JP3292600B2 - 用紙反転装置 - Google Patents
用紙反転装置Info
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- B65H2301/3331—Involving forward reverse transporting means
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- Y10S271/902—Reverse direction of sheet movement
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送される用紙の進
行方向を反転させる用紙反転装置に関する。
行方向を反転させる用紙反転装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】複写機，プリンタ等の画像形成装置に
は、片面あるいは両面に画像を形成した後の用紙を、表
裏を反転させてトレイやビン上に排出させたりすること
ができる用紙反転装置を備えたものがある。
は、片面あるいは両面に画像を形成した後の用紙を、表
裏を反転させてトレイやビン上に排出させたりすること
ができる用紙反転装置を備えたものがある。
【０００３】このような用紙反転装置では、例えば受け
入れた用紙の後端がその用紙反転装置の分岐部に設けら
れている分岐爪を通過した後で、その分岐爪の位置を切
り換えて用紙を逆方向に搬送し、その用紙を分岐爪によ
って搬送路から分岐する搬送路を通して排紙用のトレイ
やビン上に表裏を反転させて排出している。
入れた用紙の後端がその用紙反転装置の分岐部に設けら
れている分岐爪を通過した後で、その分岐爪の位置を切
り換えて用紙を逆方向に搬送し、その用紙を分岐爪によ
って搬送路から分岐する搬送路を通して排紙用のトレイ
やビン上に表裏を反転させて排出している。
【０００４】その分岐爪の切り換えは、例えば実開平３
−１０７４５４号公報に記載されている用紙反転装置で
はソレノイドが行なっており、そのオン・オフ動作に応
じて、分岐爪のそれぞれ用紙を案内するガイド面である
曲面部と腹面部のいずれかが搬送路（送出路）に交差す
るようになっている。
−１０７４５４号公報に記載されている用紙反転装置で
はソレノイドが行なっており、そのオン・オフ動作に応
じて、分岐爪のそれぞれ用紙を案内するガイド面である
曲面部と腹面部のいずれかが搬送路（送出路）に交差す
るようになっている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに分岐爪の切り換えにソレノイドを使用した用紙反転
装置では、概して装置全体が大きくなりがちであるとい
う問題点があった。この発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたものであり、装置を比較的小型にしながら、そ
こに送り込まれる用紙の搬送抵抗を少なく、且つその用
紙を搬送ローラに確実に押し付けて確実な用紙搬送力が
得られるようにすることによって、用紙にスキュー，引
っ掛かり，搬送ジャム等が発生しにくいようにすること
を目的とする。
うに分岐爪の切り換えにソレノイドを使用した用紙反転
装置では、概して装置全体が大きくなりがちであるとい
う問題点があった。この発明は、上記の問題点に鑑みて
なされたものであり、装置を比較的小型にしながら、そ
こに送り込まれる用紙の搬送抵抗を少なく、且つその用
紙を搬送ローラに確実に押し付けて確実な用紙搬送力が
得られるようにすることによって、用紙にスキュー，引
っ掛かり，搬送ジャム等が発生しにくいようにすること
を目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するため、常時所定の用紙搬送方向に回転する搬
送ローラと、その搬送ローラの用紙搬送方向下流側に配
設され、その搬送ローラによって搬送される用紙をその
搬送ローラによる用紙搬送方向と逆の方向に搬送する用
紙逆搬送手段と、用紙を上記搬送ローラに導く第１のガ
イド面と、用紙逆搬送手段によって搬送方向が反転され
て逆搬送される用紙を排紙方向へ導く第２のガイド面と
を有し、その第１，第２のガイド面の用紙逆搬送手段側
の端部が搬送ローラの周面に対して交差する方向に延
び、第１のガイド面へ用紙が進入するにしたがってその
用紙により第１のガイド面の用紙逆搬送手段側の端部が
搬送ローラの接線の位置まで回動されて退避する反転爪
とを設け、その反転爪の用紙逆搬送手段側の端部の形状
を、第１，第２の各ガイド面が先端に向かって先細り形
状となるようにして用紙反転装置を構成したものであ
る。
を達成するため、常時所定の用紙搬送方向に回転する搬
送ローラと、その搬送ローラの用紙搬送方向下流側に配
設され、その搬送ローラによって搬送される用紙をその
搬送ローラによる用紙搬送方向と逆の方向に搬送する用
紙逆搬送手段と、用紙を上記搬送ローラに導く第１のガ
イド面と、用紙逆搬送手段によって搬送方向が反転され
て逆搬送される用紙を排紙方向へ導く第２のガイド面と
を有し、その第１，第２のガイド面の用紙逆搬送手段側
の端部が搬送ローラの周面に対して交差する方向に延
び、第１のガイド面へ用紙が進入するにしたがってその
用紙により第１のガイド面の用紙逆搬送手段側の端部が
搬送ローラの接線の位置まで回動されて退避する反転爪
とを設け、その反転爪の用紙逆搬送手段側の端部の形状
を、第１，第２の各ガイド面が先端に向かって先細り形
状となるようにして用紙反転装置を構成したものであ
る。
【０００７】また、上記用紙反転装置において、反転爪
の第１のガイド面の用紙逆搬送手段側の端部に、搬送ロ
ーラの接線に一致する平面部を形成するとよい。さら
に、上記各用紙反転装置において、搬送ローラを同一軸
線上に間隔を置いて複数設けると共に、反転爪を搬送ロ
ーラの軸線と平行する同一軸線上に間隔を置いて複数設
け、上記軸線上の中央に位置する搬送ローラの両側及び
その他の各搬送ローラの上記軸線方向のそれぞれ内側に
近接させて上記各反転爪を配設するとよい。
の第１のガイド面の用紙逆搬送手段側の端部に、搬送ロ
ーラの接線に一致する平面部を形成するとよい。さら
