JPH119916A - 水質浄化装置 - Google Patents
水質浄化装置Info
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- JPH119916A JPH119916A JP9164771A JP16477197A JPH119916A JP H119916 A JPH119916 A JP H119916A JP 9164771 A JP9164771 A JP 9164771A JP 16477197 A JP16477197 A JP 16477197A JP H119916 A JPH119916 A JP H119916A
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- water
- pipe
- plate portion
- treatment part
- water collecting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 浄化能力を低下させることなく流路断面積を
略一定として処理部全体を有効に使用することができる
水質浄化装置を提供する。 【解決手段】 通過する被処理水を浄化処理する処理部
32と、処理部32の始端に設けられた導入部30と、
処理部32の終端に設けられ、被処理水を吸引すること
により水流を生じさせて処理部32に始端から終端に向
け水を通過させる集水部35とを有し、処理部32を螺
旋状に形成してなることにより、流路を180゜折り返
すことなく流路断面積を略一定させる。
略一定として処理部全体を有効に使用することができる
水質浄化装置を提供する。 【解決手段】 通過する被処理水を浄化処理する処理部
32と、処理部32の始端に設けられた導入部30と、
処理部32の終端に設けられ、被処理水を吸引すること
により水流を生じさせて処理部32に始端から終端に向
け水を通過させる集水部35とを有し、処理部32を螺
旋状に形成してなることにより、流路を180゜折り返
すことなく流路断面積を略一定させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば湖沼、池、
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
ダム、溜池、貯水池、河川、用水路、堀、運河、水槽等
において水を浄化する水質浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】湖沼、池、ダム、溜池、貯水池、河川、
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象において、水質汚
染対策として水を浄化する水質浄化装置を設置すること
が行われている。このような水質浄化装置として、通過
する被処理水を浄化処理する筒状の処理部と、該処理部
の内側から被処理水を吸引することにより水流を生じさ
せて処理部に外周側から内周側へ水を通過させる集水部
とを有するものがある。
用水路、堀、運河、水槽等の浄化対象において、水質汚
染対策として水を浄化する水質浄化装置を設置すること
が行われている。このような水質浄化装置として、通過
する被処理水を浄化処理する筒状の処理部と、該処理部
の内側から被処理水を吸引することにより水流を生じさ
せて処理部に外周側から内周側へ水を通過させる集水部
とを有するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】水質浄化装置において
は、処理部で浄化処理を行うための最適な被処理水の通
過流速があるが、上記の装置では、筒状の処理部に外周
側から内周側への水流を発生させるものであるため、流
路断面積が外周側より内周側の方が小さく、その結果、
処理部の内周側における通過流速が速くなってしまう。
したがって、該内周側部分においては浄化処理を十分に
行うことが困難となってしまい、処理部の全体を有効に
使用することができないという問題があった。このた
め、図5に示すように、処理部の形状を流路が順次18
0゜折り返すようにして流路断面積を略一定とすること
も考えたが、このように構成すると、180゜流路の方
向が変更されることで流路抵抗が大幅に増大し、処理部
内に取り込む被処理水の量が減少してしまい、結果とし
て浄化能力が低下してしまうという問題の発生が予想さ
