅員が増加する
ため、印刷開始時に、そのマーク幅を直接又は間接に検
出して確認することにより、いつでもロール紙31の残
量つまり終端までの長さを予測し又は知ることができ
る。従って、使用する用紙長さに応じて、最少限の残量
まで使用し尽くした状態で、新しいロール紙31と交換
することができ、また、ロール紙31の交換が遅れて印
刷途中で用紙切れを起こすといった不都合な事態を未然
に防ぐことができる。
【0029】残量検出用マーク34を印刷する場所は、
ロール紙31の裏面に限らず、表面でも表裏両面でもよ
いのであって、要するに少なくとも片面に施せばよい。
しかし、インクジェット式プリンタにより印刷するロー
ル紙においては、この図1の実施形態におけるように、
ロール紙31の裏面に残量検出用マーク34を印刷した
方が、インクジェット等で印刷するデザインを残量検出
用マーク34によって妨げてしまうことがないため、よ
り好ましい。また、色彩については、赤色以外に黒色、
青色、黄色等、目立つ色彩が使用できる。この場合、イ
ンクの濃度はできるだけ薄い方が裏面印刷の表面への透
けが抑えられるため好ましく、より好ましくはセンサで
検出可能な透明インクを用いることが好ましい。
【0030】次に具体例について説明する。図2に本発
明を適用したインクジェット式プリンタの全体の構成を
示す。このプリンタでは、図1に示した如く、プリンタ
本体の後部に連続紙であるロール紙31用の給紙装置2
0とハガキ等の単票紙用の給紙装置21とが設けられて
いる。そして、前者の給紙装置20に保持されたロール
紙から搬送される連続用紙1a及び後者の給紙装置21
に保持され該装置21から搬送される単票紙(図2には
省略されている)に、記録部である印刷部2(印字と印
画を含む)により個別に印刷し、連続用紙1aに対して
は切断手段3により印刷物単位毎に切断分離し、もう一
方の単票紙についてはそのままで、両用紙1aを同一の
搬送路を通過させてプリンタ外部に排出するように構成
されている。尚、図2において、符号23は給紙ロー
ラ、符号24は単票紙用の分離パッドを示す。
【0031】図2に示したように、印刷前の連続用紙1
aを印刷部2方向に送る紙送りローラ4が該印刷部2の
上流側の手前位置に設けられ、該印刷部2の下流側の近
傍には排出ローラ5が設けられている。該排出ローラ5
は印刷された用紙1aを先方に送り出す用紙搬送ローラ
であり、図示しない駆動手段により駆動されるようにな
っている。
【0032】更に、切断手段3の下流側近傍に単票紙を
プリンタ外部に送り出すための単票紙用排出ローラ6が
設けられている。該単票紙用排出ローラ6は、印刷され
た単票紙が前記排出ローラ5の送り力を受ける位置から
外れても確実にプリンタ外部に排出できるようにする役
割をするものである。そのため、該単票紙用排出ローラ
6は、それより搬送方向の一つ手前に配置されている前
記排出ローラ5との間隔が、前記単票紙の長さより小さ
く設定されている。
【0033】本実施の形態では、紙送りローラ4、排出
ローラ5および単票紙用排出ローラ6によって記録用紙
を印刷部2を経て外部に送り出すための「用紙搬送機
構」が構成されている。尚、後述する構造の切断手段3
は必ずしも必要ではなく、例えば作業者が印刷物単位毎
にハサミなどで切断分離するようにしてもよい。このよ
うにした場合は前記用紙搬送機構から単票紙用排出ロー
ラ6が削られることになる。
【0034】切断手段3は、図示しない固定手段を介し
て図示の位置に固定された固定下刃8と、上下動して前
記固定下刃8との対で前記用紙1aを切断する可動上刃
7とを備えている。可動上刃7の刃面7aは、用紙1a
の搬送方向に向かって上昇する傾斜面に形成されてお
り、更に固定下刃8の刃面8aも用紙1aの搬送方向に
向かって上昇する傾斜面に形成されている。この傾斜面
構造により、その切断位置より下流、すなわち可動上刃
7の刃先7bより下流側に位置する切断済み印刷物は、
前記傾斜面によって可動上刃7との刃離れが良くなり、
開口17から円滑にプリンタ外部に排出することができ
るようになっている。
【0035】本実施の形態では、前記切断手段3による
切断後に切断位置より上流側の用紙1の端部が上動する
可動上刃7に引っかかったまま引き上げられるのを防い
で用紙搬送位置に戻す用紙戻し部材9が設けられてい
る。該用紙戻し部材9は、その作用点10が、図示の如
く前記固定下刃8の刃面8aの上近傍であって前記可動
上刃7の刃先7bの手前近傍に位置するように形成され
ている。用紙戻し部材9は、前記作用点10が前記位置
になるように、その基端においてその本体と一体の取付
用切片11によってフレーム12に固定されている。該
用紙戻し部材9を設けたことにより、連続用紙の切断後
に、可動上刃7の刃先7bの位置より上流側に位置する
用紙1aの端部が、上動する可動上刃7に引っかかった
まま一緒に引き上げられても、すぐに当該用紙戻し部材
9の作用点10が用紙1の端部を可動上刃7から外し、
該用紙1aの端部を正しい用紙搬送位置に戻すことがで
きる。
【0036】本実施の形態では、図示の如く、対向する
用紙案内下支え部材13との対によりロール紙に起因す
る連続用紙1aのカールを押さえる回転可能なホイール
14が設けられている。該ホイール14は、前記用紙戻
し部材9に保持されるように形成され、部品点数を増加
すること無く、ロール紙のカールを押さえることができ
るようになっている。尚、用紙案内下支え部材13の上
