JPH10151473A - 水質浄化装置 - Google Patents

水質浄化装置

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JPH10151473A
JPH10151473A JP8315191A JP31519196A JPH10151473A JP H10151473 A JPH10151473 A JP H10151473A JP 8315191 A JP8315191 A JP 8315191A JP 31519196 A JP31519196 A JP 31519196A JP H10151473 A JPH10151473 A JP H10151473A
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air
water
filter
processing unit
cleaning
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JP8315191A
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Daisuke Tanabe
大輔 田辺
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Tokico Ltd
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Tokico Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタ全体に安定した溶存酸素量を維持さ
せることができ、安定した浄化能力が得られる水質浄化
装置を提供する。 【解決手段】 好気性微生物が担持されたフィルタ32
と、該フィルタ32を通過するよう水流を発生させるポ
ンプ58とを有するものであって、ポンプ58の作動中
において常に空気をフィルタ32の周囲または内部に供
給する空気供給手段60を設けてなることにより、空気
供給手段60が、ポンプ58の作動中において常に空気
をフィルタ32の周囲または内部に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖沼、池、
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象において、水質汚
染対策として水を浄化する水質浄化装置を設置すること
が行われている。このような水質浄化装置として、好気
性微生物が担持されたフィルタと、該フィルタを通過す
るよう水流を発生させるポンプとを有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような好気性微
生物が担持されたフィルタと、該フィルタを通過するよ
う水流を発生させるポンプとを有する水質浄化装置を用
いた場合、フィルタは場所によって溶存酸素量が不足す
ることがあり、このような溶存酸素量が不足した部分に
ついては、好気性微生物の生息の度合いが他より低くな
り、安定した浄化能力が得られないという問題があっ
た。したがって、本発明の目的は、フィルタ全体に安定
した溶存酸素量を維持させることができ、安定した浄化
能力が得られる水質浄化装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の水質浄化装置は、好気性微
生物が担持されたフィルタと、該フィルタを通過するよ
う水流を発生させるポンプとを有するものであって、前
記ポンプの作動中において常に空気を前記フィルタの周
囲または内部に供給する空気供給手段を設けてなること
を特徴としている。これにより、空気供給手段が、ポン
プの作動中において常に空気をフィルタの周囲または内
部に供給するため、フィルタ全体に安定した溶存酸素量
を維持させることができ、安定した浄化能力を得ること
ができる。
【0005】本発明の請求項2記載の水質浄化装置は、
請求項1記載のものに関して、前記フィルタに空気を噴
出させることにより該フィルタを洗浄する洗浄装置を有
しており、前記空気供給手段は、前記ポンプの作動中に
おいて常に空気を噴出させる前記洗浄装置であることを
特徴としている。これにより、ポンプの作動中において
常に空気を洗浄装置で噴出させることにより、該洗浄装
置で空気供給手段を構成するため、空気供給手段を別途
設ける必要がなく、コストダウンを図ることができる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の水質浄化装置の第1の実