に、上記各用紙反転装置において、搬送ローラを同一軸
線上に間隔を置いて複数設けると共に、反転爪を搬送ロ
ーラの軸線と平行する同一軸線上に間隔を置いて複数設
け、上記軸線上の中央に位置する搬送ローラの両側及び
その他の各搬送ローラの上記軸線方向のそれぞれ内側に
近接させて上記各反転爪を配設するとよい。
【０００８】また、上記搬送ローラを同一軸線上に間隔
を置いて複数設けると共に、上記反転爪を上記搬送ロー
ラの軸線と平行する同一軸線上に間隔を置いて複数設
け、その複数の反転爪のうちにその用紙逆搬送手段側の
端部が上記搬送ローラの周面に対して交差しないものを
設けるとよい。
を置いて複数設けると共に、上記反転爪を上記搬送ロー
ラの軸線と平行する同一軸線上に間隔を置いて複数設
け、その複数の反転爪のうちにその用紙逆搬送手段側の
端部が上記搬送ローラの周面に対して交差しないものを
設けるとよい。
【０００９】
【作用】このように構成した用紙反転装置によれば、そ
の用紙反転装置内に送り込まれる用紙は、反転爪の第１
のガイド面によって搬送ローラに導かれる。その際に、
反転爪は用紙逆搬送手段側の端部が搬送ローラの周面に
対して交差する方向に延びているために、その反転爪に
よって用紙が搬送ローラに押し付けられることによっ
て、その搬送ローラの搬送力により搬送される。
の用紙反転装置内に送り込まれる用紙は、反転爪の第１
のガイド面によって搬送ローラに導かれる。その際に、
反転爪は用紙逆搬送手段側の端部が搬送ローラの周面に
対して交差する方向に延びているために、その反転爪に
よって用紙が搬送ローラに押し付けられることによっ
て、その搬送ローラの搬送力により搬送される。
【００１０】そして、その用紙は、第１のガイド面へ進
入するにしたがって、反転爪の第１のガイド面の用紙逆
搬送手段側の端部を搬送ローラの接線の位置まで回動さ
せていき、その後端が第１のガイド面を通過すると、反
転爪は再び用紙逆搬送手段側の端部が搬送ローラの周面
に対して交差する位置に戻る。
入するにしたがって、反転爪の第１のガイド面の用紙逆
搬送手段側の端部を搬送ローラの接線の位置まで回動さ
せていき、その後端が第１のガイド面を通過すると、反
転爪は再び用紙逆搬送手段側の端部が搬送ローラの周面
に対して交差する位置に戻る。
【００１１】したがって、その用紙を用紙逆搬送手段に
より、搬送ローラによる用紙搬送方向と逆の方向に逆搬
送すれば、用紙は進行方向が反転されて今度は反転爪の
第２のガイド面に案内されて排紙方向へ導かれていく。
そして、その反転爪の用紙逆搬送手段側の端部の形状
は、第１，第２の各ガイド面が先端に向かって先細り形
状となるように形成されているので、反転爪が用紙の搬
送に対して与える抵抗が少ないため、スムーズな用紙の
搬送ができる。
より、搬送ローラによる用紙搬送方向と逆の方向に逆搬
送すれば、用紙は進行方向が反転されて今度は反転爪の
第２のガイド面に案内されて排紙方向へ導かれていく。
そして、その反転爪の用紙逆搬送手段側の端部の形状
は、第１，第２の各ガイド面が先端に向かって先細り形
状となるように形成されているので、反転爪が用紙の搬
送に対して与える抵抗が少ないため、スムーズな用紙の
搬送ができる。
【００１２】また、上記反転爪の第１のガイド面の用紙
逆搬送手段側の端部に、搬送ローラの接線に一致する平
面部を形成すれば、その反転爪によって搬送ローラに押
し付けられながら搬送される用紙は上記接線に一致する
平面部を通って用紙逆搬送手段側に搬送されるので、用
紙に引っ掛かりが生じることなしにスムーズに搬送され
る。
逆搬送手段側の端部に、搬送ローラの接線に一致する平
面部を形成すれば、その反転爪によって搬送ローラに押
し付けられながら搬送される用紙は上記接線に一致する
平面部を通って用紙逆搬送手段側に搬送されるので、用
紙に引っ掛かりが生じることなしにスムーズに搬送され
る。
【００１３】さらに、上記搬送ローラと反転爪をそれぞ
れ複数設け、その軸線上の中央に位置する搬送ローラの
両側及びその他の各搬送ローラの上記軸線方向のそれぞ
れ内側に近接させて各反転爪を配設すれば、そこを搬送
される用紙の搬送方向に直交する幅方向の両側縁部付近
の腰くだけを防止できる。
れ複数設け、その軸線上の中央に位置する搬送ローラの
両側及びその他の各搬送ローラの上記軸線方向のそれぞ
れ内側に近接させて各反転爪を配設すれば、そこを搬送
される用紙の搬送方向に直交する幅方向の両側縁部付近
の腰くだけを防止できる。
【００１４】また、その複数の反転爪のうちにその用紙
逆搬送手段側の端部が搬送ローラの周面に対して交差し
ないものを設けるようにすれば、その交差しない反転爪
は、用紙を搬送ローラに押し付けることなしに、単に用
紙をガイドするだけの役割を果たすようになる。
逆搬送手段側の端部が搬送ローラの周面に対して交差し
ないものを設けるようにすれば、その交差しない反転爪
は、用紙を搬送ローラに押し付けることなしに、単に用
紙をガイドするだけの役割を果たすようになる。
【００１５】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて具
体的に説明する。図１はこの発明の一実施例を示す用紙
反転装置を示す概略構成図、図２はその用紙反転装置を
備えた用紙後処理装置であるソータの全体を示す概略構
成図である。まず、図２を参照して用紙反転装置７を備
えた用紙後処理装置であるソータ２の全体構成を説明
し、次に用紙反転装置７の構成を図１を参照して説明す
る。
体的に説明する。図１はこの発明の一実施例を示す用紙
反転装置を示す概略構成図、図２はその用紙反転装置を
備えた用紙後処理装置であるソータの全体を示す概略構
成図である。まず、図２を参照して用紙反転装置７を備
えた用紙後処理装置であるソータ２の全体構成を説明
し、次に用紙反転装置７の構成を図１を参照して説明す
る。
【００１６】図２に示すソータ２は、複写機，プリンタ
等の画像形成装置１の排紙部が設けられている側部等に
装着されて使用されるものであり、その画像形成装置１
の排紙部に設けられている対の排紙コロ３によって排出
された用紙Ｐを、上入口ガイド板３７と下入口ガイド板
３８との間から受け入れ、それをそのまま表裏を反転さ