れた。したがって、本発明の目的は、浄化能力を低下さ
せることなく流路断面積を略一定として処理部全体を有
効に使用することができる水質浄化装置を提供すること
である。
は、処理部で浄化処理を行うための最適な被処理水の通
過流速があるが、上記の装置では、筒状の処理部に外周
側から内周側への水流を発生させるものであるため、流
路断面積が外周側より内周側の方が小さく、その結果、
処理部の内周側における通過流速が速くなってしまう。
したがって、該内周側部分においては浄化処理を十分に
行うことが困難となってしまい、処理部の全体を有効に
使用することができないという問題があった。このた
め、図5に示すように、処理部の形状を流路が順次18
0゜折り返すようにして流路断面積を略一定とすること
も考えたが、このように構成すると、180゜流路の方
向が変更されることで流路抵抗が大幅に増大し、処理部
内に取り込む被処理水の量が減少してしまい、結果とし
て浄化能力が低下してしまうという問題の発生が予想さ
れた。したがって、本発明の目的は、浄化能力を低下さ
せることなく流路断面積を略一定として処理部全体を有
効に使用することができる水質浄化装置を提供すること
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の水質浄化装置は、通過する被処理水を浄化
処理する処理部と、該処理部の始端に設けられた導入部
と、該処理部の終端に設けられ、被処理水を吸引するこ
とにより水流を生じさせて前記処理部に始端から終端に
向け水を通過させる集水部とを有するものであって、前
記処理部を螺旋状に形成してなることを特徴としてい
る。これにより、処理部が螺旋状をなすため、流路を1
80゜折り返すことなくとも流路断面積を略一定させる
ことができる。
め、本発明の水質浄化装置は、通過する被処理水を浄化
処理する処理部と、該処理部の始端に設けられた導入部
と、該処理部の終端に設けられ、被処理水を吸引するこ
とにより水流を生じさせて前記処理部に始端から終端に
向け水を通過させる集水部とを有するものであって、前
記処理部を螺旋状に形成してなることを特徴としてい
る。これにより、処理部が螺旋状をなすため、流路を1
80゜折り返すことなくとも流路断面積を略一定させる
ことができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の水質浄化装置の第1の実
施の形態を図1を参照して以下に説明する。まず、図1
において符号11で示すものが水質浄化装置である。こ
の水質浄化装置11は、池あるいは湖沼等の浄化対象の
水域10に浮遊されて用いられるもので、水に浮せるた
めの二つの浮体12と、これら浮体12の下側にロープ
9により着脱自在に支持されて水面10a下に配置され
るフィルタカートリッジ13と、二つの浮体12間に配
置された駆動装置14とを有している。ここで、二つの
浮体12および駆動装置14は、連結部材15を介して
互いに連結固定されている。なお、以下の説明における
上下は、浮体12で浄化対象の水域10に浮かされた状
態における上下である。
施の形態を図1を参照して以下に説明する。まず、図1
において符号11で示すものが水質浄化装置である。こ
の水質浄化装置11は、池あるいは湖沼等の浄化対象の
水域10に浮遊されて用いられるもので、水に浮せるた
めの二つの浮体12と、これら浮体12の下側にロープ
9により着脱自在に支持されて水面10a下に配置され
るフィルタカートリッジ13と、二つの浮体12間に配
置された駆動装置14とを有している。ここで、二つの
浮体12および駆動装置14は、連結部材15を介して
互いに連結固定されている。なお、以下の説明における
上下は、浮体12で浄化対象の水域10に浮かされた状
態における上下である。
【0006】まず、フィルタカートリッジ13について
説明する。フィルタカートリッジ13は、ステンレス鋼
板や塩化ビニル等の非腐食性の部材や非腐食処理された
鋼板等にて略円筒状に形成された外体17を有してお
り、該外体17は、外体17の上面を構成する有孔円板
状の上板部18と、外体17の外側面を構成する円筒状
の側板部20と、外体17の下面を構成する円板状の下
板部21と、該下板部21の上側に配置された台板部2
2とで構成されている。台板部22には、上下に貫通す
る図示せぬ貫通孔が多数形成されている。また、上板部
18および下板部21にも上下に貫通する図示せぬ貫通
孔が多数形成されており、これら上板部18および下板
