JP2000070624A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

Info

Publication number
JP2000070624A
JP2000070624A JP24418098A JP24418098A JP2000070624A JP 2000070624 A JP2000070624 A JP 2000070624A JP 24418098 A JP24418098 A JP 24418098A JP 24418098 A JP24418098 A JP 24418098A JP 2000070624 A JP2000070624 A JP 2000070624A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
air
cleaning
processing unit
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP24418098A
Other languages
English (en)
Inventor
Daisuke Tanabe
大輔 田辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
Priority to JP24418098A priority Critical patent/JP2000070624A/ja
Publication of JP2000070624A publication Critical patent/JP2000070624A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W10/00Technologies for wastewater treatment
    • Y02W10/10Biological treatment of water, waste water, or sewage

Landscapes

  • Biological Treatment Of Waste Water (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 有機物を除去し、かつ無機物をも除去するこ
とができて、水域の総合的な浄化を効率的に行うことが
できる水質浄化装置を提供する。 【解決手段】 通過する被処理水を浄化処理する処理部
37a,37bと、該処理部37a,37bを通過する
よう被処理水に水流を発生させるポンプ57と、処理部
37a,37b内に空気を噴出させて洗浄を行う洗浄装
置58とを有するものであって、処理部37a,37b
における洗浄装置58による所定期間当りの空気供給量
を部分的に異ならせることにより、空気供給量の大きい
部分を洗浄能力が高く好気性微生物が生息しやすい薄い
微生物膜とし、空気供給量の小さい部分を洗浄能力が低
く嫌気性微生物が生息しやすい厚い微生物膜とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖沼、池、
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象の水域において、
水質汚染対策として、通過する被処理水を浄化処理する
処理部と、処理部を通過するよう被処理水に水流を発生
させるポンプと、処理部内に空気を噴出させて洗浄を行
う洗浄装置とを有する水質浄化装置を設置することが行
われている。このような水質浄化装置の従来のものは、
処理部に担持された好気性微生物によって被処理水に含
まれる有機物を除去するようになっており、洗浄装置の
処理部の洗浄条件は、この好気性微生物を常に良好に生
息させるように設定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような水質浄化
装置は、処理部内に生息する好気性微生物により被処理
水の浄化処理を行うものであるため、主に被処理水中の
溶解性有機物を分解し除去することになる。しかしなが
ら、好気性微生物による処理ではN(窒素)、P(リ
ン)等の無機物は除去されないため、有機物による汚濁
を浄化したとしても無機物の総量は減少せず、水域の総
合的な浄化という点では効率的でない場合があった。し
たがって、本発明の目的は、有機物を除去し、かつ無機
物をも除去することができて、水域の総合的な浄化を効
率的に行うことができる水質浄化装置を提供することで
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の水質浄化装置は、通過する
被処理水を浄化処理する処理部と、該処理部を通過する
よう被処理水に水流を発生させるポンプと、前記処理部
内に空気を噴出させて洗浄を行う洗浄装置とを有するも
のであって、前記処理部における前記洗浄装置による所
定期間当りの空気供給量を部分的に異ならせることを特
徴としている。このように、処理部における洗浄装置に
よる所定期間当りの空気供給量を部分的に異ならせるた
め、処理部の空気供給量の大きい部分は処理部内の微生
物膜を剥離させる能力(以下、洗浄能力という)が高く
好気性微生物が生息しやすい薄い微生物膜となり、空気
供給量の小さい部分は洗浄能力が低く嫌気性微生物が生
息しやすい厚い微生物膜となる。
【0005】本発明の請求項2記載の水質浄化装置は、
請求項1記載のものに関して、前記処理部における前記
洗浄装置による所定期間当りの空気噴出回数を部分的に
異ならせることを特徴としている。このように、処理部
における洗浄装置による所定期間当りの空気噴出回数を
部分的に異ならせることにより、処理部における洗浄装
置による所定期間当りの空気供給量を部分的に異ならせ
るため、空気噴出時の単位時間当りの空気噴出量を調整
する場合等に比して、所定期間当りの空気供給量の調整
が容易となる。
【0006】本発明の請求項3記載の水質浄化装置は、
請求項1または2記載のものに関して、前記処理部にお
ける前記洗浄装置による空気噴出時の単位時間当りの空
気噴出量を部分的に異ならせることを特徴としている。
このように、処理部における洗浄装置による空気噴出時
の単位時間当りの空気噴出量を部分的に異ならせること
により、処理部における洗浄装置による所定期間当りの
空気供給量を部分的に異ならせるため、所定期間当りの
空気噴出回数を調整する場合等に比して、所定期間当り
の空気供給量の調整を正確に行うことができる。
【0007】本発明の請求項4記載の水質浄化装置は、
請求項1乃至3のいずれか一項記載のものに関して、前
記処理部における前記洗浄装置による空気噴出時間を部
分的に異ならせることを特徴としている。このように、
処理部における洗浄装置による空気噴出時間を部分的に
異ならせることにより、処理部における洗浄装置による
所定期間当りの空気供給量を部分的に異ならせるため、
空気噴出時の単位時間当りの空気噴出量を調整する場合
等に比して、所定期間当りの空気供給量の調整が容易と
なる。
【0008】本発明の請求項5記載の水質浄化装置は、
請求項1乃至4のいずれか一項記載のものに関して、前
記処理部における被処理水の流入側の所定期間当りの空
気供給量を、処理部の流出側の所定期間当りの空気供給
量よりも大きくすることを特徴としている。これによ
り、被処理水に空気が多く含まれ好気性微生物の生息に
適する処理部における被処理水の流入側の所定期間当り
の空気供給量を大きくして好気性微生物が生息しやすい
薄い微生物膜とし、被処理水に含まれる空気が少なく嫌
気性微生物の生息に適する処理部における被処理水の流
出側の所定期間当りの空気供給量を前記より小さくして
嫌気性微生物が生息しやすい厚い微生物膜とする。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の水質浄化装置の第1の実
施の形態を図1〜図3を参照して以下に説明する。水質