せずにビン４，５，６のいずれかに排出したり、スイッ
チバック機構を有する用紙反転装置７で搬送方向を反転
させてビン４，５，６のいずれかに表裏を反転させて排
出したりすることができるようになっている。
等の画像形成装置１の排紙部が設けられている側部等に
装着されて使用されるものであり、その画像形成装置１
の排紙部に設けられている対の排紙コロ３によって排出
された用紙Ｐを、上入口ガイド板３７と下入口ガイド板
３８との間から受け入れ、それをそのまま表裏を反転さ
せずにビン４，５，６のいずれかに排出したり、スイッ
チバック機構を有する用紙反転装置７で搬送方向を反転
させてビン４，５，６のいずれかに表裏を反転させて排
出したりすることができるようになっている。
【００１７】そして、その各ビン４，５，６への用紙の
排出は、選択的に行なえるようになっている。このソー
タ２は、入口ガイド板３７と３８とによって形成される
搬送路の途中に、それぞれ図２で矢示方向に回転する対
の入口コロ８を設け、その直後には入口センサ９を設け
ている。その入口ガイド板３７と３８とからなる搬送路
の用紙搬送方向下流側には、用紙反転装置７が配設され
ており、そこに切換爪１０が実線と仮想線で示す位置と
に回動可能に設けられている。
排出は、選択的に行なえるようになっている。このソー
タ２は、入口ガイド板３７と３８とによって形成される
搬送路の途中に、それぞれ図２で矢示方向に回転する対
の入口コロ８を設け、その直後には入口センサ９を設け
ている。その入口ガイド板３７と３８とからなる搬送路
の用紙搬送方向下流側には、用紙反転装置７が配設され
ており、そこに切換爪１０が実線と仮想線で示す位置と
に回動可能に設けられている。
【００１８】そして、その切換爪１０が実線の回動位置
にあるときに、入口コロ８によって搬送される用紙Ｐが
ストレート排紙されて縦搬送路２８を経て各ビン４，
５，６のいずれかへ向い、仮想線で示す回動位置にある
ときに用紙Ｐが逆搬送路２４に搬送された後に搬送方向
が反転（スイッチバック）され、それが反転爪１２によ
って縦搬送路２８に案内されて各ビン４，５，６のいず
れかに表裏が反転されて排紙される。
にあるときに、入口コロ８によって搬送される用紙Ｐが
ストレート排紙されて縦搬送路２８を経て各ビン４，
５，６のいずれかへ向い、仮想線で示す回動位置にある
ときに用紙Ｐが逆搬送路２４に搬送された後に搬送方向
が反転（スイッチバック）され、それが反転爪１２によ
って縦搬送路２８に案内されて各ビン４，５，６のいず
れかに表裏が反転されて排紙される。
【００１９】縦搬送路２８には、第２のビン５に対応し
て対のビン排紙コロ１９とビン排紙爪２１とビン排紙セ
ンサ１８が、また第３のビン６に対応して対のビン排紙
コロ２３とビン排紙爪２５とビン排紙センサ２２がそれ
ぞれ配設されている。また、最上段の第１のビン４に対
応して、対のビン排紙コロ２７と、その上にビン４上に
排出する用紙に排紙方向に対する腰を付けるための腰付
けガイド２９と、ビン排紙コロ２７のすぐ下にビン排紙
センサ２６がそれぞれ配設されている。
て対のビン排紙コロ１９とビン排紙爪２１とビン排紙セ
ンサ１８が、また第３のビン６に対応して対のビン排紙
コロ２３とビン排紙爪２５とビン排紙センサ２２がそれ
ぞれ配設されている。また、最上段の第１のビン４に対
応して、対のビン排紙コロ２７と、その上にビン４上に
排出する用紙に排紙方向に対する腰を付けるための腰付
けガイド２９と、ビン排紙コロ２７のすぐ下にビン排紙
センサ２６がそれぞれ配設されている。
【００２０】なお、このソータ２は、各ビン４，５，６
を使用して行なう通常のソートスタッキング機能に加え
て、第１のビン４には用紙を一定の間隔で交互にスタッ
クさせるドギーテールの機能も有している。そのため、
このソータ２は、ビン４が設けられている排紙段に用紙
の揃え精度を向上させるため、ビン４上に排紙される用
紙の上面の位置を常に一定の高さに保つための上下動機
構３０を設けている。
を使用して行なう通常のソートスタッキング機能に加え
て、第１のビン４には用紙を一定の間隔で交互にスタッ
クさせるドギーテールの機能も有している。そのため、
このソータ２は、ビン４が設けられている排紙段に用紙
の揃え精度を向上させるため、ビン４上に排紙される用
紙の上面の位置を常に一定の高さに保つための上下動機
構３０を設けている。
【００２１】用紙反転装置７は、図１に明示するよう
に、常時所定の用紙搬送方向（矢示Ａ方向）に回転する
搬送ローラ１１と、その搬送ローラ１１の用紙搬送方向
下流側に配設され、その搬送ローラ１１によって搬送さ
れる用紙Ｐをその搬送ローラ１１による用紙搬送方向と
逆の矢示Ｂ方向に搬送する用紙逆搬送手段を構成する逆
送コロ１４とそれに圧接回転可能なタタキコロ１５とを
備えている。
に、常時所定の用紙搬送方向（矢示Ａ方向）に回転する
搬送ローラ１１と、その搬送ローラ１１の用紙搬送方向
下流側に配設され、その搬送ローラ１１によって搬送さ
れる用紙Ｐをその搬送ローラ１１による用紙搬送方向と
逆の矢示Ｂ方向に搬送する用紙逆搬送手段を構成する逆
送コロ１４とそれに圧接回転可能なタタキコロ１５とを
備えている。
【００２２】そのタタキコロ１５は、軸４６により中央
部が揺動自在に支持されたＬ字状のレバー４１の一端に
回転可能に支持されており、そのレバー４１の他端には
矢示Ｃ方向に付勢するスプリング４４と、それに対抗す
る方向に吸引力を作用させてレバー４１をスプリング４
４の付勢力に抗して回動させるソレノイド４５とを取り
付けている。
部が揺動自在に支持されたＬ字状のレバー４１の一端に
回転可能に支持されており、そのレバー４１の他端には
矢示Ｃ方向に付勢するスプリング４４と、それに対抗す
る方向に吸引力を作用させてレバー４１をスプリング４
４の付勢力に抗して回動させるソレノイド４５とを取り
付けている。
【００２３】したがって、ソレノイド４５が無通電状態
では、レバー４１がスプリング４４の付勢力によって矢
示Ｅ方向に回動し、その一端に取り付けられているタタ
キコロ１５が図１に実線で示すように逆送コロ１４から
離間した状態になり、通電状態ではそのタタキコロ１５
が仮想線で示すように逆送コロ１４に圧接する。