部21にはそれぞれ、貫通孔を全て開放させる状態と閉
塞させる状態とに切り換える図示せぬ開閉機構が設けら
れている。
説明する。フィルタカートリッジ13は、ステンレス鋼
板や塩化ビニル等の非腐食性の部材や非腐食処理された
鋼板等にて略円筒状に形成された外体17を有してお
り、該外体17は、外体17の上面を構成する有孔円板
状の上板部18と、外体17の外側面を構成する円筒状
の側板部20と、外体17の下面を構成する円板状の下
板部21と、該下板部21の上側に配置された台板部2
2とで構成されている。台板部22には、上下に貫通す
る図示せぬ貫通孔が多数形成されている。また、上板部
18および下板部21にも上下に貫通する図示せぬ貫通
孔が多数形成されており、これら上板部18および下板
部21にはそれぞれ、貫通孔を全て開放させる状態と閉
塞させる状態とに切り換える図示せぬ開閉機構が設けら
れている。
【0007】外体17の内側には、略有底円筒状に形成
された集水管24が、外体17と同軸状に配置されその
開口側が上側に配置されるとともにその底部24aが台
板部22に当接するように、上板部18の孔から挿入さ
れており、この状態で上板部18に取付板25を介して
固定されている。この集水管24は、例えば塩化ビニル
等で形成されている。
された集水管24が、外体17と同軸状に配置されその
開口側が上側に配置されるとともにその底部24aが台
板部22に当接するように、上板部18の孔から挿入さ
れており、この状態で上板部18に取付板25を介して
固定されている。この集水管24は、例えば塩化ビニル
等で形成されている。
【0008】そして、この実施の形態においては、集水
管24を中心とした螺旋状の仕切板部27が設けられて
いる。この仕切板部27はその螺旋の全長にわたって上
板部18と台板部22との間を連結させる幅を有してお
り、その内端縁部が集水管24の外側に、その外端縁部
が側板部20の内側に、それぞれ連結されている。そし
て、側板部20には、仕切板部27との連結位置から仕
切板部27の延出方向と同側の所定範囲に、内外を貫通
させる通水孔29が多数形成された通水孔形成部(導入
部)30が設けられている。ここで、仕切板部27は、
側板部20の通水孔形成部30と集水管24との間にこ
れらを始端および終端とする流路断面積が略一定で湾曲
する螺旋状の流路を形成する。
管24を中心とした螺旋状の仕切板部27が設けられて
いる。この仕切板部27はその螺旋の全長にわたって上
板部18と台板部22との間を連結させる幅を有してお
り、その内端縁部が集水管24の外側に、その外端縁部
が側板部20の内側に、それぞれ連結されている。そし
て、側板部20には、仕切板部27との連結位置から仕
切板部27の延出方向と同側の所定範囲に、内外を貫通
させる通水孔29が多数形成された通水孔形成部(導入
部)30が設けられている。ここで、仕切板部27は、
側板部20の通水孔形成部30と集水管24との間にこ
れらを始端および終端とする流路断面積が略一定で湾曲
する螺旋状の流路を形成する。
【0009】上板部18と側板部20と台板部22と集
水管24との間、すなわち螺旋状の流路には、通水孔2
9、上板部18の貫通孔および台板部22の貫通孔より
小径の濾過材としての略同粒径の木炭が充填されしかも
有機物を分解する好気性の微生物が担持されており、こ
れにより螺旋状の処理部32が形成されている。そし
て、集水管24における仕切板部27の延出側の略半分
の所定範囲であってしかも軸線方向における中央の所定
範囲には、内外を流通させる流入孔34が多数所定間隔
で穿設されて集水部35が形成されている。すなわち、
螺旋状の処理部32の内端位置に螺旋の外側に向け集水
部35を配置した状態で集水管24が配置されている。
また、集水管24には集水部35の外側を覆うように網
部36が設けられており、該網部36は、集水管24の
軸線方向における集水部35の両外側に取り付けられた
上下の取付部材37を介して固定されている。なお、こ
の網部36の網目は処理部32を構成する木炭の粒径よ
り小さくされている。
水管24との間、すなわち螺旋状の流路には、通水孔2
9、上板部18の貫通孔および台板部22の貫通孔より
小径の濾過材としての略同粒径の木炭が充填されしかも
有機物を分解する好気性の微生物が担持されており、こ
れにより螺旋状の処理部32が形成されている。そし
て、集水管24における仕切板部27の延出側の略半分
の所定範囲であってしかも軸線方向における中央の所定