浄化装置11は、池あるいは湖沼等の閉鎖系の浄化対象
となる水域10の水面10a下に沈んだ状態で水底10
bに固定されて浄化処理する浄化処理ユニット12と陸
側に設置される駆動装置13(図3参照)とから構成さ
れている。
【0010】まず、浄化処理ユニット12について説明
する。なお、以下の説明における上下は水域10の水底
10bへ設置された状態における上下である。浄化処理
ユニット12は、それぞれが正方形状をなして環状に連
結される四枚の側板部15〜18と、これら側板部15
〜18の下端開口側を閉塞するよう取り付けられるとと
もに多数の図示せぬ通水孔が全面に形成された正方形状
の下板部19と、逆側の上端開口側を閉塞するよう取り
付けられるとともに多数の通水孔20aが全面に形成さ
れた正方形状の上板部20とからなる、略立方体状の外
体21を有している。なお、四枚の側板部15〜18
は、そのうちの一つの側板部15の下部所定位置に貫通
孔22が形成されているのみで、それ以外の孔は形成さ
れておらず閉塞されている。
【0011】外体21は、ステンレス鋼等の非腐食性部
材や非腐食処理された鋼板等からなるもので、外体21
には、平行する一対の側板部15,17のそれぞれの下
側に連続するように支持フレーム23がボルト等の図示
せぬ取付手段で取り付けられており、該支持フレーム2
3を介して水底10bに固定されている。そして、外体
21には、該外体21の内側に配置される第一管部24
および第二管部25と、該外体21の外側に配置される
第三管部26とからなる屈曲円筒状の集水管体27が設
けられている。集水管体27は、第二管部25が貫通孔
22に挿通された状態で外体21に取り付けられてお
り、この取付状態で、第二管部25は、外体21の下板
部19に平行をなしてその略中心位置まで延在してい
る。同取付状態で、第一管部24は、第二管部25の第
三管部26に対し反対側から上方に、外体21の高さ方
向の略中心位置まで延在し開口部27aを上方に向けて
いる。
【0012】そして、第1の実施の形態において、集水
管体27の開口部27aには、該集水管体27と内部同
士を連通させる集水体30が、開口部27aを覆うよう
に外体21の上下方向における中央位置に取り付けられ
ている。この集水体30は、集水管体27の開口部27
a側に嵌合穴31において嵌合固定されるとともにこの
状態で上板部20および下板部19間の中央かつ側板部
16および側板部18間の中央に配置される幹管32
と、該幹管32と内部同士を連通させるとともに該幹管
32の長さ方向における所定位置から両側方にそれぞれ
延出する多数の枝管33とを有している。
【0013】幹管32は、略円筒状をなしており、相互
に平行をなす一対の側板部16,18の間の中央にこれ
らに平行をなし、かつ上板部20および下板部19の間
の中央にこれらに平行をなして配置されており、しか
も、相互に平行をなす他の対の側板部15,17間にこ
れらの間の全長に渡って延在していて両端がこれら側板
部15,17に当接することで閉塞されている。
【0014】枝管33は、略円筒状をなしており、側板
部15,17に平行をなし、かつ上板部20および下板
部19の間の中央にこれらに平行をなして配置されてお
り、しかも幹管32から側板部16,18のいずれか対
向する一方に当接するまで延出していて、延出端部が側
板部16,18のいずれか対向する一方で閉塞されてい
る。そして、枝管33には、所定のピッチで複数の集水
孔34が上部および下部にそれぞれ鉛直に沿って形成さ
れている(上部側のみ図示)。このようにして集水体3
0は、閉塞された側板部15〜18の内側に当接するよ
うに設けられている。
【0015】なお、集水体30の幹管32の長さ方向の
中心付近に集水管体27の一端が内部を連通させるよう
接続されているため、集水管体27で集水を行った際に
各枝管33の集水孔34から均等に集水できるように、
集水管体27からの距離が遠くなるにしたがって集水孔
34の開口面積が大きく流路抵抗が小さくなるように設
定されている。
【0016】外体21の内側の、集水体30および集水
管体27との間の隙間には、すべての通水孔および集水
孔より径大の粒径の浄化材としての木炭36が充填され
ており、これにより、集水体30に対し上側の処理部3
7aと下側の処理部37bとが外体21の内部に形成さ
れている。処理部37a,37bは、上板部20の通水
孔20aおよび下板部19の図示せぬ通水孔のみを介し
て外部と直接連通されるのみで、側板部15〜18側か
ら直接外部へは連通不可とされている。以上により、集
水体30の集水方向が180゜相反する二方向(この場
合上下方向)のみとされ、集水体30の集水方向におけ
る両側のみに集水方向における厚さの等しい処理部37
a,37bが配置されている。
【0017】集水管体27の第三管部26は、外体21
への取付状態において第二管部25の外端位置から、該
第二管部25に直交して上方に延出しており、その開口
部27bを、水面10a下の水面10a近傍かつ処理部
37aより上側に開口させている。
【0018】集水管体27の第三管部26の下部位置に
は円筒状の空気噴出管38が嵌合固定されている。該空
気噴出管38の集水管体27内に突出する一端側の先端
部は閉塞されており、該先端部付近には、円周方向に図
示せぬ空気噴出孔が集水管体27内において複数形成さ
れている。該空気噴出管38の他側は、第三管部26の
外側において上方に向け屈曲延在され、連結管39(図
3参照)を介して陸側に設置された駆動装置13に連結
されている。
【0019】浄化処理ユニット12の外体21の下側に
は、先端側が閉塞された円筒状の第1洗浄ノズル40が
支持フレーム23に支持固定された状態で設けられてい
る。この第1洗浄ノズル40は、固定状態において、そ
の一側を下板部19に沿わせており、この部分にはその
内部同士を連通させつつ両側に水平延在する枝管41が
複数所定の間隔でほぼ全長にわたって形成されている。
そして、これら枝管41には、複数所定の間隔でその内
部を外部に連通させる図示せぬ空気噴出孔がほぼ全長に
わたって形成されている。第1洗浄ノズル40の他側
は、側板部15の外側において該側板部15と平行をな
すよう鉛直延在されて、連結管42(図3参照)を介し
て駆動装置13に連結されている。なお、第1洗浄ノズ
ル40を、下板部19の下側で一つまたは複数の輪状に
形成し、その周方向に空気噴出孔を多数形成してもよ
い。
【0020】浄化処理ユニット12の集水体30の下側
には、該集水体30に近接して、先端側が閉塞された円
筒状の第2洗浄ノズル44が側板部15に支持固定され
た状態で設けられている。この第2洗浄ノズル44は、
固定状態において、その一側を集水体30に沿わせてお
り、この部分にはその内部同士を連通させつつ両側に水
平延在する枝管45が複数所定の間隔でほぼ全長にわた
って形成されている。そして、これら枝管45には、複
数所定の間隔でその内部を外部に連通させる図示せぬ空
気噴出孔がほぼ全長にわたって形成されている。第2洗
浄ノズル44の他側は、側板部15の外側において該側
板部15と平行をなすよう鉛直延在されて、連結管46
(図3参照)を介して駆動装置13に連結されている。
なお、第2洗浄ノズル44を、集水体30の下側で一つ
または複数の輪状に形成し、その周方向に空気噴出孔を
多数形成してもよい。
【0021】次に、駆動装置13について説明する。駆
動装置13は、陸側に設置される筐体48を有してお
り、該筐体48内には、エアコンプレッサ49が設けら
れている。コンプレッサ49の空気吐出側には電磁式の
三方切換弁50が接続されており、該三方切換弁50に
は、空気噴出管38側の連結管39と連結管52とが接
続されている。連結管52には、電磁式の三方切換弁5
3が接続されており、該三方切換弁53には、第1洗浄
ノズル40側の連結管42と第2洗浄ノズル44側の連
結管46とが接続されている。