では、レバー４１がスプリング４４の付勢力によって矢
示Ｅ方向に回動し、その一端に取り付けられているタタ
キコロ１５が図１に実線で示すように逆送コロ１４から
離間した状態になり、通電状態ではそのタタキコロ１５
が仮想線で示すように逆送コロ１４に圧接する。
【００２４】また、この用紙反転装置７は、用紙Ｐを搬
送ローラ１１に導く第１のガイド面１２ａと、逆送コロ
１４とタタキコロ１５とによって搬送方向が反転されて
矢示Ｂ方向に逆搬送される用紙Ｐをソータ２の各排紙口
６１，６２（図２）及び６３へ導く第２のガイド面１２
ｂとを有し、その第１，第２のガイド面１２ａ，１２ｂ
の逆送コロ１４側の端部１２ｃが搬送ローラ１１の周面
１１ａに対して交差する方向に延び、第１のガイド面１
２ａへ用紙Ｐが進入するにしたがってその用紙Ｐにより
第１のガイド面１２ａの逆送コロ１４側の端部１２ｃが
搬送ローラ１１の接線Ｌ（図３参照）の位置まで回動さ
れて退避する反転爪１２を設けている。
送ローラ１１に導く第１のガイド面１２ａと、逆送コロ
１４とタタキコロ１５とによって搬送方向が反転されて
矢示Ｂ方向に逆搬送される用紙Ｐをソータ２の各排紙口
６１，６２（図２）及び６３へ導く第２のガイド面１２
ｂとを有し、その第１，第２のガイド面１２ａ，１２ｂ
の逆送コロ１４側の端部１２ｃが搬送ローラ１１の周面
１１ａに対して交差する方向に延び、第１のガイド面１
２ａへ用紙Ｐが進入するにしたがってその用紙Ｐにより
第１のガイド面１２ａの逆送コロ１４側の端部１２ｃが
搬送ローラ１１の接線Ｌ（図３参照）の位置まで回動さ
れて退避する反転爪１２を設けている。
【００２５】その反転爪１２は、軸５２に軸線方向に間
隔を置いて複数固定されており、詳しい説明は後述する
が、その反転爪１２には用紙搬送方向の長さが長い反転
爪１２L と短い反転爪１２ｓ（以下特定しない場合には
反転爪１２ｓも含めて単に反転爪１２と云う）がある。
その軸５２の一端にはレバー６４の一端が固定されてお
り、そのレバー６４の他端にはスプリング６５が装置の
固定部との間に取り付けられている。
隔を置いて複数固定されており、詳しい説明は後述する
が、その反転爪１２には用紙搬送方向の長さが長い反転
爪１２L と短い反転爪１２ｓ（以下特定しない場合には
反転爪１２ｓも含めて単に反転爪１２と云う）がある。
その軸５２の一端にはレバー６４の一端が固定されてお
り、そのレバー６４の他端にはスプリング６５が装置の
固定部との間に取り付けられている。
【００２６】したがって、反転爪１２は、通常の状態に
おいてそのスプリング６５の付勢力により図１に実線で
示す位置に回動付勢されており、その状態で用紙搬送方
向に長い反転爪１２L は、端部１２ｃが搬送ローラ１１
の周面１１ａに対して交差している。
おいてそのスプリング６５の付勢力により図１に実線で
示す位置に回動付勢されており、その状態で用紙搬送方
向に長い反転爪１２L は、端部１２ｃが搬送ローラ１１
の周面１１ａに対して交差している。
【００２７】搬送ローラ１１は、図４に示すようにロー
ラ軸５１上（同一軸線上）に間隔を置いて複数設けられ
ており、反転爪１２をそのローラ軸５１の軸線と平行す
る軸５２と同一軸線上に間隔を置いて複数設け、その反
転爪１２をローラ軸５１の中央に位置する搬送ローラ１
１の両側及びその他の各搬送ローラ１１の軸線方向のそ
れぞれ内側に近接させて図示のように配設している。
ラ軸５１上（同一軸線上）に間隔を置いて複数設けられ
ており、反転爪１２をそのローラ軸５１の軸線と平行す
る軸５２と同一軸線上に間隔を置いて複数設け、その反
転爪１２をローラ軸５１の中央に位置する搬送ローラ１
１の両側及びその他の各搬送ローラ１１の軸線方向のそ
れぞれ内側に近接させて図示のように配設している。
【００２８】そして、その各反転爪１２の逆送コロ１４
側（図４で下側になる）の端部１２ｃの形状を、第１の
ガイド面１２ａ及び第２のガイド面１２ｂ（図１参照）
の先端の厚さｄをその他の部分の厚さｃよりも薄くする
ことによって、それぞれ先端に向かって片側の面が先細
り形状になるようにしている。
側（図４で下側になる）の端部１２ｃの形状を、第１の
ガイド面１２ａ及び第２のガイド面１２ｂ（図１参照）
の先端の厚さｄをその他の部分の厚さｃよりも薄くする
ことによって、それぞれ先端に向かって片側の面が先細
り形状になるようにしている。
【００２９】なお、この各反転爪１２のうち用紙搬送方
向に長い反転爪１２L は、図３に示すように第１のガイ
ド面１２ａの端部１２ｃに、搬送ローラ１１の接線Ｌに
一致する平面部１２ｄを距離ａの間だけ形成している。
また、図５に示すように、用紙搬送方向に長い反転爪１
２L と短い反転爪１２ｓを、軸５２上の同一軸線上に間
隔を置いてそれぞれ複数個設けている。
向に長い反転爪１２L は、図３に示すように第１のガイ
ド面１２ａの端部１２ｃに、搬送ローラ１１の接線Ｌに
一致する平面部１２ｄを距離ａの間だけ形成している。
また、図５に示すように、用紙搬送方向に長い反転爪１
２L と短い反転爪１２ｓを、軸５２上の同一軸線上に間
隔を置いてそれぞれ複数個設けている。
【００３０】すなわち、前述したように搬送ローラ１１
の周面１１ａに対して端部１２ｃが交差する用紙搬送方
向に長い反転爪１２L を、ローラ軸５１の軸線方向の中
心に配設された搬送ローラ１１の両側に近接させて対称
な位置にそれぞれ配置し、それ以外の反転爪１２L を軸
５２の軸線方向に対して左右対称に、各搬送ローラ１
１，１１′の内側にそれぞれ近接させて配置すると共
に、その隣合う反転爪１２L と１２L の中間付近に用紙
搬送方向に短い反転爪１２ｓをそれぞれ配置している。
の周面１１ａに対して端部１２ｃが交差する用紙搬送方
向に長い反転爪１２L を、ローラ軸５１の軸線方向の中
心に配設された搬送ローラ１１の両側に近接させて対称
な位置にそれぞれ配置し、それ以外の反転爪１２L を軸
５２の軸線方向に対して左右対称に、各搬送ローラ１
１，１１′の内側にそれぞれ近接させて配置すると共
に、その隣合う反転爪１２L と１２L の中間付近に用紙
搬送方向に短い反転爪１２ｓをそれぞれ配置している。
【００３１】なお、この実施例において搬送ローラ１１
は、図５から明らかなように、中央に配置した３個を幅