流位置に、図示の如く、もう一つ別のホイール15が設
けられている。
【0037】図2において、符号16は切断手段3を囲
う専用カバーであり、符号30はその前面部を示す。な
お、本実施の形態では、係止部材25の下側に、連続用
紙1aを切断した際に生じる廃材(図示せず)をプリン
タ外部に導く廃材排出口27が設けられている。符号2
8、29はそれぞれ廃材排出口27の上壁面、下壁面を
示す。
【0038】さて、上記構成のインクジェット式プリン
タにおいて、上記給紙装置20のロール紙31から繰り
出される連続用紙1aの搬送通路の途中、本実施の形態
では印刷部2の上流側近傍であって、用紙の先端および
終端の通過を検出するための紙検出器37と前記分離パ
ッド24の間には、CCD(電荷結合ディバイス)ライ
ンセンサから成るマークセンサ41が配設されている。
【0039】このマークセンサ41は、図3に示すよう
に、上記図1のロール紙31の残量検出用マーク34を
検出してロール紙31の残量を判別する残量検出手段4
0の一構成要素をなすものである。即ち、この残量検出
手段40は、マークセンサ41と、このマークセンサ4
1からの信号を受けてロール紙31の残量検出用マーク
34の幅を直接又は間接に検出するマーク幅検出器42
と、該マーク幅検出器42からの信号を受けて、その現
在の残量検出用マークの幅と設定器43により予め設定
される既知のロール紙の初期全長とから、ロール紙の残
りの長さを算出する残量演算手段44とから成る。
【0040】上記残量演算手段44から得られたロール
紙の残量(残りの長さ)は印刷許可判定手段45に入力
される。この印刷許可判定手段45には、プリンタと接
続された図示してないパーソナルコンピュータPCか
ら、プリンタによる印刷をする際に必要な用紙長の情報
が入力される。プリンタ側は、ロール紙31の残量を上
記残量検出手段40にて常時把握することが可能となっ
ている。従って、印刷命令に従って印刷をする際、プリ
ンタの印刷許可判定手段45は、パーソナルコンピュー
タPCから入力された必要な用紙長の情報に対応して、
プリンタにセットされているロール紙の残量の長さが印
刷しようとする用紙長よりも長いかどうかをチェックす
る。そして、ロール紙の残量が用紙長よりも長いときは
印刷を許可する。しかし、もしプリンタにセットされて
いるロール紙の残量の長さが印刷しようとする用紙長よ
りも短くなっているときには、警告をコンピュータに送
り印刷許可判定手段45は印刷を停止する。
【0041】インクジェット式プリンタにおいては、光
沢紙・OHP用シート・高品位用コート紙・普通紙等、
印刷目的に応じ様々な用紙の種類が存在し、用紙サイズ
もA4、B4、B5等の単票紙とロール紙が存在し、印
刷目的に応じて様々な種類を選択して使用する。
【0042】このような多数の種類の用紙を取り扱う場
合において、本発明は非常に有効であり、用いようとす
る用紙の実際長さを指示し、これに対してロールペーパ
ーの残量長さが不足するときには、印刷を自動的に停止
するので、誤って記録途中で用紙切れとなってしまう不
都合が回避される。
【0043】従来、ロール紙ホルダーに目盛を付けロー
ル紙の半径から残量を目視で判断する方法が知られてい
るが、インクジェット式プリンタにおいては、単票紙と
ロール紙とで交互に使用する場合、一度途中まで使用し
たロール紙を再度プリンタにセットし使用することも起
こりうるし、またロール紙の用紙種類を変更して使うこ
とも起こりうる。従って、ロール紙をセットする際に、
未使用のものか、ある程度使ったものかを判断すること
ができない場合は、累積された残量カウンタをリセット
する必要があり、これらの方法では正確な残量を検出す
る事は困難である。
【0044】これに対し、上記実施形態によれば、全長
が判っていることを前提として、ロール紙の幅方向の縁
端から反射率が変わる点までの距離を求めることで、常
にあと残り幾メータの残量があるかを知るようにしてい
るので、ロール紙の残量は印刷が無事に終了できる量で
あるかどうかの判断を事前に行うことができる。
【0045】要するに、上記実施形態によれば、ロール
紙の終端から始端にわたる少なくとも片面に、終端33
の方向に漸次拡幅する残量検出用マーク34を施したた
め、これにより終端33に近づくに伴い残量検出用マー
ク34の幅員が増加する関係上、終端33の到来時期を
随時正確に予測することができる。
【0046】従って、従来のロール紙を使用した場合の
ような交換時期選択の心理的不安感を生じることがな
い。また、紙長不足により印刷途中で印刷実行不能に陥
ることもないので、紙詰まり等の故障を生じることがな
く、作業に遅れを生じることがない。しかも、印刷並び
に作業に支障のない適切な時期にロール紙31を交換す
ることができるほか、ロール紙31の使い残しの発生を
最少限に止めることができるので、経済的である。さら
に、インクジェット印刷する場合においては、ロール紙
の裏面に透明インクで残量検出用マークを印刷すれば、
インクジェット印刷のデザインを妨げることなく、ロー
ル紙の残量を正確に把握する事が可能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ロール紙の始端から終端に至る全長について、その始端
から終端に至るまで幅または紙幅方向の一側端からの距
離が漸増または漸減する残量検出用マークを施したの
で、そのロール紙幅に対するマーク幅又は前記距離の割
合を知ることにより、いつでもロール紙の残量を正確に