施の形態を図1〜図3を参照して以下に説明する。ま
ず、図1において符号11で示すものが水質浄化装置で
ある。この水質浄化装置11は、池あるいは湖沼等の浄
化対象の水域10に浮遊されて用いられるもので、水に
浮せるための二つの浮体12と、これら浮体12の下側
にロープ9により着脱自在に支持されて水面10a下に
配置されるフィルタカートリッジ13と、二つの浮体1
2間に配置された駆動装置14とを有している。ここ
で、二つの浮体12および駆動装置14は、連結部材1
5を介して互いに連結固定されている。なお、以下の説
明における上下は、浮体12で浄化対象の水域10に浮
かされた状態における上下である。
【0007】まず、フィルタカートリッジ13について
説明する。フィルタカートリッジ13は、ステンレス鋼
板や塩化ビニル等の非腐食性の部材や非腐食処理された
鋼板等にて略円筒状に形成された外体17を有してお
り、該外体17は、外体17の上面を構成する有孔円板
状の上面部19と、外体17の外側面を構成する円筒状
の側面部20と、外体17の下面を構成する円板状の下
面部21とで構成されている。この外体17は、その上
面部19、側面部20および下面部21の全面に、内外
を貫通させる図示せぬ集水孔が多数形成されている。な
お、集水孔は、外体17の内部に担持される濾過材とし
ての木炭23を通過させることがないようその粒径より
も小さい径で形成されている。
【0008】外体17の内側には、略有底円筒状に形成
された集水管24が、外体17と同軸状に配置されかつ
その開口側が上側に配置されるように、上面部19の孔
から挿入されており、この状態で上面部19に取付板2
5を介して固定されている。この集水管24は、例えば
塩化ビニール等で形成されており、軸線方向における中
央の所定範囲のみが全周にわたって、内外を流通させる
図示せぬ流入孔が多数所定間隔で穿設された通水部27
とされている。また、集水管24の通水部27の径方向
における外側には、通水部27の外側を覆うように円筒
状をなして、網部29が設けられており、該網部29
は、集水管24の軸線方向における通水部27の両外側
に取り付けられた上下の取付部材30を介して固定され
ている。この網部29は、濾過材としての木炭23が通
過することがないようその粒径よりも小さい網目で形成
されており、通水部27の流入孔が木炭23で閉塞され
ることを防止する。
【0009】そして、外体17と集水管24と網部29
とで囲まれる環状の隙間には、外体17の集水孔および
網部29のすべての網目より径大の濾過材としての木炭
23が充填されしかも有機物を分解する好気性の微生物
が担持されて処理部(フィルタ)32が形成されてい
る。取付板25には、取付板25および集水管24で画
成される内部隙間部33内に延在するよう塩化ビニール
等からなる両端開口の円筒状の揚水管34が、集水管2
4と同軸をなしかつその外周面が集水管24の内周面と
所定の間隔をあけた状態で固定されている。この固定状
態で、揚水管34は、集水管24の底部24aの若干上
側位置まで延在して下端開口部34aを開口させてお
り、図示せぬ上端開口部を取付板25から上側に開口さ
せている。これにより、内部隙間部33は処理部32ま
たは揚水管34を介する以外でのフィルタカートリッジ
13の外部への連通が不可とされている。
【0010】ここで、フィルタカートリッジ13は、外
体17の上部が浮体12の下部にロープ9で連結される
ことで、浮体12に吊り下げられ、この状態でその軸方
向が上下方向に沿わされている。このような連結構造を
採用することにより、フィルタカートリッジ13と浮体
12との取り付けが容易となり、水質浄化装置11の組
立ておよび設置性が向上することになる。なお、浮体1
2は、上部が水面10a上に位置するとともに、吊り下
げたフィルタカートリッジ13の処理部32が水面10
a下に位置するようその浮力が設定されている。
【0011】揚水管34の外側には、円筒状の空気噴出
管37が該揚水管34に平行をなした状態で設けられて
いる。該空気噴出管37は、下部側が屈曲されて揚水管
34内における下端開口部34aより若干上側の中間所
定位置に挿通されており、上端部が取付板25より上方
に突出された状態で、該取付板25に固定されている。
なお、空気噴出管37の下部側には、内外を貫通する図
示せぬ空気噴出孔が多数形成されている。この空気噴出
管37は、上端部に連結された連結管40を介して、浮
体12間に配置された駆動装置14に連結されている。
【0012】外体17の下面部21の下側には、下面部
21と平行をなしてその略径方向に延在する洗浄ノズル