の広い同一のものとし、その外側に配置したものは若干
ローラ幅の狭い異なる形状の搬送ローラ１１′としてい
る。
は、図５から明らかなように、中央に配置した３個を幅
の広い同一のものとし、その外側に配置したものは若干
ローラ幅の狭い異なる形状の搬送ローラ１１′としてい
る。
【００３２】次に、このソータ２を使用して、用紙を裏
表反転させずにビン上に排出するストレート排紙時と、
裏表を反転させてビン上に排出する反転排紙時における
各部の動作を説明する。まず最初に、ストレート排紙さ
せる場合について説明する。
表反転させずにビン上に排出するストレート排紙時と、
裏表を反転させてビン上に排出する反転排紙時における
各部の動作を説明する。まず最初に、ストレート排紙さ
せる場合について説明する。
【００３３】ストレート排紙モード時には、図２に示し
た画像形成装置１の排紙コロ３によって用紙Ｐが排出さ
れると、その用紙Ｐはソータ２の上入口ガイド板３７と
下入口ガイド３８により入口コロ８に導かれる。その際
に入口コロ８の周速は、排紙コロ３の周速と同速か、そ
れをわずかに上回る程度に設定されている。したがっ
て、用紙Ｐに負担がかかることなしに、それがソータ２
内へスムーズに搬送される。
た画像形成装置１の排紙コロ３によって用紙Ｐが排出さ
れると、その用紙Ｐはソータ２の上入口ガイド板３７と
下入口ガイド３８により入口コロ８に導かれる。その際
に入口コロ８の周速は、排紙コロ３の周速と同速か、そ
れをわずかに上回る程度に設定されている。したがっ
て、用紙Ｐに負担がかかることなしに、それがソータ２
内へスムーズに搬送される。
【００３４】その用紙Ｐの後端が排紙コロ３を抜ける
と、その所定時間後に入口コロ８の周速が次に排出され
てくる用紙との間隔をあけるために増速され、その周速
は次の用紙が入口コロ８に進入する前までに元に戻る。
なお、これらのタイミングは、用紙Ｐの先端が入口セン
サ９を通過する時間と画像形成装置１から送信されてく
る用紙Ｐのサイズ信号とを考慮して、制御系が決定す
る。
と、その所定時間後に入口コロ８の周速が次に排出され
てくる用紙との間隔をあけるために増速され、その周速
は次の用紙が入口コロ８に進入する前までに元に戻る。
なお、これらのタイミングは、用紙Ｐの先端が入口セン
サ９を通過する時間と画像形成装置１から送信されてく
る用紙Ｐのサイズ信号とを考慮して、制御系が決定す
る。
【００３５】この用紙Ｐが入口コロ８によって搬送され
るときは、切換爪１０は図２に実線で示す位置にあるた
め、用紙Ｐはビン排紙センサ２２を経て、各ビン４，
５，６に排出されるべく縦搬送路２８を上方へ搬送され
ていく。その際、用紙Ｐを最上段のビン４に排出させる
指示が出されているときには、各ビン排紙コロ２３，１
９，２７は入口コロ８と同じ周速で回転しており、かつ
２段目のビン５及び３段目のビン６の各ビン排紙爪２１
及び２５は図２に実線で示す位置にあるため、用紙Ｐは
ビン排紙コロ２７の方向へ向けて搬送される。
るときは、切換爪１０は図２に実線で示す位置にあるた
め、用紙Ｐはビン排紙センサ２２を経て、各ビン４，
５，６に排出されるべく縦搬送路２８を上方へ搬送され
ていく。その際、用紙Ｐを最上段のビン４に排出させる
指示が出されているときには、各ビン排紙コロ２３，１
９，２７は入口コロ８と同じ周速で回転しており、かつ
２段目のビン５及び３段目のビン６の各ビン排紙爪２１
及び２５は図２に実線で示す位置にあるため、用紙Ｐは
ビン排紙コロ２７の方向へ向けて搬送される。
【００３６】その用紙Ｐは、ビン排紙ガイド３９に案内
されてビン４上へ排出される。その際、用紙Ｐはビン排
紙ガイド３９の用紙ガイド面から図１で下側に若干突出
した腰付けガイド２９により、用紙搬送方向に波状の腰
付けがなされる。さらに、その用紙Ｐの後端がビン排紙
コロ２７を離れる際に、そのビン排紙コロ２７は減速さ
れるので、ビン４上に排出される用紙Ｐはスムーズにか
つ精度よくスタックされる。
されてビン４上へ排出される。その際、用紙Ｐはビン排
紙ガイド３９の用紙ガイド面から図１で下側に若干突出
した腰付けガイド２９により、用紙搬送方向に波状の腰
付けがなされる。さらに、その用紙Ｐの後端がビン排紙
コロ２７を離れる際に、そのビン排紙コロ２７は減速さ
れるので、ビン４上に排出される用紙Ｐはスムーズにか
つ精度よくスタックされる。
【００３７】なお、このビン排紙コロ２７の減速タイミ
ングは、ビン排紙センサ２６と画像形成装置１から送信
されてくる用紙Ｐのサイズ信号（サイズデータ）とを考
慮して決定される。また、２段目のビン５に用紙Ｐ排出
するときには、ビン排紙コロ１９及び２３は１段目のビ
ン４への排出時と同様に入口コロ８と同じ周速で図２の
矢示方向にそれぞれ回転しており、ビン排紙爪２５は同
図に実線で示す位置に、ビン排紙爪２１は用紙Ｐをビン
５に排出すべく仮想線で示す位置に回動する。
ングは、ビン排紙センサ２６と画像形成装置１から送信
されてくる用紙Ｐのサイズ信号（サイズデータ）とを考
慮して決定される。また、２段目のビン５に用紙Ｐ排出
するときには、ビン排紙コロ１９及び２３は１段目のビ
ン４への排出時と同様に入口コロ８と同じ周速で図２の
矢示方向にそれぞれ回転しており、ビン排紙爪２５は同
図に実線で示す位置に、ビン排紙爪２１は用紙Ｐをビン
５に排出すべく仮想線で示す位置に回動する。
【００３８】したがって、用紙Ｐは縦搬送路２８上に突
出したビン排紙爪２１によってビン５上に排出される。
なお、その用紙Ｐは、ビン排紙爪２１の中央部に設けら
れた突起部とビン排紙コロ１９とのオーバラップによ
り、ビン４上への排出の場合と同様に波状の腰付けがな
され、さらにその後端がビン排紙コロ１９を離れる際に
そのビン排紙コロ１９が減速されるため、スムーズにか
つ精度よくビン５上にスタックされる。
出したビン排紙爪２１によってビン５上に排出される。
なお、その用紙Ｐは、ビン排紙爪２１の中央部に設けら
れた突起部とビン排紙コロ１９とのオーバラップによ
り、ビン４上への排出の場合と同様に波状の腰付けがな
され、さらにその後端がビン排紙コロ１９を離れる際に
そのビン排紙コロ１９が減速されるため、スムーズにか
つ精度よくビン５上にスタックされる。
【００３９】そのビン排紙コロ１９の減速タイミング