【0022】三方切換弁50は、コンプレッサ49の吐
出側を連結管52に連通させることなく連結管39に連
通させる状態と、連結管39に連通させることなく連結
管52に連通させる状態とに切り換えられるようになっ
ている。また、三方切換弁53は、連結管52を連結管
46に連通させることなく連結管42に連通させる状態
と、連結管42に連通させることなく連結管46に連通
させる状態とに切り換えられるようになっている。これ
ら、コンプレッサ49、三方切換弁50および三方切換
弁53は、筐体48内に設けられたコントローラ55に
電気的に接続されている。このコントローラ55は外部
電源に接続されており、外部電源からの電力供給および
制御を行う。
【0023】すなわち、被処理水を浄化する浄化処理を
行う場合には、コントローラ55が切換弁50を、コン
プレッサ49の吐出側を連結管52に連通させることな
く連結管39に連通させる状態とするとともに、コンプ
レッサ49を駆動状態とすると、コンプレッサ49から
連結管39を介して空気噴出管38に向け圧縮空気が供
給される。すると、該圧縮空気は該空気噴出管38の図
示せぬ空気噴出孔から噴出され集水管体27の第三管部
26内で気泡となって下から上へ移動し、この気泡の移
動で、該集水管体27の第三管部26内に上方への水流
すなわちエアリフトが生じて、集水体30の集水孔34
から処理部37a,37bの内側の水をそれぞれ吸い込
み、集水管体27を通じて開口部27bから処理部37
a,37bの外部に排出させる。
【0024】これにより、全側板部15〜18が通水不
可とされているため、図1に矢印で示すように、強制的
に処理部37a,37bの外側の被処理水が、通水可能
な上板部20の通水孔20aのみから処理部37a内
に、通水可能な下板部19の図示せぬ通水孔のみから処
理部37b内に、それぞれ導入され、処理部37a,3
7bを上下方向にその中央に向け移動して上下方向の中
央の集水体30に至る水流を生じる。その際に、処理部
37aを通過する被処理水は、処理部37aを構成する
木炭36に担持された好気性微生物(後述)でアオコ等
の藻類や有機質浮遊物質、溶解性有機物質等が分解除去
されることで浄化される一方、処理部37bを通過する
被処理水は、処理部37bを構成する木炭36に担持さ
れた嫌気性微生物(後述)でN、P等の無機物が除去さ
れることで浄化される。
【0025】そして、このように浄化処理された水が集
水体30の集水孔34から集水体30内に吸引され、集
水管体27内を移動して外方に突出するの開口部27b
から水域10に排出される。このような水の環流で水域
10が浄化される。このときの、コンプレッサ49、切
換弁50、連結管39、空気噴出管38、集水管体27
および集水体30が、処理部37a,37bの内側から
水を吸い込むことにより該処理部37a,37bに外側
から内側への水流を発生させるエアリフト式のポンプ5
7を構成している。
【0026】ここで、各処理部37a,37b内を通過
する被処理水の流速が、1〜30(cm/分)程度とな
るように、空気噴出管38の図示せぬ空気噴出孔から噴
出される空気量が制御される。なお、集水体30は、外
体21の側板部15〜18の内側に当接するように設け
られているため、上板部20および下板部19から流入
する被処理水は、処理部37a,37bで断面積変化が
ないまま集水体30に到達することになり、よって、処
理部37a,37b内の全体における被処理水の流速を
ほぼ一定に保つことができる。
【0027】処理部37a,37bを洗浄処理する場合
に、例えば、コントローラ55が、コンプレッサ49を
駆動状態として、切換弁50を、コンプレッサ49の吐
出側を連結管39に連通させることなく連結管52に連
通させる状態とし、かつ切換弁53を、連結管52を連
結管46に連通させることなく連結管42に連通させる
状態とする。すると、コンプレッサ49から連結管5
2,42を介して第1洗浄ノズル40に空気が供給され
て、該第1洗浄ノズル40の枝管41の図示せぬ空気噴
出孔から噴出され、気泡となって、該第1洗浄ノズル4
0の上側の浄化処理ユニット12の下板部19の図示せ
ぬ通水孔から処理部37b内に入り、該処理部37bを
上方に移動した後、処理部37aに至りこの処理部37
a内を上方に移動する。この気泡の移動による衝撃等に
より、処理部37a,37bで増加した汚泥等が付着し
た微生物膜の一部が木炭36から剥離され、気泡の移動
で生じる水流で浄化処理ユニット12の上板部20の通
水孔20aから外側に排出される。このようにして浄化
処理ユニット12の処理部37a,37bが洗浄され
る。
【0028】また、処理部37a,37bを洗浄処理す
る場合に、例えば、コントローラ55が、コンプレッサ
49を駆動状態として、切換弁50を、コンプレッサ4
9の吐出側を連結管39に連通させることなく連結管5
2に連通させる状態とし、かつ切換弁53を、連結管5
2を連結管42に連通させることなく連結管46に連通
させる状態とする。すると、コンプレッサ49から連結
管52,46を介して第2洗浄ノズル44に空気が供給
されて、該第2洗浄ノズル44の枝管45の図示せぬ空
気噴出孔から噴出され、気泡となって、該第2洗浄ノズ
ル40の上側の処理部37a内に入り、該処理部37a
のみを上方に移動する。この気泡の移動による衝撃等に
より、処理部37aで増加した汚泥等が付着した微生物
膜の一部が木炭36から剥離され、気泡の移動で生じる
水流で浄化処理ユニット12の上板部20の通水孔20
aから外側に排出される。このようにして浄化処理ユニ
ット12の処理部37aのみが洗浄される。
【0029】ここで、以上におけるコンプレッサ49、
切換弁50、連結管52、切換弁53、連結管42、第
1洗浄ノズル40、連結管46および第2洗浄ノズル4
4が、浄化処理ユニット12を洗浄する洗浄装置58を
構成している。
【0030】上述した浄化処理を長期間行い、処理部3
7a,37bの目詰りが進み、例えば、別途設けた圧力
センサにより検出した集水管体27の第三管部26の下
部における吸込圧力が予め設定した値以上となったり、
あるいはタイマにより一定期間浄化処理を行ったことが
検出されたりした場合には、目標とする浄化性能が得ら
れなくなったと判断して、洗浄処理を行うことになる。
【0031】そして、第1の実施の形態においては、コ
ントローラ55が、洗浄処理時の処理部37a,37b
における洗浄装置58による所定期間当りの空気噴出回
数、空気噴出時の単位時間当りの空気噴出量および空気
噴出時間の少なくともいずれか一つを部分的に異ならせ
ることにより、処理部37a,37bにおける洗浄装置
58による所定期間当りの空気供給量を部分的に異なら
せるようになっており、結果的に、上側の処理部37a
の所定期間当りの空気供給量を下側の処理部37bの同
じ所定期間当りの空気供給量より大きくするように設定
されている。なお、単に「所定期間」あるいは「単位時
間」という表現をした場合、水質浄化装置の作動中(浄
化処理および洗浄処理)の全体における所定期間あるい
は単位時間のことを示す。
【0032】例えば、処理部37a,37bにおける洗
浄装置58の第1洗浄ノズル40および第2洗浄ノズル
44による所定期間当りの空気噴出回数について処理部
37aに対する噴出回数を処理部37bに対する噴出回
数に対し多くしたり、処理部37a,37bにおける洗
浄装置58の第1洗浄ノズル40および第2洗浄ノズル
44による空気噴出時の単位時間当りの空気噴出量につ
いて処理部37aに対する噴出量を処理部37bに対す
る噴出量に対し多くしたり、処理部37a,37bにお
ける洗浄装置58の第1洗浄ノズル40および第2洗浄
ノズル44による空気噴出時間について処理部37aに
対する噴出時間を処理部37bに対する噴出時間に対し
長くしたり、これらを適宜選択的に組み合わせたりす
る。ここでは、具体的に、第1洗浄ノズル40および第