範囲には、内外を流通させる流入孔34が多数所定間隔
で穿設されて集水部35が形成されている。すなわち、
螺旋状の処理部32の内端位置に螺旋の外側に向け集水
部35を配置した状態で集水管24が配置されている。
また、集水管24には集水部35の外側を覆うように網
部36が設けられており、該網部36は、集水管24の
軸線方向における集水部35の両外側に取り付けられた
上下の取付部材37を介して固定されている。なお、こ
の網部36の網目は処理部32を構成する木炭の粒径よ
り小さくされている。
【0010】取付板25には、取付板25および集水管
24で画成される内部隙間部39内に延在するよう塩化
ビニル等からなる両端開口の円筒状の揚水管40が、集
水管24と同軸をなしかつその外周面が集水管24の内
周面と所定の間隔をあけた状態で固定されている。この
固定状態で、揚水管40は、集水管24の底部24aの
若干上側位置まで延在して下端開口部40aを開口させ
ており、上端開口部40bを取付板25から上側に開口
させている。これにより、内部隙間部39は処理部32
または揚水管40を介する以外でのフィルタカートリッ
ジ13の外部への連通が不可とされている。
24で画成される内部隙間部39内に延在するよう塩化
ビニル等からなる両端開口の円筒状の揚水管40が、集
水管24と同軸をなしかつその外周面が集水管24の内
周面と所定の間隔をあけた状態で固定されている。この
固定状態で、揚水管40は、集水管24の底部24aの
若干上側位置まで延在して下端開口部40aを開口させ
ており、上端開口部40bを取付板25から上側に開口
させている。これにより、内部隙間部39は処理部32
または揚水管40を介する以外でのフィルタカートリッ
ジ13の外部への連通が不可とされている。
【0011】ここで、フィルタカートリッジ13は、外
体17の上部が浮体12の下部にロープ9で連結されて
いる。このような連結構造を採用することにより、フィ
ルタカートリッジ13と浮体12との取り付けが容易と
なり、水質浄化装置11の組立ておよび設置性が向上す
ることになる。なお、浮体12は、吊り下げたフィルタ
カートリッジ13の処理部32が水面10a下に位置す
るようその浮力が設定されている。
体17の上部が浮体12の下部にロープ9で連結されて
いる。このような連結構造を採用することにより、フィ
ルタカートリッジ13と浮体12との取り付けが容易と
なり、水質浄化装置11の組立ておよび設置性が向上す
ることになる。なお、浮体12は、吊り下げたフィルタ
カートリッジ13の処理部32が水面10a下に位置す
るようその浮力が設定されている。
【0012】揚水管40の外側には、円筒状の空気噴出
管42が該揚水管40に平行をなした状態で設けられて
いる。該空気噴出管42は、下部側が屈曲されて揚水管
40内における下端開口部40aより若干上側の中間所
定位置に挿通されており、上端部が取付板25より上方
に突出された状態で、該取付板25に固定されている。
なお、空気噴出管42の下部側には、内外を貫通する図
示せぬ空気噴出孔が多数形成されている。この空気噴出
管42は、上端部に連結された連結管43を介して、浮
体12間に配置された駆動装置14に連結されている。
管42が該揚水管40に平行をなした状態で設けられて
いる。該空気噴出管42は、下部側が屈曲されて揚水管
40内における下端開口部40aより若干上側の中間所
定位置に挿通されており、上端部が取付板25より上方
に突出された状態で、該取付板25に固定されている。
なお、空気噴出管42の下部側には、内外を貫通する図
示せぬ空気噴出孔が多数形成されている。この空気噴出
管42は、上端部に連結された連結管43を介して、浮
体12間に配置された駆動装置14に連結されている。
【0013】外体17の下板部21と台板部22との間
には、下板部21と平行をなしてその略径方向に延在す
る洗浄ノズル45が固定支持されている。この洗浄ノズ
ル45には、その内部を外部に連通させる図示せぬ空気
噴出孔がほぼ全長にわたって多数形成されており、連結
管46を介して駆動装置14に連結されている。なお、
洗浄ノズル45を下板部21の下側で一つまたは複数の
輪状に形成し、その円周方向に空気噴出孔を複数形成す
るようにしてもよい。
には、下板部21と平行をなしてその略径方向に延在す
る洗浄ノズル45が固定支持されている。この洗浄ノズ
ル45には、その内部を外部に連通させる図示せぬ空気