は、ビン排紙センサ１８と画像形成装置１から送信され
てくる用紙Ｐのサイズ信号（サイズデータ）とを考慮し
て決定される。３段目のビン６に用紙Ｐが排出されると
きは、排紙口６３を使用してビン６上に用紙Ｐが排出さ
れるだけであり、各部の動作は２段目のビン５の場合と
基本的には同一であるため、その説明を省略する。
は、ビン排紙センサ１８と画像形成装置１から送信され
てくる用紙Ｐのサイズ信号（サイズデータ）とを考慮し
て決定される。３段目のビン６に用紙Ｐが排出されると
きは、排紙口６３を使用してビン６上に用紙Ｐが排出さ
れるだけであり、各部の動作は２段目のビン５の場合と
基本的には同一であるため、その説明を省略する。
【００４０】次に、用紙を表裏を反転させて排紙させる
場合について説明する。この反転排紙モード時では、用
紙の搬送方向を反転した後に縦搬送路２８から各ビン
４，５，６へ排出する動作は、前述したストレート排紙
モードの場合と同様であるためここではその説明を省略
し、ソータ２が用紙Ｐを画像形成装置１から受け取っ
て、その搬送方向を反転させるまでの動作について説明
する。
場合について説明する。この反転排紙モード時では、用
紙の搬送方向を反転した後に縦搬送路２８から各ビン
４，５，６へ排出する動作は、前述したストレート排紙
モードの場合と同様であるためここではその説明を省略
し、ソータ２が用紙Ｐを画像形成装置１から受け取っ
て、その搬送方向を反転させるまでの動作について説明
する。
【００４１】画像形成装置１から用紙Ｐが排出され、そ
れを上入口ガイド板３７と下入口ガイド板３８で入口コ
ロ８へ導くと、その際に入口コロ８は周速が画像形成装
置１の排紙コロ３の周速と同等かそれをわずかに上回る
程度に設定されている。したがって、その用紙Ｐに負担
がかかることなしに、それがスムーズにソータ２内を搬
送される。
れを上入口ガイド板３７と下入口ガイド板３８で入口コ
ロ８へ導くと、その際に入口コロ８は周速が画像形成装
置１の排紙コロ３の周速と同等かそれをわずかに上回る
程度に設定されている。したがって、その用紙Ｐに負担
がかかることなしに、それがスムーズにソータ２内を搬
送される。
【００４２】その用紙Ｐの後端が、排紙コロ３を抜けた
所定時間後に、次の用紙との紙間をあけるために入口コ
ロ８を増速し、それを次の用紙が進入する前までに元の
周速に戻すのはストレート排紙の場合と同様である。そ
の用紙Ｐが入口コロ８によって搬送される際、切換爪１
０は図２に仮想線で示す回動位置にあり、用紙Ｐはその
切換爪１０によって搬送方向の反転を行なうべく用紙反
転装置７の逆搬送路２４へ向けて搬送される。
所定時間後に、次の用紙との紙間をあけるために入口コ
ロ８を増速し、それを次の用紙が進入する前までに元の
周速に戻すのはストレート排紙の場合と同様である。そ
の用紙Ｐが入口コロ８によって搬送される際、切換爪１
０は図２に仮想線で示す回動位置にあり、用紙Ｐはその
切換爪１０によって搬送方向の反転を行なうべく用紙反
転装置７の逆搬送路２４へ向けて搬送される。
【００４３】したがって、その用紙Ｐは、反転爪１２L
と搬送ローラ１１で構成されるくさび状の部分へ進入す
る。その際、反転爪１２L の図１で下側の端部１２ｃ
は、前述したように搬送ローラ１１の周面１１ａに対し
て交差（オーバラップ）する位置にあり、それが同図で
反時計回り方向にスプリング６５の付勢力によって加圧
されている。
と搬送ローラ１１で構成されるくさび状の部分へ進入す
る。その際、反転爪１２L の図１で下側の端部１２ｃ
は、前述したように搬送ローラ１１の周面１１ａに対し
て交差（オーバラップ）する位置にあり、それが同図で
反時計回り方向にスプリング６５の付勢力によって加圧
されている。
【００４４】そのため、用紙Ｐは、図１の矢示Ａ方向に
回転する搬送ローラ１１と、そこに用紙Ｐを押し付ける
方向の回動付勢力が付与された反転爪１２L とによって
生ずる搬送力により、反転ガイド板１３に案内されなが
ら反転トレイ１６上へ搬送される。
回転する搬送ローラ１１と、そこに用紙Ｐを押し付ける
方向の回動付勢力が付与された反転爪１２L とによって
生ずる搬送力により、反転ガイド板１３に案内されなが
ら反転トレイ１６上へ搬送される。
【００４５】その用紙Ｐの後端が、搬送ローラ１１と反
転爪１２L に接する部分から抜け出ると、反転爪１２は
スプリング６５の付勢力により、図１に仮想線で示す位
置から再び実線で示す位置に戻る。このとき、用紙Ｐに
は搬送ローラ１１からの搬送力が作用しなくなるため、
用紙Ｐは反転爪１２L の先端から抜け出て若干進行した
位置で停止する。
転爪１２L に接する部分から抜け出ると、反転爪１２は
スプリング６５の付勢力により、図１に仮想線で示す位
置から再び実線で示す位置に戻る。このとき、用紙Ｐに
は搬送ローラ１１からの搬送力が作用しなくなるため、
用紙Ｐは反転爪１２L の先端から抜け出て若干進行した
位置で停止する。
【００４６】なお、スプリング６５の付勢力は、反転爪
１２L と搬送ローラ１１で構成されるくさび状の部分へ
進入する用紙Ｐの進行に対して障害とならない程度のも
のとする。次に、反転センサ１７が用紙Ｐの後端を検知
すると、所定のタイミングでソレノイド４５がオン状態
になってレバー４１がスプリング４４の付勢力に抗して
矢示Ｅと反対方向に回動される。したがって、タタキコ
ロ１５が図１に実線で示す位置から仮想線で示す逆送コ
ロ１４（矢示方向に回転する）に接する位置まで移動す
る。
１２L と搬送ローラ１１で構成されるくさび状の部分へ
進入する用紙Ｐの進行に対して障害とならない程度のも
のとする。次に、反転センサ１７が用紙Ｐの後端を検知
すると、所定のタイミングでソレノイド４５がオン状態
になってレバー４１がスプリング４４の付勢力に抗して
矢示Ｅと反対方向に回動される。したがって、タタキコ
ロ１５が図１に実線で示す位置から仮想線で示す逆送コ
ロ１４（矢示方向に回転する）に接する位置まで移動す
る。
【００４７】それによって、用紙Ｐがその搬送方向が反
転（スイッチバック）されて、逆搬送路２４を上昇し、
反転爪１２の第２のガイド面１２ｂに案内されて縦搬送
路２８を上昇側に搬送される。そして、前述したストレ