2洗浄ノズル44による処理部37aに対する空気噴出
時の単位時間当りの空気噴出量を処理部37bにおける
ものの2倍とするような制御が行われる。
【0033】ここで、上側の処理部37aの所定期間当
りの空気供給量および下側の処理部37bの同じ所定期
間当りの空気供給量の設定値は、今回の浄化処理と次回
の浄化処理との間に実行される一の洗浄処理によって、
上側の処理部37aの木炭36の表面に好気性微生物が
生息しやすい厚さの比較的薄い微生物膜が得られ、かつ
下側の処理部37bの木炭36の表面に嫌気性微生物が
生息しやすい厚さの厚い微生物膜が得られるように(微
生物膜が厚くなると、その内部には酸素が供給されず好
気性微生物が生息できなくなり嫌気性微生物が生息しや
すい環境となる)設定されている。なお、この設定値
は、被処理水の濃度、通水量(処理水量)、通水時間な
どのパラメータに対して微生物膜の厚さがどのようにな
るかというデータを予め実験的に求めておき、このデー
タに基づいて設定されている。また、洗浄処理の実行間
隔は、上側の処理部37aの木炭36の表面に好気性微
生物が生息しやすい厚さの比較的薄い微生物膜が維持で
きるように設定されている。
【0034】以上に述べた第1の実施の形態によれば、
処理部37a,37bにおける洗浄装置58による所定
期間当りの空気供給量を部分的に異ならせるため、空気
供給量の大きい処理部37aは、処理部37内の微生物
膜を剥離させる洗浄能力が高く好気性微生物が生息しや
すい薄い微生物膜となり、空気供給量の小さい処理部3
7bは洗浄能力が低く嫌気性微生物が生息しやすい厚い
微生物膜となる。したがって、処理部37aに好気性微
生物を生息させて該好気性微生物によって被処理水中の
有機物を分解し除去するとともに、他の処理部37bに
嫌気性微生物を生息させて該嫌気性微生物によって被処
理水中のN、P等の無機物を除去することができるた
め、水域10の総合的な浄化を効率的に行うことができ
る。
【0035】しかも、上側の処理部37aにおける洗浄
装置58による所定期間当りの空気供給量を多く、上側
の処理部37bにおける洗浄装置58による同じ所定期
間当りの空気供給量を少なくするため、上側の処理部3
7aに好気性微生物を、下側の処理部37bに嫌気性微
生物をそれぞれ生息させることになる。したがって、ア
オコ等の藻類が発生しやすい水面10a付近の水を吸込
む上側の処理部37aに藻類の除去に適した好気性微生
物を生息させ、逆に特に底泥がたまっている場合に水底
10bから溶出するN、P等の無機物を多く含む水底1
0b付近の水を吸込む下側の処理部37bに無機物の除
去に適した嫌気性微生物を生息させることになる。この
ように、処理部37a,37bに、それぞれに流入する
被処理水の水質に適した微生物を生息させることができ
るため、水域10の総合的な浄化をさらに効率的に行う
ことができる。
【0036】なお、以上の第1の実施の形態において、
第2洗浄ノズル44の位置は、上側の処理部37aに空
気を直接噴出させることができる場所であれば、上記に
限定されることなく、例えば集水体30の上側に近接配
置してもよい。また、浄化処理ユニット12をフロート
等で水域10に浮かせてもよい。
【0037】次に、本発明の水質浄化装置の第2の実施
の形態を図4〜図7を参照して以下に説明する。第2の
実施の形態の水質浄化装置111は、池あるいは湖沼等
の浄化対象の水域10に浮かされて用いられるもので、
水に浮かせるための二つの浮体112と、これら浮体1
12の下側にロープ109により着脱自在に支持されて
水面10a下に配置される浄化処理ユニット113と、
二つの浮体112間に配置された駆動装置114とを有
している。ここで、二つの浮体112および駆動装置1
14は、連結部材115を介して互いに連結固定されて
いる。なお、以下の説明における上下は、浮体112で
浄化対象の水域10に浮かされた状態における上下であ
る。
【0038】まず、浄化処理ユニット113について説
明する。浄化処理ユニット113は、ステンレス鋼板や
塩化ビニル等の非腐食性の部材や非腐食処理された鋼板
等にて略円筒状に形成された外体117を有しており、
該外体117は、上面を構成する有孔円板状の上板部1
19と、外側面を構成する円筒状の円筒側板部120
と、下面を構成する円板状の下板部121とで構成され
ている。この外体117は、その上板部119、円筒側
板部120および下板部121の全面に、内外を貫通さ
せる図示せぬ集水孔が多数形成されている。なお、集水
孔は、外体117の内部に担持される木炭(浄化材)1
23を通過させることがないようその粒径よりも小さい
径で形成されている。
【0039】外体117の内側には、略円筒状に形成さ
れた集水管124が、外体117と同軸状に配置される
ように上板部119の孔から挿入されており、この状態
で上板部119に取付板125を介して固定されてい
る。この集水管124は、例えば塩化ビニール等で形成
されており、軸線方向における中央の所定範囲のみが全
周にわたって内外を流通させる図示せぬ流入孔が多数所
定間隔で穿設された通水部127とされている。また、
集水管124の通水部127の径方向における外側に
は、通水部127の外側を覆うように円筒状をなして、
網部129が設けられており、該網部129は、集水管
124の軸線方向における通水部127の両外側に取り
付けられた上下の取付部材130を介して固定されてい
る。この網部129は、浄化材としての木炭123が通
過することがないようその粒径よりも小さい網目で形成
されており、通水部127の流入孔が木炭123で閉塞
されることを防止する。
【0040】外体117と集水管124と網部129と
で囲まれる環状の隙間には、外体117の集水孔および
網部129のすべての網目より径大の浄化材としての木
炭123が充填されて処理部132が形成されている。
【0041】取付板125には、取付板125および集
水管124で画成される内部隙間部133内に延在する
よう塩化ビニール等からなる両端開口の円筒状の揚水管
134が、集水管124と同軸をなしかつその外周面が
集水管124の内周面と所定の間隔をあけた状態で固定
されている。この固定状態で、揚水管134は、集水管
124の下端の若干上側位置まで延在して下端開口部1
34aを開口させており、図示せぬ上端開口部を取付板
125から上側に開口させている。これにより、内部隙
間部133は処理部132または揚水管134を介する
以外での浄化処理ユニット113の外部への連通が不可
とされている。
【0042】ここで、浄化処理ユニット113は、外体
117の上部が浮体112の下部にロープ109で連結
されることで、浮体112に吊り下げられ、この状態で
その軸方向が上下方向に沿わされている。このような連
結構造を採用することにより、浄化処理ユニット113
と浮体112との取り付けが容易となり、水質浄化装置
111の組立ておよび設置性が向上することになる。な
お、浮体112は、上部が水面10a上に位置するとと
もに、吊り下げた浄化処理ユニット113の処理部13
2が水面10a下に位置するようその浮力が設定されて
いる。
【0043】揚水管134の外側には、円筒状の空気噴
出管137が該揚水管134に平行をなした状態で設け
られている。該空気噴出管137は、下部側が屈曲され
て揚水管134内における下端開口部134aより若干
上側の中間所定位置に挿通されており、上端部が取付板
125より上方に突出された状態で、該取付板125に
固定されている。なお、空気噴出管137の揚水管13
4内に位置する部分には、内外を貫通する図示せぬ空気
噴出孔が多数形成されている。この空気噴出管137
は、上端部に連結された連結管138を介して、浮体1
12間に配置された駆動装置114に連結されている。
【0044】外体117の下板部121の下側には、内
側洗浄ノズル140および外側洗浄ノズル141が設け