噴出孔がほぼ全長にわたって多数形成されており、連結
管46を介して駆動装置14に連結されている。なお、
洗浄ノズル45を下板部21の下側で一つまたは複数の
輪状に形成し、その円周方向に空気噴出孔を複数形成す
るようにしてもよい。
【0014】次に、駆動装置14について説明する。駆
動装置14は、その筐体48が、下部を水面10a下に
配置させるように、連結部材15に取り付けられてい
る。筐体48内には、空気を供給するためのコンプレッ
サ49と、外部電源50に接続されるとともにコンプレ
ッサ49に接続されるコントローラ51とが設けられて
いる。またコンプレッサ49の空気吐出側は、コントロ
ーラ51により切り換えが制御される電磁式の三方弁5
2を介して、空気噴出管42側の連結管43および洗浄
ノズル45側の連結管46に接続されている。
動装置14は、その筐体48が、下部を水面10a下に
配置させるように、連結部材15に取り付けられてい
る。筐体48内には、空気を供給するためのコンプレッ
サ49と、外部電源50に接続されるとともにコンプレ
ッサ49に接続されるコントローラ51とが設けられて
いる。またコンプレッサ49の空気吐出側は、コントロ
ーラ51により切り換えが制御される電磁式の三方弁5
2を介して、空気噴出管42側の連結管43および洗浄
ノズル45側の連結管46に接続されている。
【0015】そして、コントローラ51が、上板部18
および下板部21の図示せぬ貫通孔を図示せぬ開閉機構
部で共に閉塞させた状態とするとともに、三方弁52
で、コンプレッサ49と空気噴出管42側の連結管43
とを連通させると、空気が空気噴出管42に供給され
る。すると、供給された空気が空気噴出管42の空気噴
出孔から噴出され、気泡となって揚水管40内を下から
上へ移動し、この気泡の移動で、揚水管40内に上方へ
の水流すなわちエアリフトが生じ、よって揚水管40の
内部隙間部39側の下端開口部40aから内部隙間部3
9内の水すなわちすでに処理部32を通過した水を汲み
上げ上部開口部40bから外部に排出させる。
および下板部21の図示せぬ貫通孔を図示せぬ開閉機構
部で共に閉塞させた状態とするとともに、三方弁52
で、コンプレッサ49と空気噴出管42側の連結管43
とを連通させると、空気が空気噴出管42に供給され
る。すると、供給された空気が空気噴出管42の空気噴
出孔から噴出され、気泡となって揚水管40内を下から
上へ移動し、この気泡の移動で、揚水管40内に上方へ
の水流すなわちエアリフトが生じ、よって揚水管40の
内部隙間部39側の下端開口部40aから内部隙間部3
9内の水すなわちすでに処理部32を通過した水を汲み
上げ上部開口部40bから外部に排出させる。
【0016】これにより、強制的にフィルタカートリッ
ジ13の外側の水すなわち特にアオコ等の藻類を多く含
む水面10a近傍の水が、外体17の通水孔29からフ
ィルタカートリッジ13内に至り螺旋状の処理部32を
外側から内側に移動して集水管24の集水部35の流入
孔34から内部隙間部39に至る。そして、上記螺旋状
の処理部32の移動時に、処理部32を構成する木炭に
担持された好気性微生物により、アオコ等の藻類や有機
質浮遊物質、溶解性有機物質等が分解されることで水が
浄化される。このようにして、処理部32で浄化された
水が揚水管40から外部に再び排出され、このような水
の環流で浄化対象の水域10が浄化されることになる。
ジ13の外側の水すなわち特にアオコ等の藻類を多く含
む水面10a近傍の水が、外体17の通水孔29からフ
ィルタカートリッジ13内に至り螺旋状の処理部32を
外側から内側に移動して集水管24の集水部35の流入
孔34から内部隙間部39に至る。そして、上記螺旋状
の処理部32の移動時に、処理部32を構成する木炭に
担持された好気性微生物により、アオコ等の藻類や有機
質浮遊物質、溶解性有機物質等が分解されることで水が
浄化される。このようにして、処理部32で浄化された
水が揚水管40から外部に再び排出され、このような水
の環流で浄化対象の水域10が浄化されることになる。
【0017】他方、コントローラ51が、上板部18お
よび下板部21のそれぞれの図示せぬ貫通孔を図示せぬ
開閉機構部で共に開放させた状態とするとともに、三方
弁52で、コンプレッサ49と洗浄ノズル45側の連結
管46とを連通させると、供給された空気が洗浄ノズル
45の空気噴出孔から噴出される。すると、該空気は、
気泡となって、台板部22の貫通孔から導入されて処理