ート排紙モードと同様に、選択された各ビン４，５，６
のいずれかへ表裏が反転されて排出される。
転（スイッチバック）されて、逆搬送路２４を上昇し、
反転爪１２の第２のガイド面１２ｂに案内されて縦搬送
路２８を上昇側に搬送される。そして、前述したストレ
ート排紙モードと同様に、選択された各ビン４，５，６
のいずれかへ表裏が反転されて排出される。
【００４８】このソータ２に設けられた用紙反転装置７
によれば、反転爪１２L の第１及び第２のガイド面１２
ａ及び１２ｂの逆送コロ１４側の端部１２ｃを、搬送ロ
ーラ１１の周面１１ａに対して交差するようにし、しか
もその端部１２ｃの形状を、図４で説明したように搬送
ローラ１１と対向しない側の面を傾斜させて先細り形状
にして、その部分へ用紙が進入した際に大きな抵抗を与
えないようにしたので、用紙の確実な搬送と案内ができ
る。
によれば、反転爪１２L の第１及び第２のガイド面１２
ａ及び１２ｂの逆送コロ１４側の端部１２ｃを、搬送ロ
ーラ１１の周面１１ａに対して交差するようにし、しか
もその端部１２ｃの形状を、図４で説明したように搬送
ローラ１１と対向しない側の面を傾斜させて先細り形状
にして、その部分へ用紙が進入した際に大きな抵抗を与
えないようにしたので、用紙の確実な搬送と案内ができ
る。
【００４９】また、反転爪１２L は端部１２ｃに、図３
で説明したように搬送ローラ１１によって搬送される用
紙により回動されて退避位置（図示の位置）に移動され
たときに、搬送ローラ１１の周面１１ａの接線Ｌに一致
する平面部（ａ部）を形成するようにしたので、反転爪
１２L を押し上げながら搬送ローラ１１によって搬送さ
れる用紙が、その搬送ローラ１１と反転爪１２L との間
に挾み込まれて支障を来すほどの抵抗を受けるようなこ
とがない。また、その用紙の先端に傷が付くようなこと
もなく、それが確実に反転爪１２を通過することができ
る。
で説明したように搬送ローラ１１によって搬送される用
紙により回動されて退避位置（図示の位置）に移動され
たときに、搬送ローラ１１の周面１１ａの接線Ｌに一致
する平面部（ａ部）を形成するようにしたので、反転爪
１２L を押し上げながら搬送ローラ１１によって搬送さ
れる用紙が、その搬送ローラ１１と反転爪１２L との間
に挾み込まれて支障を来すほどの抵抗を受けるようなこ
とがない。また、その用紙の先端に傷が付くようなこと
もなく、それが確実に反転爪１２を通過することができ
る。
【００５０】なお、この実施例において反転爪１２を、
その端部１２ｃが搬送ローラ１１の周面１１ａに対して
交差する用紙搬送方向に長い反転爪１２L と、端部がそ
の周面１１ａに交差しない用紙搬送方向に短い反転爪１
２ｓとを設けるようにしたのは、特定のサイズの用紙に
よっては、それを搬送する際に反転爪１２L の搬送ロー
ラ１１の周面１１ａと交差する部分は必ずしも必要でな
い場合があり、かえってそれがあると搬送不良等を引き
起こし易い場合もあるので、搬送ローラ１１との間で用
紙に対して搬送力を作用させないでガイドするだけの働
きをさせる反転爪１２ｓも設けることによって、広範囲
の用紙に対応できるようにしたためである。
その端部１２ｃが搬送ローラ１１の周面１１ａに対して
交差する用紙搬送方向に長い反転爪１２L と、端部がそ
の周面１１ａに交差しない用紙搬送方向に短い反転爪１
２ｓとを設けるようにしたのは、特定のサイズの用紙に
よっては、それを搬送する際に反転爪１２L の搬送ロー
ラ１１の周面１１ａと交差する部分は必ずしも必要でな
い場合があり、かえってそれがあると搬送不良等を引き
起こし易い場合もあるので、搬送ローラ１１との間で用
紙に対して搬送力を作用させないでガイドするだけの働
きをさせる反転爪１２ｓも設けることによって、広範囲
の用紙に対応できるようにしたためである。
【００５１】また、搬送ローラ１１と反転爪１２L ，１
２ｓの軸線方向の配置を、図５で説明したように用紙の
通紙中央部分を除いて用紙の搬送方向に対する両側縁側
に搬送ローラ１１、その内側に反転爪１２L としたの
は、反転爪１２L を各搬送ローラ１１の外側に配置する
と、用紙は反転爪１２L と搬送ローラ１１との間のギャ
ップと紙の腰を利用して搬送されるため、用紙の側縁側
が腰くだけの状態となり、反転爪１２から抜けきれず
に、それをスイッチバックさせた際に引っ掛かりが生じ
て耳折れ等が発生してしまう恐れがあるためである。
２ｓの軸線方向の配置を、図５で説明したように用紙の
通紙中央部分を除いて用紙の搬送方向に対する両側縁側
に搬送ローラ１１、その内側に反転爪１２L としたの
は、反転爪１２L を各搬送ローラ１１の外側に配置する
と、用紙は反転爪１２L と搬送ローラ１１との間のギャ
ップと紙の腰を利用して搬送されるため、用紙の側縁側
が腰くだけの状態となり、反転爪１２から抜けきれず
に、それをスイッチバックさせた際に引っ掛かりが生じ
て耳折れ等が発生してしまう恐れがあるためである。
【００５２】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ソレノイド等の部品を使用しないために装置を比較
的小型にでき、しかも反転爪の第１，第２の各ガイド面
を先端に向かって先細り形状にしたため、用紙進入時に
おける搬送抵抗を少なくしながら、用紙を搬送ローラに
確実に加圧できるので、用紙のスキュー，引っ掛かり，
搬送ジャム等が発生しにくくなって信頼性が向上する。
ば、ソレノイド等の部品を使用しないために装置を比較
的小型にでき、しかも反転爪の第１，第２の各ガイド面
を先端に向かって先細り形状にしたため、用紙進入時に
おける搬送抵抗を少なくしながら、用紙を搬送ローラに
確実に加圧できるので、用紙のスキュー，引っ掛かり，
搬送ジャム等が発生しにくくなって信頼性が向上する。
【００５３】また、上記反転爪の第１のガイド面の用紙
逆搬送手段側の端部に、搬送ローラの接線に一致する平
面部を形成すれば、その反転爪と搬送ローラとの間を用
紙がスムーズに搬送されるため、用紙の引っ掛かりによ
る搬送ジャム，用紙表面の擦れ傷，後端残りのジャム等
の搬送不良を防止できる。
逆搬送手段側の端部に、搬送ローラの接線に一致する平
面部を形成すれば、その反転爪と搬送ローラとの間を用