られている。内側洗浄ノズル140は、下板部121に
沿って延在する一端側が閉塞された円筒状の幹管143
と、該幹管143から多数分岐して下板部121に沿っ
て延在する先端が閉塞された円筒状の枝管144とを有
しており、枝管144には内外を貫通させる図示せぬ空
気噴出孔が多数形成されている。ここで、内側洗浄ノズ
ル140の空気噴出孔の水平方向における形成範囲は、
処理部132の内周側すなわち集水管124側の所定範
囲に一致されている。内側洗浄ノズル140の幹管14
3の他端側は、外体117の外側において鉛直上方に延
在するように屈曲されており、その上端部に連結された
連結管145を介して、駆動装置114に連結されてい
る。
【0045】外側洗浄ノズル141は、下板部121に
沿って延在する一端側が閉塞された円筒状の幹管147
と、該幹管147から多数分岐して下板部121に沿っ
て延在する先端が閉塞された円筒状の枝管148とを有
しており、枝管148には内外を貫通させる図示せぬ空
気噴出孔が多数形成されている。ここで、外側洗浄ノズ
ル141の空気噴出孔の水平方向における形成範囲は、
処理部132の外周側すなわち円筒側板部120側の所
定範囲に一致されている。なお、内側洗浄ノズル140
の空気噴出孔の水平方向における形成範囲と、外側洗浄
ノズル141の空気噴出孔の水平方向における形成範囲
とは完全に分離されており、これらの形成範囲を合わせ
ると、処理部132の水平方向における全範囲と一致す
ることになる。外側洗浄ノズル141の幹管147の他
端側は、外体117の外側において鉛直上方に延在する
ように屈曲されており、その上端部に連結された連結管
149を介して、駆動装置114に連結されている。
【0046】次に、駆動装置114について説明する。
駆動装置114は、その筐体151が連結部材115に
取り付けられている。筐体151内には、図5に示すよ
うに、コンプレッサ152が設けられている。コンプレ
ッサ152の空気吐出側には電磁式の三方切換弁153
が接続されており、該三方切換弁153には、空気噴出
管137側の連結管138と連結管154とが接続され
ている。連結管154には、電磁式の三方切換弁155
が接続されており、該三方切換弁155には、内側洗浄
ノズル140側の連結管145と外側洗浄ノズル141
側の連結管149とが接続されている。
【0047】三方切換弁153は、コンプレッサ152
の吐出側を連結管154に連通させることなく連結管1
38に連通させる状態と、連結管138に連通させるこ
となく連結管154に連通させる状態とに切り換えられ
るようになっている。また、三方切換弁155は、連結
管154を連結管149に連通させることなく連結管1
45に連通させる状態と、連結管145に連通させるこ
となく連結管149に連通させる状態とに切り換えられ
るようになっている。これら、コンプレッサ152、三
方切換弁153および三方切換弁155は、筐体151
内に設けられたコントローラ156に電気的に接続され
ている。このコントローラ156は外部電源に接続され
ており、外部電源からの電力供給および制御を行う。
【0048】すなわち、被処理水を浄化する浄化処理を
行う場合には、コントローラ156が、切換弁153に
よりコンプレッサ152を連結管154に連通させるこ
となく連結管138に連通させる状態とし、コンプレッ
サ152を駆動状態とすると、コンプレッサ152から
の空気が空気噴出管137に供給される。すると、供給
された空気が空気噴出管137の空気噴出孔から噴出さ
れ、気泡となって揚水管134内を下から上へ移動し、
この気泡の移動で、揚水管134内に上方への水流すな
わちエアリフトが生じ、よって揚水管134の内部隙間
部133側の下端開口部134aから内部隙間部133
内の水すなわちすでに処理部132を通過した水を汲み
上げ上部開口部から外部に排出させる。
【0049】これにより、強制的に浄化処理ユニット1
13の主に径方向における外側の被処理水が、外体11
7の円筒側板部120の集水孔から処理部132内に導
入され、処理部132内を半径方向内方に向けて移動し
て集水管124の通水部127の流入孔から内部隙間部
133に至る水流を生じる。その際に、処理部132を
通過する被処理水は、処理部132の外周側部分(水流
の方向における上流側部分)132aを構成する木炭1
23に担持された好気性微生物(後述)により、アオコ
等の藻類や有機質浮遊物質、溶解性有機物質等が分解除
去され、その後、処理部132の内周側部分(水流の方
向における下流側部分)132bを構成する木炭123
に担持された嫌気性微生物(後述)により、N、P等の
無機物が除去されることで浄化される。
【0050】そして、このように浄化処理された水が集
水管124の集水孔から集水体124内に吸引されて揚
水管134から外部に再び排出され、このような水の環
流で浄化対象の水域10が浄化されることになる。この
ときの、コンプレッサ152、切換弁153、連結管1
38、空気噴出管137、集水管124および揚水管1
34が、処理部132の内側から水を吸い込むことによ
り該処理部132に主に半径方向における外側から内側
への水流を発生させるエアリフト式のポンプ158を構
成している。
【0051】ここで、処理部132内を通過する被処理
水の流速が、1〜30(cm/分)程度となるように、
空気噴出管137の図示せぬ空気噴出孔から噴出される
空気量が制御される。
【0052】処理部132を洗浄処理する場合に、例え
ば、コントローラ156が、コンプレッサ152を駆動
状態として、切換弁153を、コンプレッサ152の吐
出側を連結管138に連通させることなく連結管154
に連通させる状態とし、かつ切換弁155を、連結管1
54を連結管149に連通させることなく連結管145
に連通させる状態とする。すると、コンプレッサ152
から連結管154,145を介して内側洗浄ノズル14
0に空気が供給されて、該内側洗浄ノズル140の空気
噴出孔から噴出され、気泡となって、該空気噴出孔の形
成範囲の上側の浄化処理ユニット113の下板部121
の図示せぬ通水孔から処理部132の内周側部分132
bに入り、該処理部132の内周側部分132bを上方
に移動する。この気泡の移動による衝撃等により、処理
部132の内周側部分132bで増加した汚泥等が付着
した微生物膜の一部が木炭123から剥離され、気泡の
移動で生じる水流で浄化処理ユニット113の上板部1
19の通水孔から外側に排出される。このようにして浄
化処理ユニット113の処理部132の内周側部分13
2bのみが洗浄される。
【0053】また、処理部132を洗浄処理する場合
に、例えば、コントローラ156が、コンプレッサ15
2を駆動状態として、切換弁153を、コンプレッサ1
52の吐出側を連結管138に連通させることなく連結
管154に連通させる状態とし、かつ切換弁155を、
連結管154を連結管145に連通させることなく連結
管149に連通させる状態とする。すると、コンプレッ
サ152から連結管154,149を介して外側洗浄ノ
ズル141に空気が供給されて、該外側洗浄ノズル14
1の空気噴出孔から噴出され、気泡となって、該空気噴
出孔の形成範囲の上側の浄化処理ユニット113の下板
部121の図示せぬ通水孔から処理部132の外周側部
分132aに入り、該処理部132の外周側部分132
aを上方に移動する。この気泡の移動による衝撃等によ
り、浄化処理を行うことで処理部132の外周側部分1
32aで増加した汚泥等が付着した微生物膜の一部が木
炭123から剥離され、気泡の移動で生じる水流で浄化
処理ユニット113の上板部119の通水孔から外側に
排出される。このようにして浄化処理ユニット113の
処理部132の外周側部分132aのみが洗浄される。
なお、内側洗浄ノズル140で洗浄される処理部132
の内周側部分132bと、外側洗浄ノズル14で洗浄さ