部32内を主として上方に移動する。この気泡の移動に
よる衝撃等で、処理部32を構成する木炭に振動が生じ
て、付着した微生物の分解後のフン等のゴミが剥離等さ
れ、該ゴミは気泡の移動で生じる水流で運搬され処理部
32の外部に主として上板部18の貫通孔から排出され
る。また、下板部21上にたまった沈殿物は下板部21
の貫通孔から排出される。このようにして処理部32内
に溜まったゴミが除去され、処理部32が洗浄される。
よび下板部21のそれぞれの図示せぬ貫通孔を図示せぬ
開閉機構部で共に開放させた状態とするとともに、三方
弁52で、コンプレッサ49と洗浄ノズル45側の連結
管46とを連通させると、供給された空気が洗浄ノズル
45の空気噴出孔から噴出される。すると、該空気は、
気泡となって、台板部22の貫通孔から導入されて処理
部32内を主として上方に移動する。この気泡の移動に
よる衝撃等で、処理部32を構成する木炭に振動が生じ
て、付着した微生物の分解後のフン等のゴミが剥離等さ
れ、該ゴミは気泡の移動で生じる水流で運搬され処理部
32の外部に主として上板部18の貫通孔から排出され
る。また、下板部21上にたまった沈殿物は下板部21
の貫通孔から排出される。このようにして処理部32内
に溜まったゴミが除去され、処理部32が洗浄される。
【0018】上記水質浄化装置11は、風等により移動
しないように、岸に図示せぬロープやワイヤ等で浮体1
2が連結されている。ここで、上記コンプレッサ49、
連結管43、空気噴出管42、揚水管40および集水管
24が、エアリフト式のポンプ54を構成しており、コ
ンプレッサ49、連結管46および洗浄ノズル45が洗
浄装置55を構成している。
しないように、岸に図示せぬロープやワイヤ等で浮体1
2が連結されている。ここで、上記コンプレッサ49、
連結管43、空気噴出管42、揚水管40および集水管
24が、エアリフト式のポンプ54を構成しており、コ
ンプレッサ49、連結管46および洗浄ノズル45が洗
浄装置55を構成している。
【0019】以上のような構成の水質浄化装置11によ
れば、処理部32が湾曲する螺旋状をなすため、流路を
180゜折り返すことなくとも流路断面積を略一定させ
ることができる。したがって、浄化能力を低下させるこ
となく流路断面積を略一定として処理部32の全体を有
効に使用することができる。これにより、浄化能力の把
握が容易となり、浄化対象となる水域10への設置台数
・設置位置等の決定が正確にできる。しかも、木炭の粒
径を調整したりする必要がないため木炭の充填作業に特
別な作業がいらず作業工数を大幅に削減できる。
れば、処理部32が湾曲する螺旋状をなすため、流路を
180゜折り返すことなくとも流路断面積を略一定させ
ることができる。したがって、浄化能力を低下させるこ
となく流路断面積を略一定として処理部32の全体を有
効に使用することができる。これにより、浄化能力の把
握が容易となり、浄化対象となる水域10への設置台数
・設置位置等の決定が正確にできる。しかも、木炭の粒
径を調整したりする必要がないため木炭の充填作業に特
別な作業がいらず作業工数を大幅に削減できる。
【0020】次に、本発明の水質浄化装置の第2の実施
の形態を図2を参照して以下に第1の実施の形態との相
違部分を中心に以下に説明する。なお、第1の実施の形
態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第2の実施の形態では、側板部20の通水孔形成部30
の内側と仕切板部27との間に、ポンプ54の集水管2
4を配置し、その内側に上記と同様、揚水管40および
空気噴出管42を配置している。そして、集水管24の
通水孔形成部30側は閉塞されており、通水孔形成部3
0に対し反対側にのみ網部で覆われて流入孔34が多数
形成された集水部35が配置されている。すなわち、螺
旋状の処理部32の外端位置に、内側にのみ集水部35
を配置した状態で集水管24が配置されている。
の形態を図2を参照して以下に第1の実施の形態との相
違部分を中心に以下に説明する。なお、第1の実施の形
態と同様の部分には同一の符号を付しその説明は略す。
第2の実施の形態では、側板部20の通水孔形成部30
の内側と仕切板部27との間に、ポンプ54の集水管2
4を配置し、その内側に上記と同様、揚水管40および
空気噴出管42を配置している。そして、集水管24の
通水孔形成部30側は閉塞されており、通水孔形成部3
0に対し反対側にのみ網部で覆われて流入孔34が多数