42が固定支持されている。この洗浄ノズル42には、
その内部を外部に連通させる図示せぬ空気噴出孔がほぼ
全長にわたって多数形成されており、連結管44を介し
て駆動装置14に連結されている。なお、洗浄ノズル4
2を下面部21の下側で一つまたは複数の輪状に形成
し、その円周方向に空気噴出孔を複数形成するようにし
てもよい。
【0013】そして、この実施の形態では、外体17の
下面部21の下側に、洗浄ノズル42とは別に、下面部
21と平行をなしてその略径方向に延在する空気供給ノ
ズル46が固定支持されている。この空気供給ノズル4
6には、その内部を外部に連通させる図示せぬ空気噴出
孔がほぼ全長にわたって多数形成されており、連結管4
7を介して駆動装置14に連結されている。なお、空気
供給ノズル46を下面部21の下側で一つまたは複数の
輪状に形成し、その円周方向に空気噴出孔を複数形成す
るようにしてもよい。
【0014】次に、駆動装置14について説明する。駆
動装置14は、その筐体49が、下部を水面10a下に
配置させるように、連結部材15に取り付けられてい
る。筐体49内には、図2に示すように、空気を供給す
るためのコンプレッサ50と、外部電源48にケーブル
51を介して接続されるとともにコンプレッサ50に接
続されるコントローラ52とが設けられている。またコ
ンプレッサ50の空気吐出管50aは三方に分岐され
て、空気噴出管37側の連結管40、洗浄ノズル42側
の連結管44および空気供給ノズル46側の連結管47
にそれぞれ接続されており、それぞれの連結位置には、
コントローラ52により開閉制御される電磁式の弁5
4,55,56が筐体49内において設けられている。
【0015】そして、コントローラ52が弁54を開状
態とし、コンプレッサ50と空気噴出管37側の連結管
40とを連通させると、空気が空気噴出管37に供給さ
れる。すると、供給された空気が空気噴出管37の空気
噴出孔から噴出され、気泡となって揚水管34内を下か
ら上へ移動し、この気泡の移動で、揚水管34内に上方
への水流すなわちエアリフトが生じ、よって揚水管34
の内部隙間部33側の下端開口部34aから内部隙間部
33内の水すなわちすでに処理部32を通過した水を汲
み上げ上部開口部から外部に排出させる。
【0016】これにより、強制的にフィルタカートリッ
ジ13の外側の水すなわち特にアオコ等の藻類を多く含
む水面10a近傍の水が、外体17の集水孔から処理部
32内に至り集水管24の通水部27の流入孔から内部
隙間部33に至る。そして、上記処理部32の通過時
に、処理部32を構成する木炭23に担持された好気性
微生物により、アオコ等の藻類や有機質浮遊物質、溶解
性有機物質等が分解されることで水が浄化される。この
ようにして、処理部32で浄化された水が揚水管34か
ら外部に再び排出され、このような水の環流で浄化対象
の水域10が浄化されることになる。なお、コンプレッ
サ50から空気噴出管37への空気の供給量は、例え
ば、水が処理部32を0.5〜4(cm/分)程度の速
度で通過するように設定される。
【0017】他方、コントローラ52が弁55を開状態
とし、コンプレッサ50と洗浄ノズル42側の連結管4
4とを連通させると、供給された空気が洗浄ノズル42
の空気噴出孔から噴出される。すると、該空気は、気泡
となって、下面部21の集水孔から導入されて処理部3
2内を主として上方に移動する。この気泡の移動による
衝撃等で、処理部32を構成する木炭23に振動が生じ
て、付着した微生物の分解後のフン等のゴミが剥離等さ
れ、該ゴミは気泡の移動で生じる水流で処理部32の外
部に運搬される。このようにして処理部32内に溜まっ
たゴミが除去され、処理部32が洗浄される。
【0018】加えて、コントローラ52が弁56を開状
態とし、コンプレッサ50と空気供給ノズル46側の連
結管47とを連通させると、供給された空気が空気供給
ノズル46の空気噴出孔から噴出される。すると、該空
気は、気泡となって、下面部21の集水孔から導入され
て処理部32内を主として上方に移動するとともに、処
理部32の外周外側を上方に移動する。このような気泡
の移動で、処理部32の内外に空気を供給する。そし
て、処理部32内に供給された空気は処理部32に存在
する水に溶け込み、また処理部32外の周囲に供給され
た空気は、これから処理部32に吸引される水に溶け込
むことになる。
【0019】上記水質浄化装置11は、風等により移動
しないように、岸に図示せぬロープやワイヤ等で浮体1
2が連結されている。ここで、上記コンプレッサ50、
空気吐出管50a、連結管40、空気噴出管37および
揚水管34が、エアリフトポンプ(ポンプ)58を構成