紙がスムーズに搬送されるため、用紙の引っ掛かりによ
る搬送ジャム，用紙表面の擦れ傷，後端残りのジャム等
の搬送不良を防止できる。
【００５４】さらに、上記搬送ローラと反転爪をそれぞ
れ複数設け、軸線上の中央に位置する搬送ローラの両側
及びその他の各搬送ローラの上記軸線方向のそれぞれ内
側に近接させて各反転爪を配設すれば、そこを搬送され
る用紙の腰くだけを防止することができるので、その腰
くだけに起因する用紙の耳折れや、用紙反転時における
用紙の反転爪への引っ掛かり等を防止することができ
る。
れ複数設け、軸線上の中央に位置する搬送ローラの両側
及びその他の各搬送ローラの上記軸線方向のそれぞれ内
側に近接させて各反転爪を配設すれば、そこを搬送され
る用紙の腰くだけを防止することができるので、その腰
くだけに起因する用紙の耳折れや、用紙反転時における
用紙の反転爪への引っ掛かり等を防止することができ
る。
【００５５】また、その複数の反転爪のうちにその用紙
逆搬送手段側の端部が搬送ローラの周面に対して交差し
ないものを設けるようにすれば、その交差しない反転爪
は用紙をガイドする役目だけを果たすようになるので、
広範囲のサイズの用紙に対してもそれを確実に搬送する
ことができる。
逆搬送手段側の端部が搬送ローラの周面に対して交差し
ないものを設けるようにすれば、その交差しない反転爪
は用紙をガイドする役目だけを果たすようになるので、
広範囲のサイズの用紙に対してもそれを確実に搬送する
ことができる。
【図１】この発明の一実施例を示す用紙反転装置を示す
概略構成図である。
概略構成図である。
【図２】同じくその用紙反転装置を備えた用紙後処理装
置であるソータ全体を示す概略構成図である。
置であるソータ全体を示す概略構成図である。
【図３】図１の用紙反転装置７の反転爪１２L の端部１
２ｃに搬送ローラ１１の周面１１ａの接線Ｌに一致する
平面部が形成されていることを説明するための概略図で
ある。
２ｃに搬送ローラ１１の周面１１ａの接線Ｌに一致する
平面部が形成されていることを説明するための概略図で
ある。
【図４】搬送ローラが同一軸線上に複数設けられていて
その中央の搬送ローラの両側及びその他の搬送ローラの
それぞれ内側に反転爪がそれぞれ配設されている様子を
示す正面図である。
その中央の搬送ローラの両側及びその他の搬送ローラの
それぞれ内側に反転爪がそれぞれ配設されている様子を
示す正面図である。
【図５】同一軸線上に複数設けた反転爪の中に端部が搬
送ローラの周面に対して交差しない短い反転爪があるこ
とを示す正面図である。
送ローラの周面に対して交差しない短い反転爪があるこ
とを示す正面図である。
７：用紙反転装置 １１，１１′：搬送ローラ １２L ，１２ｓ：反転爪 １２ａ：第１のガイド面 １２ｂ：第２のガイド面 １２ｃ：端部 １２ｄ：平面部 １４：逆送コロ １５：タタキコロ ４５：ソレノイド ６１，６２，６３：排紙口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 稔 愛知県名古屋市東区泉二丁目28番24号 リコーエレメックス株式会社内 (72)発明者 東 輝充 愛知県名古屋市東区泉二丁目28番24号 リコーエレメックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平３−200662（ＪＰ，Ａ) 特開 平１−271359（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−286624（ＪＰ，Ａ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B65H 29/58 B65H 15/00 G03G 15/00
Claims (4)
- 【請求項１】 常時所定の用紙搬送方向に回転する搬送
ローラと、 該搬送ローラの用紙搬送方向下流側に配設され、その搬
送ローラによって搬送される用紙を該搬送ローラによる
用紙搬送方向と逆の方向に搬送する用紙逆搬送手段と、 用紙を前記搬送ローラに導く第１のガイド面と、前記用
紙逆搬送手段によって搬送方向が反転されて逆搬送され
る用紙を排紙方向へ導く第２のガイド面とを有し、前記
第１，第２のガイド面の前記用紙逆搬送手段側の端部が
前記搬送ローラの周面に対して交差する方向に延び、前
記第１のガイド面へ用紙が進入するにしたがって該用紙
により該第１のガイド面の用紙逆搬送手段側の端部が前
記搬送ローラの接線の位置まで回動されて退避する反転
爪とを設け、 該反転爪の前記用紙逆搬送手段側の端部の形状を、前記
第１，第２の各ガイド面が先端に向かって先細り形状と
なるようにしたことを特徴とする用紙反転装置。 - 【請求項２】 請求項１記載の用紙反転装置において、
前記反転爪の第１のガイド面の前記用紙逆搬送手段側の
端部に、前記搬送ローラの接線に一致する平面部を形成
したことを特徴とする用紙反転装置。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載の用紙反転装置にお
いて、前記搬送ローラを同一軸線上に間隔を置いて複数
設けると共に、前記反転爪を前記搬送ローラの軸線と平
行する同一軸線上に間隔を置いて複数設け、前記軸線上
の中央に位置する搬送ローラの両側及びその他の各搬送
ローラの前記軸線方向のそれぞれ内側に近接させて前記
各反転爪を配設したことを特徴とする用紙反転装置。 - 【請求項４】 請求項１又は２記載の用紙反転装置にお
いて、前記搬送ローラを同一軸線上に間隔を置いて複数
設けると共に、前記反転爪を前記搬送ローラの軸線と平
行する同一軸線上に間隔を置いて複数設け、該複数の反
転爪のうちにその前記用紙逆搬送手段側の端部が前記搬
送ローラの周面に対して交差しないものを設けたことを
特徴とする用紙反転装置。
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- 1995-07-27 US US08/508,202 patent/US5655765A/en not_active Expired - Lifetime
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