形成された集水部35が配置されている。すなわち、螺
旋状の処理部32の外端位置に、内側にのみ集水部35
を配置した状態で集水管24が配置されている。
【0021】そして、外体17の中央には、第1の実施
の形態における集水管に代えて、導入管(導入部)57
が設けられている。この導入管57は、仕切板部27の
延出側の略半分の所定範囲に、内外を流通させる流入孔
58が多数所定間隔で穿設されている。すなわち、螺旋
状の処理部32の内端位置に螺旋の外方に向け流入孔5
8を配置した状態とされている。なお、この流入孔58
の径も木炭の粒径より小さくされている。加えて、この
導入管57は台板部22に固定される下端が開口されて
おり、台板部22には、この導入管57と略同軸同径を
なして円筒状の吸込口59が下板部21を貫通して固定
されている。さらに、上板部18の導入管57の上方は
閉塞されている。
の形態における集水管に代えて、導入管(導入部)57
が設けられている。この導入管57は、仕切板部27の
延出側の略半分の所定範囲に、内外を流通させる流入孔
58が多数所定間隔で穿設されている。すなわち、螺旋
状の処理部32の内端位置に螺旋の外方に向け流入孔5
8を配置した状態とされている。なお、この流入孔58
の径も木炭の粒径より小さくされている。加えて、この
導入管57は台板部22に固定される下端が開口されて
おり、台板部22には、この導入管57と略同軸同径を
なして円筒状の吸込口59が下板部21を貫通して固定
されている。さらに、上板部18の導入管57の上方は
閉塞されている。
【0022】このような第2の実施の形態において、コ
ントローラ51が、第1の実施の形態と同様、コンプレ
ッサ49から空気を空気噴出管42に供給させると、揚
水管40内に上方への水流すなわちエアリフトが生じ、
よって揚水管40の内部隙間部39側の下端開口部40
aから内部隙間部39内の水すなわちすでに処理部32
を通過した水を汲み上げ上部開口部40bから外部に排
出させる。これにより、強制的にフィルタカートリッジ
13の内側の水が、吸込口59から導入管57の流入孔
58を介してフィルタカートリッジ13内に至り螺旋状
の処理部32を内側から外側に向け移動して集水管24
の集水部35の流入孔34から内部隙間部39に至って
浄化される。以上のような構成の第2の実施の形態にお
いても、処理部32が湾曲する螺旋状をなすため、流路
を180゜折り返すことなくとも流路断面積を略一定さ
せることができ、第1の実施の形態と同様の効果を奏す
ることができる。なお、導入管57を設けることなく、
吸込口59のみを設けてもよい。
ントローラ51が、第1の実施の形態と同様、コンプレ
ッサ49から空気を空気噴出管42に供給させると、揚
水管40内に上方への水流すなわちエアリフトが生じ、
よって揚水管40の内部隙間部39側の下端開口部40
aから内部隙間部39内の水すなわちすでに処理部32
を通過した水を汲み上げ上部開口部40bから外部に排
出させる。これにより、強制的にフィルタカートリッジ
13の内側の水が、吸込口59から導入管57の流入孔
58を介してフィルタカートリッジ13内に至り螺旋状
の処理部32を内側から外側に向け移動して集水管24
の集水部35の流入孔34から内部隙間部39に至って
浄化される。以上のような構成の第2の実施の形態にお
いても、処理部32が湾曲する螺旋状をなすため、流路
を180゜折り返すことなくとも流路断面積を略一定さ
せることができ、第1の実施の形態と同様の効果を奏す
ることができる。なお、導入管57を設けることなく、
吸込口59のみを設けてもよい。
【0023】ここで、図3に示すように、第1の実施の
形態のフィルタカートリッジ13の形状を略立方体形状
とした場合も、仕切板部61により処理部62を屈曲す
る螺旋状とすることで略同様の効果を得ることができ、
図4に示すように、第2の実施の形態のフィルタカート
リッジ13の形状を略立方体形状とした場合も、仕切板
61により処理部62を屈曲する螺旋状とすることで略
同様の効果を得ることができる。
形態のフィルタカートリッジ13の形状を略立方体形状
とした場合も、仕切板部61により処理部62を屈曲す
る螺旋状とすることで略同様の効果を得ることができ、
図4に示すように、第2の実施の形態のフィルタカート
リッジ13の形状を略立方体形状とした場合も、仕切板
61により処理部62を屈曲する螺旋状とすることで略