しており、コンプレッサ50、空気吐出管50a、連結
管44および洗浄ノズル42が洗浄装置(空気供給手
段)59を構成していて、さらに、コンプレッサ50、
空気吐出管50a、連結管47および空気供給ノズル4
6が空気供給装置(空気供給手段)60を構成してい
る。
【0020】なお、第1の実施の形態において、コント
ローラ52は、水を浄化する浄化処理時には、弁54,
56を開状態とし弁55を閉状態とすることで、洗浄装
置59を非作動状態としてエアリフトポンプ58と空気
供給装置60とを作動状態とし、他方、処理部32を洗
浄する洗浄処理時には、弁54,56を閉状態とし弁5
5を開状態とすることで、エアリフトポンプ58と空気
供給装置60とを非作動状態として洗浄装置59を作動
状態とする。
【0021】また、コンプレッサ50の空気吐出管50
aの分岐部分から空気供給ノズル46の空気噴出孔まで
の流路上には、絞りが設けられており、該絞りにより、
空気供給ノズル46の空気噴出量が微小となるよう流体
抵抗が調整されている。具体的には、弁54,56を開
状態とし弁55を閉状態とした浄化処理時における空気
供給ノズル46からの空気噴出量が、エアリフトポンプ
58の空気噴出管37からの空気噴出量より大幅に小さ
く、かつ弁54,56を閉状態とし弁55のみを開状態
とした洗浄処理時における洗浄ノズル42からの空気噴
出量より大幅に小さくなるように絞りが設定されてい
る。この結果、浄化処理時における処理部32への空気
噴出量が、洗浄処理時における処理部32への空気噴出
量より小さくなる。なお、浄化処理時における空気供給
ノズル46からの空気噴出量は、処理部32内の木炭2
3を振動させて洗浄を行ってしまうことがない程度の量
に設定される。
【0022】次に、第1の実施の形態におけるコントロ
ーラ52の制御内容について図3に示すフローチャート
を参照して説明する。まず、外部電源48から電力がコ
ントローラ52に供給されると、コントローラ52はコ
ンプレッサ50が連結管40および連結管47に接続さ
れるように弁54,56を開弁状態とし弁55を閉弁状
態とする(ステップSA1)。そして、コンプレッサ5
0を駆動し(ステップSA2)、連結管40および連結
管47に圧縮空気を供給させる。
【0023】これにより、揚水管34内に上方への水流
すなわちエアリフトが生じ、よって、強制的にフィルタ
カートリッジ13の外側の水が、外体17の集水孔から
処理部32内に至り集水管24の通水部27の流入孔か
ら内部隙間部33に至って浄化された後、揚水管34か
ら外部に再び排出され、このような水の環流で浄化対象
の水域10が浄化されるとともに、空気供給ノズル46
の空気噴出孔から微小量の空気が噴出されて、処理部3
2の内部と外周の外側に空気を供給する。
【0024】長時間浄化処理を行って処理部32の目詰
まりが進み、目標とする浄化処理性能が得られないよう
な場合には、処理部32の洗浄処理を行うことになる。
ここで、コントローラ52は、例えば、図示せぬ圧力セ
ンサで揚水管34の下部における吸い込み圧力があらか
じめ設定された値以上になった場合や、タイマで計時さ
れる浄化処理の継続時間があらかじめ設定された所定時
間を経過した場合に、洗浄処理の時期になったと判定し
て洗浄処理を実行させる。
【0025】すなわち、コントローラ52は、上記のよ
うな基準で洗浄処理の時期であるか否かを判定し(ステ
ップSA3)、また洗浄処理の時期でない場合は、ステ
ップSA3の判定を繰り返して、通常の浄化処理を続け
る一方、洗浄処理の時期になった場合、コンプレッサ5
0が連結管44のみに接続されるように弁54,56を
閉弁状態とし弁55を開弁状態とする(ステップSA
4)。これにより、コンプレッサ50の空気吐出管50
aが連結管44のみに連通され、洗浄ノズル42の空気
噴出孔から空気が噴出されて、気泡となり、下面部21
の集水孔から導入されて処理部32内を移動して、木炭
23に振動を生じさせてゴミの剥離および外部への運搬
を行う。このようにして処理部32内に溜まったゴミが
除去され、処理部32が洗浄される。
【0026】次に、コントローラ52は、タイマtをリ
セットし(ステップSA5)、処理部32の洗浄時間の
計時を開始する。そして、あらかじめ設定されている処
理部32の設定洗浄時間Tが経過したか否かを判定する
ために、タイマtにより、t≧Tか否かを判定し(ステ
ップSA6)、t≧Tを満たさない場合はステップSA
6を繰り返して洗浄処理を続ける一方、t≧Tを満たす
場合は、処理部32の洗浄が終了したとして、弁54,
56を開弁状態とし、弁55を閉弁状態として(ステッ