れる処理部132の外周側部分132aとを合わせる
と、処理部132の全体が洗浄されることになる。
【0054】ここで、以上におけるコンプレッサ15
2、切換弁153、連結管154、切換弁155、連結
管145、内側洗浄ノズル140、連結管149および
外側洗浄ノズル141が、浄化処理ユニット112を洗
浄する洗浄装置159を構成している。
【0055】上述した浄化処理を長期間行い、処理部1
32の目詰りが進み、例えば、別途設けた圧力センサに
より検出した揚水管134の下部における吸込圧力が予
め設定した値以上となったり、あるいはタイマにより一
定期間浄化処理を行ったことが検出されたりした場合に
は、目標とする浄化性能が得られなくなったと判断し
て、洗浄処理を行うことになる。
【0056】そして、第2の実施の形態においては、コ
ントローラ156が、洗浄処理時の処理部132におけ
る洗浄装置159による所定期間当りの空気噴出回数、
空気噴出時の単位時間当りの空気噴出量および空気噴出
時間の少なくともいずれか一つを部分的に異ならせるこ
とにより、処理部132における洗浄装置159による
所定期間当りの空気供給量を部分的に異ならせるように
なっており、結果的に、処理部132の浄化処理時の水
流の方向における上流側である外周側部分132aの所
定期間当りの空気供給量を、下流側である内周側部分1
32bの同じ所定期間当りの空気供給量より大きくする
ように設定されている。
【0057】例えば、空気噴出回数について、外周側部
分132aに対する外側洗浄ノズル141の所定期間当
りの空気噴出回数を内周側部分132bに対する内側洗
浄ノズル140の同じ所定期間当りの空気噴出回数に対
し多くしたり、空気噴出時の単位時間当りの空気噴出量
について外周側部分132aに対する外側洗浄ノズル1
41の噴出量を内周側部分132bに対する内側洗浄ノ
ズル140の噴出量に対し多くしたり、空気噴出時間に
ついて外周側部分132aに対する外側洗浄ノズル14
1の噴出時間を内周側部分132bに対する内側洗浄ノ
ズル140の噴出時間に対し長くしたり、これらを適宜
選択的に組み合わせたりする。
【0058】ここで、処理部132の外周側部分132
aの所定期間当りの空気供給量および内周側部分132
bの同じ所定期間当りの空気供給量の設定値は、今回の
浄化処理と次回の浄化処理との間に実行される一の洗浄
処理によって、外周側部分132aの木炭123の表面
に好気性微生物が生息しやすい厚さの比較的薄い微生物
膜が得られ、かつ内周側部分132bの木炭123の表
面に嫌気性微生物が生息しやすい厚さの厚い微生物膜が
得られるように設定されている。なお、この設定値は、
被処理水の濃度、通水量(処理水量)、通水時間などの
パラメータに対して微生物膜の厚さがどのようになるか
というデータを予め実験的に求めておき、このデータに
基づいて設定されている。
【0059】次に、第2の実施の形態の具体的作動につ
いて図6および図7に示すフローチャートを参照して以
下に説明する。なお、この場合は、タイマにより一定期
間浄化処理を行ったことが検出されると洗浄処理を行う
ものとする。まず、外部電源から電力がコントローラ1
56に供給されると、コントローラ156は、洗浄回数
カウンタCをリセット(C=0)するとともに(ステッ
プS1)、洗浄時期判断タイマt1をリセット(t1=
0)し(ステップS2)てその計時を開始する。
【0060】ここで、洗浄回数カウンタは、処理部13
2の外周側部分132aおよび内周側部分132bのそ
れぞれに対する洗浄回数すなわち空気供給回数を変える
ために用いられるカウンタで、ここでは、処理部132
の外周側部分132aの洗浄回数が予め定められた設定
値C0になった場合に内周側部分132bの洗浄を一回
行うという制御を行うため外周側部分132aの洗浄回
数をカウントするものである。また、洗浄時期判断タイ
マt1は、浄化処理を予め定められた所定期間T0を越
えて行った場合に処理部132の外周側部分132aの
洗浄を一回行うという制御を行うための浄化処理期間を
計時するものである。なお、設定値C0および設定値T
0は、予め実験等により水質浄化に適した値が求められ
てコントローラ156に記憶されており、設定値T0
は、処理部132の外周側部分132aの微生物膜を好
気性微生物が良好に生息できるように薄く維持するよう
に設定されており、設定値C0は、内周側部分132b
の微生物膜を嫌気性微生物が良好に生息できるように比
較的厚く維持するように設定されている。
【0061】次に、コントローラ156は、切換弁15
5を、連結管154が連結管149に連通される状態と
し(ステップS3)、連結管154に空気が供給された
場合に、処理部132の外周側部分132aのみの洗浄
が行われるように予め準備しておく。さらに、コントロ
ーラ156は、切換弁153をコンプレッサ152が連
結管138に連通される状態とし(ステップS4)、コ
ンプレッサ152を駆動させる(ステップS5)。これ
により、連結管138を介して空気噴出管137に空気
が供給され、上述した浄化処理が行われる。
【0062】次に、コントローラ156は、洗浄時期判
断タイマt1について、処理部132の外周側部分13
2aを洗浄するまで浄化処理状態を維持する期間の設定
値T0に対して、t1がT0より大きいか否かを判断す
る(ステップS6)。そして、t1>T0ではない場合
は、十分な期間浄化処理を行い処理部132に目詰りが
生じ浄化性能が低下するような状態になっておらず、浄
化処理状態を維持する期間にあるとして、ステップS6
を繰り返して浄化処理状態を維持する。
【0063】他方、ステップS6において、t1>T0
である場合、コントローラ156は、長期間浄化処理を
行い処理部132に目詰りが生じ浄化性能が低下してい
て、処理部132の外周側部分132aを洗浄する時期
にあるとして、洗浄処理を行う。なお、上述したよう
に、処理部132の内周側部分132bは微生物膜を厚
くして嫌気性微生物を生息させ、外周側部分132aは
微生物膜を薄くして好気性微生物を生息させるため、外
周側部分132aの洗浄回数がC0回(C0>2)とな
ると、内周側部分132bを一回洗浄する。
【0064】ステップS6において、t1>T0である
場合、コントローラ156は、切換弁153を、コンプ
レッサ152が連結管154に連通される状態とする
(ステップS7)。すると、上記ステップS3で、切換
弁155を、連結管154が連結管149に連通される
状態としているため、コンプレッサ152の圧縮空気が
連結管154,149を介して外側洗浄ノズル141に
供給され、外側洗浄ノズル141から噴出されて、処理
部132の外周側部分132aのみを洗浄する。
【0065】次に、コントローラ156は、洗浄時間タ
イマt2をリセット(t2=0)し(ステップS8)、
処理部132の外周側部分132aの洗浄時間の計時を
開始する。そして、洗浄時間タイマt2が予め定められ
た処理部132の洗浄時間Tcに対して、t2>Tcを
満たすか否かを判断する(ステップS9)。そして、t
2>Tcを満たさない場合には、ステップS9の判断を
繰り返し、洗浄時間Tcの間、処理部132の外周側部
分132aの洗浄を続ける。
【0066】他方、ステップS9で、t2>Tcを満た
すと判断した場合に、コントローラ156は、処理部1
32の外周側部分132aの洗浄は終了したとして、洗
浄回数カウンタCが、予め定められた上記設定値C0に
対してC≧C0を満たすか否かを判断する(ステップS
10)。そして、ステップS10でC≧C0を満たすと
判断した場合、コントローラ156は、処理部132の
内周側部分132bを洗浄する時期であると判断して、
切換弁155を、連結管154が連結管145に連通す
る状態に切り換える(ステップS11)。すると、コン
プレッサ152からの圧縮空気が連結管154,145
を介して内側洗浄ノズル140に供給され、内側洗浄ノ