把握し、ロール紙の終了時期を随時予測することができ
る。
【0048】従来のニアエンドマークの場合では、ロー
ル紙の無くなる間際になって初めてそのことが報知され
るが、本発明のロール紙では、いつでも容易にその全長
の始端から終端までの進行程度を視認もしくは認識し、
そのロール紙の終了時期を随時予測することができるの
で、作業者に交換時期選択の心理的不安感を与えない。
【0049】また、印字並びに作業に支障のない適切な
時期にロール紙を交換することができる他、ロール紙の
使い残しを最少限に止めることができるので経済的であ
る。
【0050】さらに、用いようとする用紙の実際長さに
対して、ロール紙の残量が不足するときには、印刷を停
止するので、誤って印刷途中で用紙切れとなってしまう
不都合が回避される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロール紙を示す展開平面図であ
る。
【図2】本発明に係るインクジェット式プリンタの概要
を一部を断面にて示す図である。
【図3】本発明に係るインクジェット式プリンタの要部
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1a 連続用紙 2 印宇部 3 切断手段 4 紙送りローラ 5 排出ローラ 6 単票紙用排出ローラ 20 ロール紙用の給紙装置 21 単票紙用の給紙装置 23 給紙ローラ 31 ロール紙 32 始端 33 終端 34 残量検出用マーク 35 非マーク領域 36 境界線 40 残量検出手段 41 マークセンサ 42 マーク幅検出器 43 設定器 44 残量演算手段 45 印刷許可判定手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール紙の始端から終端に至る全長につ
    いて、その始端から終端に至るまで幅が漸増又は漸減す
    る残量検出用マークを施したことを特徴とするロール
    紙。
  2. 【請求項2】 ロール紙の始端から終端に至る全長につ
    いて、その始端から終端に引かれた1本のラインから成
    り、且つ該ラインの紙幅方向端からの距離が漸増又は漸
    減するように形成されて成る残量検出用マークを施した
    ことを特徴とするロール紙。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、前記残量検
    出用マークは非印刷面に設けられていることを特徴とす
    るロール紙。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれか1項におい
    て、前記残量検出用マークは透明インクで形成されてい
    ることを特徴とするロール紙。
  5. 【請求項5】 ロール紙用の給紙装置と、記録用紙に記
    録をする記録部と、記録用紙を記録部を経て外部に送り
    出す用紙搬送機構とを備えた記録装置であって、請求項
    1から4のいずれか1項に記載されたロール紙の残量検
    出用マークの幅または紙幅方向端からの距離を計測して
    ロール紙の残量を検出し該検出した残量を所定の動作制
    御のために出力する残量検出手段を備えたことを特徴と
    する記録装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、単票紙用の給紙装置
    を備え、単票紙とロール紙の両方に記録可能であること
    を特徴とする記録装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または6において、ロール紙の
    残量検出用マークの幅または紙幅方向端からの距離を計
    測するセンサは、前記記録部の上流側近傍に設けられて
    いることを特徴とする記録装置。
  8. 【請求項8】 請求項5から7のいずれか1項に記載さ
    れた記録装置をコンピュータと接続し、該記録装置によ
    る記録をする際にコンピュータから必要な用紙長の情報
    を記録装置に送り、記録装置側はロール紙の残量を上記
    残量検出手段にて常時把握し、記録装置にセットされて
    いるロール紙の残量の長さが記録しようとする用紙長よ
    りも短くなったときには、記録を実行しないようにした
    ことを特徴とする記録システム。
JP27798899A 1999-09-30 1999-09-30 ロール紙、これを用いた記録装置及び記録システム Pending JP2001097621A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012201112A (ja) * 2011-12-27 2012-10-22 Max Co Ltd 画像形成装置
US8922830B2 (en) 2009-03-19 2014-12-30 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Media roll management
JP2016166552A (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 中国電力株式会社 ガスタービン用吸気フィルタおよびその管理方法

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