プSA7)、ステップSA3に戻る。
【0027】このような構成の第1の実施の形態によれ
ば、エアリフトポンプ58の作動中すなわち浄化処理中
において常に、洗浄装置59の洗浄ノズル42から、微
小量の空気を処理部32の周囲および内部に供給するこ
とになるため、処理部32の木炭23に振動等を発生さ
せることなく、その全体に安定した溶存酸素量を維持さ
せることができ、好気性微生物が生息しやすく、安定し
た浄化能力を得ることができる。しかも、エアリフトポ
ンプ58の非作動中すなわち洗浄処理中においても、洗
浄装置59の洗浄ノズル42から、結果的に空気を処理
部32の周囲および内部に供給することになるため、常
時空気を処理部32の周囲および内部に供給することに
なり、よって、処理部32の全体により安定した溶存酸
素量を維持させることができ、より安定した浄化能力を
得ることができる。加えて、空気供給ノズル46からの
空気噴出により、浄化処理中に処理部32内に上方向へ
の流れが生じるため、処理部32の上部からは処理部3
2に水を吸い込みにくくなる。その結果、揚水管34を
上昇して処理部32の上側に排出される浄化処理直後の
水を吸い込むことが防止されるため、全体としての浄化
処理効率の低下を防止できる。
【0028】次に、本発明の水質浄化装置の第2の実施
の形態を、図4〜図6を参照して、第1の実施の形態と
の相違部分を中心に以下に説明する。なお、第1の実施
の形態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略
す。第2の実施の形態においては、第1の実施の形態に
おける空気供給ノズル46および連結管47が設けられ
ておらず、よって、図5に示すように、駆動装置14の
筐体46内において、コンプレッサ50の空気吐出管5
0aは二方に分岐されて、空気噴出管37側の連結管4
0および洗浄ノズル42側の連結管44にそれぞれ接続
されており、それぞれの連結位置には、コントローラ5
2により開閉制御される電磁式の弁54,62が筐体4
9内において設けられている。ここで、第2の実施の形
態においては、洗浄ノズル42側の弁62が開時におけ
る通過流体の流体抵抗が調整可能とされている。具体的
は、弁62は、流体抵抗の小さい全開状態と、流体抵抗
の大きい微小開状態とに切り換えられるようになってい
る。
【0029】そして、第2の実施の形態において、コン
トローラ52は、水を浄化する浄化処理時には、弁54
を開状態とし弁62を微小開状態とし、他方、処理部3
2を洗浄する洗浄処理時には、弁54を閉状態とし弁6
2を全開状態とする。ここで、弁54を開状態とし弁6
2を微小開状態とした浄化処理時における洗浄ノズル4
2からの空気噴出量が、空気噴出管37からの空気噴出
量より大幅に小さく、かつ弁54を閉状態とし弁62を
全開状態とした洗浄処理時における洗浄ノズル42から
の空気噴出量より大幅に小さくなるように弁62の微小
開時の流体抵抗が設定されている。この結果、第1の実
施の形態と同様、浄化処理時における処理部32への空
気噴出量が、洗浄処理時における処理部32への空気噴
出量より小さくなるように設定されることになり、しか
も、浄化処理時における洗浄ノズル42からの空気噴出
量は、処理部32内の木炭23を振動させて洗浄を行っ
てしまうことがない程度の量に設定されている。
【0030】次に、第2の実施の形態におけるコントロ
ーラ52の制御内容について図6に示すフローチャート
を参照して説明する。まず、外部電源48から電力がコ
ントローラ52に供給されると、コントローラ52は弁
54を開弁状態とし弁62を微小開状態とする(ステッ
プSB1)。そして、コンプレッサ50を駆動し(ステ
ップSB2)、連結管40および連結管44に圧縮空気
を供給させる。
【0031】これにより、揚水管34内に上方への水流
すなわちエアリフトが生じ、よって、強制的にフィルタ
カートリッジ13の外側の水が、外体17の集水孔から
処理部32内に至り集水管24の通水部27の流入孔か
ら内部隙間部33に至って浄化された後、揚水管34か
ら外部に再び排出され、このような水の環流で浄化対象
の水域10が浄化されるとともに、洗浄ノズル42の空
気噴出孔から微小量の空気が噴出されて、処理部32の
内外に空気を供給する。
【0032】次に、コントローラ52は、第1の実施の
形態と同様の基準で洗浄処理の時期であるか否かを判定
し(ステップSB3)、また洗浄処理の時期でない場合
は、ステップSB3の判定を繰り返して、通常の浄化処
理を続ける一方、洗浄処理の時期になった場合、弁54
を閉弁状態とし弁62を全開状態とする(ステップSB