ズル140から噴出されて、処理部132の内周側部分
132bのみを洗浄する。
【0067】次に、コントローラ156は、洗浄時間タ
イマt2をリセット(t2=0)し(ステップS1
2)、処理部132の内周側部分132bの洗浄時間の
計時を開始する。そして、洗浄時間タイマt2が予め定
められた処理部132の洗浄時間Tcに対して、t2>
Tcを満たすか否かを判断する(ステップS13)。そ
して、t2>Tcを満たさない場合には、ステップS1
3の判断を繰り返し、洗浄時間Tcの間、処理部132
の内周側部分132bの洗浄を続ける。
【0068】他方、コントローラ156は、ステップS
13で、t2>Tcを満たすと判断した場合には、処理
部132の内周側部分132bの洗浄は終了したとし
て、洗浄回数カウンタCをリセット(C=0)するとと
もに(ステップS14)、切換弁155を、連結管15
4が連結管149に連通される状態とし(ステップS1
5)、連結管154に空気が供給された場合に、処理部
132の外周側部分132aのみの洗浄が行われる状態
に戻して、後述するステップS17に進む。
【0069】上記したステップS10において、処理部
132の内周側部分132bを洗浄する時期ではないと
判断した場合、コントローラ156は、洗浄回数カウン
タCをC=C+1として(ステップS16)、後述する
ステップS17に進む。
【0070】そして、コントローラ156は、処理部1
32の内周側部分132bの洗浄を行った場合および行
わなかった場合のいずれにおいても、洗浄時期判断タイ
マt1をリセット(t1=0)し(ステップS17)、
その計時を開始する。次に、コントローラ156は、切
換弁153をコンプレッサ152が連結管138に連通
される状態として(ステップS18)、ステップS6に
進む。これにより、連結管138を介して空気噴出管1
37に空気が供給され、上述した浄化処理が行われる。
【0071】以上に述べた第2の実施の形態によれば、
処理部132における洗浄装置159による所定期間当
りの空気供給量を外周側部分132aと内周側部分13
2bとで部分的に異ならせるため、空気供給量の大きい
外周側部分132aは、処理部132内の微生物膜を剥
離させる洗浄能力が高く好気性微生物が生息しやすい薄
い微生物膜となり、空気供給量の小さい内周側部分13
2bは洗浄能力が低く嫌気性微生物が生息しやすい厚い
微生物膜となる。したがって、処理部132の一部であ
る外周側部分132aに好気性微生物を生息させて該好
気性微生物によって被処理水中の有機物を分解し除去す
るとともに、他の一部である内周側部分132bに嫌気
性微生物を生息させて該嫌気性微生物によって被処理水
中のN、P等の無機物を除去することができるため、水
域10の総合的な浄化を効率的に行うことができる。
【0072】しかも、被処理水に空気が多く含まれ好気
性微生物の生息に適する処理部132における被処理水
の流入側である外周側部分132aの所定期間当りの空
気供給量を大きくして好気性微生物が生息しやすい薄い
微生物膜とし、被処理水に含まれる空気が少なく嫌気性
微生物の生息に適する処理部132における被処理水の
流出側である内周側部分132bの同じ所定期間当りの
空気供給量を前記より小さくして嫌気性微生物が生息し
やすい厚い微生物膜とする。このように、浄化処理時の
微生物の生息状態に合わせて洗浄処理を行うことにな
る。したがって、洗浄処理を効率的に行うことができ
る。
【0073】ここで、図6および図7のフローチャート
の場合にように、処理部132の外周側部分132aと
内周側部分132bとで(すなわち部分的に)洗浄装置
159による所定期間当りの空気噴出回数を異ならせる
ことにより、洗浄装置159による所定期間当りの空気
供給量を外周側部分132aと内周側部分132bとで
(すなわち部分的に)異ならせた場合、空気噴出時の単
位時間当りの空気噴出量を調整する場合等に比して、所
定期間当りの空気供給量の調整が容易となるメリットが
ある。すなわち、この場合、外周側部分132aと内周
側部分132bとで空気噴出時の単位時間当りの空気噴
出量を同じにできる。また、外側洗浄ノズル141と内
側洗浄ノズル140とで空気噴出時間を同じにできる。
なお、以上においては、処理部132の外周側部分13
2aと内周側部分132bとで別々に洗浄を行う場合を
例にとり説明したが、内周側部分132bの洗浄時に並
行して外周側部分132aを洗浄してもよい。
【0074】また、処理部132の外周側部分132a
と内周側部分132bとで(すなわち部分的に)、洗浄
装置159による空気噴出時の単位時間当りの空気噴出
量を部分的に異ならせることにより、洗浄装置159に
よる所定期間当りの空気供給量を外周側部分132aと
内周側部分132bとで(すなわち部分的に)異ならせ
ることも可能である。すなわち、具体的には、外側洗浄
ノズル141の空気噴出孔の総断面積と内側洗浄ノズル
140の空気噴出孔の総断面積を異ならせるのである。
この場合、所定期間当りの空気噴出回数を調整する場合
等に比して、所定期間当りの空気供給量の調整を正確に
行うことができるメリットがある。この場合、外周側部
分132aと内周側部分132bとで所定期間当りの空
気噴出回数および空気噴出時間を同一とすることが可能
である。
【0075】さらに、処理部132の外周側部分132
aと内周側部分132bとで(すなわち部分的に)、洗
浄装置159による空気噴出時間を部分的に異ならせる
ことにより、洗浄装置159による所定期間当りの空気
供給量を外周側部分132aと内周側部分132bとで
(すなわち部分的に)異ならせることも可能である。こ
の場合、空気噴出時の単位時間当りの空気噴出量を調整
する場合等に比して、所定期間当りの空気供給量の調整
が容易となるメリットがある。この場合、外周側部分1
32aと内周側部分132bとで所定期間当りの空気噴
出回数を同一とすることが可能であり、外側洗浄ノズル
141と内側洗浄ノズル140とで空気噴出時の単位時
間当りの空気噴出量を同じにできる。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の水質浄化装置によれば、処理部における洗浄装置
による所定期間当りの空気供給量を部分的に異ならせる
ため、処理部の空気供給量の大きい部分は処理部内の微
生物膜を剥離させる洗浄能力が高く好気性微生物が生息
しやすい薄い微生物膜となり、空気供給量の小さい部分
は洗浄能力が低く嫌気性微生物が生息しやすい厚い微生
物膜となる。したがって、一つの処理部の一部に好気性
微生物を生息させて該好気性微生物によって被処理水中
の有機物を分解し除去するとともに、同処理部の他の一
部に嫌気性微生物を生息させて該嫌気性微生物によって
被処理水中のN、P等の無機物を除去することができる
ため、水域の総合的な浄化を効率的に行うことができ
る。
【0077】本発明の請求項2記載の水質浄化装置によ
れば、処理部における洗浄装置による所定期間当りの空
気噴出回数を部分的に異ならせることにより、処理部に
おける洗浄装置による所定期間当りの空気供給量を部分
的に異ならせるため、空気噴出時の単位時間当りの空気
噴出量を調整する場合等に比して、所定期間当りの空気
供給量の調整が容易となる。
【0078】本発明の請求項3記載の水質浄化装置によ
れば、処理部における洗浄装置による空気噴出時の単位
時間当りの空気噴出量を部分的に異ならせることによ
り、処理部における洗浄装置による所定期間当りの空気
供給量を部分的に異ならせるため、所定期間当りの空気
噴出回数を調整する場合等に比して、所定期間当りの空
気供給量の調整を正確に行うことができる。
【0079】本発明の請求項4記載の水質浄化装置によ
れば、処理部における洗浄装置による空気噴出時間を部
分的に異ならせることにより、処理部における洗浄装置
による所定期間当りの空気供給量を部分的に異ならせる