同様の効果を得ることができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の水質浄化
装置によれば、処理部が螺旋状をなすため、流路を18
0゜折り返すことなくとも流路断面積を略一定させるこ
とができる。したがって、浄化能力を低下させることな
く流路断面積を略一定として処理部全体を有効に使用す
ることができる。これにより、浄化能力の把握が容易と
なり、浄化対象となる水域への設置台数・設置位置等の
決定が正確にできる。しかも、木炭の粒径を調整したり
する必要がないため、木炭の充填作業に特別な作業がい
らず作業工数を大幅に削減できる。
装置によれば、処理部が螺旋状をなすため、流路を18
0゜折り返すことなくとも流路断面積を略一定させるこ
とができる。したがって、浄化能力を低下させることな
く流路断面積を略一定として処理部全体を有効に使用す
ることができる。これにより、浄化能力の把握が容易と
なり、浄化対象となる水域への設置台数・設置位置等の
決定が正確にできる。しかも、木炭の粒径を調整したり
する必要がないため、木炭の充填作業に特別な作業がい
らず作業工数を大幅に削減できる。
【図1】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態を
示すもので(a)は側断面図、(b)は平断面図であ
る。
示すもので(a)は側断面図、(b)は平断面図であ
る。
【図2】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態を
示すもので(a)は側断面図、(b)は平断面図であ
る。
示すもので(a)は側断面図、(b)は平断面図であ
る。
【図3】 本発明の水質浄化装置の第1の実施の形態に
対するフィルタカートリッジの変形例を示すもので、
(a)は斜視図、(b)は平断面図である。
対するフィルタカートリッジの変形例を示すもので、
(a)は斜視図、(b)は平断面図である。
【図4】 本発明の水質浄化装置の第2の実施の形態に
対するフィルタカートリッジの変形例を示すもので、
(a)は斜視図、(b)は平断面図である。
対するフィルタカートリッジの変形例を示すもので、
(a)は斜視図、(b)は平断面図である。
【図5】 水質浄化装置のフィルタカートリッジの一例
を示す平断面図である。
を示す平断面図である。
30 通水孔形成部(導入部) 32 処理部 35 集水部 57 導入管(導入部)
Claims (1)
- 【請求項1】 通過する被処理水を浄化処理する処理部
と、該処理部の始端に設けられた導入部と、該処理部の
終端に設けられ、被処理水を吸引することにより水流を
生じさせて前記処理部に始端から終端に向け水を通過さ
せる集水部とを有する水質浄化装置において、 前記処理部を螺旋状に形成してなることを特徴とする水
質浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9164771A JPH119916A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 水質浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9164771A JPH119916A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 水質浄化装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH119916A true JPH119916A (ja) | 1999-01-19 |
Family
ID=15799631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9164771A Withdrawn JPH119916A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | 水質浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH119916A (ja) |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP9164771A patent/JPH119916A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040907 |