4)。これにより、コンプレッサ50の空気が洗浄ノズ
ル42の空気噴出孔から大量に噴出されて、気泡とな
り、下面部21の集水孔から導入されて処理部32内を
移動して、木炭23に振動を生じさせてゴミの剥離およ
び外部への運搬を行う。このようにして処理部32内に
溜まったゴミが除去され、処理部32が洗浄される。
【0033】次に、コントローラ52は、タイマtをリ
セットし(ステップSB5)、処理部32の洗浄時間の
計時を開始する。そして、あらかじめ設定されている処
理部32の設定洗浄時間Tが経過したか否かを判定する
ために、タイマtにより、t≧Tか否かを判定し(ステ
ップSB6)、t≧Tを満たさない場合はステップSB
6を繰り返して洗浄処理を続ける一方、t≧Tを満たす
場合は、処理部32の洗浄が終了したとして、弁54を
開弁状態とし、弁62を微小開状態として(ステップS
B7)、ステップSB3に戻る。
【0034】このような構成の第2の実施の形態によれ
ば、第1の実施の形態と同様の効果を奏することは勿
論、エアリフトポンプ58の作動中すなわち浄化処理中
において常に、処理部32の木炭23に振動等を発生さ
せることない程度の微小量の空気を洗浄装置59で処理
部32の周囲および内部に供給することになるため、こ
のような空気供給のための装置を別途設ける必要がな
く、コストダウンを図ることができる。
【0035】なお、以上の第1,第2の実施の形態にお
いては、いずれにおいても、浄化処理中において常に、
空気を処理部32の周囲および内部に供給する場合を例
にとり説明したが、処理部32の周囲または内部のいず
れか一方に供給してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の水質浄化装置によれば、空気供給手段が、ポンプ
の作動中において常に空気をフィルタの周囲または内部
に供給するため、フィルタ全体に安定した溶存酸素量を
維持させることができ、安定した浄化能力を得ることが
できる。
【0037】本発明の請求項2記載の水質浄化装置によ
れば、上記に加えて、ポンプの作動中において常に空気
を洗浄装置で噴出させることにより、該洗浄装置で空気
供給手段を構成するため、空気供給手段を別途設ける必
要がなく、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態を
示す側断面図である。
【図2】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態の
駆動装置等の構成を示すブロック図である。
【図3】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態の
コントローラの制御内容を示すフローチャートである。
【図4】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態を
示す側断面図である。
【図5】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態の
駆動装置等の構成を示すブロック図である。
【図6】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態の
コントローラの制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
32 処理部(フィルタ) 58 エアリフトポンプ(ポンプ) 59 洗浄装置(空気供給手段) 60 空気供給装置(空気供給手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 好気性微生物が担持されたフィルタと、
    該フィルタを通過するよう水流を発生させるポンプとを
    有する水質浄化装置において、 前記ポンプの作動中において常に空気を前記フィルタの
    周囲または内部に供給する空気供給手段を設けてなるこ
    とを特徴とする水質浄化装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタに空気を噴出させることに
    より該フィルタを洗浄する洗浄装置を有しており、 前記空気供給手段は、前記ポンプの作動中において常に
    空気を噴出させる前記洗浄装置であることを特徴とする
    請求項1記載の水質浄化装置。
JP8315191A 1996-11-26 1996-11-26 水質浄化装置 Withdrawn JPH10151473A (ja)

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