ため、空気噴出時の単位時間当りの空気噴出量を調整す
る場合等に比して、所定期間当りの空気供給量の調整が
容易となる。
【0080】本発明の請求項5記載の水質浄化装置によ
れば、被処理水に空気が多く含まれ好気性微生物の生息
に適する処理部における被処理水の流入側の所定期間当
りの空気供給量を大きくして好気性微生物が生息しやす
い薄い微生物膜とし、被処理水に含まれる空気が少なく
嫌気性微生物の生息に適する処理部における被処理水の
流出側の同じ所定期間当りの空気供給量を前記より小さ
くして嫌気性微生物が生息しやすい厚い微生物膜とす
る。このように、浄化処理時の微生物の生息状態に合わ
せて洗浄処理を行うことになるため、洗浄処理を効率的
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態を
示す側断面図である。
【図2】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態の
浄化処理ユニットの一部を断面とした平面図である。
【図3】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態の
駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図4】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態を
示す側断面図である。
【図5】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態の
駆動装置の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態の
コントローラの制御内容の一部を示すフローチャートで
ある。
【図7】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態の
コントローラの制御内容の他の一部を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
11,111 水質浄化装置 37a,37b,132 処理部 57,158 ポンプ 58,159 洗浄装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通過する被処理水を浄化処理する処理部
    と、該処理部を通過するよう被処理水に水流を発生させ
    るポンプと、前記処理部内に空気を噴出させて洗浄を行
    う洗浄装置とを有する水質浄化装置において、 前記処理部における前記洗浄装置による所定期間当りの
    空気供給量を部分的に異ならせることを特徴とする水質
    浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記処理部における前記洗浄装置による
    所定期間当りの空気噴出回数を部分的に異ならせること
    を特徴とする請求項1記載の水質浄化装置。
  3. 【請求項3】 前記処理部における前記洗浄装置による
    空気噴出時の単位時間当りの空気噴出量を部分的に異な
    らせることを特徴とする請求項1または2記載の水質浄
    化装置。
  4. 【請求項4】 前記処理部における前記洗浄装置による
    空気噴出時間を部分的に異ならせることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか一項記載の水質浄化装置。
  5. 【請求項5】 前記処理部における被処理水の流入側の
    所定期間当りの空気供給量を、処理部の流出側の前記所
    定期間当りの空気供給量よりも大きくすることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれか一項記載の水質浄化装
    置。
JP24418098A 1998-08-28 1998-08-28 水質浄化装置 Withdrawn JP2000070624A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24418098A JP2000070624A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 水質浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24418098A JP2000070624A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 水質浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000070624A true JP2000070624A (ja) 2000-03-07

Family

ID=17114965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24418098A Withdrawn JP2000070624A (ja) 1998-08-28 1998-08-28 水質浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000070624A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000690A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Ntt Facilities Inc 動力一体水ろ過装置及びそれを含む動力一体水ろ過システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000690A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Ntt Facilities Inc 動力一体水ろ過装置及びそれを含む動力一体水ろ過システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3676157B2 (ja) 泡沫分離装置及びそれを用いた水浄化システム
JP2000070624A (ja) 水質浄化装置
JP3221307B2 (ja) 浮体付水質浄化装置
JP3827410B2 (ja) 膜分離装置用散気装置
JP2000042581A (ja) 水質浄化装置
JP3479632B2 (ja) 排水処理装置
JPH10249367A (ja) 汚水浄化装置
JPH10151473A (ja) 水質浄化装置
JP3020088B2 (ja) 微生物馴致濾過槽
JPH11347580A (ja) 水質浄化装置
JPH11253713A (ja) 水質浄化装置
JPH09253675A (ja) 浄化処理装置
JP2002102885A (ja) 水質浄化装置
JPH1170389A (ja) 水質浄化装置
JPH1015532A (ja) 複合的水域浄化装置
JP2713852B2 (ja) 浄化処理装置
JPH10151310A (ja) 水質浄化装置
JP2002035778A (ja) 水質浄化装置
JP3732488B2 (ja) 排水処理装置
JP3342812B2 (ja) 水質浄化装置
JP2005152778A (ja) ろ過槽およびろ過槽内の洗浄方法
JP2001149973A (ja) 水質浄化装置
JPH1028986A (ja) 水質浄化装置
JPH11319824A (ja) 水面浮遊生物の沈降方法及び装置
JPH1119424A (ja) 水質浄化装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20041125

A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101